JP2022107057A - On-vehicle camera - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車載カメラに関する。 The present invention relates to an in-vehicle camera.
従来、自動車等の車両に設けられた車載カメラを熱害から保護するものとして、特許文献１に記載されるものが知られている。
Conventionally, those described in
特許文献１において、車載カメラのカバーには通風孔が形成されている。通風孔は、フロントガラスに沿って流れて来る空調空気を採り入れ易い位置に設けられている。これにより、左右のＣＣＤカメラを空調空気によって冷却して熱害から保護することができ、ＣＣＤカメラから得られる画像データを安定化できる。
In
しかしながら、フロントガラスに沿って流れて来る空調空気を採り入れ易い位置とするために、車載カメラをフロントガラスに取付ける場合には、ケースとフロントガラスの間の空間にカメラが収容されることになる。このため、外光によって撮像素子や画像処理装置が熱害を受けたり、外気温が低い場合にはフロントガラスが結露することにより、カメラのレンズ部が結露する、あるいは曇るおそれがある。 However, when the in-vehicle camera is attached to the windshield in order to make it easy to take in the conditioned air flowing along the windshield, the camera is accommodated in the space between the case and the windshield. Therefore, the image pickup element and the image processing device may be damaged by heat due to the outside light, or the front glass may be dewed when the outside air temperature is low, which may cause dew condensation or cloudiness on the lens portion of the camera.
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、カメラ本体が熱害を受けることを防止し、かつ、カメラ本体のレンズ部に結露や曇りが生じることを防止できる車載カメラを提供することを目的とするものである。 The present invention has been made by paying attention to the above circumstances, and is an in-vehicle camera capable of preventing the camera body from being damaged by heat and preventing dew condensation and fogging on the lens portion of the camera body. Is intended to provide.
本発明は、デフロスタの上方に設置されたフロントガラスを通して車両の前方を撮像するレンズ部を有するカメラ本体と、第１のケースおよび前記第１のケースに取付けられる第２のケースを有し、前記第１のケースおよび前記第２のケースに前記カメラ本体が収容される本体ケースとを備え、前記第２のケースと前記フロントガラスとの間に隙間が形成されるようにして前記フロントガラスに取付けられる車載カメラであって、前記第１のケースの底壁に、前記本体ケースの内部を流れるデフロスタ風を前記本体ケースから排出する第１の排気口が設けられており、前記第１の排気口は、前記車両の前後方向において前記カメラ本体の前面と後面との間で、かつ、前記車両の下面視において前記カメラ本体に重なるように前記第１のケースの前記底壁に形成されていることを特徴とする。 The present invention includes a camera body having a lens portion that images the front of the vehicle through a windshield installed above the defroster, a first case, and a second case attached to the first case. The first case and the second case include a main body case in which the camera main body is housed, and are attached to the windshield so as to form a gap between the second case and the windshield. The vehicle-mounted camera is provided with a first exhaust port for discharging the defroster wind flowing inside the main body case from the main body case on the bottom wall of the first case. Is formed on the bottom wall of the first case so as to overlap the camera body in the front-rear direction of the vehicle between the front surface and the rear surface of the camera body and in the bottom view of the vehicle. It is characterized by.
このように上記の本発明によれば、カメラ本体が熱害を受けることを防止し、かつ、カメラ本体のレンズ部に結露や曇りが生じることを防止できる。 As described above, according to the present invention, it is possible to prevent the camera body from being damaged by heat and to prevent dew condensation and fogging from occurring on the lens portion of the camera body.
本発明の一実施の形態に係る車載カメラは、デフロスタの上方に設置されたフロントガラスを通して車両の前方を撮像するレンズ部を有するカメラ本体と、第１のケースおよび第１のケースに取付けられる第２のケースを有し、第１のケースおよび第２のケースにカメラ本体が収容される本体ケースとを備え、第２のケースとフロントガラスとの間に隙間が形成されるようにしてフロントガラスに取付けられる車載カメラであって、第１のケースの底壁に、本体ケースの内部を流れるデフロスタ風を本体ケースから排出する第１の排気口が設けられており、第１の排気口は、車両の前後方向においてカメラ本体の前面と後面との間で、かつ、車両の下面視においてカメラ本体に重なるように第１のケースの底壁に形成されている。
これにより、カメラ本体が熱害を受けることを防止し、かつ、カメラ本体のレンズ部に結露や曇りが生じることを防止できる。
The in-vehicle camera according to the embodiment of the present invention includes a camera body having a lens portion that images the front of the vehicle through a windshield installed above the defroster, and a first case and a first case attached to the first case. It has two cases, the first case and the second case include a main body case in which the camera main body is housed, and the windshield is provided so that a gap is formed between the second case and the windshield. A first exhaust port is provided on the bottom wall of the first case to discharge the defroster wind flowing inside the main body case from the main body case. It is formed on the bottom wall of the first case between the front surface and the rear surface of the camera body in the front-rear direction of the vehicle and so as to overlap the camera body in the bottom view of the vehicle.
As a result, it is possible to prevent the camera body from being damaged by heat and to prevent dew condensation and fogging from occurring on the lens portion of the camera body.
以下、本発明の一実施例に係る車載カメラについて、図面を用いて説明する。
図１から図１１は、本発明の一実施例に係る車載カメラを示す図である。図１から図１１において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の車載カメラを基準とし、前後方向に対して直交する方向が左右方向、車載カメラの高さ方向が上下方向である。
Hereinafter, an in-vehicle camera according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 11 are views showing an in-vehicle camera according to an embodiment of the present invention. In FIGS. 1 to 11, the up / down / front / rear / left / right directions are based on the vehicle-mounted camera installed in the vehicle, the direction orthogonal to the front-rear direction is the left-right direction, and the height direction of the vehicle-mounted camera is the vertical direction.
まず、構成を説明する。
図１において、車両１は、車体２を備えており、車体２は、ボンネットフード３およびルーフパネル４を含んで構成されている。ボンネットフード３とルーフパネル４との間には、フロントガラス５が設けられており、フロントガラス５は、車両１の前方から斜め後方に向かって傾斜している。
First, the configuration will be described.
