JP2022126120A - テープカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷画像が印刷される印刷範囲を広くすることができるテープカートリッジを提供する。【解決手段】テープカートリッジは、発熱部中心33cに対して、第2テープ中心T2cが、第2テープT2の幅方向である第1方向D1および第1方向D1とは反対の第2方向D2のうちの一方の方向に位置するように、カートリッジ装着部に装着され、第2テープT2は、サーマルヘッドにより印刷が行われる印刷領域133と、サーマルヘッドにより印刷が行われず、印刷領域133に対する印刷後に、印刷が行われた印刷領域133を覆うための被覆領域135と、を備え、印刷領域133は、第2テープ中心T2cに対して、第1方向D1および第2方向D2のうちの他方の方向に設けられている。【選択図】図11
Description
本発明は、テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジに関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、ケーブルラベル用テープを収容したテープカートリッジが知られている。ケーブルラベル用テープは、テープの幅方向の全体が印刷領域となった通常テープとは異なり、テープの幅方向において印刷領域と巻付け領域とに区分けされている。すなわち、印刷領域は、テープの幅方向におけるテープの中心に対してテープの幅方向の一方に設けられている。
従来のテープカートリッジは、通常テープを収容したテープカートリッジに適した仕様で、テープ印刷装置に装着される。すなわち、テープカートリッジは、収容したテープの種類に拘らず、テープの幅方向におけるテープの中心が、テープの幅方向におけるサーマルヘッドの発熱部の中心と同じ位置に位置するように、テープ印刷装置に装着される。そのため、ケーブルラベル用テープを収容したテープカートリッジが装着されると、ケーブルラベル用テープの印刷領域において、サーマルヘッドの発熱部に対してテープの幅方向に外れる範囲が生じ、その分、印刷画像が印刷される印刷範囲が狭くなってしまう。
本発明のテープカートリッジは、カートリッジ装着部と、発熱部を有するサーマルヘッドと、を備えたテープ印刷装置のカートリッジ装着部に装着されるテープカートリッジであって、サーマルヘッドにより印刷が行われるテープ、を備え、テープカートリッジは、テープの幅方向における発熱部の中心に対して、テープの幅方向におけるテープの中心が、テープの幅方向である第1方向および第1方向とは反対の第2方向のうちの一方の方向に位置するように、カートリッジ装着部に装着され、テープは、サーマルヘッドにより印刷が行われる印刷領域と、サーマルヘッドにより印刷が行われず、印刷領域に対する印刷後に、印刷が行われた印刷領域を覆うための被覆領域と、を備え、印刷領域は、テープの幅方向におけるテープの中心に対して、第1方向および第2方向のうちの他方の方向に設けられている。
以下、添付の図面を参照しつつ、テープカートリッジの一実施形態であるテープカートリッジ101について説明する。なお、以下では、各図に示したXYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
[テープカートリッジおよびテープ印刷装置]
図1に基づいて、テープカートリッジ101およびテープカートリッジ101が装着されるテープ印刷装置1について説明する。
図1に基づいて、テープカートリッジ101およびテープカートリッジ101が装着されるテープ印刷装置1について説明する。
テープカートリッジ101は、テープコア103と、プラテンローラー105と、繰出しコア107と、巻取りコア109と、これらを収容したカートリッジケース111とを備えている。テープコア103には、テープTが巻回されている。テープコア103から繰り出されたテープTは、カートリッジケース111の-X方向の壁部に設けられたテープ送出口115からカートリッジケース111外に送り出される。繰出しコア107には、インクリボン117が巻回されている。繰出しコア107から繰り出されたインクリボン117は、巻取りコア109に巻き取られる。カートリッジケース111には、ヘッド挿通孔119が、Z方向に貫通して設けられている。
テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5とを備えている。装置ケース3の+Z方向の面には、キーボード7と、ディスプレー9と、カートリッジ装着部11とが設けられている。
