JP2022106764A - 印刷された指示を形成する擦り磨き体を含む清掃用物品 - Google Patents

印刷された指示を形成する擦り磨き体を含む清掃用物品 Download PDF

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Abstract

【課題】研磨清掃材料から作製された清掃用物品用の印刷された指示を含むことが可能な清掃用物品を提供する。【解決手段】一例では、摺り磨き物品は、互いに反対側にある第1の主面及び第2の主面を有するバッキング層と、第1の主面及び第2の主面の少なくとも一方に設けられた視覚的に識別可能な機能性材料と、を備え、機能性材料は樹脂を含み、更に、機能性材料は、摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている。別の例では、研磨用物品は、スクラブ面を有するパッドと、スクラブ面に配置された複数の成形研磨構造体と、を備え、複数の成形研磨構造体は、研磨構造体の特性に関する目安を提供するように配置されている。【選択図】図6

Description

本明細書は、概して、限定を目的とせずに、食品接触面などの様々な表面を清掃するための不織物品に関する。より具体的には、限定を目的とせずに、本明細書は、様々な清掃用物品上に印刷された指示を含めるシステム及び方法に関する。
清掃業界では、ある種の清掃作業にある種の清掃用物品がしばしば使用され、異なる清掃作業に別の清掃用物品が使用されることがある。しばしば、両方の清掃用物品は、同じ作業領域に配置されており、間違った表面に誤って使用されることがある。更に、清掃業界では、従業員が1つ以上の言語を話し、作業員がローカル言語に習熟していなかったり、特に、清掃用物品をどのように使用するかに関する指示、又は様々な清掃作業をどのように行うかに関する指示を、協働作業者に容易に伝達できなかったりすることがよくある。
米国特許第4,142,334号(Kirschら)、米国特許第7,108,596号(Nevoretら)、米国特許第8,343,882号(Johnsonら)、米国特許出願公開第2003/0124935号(Smithら)、及び米国特許出願公開第2007/0271719号(Schindlerら)には、様々な清掃用物品が開示されている。
本発明者らは、とりわけ、清掃用物品の不適切な使用の混乱に伴う問題により、表面の損傷、表面の不適切な清掃、作業領域の相互汚染、及び再作業を招くことがあることを認識している。更に、本発明者らは、清掃用物品の状態又は有効性を清掃用物品の外観からは必ずしも容易に推定できず、表面の不適切な清掃又は清掃回数の増加を招くことがあることを認識している。
本発明者らは、研磨清掃材料から作製された清掃用物品用の印刷された指示を含むことが可能な清掃用物品を開発した。印刷された指示は、清掃対象となる面及び/又は清掃用物品の擦り磨き(scouring)面の種類を示すことができ、1つ以上の言語で指示を示すことができる。更に、研磨清掃材料は、清掃用物品が有効ではなくなり交換されるべきときにバッキング材料から剥がすように設計することができる。例えば、使用者は、印刷された指示が消失したとき、又は部分的に消失したときに、清掃用物品を交換する必要があると知ることができる。
一実施形態では、摺り磨き物品は、互いに反対側にある第1の主面及び第2の主面を有するバッキング層と、第1の主面及び第2の主面の少なくとも一方に設けられた視覚的に識別可能な機能性材料と、を備え、機能性材料は樹脂を含み、更に、機能性材料は、摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている。
別の実施形態では、研磨用物品は、スクラブ面を有するパッドと、スクラブ面に配置された複数の成形研磨構造体と、を備え、複数の成形研磨構造体は、研磨構造体の特性に関する目安を提供するように配置されている。
この概説は、本特許出願の主題の概説を提供することを意図している。本発明の排他的又は網羅的な説明を提供することを意図してはいない。詳細な説明は、本特許出願に関する更なる情報を提供するために含まれる。
本明細書に開示されるような擦り磨き体の配列を有する例示的な摺り磨き物品の概略平面図である。 本明細書に開示されるような、図1の擦り磨き体が配置された不織パッドを示す例示的な摺り磨き物品の一部分の概略側面図である。 使用目的を示す印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の平面図である。 更なる擦り磨き特徴とともに使用目的を示す印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の平面図である。 異なる表面の使用目的を示す印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の概略平面図である。 異なる表面の使用目的を示す印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の概略平面図である。 特定の表面の使用目的を複数の言語で示す印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の概略平面図である。 テクスチャ加工面を伴って印刷された指示を有する例示的な摺り磨き物品の平面図である。 擦り減り始めた擦り磨き体を有する例示的な摺り磨き物品を示す図である。 擦り減り始めた擦り磨き体を有する例示的な摺り磨き物品を示す図である。 更に摩耗した後の、図9A及び図9Bの摺り磨き物品を示す図である。 更に摩耗した後の、図9A及び図9Bの摺り磨き物品を示す図である。 擦り磨き体が実質的に擦り減った後の、図10A及び図10Bの摺り磨き物品を示す図である。 擦り磨き体が実質的に擦り減った後の、図10A及び図10Bの摺り磨き物品を示す図である。 図9A~図11Bの摺り磨き物品の性能を、同じ試験サイクルを施した後の先行技術の摺り磨き物品の性能と対比して示すチャートである。
図面は必ずしも原寸に比例して描かれていないが、図面における同様の符号は、異なる図における類似の構成要素を記述し得る。異なる接尾文字を有する同様の符号は、類似の構成要素の異なる事例を表し得る。図面は、例として、限定を目的とすることなく、本文書において議論される様々な実施形態を一般的に示す。
図1及び図2は、パッド100上に擦り磨き体162が配置された摺り磨き物品1の例示的な実施形態を示す。本出願では、擦り磨き体162を、物品1の使用目的又は擦り磨き体162の特性に関するメッセージなどのメッセージを物品1の使用者に伝達するように配置することができる。メッセージはまた、物品1に含まれる擦り磨き体の種類、物品1を用いて清掃される表面又は器具などの他の指示を含むこともできる。擦り磨き体162はまた、メッセージを複数の言語で伝達することもできる。擦り磨き体162はまた、物品1の能力の目安を使用者に提供することもできる。例えば、擦り磨き体162の有無によって、擦り磨き体162の状態(state or condition)、例えば、擦り磨き体162の機能的な擦り磨き能力を示すことができる。このように、様々な文字(letter)、数字、文字(character)、記号、グリフなどを形成するようにパッド100上に擦り磨き体162を配置することができる。このように、擦り磨き体162は、物品1に機能的なスクラブ能力を提供するとともに、物品1の使用者に情報を伝達する、という二重の目的を果たすことができる。摺り磨き物品により形成されるメッセージについて、図3~図12を参照して更に説明する。
摺り磨き物品1は、表面を掃除する、擦り磨きする、スクラブする、擦る又は拭う任意の種類の清掃用物品又は清掃用具とすることができる。パッド100は様々な材料で作ることができ、発泡体(ポリウレタン、ポリエチレン、ポリウレアなど)、セルロース、天然繊維、ワイプ、織布、及び不織材料(エアレイドウェブ、カードウェブ、メルトスパンウェブ、ステッチボンドウェブ、ウェットレイドウェブ、メルトブローンなど)などが挙げられるがこれらに限定されない。摺り磨き物品1はまた、フィルム又は他の適切な基材に擦り磨き体162を印刷した後に基材をパッド100に積層することによって構築することもできる。擦り磨き体162は、限定されないが、スクリーン印刷、スプレー、ステンシル、インクジェット、フレキソ印刷、グラビア印刷法などの任意の適切な方法を用いてパッド100に取り付けることができる。擦り磨き体162は、樹脂には限定されないが、樹脂と研磨粒子との混合物などの様々な材料で作ることもできる。摺り磨き物品1の特定の一実施形態について、図1及び図2を詳細に参照して、以下で更に説明する。
