JP2022108514A - 音響室構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成する。【解決手段】音響室構造体(1)は、箱状に形成されて内面に吸音体(40)が設けられる本体部(20)と、本体部(20)の内部に設けられて吸音体(40)を有する可動パネル(30)とを備える。本体部(20)と可動パネル(30)とによって囲まれた音響室(S)が形成される。可動パネル(30)が移動することによって、音響室(S)の全体が吸音体(40)に囲まれる第1状態と、音響室(S)を囲む面の一面が音を反射する反射面(R)となる第2状態とに切り替わる。【選択図】図1

Description

本開示は、音響室構造体に関するものである。
従来より、音響実験や測定を行うための音響室が知られている。特許文献1には、音響室の一つである無響室が開示されている。特許文献1の無響室は、外部から遮音された室内の内面全体に吸音楔(吸音体)が取り付けられている。
特開平10-124068号公報
音響室には、上記特許文献1のような無響室の他に、該無響室と構造の異なる半無響室がある。半無響室は、外部から遮音された室内の内面のうち、所定の面に吸音楔が取り付けられていない。吸音楔が取り付けられていない面には、測定対象物が配置される。この無響室と半無響室とは、測定条件に応じて使い分けられている。
上述のように、無響室と半無響室とは構造が異なる。そのため、無響室での測定と半無響室での測定の両方を行うには、無響室と半無響室を個別に設ける必要があり、音響測定用の設備を設置するために広いスペースが必要であった。
本開示の目的は、少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成することにある。
本開示の第1の態様は、
箱状に形成されて内面に吸音体(40)が設けられる本体部(20)と、
前記本体部(20)の内部に設けられて前記吸音体(40)を有する可動パネル(30)とを備え、
前記本体部(20)と前記可動パネル(30)とによって囲まれた音響室(S)が形成され、
前記可動パネル(30)が移動することによって、前記音響室(S)の全体が前記吸音体(40)に囲まれる第1状態と、前記音響室(S)を囲む面の一面が音を反射する反射面(R)となる第2状態とに切り替わる
音響室構造体である。
第1の態様では、可動パネル(30)の移動によって音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。第1状態では、音響室(S)が無響室となり、第2状態では、音響室(S)が半無響室になる。これにより、少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様の音響室構造体において、
前記可動パネル(30)は、一方側の面が前記吸音体(40)で覆われるとともに、他方側の面が前記反射面(R)で構成され、
前記第1状態では、前記可動パネル(30)の前記吸音体(40)が前記音響室(S)に向き、
前記第2状態では、前記可動パネル(30)の前記反射面(R)が前記音響室(S)に向く。
第2の態様では、可動パネル(30)の一方側の面が吸音体(40)で覆われるとともに、他方側の面が反射面(R)で構成されるので、可動パネル(30)の向きを変更することにより、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本開示の第3の態様は、第2の態様の音響室構造体において、
前記可動パネル(30)は、回転移動が可能である。
第3の態様では、可動パネル(30)が回転移動することにより、簡単に音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本開示の第4の態様は、第3の態様の音響室構造体において、
前記可動パネル(30)は、直進移動と回転移動とが可能である。
第4の態様では、可動パネル(30)が直進移動と回転移動とをすることにより、より少ないスペースで音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本開示の第5の態様は、第4の態様の音響室構造体において、
前記可動パネル(30)は、
前記本体部(20)の内面の一面である対象面(T)を覆う近接位置と、該対象面(T)から所定の距離だけ離れた離間位置との間を直進移動し、
前記離間位置において、前記可動パネル(30)の前記吸音体(40)が前記対象面(T)と向き合う第1姿勢と、前記可動パネル(30)の前記反射面(R)が前記対象面(T)と向き合う第2姿勢との間を回転移動する。
第5の態様では、可動パネル(30)は、近接位置から離間位置へ直進移動し、離間位置において第1姿勢と第2姿勢との間を回転移動できる。さらに、回転移動した後に離間位置から近接位置に直進移動できる。これにより、可動パネル(30)が回転移動できるだけのスペースがあれば、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えることが可能になる。
