JP2022117947A - イメージセンサ及びイメージセンサを含む電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、イメージセンサのオートフォーカス性能を向上させることができるイメージセンサ及びそれを含む電子装置を提供することにある。【解決手段】電子装置及びイメージセンサが開示される。電子装置は、イメージデータを生成するイメージセンサと、イメージデータを処理するイメージプロセッサと、を備える。イメージセンサは、行方向及び列方向に沿って繰り返し配置されるピクセルを含むピクセルアレイを有し、ピクセルアレイの行のうちの第1行のピクセルのそれぞれは、第1~第3の転送メタルラインのうちのいずれか1つに連結されるサブピクセルを有する。第1~第3転送メタルラインにそれぞれ印加される信号に応答して、ピクセルのうちの第1行のピクセルのサブピクセルに蓄積される電荷のうちの少なくとも一部が、対応するフローティング拡散領域に拡散される。【選択図】図1
Description
本発明は、イメージセンサ及びイメージセンサを含む電子装置に関し、より具体的には、オートフォーカス機能をサポートするイメージセンサ及びイメージセンサを含む電子装置に関する。
イメージセンサは、多様な種類の電子装置に搭載される。例として、イメージセンサを含む電子装置は、スマートフォン、タブレットPC(tablet personal computer)、ラップトップPC(laptop personal computer)、ウェアラブル(Wearable)装置などのような多様なタイプの電子装置のうちの1つに実装される。
イメージセンサは、外部物体から反射される光を電気信号に変換することによって、外部物体に対するイメージ情報を取得する。イメージセンサを含む電子装置は、取得されるイメージ情報を用いてディスプレイパネルにイメージを表示することができる。
外部物体に対するイメージの品質を向上させるために、オートフォーカス(AF:autofocus)機能を遂行することができる。オートフォーカス機能をより迅速に遂行するために、位相差検出オートフォーカス(PDAF:phase detection autofocus)をサポートするイメージセンサを使用することができる。
本発明は、位相差検出オートフォーカスをサポートするイメージセンサであって、本発明の目的は、イメージセンサのオートフォーカス性能を向上させることができるイメージセンサ及びそれを含む電子装置を提供することにある。
本発明の一実施形態による電子装置は、イメージデータを生成するイメージセンサと、イメージデータを処理するイメージ処理プロセッサと、を備え、イメージセンサは、行方向及び列方向に沿って繰り返し配置されるピクセルを含むピクセルアレイと、ピクセルアレイの行のうちの第1行のピクセルのそれぞれは、第1~第3の転送メタルラインのうちのいずれか1つにそれぞれ連結されるサブピクセルと、を有し、第1~第3の転送メタルラインにそれぞれ印加される信号に応答して、ピクセルのうちの第1行のピクセルのサブピクセルに蓄積される電荷のうちの少なくとも一部は、対応するフローティング拡散領域に拡散することができる。
本発明の一実施形態によるイメージセンサは、ピクセルアレイを備えるが、ピクセルアレイは、イメージデータを生成するピクセルを含む第1ピクセルグループを有し、第1ピクセルグループの第1行は、第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを有する第1ピクセルと、第2転送ゲート信号及び第3の転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第2ピクセルと、を有する。
本発明の別の実施形態によるイメージセンサは、ピクセルアレイを備えるが、前記ピクセルアレイは、第1~第4の単位ピクセルグループを含む第1ピクセルグループを有し、第1ピクセルグループは、第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第1ピクセルと、第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つ、並びに第3転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第2ピクセルと、を有し得る。
本発明の一実施形態によるイメージセンサのピクセルアレイのいくつかの行は、3つの転送メタルラインを含み得る。ピクセルは、3つの転送メタルラインのうちのいずれか2つに電気的に連結され、3つの転送メタルラインに印加される信号に応答して、ピクセルから位相差演算を遂行するためのピクセル電圧を検出することができる。これにより、オートフォーカスの処理に費やされる時間と電力を節減することができる。
以下では、添付の図面を参照して、本発明の実施形態が詳細に説明される。図面上の類似の構成要素については類似の参照符号を使用することができ、類似の構成要素について重複する説明を省略することができる。
「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、本明細書では、ある要素を他の要素と区別するために使用され、要素はこれらの用語によって限定されないことが理解されるはずである。したがって、一実施形態での「第1」要素は、他の実施形態での「第2」要素として説明される。
本明細書で使用されているように、単数形は、文脈上明らかに別の意味を示していると判定されない限り、複数形も含むものと意図される。
ある要素が、他の要素「上に存在する」、「に連結される」、「に結合される」又は「に隣接する」と言及される場合、それは直接に他の要素上に「存在」、「連結」、「結合」又は「隣接」することができ、あるいは中間要素が存在してもよい。要素間の関係を説明するために使用される他の用語も同様の方法で解釈されるべきである。
以下では、2つ以上の要素又は値が、互いに実質的に同一又はほぼ同一であると記述される場合、それらの要素又は値は、互いに同一であると理解されるべきであり、それらの要素又は値は、測定誤差内で又は測定可能になるように同一ではない場合、当業者が理解するように、互いに機能的に同一であるほど、値が同一である。例えば、本明細書で使用される用語の「約」は、言及される値を含み、対応する測定及び特定の数量の測定(例えば、測定システムの限界)関連誤謬を考慮して当業者によって決定される特定の値に対する許容可能な偏差の範囲内を意味する。例えば、「約」は、当業者によって理解されるように、1つ以上の標準偏差以内を意味し得る。なお、パラメータが「約」特定の値を有するものとして本明細書で説明されるが、実施形態によれば、パラメータが正確に特定の値又は大略当該分野における通常の技術を有する者によって理解されるべき測定誤差内での特定の値であり得ると理解されるべきである。
本発明の分野において従来のように、実施形態は、機能ブロック、ユニット、及び/又はモジュールの観点から図面に示し説明される。通常の技術者は、これらのブロック、ユニット及び/又はモジュールが論理回路、個々の構成要素、マイクロプロセッサ、配線回路(hard-wired)、メモリ素子、配線連結などのように、半導体ベースの製造技術又は他の製造技術を使用して形成される電子(又は光学)回路によって物理的に実施されることを理解するであろう。ブロック、ユニット、及び/又はモジュールがマイクロプロセッサ又はこれと類似したものによって実施される場合、それらは以下で議論される多様な機能を遂行するためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラムされ、選択的にファームウェア及び/又はソフトウェアによって駆動される。代案として、それぞれのブロック、ユニット及び/又はモジュールは、専用ハードウェアによって、又はいくつかの機能を遂行するための専用ハードウェアと、他の機能を遂行するためのプロセッサ(例えば、1つ以上のプログラムされたマイクロプロセッサ及び関連回路)との組み合わせによって実施されてもよい。
図1は、本発明の一実施形態による電子装置1000のブロック図である。図1を参照すると、電子装置1000は、イメージセンサ100及びイメージプロセッサ10を含み得る。イメージセンサ100は、イメージプロセッサ10から提供される制御命令に従って動作することができる。イメージセンサ100は、物体から伝達される光を電気信号に変換し、変換された電気信号をイメージデータとしてイメージプロセッサ10に伝達することができる。
イメージセンサ100は、ピクセルアレイ110と、行ドライバ120と、相関二重サンプラCDS130と、アナログデジタルコンバータADC140と、出力バッファ150と、タイミングコントローラ160と、を備える。ピクセルアレイ110は、行方向及び列方向に繰り返し配置される複数のピクセルPIXを含み得る。ピクセルPIXのそれぞれは、光を受け取り、入射する光に基づいて電荷を生成する光電素子(例えば、フォトダイオード)を含み得る。
いくつかの実施形態では、複数のピクセルPIXのうちの少なくとも一部は、2つ以上のフォトダイオードを含み得る。イメージセンサ100は、複数のピクセルPIXのうちの少なくとも一部に含まれる2つ以上のフォトダイオードのそれぞれから生成される電気信号の位相差に基づいて、オートフォーカス(Auto Focus)を提供することができる。すなわち、イメージセンサ100は、位相差検出オートフォーカス(Phase Detection Auto Focus)を提供することができる。
複数のピクセルPIXのそれぞれは、フォトダイオードによって生成される電荷から電気信号を生成するための回路をさらに含み得る。複数のピクセルPIXのそれぞれに含まれる回路及びその動作は、具体的に後述される。
ピクセルアレイ110は、行ドライバ120から伝達されるセンサ駆動信号によって制御される。センサ駆動信号は、例えば、選択信号SEL、リセット信号RG、及び転送ゲート信号TGを含み得る。センサ駆動信号に応答してそれぞれのピクセルによって感知される複数の電気信号は、出力信号OUTとしてCDS130に転送される。ピクセルアレイ110内にピクセルPIXが配置される方法は、具体的に後述される。
行ドライバ120は、タイミングコントローラ160の制御に基づいてピクセルアレイ110のいずれか1つの行を選択することができる。複数の行のうちの1つ以上の行を選択するために、行ドライバ120は、選択信号SELを生成する。行ドライバ120は、選択される行に対応するピクセルに対してリセット信号RG及び転送ゲート信号TGを順次イネーブル(活性化)する。これにより、選択される行のピクセルから生成される照度に関連される出力信号OUTを、CDS130に順次伝達することができる。
CDS130は、選択信号SELによって選択される行に含まれるピクセルと列ラインを介して連結される。CDS130は、相関二重サンプリングを遂行することによって、それぞれのピクセルによって生成されるピクセル電圧を検出することができる。例えば、CDS130は、ピクセルのそれぞれによって生成されるピクセル電圧をサンプリング及びホールドすることができる。CDS130は、特定のノイズのレベルとピクセルから出力されるピクセル電圧のレベルを二重でサンプリングし、その差に対応するレベルの電圧を出力することができる。したがって、CDS130は、リセット信号RGがイネーブルされることに対応するリセット電圧、及びピクセルPIXのフォトダイオードに蓄積される電荷に対応するピクセル電圧を検出することができる。
ADC140は、CDS130によって検出されるリセット電圧及びピクセル電圧をデジタル信号に変換することができる。例えば、ADC140は、CDS130によって検出されるピクセル電圧をピクセル信号に変換することができる。ADC140によって変換されるピクセル信号は、出力バッファ150に伝達されてもよい。
出力バッファ150は、ADC140によって変換されるデジタル信号を記憶することができる。出力バッファ150は、タイミングコントローラ160の制御下で、記憶されたデジタル信号をイメージデータとしてイメージプロセッサ10に送ることができる。
タイミングコントローラ160は、ピクセルアレイ110、行ドライバ120、CDS130、ADC140、及び出力バッファ150を制御することができる。タイミングコントローラ160は、ピクセルアレイ110、行ドライバ120、CDS130、ADC140、及び出力バッファ150の動作に活用される、例えば、クロック、タイミング制御信号などのような、同じ制御信号を生成することができる。イメージプロセッサ10から受信される要請に応答して、タイミングコントローラ160は、制御信号を生成し、イメージセンサ100の他の構成要素に送ることができる。
