JP2022128658A - プローブ情報送信装置、方法及びプログラム - Google Patents

プローブ情報送信装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信頻度を下げつつ、必要な情報を適切なタイミングでプローブ情報を送信するプローブ情報送信装置を提供する。【解決手段】プローブ情報送信装置は、自己位置を測定する測位部と、自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するメッシュ特定部と、特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信する送信部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プローブ情報送信装置、方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、プローブ車両(車載機)からの通信量を抑制するために、サーバ側が受信したプローブ情報のトータル受信量が閾値を超えた場合に、プローブ車両のアップリンク通信量を削減する装置が開示されている。
国際公開第2018/229840号
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、周期的にプローブ情報をサーバに送信するため、プローブ情報を送信する必要がない等の場合にも通信を行う。例えば、プローブ情報が必要な場合には、車両が一般道路から有料道路に侵入したか否かを検知することにより、車両のユーザに対して有料道路の使用量を請求するか否かを判断する場合等がある。すなわち、車両が一般道路を走行し続けている場合には、プローブ情報を送信する必要がない。このような場合においても、特許文献1に記載の装置は、周期的にプローブ情報を送信しているので、サーバとの通信量が膨大となってしまい、サーバが必要な情報を正しく受信できないという課題があった。
本開示は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、通信頻度を下げつつ、必要な情報を適切なタイミングでサーバに送信するプローブ情報送信装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本開示の一態様は、自己位置を測定する測位部と、前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するメッシュ特定部と、前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信する送信部と、を備える、プローブ情報送信装置である。
また、本開示の一態様は、自己位置を測定するステップと、前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するステップと、前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信するステップと、を備える、プローブ情報送信方法である。
また、本開示の一態様は、プローブ情報送信装置のコンピュータに、自己位置を測定するステップと、前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するステップと、前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信するステップと、を実行させるプログラムである。
上記態様のうち少なくともいずれかの態様によれば、プローブ情報が送信されるタイミングは、メッシュに関連して送信されるため、通信頻度を下げつつ、必要な情報を適切なタイミングでサーバに送信することが可能である。
第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置を含むシステムの全体構造を示す図である。 第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る複数のメッシュに対応付けられたマップを示す図である。 第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置の処理フローを説明する図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係るメッシュ属性を示す図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係るメッシュ属性によって分類されたメッシュを有するマップを示す図である。 第1の実施形態の第3の変形例に係るメッシュ属性によって分類されたメッシュを有するマップを示す図である。 第1の実施形態の第4の変形例に係るプローブ情報送信装置の機能構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図1~4を参照して、本開示の第1の実施形態について説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3を含むシステム1の全体構造を示す図である。システム1は、車両2及びサーバ4を含む。車両2は、プローブ情報送信装置3を搭載している。
