JP2022115738A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化するプログラム及び情報処理装置を提供する。【解決手段】プログラムは、コンピュータに、RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出する機能と、指示の検知を、抽出された他のRPAの関連先に通知する機能とを実現させる。コンピュータは、データベースに登録されている複数のRPAのうち、修正の対象とする前記RPAと、構成上の情報が類似するRPAを、他のRPAとして抽出する。【選択図】図5
Description
本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
現在、オフィスで実施される業務上のワークフローのうち、予め登録された作業の内容を人間に代わって実行する仕組みが実用化されている。この仕組は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる。RPAは、予め登録した作業の内容を、複数のシステムやアプリケーションの実行を通じて実現する。
集中管理されていない独立型のRPAでは、管理を担当する現場の担当者が、個別に開発し、修正している。また、自身が管理を担当するRPAに影響する可能性がある修正の実行に気づく仕組みが存在しないため、修正の目的が同じでも、修正の内容が異なることが起こり得る。
本発明は、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、コンピュータに、RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出する機能と、前記指示の検知を、抽出された前記他のRPAの関連先に通知する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記コンピュータは、前記データベースに登録されている複数のRPAのうち、修正の対象とする前記RPAと、構成上の情報が類似するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項3に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の対象と共通する構成上の要素を有するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、請求項2に記載のプログラムである。
請求項4に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容を、前記他のRPAの担当者に通知する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項5に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAの担当者から同意が得られるまで、検知された指示に対応する前記修正の実行を停止する、請求項4に記載のプログラムである。
請求項6に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの数を通知する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの特徴を通知する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項1に記載のプログラムである。
請求項10に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項9に記載のプログラムである。
請求項11に記載の発明は、前記コンピュータは、前記関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項12に記載の発明は、前記コンピュータは、前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項11に記載のプログラムである。
請求項13に記載の発明は、コンピュータに、RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出す機能と、読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項14に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容を外部から受信した場合において、当該修正の内容が自端末のRPAに関連するとき、自端末のRPAの担当者に、当該修正の内容を通知する、請求項13に記載のプログラムである。
請求項15に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容の送信元に対し、前記修正の内容に対する前記担当者の同意を通知する、請求項14に記載のプログラムである。
請求項16に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項13に記載のプログラムである。
請求項17に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項16に記載のプログラムである。
請求項18に記載の発明は、前記コンピュータは、関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、請求項13に記載のプログラムである。
請求項19に記載の発明は、前記コンピュータは、前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項18に記載のプログラムである。
請求項20に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出し、前記指示の検知を、抽出された前記他のRPAの関連先に通知する、情報処理装置である。
請求項21に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出し、読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記コンピュータは、前記データベースに登録されている複数のRPAのうち、修正の対象とする前記RPAと、構成上の情報が類似するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項3に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の対象と共通する構成上の要素を有するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、請求項2に記載のプログラムである。
請求項4に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容を、前記他のRPAの担当者に通知する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項5に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAの担当者から同意が得られるまで、検知された指示に対応する前記修正の実行を停止する、請求項4に記載のプログラムである。
請求項6に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの数を通知する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記コンピュータは、前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの特徴を通知する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項1に記載のプログラムである。
請求項10に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項9に記載のプログラムである。
請求項11に記載の発明は、前記コンピュータは、前記関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項12に記載の発明は、前記コンピュータは、前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項11に記載のプログラムである。
請求項13に記載の発明は、コンピュータに、RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出す機能と、読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項14に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容を外部から受信した場合において、当該修正の内容が自端末のRPAに関連するとき、自端末のRPAの担当者に、当該修正の内容を通知する、請求項13に記載のプログラムである。
請求項15に記載の発明は、前記コンピュータは、前記修正の内容の送信元に対し、前記修正の内容に対する前記担当者の同意を通知する、請求項14に記載のプログラムである。
請求項16に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項13に記載のプログラムである。
請求項17に記載の発明は、前記コンピュータは、前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、請求項16に記載のプログラムである。
請求項18に記載の発明は、前記コンピュータは、関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、請求項13に記載のプログラムである。
請求項19に記載の発明は、前記コンピュータは、前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、請求項18に記載のプログラムである。
請求項20に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出し、前記指示の検知を、抽出された前記他のRPAの関連先に通知する、情報処理装置である。
請求項21に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出し、読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する、情報処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項2記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性がある修正の情報を担当者間で共有できる。
請求項3記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性が高いRPAの絞り込みが実現できる。
請求項4記載の発明によれば、修正の内容の情報を担当者間で共有できる。
請求項5記載の発明によれば、修正が影響する範囲の全体で管理を効率化できる。
請求項6記載の発明によれば、影響の範囲を把握可能にできる。
請求項7記載の発明によれば、修正が影響するRPAの数を担当者に提供できる。
請求項8記載の発明によれば、修正が影響するRPAの特徴を担当者に提供できる。
請求項9記載の発明によれば、共有する情報と共有しない情報を分けることができる。
請求項10記載の発明によれば、通知の多発による担当者への負担を減少できる。
請求項11記載の発明によれば、他のRPAの管理の状況を把握できる。
請求項12記載の発明によれば、管理されていないRPAを把握できる。
請求項13記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項14記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性がある修正の情報を担当者間で共有できる。
請求項15記載の発明によれば、担当者間で修正の影響に対する情報を共有できる。
請求項16記載の発明によれば、共有する情報と共有しない情報を分けることができる。
請求項17記載の発明によれば、通知の多発による担当者への負担を減少できる。
請求項18記載の発明によれば、他のRPAの管理の状況を把握できる。
請求項19記載の発明によれば、管理されていないRPAを把握できる。
請求項20記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項21記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項2記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性がある修正の情報を担当者間で共有できる。
