JP2022111887A - 水温計測機能を有する水位計測装置 - Google Patents

水温計測機能を有する水位計測装置 Download PDF

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誠司 小林
Seiji Kobayashi
恭助 佐々木
Kyosuke Sasaki
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Abstract

【課題】センサと接続線の数を増やすことなくローコストでの水温及び水位計測を実現するとともに、これを実現するための水温計測機能を有する水位計測装置を提供する。【解決手段】半導体圧力検出手段2と、半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、演算手段46とを含み、前記演算手段46は、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求めることを特徴とする水温計測機能を有する水位計測装置。【選択図】図3

Description

本発明は、ため池や田圃などの水位並びに水温を計測する技術に関するものである。より詳細には、水温計測機能を有する水位計測装置、水温計測機能を有する水位計測システム、半導体圧力検出部及び水温・水位計測方法に関するものである。
水位計測の手法は数種類が実用化されているが、そのうち信頼性が高い手法として、計測場所に圧力センサを投げ込み、水位に応じて印加される圧力(水圧)を計測し、計測された圧力から水位を求める手法が良く使われる。
農業では、水位だけでなく水温の管理も重要である。 そこで、水位計と温度計を組み合わせ、水位と温度を計測する計測装置が必要となる。
特許文献1記載の温度検知機能を有する井戸用水位計では、圧力センサの内部に温度センサを取り付け、圧力(即ち水位)と水温を同時に計測する方法が開示されている。 また特許文献2記載の水位・水温検知装置においては、圧力検出素子(水位)とサーミスタ(水温)の2つのセンサを備えることにより、水位と水温を計測する装置が開示されている。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の装置では2種類のセンサ(圧力と水温)が必要となるためコストアップとなる。 さらに接続線の数も増え、接続線に対する防水機能を実現するためにさらにコストアップとなる。 このように特許文献1および特許文献2に開示された装置はコストが高いという問題があった。
実開平2-48824号公報 実公平4-49548号公報
そこで本発明は、センサと接続線の数を増やすことなくローコストでの水温及び水位計測を実現するとともに、ローコストでの水温及び水位計測を実現可能な、水温計測機能を有する水位計測装置、水温計測機能を有する水位計測システム、半導体圧力検出部及び水温・水位計測方法を提供することを目的とする。
本発明の水温計測機能を有する水位計測装置1は、半導体圧力検出手段2で水温及び水位を計測する水温計測機能を有する水位計測装置であって、前記半導体圧力検出手段2と、前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、演算手段46とを含み、前記演算手段46は、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求めることを特徴とする。
本発明の水温計測機能を有する水位計測装置1において、前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含み、前記演算手段46は、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることが好ましい。
本発明の水温計測機能を有する水位計測システム10は、半導体圧力検出部1aと、無線基地局5と、クラウドコンピュータ6とを備える、水温計測機能を有する水位計測システムであって、前記半導体圧力検出部1aは、半導体圧力検出手段2と、前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局に無線送信する無線送信部49とを含み、前記無線基地局5は、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記クラウドコンピュータ6に送信し、前記クラウドコンピュータ6は、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求める演算手段を含むことを特徴とする。
本発明の水温計測機能を有する水位計測システム10において、前記半導体圧力検出部1aは、前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含み、前記無線送信部4aは、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を前記無線基地局に無線送信し、前記無線基地局5は、前記差電圧情報、前記オフセット電圧情報及び前記駆動電圧情報を前記クラウドコンピュータ6に送信し、前記演算手段は、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることが好ましい。
本発明の水温計測機能を有する水位計測システム10において、前記無線送信部4aは、LPWA(Low Power Wide Area)無線通信手段により前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局5に無線送信することが好ましい。
本発明の半導体圧力検出部1aは、本発明の水温計測機能を有する水位計測システムに用いるための半導体圧力検出部であって、半導体圧力検出手段2と、前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局に無線送信する無線送信部49とを含むことを特徴とする。
本発明の半導体圧力検出部1aにおいて、前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含むことが好ましい。
