JP2022117300A - 電力融通システムおよび電力融通システムの制御方法 - Google Patents

電力融通システムおよび電力融通システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配電コミュニティ間で常時電力融通を行う必要がある。【解決手段】直流電力を貯蔵する第1バッテリ(BT1)と第2バッテリ(BT2)と制御部(CU0)とを備えた電力融通システム(100)は、前記バッテリを充電する第1DC-DCコンバータ(DD5)を備える第1配電コミュニティ(C1)と、前記バッテリから受電する第2DC-DCコンバータ(DD6)を備える第2配電コミュニティ(C2)とを含み、前記制御部(CU0)は、一方の前記バッテリを充電している間に、他方の前記バッテリから放電するように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は配電コミュニティ間の電力融通システムに関する。
特許文献1に示すように、電力融通システムとして太陽光発電設備などの再生可能エネルギーと、蓄電装置と、電気負荷とを組み合わせて1つのグループ(配電コミュニティ)とし、グループ間で自家発電し貯蔵した直流電力を融通するシステムが考えられている。
電力融通システムでは、一般の電気事業者(電力会社)が管理する送配電設備を用いずに、独自で配備した直流の送配電設備を用いることで、直流電力を配電コミュニティ間で電力融通する。
特開2019-161706号公報
一般の電気事業者から購入する電力料金は、使用している電力量に応じて累進で増加する。そのため、大量の電力を利用する施設では、受電電力量が上昇しないように受電電力量の歯止めをかける必要性に迫られる。
そこで、上述のような従来技術は、使用電力量に対して、受電電力量が上昇しないように、電力融通システムにより、配電コミュニティ間で直流電力融通を行うことで受電電力料金を安価にしている。
しかしながら、上述のような従来技術は、蓄電装置が充電と放電を同時に行うことができないため、常時配電コミュニティ間で電力融通を行うことが困難である。そのため、電力融通を行えない期間においては、一般の電気事業者から電力を購入する必要が発生してしまう。
本発明の一態様は、電力融通できる期間を長くするとともに、あるコミュニティにおいて必要とする電力を瞬時に使用可能とする電力融通システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電力融通システムは、第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムにおいて、前記電力融通システムは、直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置と、制御部と、を備え、前記第1配電コミュニティは、受電電力を直流に整流する第1整流器と、再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、直流電気負荷である第1電気負荷と、前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、前記第2配電コミュニティは、受電電力を直流に整流する第2整流器と、直流電気負荷である第2電気負荷と、前記第2整流器と、前記第2電気負荷とが接続された第2直流電力系統と、前記複数の蓄電装置から、前記第2直流電力系統へと少なくとも受電する直流受電部と、を備え、前記制御部は、前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第2蓄電装置から受電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第1蓄電装置から受電するように制御をする。
上記の構成によれば、常時、第1配電コミュニティ(充電部)が蓄電装置を充電している間に、第2配電コミュニティ(直流受電部)は他の放電可能な蓄電装置から受電することができる。
前記第2配電コミュニティは、前記第2配電コミュニティにおける契約電力と前記受電電力の予測値である負荷需要計画量とを比較し、前記負荷需要計画量が前記契約電力を上回る場合、前記制御部は、前記直流受電部に前記複数の蓄電装置から前記第2配電コミュニティへ前記直流電力を受電させてもよい。
上記の構成によれば、第2配電コミュニティでは、受電電力を契約電力以下になるように、蓄電装置から電力を受電すること(電力融通)によって調整することができる。
前記充電部は、前記発電装置における発電電力を用いて前記複数の蓄電装置を充電してもよい。
上記の構成によれば、無料な再生可能エネルギーでもって蓄電装置を充電することができる。
第1期間における受電電力量が、前記第1期間に対応する過去の第2期間における受電電力量よりも増すこと想定される場合に、前記受電電力を想定された前記第1期間における受電電力量よりも減少させてもよい。
上記の構成によれば、受電電力量が前回実績よりも少なくなるように制御することができる。
前記充電部は、前記第1直流電力系統で余剰した直流電力を用いて前記複数の蓄電装置を充電してもよい。
上記の構成によれば、余剰電力でもって蓄電装置を充電することができる。
前記第1配電コミュニティは、前記第1直流電力系統で余剰の直流電力を貯蔵する補助バッテリをさらに備え、前記第1配電コミュニティは、前記第1配電コミュニティにおける契約電力と前記受電電力とを比較し、前記受電電力が前記契約電力を上回る場合、前記制御部は、前記充電部に前記補助バッテリを用いて前記複数の蓄電装置を充電させてもよい。
上記の構成によれば、第1配電コミュニティは補助バッテリを備えているため、第1配電コミュニティのみで受電電力が契約電力を超過しないように調整することができる。また、補助バッテリを用いて、蓄電装置を充電することができる。
前記電力融通システムは、切換部をさらに備え、
前記切換部は、第1切換部と、第2切換部と、第3切換部と、第4切換部と、を有し、前記制御部は、前記第1切換部によって前記充電部と前記第1蓄電装置とを接続させると同時に、前記第4切換部によって前記直流受電部と前記第2蓄電装置とを接続させるように切換部を制御し、かつ、前記第2切換部によって前記充電部と前記第2蓄電装置とを接続させると同時に、前記第3切換部によって前記直流受電部と前記第1蓄電装置とを接続させるように切換部を制御してもよい。
上記の構成によれば、切換部によって、常時、充電部が蓄電装置を充電している間に、直流受電部は蓄電装置から受電することができる。