In FIG. 1, the
車両１の車室１Ａにおいて、フロントガラス５の傾斜方向の下端部にはデフロスタ６が設置されている。デフロスタ６は、図示しない空調装置によってフロントガラス５の結露や曇りを防止するためのデフロスタ風Ｗを発生する。デフロスタ風Ｗは、デフロスタ６からフロントガラス５に吹き当てられ、フロントガラス５に沿ってフロントガラス５の後斜め上方に流れる。
In the
フロントガラス５の車室１Ａ側には、車載カメラ１０（図２、図３参照）が設置されている。車載カメラ１０は、車両１の前方の画像を撮影するための撮像装置を構成しており、カメラ本体１１と（図７参照）、本体ケース１２を含んで構成されている。
An in-vehicle camera 10 (see FIGS. 2 and 3) is installed on the
カメラ本体１１は、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒを有するとともに、いずれも図示しないＣＣＤセンサやＣＭＯＳセンサ等の撮像素子、撮像素子が出力する画像データの処理回路、画像データを記憶するストレージ等を内蔵している。
The
レンズ部１１Ｌ、１１Ｒは、車両１の幅方向（左右方向、以下、車幅方向という）に離れて設けられており、フロントガラス５を通して入射する車両１の前方の光像を撮像素子に結像させる。
The
カメラ本体１１は、本体ケース１２に収容されている。本体ケース１２は、アッパブラケット１３およびロアケース１４を有する。本実施例のロアケース１４は、本発明の第１のケースを構成し、アッパブラケット１３は、本発明の第２のケースを構成する。
The
図３、図８に示すように、アッパブラケット１３は、板状に形成されている。図５、図６において、ロアケース１４は、底壁１４Ｕと、底壁１４Ｕの前部に設けられた前壁１４Ｆと、底壁１４Ｕの後部に設けられた後壁１４Ｂと、底壁１４Ｕの左側部に設けられた左側壁１４Ｌと、底壁１４Ｕの右側部に設けられた右側壁１４Ｒとを有する。
As shown in FIGS. 3 and 8, the
前壁１４Ｆは、底壁１４Ｕからフロントガラス５に向かって突出しており、後壁１４Ｂ、左側壁１４Ｌおよび右側壁１４Ｒは、底壁１４Ｕから鉛直方向上方に突出している。
The
図３、図８において、ロアケース１４は、カメラ本体１１を収容している。アッパブラケット１３は、カメラ本体１１に対してフロントガラス５側に設置されており、カメラ本体１１を覆うようにしてロアケース１４に取付けられている。これにより、カメラ本体１１は、アッパブラケット１３とロアケース１４とによって囲まれる空間に収容される。
In FIGS. 3 and 8, the
図３に示すように、アッパブラケット１３の周囲には連結部１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ、１３ｅ、１３ｆが設けられている。
As shown in FIG. 3, connecting
図７に示すように、ロアケース１４の周囲には連結部１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ、１４ｅ、１４ｆが設けられている。
As shown in FIG. 7, connecting
連結部１４ａ、１４ｂは、前壁１４Ｆに設けられており、車幅方向に離隔している。連結部１４ｃは、左側壁１４Ｌに設けられており、連結部１４ｄは、右側壁１４Ｒに設けられている。
The connecting
連結部１４ｅ、１４ｆは、フレーム１５によって連結されており、それぞれ左側壁１４Ｌ側と右側壁１４Ｒ側に設置されている。フレーム１５は、左側壁１４Ｌから後壁１４Ｂおよび右側壁１４Ｒに亘って設置されているとともに、カメラ本体１１の下方に潜り込む図示しない支持部を有する。
The connecting
カメラ本体１１は、図示しないクリップ等によってアッパブラケット１３に固定される。これにより、カメラ本体１１は、図７、図８に示すように、前壁１４Ｆ、後壁１４Ｂ、左側壁１４Ｌ、右側壁１４Ｒおよび底壁１４Ｕから離れた状態でロアケース１４に収容される。なお、カメラ本体１１は、図示しないクリップ等によってロアケース１４に取付けられてもよく、アッパブラケット１３とロアケース１４に取付けられてもよい。
The
連結部１３ａから連結部１３ｆと連結部１４ａから１４ｆとは、アッパブラケット１３とロアケース１４とが位置決めされた状態において合致し、互いに連結される。これにより、アッパブラケット１３およびロアケース１４が連結されて一体化される。
The connecting
図８において、カメラ本体１１の下面１１ａと後面１１ｂとには後部にはそれぞれ放熱用のフィン１１Ａ、１１Ｂが設けられており、フィン１１Ａ、１１Ｂは、カメラ本体１１から熱を放出させる機能を有する。
In FIG. 8, the
図２において、アッパブラケット１３の前面には複数のガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒが設けられている。ガラス取付部１７Ｆは、ロアケース１４の前壁１４Ｆ側に設置されている。
In FIG. 2, a plurality of
ガラス取付部１７Ｌ、１７Ｒは、それぞれロアケース１４の左側壁１４Ｌ側と右側壁１４Ｒ側に設置されている。ガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒは、三角形状に配置されるようにしてアッパブラケット１３の前面に設置されている。アッパブラケット１３の前面は、フロントガラス５に対向する面である。ガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒは、例えば、粘着テープから構成されている。
The
図８において、フロントガラス５の後面には遮光部材１６が取付けられており、遮光部材１６は、例えば、セラミック樹脂から構成されている。遮光部材１６は、焼成によってフロントガラス５に取付けられている。遮光部材１６の材質は、セラミック樹脂に限定されるものでなく、遮光性を有するものであればよい。図４において、遮光部材１６をハッチングで示す。
In FIG. 8, a light-shielding
ガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒが遮光部材１６を介してフロントガラス５に固定されると、アッパブラケット１３がフロントガラス５に取付けられる。これにより、カメラ本体１１とロアケース１４がフロントガラス５に取付けられる。
When the
ガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒは、その板厚方向に厚みを有するので、アッパブラケット１３とフロントガラス５との間に隙間Ｓ（図８参照）が形成される。なお、ガラス取付部１７Ｆ、１７Ｌ、１７Ｒは、粘着テープに限定されるものではなく、アッパブラケット１３をフロントガラス５に固定できるものであればよい。
Since the
図２において、フロントガラス５の延びる方向Ａのロアケース１４の下端部には一対の切り欠き１８Ｌ、１８Ｒが形成されており、切り欠き１８Ｌ、１８Ｒとフロントガラス５の間には通気口１９Ｌ（図５、図８、図９、図１０参照）、１９Ｒ（図６参照）が形成されている。本実施例の切り欠き１８Ｌ、１８Ｒは、本発明の開口部を構成する。
In FIG. 2, a pair of
図５、図８、図９、図１０には図示していないが、通気口１９Ｒは、通気口１９Ｌと同一の形状を有するので、詳細な図示は省略する。ここで、フロントガラス５の延びる方向とは、斜め上下方向である。
Although not shown in FIGS. 5, 8, 9, and 10, since the
図２において、アッパブラケット１３には一対のレンズ口２１Ｌ、２１Ｒが形成されており、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒは、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒが車両１の前方を撮像可能なようにレンズ部１１Ｌ、１１Ｒに向かって開口している。
In FIG. 2, a pair of