請求項3記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性が高いRPAの絞り込みが実現できる。
請求項4記載の発明によれば、修正の内容の情報を担当者間で共有できる。
請求項5記載の発明によれば、修正が影響する範囲の全体で管理を効率化できる。
請求項6記載の発明によれば、影響の範囲を把握可能にできる。
請求項7記載の発明によれば、修正が影響するRPAの数を担当者に提供できる。
請求項8記載の発明によれば、修正が影響するRPAの特徴を担当者に提供できる。
請求項9記載の発明によれば、共有する情報と共有しない情報を分けることができる。
請求項10記載の発明によれば、通知の多発による担当者への負担を減少できる。
請求項11記載の発明によれば、他のRPAの管理の状況を把握できる。
請求項12記載の発明によれば、管理されていないRPAを把握できる。
請求項13記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項14記載の発明によれば、影響が及ぶ可能性がある修正の情報を担当者間で共有できる。
請求項15記載の発明によれば、担当者間で修正の影響に対する情報を共有できる。
請求項16記載の発明によれば、共有する情報と共有しない情報を分けることができる。
請求項17記載の発明によれば、通知の多発による担当者への負担を減少できる。
請求項18記載の発明によれば、他のRPAの管理の状況を把握できる。
請求項19記載の発明によれば、管理されていないRPAを把握できる。
請求項20記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
請求項21記載の発明によれば、RPAに対する修正の情報が担当者間で共有されない場合に比して、RPAの管理を効率化できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<システムの全体構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の使用例を説明する図である。
図1に示す情報処理システム1は、ネットワーク10及び10Aに接続された複数の情報機器で構成されている。
<実施の形態1>
<システムの全体構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の使用例を説明する図である。
図1に示す情報処理システム1は、ネットワーク10及び10Aに接続された複数の情報機器で構成されている。
図1の場合、情報機器の一例として、画像形成装置20と、画像形成装置20や担当者端末50が扱う文書の記憶やOCR(=Optical Character Recognition)処理等を実行する業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bと、定型化された作業等に対応する処理ルーチンで規定されるRPAを実行するRPA端末40と、RPAを使用して業務を行う担当者が操作する担当者端末50を例示している。
本実施の形態における画像形成装置20は、コピー機、プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリ等の複数の機能を備える。このため、「複合機」とも呼ばれる。
本実施の形態における画像形成装置20は、コピー機、プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリ等の複数の機能を備える。このため、「複合機」とも呼ばれる。
図1の例では、ネットワーク10としてLAN(=Local Area Network)を想定する。LANは、有線でも無線でもよい。また、ネットワーク10Aとして、インターネットやクラウドネットワークを想定する。
なお、ネットワーク10及び10Aの一部は、4G、5G等の移動通信システムでもよいし、ブルートゥース(登録商標)でもよい。
なお、ネットワーク10及び10Aの一部は、4G、5G等の移動通信システムでもよいし、ブルートゥース(登録商標)でもよい。
図1では、画像形成装置20として、オフィス向けの製品を例示しているが、小規模オフィス用の小型の製品でもよい。
また、画像形成装置20が設置される場所に制約はない。予め定めた条件を満たせば、画像形成装置20は、コンビニエンスストア等に設置してもよい。換言すると、画像形成装置20は、いわゆるキオスク端末でもよい。
また、画像形成装置20が設置される場所に制約はない。予め定めた条件を満たせば、画像形成装置20は、コンビニエンスストア等に設置してもよい。換言すると、画像形成装置20は、いわゆるキオスク端末でもよい。
業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bは、例えば業務上の文書の保管、画像形成装置20からアップロードされた画像イメージのOCR処理、OCR処理後の画像イメージから抽出されたテキストデータのデータベースへの登録、登録された数値の計算、電子メールの送信その他を実行する。
これらの各処理の実行は、担当者の指示による場合とRPA端末40からの指示による場合がある。
これらの各処理の実行は、担当者の指示による場合とRPA端末40からの指示による場合がある。
本実施の形態では、文書として、例えば申込書、請求書、納品書、伝票等の帳票を想定する。
帳票の記入欄には、手書きで文字が記入されていてもよいし、印刷で文字が記入されていてもよい。手書きの帳票の場合、事前に印刷された枠内に手書きの文字が記入される。
なお、文書は、帳票等の会計又は経理上の文書に限らず、人事データや福利厚生に関するデータでもよい。
帳票の記入欄には、手書きで文字が記入されていてもよいし、印刷で文字が記入されていてもよい。手書きの帳票の場合、事前に印刷された枠内に手書きの文字が記入される。
なお、文書は、帳票等の会計又は経理上の文書に限らず、人事データや福利厚生に関するデータでもよい。
また、文書は、ファクス、電子メール、文書作成用のソフトウェアで作成された文書、表計算用のソフトウェアで作成された文書、プレゼンテーション用のソフトウェアで作成された文書、写真を含む静止画像、動画像でもよい。
また、業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bには、業務に関連する各種の情報を記憶するデータベースが記憶されていてもよい。データベースには、例えばOCR処理後の画像イメージから抽出されたテキストデータが登録される。
また、業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bには、業務に関連する各種の情報を記憶するデータベースが記憶されていてもよい。データベースには、例えばOCR処理後の画像イメージから抽出されたテキストデータが登録される。
なお、例示した文書は一例に過ぎず、その全てを業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bが扱う必要はない。また、業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bが、追加のデータを扱ってもよい。
画像イメージは、画像形成装置20から取り込まれる画像の他、スマートフォンやタブレットに設けられたカメラで撮像された画像でもよい。
画像イメージは、画像形成装置20から取り込まれる画像の他、スマートフォンやタブレットに設けられたカメラで撮像された画像でもよい。
RPA端末40は、業務サーバ30A及びクラウドサーバ30Bとの連携により、RPAが実行される端末である。図1に示すRPA端末40は複数台であり、各RPA端末40を「40-1」、「40-2」、…「40-N」と表記する。
RPA端末40は、いわゆるコンピュータであり、例えばサーバ、デスクトップ型のコンピュータ、ノート型のコンピュータを想定する。
RPA端末40は、いわゆるコンピュータであり、例えばサーバ、デスクトップ型のコンピュータ、ノート型のコンピュータを想定する。
RPA端末40は、プログラム(以下「実行ルーチン」という)の実行を通じ、作業の代行を実現する。
例えばRPA端末40は、文書の仕分けや特定の情報の抽出とテーブルへの登録の代行を実現する。
また例えばRPA端末40は、担当者端末50の設定やアプリケーションプログラムのインストール、ウェブサイトの検索や情報の収集、ウェブサイトの更新、画像形成装置20を用いた印刷の実行、データの分析、加工、配布その他を実現する。
例えばRPA端末40は、文書の仕分けや特定の情報の抽出とテーブルへの登録の代行を実現する。
また例えばRPA端末40は、担当者端末50の設定やアプリケーションプログラムのインストール、ウェブサイトの検索や情報の収集、ウェブサイトの更新、画像形成装置20を用いた印刷の実行、データの分析、加工、配布その他を実現する。
複数台のRPA端末40を使用する場合、各RPA端末40は同じ実行ルーチンを実行してもよいし、それぞれが異なる実行ルーチンを実行してもよい。
また、1台のRPA端末40は、1つの実行ルーチンを実行してもよいし、複数の実行ルーチンを実行してもよい。
実行ルーチンは、プログラム、シナリオ、スクリプト、マクロ等とも呼ばれる。
また、1台のRPA端末40は、1つの実行ルーチンを実行してもよいし、複数の実行ルーチンを実行してもよい。
実行ルーチンは、プログラム、シナリオ、スクリプト、マクロ等とも呼ばれる。
実行ルーチンを構成する構成要素は、その粒度により、サブルーチン、コマンド、パラメータ、リソース、API(=Application Programming Interface)とも呼ばれる。パラメータには、グローバルな変数とローカルな変数とが含まれる。なお、複数のRPAが連携して1つのRPAとして機能する場合もある。その意味において、RPAは、構成要素の一例でもある。
本実施の形態におけるRPA端末40は、情報処理装置の一例である。
本実施の形態におけるRPA端末40は、情報処理装置の一例である。
担当者端末50は、情報処理システム1を用いて業務を行う担当者やシステムを管理する担当者が操作するコンピュータである。担当者端末50は、例えばデスクトップ型のコンピュータやノート型のコンピュータである。
もっとも、担当者端末50としてスマートフォンやタブレット型のコンピュータの使用を排除しない。また、担当者端末50は、ウェアラブル型のコンピュータでもよい。
図1に示す担当者端末50は複数台であり、各担当者端末50を「50-1」、「50-2」、…「50-M」と表記する。
もっとも、担当者端末50としてスマートフォンやタブレット型のコンピュータの使用を排除しない。また、担当者端末50は、ウェアラブル型のコンピュータでもよい。
図1に示す担当者端末50は複数台であり、各担当者端末50を「50-1」、「50-2」、…「50-M」と表記する。
<RPA端末の構成>
図2は、実施の形態1で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。
図2に示すRPA端末40は、データ処理部400と、ハードディスクドライブ(すなわち「HDD」)410と、通信モジュール420とを有している。
ここでの通信モジュール420には、ネットワーク10及び10Aとの通信に使用するプロトコルに準拠したデバイスが使用される。
図2は、実施の形態1で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。
図2に示すRPA端末40は、データ処理部400と、ハードディスクドライブ(すなわち「HDD」)410と、通信モジュール420とを有している。
ここでの通信モジュール420には、ネットワーク10及び10Aとの通信に使用するプロトコルに準拠したデバイスが使用される。
データ処理部400は、プロセッサ401と、ROM(=Read Only Memory)402と、RAM(=Random Access Memory)403とを有している。
ROM402とRAM403は、いずれも半導体メモリである。ROM402には、BIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されている。RAM403は、プログラムの実行に使用される主記憶装置として用いられる。RAM403には、例えばDRAM(=Dynamic RAM)を使用する。
ROM402とRAM403は、いずれも半導体メモリである。ROM402には、BIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されている。RAM403は、プログラムの実行に使用される主記憶装置として用いられる。RAM403には、例えばDRAM(=Dynamic RAM)を使用する。
