JP2022116506A - 除菌機能付エアカーテン装置 - Google Patents

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勲 小林
Isao Kobayashi
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Abstract

【課題】対面者との間に強制的な気流を起こして飛沫を遮断する一方、その飛沫を吸引して除菌し、清浄な空気を排気することによって飛沫感染の防止が図れる上、消毒を要する部分を極小にした除菌機能付エアーカーテン装置を提供する。【解決手段】上下左右の中空部材で所定空間を枠取りした本体部10と、該本体部を垂直に支持する脚部とを有し、下部の第1中空部材1から上方に空気を排出すると共に、上部の第2中空部材2で空気を吸入し、吸入した該空気を側部の第3中空部材3又は側部の第4中空部材4を経由して該第1中空部材1に還流することにより該所定空間にエアカーテンを形成する一方、該第3中空部材3及び第4中空部材4それぞれの内部に除菌手段を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、対面者等への飛沫感染を防止するため、下方から上方への強制的な気流を起こして飛沫を遮断する一方、その飛沫に含まれる細菌を除菌する除菌機能付エアカーテン装置に関するものである。
新型コロナウイルスへの感染は、ウイルスを含む飛沫が口、鼻や眼などの粘膜に触れること、または、ウイルスがついた手指で口、鼻や眼の粘膜に触れることで起こる。このため、飛沫を吸い込まないよう人との距離を確保し、会話時にマスクを着用し、手指のウイルスは洗い流すことが大切だとされている。
手や指についたウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らすことができる。
また、新型コロナウイルス等の微粒子を室外に排出するためには、室内温度の変化に注意しながら、定期的な換気を行う必要がある。さらに、会話等に伴う飛沫の拡散や飛沫感染防止にはマスクの着用が必須である。
しかしながら、マスクを外さざるを得ない歯科診療においては、室内空気を殺菌状態にして手術等を行う必要性から、治療台を仕切り部材で仕切り、その包囲空間内に殺菌済み空気を送風する殺菌送風装置を備える方法(特許文献1参照)、診療空間の滅菌、殺菌又は消毒をする複数の除菌手段を移動キャビネットに搭載する方法(特許文献2参照)が提案されている。
一方、不特定の来訪者が出入りする施設では、外部から細菌やウイルスが持ち込まれ、一定の広さに仕切られた部屋には、それらが残留し、室内にいる病人や老人などの抵抗力の弱い人に影響を与える可能性があることから、人の身長より高い場所に取り付けた筐体に設けられた紫外線を照射する光源と、光源から照射された紫外線を外部に照射する開口部と、照射する紫外線の照射範囲を絞る部材とを備え、室内の高さ方向に浮遊する細菌やウイルスを低減させる室内殺菌装置(特許文献3参照)が提案されている。
また、従来から一般的に使用されているフィルター手段のみによる空気清浄機では、ウイルスのような微生物の殺菌効果は得られないので、横長のハウジングに横長の外気取入口と空気吹出口とを形成し、キャビティの外気取入口の位置と対応させてフィルター材を配置し、その内側に循環ファン及び紫外線ランプを配置した殺菌空気清浄機(特許文献4参照)が提案されている。
さらに、紫外線の照射時間を長くして殺菌効果を高めるには、空気の流路を長くするか空気の流速を遅くする必要があり、空気の流路を長くするには装置の長大化を招き、流速を調整するのは調整手段が複雑化し高コストとなるので、空気の流れを所定時間止めて滞留した空気層を形成し、その空気層に集中的に紫外線照射する殺菌空気清浄装置(特許文献5参照)も提案されている。
なお、対面による会議や打ち合わせの際における飛沫感染防止のために、表裏両面に光触媒層のある透明なプラスチック製シールド本体をスタンドで支持して自立可能にし、飛沫を遮断する卓上用パーテーション(特許文献6参照)が提案されている。
さらに、エアカーテンにより負圧域を形成してその空間を他と分離して喫煙所等にするエアカーテン付空気清浄装置(特許文献7及び8参照)も提案されている。
実開平6-59546号公報 特許第5105507号公報 特許第6586180号公報 実用新案登録第3223623号公報 特許第6807070号公報 実用新案登録第3228217号公報 特許第3099234号公報 特許第3438107号公報
