JP2022120573A - 生体情報出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池交換の手間をなくすとともに装着シートの繰り返し使用を容易にする生体情報出力装置を提供する。【解決手段】弾性変形可能な絶縁性装着シートと、装着シートの裏面側の複数の生体電極と、それらの電極を覆って対象者の皮膚に粘着する導電粘着シートと、装着シートの表面側の中央部の、接続配線を介して複数の生体電極と接続されるシート側接続部と、装着シートの表面側の中央部の両脇に立設された支持部から内向きに延在する掛合部とを有する筐体ホルダと、生体信号処理回路基板と充電電池とを収容し、装着シートの表面に沿ってスライド可能に支持部間に嵌合し所定スライド位置で掛合部と掛合して装着シートに位置決め固定される筐体と、筐体の裏面側の、筐体が所定スライド位置に位置する状態で複数のシート側接続部を弾性的に押圧し、シート側接続部と接続し筐体を掛合部に掛合させる複数の筐体側接続部と、筐体に設けられた充電端子とを具える。【選択図】図3

Description

この発明は、対象者の皮膚に装着されてその皮膚から対象者の体内で発生する電気的な生体信号を検出し、その生体信号を処理して得た生体情報を出力する生体情報出力装置に関するものである。
生体信号を検出する対象者の皮膚に装着されてその皮膚から対象者の体内で発生する電気的な生体信号を検出し、その生体信号を処理して得た生体情報を出力する従来の生体情報出力装置としては、例えば本願発明者が先に特許文献1にて開示したものが知られている。
この生体情報出力装置は、対象者の皮膚に粘着シートで装着されてその皮膚から対象者の体内で発生する心電信号や筋電信号等の電気的な生体信号を検出する弾性的に伸縮可能な生体用電極パッドと、その生体用電極パッドが検出した生体信号の記録等の処理や出力を行う生体信号処理装置とを一体的に組み合わせたもので、生体用電極パッドが対象者の体動による皮膚の伸縮や湾曲に追従して弾性的に変形して生体信号を継続的に検出し、生体信号処理装置がその生体信号のデジタル化および記録媒体への記録等の処理やそれによって得た生体情報の無線での送信等の出力を行うものである。
WO2019/188311A1公報
ところで、本願発明者が上記従来の生体情報出力装置についてさらに研究を進めたところ、上記従来の生体情報処理装置では、生体用電極パッドと生体信号処理装置とが一体になっていることから、生体信号処理装置の生体信号処理回路基板に電源を供給する電池が消耗すると、生体信号処理回路基板と電池を収納した筐体を開いて電池を交換する必要があり、電池交換の手間がかかるという課題があることが判明した。
そしてこの課題の解決のために、生体信号処理装置の筐体に電池の充電用端子を設けると、その充電用端子に接続した充電器の配線が生体信号処理装置と一体の生体用電極パッドに外力を加えてその生体用電極パッドを皮膚から引き剥がしてしまい、生体用電極パッドの繰り返し使用が難しくなる可能性があるという新たな課題が生ずることが判明した。
この発明は上記従来技術の課題を有利に解決するものであり、この発明の生体情報出力装置は、対象者の皮膚に装着されてその皮膚から対象者の体内で発生する電気的な生体信号を検出し、その生体信号を処理して得た生体情報を出力するものであって、
弾性的に変形可能でかつ電気的に絶縁性を有する装着シートと、
前記装着シートの裏面側に互いに間隔を空けて位置する複数の生体電極と、
導電性を有して前記複数の生体電極を別個に覆う、対象者の皮膚に粘着するのに適した複数の粘着シートと、
前記装着シートの表面側の中央部に互いに間隔を空けて位置する複数のシート側接続部と、
前記装着シートの表面側または裏面側に互いに間隔を空けて位置して前記装着シートを貫通し、前記複数の生体電極と前記複数のシート側接続部とをそれぞれ電気的に接続する複数の接続配線と、
前記装着シートの表面側の中央部の両脇に立設された支持部とその支持部の上端から内向きに延在する掛合部とを有する筐体ホルダと、
前記装着シートの表面に沿ってスライド可能に前記筐体ホルダの支持部間に嵌合するとともに、所定スライド位置で前記掛合部と掛合して前記装着シートに位置決め固定される筐体と、