本開示の第6の態様は、第2~第5の態様のいずれか1つの音響室構造体において、
前記本体部(20)は、その内面の全てが前記吸音体(40)で覆われている。
第6の態様では、本体部(20)の内面の全てが吸音体(40)で覆われていることにより、本体部(20)の内面と可動パネル(30)との間の隙間を通過する音を吸音できる。
本開示の第7の態様は、第2の態様の音響室構造体において、
前記本体部(20)は、その内面の全てが前記吸音体(40)で覆われ、
前記可動パネル(30)は、直進移動が可能である。
第7の態様では、可動パネル(30)が直進移動することにより、簡単に音響室構造体を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本開示の第8の態様は、第1の態様の音響室構造体において、
前記本体部(20)は、その内面の一面が前記反射面(R)で構成され、
前記可動パネル(30)は、前記反射面(R)と対向する対向面(31a)と、該対向面(31a)の反対側の面(31b)とが前記吸音体(40)で覆われ、且つ直進移動が可能であり、
前記第1状態では、前記可動パネル(30)が前記反射面(R)を覆い、
前記第2状態では、前記可動パネル(30)が前記反射面(R)から離れて該反射面(R)を露出させる。
第8の態様では、可動パネル(30)が直進移動することにより、本体部(20)の反射面(R)が覆われる状態と反射面(R)が露出する状態とを切り替えられる。これにより、簡単に音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本開示の第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか1つの音響室構造体において、
前記反射面(R)は、計測用のマイクを固定する治具を取り付けるための取付部(38a)を有する。
第9の態様では、反射面(R)が取付部(38a)を有するので、マイクを固定する治具を取り付けやすい。
図1は、実施形態1の音響室構造体の第2状態を示す断面図である。 図2は、図1のII-II線矢視断面図である。 図3は、図1のIII-III線矢視断面図である。 図4は、音響室構造体の第1状態を示す図3に相当する断面図である。 図5は、実施形態2の図1に相当する概略の断面図である。 図6は、実施形態2の音響室構造体の第1状態を示す図5に相当する概略の断面図である。 図7は、実施形態3の図5に相当する概略の平面図である。 図8は、実施形態3の図6に相当する概略の平面図である。 図9は、実施形態3の変形例の図5に相当する概略の平面図である。 図10は、実施形態3の変形例の図6に相当する概略の平面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
実施形態1について説明する。
-音響室構造体-
音響室構造体(1)は、測定対象物から発せられる音を測定するための構造体である。図1に示すように、音響室構造体(1)は、遮音部(10)と、本体部(20)と、可動パネル(30)とを備える。本体部(20)は、遮音部(10)の内部に設けられる。可動パネル(30)は、本体部(20)の内部に設けられる。
本体部(20)と可動パネル(30)とによって囲まれた空間が、音響室(S)である。音響室(S)には、測定対象物が配置される。なお、以下の説明「上」「下」「左」「右」「前」「後」は、図1及び図2に示すように、音響室構造体(1)を正面から見たときの方向である。音響室構造体(1)の正面は、後述する遮音扉(11)が設けられた側面である。
〈遮音部〉
遮音部(10)は、遮音部(10)の外部からの音を遮断するとともに、遮音部(10)の内部の音が外部に漏れないようにするための部分である。遮音部(10)は、箱状に形成されている。遮音部(10)は、本体部(20)の全体を囲むように形成されている。遮音部(10)の前面には、遮音扉(11)が設けられている。遮音扉(11)は、スライド式の扉である。
〈本体部〉
本体部(20)は、本体部(20)の内部で発生する音を吸収する。本体部(20)は、箱状に形成されている。本体部(20)は、床部(20a)と、天井部(20b)と、4つの側壁部(20c,20d,20e,20f)とを備える。
床部(20a)は、本体部(20)の下面を構成する。天井部(20b)は、本体部(20)の上面を構成する。第1側壁部(20c)は、本体部(20)の前面を構成する。第2側壁部(20d)は、本体部(20)の後面を構成する。第1側壁部(20c)と第2側壁部(20d)とは、互いに向かい合っている。第3側壁部(20e)は、本体部(20)の左面を構成する。第4側壁部(20f)は、本体部(20)の右面を構成する。第3側壁部(20e)と第4側壁部(20f)とは、互いに向かい合っている。
