JP2022125236A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】免税対象商品について単品別や国籍別などの免税についての各種分析を行う。【解決手段】商品販売データ処理装置で取引された商品の商品コードと単価と売上点数と当該取引を識別するための取引番号とを少なくとも含む取引履歴と、取引番号に対応付けて取引について免税処理をしたことを示す免税情報と、免税処理に際して入力された当該免税処理を受ける者の国と、を含む取引情報を記憶する取引履歴データベースと、免税処理の対象となった商品の商品コードに対応付けて当該国毎に取引履歴を所定期間で集計した集計情報を記憶する免税売上実績データベースと、所定のタイミングで、取引履歴データベースに記憶された取引情報に基づいて免税処理の対象となった商品の商品コードに対応付けて当該国毎に取引履歴を所定期間で集計する集計手段と、集計結果に基づいて免税売上実績データベースの集計情報を更新する更新手段と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
従来、輸出物品販売場(免税店)を経営する事業者が外国人旅行者等の非居住者に対して商品等の販売対象を販売する場合に、一定の条件の下、当該販売対象にかかる消費税等の税金を免除するいわゆる免税制度が存在する。近年においては、食料品、飲料類、薬品類、化粧品類等の「消耗品」も免税対象とされている。
そこで、商品の販売に係る取引処理が実行された商品に対する一括での免税条件の判断と、免税条件を満たした免税対象商品に対する免税処理と、を実行する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術によれば、免税対象商品についての免税金額の集計を行うことはできるが、免税対象商品について単品別や国籍別などの免税についての各種分析を行うことができない、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、免税対象商品について単品別や国籍別などの免税についての各種分析を行うことができる情報処理装置を提供することである。
実施形態の情報処理装置は、商品販売データ処理装置で取引された商品の商品コードと単価と売上点数と当該取引を識別するための取引番号とを少なくとも含む取引履歴と、前記取引について前記商品販売データ処理装置により免税処理をしたことと、免税処理をしていないことと、を前記取引番号に対応付けて識別した免税情報と、前記免税処理に際して入力された当該免税処理を受ける者の国または地域と、を含む取引情報を記憶する取引履歴データベースと、前記取引履歴データベースに記憶された前記免税情報に基づいて、前記取引履歴データベースに記憶された商品の中から免税処理の対象となった商品の商品コードを抽出し、抽出した商品コードに対応付けて、当該免税処理を受ける者の国または地域毎に、売上点数、売上金額を集計する集計手段と、前記集計手段が集計した集計情報を記憶する免税売上実績データベースと、前記集計手段による集計結果に基づいて前記免税売上実績データベースの前記集計情報を更新する更新手段と、を備える。
図1は、実施形態にかかるPOSシステムの概略構成図である。 図2は、サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、商品マスタファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図4は、免税区分ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、免税設定値ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、国・地域情報マスタファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、取引履歴データベースのデータ構成の一例を示す図である。 図8は、免税売上日別実績データベースのデータ構成の一例を示す図である。 図9は、POS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図10は、POS端末の制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。 図11は、POS端末の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、免税処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、確認画面の一例を示す図である。 図14は、商品登録画面の一例を示す図である。 図15は、エラー画面の一例を示す図である。 図16は、商品登録画面の一例を示す図である。 図17は、購入誓約書の一例を示す図である。 図18は、購入記録票の一例を示す図である。 図19は、レシートの一例を示す図である。 図20は、サーバの制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。 図21は、サーバの制御処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態においては、外国人旅行者等の非居住者に対して通常生活の用に供する販売対象を一定の方法で販売する輸出物品販売場(免税店)で用いられるPOS(Point Of Sales)システムについて説明する。実施形態は、情報処理装置として免税店の店舗に設置されたPOS端末を集中管理するサーバへ適用した例である。