すなわち、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒは、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒと前後方向に対向しており、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒと同じ高さ位置となるようにアッパブラケット１３に形成されている（図８参照）。
That is, the
レンズ口２１Ｌ、２１Ｒは、本体ケース１２の内部と、フロントガラス５とアッパブラケット１３の間の隙間Ｓとを連通している。
The
アッパブラケット１３には一対の視界規制部２２Ｌ、２２Ｒが設けられている。視界規制部２２Ｌ、２２Ｒは、それぞれ下規制部２２ａと、下規制部２２ａからフロントガラス５に向かって延びる一対の側方規制部２２ｂ、２２ｃとを有し、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒからフロントガラス５の延びる方向の下方に扇状に広がっている。本実施の形態の視界規制部２２Ｌ、２２Ｒは、本発明の扇状部を構成する。
The
視界規制部２２Ｌ、２２Ｒは、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの撮像範囲を規制するとともに、反射光等がレンズ部１１Ｌ、１１Ｒに映り込むことを防止する機能を有する。
The field of
アッパブラケット１３には一対の案内部２３Ｌ、２３Ｒが設けられている。案内部２３Ｌ、２３Ｒは、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒのフロントガラス５の延びる方向の下端部２２ｄからフロントガラス５と平行にフロントガラス５の下方に向かって延びている（図８の案内部２３Ｌを参照）。
The
図８においては、案内部２３Ｌのみを図示しているが、案内部２３Ｒも案内部２３Ｌと同様に、視界規制部２２Ｒのフロントガラス５の延びる方向の下端部２２ｄからフロントガラス５と平行にフロントガラス５の下方に向かって延びている。
Although only the
ここで、アッパブラケット１３とフロントガラス５との間の隙間Ｓのうち、案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間を隙間Ｓ１とし、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒとフロントガラス５の間の隙間を隙間Ｓ２とする。隙間Ｓ１は、フロントガラス５の延びる方向において同一の長さの隙間を維持している。
Here, among the gaps S between the
図９、図１０において、通気口１９Ｌに対してフロントガラス５の延びる方向の上側において、切り欠き１８Ｌと案内部２３Ｌの下端部２３ａとの間には取入れ口２４Ｌが形成されている。取入れ口２４Ｌは、通気口１９Ｌと本体ケース１２の内部とを連通している。
In FIGS. 9 and 10, an
図示していないが、通気口１９Ｒに対してフロントガラス５の延びる方向の上側には切り欠き１８Ｒと案内部２３Ｒの下端部２３ａとの間に取入れ口が形成されており、この取入れ口は、通気口１９Ｒと本体ケース１２の内部とを連通している。
Although not shown, an intake port is formed between the
切り欠き１８Ｌ、１８Ｒは、フロントガラス５に対向する底面１８ａを有する（図２参照）。
案内部２３Ｌの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った平行視Ｂ（図１０参照）で切り欠き１８Ｌの底面１８ａに重なっている。すなわち、案内部２３Ｌの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った平行視Ｂで切り欠き１８Ｌの底面１８ａに対向している。または、案内部２３Ｌの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った平行視Ｂで切り欠き１８Ｌの底面１８ａと並んでいる。
The
The
換言すれば、案内部２３Ｌの下端部２３ａと切り欠き１８Ｌの底面１８ａとは、フロントガラス５の延びる方向において同一の平面上に位置している。フロントガラス５の面とは、斜め上下方向に沿って延びるフロントガラス５の面である。
In other words, the
これにより、案内部２３Ｌは、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗを、通気口１９Ｌからフロントガラス５と案内部２３Ｌの間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌの間の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風Ｗ１と、取入れ口２４Ｌを通して本体ケース１２の内部に流れるデフロスタ風Ｗ２とに分流することができる。
As a result, the
図９、図１０においては案内部２３Ｌ側を図示しているが、案内部２３Ｒの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った上下方向の平行視Ｂで切り欠き１８Ｒの底面１８ａに重なっている。すなわち、案内部２３Ｒの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った上下方向の平行視Ｂで切り欠き１８Ｒの底面１８ａに対向している。または、案内部２３Ｒの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った上下方向の平行視Ｂで切り欠き１８Ｒの底面１８ａと並んでいる。
換言すれば、案内部２３Ｒの下端部２３ａと切り欠き１８Ｒの底面１８ａとは、フロントガラス５の延びる方向において同一の平面上に位置している。
Although the
In other words, the
案内部２３Ｒは、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風を、通気口１９Ｒからフロントガラス５と案内部２３Ｒの間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｒの間の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風と、案内部２３Ｒの下端部２３ａと切り欠き１８Ｒの間の隙間Ｓ３によって形成される取入れ口を通して本体ケース１２の内部に流れるデフロスタ風とに分流する。
The
図１０において、案内部２３Ｌとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１は、取入れ口２４Ｌの隙間Ｓ３、すなわち、取入れ口２４Ｌを構成する案内部２３Ｌの下端部２３ａと切り欠き１８Ｌの間の隙間Ｓ３よりも大きく形成されている。
In FIG. 10, the gap S1 between the
図１０には図示しないが、案内部２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１は、切り欠き１８Ｒ側の取入れ口の隙間Ｓ３、すなわち、切り欠き１８Ｒ側の取入れ口を構成する案内部２３Ｒの下端部２３ａと切り欠き１８Ｒの隙間Ｓ３よりも大きく形成されている。
Although not shown in FIG. 10, the gap S1 between the
図９に示すように、切り欠き１８Ｌの底面１８ａにおいてフロントガラス５の延びる方向の上端部には面取り部１８ｒが形成されている。フロントガラス５に対向する案内部２３Ｌの対向面２３ｂにおいて、フロントガラス５の延びる方向の下端部２３ａには面取り部２３ｒが形成されている。
As shown in FIG. 9, a chamfered
図９には図示していないが、切り欠き１８Ｒの底面１８ａにおいてフロントガラス５の延びる方向の上端部には面取り部が形成されており、フロントガラス５に対向する案内部２３Ｒの対向面２３ｂにおいて、フロントガラス５の延びる方向の下端部には面取り部が形成されている。
Although not shown in FIG. 9, a chamfered portion is formed at the upper end portion of the