(プローブ情報送信装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3の機能構成を示す図である。プローブ情報送信装置3は、CPU31と、送信部32と、データベース33とを備える。CPU31は、測位部311と、メッシュ特定部312とを備える。CPU31は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮し、プローブ情報送信装置3の動作全体を司るプロセッサである。代替的に、CPU31が発揮する動作は、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
測位部311は、マップ上における車両2の自己位置(緯度及び経度)を測定する。測位部311は、GNSS(global navigation satellite system)を用いて、車両2の自己位置を測定してもよい。測位部311が自己位置を測定する方法は、GNSSを用いた方法に限定されない。
メッシュ特定部312は、自己位置に基づいて、マップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定する。
送信部32は、特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信する。送信部32は、プローブ情報送信装置3の外部に設けられてもよく、すなわち、車両2に搭載されたアンテナ等であってもよい。
データベース33は、メッシュデータ331と、送信頻度情報332と、プローブ情報333とを含む。メッシュデータ331は、マップとメッシュとの対応付けを示すデータである。メッシュとは、緯度、経度に基づき地域をすき間なく網の目(Mesh)の区域に分けたものである。例えば、メッシュデータ331は、各メッシュのメッシュ識別子(例えば、図3の1~9)と、各メッシュの左上、右上、左下、及び右下の緯度及び経度の情報を有する。メッシュデータ331及び送信頻度情報332の内容は、マップの情報に変更があったタイミング等にサーバ4によって更新されてもよい。当該マップの情報は、サーバ4等に記憶されていればよく、メッシュデータ331は、当該マップの情報を含まない。本開示のマップは、地理座標に加え、当該地理座標に対応付けられた有料又は一般道路情報を含むことができる。当該地理座標は、地球表面の一部又は全部を表現可能な情報であり、特定の位置を緯度及び経度で表現可能な情報である。本開示のマップは、道路ネットワークデータを表現するためのノードとリンクの情報を必ずしも必要としない。また、メッシュは、四角形(左上、右上、左下、及び右下の緯度及び経度)によって定義されたが、三角形、六角形によって定義されてもよい。
送信頻度情報332は、メッシュデータ331の各メッシュに関連付けられており、プローブ情報を送信する頻度を示す。例えば、送信頻度が1回であると設定されるメッシュに車両2が侵入した場合、送信部32は、プローブ情報を1回だけサーバ4に送信する。また、送信頻度が0回であると設定されるメッシュに車両2が侵入した場合、送信部32は、プローブ情報をサーバ4に送信しない。また、送信頻度が2回以上である所定回数に設定されるメッシュに車両2が侵入した場合、送信部32は、プローブ情報を所定回数だけ周期的に又は連続的にサーバ4に送信してもよい。
プローブ情報333は、測位部311によって測定された自己位置(緯度及び経度)、車両2の車速等の車両2に関する情報、又は車両2に関する情報を用いて生成された道路交通情報である。プローブ情報333に含まれる情報は、自己位置又は車速に限定されない。
データベース33は、プローブ情報送信装置3に内蔵される記憶装置に記憶されてもよい。また、当該記憶装置は、大容量記憶装置(不揮発性メモリ)であって、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。また、データベース33は、プローブ情報送信装置3の外部に設けられ、プローブ情報送信装置3は、データベース33を参照することにより、データを取得してもよい。
図3は、第1の実施形態に係る複数のメッシュに対応付けられたマップを示す図である。図3に示されるマップは、約30km四方のマップである。当該マップは、10km四方の9個のメッシュによって区切られている。例えば、図3に示されるメッシュデータ331では、左上のメッシュ(第1のメッシュ)は、左上、右上、左下、及び右下の位置が、マップ上の緯度及び経度に対応付けられている。破線は、マップ上の一般道路を示し、実線は有料道路を示す。記号(●)は、マップ上の車両2の位置を示す。車両2の位置が測定されると、車両2が、どのメッシュに属するのかが特定される。
