JP2022122041A - オンライン授業支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】性能の低い通信回線及び端末でも何ら障害なく受講することができ、受講するための手間と時間が掛からず、受講者の個人情報が漏洩するおそれがないオンライン授業支援プログラムを提供する。【解決手段】通信回線500を通じて、1つのホスト用端末300と、複数のゲスト用端末400との間における情報通信を可能とするためのオンライン授業支援プログラム1であって、ゲスト用端末400と情報通信するためのホスト用ページを、ホスト用端末300のディスプレイに表示させる処理を実行する第1表示制御手段1aと、ホスト用端末300と情報通信するためのゲスト用ページを、ゲスト用端末400のディスプレイに表示させる処理を実行する第2表示制御手段1bと、ホスト用ページ及びゲスト用ページに入力された情報を記憶するための処理を実行する記憶制御手段1cと、を含む。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1) 令和2年5月6日 ウェブサイト <Flying ClassRoom テスト用サイト> http://flcr.bangsta.net/ <Flying ClassRoom テスト用 通常版> https://flcr.onl/login.html https://flcr.onl/teacher.html https://flcr.onl/student.html <Flying ClassRoom テスト用 トライアル版> https://flcr.onl/trial.html https://flcr.onl/trial_t.html https://flcr.onl/trial_s.htmlにて公開 (2) 令和2年5月18日 ウェブサイト <FlyingClassRoom 公式サイト> https://flcr.onl/ <FlyingClassRoom BETA 通常版> https://flcr.onl/login.html https://flcr.onl/teacher.html https://flcr.onl/student.html <FlyingClassRoom BETA トライアル版> https://flcr.onl/trial.html https://flcr.onl/trial_t.html https://flcr.onl/trial_s.html <使い方> https://flcr.onl/howto.html にて公開 (3) 令和2年7月2日 ウェブサイト <FlyingClassRoom 公式サイト> https://flcr.onl/ <FlyingClassRoom 通常版> https://flcr.onl/login.html https://flcr.onl/teacher.html https://flcr.onl/student.html <FlyingClassRoom トライアル版> https://flcr.onl/trial.html https://flcr.onl/trial_t.html https://flcr.onl/trial_s.html <使い方> https://flcr.onl/howto.htmlにて公開
特許法第30条第2項適用申請有り (4) 令和2年5月19日 ウェブサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000058521.htmlにて公開 (5) 令和2年5月19日 株式会社テレビ朝日他298社に電子メール及びFAXの送信 (6) 令和2年5月24日 ウェブサイト https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/kivotoys/にて公開 (7) 令和2年5月25日 ウェブサイト https://www.facebook.com/METI.learninginnovation/posts/712069632924253?_tn_=-Rにて公開 (8) 令和2年7月2日 ウェブサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000058521.htmlにて公開 (9) 令和2年7月2日 株式会社テレビ朝日他298社に電子メール及びFAXの送信 (10)令和2年7月3日、7日、30日、8月25日、9月3日、4日、17日、30日facebookにて公開 (11)令和2年8月24日 産経新聞東海・北陸版、令和2年8月24日(火曜日)、第22面にて公開 (12)令和2年6月20日 ウェブサイト https://www.youtube.com/watch?v=98_bvxr3_osにて公開 (13)令和2年6月26日 ウェブサイト https://www.youtube.com/watch?v=d3Iy-ASHv6Uにて公開 (14)令和2年6月26日 ウェブサイト https://www.youtube.com/watch?v=J1RwMlH0_9Eにて公開 (15)令和2年9月16日~令和2年9月18日までの3日間 第11回 教育ITソリューションEXPOにて公開 (16)令和2年9月16日~令和2年9月18日までの3日間 第11回 教育ITソリューションEXPOにてパンフレットの配布
本発明は、例えば、学校、学習塾及び企業などで実施されるオンライン授業を支援するためのプログラムに関する。
従来から学校、学習塾及び企業などでオンライン授業が実施されている。オンライン授業は、インターネットなどの通信回線を通じて講義内容を教授するものであり、主としてオンデマンド型と同時双方向型とに分類される。
オンデマンド型のオンライン授業は、講師の講義を記録した音声付き動画を、通信回線を通じて受講者の端末(パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ又はスマートフォンなど)に配信する。受講者は、音声付き動画を視聴することによって講義内容を学習する。
同時双方向型のオンライン授業は、クラウドコンピューティングを使用したウェブ会議サービスを利用し、講師の講義をリアルタイムで受講者の端末に配信する。講師と受講者との間、及び受講者どうしの間で、動画と音声とによる同時双方向のコミュニケーションが可能である。
特開2019-200233号公報 特開2019-091312号公報 特開2018-165978号公報
<教育格差の拡大>
オンデマンド型及び同時双方向型のオンライン授業は、いずれもデータ量の大きい動画及び音声を利用するものであった。データ量の大きい動画及び音声は、通信回線を通じて受講者の端末に受信され処理される。データ量の大きい動画及び音声を安定的に受信し処理するためには、受講者が利用する通信回線や端末が、推奨される性能を満たす必要がある。一方で、ネットワーク通信技術は、止まることなく急速に進歩している。このため、動画及び音声を利用する従来のオンライン授業を何ら障害なく受講するためには、受講時の技術水準で十分な性能を備えた通信回線や端末を、受講者側で用意する必要がある。
その一方で、2019年11月末に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、日本国内では「教育格差の拡大」が懸念されている。その原因は、次のとおりである。新型コロナウイルス感染症の流行により、日本国内の多くの学校が休校となった。休校期間中の子供たちの学力低下を防止するために、学校の授業をオンラインに置き換えることが検討された。ところが、OECD(経済協力開発機構)の「生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)」によれば、「勉強に使えるコンピュータ」と「インターネット接続回線」とを有する日本の家庭は、全体の約60%であった。このような現状において、学校の授業を全てオンラインに置き換えることはできない。そして、新型コロナウイルス感染症の流行が今後も続ければ、子供の勉強のために、十分な性能を備えた通信回線や端末を与えられる家庭と、与えられない家庭との間で教育格差が拡大してしまう。
<インストールの手間>
従来のオンライン授業を受講するために、受講者は、所定のウェブサイトにアクセスして、自身の端末にクライアントアプリケーションのインストーラーをダウンロードする。その後、受講者は、インストーラーを起動させて、自身の端末にクライアントアプリケーションをインストールする。以上の手順を、休校期間中の小中学生に伝えて実行させることは困難であり、生徒全員にシステムが導入されるまでに手間と時間が掛かり、学校側のサポートも必要になるであろう。
<個人情報の漏洩のおそれ>
さらに、クライアントアプリケーションを使用するために、受講者のアカウント登録を要求される場合がある。この場合、受講者は、自身のメールアドレスを入力し、登録確認用のメールを受信する。メールには、アカウント登録をするためのウェブサイトのURLが記載されている。受講者は、このウェブサイトにアクセスし、自身の「名」、「姓」、「パスワード」及び「パスワード(確認用)」を入力する。これらは全て受講者の個人情報であり、オンライン授業のサービス提供元から受講者の個人情報が漏洩するおそれがある。
<発明の目的>
本発明は、下記A)~C)の課題を解決することが可能なオンライン授業支援プログラムを提供することを目的とする。