第1側壁部(20c)には、吸音扉(21)が設けられている。吸音扉(21)は、遮音扉(11)の後方に配置されている。吸音扉(21)は、音響室構造体(1)を前から見て、遮音扉(11)と重なる位置に配置されている。吸音扉(21)は、両開き式の扉である。吸音扉(21)は、本体部(20)の内部に向かって開く。
吸音扉(21)を含む本体部(20)の全ての内面は、複数の吸音体(40)で覆われている。吸音体(40)は、音を吸収する部材である。吸音体(40)は、本体部(20)の内部に向かって突出するとともに互いに平行な複数のテーパ部(41)を有する吸音楔である。本例では、吸音体(40)は、3つのテーパ部(41)を有する。なお、ここで示すテーパ部(41)の数は単なる一例である。
図1に示すように、本体部(20)の内面には、複数の吸音体(40)がテーパ部(41)の並ぶ向きを縦横交互に代えて配置されている。これにより、様々な方向からの音を吸収できるようになっている。
図2に示すように、床部(20a)における吸音体(40)よりも上方となる位置には、格子状に形成された床格子(22)が配置されている。床格子(22)は、床部(20a)の全面を覆うように配置されている。床格子(22)は、測定対象物を設置及び撤去する際の作業者の歩行面、又は測定対象物を設置する設置面として使用される。
図1に示すように、床格子(22)の中央部には、一対のレール(23)が配置されている。レール(23)は、床格子(22)に埋め込まれている。言い換えると、レール(23)の上面と床格子(22)の上面とは、同じ高さに位置している。
レール(23)は、前後方向に真っ直ぐに延びている。レール(23)の一端は、第2側壁部(20d)の近傍に位置している。レール(23)の他端は、床部(20a)の前後方向の中央付近に位置している。一対のレール(23)は、後述する可動パネル(30)の下側車輪(33)を案内する。
図2及び図3に示すように、天井部(20b)の中央には、ガイド部材(24)が設けられている。ガイド部材(24)は、天井部(20b)から下方に向かって延びている。ガイド部材(24)は、前側からみてI字状に形成され、前後方向に長い。ガイド部材(24)は、音響室構造体(1)を上から見たときに、一対のレール(23)の間と重なる位置に配置されている。
具体的には、ガイド部材(24)の一端は、第2側壁部(20d)の近傍に位置している。ガイド部材(24)の他端は、天井部(20b)の前後方向の中央付近に位置している。ガイド部材(24)は、一対のレール(23)と概ね平行に配置されている。ガイド部材(24)は、後述する可動パネル(30)の上側車輪(35)を案内する。
〈可動パネル〉
可動パネル(30)は、音響室(S)を無響室と半無響室とに切り替えるためのものである。可動パネル(30)は、第2側壁部(20d)を覆っている。可動パネル(30)は、パネル本体(31)と、回転軸部(32)と、下側車輪(33)と、上側車輪(35)とを有する。
パネル本体(31)は、長方形の板状の部材である。図4に示すように、パネル本体(31)の一方側の面(図1における後面)は、全面が吸音体(40)で覆われている。パネル本体(31)に設けられた吸音体(40)は、本体部(20)の内面に設けられた吸音体(40)と同じものである。
図3に示すように、パネル本体(31)の他方側の面(図1における前面)は、全面が反射面(R)で構成されている。反射面(R)は、音を反射する面である。言い換えると、パネル本体(31)の他方側の面は、全面が吸音体(40)で覆われていない。
回転軸部(32)は、パネル本体(31)の下部中央に設けられている。可動パネル(30)は、回転軸部(32)を通るように上下方向に延びる回転軸を有する。可動パネル(30)は、回転軸を中心に回転移動が可能である。これにより、可動パネル(30)の面の向きを変更することができる。
回転軸部(32)の下方には、下側支持部材(34)を介して、4つの下側車輪(33)が取り付けられている。下側支持部材(34)は、略長方形の厚い板状の部材である。4つの下側車輪(33)は、下側支持部材(34)の各角の下方に配置されている。4つの下側車輪(33)は、一対のレール(23)の上を移動する。具体的には、下側支持部材(34)における右側の前後に設けられた2つの下側車輪(33)は、右側のレール(23)の上を移動する。下側支持部材(34)における左側の前後に設けられた2つの下側車輪(33)は、左側のレール(23)の上を移動する。