例えば、図3の各メッシュに関連付けられている送信頻度が1回に設定されているとする。このとき、車両2が、左上のメッシュ(識別子1によって示される)に侵入すると、送信部32は、プローブ情報を1回送信する。また、車両2が、左上のメッシュから上中央のメッシュ(識別子2によって示される)に侵入すると、送信部32は、プローブ情報を1回送信する。同様に、車両2が、上中央のメッシュから中央のメッシュ(識別子5によって示される)に侵入すると、送信部32は、プローブ情報を1回送信する。
代替的に、図3の識別子1~4、7~9によって示されるメッシュに関連付けられている送信頻度が0回に設定されており、識別子5及び6によって示されるメッシュに関連付けられている送信頻度が1回に設定されている(記号(★)によって示される)とする。有料道路付近を走行している車両2からプローブ情報を収集することによって、有料道路の使用量を請求するか否かを判断するために有益な情報が得られる。従って、識別子5及び6によって示されるメッシュは、プローブ情報を送信するよう設定されている。このとき、車両2が、左上のメッシュ及び上中央のメッシュに侵入しても、送信部32は、プローブ情報を送信しない。しかしながら、車両2が、上中央のメッシュから中央のメッシュに侵入すると、送信部32は、プローブ情報を1回送信する。
(プローブ情報送信装置3の処理フロー)
図4は、第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3の処理フローを説明する図である。以下の説明では、便宜上、図3を参照して、識別子1~4、7~9によって示されるメッシュに関連付けられている送信頻度が0回に設定されており、5及び6によって示されるメッシュに関連付けられている送信頻度が1回に設定されている場合について説明する。図4に示す処理フローは、車両2の走行において繰り返し実行される。
まず、車両2が、図3に示されるように左上のメッシュ(識別子1によって示される)を走行している。車両2は、破線の一般道路に沿って走行し、左上のメッシュから、上中央のメッシュ(識別子2によって示される)に侵入する。測位部311は、GNSSを用いて、マップ上における車両2の自己位置を測定する(ステップS401)。メッシュ特定部312は、メッシュデータ331を参照して、自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから車両2が属するメッシュを特定する(ステップS402)。このとき、メッシュ特定部312は、車両2が属するメッシュが、上中央のメッシュであると特定する。
CPU31は、車両2が属するメッシュが変化したか否かを判断する(ステップS403)。車両2が属するメッシュは、図3の左上のメッシュから、上中央のメッシュに変化した(ステップS403:Yes)ので、ステップS404に進む。なお、車両2が属するメッシュが変化していない場合(ステップS403:No)には、ステップS401に戻る。
CPU31は、送信頻度情報332を参照して、メッシュデータ331の上中央メッシュに関連付けられた送信頻度情報を特定する(ステップS404)。ここで、CPU31は、上中央メッシュに関連付けられた送信頻度は、0回であると特定する。次に、CPU31は、プローブ情報の送信が必要か否かを判定する(ステップS405)。上中央メッシュに関連付けられた送信頻度は、0回に設定されているため、CPU31は、送信が必要でないと判定し(ステップS405:No)、ステップS401に戻る。
次に、車両2は、上中央のメッシュから、中央のメッシュ(識別子5によって示される)に侵入する。測位部311は、GNSSを用いて、マップ上における車両2の自己位置を測定する(ステップS401)。メッシュ特定部312は、メッシュデータ331を参照して、自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから車両2が属するメッシュを特定する(ステップS402)。このとき、メッシュ特定部312は、車両2が属するメッシュが、中央のメッシュであると特定する。
車両2が属するメッシュが変化したか否かを判断する(ステップS403)。車両2が属するメッシュは、上中央のメッシュから、中央のメッシュに変化した(ステップS403:Yes)ので、ステップS404に進む。
CPU31は、送信頻度情報332を参照して、メッシュデータ331の中央メッシュに関連付けられた送信頻度情報を特定する(ステップS404)。ここで、CPU31は、中央メッシュに関連付けられた送信頻度は、1回であると特定する。次に、CPU31は、プローブ情報の送信が必要か否かを判定する(ステップS405)。上中央メッシュに関連付けられた送信頻度は、1回に設定されているため、CPU31は、送信が必要であると判定し(ステップS405:Yes)、ステップS406に進む。送信部32は、プローブ情報をサーバ4に1回送信する。
同様の処理内容が行われると、車両2が中央のメッシュから右のメッシュ(識別子6によって示される)に侵入した場合、送信頻度は1回に設定されているため、プローブ情報が送信される。また、車両2が中央のメッシュから下のメッシュ(識別子8によって示される)に侵入した場合、送信頻度は0回に設定されているため、プローブ情報は送信されない。