イメージプロセッサ10は、出力バッファ150から受信されるイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、イメージデータから2つのピクセル間の位相差を計算することができる。イメージプロセッサ10は、計算された位相差に基づいてオートフォーカス処理を遂行することができる。イメージプロセッサ10は、ピクセル電圧が検出されないピクセルの隣接するピクセルに対するイメージデータに基づいて、ピクセル電圧が検出されないピクセルのイメージデータを補正することができる。イメージプロセッサ10によって処理されるイメージデータは、ストレージ装置に記憶されるか、又はディスプレイ装置に出力されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態による図1のピクセルアレイ110の一部を示す。図1及び図2を参照すると、図1のピクセルアレイ110は、行方向(例えば、X軸方向)及び列方向(例えば、Y軸方向)に繰り返し配置される第1ピクセルグループPIXGR1を含み得る。
第1ピクセルグループPIXGR1は、ピクセル(PIX1、PIX2、PIX3、PIX4)を含み得る。ピクセル(PIX1、PIX2、PIX3、PIX4)上にはカラーフィルタを配置することができる。図示された実施形態では、第1ピクセルグループPIXGR1の上部には、4つのカラーフィルタを含む第1単位カラーフィルタアレイを配置することができる。第1単位カラーフィルタアレイは、左上端から時計回り方向に順次配置される青色B、緑色G、赤色R、及び緑色Gのカラーフィルタを含み得る。第1単位カラーフィルタアレイは、X軸及びY軸に沿って繰り返し配置されてもよい。
ピクセル(PIX1、PIX2、PIX3、PIX4)は、第1単位カラーフィルタアレイのカラーフィルタに対応し得る。図示された実施形態では、ピクセルPIX1は、青色Bのカラーフィルタに対応し、ピクセルPIX2及びピクセルPIX3は、緑色Gのカラーフィルタに対応し、ピクセルPIX4は、赤色Rのカラーフィルタに対応することができる。これにより、ピクセルPIX1は、青色Bの光量に対応する情報を電流又は電圧の形で出力することができ、ピクセル(PIX2、PIX3)は、緑色Gの光量に対応する情報を電流又は電圧の形で出力することができ、ピクセルPIX4は、赤色Rの光量に対応する情報を電流又は電圧の形で出力することができる。
図3は、本発明の一実施形態によって、図2の第1ピクセルグループ(PIXGR1)をより具体的に示す。図1~図3を参照すると、第1ピクセルグループPIXGR1のピクセル(PIX1、PIX2、PIX3、PIX4)は、サブピクセルペアをそれぞれ含み得る。例えば、ピクセルPIX1は、サブピクセル(PIX1L、PIX1R)を含むことができ、ピクセルPIX2は、サブピクセル(PIX2L、PIX2R)を含むことができ、ピクセルPIX3は、サブピクセル(PIX3L、PIX3R)を含むことができ、ピクセルPIX4は、サブピクセル(PIX4L、PIX4R)を含み得る。サブピクセル(PIX1L、PIX1R、PIX2L、PIX2R、PIX3L、PIX3R、PIX4L、PIX4R)のそれぞれは、1つの光電変換素子を含み得る。
1つのピクセルに含まれる2つのサブピクセルは、異なる転送ゲート信号を受信することができる。図示された実施形態では、ピクセルPIX1に含まれるサブピクセルPIX1Lは、転送ゲート信号TGLを受信でき、サブピクセルPIX1Rは、転送ゲート信号TGRを受信することができる。転送ゲート信号TGLがイネーブルされるにつれて、サブピクセルPIX1Lに対応するピクセル電圧が、CDS1300によって検出される。その後、転送ゲート信号TGRがイネーブルされるにつれて、サブピクセルPIX1Rに対応するピクセル電圧が、CDS1300によって検出される。
転送ゲート信号(TGL、TGR)が順次イネーブルされるにつれて、転送ゲート信号TGLを受信するサブピクセルに対応するピクセル電圧、及び転送ゲート信号TGRを受信するサブピクセルに対応するピクセル電圧を、順次検出することができる。検出されるピクセル電圧は、順次にピクセル信号に変換され、イメージプロセッサ10に伝達される。
イメージプロセッサ10は、転送ゲート信号TGLに対応するピクセル信号の位相情報、及び転送ゲート信号TGRに対応するピクセル信号の位相情報に基づいて位相差演算を行うことができる。遂行された演算結果に基づいて、イメージプロセッサ10は、イメージセンサ100と物体との間の距離を計算することができる。イメージプロセッサ10は、イメージセンサ100と物体との間の距離を調節するための制御信号を、計算された距離に基づいて生成することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、イメージセンサ100のレンズの位置を移動させるための制御信号を生成することができる。これにより、イメージセンサ100と物体との間の距離を調節することができる。
図4は、本発明の一実施形態による図2のピクセルPIX1の回路図である。図1~図4を参照すると、ピクセルPIX1は、フォトダイオード(PD1L、PD1R)、転送トランジスタ(T1L、T1R)、フローティング拡散領域(あるいはフローティング拡散ノード)FD1、リセットトランジスタR1、ソースフォロワトランジスタSF1及び選択トランジスタSE1を含み得る。
フォトダイオード(PD1L、PD1R)は、イメージセンサ100に入射する光に対応する電子(電荷)をそれぞれ生成および蓄積することができる。いくつかの実施形態では、フォトダイオード(PD1L、PD1R)は、例えば、フォトトランジスタ、フォトゲート、ピンフォトダイオード、又はこれらの組み合わせなどのような多様な光電変化素子のうちのいずれか1つでそれぞれ実施されてもよい。図示された実施形態では、フォトダイオードPD1Lは、サブピクセルPIX1Lに対応することができ、フォトダイオードPD1Rは、サブピクセルPIX1Rに対応することができる。
転送トランジスタ(T1L、T1R)の一端は、フォトダイオード(PD1L、PD1R)にそれぞれ連結され、転送トランジスタ(T1L、T1R)の他端は、フローティング拡散領域FD1に共通に連結される。転送ゲート信号(TGL、TGR)に応答して、転送トランジスタ(T1L、T1R)は、フォトダイオード(PD1L、PD1R)によって集積される電子をフローティング拡散領域FD1にそれぞれ転送することができる。転送ゲート信号(TGL、TGR)は、図1の転送ゲート信号TGに含まれてもよい。
フローティング拡散領域FD1は、転送トランジスタ(T1L、T1R)から提供される電子を蓄積おおび記憶することができる。フローティング拡散領域FD1のキャパシタンスは、「CFD1」と称されることがある。キャパシタンスCFD1と転送トランジスタ(T1L、T1R)から提供される電子の量(電荷量)に応じて、フローティング拡散領域FD1の電圧レベルを決定することができる。
図4の実施形態では、フローティング拡散領域FD1が、2つのフォトダイオード(PD1L、PD1R)によって共有されるものとして示された。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、いくつかの実施形態では、2つ以上のフォトダイオードが、1つのフローティング拡散領域FD1を共有することもできる。
リセットトランジスタR1は、フローティング拡散領域FD1をリセットすることができる。例えば、リセットトランジスタR1は、リセット信号RG1に基づいてフローティング拡散領域FD1と電源電圧VDDとを電気的に連結することができる。フローティング拡散領域FD1の電圧レベルをリセット信号RGに応答して電源電圧VDDで駆動することにより、リセットトランジスタR1は、フローティング拡散領域FD1に記憶された電子を除去又は放出することができる。リセット信号RG1は、図1のリセット信号RGに含まれてもよい。
ソースフォロワトランジスタSF1は、電源電圧VDDと選択トランジスタSE1との間に連結されてもよい。ソースフォロワトランジスタSF1のゲート端子は、フローティング拡散領域FD1に連結される。ソースフォロワトランジスタSF1は、フローティング拡散領域FD1の電圧レベルに基づいて選択トランジスタSE1に出力信号を出力することができる。ソースフォロワトランジスタSF1は、ソースフォロワバッファアンプであり得る。
選択トランジスタSE1は、ソースフォロワトランジスタSF1と出力ラインとの間に連結されてもよい。選択トランジスタSE1は、選択信号SEL1に基づいて列ラインCL1を介して出力信号OUT1を送ることができる。選択信号SEL1は、図1の選択信号SELに含まれてもよい。出力信号OUT1は、図1の出力信号OUTに含まれてもよい。上述されたトランジスタは、すべてNMOS(Nタイプ金属酸化物半導体)として示されている。しかしながら、本発明の実施形態はそれに限定されずに、PMOS(Pタイプ金属酸化物半導体)又はNMOSとPMOSとの組み合わせでも実施されてもよい。
図示された実施形態では、オートフォーカス機能を提供するために、1つのフローティング領域に連結される複数のフォトダイオードのそれぞれからピクセル電圧が検出される。例えば、サブピクセルPIX1Lに対応するピクセル電圧及びサブピクセルPIX1Rに対応するピクセル電圧を個別的に得るために、まず、リセット信号RG1がイネーブルされ、そして、フローティング拡散領域FD1がリセットされる。その後、転送ゲート信号TGLがイネーブルされ、フォトダイオードPD1Lに蓄積された電荷が、フローティング拡散領域FD1に蓄積されてもよい。次に、選択信号SEL1がイネーブルされ、フォトダイオードPD1Lに対応するピクセル電圧が、列ラインCL1を介して出力信号OUT1として出力されてもよい。その次に、リセット信号RG1が再びイネーブルされてフローティング拡散領域FD1がリセットされ、フォトダイオードPD1Lについて上述されたものと類似した方法で、フォトダイオードPD1Rに対応するピクセル電圧が、列ラインCL1を介して出力信号OUT1として出力される。したがって、複数のピクセルPIXのそれぞれから複数回にわたって、ピクセル電圧を検出しなければならないため、オートフォーカス処理、リードアウト(readout、読み出し)の時間及び消費電力などが増加することができる。
本発明によるいくつかの実施形態では、上述された方法とは異なり、フローティング拡散領域が一回リセットされると、フローティング拡散領域に連結される複数のフォトダイオードに対応するピクセル電圧がそれぞれ検出され得る。例えば、フローティング拡散領域FD1がリセットされた後、まずフォトダイオードPD1Lに蓄積される電荷に対応する第1ピクセル電圧が検出され、その後フォトダイオードPD1Lに蓄積される電荷と、フォトダイオード(PD1R)に蓄積される電荷との和に対応する第2ピクセル電圧を検出することができる。第1ピクセル電圧及び第2ピクセル電圧を用いて、イメージプロセッサ10は、位相差演算を遂行することができる。このような場合、第1ピクセル電圧及び第2ピクセル電圧からフォトダイオードPD1Rに蓄積される電荷に対応する第3ピクセル電圧が最初に計算され、以後、第1ピクセル電圧及び第3ピクセル電圧に基づいて位相差演算が遂行されていないといけない。
図5は、本発明の一実施形態によって図1のイメージセンサ100の動作方法を示すフローチャートである。図6A~図6Cは、本発明のいくつかの実施形態によって、より具体的に、ピクセルアレイ110に繰り返し配置されるピクセルグループ(PIXGR1A、PIXGR2A、PIXGR1B、PIXGR2B、PIXGR1C、PIXGR2C)を示す。図1~図5を参照して、図6A~図6Cに示す実施形態が、以下で具体的に説明されるはずである。
図2の第1ピクセルグループPIXGR1と同様に、ピクセルグループ(PIXGR1A、PIXGR2A、PIXGR1B、PIXGR2B、PIXGR1C、PIXGR2C)のそれぞれの上部には、左上端から時計回り方向に沿って順次配列される緑色G、赤色R、緑色G、及び青色Bのカラーフィルタを含む第1単位カラーフィルタアレイが位置してもよい。図1のピクセルアレイ110は、行方向及び列方向に繰り返し配置されるピクセルグループ(PIXGR1A、PIXGR2A/PIXGR1B、PIXGR2B/PIXGR1C、PIXGR2C)を含み得る。
図3及び図4に示す実施形態とは異なり、図6A~図6Cに示す実施形態では、ピクセルアレイ110の行のうちの少なくとも一部は、転送ゲート信号(TGL、TGR、TGAL、TGAR)と関連する3つの転送メタルラインに連結される。例えば、第1行に配置されるサブピクセル(PIX1L、PIX1R、PIX2L、PIX2R、PIX5L、PIX5R、PIX6L、PIX6R)は、転送ゲート信号(TGL、TGR、TGAL)にそれぞれ対応する3つの転送メタルラインのうちのいずれか1つに連結される。各転送メタルラインは、対応するラインに転送される転送ゲート信号に基づいて参照される。例えば、転送ゲート信号TGLが転送される転送メタルラインは、TGL転送メタルラインと称されることがあり、転送ゲート信号TGRが転送される転送メタルラインは、TGR転送メタルラインと称されることがあり、転送ゲート信号TGALが転送される転送メタルラインは、TGAL転送メタルラインと称され得る。実施形態によれば、多数の異なる転送メタルラインが、同じ転送ゲート信号を送るために活用され得る。したがって、いくつかの実施形態は、第1TGL転送メタルライン、第2TGL転送メタルライン、第1TGR転送ライン及び第2TGR転送ラインなどを含み得る。第2行に配置されるサブピクセル(PIX3L、PIX3R、PIX4L、PIX4R、PIX7L、PIX7R、PIX8L、PIX8R)は、転送ゲート信号(TGL、TGR、TGAR)にそれぞれ対応する3つの転送メタルラインのうちのいずれか1つに連結されてもよい。