パネル本体(31)の上部には、上側支持部材(36)を介して、4つの上側車輪(35)が取り付けられている。上側支持部材(36)は、前から見たときに、U字状に形成されている。上側支持部材(36)の内側には、4つの上側車輪(35)が取り付けられている。2つの上側車輪(35)は、上側支持部材(36)の前側に配置され、残りの2つの上側車輪(35)は、上側支持部材(36)の後側に配置される。前側及び後側の2つの上側車輪(35)の間には、ガイド部材(24)が配置されている。上側車輪(35)は、I字状のガイド部材(24)における下部の上に乗った状態で回転することで、ガイド部材(24)に沿って移動する。
このように、下側車輪(33)がレール(23)に沿うとともに、上側車輪(35)がガイド部材(24)に沿って移動することにより、可動パネル(30)は、安定して直進移動をすることができる。
図3に示すように、反射面(R)には、測定対象物が取り付けられる台座部(37)が設けられている。本実施形態では、測定対象物として空気調和装置の室内ユニットが取り付けられる。台座部(37)は、反射面(R)の中央部に形成されている。台座部(37)は、左右方向に長い2本の木材で構成されている。
反射面(R)には、台座部(37)の周囲を囲むように6つの取付板(38)と6つの取付部(38a)とが設けられている。取付板(38)は、ステンレスで構成された略長方形状の板部材である。6つの取付板(38)は、台座部(37)を中心に六角形を形成するように配置されている。取付部(38a)は、取付板(38)が形成する六角形の頂点(取付板(38)同士の交差部分)に設けられている。取付部(38a)は、測定対象物の音を測定する際に計測用のマイクを固定する治具(39)を取り付けるための穴である。計測用マイクを固定する治具(39)は、図2及び図3に二点鎖線で示すように、台座部(37)を中心に半球状に形成される。
具体的には、治具(39)は、金属製の支柱である。治具(39)は、測定対象物の正面から各取付部(38a)に向かって放射状に延びている。治具(39)には、約10個の測定用のマイクが取り付けられる。このように、反射面(R)が取付部(38a)を有するので、測定用マイクを固定する治具(39)を簡単に取り付けられる。
音響室構造体(1)は、可動パネル(30)が移動することによって、第1状態と第2状態とに切り替わる。第1状態では、音響室(S)の全体が吸音体(40)に囲まれる。第1状態は、いわゆる無響室の状態である。本実施形態における第1状態では、図4に示すように、可動パネル(30)の吸音体(40)が音響室(S)に向いている。第2状態では、音響室(S)を囲む面の一面が反射面(R)となる。第2状態は、いわゆる半無響室の状態である。本実施形態における第2状態では、図1~図3に示すように、可動パネル(30)の反射面(R)が音響室(S)に向いている。
本実施形態における可動パネル(30)は、直進移動と回転移動とが可能である。具体的には、可動パネル(30)は、近接位置と離間位置との間を直進移動する。近接位置とは、可動パネル(30)が本体部(20)の内面の一面である対象面(T)を覆う位置である。本実施形態における対象面(T)は、第2側壁部(20d)の内面である。離間位置とは、対象面(T)から所定の距離だけ離れた位置である。本実施形態における離間位置は、図2において二点鎖線で示す可動パネル(30)の位置である。離間位置では、可動パネル(30)が本体部(20)の中央に位置している。
可動パネル(30)は、離間位置において、第1姿勢と第2姿勢との間を回転移動する。第1姿勢とは、可動パネル(30)の吸音体(40)が対象面(T)と向き合う姿勢である。第2姿勢とは、可動パネル(30)の反射面(R)が対象面(T)と向き合う姿勢である。回転移動の軌跡(L)を、図1における二点鎖線で示す。可動パネル(30)は、離間位置において、可動パネル(30)を上下方向に延びる回転軸を中心に回転移動する。
-可動パネルの移動動作-
次に、可動パネル(30)の移動動作について説明する。
音響室構造体(1)は、作業者が可動パネル(30)を移動させることによって、第1状態と第2状態とに切り替わる。その際、可動パネル(30)は、第1直進移動と、回転移動と、第2直進移動とを順に行う。各移動動作について、順に説明する。なお、以下の説明における音響室構造体(1)の初期状態は、第2状態とする。音響室構造体(1)の初期状態は、第1状態であってもよい。
〈第1直進移動〉
図1に示すように、音響室構造体(1)が第2状態である場合、可動パネル(30)は、対象面(T)である第2側壁部(20d)の内面を覆う近接位置に位置する。図2に示すように、可動パネル(30)は、レール(23)及びガイド部材(24)に沿って、近接位置から離間位置へ向かって、対象面(T)から離れる方向(前方)に直進移動する。可動パネル(30)は、離間位置まで直進移動して、停止する。このとき、可動パネル(30)は、第1姿勢である。
〈回転移動〉
