JP2022103914A - 表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラム - Google Patents
表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】カラー画像を表示するための画像情報のデータ量を低減させる。【解決手段】画像情報に基づく画像光の照射を受ける物体と、前記画像光の照射される位置における色が変化するように前記物体を制御する制御装置と、前記画像情報に基づく単色の画像光を前記物体に照射する照射装置と、を備える表示装置である。【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラムに関する。
周期的に移動する物体に、画像情報に基づく画像光を照射する表示装置が知られている。
例えば、特許文献1には、残像効果を利用して三次元画像を人に視認させる目的で、スクリーンを前後左右に振動させながら表示するかまたは回転を伴って表示する手段を有する表示装置が開示されている。
特許文献1の構成でカラー表示を行うためには、高いフレームレートで二次元のカラー画像を表示する必要があり、画像情報のデータ量が大きくなるという問題がある。
開示の技術は、カラー画像を表示するための画像情報のデータ量を低減させることを目的とする。
開示の技術は、画像情報に基づく画像光の照射を受ける物体と、前記画像光の照射される位置における色が変化するように前記物体を制御する制御装置と、前記画像情報に基づく単色の画像光を前記物体に照射する照射装置と、を備える表示装置である。
カラー画像を表示するための画像情報のデータ量を低減させることができる。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して、本発明に係る情報処理装置を含む表示装置の実施の形態について説明する。
以下に、図面を参照して、本発明に係る情報処理装置を含む表示装置の実施の形態について説明する。
図1は、表示装置の概要を示す図である。
表示装置1は、情報処理装置10と、プロジェクタ20と、螺旋体30と、モーター40と、モーター制御装置41と、を備える。
表示装置1は、三次元モデルデータ901を受信して、三次元画像を人に視認させる。三次元モデルデータ901は、人に三次元画像を視認させるための三次元モデルを示すデータであって、例えば、三次元ボクセルごとの画素値を示すデータである。具体的には、三次元モデルデータ901は、情報処理装置10に入力される。
情報処理装置10は、入力された三次元モデルデータ901に基づく画像情報903を生成する。具体的には、情報処理装置10は、モーター制御装置41に回転の開始を指示する回転指示信号201を送信する。指示を受けたモーター制御装置41は、例えば所定の略一定の速度で螺旋体30を回転させるように、モーター40を制御するための回転制御信号202をモーター40に送信する。
螺旋体30は、モーター40によって回転する複数の螺旋形状の部材を含む物体であって、画像光Lの照射を受けるスクリーンとして機能する。それぞれの部材は、互いに異なる色となっている。螺旋体30の色、形状および構造の具体例については後述する。
モーター40にはエンコーダが取り付けられている。エンコーダは、モーター40の回転軸の回転角度を示す信号(エンコーダ信号203)をモーター制御装置41に送信する。モーター制御装置41は、受信したエンコーダ信号203に基づいて、螺旋体30の回転角度を示す回転角度情報904を生成し、情報処理装置10に送信する。モーター制御装置41は、画像光Lの照射される位置における色が変化するように螺旋体30を制御する制御装置の一例である。
情報処理装置10は、受信した回転角度情報904に基づいて、螺旋体30の回転角度に応じた画像情報903を生成し、プロジェクタ20に送信する。画像情報903は、単色の二次元画像を示す情報である。
プロジェクタ20は、情報処理装置10から出力された画像情報903に基づく単色の画像光Lを螺旋体30に照射する照射装置の一例である。このとき、高速に回転する螺旋体30の各色の螺旋形状の部材が、様々な位置で単色の画像光Lに照射されるため、残像効果によって立体的なカラー画像が視認される。このようにして、表示装置1は、残像効果を利用したカラーの三次元画像を人に視認させる。
すなわち、情報処理装置10は、画像光Lの照射される位置において変化する螺旋体30の色が残像効果によって混ざり合うことによって、表示すべき画像データ(三次元モデルデータ901)に含まれる色を視認させるように、画像データに基づく単色の画像情報903を出力する。
図2は、表示装置のハードウェア構成の一例を示す第一の図である。
表示装置1は、設置状態において下方に位置する筐体60の内部に、情報処理装置10と、モーター制御装置41と、プロジェクタ20と、を備える。また、表示装置1は、プロジェクタ20の上方に、スクリーンケース50に収納された螺旋体30を備える。
スクリーンケース50は、透明な樹脂、ガラス等によって形成され、円柱形状である。なお、スクリーンケース50の形状は、円柱以外の形状であっても良く、例えば端部が半球であっても良く、四角柱であっても良い。