前記電力融通システムは第3蓄電装置と送電部とをさらに備え、前記制御部は、前記送電部に前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置に蓄電された前記直流電力を、前記第3蓄電装置に送電させると同時に、前記直流受電部に前記第3蓄電装置から前記第2配電コミュニティへ前記直流電力を受電させ、かつ、前記直流受電部に前記第3蓄電装置に蓄電された前記直流電力を、前記第1蓄電装置および第2蓄電装置に送電させると同時に、前記送電部に前記第1蓄電装置および第2蓄電装置から前記第1配電コミュニティへ前記直流電力を受電させてもよい。
上記の構成によれば、蓄電装置間で電力を送電しあうことができる。そのため、第2配電コミュニティは電力の購入だけではなく、売却もすることができる。
前記電力融通システムは、前記蓄電装置を少なくとも1つ含み、前記蓄電装置を輸送する輸送部を複数さらに備え、前記制御部は、前記輸送部に前記第1配電コミュニティから前記第2配電コミュニティへと前記蓄電装置の少なくとも1つを輸送させてもよい。
上記の構成によれば、移動式の蓄電装置を利用することができ、蓄電装置を輸送することで、導体を敷設できない配電コミュニティ間でも電力融通を行うことができる。
第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムの制御方法において、前記電力融通システムは、直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を備え、前記第1配電コミュニティは、受電電力を直流に整流する第1整流器と、再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、直流電気負荷である第1電気負荷と、前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、前記第2配電コミュニティは、受電電力を直流に整流する第2整流器と、直流電気負荷である第2電気負荷と、前記第2整流器と、前記第2電気負荷とが接続された第2直流電力系統と、前記複数の蓄電装置から、前記第2直流電力系統へと少なくとも受電する直流受電部と、を備え、前記電力融通システムの制御方法は、前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第2蓄電装置から受電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第1蓄電装置から受電するように制御をする制御ステップを含む。
第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムにおいて、前記電力融通システムは、直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置と、制御部と、を備え、前記第1配電コミュニティは、受電電力を直流に整流する第1整流器と、再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、直流電気負荷である第1電気負荷と、前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、前記制御部は、前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記第2蓄電装置が前記第2配電コミュニティに送電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記第1蓄電装置が前記第2配電コミュニティに送電するように制御をする。
本発明の一態様によれば、配電コミュニティ間で常時電力融通を行うことができる。
電力融通システムの要部の構成を示すブロック図である。 電力融通装置の状態を定義する表である。 電力融通システムの動作を示すフローチャートである。 第2配電コミュニティの各部の電力の関係を示すグラフである。 第1補助バッテリの充電電力を算出するフローチャートである。 第1補助バッテリが充電する場合での、第1配電コミュニティの各部の電力の関係を示すグラフである。 第1補助バッテリの放電電力を算出するフローチャートである。 第1補助バッテリが放電する場合での、第1配電コミュニティの各部の電力の関係を示すグラフである。 第1配電コミュニティにおける、ある月とその先月での、日ごとの受電積算電力量の推移を比較するグラフである。 電力融通システムの要部の構成を示すブロック図である。 電力融通システムの要部の構成を示すブロック図である。 電力融通システムの要部の構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1~図9に基づき、詳細に説明する。図1は、電力融通システム100の要部の構成を示すブロック図である。
(電力融通システム100の概要)
電力融通システム100では、再生可能エネルギーである第1分散電源RE1によって発電した発電電力を、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2で貯蔵し、補助バッテリを持たない第2配電コミュニティC2で用いる(電力融通)ことができる。そのため、補助バッテリを持たない第2配電コミュニティC2でも、受電電力が契約電力を超過し、一般の電気事業者からの買電費用が嵩む場合に、電力融通によって、第2配電コミュニティC2での受電電力を減少させることができる。その結果、トータルでの、買電費用の減少効果を見込める。
(電力融通システム100の構成)
電力融通システム100は、交流電力系統ACと、第1配電コミュニティC1と、第2配電コミュニティC2と、電力融通装置DC1と、統括制御装置CU0とを備える。
交流電力系統ACは、一般の電気事業者から購入する交流電力の電力系統であり、第1配電コミュニティC1と、第2配電コミュニティC2は、それぞれ交流電力を受電する。受電する交流電力の系統は同じ系統でも異なる系統でも構わない。
(第1配電コミュニティC1の構成)
第1配電コミュニティC1は、第1遮断器SW1と、第1整流器REC1と、複数の第1DC-DC(Direct Current - Direct Current)コンバータDD1~DD4および第1DC-DCコンバータDD5(充電部)と、第1分散電源RE1(発電装置)と、第1補助バッテリSBT1(補助バッテリ)と、第1電気負荷LD1と、第1電気自動車EV1と、第1計測通信装置CU1とを備える。
第1遮断器SW1は、交流電力系統ACより交流電力を受電し、第1配電コミュニティC1における電気工事時および漏電発生時などに交流電力を遮断する。
第1整流器REC1は、第1遮断器SW1が受電した交流電力を、ダイオード整流により直流電力に整流する装置である。そのため、第1整流器REC1以降の第1直流電力系統では、直流電力になっている。第1整流器REC1が出力する直流電力は、P0である。
第1DC-DCコンバータDD1~DD5は、第1直流電力系統に接続された、直流電力の電圧を変換し、異なる電圧間で直流電力を送電するDC-DCコンバータである。特に、第1DC-DCコンバータDD5は、第1配電コミュニティC1の第1直流電力系統と電力融通装置DC1とを電気的に接続するDC-DCコンバータである。
