JP2022114285A - クランプ装置、制御装置、及び超音波診断システム - Google Patents

クランプ装置、制御装置、及び超音波診断システム Download PDF

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【課題】超音波プローブの落下などを防止してユーザの利便性を向上させる。【解決手段】実施形態のクランプ装置は、載置台と、クランプと、ホルダと、を備える。載置台は、タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置における前記タブレットを載置可能である。クランプは、前記載置台に取り付けられ、載置台を対象物に固定する。ホルダは、前記載置台に設けられ、超音波プローブを保持する。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、クランプ装置、制御装置、及び超音波診断システムに関する。
従来、超音波診断装置として、各種回路及びタッチパネルなどの表示部を備えるタブレットと、タブレットに接続された超音波プローブと、を備えるタブレット型超音波診断装置がある。また、タブレット型超音波診断装置を利用する際に、タブレットをポールなどに固定するためのクランプ装置がある。クランプ装置は、例えば、タブレットを載置する載置台と、載置台をポールなどに固定するためのクランプを備える。
クランプ装置によってタブレットを固定した場合、超音波プローブについては、クランプ装置で保持することなどができず、例えば、クランプ装置を取り付けた位置の近傍の机や荷台などに置くこととなる。タブレット型超音波診断装置を移動させるためのカートや台車なども知られている。これらのカートや台車では、超音波プローブを保持するホルダを有するものもある。しかし、従来のクランプ装置においては、超音波プローブを保持することができず、プローブの落下や故障の原因となることがあり、ユーザの利便性が問題となる。
特開2013-172777号公報 国際公開第2013/145826号 特表2015-515312号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題は、超音波プローブの落下などを防止してユーザの利便性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態のクランプ装置は、載置台と、クランプと、ホルダと、を備える。載置台は、タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置における前記タブレットを載置可能である。クランプは、前記載置台に取り付けられ、載置台を対象物に固定する。ホルダは、前記載置台に設けられ、超音波プローブを保持する。
第1の実施形態のクランプ装置の斜視図。 超音波診断システムMの斜視図。 処置室RM内の概要図。 第2の実施形態のクランプ装置2のアーム31を伸長させた斜視図。 第1設置台51を回転させる前の斜視図。 第1設置台51を回転させた後の斜視図。 第3の実施形態のクランプ装置を含む超音波診断システムMの斜視図。 蓋部70が閉鎖されたプローブホルダの斜視図。 蓋部70が開放されたプローブホルダの斜視図。 第5の実施形態の超音波診断システムMのブロック図。 制御部114により実行される処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、実施形態のクランプ装置、制御装置、及び超音波診断システムについて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態のクランプ装置1の斜視図である。図1に示すように、クランプ装置1は、例えば、載置台10と、クランプ20と、アーム30と、ホルダ部40と、を備える。載置台10の裏面側には、クランプ20及びアーム30が設けられている。載置台10の両側面には、ホルダ部40における2つの第1ホルダ41及び第2ホルダ42がそれぞれ設けられている。
図2は、超音波診断システムMの斜視図である。図2に示すように、超音波診断システムMは、例えば、クランプ装置1と、タブレット型超音波診断装置100と、を備える。タブレット型超音波診断装置100は、例えば、タブレット110と、2つの超音波プローブ120と、を備える。タブレット型超音波診断装置100は、超音波診断装置の一例である。
タブレット110の表面には、表示部112が設けられている。タブレット110と超音波プローブ120は、ケーブルCを介して電気的に接続される。タブレット110と超音波プローブ120は、いずれもクランプ装置1に収容されている。タブレット110の大きさはどのようなものでもよく、例えば、一般的なタブレット程度の大きさのものでもよいしやスマートフォン程度の大きさのものでもよい。超音波プローブ120には、超音波プローブ120を作動させるための電力を蓄える蓄電池が内蔵されている。
タブレット110は、例えば、直立した状態で載置台10に載置される。タブレット110は、他の状態で載置台10に載置されてもよい。タブレット型超音波診断装置100は、例えば、寝かした状態や傾けた状態で載置台10に載置されてもよい。タブレット110は、上方から載置台10に差し込まれるが、他の方向、例えば側方から差し込まれるようにしてもよい。
タブレット110には、表示部112のほか、送受信回路や処理回路などが含まれる。送受信回路は、超音波プローブ120に超音波を発振させるための回路である。制御回路は、超音波プローブ120が受信した反射波に基づく画像を生成したり、生成した画像を表示部112に表示させたり、その他の各種制御を実行したりする回路である。
表示部112は、例えばタッチパネルである。表示部112には、制御回路の制御に応じた画像、例えば超音波プローブ120が受信した反射波に基づく画像が表示される。表示部112は、画像を表示する出力部としての機能と、ユーザの操作に基づく情報を入力するための入力インターフェースとしての機能を有する。表示部112に入インターフェースとしての機能を発揮させるために、制御回路は、表示部112にGUI(Graphical User Interface)スイッチを表示させる。表示部112に表示されたGUIスイッチをユーザが操作することで、ユーザの指示が制御回路に送信される。