プロセッサ401は、例えばCPU(=Central Processing Unit)で構成される。プロセッサ401は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。
図2に示すプロセッサ401には、機能の一例として、RPA実行部401Aと、修正受付部401Bと、修正実行部401Cと、関連RPA抽出部401Dと、修正通知部401Eとを表している。
図2に示すプロセッサ401には、機能の一例として、RPA実行部401Aと、修正受付部401Bと、修正実行部401Cと、関連RPA抽出部401Dと、修正通知部401Eとを表している。
RPA実行部401Aは、実行ルーチン411の実行により実現される機能部である。
修正受付部401Bと、修正実行部401Cと、関連RPA抽出部401Dと、修正通知部401Eは、修正共有プログラム412の実行により実現される機能部である。
修正受付部401Bと、修正実行部401Cと、関連RPA抽出部401Dと、修正通知部401Eは、修正共有プログラム412の実行により実現される機能部である。
修正受付部401Bは、担当者等による実行ルーチン411の修正を受け付ける機能部である。修正受付部401Bは、修正の内容が反映された実行ルーチン(以下「新ファイル」という)を受け付ける他、現行の実行ルーチン(以下「旧ファイル」という)に対する修正の指示を受け付ける。
修正実行部401Cは、実行ルーチン411を旧ファイルから新ファイルに入れ替えることにより又は上書き保存することにより、実行ルーチン411を実行可能な状態にする機能部である。
関連RPA抽出部401Dは、構成情報データベース(以下「構成情報DB」という)413から、修正に関連するRPAを抽出する機能部である。
関連RPA抽出部401Dは、構成情報データベース(以下「構成情報DB」という)413から、修正に関連するRPAを抽出する機能部である。
修正通知部401Eは、抽出されたRPAが実行される他のRPA端末40又は関連する担当者に対し、関連する修正の発生を通知する機能部である。
本実施の形態における修正通知部401Eは、関連する修正の発生だけを通知し、修正の内容は通知しない。もっとも、修正の内容を通知してもよい。修正の発生の通知には、例えば修正の対象であるRPAの名称やRPAの識別に用いる識別子を含めてもよい。
本実施の形態における修正通知部401Eは、関連する修正の発生だけを通知し、修正の内容は通知しない。もっとも、修正の内容を通知してもよい。修正の発生の通知には、例えば修正の対象であるRPAの名称やRPAの識別に用いる識別子を含めてもよい。
ハードディスクドライブ410は、磁気ディスクを記録媒体とする補助記憶装置である。本実施の形態では、補助記憶装置としてハードディスクドライブ410を使用するが、不揮発性の書き換えが可能な半導体メモリを使用してもよい。
ハードディスクドライブ410には、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムがインストールされる。
ハードディスクドライブ410には、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムがインストールされる。
図2の場合、アプリケーションプログラムの一例として、実行ルーチン411と修正共有プログラム412が記憶されている。
この他、ハードディスクドライブ410には、情報処理システム1を構成する全てのRPA端末40の構成情報を集約した構成情報DB413が記憶されている。
構成情報DB413は、ネットワーク10及び10Aに接続されている全てのRPA端末40の間で共有される。
この他、ハードディスクドライブ410には、情報処理システム1を構成する全てのRPA端末40の構成情報を集約した構成情報DB413が記憶されている。
構成情報DB413は、ネットワーク10及び10Aに接続されている全てのRPA端末40の間で共有される。
構成情報に修正が生じた場合、修正が発生したRPA端末40(図1参照)から他の全てのRPA端末40に対し、修正後の構成情報が通知される。通知を受けた他のRPA端末40は、ハードディスクドライブ410に記憶されている構成情報DB413の構成情報を更新し、最新の状態を維持する。
もっとも、構成情報に修正が生じたRPA端末40が更新した構成情報DB413を、他のRPA端末40にブロードキャストすることにより、最新の情報の共有を維持してもよい。
もっとも、構成情報に修正が生じたRPA端末40が更新した構成情報DB413を、他のRPA端末40にブロードキャストすることにより、最新の情報の共有を維持してもよい。
図3は、構成情報DB413のデータ構造の一例を説明する図である。(A)はメインテーブルを示し、(B)は構成要素に関連するサブテーブルを示す。
図3(A)に示すメインテーブルは、「RPA名」、「ID」、「バージョン」情報、「連携するRPA」情報、「構成要素」、「通知先」、「関連文書」、「関連端末」により構成される。
図3(A)に示すメインテーブルは、「RPA名」、「ID」、「バージョン」情報、「連携するRPA」情報、「構成要素」、「通知先」、「関連文書」、「関連端末」により構成される。
「RPA名」は、RPAに付されている名称であり。図3(A)では、「RPA名」として、「住所管理」と「ダイレクトメール送信」が例示されている。
「ID」は、RPAの識別子であり、図3(A)では、「R001」と「R002」が例示されている。
「バージョン」情報は、バージョンの違いを表す情報であり、例えば「1.0」や「2.0」、「1.1」や「1.2」が記録される。バージョンは、修正が加えられるたびに更新される。
「ID」は、RPAの識別子であり、図3(A)では、「R001」と「R002」が例示されている。
「バージョン」情報は、バージョンの違いを表す情報であり、例えば「1.0」や「2.0」、「1.1」や「1.2」が記録される。バージョンは、修正が加えられるたびに更新される。
「連携するRPA」情報には、「RPA名」により特定されるRPAの前工程や後工程で使用されるRPAが存在する場合に記録される。
ここで、前工程とは、修正の対象であるRPAを呼び出す関係をいう。後工程とは、修正の対象であるRPAから呼び出す関係をいう。
なお、前工程と後工程は、既存の関係に限らず、システム内に新たに追加されるRPAにも適用される。すなわち、新たに追加されるRPAを呼び出すRPAと新たに追加されるRPAから呼び出すRPAも、ここでの前工程と後工程の関係に含まれる。
ここで、前工程とは、修正の対象であるRPAを呼び出す関係をいう。後工程とは、修正の対象であるRPAから呼び出す関係をいう。
なお、前工程と後工程は、既存の関係に限らず、システム内に新たに追加されるRPAにも適用される。すなわち、新たに追加されるRPAを呼び出すRPAと新たに追加されるRPAから呼び出すRPAも、ここでの前工程と後工程の関係に含まれる。
なお、前工程と後工程には、直前のRPAと直後のRPAに限らず、更に上流又は下流のRPAを含めてもよい。
「構成要素」は、RPAを構成する部品であり、プログラム、サブルーチン、コマンド、パラメータ、リソース、API等を含む。「構成要素」は、それぞれ視覚的なオブジェクトとして提供され、これらを画面上で順番に並べると実行ルーチンが生成される。
「構成要素」は、RPAを構成する部品であり、プログラム、サブルーチン、コマンド、パラメータ、リソース、API等を含む。「構成要素」は、それぞれ視覚的なオブジェクトとして提供され、これらを画面上で順番に並べると実行ルーチンが生成される。
「通知先」には、RPAの管理を担当する担当者やシステムの管理者等のメールアドレス等が記録される。図3(A)では、「Fujitaro@xxx.co.jp」が記録されている。
「関連文書」には、例えば修正の履歴や参照先のURL(=Uniform Resource Locator)が記録されている。なお、参照先はURLに限らず、オンプレミスのSNS(=Social Networking Service)やDNS(=Domain Name System)、CRM(=Customer Relationship Management)、オンプレミスのデータストレージ、パブリッククラウドデータストレージ等でもよい。
「関連文書」には、例えば修正の履歴や参照先のURL(=Uniform Resource Locator)が記録されている。なお、参照先はURLに限らず、オンプレミスのSNS(=Social Networking Service)やDNS(=Domain Name System)、CRM(=Customer Relationship Management)、オンプレミスのデータストレージ、パブリッククラウドデータストレージ等でもよい。
「関連端末」には、対応するRPAが実行されているRPA端末40を特定する情報が記録されている。RPA端末40を特定する情報には、例えば管理上の名称やネットワーク上のアドレスがある。例えば「住所管理」RPAが、RPA端末40-1とRPA端末40-2で実行される場合、各端末を特定する情報が記録される。
図3(B)に示すサブテーブルは、メインテーブルの要素である「構成要素」に紐付けられている。図3(B)に示すサブテーブルは、「構成要素名」、「ID」、「プログラム構成」、「属性値」、「特徴情報」で構成される。
「構成要素名」には、例えば「住所管理」用のRPAを構成する構成要素の名称が記載される。「住所管理」RPAを構成する構成要素が複数の場合、複数の構成要素名が列記される。
「構成要素名」には、例えば「住所管理」用のRPAを構成する構成要素の名称が記載される。「住所管理」RPAを構成する構成要素が複数の場合、複数の構成要素名が列記される。
「ID」は、構成要素の識別子である。RPAが複数の構成要素で構成される場合、構成要素毎に「ID」が付与される。
「プログラム構成」には、実行ルーチンを組み立てる際に使用した部品、部品の組み合わせパターン、標準的なテンプレート、共通ライブラリ、プログラムの名称等がある。
換言すると、「プログラム構成」は、実行ルーチンの具体的な材料に対応する。「プログラム構成」には、担当者が再利用を目的としてライブラリ化したモジュールも含まれる。
図3(B)では、「プログラム構成」として、「顧客会社DB参照」と、「HP記載住所抽出」と、「Excel登録」の3つを例示している。
「プログラム構成」には、実行ルーチンを組み立てる際に使用した部品、部品の組み合わせパターン、標準的なテンプレート、共通ライブラリ、プログラムの名称等がある。
換言すると、「プログラム構成」は、実行ルーチンの具体的な材料に対応する。「プログラム構成」には、担当者が再利用を目的としてライブラリ化したモジュールも含まれる。
図3(B)では、「プログラム構成」として、「顧客会社DB参照」と、「HP記載住所抽出」と、「Excel登録」の3つを例示している。
「属性値」は、実行ルーチンがアクセスするRPAの内外のリソースの属性情報であり、例えば参照先の名称、参照先のアドレス、ログイン情報、アクセスキー等がある。アクセスキーは、認証用の情報である。
図3(B)では、「顧客会社DBアドレス」と「郵便番号検索URL」の2つが記録されている。
図3(B)では、「顧客会社DBアドレス」と「郵便番号検索URL」の2つが記録されている。
「特徴情報」は、対象とするRPAの特徴に関する記載であり、RPAの属性情報や類似性の判定に使用される。
図3(B)では、「特徴情報」として、説明文、キーワード群、属性名と属性値の組(KV)等が例示されている。
因みに、キーワード群には、例えば名称、バージョン、タイムスタンプ、作成者、運用者がある。
図3(B)では、「特徴情報」として、「会社名でHPを検索して住所を抽出し、Excelにリスト化する」との説明文と、「地域:日本国内」の2つが記録されている。
図3(B)では、「特徴情報」として、説明文、キーワード群、属性名と属性値の組(KV)等が例示されている。
因みに、キーワード群には、例えば名称、バージョン、タイムスタンプ、作成者、運用者がある。
図3(B)では、「特徴情報」として、「会社名でHPを検索して住所を抽出し、Excelにリスト化する」との説明文と、「地域:日本国内」の2つが記録されている。
<処理動作1>
図4は、情報処理システム1を構成する複数のRPA端末40の1つに修正が指示される場合における他のRPA端末40への修正の影響を説明する図である。図4には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図4では、情報処理システム1のうちRPA端末40と担当者端末50を抜き出して表している。
図4は、情報処理システム1を構成する複数のRPA端末40の1つに修正が指示される場合における他のRPA端末40への修正の影響を説明する図である。図4には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図4では、情報処理システム1のうちRPA端末40と担当者端末50を抜き出して表している。
