JP2022107201A - 撮像装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】量子効率の低下を抑制することのできる撮像装置およびこの撮像装置を用いた電子機器を提供する。【解決手段】本開示の撮像装置は、第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、を備えている。【選択図】図2

Description

本開示の実施形態は、撮像装置および電子機器に関する。
赤色光等の長波長の光による混色を防止するために各画素が深いトレンチ(Full Trench Isolation)によって分離された撮像装置が知られている。この撮像装置は、各画素内に、光電変換部と、フローティングディフュージョン(FD)と、転送ゲート(TG)と、画素トランジスタとが設けられている(特許文献1参照)。
WO2017/130723
特許文献1に記載された撮像装置においては、赤色光等の長波長光は、シリコン(Si)の吸収率が低いため、他の波長帯の光を光電変換する画素に比べて、量子効率(すなわち入射光子数に対する光電流として取り出される光電子または正孔の数の割合)が低くなるという課題がある。
本開示は、量子効率の低下を抑制することのできる撮像装置およびこの撮像装置を用いた電子機器を提供するものである。
本開示の第1態様による撮像装置は、第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、を備えている。
第1態様による撮像装置において、前記第1乃至第3の波長帯はそれぞれ、赤色、緑色、青色の光に対応した波長帯であり、前記第1乃至第3画素はそれぞれ赤色画素、緑色画素、青色画素であってもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタは、リセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含んでいてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタは、対応する画素群の前記第1画素及び前記第2画素を除く前記第3画素の領域内に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素群は、この画素群に含まれる複数の画素が共有するフローティングディフュージョンを備えていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域内および前記緑色画素の領域内に配置されていてよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域と前記緑色画素の領域との間に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素群に含まれる画素同士分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素群は、第1方向に隣接する2つの画素と、前記第1方向に交差する第2方向に隣接する2つの画素とを含み、これら4つの画素は、前記赤色画素、前記緑色画素、および前記青色画素を含んでいてもよい。
第1態様による撮像装置8において、前記4つの画素は、2つの前記緑色画素を含んでいてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記第1方向又は前記第2方向に隣接して配置される2つの前記画素群にて、一つの前記画素トランジスタを共有し、前記一つの画素トランジスタの第1部分は、前記2つの画素群のうち一方に配置され、前記一つの画素トランジスタの第2部分は、前記2つの画素群のうち他方に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素の領域内に配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素の領域内に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、前記第1部分は、前記2つの画素群の間で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第2方向の端部で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、前記増幅トランジスタおよび前記選択トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素を含む領域に配置され、前記リセットトランジスタは、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素を含む領域に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、前記増幅トランジスタは、前記第1部分および前記第2部分の双方に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記画素トランジスタは、光電変換の変換効率を切り換える変換効率切換トランジスタを含み、前記変換効率切換トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方又は他方の前記青色画素の領域に配置されていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記2つの画素群のうち一方に含まれる複数の画素が共有する第1フローティングディフュージョンと、前記2つの画素群のうち他方に含まれる複数の画素が共有する第2フローティングディフュージョンと、備えていてもよい。
第1態様による撮像装置において、前記第1画素群および前記第2画素分に含まれる複数の画素同士を分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えていてもよい。
第2態様による電子機器は、撮像装置と、前記撮像装置で撮像された画素信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備え、前記撮像装置は、第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、
前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、
を備えている。
第1実施形態による撮像装置の全体構成を示す回路図。 第1実施形態における画素群の構成を示す平面図。 図3Aは図2に示す切断線A-Aで切断した断面図、図3Bは図2に示す切断線B-Bで切断した断面図。 第1実施形態における画素群の回路図。 第2実施形態による撮像装置おける画素群の構成を示す平面図。 第2実施形態における画素群の回路図。 第2実施形態の第1変形例における画素群の構成を示す平面図。 第1変形例における画素群の回路図。 第2実施形態の第2変形例における画素群の構成を示す平面図。 第2変形例における画素群の回路図。 第2実施形態の第3変形例における画素群の回路図。 第3実施形態による撮像装置における画素群を示平面図。 第3実施形態の第1変形例による撮像装置における画素群を示平面図。 第4実施形態による撮像装置における画素群を示す平面図。 図14に示す切断線X-Xで切断した画素群の断面図。 第5実施形態による撮像装置における画素群を示す平面図。 図15に示す切断線Y-Yで切断した画素群の断面図。 図18は、第6実施形態の撮像装置の画素群を表側から見た平面図図 図19Aは図18に示す切断線A-Aで切断した断面図、図19Bは図18に示す切断線B-Bで切断した断面図。 図20は、第6実施形態の画素群を示す回路図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図。
本開示の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、撮像装置および電子機器の構成部分を主に説明するが、撮像装置および電子機器には、図示又は説明されていない構成部分や機能が存在しうる。以下の説明は、図示又は説明されていない構成部分や機能を除外するものではない。
また、以下の説明で参照される図面は、本開示の実施形態の説明と、その理解を促すための図面であり、分かり易くするために、図中に示される形状、寸法、比などは実際と異なる場合がある。
(第1実施形態)
第1実施形態による撮像装置の全体構成を図1に示す。この実施形態の撮像装置250は、例えば裏面照射型のイメージセンサ250であって、画素領域251と、画素駆動線252と、垂直信号線253と、垂直駆動部254と、カラム処理部255と、水平駆動部256と、システム制御部257と、信号処理部258と、メモリ部259と、を備えている。これらが図示せぬシリコン基板等の半導体基板(チップ)に形成されている。なお、画素領域251を第1半導体基板からなるセンサチップに形成され、画素駆動線252、垂直信号線253、垂直駆動部254、カラム処理部255、水平駆動部256、システム制御部257、信号処理部258、およびメモリ部259を第2半導体基板からなる回路チップに形成し、これらのチップを貼り合わせてもよい。