なお、本明細書において入力インターフェースは、タッチパネルのほか、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品でもよく、さらには、物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェースの例に含まれる。
図1に示すように、載置台10は、例えば、背面板11と、枠体12と、収容溝13と、突起部14と、を備える。図2に示すタブレット110は、収容溝13に収容されることで載置台10に載置される。背面板11は、板状の部材であり、載置台10の裏側に設けられている。背面板11の裏側にアーム30が固定されて接続されている。背面板11の表側に枠体12が設けられている。
枠体12は、背面板11と平行に上下方向に延びる前面を備える。枠体12の前面は、背面板11の左右端に沿って上下方向に延びる前面端板部12A,12Bと、背面板11の下端辺に沿って左右方向に延びる前面下板部12Cと、を備える。枠体12は、前面端板部12A,12Bの左右端辺及び前面下板部12Cの下端辺からそれぞれ背面板11の方向に延びる水平面に沿った端板部12D,12E及び底板部12Fを備える。
収容溝13は、背面板11と、枠体12の前面端板部12A,12B、前面下板部12C、端板部12D,12E、及び底板部12Fに囲まれる領域に設けられる。収容溝13には、例えば、タブレット110の下部が収容される。底板部12Fには、突起部14が設けられている。底板部12Fは、収容溝13の底部の一例である。
突起部14は、例えば左右方向に一定間隔をおいて配置された複数の突起部を備えている。これらの突起部が突起部14における凹部を形成し、突起部14の間における底板部12Fの部分が突起部14の凹部を形成する。突起部14が形成された底板部12Fは、凹凸部の一例である。タブレット型超音波診断装置100におけるタブレット110は、表示部112が前面端板部12A,12Bの間に配置されるようにして収容溝13に収容可能とされている。収容溝13に収容されるタブレット110の下面は、突起部14に当接する。このため、収容溝13の底面とタブレット110の下面との間に空間が形成される。
枠体12における前面端板部12A,12Bの幅は、例えば、タブレット110の外側枠の幅よりも狭いかタブレット110の外枠の幅よりやや広い幅とされている。枠体12における前面下板部12Cの幅(高さ)は、例えば、タブレット110の外下枠の幅(高さ)よりも狭いかタブレット110の外枠の幅(高さ)よりやや広い幅(高さ)とされている。このため、タブレット110は、表示部112が枠体12の前面端板部12A,12B及び前面下板部12Cによって隠されることなく、あるいは隠されるとしてもその面積を小さい範囲として収容溝13に収容される。
クランプ20は、載置台10に取り付けられ、載置台10を対象物、例えばポールなどに固定する。クランプ20は、例えば、クランパ21と、締付ネジ22と、を備える。クランパ21は、第1爪21A及び第2爪21Bの2つの爪を備える。第1爪21A及び第2爪21Bの間には、断面曲面状の空間が形成されている。クランプ20は、クランパ21における断面曲面状の空間にポールなどの対象物を挟み込み、ポールなどの対象物をクランプする。
図3は、処置室RM内の概要を示す図である。図3に示すように、処置室RM内には、例えば、寝台202、大型モニタ204、フレームカート206、キャビネット208などの機器や什器などが設置されている。クランプ装置1のクランプ20は、これらの機器や什器における部材、例えば、大型モニタ204に設けられたフレーム204Fやフレームカート206のフレーム206Fなどを対象物としてクランプし、これらの部材に載置台10を固定する。載置台10が対象物に固定されることにより、載置台10に収容されるタブレット型超音波診断装置100を含む超音波診断システムMが対象物に固定される。
ここでは、対象物は大型モニタ204のフレーム204Fであり、超音波診断システムMは、フレーム204Fに固定される。クランプ装置1は、対象物は、処置室RM内の他の部材でもよく、例えば、フレームカート206のフレーム206Fや点滴台の支柱などでもよい。対象物は、処置室RM以外の場所に設けられた部材、例えば、病室や救急車の中に設けられた部材でもよい。
締付ネジ22は、クランパ21を開放させたり、閉鎖させたりするための部材である。例えば、締付ネジ22を時計回りに回転させることにより、クランパ21は、第1爪21Aと第2爪21Bの先端同士を近づけて閉鎖する方向に移動させる。締付ネジ22を反時計回りに回転させることにより、クランパ21は、第1爪21Aと第2爪21Bの先端同士を遠ざけて開放する方向に移動させる。
アーム30は、載置台10とクランプ20の間に設けられている。アーム30は、クランプ20を載置台10の裏面に接続する。アーム30は、棒状をなす定形の部材である。このため、クランプ20は、載置第10に対して固定された状態となっている。アーム30は、定形でなくてもよい。アーム30は、例えば、多関節を有して延在方向が複数に代えられるフレキシブルアームでもよい。その他、アーム30の他の形態については、第2の実施形態等で改めて説明する。
ホルダ部40は、載置台10の右側に設けられた第1ホルダ41と、載置台10の左側に設けられた第2ホルダ42と、第1ホルダ41及び第2ホルダ42を設置する設置台43と、を備える。設置台43は、枠体12と一体的に設けられており、第1設置台43Rと第2設置台43Lを備えている。第1設置台43Rには第1収容穴44Rが設けられ、第2設置台43Lには第2収容穴44Lが設けられている。第1ホルダ41及び第2ホルダ42は、ホルダの一例である。
第1収容穴44Rには、第1ホルダ41が収容され、第2収容穴44Lには第2ホルダ42が収容されている。第1収容穴44Rの右側面及び第2収容穴44Lの左側面には、それぞれスリット44RS,44LSが設けられている。設置台43は、載置台10の枠体12とは別体として設けられていてもよい。