図4の場合、担当者が担当者端末50-1を操作してRPA端末40-1に修正を指示している。図4に示すRPA端末40-2は、RPA端末40-1に対する修正と関連性があるが、RPA端末40-3はRPA端末40-1に対する修正と関連性がない。
修正との関連性の有無は、例えば実行ルーチンとしての類似性、前工程や後工程としての連携の有無、バージョンやコピーの履歴が存在する時系列情報を用いて判定される。
修正との関連性の有無は、例えば実行ルーチンとしての類似性、前工程や後工程としての連携の有無、バージョンやコピーの履歴が存在する時系列情報を用いて判定される。
図5は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図5においては、ステップの意味で記号のSを使用する。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412(図2参照)の実行を通じて実現される。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412(図2参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ1)。
RPA端末40-1に対する修正の指示には、修正する箇所と修正の内容とを個別に指示する方法と、修正済みの実行ルーチン411(図2参照)をアップロードする方法とがある。
本実施の形態の場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。
RPA端末40-1に対する修正の指示には、修正する箇所と修正の内容とを個別に指示する方法と、修正済みの実行ルーチン411(図2参照)をアップロードする方法とがある。
本実施の形態の場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。
修正の実行は、例えば即座に実行する場合、夜間や休日等の業務時間外に実行する場合、受け付けた修正を蓄積し、週1回等の予め定めたタイミング実行する場合がある。いずれにしても、本実施の形態の場合、受け付けた修正は全て実行される。
次に、RPA端末40-1は、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する(ステップ3)。この判定は、関連RPA抽出部401D(図2参照)が実行する。図4の例であれば、RPA端末40-2が、関連性を有する他のRPAとして抽出される。
次に、RPA端末40-1は、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する(ステップ3)。この判定は、関連RPA抽出部401D(図2参照)が実行する。図4の例であれば、RPA端末40-2が、関連性を有する他のRPAとして抽出される。
図6は、ステップ3で実行される処理動作の詳細を説明するフローチャートである。
まず、RPA端末40-1は、修正の内容を抽出する(ステップ31)。修正の内容は、例えば新ファイルと旧ファイルの比較や修正履歴のページから取得される。
次に、RPA端末40-1は、構成情報DB413(図2参照)を使用し、修正の対象であるRPAが他のRPA端末40でも実行されているか否かを判定する(ステップ32)。
まず、RPA端末40-1は、修正の内容を抽出する(ステップ31)。修正の内容は、例えば新ファイルと旧ファイルの比較や修正履歴のページから取得される。
次に、RPA端末40-1は、構成情報DB413(図2参照)を使用し、修正の対象であるRPAが他のRPA端末40でも実行されているか否かを判定する(ステップ32)。
例えばRPA端末40-1は、構成情報DB413の「RPA名」の欄や「関連端末」の欄を参照し、修正の対象であるRPAと同じ名称のRPAが登録されている他のRPA端末40の有無を判定する。
ステップ32で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
一方、ステップ32で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、構成情報DB413を使用し、時系列の関係がある他のRPAがあるか否かを判定する(ステップ33)。時系列の関係には、例えばバージョン違い、複製の履歴がある。複製の履歴には、複製元となったRPAの情報や複製先となったRPAの情報が記録されている。
ステップ32で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
一方、ステップ32で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、構成情報DB413を使用し、時系列の関係がある他のRPAがあるか否かを判定する(ステップ33)。時系列の関係には、例えばバージョン違い、複製の履歴がある。複製の履歴には、複製元となったRPAの情報や複製先となったRPAの情報が記録されている。
ステップ33で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
ステップ33でも否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、構成情報DB413を使用し、連携するRPAの登録があるか否かを判定する(ステップ34)。連携の関係には、前工程と後工程の関係がある。
ステップ34で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
ステップ33でも否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、構成情報DB413を使用し、連携するRPAの登録があるか否かを判定する(ステップ34)。連携の関係には、前工程と後工程の関係がある。
ステップ34で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
ステップ34でも否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、構成情報DB413を使用し、修正された箇所と同じ又は類似する箇所を有する他のRPAを検索する(ステップ35)。
類似性の判定には、例えば「RPA名」の類似性、「特徴情報」に記録されている説明文、キーワード群、KVに含まれる単語の類似性を使用する。例えばURLが修正された場合、修正前のURLを有するRPAが「類似性あり」と判定される。
類似性の判定には、例えば「RPA名」の類似性、「特徴情報」に記録されている説明文、キーワード群、KVに含まれる単語の類似性を使用する。例えばURLが修正された場合、修正前のURLを有するRPAが「類似性あり」と判定される。
また、オブジェクト指向によりRPAを構成する部品が管理されている場合、「クラス」と呼ばれるオブジェクトのひな形又はテンプレートの利用により、「インスタンス」と呼ばれるRPA及び構成要素が生成される。オブジェクト指向のRPAの場合、インスタンスの生成に使用したクラスの種類や数との一致度を使用して類似性が判定される。
ステップ35で「類似性あり」が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4に進む。
一方、ステップ35で「類似性なし」が得られた場合、RPA端末40-1は、処理を終了する。
図5の説明に戻る。
一方、ステップ35で「類似性なし」が得られた場合、RPA端末40-1は、処理を終了する。
図5の説明に戻る。
ステップ3で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、関連する他のRPAの担当者に対し、関連する修正の発生を通知する(ステップ4)。本実施の形態の場合、関連する他のRPAの担当者にのみ修正の発生が通知される。換言すると、関連性がない修正の発生の通知を受けずに済む。このため、関連性の有無に関わらず、全ての修正の発生が他のRPAの担当者に通知される場合に比して、他のRPAの担当者の負担が軽減される。
本実施の形態の場合、担当者への通知は、構成情報DB413の「通知先」に記録されている情報が使用される。本実施の形態の場合、関連するRPAの名称や関連するRPAが登録されている他のRPA端末40の情報も通知される。
なお、ステップ3で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、そのまま処理を終了する。
図5の場合、ステップ3の判定は、ステップ2の実行後に行っているが、ステップ1によるRPAの修正の受け付けを条件として実行してもよい。前述したように、ステップ2における修正の実行は、修正の受け付けと同時に実行されるとは限らないためである。
なお、ステップ3で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、そのまま処理を終了する。
図5の場合、ステップ3の判定は、ステップ2の実行後に行っているが、ステップ1によるRPAの修正の受け付けを条件として実行してもよい。前述したように、ステップ2における修正の実行は、修正の受け付けと同時に実行されるとは限らないためである。
もっとも、修正が待機される時間が長い場合、判定の実行後に構成情報DB413に修正があると、ステップ4の通知に漏れや誤りが生じる可能性がある。
このため、自端末における修正の待機中にステップ3の判定を実行し、関連する他のRPAの担当者に通知する場合には、自端末の修正の実行後に改めてステップ3の判定とステップ4の通知を実行してもよい。
このため、自端末における修正の待機中にステップ3の判定を実行し、関連する他のRPAの担当者に通知する場合には、自端末の修正の実行後に改めてステップ3の判定とステップ4の通知を実行してもよい。
本実施の形態の場合、他のRPA端末40のRPAの修正の適用は、通知を受けた担当者が決定する。
このステップ4の通知が存在することにより、修正されたRPAと同じ名称で管理している別の担当者に対しても、修正の必要性に気づかせることが可能になる。その結果、各担当者が同じタイミングで修正の必要性や修正の内容を検討することが可能になる。複数人の担当者が情報を共有して修正の内容を同時に検討することで、RPAの保守や開発の効率化が実現される。
このステップ4の通知が存在することにより、修正されたRPAと同じ名称で管理している別の担当者に対しても、修正の必要性に気づかせることが可能になる。その結果、各担当者が同じタイミングで修正の必要性や修正の内容を検討することが可能になる。複数人の担当者が情報を共有して修正の内容を同時に検討することで、RPAの保守や開発の効率化が実現される。
さらに、実行済みの修正の内容を、自身が担当するRPAにも適用することが可能になり、複数の担当者が個別に修正の内容を検討する等の重複した労力が削減される。特に、同じ目的で実行された修正の間で内容に差異が生じる可能性が低減される。
また、本実施の形態の場合、修正箇所の前工程や後工程等、修正の内容が影響する可能性があるRPAの担当者に対しても、別の実行ルーチンで実行された修正の影響を検討する機会を与えることが可能になる。すなわち、副作用が事象として現れる前に修正の内容を検討することが可能になる。
また、本実施の形態の場合、修正箇所の前工程や後工程等、修正の内容が影響する可能性があるRPAの担当者に対しても、別の実行ルーチンで実行された修正の影響を検討する機会を与えることが可能になる。すなわち、副作用が事象として現れる前に修正の内容を検討することが可能になる。
例えば修正されたRPAとの間でのデータのやり取りに使用される名や値等が変化した場合には、整合性の観点から自身が担当するRPAの修正が必要であることを気づかせることも可能になる。
例えばローカルな業務上の必要性から、現場の担当者が担当するRPAを修正することがある。
例えばローカルな業務上の必要性から、現場の担当者が担当するRPAを修正することがある。
この修正の内容が他のRPAとの連携時に使用される情報であった場合、修正された名や値等を使用する前工程や後工程のRPAでも修正が行われないと、RPAの実行が途中で停止する事象が発生する。
しかし、本実施の形態の場合には、前工程や後工程のRPAの担当者でも、他のRPAについて関連する可能性がある修正の発生が通知される。
しかし、本実施の形態の場合には、前工程や後工程のRPAの担当者でも、他のRPAについて関連する可能性がある修正の発生が通知される。
このため、他のRPAの修正と同時期に、他のRPAの担当者に修正の必要性を気づかせることが可能になる。
その結果、RPAの動作が途中で停止する事態の発生を未然に回避することが可能になる。
また、障害が発生した時点でも、修正を要する箇所の発見が容易になる。
その結果、RPAの動作が途中で停止する事態の発生を未然に回避することが可能になる。