図6Aに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGR1A及びピクセルグループPIXGR2Aは、互いに隣接して配置されてもよい。ピクセルグループPIXGR2Aは、ピクセルグループPIXGR1Aの第1方向(例えば、X軸方向)の側面に配置され得る。ピクセルグループPIXGR1A及びピクセルグループPIXGR2Aは、それぞれ4つのピクセルを含み得、そして4つのピクセルは、それぞれ2つのサブピクセルを含み得る。例えば、ピクセルグループPIXGR1Aは、ピクセル(PIX1A、PIX2A、PIX3A、PIX4A)を含み得、そしてピクセルグループPIXGR1Bは、ピクセル(PIX5A、PIX6A、PIX7A、PIX8A)を含み得る。ピクセル(PIX1A、PIX2A、PIX3A、PIX4A、PIX5A、PIX6A、PIX7A、PIX8A)のそれぞれは、2つのサブピクセルを含み得る(例えば、ピクセルPIX1Aは、サブピクセル(PIX1LA、PIX1RA)を含み得る)。
1つのピクセルに含まれる2つのサブピクセルは、1つのフローティング拡散領域を共有し得る。フローティング拡散領域は、選択ブロックを介して列ラインに連結されてもよい。選択ブロックは、図4のリセットトランジスタR1、ソースフォロワトランジスタSF1又は選択トランジスタSE1などのような素子を含み得る。例えば、ピクセルPIX1Aに含まれるサブピクセルPIX1LA及びサブピクセルPIX1RAは、1つのフローティング拡散領域FD1を共有し得る。フローティング拡散領域FD1は、選択ブロックSL1を介して列ラインCL1に連結される。選択ブロックSL1及び選択ブロックSL3の動作に応答して、列ラインCL1を共有するピクセル(例えば、ピクセルPIX1A、PIX3A)のうちのいずれか1つのフォトダイオードに格納された電荷に対応するピクセル電圧を出力信号OUT1として放出することができる。
フローティング拡散領域(FD2、FD3、FD4、FD5、FD6、FD7、FD8)は、フローティング拡散領域FD1と同様に実施され、そして同様に動作する。選択ブロック(SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8)は、選択ブロックSL1と同様に実施され、そして同様に動作する。列ライン(CL2、CL3、CL4)は、列ラインCL1と同様に実施され、そして同様に動作する。出力信号(OUT2、OUT3、OUT4)は、出力信号OUT1と同様に出力される。
第1行に配置されるサブピクセル(PIX1LA、PIX1RA、PIX2LA、PIX2RA、PIX5LA、PIX5RA、PIX6LA、PIX6RA)のうちのサブピクセル(PIX1LA、PIX5LA、PIX6LA)は、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタ(T1LA、T5LA、T6LA)をそれぞれ含み得る。サブピクセル(PIX1RA、PIX2RA、PIX5RA、PIX6RA)は、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタ(T1RA、T2RA、T5RA、T6RA)をそれぞれ含み得る。サブピクセルPIX2LAは、転送ゲート信号(TGR、TGL)とは異なる転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタT2LAを含み得る。
第2行に配置されるサブピクセル(PIX3LA、PIX3RA、PIX4LA、PIX4RA、PIX7LA、PIX7RA、PIX8LA、PIX8RA)のうちのサブピクセル(PIX3LA、PIX4LA、PIX7LA、PIX8LA)は、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタ(T3LA、T4LA、T7LA、T8LA)をそれぞれ含み得る。サブピクセル(PIX3RA、PIX4RA、PIX8RA)は、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタ(T3RA、T4RA、T8RA)をそれぞれ含み得る。サブピクセルPIX7RAは、転送ゲート信号(TGR、TGL)とは異なる転送ゲート信号TGARを受信する転送トランジスタT7RAを含み得る。
本発明のいくつかの実施形態では、リードアウト動作が遂行されるとき、いくつかの転送ゲート信号(例えば、転送ゲート信号TGL及び転送ゲート信号TGAL/TGAR)が最初にイネーブルされ、残りの転送ゲート信号(例えば、転送ゲート信号TGR及び転送ゲート信号TGAR)がイネーブルされる。
本発明の他のいくつかの実施形態では、リードアウト動作が遂行されるとき、一部の転送ゲート信号(例えば、転送ゲート信号(TGR、TGL))のみが、同時にイネーブルされることによって、ピクセルアレイ110の各行に対する検出動作が一回だけ遂行される。イメージプロセッサ10は、検出されるピクセル電圧のうちの一部に基づいて位相差演算を遂行してオートフォーカス処理を行い、残りのピクセル電圧に基づいてイメージを処理を行うことができる。
図5を参照すると、イメージセンサ100は、ステップ(S100、S200、S310~S330、及びS410~S430)を遂行することができる。ステップS100で、イメージセンサ100は、イメージプロセッサ10からキャプチャ要請(又はコマンド)を受信することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、ユーザーなどからの要請に応答してイメージデータを生成するようにイメージセンサ100に要請することができる。
ステップS200で、イメージセンサ100は、オートフォーカスモードを判定することができる。イメージプロセッサ10から受信される要請に基づいて、イメージセンサ100は、第1モード又は第2モードのうちのいずれか1つのモードで動作することができる。イメージセンサ100は、判定されたモードに基づいて、第1リードアウト動作又は第2リードアウト動作のうちのいずれか1つをピクセルアレイ110によって生成される各フレームに対して遂行することができる。
オートフォーカスモードが第1モードであると判定される場合、イメージセンサ100は、S310~S330のステップを遂行することができる。ステップS310で、イメージセンサ100は行を選択することができる。例えば、タイミングコントローラ160によって生成される制御信号に応答して、イメージセンサ100の行ドライバ120は、ピクセルアレイ110の行のうちのリードアウトする行を選択することができる。
ステップS320で、イメージセンサ100は、選択される行に対して第1リードアウト動作を遂行することができる。第1リードアウト動作において、イメージセンサ100は、最初にリセット信号RGをイネーブルして選択される行に含まれるフローティング拡散領域をリセットすることができる。以後、リセット信号RGはディセーブルされ、転送ゲート信号TGL及び転送ゲート信号TGAL又はTGARのみが最初にイネーブルされる。これによって、対応するサブピクセルからピクセル電圧を検出することができる。その次に、転送ゲート信号TGL及び転送ゲート信号TGAL又はTGARはディセーブルされ、転送ゲート信号(TGR、TGAR)(又は、いくつかの実施形態で、転送ゲート信号TGRのみ)がイネーブルされ、それによって、対応するピクセル電圧を検出することができる。
例えば、図6Aに示された実施形態では、イメージセンサ100によって第1行が選択され、選択された第1行に対して第1リードアウト動作が遂行されるとき、第1行のすべてのフローティング拡散領域(FD1、FD2、FD5、FD6)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGAL)が最初にイネーブルされる。これにより、第1行からサブピクセル(PIX1LA、PIX2LA、PIX5LA、PIX6LA)に対応するピクセル電圧を検出することができる。以後、転送ゲート信号TGRがイネーブルされるにつれて、第1行からサブピクセル(PIX1RA、PIX2RA、PIX5RA、PIX6RA)に対応するピクセル電圧を検出することができる。イメージプロセッサ10は、第1行から検出されるピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を遂行することができる。
ステップS330で、イメージセンサ100は、ステップS310で選択された行がピクセルアレイ110の最後の行であるかを判定することができる。例えば、イメージセンサ100は、ピクセルアレイ110のすべての行に対して第1リードアウト動作が行われたか否かを判定することができる。ステップS310で、選択された行がピクセルアレイ110の最後の行ではない場合、イメージセンサ100は再びステップS310を遂行して別の行を選択し、新しく選択される行に対して第1リードアウト動作を遂行することができる。
例えば、図6Aに示された実施形態では、第1行に対して第1リードアウト動作が行われた後、ステップS330で、イメージセンサ100は、再びステップS310を遂行して第2行を選択することができる。イメージセンサ100によって第2行に対して第1リードアウト動作が行われるとき、第2行のフローティング拡散領域(FD3、FD4、FD7、FD8)がリセットされ、転送ゲート信号TGLが最初にイネーブルされる。これにより、第2行からサブピクセル(PIX3LA、PIX4LA、PIX7LA、PIX8LA)に対応するピクセル電圧を検出することができる。以後、転送ゲート信号(TGR、TGAL)がイネーブルされ、それによって、サブピクセル(PIX3RA、PIX4RA、PIX7RA、PIX8RA)に対応するピクセル電圧を検出することができる。イメージプロセッサ10は、第2行から検出されるピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を遂行することもできる。
オートフォーカスモードが第2モードであると判定される場合、イメージセンサ100は、S410~S430のステップを遂行することができる。ステップS410で、イメージセンサ100は、行を選択することができる。例えば、イメージセンサ100は、ステップS310と同様に、ステップS410を遂行することができる。
ステップS420で、イメージセンサ100は、選択される行に対して第2リードアウト動作を遂行することができる。第2リードアウト動作において、イメージセンサ100は、最初にリセット信号RGをイネーブルして選択された行のフローティング拡散領域をリセットすることができる。以後、イメージセンサ100は、転送ゲート信号(TGL、TGR)をイネーブルして対応するピクセル電圧を検出することができる。
例えば、図6Aに示された実施形態では、イメージセンサ100によって第1行に対する第2リードアウト動作が遂行されるとき、第1行のすべてのフローティング領域(FD1、FD2、FD5、FD6)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGR)のみが同時にイネーブルされてもよい。このような場合、ピクセルPIX1Aのように、1つのピクセルに含まれる2つのサブピクセルが、それぞれ転送ゲート信号(TGL、TGR)を受信するピクセルにおいて、2つのサブピクセルに含まれるフォトダイオードにそれぞれ蓄積される電荷の和に対応する和ピクセル電圧を一度に検出し得る。例えば、第1行からサブピクセル(PIX1A、PIX2A)の和ピクセル電圧、サブピクセル(PIX5RA、PIX5LA)の和ピクセル電圧、サブピクセル(PIX6LA、PIX6RA)に対応する和ピクセル電圧、及びサブピクセルPIX2RAに対応するピクセル電圧を検出することができる。
ステップS430において、イメージセンサ100は、ステップS410で選択された行が、ピクセルアレイ110の最後の行であるかを判定することができる。例えば、イメージセンサ100は、ピクセルアレイ110のすべての行に対して第1リードアウト動作が行われたか否かを判定することができる。ステップS410で、選択された行がピクセルアレイ110の最後の行ではない場合、イメージセンサ100は、再びステップS410を遂行して別の行を選択し、新しく選択される行に対して第2リードアウト動作を遂行することができる。
例えば、図6Aに示す実施形態では、第1行に対して第2リードアウト動作が行われた後、ステップS430で、イメージセンサ100は、再びステップS410を遂行して第2行を選択することができる。イメージセンサ100によって2行に対する第2リードアウト動作が行われるとき、第2行のフローティング拡散領域(FD3、FD4、FD7、FD8)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGR)のみが同時にイネーブルされる。これにより、第2行からサブピクセル(PIX3A、PIX3A)の和ピクセル電圧、サブピクセル(PIX4RA、PIX4LA)の和ピクセル電圧、サブピクセル(PIX8LA、PIX8RA)に対応する和ピクセル電圧、及びサブピクセル(PIX7LA)に対応するピクセル電圧を検出することができる。