キーボード7は、印刷される文字の入力操作など、ユーザーからの各種入力操作を受け付ける。ディスプレー9は、キーボード7から入力された文字のほか、各種情報を表示する。
カートリッジ装着部11には、テープカートリッジ101が着脱可能に装着される。カートリッジ装着部11は、+Z方向が開放された凹状に形成されている。カートリッジ装着部11は、XY平面と略平行な装着底壁部13と、装着底壁部13の周縁部から+Z方向に突出した装着側壁部15とを備えている。
カートリッジ装着部11には、サーマルヘッド17が設けられている。サーマルヘッド17は、装着底壁部13から+Z方向に突出したヘッドカバー19により、部分的に覆われている。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されると、ヘッド挿通孔119に対し、サーマルヘッド17およびヘッドカバー19が、サーマルヘッド17およびヘッドカバー19の+Z方向の端部から挿入される。
また、カートリッジ装着部11には、プラテン軸21および巻取り軸23が設けられている。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されると、プラテンローラー105に対してプラテン軸21がプラテン軸21の+Z方向の端部から挿入されると共に、巻取りコア109に対して巻取り軸23が巻取り軸23の+Z方向の端部から挿入される。これにより、図示省略した送りモーターの回転が、プラテンローラー105および巻取りコア109に伝達可能となる。
装置ケース3の-X方向の面には、テープ排出口25が設けられている。テープ排出口25からは、カートリッジ装着部11に装着されたテープカートリッジ101から繰り出されたテープTが排出される。
カートリッジ装着部11とテープ排出口25との間には、カッター27が設けられている。カッター27は、図示省略したカッターモーターを駆動源として、テープTを切断する。これにより、テープTの印刷済み部分が切り離される。なお、単一のモーターが、送りモーターおよびカッターモーターとして機能する構成でもよい。
装着部カバー5は、装置ケース3の+Y方向の端部に回動可能に取り付けられており、カートリッジ装着部11を開閉する。
テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着された後、装着部カバー5が閉められると、ヘッド移動機構(図示省略)により、サーマルヘッド17がプラテンローラー105に向かって移動する。これにより、サーマルヘッド17とプラテンローラー105との間に、テープTおよびインクリボン117が挟持される(図5参照)。この状態で、テープ印刷装置1は、キーボード7が受け付けた入力操作に基づいて生成した印刷データに基づいて、印刷処理を行う。なお、テープ印刷装置1は、パソコンなどの外部装置から受信した印刷データに基づいて、印刷処理を行ってもよい。
テープ印刷装置1は、印刷処理において、送りモーターによりプラテンローラー105および巻取りコア109を回転させると共に、サーマルヘッド17を発熱させる。これにより、テープTがテープコア103からテープ排出口25に向けて送られると共に、インクリボン117が繰出しコア107から巻取りコア109に送られ、印刷データに基づく印刷画像121(図2参照)がテープTに印刷される。
[テープ]
図2ないし図4に基づいて、テープカートリッジ101に収容されたテープTについて説明する。なお、図2ないし図4では、図示の関係上、テープTの厚さが誇張されているが、テープTの厚さは、例えば100μm程度である。
図2ないし図4に基づいて、テープカートリッジ101に収容されたテープTについて説明する。なお、図2ないし図4では、図示の関係上、テープTの厚さが誇張されているが、テープTの厚さは、例えば100μm程度である。
テープTとしては、複数種類のものが用意されており、そのなかには、第1テープT1(図2および図3参照)と、第2テープT2(図4参照)とが含まれる。第1テープT1は、汎用性の高いテープTであり、フォルダーなどの様々な貼付対象物に貼付される。一方、第2テープT2は、いわゆるセルフラミネートタイプのテープTであり、ケーブルなどに巻き付けて使用される。なお、第1テープT1と第2テープT2とを特に区別する必要がない場合には、両者をまとめて「テープT」という。