図６、図８において、ロアケース１４の底壁１４Ｕには複数の排気口１４ｇが設けられており、排気口１４ｇは、車幅方向に延び、前後方向に並ぶようにして底壁１４Ｕに形成されている。
In FIGS. 6 and 8, a plurality of
排気口１４ｇは、本体ケース１２の内部と車室１Ａとを連通しており、本体ケース１２の内部を流れるデフロスタ風を本体ケース１２から車室１Ａに排出する。
The
図８において、カメラ本体１１の上面１１ｃとアッパブラケット１３の間には隙間Ｓ４が形成されている。カメラ本体１１の後面１１ｂとロアケース１４の後壁１４Ｂとの間には隙間Ｓ５が形成されている。カメラ本体１１の下面１１ａとロアケース１４の底壁１４Ｕとの間に隙間Ｓ６が形成されている。
In FIG. 8, a gap S4 is formed between the
レンズ口２１Ｌ、２１Ｒは、フロントガラス５に対向するアッパブラケット１３に設けられているので、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒから本体ケース１２に導入されるデフロスタ風は、Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６に沿って流れた後、排気口１４ｇから排出される。
Since the
すなわち、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒから本体ケース１２に導入されるデフロスタ風は、カメラ本体１１の上面１１ｃ、後面１１ｂおよび下面１１ａを迂回して排気口１４ｇから排出される。
That is, the defroster wind introduced into the
排気口１４ｇは、前後方向においてカメラ本体１１の前面１１ｄと後面１１ｂとの間で、かつ車両１の下面視においてカメラ本体１１に重なるように底壁１４Ｕに形成されている（図６参照）。カメラ本体１１の前面１１ｄは、排気口１４ｇの前端１４ｍよりも通気口１９Ｌ、１９Ｒ側に位置している。
The
図５、図６において、ロアケース１４の底壁１４Ｕには窪み部２６Ｌ、２６Ｒが形成されている。窪み部２６Ｌは、アッパブラケット１３の下端部を構成する前壁１４Ｆと排気口１４ｇとの間に形成されており、排気口１４ｇに対して鉛直方向上方に窪む形状を有する。窪み部２６Ｒは、窪み部２６Ｌと同一の形状を有し、排気口１４ｇに対して鉛直方向上方に窪む形状を有する。
In FIGS. 5 and 6, recesses 26L and 26R are formed in the
アッパブラケット１３の底壁１４Ｕには窪み部２６Ｍが形成されている。窪み部２６Ｍは、前壁１４Ｆと排気口１４ｇとの間で、かつ、車幅方向において窪み部２６Ｌと窪み部２６Ｒとの間に形成されている。
A
窪み部２６Ｍは、排気口１４ｇに対して鉛直方向下方に窪む形状を有し、鉛直方向において本体ケース１２のうち最も下方に位置する。
The recessed
図６に示すように、車両１の下面視において、フロントガラス５の延びる方向のロアケース１４の前壁１４Ｆは、車幅方向の中心部がフロントガラス５の延びる方向の下方側に最も突出する頂点１４ｔを有する。
As shown in FIG. 6, in the bottom view of the
車両１の下面視において、前壁１４Ｆは、頂点１４ｔから左側壁１４Ｌと右側壁１４Ｒに向かってフロントガラス５の延びる方向Ａの上方側に傾斜している。車幅方向において、切り欠き１８Ｌは、左側壁１４Ｌと頂点１４ｔとの間に位置しており、切り欠き１８Ｒは、右側壁１４Ｒと頂点１４ｔとの間に位置している。
In the bottom view of the
図３において、アッパブラケット１３において、案内部２３Ｌ、２３Ｌの下端部２３ａの車幅方向の長さＴ１に対して、切り欠き１８Ｌ、１８Ｒの車幅方向の長さＴ２は、長く形成されている。
In FIG. 3, in the
図４に示すように、遮光部材１６は、車両１の前面視Ｖ１（図１参照）において、本体ケース１２と重なっている。なお、図４は、車両１の前方の斜め上方Ｖ２（図１参照）から車載カメラ１０を見た図であり、遮光部材１６は、車両１の前方の斜め上方Ｖ２から見ても本体ケース１２と重なっている。
As shown in FIG. 4, the light-shielding
遮光部材１６には切り欠き１６Ｌ、１６Ｒが形成されており、車両１の前面視Ｖ１において、切り欠き１６Ｌ、１６Ｒは、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒと重なる部位に形成されている。切り欠き１６Ｌ、１６Ｒは、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒよりも大きい面積で切り欠かれている。
The light-shielding
図５、図８において、左側壁１４Ｌと右側壁１４Ｒとにはそれぞれ複数の排気口１４ｈ、１４ｉが形成されており、排気口１４ｈ、１４ｉは、前後方向に延び、上下方向に並ぶようにして左側壁１４Ｌと右側壁１４Ｒとに形成されている。
In FIGS. 5 and 8, a plurality of
排気口１４ｈ、１４ｉは、本体ケース１２の内部と車室１Ａとを連通しており、本体ケース１２の内部を流れるデフロスタ風を本体ケース１２から車室内に排出する。
The
次に、図１０、図１１に基づいて作用を説明する。
デフロスタ６からフロントガラス５に吹きつけられるデフロスタ風Ｗは、フロントガラス５に沿って後斜め上方に流れ、通気口１９Ｌに導入される。
Next, the operation will be described with reference to FIGS. 10 and 11.
The defroster-like W blown from the defroster 6 to the
なお、図１０、図１１においては通気口１９Ｌ側に流れるデフロスタ風について説明するが、通気口１９Ｒ側に流れるデフロスタ風については通気口１９Ｌ側に流れるデフロスタ風と同じ流れとなるので、説明を省略する。
In addition, in FIGS. 10 and 11, the defroster wind flowing on the
車載カメラ１０は、フロントガラス５の延びる方向において通気口１９Ｌに対向する案内部２３Ｌを有し、案内部２３Ｌは、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗを、通気口１９Ｌからフロントガラス５と案内部２３Ｌの間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌの間の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風Ｗ１と、取入れ口２４Ｌを通して本体ケース１２の内部に流れるデフロスタ風Ｗ２とに分流する。
The in-
視界規制部２２Ｌとフロントガラス５の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風Ｗ１は、フロントガラス５とアッパブラケット１３との間の隙間Ｓ２を通ってフロントガラス５の後斜め上方に流れるデフロスタ風Ｗ３と、レンズ口２１Ｌから本体ケース１２の内部に導入されるデフロスタ風Ｗ４とに分流される。
The defroster-like W1 flowing through the gap S2 between the
本体ケース１２に導入されるデフロスタ風Ｗ４は、カメラ本体１１の上面１１ｃとアッパブラケット１３の間の隙間Ｓ４からカメラ本体１１の後面１１ｂとロアケース１４の後壁１４Ｂとの間の隙間Ｓ５を通してカメラ本体１１の下面１１ａとロアケース１４の底壁１４Ｕとの間に隙間Ｓ６を流れることにより、カメラ本体１１の周囲を迂回する。
The defroster-like W4 introduced into the
このとき、デフロスタ風Ｗ４がフィン１１Ａ、１１Ｂに接触することにより、カメラ本体１１の放熱が促進され、カメラ本体１１が冷却される。カメラ本体１１を冷却したデフロスタ風Ｗ４は、排気口１４ｇから車室１Ａに排出される。
At this time, when the defroster wind W4 comes into contact with the
一方、通気口１９Ｌを通して分流されたデフロスタ風Ｗ２は、切り欠き１８Ｌと案内部２３Ｌの下端部２３ａとの間に形成された隙間Ｓ３を有する取入れ口２４Ｌから本体ケース１２の内部に流入する。