A)性能の低い通信回線及び端末でも何ら障害なく受講することができる。
B)受講するための手間と時間が掛からない。
C)受講者の個人情報が漏洩するおそれがない。
(1)上記目的を達成するために、本発明のオンライン授業支援プログラムは、通信回線を通じて、1つのホスト用端末と、複数のゲスト用端末との間における情報通信を可能とするためのオンライン授業支援プログラムであって、前記ゲスト用端末と情報通信するためのホスト用ページを、前記ホスト用端末のディスプレイに表示させる処理を実行する第1表示制御手段と、前記ホスト用端末と情報通信するためのゲスト用ページを、前記ゲスト用端末のディスプレイに表示させる処理を実行する第2表示制御手段と、前記ホスト用ページ及び前記ゲスト用ページに入力された情報を記憶するための処理を実行する記憶制御手段と、を含み、前記ホスト用ページ及び前記ゲスト用ページのそれぞれは、外観上の区別が可能な第1表示領域及び第2表示領域を含み、前記ホスト用ページは、前記第1表示領域に表示される情報を入力するための第1入力部と、前記第2表示領域に表示される情報を入力するための第2入力部と、前記ゲスト用ページにアクセスした前記ゲスト用端末のユーザー名を表示する参加者表示領域と、を含み、前記ゲスト用ページは、前記ホスト用ページにおける操作に基づいて情報の入力が可能となり、前記ゲスト用ページに入力された情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示されることを特徴とするオンライン授業支援プログラム。
(2)好ましくは、上記(1)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第1表示領域の背景色が、前記第2表示領域の背景色の明度よりも低い暗色である。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第1入力部は、文字情報と画像情報とを入力することが可能であり、前記第2入力部は、少なくとも文字情報を入力することが可能である。
(4)好ましくは、上記(3)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第1入力部及び前記第2入力部は、前記文字情報とともにスタンプ画像を入力することが可能である。
(5)好ましくは、上記(3)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第2入力部に入力された前記文字情報は、あらかじめ選択されたサムネイルに関連づけられて前記第2表示領域に表示される。
(6)好ましくは、上記(4)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第2入力部に入力された前記文字情報及び前記スタンプ画像は、あらかじめ選択されたサムネイルに関連づけられて前記第2表示領域に表示される。
(7)好ましくは、上記(2)~(6)のいずれかのオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第2入力部は、前記文字情報を入力する場合に、文の種類を選択することが可能であり、疑問文が選択された場合は、前記ゲスト用ページに回答の入力部が表示され、入力された回答が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示される。
(8)好ましくは、上記(7)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第2入力部は、前記文字情報による任意の回答を求める第1疑問文、又はいずれかの選択肢を選択することにより回答を求める第2疑問文を選択することが可能であり、前記第1疑問文が選択された場合は、前記ゲスト用ページに回答となる前記文字情報の入力部が表示され、入力された回答となる前記文字情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示され、前記第2疑問文が選択された場合は、前記第2入力部に選択肢となる文字情報の入力部が表示され、且つ入力された選択肢の前記文字情報が選択可能な画像に変換されて前記ゲスト用ページに表示され、選択された前記画像に対応する前記文字情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示される。
(9)好ましくは、上記(8)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記第2疑問文に対する回答の統計を算出してグラフを生成する演算手段をさらに含み、前記第1入力部は、前記グラフを前記第1表示領域に表示させることが可能である。
(10)好ましくは、上記(1)~(9)のいずれかのオンライン授業支援プログラムにおいて、前記ホスト用ページは、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示された情報を、前記ユーザー名とともに又は無記名で、前記第1表示領域に表示させることが可能である。
(11)好ましくは、上記(10)のオンライン授業支援プログラムにおいて、前記ホスト用ページは、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示された情報とともにスタンプ画像を前記第1表示領域に表示させることが可能である。
(12)好ましくは、上記(1)~(11)のいずれかのオンライン授業支援プログラムにおいて、前記ホスト用ページは、前記ゲスト用GUIへの情報の入力を許可又は不許可とするための入力許可操作部をさらに含み、前記ゲスト用GUIページは、前記入力許可操作部によって情報の入力が許可されたことに基づいて情報の入力が可能となる。
(13)好ましくは、上記(1)~(12)のいずれかのオンライン授業支援プログラムにおいて、前記ホスト用ページは、前記第1表示領域、前記第2表示領域、及び前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域のそれぞれに表示された情報の履歴を、前記ホスト用端末に提供することが可能である。
(14)好ましくは、上記(1)~(13)いずれかのオンライン授業支援プログラムにおいて、前記ゲスト用ページは、前記第1表示領域及び前記第2表示領域のそれぞれに表示された情報の履歴を、前記ゲスト用端末に提供することが可能である。
本発明のオンライン授業支援プログラムによれば、性能の低い通信回線及び端末でも何ら障害なく受講することができ、受講するための手間と時間が掛からず、受講者の個人情報が漏洩するおそれがない。
図1は、本発明の実施形態に係るオンライン授業支援プログラムを含むオンライン授業システム全体の構成を示すブロック図である。 図2は、オンライン授業開始までの流れを示すフローチャートである。 図3は、クラスエントリーページの画面構成を示す正面図である。 図4は、上記クラスエントリーページの画面構成を示す正面図である。 図5は、先生用ページ(ホスト用ページ)の画面構成を示す正面図である。 図6は、生徒用エントリーページの画面構成を示す正面図である。 図7は、生徒用ページ(ゲスト用ページ)の画面構成を示す正面図である。 図8は、上記先生用ページを構成する第1表示領域及び第1入力部を示す説明図である。 図9は、上記第1表示領域と上記第1入力部とを並べた説明図である。図9(a)は、上記第1表示領域にテキスト等を表示させた状態を示す。図9(b)は、上記第1表示領域に画像を表示させた状態を示す。図9(c)は、上記第1表示領域にグラフを表示させた状態を示す。図9(d)は、上記第1表示領域に表示させたテキスト等を消去した状態を示す。 図10は、上記先生用ページを構成する第2表示領域及び第2入力部を示す説明図である。 図11(a)~(e)は、上記先生用ページを構成する参加者表示領域中の表示を説明するために、上記第2表示領域中の表示と上記参加者表示領域中の表示とを並べた説明図である。 図12(a)及び(b)は、上記第2表示領域中の表示と上記参加者表示領域中の表示とを並べた説明図である。図12(c)は、上記第1表示領域中の表示と上記参加者表示領域中の表示とを並べた説明図である。 図13は、上記生徒用ページの画面構成を示す正面図である。 図14は、上記生徒用ページの画面構成を示す正面図である。 図15は、上記生徒用ページの画面構成を示す正面図である。 図16は、上記生徒用ページの画面構成を示す正面図である。 図17は、上記生徒用ページの画面構成を示す正面図である。 図18(a)及び(b)は、上記生徒用ページの第2表示領域中の表示と上記先生用ページの参加者表示領域中の表示とを並べた説明図である。 図19は、先生用ログ情報を説明するための表である。 図20は、生徒用ログ情報を説明するための表である。
以下、本発明の実施形態に係るオンライン授業支援プログラムについて、図面を参照しつつ説明する。
1.総論
本実施形態のオンライン授業支援プログラムは、感染症の流行や災害などを原因とする休校中における教育格差を小さくすることを最終目的とする。休校中の教育格差は、子供の家庭環境、より具体的には、子供が勉強に使える通信回線及び端末の有無や性能に起因する。つまり、オンライン授業を受講するために十分な性能を備えた通信回線及び端末を子供に与えられない家庭では、子供がオンライン授業を受講できず、オンライン授業を受講できる他の子供との間に教育格差が生じる。