図1は、例示的な摺り磨き物品1の平面図である。摺り磨き物品とは、広義には、少なくとも物品の第1の主面に擦り磨き体162の配列160を含む任意の物品を意味し、擦り磨き体162は、物品1の第1の表面104が表面(例えば食品接触面)と接触して、その表面で動き回ると、表面に存在する(例えば付着した)物を擦り磨き体162が除去し得るように構成される。図1に最も容易に見られるように、摺り磨き物品1は、内部102、第1の主面104、及び第2の主面108を含む、モノリシックな不織パッド100を備える。本開示における使用に適した摺り磨き物品は、国際公開第2015/123635号(Endleら)に更に詳細に説明されており、同文献の全体は全ての目的で参照により本明細書に組み込まれる。
不織パッド100は、任意の好適な不織ウェブ、例えば、エアレイドウェブ、カードウェブ、メルトスパンウェブ、ステッチボンドウェブ、ウェットレイドウェブ、メルトブローンウェブなどであってもよい。モノリシックとは、パッド100の組成が(即ち存在する様々な組成物繊維の割合に関して)、主面104及び108を含むパッド100の厚さ全体で少なくとも実質的に同じであることを意味する(このことは、以下で詳細に記載されるように、かかる繊維の粒子密度(collective density)がパッド100の厚さ全体で異なることを除外するものではないことを留意されたい)。用語「モノリシック」は、定義上、1つの不織パッドを別の不織パッドに積層する又は他の方法で取り付けることによって形成されるパッドを包含しない(かかるパッドが同様又は同一の組成からなり得る場合であっても)。しかし、他の実施形態では、本開示とともに、積層された又は非モノリシックなパッドを使用することができる。
モノリシックな不織パッドの一例は、繊維間融着によって互いに結合された少なくともいくらかの不織繊維を含むことができる。具体的には、モノリシックな不織パッド100は、パッド100の内部102の全体とともに、本明細書で後述する準緻密化繊維層140に、少なくともいくらかの繊維間融着を含むことができる。しかし、他の実施形態では、パッド100は、互いに融着していない繊維のみを含むことができる。いくつかの実施形態では、パッド100の少なくともいくらかの繊維は、特定可能な(例えば所定の)長さに切断された繊維として本明細書で定義される短繊維であってもよい。かくして、短繊維は、本質的に連続的な繊維(例えばメルトスパン繊維など)から区別され得る。短繊維は典型的に形成及び固化され、続いてある長さに切断され、続いて不織ウェブに組み込まれる(例えばメルトスパン又はメルトブローン繊維法で、例えばウェブとして直接収集されるのとは対照的に)。例えば天然繊維と同様に合成繊維から選択される任意の好適な短繊維を用いてもよい。好適な合成繊維としては、例えば押出成形、溶融紡糸、溶剤紡糸などされ得る有機熱可塑性ポリマー材料が挙げられ得る。このような材料の非限定的な例としては、例えばポリカプロラクタム(ナイロン6)及びポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6,6)などのポリアミド類、ポリプロピレン及びポリエチレンなどのポリオレフィン類、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル類、アクリロニトリルから形成されたものなどのアクリル繊維類などが挙げられ得る。他の潜在的に好適な繊維としては、綿、レーヨン、絹、ジュート、竹、サイザル麻、ウール、大麻、豚毛、セルロースなどから作られたものなどの天然繊維が挙げられる。必要に応じて、セラミック又は金属系繊維を用いてもよい。任意のかかる繊維はバージン繊維であってもよく、又は例えば衣類の裁断、カーペット製造、繊維製造、布地加工などから再生してもよい。任意の好適な繊維種又は繊維組成物のブレンド又は混合物を用いてもよい。いくつかの実施形態では、パッド100の少なくともいくらかの繊維は、第1の融点を示す第1の短繊維110であってもよい(後述するように、第1の融点は第2の短繊維(存在する場合)の第2の融点よりも高い)。かかる第1の短繊維110は、例えば剛性、強度、嵩高性、弾性などをパッド100に付与することができ、例えば上記の繊維のうちのいずれかから選択することができる。特定の実施形態では、第1の短繊維110はポリエチレンテレフタレート(PET)(この用語は、PET単位を含む任意のブレンド、コポリマーなどを包含するように広範に用いられる)で構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、パッド100の少なくともいくらかの繊維は、結合繊維である第2の繊維112であり得る。本文脈において、結合繊維とは、第1の短繊維110の第1の融点よりも低い第2の融点を示す少なくとも1種類の主成分を含む任意の繊維(例えば短繊維)である。かかる結合繊維は(例えば後述するように加熱された後冷却されると)、結合繊維と第1の短繊維との間の接触点で融着をもたらし得る(当然ながら結合繊維自体の間にも融着が発生し得る)。いくつかの実施形態では、かかる結合繊維は複合繊維(一般的用法によれば、この用語は2成分のみの繊維に限定されず、任意の所望の数の成分からなる多成分繊維を包含する)であり得る。かかる複合繊維は、第1の短繊維の第1の融点よりも低い第2の融点を示す少なくとも1つの成分を含み、複合繊維の第2の融点よりも高い第3の融点を示す少なくとも1種類の追加成分を更に含む。多くの場合、かかる複合繊維のかかる高融点成分が繊維のコアとして存在し、低融点成分がシースとして存在する場合がある(しかし任意の好適な構成、例えば並列構成が用いられてもよい)。第3の融点は、上記の第1の短繊維の第1の融点の値と同様であってもよいが、そうである必要はない。様々な特定の実施形態では、かかる複合繊維の高融点成分は、例えばポリエステル類(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリ(フェニレンスルフィド)類、ポリアミド類(例えばナイロン)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、又はポリオレフィン類(例えばポリプロピレン)から選択され得る。複合繊維の低融点成分は、必要に応じて選択してもよい。多くの実施形態では、かかる成分は概ね同様の化学組成であってもよく、これは、異なる結晶構造であり得る高融点成分が、より低い融点を示すように、より高い非晶質ポリマー含量などを有する場合があるためである。あるいは、複合繊維の低融点成分は、複合繊維の高融点成分とは異なる化学組成であってもよい。かかる差異は、例えばモノマー単位をコポリマー材料に含めることから、完全に異なるポリマー材料を用いることまで及び得る。いくつかの実施形態では、第2の(結合)繊維112は、第1の繊維110の第1の融点よりも低い融点を示す単一成分繊維であり得る。当業者は、結合繊維(単一成分か複合成分かに関わらず)が、十分な高温に達すると軟化して、例えば少なくとも部分的に溶融することを容易に理解するであろう。続いてかかる繊維は、冷却及び再固化時に繊維110に(及び/又は互いに)融着して、したがって繊維の塊を少なくとも部分的に自己支持型のパッドに変形させる役割を果たし得る(後述するように、パッドは結合剤を用いることで更に強化され得る)。いくつかの場合では単一成分結合繊維が結合プロセス中に部分的、ほぼ完全、又は完全にその繊維形状を喪失するように溶融する一方で、複合繊維が、通常、高融点成分が(例えば繊維コア中に)存在するために少なくとも部分的にその繊維形状を維持するという点で、単一成分結合繊維は複合結合繊維とわずかに異なり得る。いずれの種類の結合繊維も、単独で又は組み合わせて用いてもよい。