On the other hand, the defroster-like W2 shunted through the
取入れ口２４Ｌの開口面積は、レンズ口２１Ｌの開口面積よりも小さいので、案内部２３Ｌによって分流されたデフロスタ風Ｗ２は、取入れ口２４Ｌによって絞られて速い流速で本体ケース１２に流入する。
Since the opening area of the
本体ケース１２に流入したデフロスタ風Ｗ２は、窪み部２６Ｌによってカメラ本体１１の前面１１ｄに指向されてカメラ本体１１の前面１１ｄに衝突する。これにより、カメラ本体１１が冷却される。
The defroster-like W2 that has flowed into the
カメラ本体１１の前面１１ｄに衝突したデフロスタ風Ｗ２は、カメラ本体１１の下面１１ａと底壁１４Ｕの隙間Ｓ６を流れ、排気口１４ｇから車室１Ａに排出される。このとき、デフロスタ風Ｗ２がフィン１１Ａに接触することにより、カメラ本体１１の放熱が促され、カメラ本体１１が冷却される。
The defroster-like W2 that collides with the
このように本実施例の車載カメラ１０によれば、ロアケース１４は、フロントガラス５の延びる方向の下方側のロアケース１４の下端部に切り欠き１８Ｌ、１８Ｒを有する。切り欠き１８Ｌ、１８Ｒは、フロントガラス５との間でデフロスタ６からフロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗを本体ケース１２の内部に取り入れる通気口１９Ｌ、１９Ｒを形成している。
As described above, according to the vehicle-mounted
アッパブラケット１３は、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒが車両１の前方を撮像可能なようにレンズ部１１Ｌ、１１Ｒに向かって開口するレンズ口２１Ｌ、２１Ｒと、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒからフロントガラス５の延びる方向の下方に扇状に広がり、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの撮像範囲を規制する視界規制部２２Ｌ、２２Ｒを有する。
The
さらに、アッパブラケット１３は、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒの下端部２２ｄからフロントガラス５と平行にフロントガラス５の下方に向かって延びる案内部２３Ｌ、２３Ｒを備えている。
Further, the
案内部２３Ｌ、２３Ｒの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った上下方向の平行視Ｂで切り欠き１８Ｌ、１８Ｒの底面１８ａに重なっている。これにより、案内部２３Ｌ、２３Ｒは、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗを、通気口１９Ｌ、１９Ｒからフロントガラス５と案内部２３Ｌの間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌ、２２Ｒの間の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風Ｗ１と、取入れ口２４Ｌおよび通気口１９Ｒ側の取入れ口を通して本体ケース１２の内部に流れるデフロスタ風Ｗ２とに分流することができる。
The
ここで、案内部２３Ｌ、２３Ｒがフロントガラス５の延びる方向において切り欠き１８Ｌ、１８Ｒよりもフロントガラス５側に位置していると、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗが通気口１９Ｌ、１９Ｒを通して本体ケース１２の内部に片寄って過剰に流れ、案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の隙間Ｓ１に少量しか流れなくなる。
Here, when the
一方、案内部２３Ｌ、２３Ｒが切り欠き１８Ｌ、１８Ｒよりもフロントガラス５から離れる方向に位置していると、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗが通気口１９Ｌ、１９Ｒから本体ケース１２の内部に流入し難くなる。
On the other hand, when the
これに対して、本実施例の案内部２３Ｌ、２３Ｒの下端部２３ａは、フロントガラス５の面に沿った上下方向の平行視Ｂ（図１０参照）で切り欠き１８Ｌの底面１８ａに重なっている。
On the other hand, the
これにより、フロントガラス５に吹き当てられるデフロスタ風Ｗを、通気口１９Ｌ、１９Ｒからフロントガラス５と案内部２３Ｌの間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌ、２２Ｒの間の隙間Ｓ２に流れるデフロスタ風Ｗ１と、取入れ口２４Ｌと通気口１９Ｒ側の取入れ口を通して本体ケース１２の内部に流れるデフロスタ風Ｗ２とに最適化して分流できる。
As a result, the defroster-like W blown onto the
このため、カメラ本体１１をデフロスタ風Ｗ２で冷却してカメラ本体１１が熱害を受けることを防止できる。具体的には、カメラ本体１１に内蔵される撮像素子、画像データの処理回路およびストレージ等が熱害を受けることを防止できる。
Therefore, the
これに加えて、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒからレンズ口２１Ｌ、２１Ｒに供給されるデフロスタ風Ｗ１、Ｗ４によってレンズ部１１Ｌ、１１Ｒの結露や曇りが発生することを防止できる。この結果、カメラ本体１１の撮像性能が低下することを防止でき、撮像された画像の画質が低下することを防止できる。
In addition to this, it is possible to prevent dew condensation and fogging of the
また、本実施例の車載カメラ１０によれば、案内部２３Ｌ、２３Ｒが、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒのフロントガラス５の延びる方向の下端部２２ｄからフロントガラス５と平行にフロントガラス５の下方に向かって延びている。
Further, according to the vehicle-mounted
これにより、アッパブラケット１３に案内部２３Ｌ、２３Ｒが設置される分だけ、アッパブラケット１３をフロントガラス５の延びる方向の下方に延ばすことができる。このため、ガラス取付部１７Ｆをガラス取付部１７Ｌ、１７Ｒに対してフロントガラス５の延びる方向に離すことができる。この結果、フロントガラス５に対する車載カメラ１０の支持剛性を高くできる。
As a result, the
また、案内部２３Ｌ、２３Ｒは、フロントガラス５と平行に延びており、フロントガラス５との間に隙間Ｓ１を有するので、案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の一定の隙間Ｓ１によってデフロスタ風Ｗ１を整流して視界規制部２２Ｌ、２２Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ２に導入できる。このため、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの周辺の結露や曇りが発生することをより効果的に防止できる。
Further, since the
また、本実施例の車載カメラ１０によれば、ロアケース１４の底壁１４Ｕに、本体ケース１２を流れるデフロスタ風Ｗ２を本体ケース１２から車室１Ａに排出する排気口１４ｇが設けられている。
Further, according to the vehicle-mounted
さらに、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒから本体ケース１２に導入されるデフロスタ風Ｗ４がカメラ本体１１の上面１１ｃ、後面１１ｂおよび下面１１ａを迂回するように、カメラ本体１１とアッパブラケット１３、ロアケース１４の後壁１４Ｂおよび底壁１４Ｕとの間に隙間Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６が形成されている。