本発明の水温・水位計測方法は、半導体圧力検出手段により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算ステップと、前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換すAD変換ステップと、前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出ステップと、前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のAD変換ステップと、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求める演算ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の水温・水位計測方法において、前記半導体圧力検出手段の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のAD変換ステップをさらに含み、前記演算ステップは、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることが好ましい。
本発明によれば、従来使われていた半導体圧力センサを用いて、水温及び水位の計測が可能となる。 このため、本発明によれば、センサの追加を必要としないだけでなく、センサから電子回路までの接続線数を増やす必要が無いので、ローコストでの水温及び水位計測を実現するとともに、ローコストでの水温及び水位計測を実現可能な、水温計測機能を有する水位計測装置、水温計測機能を有する水位計測システム、半導体圧力検出部及び水温・水位計測方法を提供することが可能となる。
実施形態1に係る水温計測機能を有する水位計測装置(水温・水位計測装置)1の外観図である。 半導体圧力センサを搭載した水温・水位センサ2(半導体圧力検出手段)の断面の模式図である。 実施形態1に係る水温計測機能を有する水位計測装置(水温・水位計測装置)1のブロック図である。 水温・水位センサ2の水温によるオフセット電圧変動を示す特性図である。 実施形態2に係る水温計測機能を有する水位計測装置(水温・水位計測装置)1のブロック図である。 実施形態3に係る半導体圧力検出部(水温・水位計測装置)1aのブロック図である。 実施形態3に係る水温計測機能を有する水位計測システム(水温・水位計測システム)10の全体構成図である。
以下、本発明を、図に示す実施形態を用いて説明する。なお以降の説明では「水温計測機能を有する水位計測装置」を「水温・水位計測装置」と、「水温計測機能を有する水位計測システム」を「水温・水位計測システム」と簡略化して説明することもある。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る水温計測機能を有する水位計測装置1の外観図である。 水温・水位計測装置1は、図1に示すように河川に設置され、その水位を計測するものである。 同様にして用水路、ため池、田圃などにも設置される。 水温・水位計測装置1は、水温・水位センサ2、ケーブル3及び回路ボックス4で構成される。 水温・水位センサ2を河川などの水位計測したい場所に投げ込み、図1においてHと記載した水位、及び水温・水位センサ2が投げ込まれた場所の水温(Temp)を計測するものである。 計測された水温及び水位は、図示しない表示器によって回路ボックス4に表示される。
図2は、半導体圧力センサを搭載した水温・水位センサ2(半導体圧力検出手段)の断面の模式図である。図2では、水温・水位センサ2の内部構成が模式的に示されている。 図2において水温・水位センサ2は金属筐体22で覆われ、耐衝撃性と防水機能が実現される。 受圧室22から導入された水圧は、ガラスなどで構成されるダイヤフラム23に印加される。 印加された水圧によりダイヤフラム23に歪が生じ、その歪量が半導体圧力センサ24により抵抗値変化として検出される。 半導体圧力センサ24は、微少な抵抗値変化を精度よく検出するためにホイートストンブリッジとして構成される。ホイートストンブリッジの二つの検出出力の差を求めれば、水温・水位センサ2に印加された水圧を求めることができ、検出された水圧から水位(H)を計測するものである。
半導体圧力センサ24に接続される信号は、回路基板25を経て4本のワイヤ26に接続され、ケーブル3により外部に引き出される。 ケーブル3は、外部から引っ張られたり、曲げられたり、といった応力がかかる。 応力が掛かっても外部の水が半導体圧力センサ24及び回路基板25に侵入することが無いように、圧力パッキン27とブッシュ28により厳重に防水処理が施される。
図3は、実施形態1に係る水温計測機能を有する水位計測装置1のブロック図である。
水温・水位計測装置1は水温・水位センサ2、ケーブル3及び回路ボックス4で構成されている。 水温・水位センサ2は、ホイートストンブリッジを構成する半導体圧力センサ24と、回路基板25に搭載された緩衝増幅器22及び23で構成される。 緩衝増幅器22及び23は、それぞれホイートストンブリッジの2つの検出電圧(Vp及びVn)を、ケーブル3で伝送する。 ケーブル3の長さは数メートルから数10メートルになることがあり、ケーブルによる電圧降下を防ぐために、緩衝増幅器22及び23はインピーダンスを下げた電圧をケーブル3に供給する。
ケーブル3は4本の電気信号線(Vp, Vn, Vcc, GND)を、回路ボックス4から水温・水位センサ2に接続する。 本実施例では省略したが、大気圧変化を補正するためにケーブル3内部に中空パイプを通して、基準となる大気圧を水温・水位センサ2に伝送するように構成される場合が多い。
回路ボックス4は、基準電圧40、昇圧回路41、差動演算手段42、オフセット電圧検出手段43、第一のADコンバータ手段44、第二のADコンバータ手段45、演算手段46、表示器47及び図示しない電源供給手段から構成される。
基準電圧40は、ツェナーダイオードなどで構成される基準電圧源であり、基準電圧(Vr)を昇圧回路41に供給する。 回路ボックス4の温度、あるいは電源供給手段から供給される電源電圧が変化した場合においても、基準電圧(Vr)の値ができる限り変化しないように構成されている。 昇圧回路41は、基準電圧(Vr)を所定定数α倍することにより、半導体圧力センサ24の電源電圧(Vcc)として供給する。 例えば基準電圧(Vr)=2.5V、α=4の場合、電源電圧(Vcc)は10V として供給される。
半導体圧力センサ24は、前述したようにホイートストンブリッジで構成され、印加された水圧に応じて2つの信号を出力する。 ここで(Vp、Vn)は、それぞれ式1および式2で表すことができる。

