JP2022123673A - 講義評価システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】客観的で対策が取りやすい講義の評価を得ることを可能にする技術を提供する。【解決手段】講師が講義テキストを用いて行う講義の映像および音声に基づいて前記講義を評価する講義評価システムは、前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義の講義内容の評価値を算出する講義内容評価部と、前記音声に基づいて前記講義の講義構成の評価値を算出する講義構成評価部と、前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義における前記講師の話し方の評価値を算出する話し方評価部と、前記映像に基づいて前記講師の姿勢の評価値を算出する姿勢評価部と、前記映像に基づいて前記講師の動きの評価値を算出する動き評価部と、前記講義内容の評価値と、前記講義構成の評価値と、前記話し方の評価値と、前記姿勢の評価値と、前記動きの評価値とに基づいて、前記講義の総合評価値を算出する評価総合部と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、映像授業を評価する技術に関する。
リアルタイムあるいはオンデマンドで映像および音声の講義を視聴するオンライン授業が知られている。これらオンライン授業では講義に対する評価が得られにくいという問題がある。
特許文献1には、映像授業の講義を評価する技術が開示されている。特許文献1に開示された講義映像分析装置は、講義映像を視聴する受講者が撮影された受講者映像について、任意の時間的範囲に映された受講者の講義に対する反応を認識し、認識された受講者の反応が肯定的または否定的である程度に基づいて、受講者の講義に対する理解度を推定し、講義映像が受講者に提示される際に再生が制御された内容を表す再生制御情報を取得し、推定された理解度と、理解度が推定された受講者映像の時間的範囲と、再生制御情報とに基づいて、受講者の理解が理解度である講義映像の時間的範囲に関する情報を求める。
特開2018-155825
特許文献1による講義映像分析装置は、映像から受講者の反応を認識し、その反応に基づいて講義を評価する。したがって、受講者が変わると講師の講義に対する評価が変化しうるので、客観的な評価を行えない可能性があった。
また、特許文献1による講義映像分析装置は、映像から受講者の理解度を推定する。そのため、得られた受講者の理解度を基に、講義を改善しようとするとき、具体的に何をどのように改善したらよいか対策が分かり難かった。
本開示のひとつの目的は、客観的で対策が取りやすい講義の評価を得ることを可能にする技術を提供することである。
本開示のひとつの実施態様に従う講義評価システムは、講師が講義テキストを用いて行う講義の映像および音声に基づいて前記講義を評価する講義評価システムであって、前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義の講義内容の評価値を算出する講義内容評価部と、前記音声に基づいて前記講義の講義構成の評価値を算出する講義構成評価部と、前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義における前記講師の話し方の評価値を算出する話し方評価部と、前記映像に基づいて前記講師の姿勢の評価値を算出する姿勢評価部と、前記映像に基づいて前記講師の動きの評価値を算出する動き評価部と、前記講義内容の評価値と、前記講義構成の評価値と、前記話し方の評価値と、前記姿勢の評価値と、前記動きの評価値とに基づいて、前記講義の総合評価値を算出する評価総合部と、を有する。
本開示のひとつの態様によれば、講義の映像および音声に基づいて講義を評価するので、講義を客観的に評価することが可能となる。
本実施形態による講義評価システムのひとつの利用態様を示す図である。 本実施形態による講義評価システムのひとつの利用態様を示す図である。 本実施形態による講義評価システムのブロック図である。 本実施形態による講義評価システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態による講義評価システムによる講義評価処理のフローチャートである。 本実施形態による講義評価システムによる画面表示の一例を示す図である。 講義内容の判定基準を説明するための表である。 講義構成の判定基準を説明するための表である。 話し方の判定基準を説明するための表である。 姿勢の判定基準を説明するための表である。 動きの判定基準を説明するための表である。 講義全体の総合評価値を算出する処理を説明するための表である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1、図2は、本実施形態による講義評価システムのひとつの利用態様を示す図である。
本実施形態では、講義評価システムは、オンラインで配信される講義を評価するのに利用される。なお、本実施形態におけるオンライン配信の講義を評価する構成は一例であり、これに限定されることはない。講師が教室等で受講生と対面で行う講義についても講義評価システムにより同様に評価できる。
図1を参照すると、講師91がカメラ81およびマイク82の前で講義を行い、カメラ81で撮影される映像85およびマイク82で取得される音声86が講義配信システム83および講義評価システム10に入力される。
講義配信システム83は、インターネット等の回線を通じて講義の映像85および音声86のデータを配信する。図2を参照すると、その配信された講義の映像85および音声86のデータは、受講者93のパーソナルコンピュータ等の端末87により受信される。受講者93は、端末87を用いて、講師91による講義をオンラインで受講することができる。