図2および図3に示すように、第1テープT1は、第1印刷テープ123と、第1剥離テープ125とを備えている。第1印刷テープ123は、非透光性であって白色などに着色されているが、透光性であってもよい。第1印刷テープ123の+Y方向の面には、第1粘着層127が設けられている。第1剥離テープ125は、第1粘着層127を介して、第1印刷テープ123の+Y方向の面に剥離可能に貼付されている。第1印刷テープ123の-Y方向の面には、印刷画像121が印刷される。印刷画像121が印刷された第1印刷テープ123は、ユーザーが第1剥離テープ125を剥離することで露出した第1粘着層127を貼付面として、貼付対象物に貼付される。
なお、第1テープT1には、幅の異なる複数種類のものが用意されている。図2は、第1テープ幅W1の第1テープT1を示し、図3は、第1テープ幅W1よりも幅の小さい第2テープ幅W2の第1テープT1を示す。第1テープ幅W1は、例えば、24mmであり、第2テープ幅W2は、例えば、18mmである。
図4に示すように、第2テープT2は、第2印刷テープ129と、第2剥離テープ131とを備えている。第2印刷テープ129は、印刷領域133と、被覆領域135とを備えている。印刷領域133は、非透光性であって白色などに着色されており、被覆領域135は、透光性である。なお、印刷領域133は、被覆領域135と同様に、透光性であってもよい。第2印刷テープ129の+Y方向の面には、第2粘着層137が設けられている。第2剥離テープ131は、第2粘着層137を介して、第2印刷テープ129の+Y方向の面に、剥離可能に貼付されている。第2印刷テープ129の-Y方向の面のうち、印刷領域133には印刷画像121が印刷され、被覆領域135には印刷画像121が印刷されない。
印刷領域133に印刷画像121が印刷された第2印刷テープ129は、ユーザーが第2剥離テープ131を剥離することで露出した第2粘着層137を貼付面として、印刷領域133がケーブルに貼付された後、さらに、被覆領域135により印刷領域133が覆われるように被覆領域135がケーブルに巻き付けられる。このため、印刷画像121が印刷された印刷領域133の印刷面が、被覆領域135により保護される。なお、上述したように、被覆領域135は透光性であるため、印刷領域133の印刷面が被覆領域135により被覆された後も、ユーザーは、被覆領域135を介して印刷画像121を視認することができる。
ここで、テープTの幅方向のうち、一方の方向を第1方向D1といい、他方の方向を第2方向D2という。本実施形態では、第1方向D1は+Z方向であり、第2方向D2は-Z方向である。第2印刷テープ129において、印刷領域133は、被覆領域135に対して、第2方向D2に設けられている。すなわち、印刷領域133は、第2テープ中心T2cに対して、第2方向D2に設けられている。ここで、第2テープ中心T2cとは、テープTの幅方向における第2テープT2の中心を意味する。なお、第2テープT2の幅は、第1テープ幅W1と等しく、例えば、24mmである。また、印刷領域寸法L3と、被覆領域寸法L4との比は、特に限定されないが、印刷領域寸法L3が被覆領域寸法L4よりも小さいことが好ましく、例えば、1:2である。ここで、印刷領域寸法L3とは、テープTの幅方向における印刷領域133の寸法を意味する。被覆領域寸法L4とは、テープTの幅方向における被覆領域135の寸法を意味する。
[サーマルヘッド]
図5に示すように、サーマルヘッド17は、ヘッド本体29と、ヘッド支軸31とを備えている。
図5に示すように、サーマルヘッド17は、ヘッド本体29と、ヘッド支軸31とを備えている。
ヘッド本体29は、発熱部33を備えている。発熱部33は、Z方向すなわちテープTの幅方向に並んだ複数の発熱素子(図示省略)を備えている。発熱部寸法L5は、第1テープ幅W1よりも小さく、第2テープ幅W2と略等しい。ここで、発熱部寸法L5とは、テープTの幅方向における発熱部33の寸法を意味する。発熱部寸法L5は、例えば、18mmである。
ヘッド本体29は、ヘッド支軸31に回転可能に支持されている。ヘッド本体29は、ヘッド移動機構により、プラテンローラー105に向かってヘッド支軸31を中心に回転し、プラテンローラー105に対して加圧されることで、プラテンローラー105との間でテープTおよびインクリボン117を挟持する。すなわち、サーマルヘッド17は、ヘッド移動機構により、プラテンローラー105を受けとして、テープTを加圧する。
ヘッド支軸31は、装着底壁部13に対して第2方向D2に設けられたベースフレーム35から、装着底壁部13を貫通して、第1方向D1に突出しており、ヘッド支軸31の第2方向D2の端部は、ベースフレーム35に固定されている。すなわち、サーマルヘッド17は、第2方向D2の端部において、ベースフレーム35により片持ちで支持されている。このため、サーマルヘッド17の加圧力は、テープTの第1方向D1の端部に対する加圧力よりも、ベースフレーム35との距離が小さいテープTの第2方向D2の端部に対する加圧力の方が、安定することになる。