画素領域251には、画素が2次元配列された画素アレイであって、光信号を電気信号に変換して撮像を行う。この画素領域251には画素に対して2行ごとに画素駆動線252が設けられ、2列ごとに垂直信号線53が設けられている。本実施形態において、画素領域251を構成する画素の構成について、後で詳細に説明する。
垂直駆動部254は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素領域251の各撮像素子に蓄積された電荷に対応する画素信号が、奇数列、偶数列の順に行単位で上から順に読み出されるように、画素駆動線252に駆動信号を供給する。
カラム処理部255は、画素領域251の画素の2列ごとに信号処理回路を有する。カラム処理部255の各信号処理回路は、対応する画素から読み出され、垂直信号線53を通して供給される画素信号に対して、A/D変換処理、相関二重サンプリング(CDS(Correlated Double Sampling))処理等の信号処理を行う。カラム処理部255は信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
水平駆動部256は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部255の信号処理回路を順番に選択する。これにより、カラム処理部255の各信号処理回路で信号処理された画素信号が順番に信号処理部258に出力される。
システム制御部257は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等で構成され、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部254、カラム処理部255、および水平駆動部256を制御する。
信号処理部258は、カラム処理部から出力される画素信号に対して種々の信号処理を行う。このとき、信号処理部258は、必要に応じて信号処理の途中結果などをメモリ部259に格納し、必要なタイミングで参照する。信号処理部258は、信号処理後の画素信号を出力する。
メモリ部259は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などにより構成される。
本実施形態の撮像装置の画素領域251において、2次元配列された複数の画素は、2行2列に配置された色画素を有する画素群に分けられる。この画素群を図2に示す。図2は、撮像装置の表面側(裏面と反対側)から見た平面図である。画素群10は、赤色に対応する波長帯(第1波長帯)の光を電荷に変換する赤色画素10Rと、緑色に対応する波長帯(第2波長帯)の光を電荷に変換する緑色画素10G1、10G2と、青色に対応する波長帯(第3波長帯)の光を電荷に変換する青色画素10Bと、を備えている。赤色画素10R、緑色画素10G1,10G2、および青色画素10Bは、それぞれ第1画素、第2画素、および第3画素に該当する。例えば、図2において、第1行第1列に赤色画素10Rが配置され、第1行第2列に緑色画素10G1が配置され、第2行第1列に緑色画素10G2が配置され、第2行第2列に青色画素10Bが配置されている。この図2に示す配列はベイヤー配列と呼ばれる。なお、各画素は赤、緑、青以外の波長帯の色に対応した画素であってもよい。
赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bの間には深いトレンチが設けられ、これらのトレンチ内に設けられた絶縁膜20a、20b、20c、20d、20e、20fによって素子分離されている。すなわち、これらのトレンチおよび絶縁膜は画素分離部となる。なお、この第1実施形態においては、トレンチは半導体基板を貫通するFTI(Full Trench Isolation)として設けられている。絶縁膜20aは、赤色画素10Rおよび緑色画素10G2の左側の列方向に配置されている。絶縁膜20bは、赤色画素10Rと緑色画素10G1との間および緑色画素10G2と青色画素10Bとの間の列方向に配置されている。絶縁膜20cは、緑色画素10G1および青色画素10Bの右側の列方向に配置されている。絶縁膜20dは、赤色画素10Rおよび緑色画素10G1の上側の行方向に配置されている。絶縁膜20eは、赤色画素10Rと緑色画素10G2との間および緑色画素10G1と青色画素10Bとの間に行方向に配列されている。絶縁膜20fは、緑色画素10G2と青色画素10Bの下側の行方向に配列されている。
また、緑色画素10G1には、絶縁膜20eおよび絶縁膜20cに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25G1が配置されている。このP型不純物領域25G1は、緑色画素10G1が形成されている画素領域251をGND電位に接続するのに用いられる。
赤色画素10Rには、絶縁膜20eおよび絶縁膜20aに接続するように平面形状が三角形状の例えばP型不純物領域25Rが配置されている。このP型不純物領域25Rは、赤色画素10Rが形成されている画素領域251をGND電位に接続するのに用いられる。
緑色画素10G2には、絶縁膜20eおよび絶縁膜20aに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25G2が配置されている。このP型不純物領域25G2は、緑色画素10G2が形成されている画素領域251をGND電位に接続するのに用いられる。
青色画素10Bには、絶縁膜20eおよび絶縁膜20cに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25Bが配置されている。このP型不純物領域25Bは、青色画素10Bが形成されている画素領域251をGND電位に接続するのに用いられる。
赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bはそれぞれ、光電変換素子(フォトダイオード)PDと、転送トランジスタTGと、フローティングディフュージョンFDと、を備えている。そして、赤色画素10R以外の画素の領域に、画素トランジスタが配置されている。なお、本明細書では、選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRST、および増幅トランジスタAMPを総称して画素トランジスタと呼ぶ。例えば、緑色画素10G1の領域には、リセットトランジスタRSTが配置され、緑色画素10G1の領域には、選択トランジスタSELが配置され、青色画素10Bの領域には増幅トランジスタAMPが配置されている。しかし、本実施形態では、赤色画素10Rの領域には画素トランジスタは配置されていない。
画素群を図2に示す切断線A-Aで切断した断面を図3Aに示し、図2に示す切断線B-Bで切断した断面を図3Bに示す。赤色画素10R、緑色画素10G1,10G2、青色画素10Bはそれぞれ、半導体領域12に光電変換素子PDが形成されている。赤色画素10Rは光電変換素子PD上に赤色フィルタ14Rが設けられ、この赤色フィルタ14Rの上方にマイクロレンズ18が設けられている。緑色画素10G2は光電変換素子PD上に緑色フィルタ14Gが設けられ、この緑色フィルタ14Gの上方にマイクロレンズ18が設けられている(図3A)。緑色画素10G1は光電変換素子PD上に緑色フィルタ14Gが設けられ、この緑色フィルタ14Gの上方にマイクロレンズ18が設けられている。青色画素10Bは光電変換素子PD上に青色フィルタ14Bが設けられ、この青色フィルタ14Bの上方にマイクロレンズ18が設けられている(図3B)。緑色画素10G2の光電変換素子PDの下方には絶縁膜21を介してセットトランジスタSELが設けられている(図3A)。緑色画素10G1の光電変換素子PDの下方には絶縁膜21を介してリセットトランジスタRSTが設けられ、青色画素10Bの光電変換素子PDの下方には絶縁膜21を介して増幅トランジスタAMPが設けられている(図3B)。
このように、本実施形態によれば、赤色画素10Rの領域には画素トランジスタが設けられていないため、光電変換素子PDの深い位置で光電変換された信号電荷が画素トランジスタに吸収されず、画素群における量子効率の低下を抑制することができる。また、緑色画素10G1、10G2および青色画素10Bの光電変換素子PDの下方に絶縁膜21を介して画素トランジスタSEL、RST、AMPがそれぞれ配置されるので、画素トランジスタのサイズを大きくすることができる。
この図2に示す画素群の回路図を図4に示す。この回路図に示す各素子に関する配線は図2において太い実線で示す。これらの配線は、主に絶縁膜20b上に配置される(図2)。図4から分かるように、色画素10R、10G1、10G2、10Bにおいて、それぞれの光電変換素子FDは転送トランジスタTGを介してフローティングディフュージョンFDに接続されている。このフローティングディフュージョンFDはリセットトランジスタRSTを介して電源VDDに接続されているとともに、増幅トランジスタAMPのゲートに接続されている。この増幅トランジスタAMPはドレインが電源VDDに接続され、ドレインが選択トランジスタSELのソースに接続されている。すなわち、増幅トランジスタAMPはソースフォロアアンプとなる。