また、講義評価システム10は、カメラ81で撮影された映像85およびマイク82で取得された音声86とさらに講義テキスト84のデータとを取得し、それらのデータに基づいて、講義の評価を行い、評価者92に提示する。
図3は、本実施形態による講義評価システムのブロック図である。講義評価システム10は、データ取得部11、評価総合部12、評価結果提示部13、講義内容評価部14、講義構成評価部15、話し方評価部16、姿勢評価部17、および動き評価部18を有している。
データ取得部11は、講義テキスト84のデータを予め取得し、講師が講義を行うときカメラ81で撮影される映像85およびマイクで取得される音声86のデータを取得する。講義テキスト84のデータは、講師が講義にて説明する内容の文字データと、更にその内容の中の重要箇所を示すデータとが含まれてる。重要箇所は例えば講義テキスト84において赤文字やアンダーライン等で強調表示される箇所である。
評価総合部12は、後述する講義内容評価部14、講義構成評価部15、話し方評価部16、姿勢評価部17、および動き評価部18のそれぞれによる評価値に基づいて講義の全体に対する総合評価値を算出する。
評価結果提示部13は、講義内容評価部14、講義構成評価部15、話し方評価部16、姿勢評価部17、および動き評価部18のそれぞれによる評価値と、評価総合部12による講義の全体に対する総合評価値とを画面への表示等で評価者92に提示する。表示形式は特に限定されないが、例えば、各評価値自体を一覧で表示してもよいし、各評価値に基づくグラフを表示してもよい。
講義内容評価部14は、音声86および講義テキスト84に基づいて講義の講義内容の評価値を算出する。講義内容の評価値を算出する具体的な処理は後述する。
講義構成評価部15は、音声86に基づいて講義の講義構成の評価値を算出する。講義構成の評価値を算出する具体的な処理は後述する。
話し方評価部16は、音声86および講義テキスト84に基づいて講義における講師の話し方の評価値を算出する。話し方の評価値を算出する具体的な処理は後述する。
姿勢評価部17は、映像85に基づいて講師の姿勢の評価値を算出する。姿勢の評価値を算出する具体的な処理は後述する。
動き評価部18は、映像85に基づいて講師の動きの評価値を算出する。動きの評価値を算出する具体的な処理は後述する。
図4は、本実施形態による講義評価システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
講義評価システム10は、ハードウェアとして、処理装置21、メインメモリ22、記憶装置23、入力装置24、および表示装置25を有し、それらがバス29に接続されている。
記憶装置23は、書込みおよび読み出しが可能にデータを記憶するものであって、図1に示した講義テキスト84、映像85、および音声86のデータは記憶装置23に記録される。
処理装置21は、記憶装置23に記憶されたデータをメインメモリ22に読み出し、メインメモリ22を利用してソフトウェアプログラムの処理を実行するプロセッサである。図3に示したデータ取得部11、評価総合部12、評価結果提示部13、講義内容評価部14、講義構成評価部15、話し方評価部16、姿勢評価部17、および動き評価部18は、処理装置21がソフトウェアプログラムを実行することにより実現される。
入力装置24は、キーボードやマウスなど評価者92による操作入力による情報を受け付ける装置であり、入力された情報は処理装置21にてソフトウェア処理に利用される。例えば、講義テキスト84、映像85、および音声86のデータは入力装置35への操作を伴って記憶装置23に入力される。
表示装置25は、処理装置21によるソフトウェア処理に伴って画像やテキストの情報をディスプレイ画面に表示する装置である。図1に示した評価総合部12、評価結果提示部13、講義内容評価部14、講義構成評価部15、話し方評価部16、姿勢評価部17、および動き評価部18による講義の評価結果に基づく画像やテキストがディスプレイ画面に表示される。
図5は、本実施形態による講義評価システムによる講義評価処理のフローチャートである。
図5を参照すると、ステップS101にて、講義評価システム10は、データ取得部11により、講義テキスト84、映像85、および音声86のデータを取得する。
ステップS102にて、講義評価システム10は、講義内容評価部14により、講義内容の評価値を算出する。ステップS103にて、講義評価システム10は、講義構成評価部15により、講義構成の評価値を算出する。ステップS104にて、講義評価システム10は、話し方評価部16により、話し方の評価値を算出する。ステップS105にて、講義評価システム10は、姿勢評価部17により、姿勢の評価値を算出する。ステップS106にて、講義評価システム10は、動き評価部18により、動きの評価値を算出する。なお、上記ステップS102~S106の処理はどのような順序で行っても良いし、同時並行で行ってもよい
ステップS107にて、講義評価システム10は、評価総合部12により、講義全体の総合評価値を算出する。ステップS108にて、講義評価システム10は、評価結果提示部13により、講義内容、講義構成、話し方、姿勢、および動きのそれぞれの評価値および講義全体の総合評価値に基づく画像およびテキストをディスプレイ画面に表示する。
図6は、本実施形態による講義評価システムによる画面表示の一例を示す図である。ディスプレイ画面30には、講義内容、講義構成、話し方、姿勢、および動きの評価値に基づくレーダーチャート31と、講義全体の総合評価値に基づく総合評価の段階表示32とが表示されている。本例では、講義内容、講義構成、話し方、姿勢、および動きの評価値は10点満点である。本例では、総合評価値は、講義内容、講義構成、話し方、姿勢、および動きの評価値の重み付けした値の合計値であり、総合評価の段階表示は総合評価値により定まるA~Dの4段階で示される。図6の例では、講義内容の評価値が8であり、講義構成の評価値が6であり、話し方の評価値が8であり、姿勢の評価値が10であり、および動きの評価値が5である。また、総合評価値(図6では得点)が72であり、総合評価がBとなっている。