さらに、表示装置1は、螺旋体30の上方に、モーター40を備える。モーター40は、モーター制御装置41と通信可能に接続されている。螺旋体30は、螺旋形状の部材31と、回転軸32と、を有する。モーター40の回転軸は、プロジェクタ20から照射される画像光Lの進行方向(画像光Lが拡散光の場合は画像光Lの中心軸に沿う方向を含む。以下同じ。)と並行であって、螺旋体30の回転軸32と一致する。後述する説明においては、この画像光Lの進行方向を正とするZ軸を含む三次元座標によって、螺旋体30の位置を特定する処理について説明する。
具体的には、情報処理装置10は、各xy座標(x,y)における螺旋体30のZ軸正方向の高さz(x,y)を算出する。算出される高さz(x,y)は、螺旋体30の回転軸に沿った高さであり、螺旋体30の表面に画像光Lが照射される位置に相当する。そこで、情報処理装置10は、時刻に応じて変化する高さz(x,y)をリアルタイムに算出して、各時刻に応じた画像情報903を生成する。
なお、高さの基準として、以下の説明では、螺旋体30のうち、プロジェクタ20からの距離が最短となる点を含むXY平面を、z=0を示すXY平面とする。このXY平面は、螺旋体30の回転軸と直交する平面であり、xy座標は、XY平面上の座標である。
筐体60が螺旋体30の下方に設置される例を示したが、筐体60が螺旋体30の横または上方に配置されていても良い。その場合、プロジェクタ20が横または下方に向かって画像光Lを照射する。そして、螺旋体30の回転軸32は、画像光Lの進行方向と平行である。この場合も、xyz座標は、画像光Lの進行方向を正とするZ軸を含む三次元座標とする。
また、表示装置1は、筐体60の内部に、駆動電源、制御基板またはデータの送受信が可能な外部IF等を備えても良い。また、表示装置1は、ユーザの操作を受け付ける操作機器を備えても良い。操作機器は、モーター制御装置41およびプロジェクタ20の両方の操作を可能にするものであって、モーター制御装置41に対しては、モーターの回転数の設定、螺旋体30の形状に関わる設定等の操作を受ける。設定された内容は、外部IFを介して情報処理装置10に送信される。
図3は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置10は、コンピュータによって構築されており、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、外部機器接続I/F(Interface)105およびネットワークI/F106を備える。
CPU101は、各種の演算処理を含む制御処理を実行する。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HDD104は、プログラム等の各種データを記憶する。
外部機器接続I/F105は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、プロジェクタ20、モーター制御装置41等の機器である。
ネットワークI/F106は、通信ネットワーク等を介して、他の機器との間でデータ通信をするためのインターフェースである。例えば、情報処理装置10は、ネットワークI/F106を介して、三次元モデルデータ901を受信する。
図4は、第一の実施形態に係る情報処理装置の機能の一例を示す図である。
情報処理装置10は、記憶部11と、回転角度取得部12と、算出部13と、画像生成部14と、画像出力部15と、を備える。
記憶部11は、各種の情報を記憶する。具体的には、記憶部11は、三次元モデルデータ901、三次元ボクセルデータ902および画像情報903を記憶する。これらのうち、三次元モデルデータ901は、外部から入力されるポイントクラウドデータである。三次元ボクセルデータ902は、三次元モデルデータ901をボクセルごとの輝度に変換した画像データである。画像情報903は、画像生成部14によって生成される情報である。
記憶部11は、CPU101がROM102等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、RAM103またはHDD104等を制御することによって実現される。
回転角度取得部12は、螺旋体30の回転角度を示す情報を取得する。具体的には、回転角度取得部12は、定期的に、例えば、1秒ごとに、モーター制御装置41から回転角度情報904を受信する。また、回転角度取得部12は、螺旋体30の回転速度が略一定であることを利用して、螺旋体30の回転を開始してから経過した時間に基づく回転角度の算出を行うことによって、螺旋体30の回転角度を示す情報を取得しても良い。
なお、回転角度取得部12は、モーター制御装置41から受信した回転角度情報904と、経過時間に基づく回転角度の算出と、を組み合わせることによって、螺旋体30の回転角度を示す情報を取得しても良い。例えば、回転角度取得部12は、螺旋体30の回転を開始してから経過した時間に基づく回転角度の算出の結果を、定期的に受信する回転角度情報904に基づいて補正する。これによって、回転角度取得部12は、モーター40の実際の回転速度と規定の速度との間に誤差が生じても、定期的に受信する回転角度情報904に基づいて、現実の回転角度に修正することができる。
回転角度情報904は、時刻に応じた螺旋体30の色ごとの領域の位置を示す情報である。