第1分散電源RE1は、第1DC-DCコンバータDD1に接続された、再生可能エネルギーによって直流電力の発電装置である。第1分散電源RE1は、複数備えられており、設置場所が異なっていてもよい。
第1補助バッテリSBT1は、第1DC-DCコンバータDD2に接続された、直流電力を貯蔵する蓄電装置である。
第1電気負荷LD1は、第1DC-DCコンバータDD3に接続された、直流電力により動作する直流電気負荷である。DC-AC(Alternating Current - Direct Current)インバータにより、直流電力を交流電力に変換し、交流電気負荷を動作させてもよい。
第1電気自動車EV1は、第1DC-DCコンバータDD4に接続された、直流電力を貯蔵し、直流電力により走行する電気自動車である。
第1計測通信装置CU1は、第1配電コミュニティの各部の電力を計測し、電力融通装置DC1に通信し、電力融通装置DC1の指令に基づき、各部のDC-DCコンバータDD1~5を制御する。第1DC-DCコンバータDD1~5の各部の計測した電力は、P1~P5である。ここで、P2に関しては、補助バッテリSBT1の充放電に応じて電流の向きが変化する。
(第2配電コミュニティC2の構成)
第2配電コミュニティC2は、第2遮断器SW2と、第2整流器REC2と、複数の第2DC-DCコンバータDD6(直流受電部)および第2DC-DCコンバータDD7と、第2電気負荷LD2と、第2計測通信装置CU2とを備える。
第2遮断器SW2は、第2配電コミュニティC2における、第1配電コミュニティC1の第1遮断器SW1に対応した同様の機能をもつ。
第2整流器REC2は、第2配電コミュニティC2における、第1配電コミュニティC1の第1整流器REC1に対応した同様の機能をもつ。第2整流器REC2が出力する直流電力は、P8である。
第2DC-DCコンバータDD6~7は、第2配電コミュニティC2における、第1配電コミュニティC1の第1DC-DCコンバータDD1~5に対応した同様の機能をもつ。特に、第2DC-DCコンバータDD6は、第1DC-DCコンバータDD5に対応し、第2配電コミュニティC2の第2直流電力系統と電力融通装置DC1とを電気的に接続するDC-DCコンバータである。
第2電気負荷LD2は、第2配電コミュニティC2における、第1配電コミュニティC1の第1電気負荷LD1に対応した同様の機能をもつ。また、第2電気負荷LD2には、第1電気自動車EV1に対応する電気自動車の電気負荷が含まれてもよい。
第2計測通信装置CU2は、第2配電コミュニティC2における、第1配電コミュニティC1の第1計測通信装置CU1に対応した同様の機能をもつ。第2DC-DCコンバータDD6~7の各部の計測した電力は、P6~P7である。
(電力融通装置DC1の構成)
電力融通装置DC1は、第1バッテリBT1(第1蓄電装置)と、第2バッテリBT2(第2蓄電装置)と、スイッチSW00(第1切換部)・SW01(第2切換部)・SW10(第3切換部)・SW11(第4切換部)と、切換制御装置CU3と、を備える。
第1バッテリBT1は、スイッチSW00およびスイッチSW01に接続された、直流電力を貯蔵する蓄電装置である。第2バッテリBT2は、スイッチSW10およびスイッチSW11に接続された、直流電力を貯蔵する蓄電装置である。
スイッチSW00およびスイッチSW10は、第1配電コミュニティC1の第1DC-DCコンバータDD5に接続された、切換制御装置CU3からの指令に基づき導通を切り換えられるスイッチである。スイッチSW01およびスイッチSW11は、第2配電コミュニティC2の第2DC-DCコンバータDD6に接続された、切換制御装置CU3からの指令に基づき導通を切り換えられるスイッチである。
切換制御装置CU3は、統括制御装置CU0の指令に基づき、各部のスイッチSW00・SW01・SW10・SW11の制御をする。
(統括制御装置CU0の構成)
統括制御装置CU0(制御部)は、第1計測通信装置CU1と、第2計測通信装置CU2、切換制御装置CU3と通信をし、電力融通システム100の各部を制御する。第1計測通信装置CU1の電力状況と、第2計測通信装置CU2の電力状況を考慮し、切換制御装置CU3を制御し、第1配電コミュニティC1から第2配電コミュニティC2へと電力融通を行うように制御する。
(電力融通装置DC1の状態)
電力融通装置DC1には、2つの状態がある。図2は、電力融通装置DC1の状態を定義する表である。
図2に示すように、状態Aでは、スイッチSW00とスイッチSW11とがONし、スイッチSW01とスイッチSW10とがOFFしている。そのため、第1配電コミュニティC1と第1バッテリBT1とが接続されており、第2配電コミュニティC2と第2バッテリBT2とが接続されている。そのため、第1配電コミュニティC1は、第1バッテリBT1を充電している間に、第2配電コミュニティC2は、第2バッテリBT2から受電することができる。
逆に、状態Bでは、スイッチSW00とスイッチSW11とがOFFし、スイッチSW01とスイッチSW10とがONしている。そのため、第1配電コミュニティC1と第2バッテリBT2とが接続されており、第2配電コミュニティC2と第1バッテリBT1とが接続されている。そのため、第1配電コミュニティC1は、第2バッテリBT2を充電している間に、第2配電コミュニティC2は、第1バッテリBT1から受電することができる。
このように、切換制御装置CU3の指令に基づき、スイッチSW00・SW01・SW10・SW11の論理を変更することで、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の充電および放電状態を変更することができる。
また、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の充電と放電は同時に行うことができるため、例えば、第1バッテリBT1が放電動作をしており、放電できなくなった場合に、第2バッテリBT2に放電動作を切り換え、第2バッテリBT2が放電している間に、第1バッテリBT1は充電動作をすることができる。そのため、特許文献1と異なり、常時充電および放電をすることができ、常時電力融通が可能になる。
(電力融通システム100の動作例)
図3は、電力融通システム100の動作を示すフローチャートである。また、動作例の説明に際し、数式が出てくるが、当該数式は、左辺に対し、右辺を代入する代入式である。
S11において、オペレータは、第1配電コミュニティC1と、第2配電コミュニティC2の電源を投入する。
S12において、第1計測通信装置CU1は、第1電気負荷LD1の消費電力であるP3と、第1電気自動車EV1の消費電力であるP4を計測し、P3+P4を算出し、統括制御装置CU0に送信する。併せて、第1計測通信装置CU1は、第1補助バッテリSBT1の残容量(SOC:State Of Charge)も統括制御装置CU0に送信する。