次に、講義内容の評価値を算出する具体的な処理について説明する。
図7は、講義内容の判定基準を説明するための表である。
判定基準表41には、講義内容に関する評価ポイント(講義評価項目)と、各評価ポイントの判定処理と、各評価ポイントの評価割合(配点)とが対応づけて示されている。
講義内容に関する評価ポイントには、A(用語)、B(具体化)、C(比喩)、D(比較)、E(繰り返し)、F(要約)、G(背景)、およびH(プロセス)がある。以下、それぞれの評価ポイントについて説明する。
<A(用語)>
講義においては、難しい用語はきちんと説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、説明すべき難しい用語(要説明語)とその要説明語の説明に登場する単語(説明単語)とを対応づけて予め登録しておき、講義の音声86に要説明語が出てきた後の所定範囲内にその要説明語に対応する所定の閾値以上の説明単語が登場したら、その要説明語が説明されていると判定し、閾値以上の要説明語の説明が行われていれば、用語の得点として1点が付く。
<B(具体化)>
講義においては、抽象的な概念について具体例や事例を取り入れて具体化して説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、具体化して説明すべき概念を表す複数の語(要具体化語)とその要具体化語の説明に登場する単語(説明単語)とを対応づけて予め登録しておき、講義の音声86において、要具体化語が登場し、その後の所定範囲内にその要具体化語に対応する説明用語が所定の閾値以上登場したら、その要具体化語の説明が行われていると判定し、所定の閾値以上の要具体化語の説明が行われていれば、具体化の得点として1点が付く。
<C(比喩)>
講義においては、内容が分かりにくい部分について比喩を用いて説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、比喩に用いられる語句または文である表現(比喩表現)を予め登録しておき、講義の音声86において所定回以上比喩表現が登場したら、比喩の得点として1点が付く。比喩表現の例としへ、「たとえば」、「〇〇に例えると」などがある。
<D(比較)>
講義においては、あるものと他のものを比較して理解を促進することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、比較に用いられる語句または文である表現(比較表現)を予め登録しておき、講義の音声86において所定回以上比較表現が登場したら、比較の得点として1点が付く。比較表現の例として、「〇〇と比べると」「、〇〇と比較すると」などがある。
<E(繰り返し)>
講義においては、重要な箇所は繰り返し説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、同じ単語を所定の個数または所定の割合で含む2以上の文章が所定の相対範囲内に登場したら、繰り返し説明が行われていると判断し、講義の音声86においてその繰り返し説明が所定回以上登場したら、繰り返しの得点として1点が付く。
<F(要約)>
講義においては、説明が長い部分は要所で区切って予約を入れてることが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、要約に用いられる語句または文である表現(要約表現)を予め登録しておき、講義の音声86において所定回以上要約表現が登場したら、要約の得点として1点が付く。要約表現の例として、「つまり」、「以上をまとめると」などがある。
<G(背景)>
講義においては、知識や考え方の背景について説明して理解を促進することがが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、講義に対応する講義テキスト84の中に類似する文章が存在しない文章が登場したら、背景の説明が行われていると判断し、背景の得点として1点が付く。
<H(プロセス)>
講義においては、結果までのプロセス(因果関係)を丁寧に説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、因果関係の説明に用いられる語句または文である表現(因果関係表現)を予め登録しておき、講義の音声86、において所定回以上因果関係表現が登場したら、プロセスの得点として1点が付く。
以上のように付与された各評価ポイントの得点にそれぞれの評価割合を乗算し、それらの合計値が講義内容の評価値となる。
次に、講義構成の評価値を算出する具体的な処理について説明する。
図8は、講義構成の判定基準を説明するための表である。
判定基準表42には、講義内容に関する評価ポイント(講義評価項目)と、各評価ポイントの判定処理と、各評価ポイントの評価割合(配点)とが対応づけて示されている。
講義構成に関する評価ポイントには、A(冒頭のあいさつ)、B(勉強の意義の説明)、C(全体像の説明)、D(ゴールの明示)、E(学習内容の説明)、F(まとめ)、G(ゴールの確認)、およびH(全体の構成)がある。以下、それぞれの評価ポイントについて説明する。
<A(冒頭のあいさつ)>
講義においては、講義の冒頭にまずあいさつをすることが望ましい。例えば、初めての講義の場合には自己紹介をすることが望ましい。これによって受講生に、この先生についていけば大丈夫という信頼感や、この先生、好きという親近感が与えられる。また、2回目以降の講義においては、例えば、「きちんと勉強していますか?」、「体調はどうですか?」、「元気ですか?」というようなあいさつをすることが望ましい。