回転角度取得部12は、CPU101がROM102等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、外部機器接続IF105等を制御することによって実現される。
算出部13は、螺旋体30の回転角度に基づいて、螺旋体30のそれぞれの回転角度における各xy座標におけるZ軸方向の高さおよび各xy座標における色を算出する。
画像生成部14は、三次元モデルデータ901を三次元ボクセルデータ902に変換する。具体的には、例えば、算出部13は、ポイントクラウドのポイントごとの各座標の輝度値を、対応する各座標のボクセルにコピーする。また、画像生成部14は、ディザリング処理によって、三次元ボクセルデータ902を減色する。
また、画像生成部14は、算出部13によって算出された高さおよび色に応じた輝度を有する単色の画像情報903を生成する。具体的には、画像生成部14は、三次元モデルデータ901に示される三次元画像を人に視認させるために、各xy座標に応じた輝度を決定し、二次元で単色の画像情報903を生成する。
算出部13および画像生成部14は、CPU101がROM102等に格納されたプログラムに規定された処理を実行することによって実現される。
画像出力部15は、画像生成部14によって生成された画像情報903を出力する。具体的には、画像出力部15は、画像情報903をプロジェクタ20に送信する。
画像出力部15は、CPU101がROM102等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、外部機器接続IF105等を制御することによって実現される。
図5は、プロジェクタのハードウェア構成の一例を示す図である。
プロジェクタ20は、制御装置21と、光源22と、SLM(Spatial Light Modulator)23と、レンズ24と、を備える。
制御装置21は、画像情報903を受信し、光源22およびSLM23を制御する。光源22は、光を照射する。SLM23は、光源22から出射した光を変調し、画像情報903に基づく画像光Lを出力する。レンズ24を通過した画像光Lは、螺旋体30に照射される。
次に、螺旋体30の色および形状について説明する。
図6は、螺旋体の底面図の一例を示す図である。図7は、螺旋体の正面図の一例を示す図である。図8は、螺旋体の斜視図の一例を示す図である。
螺旋体30は、図6、図7および図8に示されるように、互いに異なる色を有する螺旋形状の部材31a、部材31bおよび部材31c、並びに回転軸32を有する物体である。例えば、部材31a、部材31bおよび部材31cの色は、それぞれ赤、青および緑である。また、螺旋体30は、各xy座標における高さz(x,y)が一意に決まる形状となっている。すなわち、Z軸正方向に照射される画像光Lが部材31a、部材31bまたは部材31cに当たる位置は、高さz(x,y)に相当する位置となる。
また、螺旋体30の部材31a、部材31bおよび部材31cは、それぞれ、Z軸を基準にして回転した回転角度に応じて略一定の割合で高さz(x,y)が変化する螺旋形状を有する。なお、部材31a、部材31bおよび31cは、それぞれ螺旋体30が3分の1周分回転した場合の高さz(x,y)が、元の高さと同じである。すなわち、部材31a、部材31bおよび部材31cは、一回転のうち略均等に分割された各回転角度の範囲において、それぞれ略一定の割合で高さが変化する部材である。
螺旋体30は、略一定の速度で回転すると、画像光Lの照射される位置における色が、赤、緑および青のいずれかの色に周期的に変化する形状である。すなわち、モーター制御装置41は、略一定の速度で回転させることによって、画像光Lの照射される位置における色が、赤、緑および青のいずれかの色に周期的に変化するように螺旋体30を制御する。
次に、螺旋体30の構造について説明する。
図9は、螺旋体の構造の一例を示す図である。
なお、図9は螺旋形状を有する螺旋体30の一部を拡大したものである。螺旋体30は、不透明素材311と透明母材312とを有する。
不透明素材311は、プロジェクタ20から照射される画像光Lに含まれる可視光線を反射する素材となっていて、プロジェクタ20に近い方の表面に薄膜状に配置される。透明母材312は、画像光Lに含まれる可視光線を反射しない素材となっていて、螺旋体30の不透明素材311以外の部分を構成する。なお、不透明素材311の代わりに、透明母材312の表面に塗料等を塗布しても良い。
可視光線を反射する素材の領域が厚い場合には、画像光Lが乱反射し、視認される画像がぼけてしまうため、可視光線を反射する素材の領域を薄くすることが望ましい。そこで、上述した螺旋体30の構成によって、画像光Lに含まれる可視光線の乱反射を防ぎつつ、螺旋体30の強度を安定させることができる。
次に、表示装置1の動作について説明する。
情報処理装置10は、三次元モデルデータ901を受信し、ユーザ等の操作を受けて制御処理を開始する。
図12は、情報処理装置による制御処理のフローの一例を示す図である。
画像生成部14は、三次元モデルデータ901をボクセル化する(ステップS11)。三次元モデルデータ901は、例えば、点群情報(ポイントクラウド)およびメッシュ情報を含む。点群情報(ポイントクラウド)は、xyz座標とRGB輝度の点データの集合である。メッシュ情報は、立体を構成する三角形あるいは四角形の頂点のxyz座標と、三角形または四角形の面の色またはテクスチャ等を示す情報である。