上述したように、第2テープT2では、印刷領域133が、第2テープ中心T2cに対して、第2方向D2に設けられている。このため、印刷領域133は、サーマルヘッド17の加圧力が安定する箇所に位置することになる。したがって、印刷領域133が第2テープ中心T2cに対して第1方向D1に設けられた構成に比べ、印刷品質を向上させることができる。
なお、プラテン軸21は、ヘッド支軸31と同様に、ベースフレーム35から装着底壁部13を貫通して第1方向D1に突出しており、プラテン軸21の第2方向D2の端部は、ベースフレーム35に固定されている。すなわち、プラテン軸21は、第2方向D2の端部において、ベースフレーム35により片持ちで支持されている。図5では図示省略したが、巻取り軸23についても同様である。
[印刷寸法]
図6ないし図9に示すように、テープ印刷装置1は、第1テープT1を収容したテープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着された場合に、第1印刷範囲中心139cが第1テープ中心T1cと同じ位置に位置するように、第1印刷範囲139を設定する。ここで、第1印刷範囲139とは、第1テープT1において印刷画像121が印刷される範囲を意味する。第1印刷範囲中心139cとは、テープTの幅方向における第1印刷範囲139の中心を意味する。第1テープ中心T1cとは、テープTの幅方向における第1テープT1の中心を意味する。また、テープTの幅方向における第1印刷範囲139の寸法を、第1印刷寸法L1という。
図6ないし図9に示すように、テープ印刷装置1は、第1テープT1を収容したテープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着された場合に、第1印刷範囲中心139cが第1テープ中心T1cと同じ位置に位置するように、第1印刷範囲139を設定する。ここで、第1印刷範囲139とは、第1テープT1において印刷画像121が印刷される範囲を意味する。第1印刷範囲中心139cとは、テープTの幅方向における第1印刷範囲139の中心を意味する。第1テープ中心T1cとは、テープTの幅方向における第1テープT1の中心を意味する。また、テープTの幅方向における第1印刷範囲139の寸法を、第1印刷寸法L1という。
図10および図11に示すように、テープ印刷装置1は、第2テープT2を収容したテープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着された場合に、第2印刷範囲141が印刷領域133に収まるように、第2印刷範囲141を設定する。このため、第2印刷範囲中心141cは、第2テープ中心T2cに対して第2方向D2に位置する。ここで、第2印刷範囲141とは、第2テープT2において印刷画像121が印刷される範囲を意味する。第2印刷範囲中心141cとは、テープTの幅方向における第2印刷範囲141の中心を意味する。また、テープTの幅方向における第2印刷範囲141の寸法を、第2印刷寸法L2という。
ここで、図6、図8および図10に示すように、テープTの幅方向において第1テープ中心T1c或いは第2テープ中心T2cが発熱部中心33cと同じ位置に位置するように、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される仕様を、第1装着仕様という。ここで、発熱部中心33cとは、テープTの幅方向における発熱部33の中心を意味する。これに対し、図7、図9および図11に示すように、テープTの幅方向において第1テープ中心T1c或いは第2テープ中心T2cが発熱部中心33cに対して第1方向D1に位置するように、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される仕様を、第2装着仕様という。
第1テープ幅W1の第1テープT1を収容したテープカートリッジ101については、第1装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときの第1印刷寸法L1(図6参照)の方が、第2装着仕様で装着されたときの第1印刷寸法L1(図7参照)よりも大きい。このため、第1テープ幅W1の第1テープT1を収容したテープカートリッジ101にとっては、第1装着仕様が適している。なお、第2テープ幅W2の第1テープT1を収容したテープカートリッジ101については、第1装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときの第1印刷寸法L1(図8参照)は、第2装着仕様で装着されたときの第1印刷寸法L1(図9参照)と、略同じである。