前記筐体の裏面側に設けられて、前記筐体が前記所定スライド位置に位置する状態で前記複数のシート側接続部を弾性的に押圧し、前記筐体を前記装着シートの表面から離間させて前記掛合部に掛合させるとともにそれらの接続部とそれぞれ電気的に接続する複数の筐体側接続部と、
前記筐体内に収容されるとともに、前記筐体側接続部と前記シート側接続部と前記接続配線とを介して前記装着シートの裏面側の複数の生体電極の各々と電気的に接続されて、前記複数の生体電極により検出された生体信号の処理およびその処理で得た生体情報の出力を行う生体信号処理回路基板と、
前記筐体内に収容されて前記生体信号処理回路基板に電源を供給する充電電池と、
前記筐体外から前記充電電池に電気的に接続可能に前記筐体に設けられた充電端子と、
を具えることを特徴とするものである。
この発明の生体情報出力装置にあっては、弾性的に変形可能でかつ電気的に絶縁性を有する装着シートをその裏面側の複数の粘着シートで対象者の皮膚の生体信号検出位置に装着すると、その装着シートの裏面側に互いに間隔を空けて位置する複数の生体電極が、導電性を有する粘着シートを介して対象者の皮膚から筋電信号や心電信号等の電気的な生体信号を検出し、装着シートの表面側または裏面側に互いに間隔を空けて位置して前記装着シートを貫通する接続配線が、その生体信号を装着シートの表面側の中央部に互いに間隔を空けて位置する複数のシート側接続部に伝達し、それらのシート側接続部を弾性的に押圧することでシート側接続部とそれぞれ電気的に接続する複数の筐体側接続部が、その生体信号を筐体内の生体信号処理回路基板に伝達し、生体信号処理回路基板が、筐体内の充電電池から電源を供給されてその生体信号の処理およびその処理で得た生体情報の出力を行う。
従って、この発明の生体情報出力装置によれば、対象者が体を動かしてもその体動に応じて装着シートが弾性的に変形して粘着シートを対象者の皮膚に粘着させ続け、その粘着シートを介して生体電極による生体信号の検出を継続的に行うことができ、その生体信号の、生体信号処理回路基板によるデジタル化および記録媒体への記録等の処理やそれによって得た生体情報の無線での送信等の出力を行うことができる。
また、この発明の生体情報出力装置にあっては、筐体ホルダが、装着シートの表面側の中央部の両脇に立設された支持部とその支持部の上端から内向きに延在する掛合部とを有し、生体信号処理回路基板と電池とを収容する筐体が、装着シートの表面に沿ってスライド可能にその筐体ホルダの支持部間に嵌合するとともに、所定スライド位置で筐体ホルダの掛合部と掛合して装着シートに位置決め固定され、そして筐体の裏面側に設けられた複数の筐体側接続部が、筐体が所定スライド位置に位置する状態で複数のシート側接続部を弾性的に押圧し、その押圧の反力で筐体を装着シートの表面から離間させて掛合部に掛合させる。
従って、この発明の生体情報出力装置によれば、装着シートに位置決め固定された筐体を、装着シート側に押して筐体ホルダの掛合部との掛合を解除してから装着シートの表面に沿ってスライドさせることで、筐体ホルダの支持部間への嵌合状態から抜き出して装着シートから取り外すことができ、その状態で、筐体に設けられた充電端子を介して筐体内の充電電池に筐体外から充電器を電気的に接続することで、装着シートに充電器の配線から外力が加わることなく筐体内の充電電池に充電することができ、充電後は上記と逆の操作で、筐体を装着シートに位置決め固定することができるので、電池交換の手間をなくすとともに、充電電池への充電の際の皮膚からの装着シートの意図しない引き剥がしを回避し得て、装着シートの繰り返し使用を容易にすることができる。
なお、この発明の生体情報出力装置においては、前記生体電極は前記生体信号として筋電信号を検出し、前記生体信号処理回路基板は前記筋電信号の強さに応じて、状態表示音の周波数上昇と音量増大と断続間隔短縮との何れか一つ以上、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上の処理および出力を行うものでもよく、このようにすれば、対象者の筋肉の緊張度に応じて筋電信号が強くなるので、状態表示音の周波数上昇と音量増大と断続間隔短縮との何れか一つ以上、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上によって筋肉の緊張度を容易に知って、筋力トレーニング等を効果的に行うことができる。