短繊維110及び/又は結合短繊維112は、捲縮であっても非捲縮であってもよい。捲縮繊維の使用は、不織パッド100の嵩高性及び/又は弾性を有利に増強し得る。捲縮繊維は多くの供給源から容易に入手が可能であり、又は、押込み加工ボックス(stuffer-box)、ギア捲縮機などを使用して任意の好適な繊維を捲縮させてもよい。繊維が捲縮されている場合、捲縮の程度は例えば2~12個/cmの範囲であり得る。様々な実施形態では、捲縮繊維は例えば約35%~約70%の捲縮率(この目的のために参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2007/0298697号(Charmoilleら)に概説される手順により測定される)を示し得る。本明細書で用いられる短繊維(捲縮しているかしていないかに関わらず)は、例えば、0.5~1.5センチメートルなど、任意の好適な長さであってもよい。ここで使用される短繊維は、任意の好適なデニール、例えば約1~約200のデニールであってもよい。特定の実施形態では、短繊維(110及び112)はそれぞれ、約6~約20デニールの範囲であってもよい。任意のかかる繊維は、任意の所望の断面形状(例えば円形、三角形、四角形、多葉形、中空形、溝形など)を有してもよい。いくつかの実施形態では、短繊維(110及び112)は、親水性繊維ではなく疎水性繊維であり得る。多くの従来型繊維(例えば多くのポリエステル類、ポリオレフィン類、ポリアミド類など)が、特定の組成及び/又は表面処理が選択されない限り、本来は本質的に疎水性であることを当業者は理解するであろう。
モノリシックな不織パッド100は、小球形態でパッド100全体に分散する(即ちパッド100の内部102の最奥部を含めて主面104から主面108まで)少なくとも1種類の結合剤120を含み、そのうちの少なくともいくらかがパッドの繊維のうちの少なくともいくらかをパッドの他の繊維に結合させる。用語「小球」は、任意の形状又は縦横比の一群の結合剤120を広範に包含するように用いられるが、かかる小球は必ずしも球形状である必要はなく、更には概ね球形状である必要すらないことに留意されたい。結合剤120の多数の小球は、図2の例示的な表現に示される。いくつかの小球が繊維に沿ってかなりの長さに渡り得る、及び/又は他の小球に接触し得るが(例えば、少なくとも部分的な結合剤小球ネットワークを形成するように)、本明細書に記載される通りに結合剤小球がパッド100全体に分散する配置は、例えば不織パッドの間質空間が結合剤で完全に充填される配置とは区別される。多くの場合、結合剤小球120は、結合剤前駆体を不織パッド100に含浸させ、続いて結合剤前駆体を結合剤120に変換することによって供給され得る。任意の好適な結合剤前駆体を用いてよい(当該技術分野ではかかる材料を多くの場合結合剤と称するが、厳密にはこれらの多くが結合剤前駆体の形態で供給されて、実際の結合剤に変換されることに留意されたい)。少なくともいくつかの実施形態では、かかる結合剤前駆体は、パッド100に含浸される流動性材料(例えば樹脂)形態で供給され得、続いて熱によって結合剤に変換される(架橋の促進、水分及び/若しくは溶剤の除去、又はかかるメカニズムの組み合わせによってのいずれかに関わらず)。いくつかの実施形態では、かかる結合剤前駆体は、パッド100に含浸される流動性材料として(例えばホットメルト結合剤前駆体として)供給され得、続いて冷却されて結合剤に変換される。好適な結合剤前駆体の非限定的な一覧としては、例えばアクリル樹脂、フェノール樹脂、ニトリル樹脂、エチレンビニルアセテート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア又はウレア-ホルムアルデヒド樹脂、イソシアネート樹脂、スチレンブタジエン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ビニルアクリル樹脂、アミノプラスト樹脂、メラミン樹脂、ポリイソプレン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン系不飽和樹脂、及びこれらの組み合わせが挙げられる。当業者は、かかる樹脂が熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂の両方を包含していることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、かかる結合剤前駆体は、例えば水含有混合物として(例えばラテックスとして)便利に適用することができ、また任意に樹脂内ポリマーの架橋を促進する架橋剤を含んでもよい。好適な結合剤前駆体の非限定的な例としては、例えばMallard Creek Polymers(North Carolina,USA)から入手可能なRovene5900、Dow Company(New Jersey,USA)が製造・販売するRhoplex TR-407、及びAP Resinas(Mexico City,Mexico)が製造・販売するAprapole SAF17が挙げられる。
様々な種類の結合剤及び結合剤前駆体については、米国特許第6,312,484号(Chouら)及び米国特許出願公開第2012/0064324号(Arellano)で詳細に説明されており、いずれもその全体がこの目的のために参照により本明細書に組み込まれる(Chouらは、かかる結合剤を例えばウェブの厚さ全体に完全に含浸させるのではなく、かかる結合剤を不織ウェブの表面にコーティングしたスラリーに混和していることに留意されたい)。
本明細書の説明から明らかになるように、多くの実施形態では、結合剤120の主な機能はパッド100の強度を増強することであり得る(例えばパッド100内又はパッド100上の所定位置に研磨粒子を保持することではなく)。したがって、いくつかの実施形態では、結合剤120はいかなる種類の研磨粒子も(例えば酸化アルミニウムなどの頻繁に用いられる無機研摩材のいずれも)含まない場合がある。しかし、他の実施形態では、所望に応じて、結合剤120は研磨粒子(例えば本明細書の以下で列挙される研磨粒子のいずれか)を含み得る。任意の目的のために必要に応じて、任意の充填剤、添加材、加工助剤などが結合剤120内に存在してもよい。
準緻密化繊維層
図2の例示的な表現に示すように、モノリシックな不織パッド100は第1の準緻密化繊維層140を含む。「準緻密化」とは、層140では、少なくとも繊維(例えば繊維110及び112)がパッド100の内部102よりも高い体積密度で(即ち空間容積あたりの繊維体積で)存在することを意味する。かかる配置は、図2の例示的な表現に示される。しかし、他の実施形態では、パッド100は、非緻密化層のみ又は緻密化層のみから構成されてもよい。少なくともいくつかの実施形態では、これも図2の例示的な表現に示すように、結合剤120がパッド100の内部102よりも高い密度で層140内にも存在し得る。「準緻密化繊維」層としての層140の特徴付けは、層140がその繊維性質を少なくとも概ね維持し、連続的(又は更には著しく連続的)なスキンになる点まで緻密化又は圧縮されていないことを強調するために用いられる。これは、実験で得られた、代表的な実施例の不織パッド100の層140の平面図を示し、かつ層140が本質的に繊維性で高度に多孔質な性質を維持することを確認する、前述したEndleらの図5に示される。かくして、層140は例えば連続的なスキンとは区別される。
したがって、準緻密化繊維層140は必ずしもパッド100の内部102と特性が大きく異なるわけではなく、繊維及び結合剤が内部102よりもいくぶん高い密度で層140に存在しているに過ぎないことが理解されるであろう。それでもなお、本明細書で後述するように、準緻密化繊維層140の存在は極めて大きな有利な効果を有し得る。いくつかの場合では、このより高い密度は、層140の「ソリディティ」の観点から(用語「ソリディティ」に関しては、この目的のために参照により本明細書に組み込まれる米国特許第8,162,153号(Fox)の、例えば3段17~24行目、及び11段50行目~12段3行目に詳述される)パッド100の内部102のソリディティと比較して特徴付けることができる。様々な実施形態では、層140は、不織パッド100の内部102のソリディティよりも少なくとも約10、20、又は30%高いソリディティを示し得る。更なる実施形態では、層140は、不織パッド100の内部102のソリディティよりも最大で約120、80、60又は40%高いソリディティを示し得る。場合によっては、層140は、例えば、米国特許第8,162,153号(Foxら)に概説される手順に従って層140のソリディティを測定することが困難であるほどに薄い場合がある。このような場合、ソリディティは、例えば光学測定、X線マイクロトモグラフィーなどを用いて推定してもよい。