これに対し、第2テープT2を収容したテープカートリッジ101については、第2装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときの第2印刷寸法L2(図11参照)の方が、第1装着仕様で装着されたときの第2印刷寸法L2(図10参照)よりも大きい。すなわち、第2テープT2を収容したテープカートリッジ101が第2装着仕様で装着されたときには、第1装着仕様で装着されたときに比べ、印刷領域133において、発熱部33に対して第2方向D2に外れる範囲が狭くなり、その分、第2印刷寸法L2を大きくすることができる。このため、本実施形態では、第1装着仕様ではなく、第2装着仕様でテープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されるように、テープ印刷装置1およびテープカートリッジ101が構成されている。
第2テープT2を収容したテープカートリッジ101が第2装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときに、テープTの幅方向において、第2テープT2の第2方向D2の端部は、発熱部33の第2方向D2の端部に対して、同じ位置に位置するか(図11参照)、或いは第1方向D1に位置することが好ましい。これにより、印刷領域133において、発熱部33に対して第2方向D2に外れる範囲が生じることが抑制されるため、第2印刷寸法L2がその分小さくなってしまうことを抑制することができる。なお、各部品の寸法バラツキや第2テープT2の蛇行を考慮すると、第2テープT2の第2方向D2の端部は、発熱部33の第2方向D2の端部に対して、同じ位置に位置するよりも、第1方向D1に位置する方が、さらに好ましい。もっとも、その構成だと、第1テープT1を収容したテープカートリッジ101が第2装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときにも、第1テープT1の第2方向D2の端部が、発熱部33の第2方向D2の端部に対して、第1方向D1に位置することになるため、その分、第1印刷寸法L1が小さくなる。そのため、本実施形態では、第1テープ幅W1のテープTを収容したテープカートリッジ101が第2装着仕様でカートリッジ装着部11に装着されたときに、テープTの幅方向において、テープTの第2方向D2の端部は、発熱部33の第2方向D2の端部に対して、同じ位置に位置する構成が採用されている(図7および図11参照)。
なお、図11に示すように、第2印刷範囲141に対して第2方向D2には、第2余白143が設けられている。これは、プラテンローラー105の第2方向D2の端部が、第2テープT2の第2方向D2の端部に対して、第1余白寸法L6だけ、第1方向D1に位置しており、さらに、第2印刷範囲141の第2方向D2の端部が、プラテンローラー105の第2方向D2の端部に対して、第2余白寸法L7だけ、第1方向D1に位置するように、第2印刷範囲141が設定されるためである。第1余白寸法L6は、例えば、0.85mmである。第1余白寸法L6は、より小さな値、例えばゼロでもよく、マイナスの値でもよい。すなわち、プラテンローラー105の第2方向D2の端部は、第2テープT2の第2方向D2の端部に対して、テープTの幅方向において同じ位置に位置していてもよく、第2方向D2に位置していてもよい。これにより、第2印刷寸法L2をさらに大きくすることができる。また、第2余白寸法L7は、各部品の寸法バラツキや第2テープT2の蛇行を考慮して、設定されたものであり、例えば、0.65mmである。第2余白寸法L7は、より小さな値、例えばゼロでもよく、これにより、第2印刷寸法L2をさらに大きくすることができる。第2余白寸法L7をより小さな値とする場合には、印刷画像121に欠けが生じたときにそれを修正できるよう、ユーザーがキーボード7や外部装置に入力操作を行うことで、第2印刷範囲141の位置をテープTの幅方向に調整可能とすることが好ましい。