第1ホルダ41と第2ホルダ42は、左右対称とした共通する形態を有しているので、以下、第1ホルダ41及び第2ホルダ42の構造の説明にあたり、第1ホルダ41の構造を代表として説明する。第1ホルダ41は、超音波プローブを収容する収容部を有する収容カップ41Aを備えている。収容カップ41Aの側面(左側面)には、上下方向に延在するスリット41Bが形成されている。
収容カップ41Aの底部の中央位置には、超音波プローブ120に接続されるケーブルCが通過可能な大きさの開口が形成されている。さらに、収容カップ41Aの底部には、中央に形成された開口と、収容カップ41Aの側面に形成されたスリット41Bとを繋ぐ細長い開口が設けられている。細長い開口の幅は、超音波プローブ120に接続されるケーブルの径よりも長くされている。
収容カップ41Aの径は、例えば、超音波プローブ120におけるユーザが把持するボディよりも大きく、超音波を発振するヘッドの幅よりも小さくされている。収容カップ41Aの深さは、例えば、超音波プローブ120のボディの長さよりも短くされている。このため、収容カップ41Aに収容される超音波プローブ120は、例えば、ヘッド、ボディ、あるいはヘッドとボディの境目の首部などが収容カップ41Aの上部辺にもたれ掛かるようにして収容される。第1ホルダ41は、収容カップ41Aに超音波プローブ120を収容することにより、超音波プローブ120を保持する。
収容カップ41Aには、超音波プローブ120のボディまたはヘッドが嵌め込まれる嵌め込み溝が形成されていてもよい。ヘッドが嵌め込まれる嵌め込み溝が形成される場合には、ヘッドにおける超音波発振部が収容カップ41Aに触れないようにした形状の嵌め込み溝とするのがよい。また、収容カップ41Aに収容される超音波プローブ120は、ここで説明した超音波プローブ以外のものでもよい。この場合には、超音波プローブ120は、その大きさや形状に応じた形で収容カップ41Aに収容される。収容カップ41Aは、開口筒体の一例である。収容カップ41Aは、ホルダ部40の第1収容穴44Rから取り外し可能とされている。収容カップ41Aは、ホルダ部40に固定されていたり、ホルダ部40と一体的に構成されていたりしてもよい。
第1の実施形態のクランプ装置2は、例えば、タブレット型超音波診断装置100が取り付け可能であるが、設置されたクランプ装置2にタブレット型超音波診断装置100を取り付けて固定された状態でもよい。あるいは、クランプ装置2からタブレット型超音波診断装置100を取り外すようにしてもよい。また、クランプ装置2を搬送する場合に、クランプ装置2からタブレット型超音波診断装置100を取り外しておいてもよいし、取り付けた状態としておいてもよい。
また、ホルダ部40は、第1ホルダ41及び第2ホルダ42の2つのホルダを備えるが、ホルダは、どのような数でもよい。例えば、ホルダが1個のみ設けられてもよいし、3個以上設けられてもよい。また、第1ホルダ41及び第2ホルダ42載置台10の左右に配置されているが、ホルダが配置される位置は、載置台10のどのような位置でもよい。例えば、載置台10の一側、例えば右側に2つのホルダが設けられてもよい。さらに、ホルダは、載置台10における左右以外の位置、例えば、載置台10の正面中央部に設けられてもよいし、載置台10の裏側に設けられてもよい。
また、クランプ20は、向きが固定されているが、クランプ20は、上下左右などに向けて向きを変えられるようにしてもよい。クランプ20の向きが変えられることにより、例えば、鉛直方向に延在するポールや水平方向に延在するポールのいずれに対してもクランプ装置1を取り付けることができる。
また、クランプ20は、断面曲面状の空間を形成する第1爪21A及び第2爪21Bを備えるが、クランプの形状はどのような形状でもよい。例えば、角柱を保持しやすいように、平面を有する板状の爪を有するものでもよし、湾曲した爪と板上の爪を組み合わせてもよい。クランプの爪は、2つではなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。クランプとしては、形態の異なる爪を付け替えられるようにしてもよい。また、クランプ20は、爪を有する態様以外のものでもよく、例えば吸盤によって壁に取り付けられるものでもよい。また、タブレット型超音波診断装置100において、タブレット110と超音波プローブ120はケーブルCを介して有線で接続されているが、無線を介して接続されてもよい。
以上説明した第1の実施形態のクランプ装置1は、クランプ20によって例えば処置室に設けられるポールなどに取り付けられる。このため、処置室内などの種々の室内において、ユーザが見たい位置に取り付けることができる。さらに、タブレット110を保持するクランプ装置1には、枠体12に設けられたホルダ部40を備えている。超音波プローブ120は、ホルダ部40の第1ホルダ41及び第2ホルダ42にそれぞれ収容されている。このため、超音波プローブ120の落下などを防止してユーザの利便性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態のクランプ装置2は、第1実施形態のクランプ装置1と比較して、載置台10及びアーム30の構成が主に異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心として、第2の実施形態のクランプ装置2について説明する。
図4は、第2の実施形態のクランプ装置2を含む超音波診断システムMの斜視図である。図4に示すように、第2の実施形態のクランプ装置2は、第1の実施形態と同様に、載置台10とクランプ20の間にアーム31が設けられている。図1に示す第1の実施形態のアーム30は定形であるのに対して、第2の実施形態のアーム31は、伸縮可能となっている。