また、障害が発生した時点でも、修正を要する箇所の発見が容易になる。
<処理動作2>
図7は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図7には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図7に示す処理動作は、ステップ2の実行後に判定処理が追加される点で、図5に示す処理動作と相違する。
図7は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図7には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図7に示す処理動作は、ステップ2の実行後に判定処理が追加される点で、図5に示す処理動作と相違する。
図7の場合、ステップ2の実行後に、RPA端末40-1は、指示が予め定めた条件を満たすか否かを判定する(ステップ101)。予め定めた条件には、例えば運用を開始してからの経過時間が予め定めた期間内であることがある。予め定めた期間には、例えば14日や30日を使用する。運用を開始した直後は手直しも多く、修正した内容が正しいとも限らない。また、頻繁な通知を他のRPAの担当者が望まない場合もある。もっとも、図5で説明したように、全ての修正を通知の対象としてもよい。
ステップ101で肯定結果を満たす場合、すなわち予め定めた条件を満たす場合、RPA端末40-1は、修正を通知する必要がないので、そのまま処理を終了する。
一方、ステップ101で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ3に進み、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する。以下の処理動作は、図5と同じであるので説明を省略する。
一方、ステップ101で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ3に進み、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する。以下の処理動作は、図5と同じであるので説明を省略する。
<処理動作3>
図8は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図8には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図8に示す処理動作は、ステップ3で肯定結果が得られた場合の動作が、前述した処理動作1(図5参照)の動作と相違する。
図8は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図8には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図8に示す処理動作は、ステップ3で肯定結果が得られた場合の動作が、前述した処理動作1(図5参照)の動作と相違する。
図8の場合、RPA端末40-1は、ステップ3で肯定結果が得られると、関連する他のRPAに関する情報を、ステップ1で受け付けた修正を指示した担当者に通知する(ステップ111)。
他のRPAに関する情報には、例えば他のRPAの数、他のRPAの名称、他のRPAの担当者、他のRPAの特徴がある。この通知により、修正を指示した担当者は、同種のRPAの共通化や統合化の必要性を判定することが可能になる。
なお、関連する他のRPAの修正は、通知を受けた担当者が自身で修正する場合と、他のRPAの担当者を通じて修正を実行する場合がある。
他のRPAに関する情報には、例えば他のRPAの数、他のRPAの名称、他のRPAの担当者、他のRPAの特徴がある。この通知により、修正を指示した担当者は、同種のRPAの共通化や統合化の必要性を判定することが可能になる。
なお、関連する他のRPAの修正は、通知を受けた担当者が自身で修正する場合と、他のRPAの担当者を通じて修正を実行する場合がある。
<実施の形態2>
<システムの全体構成>
実施の形態2も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
<システムの全体構成>
実施の形態2も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
<RPA端末の構成>
図9は、実施の形態2で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図9には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Aと、構成情報DB413が記憶されている。
図9は、実施の形態2で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図9には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Aと、構成情報DB413が記憶されている。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Aの実行により実現される機能に、修正応答部401Fが追加されている。他の構成は、実施の形態1と同じである。
本実施の形態で追加する修正応答部401Fは、他のRPA端末40からの修正の通知を受け付けた場合に、通知元である他のRPA端末40に応答の内容を送信する機能を提供する。
本実施の形態で追加する修正応答部401Fは、他のRPA端末40からの修正の通知を受け付けた場合に、通知元である他のRPA端末40に応答の内容を送信する機能を提供する。
<処理動作1>
図10は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図10には、図5との対応部分に対応する符号を付して示す。
図10の場合も、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ1)。
図10は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図10には、図5との対応部分に対応する符号を付して示す。
図10の場合も、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ1)。
次に、RPA端末40-1は、ステップ3を実行する。すなわち、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する前に、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する。
この判定において否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。
この判定において否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。
なお、ステップ3で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、ステップ4を実行する。すなわち、RPA端末40-1は、関連する他のRPAの担当者に対し、関連する修正の発生を通知する。
この後、修正を受け付けたRPA端末40-1は、通知先である他のRPAの担当者から合意を受信したか否かを判定する(ステップ121)。
ステップ121で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。一方、ステップ121で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行することなく処理を終了する。
この後、修正を受け付けたRPA端末40-1は、通知先である他のRPAの担当者から合意を受信したか否かを判定する(ステップ121)。
ステップ121で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。一方、ステップ121で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行することなく処理を終了する。
すなわち、本実施の形態の場合、修正を受け付けたRPA端末40-1であっても、全ての修正を実行するとは限らない。
修正が実行されるのは、関連する他のRPAが存在しない場合と関連する他のRPAの担当者から同意が得られた場合である。
そして、関連する他のRPAの担当者から同意が得られない場合には、受け付けた修正が実行されない。
修正が実行されるのは、関連する他のRPAが存在しない場合と関連する他のRPAの担当者から同意が得られた場合である。
そして、関連する他のRPAの担当者から同意が得られない場合には、受け付けた修正が実行されない。
本実施の形態の場合、他の担当者の合意を条件に修正が実行されるので、誤った内容の修正や整合性等が要求される内容の修正を未然に防ぐことが可能になる。
また、複数の担当者による修正の実行前に検討が加えられることで、より汎用性や網羅性を高めた修正や開発が可能になる。
また、複数の担当者による修正の実行前に検討が加えられることで、より汎用性や網羅性を高めた修正や開発が可能になる。
<処理動作2>
図11は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図11には、図10との対応部分に対応する符号を付して示す。
図11の場合も、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ1)。
図11は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の例を説明するフローチャートである。図11には、図10との対応部分に対応する符号を付して示す。
図11の場合も、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ1)。
次に、RPA端末40-1は、自端末が受け付けた修正と関連する他のRPAがあるか否かを判定する(ステップ3)。
ステップ3で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。他のRPAへの影響を考慮する必要がないためである。
一方、ステップ3で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、関連する他のRPAに関する情報を、ステップ1で受け付けた修正を指示した担当者に通知する(ステップ131)。
ステップ3で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。他のRPAへの影響を考慮する必要がないためである。
一方、ステップ3で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、関連する他のRPAに関する情報を、ステップ1で受け付けた修正を指示した担当者に通知する(ステップ131)。
このステップ131の内容は、実施の形態1におけるステップ111(図8参照)と同じである。本実施の形態の場合、指示した修正が実行される前に、関連する他のRPAに関する情報が通知される。すなわち、自身が指示した修正の影響を把握した上で、それでも修正を実行するかを判定する機会が与えられる。
この後、RPA端末40-1は、実行の最終指示を受け付けたか否かを判定する(ステップ132)。
この後、RPA端末40-1は、実行の最終指示を受け付けたか否かを判定する(ステップ132)。
ステップ132で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ2)。
ステップ132で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行せずに処理を終了する。
処理動作2の場合には、修正を指示した担当者に対し、指示した修正を実行するか否かを見直す機会が与えられる。この点が処理動作1(図10参照)との違いである。
この処理動作の場合、影響が大きい修正が実行される前に修正の実行を再考する機会が確保される。
ステップ132で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行せずに処理を終了する。
処理動作2の場合には、修正を指示した担当者に対し、指示した修正を実行するか否かを見直す機会が与えられる。この点が処理動作1(図10参照)との違いである。
この処理動作の場合、影響が大きい修正が実行される前に修正の実行を再考する機会が確保される。
<実施の形態3>
<システムの全体構成>
実施の形態3も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
<システムの全体構成>
実施の形態3も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