[式1] Vp = Vcc・{ Vo(Temp) + Wp・γ + C }
[式2] Vn = Vcc・{ Vo(Temp) - Wp・γ + C }

ここで γ、Cは回路部品で定まる定数であり、Vo(Temp)はドリフト電圧を表し、Wpは水圧である。
差動電圧手段42の出力(Vp-Vn)は次式3で表される、

[式3] Vp - Vn = 2Vcc・Wp・γ
第一のADコンバータ手段44は差動電圧手段42の出力(Vp- Vn)をディジタル情報に変換して演算手段46に提供する。演算手段46は、既知の定数(γ、Vcc)を使って、式4及び式5の演算を行うことにより、水圧Wpと水位(H)を求めることができる。

[式4] Wp = (Vp - Vn)÷( 2Vcc・γ)
[式5] H = Wp÷G

ここでGは重力加速度で決まる定数である。
オフセット電圧検出手段43は、ホイートストンブリッジの検出電圧(Vp、Vn)の平均値 (Vp + Vn)÷2としてオフセット電圧(Voff)を出力する。 このオフセット電圧は、式1と式2から、式6のように導出される、

[式6] Voff = (Vp + Vn)÷2 = Vcc・{ Vo(Temp) + C }
第二のADコンバータ手段45はオフセット電圧検出手段43の出力をディジタル情報に変換して演算手段46に提供する。 そこで演算手段46は、既知の定数(β、Vcc、C)を使って、式10の演算を行うことにより、水温(Temp)を求める、

[式9] Temp = F {( Voff - C ) ÷ Vcc }

ここで温度補正関数F{Vo}は、ドリフト電圧特性 Vo(Temp)の逆関数である。
実験により求められた温度補正関数 F{Vo} の一例を図4に示した。図4は、半導体圧力センサ2の水温によるオフセット電圧変動を示す特性図である。 式10に示す3次多項式で近似できる曲線であることが解る。

[式10] Temp = F{Vo} = -0.00062・Vo^3+ 0.055・Vo^2 -2.45・Vo + 39.00

但し、記号「^」はべき乗を表す。
以上に述べたように本発明を適用すれば、水温・水位センサ2を用いて水位だけでなく水温も計測することができる。 この結果、温度センサを搭載する必要が無くなりコストを削減することができる。
なお、以上に述べた実施例ではオフセット電圧(Voff)をホイートストンブリッジの検出電圧(Vp、Vn)の平均値 (Vp + Vn)÷2として求めるように構成した。 本発明はこれに限定されることなく、例えばホイートストンブリッジの検出電圧の一部だけを用いて、例えばVoff = Vpとして簡略化して構成することも可能である。
[実施形態2]
図4に示した温度補正関数F{Vo}を注視すると、小さな電圧変位によって計測される水温(Temp)が大きく変化することが解る。 例えば電圧=10mVにおける水温は約19℃であるが(図4A)、電圧=15mVであった場合(図4B)には、計測される水温が12.5℃となっている。このように、僅か1mVの電圧変化で計測される水温が1℃以上も変化してしまう。
このため、式9で既知定数と考えた2つのパラメタ(Vcc、C)が少しでも変化すると、水温計測値Tempに大きな誤差が生じることになる。 2つのパラメタのうち、Cは半導体圧力センサの内部構成で定まるので、一度計測すれば定数として扱って差支えない。 これに対してVccは、、ツェナーダイオードなどの温度特性により、回路ボックス4の温度変化に依存して微少量変化する。 この微少量の変化が、計測値に影響を与えてしまうことがある。
図5は、実施形態2に係る水温計測機能を有する水位計測装置1のブロック図である。
図5に示すように、実施形態2においては、昇圧回路41の出力電圧(Vcc)を第三のADコンバータ手段48により、ディジタルVcc電圧情報に変換して演算手段46に提供する。 演算手段46は、ディジタルVcc電圧情報を使って式9を解くことにより、より正しい水温(Temp)を求めることができる。
さらに計測精度を上げるために、回路ボックス4内部に温度センサを搭載し、回路ボックス4の温度を計測して演算手段46に供給して、回路ボックス4の温度変化により発生する水温計測誤差を補正するように構成することも可能である。
[実施形態3]
図6は、実施形態3に係る水温・水位計測装置(半導体圧力検出部)1aのブロック図である。図7は、実施形態3に係る水温計測機能を有する水位計測システム10の全体構成図である。
図6及び図7に示すように、実施形態3においては、演算手段46を回路ボックス4の内部に置かない場合を示す。 図6において3つのADコンバータ手段44、45、48からのディジタル情報は、無線手段49に供給される。 無線手段49は、3つのADコンバータ手段44,45及び48からのディジタル情報を無線信号としてアンテナ410から送信する。
図7において、アンテナ410から送信された電波は、無線基地局5によって受信され、インターネット上のクラウドコンピュータ6に到達する。 クラウドコンピュータ6は、演算手段として説明した処理を行い、水位(H)と水温(Temp)を求めて、その結果をスマートフォン7に表示する。
このとき、水温及び水位を求める演算に必要となるパラメタ(β、Vcc、C)及び温度補正関数F{Vo}は、事前に求めた値をクラウドに置かれたデータベース61に格納することができる。
1 水温計測機能を有する水位計測装置(水温・水位計測装置)
1a 半導体圧力検出部(水温・水位計測装置)
2 半導体圧力検出手段(水温・水位センサ)
3 ケーブル
4,4a 回路ボックス
5 無線基地局
6 クラウドコンピュータ
7 スマートフォン
10 水温計測機能を有する水位計測システム(水温・水位計測システム)