準緻密化繊維層140はモノリシックな不織パッド100と一体であり(つまり、層140を提供する少なくともいくつかの繊維セグメントは、パッド100の内部102に延在する他のセグメントを有する繊維セグメントである)、パッド100の第1の主面104を提供する外側主面を含む。多くの場合、層140は非常に短い距離だけ(多くの場合約200マイクロメートル未満)、主面104からパッド100の内部に向けて内側に延在する場合がある。いくつかの実施形態では、準緻密化繊維層140は、パッド100の全厚の10、5、2、1、又は0.5%以下の距離でパッド100内へと内側に延在する場合がある(パッド100の全厚は第1の主面104と第2の主面108との間の最小寸法に沿って測定する)。絶対値として、様々な実施形態では、準緻密化繊維層140は、約400、200、100、40、又は20マイクロメートル以下の距離でパッド100内へと内側に延在し得る。図2の参照符合142で示されるように、準緻密化繊維層140の内部境界は時に、容易に目視できる場合がある。
しかし、準緻密化繊維層140とパッド100の内部102との間の推移は場合によってはかなり明確であり得るが(図2の例示的な描写にあるように)、他の場合ではより段階的であり得る。
擦り磨き体
図1の例示的な表現に示すように、不織パッド100の第1の主面104は、離間配置された擦り磨き体162の配列160を含む。離間配置された体の配列とは、表面104の露出領域(例えばパッド100の繊維の外側繊維セグメントによって提供される)が体162間に存在するように、擦り磨き体162が集合的に主面104の領域の約50%未満を占めることを意味する。様々な実施形態では、擦り磨き体162は集合的に主面104の領域の約40、30、20、又は10%未満を占め得る。更なる実施形態では、擦り磨き体162は集合的に主面104の領域の約5、10、20、又は30%超を占め得る。いくつかの実施形態では、主面104のうち擦り磨き体162が占める領域の全てが、例えば図3及び図8に示すように、印刷された指示の一部である。いくつかの実施形態では、印刷された指示を形成する擦り磨き体162が主面104の領域の少なくとも10%を占める。様々な実施形態では、配列160は、体162が互いに接触しない個別の島(図1の例示的な図解にあるように)、又は交差しない縞、交差する縞の格子、その他として存在するように構成され得る。ランダム又は規則的、反復的又は非反復的などの任意の好適なパターンを用いてもよい。個々の体162は、任意の所望の形状(例えば円形、又は概ね円形のドット、四角形、不規則形状など)及び長さ/幅の縦横比であってもよい(用語「縞」は直線形状に限定されず、任意の所望のアーチ形状を包含することに留意されたい)。
擦り磨き体とは、体162が、擦り磨き機能を提供するのに十分な硬度を有する少なくとも1種類の成分を含むことを意味する。かかる成分は少なくとも3のモース硬度を有する任意の好適な材料であってよく、この材料は本明細書では便宜上研磨材と呼ばれる(モース硬度計は元来鉱物向けに開発されたものであるが、当業者はこれが端的な引掻抵抗試験であり、任意の所望の材料に適用できることを理解するであろう)。いくつかの実施形態では、かかる成分は、例えば、体162を形成するのに用いられる前駆体樹脂と組み合わせられる(例えば混合される)、又は樹脂を主面104に配置した後に前駆体樹脂上に分散される、粒状添加材172であってもよい。いくつかの実施形態では、かかる粒状添加材は、例えば8~10の範囲のモース硬度を示す任意の周知の無機材料(即ち研磨粒子)であってもよい(例えば酸化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、セリア、立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、ガーネット、任意の好適なセラミック、及び上記の組み合わせ)。他の実施形態では、かかる粒状添加材は、十分に高い硬度(即ち少なくとも約3の範囲のモース硬度)を示す任意の有機ポリマー材料を含んでもよい。好適な材料としては、例えばメラミン-ホルムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、特定のポリエステル及びポリアミドなどの粒子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、擦り磨き体162は、粒状添加材の存在なしに許容可能な摺り磨き性能を得ることができる十分に硬い材料(例えば固化した前駆体樹脂)から作られ得る。例えば、本明細書の実施例に示すように、いくつかのフェノール樹脂は十分な硬度をもたらし得る。しかし、当業者は理解するであろうが、多くの他のポリマー樹脂も好適であり得る。一般的に、本明細書で前述の結合剤前駆体はいずれも、形成された結合剤がそれ自体で十分な硬度を示すか、又は摺り磨き特性をもたらし得る粒状添加材を適切に支持する能力があるかのいずれかである限り、擦り磨き体162を形成するための使用に考慮され得る。前述の結合剤前駆体と同様に、擦り磨き体162を形成するために用いられる前駆体樹脂は、必要に応じて熱硬化性材料又は熱可塑性材料であってもよい(かつ、任意の目的のために必要に応じて任意の充填剤、添加材、加工助剤などを含んでもよい)。好適な前駆体樹脂としては、例えば、米国特許第5,227,229号(McMahan McCoyら)の実施例21~31に記載される材料、及び米国特許第7,393,371号(O’Garyら)の実施例1に記載される材料を挙げることができ、これらの両方は、全ての目的で参照により本明細書に組み込まれる。
図2の例示的な図解に示すように、少なくともいくつかの実施形態では、擦り磨き体162は、パッド100の第1の主面104よりも外側に突出する外側部分166を含み得る。第1の主面104が主にパッド100の繊維部分によって(時には結合剤小球部分によって)画定されるため、第1の主面104は実際に物理的に平坦な連続表面の形態を取らないことが理解されよう。その代わりに、パッド100の第1の主面104(及び後述する第2の主面108)が、繊維部分及び/又は結合剤小球部分によって集合的に提供される。本明細書の目的のために、第1の主面104は、2g、0.5cmのおもりが(存在する場合は擦り磨き体162の間の)パッド100の第1の面(即ち重力に対して上側)に配置されると、おもりの平坦な下面が乗り、パッド100が平面上に支持される仮想平面として画定され得る。かかるおもりは、パッド100の他の繊維を超えて外側に大きく突出するあらゆる浮遊繊維(stray fiber)セグメントを圧縮するのに十分でありながらも、パッド100を著しくは圧縮しない。この方法で第1の主面104を示す代表的な仮想平面106が図2の例示的な実施形態に示される。第2の主面108も同様に確立され得る。様々な実施形態では、擦り磨き体162の外側部分166は、不織パッド100の第1の主面104よりも外側に少なくとも約0.05、0.1、0.2、0.4、又は0.8mm突出し得る。更なる実施形態では、擦り磨き体162の外側部分166は、不織パッド100の第1の主面104よりも外側に最大で約2.0、1.4、1.2、1.0、0.8、又は0.6mm突出し得る。ある実施形態では、擦り磨き体162の外側部分166は、不織パッド100の第1の主面104よりも外側に最大でおよそ約1.0mm突出し得る。別の実施形態では、擦り磨き体162の外側部分166は、不織パッド100の第1の主面104よりも外側に最大でおよそ5.0mm突出し得る。かかる距離はパッド100の主平面に垂直な軸線に沿って、上記の仮想平面106から体162の外側面168の最外点までで測定され得る。比較して、塗料など印刷上の吹付けは、第1の主面104よりも広がることは本質的にない。
また図2の例示的な実施形態で示すように、擦り磨き体162は不織パッド100の第1の準緻密化繊維層140内に少なくとも部分的に侵入する内側部分164を含み得る。かかる侵入によって、擦り磨き体162がパッド100にしっかりと固定されることを可能にし、その結果、体162が摺り磨きプロセスで発生し得る剪断力を受けたときにも、体162はパッド100から容易に除去され得ない。しかし、擦り磨き体162の内側部分164は一般的には、パッド100の内部102の奥深くまで侵入しない。様々な実施形態では、擦り磨き体162の内側部分164は、不織パッド100の全厚の約10、4、2、又は1%未満の距離で第1の主面104から内側に延在する。