Further, the defroster-like W4 introduced into the
これに加えて、排気口１４ｇは、前後方向においてカメラ本体１１の前面１１ｄと後面１１ｂとの間で、かつ、車両１の下面視においてカメラ本体１１に重なるように底壁１４Ｕに形成されており、カメラ本体１１の前面１１ｄは、排気口１４ｇの前端１４ｍよりも通気口１９Ｌ、１９Ｒ側に位置している。
In addition to this, the
これにより、通気口１９Ｌ、１９Ｒから取入れ口２４Ｌ、２４Ｒを通して本体ケース１２に導入されたデフロスタ風Ｗ２によってカメラ本体１１を冷却した後、デフロスタ風Ｗ２を排気口１４ｇから車室１Ａに排出できる。
As a result, after the
また、カメラ本体１１の前面１１ｄは、排気口１４ｇの前端１４ｍよりも通気口１９Ｌ、１９Ｒ側に位置しているので、カメラ本体１１を通気口１９Ｌ、１９Ｒに近づけることができ、カメラ本体１１にデフロスタ風Ｗ２を効率よく衝突させてカメラ本体１１の冷却効率を向上できる。
Further, since the
また、隙間Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６を流れるデフロスタ風Ｗ４によってカメラ本体１１の上面１１ｃ、後面１１ｂおよび下面１１ａを冷却することにより、カメラ本体１１の冷却効率をより効果的に向上できる。
Further, by cooling the
また、排気口１４ｇは、前後方向においてカメラ本体１１の前面１１ｄと後面１１ｂとの間で、かつ、車両１の下面視においてカメラ本体１１に重なるように底壁１４Ｕに形成されているので、カメラ本体１１の下面１１ａ全体を前後方向からデフロスタ風Ｗ２、Ｗ４によって冷却した後、デフロスタ風Ｗ２、Ｗ４を合流して排気口１４ｇから車室１Ａに排出できる。
Further, since the
このため、カメラ本体１１の周囲の雰囲気が高温になることを防止でき、冷たいデフロスタ風をカメラ本体１１に供給することができる。この結果、カメラ本体１１の冷却効率をより効果的に向上できる上に、デフロスタ風Ｗ２、Ｗ４の排気性能を向上できる。
Therefore, it is possible to prevent the atmosphere around the
このように本体ケース１２の内部においてデフロスタ風Ｗ２、Ｗ４の循環効率を向上でき、カメラ本体１１の冷却効率を向上できる。
In this way, the circulation efficiency of the defroster styles W2 and W4 can be improved inside the
また、本実施例の車載カメラ１０によれば、ロアケース１４は、フロントガラス５の延びる方向の下端部を構成する前壁１４Ｆと排気口１４ｇとの間に、排気口１４ｇに対して鉛直方向上方に窪む窪み部２６Ｌ、２６Ｒを有する。
Further, according to the vehicle-mounted
これに加えて、ロアケース１４は、フロントガラス５の延びる方向の下端部を構成する前壁１４Ｆと排気口１４ｇとの間に、排気口１４ｇに対して鉛直方向下方に窪む窪み部２６Ｍを有する。
In addition to this, the
これにより、通気口１９Ｌ、１９Ｒに導入されなかったデフロスタ風Ｗがロアケース１４の底壁１４Ｕを回り込んで排気口１４ｇに流れようとした場合に、図５のデフロスタ風Ｗ５、Ｗ６に示すように、窪み部２６Ｌ、２６Ｍ、２６Ｒによって遮ることができ、排気口１４ｇから本体ケース１２の内部に流入することを防止できる。
As a result, when the defroster-like W that was not introduced into the
このため、本体ケース１２の内部においてデフロスタ風Ｗ２、Ｗ４の循環効率をより効果的に向上でき、カメラ本体１１の冷却効率をより効果的に向上できる。
Therefore, the circulation efficiency of the defroster styles W2 and W4 can be more effectively improved inside the
なお、本実施例の窪み部２６Ｌ、２６Ｒは、排気口１４ｇに対して鉛直方向上方に窪んでいるが、排気口１４ｇに対して鉛直方向下方に窪んでいてもよい。また、窪み部２６Ｍは、排気口１４ｇに対して鉛直方向下方に窪んでいるが、排気口１４ｇに対して鉛直方向上方に窪んでいてもよい。
The recessed
また、本実施例の車載カメラ１０によれば、案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１は、案内部２３Ｌの下端部２３ａと切り欠き１８Ｌの間の隙間Ｓ３よりも大きく形成されている。
Further, according to the vehicle-mounted
これにより、案内部２３Ｌ、２３Ｒによって本体ケース１２の内部に分流されるデフロスタ風Ｗ２の風量よりも、案内部２３Ｌ、２３Ｒによって案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌの間の隙間Ｓ２に分流されるデフロスタ風Ｗ１の風量を多くできる。
As a result, the
すなわち、案内部２３Ｌ、２３Ｒによって本体ケース１２の内部に分流されるデフロスタ風Ｗ２の風量と案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１を通してフロントガラス５と視界規制部２２Ｌの間の隙間Ｓ２に分流されるデフロスタ風Ｗ１の風量とを調整できる。
That is, the air volume of the defroster wind W2 that is diverted into the
このため、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの周辺により多くのデフロスタ風Ｗ１、Ｗ４を供給でき、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの結露や曇りが発生することをより効果的に防止できる。
この結果、カメラ本体１１の撮像性能が低下することをより効果的に防止でき、撮像された画像の画質が低下することをより効果的に防止できる。
Therefore, more defroster-like W1 and W4 can be supplied around the
As a result, it is possible to more effectively prevent the image quality of the
また、切り欠きの１８Ｌ、１８Ｒの底面１８ａにおいて、フロントガラス５の延びる方向の上端部に面取り部１８ｒが形成されており、フロントガラス５に対向する案内部２３Ｌ、２３Ｒの対向面２３ｂにおいて、フロントガラス５の延びる方向の下端部２３ａに面取り部２３ｒが形成されている。
Further, on the
これにより、案内部２３Ｌ、２３Ｒによって分流されるデフロスタ風Ｗ２を面取り部１８ｒによって取入れ口２４Ｌ、２４Ｒに円滑に送り込むことができ、デフロスタ風Ｗ２の流速が低下することを防止できる。
As a result, the defroster-like W2 shunted by the
これに加えて、案内部２３Ｌ、２３Ｒによって分流されるデフロスタ風Ｗ１を面取り部２３ｒによって案内部２３Ｌ、２３Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ１に円滑に送り込むことができ、デフロスタ風Ｗ１の流速が低下することを防止できる。
In addition to this, the defroster-like W1 divided by the
このため、カメラ本体１１をデフロスタ風Ｗ２で冷却してカメラ本体１１が熱害を受けることを防止できる。これに加えて、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒからレンズ口２１Ｌ、２１Ｒを流れるデフロスタ風Ｗ１、Ｗ４によってレンズ部１１Ｌ、１１Ｒの結露や曇りが発生することを防止できる。この結果、カメラ本体１１の撮像性能が低下することを防止でき、撮像された画像の画質が低下することを防止できる。