図1は、実施形態にかかるPOSシステム1の概略構成図である。POSシステム1は、図1に示すように、商品販売データ処理装置である複数台(図では2台)のPOS端末2と、これらのPOS端末2をLAN(Local Area Network)等のネットワーク3で接続して集中管理する情報処理装置であるサーバ4とを備える。
サーバ4は、POSシステム1全体の制御を受け持つものである。図2は、サーバ4のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ4は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43等で構成されるコンピュータ構成の制御部400を備える。
制御部400は、バス49を介して通信I/F(インタフェース)50に接続されている。サーバ4は、通信I/F50およびネットワーク3(図1参照)を介して複数台のPOS端末2との間で相互にオンライン通信する。また、制御部400にはバス49および、コントローラ44を介して、キーボード45、表示部46、プリンタ47が接続されている。また制御部400には、バス49を介してHDD(Hard Disk Drive)48が接続されている。HDD48は、制御部400を動作させる各種の制御プログラム481を格納している。また、HDD48は、商品マスタファイルF1、免税区分ファイルF2および免税設定値ファイルF3、国・地域情報マスタファイルF4を格納している。
また、HDD48は、POS端末2で販売登録処理された取引に関する取引情報を蓄積するためのデータベースとして取引履歴データベース(DB)DB1を保持する。さらに、HDD48は、POS端末2において後述する免税処理の対象となった商品に関する情報を蓄積するための免税売上実績データベースとして免税売上日別実績データベース(DB)DB2を保持する。
なお、実施形態のサーバ4で実行される制御プログラム481は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルであり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。そのような記録媒体は、CD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等である。
さらに、実施形態のサーバ4で実行される制御プログラム481を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態のサーバ4で実行される制御プログラム481を、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
次に、商品マスタファイルF1と、商品マスタファイルF1に設定される商品分類(分類)について説明する。図3は、商品マスタファイルF1のデータ構成の一例を示す図である。図3に示すように、商品マスタファイルF1には、販売登録対象の各商品の商品コード(商品識別情報)に対応付けて、商品名や商品の価格(単価)、分類コード(分類1コード、分類2コード)、免税区分コード、危険物区分コード等の商品情報が設定される。危険物区分コードは、航空機への持ち込みが禁止されているスプレー類等の取扱いに注意を要する商品に付与される。
商品は複数の分類コードによって分類分けされており、それら複数の分類は階層的に構築されている。
即ち、図3に示すように、商品は、大まかな分類である分類1(上位の分類)によって複数に分類分けされている。また、各分類1はより細かな分類である分類2(下位の分類)によってさらに詳細に分類されている。即ち、上位の分類1は、分類1より下位の分類2によって複数に分類分けされており、下位の分類2を少なくとも1つ含んでいる。
なお、階層的に構築されているという点では、各商品に付される商品コードを分類2より下位の分類とみなすことができる。商品コードは、最も詳細な分類、即ち、最下位の分類とみなすことができる。
次に、免税区分ファイルF2について説明する。図4は、免税区分ファイルF2のデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、免税区分ファイルF2には、免税区分コードに対応付けて、免税区分名称が設定される。免税区分名称は、「消耗品」、「一般物品」、「免税対象外」である。「消耗品」は、外国人旅行者等の非居住者に対して販売する物品にかかる税金を免除する免税対象品であって、食料品、飲料類、薬品類、化粧品類等の物品である。「一般物品」も免税対象品であって、消耗品以外の通常生活の用に供する物品である。「免税対象外」は免税対象とはならない免税非対象品である。「消耗品」の免税区分コードは“01”である。「一般物品」の免税区分コードは“02”である。「免税対象外」の免税区分コードは“03”である。
次に、免税設定値ファイルF3について説明する。図5は、免税設定値ファイルF3のデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、免税設定値ファイルF3には、免税区分コードに対応付けて、設定値が設定される。設定値は、各区分において免税として販売登録を行う目安となる。図5に示す例では、免税区分コード“01”の消耗品についての設定値は、5千円~50万円である。また、免税区分コード“02”の一般物品(消耗品以外の通常生活の用に供する物品)についての設定値は、1万円を超える額である。