一方、2019年の時点で、日本国内におけるスマートフォンの利用率は、全体の85%を超えた。このため、親が子供にスマートフォンを与えている可能性は高く、そうでなくとも、親がスマートフォンを所有している可能性が極めて高い。
本実施形態のオンライン授業支援プログラムは、受講時の技術水準で性能の低いスマートフォン、例えば、廉価なローエンドのスマートフォン、販売から数年が経過した型落ちのスマートフォン、親が使用しなくなった古いスマートフォンなどであっても、データ量の小さいウェブページの閲覧が可能であり、電子メールの作成及び送受信ができる程度の性能を有していれば、何ら障害なく受講できる。この結果、多くの子供がオンライン授業を受講できるようになり、休校中の教育格差を小さくすることが可能となる。
2.システム全体の構成
図1は、本実施形態に係るオンライン授業支援プログラム1を含むオンライン授業システム全体の構成を示す。オンライン授業支援プログラム1は、サーバー100に記憶される。サーバー100は、インターネット通信回線500に接続される。オンライン授業支援プログラム1は、インターネット通信回線500を通じて、ホスト及び複数のゲストに使用される。ホストは、オンライン授業支援プログラム1によって、オンライン授業を行うためのクラスを開設する者であり、例えば、オンライン授業の講師である。ゲストは、ホストが開設したオンライン授業のクラスに参加する者であり、例えば、オンライン授業の受講者である。
図1において、ホスト用端末300は、ホストが使用する端末である。ゲスト用端末400は、ゲストが使用する端末である。ホスト用端末300及びゲスト用端末400は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ又はスマートフォンなどのいずれでもよい。ホスト用端末300及び複数のゲスト用端末400は、いずれもインターネット通信回線500に接続される。
IDプロバイダ200は、オンライン授業支援プログラム1の提供者に代わって、ホストがオンライン授業支援プログラム1にログインするためのID認証を行う。IDプロバイダ200としては、例えば、一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパンが提供するOpenID(登録商標)を利用する。
ホストは、オンライン授業支援プログラム1の提供者が運営する所定ウェブサイト101を介して、オンライン授業支援プログラム1を利用する。オンライン授業支援プログラム1は、第1表示制御手段1a、第2表示制御手段1b、記憶制御手段1c及び演算手段1dを含む。第1表示制御手段1aは、ゲスト用端末400と情報通信するための複数のGUI(Graphical User Interface)で構成されたウェブページ(ホスト用ページ)を、ホスト用端末300のディスプレイ301に表示させる処理を実行する。第2表示制御手段1bは、ホスト用端末300と情報通信するための複数のGUIで構成されたウェブページ(ゲスト用ページ)を、ゲスト用端末400のディスプレイ401に表示させる処理を実行する。記憶制御手段1cは、ホスト用ページ及びゲスト用ページに入力された情報を記憶するための処理を実行する。演算手段1dは、ゲストの回答の統計を算出してグラフを生成する。
ここで、本出願人は、本願の出願前に「Flying ClassRoom(登録商標)」の名称で本発明のオンライン授業支援プログラムの提供を開始した。以下に説明する本実施形態のオンライン授業支援プログラム1は、「Flying ClassRoom(登録商標)」の実際の仕様に基づいている。「Flying ClassRoom(登録商標)」は学校の教室で行われる授業をモチーフにしており、特許請求の範囲に記載した発明特定事項、例えば、「ホスト」、「ゲスト」、「第1表示領域」、「文字情報を入力すること」は、それぞれ「先生」、「生徒」、「黒板」、「発言」といった教室で行われる授業を演出するための語に置き換えられている。そこで、以下のオンライン授業支援プログラム1の説明において、発明特定事項が別の語に置き換えられている場合は、その対応関係について言及する。
3.オンライン授業開始までの流れ
図2は、オンライン授業支援プログラム1を利用したオンライン授業開始までの流れを示す。図2中のステップS1~S7は、ホストである「先生」が行う手順である。図2中のステップS8、S9は、ゲストである「生徒」が行う手順である。以下、図1~図7を参照して、オンライン授業開始までの先生及び生徒が行う手順について説明する。
3.2 先生が行う手順
ステップS1において、オンライン授業を開催する先生は、インターネット回線500に接続されたホスト用端末300を使用して、所定ウェブサイト101にアクセスする。本実施形態において、先生の使用するホスト用端末300は、パーソナルコンピュータであると仮定する。
所定ウェブサイト101には、オンライン授業支援プログラム1の利用を開始するためのウィジェット(例えば、アイコン又はボタン)が用意されている。このウィジェットを先生が選択することにより、IDプロバイダ200が起動し、Eメールアドレスの入力ページに移行する。ステップS2において、先生は、自分のEメールアドレスを入力し、IDプロバイダ200に提供する。すると、IDプロバイダ200は、アクセス先のURL(ハイパーリンク)を貼り付けたEメールを、先生のEメールアドレスに送信する。
ステップS3において、先生は、アクセス先のURLが貼り付けられたEメールを受信する。ステップS4において、先生は、Eメールに貼り付けられたURLを選択することによって、図3に示されるクラスエントリーページ10にアクセスする。
ステップS5において、先生は、クラスエントリーページ10に必要事項を入力し、オンライン授業支援プログラム1上のクラスを開設する。図3に示されるように、クラスエントリーページ10には、クラス名入力部11、先生名入力部12、顔画像撮影ボタン13及びエントリーボタン14が設けられている。クラス名入力部11には、クラス名(例えば「1年1組」)が入力される。先生名入力部12には、先生の氏名(例えば「○○○○」)が入力される。顔画像撮影ボタン13を選択すると、先生の使用するホスト用端末300に備えられたカメラが起動し、先生の顔を撮影することが可能となる。カメラで撮影した先生の顔画像は保存され、後述する顔画像表示32、22a(図6、図10を参照)に使用される。なお、顔画像の入力は必須ではない。顔画像を入力しない場合、後述する顔画像表示32、22aは、顔画像撮影ボタン13と同じデザインの表示になる。
クラス名、先生の氏名、顔画像を入力した後、先生は、エントリーボタン14を選択する。すると、図3に示されるクラスエントリーページ10が、図4に示される画面構成に変化する。具体的には、エントリーボタン14の表示がなくなり、スタートボタン15、リンクボタン16及び生徒用ページURL17が表示される。
ステップS6において、先生は、生徒用ページURL17をコピーし、Eメールに貼り付けて、オンライン授業に参加する複数の生徒のEメールアドレスに送信する。その後、ステップS7において、先生は、スタートボタン15を選択し、図5に示される先生用ページ20にアクセスする。以上でオンライン授業開始までの先生の手順は完了する。
先生用ページ20は、複数のGUIで構成されたウェブページ(ホスト用ページ)である。先生は、先生用ページ20を構成する複数のGUIを用いて、複数の生徒とコミュニケーションをとることができ、複数の生徒に向けたオンライン授業を行うことが可能となる。先生用ページ20の詳細については後述する。
なお、図5に示される先生用ページ20は「授業停止」の状態であり、授業開始ボタン26が選択されることによって「授業開始」の状態に移行する。「授業停止」の状態では、第1表示領域21及び第2表示領域22が暗転し、「授業は停止中です。開始までしばらくお待ちください。」とのメッセージが表示される。先生は、授業の準備が整ったところで、授業開始ボタン26が選択して「授業開始」の状態にすればよい。先生用ページ20が「授業開始」の状態になると、第1表示領域21及び第2表示領域22が明転するとともに、「授業は停止中です。開始までしばらくお待ちください。」とのメッセージが消去される。
3.3 生徒が行う手順
ステップS8において、生徒は、図4に示される生徒用ページURL17が貼り付けられたEメールを受信する。ステップS9において、生徒は、Eメールに貼り付けられた生徒用ページURL17を選択することによって、図6に示される生徒用エントリーページ30にアクセスする。生徒用エントリーページ30には、クラス情報表示31、顔画像表示32、生徒名入力部33、参加ボタン34及びヘルプボタン35が設けられている。
クラス情報表示31には、図3に示されるクラスエントリーページ10のクラス名入力部11に入力されたクラス名、及び先生名入力部12に入力された先生の氏名が表示される。顔画像表示32には、図3に示されるクラスエントリーページ10の顔画像撮影ボタン13を選択することによって撮影された先生の顔画像が表示される。これらのクラス名、先生の氏名、先生の顔画像を見ることにより、生徒は、自分が参加すべきオンライン授業であるか否かを確認することができる。自分が参加すべきオンライン授業であると確認した場合、生徒は、生徒名入力部33に自分の氏名を入力し、参加ボタン34を選択することにより、図7に示される生徒用ページ40にアクセスする。以上でオンライン授業開始までの生徒の手順は完了する。