画像生成部14は、ポイントクラウドのポイントごとの各座標の輝度値を、対応する各座標のボクセルにコピーすることによって、三次元ボクセルデータ902を生成する。
次に、画像生成部14は、三次元ボクセルデータ902をディザリングする(ステップS12)。具体的には、画像生成部14は、RGB各8bitの色深度を持つボクセルを、RGB1bitを持つボクセルに変換する。例えば、画像生成部14は、誤差拡散によるディザリングをRGBチャンネルごとに行う。その際、画像生成部14は、一般的な二次元の誤差拡散ではなく、高精度な三次元の誤差拡散を行うことが望ましい。
なお、誤差拡散は、像の色数や階調数を減らす際に擬似的に中間色を表現するディザリング手法の一つで、ある点を減色する際に元の色との誤差を近傍の点の色情報に上乗せする方式である。画像生成部14は、二次元画像では、誤差を平面近傍のXYの二次元方向のピクセルに上乗せするが、三次元で行う場合には、誤差をXYZの三次元方向近傍のボクセルに上乗せする。ただし、計算負荷が問題になる場合には、画像生成部14は、三次元の誤差拡散ではなく、二次元の誤差拡散をZ軸方向にXY平面ごとに独立に行ってもよい。
次に、情報処理装置10は、モーター40の回転開始をモーター制御装置41に指示する(ステップS13)。モーター制御装置41は、螺旋体30をあらかじめ規定された略一定の速度で回転させるように、モーター40を制御する。
以下、情報処理装置10は、ステップS14からステップS19までの処理を、表示を終了するまで繰り返し実行する。動画像を表示する場合には、生成される画像情報は、時刻ごとに表示される内容が変化するため、それぞれの処理においては、時刻tにおいて表示される画像情報を生成および送信する。時刻tは、プロジェクタ20が生成された画像情報に基づく画像光Lを照射する時刻である。
回転角度取得部12は、時刻tにおける回転角度情報904を取得する(ステップS14)。具体的には、回転角度取得部12は、モーター制御装置41から螺旋体30の回転角度を示す情報を取得する。なお、回転角度取得部12は、あらかじめ規定された速度に基づいて、回転角度を算出しても良く、それによって回転角度を示す情報を取得しても良い。また、測定時刻と時刻tとにずれがある場合は、回転角度取得部12は、測定時刻と時刻tとの差分に基づいて、時刻tにおける螺旋体30の回転角度φtを予測して算出する。
次に、算出部13は、各xy座標における高さz(x,y)を算出する(ステップS15)。具体的には、算出部13は、螺旋体30の回転角度φtに基づく演算によって、高さz(x,y)を算出する。
より詳細には、算出部13は、時刻tにおける各xy座標における高さz(x,y,t)を、以下の各式によって算出する。
図11は、螺旋体の高さの算出方法を説明するための図である。
算出部13は、一例として、時刻t=0における螺旋体30の高さを、以下の式1によって算出する。なお、ここでは、回転軸のxy座標を(x,y)=(0,0)であるものとして説明する。
z(x,y)=atan2(y,x)×zscale (式1)
ここで、atan2(y,x)は、x>0においてはarctan(y/x)を表し、図11に示されるように、xy座標ごとの偏角θを示す値である。
また、zscaleは、偏角θを高さzに変換するための係数であって、以下の式2によって表される。
zscale=ZMAX/2π (式2)
ここで、ZMAXは、三次元ボクセルデータ902に含まれる三次元画像のZ軸方向の最大サイズである。
上述した螺旋体30の高さの算出方法は、偏角θが同一の座標は高さzが同一となっているという特性と、偏角θに応じて略一定の割合で高さzが変化する形状であるという特性と、を利用した算出方法である。
時刻tにおける高さz(x,y,t)は、時刻t=0における高さz(x,y,0)が、回転速度に応じて回転した形に応じた高さとなるため、以下に示す座標変換を行う。
xt=x×cosφt―y×sinφt (式3)
yt=x×sinφt―y×cosφt (式4)
z(x,y,t)=atan2(yt,xt) (式5)
ここで、φtは、時刻tにおける螺旋体30の回転角度である。螺旋体30が略一定の回転速度である場合には、次式が成立する。
φt=a×t (式6)
ここで、aは螺旋体30の回転速度に関する係数である。
また、算出部13は、螺旋体30の色の特性を利用して、時刻tのxy座標における色Color(x,y,t)を算出する。
具体的には、式5によって算出されたz(x,y,t)について、z(x,y,t)>ZMAX/3×2である場合、算出部13は、式7の通り、色を赤と算出する。
Color(x,y,t)=R (式7)
また、z(x,y,t)>ZMAX/3かつz(x,y,t)<=ZMAX/3×2である場合、算出部13は、式8の通り、色を緑と算出する。
Color(x,y,t)=G (式8)
上述した場合以外、すなわち、z(x,y,t)<=ZMAX/3である場合、算出部13は、式9の通り、色を青と算出する。
Color(x,y,t)=B (式9)
さらに、算出部13は、螺旋体30の形状の特性を利用して、任意の時刻tにおける高さz(x,y,t)を算出する。
具体的には、式5によって算出されたz(x,y,t)について、z(x,y,t)>ZMAX/3×2である場合、算出部13は、以下の式10によってz(x,y,t)を修正する。