具体的な判定処理は、初回の講義と2回目以降の講義とで区別される。初回の講義では、講師の氏名、年齢、経歴に関する単語などの自己紹介に用いられる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、冒頭のあいさつが行われているとし、冒頭のあいさつの得点として1点が付く。2回目以降の講義では、「元気」、「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんは」、「体調」などあいさつに使われる単語あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、冒頭のあいさつの得点として1点が付く。
<B(勉強の意義の説明)>
講義において、次に、勉強の意義を説明することが望ましい。本評価ポイントは、その説明を行っているかどうかを判定する。受験指導の場合には、勉強の意義として、出題傾向を説明することが望ましい。それ以外の講義の場合、勉強の意義として、なぜ、ここを勉強するのか、ここがわかるとどうなるのかを説明することが望ましい。
具体的な判定処理も、受験指導の場合と、それ以外の講義の場合とで区別される。受験指導の場合、「〇年」、「〇題」、「優しい」、「簡単」など出題傾向の説明に使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、勉強の意義の説明の得点として1点が付く。それ以外の講義の場合、「ここを学習すると○○がわかる」、「ここがわかると○○が楽しくなる」など学習の意義の説明で使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、勉強の意義の説明の得点として1点が付く。
<C(全体像の説明)>
講義においては、次に、講義の全体像を説明することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、「全体像」、「イメージ」など全体像の説明に使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、全体像の説明の得点として1点が付く。
<D(ゴールの明示)>
講義においては、次に、目標あるいはゴールを明確にする説明を行うことが望ましい。例えば、当該単元ではどこまでわかればよいかを明確にするとよい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、「ここでは○○がわかれば十分です」、「○○が解けるようになってください」など学習のゴールの説明に使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、ゴールの明示の得点として1点が付く。
<E(学習内容の説明)>
講義においては、次に、学習の内容の説明を行うことが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、図7に示した講義内容の評価ポイントが登場したら、学習内容の説明の得点として1点が付く。
<F(まとめ)>
講義においては、次に、まとめの説明を行うことが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、「以上をまとめると」、「ここをまとめると」などまとめの説明に使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、まとめの得点として1点が付く。
<G(ゴールの確認)>
講義においては、次に、最初に説明した目標あるいはゴールを受講者が理解できたかを確認することが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、「○○がわかりましたか」、「○○が解けるようになりましたか」など学習のゴールの確認に使われる語句あるいは文を予め登録しておき、講義の音声86において、それらの語句あるいは文が登場したら、まとめの得点として1点が付く。
<H(全体の構成)>
講義においては、次に、冒頭のあいさつ、勉強の意義の説明、全体像の説明、ゴールの明示、学習内容の説明、まとめ、ゴールの確認の各パートが適切な時間配分となっていることが望ましい。たとえは、講義の最初の自己紹介がいたずらに長いと受講者は講義を聞きたくなくなる。
本評価ポイントでは、各パートの時間配分が適切かどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、冒頭のあいさつ、勉強の意義の説明、全体像の説明、ゴールの明示、学習内容の説明、まとめ、ゴールの確認の各パートの適切な時間の範囲を予め登録しておき、各パートの時間がその範囲内であれば、全体の構成の得点として1点が付く。各パートの時間の測定方法としては、例えば、当該パートが検出された時刻から、次のパートが検出された時刻までを当該パートの時間とすればよい。
以上のように付与された各評価ポイントの得点にそれぞれの評価割合を乗算し、それらの合計値が講義構成の評価値となる。
次に、話し方の評価値を算出する具体的な処理について説明する。
図9は、話し方の判定基準を説明するための表である。
判定基準表43には、話し方に関する評価ポイント(講義評価項目)と、各評価ポイントの判定処理と、各評価ポイントの評価割合(配点)とが対応づけて示されている。
話し方に関する評価ポイントには、A(明瞭性)、B(テンポ)、C(抑揚)、D(間)、およびE(強弱)がある。以下、それぞれの評価ポイントについて説明する。
<A(明瞭性)>
講義においては、大きな声ではっきり話すこと、特に語尾はしっかり発音することが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86における、講師の声の音量が所定の閾値以上であり、かつ、各文の末尾を検出し、その末尾の手前の所定時間(語尾)における音量が所定の閾値以上であれば、明瞭性の得点として1点が付く。