ここで、第1補助バッテリSBT1のSOCとは、蓄電装置が完全充電された状態から放電した電気量を除いた残りの割合を示す指標である。SOCが所定の範囲内で充放電を繰り返すことが、蓄電装置のサイクル寿命を延ばす上で重要である。
S13において、統括制御装置CU0は、P3+P4の値が第1補助バッテリSBT1から供給可能かを判断する。判断に際しては、統括制御装置CU0は、第1補助バッテリSBT1のSOCが所定の範囲内(例えば、20~80%など)か否かを判断する。
第1補助バッテリSBT1のSOCが所定の範囲内でない場合(S13においてNo)、S14に進む。S14において、第1補助バッテリSBT1の充電処理を行い、第1補助バッテリSBT1の充電量を算出する。この工程の詳細は後述する。
第1補助バッテリSBT1のSOCが所定の範囲内である場合(S13においてYes)、S15に進む。S15において、第1補助バッテリSBT1の放電処理を行い、第1補助バッテリSBT1の放電量を算出する。この工程の詳細は後述する。
S16において、第1計測通信装置CU1は、統括制御装置CU0の指令に基づき、第1DC-DCコンバータDD5が直流電力を第1配電コミュニティC1から電力融通装置DC1に送電し、第1バッテリBT1または第2バッテリBT2を充電する。この時、切換制御装置CU3は、統括制御装置CU0の指令に基づき、各部のスイッチSW00・SW01・SW10・SW11の制御をし、第1バッテリBT1または第2バッテリBT2の充電を行えるようにする。
S17において、統括制御装置CU0は、電力融通装置DC1から第2配電コミュニティC2への融通供給計画量を算出する。融通供給計画量は、直近の電力融通装置DC1から第2配電コミュニティC2への電力供給量の実績値を採用する。もしくは、以前のある期間における、電力融通装置DC1から第2配電コミュニティC2への電力供給量の実績値を基に、実績平均値または実績値からのパターン学習を用いたAI等により、融通供給計画量を決定してもよい。
S18において、統括制御装置CU0は、融通供給計画量に基づき、第2配電コミュニティC2での負荷需要計画量を算出する。負荷需要計画量は、その時における第2配電コミュニティでの実際の負荷値である。負荷需要計画量の算出方法は具体的には次のようにする。ある期間内(例えば、1日)において、前回期間(例えば、前日)の第2配電コミュニティC2での負荷電力量の実績値を基に、今後(例えば、今日の残りの期間)必要とされる第2配電コミュニティC2での負荷電力量を推定する。その後、当該今後必要とされる第2配電コミュニティC2での負荷電力量と、ある期間における今までの(例えば、今日の今までの期間)での第2配電コミュニティでの負荷電力量と、の和を負荷需要計画量とする。結果的に、負荷需要計画量は、直後における融通供給計画量になる。
S19において、切換制御装置CU3は、統括制御装置CU0の指令に基づき、各部のスイッチSW00・SW01・SW10・SW11の制御をし、第1バッテリBT1または第2バッテリBT2から放電を行えるようにする。
また、第2計測通信装置CU2は、統括制御装置CU0の指令に基づき、第2DC-DCコンバータDD6によって、電力融通装置DC1の第1バッテリBT1または第2バッテリBT2から第2配電コミュニティC2への電力融通を行う。
S20において、融通供給計画量が既に電力融通した電力量より大きいかを判断する。融通供給計画量の方が大きい場合(S20においてYes)、まだ予定した分の電力融通を終えていないため、電力融通を続けるために、S19に戻る。融通供給計画量の方が小さい場合(S20においてNo)、予定した分の電力融通を終えたため、電力融通を終えるために、S21に進む。
S21において、第2計測通信装置CU2は、統括制御装置CU0の指令に基づき、第2DC-DCコンバータDD6によって、電力融通装置DC1の第1バッテリBT1または第2バッテリBT2から第2配電コミュニティC2への電力融通を停止する。
以上のように、電力融通装置DC1からの電力融通によって、第2配電コミュニティC2では、電力不足を補うことができる。図4は、第2配電コミュニティC2の各部の電力の関係を示すグラフである。図4(C11)に示すように、第2配電コミュニティC2の負荷需要計画量が契約電力P002を超過する場合に、電力融通することで、実際の第2配電コミュニティC2の受電電力を契約電力P002に収めることができる。
(第1補助バッテリSBT1の充電電力P2の算出)
図5は、第1補助バッテリSBT1の充電電力P2を算出するフローチャートである。ここで、補助バッテリSBT1の電力は、充電動作と放電動作で符号の正負が異なり、充電動作の場合、符号が正である。
図6は、第1補助バッテリSBT1が充電される場合での、第1配電コミュニティC1の各部の電力の関係を示すグラフである。
まず、第1補助バッテリSBT1の残容量が所定の容量未満(管理範囲外)であり、充電が必要な場合に関して考える。
S31において、統括制御装置CU0は、現在の必要電力P000を算出する。必要電力P000は、現在の補助バッテリSBT1の充電電力P2と、第1電気負荷LD1の消費電力P3と、第1電気自動車EV1の消費電力P4の総和である。すなわち、必要電力P000は、第1配電コミュニティにおいて、自家消費に用いるのに必要な電力である。
P000=P2+P3+P4
S32において、統括制御装置CU0は、必要電力P000が、契約電力P001以上かを判定する。必要電力P000が契約電力P001未満の場合(S32においてNo)、S33に進む。必要電力P000が契約電力P001以上の場合(S32においてYes)、S35に進む。
S33において、統括制御装置CU0は、現在の必要電力P000が契約電力P001未満なため、まだ一般の電気事業者から受電しても問題ないと判断する。そのため、補助バッテリSBT1への充電電力P2を維持する。その上で、受電電力P0を次式で算出する。すなわち、第1分散電源RE1にて発電した電力は、全て第1バッテリBT1または第2バッテリBT2の充電に用いることができる。
P0=P2+P3+P4=P000
S34において、統括制御装置CU0は、第1分散電源RE1の発電電力P1を全て、第1配電コミュニティC1の放電電力P5に充てることができると判断する。
P5=P1
S33の次にS34と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図6におけるC21のような関係を示す。すなわち、必要電力P000が契約電力P001未満であるため、一般の電気事業者からの受電によって電力を賄い、補助バッテリSBT1の充電を行う。そのため、補助バッテリSBT1の充電電力P2は一定である。