本出願では、清掃用物品は、清掃用物品の使用対象となるタスク(すなわち清掃作業)又は領域(すなわち清掃面)など、使用目的又は使用用途を示す印刷された指示又は視覚情報を含むことができる。ただし、他の清掃タスク又は領域にも使用できる。様々な実施形態では、前に議論されたパッドに、前に議論された擦り磨き体を印刷又は堆積することができ、例えば、繊維及び結合剤で形成されたモノリシックな不織パッドに、文字、数字、文字、アイコン、グリフなどを形成するような方法で、更なる粒状添加材を伴って又は伴わずに、擦り磨き体の樹脂を印刷することができる。このように、指示は、清掃用物品を用いて行えるタスクの種類、及び/又は、清掃用物品を用いて清掃できる表面の種類を示すことができる。本開示の清掃用物品は、不織材料、スポンジ、織布又はそれらの任意の組み合わせで構成することができる。清掃用物品に印刷された情報は、多言語作業環境での意思疎通を補助する1つ以上の言語で記された、線図、描写された動作又は言葉の形態とすることができる。本開示の更なる態様は、印刷の状態(condition or state)が、清掃用物品の有効性を伝達する二重の目的も果たすことである。すなわち、指示を判読できる限り、清掃用物品は、その意図されたタスクを行うのに有効でありうる。しかし、指示が判読できなくなる時点で、清掃用物品は、その意図されたタスクを行うにはもはや有効ではないことがあり、意図されたタスクを行う前に新たな清掃用物品と交換することができる、又は交換するべきである。
図3は、擦り磨きパッド206に印刷された複数の擦り磨き体204で形成される印刷された指示202を有する例示的な摺り磨き物品200の平面図である。摺り磨き物品200は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製することができる。描写された実施形態では、摺り磨き物品200は、緻密化されていないモノリシックな不織パッドを含む。特に、パッド206は、少なくともいくらかの繊維が繊維間融着により互いに結合された不織パッドを含んでもよい。擦り磨き体204は、研磨粒子物質が内部に分散した樹脂を含むことができ、視覚的指示、書き言葉による指示、又はテキスト指示を提供するように互いに近接して配置される。指示202の各擦り磨き体204が、摺り磨き物品の使用目的を明文化して示す文字を構成することができる。図3の例では、指示202により伝達される使用目的は、擦り磨き体204のサイズ又は他の特性に対応することができる。描写された実施形態では、指示202は、「重負荷用(Heavy Duty)」と記す文字を含む。一例では、「重負荷用」の標記は、鋳鉄製平鍋などの特定の表面に関連して最も効果的に使用できる大型の擦り磨き体204を摺り磨き物品200が有することを示すことができる。別の例では、「重負荷用」の標記は、大型の粒状添加材(例えば、粒状添加材172)を擦り磨き体204が含むことを示すことができる。図5及び図6を参照して以下で議論するように、印刷された指示は、使用目的に加えて、摺り磨き物品による清掃の対象となる表面も含むことができる。
図4は、更なる擦り磨き特徴214とともに含まれる印刷された指示212を有する例示的な摺り磨き物品210の平面図である。印刷された指示212及び擦り磨き特徴214は、複数の擦り磨き体216で形成することができる。摺り磨き物品210は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製することができる。描写された実施形態では、摺り磨き物品210は、緻密化されたモノリシックな不織パッドを含む。擦り磨き体216は、視覚的指示、書き言葉による指示、又はテキスト指示を提供するように互いに近接して配置される。図3を参照して説明した実施形態と同様に、指示212の各擦り磨き体216は、摺り磨き物品の使用目的を明文化して示す文字を構成することができる。更に、擦り磨き特徴214は、パターン222に配置された擦り磨き体216の配列又はクラスタ220に配置することができる。描写された実施形態では、クラスタ220は、斜め縞の列を構成しており、各縞は、均一に離間した擦り磨き体の密なドットマトリックスを構成するパターン22で形成される。これにより、印刷された指示212は、メッセージ又は指示を伝達しないが、摺り磨き物品の全体的な研磨性を高める、更なる擦り磨き特徴214と組み合わされ得る。
図5及び図6は、異なる表面の使用目的を示す印刷された指示226及び228をそれぞれに有する代表的な摺り磨き物品222及び224の概略的な平面図である。摺り磨き物品222は、指示226の擦り磨き体232が印刷されたパッド230を備えることができる。摺り磨き物品224は、指示226の擦り磨き体236が印刷されたパッド234を備えることができる。摺り磨き物品222及び224は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製することができる。描写された実施形態では、摺り磨き物品222及び224は、緻密化されたモノリシックな不織パッドを含む。
印刷された指示226及び228は、物品上にあり得る擦り磨き体の種類とともに、擦り磨き体を用いて効果的に清掃できる表面又は物品(例えば、清掃用物品の用途)を含むフレーズを含むことができる。例えば、印刷された指示226は、「重負荷用-金属製平鍋」を記す文字を含むことができ、印刷された指示228は、「重負荷用-揚げ物用鍋」を記す文字を含むことができる。これにより、例えば、擦り磨き体232及び236のサイズ、又は擦り磨き体232及び236に含まれる粒状添加材(例えば、粒状添加材172)のサイズを、所望の表面の「重負荷用」清掃を行うように粗く又は大型にすることができる。逆に、「軽負荷用(Light Duty)」を示す印刷された指示は、細かい又は小型の擦り磨き体又は粒状添加材を有することができる。
印刷された指示226及び228はまた、記載の使用目的(「重負荷用」)で効果的に清掃できる表面又は物体の説明も含む。例えば、印刷された指示226は、「金属製平鍋」を参照し、印刷された指示228は、「揚げ物用鍋」を参照する。対象となる表面は、使用目的で清掃される表面の一例でありうる。他の実施形態では、印刷された指示226及び228は、使用目的以外の対象となる清掃される表面又はアイテムの説明のみを含むことができる。
図5及び図6は、反復する性質の印刷された指示226及び228を更に示している。例えば、印刷された指示226は、それ自体が単列240内で反復することができ、反復された指示の複数の列240を含むことができる。これにより、印刷された指示226は、ある部分(例えば、パッド230の表面の50%以下)をカバーする配列でそれ自体が配置されうる。同様に、印刷された指示228も、同様に列242で配置することができる。図5及び図6は、列240内の文字が互いに並ぶように配置された印刷された指示226、及び列242内の文字が互いに並ぶように配置された印刷された指示228を示している。他の例では、単列240内又は単列242内の印刷された指示を、上方及び/又は下方の印刷された指示からずらして配置することができる。このようなずらした配置によって、反復性のスクラブ動作による清掃の不連続性を防止することができる。
図7は、パッド248に複数言語で印刷された指示246を有する例示的な摺り磨き物品244の概略平面図である。特に、印刷された指示246は、第1の指示250及び第2の指示252を含むことができる。各指示は、本明細書で説明される使用目的又は対象となる表面に関する指示のうちの1つとすることができるが、異なる英数字テキスト又は文字で表現される。これにより、例えば、印刷された指示250は、英語で「Heavy Duty-Fryer(重負荷用-揚げ物用鍋)」と読むことができ、印刷された指示252は、スペイン語で「Tarea Pesada-Friedora(重負荷用-揚げ物用鍋)」と読むことができる。任意の言語の組み合わせを印刷することができる。摺り磨き物品244は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製されてもよい。描写された実施形態では、摺り磨き物品244は、緻密化されたモノリシックな不織パッドを含む。
図8は、隆起したテクスチャでパッド258に印刷された指示256を有する例示的な摺り磨き物品254の概略平面図である。印刷された指示256は、文字260などの様々な文字を形成する擦り磨き特徴で構成することができる。印刷された指示256の文字は、異なる文字、数字などで構成することができる。各文字は、複数のスクラブ面及びスクラブエッジをそれぞれ与える複数の異なる小面を有することができる。例えば、文字260は、異なる小面262、264、266を有することができる。これにより、上述したように、パッド258の表面から擦り磨き特徴を隆起させることができ、スクラブ効果を高めるようにパッド266の表面から各擦り磨き特徴の個別部分を異なるレベルで隆起させることができる。摺り磨き物品254は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製されてもよい。描写された実施形態では、摺り磨き物品254は、緻密化されていないモノリシックな不織パッドを含む。