<B(テンポ)>
講義においては、受講生のレベルに合ったテンポ(話す速さ)で、かつ、メリハリをつけて話すことが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、講師の話す速さを測定し、その話す速度が所定の範囲内であれば、受講生のレベルに合ったテンポで話していると判断する。また、講義の音声86において、講義に対応する講義テキスト84の中に類似する文章が存在しない文章を話す速さ(第1速度)と、講義に対応する講義テキスト84の中に類似する文章が存在する文章を話す速さ(第2速度)とを測定し、第1速度が第2速度より遅ければ、メリハリをつけて話していると判断する。受講生のレベルに合ったテンポで話しており、かつ、メリハリをつけて話していれば、テンポの得点として1点が付く。
受講生のレベルに合わせた話す速さとしては、学年が低い受講生、成績が低い受講生、既存の知識が少ない受講生を対象とした講義では、その反対の受講生を対象とした講義よりもゆっくり話すことが望ましい。適切な話す速さの範囲は、講義内容や対象とする受講者を考慮して予め定めておけばよい。
<C(抑揚)>
講義においては、一定のトーンで話し続けると聞いている受講生は眠くなる。そのため、講師は抑揚をつけて話すことが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、講師が話しているそれぞれの文を検出し、文頭部分の音域と文末部分の音域を測定し、文頭の音域が文末の音域よりも高い文の割合が一定以上であれば、抑揚の特定として1点が付く。
<D(間)>
講義においては、講師は適度な間をとって話すことが望ましい。例えば、受講生に考える時間を与えるため、文章と文章の間に、少し間を開けることが望ましい。また、受講生に問い掛けを行ったら、その後に間を開けることが望ましい。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、まとまった文の塊である文章と文章の間に所定時間範囲内の空白時間があり、かつ、文章の最後の文の末尾が「○○ですか?」などで終わる疑問文であったら所定時間範囲内の空白時間があれば、間の得点として1点が付く。
<E(強弱)>
講義において、講師は、声に適度な強弱をつけて話すことが望ましい。例えば、重要な箇所は大きな声で話すことが望ましい。重要な箇所は、講義テキスト84において、赤文字、アンダーライン等で強調表示されている。本評価ポイントでは、その説明を行っているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の音声86において、講師が話しているそれぞれの文を検出し、講義テキスト84における類似する文が強調表示されている文については、所定の閾値以上の音量でかつ所定の閾値以下の速度でかつ所定以上の音域で話されていれば、強弱の得点として1点が付く。
以上のように付与された各評価ポイントの得点にそれぞれの評価割合を乗算し、それらの合計値が話し方の評価値となる。
次に、姿勢の評価値を算出する具体的な処理について説明する。
図10は、姿勢の判定基準を説明するための表である。
判定基準表44には、姿勢に関する評価ポイント(講義評価項目)と、各評価ポイントの判定処理と、各評価ポイントの評価割合(配点)とが対応づけて示されている。
姿勢に関する評価ポイントには、A(目線)とB(背筋)がある。以下、それぞれの評価ポイントについて説明する。
<A(目線)>
講義においては、講師は受講生と目を合わせて講義をすることが望ましい。例えば、講師と受講生が対面で行う通学講座の場合、講師は全受講生に順次、目を合わせながら講義をすることが望ましい。また、オンラインの講座の場合、講師はカメラを見て講義をすることが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理は、通学講義とオンライン講義とで区別する。通学講座の場合、講義の映像85において、講師の目線が複数の受講生と順次目を合わせながら講義を行っていたら、目線の得点として1点が付く。オンライン講座の場合、講義の映像85において、講師が講義をしている時間のうち、講師の目線がカメラをに向いている時間の割合が所定の閾値以上であれば、目線の得点として1点が付く。
<B(背筋)>
講義において、講師は背筋を伸ばして講義をすることが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の映像85において、講師の上体の形状を計測し、上体の形状が所定の範囲内であれば、講師の背筋が伸びていると判定し、背筋の得点として1点が付く。
以上のように付与された各評価ポイントの得点にそれぞれの評価割合を乗算し、それらの合計値が姿勢の評価値となる。
次に、動きの評価値を算出する具体的な処理について説明する。
図11は、動きの判定基準を説明するための表である。
判定基準表45には、動きに関する評価ポイント(講義評価項目)と、各評価ポイントの判定処理と、各評価ポイントの評価割合(配点)とが対応づけて示されている。
動きに関する評価ポイントには、A(位置移動)、B(身振り手振り)、およびC(板書)がある。以下、それぞれの評価ポイントについて説明する。
<A(位置移動)>
講義においては、講師は、黒板の前あるいは教壇上で適度に位置を移動しながら講義を行うことが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の映像85において、講師の位置を検出し、講師の位置が所定以上の頻度で所定以上の距離だけ移動していれば、位置移動の得点として1点が付く。
<B(身振り手振り)>
講義においては、講師は、講義の内容に合わせて身振り手振りをすることが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の映像85において、講師の上体と講師の腕を検出し、所定以上の頻度で講師の腕が上体に対して相対的に所定以上の動きをしていれば、身振り手振りの得点として1点が付く。