S35において、統括制御装置CU0は、既に受電した電力量が契約電力を超過しているため、極力一般の電気事業者からの買電量を減少させようとする。補助バッテリSBT1の充電電力P2を減少させて問題ないかを判断する。判断に際しては、補助バッテリSBT1のSOCの値をもって判断し、SOCの値が所定の管理範囲(例えば、20%以上)に収まるか否かで判断する。つまり、SOCの値が所定の管理範囲内だと放電を行い、SOCの値を減少させても問題ないと判断する。
補助バッテリSBT1の充電電力P2を減少させてよい場合(S35においてYes)、S36に進む。補助バッテリSBT1の充電電力P2を減少させてはいけない場合(S35においてNo)、S37に進む。
S36において、統括制御装置CU0は、現在の必要電力P000が契約電力P001を超過し、かつ補助バッテリSBT1のSOCが管理範囲内のため充電電力P2を減少させられることから、補助バッテリSBT1の充電電力P2を減少させる。すなわち、第1分散電源RE1にて発電した電力は、全て第1バッテリBT1または第2バッテリBT2の充電に用いることができる。その上で、受電電力P0を次式で算出し、S34に処理を進める。
P0=P2+P3+P4≠P000
S36の次にS34と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図6におけるC22のような関係を示す。すなわち、必要電力P000が契約電力P001を超過するため、一般の電気事業者からの買電を少しでも控えつつ、補助バッテリSBT1を少しでも充電しようとする。その結果、契約電力P001を超過した必要電力P000分を補助バッテリSBT1の充電電力P2を減少させている。
S37において、統括制御装置CU0は、現在の必要電力P000が契約電力P001を超過し、かつ補助バッテリSBT1のSOCが管理範囲内ではないため、補助バッテリSBT1の充電電力は維持しようとする。そのため、不足した不足電力ΔP111を、電力融通装置DC1から供給しようとする。
ΔP111=P2+P3+P4-P001=P000-P001
S38において、統括制御装置CU0は、第1分散電源RE1の発電電力P1から不足電力ΔP111を差し引いた余剰分を、第1配電コミュニティC1の放電電力P5に充てることができると判断する。
P5=P1-ΔP111
S37の次にS38と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図6におけるC23のような関係を示す。すなわち、必要電力P000が契約電力P001を超過するため、一般の電気事業者からの買電を少しでも控えつつ、第1分散電源RE1の発電電力P1を利用して、補助バッテリSBT1を充電しようとする。そのため、補助バッテリSBT1の充電電力P2は一定である。
(第1補助バッテリSBT1の放電電力P2の算出)
図7は、第1補助バッテリSBT1の放電電力P2を算出するフローチャートである。ここで、補助バッテリSBT1の電力は、充電動作と放電動作で符号の正負が異なり、放電動作の場合、符号が負である。
図8は、第1補助バッテリSBT1が放電する場合での、第1配電コミュニティC1の各部の電力の関係を示すグラフである。
次に、第1補助バッテリSBT1の残容量が所定の容量あり(管理範囲内)、充電が必要なく、放電できる場合に関して考える。
S41において、統括制御装置CU0は、第1補助バッテリSBT1の放電可能電力P200が、自家消費であるP3+P4を賄うことができるかを判断する。すなわち、放電可能電力P200が自家消費P3+P4を超過する場合(S41においてYes)、S42に進む。もしくは、放電電力P2が自家消費P3+P4未満の場合(S41においてNo)、S44に進む。
S42において、統括制御装置CU0は、第1補助バッテリSBT1の放電電力P2によって自家消費を賄うようにする。そのため、関係式は次式となる。
P2=P3+P4
S43において、統括制御装置CU0は、第1分散電源RE1の発電電力P1を全て、第1配電コミュニティC1の放電電力P5に充てることができると判断する。
P5=P1
S42の次にS43と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図8におけるC31のような関係を示す。すなわち、第1補助バッテリSBT1の放電電力P2は自家消費P3+P4の合計値である。また、受電電力P0は0である。
S44において、統括制御装置CU0は、受電電力P0を0にするか否かを判断する。受電電力P0は、次のような処理によって、0にしてもよい(受電を行わない)。
図9(C41)は、第1配電コミュニティC1における、ある月(第1期間)とその先月(第2期間)での、日ごとの受電積算電力量の推移を比較するグラフである。グラフは前月積算電力量と、今月積算電力量と、今月積算予測とがある。
前月積算電力量は、前月の同日迄の積算した受電電力量を表している。今月積算電力量は、今月におけるその日迄の受電電力量が前月同日までの受電電力量を超えると判断した時、受電電力を0にする処理(電力管理)をおこなった場合でのその日迄の受電電力量を表している。なお、今月積算予測は、受電電力を0にする処理を行わない場合でのその日迄の電力量の積算である。
ここで、次の式により、判定を行う。
前日迄の今月積算電力量+本日の電力量予定≧同日迄の前月積算電力量 (1)
この判定式は、ある日に電力を受電した場合に、その日の終わりの段階で実績値である同日迄の前月積算電力量を越さないかを判定している。ここで、本日の電力量予定は、今月積算予測のその日だけの増分Δαである。本日の電力量予定が大きいと、前日迄の今月積算電力量と本日の電力量予定の足し合わせが、同日迄の前月積算電力量を越すため、当該日に受電を行うと、受電電力が先月を超過することを表すため、その日は電力を受電しない(P0=0)と判定する。
ここでは、日ごとに積算を行い、月単位で今月と先月を比較する場合で説明したが、これに限定されない。例えば、週単位で同様の処理を行ってもよい。また、例えば、第1期間が2020年12月1日から24日までの期間であった場合に、上述した例では、第2期間は、先月である2020年11月1日から24日までの期間であるが、これに限定されず、例えば前年の同時期と比較してもよい。すなわち、第2期間は、2019年12月1日から24日までの期間であってもよい。
判定式(1)が成立しない場合(S44においてNo)、S45に進む。判定式(1)が成立する場合(S44においてYes)、S46に進む。
S45において、統括制御装置CU0は、受電電力P0を次式によって算出し、S43に処理を進める。
P2=P200
P0=P3+P4+P2
S44の次にS43と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図8におけるC32のような関係を示す。すなわち、自家消費P3+P4の合計値を受電電力P0と第1補助バッテリSBT1の放電電力P2との合計によって賄う。