このように構成された画素における読み出し動作は以下のようになる。露光が終了した段階で、光電変換素子PDには信号電荷が集積されており、フローティングディフュージョンFDには、露光期間中に蓄積された雑音電荷がある。このとき、選択された行の画素のリセットトランジスタRSTのゲートにリセットパルスが印加されることによって、フローティングディフュージョンFDから雑音電荷が排出されるとともにフローティングディフュージョンFDが電位VDDにリセットされる。さらに選択トランジスタSELのゲートに行選択パルスが印加されると、ソースフォロアアンプAMPが導通状態になり、リセットされたフローティングディフュージョンFDの電位がソースフォロアアンプAMPから出力される。続いて選択された行の画素の転送トランジスタに垂直駆動回路254(図1)から読み出しパルスが印加され、光電変換素子PDの信号電荷がフローティングディフュージョンFDに転送されてフローティングディフュージョンFDの電位が低下する。続いて、信号電荷が蓄積されたフローティングディフュージョンFDの電位がソースフォロアアンプAMPから出力される。次にステップで、リセット出力と信号電荷による出力との差分が例えば相関二重サンプリングで得られる。最後のステップで、フローティングディフュージョンFD内の信号電荷をリセットして読み出し動作が完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、赤色画素10R以外の色画素10G1、10G2、10Bの領域に画素トランジスタを設けた構成を備えているので、量子効率の低下を抑制することができる。また、画素群における画素トランジスタのサイズを大きくすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による撮像装置について図5を参照して説明する。図5は第2実施形態の撮像装置の画素配列および選択トランジスタの配線を表側からみた平面図である。
この第2実施形態の撮像装置は、図2に示す第1実施形態の撮像装置とは、画素群内の色画素の配列は同じであるが、画素トランジスタの配置および配線が異なっている構成を有している。すなわち、この第2実施形態の撮像装置は、列方向に配列された2つの画素群10,10に対して、画素トランジスタを共有した構成を有している。2つの画素群10,10の各色画素は絶縁膜20によって分離されている。
1段目の画素群10の青色画素10Bの領域に増幅トランジスタAMPと、選択トランジスタSELを配置し、2段目の画素群10の青色画素10Bの領域にリセットトランジスタRSTおよびダミートランジスタDMYを配置した構成を有している。ダミートランジスタDMYは、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、およびリセットトランジスタRSTと同じ構造を有しているが、配線されずトランジスタとして機能しない。このように配置された画素群101、102の回路図を図6に示す。この回路図の各素子に関する配線は図5において太い実線で示す。これらの配線は主に、赤色画素10Rと緑色画素10G1との間の絶縁膜および緑色画素10G2と青色画素10Bとの間の絶縁膜上に配置される。
このように構成された第2実施形態によれば、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第1変形例)
第1変形例による撮像装置について図7および図8を参照して説明する。図7は、第1変形例の撮像装置の画素配列および選択トランジスタの配線を表側からみた平面図であり、図8はこの第1変形例の画素群における回路図である。
この第1変形例の撮像装置は、図5に示す第2実施形態の撮像装置において、画素群10の青色画素10Bの領域に配列されたダミートランジスタDMYを増幅トランジスタAMP2に置き換えた構成を備えている。なお、図5に示す画素群10の青色画素10Bの領域に配列された増幅トランジスタAMPは増幅トランジスタAMP1となり、増幅トランジスタAMP1と増幅トランジスタAMP2はゲートが共通でかつ並列に接続される(図7、図8)。このような構成にすることにより、増幅トランジスタの相互コンダクタンスGmを増大することができる。
この第1変形例によれば、第2実施形態と同様に、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第2変形例)
第2変形例による撮像装置について図9および図10を参照して説明する。図9は、第2変形例の撮像装置の画素配列および選択トランジスタの配線を表側からみた平面図であり、図10はこの第2変形例の画素群における回路図である。
この第2変形例の撮像装置は、図5に示す第2実施形態の撮像装置において、画素群10の青色画素10Bの領域に配列されたダミートランジスタDMYを変換効率切換スイッチFDGに置き換える(図9)。図9では示されていないが、更に副フローティングディフュージョンSub-FDは容量付加部とも云われる。変換効率切換スイッチFDGは、リセットトランジスタRSTとフローティングディフュージョンFDとの間に直列に配置される。副フローティングディフュージョンSub-FDは、リセットトランジスタRSTと変換効率切換スイッチFDGとの接続ノードと、接地ノードとの間に配置される(図10)。このように構成したことにより、光電変換の変換効率を切り換えることができる。変換効率切換スイッチFDGは、画素の変換効率が低モードの時に使用される。この変換効率切換スイッチFDGがオンの際は、リセットトランジスタRSTを含む寄生容量が副フローティングディフュージョンSub-FDに付加されるため、後述する図11に示す並列接続の場合に比べて大幅に変換効率を下げることができる。
この第2変形例によれば、第2実施形態と同様に、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第3変形例)
第3変形例による撮像装置について図11を参照して説明する。図11は、第3変形例の撮像装置の画素群における回路図である。この第3変形例は、第2変形例の撮像装置において、変換効率切換スイッチFDGおよび副フローティングディフージョンSub-FDの接続が異なっている以外は同じ構成を備えている。
この第3変形例においては、変換効率切換スイッチFDGおよび副フローティングディフュージョンSub-FDがフローティングディフュージョンFDと並列に接続されている。このように構成したことにより、変換効率の切り換え機能を有することになる。
この第3変形例によれば、第2実施形態と同様に、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による撮像装置について図12を参照して説明する。図12は、第3実施形態の撮像装置の画素群を表側から見た平面図である。この第3実施形態の撮像装置は、図5に示す第2実施形態の撮像装置において、1段目の画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、青色画素10Bは、フローティングディフュージョンFDを物理的に共有している。ここで、物理的に共有するとは、フローティングディフュージョンFDに直接接続していてもよいし、配線を介して接続していてもよいことを意味する。この共有化されたフローティングディフュージョンFDは、画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bが共通に接する半導体領域12を含む領域に配置される(例えば、後述する第4実施形態の図14および図15参照)。このフローティングディフュージョンFDは、赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bのそれぞれの転送ゲートTGに接続される。なお、この第3実施形態においては、トレンチは半導体領域を貫通しないように設けられている。
また、2段目の画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、青色画素10BのフローティングディフュージョンFDが共有化されている。この共有化されたフローティングディフュージョンFDは、画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bが共通に接続する半導体部を含む領域に配置される(例えば、後述する第4実施形態の図14および図15参照)。このフローティングディフュージョンFDは、赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bのそれぞれの転送ゲートTGに接続される。