また、この発明の生体情報出力装置においては、前記生体電極は前記生体信号として心電信号を検出し、前記生体信号処理回路基板は前記心電信号の間隔に応じて、状態表示音の断続間隔、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔変更との何れか一つ以上の処理および出力を行うものでもよく、このようにすれば、対象者の心拍の間隔に応じて心電信号の間隔が変化するので、状態表示音の断続間隔、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上によって心拍の状態を容易に知って、心不全等の予防や治療を効果的に行うことができる。
そしてこの発明の生体情報出力装置においては、前記生体信号処理回路基板は前記生体情報を携帯電話機に対し、例えばブルートゥース(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の通信規格の無線で送信してその携帯電話機に出力させるものでもよく、このようにすれば、トレーナーや医療従事者等の、対象者以外の者が、対象者の生体情報を容易に知ることができる。
本発明の生体情報出力装置の一実施形態の筋肉状態出力装置を表側から見た状態で示す斜視図である。 上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外して表側から見た状態で示す斜視図である。 上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外して裏側から見た状態で示す斜視図である。 上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外すとともに筐体のカバーを外して表側から見た状態で示す斜視図である。 上記実施形態の筋肉状態出力装置の回路構成を例示するブロック線図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、本発明の生体情報出力装置の一実施形態の筋肉状態出力装置を表側から見た状態で示す斜視図、図2は、上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外して表側から見た状態で示す斜視図、図3は、上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外して裏側から見た状態で示す斜視図、そして図4は、上記実施形態の筋肉状態出力装置を、装着シートから筐体を外すとともに筐体のカバーを外して表側から見た状態で示す斜視図である。
この実施形態の筋肉状態出力装置は、対象者の皮膚に装着されて、対象者の体内の筋肉で体動に伴って発生する生体信号としての筋電信号をその皮膚から検出し、その筋電信号を処理して得た状態表示信号を出力するものであって、弾性的に変形可能でかつ電気的に絶縁性を有する例えばフレキシブルプリント配線板からなる装着シート1と、その装着シート1の裏面側に例えばプリント配線によって形成されて互いに間隔を空けるようにその装着シート1の長手方向両端部と中央部とにそれぞれ位置する3つの生体電極2,3とを具えており、ここで、装着シート1の両端部の生体電極2は例えば筋電検出電極とされ、装着シート1の中央部の生体電極3は例えば不感電極とされる。