実施形態にかかるサーバ4の制御部400は制御プログラム481に従うことにより、商品マスタファイルF1、免税区分ファイルF2および免税設定値ファイルF3を所定のタイミングでPOS端末2に対して配信する。
図6は、国・地域情報マスタファイルF4のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、国・地域情報マスタファイルF4には、免税処理を受ける者の国または地域の国・地域IDに対応付けて、国・地域の名称が設定される。
次に、取引履歴データベースDB1について説明する。図7は、取引履歴データベースDB1のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、取引履歴データベースDB1には、POS端末2の各々で処理された取引の取引情報が、取引履歴として格納される。取引履歴は、各取引を識別するための取引番号(取引番号部DB11に記憶される)、取引が行われた取引日時(取引日時部DB12に記憶される)、取引が行われたPOS端末2を識別するレジ番号(レジ番号部DB13に記憶される)を含む。また、取引履歴は、販売登録された各商品の商品コード、単価、売上点数(商品情報部DB15に記憶される)等を含む。
また、取引履歴データベースDB1には、取引番号に対応付けて、フラグ(フラグ部DB14に記憶される)が設定される。フラグ部DB14に記憶されたフラグに基づいて、その取引について後述する免税処理をしたか否かを判定する。なお、図7に示す例では、フラグが“0”の取引は、免税処理をしていない取引であることを意味し、フラグが“1”の取引は、免税処理をした取引であることを意味する。図7の場合、取引番号「0425」の取引は免税処理をしており、取引番号「0426」と取引番号「0427」の取引は免税処理をしていない。なお、取引履歴データベースDB1は、取引した履歴のデータを保存する電子ジャーナルとしての機能を果たす。
さらに、取引履歴データベースDB1には、取引番号に対応付けて、国籍(国籍部DB16に記憶される)が設定される。国籍部DB16に記憶される国籍は、詳細は後述するが、免税処理の際にパスポートから読み取られる外国人旅行者等の非居住者(免税処理を受ける者)の国籍である。
次に、免税売上日別実績データベースDB2について説明する。図8は、免税売上日別実績データベースDB2のデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、免税売上日別実績データベースDB2には、POS端末2における後述する免税処理の対象となった商品の単品コード(商品コード)に対応付けて、外国人旅行者等の非居住者(免税処理を受ける者)の国または地域を示す国・地域ID、地域毎の売上点数、売上金額および客数などが日別に格納される。
なお、本実施形態においては、免税処理の対象となった商品の日別の免税売上実績を集計するようにしたが、これに限るものではなく、週別あるいは月別で集計するようにしても良い。
次に、POS端末2について説明する。POS端末2は、ユニークなレジ番号を割り振られて精算場所に配置されている。POS端末2は、オペレータ(キャッシャ)が入力した商品コードに基づいて取引処理を行うための端末である。
POS端末2は、店内で販売されている商品の販売に係る取引処理を行う。なお、取引処理は、売上登録処理と決済処理を合わせた処理をいう。
売上登録処理とは、販売される商品に付されたバーコード等のコードを光学的に読み取って商品コードを入力し、入力した商品コードに基づいて読み出した、当該商品の商品名や価格(商品情報)を表示するとともに、商品情報をバッファに記憶する処理をいう。
決済処理とは、売上登録処理に伴いバッファに記憶された商品情報に基づいて、取引に係る合計金額の表示、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭を計算して表示する処理、釣銭の発行を釣銭機に指示する処理、商品情報や決済情報(合計金額、預り金額、釣銭額等)を印字したレシートを発行する処理等をいう。
図9は、POS端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。図9に示すように、POS端末2は、CPU31、ROM32、RAM33等で構成されるコンピュータ構成の制御部300を備える。CPU31は、各種演算処理を実行し各部を制御する。ROM32は、固定データを固定的に記憶保存する。RAM33は、可変データを書き換え自在に記憶してワークエリアとして使用される。CPU31とROM32とRAM33は、バスライン34を介して接続されて構成されている。
RAM33には、後述する免税対象金額を集計する免税対象金額テーブルTが形成される。
またPOS端末2は、コントローラ35を介して、キーボード21、表示面上にタッチパネルが設けられた液晶ディスプレイ装置である表示部22、プリンタ23、カードリーダ/ライタ(R/W)24、商品に付されたバーコードや二次元コード等のコードを光学的に読み取るスキャナ25、パスポートリーダ27等を接続する。
キーボード21は、各種のキーをブロック毎に配列している。各種のキーは、例えば、商品コードや金額等を入力するための置数キー、販売合計金額の算出を宣言するための小計キー、決済処理において現金による締めを宣言するための現計キー、各種商品を指定するためのPLUキー、置数キーによる置数入力を確定する確定キー、クリアキー等である。