生徒用ページ40は、複数のGUIで構成されたウェブページ(ゲスト用ページ)である。生徒は、生徒用ページ40を構成する複数のGUIを用いて、先生とコミュニケーションをとることができ、先生が行うオンライン授業を受けることが可能となる。生徒用ページ40の詳細については後述する。
なお、図7に示される生徒用ページ40は「授業停止」の状態であり、第1表示領域41及び第2表示領域42が暗転し、「授業は停止中です。開始までしばらくお待ちください。」とのメッセージが表示される。図5に示される先生用ページ20の授業開始ボタン26が選択されることによって、生徒用ページ40は「授業開始」の状態になる。先生用ページ20が「授業開始」になると、生徒用ページ40の第1表示領域41及び第2表示領域42が明転するとともに、「授業は停止中です。開始までしばらくお待ちください。」とのメッセージが消去される。先生用ページ20が「授業開始」になると、先生用ページ20の第1表示領域21及び第2表示領域22に表示された情報は、生徒用ページ40の第1表示領域41及び第2表示領域42にも表示される。
4.先生用ページ
次に、図5、図8~図12を参照して、先生用ページ20について詳細に説明する。
図5は、パーソナルコンピュータであるホスト用端末300のディスプレイ301に表示された先生用ページ20を示す。先生用ページ20は、主として、第1表示領域21、第2表示領域22、第1入力部23、第2入力部24、参加者表示領域25で構成される。第1入力部23の上方における第1表示領域21の近傍には、クラス名及び先生の氏名が表示される。第1入力部23の上方における第1表示領域21の反対側には、授業開始ボタン26及び授業停止ボタン27(図8を参照)が配置される。授業開始ボタン26は、先生用ページ20が「授業停止」の状態のときに表示され選択可能となる。一方、授業停止ボタン27は、先生用ページ20が「授業開始」の状態のときに表示され選択可能となる。参加者表示領域25の下方には、ログ取得ボタン28が配置される。ログ取得ボタン28の下方には、先生の氏名が表示され、その隣に戻るボタン29が配置される。戻るボタン29を選択すると、先生用ページ20から図4に示されるクラスエントリーページ10に戻る。
4.1 第1表示領域及び第1入力部
図8は、先生用ページ20を構成する第1表示領域21及び第1入力部23を示す。第1入力部23に入力した情報は、第1表示領域21に表示される。第1表示領域21は、教室で行われる授業における「黒板」の役割を果たすものである。看者に黒板を想起させるため、第1表示領域21の背景色は、第2表示領域22の背景色(図10を参照)の明度よりも低い暗色に設定している。黒板の役割を果たす第1表示領域21には、授業内容に関係する情報を表示させる。先生は、黒板に板書するつもりで、授業内容に関係する情報を第1入力部23に入力して、第1表示領域21に表示させることができる。第1入力部23は、テキストを入力する機能と、写真や図などの画像を入力する機能と、グラフを生成させる機能と、これらのテキスト、画像及びグラフを第1表示領域21に表示させる機能とを備える。
4.1.1 テキストの入力及び表示
テキストの入力及び表示は、第1テキスト入力部23a、文字サイズ選択部23b及び第1テキスト表示ボタン23cを用いて行う。第1テキスト入力部23aには、50文字以内のテキストを入力することができる。第1テキスト入力部23aに入力されたテキストは、4つの第1テキスト表示ボタン23cのいずれか1つを選択することによって、第1表示領域21に表示される。4つの第1テキスト表示ボタン23cは、入力されたテキストのみを表示させる1つのボタンと、入力されたテキストの先頭にスタンプ画像21bを表示させる3つのボタンとで構成される。スタンプ画像21bは、例えば、「指さし」のイラストであり、黄色、赤色、青色の3種類のうちから1つを選択することができる。第1表示領域21に表示される文字サイズは、文字サイズ選択部23bによって「大」、「中」、「小」、「最小」のいずれかを選択することができる。
例えば、図8に示されるように、第1テキスト入力部23aに「2020年〇月〇日」と入力して、テキストのみの第1テキスト表示ボタン23cを選択すると、第1表示領域21の1行目に「2020年〇月〇日」のテキスト21aが表示される。次に、第1テキスト入力部23aに「1時間目:地理」と入力して、テキストのみの第1テキスト表示ボタン23cを選択すると、第1表示領域21の2行目に「1時間目:地理」のテキスト21aが表示される。次に、第1テキスト入力部23aに「テーマ:都道府県で有名なもの」と入力して、テキストのみの第1テキスト表示ボタン23cを選択すると、第1表示領域21の3行目に「テーマ:都道府県で有名なもの」のテキスト21aが表示される。その後、第1テキスト入力部23aに「北海道」と入力して、スタンプ画像付きの第1テキスト表示ボタン23cを選択すると、第1表示領域21の4行目に「北海道」のテキスト21aが表示されるとともに、テキスト21aの先頭に「指さし」のスタンプ画像21bが表示される。
4.1.2 画像の入力及び表示
写真や図などの画像の入力及び表示は、写真・図アップタイトル文字23d、ファイル選択ボタン23e、画像表示選択ボタン23fを用いて行う。ファイル選択ボタン23eを選択すると、ホスト用端末300に保存された画像ファイル(例えば、北海道の地図の画像G1)の選択が可能となる。選択された画像ファイルの画像G1は、表示窓23jに表示される。写真・図アップタイトル文字23dはウィジェットである。後述するグラフG2が表示窓23jに表示された状態で、写真・図アップタイトル文字23dを選択すると、表示窓23jの表示がグラフG2から画像G1に切り替わる。画像表示選択ボタン23fは、「表示」及び「非表示」の2つのボタンで構成される。画像表示選択ボタン23fのうちの「表示」のボタンを選択すると、選択した画像ファイルの画像G1が、第1表示領域21の全面に表示される。一方、画像表示選択ボタン23fのうちの「非表示」のボタンを選択すると、第1表示領域21の全面に表示された画像G1が非表示になる。
例えば、図9(a)に示されるように、第1表示領域21には、上述したテキスト21a及びスタンプ画像21bが表示されている。この状態で、ファイル選択ボタン23eを選択して、北海道の地図の画像G1の画像ファイルを選択すると、表示窓23jに画像G1が表示される。次に、図9(b)に示されるように、画像表示選択ボタン23fのうちの「表示」のボタンを選択すると、画像G1が第1表示領域21の全面に表示される。先生は、自らが選択した画像ファイルの画像G1を、あらかじめ表示窓23jで確認してから第1表示領域21に表示させることができる。
4.1.3 グラフの生成及び表示
後に詳しく説明するが、図5に示される第2入力部24は、いずれかの選択肢を選択することにより回答を求める疑問文(生徒への質問)を入力することが可能である。図1に示される演算手段1cは、複数の生徒が選んだ選択肢(生徒の回答)の統計を算出してグラフG2を生成する。
グラフG2の生成及び表示は、黒板グラフタイトル文字23g、グラフ表示選択ボタン23hを用いて行う。黒板グラフタイトル文字23gはウィジェットである。複数の生徒の選択肢による回答が揃ったところで、黒板グラフタイトル文字23gを選択すると、演算手段1cが回答の統計を算出してグラフG2を生成する。このグラフG2は、表示窓23jに表示される。上述した画像G1が表示窓23jに表示された状態で、黒板グラフタイトル文字23gを選択すると、表示窓23jの表示が画像G1からグラフG2に切り替わる。グラフ表示選択ボタン23hは、「表示」及び「非表示」の2つのボタンで構成される。グラフ表示選択ボタン23hのうちの「表示」のボタンを選択すると、グラフG2が第1表示領域21の全面に表示される。一方、グラフ表示選択ボタン23hのうちの「非表示」のボタンを選択すると、第1表示領域21の全面に表示されたグラフG2が非表示になる。
例えば、図9(b)に示されるように、北海道の地図の画像G1が表示窓23jに表示された状態で、黒板グラフタイトル文字23gを選択すると、図9(c)に示されるように、表示窓23jの表示が画像G1からグラフG2に切り替わる。この状態で、グラフ表示選択ボタン23hのうちの「表示」のボタンを選択すると、グラフG2が第1表示領域21の全面に表示される。先生は、生徒の回答の統計を示すグラフG2を、あらかじめ表示窓23jで確認してから第1表示領域21に表示させることができる。
4.1.4 テキスト及びスタンプ画像の表示の一括消去
図9(a)、(d)に示されるように、第1表示領域21に表示されたテキスト21a及びスタンプ画像21bは、黒板クリアボタン23iを選択することにより、一括で消去することが可能である。
4.2 第2表示領域及び第2入力部
図10は、先生用ページ20を構成する第2表示領域22及び第2入力部24を示す。第2表示領域22及び第2入力部24は、教室の授業中における先生と生徒の「会話」、より具体的には、先生から生徒への発話内容を伝える役割を果たす。先生の発話内容であるテキストは、第2入力部24に入力され、第2表示領域22に表示される。一般に、先生から生徒への発話内容は、質問と質問以外との2つに分けられる。このため、第2入力部24は、入力されたテキストで構成される文の種類が、疑問文か疑問文以外かを選択する機能を備える。その他、第2入力部24は、入力されたテキストを第2表示領域22に表示させる機能と、生徒の発言(生徒がテキストを入力すること)を許可するか否かを選択する機能とを備える。