アーム31は、例えば、外ロッド32と、内ロッド33と、を備える。外ロッド32及び内ロッド33は、いずれも棒状の部材である。外ロッド32と内ロッド33は、伸縮構造を構成する。外ロッド32の軸方向に対して垂直に切った断面は中空の四角形である。内ロッド33の軸方向に対して垂直に切った断面は、外ロッド32における上記断面の内周と同一またはそれよりわずかに小さい四角形である。外ロッド32及び内ロッド33の軸方向に対して垂直に切った断面は、他の形状でもよいが、両者は同一形状であることが好適である。
外ロッド32及び内ロッド33は、同軸に配置されている。内ロッド33は、外ロッド32に対して、進退可能とされている。内ロッド33が外ロッド32内に進入することにより、アーム31は収縮する。内ロッド33が外ロッド32から退出することにより、アーム31は伸長する。アーム31の伸長長さは、第1設置台53及び第2設置台54のクランプ20と載置台10を結んだ方向の長さよりも長くされている。
アーム31が収縮することにより、載置台10とクランプ20の間の距離が短くなる。アーム31が伸長することにより、載置台10とクランプ20の間の距離が長くなる。外ロッド32に対する内ロッド33の進入長を調整することによって、アーム31の長さ及び載置台10とクランプ20の間の距離が調整される。
枠体12には、第1の実施形態と同様に超音波プローブ120を収容する第1ホルダ51及び第2ホルダ52が設置される。枠体12の右下部には、第1ホルダ51を設置する第1設置台53が取り付けられ、枠体12の左下部には、第2ホルダ52を設置する第2設置台54が取り付けられる。第1設置台53には第1収容穴55が設けられ、第2設置台54には第2収容穴56が設けられている。
第1設置台53及び第2設置台54は、いずれも鉛直軸周りに回転可能とされている。このため、第1設置台53及び第2設置台54に設置される第1ホルダ51及び第2ホルダ52は、載置台10に対して移動可能(回転可能)である。伸縮するアーム31は、設置台(ホルダ)が移動不能(回転不能)な載置台に設けられてもよい。
第1設置台53及び第2設置台54は、載置台10の表側及び裏側のいずれにも配置可能とされている。第1設置台53と第2設置台54とは左右対称とした共通する形態を有している。このため、第1設置台53及び第2設置台54の説明に代えて、第1設置台53について説明する。
図5Aは、第1設置台53を回転させる前の第1状態の斜視図である。図5Bは、第1設置台53を回転させた後の第2状態の斜視図である。枠体12における底板部12Fの右下面からは、下方に延びる回転軸57が設けられている。第1設置台53は、第1状態と第2状態との間で回転可能である。第1設置台53は、第1状態にあるときには枠体12の表側に配置され、第2状態にあるときに枠体12の裏側に配置される。
第1設置台53は、例えばユーザが手動で操作可能である。第1設置台53は、例えば、第1設置台53を回転させるためのアクチュエータ、例えばモータなどの駆動源に対して駆動機構を介して接続されており、制御装置などで駆動源を作動させることによって回転するものでもよい。
第1設置台53には、例えば図示しないストッパが設けられている。第1設置台53に対してストッパが作用しているときには、第1設置台53が回転軸57に対して固定されており、回転不能とされている。ストッパは、例えばユーザが手動で操作可能である。ストッパは、制御装置などによって制御可能となるようにしてもよい。
第2の実施形態のクランプ装置2は、上記第1の実施形態のクランプ装置1と同様の作用効果を有する。さらに、第2の実施形態のクランプ装置2は、第1設置台53及び第2設置台54が鉛直軸周りに回転可能とされている。このため、例えば超音波プローブ120を使用しないときに第1設置台53及び第2設置台54を載置台10の裏側に退避させておくことにより、超音波プローブ120を保護することができる。また、例えば、クランプ装置2を搬送する場合にも、第1設置台53及び第2設置台54を退避させて第1設置台53、第2設置台54、及び超音波プローブ120を保護することができる。
さらに、第2の実施形態のクランプ装置2において、アーム31は、伸縮可能とされている。このため、載置台10とクランプ20との間の距離を調整できるので、ユーザが作業しやすい状態にクランプ装置2の各部材を配置することができる。例えば、第1設置台53を第2状態として枠体12の裏側に退避させる場合に、載置台10とクランプ20の距離が近いと、第1設置台53及び第2設置台54を退避させるスペースの確保が難しくなることがある。このような場合に、例えばアーム31を伸長させることにより、第1設置台53及び第2設置台54を退避させるスペースを確保しやすくすることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態のクランプ装置3は、第1実施形態のクランプ装置1と比較して、ホルダ部60に第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62が設けられている点で主に異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心として、第3の実施形態のクランプ装置3について説明する。
図6は、第3の実施形態のクランプ装置3を含む超音波診断システムMの斜視図である。図6に示すように、第3の実施形態のクランプ装置3は、第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62が設けられたホルダ部60を備える。第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62は、それぞれホルダ部60における枠体の下側に吊り下げられる形で取り付けられている。第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62は、いずれも鉛直方向に延在し、下端部が上方に向けて折り返される。第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62の下端部に、超音波プローブ120から延び出すケーブルが引っ掛けられる。