図9A及び図9Bは、擦り減り始めた擦り磨き体272を有する例示的な摺り磨き物品270を示している。擦り磨き体272は、パッド274に印刷され、印刷された指示276を形成するように成形されており、図示の例では、指示の一部を「重(Heavy)」と読める。摺り磨き物品は、試験目的で製造されたものであり、本明細書で説明する任意の指示を有するように擦り磨き体272を配置することができる。摺り磨き物品270は、本明細書で説明する方法のいずれかに従って作製されてもよい。
図9Aに見られるように、摺り磨き物品270に試験を施した後、擦り磨き体272の一部が初期劣化状態にある。図9Aの具体的な例では、摺り磨き物品に30回の清掃サイクルを施した。各サイクルはある回数の手動スクラブ模擬ストロークで構成される。見られるように、印刷された指示276は依然として判読可能であり、擦り磨き体272は依然として有意なスクラブ面領域を含んでいる。
図9Bは、緻密化されていないモノリシックな不織材内部277を含みうる、パッド274に配置された擦り磨き体272のうちの1つを概略的に示している。別の例では、パッド274は、積層された層、準緻密化層、又は、本出願の全体にわたって説明するような清掃用物品構造の任意の他の組み合わせを含むことができる。図2を参照して議論したように、パッド274の外方面又はスクラブ面は、平面106と位置合わせすることができる。擦り磨き体272は、パッド274に付着するように平面106よりもわずかに下方に延在する。未使用状態又は非劣化状態では、擦り磨き体272は、平面106から離れて、表面168(図2)により形成される平面278まで延在する。しかし、摺り磨き物品270が試験を受け、擦り磨き体272が清掃面に擦り付けられたことによって、擦り磨き体272は、平面278の下方となる高さH1までわずかに擦り減っている。更に、擦り磨き体272は、小さな凹部280を含むように凹んでいる。かような状態では、摺り磨き物品270の使用者は、新品の状態で最初に使用したときと比べた、摺り磨き物品270の性能のいかなる変化にも気付かないであろう。
図10A及び図10Bは、擦り磨き体272が更に摩耗した後の、図9A及び図9Bの摺り磨き物品270を示している。図10Aに見られるように、摺り磨き物品270に試験を施した後に、擦り磨き体727の一部が更に劣化した状態にある。図10Aの具体的な例では、摺り磨き物品に100回の清掃サイクルを施した。見られるように、印刷された指示276は判読できなくなっており、擦り磨き体272のスクラブ面領域は、実質的に減少している。図10Bは、パッド270に配置された擦り磨き体272のうちの1つを概略的に示している。図9Bの試験から摺り磨き物品270に更なる試験を施すことによって、擦り磨き体272は、平面278の下方となる高さH2まで著しく擦り減っている。更に、擦り磨き体272は、大きな凹部282を含むように著しく凹んでいる。かような状態では、摺り磨き物品270の使用者は、摺り磨き物品270の性能の低下に気付き始め、摺り磨き物品270を新たな摺り磨き物品と交換するかもしれない。一例では、擦り磨き体272は、擦り磨き体272がおよそ75パーセント消耗した後に、まだ判読できるテキスト文字を形成する。
図11A及び図11Bは、擦り磨き体272が実質的に擦り減った後の、図10A及び図10Bの摺り磨き物品270を示している。図11Aに見られるように、擦り磨き体727の一部が、摺り磨き物品270に試験を施した後にほぼ完全に擦り減っている。図11Aの具体的な例では、140回の清掃サイクルを摺り磨き物品に施した。見られるように、擦り磨き体272のスクラブ面領域はごくわずかである。図11Bは、パッド274に配置された擦り磨き体272のうちの1つを模式的に示している。摺り磨き物品270に図10Bの試験から更なる試験を施すことによって、擦り磨き体272は、平面106より上に延在しないように擦り減ることにより、スクラブ用物品は、意図された清掃作業を行うには全く適さない状態になる。かような時点で、摺り磨き物品270の使用者は、擦り磨き体272が存在しないので、摺り磨き物品270を交換する必要があることに気付く。これにより、使用者は、使用済み清掃用物品で清浄しようとして時間を無駄にすることなく、清掃作業を開始する前に新たな清掃用物品を得ることができる。
図12は、図9A~図11Bの摺り磨き物品270の性能を、同じ試験サイクルを施した後の先行技術の摺り磨き物品の性能と対比して示すチャートである。試験された実施形態では、摺り磨き物品270は、樹脂及び研磨粒子で作られた擦り磨き体を有する緻密化されていないモノリシックな不織パッドを含む一方、先行技術の摺り磨き物品は、擦り磨き体を有していない緻密化されていないモノリシックな不織パッドのみを含む。摺り磨き物品270の性能を曲線290により示す一方、先行技術の摺り磨き物品の性能を曲線292により示している。曲線290及び292は、上述した国際公開第2015/123635号に説明される食品汚れ試験(Food Soil Test)により測定されるような摺り磨き性能に関するデータを示している。
y軸つまり垂直軸は、各パッドの摺り磨き性能を示している。本擦り磨き結果は、試験パネルから食品の汚れを除去するのに必要なストロークの測定された数である。一例では、ストロークは、手動の直線往復ストロークである。このように、y軸上のより小さな数(例えば、0により近い数)が、より良好な摺り磨き性能を示す。これにより、y軸上のより大きな数が、食品の汚れを除去するのにより多くのストロークが必要であることを示しており、このことは、パッド上の研磨材料の劣化の増大(又は、本来的に能力が低い研磨材料)に関連付けられる。
x軸つまり水平軸は、パッドが受ける加速摩耗のサイクル数を示している。パッドの摩耗は、摩耗機構として、市販されているBYK Gardner-Scrub直線研磨試験機に、Norton R428 Durite 60研磨ベルトでパッドを取り付けることによって達成された。x軸は、左から右に伸びるほど、より多くの摩耗サイクルを示している。x軸沿いの各点でパッドに摩耗サイクル数を施した後にパッドを試験して、y軸沿いのストローク数を得た。
図12のチャートは、より多くの摩耗サイクルを各パッドに施すにつれて摺り磨き性能が低下していることを示している。特に、各曲線290、292が図12の右方向に移動すると、より多くの摩耗サイクルが示されており、各曲線290及び292が図12の上に移動すると、指定された摩耗サイクルの後により多くの清掃行程が必要になることが示されている。
図12に見られるように、先行技術の摺り磨き物品は、概ね、その使用又は試験に比例する速度で劣化している。左では、曲線292は、ベースライン研磨性を有しており、先行技術の摺り磨き物品がより多くの摩耗サイクルを受けると、先行技術の摺り磨き物品の性能が実質的に0となる点294までは、各試験点で研磨性の劣化が生じる。
先行技術の摺り磨き物品とは対照的に、摺り磨き物品270の劣化は、その使用又は試験の大部分にわたって比較的安定した研磨性を維持する。左では、曲線290は、ベースライン研磨性を有しており、摺り磨き物品270がより多くの摩耗サイクルを受けると、点296まで研磨性の劣化が徐々に生じ、その後、点298で性能が0になるまで摺り磨き物品270の性能が減少する。参考として、点298は、図11A及び図11Bの摺り磨き物品270の状態に対応することができ、点296は、図10A及び図10Bの摺り磨き物品270の状態に対応することができ、点300は、図9A及び図9Bの摺り磨き物品270の状態に対応することができる。このように、図12は、本開示の印刷された指示が、寿命の大部分にわたって高いレベルの研磨又はスクラブ効果をいかに維持し、その後に、寿命の終わり近くで有意な低下をいかに経験するかを示している。このように、擦り磨き体は、摺り磨き物品の有効寿命中に摺り磨き物品の使用目的の視覚的指示を提供することができ、使用者はまた、視覚的指示が実質的に消失したときに摺り磨き物品を交換する必要があることを示す視覚的目安を得る。
様々な注記及び実施例