4.2.1 テキストの入力及び表示
テキストの入力及び表示は、第2テキスト入力部24b及び第2テキスト表示ボタン24cを用いて行う。第2テキスト入力部24bには、50文字以内のテキストを入力することができる。第2テキスト入力部24bに入力されたテキストは、6つの第2テキスト表示ボタン24cのいずれか1つを選択することによって、第2表示領域22に表示される。6つの第2テキスト表示ボタン24cは、入力されたテキストのみを表示させる1つのボタンと、入力されたテキストと一緒にスタンプ画像22cを表示させる5つのボタンとで構成される。
4.2.2 文の種類の選択
第2テキスト入力部24bに入力されるテキストで構成される文の種類を、文種選択部24dによって選択することが可能である。文種選択部24dは、「テキストのみ」、「フリー回答」及び「選択肢回答」の3つのボタンで構成される。第2テキスト入力部24bに入力されるテキストで構成される文が、疑問文以外である場合は「テキストのみ」のボタンを選択する。テキストによる任意の回答を求める第1疑問文である場合は「フリー回答」のボタンを選択する。いずれかの選択肢を選択することにより回答を求める第2疑問文である場合は「選択肢回答」のボタンを選択する。「選択肢回答」のボタンが選択されると、文種選択部24dの横に、選択肢入力部24fが表示される。選択肢入力部24fには、回答となる複数の選択肢を構成するテキストが入力される。
例えば、図10に示されるように、文種選択部24dのうちの「テキストのみ」のボタンを選択し、第2テキスト入力部24bに「地理の授業を始めます。」と入力して、テキストのみの第2テキスト表示ボタン24cを選択する。すると、第2表示領域22の1行目に、先生の顔画像表示22aとともに吹き出し表示22bが表示され、この吹き出し表示22bの中に「地理の授業を始めます。」のテキストが表示される。
次に、図10において、文種選択部24dのうちの「フリー回答」のボタンを選択し、第2テキスト入力部24bに「準備はよろしいですか?」と入力して、テキストのみの第2テキスト表示ボタン24cを選択する。すると、第2表示領域22の2行目に、先生の顔画像表示22aとともに吹き出し表示22bが表示され、この吹き出し表示22bの中に「準備はよろしいですか?」のテキストが表示される。
後に詳しく説明するが、「フリー回答」の第1疑問文が、先生用ページ20の第2表示領域22に表示された場合は、図14に示されるように、生徒用ページ40の第2表示領域42に、第3テキスト入力部42b及び第3テキスト表示ボタン42cが表示される。生徒は、第3テキスト入力部42bに任意の回答を構成するテキストを入力し、第3テキスト表示ボタン42cを選択して回答する。一方、図10に示されるように、先生用ページ20の第2表示領域22には、生徒用ページ40の第3テキスト入力部42b及び第3テキスト表示ボタン42cと同じデザインのフリー回答表示22eが表示される。フリー回答表示22eは、生徒用ページ40の状態を知らせるための画像であり、テキストを入力したり、ボタンを選択したりすることはできない。なお、後に詳しく説明するが、生徒用ページ40の第3テキスト入力部42bに入力された任意の回答を構成するテキストは、図5に示される参加者表示領域25に表示される。
次に、図10において、文種選択部24dのうちの「選択肢回答」のボタンを選択し、第2テキスト入力部24bに「北海道の特産物を次の3つのうちからえらんでください。」と入力する。また、「選択肢回答」のボタンを選択したことによって選択肢入力部24fが表示される。この選択肢入力部24fに、回答となる3つの選択肢を構成するテキスト「じゃがいも(改行)」、「メロン(改行)」、「とうもろこし(改行)」を入力する。その後、テキストのみの第2テキスト表示ボタン24cを選択する。すると、第2表示領域22の3行目に、先生の顔画像表示22aとともに吹き出し表示22bが表示され、この吹き出し表示22bの中に「北海道の特産物を次の3つのうちからえらんでください。」のテキストが表示される。
後に詳しく説明するが、「選択肢回答」の第2疑問文が、先生用ページ20の第2表示領域22に表示された場合は、図15に示されるように、生徒用ページ40の第2表示領域42に、「じゃがいも」、「メロン」、「とうもろこし」の3つの選択肢回答ボタン42dが表示される。生徒は、3つの選択肢回答ボタン42dのいずれか1つを選択して回答する。一方、図10に示されるように、先生用ページ20の第2表示領域22にも、3つの選択肢回答ボタン42dと同じデザインの選択肢回答表示22fが表示される。選択肢回答表示22fは、生徒用ページ40の状態を知らせるための画像であり、ボタンを選択することはできない。なお、後に詳しく説明するが、生徒が選択した選択肢を構成するテキストは、図5に示される参加者表示領域25に表示される。
次に、図10において、文種選択部24dのうちの「テキストのみ」のボタンを選択し、第2テキスト入力部24bに「皆さん正解です。」と入力して、スタンプ画像付きの第2テキスト表示ボタン24cを選択する。すると、第2表示領域22の4行目に、先生の顔画像表示22aとともに吹き出し表示22bが表示され、この吹き出し表示22bの中に「皆さん正解です。」のテキストが表示される。スタンプ画像22cは、先生の顔画像表示22aを装飾するように、先生の顔画像表示22aの上に重なって表示される。
4.2.3 生徒の発言の許否
先生用ページ20の第2入力部24には、発言許可選択部(入力許可操作部)24aが設けられている。発言許可選択部24aは、「する」及び「しない」の2つのボタンで構成される。「しない」のボタンを選択すると、生徒用ページ40は、上述した「フリー回答」以外のテキストを入力して表示させることができない。「する」のボタンを選択すると、図14~図16に示されるように、生徒用ページ40の第2表示領域42に発言ボタン(入力ボタン)42aが表示される。後に詳しく説明するが、発言ボタン42aが選択されると、生徒用ページ40の第2表示領域42に、図17に示される発言ウィンドウ43が表示される。生徒は、発言ウィンドウ43にテキストを入力して表示させることができる。生徒が発言ウィンドウ43に入力したテキストは、図5に示される参加者表示領域25に表示される。
一方、図10に示されるように、発言許可選択部24aの「する」のボタンを選択すると、先生用ページ20の第2表示領域22にも、発言ボタン42aと同じデザインの発言許可表示(入力許可表示)22dが表示される。発言許可表示22dは、生徒用ページ40の状態を知らせるための画像であり、ボタンを選択することはできない。
4.3 参加者表示領域
上述したように、生徒がオンライン授業に参加するためには、図6に示される生徒用エントリーページ30において、生徒名入力部33に自分の氏名を入力し、参加ボタン34を選択することにより、図7に示される生徒用ページ40にアクセスする。
1人の生徒が生徒用ページ40にアクセスするごとに、図5に示される先生用ページ20の参加者表示領域25には、生徒名表示部25a、発言回数表示部25b及び発言内容表示部25cのセットが表示される。生徒名表示部25a、発言回数表示部25b及び発言内容表示部25cのセットは、図11(a)~(d)及び図12(a)の二点鎖線より右側に示される。
図11及び図12に示される参加者表示領域25は、図7に示される生徒用ページ40に4人の生徒がアクセスしたときの状態を例示しており、生徒名表示部25a、発言回数表示部25b及び発言内容表示部25cが4セット表示されている。なお、生徒用ページ40には、最大30人の生徒がアクセスすることが可能であり、参加者表示領域25には、生徒名表示部25a、発言回数表示部25b及び発言内容表示部25cを30セット表示することができる。
生徒名表示部25aには、図7に示される生徒用ページ40にアクセスしたゲスト用端末400のユーザー名が表示される。本実施形態では、図6に示される生徒用エントリーページ30の生徒名入力部33に入力された生徒の氏名が、生徒名表示部25aに表示される。
発言回数表示部25bには、生徒の発言回数を示す数字が表示される。ここでいう「発言」には、図10に示される「フリー回答」の第1疑問文に回答するためのテキストの入力、「選択肢回答」の第2疑問文に回答するための選択肢の選択、及び「発言許可」を「する」とした場合のテキストの入力が含まれる。図14、図15及び図17に示される生徒用ページ40の第3テキスト表示ボタン42c、選択肢回答ボタン42d及び第四テキスト表示ボタン43cが選択されるたびに、発言回数表示部25bの数字が1つ加算される。なお、図11(a)に示されるように、本実施形態では、生徒用ページ40に生徒がアクセスしたときにも、発言回数表示部25bの数字が1つ加算される。
発言内容表示部25cは、吹き出しの形にデザインされており、吹き出しの中に生徒の発言内容を構成するテキストが表示される。図14、図15及び図17に示される生徒用ページ40の第3テキスト表示ボタン42c、選択肢回答ボタン42d及び第四テキスト表示ボタン43cが選択されるたびに、発言内容表示部25cに表示されるテキストが更新される。
