JP2022115599A - 検体容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検体を検査するための処理の作業性又は迅速性の向上を可能にする技術を提供する。【解決手段】筒の一端を閉塞して底部とし、他端を開口とする容器の内部空間に挿入されるスペーサが、前記容器の内部空間を仕切り、検体採取器具を収容する第一空間と、調製液を採取するための第二空間とを確定する第一仕切り部と、前記容器の前記開口側から前記底部側に向かう方向を前記検体採取器具の収容方向とし、前記収容方向と直交する面において前記第一空間を複数の区画に仕切る第二仕切り部とを備え、前記第一仕切り部及び第二仕切り部が、前記収容方向において前記内部空間の一部に位置し、当該第一仕切り部及び第二仕切り部が位置しない部分で前記第一空間の各区画と前記第二空間とを連通させる。【選択図】図3

Description

本発明は、検体容器に関する。
従来、プール検査を行う場合は、複数の検体を個々に採取・保存し、これら複数の検体を一つの容器に分取してプール検体を調製してから検査を行っていた(特許文献1)。
また、特許文献2では、特定の人から採取した複数の検体を一つの容器に保存しておき、一度に検査を行うための保存容器が提案されている。
特開2014-224749号公報 実用新案登録第3150826号公報 米国特許第10123785号公報 特表2002-544076号公報
複数の検体を個々に検体容器へ保存する場合、検体容器を夫々用意し、調製・保管等の作業を個別に行うことになり、作業性や迅速性の更なる向上が求められることがあった。例えば、急拡大する感染症について検査を行う場合、家族や、同僚、セグメント化されたグループなど、互いに濃厚接触者となる複数人から採取した検体を一度に検査することで、隔離すべき集団を迅速に特定できるようにすることが考えられる。
なお、複数の検体を綿棒のような採取器具で採取して一つの容器に収容する場合、検体容器の限られた空間内に複数の採取器具が存在することになるため、調製用の溶液の注入や、調製した溶液の採取などの処理を行う際に、採取器具が障害になることが考えられる。例えば、調製後溶液を自動分注機で採取する際、分注機のノズル先端(チップ)が採取器具に衝突して誤作動することや、ノズル先端が採取器具を釣り上げてしまうことによるコンタミネーションの発生などが考えられる。
そこで、本発明は、検体を検査するための処理の作業性又は迅速性の向上を可能にする技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る検体容器は、
筒状の部材であり、筒の一端を閉塞して底部とし、他端を開口とし、前記筒の内部空間に検体採取器具及び検体を調製する調製液を収容する容器本体と、
前記容器本体内に配置されるスペーサと、を備え、
前記スペーサが、
前記容器本体の前記内部空間を仕切り、前記検体採取器具を収容する第一空間と、前記調製液を採取するための第二空間とを確定する第一仕切り部と、
前記容器本体の前記開口側から前記底部側に向かう方向を前記検体採取器具の収容方向とし、前記収容方向と直交する面において前記第一空間を複数の区画に仕切る第二仕切り部と、を備え、
前記第一仕切り部及び第二仕切り部が、前記収容方向において前記内部空間の一部に位
置し、当該第一仕切り部及び第二仕切り部が位置しない部分で前記第一空間の各区画と前記第二空間とを連通させた。
前記検体容器は、前記収容方向と直交する面において、前記第一仕切り部が、前記内部空間の中央を前記第二空間として仕切り、その周囲を第一空間として仕切ってもよい。
前記検体容器は、前記第二仕切り部が、前記第二空間の周囲に存在する前記第一空間を周方向において前記複数の区画に仕切ってもよい。
上記課題を解決するため、本発明に係るプール検査方法は、
前記検査方法検体容器は、採取器具によって検査対象から検体を採取する工程と、
複数の前記検査対象から夫々前記検体を採取した複数の前記採取器具を前記検体容器に収容する工程と、
前記検体容器内で前記検体を所定の状態に調製する工程と、
前記検体を含む調製液を前記検体容器の前記第二空間から採取する工程と、
前記検体を含む前記調製液の検査を行う工程と、
を実行する。
上記課題を解決するため、本発明に係るスペーサは、
筒の一端を閉塞して底部とし、他端を開口とする容器の内部空間に挿入され、
前記容器の内部空間を仕切り、検体採取器具を収容する第一空間と、調製液を採取するための第二空間とを確定する第一仕切り部と、