イメージプロセッサ10は、転送ゲート信号(TGL、TGR)に対応して検出されるピクセル電圧のうちの少なくとも一部に基づいてオートフォーカス処理を行うことができ、残りのピクセル電圧に基づいてイメージ処理を遂行することができる。例えば、検出されるピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PIX2RA、PIX7LA)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセル(PIX1LA、PIX1RA、PIX3LA、PIX3RA、PIX4LA、PIX4RA、PIX5LA、PIX5RA、PIX6LA、PIX6RA、PIX8LA、PIX8RA)の和ピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PIX2LA、PIX2RA、PIX7LA、PIX7RA)に対応するイメージデータを補正することができる。
いくつかの実施形態では、イメージセンサ100は、ビニング回路(図示せず)をさらに含み得る。イメージセンサ100は、1つのピクセルに含まれるサブピクセルからそれぞれ取得される電圧に基づいて、1つのピクセルに対応するイメージデータを出力することができる。イメージセンサ100は、ピクセル(PIX1A、PIX2A、PIX3A、PIX4A)に対応するピクセル電圧にビニングを行うことにより、ピクセルグループPIXGR1Aに対応するビニング信号を生成することができる。生成されるビニング信号は、デジタル信号に変換されてイメージプロセッサ10に提供され得る。
図1、図4、図6A及び図6Bを参照して、図6Aに示す実施形態と図6Bに示す実施形態との相違点が説明される。ピクセルグループPIXGR1B及びピクセルグループPIXGR2Bは、互いに隣接して配置されてもよい。ピクセルグループPIXGR1A及びピクセルグループPIXGR2Aと類似した方法で、ピクセルグループPIXGR1B及びピクセルグループPIXGR2Bは、それぞれ4つのピクセルを含むことができ、そして4つのピクセルは、それぞれ2つのサブピクセルを含み得る。図6Bの実施形態では、ピクセルグループPIXGR1Bは、ピクセル(PIX1B、PIX2B、PIX3B、PIX4B)を含み得、ピクセルグループPIXGR2Bは、ピクセル(PIX5B、PIX6B、PIX7B、PIX8B)を含み得る。
第1行に配置されるサブピクセル(PIX1LB、PIX1RB、PIX2LB、PIX2RB、PIX5LB、PIX5RB、PIX6LB、PIX6RB)のうちのサブピクセル(PIX1LB、PIX5RB、PIX6RB)は、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタ(T1LB、T5RB、T6RB)それぞれ含み得る。サブピクセル(PIX1RB、PIX2RB、PIX5LB、PIX6LB)は、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタ(T1RB、T2RB、T5LB、T6LB)をそれぞれ含み得る。サブピクセルPIX2LBは、転送ゲート信号(TGR、TGL)とは異なる転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタT2LBを含み得る。
第2行に配置されるサブピクセル(PIX3LB、PIX3RB、PIX4LB、PIX4RB、PIX7LB、PIX7RB、PIX8LB、PIX8RB)のうちのサブピクセル(PIX3LB、PIX4LB、PIX8RB)は、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタ(T3LB、T4LB、T8RB)をそれぞれ含み得る。サブピクセル(PIX3RB、PIX4RB、PIX7LB、PIX8LB)は、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタ(T3RB、T4RB、T7LB、T8LB)をそれぞれ含み得る。サブピクセルPIX7RBは、転送ゲート信号(TGR、TGL)とは異なる転送ゲート信号TGARを受信する転送トランジスタT7RBを含み得る。
いくつかの実施形態では、オートフォーカス処理を行うとき、1つのピクセル内の2つのサブピクセルのうちのいずれか1つのサブピクセルに対応するピクセル信号を処理するのにかかる時間よりも、他のサブピクセルに対応するピクセル信号を処理するのにかかる時間がより長くなれる。例えば、ピクセルPIX1B内の2つのサブピクセル(PIX1LB、PIX1RB)のうちの左側サブピクセルPIX1LBに対応するピクセル信号を処理するのにかかる時間よりも、右側サブピクセルPIX1RBに対応するピクセル信号を処理するのにかかる時間がもっと長くなれる。
本発明によるいくつかの実施形態では、フォトダイオードのうち、少なくとも1つのピクセル電圧は、転送ゲート信号(TGL、TGR)ではない、もう1つの転送ゲート信号(例えば、転送ゲート信号(TGAL/TGAR))に応答して検出され得る。これらの実施形態では、転送ゲート信号のうちの第1転送ゲート信号がイネーブルされることに対応する第1検出動作が遂行された後、信号処理にかかる時間がより長いいくつかののピクセル信号が、イメージ処理プロセッサ10に提供されてもよい。転送ゲート信号のうちの残りの転送ゲート信号がイネーブルされることに対応する第2検出動作が遂行されるなか、イメージプロセッサ10は、第1検出動作に応答して入力されるピクセル信号を処理することができる。結果的に、オートフォーカス処理を遂行するのに必要な全体の時間を短縮することができる。
例えば、第1行に対する第1リードアウト動作が遂行されるとき、第1行のすべてのフローティング領域(FD1、FD2、FD5、FD6)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGAL)がまずイネーブルされる。これにより、第1行からサブピクセル(PIX1LB、PIX2LB、PIX5RB、PIX6RB)に対応するピクセル電圧を検出することができる。残りの転送ゲート信号TGRがイネーブルされる前に、イメージプロセッサ10は、既に検出されたピクセル電圧に対応するイメージデータの処理を開始することができる。このとき、サブピクセル(PIX5RB、PIX6RB、PIX7RB、PIX8RB)に対応するピクセル信号をオートフォーカスのために処理するのにかかる時間は、サブピクセル(PIX5RB、PIX6RB、PIX7RB、PIX8RB)に対応するピクセル信号を処理するのにかかる時間よりも長くなれる。以後、転送ゲート信号TGRがイネーブルされる。これにより、第1行からサブピクセル(PIX1RB、PIX2RB、PIX5LB、PIX6LB)に対応するピクセル電圧を検出することができる。
図6Aに示された実施形態とは異なり、図6Bに示される実施形態では、第2行に対して第1リードアウト動作が遂行されるとき、転送ゲート信号TGARは、転送ゲート信号TGLと同時にイネーブルされる。このような実施形態では、転送ゲート信号TGARは、図示されたのと異なるように転送ゲート信号TGALのように命名されてもよい。したがって、第2行に対し第1リードアウト動作が行われるとき、第2のフローティング拡散領域(FD3、FD4、FD7、FD8)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGAR)がまずイネーブルされる。これにより、第2行からサブピクセル(PIX3LB、PIX4LB、PIX7RB、PIX8RB)に対応するピクセル電圧を検出することができる。イメージプロセッサ10によって処理されるのにかかる時間がより長いピクセル電圧(すなわち、サブピクセルPIX(以後、転送ゲート信号TGR))がイネーブルされる。これによって、第2行からサブピクセル(PIX3RB、PIX4RB、PIX7LB、PIX8LB)に対応するピクセル電圧を検出することができる。イメージプロセッサ10は、検出されるピクセル電圧に基づくイメージデータを処理して、オートフォーカス処理を遂行することができる。
第1行に対する第2リードアウト動作が遂行されるとき、第1行のすべてのフローティング領域(FD1、FD2、FD5、FD6)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGR)のみがイネーブルされる。以後、第2行に対する第2リードアウト動作が行われるとき、第2行のすべてのフローティング領域(FD3、FD4、FD7、FD8)がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGR)のみが同時にイネーブルされる。検出されるサブピクセル(PIX1LB、PIX1RB、PIX3LB、PIX3RB、PIX4LB、PIX4RB、PIX5LB、PIX5RB、PIX6LB、PIX6RB、PIX8LB、PIX8RB)に対応する和電圧、及びサブピクセル(PIX2RB、PIX7LB)に対応するピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PIX2RB、PIX7B)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセル(PIX1LB、PIX1RB、PIX3LB、PIX3RB、PIX4LB、PIX4RB、PIX5LB、PIX5RB、PIX6LB、PIX6RB、PIX8LB、PIX8RB)に対応するピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。
図1、図4、図6A及び図5Cを参照して、図6Aに示す実施形態と図6Cに示す実施形態との相違点について説明される。図6Cに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGR1C及びピクセルグループPIXGR2Cは、互いに隣接して配置されてもよい。ピクセルグループPIXGR1A及びピクセルグループPIXGR2Aと類似した方法で、ピクセルグループPIXGR1C及びピクセルグループPIXGR2Cは、それぞれ4つのピクセルを含むことができ、4つのピクセルは、それぞれ2つのサブピクセルを含み得る。図6Aに示す実施形態とは異なり、図6Cに示す実施形態では、いくつかのサブピクセルは、光電変換素子を含まず、代わりにローカル接地電圧に連結される。
例えば、ピクセルグループPIXGR1Cに含まれるピクセル(PIX1C、PIX3C、PIX4C)は、ピクセルグループPIXGR1Aに含まれるピクセル(PIX1A、PIX3A、PIX4A)と同様に実施され、同様に動作することができる。しかしながら、ピクセルPIX2CのサブピクセルPIX2LCは、ピクセルPIX2AのサブピクセルPIX2LAとは異なり、フォトダイオードを含まなくてもよい。代わりに、サブピクセルPIX2LCの転送トランジスタT2LCは、接地電圧に連結されてもよい。いくつかの実施形態では、図示された実施形態とは異なり、サブピクセルPIX2LCは、転送トランジスタT2LCを含まない可能性があり、代わりに接地ノードが配置されてもよい。いくつかの実施形態では、サブピクセルの転送トランジスタは、接地ノードに直接連結されてもよい。
ピクセルPIX1Cは、転送トランジスタ(T1LC、T1RC)を含むサブピクセル(PIX1LC、PIX1RC)を含み得る。ピクセルPIX2Cは、転送トランジスタ(T2LC、T2RC)を含むサブピクセル(PIX2LC、PIX2RC)を含み得る。ピクセルPIX3Cは、転送トランジスタ(T3LC、T3RC)を含むサブピクセル(PIX3LC、PIX3RC)を含み得る。ピクセルPIX4Cは、転送トランジスタ(T4LC、T4RC)を含むサブピクセル(PIX4LC、PIX4RC)を含み得る。
ピクセルグループPIXGR2Cに含まれるピクセル(PIX5C、PIX6C、PIX8C)は、ピクセルグループPIXGR2Aに含まれるピクセル(PIX5A、PIX6A、PIX8A)と同様に実施され、そして同様に動作することができる。しかしながら、ピクセルPIX7CのサブピクセルPIX7RCは、ピクセルPIX7AのサブピクセルPIX7RAとは異なり、フォトダイオードを含まなくてもよい。サブピクセルPIX7RCは、サブピクセルPIX2LCと同様の方法で動作することができ、同様の方法で実施されてもよい。
ピクセルPIX5Cは、転送トランジスタ(T5LC、T5RC)含むサブピクセル(PIX5LC、PIX5RC)を含み得る。ピクセルPIX6Cは、転送トランジスタ(T6LC、T6RC)を含むサブピクセル(PIX6LC、PIX6RC)を含み得る。ピクセルPIX7Cは、転送トランジスタ(T7LC、T7RC)を含むサブピクセル(PIX7LC、PIX7RC)を含み得る。ピクセルPIX8Cは、転送トランジスタ(T8LC、T8RC)を含むサブピクセル(PIX8LC、PIX8RC)を含み得る。