S46において、統括制御装置CU0は、第1分散電源RE1の発電電力P1のうちの自家消費ΔP112は次式で表せる。
P2=P200
ΔP112=P3+P4+P2
S47において、統括制御装置CU0は、第1分散電源の発電電力P1から第1分散電源RE1の発電電力P1のうちの自家消費ΔP112を差し引いた余剰分を第1バッテリBT1または第2バッテリBT2の充電に充てることができると判断する。
P5=P1-ΔP112
S46の次にS47と処理が進んだ場合、第1配電コミュニティC1の各部の電力は、図8におけるC33のような関係を示す。すなわち、自家消費P3+P4の合計値を第1分散電源の発電電力の一部ΔP112と第1補助バッテリSBT1の放電電力P2との合計によって賄う。
(作用・効果)
上記の通りに、本実施形態に係る発明では、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2を備える電力融通装置DC1は、スイッチSW00・SW01・SW10・SW11の接続状態を変更することにより、交替で充電をし、常に放電できるようにする。すなわち、第2配電コミュニティC2に対し、第1バッテリBT1が放電している間に、第2バッテリBT2が充電を行い、かつ、第2バッテリBT2が放電している間に、第1バッテリBT1が充電を行う。そのため、第2配電コミュニティC2は、第2配電コミュニティC2における必要電力と契約電力との関係を考慮し、すなわち、契約電力を超過する状況において、常時電力融通を受電することができ、電力融通によって契約電力内に受電電力を抑えることができる。
また、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の充電は、第1分散電源RE1の発電電力P1を用いて行うことができる。
さらに、第1配電コミュニティC1において、例えば月単位などの所定期間である第1期間における受電電力量が、第1期間に対応する第2期間における以前の受電電力量よりも増すことが想定される場合に、受電電力量を想定された第1期間における受電電力量よりも減少させることで、受電電力量の総量を抑制することができる。この対応をする場合は、受電電力の代わりに第1補助バッテリSBT1の放電により自家消費の電力を賄うことになる。
同様に,前回(例えば、前日)のある期間(第2期間)を,今回(例えば、当日)の同じ期間(第1期間)として想定する。第1期間での受電電力量が、第2期間での受電電力量よりも超えると判断した場合,今回の受電電力量を低減させる方向に、統括制御装置CU0は第1期間での受電電力量を制御する。
〔変形例〕
第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の充電を行う電力は、第1分散電源RE1の発電電力P1を用いることに制限されなくてもよい。すなわち、第1配電コミュニティC1における受電電力P0を含む、第1直流電力系統で余剰した直流電力を用いて、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2を充電してもよい。第1直流電力系統で余剰した直流電力としては、第1分散電源RE1の発電電力P1に加え、受電電力P0と、第1補助バッテリSBT1の放電電力P2とが該当する。
変形例では、実施形態1と異なり、第1分散電源RE1の発電状況によらず、安定して第1バッテリBT1および第2バッテリBT2を充電することができる。そのため、第2配電コミュニティC2が電力融通を希望している状況で、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の残容量がともに低下しており、放電できなくなるリスクを減らすことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10は、電力融通システム101の要部の構成を示すブロック図である。電力融通システム101は、電力融通システム100と異なり、第2配電コミュニティC2の代わりに第2配電コミュニティC2bを備える。
第2配電コミュニティC2bは、第2配電コミュニティC2に対し、第2遮断器SW2と、第2整流器REC2と、複数の第2DC-DCコンバータDD6およびDD1b~DD3bと、第2分散電源RE2と、第2補助バッテリSBT2と、第2電気負荷LD2と、第2計測通信装置CU2とを備える点が異なる。
第2分散電源RE2は、第1配電コミュニティC1における、第1配電コミュニティC1の第1分散電源RE1に対応した同様の機能をもつ。
第2補助バッテリSBT2は、第1配電コミュニティC1における、第1配電コミュニティC1の第1補助バッテリSBT1に対応した同様の機能をもつ。
すなわち、第2配電コミュニティC2bは、第1配電コミュニティと同様に分散電源と補助バッテリを備え、第2配電コミュニティC2b内での電力の需給状況に対応することができる。
本実施形態では、実施形態1と異なり、第2配電コミュニティC2bは、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2から受電できる場合に、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2を充電することができる点が異なる。また、第1配電コミュニティC1は、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2から充電できる場合に、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2から受電することができる点が異なる。すなわち、電力融通装置DC1のスイッチSW00・SW01・SW10・SW11の接続状態によって、第1配電コミュニティC1および第2配電コミュニティC2bはそれぞれ第1バッテリBT1および第2バッテリBTと充放電することができる。
そのため、第1配電コミュニティC1も契約電力以下になるまで受電電力を抑えるために、第1補助バッテリSBT1だけではなく、電力融通装置DC1を用いることができ、より受電電力を契約電力内に抑えることが容易になる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
図11は、電力融通システム102の要部の構成を示すブロック図である。電力融通システム102は、電力融通システム101と異なり、電力融通装置DC1の代わりに電力融通装置DC2を備える。
電力融通装置DC1は、第1バッテリBT1と、第2バッテリBT2と、第3バッテリBT1b(第3蓄電装置)と、第4バッテリBT2b(第3蓄電装置)と、スイッチSW00・SW01・SW10・SW11・SW00b・SW01b・SW10b・SW11bと、第3DC-DCコンバータDD9(送電部)と、切換制御装置CU3と、を備える。