前記容器の前記開口側から前記底部側に向かう方向を前記検体採取器具の収容方向とし、前記収容方向と直交する面において前記第一空間を複数の区画に仕切る第二仕切り部と、を備え、
前記第一仕切り部及び第二仕切り部が、前記収容方向において前記内部空間の一部に位置し、当該第一仕切り部及び第二仕切り部が位置しない部分で前記第一空間の各区画と前記第二空間とを連通させる。
前記スペーサは、前記収容方向と直交する面において、前記第一仕切り部が、前記内部空間の中央を前記第二空間として仕切り、その周囲を第一空間として仕切ってもよい。
前記スペーサは、前記第二仕切り部が、前記第二空間の周囲に存在する前記第一空間を周方向において前記複数の区画に仕切ってもよい。
本発明によれば、検体を検査するための処理の作業性又は迅速性の向上を可能にする技術を提供できる。
図1は、第一実施形態に係る検体容器の分解斜視図である。 図2は、検体容器の外観斜視図である。 図3は、検体容器の縦断面図である。 図4は、検体容器の上面図である。 図5は、検体容器の底面図である。 図6は、スペーサの平面図である。 図7は、スペーサの断面図である。 図8は、キャップの断面図である。 図9は、採取器具の説明図である。 図10Aは、検体容器1を用いたプール検査方法の手順を示す図である。 図10Bは、検体容器1を用いたプール検査方法の手順を示す図である。 図11は、変形例1に係る検体容器の断面図である。 図12は、変形例2に係るスペーサの例を示す図である。 図13は、変形例3に係るスペーサの例を示す図である。
〈第一実施形態〉
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態は本発明の一例であり、本発明の構成は以下の例には限られない。
図1は、第一実施形態に係る検体容器1の分解斜視図、図2は、検体容器1の外観斜視図、図3は、検体容器1の縦断面図、図4は、検体容器1の上面図、図5は、検体容器1の底面図である。
検体容器1は、容器本体10と、キャップ(蓋部)20と、スペーサ30とを有している。容器本体10は、筒状の部材であり、筒の一端を閉塞して底部11とし、他端を開口12とし、筒の内部空間13に検体採取器具及び当該検体を調製する調製液を収容する。
容器本体10は、ほぼ円筒状の周壁14の下端に底部11が設けられ、周壁14の上端側外周にキャップ20と螺合するネジ部15が設けられている。容器本体10は、検体採取器具を収容する内部空間13を持つ形状であれば、円筒状に限らず、角筒状や楕円筒状であってもよい。また、容器本体10は、上部から下部にかけて拡径又は縮径する形状であってもよい。
キャップ(蓋部)20は、容器本体10の開口12部分に取り付けられる。キャップ20は、円形の天板部21と、天板部21の周縁から垂設された周壁部22とを有している。キャップ20は、周壁部22の内側にネジ部23を有し、容器本体10の開口端に外嵌した際、ネジ部23が容器本体10のネジ部15と螺合する。
なお、キャップ20は、必須の要素ではなく、容器本体10を閉じることなく使用する場合や、容器本体10をプラスチックフィルム等で簡易的に閉じて用いる場合には、キャップ20を省略してもよい。
スペーサ30は、容器本体10の内部空間13内に挿入され、検体採取器具を収容するスペース(第一空間131)と調製用の溶液(調製液)を採取するためのスペース(第二空間132)を確保するための部材である。スペーサ30は、内部空間13内を第一空間131と第二空間132とに仕切る第一仕切り部31と、第一空間131を複数の区画13Aに仕切る第二仕切り部32とを備えている。
図6は、スペーサ30の平面図、図7は、スペーサ30の断面図である。スペーサ30は、上部の最外周に円筒状の外筒部34を有し、図6に示すように容器本体10の開口側から収容方向(Y軸方向)へ見た場合に、第一仕切り部31が、外筒部34と同心円状に設けられている。これにより第一仕切り部31が、収容方向と直交する面において、内部空間13の中央に配置され、内部空間13の中央を第二空間132として仕切り、その周囲を第一空間131として仕切る。
また、第二仕切り部32は、第一空間131の周囲に存在する第二空間132を周方向において複数の区画13Aに仕切っている。即ち、第二空間132は、複数の区画13A
から構成されている。
第一仕切り部31及び第二仕切り部32は、収容方向において内部空間13の一部に位置し、当該第一仕切り部31及び第二仕切り部32が位置しない部分で第一空間131と第二空間132の各区画13Aとを連通させている。