そして、第3実施形態においては、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、図5に示す第2実施形態と異なり、1段目の画素群10の青色画素10Bと2段目の画素群10の緑色画素10G1との間の絶縁膜20A上に配置される。絶縁膜20Aは、1段目の画素群10の青色画素10Bを含む領域に含まれるとともに2段目の画素群10の緑色画素10G1を含む領域に含まれる。すなわち、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、1段目の画素群10の青色画素10Bを含む領域と2段目の画素群10の緑色画素10G1を含む領域に配置される。また、リセットトランジスタRSTおよびダミートランジスタDMYは、図5に示す第2実施形態と異なり、2段目の画素群10の青色画素10Bと図に示さない3段目の画素群の緑色画素との間の絶縁膜20B上に配置される。すなわち、行方向に配置された青色画素10Bの絶縁膜のうち、画素群10の緑色画素10G1から遠い位置の絶縁膜20B上に配置される。絶縁膜20Bは、2段目の画素群10の青色画素10Bを含む領域に含まれるので、リセットトランジスタRSTおよびダミートランジスタDMYは、2段目の画素群10の青色画素10Bを含む領域に配置される。
1段目の画素群10および2段目画素群10の共有化されたフローティングディフュージョンFDはそれぞれ、増幅トランジスタAMPのゲートおよびリセットトランジスタRSTのドレインに配線(図12において太い実線で示す)で接続される。
このように構成された第3実施形態によれば、第2実施形態と同様に、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第1変形例)
第3実施形態の第1変形例による撮像装置について図13を参照して説明する。図13は、第1変形例の撮像装置の画素群を表側から見た平面図である。この第1変形例の撮像装置は、図12に示す第3実施形態と異なり、増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRST、およびダミートランジスタDMYは、列方向(縦方向)の絶縁膜上に配置される。
図13に示すように、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、画素群10の青色画素10Bの列方向(縦方向)の絶縁膜のうち画素群10の緑色画素10G2から遠い側の絶縁膜20C上に配置される。すなわち、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、画素群10の青色画素10Bを含む領域に配置される。また、リセットトランジスタRSTおよびダミートランジスタDMYは、画素群10の青色画素10Bの列方向(縦方向)の絶縁膜のうち画素群10の緑色画素10G2から遠い側の絶縁膜20D上に配置される。すなわち、リセットトランジスタRSTおよびダミートランジスタDMYは、画素群10の青色画素10Bを含む領域に配置される。
この第1変形例においても、1段目の画素群10および2段目画素群10の共有化されたフローティングディフュージョンFDはそれぞれ、増幅トランジスタAMPのゲートおよびリセットトランジスタRSTのドレインに配線(図13において太い実線で示す)で接続される。
このように構成された第1変形例によれば、第3実施形態と同様に、赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による撮像装置について図14、図15を参照して説明する。図14は、第4実施形態の撮像装置の画素群10を表側から見た平面図である。図15は、図14に示す切断線X-Xで切断した断面図である。第1実施形態と異なり、この画素群10を構成する赤色画素10R、緑色画素10G1、緑色画素10G2、および青色画素10BのフローティングディフュージョンFDは共有化される。すなわち、フローティングディフュージョンFDは、画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bが共通に接続する半導体領域12を含む領域に配置される。なお、画素群10の赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bは、絶縁膜20によって覆われている。
また、本実施形態においては、画素群10の画素トランジスタである、増幅トランジスタ、リセットトランジスタRSL、選択トランジスタSELは、青色画素10Bと、
画素群10の同じ列でかつ下方で隣接する図示しない画素群の緑色画素との間の絶縁膜上に配置される。すなわち、増幅トランジスタ、リセットトランジスタRSL、選択トランジスタSELは、青色画素10Bを含む領域に配置される。
共有化されたフローティングディフュージョンFD増幅トランジスタのゲートおよびリセットトランジスタRSTのドレインに配線(図14において太い実線で示す)によって接続される。
なお、第1実施形態と同様に、緑色画素10G1には、絶縁膜20eおよび絶縁膜20cに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25G1が配置されている。赤色画素10Rには、絶縁膜20eおよび絶縁膜20aに接続するように平面形状が三角形状の例えばP型不純物領域25Rが配置されている。緑色画素10G2には、絶縁膜20eおよび絶縁膜20aに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25G2が配置されている。青色画素10Bには、絶縁膜20eおよび絶縁膜20cに接続するように平面形状が三角形の例えばP型不純物領域25Bが配置されている。
図15に示すように、画素群10の赤色画素10Rの光電変換素子PDの上方には赤色フィルタ14Rが配置され、この赤色フィルタ14Rの上方にはマイクロレンズ18が配置される。また、青色画素10Bの光電変換素子PDの上方には青色フィルタ14Bが配置され、この青色フィルタ14Bの上方にはマイクロレンズ18が配置される。なお、ず15では示していないが、緑色画素10G1、10G2の光電変換素子PDの上方には緑色フィルタが配置され、この緑色フィルタの上方にはマイクロレンズが配置される。
この第4実施形態における画素群10の回路図は、図4に示す第1実施形態の回路図と同じになる。
このように構成された第4実施形態によれば、第1実施形態と同様に赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態による撮像装置について図16および図17を参照して説明する。図16は、第5実施形態の撮像装置の画素群を表側から見た平面図である。図17は図16に示す切断線Y-Yで切断した断面図である。この第5実施形態の撮像装置は、図14に示す第4実施形態の撮像装置と異なり、赤色画素10R、緑色画素10G1、緑色画素10G2、青色画素10Bのそれぞれの半導体領域12にフローティングディフージョンFDが設けられている。すなわち、本実施形態においては、図17に示す断面図に、図16に示す第4実施形態と異なり、フローティングディフージョンFDが表示されていない。
更に、本実施形態では、青色画素10Bの領域に、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタ10AMP、選択トランジスタSELが設けられている。これらのトランジスタは図16に示すように横方向(行方向)に沿って配置されている。なお、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタ10AMP、選択トランジスタSELを縦方向(列方向)に配置する場合は、図13に示すように、青色画素10Bの緑色画素10G2から遠い列方向に配置された絶縁膜上に配置すればよい。赤色画素10R、緑色画素10G1、緑色画素10G2、青色画素10BのそれぞれのフローティングディフージョンFDは、増幅トランジスタAMPのゲートに接続されるとともにリセットトランジスタRSTのソースに接続される。この第5実施形態における画素群の回路図は、図4に示す回路図と同じになる。
このように構成された第5実施形態によれば、画素トランジスタAMP、RST、SELが青色画素の領域に配置され、第1実施形態と同様に赤色画素10Rの領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態による撮像装置について図18乃至図20を参照して説明する。図18は、第6実施形態の撮像装置の画素群10を表側から見た平面図である。図19Aは図18に示す切断線A-Aで切断した断面図であり、図19Bは図18に示す切断線B-Bで切断した断面図である。図20は、第6実施形態の画素群を示す回路図である。
第6実施形態における画素群10は、図2に示す第1実施形態の画素群10と同じ配列を備えている。緑色画素10Gと青色画素10Bとの間のトレンチは半導体領域を貫通していない。しかし、それ以外は赤色画素10R、緑色画素10G1、10G2、および青色画素10Bはそれぞれ、絶縁膜20によって裏面側から表面側まで分離されている。このため、各画素の光電変換素子PDは、画素の半導体領域12を全て使用することが可能となり、画素の実効面積を大きくすることができ、特性を向上させることができる。なお、緑色画素10G2は、IR画素、すなわち赤色と緑色が混合された画素に置き換えてもよい。