図7A及び図7Bは、本発明のいくつかの実施形態によって、ピクセルアレイ110に繰り返し配置されるピクセルグループ(PIXGRTA、PIXGRTB)をもっと具体的にそれぞれ示す。図6A~図6Cに示された実施形態とは異なり、図7AのピクセルグループPIXGRTA及び図7BのピクセルグループPIXGRTBは、4つの単位ピクセルグループを含むことができ、単位ピクセルグループのそれぞれは、再び4つのピクセルを含み得る。ピクセルのそれぞれは、2つのサブピクセルを含み得る。例えば、ピクセルグループPIXGRTAは、4つの単位ピクセルグループ(PIXUT1A、PIXUT2A、PIXUT3A、PIXUT4A)を含み得る。単位ピクセルグループPIXUT1Aは、4つのピクセル(PIXT11A、PIXT12A、PIXT13A、PIXT14A)を含み得る。ピクセルPIXT11Aは、2つのサブピクセル(PT11LA、PT11RA)を含み得る。
いくつかの実施形態では、図2の第1ピクセルグループPIXGR1と同様に、単位ピクセルグループ(PIXUT1A、PIXUT2A、PIXUT3A、PIXUT4A)のそれぞれの上部には、左上端から時計回り方向に沿って順次配列される緑色G、赤色R、緑色G、及び青色Bのカラーフィルタを含む第1単位カラーフィルタアレイが位置してもよい。
図7Aに示す実施形態では、ピクセル(PIXT11A、PIXT12A、PIXT13A、PIXT14A、PIXT21A、PIXT22A、PIXT24A、PIXT31A、PIXT33A、PIXT34A、PIXT41A、PIXT43A、PIXT43A、PIXT44A)のそれぞれは、転送ゲート信号TGLを受信するサブピクセル、及び転送ゲート信号TGRを受信するサブピクセルを含み得る。しかしながら、ピクセルPIXT23Aは、転送ゲート信号TGARを受信するサブピクセルを含むことができ、ピクセルPIXT32Aは、転送ゲート信号TGALを受信するサブピクセルを含み得る。より具体的には、ピクセルPIXT23AのサブピクセルPT23LAは、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXT23AのサブピクセルPT23RAは、転送ゲート信号TGARを受信する転送トランジスタを含み得る。ピクセルPIXT32AのサブピクセルPT32LAは、転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXT32AのサブピクセルPT32RAは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含み得る。
図7Aに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGRTAの各行ごとに第1リードアウト動作が行われるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、そして転送ゲート信号(TGL、TGAL)(あるいは、転送ゲート信号TGALが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行では、転送ゲート信号TGLのみ)がイネーブルされ得る。以後、転送ゲート信号(TGR、TGAR)(又は転送ゲート信号TGARが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行では、転送ゲート信号TGRのみ)がイネーブルされ得る。イメージプロセッサ10は、ピクセルグループPIXGRTAから検出されるピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。
ピクセルグループPIXGRTAの各行ごとに第2リードアウト動作が遂行されるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGR)のみがイネーブルされる。ピクセルグループPIXGRTAから検出されるピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PT23LA、PT32RA)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセルの和電圧に基づくイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PT23LA、PT23RA、PT32LA、PT32RA)に対応するイメージデータを補正することができる。
いくつかの実施形態において、図6Aに示す実施形態と同様に、イメージセンサ100は、ビニング回路をさらに含み得る。イメージセンサ100は、1つのピクセル(例えば、ピクセルPIXT11A)に含まれるサブピクセル(例えば、サブピクセル(PT11LA、PT11RA))からそれぞれ得られる電圧にビニングを行うことにより、1つのピクセル(例えば、ピクセルPIXT11A)に対応するイメージデータを出力することができる。イメージセンサ100は、1つの単位ピクセルグループ(例えば、単位ピクセルグループPIXUT1A)に含まれる4つのピクセル(例えば、ピクセル(PIXT11A、PIXT12A、PIXT13A、PIXT14A))からそれぞれ取得される電圧(又はそれらのサブピクセルからそれぞれ取得される電圧)にビニングを遂行することによって、1つの単位ピクセルグループ(例えば、単位ピクセルグループPIXUT1A)に対応するイメージデータを出力することができる。
図1、図7A及び図7Bを参照して、図7Aに示す実施形態及び図7Bに示す実施形態の相違点が説明される。図7Bに示す実施形態では、ピクセル(PIXT11B、PIXT12B、PIXT13B、PIX14B、PIXT21B、PIXT22B、PIXT31B、PIXT32B、PIXT33B、PIXT34B、PIXT41B、PIXT42B、PIXT43B、PIXT44B)のそれぞれは、転送ゲート信号TGLを受信するサブピクセル、及び転送ゲート信号TGRを受信するサブピクセルを含み得る。しかしながら、ピクセルPIXT23B及びピクセルPIXT24Bは、転送ゲート信号TGALを受信するサブピクセルを含み得る。より具体的には、ピクセルPIXT23BのサブピクセルPT23LBは、転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXT23BのサブピクセルPT23RBは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含み得る。ピクセルPIXT24BのサブピクセルPT24LBは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXT24BのサブピクセルPT24RBは、転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタを含み得る。ピクセルPIXT11Bは、サブピクセル(PT11LB、PT11RB)を含み得、ピクセルPIXT13Bは、サブピクセル(PT13B、PT13RB)を含み得、ピクセルPIXT22Bは、サブピクセル(PT22LB、PT22RB)を含み得る。
図7Bに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGRTBの各行ごとに第1リードアウト動作が行われるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGAL)(あるいは、転送ゲート信号TGALが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行では、転送ゲート信号TGLのみ)がイネーブルされる。以後、転送ゲート信号TGRがイネーブルされる。したがって、比較的信号処理に時間がかかるピクセル信号が、最初にイメージプロセッサ10に伝達される。例えば、単位ピクセルグループ(PIXUT1B、PIXUT2B、PIXUT3B、PIXUT4B)のうちの単位ピクセルグループPIXUT1Bでは、信号処理に長い時間を要するサブピクセル(PT12RB、PT14RB)に対応するピクセル信号が、サブピクセル(PT12LB、PT14LB)に対応するピクセル信号より、先にイメージプロセッサ10に伝達されてもよい。結果的に、オートフォーカス処理に要する全体の時間を短縮することができる。イメージプロセッサ10は、検出されるピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。
ピクセルグループPIXGRTBの各行ごとに第2リードアウト動作が遂行されるとき、最初に各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、そして転送ゲート信号(TGL、TGR)のみがイネーブルされる。ピクセルグループPIXGRTBから検出されるピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PT23RB、PT24LB)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセルの和ピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PT23LB、PT23RB、PT24LB、PT24RB)に対応するイメージデータを補正することができる。図示される実施形態では、サブピクセル(PT23RB、PT24LB)は、同じ行に配置されるため、オートフォーカス処理のためのピクセル電圧を検出するのに要する時間を短縮することができる。
図8A及び図8Bは、本発明のいくつかの実施形態によって、ピクセルアレイ110に繰り返し配置されるピクセルグループ(PIXGRHA、PIXGRHB)をより具体的にそれぞれ示す。図7AのピクセルグループPIXGRTA及び図7BのピクセルグループPIXGRTBと同様に、図8AのピクセルグループPIXGRHA及び図8BのピクセルグループPIXGRHBは、4つの単位ピクセルグループを含み得、単位ピクセルグループのそれぞれは、再び4つのピクセルを含み得る。そして、ピクセルのそれぞれは、2つのサブピクセルを含み得る。図7A及び図7Bに示す実施形態とは異なり、図8Aに示す実施形態では、いくつかのピクセルは、列方向(すなわちY軸方向)ではない斜線方向の境界によって分離(isolate)される2つのサブピクセルを含み得る。例えば、単位ピクセルグループPIXUH2AのピクセルPIXH21Aは、第1斜線方向の境界によって分離されるサブピクセルペアを含み得る。単位ピクセルグループPIXUH3AのピクセルPIXH31Aは、第2斜線方向の境界によってサブピクセルペアを含み得る。
いくつかの実施形態では、図2の第1ピクセルグループPIXGR1と同様に、単位ピクセルグループ(PIXUH1A、PIXUH2A、PIXUH3A、PIXUH4A)のそれぞれの上部には、左上端から時計回り方向に沿って順次配列される緑色G、赤色R、緑色G、及び青色Bのカラーフィルタを含む第1単位カラーフィルタアレイが位置してもよい。
図8Aに示す実施形態では、ピクセル(PIXH12A、PIXH13A、PIXH21A、PIXH22A、PIXH23A、PIXH24A、PIXH31A、PIXH32A、PIXH33A、PIXH34A、PIXH41A、PIXH42A、PIXH43A、PIXH44A)のそれぞれは、転送ゲート信号TGLを受信するサブピクセル及び転送ゲート信号TGR受信するサブピクセルを含み得る。しかしながら、ピクセルPIXH11Aは、転送ゲート信号TGALを受信するサブピクセルを含み得、そしてピクセルPIXH14Aは、転送ゲート信号TGARを受信するサブピクセルを含み得る。より具体的には、ピクセルPIXH11AのサブピクセルPH11LAは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含み得、そしてピクセルPIXH11AのサブピクセルPH11RAは、転送ゲート信号TGARを受信する転送トランジスタを含み得る。ピクセルPIXH14AのサブピクセルPH14LAは、転送ゲート信号TGLを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXH14AのサブピクセルPH14RAは、転送ゲート信号TGARを受信する転送トランジスタを含み得る。
図8Aに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGRHAの各行ごとに第1リードアウト動作が遂行されるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、転送ゲート信号(TGL、TGAL)(または、転送ゲート信号TGALが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行で、転送ゲート信号TGLのみ)がイネーブルされてもよい。以後、転送ゲート信号(TGR、TGAR)(または、転送ゲート信号TGARが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行で、転送ゲート信号TGRのみ)がイネーブルされ、イメージプロセッサ10は、検出されるピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。