第3の実施形態のクランプ装置は、上記第1の実施形態のクランプ装置1と同様の作用効果を有する。さらに、第3の実施形態のクランプ装置3は、第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62を備えている。このため、超音波プローブ120におけるケーブルの取り回しを向上させることができる。
また、ホルダ部60は、2本の第1ケーブルフック61及び第2ケーブルフック62を備える。このため、ホルダ部60に収容された2本の超音波プローブ120と同数のケーブルフックを備えることとなるので、各超音波プローブ120のケーブルをそれぞれ引っ掛けておくことができる。ホルダ部60に設けられるケーブルフックの数は、何本でもよい。例えば、ホルダ部60に収容可能となる超音波プローブ120の数より少なくてもよいし多くてもよい。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態のクランプ装置4は、第1実施形態のクランプ装置1と比較して、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に蓋部70が設けられている点で主に異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心として、第4の実施形態のクランプ装置4について説明する。
図7Aは、蓋部70が閉鎖されたプローブホルダの斜視図である。図7Bは、蓋部70が開放されたプローブホルダの斜視図である。第1設置台43Rには、開閉可能な蓋部70が設けられている。蓋部70は、アーチ状をなしており、第1ホルダ41に収容された超音波プローブ120の上方を覆って側方が開口する。蓋部70は、図示しないヒンジ機構を介して第1設置台43Rに取り付けられている。ヒンジ機構は、蓋部70の後端部に取り付けられている。
蓋部70は、図7Aに示すように、第1ホルダ41に収容される超音波プローブ120を覆う位置に設けられる。蓋部70には、図示しない開閉ロック機構が設けられている。蓋部70が閉鎖状態にあり、開閉ロック機構が作動しているときには、超音波プローブ120は、第1ホルダ41からの取り外しができず、超音波プローブ120の取出が抑制される。
蓋部70は、ヒンジ機構によって、図7Bに示すように開放される。蓋部70が開放されることにより、超音波プローブ120は、第1ホルダ41からの取り外しができるようになる。第2ホルダ42にも、第1ホルダ41に設けられた蓋部70と同様の蓋部70が設けられている。
第4の実施形態のクランプ装置4は、上記第1の実施形態のクランプ装置1と同様の作用効果を有する。さらに、第4の実施形態のクランプ装置4は、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に蓋部70が設けられている。このため、例えば、クランプ装置4を救急車や点滴台などで使用する場合に、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容された超音波プローブ120が周辺部とぶつかることが想定される。この点、蓋部70が設けられていることにより、超音波プローブ120が周辺物にぶつかって故障することなどを防止することができる。
第4の実施形態において、蓋部70は、ヒンジ機構を用いて開閉されるが、蓋部は、どのような態様で開閉されてもよい。例えば、上下動することで開閉する蓋部でもよい。また、蓋部70は、アーチ状をなして、側方が開口するが他の形態でもよい。例えば、蓋部70は、ドーム状をなし、超音波プローブ120の全体を覆うようにしてもよい。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態のクランプ装置5は、第4の実施形態のクランプ装置4と同様の蓋部70と、蓋部70を閉鎖状態にロックする開閉ロック機構72を備える点で、上記の第1の実施形態のクランプ装置1と主に異なる。また、第5の実施形態の超音波診断システムMでは、タブレット型超音波診断装置100において、蓋部70の開閉を制御する点で、上記の第1の実施形態の超音波診断システムMと異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心として、第5の実施形態の超音波診断システムMについて説明する。
図8は、第5の実施形態の超音波診断システムMのブロック図である。クランプ装置5は、上記第1の実施形態で説明した要素とともに、開閉ロック機構72と、充電センサ302と、温度センサ304と、重量センサ306と、を備える。開閉ロック機構72は、蓋部70に取り付けられている。開閉ロック機構72は、例えば、蓋部70の開閉させるためのアクチュエータ、例えばモータと、蓋部70が開放不能となって閉鎖状態を維持するように蓋部70をロックするロック機構を備える。
充電センサ302、温度センサ304、及び重量センサ306は、いずれもタブレット110に電気的に接続されている。充電センサ302は、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容された超音波プローブ120に内蔵された蓄電池における充電状態、例えば充電残量(以下「プローブ充電量」という)を検出する。充電センサ302は、検出したプローブ充電量に応じた充電情報をタブレット110に送信する。クランプ装置5は、超音波プローブ120に設けられた蓄電池に充電する充電部を有していてもよい。さらに、クランプ装置5は、超音波プローブ120に設けられた蓄電池を冷却する冷却部を有していてもよい。
温度センサ304は、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容されている超音波プローブ120の温度(以下「プローブ温度」という)を検出する。温度センサ304は、検出したプローブ温度に応じた温度情報をタブレット110に送信する。重量センサ306は、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に掛かる重量を検出して、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容されている収容物の重量を検出する。重量センサ306は、検出した重量に応じた重量情報をタブレット110に送信する。