次に、可動パネル(30)は、離間位置において、第1姿勢から第2姿勢となるように、回転軸を中心に時計回りに回転移動する。このとき、可動パネル(30)は、本体部(20)の内部の全ての面と接触しない。言い換えると、本体部(20)の内部空間の大きさは、可動パネル(30)が回転できる大きさがあればよい。なお、可動パネル(30)は、回転軸を中心に反時計回りに回転移動させてもよい。
〈第2直進移動〉
次に、離間位置において、第2姿勢となった可動パネル(30)を、離間位置から近接位置へ向かって、対象面(T)に近づく方向(後方)に直進移動する。可動パネル(30)は、近接位置まで直進移動して、停止する。このとき、音響室構造体(1)は、第1状態になる。
このように、可動パネル(30)を第1直進移動、回転移動、及び第2直進移動させることにより、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えることができる。これにより、可動パネル(30)が回転移動できるだけの大きさの空間があれば、無響室及び半無響室の環境を形成できる。
-実施形態1の特徴-
本実施形態の特徴(1)は、可動パネル(30)が移動することによって、音響室構造体(1)が第1状態と第2状態に切り替わることである。これによれば、可動パネル(30)の移動によって、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられるので、無響室及び半無響室を個別に設ける必要がなく、少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成できる。
本実施形態の特徴(2)は、可動パネル(30)の一方側の面が吸音体(40)で覆われるとともに、他方側の面が反射面(R)で構成されていることである。これによれば、可動パネル(30)の向きを変えることで、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本実施形態の特徴(3)は、可動パネル(30)が直進移動と回転移動とが可能なことである。これによれば、可動パネル(30)の直進移動と回転移動とにより、音響室構造体(1)が第1状態と第2状態とに切り替わるので、より少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成できる。
本実施形態の特徴(4)は、直進移動では、可動パネル(30)が近接位置と離間位置との間を移動し、回転移動では、可動パネル(30)が離間位置において、第1姿勢と第2姿勢との間を移動することである。
これによれば、可動パネル(30)が回転移動できるだけの空間があれば、音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられるので、より少ないスペースで無響室及び半無響室の環境を形成できる。
本実施形態の特徴(5)は、本体部(20)の内面の全てが吸音体(40)で覆われていることである。これによれば、測定対象物の音を測定する際に、本体部(20)の内面と可動パネル(30)との間に形成される隙間を通過する音を吸音できる。
本実施形態の特徴(6)は、反射面(R)が計測用のマイクを固定する治具を取り付けるための取付部(38a)を有することである。これによれば、測定用のマイクを反射面(R)に取り付けやすい。
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態の音響室構造体(1)は、実施形態1の音響室構造体(1)において、本体部(20)及び可動パネル(30)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の音響室構造体(1)について、実施形態1の音響室構造体(1)と異なる点を説明する。なお、図5及び図6では、音響室構造体(1)の遮音扉及び吸音扉の図示を省略している。
図5に示すように、本体部(20)における可動パネル(30)よりも後側の内面には、吸音体(40)が設けられていない。具体的には、第2側壁部(20d)の全面と、床部(20a)、天井部(20b)、第3側壁部(20e)、及び第4側壁部(20f)における後側の面が、吸音体(40)で覆われていない。
可動パネル(30)は、パネル本体(31)と、吸音体(40)と、回転軸部(32)とを有する。言い換えると、可動パネル(30)は、下側車輪と、上側車輪とを有していない。可動パネル(30)は、本体部(20)の床格子(22)の上に固定されている。可動パネル(30)は、上下方向に延びる回転軸を中心に回転移動のみ可能である。本実施形態の可動パネル(30)は直進移動しないため、本体部(20)の床部(20a)にはレール(23)が配置されていない。
本体部(20)の内面と可動パネル(30)の外周縁との間には、隙間が形成されている。この隙間には、複数の吸音ブロック(42)が配置されている。吸音ブロック(42)は、吸音体(40)と同じ材質である。吸音ブロック(42)は、上記隙間を埋めるように、可動パネル(30)の全周を囲むように配置されている。本体部(20)における可動パネル(30)よりも後側の内面に、吸音体(40)が設けられていないため、測定対象物の音を測定する際に、上記隙間を通過した音が吸音されない。これに対して、上記隙間に吸音ブロック(42)を配置することで、上記隙間から音が通過せず、吸音される。