また、キーボード21は、免税宣言キーK1と、品名リスト出力キーK2とを備える。免税宣言キーK1は、当該取引について免税処理を行うために宣言する操作子である。品名リスト出力キーK2は、免税の対象となった商品のリスト(品名リスト)の出力を指示するための操作子である。
パスポートリーダ27は、パスポート(旅券)が保持する情報を読み取るリーダ装置である。実施形態では、パスポートリーダ27は、パスポートに記載された文字列を光学的に読み取る光学文字認識(OCR:Optical Character Recognition)機能を有する。
また、制御部300には、バスライン34およびコントローラ35を介して、前述したキーボード21、表示部22、プリンタ23、カードリーダ/ライタ24、スキャナ25、パスポートリーダ27が接続されている。また、制御部300には、バスライン34を介してストレージデバイスであるメモリ部26が接続されている。メモリ部26は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。キーボード21、表示部22、プリンタ23、カードリーダ/ライタ24、スキャナ25、メモリ部26、パスポートリーダ27は、制御部300によって制御される。
さらに、POS端末2は、店舗内に設けられたネットワーク3を介して上位装置であるサーバ4とデータ通信をするための通信I/F(インタフェース)28を備えている。この通信インタフェース28もバスライン34に接続されている。
ところで、POS端末2が備えるメモリ部26には、オペレーティングシステム、各種コンピュータプログラム等の制御プログラム261、および、各種データファイルが記憶されている。データファイルとしては、サーバ4から配信される商品マスタファイルF1、免税区分ファイルF2および免税設定値ファイルF3等がある。
実施形態のPOS端末2で実行される制御プログラム261は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のPOS端末2で実行される制御プログラム261を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態のPOS端末2で実行される制御プログラム261をインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
また、実施形態のPOS端末2で実行される制御プログラム261を、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
次に、図10~図19を用いて、実施形態にかかるPOS端末2の制御部300が、制御プログラム261に従うことにより実行する制御処理について説明する。
図10は、POS端末2の制御部300の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部300は、メモリ部26に記憶された制御プログラム261に従うことで、免税処理手段301として機能する。
免税処理手段301は、免税対象となる商品の金額から税金分を免除する免税処理を行う機能を有する。
図11は、POS端末2の制御処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、POS端末2の制御部300は、スキャナ25を使用して商品を特定する商品コードが入力されたか否かを判断する(ステップS11)。入力されたと判断した場合は(ステップS11のYes)、制御部300は、入力された商品コードに応じて商品マスタファイルF1を検索して得られる商品名や単価等の商品情報に基づき、商品の登録金額を算出する売上登録処理を実行する。そして制御部300は、売上登録処理した商品の商品情報をRAM33に記憶する(ステップS12)。
また、商品コードが入力されていないと判断した場合は(ステップS11のNo)、制御部300は、キーボード21に設けられた、取引を終了するための宣言をする現計キーが操作されたか否かを判断する(ステップS13)。操作されたと判断した場合は(ステップS13のYes)、制御部300は、当該取引について、商品の登録金額や商品情報に基づいて合計金額を算出する決済処理を実行する(ステップS14)。ステップS14で実行する決済処理は、顧客が購入した商品に対する消費税等の課税された税額を含む合計金額を算出する決済処理である。
そして制御部300は、決済処理した商品の商品情報や決済情報等をレシート用紙に印字してレシートを発行する(ステップS15)。なお、発行されたレシートには、当該取引を特定する取引番号が、バーコードの形態で印字されている。そして制御部300は、取引処理した商品の取引情報(取引番号、取引日時、レジ番号、商品コード、単価、売上点数等)をサーバ4に送信する(ステップS16)。サーバ4は、受信した情報を取引履歴データベースDB1に記憶する。具体的には、サーバ4の制御部400は、取引番号を取引番号部DB11に記憶する。制御部400は、取引日時を取引日時部DB12に記憶する。制御部400は、取引処理をしたPOS端末2のレジ番号をレジ番号部DB13に記憶する。取引した商品の商品コードと単価と売上点数を商品情報部DB15に記憶する。また制御部400は、当該取引について免税処理をしていないことを示すフラグ“0”を、当該取引の取引番号に対応させてフラグ部DB14に記憶する。
また、現計キーは操作されていないと判断した場合は(ステップS13のNo)、制御部300は、免税宣言キーK1が操作されたか否かを判断する(ステップS21)。操作されたと判断した場合は(ステップS21のYes)、免税処理の宣言があったとして、制御部300は、図12に示す免税処理を実行する(ステップS22)。