<C(板書)>
講義において、講師は、講義における重要な箇所については黒板を使って説明することが望ましい。本評価ポイントでは、それができているかどうかを判定する。
具体的な判定処理としては、講義の映像85において、講師の上体および腕を検出し、講義の時間に対する、講師が黒板に向かって腕を動かしている時間の割合が所定の閾値以上であれば、板書の得点として1点が付く。
以上のように付与された各評価ポイントの得点にそれぞれの評価割合を乗算し、それらの合計値が動きの評価値となる。
なお、本実施形態では、動きの評価ポイントとして、位置移動、身振り手振り、および板書がある例を示したが、他の例として、更に、表情変化を評価ポイントに加え、評価割合を与えてもよい。講義の映像85において講師の表情を検出し、講師の表情の変化の頻度が所定の閾値以上であれば、表情の得点として1点を付けてもよい。
次に、総合評価の算出について説明する。
図12は、講義全体の総合評価値を算出する処理を説明するための表である。
表46には、各項目について、その項目の評価点の満点と、その項目の評価割合とが示されている。講義内容、話し方、講義構成、姿勢、および動きは全て満点が10点である。講義内容、話し方、講義構成、姿勢、および動きの評価割合は、それぞれ、3、2、2、1、2となっている。講義内容、話し方、講義構成、姿勢、および動きのそれぞれの評価点に、それぞれの評価割合を乗算し、それらを合計した値が講義全体の総合評価値となる。
上述した本実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
また、以上説明した本実施形態には以下に示す事項が含まれている。しかし、本実施形態に含まれる事項が以下に示す事項に限定されることはない。
(事項1)
講師が講義テキストを用いて行う講義の映像および音声に基づいて前記講義を評価する講義評価システムであって、
前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義の講義内容の評価値を算出する講義内容評価部と、
前記音声に基づいて前記講義の講義構成の評価値を算出する講義構成評価部と、
前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義における前記講師の話し方の評価値を算出する話し方評価部と、
前記映像に基づいて前記講師の姿勢の評価値を算出する姿勢評価部と、
前記映像に基づいて前記講師の動きの評価値を算出する動き評価部と、
前記講義内容の評価値と、前記講義構成の評価値と、前記話し方の評価値と、前記姿勢の評価値と、前記動きの評価値とに基づいて、前記講義の総合評価値を算出する評価総合部と、
を有する講義評価システム。
これによれば、講義内容、講義構成、話し方、姿勢、および動きのそれぞれの評価値と講義全体の総合評価値が算出されるので、客観的で対策が取りやすい講義の評価を得ることができる。
(事項2)
前記事項1において、
前記講義内容評価部は、説明すべき用語を説明しているかに関する用語、具体化して説明すべき概念を説明しているかに関する具体化、例を挙げた説明をしているかに関する比喩、比較を用いて説明しているかに関する比較、繰り返し説明すべき事項を繰り返し説明しているかに関する繰り返し、長い説明に要約を加えているかに関する要約、因果関係について説明しているかに関する因果関係という講義内容項目のそれぞれについて、前記講義の音声における所定の語句または文の登場数に基づき適切に説明が行われているか否か判定し、背景の説明をしているかに関する背景という講義内容項目について、前記講義の音声において前記講義テキストに登場しない語句または文の有無に基づき適切に説明が行われているか否か判定し、前記講義内容項目の判定結果に基づいて前記講義内容の評価値を算出する。
これによれば、用語、具体化、比喩、比較、繰り返し、要約、因果関係という講義の内容に関する重要な項目について講義の音声に基づいて評価するので、講義の内容を多面的かつ客観的に評価することができる。
(事項3)
前記事項2において、
前記講義内容評価部は、
前記用語という講義内容項目について、説明すべき用語である複数の要説明語と該要説明語の説明に登場する単語である説明単語とを対応づけて予め登録しておき、前記講義の音声において前記要説明語が登場し、その後の所定範囲内に前記説明単語が所定の閾値以上登場したら、前記要説明語の説明が行われているとし、所定の閾値以上の要説明語の説明が行われていれば、適切に説明が行われていると判定し、
前記具体化という講義内容項目について、具体化して説明すべき概念を表す語である複数の要具体化語と該要具体化語の説明に登場する単語である説明単語とを対応づけて予め登録しておき、前記講義の音声において、前記要具体化語が登場し、その後の所定範囲内に前記説明単語が所定の閾値以上登場したら、前記要具体化語の説明が行われていとし、所定の閾値以上の要具体化語の説明が行われていれば、適切に説明が行われていると判定し、
前記比喩という講義内容項目について、比喩に用いられる語句または文である比喩表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記比喩表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
前記比較という講義内容項目について、比較に用いられる語句または文である比較表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記比較表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