音響室(S)を第2状態から第1状態に切り替える過程において、作業者は、まず、可動パネル(30)の全周に配置された吸音ブロック(42)を取り外す。その後、作業者は、回転軸を中心に可動パネル(30)を時計回りに回転移動させて、図5に示す第1姿勢から、図6に示す第2姿勢に変更する。最後に、作業者は、再び可動パネル(30)の全周に吸音ブロック(42)を配置する。このように、音響室構造体(1)は、可動パネル(30)の第1姿勢と第2姿勢との間を回転移動することにより、第1状態と第2状態とに切り替わる。
-実施形態2の特徴-
本実施形態の特徴(1)は、可動パネル(30)が回転移動可能なことである。これによれば、可動パネル(30)が回転移動することにより、簡単に音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本実施形態の特徴(2)は、本体部(20)の内面の一部が吸音体で覆われていないことである。これによれば、音響室構造体(1)に使用する吸音体(40)の量を低減できる。
《実施形態3》
実施形態3について説明する。本実施形態の音響室構造体(1)は、実施形態1の音響室構造体(1)において、本体部(20)及び可動パネル(30)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の音響室構造体(1)について、実施形態1の音響室構造体(1)と異なる点を説明する。なお、図7及び図8では、音響室構造体(1)の遮音扉及び吸音扉の図示を省略している。
図7及び図8に示すように、本体部(20)における一対のレール(23)は、床部(20a)の前端から後端に亘って延びている。また、ガイド部材(24)も、一対のレール(23)と同様に、天井部(20b)の前端から後端に亘って延びている。
可動パネル(30)は、パネル本体(31)と、吸音体(40)と、下側車輪(33)と、上側車輪(35)とを有する。言い換えると、可動パネル(30)は、回転軸部を有していない。可動パネル(30)は、レール(23)及びガイド部材(24)に沿って、直進移動のみ可能である。
音響室(S)を第2状態から第1状態に切り替える過程において、作業者は、まず、図7に示すように、本体部(20)の前端に配置されて反射面(R)が音響室(S)に向いている状態から、レール(23)及びガイド部材(24)に沿って、可動パネル(30)を後方に直進移動させる。次に、作業者は、図8に示すように、直進移動した可動パネル(30)を本体部(20)の後端で停止させる。これにより、音響室構造体(1)は、第2状態から第1状態に切り替わる。
-実施形態3の特徴-
本実施形態の特徴(1)は、本体部(20)の内面の全てが吸音体(40)で覆われ、可動パネル(30)は、直進移動が可能であることである。これによれば、可動パネル(30)が直進移動することにより、簡単に音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
本実施形態の特徴(2)は、可動パネル(30)が直進移動のみが可能であることである。これによれば、少ない動作で音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切り替えられる。
-実施形態3の変形例-
図9及び図10に示すように、本実施形態の音響室構造体(1)では、本体部(20)及び可動パネル(30)の構造が異なっていてもよい。具体的には、本体部(20)における第2側壁部(20d)の内面は、反射面(R)で構成される。
可動パネル(30)は、反射面(R)と対向する対向面である第1面(31a)の全面と、該第1面の反対側の第2面(31b)の全面とが、吸音体(40)で覆われている。言い換えると、可動パネル(30)の両方の面の全面は、吸音体(40)で覆われている。可動パネル(30)は、直進移動のみ可能である。
図10に示すように、音響室構造体(1)の第1状態では、可動パネル(30)が本体部(20)の反射面(R)を覆う。図9に示すように、音響室構造体(1)の第2状態では、可動パネル(30)は、反射面(R)から離れて反射面(R)を露出させる。可動パネル(30)を直進移動させることにより、反射面(R)が覆われた状態と反射面(R)が露出した状態とに変更されるので、簡単に音響室構造体(1)を第1状態と第2状態とに切替られる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態の音響室構造体(1)において、遮音扉(11)及び吸音扉(21)は、第1側壁部(20c)以外の面に設けられてもよい。