Claims (9)

  1. 半導体圧力検出手段2で水温及び水位を計測する水温計測機能を有する水位計測装置1であって、
    前記半導体圧力検出手段2と、
    前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、
    前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、
    前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、
    前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、
    演算手段46とを含み、
    前記演算手段46は、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求めることを特徴とする水温計測機能を有する水位計測装置。
  2. 前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含み、
    前記演算手段46は、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることを特徴とする請求項1に記載の水温計測機能を有する水位計測装置。
  3. 半導体圧力検出部1aと、無線基地局5と、クラウドコンピュータ6とを備え、半導体圧力検出手段2で水温及び水位を計測する水温計測機能を有する水位計測システムであって、
    前記半導体圧力検出部1aは、
    前記半導体圧力検出手段2と、
    前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、
    前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、
    前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、
    前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、
    前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局に無線送信する無線送信部49とを含み、
    前記無線基地局5は、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記クラウドコンピュータ6に送信し、
    前記クラウドコンピュータ6は、前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求める演算手段を含むことを特徴とする水温計測機能を有する水位計測システム。
  4. 前記半導体圧力検出部1aは、前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含み、
    前記無線送信部49は、前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を前記無線基地局5に無線送信し、
    前記無線基地局5は、前記差電圧情報、前記オフセット電圧情報及び前記駆動電圧情報を前記クラウドコンピュータ6に送信し、
    前記クラウドコンピュータ6は、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることを特徴とする請求項3に記載の水温計測機能を有する水位計測システム。
  5. 前記無線送信部49は、LPWA無線通信手段により前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局5に無線送信することを特徴とする請求項3又は4に記載の水温計測機能を有する水位計測システム。
  6. 請求項5に記載の水位計測システムに用いるための半導体圧力検出部1aであって、
    半導体圧力検出手段2と、
    前記半導体圧力検出手段2により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算手段42と、
    前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換する第1のADコンバータ手段44と、
    前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出手段43と、
    前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のADコンバータ手段45と、
    前記差電圧情報及び前記オフセット電圧情報を前記無線基地局に無線送信する無線送信部49とを含むことを特徴とする半導体圧力検出部。
  7. 前記半導体圧力検出手段2の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のADコンバータ手段48をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体圧力検出部。
  8. 水温・水位計測方法であって、
    半導体圧力検出手段により検出される2つの検出電圧(Vp及びVn)から差電圧(Vp-Vn)を求める差動演算ステップと、
    前記差電圧(Vp-Vn)を差電圧情報に変換すAD変換ステップと、
    前記2つの検出電圧(Vp、Vn)の何れか又は両方の平均値からオフセット電圧(Voff)を求めるオフセット電圧検出ステップと、
    前記オフセット電圧(Voff)をオフセット電圧情報に変換する第2のAD変換ステップと、
    前記差電圧情報を基にして水位を求め、前記オフセット電圧情報を基にして水温を求める演算ステップとを含むことを特徴とする水温・水位計測方法。
  9. 前記半導体圧力検出手段の駆動電圧(Vcc)を計測して駆動電圧情報に変換する第3のAD変換ステップをさらに含み、
    前記演算ステップは、前記差動電圧情報及び前記オフセット電圧情報に加えて前記駆動電圧情報を基にして水温及び水位を求めることを特徴とする請求項8に記載の水温・水位計測方法。
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