しかしながら、飲食を伴う会合等においては、マスクを外さざるを得ないが、特許文献4あるいは5記載の殺菌空気清浄機では、対面者等から直接飛散する飛沫を遮断することができないし、特許文献5記載の卓上用パーテーションでは、直接飛散する飛沫は遮断できても、シールドを常に消毒する必要がある上、パーテーションを乗り越えて浮遊する飛沫核による感染は防止できない。また、特許文献7、8記載のエアカーテン付空気清浄装置では、たばこの煙など、水分を含まない軽量な微粒子の拡散は遮断できても、咳やくしゃみ等、水分を含む飛沫の飛散を遮断することはできない。
本発明は、かかる事情に鑑み、対面者との間に、下方から上方への強制的な気流を起こして飛沫を遮断する一方、その飛沫を吸引して除菌し、清浄な空気を排気することによって飛沫感染の防止が図れる上、不特定多数の者が繰り返し使用する場合であっても消毒を要する部分を極小にした除菌機能付エアーカーテン装置を提供することを目的とする。
本発明の除菌機能付エアカーテン装置は、上下左右の中空部材で所定空間を枠取りした本体部と、該本体部を垂直に支持する脚部とを有し、下部の第1中空部材から上方に空気を排出すると共に、上部の第2中空部材で空気を吸入し、吸入した該空気を側部の第3中空部材又は側部の第4中空部材を経由して該第1中空部材に還流することにより該所定空間にエアカーテンを形成する一方、該第3中空部材及び第4中空部材それぞれの内部に除菌手段を備えたことを特徴とする。
そして、上記除菌手段は、紫外線ランプ又は/及びフィルタを有するものであって、上記第2中空部材に吸入された空気に含まれるウイルスその他の細菌を滅菌又は/及び濾過することにより清浄な空気を上記第1中空部材に還流することができる。
また、上記第1中空材及び上記第2中空材それぞれは、回転制御されたモータで駆動される送風機を内蔵し、上記第2中空部材に内蔵された第2送風機から吸入され、上記第3中空部材及び上記第4中空部材に送られる風量は、上記第1中空部材に内蔵された第1送風機から排出される風量よりも大きいか、若しくは同程度であることが好ましい。
このように、本体部の上部と下部との間に上向きの気流を生じさせ、上部と下部とを繋いでいる側部を経由して還流することにより、対面者からの飛沫を遮断するエアカーテンを形成する一方、側部に紫外線ランプとフィルタの何れか一方、又は双方を備えた除菌手段を配置して、飛沫に含まれるウイルスその他の細菌を除菌あるいは濾過するので細菌を完全に除去した清浄な空気を還流することができる。また、飛散したり、落下する飛沫がなくなるので、不特定多数の人が対面する場合でも、本体部の枠部分の消毒のみで繰り返し使用可能であり、省力化が図れる。
ここで、上記第1中空部材は、上記第2送風機と平行に間接照射式紫外線ランプ若しくは外部への漏光が遮断されたプレ紫外線ランプを備え、上記除菌手段の上記紫外線ランプは、内周面に紫外線を反射するアルミニウムが蒸着され、若しくは塗料が塗布された上記第3中空部材及び上記第4中空部材それぞれの長手方向に設置されたことが好ましい。
このようにすれば、第2中空部材で吸気され、還流する空気に照射される紫外線が強化されるので細菌が確実に死滅し、清浄な空気が還流する。
上記第3中空部材及び上記第4中空部材は、上記除菌手段よりも下流側に、排出量が調整自在な排出口を備え、上記第2送風機から送られた風量の一部を該排出口から排出し、残余の風量を上記第1中空部材に還流させることができる。
また、上記第1中空部材は、狭幅で横長の排気口を備え、上記第2中空部材は、該排気口よりも面積の大きい吸気口を備え、上記第1送風機は、上記排気口から排出される気流によって対面者からの飛沫が上方に吹き飛ぶ流速となるように回転制御され、上記第2送風機は、上記吸気口から吸入される風量が、上記排気口から排出される風量よりも大きいか、若しくは同程度となる気流の流速に回転制御されること、さらに上記排気口から排気される空気の流速は、上記吸気口に吸入される空気の流速に、該排気口の面積に対する該吸気口の面積の割合を乗じた値以下となるように設定されることが好ましい。
このようにすれば、第1送風機から送出される風量と、第2送風機で吸入される風量とのバランスが保たれ、エアカーテンを安定させることが容易である。
下から上への気流によって対面者からの飛沫を遮断すると共に、その気流に乗せて飛沫を吸引し、除菌することができるので、マスクを外さざるを得ない場所でも、飛沫感染を防ぐことができる。また、パーテーションと比べると飛沫を消毒すべき個所が少なくてよい。