この実施形態の筋肉状態出力装置はまた、導電性を有して3つの生体電極2,3を別個に覆う、対象者の皮膚に粘着するのに適した例えば導電ジェルシートからなる3枚の粘着シート4と、装着シート1の表面側の長手方向中央部に例えばプリント配線によって形成されて互いに間隔を空けて位置する3つのシート側接続部5と、装着シート1の表面側に例えばプリント配線によって形成されて互いに間隔を空けて位置するとともに端部で装着シート1を貫通し、または図示しないがシート側接続部5から装着シート1を貫通して、3つの生体電極2,3と3つのシート側接続部5とをそれぞれ電気的に接続する3本の接続配線6と、装着シート1の表面側の長手方向中央部の両脇から立設された板状の2枚の支持部7aとそれらの支持部7aの上端から内向きに延在する細片状の2枚の掛合部7bとを有する筐体ホルダ7とを具えており、この筐体ホルダ7は、例えば略C字状に折曲された導電性金属板により形成されて装着シート1の長手方向中央部を囲み、その裏面側の生体電極3と重なるように装着シート1に固定され、生体電極3はその筐体ホルダ7を介して粘着シート4に電気的に接続されている。
この実施形態の筋肉状態出力装置はさらに、両側面8aで装着シート1の表面に沿って装着シート1の長手方向にスライド可能に筐体ホルダ7の支持部7a間に嵌合する筐体8を具えており、この筐体8の両側面8aには、筐体8の長手方向の一端部から中央部まで延在するとともに筐体ホルダ7の掛合部7bと嵌合して筐体8の上記スライドを案内する案内溝8bが形成され、その案内溝8bの止り側端部には、図1に示すように筐体8をその長手方向中央部が装着シート1の長手方向中央部に位置する所定スライド位置までスライドさせると筐体ホルダ7の掛合部7bと掛合可能になる図では下向きの凹部8cが設けられている。
また筐体8の裏面側には、図3に示すように、例えばばね鋼板により湾曲した凸形状に形成され、筐体8が上記所定スライド位置に位置する状態で3つのシート側接続部5に当接し、それらのシート側接続部5をそれぞれ弾性的に押圧して、筐体8を装着シート1の表面から離間させて案内溝8bの止り側端部の下向きの凹部8cに筐体ホルダ7の掛合部7bを掛合させるとともにそれらのシート側接続部5とそれぞれ電気的に接続する3つの筐体側接続部9が設けられており、これにより、筐体ホルダ7の掛合部7bを筐体8の案内溝8bに嵌合させた状態で筐体8を上記所定スライド位置までスライドさせると、筐体側接続部9の押圧力の反力で筐体8が装着シート1の表面から離間して、筐体8の案内溝8bの凹部8cが筐体ホルダ7の掛合部7bと掛合し、筐体8が上記所定スライド位置で装着シート1に位置決め固定される。
この実施形態の筋肉状態出力装置はさらに、図4に筐体8のカバーを外した状態で示すように、筐体8内に収容され、概略矩形のプリント配線板上にCPU(中央処理ユニット)やメモリや入出力回路等のICチップその他の電子部品を搭載してマイクロコンピュータを構成し、あらかじめ与えられたプログラムに基づき作動するとともに、筐体側接続部9とシート側接続部5と接続配線6とを介して装着シート1の裏面側の3つの生体電極2,3の各々と電気的に接続されて、図示しない対象者の皮膚から生体電極2,3により検出された筋電信号の処理およびその処理で得た筋肉状態を表す状態表示信号の出力を行う、生体信号処理回路基板としての筋電信号処理回路基板10と、筐体8内に収容されて筋電信号処理回路基板10に電源を供給する、複数回充電可能な例えばリチウムイオン電池等の充電電池11と、図3に示すように、筐体8外から電池11に電気的に接続可能に例えば筐体8の裏面側に設けられた2つの充電端子12と、筐体8の表面側に設けられ、電源スイッチを兼ねて押し方により筋電信号処理回路基板10の動作を切り替える操作スイッチ13と、これも筐体8の表面側に設けられた、電源のON/OFFを示すパイロットランプとしてのLEDランプ14と、筋電信号処理回路基板10の裏面に搭載された図示しない小型スピーカとを具えている。
図5は、上記実施形態の筋肉状態出力装置の回路構成を例示するブロック線図であり、この例の筋肉状態出力装置は、筋電信号の処理として、上記生体電極2,3により検出されたアナログ筋電信号を筋電アンプにより増幅した後にデジタル信号に変換(A/D)して、その筋電信号の強さに対応する筋肉の緊張状態を表す状態表示信号をCPUにより生成し、その状態表示信号を、メモリカードのような図示しない記録媒体に出力してそこに読み出し可能に記録するとともに、上記小型スピーカから状態表示音として出力し、併せてもしくは代わりにLEDランプ14から状態表示光として出力する。