<RPA端末の構成>
図12は、実施の形態3で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図12には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Bと、構成情報DB413と、修正通知ログ414と、修正ログ415が記憶されている。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Bの実行により実現される機能に、通知管理部401Gが追加される。他の構成は、実施の形態1と同じである。
図12は、実施の形態3で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図12には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Bと、構成情報DB413と、修正通知ログ414と、修正ログ415が記憶されている。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Bの実行により実現される機能に、通知管理部401Gが追加される。他の構成は、実施の形態1と同じである。
修正通知ログ414は、修正通知部401Eによる修正の通知の履歴を記録するデータである。
修正ログ415は、実行された修正の内容を記録するデータである。
通知管理部401Gは、修正の通知先である他のRPAの担当者による修正への対応の状況を管理する機能を実現する。通知管理部401Gは、「通知時刻」からの経過の時間が予め定めた時間を経過しても「対応の履歴」が空欄の場合、通知先である他のRPAを野良ロボとみなし、アラームを出力する。アラームの出力先は、例えばシステムの管理者とする。「予め定めた時間」は予め定めた期間の一例である。なお、予め定めた期間は、予め定めた条件の一例である。
修正ログ415は、実行された修正の内容を記録するデータである。
通知管理部401Gは、修正の通知先である他のRPAの担当者による修正への対応の状況を管理する機能を実現する。通知管理部401Gは、「通知時刻」からの経過の時間が予め定めた時間を経過しても「対応の履歴」が空欄の場合、通知先である他のRPAを野良ロボとみなし、アラームを出力する。アラームの出力先は、例えばシステムの管理者とする。「予め定めた時間」は予め定めた期間の一例である。なお、予め定めた期間は、予め定めた条件の一例である。
また、通知管理部401Gは、修正の通知後に運用が開始される他のRPAであって、修正との関連性が認められた他のRPAの担当者への関連する修正の存在を通知する機能を実現する。換言すると、通知管理部401Gは、構成情報DB413(図2参照)に新たなRPAが登録された場合や既存のRPAの記録に変更が生じた場合に、修正ログ415との関連性を判定し、関連性が認められた場合、関連する修正の確認を求める通知を出力する。
図13は、修正通知ログ414と修正ログ415のデータ例を示す図である。(A)は修正通知ログ414のデータ例を示し、(B)は修正ログ415のデータ例を示す。
図13に示す修正通知ログ414は、「通知ID」、「通知時刻」、「修正箇所」、「内容」、「対応の履歴」により構成される。
「通知ID」は、通知を区別するための識別子であり、図13(A)では、「10001」が例示されている。なお、1つの修正に対して複数の通知先がある場合、各通知先への通知毎に通知IDが発行される。
図13に示す修正通知ログ414は、「通知ID」、「通知時刻」、「修正箇所」、「内容」、「対応の履歴」により構成される。
「通知ID」は、通知を区別するための識別子であり、図13(A)では、「10001」が例示されている。なお、1つの修正に対して複数の通知先がある場合、各通知先への通知毎に通知IDが発行される。
「通知時刻」は、他のRPAの担当者への通知の時刻を表す情報であり、通知ID毎に記録される。
「修正箇所」は、修正の箇所を表す情報である。
「内容」は、修正の内容を表す情報である。
「対応の履歴」は、通知後の他のRPAが修正されたか否かが記録される。他のRPAの対応は、構成情報DB413の更新により確認が可能である。修正が確認されない場合、空欄のままとなる。
「修正箇所」は、修正の箇所を表す情報である。
「内容」は、修正の内容を表す情報である。
「対応の履歴」は、通知後の他のRPAが修正されたか否かが記録される。他のRPAの対応は、構成情報DB413の更新により確認が可能である。修正が確認されない場合、空欄のままとなる。
図13に示す修正ログ415は、「修正ID」、「修正時刻」、「修正箇所」、「内容」により構成される。
「修正ID」は、修正を区別するための識別子であり、図13(B)では、「50001」が例示されている。
「修正時刻」は、修正が実行された時刻を表す情報であり、修正ID毎に記録される。
「修正箇所」は、修正の箇所を表す情報である。
「内容」は、修正の内容を表す情報である。
「修正ID」は、修正を区別するための識別子であり、図13(B)では、「50001」が例示されている。
「修正時刻」は、修正が実行された時刻を表す情報であり、修正ID毎に記録される。
「修正箇所」は、修正の箇所を表す情報である。
「内容」は、修正の内容を表す情報である。
<処理動作>
図14は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412B(図12参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、修正通知ログ414を参照し、修正の通知から予め定めた時間が経過したか否かを判定する(ステップ141)。
図14は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412B(図12参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、修正通知ログ414を参照し、修正の通知から予め定めた時間が経過したか否かを判定する(ステップ141)。
ステップ141で否定結果が得られている間、RPA端末40-1は、ステップ141の判定を繰り返す。なお、ステップ141の判定は、修正通知ログ414に記憶されている通知毎に判定される。
ステップ141で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、他のRPAに対応の履歴があるか否かを判定する(ステップ142)。ここで、対応の履歴があるとは、例えば同じ修正を実行する場合をいう。
ステップ141で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、他のRPAに対応の履歴があるか否かを判定する(ステップ142)。ここで、対応の履歴があるとは、例えば同じ修正を実行する場合をいう。
ステップ142で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、判定の対象である他のRPAは野良ロボでないと判定し、処理を終了する。
一方、ステップ142で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、担当者に未対応のRPAの情報を通知する(ステップ143)。未対応のRPAの情報には、例えばRPA名や担当者の情報も含まれる。この通知により、野良ロボを整理する機会が与えられる。
一方、ステップ142で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、担当者に未対応のRPAの情報を通知する(ステップ143)。未対応のRPAの情報には、例えばRPA名や担当者の情報も含まれる。この通知により、野良ロボを整理する機会が与えられる。
<実施の形態4>
本実施の形態では、ネットワーク10及び10Aに接続されている全てのRPA端末40の構成情報を集約した構成情報DB413(図2参照)を用いない。
<システムの全体構成>
実施の形態4も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、修正を受け付けたRPA端末40に、受け付けた修正を同じネットワーク上の他の全てのRPA端末にブロードキャストする機能が設けられる。
本実施の形態では、ネットワーク10及び10Aに接続されている全てのRPA端末40の構成情報を集約した構成情報DB413(図2参照)を用いない。
<システムの全体構成>
実施の形態4も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、修正を受け付けたRPA端末40に、受け付けた修正を同じネットワーク上の他の全てのRPA端末にブロードキャストする機能が設けられる。
<RPA端末の構成>
図15は、実施の形態5で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図15には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図15に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Cと、自端末構成情報416が記憶されている。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Cの実行により実現される機能として修正ブロードキャスト部401Hと関連性判定部401Jが追加され、関連RPA抽出部401D(図2参照)が削除される。
図15は、実施の形態5で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図15には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
図15に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Cと、自端末構成情報416が記憶されている。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Cの実行により実現される機能として修正ブロードキャスト部401Hと関連性判定部401Jが追加され、関連RPA抽出部401D(図2参照)が削除される。
本実施の形態では、自端末構成情報416を使用する。自端末構成情報416は、自端末で動作するRPAの構成情報だけで構成される。換言すると、自端末構成情報416は、他のRPA端末40で動作するRPAの構成情報は含まない。
本実施の形態では、修正との関連性を、修正の内容のブロードキャストを受けた他のRPA端末40が判定するためである。
本実施の形態では、修正との関連性を、修正の内容のブロードキャストを受けた他のRPA端末40が判定するためである。
図16は、自端末構成情報416のデータ構造の一例を説明する図である。図16には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。
図16に示すデータは、「RPA名」、「ID」、「プログラム構成」、「属性値」、「特徴情報」により構成される。
「RPA名」は、RPAに付されている名称であり。図16では、「RPA名」として、「住所管理」が例示されている。
「ID」は、RPAの識別子であり、図16では、「R001」が例示されている。
図16に示すデータは、「RPA名」、「ID」、「プログラム構成」、「属性値」、「特徴情報」により構成される。
「RPA名」は、RPAに付されている名称であり。図16では、「RPA名」として、「住所管理」が例示されている。
「ID」は、RPAの識別子であり、図16では、「R001」が例示されている。
「プログラム構成」には、実行ルーチンを組み立てる際に使用した部品、部品の組み合わせパターン、標準的なテンプレート、共通ライブラリ、プログラムの名称等がある。
「属性値」は、実行ルーチンがアクセスするRPAの内外のリソースの属性情報であり、例えば参照先の名称、参照先のアドレス、ログイン情報、アクセスキー等がある。
「特徴情報」は、対象とするRPAの特徴に関する記載であり、RPAの属性情報や類似性の判定に使用される。
これらは、図3で示した構成情報DB413(図3参照)の項目と共通である。ただし、自端末構成情報416は、前述したように、各RPA端末40で実行中のRPAに関する構成情報だけで構成される。
「属性値」は、実行ルーチンがアクセスするRPAの内外のリソースの属性情報であり、例えば参照先の名称、参照先のアドレス、ログイン情報、アクセスキー等がある。
「特徴情報」は、対象とするRPAの特徴に関する記載であり、RPAの属性情報や類似性の判定に使用される。
これらは、図3で示した構成情報DB413(図3参照)の項目と共通である。ただし、自端末構成情報416は、前述したように、各RPA端末40で実行中のRPAに関する構成情報だけで構成される。