以上のとおり、車両2が走行中にプローブ情報を送信するための処理内容を説明した。上述した説明では、送信頻度が0回又は1回の場合について説明したが、送信頻度が2回以上に設定されていてもよい。送信頻度が2回以上である所定回数に設定されるメッシュに車両2が侵入した後、ステップS406において、送信部32は、プローブ情報を所定回数だけ周期的に又は連続的にサーバ4に送信してもよい。上述した説明では、各メッシュでGNSSを用いた車両2の位置を1回だけ測定する場合を説明したが、複数回周期的に車両2の位置が測定されてもよい。
上述の説明では、有料道路を含むメッシュにおいてプローブ情報を送信する又は送信頻度を上げるように設定されていたが、サービスエリアを含むメッシュについても同様に設定されてもよい。どのような地点又はどのような道路において、プローブ情報を送信する又は送信頻度を上げるように設定するかは、ユーザによって任意に設定されてもよい。
また、上述の説明のステップS402では、メッシュ特定部312は、GNSSによって取得した自己位置に基づいて車両2が属するメッシュを特定したが、GNSSによって取得した自己位置を使用なくてもよい。例えば、メッシュ特定部312は、車両2の最も近くにある路側機から、自己位置に対応するメッシュ識別子や、当該路側機の緯度及び経度情報等を取得し、車両2が属するメッシュを特定してもよい。
また、上述の説明では、自己が属するメッシュの特定において、CPU31は、メッシュの識別子を利用して、識別子に関連付けられた送信頻度情報を特定した。しかしながら、CPU31は、メッシュの識別子を利用しないで、測位した自己位置の緯度及び経度に基づいて、当該緯度及び経度に関連付けられた送信頻度情報を特定してもよい。
また、上述の説明では、メッシュデータ331及び送信頻度情報332の内容の更新は、マップの情報に変更があったタイミングで行われると説明した。ここで、マップの情報の変更には、マップの情報が表現する範囲(全国からその一部等)の変更や、メッシュ形状の変更(四角形から三角形等)であってもよい。また、メッシュデータ331及び送信頻度情報332の内容の更新は、特定の道路が有料道路から一般道路へ、もしくは、一般道路から有料道路へ変更された場合、サービスエリア等の施設の建設といったマップの情報に関連する情報に変更が生じた場合に行われてもよい。
(作用、効果)
第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3は、自己位置を測定する測位部311と、自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するメッシュ特定部312と、特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信する送信部32と、を備える。これにより、第1の実施形態において、プローブ情報送信装置3は、メッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいてプローブ情報を送信するため、通信頻度を下げつつ、必要な情報を適切なタイミングでサーバに送信することが可能である。さらに、プローブ情報送信装置3とサーバ4との間では、送信頻度情報等の容量の小さい情報のみの送受信が行われ、容量の大きいマップの情報の送受信が行われないため、通信量が膨大となるのを回避することが可能である。
(第1の実施形態の変形例)
以上、第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3について詳細に説明したが、プローブ情報送信装置3の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることが可能である。
(第1の実施形態の第1の変形例)
第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3において、図3では、メッシュは、10km四方のメッシュ、いわゆる1次メッシュであった。ここで、第1の実施形態の第1の変形例として、図5に示されるように、メッシュデータ331は、メッシュ属性を含んでもよい。例えば、メッシュデータ331のメッシュは、1km四方のメッシュ、いわゆる3次メッシュ、又は5km四方のメッシュ、いわゆる2次メッシュのメッシュ属性に分類されている。
例えば、送信頻度情報332では、1次メッシュにおける送信頻度が0回に設定されており、2次メッシュにおける送信頻度が1回に設定されており、3次メッシュにおける送信頻度は2回に設定されている。有料道路、IC(インターチェンジ)、及びJCT(ジャンクション)を走行している車両2からプローブ情報を収集することによって、有料道路の使用量を請求するか否かを判断するために有益な情報が得られる。従って、2次メッシュ及び3次メッシュは、プローブ情報を多く送信するよう設定されている。