前記繰り返しという講義内容項目について、前記講義の音声において、互いに同じ単語を所定の個数または所定の割合で含む2以上の文章が所定の相対範囲内に登場したら、繰り返し説明が行われていると判断し、前記講義の音声において前記繰り返し説明が所定回以上登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
前記要約という講義内容項目について、前記講義の音声において、要約に用いられる語句または文である要約表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記要約表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
前記背景という講義内容項目について、前記講義の音声において、前記講義に対応する講義テキストに類似する文章が存在しない文章が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
前記因果関係という講義内容項目について、因果関係の説明に用いられる語句または文である因果関係表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記因果関係表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定する。
(事項4)
前記事項1において、
前記講義構成評価部は、前記講義の音声から、冒頭のあいさつ、勉強の意義の説明、全体像の説明、学習のゴールの明示、学習内容の説明、まとめ、および学習ゴールの確認という発話事項がその順番に前記講義に登場するか、前記発話事項のそれぞれの時間の前記講義の全体時間に対する割合が所定範囲内であるか、に基づいて、前記講義構成の評価点を算出する。
これによれば、冒頭のあいさつ、勉強の意義の説明、全体像の説明、学習のゴールの明示、学習内容の説明、まとめ、およびゴールの確認が適切な順序で行われていることを講義の音声に基づいて評価するので、講義の構成を客観的に評価することができる。
(事項5)
前記事項1において、
前記話し方評価部は、明瞭性、抑揚、間という話し方項目について、それぞれ前記講義の音声の音量、音域、無音時間に基づき適切に適用しているか否か判定し、話す速さという話し方項目について、前記講義の音声において、前記講義テキストに含まれている部分とそれ以外の部分との話す速さの違いに基づいて適切に適用されているか否か判定し、強弱という話し方項目について、前記講義の音声において前記講義テキストにて強調表示されている部分での音量、話す速度、および音域に基づいて適切に適用されているか否か判定し、前記話し方項目の判定結果に基づいて前記話し方の評価値を算出する。
これによれば、明瞭性、抑揚、間という講師の話し方として重要な項目について講義の音声に基づいて評価するので、講師の話し方を多面的かつ客観的に評価することができる。
(事項6)
前記事項1において、
前記姿勢評価部は、目線、背筋という姿勢項目について、前記講師の映像に基づき適切に適切な状態にしているか否か判定し、前記姿勢項目の判定結果に基づいて前記姿勢の評価値を算出する。
これによれば、目線、背筋という講師の姿勢に関する重要な項目について講義の映像に基づいて評価するので、講師の姿勢を多面的かつ客観的に評価することができる。
(事項7)
事項1において、
前記動き評価部は、位置移動、身振り手振り、表情、板書という動き項目について、前記講師の映像に基づき適切に行動しているか否か判定し、前記動き項目の判定結果に基づいて前記動きの評価値を算出する。
これによれば、位置移動、身振り手振り、表情、板書というという講師の動作として重要な項目について講義の映像に基づいて評価するので、講師の動きを多面的かつ客観的に評価することができる。
10…講義評価システム、11…データ取得部、12…評価総合部、13…評価結果提示部、14…講義内容評価部、15…講義構成評価部、16…方評価部、17…姿勢評価部、18…動き評価部、21…処理装置、22…メインメモリ、23…記憶装置、24…入力装置、25…表示装置、29…バス、81…カメラ、82…マイク、83…講義配信システム、84…講義テキスト、85…映像、86…音声、87…端末

Claims (8)

  1. 講師が講義テキストを用いて行う講義の映像および音声に基づいて前記講義を評価する講義評価システムであって、
    前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義の講義内容の評価値を算出する講義内容評価部と、
    前記音声に基づいて前記講義の講義構成の評価値を算出する講義構成評価部と、
    前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義における前記講師の話し方の評価値を算出する話し方評価部と、
    前記映像に基づいて前記講師の姿勢の評価値を算出する姿勢評価部と、
    前記映像に基づいて前記講師の動きの評価値を算出する動き評価部と、
    前記講義内容の評価値と、前記講義構成の評価値と、前記話し方の評価値と、前記姿勢の評価値と、前記動きの評価値とに基づいて、前記講義の総合評価値を算出する評価総合部と、
    を有する講義評価システム。
  2. 前記講義内容評価部は、説明すべき用語を説明しているかに関する用語、具体化して説明すべき概念を説明しているかに関する具体化、例を挙げた説明をしているかに関する比喩、比較を用いて説明しているかに関する比較、繰り返し説明すべき事項を繰り返し説明しているかに関する繰り返し、長い説明に要約を加えているかに関する要約、因果関係について説明しているかに関する因果関係という講義内容項目のそれぞれについて、前記講義の音声における所定の語句または文の登場数に基づき適切に説明が行われているか否か判定し、背景の説明をしているかに関する背景という講義内容項目について、前記講義の音声において前記講義テキストに登場しない語句または文の有無に基づき適切に説明が行われているか否か判定し、前記講義内容項目の判定結果に基づいて前記講義内容の評価値を算出する、