上記各実施形態の音響室構造体(1)において、可動パネル(30)は、本体部(20)の内面のうち何れかの面を覆ってもよい。具体的には、可動パネル(30)は、第2側壁部(20d)以外の側壁部、床部、又は天井部でもよい。言い換えると、反射面(R)は、どの面に設けられてもよい。
上記実施形態1の音響室構造体(1)において、可動パネル(30)で覆われた第2側壁部(20d)は、吸音体(40)で覆われていなくてもよい。その場合、本体部(20)の内面と可動パネル(30)の外周縁との間に形成される隙間に吸音ブロック(42)を配置する。これにより、上記隙間を通過する音を吸収できる。
上記各実施形態の可動パネル(30)は、1枚であった。しかし、可動パネル(30)は、分割されていてもよい。これによれば、1つの可動パネル(30)の大きさが小さくなるので、可動パネル(30)を回転させる際に必要なスペースをさらに少なくできる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、及びその他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上に述べた「第1」、「第2」、…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、音響室構造体について有用である。
1 音響室構造体
20 本体部
30 可動パネル
31a 第1面(対向面)
31b 第2面(対向面と反対側の面)
38a 取付部
39 治具
40 吸音体
S 音響室
T 対象面
R 反射面

Claims (9)

  1. 箱状に形成されて内面に吸音体(40)が設けられる本体部(20)と、
    前記本体部(20)の内部に設けられて前記吸音体(40)を有する可動パネル(30)とを備え、
    前記本体部(20)と前記可動パネル(30)とによって囲まれた音響室(S)が形成され、
    前記可動パネル(30)が移動することによって、前記音響室(S)の全体が前記吸音体(40)に囲まれる第1状態と、前記音響室(S)を囲む面の一面が音を反射する反射面(R)となる第2状態とに切り替わる
    音響室構造体。
  2. 請求項1に記載の音響室構造体において、
    前記可動パネル(30)は、一方側の面が前記吸音体(40)で覆われるとともに、他方側の面が前記反射面(R)で構成され、
    前記第1状態では、前記可動パネル(30)の前記吸音体(40)が前記音響室(S)に向き、
    前記第2状態では、前記可動パネル(30)の前記反射面(R)が前記音響室(S)に向く
    音響室構造体。
  3. 請求項2に記載の音響室構造体において、
    前記可動パネル(30)は、回転移動が可能である
    音響室構造体。
  4. 請求項3に記載の音響室構造体において、
    前記可動パネル(30)は、直進移動と回転移動とが可能である
    音響室構造体。
  5. 請求項4に記載の音響室構造体において、
    前記可動パネル(30)は、
    前記本体部(20)の内面の一面である対象面(T)を覆う近接位置と、該対象面(T)から所定の距離だけ離れた離間位置との間を直進移動し、
    前記離間位置において、前記可動パネル(30)の前記吸音体(40)が前記対象面(T)と向き合う第1姿勢と、前記可動パネル(30)の前記反射面(R)が前記対象面(T)と向き合う第2姿勢との間を回転移動する
    音響室構造体。
  6. 請求項2~5のいずれか1つに記載の音響室構造体において、
    前記本体部(20)は、その内面の全てが前記吸音体(40)で覆われている
    音響室構造体。
  7. 請求項2に記載の音響室構造体において、
    前記本体部(20)は、その内面の全てが前記吸音体(40)で覆われ、
    前記可動パネル(30)は、直進移動が可能である
    音響室構造体。
  8. 請求項1に記載の音響室構造体において、
    前記本体部(20)は、その内面の一面が前記反射面(R)で構成され、
    前記可動パネル(30)は、前記反射面(R)と対向する対向面(31a)と、該対向面(31a)の反対側の面(31b)とが前記吸音体(40)で覆われ、且つ直進移動が可能であり、
    前記第1状態では、前記可動パネル(30)が前記反射面(R)を覆い、
    前記第2状態では、前記可動パネル(30)が前記反射面(R)から離れて該反射面(R)を露出させる
    音響室構造体。
  9. 請求項1~8のいずれか1つに記載の音響室構造体において、
    前記反射面(R)は、計測用のマイクを固定する治具(39)を取り付けるための取付部(38a)を有する
    音響室構造体。
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