[免税処理]
ここで、図12~図19を用いて、免税宣言キーK1が操作された時のステップS22で実行される免税処理について詳細に説明する。図12は、免税処理の流れを示すフローチャートである。図12において、制御部300は、パスポートリーダ27を動作させる。そして制御部300は、パスポートリーダ27がパスポートから所定の文字列を読み取ったか否かを判断する(ステップS51)。かかる文字列としては、例えば、旅券番号、氏名、国籍、生年月日等が挙げられる。制御部300は、パスポートから所定の文字列を読み取るまでの間、表示部22にパスポートを読取中であることを示す表示を行う。
制御部300は、パスポートの読み取りを促すガイド画面(図示せず)を表示部22に表示させる。POS端末2のオペレータは、客(非居住者)から提示されたパスポートにおいて、免税制度にかかる事項が記載されたページを開き、当該ページをパスポートリーダ27に翳す。この動作に応じ、制御部300は、パスポートから所定の文字列を読み取る。
パスポートを読み取るまで待機し(ステップS51のNo)、読み取ったと判断した場合は(ステップS51のYes)、制御部300は、ステップS51で読み取られた文字列を確認させるために、表示部22に確認画面G3(図13)を表示する(ステップS52)。
図13は、確認画面の一例を示す図である。図13に示すように、確認画面G3には、ステップS51で読み取られた文字列が項目(事項)毎に表示される。図13では、パスポートに記載された項目のうち、旅券番号、氏名、国籍、生年月日の項目の文字列を読み取る場合の例を示している。
ここで、確認画面G3の各項目には、削除ボタンB1が対応付けて設けられている。制御部300は、この削除ボタンB1の操作の有無を判断する(ステップS53)。操作されたと判断すると(ステップS53のYes)、制御部300は、対応する項目について読み取られた文字列を削除し(ステップS54)、ステップS53に戻る。例えば、ステップS51で読み取られた各項目の文字列のうち、何れかの項目の文字列に誤りがあるような場合、削除ボタンB1を操作することで誤りのある文字列を削除することができる。なお、制御部300は、ステップS54で削除された項目の文字列を空とした確認画面G3を表示する。
また、制御部300は、確認画面G3において、実施形態の確認受付手段に対応する確定ボタンB2、再読取ボタンB3、キャンセルボタンB4を表示する。そして制御部300は、削除ボタンB1が操作されていないと判断した場合は(ステップS53のNo)、再読取ボタンB3の操作の有無を判断する(ステップS55)。操作されたと判断すると(ステップS55のYes)、ステップS51に処理を戻すことで、パスポートから文字列の読み取りを再度行う。なお、前回読み取られた文字列は、再読取ボタンB3の操作に伴い削除されるものとする。
また、再読取ボタンB3は操作されていないと判断した場合は(ステップS55のNo)、制御部300は、キャンセルボタンB4の操作の有無を判断する(ステップS56)。操作されたと判断した場合は(ステップS56のYes)、読み取られた文字列を全て削除して(ステップS57)ステップS51に戻る。なお、キャンセルボタンB4の操作に伴い、制御部300は、表示部22の表示画面を確認画面G3から商品登録画面(図示せず)に戻すものとする。
また、キャンセルボタンが操作されていないと判断した場合は(ステップS56のNo)、制御部300は、確定ボタンB2の操作の有無を判断する(ステップS58)。操作されたと判断すると(ステップS58のYes)、制御部300は、商品登録画面G4(図14参照)を表示する(ステップS59)。続いて制御部300(免税処理手段301)は、免税処理を実行する(ステップS60)。なお、確定ボタンB2が操作されていないと判断した場合は(ステップS58のNo)、ステップS53に戻る。
図14に商品登録画面G4の一例を示す。図14において、商品登録画面G4には、「免税」と表示された免税インジケータIが表示されている。制御部300は、このように商品登録画面G4に免税インジケータIを表示することにより、免税宣言取引であることを操作者に報知する。
ここで、ステップS60の免税処理について説明する。
まず、制御部300は、既に登録済みの登録商品について、商品マスタファイルF1の免税区分コードを参照することによって、免税対象となる免税対象商品を判定する。免税対象商品が存在する場合、制御部300は、免税対象となる登録商品グループ(一般物品グループ・消耗品グループ)毎の免税対象金額の免税対象金額テーブルTへの加算処理を行う。
免税対象商品の税種別による対応は、以下の様に行う。
免税対象となる登録商品が内税の場合、制御部300は、登録金額の内税抜金額を免税対象金額として免税対象金額テーブルTへ加算する。より詳細には、制御部300は、内税商品の場合、免税前登録金額と免税後登録金額との差額を免税額とする。
・免税前単価1080円-免税後単価1000円→免税額80円
免税対象となる登録商品が外税の場合、制御部300は、登録金額を免税対象金額として免税対象金額テーブルTへ加算する。より詳細には、制御部300は、外税商品の場合、登録金額に対する外税額を免税額とする。
なお、登録商品が免税対象外の商品の場合、制御部300は、登録金額を免税対象金額として免税対象金額テーブルTへは加算しない。