z(x,y,t)=z(x,y,t)-ZMAX/3×2 (式10)
また、z(x,y,t)>ZMAX/3かつz(x,y,t)<=ZMAX/3×2である場合、式11によってz(x,y,t)を修正する。
z(x,y,t)=z(x,y,t)-ZMAX/3 (式11)
そして、算出部13は、以下の式12によって、新たにz(x,y,t)を算出する。
z(x,y,t)=z(x,y,t)×3 (式12)
図10に戻り、画像生成部14は、画像情報903を生成する(ステップS16)。具体的には、画像生成部14は、時刻tにおいて表示する画像情報903として、算出された高さz(x,y,t)に応じた輝度を有する画像情報903を生成する。
例えば、三次元ボクセルデータ902が静止画像の場合、画像生成部14は、Voxel(x,y,z)を、Pixel(x,y,t)に変換する。Voxel(x,y,z)は、ボクセルごとの輝度、色または透過率等を示す値である。また、Pixel(x,y,t)は、時刻tにおいて照射する画像光Lの基になる画像情報903に含まれる画素値である。
他方、三次元ボクセルデータ902が動画像の場合、時刻tを含むボクセルごとの輝度、色または透過率等を示す値であるVoxel(x,y,z,t)をPixel(x,y,t)に変換する。
三次元ボクセルデータ902が静止画像および動画像のいずれの場合であっても、画像生成部14は、時刻tにおける各xy座標の螺旋体30の高さz(x,y,t)および色Color(x,y,t)に基づいて、時刻tにおける画素値Pixel(x,y,t)を算出する。
具体的には、画像生成部14は、以下に示す式13、式14または式15によって、時刻tにおける画素値Pixel(x,y,t)を算出する。ここで、時刻tに表示すべきボクセルデータの赤、緑および青の画素値を、Voxel_R(x,y,z,t)、Voxel_G(x,y,z,t)およびVoxel_B(x,y,z,t)とする。
Color(x,y,t)=Rの場合:
Pixel(x,y,t)=Voxel_R(x,y,z(x,y,t),t) (式13)
Pixel(x,y,t)=Voxel_R(x,y,z(x,y,t),t) (式13)
Color(x,y,t)=Gの場合:
Pixel(x,y,t)=Voxel_G(x,y,z(x,y,t),t) (式14)
Pixel(x,y,t)=Voxel_G(x,y,z(x,y,t),t) (式14)
Color(x,y,t)=Bの場合:
Pixel(x,y,t)=Voxel_B(x,y,z(x,y,t),t) (式15)
Pixel(x,y,t)=Voxel_B(x,y,z(x,y,t),t) (式15)
なお、Pixel(x,y,t)は、少なくとも照射する画像光Lの輝度を示す値が含まれる。
画像生成部14は、生成した画像情報903を記憶部11に記憶させる。続いて、画像出力部15は、画像生成部14によって生成された画像情報903をプロジェクタ20に送信する(ステップS17)。
情報処理装置10は、表示を終了するか否かを判定する(ステップS18)。ユーザによる表示終了を示す操作を受けるか、三次元モデルデータ901が動画像の場合においてすべての動画像に基づく画像情報903の送信が完了した場合に、情報処理装置10は、表示を終了すると判定する。
情報処理装置10は、表示を終了しないと判定すると(ステップS18:No)、ステップS14に戻り、次の時刻t、例えば1秒後の時刻tにおいて表示される画像情報903に関する処理を実行する。
情報処理装置10は、表示を終了すると判定すると(ステップS18:Yes)、制御処理を終了する。
図12は、螺旋体の高さおよび色の算出結果の一例を示す図である。
図12(a)の左図は、時刻t=0における高さz(x,y)の一例を示す図である。図12(a)の右図は、時刻t=0における色Color(x,y)の一例を示す図である。
図12(b)の左図は、例えば回転角度φtが50度程度となった時刻tにおける高さz(x,y)の一例を示す図である。図12(b)の右図は、例えば回転角度φtが50度程度となった時刻tにおける色Color(x,y)の一例を示す図である。
図12(c)の左図は、例えば回転角度φtが100度程度となった時刻tにおける高さz(x,y)の一例を示す図である。図12(c)の右図は、例えば回転角度φtが100度程度となった時刻tにおける色Color(x,y)の一例を示す図である。
図12(b)および図12(c)における高さz(x,y)および色Color(x,y)は、時刻t=0における高さz(x,y)および色Color(x,y)を回転軸の座標(125,125)において回転させたものである。
本実施形態に係る表示装置1によれば、螺旋体30の三原色が残像効果で混ざり合うことによって、人にカラーの三次元画像を視認させることができる。したがって、プロジェクタ20が照射する画像光Lは単色であり、情報処理装置10は、単色の画像情報を生成すれば良い。これによって、画像情報のデータ量を低減させることができる。
画像情報のデータ量が大きいと、リアルタイムに転送する機構の実現が困難になるおそれがある。それに対して、本実施形態に係る表示装置1によれば、画像情報のデータ量を低減させることができるため、リアルタイムな表示が容易に実現できる。