外筒部34は、容器本体10内に配置される下側外筒部341と、容器本体10外に配置される上側外筒部342とを有している。上側外筒部342は、下側外筒部341より外径が大きく、上側外筒部下端343と下側外筒部341の上端との境界に段差が形成されている。上側外筒部342は、容器本体10の周壁14と略同じ外径となっており、スペーサ30が容器本体10に取り付けられた際、上側外筒部342が容器本体10の周壁14を延長するように周壁14の上側に位置する。
スペーサ30の下側外筒部341より下側は、容器本体10内に嵌挿されるため、下側外筒部341の外径が、容器本体10の周壁14内径と略同じか僅かに大きく形成されている。このためスペーサ30が容器本体10内に挿入されると、下側外筒部341が容器本体10に対して締り嵌めされ、スペーサ30が容器本体10から容易に抜けないように固定される。なお、下側外筒部341の外径は、下端から上端にかけて拡径することにより、容器本体10により強固に固定することができる。
また、スペーサ30が容器本体10内に挿入されると、上側外筒部下端343が、容器本体10の上端に突き当たることで、収容方向におけるスペーサ30の位置が決められる。このとき、第一仕切り部31の下端及び第二仕切り部32の下端と容器本体10の底部11との間に所定の隙間が空くように設定され、この下側空間133で第一空間131の各区画13Aと第二空間132とが連通している。このように下側空間133で第一空間131と第二空間132とが連通しているので、例えば検体容器1内に調製液を注入し、振とうする等の調製を行った場合に、採取器具から各検体が調製液内に均等に分散するので、第二空間132から各検体を含む調製液を採取することができる。なお、本実施形態では、底部11が下向きに円錐状となっているため、調製時に検体容器1を振とうさせた際、調製液を検体容器内で回転させ効果的に各検体を分散させることができる。
図8は、キャップ20の断面図である。キャップ20の天板部21の内側面21Aには、周壁部22と同心円状に内周壁24が設けられている。キャップ20が容器本体10に取り付けられると、周壁部22と内周壁24との間にスペーサ30の上側外筒部342の上端が挿入され、ネジ部15,23の螺合によって上側外筒部342の上端が天板部21の内側面21Aに圧接することにより、容器本体10が密閉される。
図9は、採取器具40の説明図である。図9(A)に示すように、検体を採取する採取器具40は、所謂綿棒であり、軸部41と、軸部先端に設けられた綿球42とを有している。軸部41は、長軸方向において先端から所定の距離に、切込み等によって他の部分よりも脆弱にした脆弱部43を設けている。このため軸部41を折るように力をかけると、この脆弱部43を起点にして軸部41が破断する。これにより採取器具40が検体容器1内に収まる所定の長さに切り揃えられる。
例えば、採取器具40で検体を採取した後、図9(B)に示すように、先端を容器本体10の第一空間131内に挿入し、脆弱部43をスペーサ30の上端付近に位置させた状態で軸部41を挿入方向と直交する外側方向へ折り曲げる。これにより採取器具40先端が第一仕切り部31に当接し、軸部41の脆弱部43付近がスペーサ30の上端に当たり、脆弱部43に力がかかることで、採取器具40が脆弱部43の位置で破断し、採取器具40が所定の長さとなって検体容器1内に収容される。
なお、採取器具40の材質は、検体を採取するのに適したものであればよく、例えば、綿、パルプ、レーヨン等の化学繊維などが挙げられる。また、綿棒に限らず、匙やへら、ブラシ、サイトピック等、検体を採取できるものであればよい。また、採取器具40は、脆弱部43を設けた構成に限らず、先端から所定の距離に目印を付けておき、ハサミ等で、この目印の位置で切断して所定の長さとする構成であってもよい。
図10は、検体容器1を用いたプール検査方法の手順の一例を示す図である。工程Aでは、先ず、採取器具40で検査対象である被検者の粘膜を拭う或いは唾液を吸う等して、被検者の細胞や体液を検体として採取する。なお、検査対象は、例えば、ヒト又はヒト以外の動物などの生体である。また、検査対象は生体以外であってもよい。検体は特に限定されず、全血、血清、血漿、唾液、喀痰、鼻汁、咽頭や鼻腔、角結膜、子宮頚管部等のぬぐい液、涙液、尿、糞便、汗などの生体試料の他、食品、水、調理器具などの拭き取り検査用サンプル等が挙げられる。
工程Bでは、検体が付着した採取器具40を所定の長さとして検体容器1に収容する。この検体を採取する工程Aと検体を収容する工程Bとは、検体の必要数分繰り返す。本実施形態では、状態51に示すように、10個の採取器具40を第二空間132の周方向に並べて収容可能である。状態51は、容器本体10を上方から見た場合を示している。