ここで上記状態表示音は、筋電信号の強さに応じて、例えば周波数が上昇したり、音量が増大したり、断続音の時間間隔が短くなったり、それらの何れか二つ以上が組み合わされたりしたものでもよく、また、上記状態表示光は、筋電信号の強さに応じて、例えばLEDランプ14が有する複数の発光素子のうちで発光している発光素子の数が増えて光量が増大したり、発光している発光素子が入れ替わって発光色が変化したり、発光素子が点滅する時間間隔が短くなったり、それらの何れか二つ以上が組み合わされたりしたものであってもよい。
さらに、上記状態表示信号の出力としては、操作スイッチ13の操作で、上記小型スピーカやLEDランプ14からの出力に代えて、状態表示信号を高周波通信回路(RF)によって、携帯電話機に対し例えばブルートゥース(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の通信規格の無線で送信して、その携帯電話機にあらかじめインストールしたプログラムにより、その携帯電話機に読み出し可能に記録させるとともに、その携帯電話機に上記状態表示音と状態表示光との何れか一方または両方を出力させるようにしてもよい。
そして、充電端子12は、例えば通常の携帯電話機のように筐体8を図示しない充電ホルダや充電スタンドに差し込んだり立て掛けたりして搭載することにより充電器に接続することができるようにしてもよい。
この実施形態の筋肉状態出力装置にあっては、弾性的に変形可能でかつ電気的に絶縁性を有する装着シート1をその裏面側の3枚の粘着シート4で対象者の皮膚の筋電信号検出位置に装着すると、その装着シート1の裏面側に互いに間隔を空けて位置する3つの生体電極2,3が、導電性を有する粘着シート4を介して対象者の皮膚から体動に伴う筋電信号を検出し、装着シート1の表面側に互いに間隔を空けて位置して装着シート1を貫通しまたは直接装着シート1を貫通する接続配線5が、その筋電信号を装着シート1の表面側の中央部に互いに間隔を空けて位置する3つのシート側接続部5に伝達し、それらのシート側接続部5を弾性的に押圧することでシート側接続部5とそれぞれ電気的に接続する3つの筐体側接続部9が、その筋電信号を筐体8内の筋電信号処理回路基板10に伝達し、筋電信号処理回路基板10が、筐体8内の充電電池11から電源を供給されてその筋電信号の処理およびその処理で得た状態表示信号の出力を行う。
従って、この実施形態の筋肉状態出力装置によれば、対象者が体を動かしてもその体動に応じて装着シート1が弾性的に変形して粘着シート4を対象者の皮膚に粘着させ続け、その粘着シート4を介して生体電極2,3による筋電信号の検出を継続的に行うことができ、その筋電信号の、筋電信号処理回路基板10によるデジタル化および記録媒体への記録等の処理やそれによって得た状態表示信号の小型スピーカやLEDランプ14からの出力や無線での送信等の出力を行うことができる。
また、この実施形態の筋肉状態出力装置にあっては、筐体ホルダ7が、装着シート1の表面側の中央部の両脇に立設された支持部7aとその支持部7aの上端から内向きに延在する掛合部7bとを有し、筋電信号処理回路基板10と充電電池11とを収容する筐体8が、装着シート1の表面に沿ってスライド可能にその筐体ホルダ7の支持部7a間に嵌合するとともに、所定スライド位置で筐体ホルダ7の掛合部7bと掛合して装着シート1に位置決め固定され、そして筐体8の裏面側に設けられた3つの筐体側接続部9が、筐体8が所定スライド位置に位置する状態で3つのシート側接続部5を弾性的に押圧し、その押圧力の反力で筐体8を装着シート1の表面から離間させて掛合部7bに掛合させる。
従って、この実施形態の筋電状態出力装置によれば、装着シート1に位置決め固定された筐体8を、装着シート1側に押して筐体ホルダ7の掛合部7bとの掛合を解除してから装着シート1の表面に沿ってスライドさせることで、筐体ホルダ7の支持部7a間への嵌合状態から抜き出して装着シート1から取り外すことができ、その状態で、筐体8に設けられた充電端子12を介して筐体8内の充電電池11に筐体8外から充電器を電気的に接続することで、装着シート1に充電器の配線から外力が加わることなく筐体8内の充電電池11に充電することができ、充電後は上記と逆の操作で、筐体8を装着シート1に位置決め固定することができるので、電池交換の手間をなくすとともに、充電電池11への充電の際の皮膚からの装着シート1の意図しない引き剥がしを回避し得て、装着シート1の繰り返し使用を容易にすることができる。