次に、制御部300は、免税対象金額テーブルTの免税対象金額が免税設定値ファイルF3の設定値(基準金額)を満たしているか否かを判定する。実施形態の免税設定値ファイルF3においては、食料品、飲料類、薬品類、化粧品類、その他の消耗品についての設定値は、5千円~50万円である。また、一般物品(消耗品以外の通常生活の用に供する物品)についての設定値は、1万円を超える額である。
制御部300は、消耗品についての免税対象金額が設定値(5千円~50万円)を満たしていると判定した場合、免税対象金額にかかる税金を免除する免税処理を行う。また、制御部300は、一般物品(消耗品以外の通常生活の用に供する物品)についての免税対象金額が設定値(1万円を超える額)を満たしていると判定した場合、免税対象金額にかかる税金を免除する免税処理を行う。
なお、制御部300は、免税対象金額テーブルTの消耗品についての免税対象金額が設定値の上限値(50万円)を超えている場合には、表示部22にエラー表示を行う。
図15はエラー画面の一例を示す図である。図15に示すように、免税宣言キーK1の操作による免税宣言時においては、制御部300は、エラー画面G5として、「免税上限値をオーバーしています。商品の取消をして下さい。オーバー金額 XX,XXX円」と表示する。なお、制御部300は、キーボード21のクリアキーの操作があった場合には、エラー画面を消去する。
このような免税処理の実行後、制御部300は、商品登録画面の再表示を行う(ステップS61)。ここで、図16は再表示後の商品登録画面G7の一例を示す図である。図16に示すように、再表示後の商品登録画面G7は、税額を免税処理による税金の免除により「0円」とする。また、図16に示すように、再表示後の商品登録画面G7は、合計表示金額を免税処理後の金額(免除された税金分を減額した額)とする。さらに、再表示後の商品登録画面G7は、免税対象済商品、つまり免税処理を施した商品に「免」という文字を表示する。
次に、制御部300は、商品マスタファイルF1を参照して免税対象商品に危険物区分の商品の有無を判断する(ステップS62)。危険物区分の商品があると判断した場合には(ステップS62のYes)、制御部300は、表示部22にワーニング画面(図示せず)をポップアップ表示する(ステップS63)。なお、制御部300は、キーボード21のクリアキーの操作があった場合には、ワーニング画面を消去する。なお、危険物区分の商品がないと判断した場合には(ステップS62のNo)、制御部300は、ステップS63を実行しない。
次に制御部300は、現計キーが操作されたか否かを判断する(ステップS64)。操作されるまで待機し(ステップS64のNo)、操作されたと判断した場合は(ステップS64のYes)、制御部300は、当該取引について、商品の登録金額や商品情報に基づいて合計金額を算出する決済処理を実行する(ステップS65)。ステップS65で実行する決済処理は、免税処理がされているため、販売された商品に対して消費税等の税金を加算せず、税額を含まない合計金額を算出する決済処理である。
そして制御部300は、決済処理した商品の取引情報(取引番号、取引日時、レジ番号、商品コード、単価、売上点数等)、免税情報と、免税処理を受ける者の国または地域とをサーバ4に送信する(ステップS66)。取引情報を受信したサーバ4は、受信した情報を取引履歴データベースDB1に記憶する。具体的には、サーバ4の制御部400は、取引番号を取引番号部DB11に記憶する。制御部400は、取引日時を取引日時部DB12に記憶する。制御部400は、取引処理をしたPOS端末2のレジ番号をレジ番号部DB13に記憶する。取引した商品の商品コードと単価と売上点数を商品情報部DB15に記憶する。そして制御部400は、当該取引について免税処理をしたことを示すフラグ“1”を、当該取引の取引番号に対応させてフラグ部DB14に記憶する。また、制御部400は、免税処理の際にパスポートから読み取った外国人旅行者等の非居住者の国籍を、当該取引の取引番号に対応させて国籍部DB16に記憶する。
次に制御部300は、決済処理した商品の商品情報や決済情報や免税額等をレシート用紙に印字して発行する(ステップS67)。
制御部300は、ステップS67の処理において、免税処理を行った取引の場合、例えば購入誓約書を1枚、購入記録票を2枚、レシートを1枚印字する。
まず、購入誓約書について説明する。図17は購入誓約書R1の一例を示す図である。購入誓約書R1は、免税物品の購入の事実を記載した書類である。購入誓約書R1は、免税店を経営する事業者に対し、店舗控えとして書類(購入者誓約書)に添付されて提出される。
図17に示すように、購入誓約書R1は、免税店を経営する事業者の氏名又は名称a、所轄税務署名b、免税店の店舗所在地c、取引年月日d、取引番号e、レジ番号f、商品の明細(品名g、品名ごとの数量および価格h)、全物品の合計額i、一般物品と消耗品とのそれぞれの合計額j、免税額kを含む。
また、購入誓約書R1は、確認画面G3で確認された各項目の文字列を印字するための欄を有する。具体的に、購入誓約書R1には、下記の項目について確認画面G3で確認された文字列が印字される。
・旅券番号 …l
・購入者の国籍 …m
・購入者の氏名 …n
・購入者の生年月日 …o
なお、確認画面G3で削除ボタンB1の操作により削除された項目(文字列)については、その項目名のみを印字し、書類(購入誓約書)上において直接記入するものとする。また、購入誓約書R1のレイアウトは、図17の例に限らないものとする。例えば、購入後において輸出することを誓約する旨(消耗品の場合、購入した日から30日以内に輸出することを誓約する旨)や、購入者の署名欄等を印字してもよい。