図1は、図1から図4は、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置の斜視図である。 図2は、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置の本体部の正面図である。 図3は、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置の本体部の側面図である。 図4は、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置の本体部の底面図である。 図5は、本体部の内部の機器配置及び気流の流れを一例として示す図である。
以下に、本発明の除菌機能付エアカーテン装置の実施形態について、図に基いて説明する。
図1から図4は、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置の一例を示す図であり、図1は斜視図、図2は、本体部の正面図、図3は本体部の側面図、図4は本体部の底面図である。
図1から図4に示す除菌機能付エアカーテン装置30は、上下左右の中空部材で所定空間を矩形に枠取りする本体部10と、本体部10を垂直に支持する脚部20とを有する。
本体部10は、矩形の空間の周囲を中空部材で上下左右を取り囲んで形成され、下部を形成する第1中空部材1、上部を形成する第2中空部材2、側部を形成する第3中空部材3及び第4中空部材4を有する。第1中空部材1及び第2中空部材2は、第3中空部材3及び第4中空部材4と結合され、空気が流通するように一体的に成形されている。
また、正面の上部左右及び側面上部には、電源スイッチあるいは制御用ボタン7が設置されている。
ここで、本体部10は、ステンレスなどの金属、若しくは耐熱、耐光性を有する樹脂を成形し、大きさが、例えば、幅600mm、高さ700mm、奥行き120mmとして、枠取りされる所定空間を幅500mm、高さ603mmに設定することが出来るが、ここで示す材質、数値に限定する必要はない。
第1中空部材1は、狭幅で上向きの横長な排気口5を備え、内部に、モータ8によって駆動される第1送風機11が設置されている。
また、第2中空部材2は、広幅で下向きの横長な吸気口6を備え、内部に、モータ8によって駆動される第2送風機12が設置されている。そして、吸気口6には、ステンレス製のパンチングメッシュ部材9が設置され、埃等が内部に侵入するのを防止している。さらに、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置30は、第2送風機12と平行に間接照射式紫外線ランプ13を設けているが、パンチングメッシュ部材9の内側に遮光膜を取り付けたうえで、プレ紫外線ランプを設けてもよい。
モータ8は、制御手段を有し、その制御手段から回転制御信号と電力が送られ、回転数を制御することができる。
第3中空部材3及び第4中空部材4それぞれは、内周面に紫外線を反射するアルミニウムが蒸着されている。そして、長手方向には、所定の長さの紫外線ランプ14が設置され、それよりも下流側に細菌を捕集するフィルタ15が設置されている。従って、第2中空部材2の第2送風機12によって送られた空気に含まれるウイルスその他の細菌は、紫外線ランプ14から照射される紫外線で滅菌され、滅菌されなかった細菌も、フィルタ15で濾過されるので、清浄な空気が第1中空部材1に還流される。
第3中空部材3及び第4中空部材4それぞれは、内側の壁面に、紫外線ランプ14やフィルタ15を交換する扉16があり、外側の壁面の、フィルタよりも下流側には、第1中空部材に還流する空気の一部を排出する排出口17が設けてある。したがって、第1中空部材1に還流する清浄な空気の一部は、その排出口17から外部に排出させることができる。
なお、排出口17は、排出面積の大きさが調整可能になっており、第1中空部材1に還流する風量の調整が可能である。
本実施形態の第3中空部材3及び第4中空部材4には、除菌手段として、紫外線ランプ14とフィルタ15とを備えているが、必ずしも両方を備える必要はなく、何れか一方を備えることにしてもよい。
脚部20は、矩形の部材を第1中空部材1の底面にボルトで回転自在に設置されている。従って、本体部10の高さを微調整することができる。