以上のように、本実施形態のテープカートリッジ101は、第2テープT2を収容しており、第2テープT2は、印刷領域133と、被覆領域135とを備えている。印刷領域133は、第2テープ中心T2cに対して、第2方向D2に設けられている。テープカートリッジ101は、第2装着仕様で、すなわち第2テープ中心T2cが発熱部中心33cに対して第1方向D1に位置するようにして、カートリッジ装着部11に装着される。この構成によれば、印刷領域133において、発熱部33に対して第2方向D2に外れる範囲が狭くなり、その分、第2印刷寸法L2を大きくすることができる。したがって、第2印刷範囲141を広くすることができ、第2印刷範囲141に印刷された印刷画像121の表示内容が小さくなったり行数が少なくなったりすることを抑制することができる。
[その他の変形例]
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。また、実施形態や変形例を、それぞれ組み合わせた構成でもよい。
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。また、実施形態や変形例を、それぞれ組み合わせた構成でもよい。
図12に示すように、第2テープT2は、印刷領域133が、第2テープ中心T2cに対して、第1方向D1に設けられた構成でもよい。この場合、テープカートリッジ101は、第3装着仕様で、すなわち第2テープ中心T2cが発熱部中心33cに対して第2方向D2に位置するようにしてカートリッジ装着部11に装着される。この構成によれば、印刷領域133において、発熱部33に対して第1方向D1に外れる範囲が狭くなり、その分、第2印刷寸法L2を大きくすることができる。なお、この場合、ヘッド支軸31およびプラテン軸21は、両持ち支持されることが好ましい。例えば、装着部カバー5に支持部を設けるなどして、ベースフレーム35との間で、ヘッド支軸31およびプラテン軸21を両持ち支持すればよい。
サーマルヘッド17は、第1テープ幅W1の第1テープT1に対応した発熱部33を備えた構成に限定されず、発熱部寸法L5が第2印刷寸法L2よりも大きい発熱部33を備えた構成であればよい。例えば、サーマルヘッド17は、第1テープ幅W1よりも小さい第2テープ幅W2の第1テープT1に対応した発熱部33を備えた構成でもよい。これにより、サーマルヘッド17のコストダウンを図ることができる。なお、この構成では、第2テープ幅W2の第1テープT1に印刷が行われた場合に、第1テープ幅W1の第1テープT1に対応した発熱部33により印刷が行われた場合に比べ、第1印刷寸法L1が小さくなってしまう。このため、テープ印刷装置1を、第2テープT2を収容したテープカートリッジ101のみに対応した専用機としてもよい。
[付記]
以下、テープカートリッジについて付記する。
テープカートリッジは、カートリッジ装着部と、発熱部を有するサーマルヘッドと、を備えたテープ印刷装置のカートリッジ装着部に装着されるテープカートリッジであって、サーマルヘッドにより印刷が行われるテープ、を備え、テープカートリッジは、テープの幅方向における発熱部の中心に対して、テープの幅方向におけるテープの中心が、テープの幅方向である第1方向および第1方向とは反対の第2方向のうちの一方の方向に位置するように、カートリッジ装着部に装着され、テープは、サーマルヘッドにより印刷が行われる印刷領域と、サーマルヘッドにより印刷が行われず、印刷領域に対する印刷後に、印刷が行われた印刷領域を覆うための被覆領域と、を備え、印刷領域は、テープの幅方向におけるテープの中心に対して、第1方向および第2方向のうちの他方の方向に設けられている。
以下、テープカートリッジについて付記する。
テープカートリッジは、カートリッジ装着部と、発熱部を有するサーマルヘッドと、を備えたテープ印刷装置のカートリッジ装着部に装着されるテープカートリッジであって、サーマルヘッドにより印刷が行われるテープ、を備え、テープカートリッジは、テープの幅方向における発熱部の中心に対して、テープの幅方向におけるテープの中心が、テープの幅方向である第1方向および第1方向とは反対の第2方向のうちの一方の方向に位置するように、カートリッジ装着部に装着され、テープは、サーマルヘッドにより印刷が行われる印刷領域と、サーマルヘッドにより印刷が行われず、印刷領域に対する印刷後に、印刷が行われた印刷領域を覆うための被覆領域と、を備え、印刷領域は、テープの幅方向におけるテープの中心に対して、第1方向および第2方向のうちの他方の方向に設けられている。
この構成によれば、印刷領域において、発熱部に対して他方の方向に外れる範囲が狭くなり、その分、印刷画像が印刷される印刷範囲を広くすることができる。
なお、第2テープT2は、「テープ」の一例である。
なお、第2テープT2は、「テープ」の一例である。