工程Cでは、容器本体10に調製液を所定量注入し、容器本体10にキャップ20を取り付けて検体容器1を密閉する。調製液に有害な物質が含まれる場合、調製液は工程Bの後に注入することが好ましいが、そうでない場合、調製液は予め容器本体に充填していてもよく、工程Bの前または工程Dで容器本体に注入するようにしてもよい。なお、この検体容器1を密閉した状態で移送や保存等を行うようにすることもできる。
調製液としては、生理食塩水や各種緩衝液の他、塩酸グアニジン等のウイルス不活化液、VTMやUTM等のウイルス輸送液等が挙げられるが、検査に支障がないものであればよく、これに限定されるものではない。培養検査や遺伝子検査に用いる場合、容器や調製液は、滅菌処理されたもの、もしくはDNAやRNAフリーのものを用いることが好ましい。
工程Dでは、検体容器1を振とう・遠心分離する等、検体を調製液に懸濁または溶出させ、必要に応じて希釈を行う等して、検査に用いることができる状態に調製する。
工程Eでは、検体容器1を自動分注機61にセットし、クランプアーム62でキャップ20を把持してキャップ20を回転させ、キャップ20を容器本体10から取り外して容器本体10の上方から移動させる。
工程Fでは、自動分注機61が、ノズル63の先端に取り付けたチップ64を容器本体10の第二空間132内に挿入し、調製液をチップ64内に吸い出した後、チップ64を容器本体10から抜き、他の試験容器65へ検体を含む調製液を吐出する。このようにチップ64を容器本体10に対して自動で挿抜する場合でも本実施形態の検体容器1では、スペーサ30が第一空間131と第二空間132とを仕切っているため、採取器具40が第二空間132内に侵入することがなく、チップ64が採取器具40に衝突して誤作動を起こすことや、チップ64が採取器具40を吊り上げて容器外への暴露や他の試料へのコンタミネーション等を招くことがない。特に本実施形態では、状態51に示すように、採取器具40を一列に並べて収容しているため、前処理段階で激しく振とうさせたとしても採取器具40が乱雑に移動してしまうことがない。
工程Gでは、試験容器に分取したプール検体をPCR(Polymerase Chain Reaction)
検査などに用いる。なお、この検査は、既存の手法を用いることができるので、詳細な説明は省略する。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、複数の被検者から採取した複数の検体を採取器具とともに、一つの検体容器1に収容して、プール検査に用いることができるので、検査の迅速性を向上させることができる。また、複数の検体を一つの検体容器に収容するため、検査に要する費用を削減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、検体容器1のスペーサ30が、第一空間131と第二空間132とを仕切り、採取器具40が第二空間132内に侵入することを押させているため、プール検体を調製液と共に採取する際、採取を行うチップ64が採取器具40に衝突して誤作動を起こすことや、チップ64が採取器具40を吊り上げてしまう等の問題の発生を抑制でき、作業性を向上させることができる。
さらに、個々に検体を調製してからプール検体を調製する方法では、個々の検体は希釈されていたが、本実施形態によれば、各検体は希釈されないため感度低下を防ぐことができる。
<変形例1>
図11は、変形例1に係る検体容器1Aの断面図である。本変形例の検体容器1Aは、前述の実施形態における検体容器1と比べて、スペーサ30Aの外筒部34が短く、容器本体10に挿入され、フランジ344が容器本体10の上端に突き当たる構成となっている。これに伴い、キャップ20Aも高さ方向が短く形成されている。なお、この他の構成は前述の実施形態と同様であるため再度の説明は省略する。
本変形例1の検体容器1Aにおいても前述の実施形態と同様に、検査の迅速性又は作業性を向上させることができる。
また、本変形例1のようにスペーサ30の上部に上側外筒部342を持たない構成とすることや、前述の実施形態のように必要な長さの上側外筒部342を持つ構成とすることにより、容器上部の長さを自由に設定できる。これにより例えば、異なる長さの採取器具40を収容するように構成した場合でも、同じ容器本体10を採用することができる。
また、本変形例では、既存の容器本体10にスペーサ30を挿入して検体容器1Aを構成することにより、既存の自動分注機を用いて分注を行うことができる。
<変形例2>