図15の説明に戻る。
修正ブロードキャスト部401Hは、自端末で動作するRPAの修正を受け付けた場合に、ブロードキャストアドレスを使用して、修正の内容を同じネットワーク上に存在する他のRPA端末40にブロードキャストする機能部である。すなわち、関連性の判定は、ブロード先に委ねられる。
修正ブロードキャスト部401Hは、自端末で動作するRPAの修正を受け付けた場合に、ブロードキャストアドレスを使用して、修正の内容を同じネットワーク上に存在する他のRPA端末40にブロードキャストする機能部である。すなわち、関連性の判定は、ブロード先に委ねられる。
関連性判定部401Jは、他のRPA端末40からブロードキャストを受けた修正の内容と自端末で動作するRPAとの関連性を判定する機能部である。
関連性の判定には、自端末構成情報416が用いられる。
関連性判定部401Jによる関連性の判定は、関連RPA抽出部401D(図2参照)と同様に実行される。具体的には、関連性判定部401Jは、自端末構成情報416に記録されている情報との照合により、通知を受けた修正の内容と自端末で動作するRPAとの関連性を判定する。
関連性の判定には、自端末構成情報416が用いられる。
関連性判定部401Jによる関連性の判定は、関連RPA抽出部401D(図2参照)と同様に実行される。具体的には、関連性判定部401Jは、自端末構成情報416に記録されている情報との照合により、通知を受けた修正の内容と自端末で動作するRPAとの関連性を判定する。
本実施の形態で使用する関連性判定部401Jは、自端末との関連性を認めた場合、該当するRPAの担当者に通知する機能を含んでいる。すなわち、本実施の形態の場合も、担当者の確認を経ることなしに、他のRPAの担当者が行った修正を適用することはない。もっとも、システムの管理者など、システム上の全てのRPAの保守等を管理する担当者からの通知の場合には、受信した修正の内容を自端末のRPAに適用してもよい。
<処理動作>
<ブロードキャスト側の処理動作1>
図17は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412C(図15参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ151)。RPA端末40-1に対する修正の指示には、修正する箇所と修正の内容とを個別に指示する方法と、修正済みの実行ルーチン411(図15参照)をアップロードする方法とがある。
<ブロードキャスト側の処理動作1>
図17は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412C(図15参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、RPAの修正を受け付ける(ステップ151)。RPA端末40-1に対する修正の指示には、修正する箇所と修正の内容とを個別に指示する方法と、修正済みの実行ルーチン411(図15参照)をアップロードする方法とがある。
次に、RPA端末40-1は、受け付けた修正を実行する(ステップ152)。本実施の形態の場合も、修正の実行は、例えば即座に実行する場合、夜間や休日等の業務時間外に実行する場合、受け付けた修正を蓄積し、週1回等の予め定めたタイミングに実行する場合がある。いずれにしても、本実施の形態の場合、受け付けた修正は全て実行される。
その後、RPA端末40-1は、修正の内容をブロードキャストする(ステップ153)。前述したように、ブロードキャストの宛先は、自端末を除く、システム上の全てのRPA端末40である。
以上で、修正を受け付けたRPA端末40の処理動作が完了する。
その後、RPA端末40-1は、修正の内容をブロードキャストする(ステップ153)。前述したように、ブロードキャストの宛先は、自端末を除く、システム上の全てのRPA端末40である。
以上で、修正を受け付けたRPA端末40の処理動作が完了する。
<ブロードキャスト側の処理動作2>
図18は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の一例を説明するフローチャートである。図18には、図17との対応部分に対応する符号を付して示している。
図18に示す処理動作は、ステップ151の実行後に判定処理が追加される点で、図17に示す処理動作と相違する。
図18は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の他の一例を説明するフローチャートである。図18には、図17との対応部分に対応する符号を付して示している。
図18に示す処理動作は、ステップ151の実行後に判定処理が追加される点で、図17に示す処理動作と相違する。
図18の場合、ステップ151の実行後に、プロセッサ401は、指示が予め定めた条件を満たすか否かを判定する(ステップ161)。予め定めた条件には、例えば運用を開始してからの経過時間が予め定めた期間内であることがある。予め定めた期間には、例えば14日や30日を使用する。運用を開始した直後は手直しも多く、修正した内容が正しいとも限らない。また、頻繁な通知を他のRPAの担当者が望まない場合もあるためである。
ステップ161で肯定結果を満たす場合、すなわち予め定めた条件を満たす場合、プロセッサ401は、修正の内容をブロードキャストすることなく、そのまま処理を終了する。
一方、ステップ161で否定結果が得られた場合、プロセッサ401は、ステップ152に進み、受け付けた修正を実行する(ステップ152)。
その後、RPA端末40-1は、修正の内容をブロードキャストする(ステップ153)。
以上で、修正を受け付けたRPA端末40-1の処理動作が完了する。
一方、ステップ161で否定結果が得られた場合、プロセッサ401は、ステップ152に進み、受け付けた修正を実行する(ステップ152)。
その後、RPA端末40-1は、修正の内容をブロードキャストする(ステップ153)。
以上で、修正を受け付けたRPA端末40-1の処理動作が完了する。
<ブロードキャストを受ける側の処理動作>
図19は、修正を受け付けたRPA端末40-2及び40-3(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412C(図15参照)の実行を通じて実現される。以下では、RPA端末40-2(図4参照)の動作として説明する。
まず、RPA端末40-2は、他のRPA端末40-1(図4参照)から修正の内容を受け付ける(ステップ171)。
修正の内容を受け付けたRPA端末40-2は、通知を受けた修正の内容が、自端末で動作するRPAと関連するか否かを判定する(ステップ172)。
図19は、修正を受け付けたRPA端末40-2及び40-3(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412C(図15参照)の実行を通じて実現される。以下では、RPA端末40-2(図4参照)の動作として説明する。
まず、RPA端末40-2は、他のRPA端末40-1(図4参照)から修正の内容を受け付ける(ステップ171)。
修正の内容を受け付けたRPA端末40-2は、通知を受けた修正の内容が、自端末で動作するRPAと関連するか否かを判定する(ステップ172)。
修正の内容に関連するRPAが見つからない場合、RPA端末40-2は、ステップ172で否定結果を得て、そのまま処理を終了する。
一方、修正の内容に関連するRPAが見つかった場合、RPA端末40-2は、ステップ172で肯定結果を得て、関連するRPAの担当者に修正の内容を通知する(ステップ173)。この通知により、他のRPAの担当者は、自身が担当するRPAに関連する可能性がある修正の発生に気づくことが可能になる。
本実施の形態の場合、通知を受けた担当者は、修正の内容に「合意する」、「合意しない」、「放置する」等の対応をとる。
一方、修正の内容に関連するRPAが見つかった場合、RPA端末40-2は、ステップ172で肯定結果を得て、関連するRPAの担当者に修正の内容を通知する(ステップ173)。この通知により、他のRPAの担当者は、自身が担当するRPAに関連する可能性がある修正の発生に気づくことが可能になる。
本実施の形態の場合、通知を受けた担当者は、修正の内容に「合意する」、「合意しない」、「放置する」等の対応をとる。
続いて、RPA端末40-2は、担当者から合意を受け付けたか否かを判定する(ステップ174)。
ステップ174で否定結果が得られた場合、RPA端末40-2は、通知を受けた修正を適用することなく処理を終了する。
一方、ステップ174で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-2は、通知を受けた修正を実行する(ステップ175)。この修正の実行により、RPA端末40-1側のRPAとRPA端末40-2側のRPAとの整合性が保たれることになる。
ステップ174で否定結果が得られた場合、RPA端末40-2は、通知を受けた修正を適用することなく処理を終了する。
一方、ステップ174で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-2は、通知を受けた修正を実行する(ステップ175)。この修正の実行により、RPA端末40-1側のRPAとRPA端末40-2側のRPAとの整合性が保たれることになる。
なお、ステップ174の判定の結果は、修正の内容をブロードキャストしたRPA端末40-1に送信されてもよい。
例えばこの送信は、実施の形態2で説明したように、RPA端末40-1における処理の実行の可否の判定に使用される。
本実施の形態の場合、各RPA端末40が記憶する構成情報は、自端末で動作中のRPAに限定されるので、他のRPAについての修正との関連性を判定する場合にも、処理上の負荷が小さく済む。
例えばこの送信は、実施の形態2で説明したように、RPA端末40-1における処理の実行の可否の判定に使用される。
本実施の形態の場合、各RPA端末40が記憶する構成情報は、自端末で動作中のRPAに限定されるので、他のRPAについての修正との関連性を判定する場合にも、処理上の負荷が小さく済む。
<実施の形態5>
本実施の形態では、ブロードキャスト後も未対応のRPAの通知やブロードキャストの後で関連するRPAが登録される場合への対応するための技術について説明する。
本実施の形態では、ブロードキャスト後も未対応のRPAの通知やブロードキャストの後で関連するRPAが登録される場合への対応するための技術について説明する。
<システムの全体構成>
実施の形態5も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
実施の形態5も、実施の形態1と同じ情報処理システム1(図1参照)を使用する。
本実施の形態の場合、RPA端末40に機能が追加される。
<RPA端末の構成>
図20は、実施の形態5で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図20には、図15と図12との対応部分に対応する符号を付して示している。
図20に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Dと、修正ログ415と、自端末構成情報416と、ブロードキャストログ417が記憶される。このうち、ブロードキャストログ417は、図12の修正通知ログ414が対応する。
図20は、実施の形態5で使用するRPA端末40のハードウェア構成の一例を説明する図である。図20には、図15と図12との対応部分に対応する符号を付して示している。
図20に示すRPA端末40の場合、ハードディスクドライブ410には、実行ルーチン411と、修正共有プログラム412Dと、修正ログ415と、自端末構成情報416と、ブロードキャストログ417が記憶される。このうち、ブロードキャストログ417は、図12の修正通知ログ414が対応する。
また、プロセッサ401による修正共有プログラム412Dの実行により実現される機能として、修正受付部401B、修正実行部401C、修正ブロードキャスト部401H、関連性判定部401J、通知管理部401Kが実行される。換言すると、図15に示す機能に、通知管理部401Kが追加される。
なお、通知管理部401Kは、通知管理部401G(図12参照)に対応する。もっとも、本実施の形態における通知管理部401Kは、ブロードキャスト後における他のRPAの担当者による修正への対応の状況を管理する。
また、通知管理部401Kは、「通知時刻」からの経過の時間が予め定めた時間を経過しても「対応の履歴」が空欄の場合、対応が確認されない他のRPAを野良ロボとみなし、アラームを出力する。アラームの出力先は、例えばシステムの管理者である。
また、通知管理部401Kは、「通知時刻」からの経過の時間が予め定めた時間を経過しても「対応の履歴」が空欄の場合、対応が確認されない他のRPAを野良ロボとみなし、アラームを出力する。アラームの出力先は、例えばシステムの管理者である。