この場合、サーマルヘッドは、第2方向の端部において、片持ちで支持され、テープカートリッジには、サーマルヘッドの第1方向の端部からサーマルヘッドが挿通されるヘッド挿通孔、が設けられ、テープカートリッジは、テープの幅方向における発熱部の中心に対して、テープの幅方向におけるテープの中心が、一方の方向として第1方向に位置するように、カートリッジ装着部に装着され、印刷領域は、テープの幅方向におけるテープの中心に対して、他方の方向として第2方向に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、印刷領域が、サーマルヘッドの加圧力が安定する箇所に位置することになる。したがって、印刷領域がテープの中心に対して第1方向に設けられた構成に比べ、印刷品質を向上させることができる。
この場合、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されたときに、テープの幅方向において、テープの他方の方向の端部は、発熱部の他方の方向の端部に対して、同じ位置に位置するか、または、一方の方向に位置することが好ましい。
この構成によれば、印刷領域において、発熱部に対して他方の方向に外れる範囲が生じることが抑制されるため、印刷範囲がその分狭くなってしまうことを抑制することができる。
1…テープ印刷装置、11…カートリッジ装着部、17…サーマルヘッド、33…発熱部、33c…発熱部中心、101…テープカートリッジ、119…ヘッド挿通孔、133…印刷領域、135…被覆領域、D1…第1方向、D2…第2方向、T…テープ、T2…第2テープ、T2c…第2テープ中心。
Claims (3)
- カートリッジ装着部と、発熱部を有するサーマルヘッドと、を備えたテープ印刷装置の前記カートリッジ装着部に装着されるテープカートリッジであって、
前記サーマルヘッドにより印刷が行われるテープ、を備え、
前記テープカートリッジは、前記テープの幅方向における前記発熱部の中心に対して、前記テープの幅方向における前記テープの中心が、前記テープの幅方向である第1方向および前記第1方向とは反対の第2方向のうちの一方の方向に位置するように、前記カートリッジ装着部に装着され、
前記テープは、
前記サーマルヘッドにより印刷が行われる印刷領域と、
前記サーマルヘッドにより印刷が行われず、前記印刷領域に対する印刷後に、印刷が行われた前記印刷領域を覆うための被覆領域と、を備え、
前記印刷領域は、前記テープの幅方向における前記テープの中心に対して、前記第1方向および前記第2方向のうちの他方の方向に設けられていることを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記サーマルヘッドは、前記第2方向の端部において、片持ちで支持され、
前記テープカートリッジには、前記サーマルヘッドの前記第1方向の端部から前記サーマルヘッドが挿通されるヘッド挿通孔、が設けられ、
前記テープカートリッジは、前記テープの幅方向における前記発熱部の中心に対して、前記テープの幅方向における前記テープの中心が、前記一方の方向として前記第1方向に位置するように、前記カートリッジ装着部に装着され、
前記印刷領域は、前記テープの幅方向における前記テープの中心に対して、前記他方の方向として前記第2方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。 - 前記テープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されたときに、前記テープの幅方向において、前記テープの前記他方の方向の端部は、前記発熱部の前記他方の方向の端部に対して、同じ位置に位置するか、または、前記一方の方向に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
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JP2021024011A JP2022126120A (ja) | 2021-02-18 | 2021-02-18 | テープカートリッジ |
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Family Applications (1)
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2021
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