次に、購入記録票について説明する。図18は購入記録票R2の一例を示す図である。購入記録票R2は、免税物品の購入の事実を記載した書類である。図18に示す購入記録票R2は、書類(購入記録票)に対する添付用および店舗控え用として2枚印字される。添付用の購入記録票R2は、書類(購入記録票)に貼り付けられる。この書類(購入記録票)は、旅券に貼り付けて割印される。
図18に示すように、購入記録票R2は、免税店を経営する事業者の氏名又は名称a、所轄税務署名b、免税店の店舗所在地c、取引年月日d、取引番号e、レジ番号f、商品の明細(品名g、品名ごとの数量および価格h)、全物品の合計額i、一般物品と消耗品とのそれぞれの合計額j、免税額kを含む。
また、購入記録票R2は、確認画面G3で確認された各項目の文字列を印字するための欄を有する。具体的に、購入記録票R2には、下記の項目について確認画面G3で確認された文字列が印字される。
・旅券番号 …l
・購入者の国籍 …m
・購入者の氏名 …n
・購入者の生年月日 …o
なお、確認画面G3で削除ボタンB1の操作により削除された項目(文字列)については、購入誓約書R1と同様、その項目名のみを印字し、書類(購入記録票)上において直接記入するものとする。また、購入記録票R2のレイアウトは、図17の例に限らないものとする。
次に、レシートについて説明する。図19はレシートR3の一例を示す図である。レシートR3は、取引後に購入者に渡される。
図19に示すように、レシートR3は、免税店を経営する事業者の氏名又は名称a、取引年月日d、取引番号e、レジ番号f、商品の明細(品名g、品名ごとの数量および価格h)、全物品の合計額iを含む。なお、図19に示すように、免税対象済商品の場合には、税印字として「免」pが印字される。また、免税取引の場合には、免税メッセージ「免税取引が行われました。」qがレシートR3に印字される。また、レシートR3には、取引番号eをコード化したバーコードwが印字されている。
なお、取引履歴データベースDB1に記憶された情報がジャーナルとして機能しない場合は、制御部300は、購入記録票R2およびレシートR3に対応するジャーナル印字を実行する。このとき、制御部300は、レシートR3に対応するジャーナルに、確認画面G3で確認された項目の全て又は一部の文字列を印字する。
このように、制御部300は、パスポートリーダ27を用いてパスポートから所定の文字列を読み取り、この読み取った文字列をオペレータに確認させるため、確認画面G3に表示する。そして、制御部300は、オペレータによる確認後、確認画面G3に表示された文字列を購入誓約書等の書類に印字する。これにより、実施形態のPOS端末2によれば、商品購入毎の購入者誓約書や購入記録票に対する記入等の煩雑な手続きが不要となるため、免税にかかる手続きを効率的に行うことができる。
また、制御部300は、免税区分単位(消耗品、一般物品)に免税基準金額(消耗品:5000円、一般物品:10000円)を超えた場合に免税処理を自動的に行う。これにより、実施形態のPOS端末2によれば、オペレータ判断での免税登録操作が不要となるとともに、免税制度の改正に対応した商品の販売登録処理を実行することができる。
また、制御部300は、品名リスト出力キーK2の操作を受け付けると、免税の対象とした商品の品名リスト(図示せず)を出力するための印字処理を実行する。ここで、品名リスト出力キーK2の操作を受け付けるタイミングは特に問わないものとする。例えば、販売登録処理の最中に品名リスト出力キーK2の操作を受け付けた場合、制御部300は、上述した印字処理とともにリスト印字処理を実行する。また、販売登録処理の処理外で品名リスト出力キーK2の操作を受け付けた場合、制御部300は、リスト印字処理の対象となる取引の取引番号等を入力させた後、リスト印字処理を実行する。
実施形態のリスト印字処理では、品名リストを1枚印字する。品名リストは、免税処理の対象となった商品を列挙した書類である。品名リストは、免税処理の対象となった商品を包装する袋又は箱に添付される。
品名リストは、免税店を経営する事業者の氏名又は名称、免税処理の対象となった商品の品名、品名ごとの数量および価格を含む。なお、免税処理の対象となった商品のうち、消耗品のみを品名リストに印字する形態としてもよい。この場合、商品が消耗品か否かの判別は、商品マスタファイルF1や免税区分ファイルF2の免税区分コードに基づいて行うものとする。また、POS端末2がラベルプリンタを別途備える場合、制御部300は、当該ラベルプリンタを用いて品名リストを印字する形態としてもよい。
このように、POS端末2によれば、品名リスト出力キーK2の操作に応じて、免税の対象となった商品の品名リストを出力することができる。これにより、実施形態のPOS端末2によれば、免税の対象となった商品の包装に品名を示すことが法令により定められている場合に、品名リストを容易に発行することができるため、免税にかかる手続きを効率的に行うことができる。
続いて、図20~図21を用いて、実施形態にかかるサーバ4の制御部400が、制御プログラム481に従うことにより実行する制御処理について説明する。
図20は、サーバ4の制御部400の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部400は、HDD48に記憶された制御プログラム481に従うことで、集計手段401、更新手段402として機能する。