ここで、図11(a)~(d)及び図12(a)~(c)の二点鎖線より左側には、図10の第2表示領域22に表示された顔画像表示22a及び吹き出し表示22bが時系列に示される。発言内容表示部25cは、先生が質問をしたときにアンアクティブ(不活性)状態となり、生徒が回答をしたときにアクティブ(活性)状態となる。例えば、図11(b)、(d)に示されるように、アンアクティブ状態の発言内容表示部25cは、吹き出しの色が暗転する。一方、図11(c)及び図12(a)に示されるように、アクティブ状態の発言内容表示部25cは、吹き出しの色が明転する。先生は、発言内容表示部25cの色の明暗を見て、生徒からの回答があったか否かを直感的に把握できる。
さらに、図12(a)に示されるように、アクティブ状態の発言内容表示部25cに、ホスト用端末300のカーソル302を合わせると、図12(b)に示されるように、発言内容表示部25cの吹き出しが展開されて、6つの発言内容表示ボタン25dが表示される。図12(c)に示されるように、いずれか1つの発言内容表示ボタン25dを選択すると、生徒の回答の吹き出し表示21dが第1表示領域21に表示される。
6つの発言内容表示ボタン25dは、3つの記名有りのボタンと、3つの記名無しのボタンで構成される。ここでいう「記名」は、生徒名表示部25aに表示される生徒の氏名である。3つの記名有りのボタンは、記名表示21c及び吹き出し表示21dを表示させる1つのボタンと、記名表示21c及び吹き出し表示21dの先頭にスタンプ画像21bを表示させる2つのボタンとで構成される。これと同様に、3つの記名無しのボタンは、吹き出し表示21dのみを表示させる1つのボタンと、吹き出し表示21dの先頭にスタンプ画像21bを表示させる2つのボタンとで構成される。
例えば、4人の生徒が、図7に示される生徒用ページ40にアクセスすると、図11(a)に示されるように、先生用ページ20の参加者表示領域25には、生徒名表示部25a、発言回数表示部25b及び発言内容表示部25cの4セットがアクセスした順番に表示される。4つの生徒名表示部25aには、「○○太郎」、「○○花子」、「○○一郎」及び「○○二郎」というように4人の生徒の氏名が表示される。4つの発言回数表示部25bには、生徒用ページ40へのアクセスに基づいて「1」の数字が表示される。4つの発言内容表示部25cには、生徒用ページ40へのアクセスに基づいて「参加しました。」のテキストが表示される。この「参加しました。」のテキストは、生徒が生徒用ページ40に入力したものではなく、オンライン授業支援プログラム1に初期設定されたものである。
次に、図11(b)に示されるように、「フリー回答」の第1疑問文である「準備はよろしいですか?」の吹き出し表示22bが第2表示領域22に表示されると、4つの発言内容表示部25cが暗転してアンアクティブ状態になる。暗転した発言内容表示部25cは、先生の「準備はよろしいですか?」との質問に対して、生徒からの回答待ちの状態であることを視覚的に示す。
次に、図11(c)に示されるように、「準備できました。」、「大丈夫です。」、「OKです。」及び「準備できてます。」というように、4人の生徒が生徒用ページ40にテキストを入力して回答すると、これら回答のテキストが、4つの発言内容表示部25cに表示される。回答のテキストが表示されたことによって、4つの発言内容表示部25cが明転してアクティブ状態になる。明転した発言内容表示部25cは、先生の「準備はよろしいですか?」との質問に対して、生徒の回答が済んだことを視覚的に示す。なお、アクティブ状態の発言内容表示部25cに表示されたテキストは、第1表示領域21に表示させることが可能であるが、ここでは表示させない。一方、4つの発言回数表示部25bには、生徒用ページ40からの回答に基づいて「2」の数字が表示される。
次に、図11(d)に示されるように、「選択肢回答」の第2疑問文である「北海道の特産物を次の3つのうちから選んでください。」の吹き出し表示22bが第2表示領域22に表示されると、4つの発言内容表示部25cが暗転してアンアクティブ状態になる。このとき、図15に示される生徒用ページ40の第2表示領域42には、「じゃがいも」、「メロン」、「とうもろこし」の3つの選択肢回答ボタン42dが表示される。生徒は、3つの選択肢回答ボタン42dのいずれか1つを選択して回答する。
次に、図12(a)に示されるように、「じゃがいも」、「メロン」、「じゃがいも」、「じゃがいも」というように、4人の生徒が3つの選択肢回答ボタン42dのいずれか1つを選択して回答すると、これら回答のテキストが、4つの発言内容表示部25cに表示される。回答のテキストが表示されたことによって、4つの発言内容表示部25cが明転してアクティブ状態になる。一方、4つの発言回数表示部25bには、生徒用ページ40からの回答に基づいて「3」の数字が表示される。
上述したように、アクティブ状態の発言内容表示部25cに表示されたテキストは、第1表示領域21に表示させることが可能である。そこで、一番上の「じゃがいも」のテキストが表示された発言内容表示部25cに、ホスト用端末300のカーソル302を合わせる。すると、図12(b)に示されるように、発言内容表示部25cの吹き出しが展開され、6つの発言内容表示ボタン25dが表示される。
最後に、図12(c)に示されるように、6つの発言内容表示ボタン25dのうちのスタンプ画像付きの記名有りのボタンを選択すると、「親指を立てた手」のスタンプ画像21b、「○○太郎さん」の記名、「じゃがいも」の吹き出し表示21dが第1表示領域21に表示される。
なお、参加者表示領域25は、図10に示される発言許可選択部24aによって発言が許可された場合の生徒の発言、すなわち、図17に示される生徒用ページ20の発言ウィンドウ43に生徒が入力したテキストを表示する機能を備えるが、この機能については、発言ウィンドウ43とともに後で詳しく説明する。
5.生徒用ページ
次に、図13~図18を参照して、生徒用ページ40について詳細に説明する。
図13は、スマートフォンであるゲスト用端末400のディスプレイ401に表示された生徒用ページ40を示す。生徒用ページ40は、主として、第1表示領域41及び第2表示領域42で構成される。第1表示領域41の下方には、ログ取得ボタン41aが配置される。第2表示領域42の下方には、先生の氏名が表示される。上述した先生用ページ20と同様に、生徒用ページ40においても、第1表示領域41の背景は「黒板」を想起させる暗色に設定してあり、第1表示領域41と一見して区別しやすいように、第2表示領域42の背景は明色に設定してある。
5.1 第1表示領域
生徒用ページ40の第1表示領域41には、図8に示される先生用ページ20の第1表示領域21に表示された授業内容に関係する情報、すなわち、テキスト21a、スタンプ画像21b、画像G1及びグラフG2が表示される。生徒用ページ40には、先生用ページ20の第1入力部23に相当するGUIはなく、生徒が、第1表示領域41に情報を入力することはできない。生徒は、教室で黒板の板書を見ながら授業を受けるように、生徒用ページ40の第1表示領域41に表示された情報を見ながら学習する。
5.2 第2表示領域
生徒用ページ40の第2表示領域42には、図10に示される先生用ページ20の第2表示領域22に表示された先生から生徒への発話内容のテキストが、顔画像表示22a及び吹き出し表示22bとともに表示される。生徒用ページ40には、先生用ページ20の第2入力部24に相当するGUIはない。生徒用ページ40は、先生用ページ20の第2入力部24の操作に基づいて情報の入力が可能となる。先生用ページ20の第2表示領域22と異なり、生徒用ページ40で入力した情報は、第2表示領域42に時系列に表示される(図14中の吹き出し表示42eを参照)。以下、生徒用ページ40における情報の入力及び表示について、詳しく説明する。
5.3 フリー回答の入力及び表示
図10に示される先生用ページ20の第2入力部24において、文種選択部24dの「フリー回答」のボタンが選択され、図14に示される生徒用ページ40の第2表示領域42に「フリー回答」を求める第1疑問文が表示された場合は、第2表示領域42に第3テキスト入力部42b及び第3テキスト表示ボタン42cが表示される。第3テキスト入力部42bには、50文字以内のテキストを入力することができる。第3テキスト入力部42bに入力されたテキストは、第3テキスト表示ボタン42cを選択することによって、第2表示領域42に表示される。
例えば、図10に示される先生用ページ20の第2入力部24において、文種選択部24dの「フリー回答」のボタンが選択され、図14に示される生徒用ページ40の第2表示領域42には、先生からの「準備はよろしいですか?」との第1疑問文が表示される。これにより、第2表示領域42に、第3テキスト入力部42b及び第3テキスト表示ボタン42cが表示される。ゲスト用端末400がスマートフォンである場合は、第3テキスト入力部42bの表示をタッチすることにより、ディスプレイ401上に仮想キーボードが展開される。生徒は、仮想キーボードを用いて、第3テキスト入力部42bに「準備できました。」との回答のテキストを入力し、第3テキスト表示ボタン42cを選択する。すると、第2表示領域42に吹き出し表示42eが表示され、この吹き出し表示42eの中に「準備できました。」のテキストが表示される。第3テキスト表示ボタン42cが選択されると、第3テキスト入力部42b及び第3テキスト表示ボタン42cは、第2表示領域42から消去される。