いま、第1中空部材1の排気口5の面積をS1(平方メートル)、排気口5から排出される空気の流速をV1(メートル/秒)、風量をQ1(立方メートル/秒)とし、第2中空部材2の排気口5の面積をS2(平方メートル)、吸気口6から吸入される空気の流速をV2(メートル/秒)、風量をQ2(立方メートル/秒)とすれば、Q1=V1×S1、Q2=V2×S2となる。
S2は、S1のM倍であり、V1は、V2のN倍であるとし、排出口15から排出される風量をQ3とすれば、Q3=Q2-Q1=V1×S1(M/N-1)となる。
(1)例えば、排気口5の幅が1センチメートル、吸気口6の幅が5センチメートル(例えば直径5センチメートルの円筒周面の約1/3)とした場合は、
N=0.5のときは、Q3からQ2の約90%を排出させ、N=1のときは、Q3からQ2の約80%を排出させ、N=1.5のときは、Q3から約70%を排出させる必要がある。
(2)M/Nは1以上にする必要があるが、MとNが等しい場合、すなわち排気口5から排気される空気の流速V1が、吸気口6に吸入される空気の流速V2に排気口5の面積S2に対する吸気口6の面積S1の割合を乗じた値と等しい場合には、排出口17は必ずしも必要としない。
本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置30を食卓やテーブルに載置し、電源スイッチ7をONにすると、第1送風機11及び第2送風機12が回転し、排気口5から所定流速の空気が上方に向けて排気され、それと同時に、吸気口6から所定流速で空気が吸入され、吸入された空気は、側部の第3中空部材3及び第4中空部材4を介して排気口5に還流される。そして、本体部10で囲われた矩形の空間には、下方から上方への気流Aによってエアカーテンが生じる。
そのとき、対面者から飛沫が放出されると、その飛沫は気流Aに運ばれて吸気口6に吸引される。気流Aは側部の第3中空部材3及び第4中空部材4を通って排気口5に還流されるので、吸引された飛沫に含まれるウイルスその他の細菌は、その気流Aに乗って紫外線ランプ間接照射式紫外線ランプ13および紫外線ランプ14に照射され、大部分の細菌は死滅する。そして、残余の細菌も、フィルタ15で完全に除去される。
ここで、本実施形態の除菌機能付エアカーテン装置30は、第2送風機12と平行に間接照射式紫外線ランプ13を設けてあるが、間接照射式紫外線ランプ13は、必ずしも設ける必要が無い。また、第3中空部材3及び第4中空部材4それぞれの外壁面に排出口15を設けているが、下記の条件を満たす場合には、必ずしも設ける必要はない。
図5は、本体部の内部の機器配置及び気流の流れを一例として示す図である。
図5に示すように、第1中空部材1には、図の上側に向けた狭幅で横長の排気口5があり、第1送風機11となる筒形のクロスファンと、回転制御部が付属したモータ8とを設けてある。
そして、第2中空部材2には、図の下側に向けた筒形で横長の吸気口6があり、吸気口6にはパンチングメッシュ部材9が取り付けられ、その内側には、間接照射式紫外線ランプ13が設置され、上側の壁面に沿って、第2送風機12となる二重反転ファンが設置されている。
また、側部の、第3中空部材3及び第4中空部材4には、上流側に紫外線ランプ14が、下流側にフィルタ15がそれぞれ設置されている。なお、電源コード若しくは制御信号線が配線されているが、それらは省略してある。
ここで、本実施形態においては、第1送風機11としてクロスファンが用いられ、第2送風機12として二重反転ファンが用いられているが、必ずしもクロスファンあるいは二重反転ファンに限定する必要はなく、クロスファン、シロッコファン、ターボファン、プロペラファン、二重反転ファン等のうちの何れのファンを用いてもよい。
但し、排気口5から排気された気流Aによって、飛沫を上部に移動させる必要があるので、排気する気流の流速を速くする必要がある。また吸気口6ではそれらの飛沫を全て吸入できるように、吸入する空気の流速を一定以上にする必要があるので、排気口5の面積及び吸気口6の面積に応じて、必要な風量が得られるファンを選択する必要がある。
すなわち、第2送風機12から送られる風量の方が第1送風機11から送られる風量よりも大きくなるように、排気口5から排出される空気の流速が、吸気口6から吸入される空気の流速と同程度であるか、若しくはそれよりも速くなるようなファンであれば、何れのファンを用いてもよい。
また、紫外線ランプ14による殺菌作用は、波長に左右され、殺菌効果は、殺菌線照度と照射時間に左右される。従って、波長が253.7nmの紫外線を放射する、出力が10乃至15ワットのランプで、管長が330乃至440ミリメートルのものを選択することが好ましい。