実施例1は、互いに反対側にある第1の主面及び第2の主面を有するバッキング層と、第1の主面及び第2の主面の少なくとも一方に設けられた視覚的に識別可能な機能性材料と、を備える摺り磨き物品であって、機能性材料は樹脂を含み、更に、機能性材料は、摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている、摺り磨き物品などの主題を含むことができ、又は使用することができる。
実施例2は、機能性材料であって、摺り磨き物品が使用されるにつれて擦り減り、摺り磨き物品の摺り磨き性能とバッキング層に残存する機能性材料の量との間に関連性があることにより、摺り磨き物品の状態に関する視覚インジケータとして機能するものである、機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1の主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例3は、擦り減るにつれて視覚的に認識し難くなる機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1又は実施例2のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例4は、機能性層の視認性と、摺り磨き物品の摺り磨き性能との間にある関係性を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例3のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例5は、摺り磨き物品の意図された最終使用用途を示すグラフィカルな目印及び/又は英数字情報の少なくとも一方を含む機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例4のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例6は、摺り磨き物品の単一の意図された最終使用用途を2つの異なる態様で示すグラフィカルな目印及び/又は英数字情報の少なくとも一方を含む機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例5のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例7は、摺り磨き物品の単一の意図された最終使用用途に関する情報を2つの言語で摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例6のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例8は、情報及び使用指示の少なくとも一方を含む機能性材料であって、更に、情報及び使用指示の少なくとも一方が、傷防止、重負荷用、台所、及び風呂のうちの少なくとも1つの語句を含む、機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例7のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例9は、摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている機能性材料の第1の部分と、第1の部分に近接して配置された擦り磨き体の配列で構成されている機能性材料の第2の部分とを含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例8のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例10は、機能性材料に含まれる研磨粒子のサイズを伝達するように構成されている機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例9のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例11は、穴が開いた嵩高な不織布基材、布基材、及び繊維基材のうちの少なくとも1つで構成されるバッキング層を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例10のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例12は、バッキング層から隆起した多面付けされたテクスチャで情報を伝達するようにバッキング層に配置されている樹脂を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例11のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例13は、バッキング層の最高点を結ぶ平面によって定義される仮想平面の上方に位置している、少なくとも約50%の機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例12のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例14は、研磨粒子と樹脂との混合物で構成されている機能性材料を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例1~実施例13のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例15は、スクラブ面を有するパッドと、スクラブ面に配置された複数の成形研磨構造体と、を備える研磨用物品であって、複数の成形研磨構造体が、研磨構造体の特性に関する目安を提供するように配置されている、研磨用物品などの主題を含むことができ、又は使用することができる。
実施例16は、研磨構造体の粒のサイズを含む、複数の成形研磨構造体の特性を含むことができ、又は任意選択的に含むように例15の主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例17は、研磨構造体が行うように設定された清掃作業を含む、複数の成形研磨構造体の特性を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例15又は実施例16の主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例18は、研磨構造体が清掃するように設定された表面を含む、複数の成形研磨構造体の特性を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例15~実施例17のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例19は、研磨構造体の有効性を含む、複数の成形研磨構造体の特性を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例15~実施例18のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例20は、複数のテキスト文字を提供するように配置されている、複数の成形研磨構造体の特性を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例15~実施例19のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
実施例21は、複数の成形研磨構造体がおよそ75パーセント消耗された後に判読できる複数のテキスト文字を含むことができ、又は任意選択的に含むように実施例15~実施例20のうちの1つ又は任意の組合せの主題に任意選択的に組み合わせることができる。
これらの非限定的な実施例の各々は、それ自体で成立することができるか、又は他の例のうちの1つ以上との様々な置換又は組み合わせで組み合わせることができる。
上記詳細な説明は、詳細な説明の一部を成す、添付の図面への参照を含む。図面は、本発明を実施することが可能な特定の実施形態を例として示す。これらの実施形態は本明細書において「実施例」とも呼ばれる。このような実施例は、図示又は記載されたもの以外の要素を含むことができる。しかし、本発明者らはまた、図示又は説明されているそれらの要素のみが提供された実施例も企図している。更に、本発明者らはまた、特定の実施例(又はその1つ以上の態様)に関して、又は本明細書において図示又は説明されている他の例(又はその1つ以上の態様)に関して、図示又は説明されているそれらの要素(又はその1つ以上の態様)の任意の組み合わせ又は置換を用いる実施例も企図している。