第3バッテリBT1bは、スイッチSW00bおよびスイッチSW01bに接続された、直流電力を貯蔵する蓄電装置である。第4バッテリBT2bは、スイッチSW10bおよびスイッチSW11bに接続された、直流電力を貯蔵する蓄電装置である。
第3バッテリBT1bおよび第4バッテリBT2bは、第1バッテリBT1と第2バッテリBT2と異なる箇所に設置し、所有者も別とすることができる。例えば、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2は、第1配電コミュニティC1の設備であり、第3バッテリBT1bおよび第4バッテリBT2bは、第2配電コミュニティC2bの設備である。
第3DC-DCコンバータDD9は、スイッチSW01・SW11およびスイッチSW01b・SW11bを接続し、直流電力の電圧を変換し、異なる電圧間で直流電力を送電するDC-DCコンバータである。
つまり、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2から第3バッテリBT1bおよび第4バッテリBT2bへの送電、または、第3バッテリBT1bおよび第4バッテリBT2bから第1バッテリBT1および第2バッテリBT2への送電ができる。すなわち、第3DC-DCコンバータDD9は、電力融通装置DC2のバッテリ間で電力融通ができる。
バッテリ間で電力融通を行うことで、実施形態1と異なり、本実施形態では、第2配電コミュニティC2cも第1配電コミュニティC1に対し売電することができる。すなわち、本実施形態では、双方とも電力融通によって、受電電力を契約電力以下に調整することが容易になり、電力料金負担を軽減することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
図12は、電力融通システム103の要部の構成を示すブロック図である。電力融通システム103は、電力融通システム100と異なり、電力融通装置DC1の代わりに電力融通装置DC3を備える。
電力融通装置DC3は、第1バッテリBT1および第2バッテリBT2の代わりに、第1移動式蓄電装置MBT1(輸送部)および第2移動式蓄電装置MBT2(輸送部)を含む複数の移動式蓄電装置を備え、スイッチおよび切換制御装置を備えない。
移動式蓄電装置は、内部にバッテリ(蓄電装置)を備える電気自動車などの移動可能な蓄電装置である。移動式蓄電装置は、統括制御装置CU0の指令に基づき、配電コミュニティ間を移動して、電力を輸送する。すなわち、本実施形態では、他の実施形態と異なり、電力融通の媒体が、電気配線から移動式蓄電装置に変わった点が異なる。
第1配電コミュニティC1に第1移動式蓄電装置MBT1が停車しており、第1配電コミュニティC1が放電した電力を第1移動式蓄電装置MBT1が充電する。その間、第2配電コミュニティC2に第2移動式蓄電装置MBT2が停車しており、第2移動式蓄電装置MBT2が放電した電力を第2配電コミュニティが受電する。また、この間に、他の第3移動式蓄電装置MBT3(輸送部)があり、第1配電コミュニティC1から第2配電コミュニティC2へと電力を輸送していても構わない。
統括制御装置CU0は、第1配電コミュニティC1および第2配電コミュニティC2の状況および各移動式蓄電装置のバッテリの状況を確認し、移動指令を出すことにより、電力融通を行う。
本実施形態では、既存の電力系統を踏襲しつつ、簡易的に電力融通を可能にすることができる。また、導体を敷設する必要がないため、第1配電コミュニティC1と第2配電コミュニティC2とが遠方に離れている場合であっても電力融通が可能な利点もある。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電力融通システム100、101、102、103の制御ブロック(特に統括制御装置CU0、第1計測通信装置CU1、第2計測通信装置CU2および切換制御装置CU3)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電力融通システム100、101、102、103は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100、101、102、103 電力融通システム
AC 交流電力系統
BT1 第1バッテリ(第1蓄電装置)
BT2 第2バッテリ(第2蓄電装置)
BT1b 第3バッテリ(第3蓄電装置)
BT2b 第4バッテリ(第3蓄電装置)
C1 第1配電コミュニティ
C2、C2b、C2c 第2配電コミュニティ
CU0 統括制御装置(制御部)
CU1 第1計測通信装置
CU2 第2計測通信装置
CU3 切換制御装置
DC1、DC2、DC3 電力融通装置
DD1~4 第1DC-DCコンバータ
DD5 第1DC-DCコンバータ(充電部)
DD6 第2DC-DCコンバータ(直流受電部)
DD7~8 第2DC-DCコンバータ
DD9 第3DC-DCコンバータ(送電部)
EV1 第1電気自動車
LD1 第1電気負荷
LD2 第2電気負荷
MBT1 第1移動式蓄電装置(輸送部)
MBT2 第2移動式蓄電装置(輸送部)
MBT3 第3移動式蓄電装置(輸送部)
P1 発電電力
P2 充電電力、放電電力
P3、P4 消費電力
P5 放電電力
RE1 第1分散電源(発電装置)
RE2 第2分散電源
REC1 第1整流器
REC2 第2整流器
SBT1 第1補助バッテリ(補助バッテリ)
SBT2 第2補助バッテリ
SW1 第1遮断器
SW2 第2遮断器
SW00 スイッチ(第1切換部)
SW01 スイッチ(第2切換部)
SW10 スイッチ(第3切換部)
SW11 スイッチ(第4切換部)
SW00b、SW01b、SW10b、SW11b スイッチ

Claims (11)

  1. 第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムにおいて、
    前記電力融通システムは、
    直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置と、
    制御部と、を備え、
    前記第1配電コミュニティは、
    受電電力を直流に整流する第1整流器と、
    再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、
    直流電気負荷である第1電気負荷と、
    前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、
    前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、
    前記第2配電コミュニティは、
    受電電力を直流に整流する第2整流器と、