画素群10のリセットトランジスタRSTが緑色画素10G1と青色画素10Bを分離する絶縁膜20上に配置される。また、画素群10の増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELが青色画素10Bの行方向(横方向)に配置された絶縁膜20のうち、緑色画素10G1から遠い位置にある絶縁膜20上に配置される。
この第6実施形態における画素群10は図20に示すように、リセットトランジスタRSTのソースがフローティングディフュージョンFDに接続され、ドレインが電位VDDに接続される。また、増幅トランジスタAMPと選択トランジスタSELは直列に接続され、増幅トランジスタAMPのゲートがフローティングディフュージョンFDに接続される。この第6実施形態における画素群10の回路図は、フローティングディフュージョンFDを共有していない点を除けば、図4に示す第1実施形態の回路図と同じになる。この第6実施形態も第1実施形態と同様に、赤色画素の領域に画素トランジスタが配置されないので、量子効率の低下を抑制することができる。
(応用例)
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット、建設機械、農業機械(トラクター)などのいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図21は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システム7000の概略的な構成例を示すブロック図である。車両制御システム7000は、通信ネットワーク7010を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図21に示した例では、車両制御システム7000は、駆動系制御ユニット7100、ボディ系制御ユニット7200、バッテリ制御ユニット7300、車外情報検出ユニット7400、車内情報検出ユニット7500、及び統合制御ユニット7600を備える。これらの複数の制御ユニットを接続する通信ネットワーク7010は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、LAN(Local Area Network)又はFlexRay(登録商標)等の任意の規格に準拠した車載通信ネットワークであってよい。
各制御ユニットは、各種プログラムにしたがって演算処理を行うマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータにより実行されるプログラム又は各種演算に用いられるパラメータ等を記憶する記憶部と、各種制御対象の装置を駆動する駆動回路とを備える。各制御ユニットは、通信ネットワーク7010を介して他の制御ユニットとの間で通信を行うためのネットワークI/Fを備えるとともに、車内外の装置又はセンサ等との間で、有線通信又は無線通信により通信を行うための通信I/Fを備える。図21では、統合制御ユニット7600の機能構成として、マイクロコンピュータ7610、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660、音声画像出力部7670、車載ネットワークI/F7680及び記憶部7690が図示されている。他の制御ユニットも同様に、マイクロコンピュータ、通信I/F及び記憶部等を備える。
駆動系制御ユニット7100は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット7100は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。駆動系制御ユニット7100は、ABS(Antilock Brake System)又はESC(Electronic Stability Control)等の制御装置としての機能を有してもよい。
駆動系制御ユニット7100には、車両状態検出部7110が接続される。車両状態検出部7110には、例えば、車体の軸回転運動の角速度を検出するジャイロセンサ、車両の加速度を検出する加速度センサ、あるいは、アクセルペダルの操作量、ブレーキペダルの操作量、ステアリングホイールの操舵角、エンジン回転数又は車輪の回転速度等を検出するためのセンサのうちの少なくとも一つが含まれる。駆動系制御ユニット7100は、車両状態検出部7110から入力される信号を用いて演算処理を行い、内燃機関、駆動用モータ、電動パワーステアリング装置又はブレーキ装置等を制御する。
ボディ系制御ユニット7200は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット7200は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット7200には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット7200は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
バッテリ制御ユニット7300は、各種プログラムにしたがって駆動用モータの電力供給源である二次電池7310を制御する。例えば、バッテリ制御ユニット7300には、二次電池7310を備えたバッテリ装置から、バッテリ温度、バッテリ出力電圧又はバッテリの残存容量等の情報が入力される。バッテリ制御ユニット7300は、これらの信号を用いて演算処理を行い、二次電池7310の温度調節制御又はバッテリ装置に備えられた冷却装置等の制御を行う。
車外情報検出ユニット7400は、車両制御システム7000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット7400には、撮像部7410及び車外情報検出部7420のうちの少なくとも一方が接続される。撮像部7410には、ToF(Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ、単眼カメラ、赤外線カメラ及びその他のカメラのうちの少なくとも一つが含まれる。車外情報検出部7420には、例えば、現在の天候又は気象を検出するための環境センサ、あるいは、車両制御システム7000を搭載した車両の周囲の他の車両、障害物又は歩行者等を検出するための周囲情報検出センサのうちの少なくとも一つが含まれる。
環境センサは、例えば、雨天を検出する雨滴センサ、霧を検出する霧センサ、日照度合いを検出する日照センサ、及び降雪を検出する雪センサのうちの少なくとも一つであってよい。周囲情報検出センサは、超音波センサ、レーダ装置及びLIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)装置のうちの少なくとも一つであってよい。これらの撮像部7410及び車外情報検出部7420は、それぞれ独立したセンサないし装置として備えられてもよいし、複数のセンサないし装置が統合された装置として備えられてもよい。
ここで、図22は、撮像部7410及び車外情報検出部7420の設置位置の例を示す。撮像部7910,7912,7914,7916,7918は、例えば、車両7900のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部のうちの少なくとも一つの位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部7910及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として車両7900の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部7912,7914は、主として車両7900の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部7916は、主として車両7900の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図22には、それぞれの撮像部7910,7912,7914,7916の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲aは、フロントノーズに設けられた撮像部7910の撮像範囲を示し、撮像範囲b,cは、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部7912,7914の撮像範囲を示し、撮像範囲dは、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部7916の撮像範囲を示す。例えば、撮像部7910,7912,7914,7916で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両7900を上方から見た俯瞰画像が得られる。