Therefore, the
ここで、図６に示すように、フロントガラス５の延びる方向に沿って流れるデフロスタ風Ｗは、フロントガラス５の延びる方向に沿って通気口１９Ｌ、１９Ｒに取り入れられる一方、デフロスタ風Ｗｍに示すように、車幅方向の頂点１４ｔに衝突する。
Here, as shown in FIG. 6, the defroster-like W flowing along the extending direction of the
本実施例の車載カメラ１０によれば、本体ケース１２の下面視において、フロントガラス５の延びる方向のロアケース１４の下端部である前壁１４Ｆは、車幅方向の中心部がフロントガラス５の延びる方向の下方側に最も突出する頂点１４ｔを有する。
According to the vehicle-mounted
これにより、車幅方向の頂点１４ｔに衝突するデフロスタ風Ｗｍを、デフロスタ風Ｗ７、Ｗ８に示すように、頂点１４ｔからロアケース１４の前壁１４Ｆの下端部に沿って左側壁１４Ｌと右側壁１４Ｒとに指向させて通気口１９Ｌ、１９Ｒに導くことができる。
As a result, the defroster-like Wm that collides with the apex 14t in the vehicle width direction is transferred from the apex 14t to the
これに加えて、本実施例の車載カメラ１０によれば、フロントガラス５の延びる方向の案内部２３Ｌ、２３Ｒの下端部２３ａの車幅方向の長さＴ１に対して、切り欠き１８Ｌ、１８Ｒの車幅方向の長さＴ２は、長く形成されている。
In addition to this, according to the vehicle-mounted
これにより、通気口１９Ｌ、１９Ｒから取入れ口２４Ｌおよび切り欠き１８Ｒ側の取入れ口を通して本体ケース１２の内部にさらに多くのデフロスタ風Ｗ２を取り入れることができ、カメラ本体１１の冷却効率をより効果的に向上できる。このため、カメラ本体１１が熱害を受けることをより効果的に防止できる。
As a result, more defroster-like W2 can be taken into the
また、フロントガラス５の延びる方向の案内部２３Ｌ、２３Ｒの下端部２３ａの車幅方向の長さＴ１を切り欠き１８Ｌ、１８Ｒの車幅方向の長さＴ２よりも短くできるので、以下の効果を得ることができる。
Further, the length T1 of the
本実施例の視界規制部２２Ｌ、２２Ｒは、レンズ口２１Ｌ、２１Ｒからフロントガラス５の延びる方向の下方に扇状に広がり、案内部２３Ｌ、２３Ｒは、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒの下端部２２ｄからフロントガラス５と平行にフロントガラス５の下方に向かって延びている。
The
換言すれば、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒは、下端部２２ｄからレンズ口２１Ｌ、２１Ｒに向かうに従って車幅方向の幅が狭くなる。
In other words, the width of the
これにより、案内部２３Ｌ、２３Ｒによってフロントガラス５と案内部２３Ｌ、２３Ｒの間の隙間Ｓ１に分流されたデフロスタ風Ｗ１は、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ２においてレンズ口２１Ｌ、２１Ｒ側に流れるに従って絞られる。
As a result, the defroster-like W1 that has been diverted into the gap S1 between the
図３に視界規制部２２Ｌ、２２Ｒからレンズ口２１Ｌ、２１Ｒに向かって絞られるデフロスタ風Ｗ９を示す。図３に示すように、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒからレンズ口２１Ｌ、２１Ｒに向かってデフロスタ風Ｗ９が絞られることにより、デフロスタ風Ｗ９の流速が速くなる。
FIG. 3 shows a defroster-like W9 that is narrowed down from the field of
このため、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒとフロントガラス５の間の隙間Ｓ２を流れるデフロスタ風Ｗ２の流速を速くでき、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの結露や曇りが発生することをより効果的に防止できる。この結果、カメラ本体１１の撮像性能が低下することを防止でき、撮像された画像の画質が低下することをより効果的に防止できる。
Therefore, the flow velocity of the defroster-like W2 flowing through the gap S2 between the
また、本実施例の車載カメラ１０において、フロントガラス５に、非透光性を有し、車両１の前面視Ｖ１において本体ケース１２と重なる遮光部材１６が設けられている。
Further, in the vehicle-mounted
遮光部材１６は、焼成によってフロントガラス５に取付けられるので、焼成の過程でセラミック樹脂が熱を持ち、フロントガラス５に熱歪みが発生することがある。レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの撮像範囲に熱歪みが発生すると、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒが認識する視差のずれが生じ、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒから対象物までの距離を正確に測定できないおそれがある。
Since the light-shielding
これに対して、本実施例の車載カメラ１０によれば、遮光部材１６は、車両１の前面視Ｖ１において、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒと重なる部位に切り欠き１６Ｌ、１６Ｒを有する。
On the other hand, according to the vehicle-mounted
これにより、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒの撮像範囲にセラミック樹脂の焼成による熱歪みが発生することを予め防止できる。このため、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒが認識する視差のずれが生じることを防止でき、レンズ部１１Ｌ、１１Ｒから対象物までの距離を正確に測定できる。
As a result, it is possible to prevent thermal distortion due to firing of the ceramic resin from occurring in the imaging range of the
なお、視界規制部２２Ｌ、２２Ｒに偏光板を取付け、反射光がレンズ部１１Ｌ、１１Ｒに入射することを防止するように構成してもよい。
A polarizing plate may be attached to the
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。 Although the embodiments of the present invention have been disclosed, it is clear that some skilled in the art can make changes without departing from the scope of the present invention. All such modifications and equivalents are intended to be included in the following claims.