図12は、変形例2に係るスペーサ30の例を示す図である。本変形例のスペーサ30は、前述の実施形態におけるスペーサ30と比べて第二仕切り部32の数が異なっている。なお、この他の構成は前述の実施形態と同様であるため再度の説明は省略する。
図12(A)では、第二仕切り部32が、第一空間131を二つに仕切り、図12(B)では、第二仕切り部32が、第一空間131を三つに仕切り、図12(C)では、第二仕切り部32が、第一空間131を八つに仕切った例を示している。第二仕切り部の数を少なくすると、大きな採取器具でも収容することができる。第二仕切り部の数を多くすると、小さな採取器具も乱雑にならずに収容することができる。本変形例のように第二仕切り部32の数を異ならせた場合でも前述の実施形態と同様に、検査の迅速性又は作業性を向上させることができる。
<変形例3>
図13は、変形例3に係るスペーサ30の例を示す図である。本変形例のスペーサ30は、前述の実施形態におけるスペーサ30と比べて第一仕切り部31と第二仕切り部32の位置が異なっている。なお、この他の構成は前述の実施形態と同様であるため再度の説明は省略する。
図13では、内部空間13の周辺部分において第一仕切り部31が第二空間132を仕切り、その他の部分を第二仕切り部32が複数の区画13Aに仕切っている。本変形例のように第一仕切り部31及びと第二仕切り部32の位置を異ならせた場合でも前述の実施形態と同様に、検査の迅速性又は作業性を向上させることができる。
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 :検体容器
1A :検体容器
10 :容器本体
11 :底部
12 :開口
13 :内部空間
20 :キャップ
31 :第一仕切り部
32 :第二仕切り部

Claims (7)

  1. 筒状の部材であり、筒の一端を閉塞して底部とし、他端を開口とし、前記筒の内部空間に検体採取器具及び検体を調製する調製液を収容する容器本体と、
    前記容器本体内に配置されるスペーサと、を備え、
    前記スペーサが、
    前記容器本体の前記内部空間を仕切り、前記検体採取器具を収容する第一空間と、前記調製液を採取するための第二空間とを確定する第一仕切り部と、
    前記容器本体の前記開口側から前記底部側に向かう方向を前記検体採取器具の収容方向とし、前記収容方向と直交する面において前記第一空間を複数の区画に仕切る第二仕切り部と、を備え、
    前記第一仕切り部及び第二仕切り部が、前記収容方向において前記内部空間の一部に位置し、当該第一仕切り部及び第二仕切り部が位置しない部分で前記第一空間の各区画と前記第二空間とを連通させた検体容器。
  2. 前記収容方向と直交する面において、前記第一仕切り部が、前記内部空間の中央を前記第二空間として仕切り、その周囲を第一空間として仕切る請求項1に記載の検体容器。
  3. 前記第二仕切り部が、前記第二空間の周囲に存在する前記第一空間を周方向において前記複数の区画に仕切る請求項2に記載の検体容器。
  4. 採取器具によって検査対象から検体を採取する工程と、
    複数の前記検査対象から夫々前記検体を採取した複数の前記採取器具を請求項1~3の何れか1項に記載の検体容器に収容する工程と、
    前記検体容器内で前記検体を所定の状態に調製する工程と、
    前記検体を含む前記調製液を前記検体容器の前記第二空間から採取する工程と、
    前記検体を含む前記調製液の検査を行う工程と、
    を実行するプール検査方法。
  5. 筒の一端を閉塞して底部とし、他端を開口とする容器の内部空間に挿入されるスペーサであって、
    前記容器の内部空間を仕切り、検体採取器具を収容する第一空間と、調製液を採取するための第二空間とを確定する第一仕切り部と、
    前記容器の前記開口側から前記底部側に向かう方向を前記検体採取器具の収容方向とし、前記収容方向と直交する面において前記第一空間を複数の区画に仕切る第二仕切り部と、を備え、
    前記第一仕切り部及び第二仕切り部が、前記収容方向において前記内部空間の一部に位置し、当該第一仕切り部及び第二仕切り部が位置しない部分で前記第一空間の各区画と前記第二空間とを連通させるスペーサ。
  6. 前記収容方向と直交する面において、前記第一仕切り部が、前記内部空間の中央を前記第二空間として仕切り、その周囲を第一空間として仕切る請求項5に記載のスペーサ。
  7. 前記第二仕切り部が、前記第二空間の周囲に存在する前記第一空間を周方向において前記複数の区画に仕切る請求項6に記載のスペーサ。
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