図14に示されるように、先生用ページ20で入力されたテキストの吹き出し表示22bは、第2表示領域42の左側に配置される。一方、生徒用ページ40で入力されたテキストの吹き出し表示42eは、第2表示領域42の右側に配置される。さらに、これらの吹き出し表示22b、42eは、互いに異なる背景色に設定されている。吹き出し表示22b、42eの配置と背景色とを異ならせることによって、先生と生徒との発話内容を視覚的に区別しやすくするとともに、先生と生徒との会話を視覚的に演出している。
5.4 選択肢回答の入力及び表示
図10に示される先生用ページ20の第2入力部24において、文種選択部24dの「選択肢回答」のボタンが選択され、図15に示される生徒用ページ40の第2表示領域42に「選択肢回答」を求める第2疑問文が表示された場合は、第2表示領域42に複数の選択肢回答ボタン42dが表示される。ゲスト用端末400がスマートフォンである場合は、ディスプレイ401をタッチすることにより、いずれか1つの選択肢回答ボタン42dを選択することができる。図16に示されるように、いずれか1つの選択肢回答ボタン42dを選択すると、選択した回答のテキストが、第2表示領域42に表示される。
例えば、図10に示される先生用ページ20の第2入力部24において、文種選択部24dの「選択肢回答」のボタンが選択され、図15に示される生徒用ページ40の第2表示領域42には、先生からの「北海道の特産物を次の3つのうちから選んでください?」との第2疑問文が表示される。これにより、第2表示領域42に「じゃがいも」、「メロン」、「とうもろこし」の3つの選択肢回答ボタン42dが表示される。3つの選択肢回答ボタン42dのうちの「じゃがいも」のボタンを選択する。すると、図16に示されるように、第2表示領域42に吹き出し表示42eが表示され、この吹き出し表示42eの中に「じゃがいも」のテキストが表示される。選択肢回答ボタン42dが選択されると、3つの選択肢回答ボタン42dは、第2表示領域42から消去される。
5.4 発言の入力及び表示
図10に示される先生用ページ20の第2入力部24において、発言許可選択部24aの「する」のボタンが選択されると、生徒用ページ40の第2表示領域22には、図14~図16に示される発言ボタン42aが表示される。発言ボタン42aが選択されると、図17に示される発言ウィンドウ43が、第2表示領域42の上に展開される。
図17に示されるように、発言ウィンドウ43には、閉じるボタン43a、第4テキスト入力部43b、第4テキスト表示ボタン43c、定型文ボタン43d、退室ボタン43e及び入室ボタン43fが設けられている。
閉じるボタン43aを選択すると、発言ウィンドウ43が閉じられ、図14~図16に示される発言ボタン42aが、第2表示領域42に再び表示される。第4テキスト入力部43bには、50文字以内のテキストを入力することができる。第4テキスト入力部43bに入力されたテキストは、第4テキスト表示ボタン43cを選択することによって、第2表示領域42に表示される。定型文ボタン43dを選択すると、あらかじめ設定された定型文(例えば「ついていけません」)が、先生用ページ20の参加者表示領域25と、生徒用ページ40の第2表示領域42とに表示される。退室ボタン43eを選択すると、「退室」のテキストが先生用ページ20の参加者表示領域25と、生徒用ページ40の第2表示領域42とに表示される。これと同様に、入室ボタン43fを選択すると、「入室」のテキストが先生用ページ20の参加者表示領域25と、生徒用ページ40の第2表示領域42とに表示される。
例えば、図17に示される発言ウィンドウ43の第4テキスト入力部43bに「予定があるのでこれで退室させていただきます。」とのテキストを入力し、第4テキスト表示ボタン43cを選択する。すると、図18(a)の二点鎖線の左側に示されるように、第2表示領域42に吹き出し表示42eが表示され、この吹き出し表示42eの中に「予定があるのでこれで退室させていただきます。」のテキストが表示される。
一方、図18(a)の二点鎖線の右側に示されるように、先生用ページ20の参加者表示領域25には、第2の発言内容表示部25eが表示される。第2の発言内容表示部25eは、第4テキスト入力部43bにテキストを入力した生徒の生徒名表示部25aに関連づけられて表示される。また、第2の発言内容表示部25eは、既に表示されている第1の発言内容表示部25dの上に重複して表示される。第2の発言内容表示部25eの吹き出しの中には、生徒が第4テキスト入力部43bに入力したテキスト「予定があるのでこれで退室させていただきます。」の冒頭の5文字がサンプルとして表示される。
次に、図18(b)の二点鎖線の右側に示されるように、第2の発言内容表示部25eに、ホスト用端末300のカーソル302を合わせると、この発言内容表示部25eの吹き出しが展開されて、3つの定型文ボタン25fと、6つの発言内容表示ボタン25dとが表示される。3つの定型文ボタン25fは、例えば、「わかりました。」、「みんなに説明します。」、「あとで連絡します。」といった生徒の発言に対する回答を構成するテキストが設定されている。いずれか1つの定型文ボタン25fを選択すると、図18(b)の二点鎖線の左側に示される発言回答表示24f(例えば「わかりました。」)が、生徒用ページ40の第2表示領域42に表示される。
このように、特定の生徒が第4テキスト入力部43bに入力した「予定があるのでこれで退室させていただきます。」とのテキストは、先生用ページ20の参加者表示領域25における第2の発言内容表示部25eのみに表示される。つまり、特定の生徒の発言は、他の生徒がアクセスする生徒用ページ40の第2表示領域42には表示されない。そこで、先生が、特定の生徒の発言を他の生徒に伝える場合は、第2の発言内容表示部25e中の6つの発言内容表示ボタン25dのいずれか1つを選択する。すると、「予定があるのでこれで退室させていただきます。」のテキストが、図8に示される先生用ページ20の第1表示領域21に表示され、この結果、全ての生徒がアクセスする生徒用ページ40の第1表示領域41に表示される。
6.ログ情報
図5に示される先生用ページ20において、ログ取得ボタン28を選択すると、図19に示される先生用ログ情報51が、ホスト用端末300にダウンロードされる。先生用ログ情報51のデータ形式は、特に限定されるものではなく、例えば、CVS形式やmarkdown形式とすることができる。先生用ログ情報51には、先生が先生用ページ20に入力した情報と、それぞれの生徒が生徒用ページ40に入力した情報と、これらの情報が表示された時間とが含まれる。
図19において、「日時」の項目には、先生及び生徒が入力した情報が表示された時間が記録される。「先生」の項目は、さらに「板書・文章」、「会話・文章」、「問題種別」及び「選択肢」の項目に分類される。「板書・文章」の項目には、先生用ページ20の第1表示領域21に表示されたテキストが記録される。「会話・文章」の項目には、先生用ページ20の第2表示領域22に表示されたテキストが記録される。「問題種別」の項目には、先生用ページ20の第2入力部24における文種選択部24dで選択された文の種類が記録される。「選択肢」の項目には、先生用ページ20の第2入力部24における選択肢入力部24fに入力された複数の選択肢のテキストが記録される。「生徒」の項目は、さらに生徒用ページ40にアクセスした生徒名の項目(例えば「○○太郎」、「○○花子」、「○○一郎」及び「○○二郎」)に分類される。それぞれの生徒名の項目には、生徒用ページ40において入力又は選択されたテキストが記録される。
一方、図13~図17に示される生徒用ページ40において、ログ取得ボタン41aを選択すると、図20に示される生徒用ログ情報52が、生徒用端末400にダウンロードされる。生徒用ログ情報52のデータ形式は、特に限定されるものではなく、例えば、CVS形式やmarkdown形式とすることができる。図20において、生徒用ログ情報52の「日時」及び「先生」の項目に記録される情報は、図19に示される先生用ログ情報51と同じである。生徒用ログ情報52の「生徒」の項目には、生徒用ページ40にアクセスした生徒自身が入力又は選択したテキストが記録される。他の生徒が他の生徒用ページ40に入力又は選択したテキストは、生徒用ログ情報52に記録されない。
7.作用効果
上述した本実施形態のオンライン授業支援プログラム1によれば、性能の低い通信回線及び端末でも何ら障害なく受講することができ、受講するための手間と時間が掛からず、受講者の個人情報が漏洩するおそれがない。
第1に、本実施形態のオンライン授業支援プログラム1は、主にテキストによって黒板の板書、及び先生と生徒との間における会話を実現するものであり、ホスト用端末300及びゲスト用端末400が送受信する情報のデータ量が極めて小さい。これにより、データ量の小さいウェブページを閲覧することが可能であり、電子メールの作成及び送受信ができる程度の性能を有する端末であれば、オンライン授業支援プログラム1を利用したオンライン授業を、何ら障害なく受講できる。この結果、多くの子供がオンライン授業を受講できるようになり、休校中の教育格差を小さくすることが可能となる。
第2に、本実施形態のオンライン授業支援プログラム1は、サーバー100に記憶されており、インターネット通信回線500を通じて、ホスト用端末300及びゲスト用端末400に実行される。したがって、ホスト用端末300及びゲスト用端末400にアプリケーションをインストールする必要が全くない。さらに、生徒は、Eメールに貼り付けられた生徒用ページURL17を選択することによって、生徒用ページ40にアクセスすることができる。この結果、休校期間中の小中学生でも、極めて容易にオンライン授業のシステムを導入することができ、学校側のサポートも不要になる。