タブレット型超音波診断装置100は、タブレット110及び2つの超音波プローブ120のほか、セレクタ180を備える。セレクタ180には、2つの超音波プローブ120が接続されている。セレクタ180は、タブレット110に接続された2つの超音波プローブ120のうち、使用される超音波プローブ120を選択する。セレクタ180は、選択した超音波プローブ120とタブレット110との間における情報のやりとりを仲介する。
タブレット110は、表示部112のほか、制御部114を備える。制御部114は、例えば、送受信回路140と、処理回路150と、を備える。送受信回路140は、例えば、超音波プローブ120に超音波を送信させる駆動回路等を含む。送受信回路140は、処理回路150により送信される送受信条件に応じて、ケーブルを介して超音波プローブ120に駆動信号を出力する。送受信回路140は、超音波プローブ120により出力される反射波情報を取得する。送受信回路140は、取得した反射波情報をデジタル信号に変換して処理回路150に出力する。
処理回路150は、例えば、受付機能152と、判定機能154と、開閉制御機能156と、を備える。処理回路150は、例えば、ハードウェアプロセッサが記憶装置(記憶回路)に記憶されたプログラムを実行することにより、これらの機能を実現するものである。
ハードウェアプロセッサとは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit; ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device; SPLD)または複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device; CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array; FPGA))などの回路(circuitry)を意味する。記憶装置にプログラムを記憶させる代わりに、ハードウェアプロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、ハードウェアプロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。ハードウェアプロセッサは、単一の回路として構成されるものに限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのハードウェアプロセッサとして構成され、各機能を実現するようにしてもよい。また、複数の構成要素を1つのハードウェアプロセッサに統合して各機能を実現するようにしてもよい。
処理回路150は、上記の機能のほか、超音波プローブ120に超音波を送信させる送受信条件を生成する生成機能や、送受信回路140により送信される反射波情報に基づく超音波画像を生成する生成機能などの他の機能も有する。ここでは、これらの他の機能の説明は省略する。
受付機能152は、GUIスイッチを表示部112に表示させる。表示部112に表示されるGUIスイッチとしては、例えば、使用開始スイッチ112Aと、強制開放スイッチ112Bと、が含まれる。使用開始スイッチ112Aは、ユーザが超音波診断システムMの使用を開始する際に操作されるスイッチである。
強制開放スイッチ112Bは、開閉ロック機構72によってロックされた蓋部70を開放させるためのスイッチである。タブレット110は、表示部112に表示された使用開始スイッチ112Aが操作された場合に、使用開始指令を制御部114に送信する。タブレット110は、表示部112に表示された強制開放スイッチ112Bが操作された場合に、強制開放指令を制御部114に送信する。送受信回路140は、タブレット110により送信された使用開始指令及び強制開放指令を処理回路150に出力する。
受付機能152は、タブレット110により使用開始指令を出力された場合に、使用開始指令を判定機能154に出力する。受付機能152は、タブレット110により強制開放指令を出力された場合に、強制開放指令を判定機能154に出力する。受付機能152は、受付部の一例である。強制開放指令は、開閉ロック機構72を強制開放させる(抑制機構を解除させる)解除情報の一例である。
判定機能154は、受付機能152により出力される使用開始指令及び強制開放指令に基づいて、開閉ロック機構72をどのように制御するかを判定する。判定機能154は、充電センサ302により送信される充電情報、温度センサ304により送信される温度情報重量情報に基づいて、超音波プローブ120が使用可能であるか否かを判定する。判定機能154は、重量センサ306により送信される重量情報に基づいて、超音波プローブ120が第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容されているか否かを判定する。判定機能154は、重量情報以外の情報によって超音波プローブ120が第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容されているか否かを判定してもよい。例えば、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に設けられた近接センサや接触センサの検出情報に基づいて超音波プローブ120が第1ホルダ41及び第2ホルダ42に収容されているか否かを判定してもよい。
判定機能154は、使用開始指令及び強制開放指令に基づく制御のほか、超音波プローブ120が使用可能であるか否かにより、開閉ロック機構72を開閉させたり、ロックさせたりするか否かを判定する。判定機能154は、開閉ロック機構72の操作についての判定結果を開閉制御機能156に出力する。超音波プローブ120が使用可能であるか否かを検出する。
開閉ロック機構72は、超音波プローブ120が使用不能であるときに、閉鎖状態の蓋部70をロックして第1ホルダ41及び第2ホルダ42からの超音波プローブ120の取出を抑制する。判定機能154は、判定部の一例である。充電センサ302、温度センサ304、及び判定機能154は、検出部の一例である。開閉ロック機構72は、抑制機構の一例である。