なお、白色の光源から出た光をカラーホイールという赤、緑および青などの複数の色を塗った回転する透過体(あるいは反射体)を通して色を付加し、時分割に表示画像の色を変化させて、カラーを実現する方式が既に知られている。ただし、そもそも投影の目的が二次元の画像描画であるうえ、投影するスクリーンと別にカラーホイールが存在する。また、1フレームに表示される色は一色のみである。
それに対して、本実施形態に係る表示装置1は、投影するスクリーン、すなわち螺旋体30に色がついており、さらにそれが動く。また、1フレームに複数の色が存在する。例えば、螺旋体30が有する螺旋形状の部材が3つの場合には、1フレームに3色の領域が存在する。
また、別のカラー表示の方法として、単色の光源とカラーホイールによるカラー表示を行うプロジェクタを用いて、白い螺旋形状の物体に描画することで、三次元画像を描画する方式も考えられる。しかし、その場合には、カラーホイールと回転する螺旋体という2つの回転機構を準備する必要があり、本実施形態に係る表示装置1と比較して、装置が複雑で高価となる。
さらに、一般的にカラーの画像のデータ容量はモノクロ画像のデータ容量の3倍(赤画像、緑画像、青画像の分)である。プロジェクタのデータ受信チップの転送容量の制約から、カラーホイールを用いたカラープロジェクタでは、一枚当たりの容量の大きなカラー画像を入力とする。そのため、カラープロジェクタの最大入力フレームレートがモノクロ画像入力に特化したモノクロプロジェクタと比較して低い。それに対して、本実施形態に係る表示装置1は、モノクロプロジェクタを用いることができるため、三次元像の描画密度が上がり、高解像度の画像を表示することができる。
本実施形態に係る表示装置1によれば、プロジェクタ20の光源22を、赤、緑および青をそれぞれ別々に、時系列にON/OFF制御する必要が無い。したがって、光源22は、白色光源で済むため、低コストである。また、光源22は、LED光源のような高速応答が可能な光源ではなく、大出力のランプ光源を用いることが出来るため、高い輝度を発することができる。例えば、光源22は、白色LEDであっても良い。
また、螺旋体30は、各色に発光する蛍光体の領域を有していても良い。例えば、螺旋体30に塗布する塗料を、赤、緑および青の蛍光塗料として、光源22を紫外線光源として、プロジェクタ20から投影する光を紫外光としても良い。この場合、可視光を投影する場合に課題となる、螺旋体30からの直接反射光などの迷光が発生しないため、三次元画像のコントラストを上げることが可能である。
本実施形態では、螺旋体30が備える螺旋形状の部材が3つである例を示したが、部材の数は3つでなくてもよく、例えば、螺旋体30は、赤、緑および青の部材に加えて、白色の部材を備えても良い。
色がついた部材は、その他の色の波長が吸収されてしまうため、表示される画像の輝度が下がることになる。それに対して、白色の部材は、入射された光の光量を無駄にしないため、白色に限定されるものの、高輝度の三次元画像を投影できる。
そのため、三次元画像の輝度を高くしたい領域は、色彩を犠牲にして、白色部材に相当する部分に照射する画像光Lの光量を大きくすれば良い。逆に、輝度が低くても良い領域は、白色部材に照射する画像光Lの光量を小さくし、他の赤、緑および青の部材に照射する画像光Lの光量を大きくすることで、三次元画像の暗部では良好な色再現性を実現し、明部では高い輝度を実現できる。
なお、上述した処理は、三次元像単フレーム内の領域ごとの処理でも良いし、フレームごとの処理でも良い。例えば、表示装置1は、全体が暗い輝度の三次元画像フレームと明るい輝度の三次元画像フレームでそれぞれ上述した処理を行っても良い。具体的には、表示装置1は、暗い輝度の三次元画像フレームでは赤、緑および青の部材に照射する画像光Lの光量を大きくすることで、良好な色再現性を実現し、明るい輝度の三次元画像フレームでは高い輝度を実現できる。
本実施形態において、動画像を表示する場合、螺旋体30の回転速度は、例えば30rps、プロジェクタ20が照射する画像光Lのフレームレートは、6000fpsであって良い。なお、画像情報903の各ピクセルに対応する三次元ボクセルデータ902のボクセルの位置が、完全に螺旋体30において一致するために、画像光LのフレームレートFrと螺旋体30の回転速度Rvは、以下の関係を満たす必要がある。
Rv×BN×n=Fr (nは任意の整数) (式16)
ここで、BNは、螺旋体30が有する螺旋形状の部材の数である。式16は、画像光Lのフレームレートが、螺旋体30の回転速度と、螺旋体30が有する螺旋形状の部材の数と、の積の整数倍の値であることを示している。
そのため、例えばBN=3である場合、Rv=30rps、Fr=6300fpsなどに設定すれば、上述の式16を満たすnが存在し、すなわち三次元ボクセルデータ902のボクセルの位置が、完全に螺旋体30において一致するため、特に好適である。
上述した実施形態では、螺旋体30に回転軸32を有し、モーター40が回転軸32を回転させる例を示したが、以下に示すように、物理的な回転軸32を含まない螺旋体30であっても良い。
図13は、表示装置のハードウェア構成の一例を示す第二の図である。
図13に示す表示装置1は、筐体60に空けられた穴にスクリーンケース50がはめ込まれ、スクリーンケース50が回転できるようにしている。螺旋体30は、螺旋形状の部材であり、回転軸等を含まない。また、容易にスクリーンケース50が筐体60から外れないよう、筐体60を挟み込むようにスクリーンケース50に出っ張りがある。