図6は、第1の実施形態の第1の変形例に係るメッシュ属性によって分類されたメッシュを有するマップを示す図である。図6のメッシュは、9個の1次メッシュ(識別子1~9)と、7個の2次メッシュ(識別子21、22、51、61、62、91、及び92)とを含む。さらに、図6のメッシュは、識別子51によって示される2次メッシュの左側の25個の3次メッシュ(501~525)と、識別子62によって示される2次メッシュの右側の25個の3次メッシュ(601~625)とを含む。図6では、IC及びJCTを含む2次メッシュが3次メッシュとなるように設定されている。
図6では、車両2は、識別子21のメッシュを走行している。車両2が識別子22のメッシュに侵入すると、CPU31は、メッシュが変化したことを検知する。CPU31は、送信頻度情報332を参照して、識別子22のメッシュに関連付けられている送信頻度(1回)を特定する。従って、送信部32は、プローブ情報をサーバ4に1回送信する。
次に、車両2は、識別子501~525のメッシュに侵入する。メッシュが変化する度に、CPU31は、送信頻度情報332を参照して、識別子501~525のメッシュに関連付けられている送信頻度(2回)を特定する。従って、送信部32は、メッシュが変化する度に、プローブ情報をサーバ4に2回送信する。車両2が、識別子4のメッシュに侵入した場合や、識別子51のメッシュに侵入した場合も同様に処理が実行される。
メッシュ属性に対応付けられるメッシュの大きさと、メッシュに対応付けられる送信頻度は上記第1の実施形態の第1の変形例に限定されず、ユーザによって任意に設定されてもよい。
また、メッシュの大きさによるメッシュ属性の分類は、図5に記載の分類方法に限定されない。例えば、2次メッシュの一辺は、1次メッシュの一辺の1/N(Nは任意の自然数)に設定されてもよい。同様に、3次メッシュの一辺は、2次メッシュの一辺の1/M(Mは任意の自然数)に設定されてもよい。あるいは、2次メッシュの一辺は、1次メッシュの一辺の長さに依らず、特定の一辺の長さによって設定されてもよい。同様に、3次メッシュの一辺は、2次メッシュの一辺の長さに依らず、特定の一辺の長さによって設定されてもよい。
(作用、効果)
第1の実施形態の第1の変形例に係るプローブ情報送信装置3では、マップに対応付けられた複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、送信頻度情報が示す送信頻度は、メッシュ属性に基づいて指定されている。これにより、通信頻度を下げつつ、高精度な測位結果をサーバに提供することが可能である。
(第1の実施形態の第2の変形例)
第1の実施形態の第1の変形例に係るメッシュデータ331は、メッシュ属性を含んでいた。ここで、第1の実施形態の第2の変形例として、送信部32によって送信されるプローブ情報が、メッシュ属性に基づいて決定されてもよい。
(作用、効果)
第1の実施形態の第2の変形例に係るプローブ情報送信装置3では、マップに対応付けられた複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、送信部32は、メッシュ属性に基づいて決定されたプローブ情報を送信する。これにより、送信部32は、不要なデータをサーバ4に送信することを回避でき、通信量を減少させることが可能である。
(第1の実施形態の第3の変形例)
第1の実施形態の第1又は第2の変形例に係るメッシュデータ331では、IC及びJCTを含む2次メッシュが3次メッシュとなるように設定されていた。ここで、第1の実施形態の第3の変形例として、図7に示すように、例えば、IC及びJCTの位置を中心に、25個の3次メッシュが設定されてもよい。図7における25個の3次メッシュは一例であり、IC及びJCTの位置を中心に、任意の個数の3次メッシュが設定されてもよい。
(第1の実施形態の第4の変形例)
第1の実施形態に係るプローブ情報送信装置3のCPU31は、測位部311と、メッシュ特定部312とを備える。ここで、図8に示されるように、第1の実施形態の第4の変形例に係るプローブ情報送信装置3は、さらに更新部313を備えてもよい。更新部313は、必要に応じて、送信頻度情報332を更新する。例えば、車両2が長期間侵入していないマップがある場合、当該マップに関連付けられた送信頻度情報332は更新が行われず、現在のマップの情報を反映していないことがある。車両2の自己位置の履歴情報に基づき、車両2が所定期間侵入していないマップに侵入することが検出された場合、更新部313は、サーバ4に問合わせ、現在の送信頻度情報332を最新のデータに更新する。
(作用、効果)
第1の実施形態の第4の変形例に係るプローブ情報送信装置3は、プローブ情報送信装置3が所定期間侵入していないマップに侵入した場合、送信頻度情報を更新する更新部をさらに備える。これにより、任意のマップにおいて、最新の送信頻度情報を参照することができ、高い信頼性を保証することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
<付記>