開閉制御機能156は、判定機能154により出力された判定結果に基づいて、開閉ロック機構72を開閉制御するための開閉制御情報を生成する。開閉制御機能156は、生成した開閉制御情報を開閉ロック機構72に送信して、開閉ロック機構72を制御する。開閉制御情報は、蓋部70を開放させる開放制御情報と、蓋部70を閉鎖させる閉鎖制御情報と、閉鎖された蓋部70をロックするロック制御情報と、ロックされた蓋部70を強制的に開放させる強制開放制御情報と、を含む。開閉制御機能156は、セレクタ180により選択された超音波プローブ120が収容された第1ホルダ41及び第2ホルダ42の開閉ロック機構72に対して開閉制御情報を送信する。開閉制御機能156は、開閉制御部の一例である。判定結果は、検出部の検出結果の一例である。
続いて、タブレット110の制御部114において実行される処理について説明する。図9は、制御部114により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、タブレット110の制御部114は、まず、重量センサ306により送信される重量情報を取得する(ステップS101)。
判定機能154は、取得した重量情報に基づいて、第1ホルダ41及び第2ホルダ42に超音波プローブ120が収容されているか否かを判定する(ステップS103)。判定機能154は、例えば、超音波プローブ120の重量を取得し、重量情報に基づく重量と超音波プローブ120の差が閾値以下である場合に、超音波プローブ120が収容されていると判定する。
超音波プローブ120が収容されていないと判定機能154が判定した場合、制御部114は、図9に示す処理を終了する。超音波プローブ120が収容されていると判定した場合、その判定結果を開閉制御機能156に出力する。開閉制御機能156は、出力された判定結果に基づいて、閉鎖制御情報を生成して開閉ロック機構72に送信し、蓋部70を閉鎖させる(ステップS105)。
続いて、制御部114は、充電センサ302により送信される充電情報及び温度センサ304により送信される温度情報を取得する(ステップS107)。続いて、判定機能154は、充電情報に基づくプローブ充電量が第1閾値未満であるか否かを判定する(ステップS109)。第1閾値は、超音波プローブ120を利用するために十分な充電量であり、プローブ充電量が第1閾値以上であるときに超音波プローブ120が使用できるように定められた充電量である。
プローブ充電量が第1閾値未満でない(第1閾値以上である)と判定した場合、判定機能154は、温度情報に基づくプローブ温度が第2閾値を超えるか否かを判定する(ステップS111)。第2閾値は、超音波プローブ120が高温となりすぎて利用できない状態となっているかを判定する温度であり、プローブ温度が第2閾値以下であるときに超音波プローブ120が使用できるように定められた温度である。
プローブ温度が第2閾値を超えない(第2閾値以下である)と判定した場合、判定機能154は、超音波プローブ120が使用可能な状態であることを認識する。続いて、判定機能154は、受付機能152により出力される使用開始指令を取得したか否かを判定する(ステップS113)。
使用開始指令を取得していないと判定した場合、制御部114は、図9に示す処理を終了する。使用開始指令を取得したと判定した場合、判定機能154は、蓋部70を開放させると判定し、判定結果を開閉制御機能156に出力する。開閉制御機能156は、出力された判定結果に基づいて、開放制御情報を生成して開閉ロック機構72に送信し、蓋部70を開放させる(ステップS115)。こうして、制御部114は、図9に示す処理を終了する。
ステップS109において、プローブ充電量が第1閾値未満であると判定した場合、ステップS111において、プローブ温度が第1閾値を超えるであると判定した場合、判定機能154は、蓋部をロックすると判定する。判定機能154は、その判定結果を開閉制御機能156に出力する。開閉制御機能156は、出力された判定結果に基づいて、ロック制御情報を生成して開閉ロック機構72に送信し、蓋部70をロックさせる(ステップS117)。
続いて、判定機能154は、受付機能152により出力される強制開放指令を取得したか否かを判定する(ステップS119)。強制開放指令を取得していないと判定機能154が判定した場合、制御部114は、図9に示す処理を終了する。受付機能152により出力される強制開放指令を取得したと判定した場合、判定機能154は、判定結果を開閉制御機能156に出力する。開閉制御機能156は、出力された判定結果に基づいて、開放制御情報を生成して開閉ロック機構72に送信し、開閉ロック機構72のロックを解除して蓋部70を開放させる(ステップS115)。こうして、制御部114は、図9に示す処理を終了する。
第5の実施形態の超音波診断システムMにおけるクランプ装置5は、上記第1の実施形態のクランプ装置1と同様の作用効果を有する。さらに、第5の実施形態の超音波診断システムMは、タブレット型超音波診断装置100のタブレット110に設けられた制御部114で開閉ロック機構72を制御する。このため、超音波プローブ120を保護するとともに、利用しやすくすることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置における前記タブレットを載置可能な載置台と、前記載置台に取り付けられ、前記載置台を対象物に固定するクランプと、前記載置台に設けられ、超音波プローブを保持するホルダと、を持つことにより、超音波プローブの落下などを防止してユーザの利便性を向上させることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1~5…クランプ装置
10…載置台
11…背面板
12…枠体
12A…前面端板部
12B…前面端板部
12C…前面下板部
12D…端板部
12E…端板部
12F…底板部
13…収容溝
14…突起部
20…クランプ