車両7900のフロント、リア、サイド、コーナ及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7922,7924,7926,7928,7930は、例えば超音波センサ又はレーダ装置であってよい。車両7900のフロントノーズ、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7926,7930は、例えばLIDAR装置であってよい。これらの車外情報検出部7920~7930は、主として先行車両、歩行者又は障害物等の検出に用いられる。
図21に戻って説明を続ける。車外情報検出ユニット7400は、撮像部7410に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像データを受信する。また、車外情報検出ユニット7400は、接続されている車外情報検出部7420から検出情報を受信する。車外情報検出部7420が超音波センサ、レーダ装置又はLIDAR装置である場合には、車外情報検出ユニット7400は、超音波又は電磁波等を発信させるとともに、受信された反射波の情報を受信する。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、降雨、霧又は路面状況等を認識する環境認識処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、車外の物体までの距離を算出してもよい。
また、車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等を認識する画像認識処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに対して歪補正又は位置合わせ等の処理を行うとともに、異なる撮像部7410により撮像された画像データを合成して、俯瞰画像又はパノラマ画像を生成してもよい。車外情報検出ユニット7400は、異なる撮像部7410により撮像された画像データを用いて、視点変換処理を行ってもよい。
車内情報検出ユニット7500は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット7500には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部7510が接続される。運転者状態検出部7510は、運転者を撮像するカメラ、運転者の生体情報を検出する生体センサ又は車室内の音声を集音するマイク等を含んでもよい。生体センサは、例えば、座面又はステアリングホイール等に設けられ、座席に座った搭乗者又はステアリングホイールを握る運転者の生体情報を検出する。車内情報検出ユニット7500は、運転者状態検出部7510から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。車内情報検出ユニット7500は、集音された音声信号に対してノイズキャンセリング処理等の処理を行ってもよい。
統合制御ユニット7600は、各種プログラムにしたがって車両制御システム7000内の動作全般を制御する。統合制御ユニット7600には、入力部7800が接続されている。入力部7800は、例えば、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ又はレバー等、搭乗者によって入力操作され得る装置によって実現される。統合制御ユニット7600には、マイクロフォンにより入力される音声を音声認識することにより得たデータが入力されてもよい。入力部7800は、例えば、赤外線又はその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、車両制御システム7000の操作に対応した携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistant)等の外部接続機器であってもよい。入力部7800は、例えばカメラであってもよく、その場合搭乗者はジェスチャにより情報を入力することができる。あるいは、搭乗者が装着したウェアラブル装置の動きを検出することで得られたデータが入力されてもよい。さらに、入力部7800は、例えば、上記の入力部7800を用いて搭乗者等により入力された情報に基づいて入力信号を生成し、統合制御ユニット7600に出力する入力制御回路などを含んでもよい。搭乗者等は、この入力部7800を操作することにより、車両制御システム7000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
記憶部7690は、マイクロコンピュータにより実行される各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、及び各種パラメータ、演算結果又はセンサ値等を記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。また、記憶部7690は、HDD(Hard Disc Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等によって実現してもよい。
汎用通信I/F7620は、外部環境7750に存在する様々な機器との間の通信を仲介する汎用的な通信I/Fである。汎用通信I/F7620は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communications)、WiMAX(登録商標)、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)若しくはLTE-A(LTE-Advanced)などのセルラー通信プロトコル、又は無線LAN(Wi-Fi(登録商標)ともいう)、Bluetooth(登録商標)などのその他の無線通信プロトコルを実装してよい。汎用通信I/F7620は、例えば、基地局又はアクセスポイントを介して、外部ネットワーク(例えば、インターネット、クラウドネットワーク又は事業者固有のネットワーク)上に存在する機器(例えば、アプリケーションサーバ又は制御サーバ)へ接続してもよい。また、汎用通信I/F7620は、例えばP2P(Peer To Peer)技術を用いて、車両の近傍に存在する端末(例えば、運転者、歩行者若しくは店舗の端末、又はMTC(Machine Type Communication)端末)と接続してもよい。
専用通信I/F7630は、車両における使用を目的として策定された通信プロトコルをサポートする通信I/Fである。専用通信I/F7630は、例えば、下位レイヤのIEEE802.11pと上位レイヤのIEEE1609との組合せであるWAVE(Wireless Access in Vehicle Environment)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、又はセルラー通信プロトコルといった標準プロトコルを実装してよい。専用通信I/F7630は、典型的には、車車間(Vehicle to Vehicle)通信、路車間(Vehicle to Infrastructure)通信、車両と家との間(Vehicle to Home)の通信及び歩車間(Vehicle to Pedestrian)通信のうちの1つ以上を含む概念であるV2X通信を遂行する。
測位部7640は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号)を受信して測位を実行し、車両の緯度、経度及び高度を含む位置情報を生成する。なお、測位部7640は、無線アクセスポイントとの信号の交換により現在位置を特定してもよく、又は測位機能を有する携帯電話、PHS若しくはスマートフォンといった端末から位置情報を取得してもよい。
ビーコン受信部7650は、例えば、道路上に設置された無線局等から発信される電波あるいは電磁波を受信し、現在位置、渋滞、通行止め又は所要時間等の情報を取得する。なお、ビーコン受信部7650の機能は、上述した専用通信I/F7630に含まれてもよい。
車内機器I/F7660は、マイクロコンピュータ7610と車内に存在する様々な車内機器7760との間の接続を仲介する通信インタフェースである。車内機器I/F7660は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)又はWUSB(Wireless USB)といった無線通信プロトコルを用いて無線接続を確立してもよい。また、車内機器I/F7660は、図示しない接続端子(及び、必要であればケーブル)を介して、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface、又はMHL(Mobile High-definition Link)等の有線接続を確立してもよい。車内機器7760は、例えば、搭乗者が有するモバイル機器若しくはウェアラブル機器、又は車両に搬入され若しくは取り付けられる情報機器のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。また、車内機器7760は、任意の目的地までの経路探索を行うナビゲーション装置を含んでいてもよい。車内機器I/F7660は、これらの車内機器7760との間で、制御信号又はデータ信号を交換する。