<処理動作>
図21は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412D(図20参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、ブロードキャストログ417を参照し、修正をブロードキャストしてから予め定めた時間が経過したか否かを判定する(ステップ181)。
図21は、修正を受け付けたRPA端末40-1(図4参照)で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。
以下の処理は、プロセッサ401(図2参照)による修正共有プログラム412D(図20参照)の実行を通じて実現される。
まず、RPA端末40-1は、ブロードキャストログ417を参照し、修正をブロードキャストしてから予め定めた時間が経過したか否かを判定する(ステップ181)。
ステップ181で否定結果が得られている間、RPA端末40-1は、ステップ181の判定を繰り返す。なお、ステップ181の判定は、ブロードキャストログ417に記憶されているブロードキャスト毎に判定される。
ステップ181で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、他のRPAに対応の履歴があるか否かを判定する(ステップ182)。ここで、対応の履歴があるとは、例えば同じ修正を実行する場合をいう。
ステップ181で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、他のRPAに対応の履歴があるか否かを判定する(ステップ182)。ここで、対応の履歴があるとは、例えば同じ修正を実行する場合をいう。
ステップ182で肯定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、判定の対象である他のRPAは野良ロボでないと判定し、処理を終了する。
一方、ステップ182で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、担当者に未対応のRPAの情報を通知する(ステップ183)。未対応のRPAの情報には、例えばRPA名や担当者の情報も含まれる。この通知により、野良ロボの整理の機会が与えられる。
一方、ステップ182で否定結果が得られた場合、RPA端末40-1は、担当者に未対応のRPAの情報を通知する(ステップ183)。未対応のRPAの情報には、例えばRPA名や担当者の情報も含まれる。この通知により、野良ロボの整理の機会が与えられる。
<他の実施の形態>
(1)以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の修正又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(1)以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の修正又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(2)前述の実施の形態においては、RPAに対する修正を受け付けたRPA端末40又は他のRPA端末40からブロードキャストを受けた側のRPA端末40が、受け付けた修正の内容との関連性を自律的に判定しているが、ユーザが関連性を指示してもよい。
例えば専用のユーザインタフェースを用意してもよい。新たなRPAを開発する場合、専用のユーザインタフェースに予想される構成要素を検索キーとして入力すると、構成情報DB413(図2参照)を検索した結果が担当者に提示されるようにしてもよい。
例えば専用のユーザインタフェースを用意してもよい。新たなRPAを開発する場合、専用のユーザインタフェースに予想される構成要素を検索キーとして入力すると、構成情報DB413(図2参照)を検索した結果が担当者に提示されるようにしてもよい。
修正を指示する前に、関連性があるRPAの数等が分かれば、既に稼働しているRPAをひな形として利用することも可能になる。
また、稼働中のRPAに変更を加えたい場合にも、ほぼ同等の処理を有する他のRPAが事前に見つかった場合、他のRPAを稼働中のRPAに統合することにより、システム内から野良ロボが削減される。結果的に、信頼性の向上と保守コストの低減が実現される。
また、稼働中のRPAに変更を加えたい場合にも、ほぼ同等の処理を有する他のRPAが事前に見つかった場合、他のRPAを稼働中のRPAに統合することにより、システム内から野良ロボが削減される。結果的に、信頼性の向上と保守コストの低減が実現される。
(3)前述の実施の形態においては、RPAが実行されるRPA端末40において修正の内容との関連性を判定する機能を用意する場合について説明したが、関連性の判定を一括的に実行する管理用のサーバをネットワーク10やネットワーク10A上に配置してもよい。この場合、構成情報DB413(図2参照)もRPA端末40とは別の端末に記憶してもよい。
(4)前述の実施の形態1~3においては、修正を受け付けたRPA端末40が、関連性が認められた他のRPAの担当者に対して修正を通知しているが、他のRPAが実行される他のRPA端末40に修正を通知してもよい。その場合、修正の通知を受けた他のRPA端末40が、通知の対象である他のRPAの担当者に、関連する修正の発生を通知してもよい。ここでの他のRPA端末40は、関連する他のRPAの担当者と同じく、関連先の一例である。
(5)前述の実施の形態においては、最初に修正を行った担当者に対して、関連するRPAの数等を通知する場合について説明したが、関連するRPAを担当する担当者の人数を通知してもよいし、RPA端末40の台数を通知してもよい。
(6)前述した各実施の形態におけるプロセッサは、広義的な意味でのプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU等)の他、専用的なプロセッサ(例えばGPU(=Graphics Processing Unit)、ASIC(=Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(=Field Programmable Gate Array)、プログラム論理デバイス等)を含む。
また、前述した各実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサが単独で実行してもよいが、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して実行してもよい。また、プロセッサにおける各動作の実行の順序は、前述した各実施の形態に記載した順序のみに限定されるものでなく、個別に修正してもよい。
また、前述した各実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサが単独で実行してもよいが、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して実行してもよい。また、プロセッサにおける各動作の実行の順序は、前述した各実施の形態に記載した順序のみに限定されるものでなく、個別に修正してもよい。
1…情報処理システム、10、10A…ネットワーク、20…画像形成装置、30A…業務サーバ、30B…クラウドサーバ、40、40-1、40-2、40-3、40-N…RPA端末、50、50-1、50-2、50-M…担当者端末、401A…RPA実行部、401B…修正受付部、401C…修正実行部、401D…関連RPA抽出部、401E…修正通知部、401F…修正応答部、401G、401K…通知管理部、401H…修正ブロードキャスト部、401J…関連性判定部、411…実行ルーチン、412、412A、412B、412C、412D…修正共有プログラム、413…構成情報DB、414…修正通知ログ、415…修正ログ、416…自端末構成情報、417…ブロードキャストログ
Claims (21)
- コンピュータに、
RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出する機能と、
前記指示の検知を、抽出された前記他のRPAの関連先に通知する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記データベースに登録されている複数のRPAのうち、修正の対象とする前記RPAと、構成上の情報が類似するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記修正の対象と共通する構成上の要素を有するRPAを、前記他のRPAとして抽出する、
請求項2に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記修正の内容を、前記他のRPAの担当者に通知する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記他のRPAの担当者から同意が得られるまで、検知された指示に対応する前記修正の実行を停止する、
請求項4に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記他のRPAに関する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの数を通知する、
請求項6に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記他のRPAに関する情報として、当該RPAの特徴を通知する、
請求項6に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、
請求項9に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、
請求項11に記載のプログラム。 - コンピュータに、
RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出す機能と、
読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記修正の内容を外部から受信した場合において、当該修正の内容が自端末のRPAに関連するとき、自端末のRPAの担当者に、当該修正の内容を通知する、
請求項13に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記修正の内容の送信元に対し、前記修正の内容に対する前記担当者の同意を通知する、
請求項14に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記指示が予め定めた条件を満たす場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、
請求項13に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記指示が予め定めた期間に検知された場合、前記指示の検知を前記他のRPAの関連先に通知しない、
請求項16に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
関連先への通知の履歴と、前記他のRPAにおける対応の履歴とを管理する、
請求項13に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、
前記通知から予め定めた時間が経過した後も、対応が記録されない前記他のRPAを検出した場合、当該他のRPAを特定する情報を、前記修正を指示した担当者に通知する、
請求項18に記載のプログラム。 - プロセッサを有し、
前記プロセッサは、
RPAに対する修正の指示が検知された場合、修正に関連する他のRPAをデータベースから抽出し、
前記指示の検知を、抽出された前記他のRPAの関連先に通知する、
情報処理装置。 - プロセッサを有し、
前記プロセッサは、
RPAに対する修正の指示が検知された場合、データベースに登録されている他のRPAを読み出し、
読み出された前記他のRPAに紐付けられている端末に対し、前記修正の内容を通知する、
情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021012487A JP2022115738A (ja) | 2021-01-28 | 2021-01-28 | プログラム及び情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021012487A Pending JP2022115738A (ja) | 2021-01-28 | 2021-01-28 | プログラム及び情報処理装置 |
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