ピクセルグループPIXGRHAの各行ごとに、第2リードアウト動作が遂行されるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、そして転送ゲート信号(TGL、TGR)のみがイネーブルされる。ピクセルグループPIXGRHAから検出されるピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PH11RA、PH14LA)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセルの和ピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PH11LA、PH11RA、PH14LA、PH14RA)に対応するイメージデータを補正することができる。
いくつかの実施形態では、図7Aに示す実施形態と同様に、イメージセンサ100は、ビニング回路をさらに含み得る。イメージセンサ100は、1つのピクセルに含まれるサブピクセルから得られる2つのピクセル電圧に対してビニングを遂行することによって、1つのピクセルに対応するビニング信号を生成することができる。イメージセンサ100は、1つの単位ピクセルグループに含まれるサブピクセルから取得される8つのピクセル電圧にビニングを遂行することによって、1つの単位ピクセルグループに対応するビニング信号を生成することができる。
図1、図8A及び図8Bを参照して、図8Aに示す実施形態及び図8Bに示す実施形態の相違点が説明される。図8Bに示す実施形態では、ピクセル(PIXH13B、PIXH14B、PIXH21B、PIXH22B、PIXH23B、PIXH24B、PIXH31B、PIXH32B、PIXH33B、PIXH34B、PIXH41B、PIXH42B、PIXH43B、PIXH44B)のそれぞれは、転送ゲート信号TGLを受信するサブピクセル及び転送ゲート信号TGRを受信するサブピクセルを含み得る。しかしながら、ピクセルPIXH11B及びピクセルPIXH12Bは、転送ゲート信号TGALを受信するサブピクセルを含み得る。より具体的には、ピクセルPIXH11BのサブピクセルPH11LAは、転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタを含むことができ、そしてピクセルPIXH11BのサブピクセルPH11RBは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含み得る。ピクセルPIXH12BのサブピクセルPH12LBは、転送ゲート信号TGRを受信する転送トランジスタを含むことができ、ピクセルPIXH12BのサブピクセルPH12RBは、転送ゲート信号TGALを受信する転送トランジスタを含み得る。
図8Bに示す実施形態では、ピクセルグループPIXGRHBの各行ごとに第1リードアウト動作が行われるとき、まず各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、そして転送ゲート信号(TGL、TGAL)(あるいは、転送ゲート信号TGALが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行で、転送ゲート信号TGLのみ)がイネーブルされる。以後、転送ゲート信号(TGR、TGAR)(または、転送ゲート信号TGARが印加される転送メタルラインに連結されていないいくつかの行で、転送ゲート信号TGRのみ)がイネーブルされる。したがって、比較的信号処理にさらに時間がかかるピクセル信号を先にイメージプロセッサ10に伝達することができる。例えば、単位ピクセルグループPIXUH1Bでは、信号処理にさらに長い時間を要するサブピクセル(PH12RB、PH14RB)に対応するピクセル信号が、サブピクセル(PH12LB、PH14LB)に対応するピクセル信号より、先にイメージプロセッサ10に伝達され得る。したがって、オートフォーカス処理にかかる全体の時間を軽減することができる。イメージプロセッサ10は、検出されるピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。
ピクセルグループPIXGRHBの各行ごとに第2リードアウト動作が遂行されるとき、各行のすべてのフローティング領域がリセットされ、そして転送ゲート信号(TGL、TGR)のみがイネーブルされる。ピクセルグループPIXGRHBから検出されるピクセル電圧のうち、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PH11RB、PH12LB)に対応するピクセル電圧に基づいてオートフォーカス処理を行い、残りのサブピクセルの和ピクセル電圧に基づくイメージデータを処理することができる。例えば、イメージプロセッサ10は、サブピクセル(PH11LB、PH11RB、PH12LB、PH12RB)に対応するイメージデータを補正することができる。
図8Bは、単位ピクセルグループ(PIXUH2B、PIXUH3B、PIXUH4B)、及びサブピクセル(PH13LB、PH13RB)を示す。
図9は、マルチカメラモジュールを含む電子装置のブロック図である。図9を参照すると、電子装置2000は、カメラモジュールグループ2100、アプリケーションプロセッサ2200、電源管理用集積回路PMIC(power management integrated circuit)2300、及び外部メモリ2400を含み得る。
カメラモジュール群2100は、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)を含み得る。たとえ、図面には、3つのカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)が配置された実施形態が示されているが、実施形態はこれに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、カメラモジュールグループ2100は、2つのカメラモジュールのみを含むように変形および実施され得る。なお、いくつかの実施形態では、カメラモジュールグループ2100は、n個(nは4以上の自然数)のカメラモジュールを含むように変形および実施されてもよい。
図10は、図9のカメラモジュールをより具体的に示すブロック図である。以下、図10を参照して、カメラモジュール2100bの詳細な構成について、より具体的に説明するが、以下の説明は、実施形態によって他のカメラモジュール(2100a、2100b)についても同様に適用される。
図10を参照すると、カメラモジュール2100bは、プリズム2105、光路屈曲素子(以下、「OPFE」)2110、アクチュエータ2130、イメージセンシング装置2140、及びストレージ部2150を含み得る。
プリズム2105は、光反射物質の反射面2107を含めて、カメラモジュール2100bの外部から入射する光Lの経路を変形することができる。
いくつかの実施形態では、プリズム2105は、第1方向Xに入射する光Lの経路を第1方向Xに垂直な第2方向Yに変更することができる。なお、プリズム2105は、光反射物質の反射面2107を、中心軸2106を中心にA方向に回転させるか、又は中心軸2106をB方向に回転させて第1方向Xに入射する光Lの経路を、垂直な第2方向Yに変更することができる。このとき、OPFE2110も第1方向X及び第2方向Yに垂直な第3方向Zに移動することができる。
いくつかの実施形態では、示されたように、プリズム2105のA方向の最大回転角度は、プラス(+)A方向では15°以下であり、マイナス(-)A方向では15°より大きい可能性があるものの。実施形態はこれに限定されるものではない。
いくつかの実施形態では、プリズム2105は、プラス(+)若しくはマイナス(-)のB方向に20°内外、又は10°~20°若しくは15°~20°の間で移動することができ、ここで、動く角度は、プラス(+)又はマイナス(-)のB方向に同じ角度で移動するか、又は1°内外の範囲でほぼ類似した角度まで移動することができる。
いくつかの実施形態では、プリズム2105は、光反射物質の反射面2106を中心軸2106の延長方向と平行な第3の方向(例えば、Z方向)に移動することができる。
OPFE2110は、例えば、m個(ここで、mは自然数)のグループからなる光学レンズを含み得る。m個のレンズは、第2方向Yに移動してカメラモジュール2100bの光学ズーム比(optical zoom ratio)を変更することができる。例えば、カメラモジュール2100bの基本光学ズーム比をZとするとき、OPFE2110に含まれるm個の光学レンズを移動させる場合、カメラモジュール2100bの光学ズーム比は、3Z又は5Z以上の光学ズーム比に変更され得る。
アクチュエータ2130は、OPFE2110又は光学レンズ(以下、光学レンズと称される)を特定の位置に移動させることができる。例えば、アクチュエータ2130は、正確なセンシングのために、イメージセンサ2142が、光学レンズの焦点距離に位置するように光学レンズの位置を調整することができる。
イメージセンシング装置2140は、イメージセンサ2142、制御ロジック2144及びメモリ2146を含み得る。イメージセンサ2142は、光学レンズを介して提供される光Lを用いてセンシング対象のイメージをセンシングすることができる。いくつかの実施形態では、イメージセンサ2142は、図1のイメージセンサ100と同様の方法で実施および動作することができる。例えば、イメージセンサ2142は、図6A~図6C、図7A、図7B、図8A及び図8Bに示されるピクセルグループのうちのいずれか1つと実質的に同一又は類似のピクセルグループを含み得る。制御ロジック2144は、カメラモジュール2100bの全体的な動作を制御することができる。例えば、制御ロジック2144は、制御信号ラインCSLbを介して提供される制御信号によってカメラモジュール2100bの動作を制御することができる。
メモリ2146は、キャリブレーションデータ2147などのようなカメラモジュール2100bの動作に必要な情報を格納することができる。キャリブレーションデータ2147は、カメラモジュール2100bが外部から提供される光Lを用いてイメージデータを生成するのに必要な情報を含み得る。キャリブレーションデータ2147は、例えば、上述された回転角度に関する情報、焦点距離に関する情報、光軸に関する情報などを含み得る。カメラモジュール2100bが光学レンズの位置によって、焦点距離が変化するマルチステートカメラの形で実施される場合、キャリブレーションデータ2147は、光学レンズの各位置別(又はステート別)焦点距離値、及びオートフォーカシング(auto focusing)に関連される情報を含み得る。
ストレージ部2150は、イメージセンサ2142を介してセンシングされたイメージデータを格納することができる。ストレージ部2150は、イメージセンシング装置2140の外部に配置されてもよいし、イメージセンシング装置2140を構成するセンサチップとスタックされた(stacked)形で実現されてもよい。いくつかの実施形態では、記憶部2150は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read―Only Memory)で実施されることがあるが、実施形態はこれに限定されない。
図9及び図10を共に参照すると、いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれは、アクチュエータ2130を含み得る。したがって、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれは、その内部に含まれるアクチュエータ2130の動作に応じる互いに同一であるか異なるキャリブレーションデータ2147を含み得る。
いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のうちの1つのカメラモジュール(例えば、2100b)は、上述されたプリズム2105とOPFE2110とを含むフォールデッドレンズ(folded lens)形態のカメラモジュールであり、残りのカメラモジュール(例えば、2100a、2100b)は、プリズム2105及びOPFE2110を含まないバーチカル(vertical)形態のカメラモジュールであり得るが、実施形態はこれに限定されるものではない。
いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のうちの1つのカメラモジュール(例えば、2100c)は、例えば、IR(Infrared Ray)を用いてデプス(depth)情報を抽出するバーチカル形態のデプスカメラ(depth camera)であり得る。この場合、アプリケーションプロセッサ2200は、このようなデプスカメラから提供されるイメージデータと、他のカメラモジュール(例えば、2100a又は2100b)から提供されるイメージデータをマージ(merge)して3次元デプスイメージ(3D depth image)を生成することができる。
いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のうちの少なくとも2つのカメラモジュール(例えば、(2100a、2100b))は、異なる観測視野(Field of View、視野角)を有し得る。この場合、例えば、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のうちの少なくとも2つのカメラモジュール(例えば、2100a、2100b)の光学レンズが互いに異なってもよいが、これに限定されない。
なお、いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれの視野角は、互いに異なってもよい。この場合、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれに含まれる光学レンズもまた互いに異なっていてもよいが、これに限定されない。
いくつかの実施形態では、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれは、互いに物理的に分離して配置されてもよい。すなわち、1つのイメージセンサ2142のセンシング領域を複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)が分割して使用するのではなく、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれの内部に独立したイメージセンサ2142を配置することができる。
図9を再び参照すると、アプリケーションプロセッサ2200は、イメージ処理プロセッサ2210、メモリコントローラ2220、及び内部メモリ2230を含み得る。アプリケーションプロセッサ2200は、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)から分離して実装され得る。例えば、アプリケーションプロセッサ2200と複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)とを別の半導体チップで分離して実装することができる。
イメージ処理プロセッサ2210は、複数のサブイメージプロセッサ(2212a、2212b、2212c)、イメージ生成器2214、及びカメラモジュールコントローラ2216を含み得る。
イメージ処理プロセッサ2210は、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)の個数に対応する数の複数のサブイメージロセッサ(2212a、2212b、2212c)を含み得る。
各カメラモジュール(2100a、2100b、2100c)から生成されるイメージデータは、互いに分離されたイメージ信号ライン(ISLa、ISLb、ISLc)を介して対応するサブイメージプロセッサ(2212a、2212b、2212c)に提供されてもよい。例えば、カメラモジュール2100aから生成されるイメージデータは、イメージ信号ラインISLaを介してサブイメージプロセッサ2212aに提供され、カメラモジュール2100bから生成されるイメージデータは、イメージ信号ラインISLbを介してサブイメージプロセッサ2212bに提供され、カメラモジュール2100cから生成されるイメージデータは、イメージ信号ラインISLcを介してサブイメージプロセッサ2212cに提供され得る。このようなイメージデータ転送は、例えば、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)に基づくカメラシリアルインターフェース(CSI:Camera Serial Interface)を用いて遂行されてもよいが、実施形態がこれに限定されるものではない。
一方、いくつかの実施形態では、1つのサブイメージプロセッサが複数のカメラモジュールに対応するように配置されてもよい。例えば、サブイメージプロセッサ2212aとサブイメージプロセッサ2212cが、図示されたように互いに分離して実装されるのではなく、1つのサブイメージプロセッサに統合されて実装され、カメラモジュール2100aとカメラモジュール2100cから提供されるイメージデータは、選択素子(例えば、マルチプレクサ)などを介して選択された後、統合されたサブイメージプロセッサに提供されてもよい。
それぞれのサブイメージプロセッサ(2212a、2212b、2212c)に提供されるイメージデータは、イメージ生成器2214に提供されてもよい。イメージ生成器2214は、イメージ生成情報(Generating Information)又はモード信号(Mode Signal)によってそれぞれのサブイメージプロセッサ(2212a、2212b、2212c)から提供されるイメージデータを用いて出力イメージを生成することができる。
具体的には、イメージ生成器2214は、イメージ生成情報又はモード信号に応じて、異なる視野角を有するカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)から生成されるイメージデータのうちの少なくとも一部をマージ(merge)して出力イメージを生成することができる。なお、イメージ生成器2214は、イメージ生成情報又はモード信号に応じて、異なる視野角を有するカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)から生成されるイメージデータのうちのいずれか1つを選択して出力イメージを生成することができる。
いくつかの実施形態では、イメージ生成情報は、ズーム信号(zoom signal or zoom factor)を含み得る。なお、いくつかの実施形態では、モード信号は、例えばユーザーから選択されるモードに基づいた信号であり得る。
イメージ生成情報が、ズーム信号(ズームファクター)であり、それぞれのカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)が異なる観測視野(視野角)を有する場合、イメージ生成器2214は、ズーム信号のタイプに応じて異なる動作を行ってもよい。例えば、ズーム信号が第1信号である場合、カメラモジュール2100aから出力されるイメージデータと、カメラモジュール2100cから出力されるイメージデータとをマージした後、マージされたイメージ信号とマージに使用されなかったカメラモジュール2100bから出力されるイメージデータを用いて、出力イメージを生成することができる。もしズーム信号が第1信号とは異なる第2信号である場合、イメージ生成器2214は、このようなイメージータのマージを遂行せず、それぞれのカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)から出力されるイメージデータのうちのいずれか1つを選択して出力イメージを生成することができる。しかしながら、実施形態はこれに限定されず、必要に応じてイメージデータを処理する方法は、いくらでも変形されて実施され得る。
いくつかの実施形態では、イメージ生成器2214は、複数のサブイメージプロセッサ(2212a、2212b、2212c)のうちの少なくとも1つから露出時間が異なる複数のイメージデータを受信し、複数のイメージデータに対してHDR(high dynamic range)処理を行うことにより、ダイナミックレンジが増加されてマージされるイメージデータを生成することができる。
カメラモジュールコントローラ2216は、それぞれのカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)に制御信号を提供することができる。カメラモジュールコントローラ2216から生成される制御信号は、互いに分離される制御信号ラインCSLa、CSLb、CSLcを介して、対応するカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)に提供されてもよい。
複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のうちのいずれか1つは、ズーム信号を含むイメージ生成情報又はモード信号に応じてマスターカメラ(例えば、2100b)として指定され、残りのカメラモジュール(例えば、例えば、2100a、2100c)はスレーブカメラとして指定され得る。このような情報は、制御信号に含まれ、互いに分離される制御信号ライン(CSLa、CSLb、CSLc)を介して、対応するカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)に提供されてもよい。
ズームファクター又は動作モード信号に応じて、マスター及びスレーブとして動作するカメラモジュールを変更することができる。例えば、カメラモジュール2100aの視野角が、カメラモジュール2100bの視野角よりもっと広く、ズームファクターが低いズーム比を示す場合、カメラモジュール2100bがマスターとして動作し、カメラモジュール2100aがスレーブとして動作することができる。逆に、ズームファクターが高いズーム比を示す場合、カメラモジュール2100aは、マスターとして動作し、カメラモジュール2100bは、スレーブとして動作することができる。
いくつかの実施形態では、カメラモジュールコントローラ2216からそれぞれのカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)に提供される制御信号は、シンクイネーブル(sync enable)信号を含み得る。例えば、カメラモジュール2100bがマスターカメラであり、カメラモジュール(2100a、2100c)がスレーブカメラである場合、カメラモジュールコントローラ2216は、カメラモジュール2100bにシンクイネーブル信号を送ることができる。このようなシンクイネーブル信号を提供されたカメラモジュール2100bは、提供されたシンクイネーブル信号をベースにシンク信号を生成し、生成されたシンク信号をシンク信号ラインSSLを介してカメラモジュール(2100a、2100c)に提供することができる。カメラモジュール2100bとカメラモジュール(2100a、2100c)は、このようなシンク信号に同期されてイメージデータをアプリケーションプロセッサ2200に送ることができる。
いくつかの実施形態では、カメラモジュールコントローラ2216から複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)に提供される制御信号は、モード信号に応じたモード情報を含み得る。このようなモード情報に基づいて、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)は、センシング速度と関連して第1動作モード及び第2動作モードとして動作することができる。
複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)は、第1動作モードにおいて、第1速度でイメージ信号を生成(例えば、第1フレームレートのイメージ信号を生成)し、これを第1速度よりも高い第2速度でエンコーディング(例えば、第1フレームレートより高い第2フレームレートのイメージ信号をエンコーディング)し、エンコーディングされたイメージ信号をアプリケーションプロセッサ2200に送ることができる。このとき、第2速度は、第1速度の30倍以下であり得る。
アプリケーションプロセッサ2200は、受信されるイメージ信号、すなわちエンコーディングされるイメージ信号を、内部に設けられるメモリ2230又はアプリケーションプロセッサ2200外部のストレージ2400に格納し、その後、メモリ2230又はストレージ2400からエンコーディングされるイメージ信号を読み出してデコーディングし、デコーディングされるイメージ信号に基づいて生成されるイメージデータをディスプレイすることができる。例えば、イメージ処理プロセッサ2210の複数のサブプロセッサ(2212a、2212b、2212c)のうちの対応するサブプロセッサがデコーディンを遂行することができ、なおデコーディンされるイメージ信号に対してイメージ処理を遂行することができる。
複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)は、第2動作モードにおいて、第1速度より低い第3速度でイメージ信号を生成(例えば、第1フレームレートより低い第3フレームレートのイメージ信号を生成)し、イメージ信号をアプリケーションプロセッサ2200に送ることができる。アプリケーションプロセッサ2200に提供されるイメージ信号は、エンコーディンされていない信号であり得る。アプリケーションプロセッサ2200は、受信されるイメージ信号に対してイメージ処理を遂行するか、又はイメージ信号をメモリ2230又はストレージ装置2400に格納することができる。