各実施形態に記載のプローブ情報送信装置3は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るプローブ情報送信装置3は、自己位置を測定する測位部311と、前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するメッシュ特定部312と、前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報332に基づいて、プローブ情報333を送信する送信部32と、を備える。
(2)第2の態様に係るプローブ情報送信装置3は、第1の態様に係るプローブ情報送信装置3であって、前記マップに対応付けられた前記複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、前記送信頻度情報332が示す送信頻度は、前記メッシュ属性に基づいて指定されている。
(3)第3の態様に係るプローブ情報送信装置3は、第1の態様に係るプローブ情報送信装置3であって、前記マップに対応付けられた前記複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、前記送信部32は、前記メッシュ属性に基づいて決定されたプローブ情報333を送信する。
(4)第4の態様に係るプローブ情報送信装置3は、第2又は第3の態様に係るプローブ情報送信装置3であって、前記メッシュ属性は、有料道路を含まない1次メッシュ、有料道路を含む2次メッシュ、IC(インターチェンジ)又はJCT(ジャンクション)を含む3次メッシュのいずれかである。
(5)第5の態様に係るプローブ情報送信装置3は、第1の態様に係るプローブ情報送信装置3であって、前記プローブ情報送信装置3が所定期間侵入していないマップに侵入したことが検出された場合、前記送信頻度情報332を更新する更新部313をさらに備える。
(6)第6の態様に係るシステム1は、第1の第1の態様に係るプローブ情報送信装置3と、前記プローブ情報送信装置3から受信されたプローブ情報333を処理するサーバ4とを備える。
1 システム
2 車両
3 プローブ情報送信装置
4 サーバ
31 CPU
311 測位部
312 メッシュ特定部
313 更新部
32 送信部
33 データベース
331 メッシュデータ
332 送信頻度情報
333 プローブ情報

Claims (8)

  1. 自己位置を測定する測位部と、
    前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するメッシュ特定部と、
    前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信する送信部と、
    を備える、プローブ情報送信装置。
  2. 前記マップに対応付けられた前記複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、
    前記送信頻度情報が示す送信頻度は、前記メッシュ属性に基づいて指定されている、
    請求項1に記載のプローブ情報送信装置。
  3. 前記マップに対応付けられた前記複数のメッシュは、メッシュ属性に分類されており、
    前記送信部は、前記メッシュ属性に基づいて決定されたプローブ情報を送信する、
    請求項1に記載のプローブ情報送信装置。
  4. 前記メッシュ属性は、有料道路を含まない1次メッシュ、有料道路を含む2次メッシュ、IC(インターチェンジ)又はJCT(ジャンクション)を含む3次メッシュのいずれかである、
    請求項2又は3に記載のプローブ情報送信装置。
  5. 前記プローブ情報送信装置が所定期間侵入していないマップに侵入したことが検出された場合、前記送信頻度情報を更新する更新部をさらに備える、
    請求項1に記載のプローブ情報送信装置。
  6. 請求項1に記載のプローブ情報送信装置と、
    前記プローブ情報送信装置から受信されたプローブ情報を処理するサーバと、
    を備える、システム。
  7. 自己位置を測定するステップと、
    前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するステップと、
    前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信するステップと、
    を備える、プローブ情報送信方法。
  8. プローブ情報送信装置のコンピュータに、
    自己位置を測定するステップと、
    前記自己位置に基づいてマップに対応付けられた複数のメッシュから自己が属するメッシュを特定するステップと、
    前記特定されたメッシュに関連付けられた送信頻度情報に基づいて、プローブ情報を送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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