    請求項1に記載の講義評価システム。
  3. 前記講義内容評価部は、
    前記用語という講義内容項目について、説明すべき用語である複数の要説明語と該要説明語の説明に登場する単語である説明単語とを対応づけて予め登録しておき、前記講義の音声において前記要説明語が登場し、その後の所定範囲内に前記説明単語が所定の閾値以上登場したら、前記要説明語の説明が行われているとし、所定の閾値以上の要説明語の説明が行われていれば、適切に説明が行われていると判定し、
    前記具体化という講義内容項目について、具体化して説明すべき概念を表す語である複数の要具体化語と該要具体化語の説明に登場する単語である説明単語とを対応づけて予め登録しておき、前記講義の音声において、前記要具体化語が登場し、その後の所定範囲内に前記説明単語が所定の閾値以上登場したら、前記要具体化語の説明が行われていとし、所定の閾値以上の要具体化語の説明が行われていれば、適切に説明が行われていると判定し、
    前記比喩という講義内容項目について、比喩に用いられる語句または文である比喩表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記比喩表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
    前記比較という講義内容項目について、比較に用いられる語句または文である比較表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記比較表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
    前記繰り返しという講義内容項目について、前記講義の音声において、互いに同じ単語を所定の個数または所定の割合で含む2以上の文章が所定の相対範囲内に登場したら、繰り返し説明が行われていると判断し、前記講義の音声において前記繰り返し説明が所定回以上登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
    前記要約という講義内容項目について、前記講義の音声において、要約に用いられる語句または文である要約表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記要約表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
    前記背景という講義内容項目について、前記講義の音声において、前記講義に対応する講義テキストに類似する文章が存在しない文章が登場したら、適切に説明が行われていると判定し、
    前記因果関係という講義内容項目について、因果関係の説明に用いられる語句または文である因果関係表現を予め登録しておき、前記講義の音声において所定回以上前記因果関係表現が登場したら、適切に説明が行われていると判定する、
    請求項2に記載の講義評価システム。
  4. 前記講義構成評価部は、前記講義の音声から、冒頭のあいさつ、勉強の意義の説明、全体像の説明、学習のゴールの明示、学習内容の説明、まとめ、および学習ゴールの確認という発話事項がその順番に前記講義に登場するか、前記発話事項のそれぞれの時間の前記講義の全体時間に対する割合が所定範囲内であるか、に基づいて、前記講義構成の評価点を算出する、
    請求項1に記載の講義評価システム。
  5. 前記話し方評価部は、明瞭性、抑揚、間という話し方項目について、それぞれ前記講義の音声の音量、音域、無音時間に基づき適切に適用しているか否か判定し、話す速さという話し方項目について、前記講義の音声において、前記講義テキストに含まれている部分とそれ以外の部分との話す速さの違いに基づいて適切に適用されているか否か判定し、強弱という話し方項目について、前記講義の音声において前記講義テキストにて強調表示されている部分での音量、話す速度、および音域に基づいて適切に適用されているか否か判定し、前記話し方項目の判定結果に基づいて前記話し方の評価値を算出する、
    請求項1に記載の講義評価システム。
  6. 前記姿勢評価部は、目線、背筋という姿勢項目について、前記講師の映像に基づき適切に適切な状態にしているか否か判定し、前記姿勢項目の判定結果に基づいて前記姿勢の評価値を算出する、
    請求項1に記載の講義評価システム。
  7. 前記動き評価部は、位置移動、身振り手振り、表情、板書という動き項目について、前記講師の映像に基づき適切に行動しているか否か判定し、前記動き項目の判定結果に基づいて前記動きの評価値を算出する、
    請求項1に記載の講義評価システム。
  8. 講師が講義テキストを用いて行う講義の映像および音声に基づいて前記講義を評価するための講義評価方法であって、
    コンピュータが、
    前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義の講義内容の評価値を算出し、
    前記音声に基づいて前記講義の講義構成の評価値を算出し、
    前記音声および前記講義テキストに基づいて前記講義における前記講師の話し方の評価値を算出し、
    前記映像に基づいて前記講師の姿勢の評価値を算出し、
    前記映像に基づいて前記講師の動きの評価値を算出し、
    前記講義内容の評価値と、前記講義構成の評価値と、前記話し方の評価値と、前記姿勢の評価値と、前記動きの評価値とに基づいて、前記講義の総合評価値を算出する、
    講義評価方法。
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