PMIC2300は、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれに電力、例えば電源電圧を供給することができる。例えば、PMIC2300は、アプリケーションプロセッサ2200の制御下で、パワー信号ラインPSLaを介してカメラモジュール2100aに第1電力を供給し、パワー信号ラインPSLbを介してカメラモジュール2100bに第2電力を供給し、パワー信号ラインPSLcを介してカメラモジュール2100cに第3電力を供給することができる。
PMIC2300は、アプリケーションプロセッサ2200からの電力制御信号PCONに応答して、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれに対応する電力を生成し、なお電力のレベルを調整することができる。電力制御信号PCONは、複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)の動作モード別電力調整信号を含み得る。例えば、動作モードは、低電力モードを含むことができ、このとき、電力制御信号PCONは、低電力モードで動作するカメラモジュール及び設定された電力レベルに関する情報を含み得る。複数のカメラモジュール(2100a、2100b、2100c)のそれぞれに供給される電力のレベルは、互いに同じであるか、又は互いに異なってもよい。なお、電力のレベルは、動的に変更され得る。
上述された内容は、本発明を実施するための具体的な実施形態である。本発明は、上述された実施形態だけではなく、単純に設計変更されるか、または容易に変更することができる実施形態もまた含む。なお、本発明は、実施形態を用いて容易に変形して実施することができる技術も含む。したがって、本発明の範囲は、上述された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけではなく、本発明の特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきであろう。
1000、2000:電子装置
100:イメージセンサ
10:イメージプロセッサ
100:イメージセンサ
10:イメージプロセッサ
Claims (20)
- イメージデータを生成するイメージセンサと、
前記イメージデータを処理するイメージプロセッサと、を備え、
前記イメージセンサは、
行方向及び列方向に沿って繰り返し配置される複数のピクセルを含むピクセルアレイと、
前記ピクセルアレイの行のうちの第1行のピクセルのそれぞれが、第1~第3の転送メタルラインのうちのいずれか1つに連結される、サブピクセルと、を有し、
前記第1~第3転送メタルラインにそれぞれ印加される信号に応答して、前記ピクセルのうちの前記第1行の前記ピクセルの前記サブピクセルに蓄積される電荷のうちの少なくとも一部が、対応するフローティング拡散領域に拡散する、
電子装置。 - 前記ピクセルアレイの前記行のうちの第2行のピクセルのそれぞれが、第4転送メタルライン、第5転送メタルライン、及び第6転送メタルラインのうちのいずれか1つにそれぞれ連結される、サブピクセルと、
前記第1行の前記ピクセルのうちの第1ピクセルが、前記第3転送メタルラインに連結される第1サブピクセル及び前記第2転送メタルラインに連結される、第2サブピクセルと、
前記第2行の前記ピクセルのうちの第2ピクセルが、前記第4転送メタルラインに連結される第1サブピクセル及び前記第6転送メタルラインに連結される、第2サブピクセルと、を含み、
前記第1ピクセルの前記第2サブピクセル及び前記第2ピクセルの前記第1サブピクセルは、互いに異なる列に位置する、
請求項1に記載の電子装置。 - 前記イメージプロセッサは、第1モード及び第2モードのうちのいずれか1つのモードに基づいてオートフォーカス処理を遂行し、
前記第1モードにおいて、前記イメージプロセッサは、前記ピクセルアレイの前記第1行から出力されるピクセル電圧に基づいて前記オートフォーカス処理を遂行し、
前記第2モードにおいて、前記イメージプロセッサは、前記ピクセルアレイの前記第1行から出力されるピクセル電圧のうちの一部、及び前記第2行から出力されるピクセル電圧のうちの一部に基づいて前記オートフォーカス処理を遂行する、
請求項2に記載の電子装置。 - 前記イメージセンサは、
前記第1行の前記ピクセルのフローティング拡散領域をリセットし、
前記第1転送メタルラインに印加される信号及び前記第2転送メタルラインに印加される信号をイネーブルし、
前記ピクセルアレイから第1イメージデータを出力し、
前記第2行の前記ピクセルのフローティング拡散領域をリセットし、
前記第4転送メタルラインに印加される信号及び前記第5転送メタルラインに印加される信号とをイネーブルし、
前記ピクセルアレイから第2イメージデータを出力する、
請求項2に記載の電子装置。 - 前記イメージプロセッサは、前記第1イメージデータのうちの前記第1ピクセルの前記第2サブピクセルに対応するデータ、及び前記第2イメージデータのうちの前記第2ピクセルの前記第2サブピクセルに対応するデータに基づいて、自動フォーカス処理を遂行する、
請求項4に記載の電子装置。 - 前記ピクセルアレイの前記第1行の前記ピクセルは、第1~第3のピクセルを含み、
前記第1ピクセルは、前記第1転送メタルラインに連結される第1サブピクセル、及び前記第2転送メタルラインに連結される第2サブピクセルを含み、
前記第2ピクセルは、前記第3転送メタルラインに連結される第3サブピクセル、及び前記第2転送メタルラインに連結される第4サブピクセルを含み、
前記第3ピクセルは、前記第2転送メタルラインに連結される第5サブピクセル、及び前記第1転送メタルラインに連結される第6サブピクセルを含む、
請求項1に記載の電子装置。 - 前記イメージセンサは、
前記第1ピクセル~第3ピクセルのフローティング拡散領域をリセットし、
前記第1転送メタルラインに印加される信号及び前記第3転送メタルラインに印加される信号をイネーブルすることに応答して、第1イメージデータを生成し、
前記第2転送メタルラインに印加される信号をイネーブルすることに応答して、第2イメージデータを生成する、
請求項6に記載の電子装置。 - 前記イメージプロセッサは、
前記第1イメージデータ及び前記第2イメージデータに基づいてオートフォーカス処理を遂行する、
請求項7に記載の電子装置。 - ピクセルアレイを含むイメージセンサであって、
前記ピクセルアレイは、イメージデータを生成するピクセルを含む第1ピクセルグループを備え、
前記第1ピクセルグループの第1行は、
第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第1ピクセルと、
前記第2転送ゲート信号及び第3転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第2ピクセルと、を有する、
イメージセンサ。 - 前記第1ピクセルグループの第2行は、第4転送ゲート信号及び第5転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第3ピクセルを備え、
前記ピクセルアレイは、第2ピクセルグループをさらに備え、
前記第2ピクセルグループの第1行は、前記第1転送ゲート信号及び前記第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第4ピクセルを有し、
前記第2ピクセルグループの第2行は、前記第4転送ゲート信号及び第6転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第5ピクセルを有する、
請求項9に記載のイメージセンサ。 - 前記イメージセンサは、
前記第1ピクセルグループの前記第1行のピクセルのフローティング拡散領域、及び前記第2ピクセルグループの前記第1行のピクセルのフローティング拡散領域をリセットし、
前記第1転送ゲート信号及び前記第2転送ゲート信号をイネーブルし、
前記第1ピクセルグループの前記第2行のピクセルのフローティング拡散領域、及び前記第2ピクセルグループの前記第2行のピクセルのフローティング拡散領域をリセットし、
前記第4転送ゲート信号及び前記第5転送ゲート信号をイネーブルし、
前記第2ピクセルの前記サブピクセルペアのうちの前記第2転送ゲート信号を受信するサブピクセルに対応するピクセル電圧と、前記第5ピクセルの前記サブピクセルペアのうちの前記第4転送ゲート信号を受信するサブピクセルに対応するピクセル電圧とに基づいて、オートフォーカス処理を提供する、
請求項10に記載のイメージセンサ。 - 前記第1ピクセルグループの前記第2ピクセルの前記サブピクセルペアのうちの前記第2転送ゲート信号を受信するサブピクセルの転送トランジスタ、及び前記第2ピクセルグループの前記第4ピクセルのサブピクセルペアのうちの前記第4転送ゲート信号を受信するサブピクセルの転送トランジスタは、接地ノードに直接連結される、請求項10に記載のイメージセンサ。
- 前記第1ピクセルグループの第2行は、第4転送ゲート信号及び第5転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第3ピクセルを備え、
前記ピクセルアレイは、第2ピクセルグループをさらに備え、
前記第2ピクセルグループの第1行は、前記第1転送ゲート信号及び前記第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第4ピクセルを有し、
前記第2ピクセルグループの第2行は、第5転送ゲート信号及び第6転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第5ピクセルを有する、
請求項9に記載のイメージセンサ。 - ピクセルアレイを含むイメージセンサであって、
前記ピクセルアレイは、第1~第4の単位ピクセルグループを含む第1ピクセルグループを備え、
前記第1ピクセルグループは、
第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第1ピクセルと、
前記第1転送ゲート信号及び第2転送ゲート信号のうちのいずれか1つ及び第3転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第2ピクセルと、を有する、
イメージセンサ。 - 前記第1単位ピクセルグループは、前記第1ピクセルと、前記第2ピクセルと、を備え、
前記第2単位ピクセルグループは、
第4転送ゲート信号及び第5転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第3ピクセルと、
前記第5転送ゲート信号及び第6転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第4ピクセルと、を有する、
請求項14に記載のイメージセンサ。 - 前記イメージセンサは、
前記第1単位ピクセルグループの第1行を選択し、
前記第1転送ゲート信号及び前記第2転送ゲート信号をイネーブルし、
前記ピクセルアレイから第1ピクセル電圧を検出し、
前記第2単位ピクセルグループの第1行を選択し、
前記第4転送ゲート信号及び前記第5転送ゲート信号をイネーブルし、
前記ピクセルアレイから第2ピクセル電圧を検出し、
前記第1ピクセル電圧及び前記第2ピクセル電圧に基づいてオートフォーカスを提供する、
請求項15に記載のイメージセンサ。 - 前記第1ピクセルグループの第1行は、前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルを含み、
前記第1ピクセルグループの第2行のピクセルのそれぞれは、前記第4転送ゲート信号及び前記第5転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む、
請求項15に記載のイメージセンサ。 - 前記第1単位ピクセルグループは、前記第1ピクセルを備え、
前記第2単位ピクセルグループは、前記第2ピクセル、前記第2転送ゲート信号及び前記第3転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第3ピクセルと、をさらに備え、
前記第2ピクセルの前記サブピクセルペアは、前記第2転送ゲート信号及び前記第3転送ゲート信号をそれぞれ受信する、
請求項14に記載のイメージセンサ。 - 前記第1単位ピクセルグループのピクセルは、第1斜線方向の境界に分離されるサブピクセルペアをそれぞれ含み、
前記第3単位ピクセルグループのピクセルは、第2斜線方向の境界に分離されるサブピクセルペアをそれぞれ含む、
請求項18に記載のイメージセンサ。 - 前記第2ピクセルの前記サブピクセルペアは、前記第2転送ゲート信号及び前記第3転送ゲート信号をそれぞれ受信し、
前記第1単位ピクセルグループの第1行は、前記第1ピクセル、前記第2ピクセルを含み、
前記第1単位ピクセルグループの第2行は、第4転送ゲート信号及び第5転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第3ピクセルと、前記第4転送ゲート信号及び第6転送ゲート信号のうちのいずれか1つをそれぞれ受信するサブピクセルペアを含む第4ピクセルと、をさらに有する、
請求項14に記載のイメージセンサ。
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