モーター40は、モーター回転軸42を介してギア43を回転させる。ギア43がスクリーンケース50に固定されたギア51と嵌合している。これによって、スクリーンケース50は、内部に収容された螺旋体30とともに回転する。
図13においては、モーター40に備えられたギア43を通じて動力を伝えているが、スクリーンケース50に備えられた中空モーターで直接駆動させても良い。また、ギア43の代わりに、例えばタイヤなどの摩擦のあるもので動力を与えても良く、ベルトまたはチェーン等を通じて動力を伝えても良い。また、筐体60の内部の一部またはすべてを透明にしても良く、これによって、より表示される画像の全体が見やすくなる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、螺旋体30に代えて、ディスプレイ70を備える点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点を中心に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、螺旋体30に代えて、ディスプレイ70を備える点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点を中心に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、第二の実施形態に係る表示装置の概要を示す図である。
本実施形態に係る表示装置1は、第一の実施形態に係る表示装置1の螺旋体30、モーター40およびモーター制御装置41の代わりに、ディスプレイ70およびディスプレイ制御装置71を備える。
ディスプレイ70は、Z方向、すなわちプロジェクタ20から照射される画像光Lの進行方向に揺動する画面に、赤、緑および青のいずれかの色に変更できる一枚の液晶を有する。
情報処理装置10は、制御開始を指示する信号(制御開始指示信号204)を、ディスプレイ制御装置71に送信する。ディスプレイ制御装置71は、制御開始指示信号204を受信すると、あらかじめ決められた周期で、ディスプレイ70の画面の色およびZ方向の高さを変化させるための色変更制御信号205をディスプレイ70に送信する。また、ディスプレイ制御装置71は、ディスプレイ情報905を情報処理装置10に送信する。ディスプレイ情報905は、ディスプレイ70が時刻tにおいて表示している色および高さを示す情報である。
図15は、第二の実施形態に係る情報処理装置の機能の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、第一の実施形態に係る情報処理装置10が備える回転角度取得部12の代わりに、ディスプレイ情報取得部16を備える。
ディスプレイ情報取得部16は、ディスプレイ情報905をディスプレイ制御装置71から取得する。ディスプレイ情報905は、時刻に応じたディスプレイ70の色ごとの領域の位置を示す情報である。
図16は、第二の実施形態に係る情報処理装置による制御処理のフローの一例を示す図である。
本実施形態に係る制御処理では、情報処理装置10は、第一の実施形態に係る制御処理のステップS13に代えて、ディスプレイの制御開始をディスプレイ制御装置71に指示する(ステップS21)。
次に、ディスプレイ情報取得部16は、第一の実施形態に係る制御処理のステップS14に代えて、ディスプレイ情報905をディスプレイ制御装置71から取得する(ステップS22)。
次に、ステップS15の処理において、算出部13は、ディスプレイ情報905に基づいて、ディスプレイ70の画面の各座標における高さおよび色を算出する。
本実施形態に係る表示装置1によれば、ディスプレイ70に表示される各色の画像が残像効果によって混ざり合い、人にカラー画像を視認させることができる。また、ディスプレイ70の画面の高さが変化することによって、人に三次元画像を視認させることができる。
上述した実施形態は一例であって、画像光Lの照射される位置における色が変化するように制御できれば、他の形状、特徴を有する物体であっても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 表示装置
10 情報処理装置
11 記憶部
12 回転角度取得部
13 算出部
14 画像生成部
15 画像出力部
20 プロジェクタ
30 螺旋体
40 モーター
41 モーター制御装置
50 スクリーンケース
60 筐体
70 ディスプレイ
71 ディスプレイ制御装置
10 情報処理装置
11 記憶部
12 回転角度取得部
13 算出部
14 画像生成部
15 画像出力部
20 プロジェクタ
30 螺旋体
40 モーター
41 モーター制御装置
50 スクリーンケース
60 筐体
70 ディスプレイ
71 ディスプレイ制御装置
Claims (11)
- 画像情報に基づく画像光の照射を受ける物体と、
前記画像光の照射される位置における色が変化するように前記物体を制御する制御装置と、
前記画像情報に基づく単色の画像光を前記物体に照射する照射装置と、を備える、
表示装置。 - 前記制御装置は、前記画像光の照射される位置における色が、赤、緑および青のいずれかの色に周期的に変化するように前記物体を制御する、