さらに、この実施形態の筋肉状態出力装置において、筋電信号処理回路基板10を、筋電信号の強さに応じて、状態表示音の周波数上昇と音量増大と断続間隔短縮との何れか一つ以上、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上の処理および出力を行うものとすれば、対象者の筋肉の緊張度に応じて筋電信号が強くなるので、状態表示音の周波数上昇と音量増大と断続間隔短縮との何れか一つ以上、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上によって筋肉の緊張度を容易に知って、筋力トレーニング等を効果的に行うことができる。
そしてこの実施形態の筋肉状態出力装置において、筋電信号処理回路基板10を、状態表示信号を携帯電話機に対し、例えばブルートゥース(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の通信規格の無線で送信してその携帯電話機に出力させるものとすれば、トレーナー等が対象者の筋肉の緊張状態を容易に知ることができる。
以上、図示の実施形態に基づき説明したが、この発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更できるものであり、例えば上記実施形態では筐体ホルダ7は掛合部7bが筐体8の両側面の案内溝8bに嵌合して筐体8のスライドを案内する略C字状のものとされているが、筐体ホルダ7は、掛合部7bが筐体8の表面の両側部と嵌合する略C字状のものや、両側の掛合部7bが中央で繋がっていて筐体8の表面と嵌合する角筒状のものでもよく、それらの場合に掛合部7bと掛合する凹部は案内溝8bでなく筐体8の表面に形成されていてもよい。
また、この発明の生体情報出力装置は、他の一実施形態として心電計を構成し、この実施形態の心電計では、生体電極は前記生体信号として心電信号を検出し、前記生体信号処理回路基板は前記心電信号の間隔に応じて、状態表示音の断続間隔、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔変更との何れか一つ以上の処理および出力を行ってもよく、このようにすれば、対象者の心拍の間隔に応じて心電信号の間隔が変化するので、状態表示音の断続間隔、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上によって心拍の状態を容易に知って、心不全等の予防や治療を効果的に行うことができる。
そして上記実施形態の心電計において、前記生体信号処理回路基板が前記生体情報を携帯電話機に対し、例えばブルートゥース(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の通信規格の無線で送信してその携帯電話機に出力させるものとすれば、医療従事者等が対象者の生体情報を容易に知ることができる。
さらに、この発明の生体情報出力装置において、上記筐体内、好ましくは生体信号処理回路基板上に、通常の直交3軸加速度センサと通常の直交3軸角加速度センサと通常の直交3軸磁気センサとの少なくとも一つを含むICチップを搭載し、それらのセンサが出力する対象者の、当該装置が装着された部位の向きや動き等の生体情報も併せて携帯電話機に対し無線で送信してその携帯電話機の表示パネルに例えば画像情報として出力させるようにしてもよい。
かくしてこの発明の生体情報出力装置によれば、対象者が体を動かしてもその体動に応じて装着シートが弾性的に変形して粘着シートを対象者の皮膚に粘着させ続け、その粘着シートを介して生体電極による生体信号の検出を継続的に行うことができ、その生体信号の、生体信号処理回路基板によるデジタル化および記録媒体への記録等の処理やそれによって得た生体情報の無線での送信等の出力を行うことができる。