第3に、生徒用ページ40にアクセスするために、生徒のアカウント登録が一切不要であり、生徒の住所、電話番号、メールアドレス、パスワードなどの個人情報が、オンライン授業支援プログラム1の提供元から漏洩することがない。
8.その他の変更
本発明のオンライン授業支援プログラムは、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、先生用ページ20及び生徒用ページ40は、いずれもパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ又はスマートフォンなどの端末を使用してアクセスすることができ、使用する端末のディスプレイの大きさに応じて、先生用ページ20及び生徒用ページ40のレイアウトは変化する。さらに、加速度センサーを備えた端末の場合は、ディスプレイを回転させることによっても、先生用ページ20及び生徒用ページ40のレイアウトは変化する。
1 オンライン授業支援プログラム
1a 第1表示制御手段
1b 第2表示制御手段
1c 記憶制御手段
1d 演算手段
10 クラスエントリーページ
11 クラス名入力部
12 先生名入力部
13 顔画像撮影ボタン
14 エントリーボタン
15 スタートボタン
16 リンクボタン
17 生徒用ページURL
20 先生用ページ(ホスト用ページ)
21 第1表示領域
21a テキスト
21b スタンプ画像
21c 記名表示
21d 吹き出し表示
22 第2表示領域
22a 顔画像表示(サムネイル)
22b 吹き出し表示
22c スタンプ画像
22d 発言許可表示(入力許可表示)
22e フリー回答表示
22f 選択肢回答表示
23 第1入力部
23a 第1テキスト入力部
23b 文字サイズ選択部
23c 第1テキスト表示ボタン
23d 写真・図アップタイトル文字
23e ファイル選択ボタン
23f 画像表示選択ボタン
23g 黒板グラフタイトル文字
23h グラフ表示選択ボタン
23i 黒板クリアボタン
23j 表示窓
G1 画像
G2 グラフ
24 第2入力部
24a 発言許可選択部(入力許可操作部)
24b 第2テキスト入力部
24c 第2テキスト表示ボタン
24d 文種選択部
24f 選択肢入力部
25 参加者表示領域
25a 生徒名表示部(ユーザー名表示部)
25b 発言回数表示部(入力回数表示部)
25c、25e 発言内容表示部(入力内容表示部)
25d 発言内容表示ボタン
25f 定型文ボタン
26 授業開始ボタン
27 授業停止ボタン
28 ログ取得ボタン
29 戻るボタン
30 生徒用エントリーページ
31 クラス情報表示
32 顔画像表示(サムネイル)
33 生徒名入力部
34 参加ボタン
35 ヘルプボタン
40 生徒用ページ(ゲスト用ページ)
41 第1表示領域
41a ログ取得ボタン
42 第2表示領域
42a 発言ボタン(入力ボタン)
42b 第3テキスト入力部
42c 第3テキスト表示ボタン
42d 選択肢回答ボタン
42e 吹き出し表示
42f 発言回答表示
43 発言ウィンドウ
43a 閉じるボタン
43b 第4テキスト入力部
43c 第4テキスト表示ボタン
43d 定型文ボタン
43e 退室ボタン
43f 入室ボタン
51 先生用ログ情報
52 生徒用ログ情報
100 サーバー
101 所定ウェブサイト
200 IDプロバイダ
300 ホスト用端末
301 ディスプレイ
302 カーソル
400 ゲスト用端末
401 ディスプレイ
500 インターネット通信回線

Claims (14)

  1. 通信回線を通じて、1つのホスト用端末と、複数のゲスト用端末との間における情報通信を可能とするためのオンライン授業支援プログラムであって、
    前記ゲスト用端末と情報通信するためのホスト用ページを、前記ホスト用端末のディスプレイに表示させる処理を実行する第1表示制御手段と、
    前記ホスト用端末と情報通信するためのゲスト用ページを、前記ゲスト用端末のディスプレイに表示させる処理を実行する第2表示制御手段と、
    前記ホスト用ページ及び前記ゲスト用ページに入力された情報を記憶するための処理を実行する記憶制御手段と、を含み、
    前記ホスト用ページ及び前記ゲスト用ページのそれぞれは、外観上の区別が可能な第1表示領域及び第2表示領域を含み、
    前記ホスト用ページは、前記第1表示領域に表示される情報を入力するための第1入力部と、前記第2表示領域に表示される情報を入力するための第2入力部と、前記ゲスト用ページにアクセスした前記ゲスト用端末のユーザー名を表示する参加者表示領域と、を含み、
    前記ゲスト用ページは、前記ホスト用ページにおける操作に基づいて情報の入力が可能となり、
    前記ゲスト用ページに入力された情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示されることを特徴とするオンライン授業支援プログラム。
  2. 前記第1表示領域の背景色が、前記第2表示領域の背景色の明度よりも低い暗色である請求項1に記載のオンライン授業支援プログラム。
  3. 前記第1入力部は、文字情報と画像情報とを入力することが可能であり、前記第2入力部は、少なくとも文字情報を入力することが可能である請求項1又は2に記載のオンライン授業支援プログラム。
  4. 前記第1入力部及び前記第2入力部は、前記文字情報とともにスタンプ画像を入力することが可能である請求項3に記載のオンライン授業支援プログラム。
  5. 前記第2入力部に入力された前記文字情報は、あらかじめ選択されたサムネイルに関連づけられて前記第2表示領域に表示される請求項3に記載のオンライン授業支援プログラム。
  6. 前記第2入力部に入力された前記文字情報及び前記スタンプ画像は、あらかじめ選択されたサムネイルに関連づけられて前記第2表示領域に表示される請求項4に記載のオンライン授業支援プログラム。
  7. 前記第2入力部は、前記文字情報を入力する場合に、文の種類を選択することが可能であり、疑問文が選択された場合は、前記ゲスト用ページに回答の入力部が表示され、入力された回答が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示される請求項2~6のいずれか1項に記載のオンライン授業支援プログラム。
  8. 前記第2入力部は、前記文字情報による任意の回答を求める第1疑問文、又はいずれかの選択肢を選択することにより回答を求める第2疑問文を選択することが可能であり、
    前記第1疑問文が選択された場合は、前記ゲスト用ページに回答となる前記文字情報の入力部が表示され、入力された回答となる前記文字情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示され、
    前記第2疑問文が選択された場合は、前記第2入力部に選択肢となる文字情報の入力部が表示され、且つ入力された選択肢の前記文字情報が選択可能な画像に変換されて前記ゲスト用ページに表示され、選択された前記画像に対応する前記文字情報が、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示されるとともに、前記ゲスト用ページの前記第2表示領域に時系列に表示される請求項7に記載のオンライン授業支援プログラム。
  9. 前記第2疑問文に対する回答の統計を算出してグラフを生成する演算手段をさらに含み、前記第1入力部は、前記グラフを前記第1表示領域に表示させることが可能である請求項8に記載のオンライン授業支援プログラム。
  10. 前記ホスト用ページは、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示された情報を、前記ユーザー名とともに又は無記名で、前記第1表示領域に表示させることが可能である請求項1~9のいずれか1項に記載のオンライン授業支援プログラム。
  11. 前記ホスト用ページは、前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域に表示された情報とともにスタンプ画像を前記第1表示領域に表示させることが可能である請求項10に記載のオンライン授業支援プログラム。
  12. 前記ホスト用ページは、前記ゲスト用GUIへの情報の入力を許可又は不許可とするための入力許可操作部をさらに含み、前記ゲスト用GUIページは、前記入力許可操作部によって情報の入力が許可されたことに基づいて情報の入力が可能となる請求項1~11のいずれか1項に記載のオンライン授業支援プログラム。
  13. 前記ホスト用ページは、前記第1表示領域、前記第2表示領域、及び前記ユーザー名に関連づけられて前記参加者表示領域のそれぞれに表示された情報の履歴を、前記ホスト用端末に提供することが可能である請求項1~12のいずれか1項に記載のオンライン授業支援プログラム。
  14. 前記ゲスト用ページは、前記第1表示領域及び前記第2表示領域のそれぞれに表示された情報の履歴を、前記ゲスト用端末に提供することが可能である請求項1~13のいずれか1項に記載のオンライン授業支援プログラム。
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