請求項1に記載の表示装置。 - 前記物体は、前記画像光の照射される位置における色が、さらに白色にも変化するように前記物体を制御し、
前記照射装置は、白色の画像を表示する際には、白色の位置に前記画像光を照射する、
請求項2に記載の表示装置。 - 前記物体は、互いに異なる色を有する複数の螺旋形状の部材を有し、
前記制御装置は、前記物体を回転させ、
前記照射装置は、前記物体の回転角度に基づく前記画像光を前記物体に照射する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記制御装置は、前記物体を所定の回転速度で回転させ、
前記画像光のフレームレートは、前記回転速度と、前記物体が有する螺旋形状の部材の数と、の積の整数倍の値である、
請求項4に記載の表示装置。 - 前記物体は、各色に発光する蛍光体の領域を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記物体は、透明の母材と、前記母材の表面に薄膜状に配置される不透明の素材と、を有する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。 - 画像データの色をディザリングにより減色し、減色された前記画像データに基づいて、前記画像情報を出力する情報処理装置をさらに備える、
請求項1から7のいずれか1項に記載の表示装置。 - 物体に照射する画像光の基になる画像情報を出力する情報処理装置であって、
画像光の照射される位置における色が変化する前記物体の前記画像光の照射される位置の色を示す値を算出する算出部と、
前記画像光の照射される位置において変化する前記物体の色が残像効果によって混ざり合うことによって、表示すべき画像データに含まれる色を視認させるように、前記画像光の照射される前記位置の色を示す値に応じて、前記画像データに基づく単色の前記画像情報を出力する画像出力部と、を備える、
情報処理装置。 - 物体に照射する画像光の基になる画像情報を出力する情報処理装置が実行する方法であって、
画像光の照射される位置における色が変化する前記物体の前記画像光の照射される位置の色を示す値を算出するステップと、
前記画像光の照射される位置において変化する前記物体の色が残像効果によって混ざり合うことによって、表示すべき画像データに含まれる色を視認させるように、前記画像光の照射される前記位置の色を示す値に応じて、前記画像データに基づく単色の前記画像情報を出力するステップと、を備える、
画像出力方法。 - 物体に照射する画像光の基になる画像情報を出力する情報処理装置が備えるコンピュータに、
画像光の照射される位置における色が変化する前記物体の前記画像光の照射される位置の色を示す値を算出するステップと、
前記画像光の照射される位置において変化する前記物体の色が残像効果によって混ざり合うことによって、表示すべき画像データに含まれる色を視認させるように、前記画像光の照射される前記位置の色を示す値に応じて、前記画像データに基づく単色の前記画像情報を出力するステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020218827A JP2022103914A (ja) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | 表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020218827A JP2022103914A (ja) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | 表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022103914A true JP2022103914A (ja) | 2022-07-08 |
Family
ID=82279675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020218827A Pending JP2022103914A (ja) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | 表示装置、情報処理装置、画像出力方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022103914A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024101309A1 (ja) * | 2022-11-07 | 2024-05-16 | 株式会社ブライトヴォックス | 立体映像装置 |
-
2020
- 2020-12-28 JP JP2020218827A patent/JP2022103914A/ja active Pending
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WO2024101309A1 (ja) * | 2022-11-07 | 2024-05-16 | 株式会社ブライトヴォックス | 立体映像装置 |
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