本文書と、参照により組み込まれている任意の文書との間に相反する使用法が生じた場合には、本文書における使用法が支配する。
本文書において、用語「a」又は「an」は、特許文書において一般的であるように、任意の他の例、あるいは「少なくとも1つの(at least one)」又は「1つ以上の(one or more)」の使用と無関係に、1つ又は2つ以上を含むように用いられる。本文書において、用語「又は」は、非排他的な「又は」を指し、そのため、「A又はB」は、別途指示のない限り、「Aであるが、Bでない」、「Bであるが、Aでない」、及び「A及びB」を含む。本文書において、「含む(including)」及び「そこで(in which)」という用語は、対応する用語「備える/含む(comprising)」及び「そこで(wherein)」の平易な英語の同義語として使用される。また、以下の請求項において、用語「~を含む(including)」及び「~を備える(comprising)」はオープンエンドなものである。すなわち、請求項においてこのような用語の後に列挙された要素に加えて別の要素を含むシステム、装置、物品、組成物、調合物、又はプロセスは、依然として、その請求項の範囲内に含まれると見なされる。更に、添付の請求項において、「第1の(first)」、「第2の(second)」、及び「第3の(third)」などの用語は、単に標示として使用され、それらの対象に数値的要件を課すことを意図していない。
上記の説明は例示であることが意図されており、限定であることを意図されていない。例えば、上述した実施例(又はそれらの1つ以上の態様)は、互いに組み合わせて用いることができる。当業者によって、上述の説明を検討するなどすることで、他の実施形態が用いられることも可能である。読者が技術的開示の本質を迅速に把握することを可能にするべく、米国特許法施行規則第1.72条(b)項に従うために要約書が提供されている。要約書は、請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するために用いられることはないという了解の下で提示される。また、上述の発明を実施するための形態では、本開示を合理化するために様々な特徴が1つにまとめられている場合がある。これは、クレームされていない開示された特徴がいずれかの請求項に必須であることを意図するものと解釈されるべきではない。むしろ、本発明の主題は、特定の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴に存し得る。それゆえ、添付の請求項は本明細書において実施例又は実施形態として発明を実施するための形態に組み込まれ、各請求項は別個の実施形態としてそれ自体で成立し、係る諸実施形態は様々な組み合わせ又は置換で互いに組み合わせることができることが企図されている。本発明の範囲は、添付の請求項を、係る請求項が主張する権利がある均等物の全範囲と併せて参照して決定されるべきである。

Claims (21)

  1. 互いに反対側にある第1の主面及び第2の主面を有するバッキング層と、
    前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくとも一方に設けられた視覚的に識別可能な機能性材料と、を備える摺り磨き物品であって、
    前記機能性材料は樹脂を含み、更に、前記機能性材料は、前記摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を前記摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている、摺り磨き物品。
  2. 前記機能性材料は、前記摺り磨き物品が使用されるにつれて前記機能性材料が擦り減り、前記摺り磨き物品の摺り磨き性能と前記バッキング層に残存する機能性材料の量との間に関連性があることにより、前記摺り磨き物品の状態に関する視覚インジケータとして機能するものである、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  3. 前記機能性材料は、擦り減るにつれて視覚的に識別し難くなる、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  4. 前記機能性層の視認性と、前記摺り磨き物品の摺り磨き性能との間に関係性がある、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  5. 前記機能性材料は、前記摺り磨き物品の前記意図された最終使用用途を示すグラフィカルな目印及び/又は英数字情報の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  6. 前記機能性材料は、前記摺り磨き物品の単一の意図された最終使用用途を2つの異なる態様で示すグラフィカルな目印及び/又は英数字情報を含む、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  7. 前記機能性材料は、前記摺り磨き物品の前記単一の意図された最終使用用途に関する情報を2つの言語で前記摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されている、請求項6に記載の摺り磨き物品。
  8. 前記機能性材料は、情報及び使用指示の少なくとも一方を含み、更に、情報及び使用指示の前記少なくとも一方は、傷防止、重負荷用、台所、及び風呂のうちの少なくとも1つの語句を含む、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  9. 前記機能性材料の第1の部分が、前記摺り磨き物品の意図された最終使用用途に関する情報を前記摺り磨き物品の使用者に伝達するように構成されており、前記機能性材料の第2の部分が、前記第1の部分に近接して配置された摺り磨き体の配列で構成されている、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  10. 前記機能性材料は、前記機能性材料に含まれる研磨粒子のサイズを伝達するように構成されている、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  11. 前記バッキング層は、穴が開いた嵩高な不織布基材、布基材、及び繊維基材のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  12. 前記樹脂は、前記バッキング層から隆起した多面付けされたテクスチャで前記情報を伝達するように前記バッキング層に配置されている、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  13. 前記機能性材料の少なくとも約50%が、前記バッキング層の最高点を結ぶ平面によって定義される仮想平面の上方に位置している、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  14. 前記機能性材料は、研磨粒子と樹脂との混合物で構成されている、請求項1に記載の摺り磨き物品。
  15. スクラブ面を有するパッドと、
    前記スクラブ面に配置された複数の成形研磨構造体と、を備える研磨用物品であって、
    前記複数の成形研磨構造体は、前記研磨構造体の特性に関する目安を提供するように配置されている、研磨用物品。
  16. 前記複数の成形研磨構造体の前記特性は、前記研磨構造体の粒のサイズを含む、請求項15に記載の研磨用物品。
  17. 前記複数の成形研磨構造体の前記特性は、前記研磨構造体が行うように設定された清掃作業を含む、請求項15に記載の研磨用物品。
  18. 前記複数の成形研磨構造体の前記特性は、前記研磨構造体が清掃するように設定された表面を含む、請求項15に記載の研磨用物品。
  19. 前記複数の成形研磨構造体の前記特性は、前記研磨構造体の有効性を含む、請求項15に記載の研磨用物品。
  20. 前記複数の成形研磨構造体は、複数のテキスト文字を提供するように配置されている、請求項15に記載の研磨用物品。
  21. 前記複数の成形研磨構造体がおよそ75パーセント消耗された後に、前記複数のテキスト文字が判読できる、請求項20に記載の研磨用物品。
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