21…クランパ
21A…第1爪
21B…第2爪
22…締付ネジ
30,31…アーム
32…外ロッド
33…内ロッド
40,60…ホルダ部
41,51…第1ホルダ
41A…収容カップ
41B…スリット
42,52…第2ホルダ
43…設置台
43R,53…第1設置台
43L,54…第2設置台
44R,55…第1収容穴
44L,56…第2収容穴
44RS…スリット
44LS…スリット
57…回転軸
61…第1ケーブルフック
62…第2ケーブルフック
70…蓋部
72…開閉ロック機構
100…タブレット型超音波診断装置
110…タブレット
112…表示部
112A…使用開始スイッチ
112B…強制開放スイッチ
114…制御部
120…超音波プローブ
140…送受信回路
150…処理回路
152…受付機能
154…判定機能
156…開閉制御機能
180…セレクタ
302…充電センサ
304…温度センサ
306…重量センサ
M…超音波診断システム
RM…処置室

Claims (19)

  1. タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置における前記タブレットを載置可能な載置台と、
    前記載置台に取り付けられ、前記載置台を対象物に固定するクランプと、
    前記載置台に設けられ、超音波プローブを保持するホルダと、を備える、
    クランプ装置。
  2. 前記載置台は、前記載置台に載置された前記タブレットの表示部を囲む枠体を備えており、
    前記ホルダは、前記枠体に取り付けられている、
    請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記枠体は、前記タブレットの下部を収容する収容溝を備える、
    請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記収容溝の底部に凹凸部が設けられている、
    請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記載置台に複数のホルダが設けられている、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  6. 前記ホルダが、前記載置台に対して移動可能である、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  7. 前記載置台の裏側と前記クランプを接続する伸縮可能なアームを更に備え、
    前記ホルダは、前記載置台の表側と裏側の間で移動可能であり、
    前記アームの伸長長さは、前記載置台の裏側に配置された前記ホルダの前記クランプと前記載置台を結んだ方向の長さよりも長い、
    請求項6に記載のクランプ装置。
  8. 前記ホルダは、鉛直軸周りに回転することで移動可能とされている、
    請求項6または7に記載のクランプ装置。
  9. 前記ホルダは、前記超音波プローブを収容する収容部を有する開口筒体を備えており、
    前記開口筒体の側面にスリットが形成されている、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  10. 前記超音波プローブから延び出すケーブルを保持するケーブルフックが前記載置台に設けられている、
    請求項1から9のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  11. 前記超音波プローブが収容された前記ホルダを覆う蓋部が設けられている、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  12. 前記蓋部は、開閉可能である、
    請求項11に記載のクランプ装置。
  13. 前記超音波プローブが使用可能であるか否かを検出する検出部と、
    前記超音波プローブが使用可能でないあるときに、前記ホルダからの前記超音波プローブの取出を抑制する抑制機構と、を備える、
    請求項1から12のうちいずれか1項に記載のクランプ装置。
  14. 前記検出部は、前記超音波プローブの充電状態を検出する充電センサを含む、
    請求項13に記載のクランプ装置。
  15. 前記検出部は、前記超音波プローブの温度を検出する温度センサを含む、
    請求項13または14に記載のクランプ装置。
  16. 前記抑制機構を作動させるか否を判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記抑制機構を制御する開閉制御部と、を備え、
    前記判定部は、
    請求項13に記載のクランプ装置に設けられ、前記ホルダに掛かる重量を検出する重量センサの検出結果に基づいて、前記ホルダに前記超音波プローブが収容されているか否かを判定し、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記超音波プローブが使用可能であるか否かを判定し、
    前記超音波プローブが前記ホルダに収容され、前記超音波プローブが使用可能でないと判定した場合に、前記抑制機構を作動させると判定する、
    制御装置。
  17. 前記制御装置は、前記抑制機構を解除させる解除情報を受け付ける受付部を更に備え、
    前記判定部は、前記受付部が前記解除情報を受け付けた場合に、前記抑制機構の作動を解除すると判定する、
    請求項16に記載の制御装置。
  18. タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置と、
    請求項1から15のうちいずれか1項に記載のクランプ装置と、を備える、
    超音波診断システム。
  19. タブレット及び超音波プローブを備える超音波診断装置と、
    請求項1から15のうちいずれか1項に記載のクランプ装置と、
    請求項16または17に記載の制御装置と、を備える、
    超音波診断システム。
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