車載ネットワークI/F7680は、マイクロコンピュータ7610と通信ネットワーク7010との間の通信を仲介するインタフェースである。車載ネットワークI/F7680は、通信ネットワーク7010によりサポートされる所定のプロトコルに則して、信号等を送受信する。
統合制御ユニット7600のマイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、各種プログラムにしたがって、車両制御システム7000を制御する。例えば、マイクロコンピュータ7610は、取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット7100に対して制御指令を出力してもよい。例えば、マイクロコンピュータ7610は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行ってもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行ってもよい。
マイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、車両と周辺の構造物や人物等の物体との間の3次元距離情報を生成し、車両の現在位置の周辺情報を含むローカル地図情報を作成してもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される情報に基づき、車両の衝突、歩行者等の近接又は通行止めの道路への進入等の危険を予測し、警告用信号を生成してもよい。警告用信号は、例えば、警告音を発生させたり、警告ランプを点灯させたりするための信号であってよい。
音声画像出力部7670は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図21の例では、出力装置として、オーディオスピーカ7710、表示部7720及びインストルメントパネル7730が例示されている。表示部7720は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。表示部7720は、AR(Augmented Reality)表示機能を有していてもよい。出力装置は、これらの装置以外の、ヘッドホン、搭乗者が装着する眼鏡型ディスプレイ等のウェアラブルデバイス、プロジェクタ又はランプ等の他の装置であってもよい。出力装置が表示装置の場合、表示装置は、マイクロコンピュータ7610が行った各種処理により得られた結果又は他の制御ユニットから受信された情報を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。また、出力装置が音声出力装置の場合、音声出力装置は、再生された音声データ又は音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。
なお、図21に示した例において、通信ネットワーク7010を介して接続された少なくとも二つの制御ユニットが一つの制御ユニットとして一体化されてもよい。あるいは、個々の制御ユニットが、複数の制御ユニットにより構成されてもよい。さらに、車両制御システム7000が、図示されていない別の制御ユニットを備えてもよい。また、上記の説明において、いずれかの制御ユニットが担う機能の一部又は全部を、他の制御ユニットに持たせてもよい。つまり、通信ネットワーク7010を介して情報の送受信がされるようになっていれば、所定の演算処理が、いずれかの制御ユニットで行われるようになってもよい。同様に、いずれかの制御ユニットに接続されているセンサ又は装置が、他の制御ユニットに接続されるとともに、複数の制御ユニットが、通信ネットワーク7010を介して相互に検出情報を送受信してもよい。
なお、図21に示す撮像部7410または図22に示す撮像部7910~7916として第1乃至第6実施形態の撮像装置を用いることができる。
以上、添付図面を参照して本開示の実施形態をについて詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかである。これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、または上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者に明らかな他の効果を奏し得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1) 第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、を備えた撮像装置。
(2) 前記第1乃至第3の波長帯はそれぞれ、赤色、緑色、青色の光に対応した波長帯であり、前記第1乃至第3画素はそれぞれ赤色画素、緑色画素、青色画素である請求項(1)に記載の撮像装置。
(3) 前記画素トランジスタは、リセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含む(1)記載の撮像装置。
(4) 前記画素トランジスタは、対応する画素群の前記第1画素及び前記第2画素を除く前記第3画素の領域内に配置された(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像装置。
(5) 前記画素群は、この画素群に含まれる複数の画素が共有するフローティングディフュージョンを備えた(1)乃至(4)のいずれかに記載の撮像装置。
(6) 前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域内および前記緑色画素の領域内に配置された(2)記載の撮像装置。
(7) 前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域と前記緑色画素の領域との間に配置された(2)記載の撮像装置。
(8) 前記画素群に含まれる画素同士を分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えた(1)乃至(7)記載の撮像装置。
(9) 前記画素群は、第1方向に隣接する2つの画素と、前記第1方向に交差する第2方向に隣接する2つの画素とを含み、これら4つの画素は、前記赤色画素、前記緑色画素、および前記青色画素を含む(2)記載の撮像装置。
(10) 前記4つの画素は、2つの前記緑色画素を含む(9)記載の撮像装置。
(11) 前記第1方向又は前記第2方向に隣接して配置される2つの前記画素群にて、一つの前記画素トランジスタを共有し、前記一つの画素トランジスタの第1部分は、前記2つの画素群のうち一方に配置され、前記一つの画素トランジスタの第2部分は、前記2つの画素群のうち他方に配置された(9)記載の撮像装置。
(12) 前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素の領域内に配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素の領域内に配置された(11)記載の撮像装置。
(13) 前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、前記第1部分は、前記2つの画素群の間で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第2方向の端部で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置された(12)記載の撮像装置。
(14) 前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置され、前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置された(12)記載の撮像装置。
(15) 前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、前記増幅トランジスタおよび前記選択トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素を含む領域に配置され、前記リセットトランジスタは、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素を含む領域に配置された(11)記載の撮像装置。
(16) 前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、前記増幅トランジスタは、前記第1部分および前記第2部分の双方に配置された(11)記載の撮像装置。
(17) 前記画素トランジスタは、光電変換の変換効率を切り換える変換効率切換トランジスタを含み、前記変換効率切換トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方又は他方の前記青色画素の領域に配置された(15)記載の撮像装置。
(18) 前記2つの画素群のうち一方に含まれる複数の画素が共有する第1フローティングディフュージョンと、前記2つの画素群のうち他方に含まれる複数の画素が共有する第2フローティングディフュージョンと、を備えた(11)記載撮像装置。