集計手段401は、所定のタイミングで、取引履歴データベースDB1に記憶された取引情報に基づいて免税処理の対象となった商品の商品コードに対応付けて当該免税処理を受ける者の国または地域毎に取引履歴を所定期間(例えば、日別)で集計する。
更新手段402は、集計手段401による集計結果に基づいて免税売上日別実績データベースDB2の集計情報を更新する。
図21は、サーバ4の制御処理の流れを示すフローチャートである。図21に示すように、サーバ4の制御部400(集計手段401)は、操作者の操作または所定のタイミングにより、集計指示があったか否かを判断する(ステップS1)。集計指示があったと判断した場合は(ステップS1のYes)、制御部400(集計手段401)は、取引履歴データベースDB1に記憶された情報に基づいて、免税処理の対象となった商品の商品コードに対応付けて当該免税処理を受ける者の国または地域毎に取引履歴を所定期間(例えば、日別)で集計する(ステップS2)。
集計処理は、具体的には、免税処理の対象となった商品について、商品別の売上情報(売上金額、売上点数、客数等)を所定期間(例えば、日別)で集計し、また、免税処理を受ける者の国または地域の情報を付加する。
次いで、サーバ4の制御部400(更新手段402)は、ステップS2における集計結果に基づいて免税売上日別実績データベースDB2の集計情報を更新する更新処理を実行する(ステップS3)。
このように、本実施形態のサーバ4によれば、免税処理の対象となった商品について、商品別の売上情報(売上金額、売上点数、客数等)を所定期間(例えば、日別)で集計することにより、単品ごとの免税商品の売上情報を分析することが可能となる。また、免税処理を受ける者の国または地域の情報を付加することにより、各国または地域での売れ筋の商品に対してその国または地域用の言語でPOP広告(Point Of Purchase advertising)を表示することにより販促に役立てることができる。
なお、本実施形態においては、POS端末2のオペレータは、パスポートに記載された国籍の文字列をパスポートリーダ27で読み取って入力するようにしたが、これに限るものではない。例えば、POS端末2のオペレータは、キーボード21を介してパスポートに記載された国籍の文字列を入力するようにしても良い。
また、本実施形態においては、決済処理した商品の取引情報(取引番号、取引日時、レジ番号、商品コード、単価、売上点数等)と、免税情報と、免税処理を受ける者の国または地域とを取引履歴データベースDB1に記憶するようにしたが、これに限るものではない。例えば、免税処理に係る商品については、POS端末2による免税処理において発行される購入誓約書R1または購入記録票R2に基づくデータを取引履歴データベースDB1に記憶するようにしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 POS端末(商品販売データ処理装置)
4 サーバ(情報処理装置)
21 キーボード
27 パスポートリーダ(リーダ装置)
401 集計手段
402 更新手段
DB1 取引履歴データベース
DB2 免税売上日別実績データベース(免税売上実績データベース)
特開2004-62496号公報

Claims (5)

  1. 商品販売データ処理装置で取引された商品の商品コードと単価と売上点数と当該取引を識別するための取引番号とを少なくとも含む取引履歴と、前記取引について前記商品販売データ処理装置により免税処理をしたことと、免税処理をしていないことと、を前記取引番号に対応付けて識別した免税情報と、前記免税処理に際して入力された当該免税処理を受ける者の国または地域と、を含む取引情報を記憶する取引履歴データベースと、
    前記取引履歴データベースに記憶された前記免税情報に基づいて、前記取引履歴データベースに記憶された商品の中から免税処理の対象となった商品の商品コードを抽出し、抽出した商品コードに対応付けて、当該免税処理を受ける者の国または地域毎に、売上点数、売上金額を集計する集計手段と、
    前記集計手段が集計した集計情報を記憶する免税売上実績データベースと、
    前記集計手段による集計結果に基づいて前記免税売上実績データベースの前記集計情報を更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取引履歴データベースに記憶される前記免税処理を受ける者の国または地域は、パスポートに記載された国籍の文字列をリーダ装置で読み取って入力したものである、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記取引履歴データベースに記憶される前記免税処理を受ける者の国または地域は、キーボードを介してパスポートに記載された国籍の文字列を入力したものである、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記取引履歴データベースに記憶される前記取引情報は、前記商品販売データ処理装置による前記免税処理において発行される購入誓約書または購入記録票に基づくデータである、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記集計手段による集計期間は、日別、週別、月別の何れかである、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
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