フィルタ15は、触媒フィルタ、HEPAフィルタ、ULPAフィルタなどの中から、何れかを用いることができる。
なお、本実施形態では、紫外線ランプ14とフィルタ15とを併用しているが、何れか一方のみを用いることもできる。但し、還流する空気の流速によっては両者を併用することが好ましい。
第1送風機11で送られた空気は、狭幅で横長の排気口5から高速で排出される。排出された空気及び第2中空部材2周辺の空気は、第2送風機12で吸気口6から吸入される。吸入された空気は、間接照射式紫外線ランプ13から紫外線が照射されると共に、第2送風機12で両側部それぞれに分流される。そして、両側部に送られた空気に含まれるウイルスその他の細菌は、紫外線ランプ14及びフィルタ15で滅菌又は濾過され、清浄な空気となって第1中空部材1に還流する。そのとき、還流する空気の一部は、排出口17から排出され、残余の空気が、排気口5から第1送風機11で排出される。そして、第1中空部材1と第2中空部材2との間には、上向きの気流Aが生じ、エアカーテンが形成される。
対面して会話をする場所や食事をする場所、あるいは密接して仕事等を行う場所、清浄な空気下の限られたスペースで作業を行う場所等に設置して、飛沫等感染を図るのに有効である。
1 第1中空部材
2 第2中空部材
3 第3中空部材
4 第4中空部材
5 排気口
6 吸気口
7 電源スイッチ又は制御用ボタン
8 モータ
9 パンチングメッシュ部材
10 本体部
11 第1送風機
12 第2送風機
13 間接式紫外線ランプ
14 紫外線ランプ
15 フィルタ
16 扉
17 排出口
20 脚部
30 除菌機能付エアカーテン装置
A 気流

Claims (7)

  1. 上下左右の中空部材で所定空間を枠取りした本体部と、該本体部を垂直に支持する脚部とを有し、下部の第1中空部材から上方に空気を排出すると共に、上部の第2中空部材で空気を吸入し、吸入した該空気を側部の第3中空部材又は側部の第4中空部材を経由して該第1中空部材に還流することにより該所定空間にエアカーテンを形成する一方、該第3中空部材及び第4中空部材それぞれの内部に除菌手段を備えたことを特徴とする除菌機能付エアカーテン装置。
  2. 前記除菌手段は、紫外線ランプ又は/及びフィルタを有するものであって、前記第2中空部材に吸入された空気に含まれるウイルスその他の細菌を滅菌又は/及び濾過することにより清浄な空気を前記第1中空部材に還流することを特徴とする請求項1記載の除菌機能付エアカーテン装置。
  3. 前記第1中空材及び前記第2中空材それぞれは、回転制御されたモータで駆動される送風機を内蔵し、
    前記第2中空部材に内蔵された第2送風機から吸入され、前記第3中空部材及び前記第4中空部材に送られる風量は、前記第1中空部材に内蔵された第1送風機から排出される風量よりも大きいか、若しくは同程度であることを特徴とする請求項1記載の除菌機能付エアカーテン装置。
  4. 前記第1中空部材は、前記第2送風機と平行に間接照射式紫外線ランプ若しくは外部への漏光が遮断されたプレ紫外線ランプを備え、
    前記除菌手段の前記紫外線ランプは、内周面に紫外線を反射するアルミニウムが蒸着され、若しくは塗料が塗布された前記第3中空部材及び前記第4中空部材それぞれの長手方向に設置されたことを特徴とする請求項2記載の除菌機能付エアカーテン。
  5. 前記第3中空部材及び前記第4中空部材は、前記除菌手段よりも下流側に、排出量が調整自在な排出口を備え、前記第2送風機から送られた風量の一部を該排出口から排出し、残余の風量を前記第1中空部材に還流することを特徴とする請求項2記載の除菌機能付エアカーテン。
  6. 前記第1中空部材は、狭幅で横長の排気口を備え、前記第2中空部材は、該排気口よりも面積の大きい吸気口を備え、
    前記第1送風機は、前記排気口から排出される気流によって対面者からの飛沫が上方に吹き飛ぶ流速となるように回転制御され、
    前記第2送風機は、前記吸気口から吸入される風量が、前記排気口から排出される風量よりも大きいか、若しくは同程度となる気流の流速に回転制御されることを特徴とする請求項3記載の除菌機能付エアカーテン装置。
  7. 前記排気口から排気される空気の流速は、前記吸気口に吸入される空気の流速に、該排気口の面積に対する該吸気口の面積の割合を乗じた値以下となるように設定されることを特徴とする請求項6記載の除菌機能付エアカーテン。
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