    直流電気負荷である第2電気負荷と、
    前記第2整流器と、前記第2電気負荷とが接続された第2直流電力系統と、
    前記複数の蓄電装置から、前記第2直流電力系統へと少なくとも受電する直流受電部と、を備え、
    前記制御部は、前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第2蓄電装置から受電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第1蓄電装置から受電するように制御をする電力融通システム。
  2. 前記第2配電コミュニティは、前記第2配電コミュニティにおける契約電力と前記受電電力の予測値である負荷需要計画量とを比較し、前記負荷需要計画量が前記契約電力を上回る場合、
    前記制御部は、前記直流受電部に前記複数の蓄電装置から前記第2配電コミュニティへ前記直流電力を受電させる請求項1に記載の電力融通システム。
  3. 前記充電部は、前記発電装置における発電電力を用いて前記複数の蓄電装置を充電する請求項1または2に記載の電力融通システム。
  4. 第1期間における受電電力量が、前記第1期間に対応する過去の第2期間における受電電力量よりも増すこと想定される場合に、前記受電電力を想定された前記第1期間における受電電力量よりも減少させる請求項1から3のいずれか1項に記載の電力融通システム。
  5. 前記充電部は、前記受電電力を用いて前記複数の蓄電装置を充電する請求項1から4のいずれか1項に記載の電力融通システム。
  6. 前記第1配電コミュニティは、前記第1直流電力系統で余剰の直流電力を貯蔵する補助バッテリをさらに備え、
    前記第1配電コミュニティは、前記第1配電コミュニティにおける契約電力と前記受電電力とを比較し、前記受電電力が前記契約電力を上回る場合、
    前記制御部は、前記充電部に前記補助バッテリを用いて前記複数の蓄電装置を充電させる請求項1から5のいずれか1項に記載の電力融通システム。
  7. 前記電力融通システムは、切換部をさらに備え、
    前記切換部は、第1切換部と、第2切換部と、第3切換部と、第4切換部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1切換部によって前記充電部と前記第1蓄電装置とを接続させると同時に、前記第4切換部によって前記直流受電部と前記第2蓄電装置とを接続させるように切換部を制御し、かつ、前記第2切換部によって前記充電部と前記第2蓄電装置とを接続させると同時に、前記第3切換部によって前記直流受電部と前記第1蓄電装置とを接続させるように切換部を制御する請求項1から6のいずれか1項に記載の電力融通システム。
  8. 前記電力融通システムは第3蓄電装置と送電部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記送電部に前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置に蓄電された前記直流電力を、前記第3蓄電装置に送電させると同時に、前記直流受電部に前記第3蓄電装置から前記第2配電コミュニティへ前記直流電力を受電させ、かつ、前記直流受電部に前記第3蓄電装置に蓄電された前記直流電力を、前記第1蓄電装置および第2蓄電装置に送電させると同時に、前記送電部に前記第1蓄電装置および第2蓄電装置から前記第1配電コミュニティへ前記直流電力を受電させる請求項7に記載の電力融通システム。
  9. 前記電力融通システムは、前記蓄電装置を少なくとも1つ含み、前記蓄電装置を輸送する輸送部を複数さらに備え、
    前記制御部は、前記輸送部に前記第1配電コミュニティから前記第2配電コミュニティへと前記蓄電装置の少なくとも1つを輸送させる請求項1から6のいずれか1項に記載の電力融通システム。
  10. 第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムの制御方法において、
    前記電力融通システムは、直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を備え、
    前記第1配電コミュニティは、
    受電電力を直流に整流する第1整流器と、
    再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、
    直流電気負荷である第1電気負荷と、
    前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、
    前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、
    前記第2配電コミュニティは、
    受電電力を直流に整流する第2整流器と、
    直流電気負荷である第2電気負荷と、
    前記第2整流器と、前記第2電気負荷とが接続された第2直流電力系統と、
    前記複数の蓄電装置から、前記第2直流電力系統へと少なくとも受電する直流受電部と、を備え、
    前記電力融通システムの制御方法は、
    前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第2蓄電装置から受電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記直流受電部が前記第1蓄電装置から受電するように制御をする制御ステップを含む電力融通システムの制御方法。
  11. 第1配電コミュニティと第2配電コミュニティとが接続された電力融通システムにおいて、
    前記電力融通システムは、
    直流電力を貯蔵する第1蓄電装置および第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置と、
    制御部と、を備え、
    前記第1配電コミュニティは、
    受電電力を直流に整流する第1整流器と、
    再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置と、
    直流電気負荷である第1電気負荷と、
    前記第1整流器と、前記発電装置と、前記第1電気負荷とが接続された第1直流電力系統と、
    前記複数の蓄電装置を、前記第1直流電力系統から少なくとも充電する充電部と、を備え、
    前記制御部は、前記充電部が前記第1蓄電装置を充電している間に、前記第2蓄電装置が前記第2配電コミュニティに送電するように制御をし、かつ、前記充電部が前記第2蓄電装置を充電している間に、前記第1蓄電装置が前記第2配電コミュニティに送電するように制御をする電力融通システム。
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