１...車両、５...フロントガラス、６...デフロスタ、１０...車載カメラ、１１...カメラ本体、１１Ｌ，１１Ｒ...レンズ部、１１ａ...下面（カメラ本体の下面）、１１ｂ...後面（カメラ本体の後面）、１１ｃ...上面（カメラ本体の上面）、１２...本体ケース、１３...アッパブラケット（第２のケース）、１４...ロアケース（第１のケース）、１４Ｂ...後壁（第１のケースの後壁）、１４Ｆ...前壁（第１のケースの前壁）、１４Ｕ...底壁（第１のケースの底壁）、１４ｇ...排気口、１４ｍ...前端（排気口の前端）、１４ｔ...頂点、１６...遮光部材、１８Ｌ，１８Ｒ...切り欠き（開口部）、１８ａ...底面（切欠きの底面）、１８ｒ...面取り部、１９Ｌ，１９Ｒ...通気口、２１Ｌ，２１Ｒ...レンズ口、２２Ｌ，２２Ｒ...視界規制部（扇状部）、２２ｄ...下端部（扇状部のフロントガラスの延びる方向の下端部）、２３Ｌ，２３Ｒ...案内部、２３ａ...下端部（フロントガラスの延びる方向の下方側の第１のケースの下端部）、２３ｂ...対向面（フロントガラスに対向する案内部の対向面）、２３ｒ...面取り部、２４Ｌ，２４Ｒ...取入れ口、２６Ｌ，２６Ｒ...窪み部 1 ... vehicle, 5 ... windshield, 6 ... defroster, 10 ... in-vehicle camera, 11 ... camera body, 11L, 11R ... lens part, 11a ... bottom surface (camera body) (Lower surface), 11b ... Rear surface (rear surface of camera body), 11c ... Upper surface (upper surface of camera body), 12 ... Main body case, 13 ... Upper bracket (second case), 14. .. Lower case (first case), 14B ... rear wall (rear wall of first case), 14F ... front wall (front wall of first case), 14U ... bottom wall (first) 1 case bottom wall), 14g ... exhaust port, 14m ... front end (front end of exhaust port), 14t ... apex, 16 ... shading member, 18L, 18R ... notch (opening) Part), 18a ... Bottom surface (bottom surface of notch), 18r ... Chamfered part, 19L, 19R ... Vent, 21L, 21R ... Lens port, 22L, 22R ... Visibility regulation part (Part) Fan-shaped part), 22d ... Lower end part (lower end part of the fan-shaped part in the extending direction of the windshield), 23L, 23R ... Guide part, 23a ... Lower end part (lower side in the extending direction of the windshield) 1), 23b ... facing surface (opposing surface of the guide portion facing the windshield), 23r ... chamfering portion, 24L, 24R ... intake port, 26L, 26R ... dent Department
Claims (6)
前記第２のケースと前記フロントガラスとの間に隙間が形成されるようにして前記フロントガラスに取付けられる車載カメラであって、
前記第１のケースの底壁に、前記本体ケースの内部を流れるデフロスタ風を前記本体ケースから排出する第１の排気口が設けられており、
前記第１の排気口は、前記車両の前後方向において前記カメラ本体の前面と後面との間で、かつ、前記車両の下面視において前記カメラ本体に重なるように前記第１のケースの前記底壁に形成されていることを特徴とする車載カメラ。 The first case has a camera body having a lens portion that images the front of the vehicle through a windshield installed above the defroster, a first case, and a second case attached to the first case. And the second case includes a main body case in which the camera main body is housed.
An in-vehicle camera attached to the windshield so as to form a gap between the second case and the windshield.
The bottom wall of the first case is provided with a first exhaust port for discharging the defroster wind flowing inside the main body case from the main body case.
The first exhaust port is the bottom wall of the first case so as to overlap the camera body in the front-rear direction of the vehicle between the front surface and the rear surface of the camera body and in the bottom view of the vehicle. An in-vehicle camera characterized by being formed in.
前記開口部は、前記フロントガラスとの間で前記デフロスタから前記フロントガラスに吹き当てられるデフロスタ風を前記本体ケースの内部に取り入れる通気口を形成しており、
前記カメラ本体の前面は、前記第１の排気口の前端よりも前記開口部側に位置していることを特徴とする請求項１に記載の車載カメラ。 The first case has an opening at the lower end of the windshield on the lower side in the extending direction.
The opening forms a vent that takes in the defroster wind blown from the defroster onto the windshield into the inside of the main body case with the windshield.
The vehicle-mounted camera according to claim 1, wherein the front surface of the camera body is located closer to the opening side than the front end of the first exhaust port.
前記レンズ口から前記本体ケースに導入されるデフロスタ風が前記カメラ本体の上面、後面および下面を迂回するように、前記カメラ本体と前記第２のケース、前記第１のケースの後壁および前記第１のケースの前記底壁との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項２に記載の車載カメラ。 The second case includes a lens opening that opens toward the lens portion so that the lens portion can image the front of the vehicle.
The camera body, the second case, the rear wall of the first case, and the first case so that the defroster wind introduced into the main body case from the lens opening bypasses the upper surface, the rear surface, and the lower surface of the camera body. The vehicle-mounted camera according to claim 2, wherein a gap is formed between the case and the bottom wall of the case 1.
前記第１のケースの前記底壁は、前記前壁の後方に位置し、前記本体ケースのうち最も下方に位置するように前記第１のケースの前記底壁から鉛直方向下方に窪む第１の窪み部と、前記第１の窪み部に対して前記車両の幅方向の両側に位置し、前記第１の排気口に対して鉛直方向上方に窪む形状を有する第２の窪み部とを有し、
前記第１の排気口と前記開口部と前記第２の窪み部とが前記フロントガラスの延びる方向で並んで設置されていることを特徴とする請求項２に記載の車載カメラ。 The first case has a front wall at a lower end on the lower side in the extending direction of the windshield.
A first case in which the bottom wall of the first case is located behind the front wall and is recessed vertically downward from the bottom wall of the first case so as to be located at the lowest position of the main body case. And a second recess that is located on both sides of the vehicle in the width direction with respect to the first recess and has a shape that is vertically upward with respect to the first exhaust port. Have and
The vehicle-mounted camera according to claim 2, wherein the first exhaust port, the opening, and the second recess are installed side by side in the extending direction of the windshield.
前記左側壁と前記右側壁にはそれぞれ第２の排気口が形成されており、
前記第２の排気口は、前記第１の排気口よりも上方に位置し、かつ、前記車両の前後方向の後端部が前記第１の排気口の後端部よりも後方に位置していることを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の車載カメラ。 The first case has a left side wall provided on the left side portion of the bottom wall and a right side wall provided on the right side portion of the bottom wall.
Second exhaust ports are formed on the left side wall and the right side wall, respectively.
The second exhaust port is located above the first exhaust port, and the rear end portion of the vehicle in the front-rear direction is located rearward of the rear end portion of the first exhaust port. The vehicle-mounted camera according to any one of claims 1 to 4, wherein the vehicle-mounted camera is characterized by the above.
前記開口部に対して前記フロントガラスの延びる方向の上側において、前記フロントガラスの延びる方向の前記案内部の下端部と前記開口部との間に、前記開口部と前記本体ケースの内部とを連通する取入れ口が形成されており、
前記案内部と前記フロントガラスの間の隙間は、前記フロントガラスの延びる方向の前記案内部の下端部と前記開口部の間の隙間よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項３に記載の車載カメラ。 The second case includes a fan-shaped portion that extends downward in a fan shape from the lens opening in the extending direction of the windshield, and the windshield in parallel with the windshield from the lower end portion of the fan-shaped portion in the extending direction of the windshield. It is equipped with a guide that extends downwards.
On the upper side in the extending direction of the windshield with respect to the opening, the opening and the inside of the main body case are communicated between the lower end of the guide portion in the extending direction of the windshield and the opening. The intake is formed,
3. The third aspect of the present invention is that the gap between the guide portion and the windshield is formed to be larger than the gap between the lower end portion of the guide portion and the opening in the extending direction of the windshield. The in-vehicle camera described.
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