(19) 前記第1画素群および前記第2画素分に含まれる複数の画素同士を分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えた(11)記載の撮像装置。
(20) 撮像装置と、前記撮像装置で撮像された画素信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備え、前記撮像装置は、第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、
前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、を備えた、電子機器。
10,10,10・・画素群、10R・・・赤色画素、10G1・・・緑色画素、10G2・・・緑色画素、10B・・・青色画素、12・・・半導体領域、14R・・・赤色フィルタ、14B・・・青色フィルタ、14G・・・緑色フィルタ、18・・・マイクロレンズ、20,20a~20f・・・絶縁膜、25R,25G1,25G2、25B・・・P型不純物領域、FD・・・フローティングディフージョン、PD・・・光電変換素子(フォトダイオード)、TG・・・転送ゲート、AMP,AMP1,AMP2・・・増幅トランジスタ、RST・・・リセットトランジスタ、SEL・・・選択トランジスタ、DMY・・・ダミートランジスタ、FDG・・・変換効率切換スイッチ、Sub-FD・・・副フローティングディフュージョン、250・・・撮像装置、251・・・画素領域、252・・・画素駆動線、253・・・垂直信号線、254・・・垂直駆動部、255・・・カラム駆動部、256・・・水平駆動部、257・・・システム駆動部、258・・・信号処理部、259・・・メモリ部、7000・・・車両制御システム、7010・・・通信ネットワーク、7100・・・駆動系制御ユニット、7110・・・車両状態検出部、7200・・・ボディ系制御ユニット、7300・・・バッテリ制御ユニット、7310・・・二次電池、7400・・・車外情報検出ユニット、7410・・・撮像部、7420・・・車内情報検出部、7500・・・車内情報検出ユニット、7510・・・運転者状態検出部、7600・・・統合制御ユニット、7610・・・マイクロコンピュータ、7620・・・汎用通信I/F、7630・・・専用通信I/F、7640・・・測位部、7650・・・ビーコン受信部、7660・・・車内機器I/F、7670・・・音声画像出力部、7680・・・車載ネットワークI/F、7690・・・記憶部、7710・・・オーディオスピーカ、7720・・・表示部、7730・・・インストルメントパネル、7750・・・外部環境、7760・・・車内機器、7800・・・入力部、7900・・・車両、7910~7916・・・撮像部、7920~7930・・・車外情報検出部

Claims (20)

  1. 第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、
    前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記第1乃至第3の波長帯はそれぞれ、赤色、緑色、青色の光に対応した波長帯であり、前記第1乃至第3画素はそれぞれ赤色画素、緑色画素、青色画素である請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素トランジスタは、リセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含む請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記画素トランジスタは、対応する画素群の前記第1画素及び前記第2画素を除く前記第3画素の領域内に配置された請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記画素群は、この画素群に含まれる複数の画素が共有するフローティングディフュージョンを備えた請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域内および前記緑色画素の領域内に配置された請求項2記載の撮像装置。
  7. 前記画素トランジスタは、前記青色画素の領域と前記緑色画素の領域との間に配置された請求項2記載の撮像装置。
  8. 前記画素群に含まれる画素同士を分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えた請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記画素群は、第1方向に隣接する2つの画素と、前記第1方向に交差する第2方向に隣接する2つの画素とを含み、これら4つの画素は、前記赤色画素、前記緑色画素、および前記青色画素を含む請求項2記載の撮像装置。
  10. 前記4つの画素は、2つの前記緑色画素を含む請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記第1方向又は前記第2方向に隣接して配置される2つの前記画素群にて、一つの前記画素トランジスタを共有し、
    前記一つの画素トランジスタの第1部分は、前記2つの画素群のうち一方に配置され、
    前記一つの画素トランジスタの第2部分は、前記2つの画素群のうち他方に配置された請求項9記載の撮像装置。
  12. 前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素の領域内に配置され、
    前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素の領域内に配置された請求項11記載の撮像装置。
  13. 前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、
    前記第1部分は、前記2つの画素群の間で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置され、
    前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第2方向の端部で、かつ前記第1方向に延びる領域に沿って配置された請求項12記載の撮像装置。
  14. 前記2つの画素群は、前記第2方向に隣接して配置されており、
    前記第1部分は、前記2つの画素群のうち一方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置され、
    前記第2部分は、前記2つの画素群のうち他方の前記第1方向の端部で、かつ前記第2方向に延びる領域に沿って配置された請求項12記載の撮像装置。
  15. 前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、
    前記増幅トランジスタおよび前記選択トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方の前記青色画素を含む領域に配置され、
    前記リセットトランジスタは、前記2つの画素群のうち他方の前記青色画素を含む領域に配置された請求項11記載の撮像装置。
  16. 前記画素トランジスタはリセットトランジスタと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を含み、
    前記増幅トランジスタは、前記第1部分および前記第2部分の双方に配置された請求項11記載の撮像装置。
  17. 前記画素トランジスタは、光電変換の変換効率を切り換える変換効率切換トランジスタを含み、
    前記変換効率切換トランジスタは、前記2つの画素群のうち一方又は他方の前記青色画素の領域に配置された請求項15記載の撮像装置。
  18. 前記2つの画素群のうち一方に含まれる複数の画素が共有する第1フローティングディフュージョンと、
    前記2つの画素群のうち他方に含まれる複数の画素が共有する第2フローティングディフュージョンと、を備えた請求項10記載撮像装置。
  19. 前記第1画素群および前記第2画素分に含まれる複数の画素同士を分離する、画素境界に沿って画素の深さ方向に延びる画素分離部を備えた請求項11記載の撮像装置。
  20. 撮像装置と、
    前記撮像装置で撮像された画素信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備え、
    前記撮像装置は、
    第1の波長帯の光を光電変換する第1画素、第2の波長帯の光を光電変換する第2画素、および第3の波長帯の光を光電変換する第3画素を含む画素群を単位としてマトリクス状に配置された画素アレイ部と、
    前記画素群に対応して設けられ、対応する画素群の前記第1画素を除く少なくとも1つの画素を含む領域内に配置される画素トランジスタと、
    を備えた電子機器。
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