しかもこの発明の生体情報出力装置によれば、装着シートに位置決め固定された筐体を、装着シート側に押して筐体ホルダの掛合部との掛合を解除してから装着シートの表面に沿ってスライドさせることで、筐体ホルダの支持部間への嵌合状態から抜き出して装着シートから取り外すことができ、その状態で、筐体に設けられた充電端子を介して筐体内の充電電池に筐体外から充電器を電気的に接続することで、装着シートに充電器の配線から外力が加わることなく筐体内の充電電池に充電することができ、充電後は上記と逆の操作で、筐体を装着シートに位置決め固定することができるので、電池交換の手間をなくすとともに、充電電池への充電の際の皮膚からの装着シートの意図しない引き剥がしを回避し得て、装着シートの繰り返し使用を容易にすることができる。
1 装着シート
2,3 生体電極
4 粘着シート
5 シート側接続部
6 接続配線
7 筐体ホルダ
7a 支持部
7b 掛合部
8 筐体
8a 側面
8b 案内溝
8c 凹部
9 筐体側接続部
10 筋電信号処理回路基板
11 充電電池
12 充電端子
13 操作スイッチ
14 LEDランプ

Claims (4)

  1. 対象者の皮膚に装着されてその皮膚から対象者の体内で発生する電気的な生体信号を検出し、その生体信号を処理して得た生体情報を出力する生体情報出力装置において、
    弾性的に変形可能でかつ電気的に絶縁性を有する装着シートと、
    前記装着シートの裏面側に互いに間隔を空けて位置する複数の生体電極と、
    導電性を有して前記複数の生体電極を別個に覆う、対象者の皮膚に粘着するのに適した複数の粘着シートと、
    前記装着シートの表面側の中央部に互いに間隔を空けて位置する複数のシート側接続部と、
    前記装着シートの表面側または裏面側に互いに間隔を空けて位置して前記装着シートを貫通し、前記複数の生体電極と前記複数のシート側接続部とをそれぞれ電気的に接続する複数の接続配線と、
    前記装着シートの表面側の中央部の両脇に立設された支持部とその支持部の上端から内向きに延在する掛合部とを有する筐体ホルダと、
    前記装着シートの表面に沿ってスライド可能に前記筐体ホルダの支持部間に嵌合するとともに、所定スライド位置で前記掛合部と掛合して前記装着シートに位置決め固定される筐体と、
    前記筐体の裏面側に設けられて、前記筐体が前記所定スライド位置に位置する状態で前記複数のシート側接続部を弾性的に押圧し、それらのシート側接続部とそれぞれ電気的に接続するとともに前記筐体を前記装着シートの表面から離間させて前記掛合部に掛合させる複数の筐体側接続部と、
    前記筐体内に収容されるとともに前記筐体側接続部と前記シート側接続部と前記接続配線とを介して前記装着シートの裏面側の複数の生体電極の各々と電気的に接続されて、前記複数の生体電極により検出された生体信号の処理およびその処理で得た生体情報の出力を行う生体信号処理回路基板と、
    前記筐体内に収容されて前記生体信号処理回路基板に電源を供給する充電電池と、
    前記筐体外から前記充電電池に電気的に接続可能に前記筐体に設けられた充電端子と、
    を具えることを特徴とする生体情報出力装置。
  2. 前記生体電極は前記生体信号として筋電信号を検出し、前記生体信号処理回路基板は前記筋電信号の強さに応じて、状態表示音の周波数上昇と音量増大と断続間隔短縮との何れか一つ以上、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔短縮との何れか一つ以上の処理および出力を行うことを特徴とする、請求項1記載の生体情報出力装置。
  3. 前記生体電極は前記生体信号として心電信号を検出し、前記生体信号処理回路基板は前記心電信号の間隔に応じて、状態表示音の断続間隔、および/または状態表示光の光量増大と色彩変更と点滅間隔変更との何れか一つ以上の処理および出力を行うことを特徴とする、請求項1の生体情報出力装置。
  4. 前記生体信号処理回路基板は前記生体情報を携帯電話機に対し無線で送信してその携帯電話機に出力させることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の生体情報出力装置。
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