JP2022102848A - オンラインカウンセリングシステムおよびオンラインカウンセリング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
医療機関が電話やオンラインによる診療を行う場合は、都道府県の窓口に届け出をします。その際、対面診療が必要な場合に紹介する予定の医療機関がある場合は、事前に了承を得た上で、所定の欄に記入する。
ホームぺージ等において、オンラインによる診療を行う旨、診療料、担当する医師とその顔写真、対応可能な時間、予約方法等を記載する。以上で、オンラインによる診療の準備が完了する。オンライン診療では、パソコンやスマホ等のデバイスを用意して対応する。
医療機関はWeb予約管理機能があるシステムから予約を受け付ける。システムがない場合は電話でも予約可。患者に対し、症状によってはオンライン診療では診断や処方とならず、対面診療や、受信勧奨となることを伝える。この時に、当該患者の被保険者情報を入力してもらい、受給資格を確認する。あわせて、患者の利用する支払い方法を確認する。銀行振込、クレジットカード決済、その他電子決済等の支払いでも可能。
アプリケーションやテレビ電話を用いて患者のデバイスに医師側から接続する。
まずは、顔写真付きの身分証明書や医師免許証を提示し、本人であることと医師であることを証明する。
次に、患者に被保険者証を提示させ、受給資格を確認し、確認できたら診察を開始する。
オンラインによる診療では診断や処方が困難な場合は、対面での受診を推奨する。なお、受診勧奨のみで終了した場合については、診療報酬は算定できない。
処方箋を発行する際に、患者が電話等による服薬指導等を希望する場合は、備考欄に「0410対応」と記載し、患者が希望する薬局に処方箋情報をファクシミリ等で送付する。処方箋原本は可能な時期に薬局に郵送等により送付する。
精算手続きを行う。領収証と明細書をファクシミリ、電子メール又は郵送等により無償で患者に交付する。
初診の患者を診療した場合は、所定の調査票に必要事項を記入し、月に1度の取りまとめて都道府県庁へ報告する。
<実施形態 概要>
本実施形態のオンラインカウンセリングシステムは、オンラインカウンセリングを受ける患者用の患者端末と、少なくとも薬剤師を含む専門家用の専門家端末とをリアルタイムに通信可能に接続され、患者へのOTC医薬品の服薬カウンセリングを行うオンラインカウンセリングシステムにおいて、サプリメント等の食品カウンセリングを行う手段を有し、患者の健康診断データを取得し、取得した患者の健康診断データを参照して上記服薬カウンセリング及び食品カウンセリングを行う。また、前記食品カウンセリングには、食材、レシピ、簡易検査キットなどを含むでも良い。さらに、前記患者の健康診断データの取得は、医院を含む健康診断検査機関、簡易検査キットの検査結果、外部の健康管理システム等を通して、又は患者から直接行っても良い。
図1は、本実施形態のオンラインカウンセリングシステムの機能ブロック図である。
オンラインカウンセリングシステム1は、専門家プロフィール作成管理部2と、専門家紹介・選択表示部3と、患者登録部4と、予約受付管理部5と、食薬カウンセリングメニュー管理部6と、食薬カウンセリング処理部7と、食薬オンラインカウンセリング回答部8と、電子カルテ記録部9と、購入決済管理部10と、健康管理システム連携部11と、AI自動提案部12とを有している。ここでは、上記した服薬カウンセリングと食品カウンセリングを合わせて食薬カウンセリングという。
専門家プロフィール作成管理部2は、専門家のプロフィールを作成し、登録する。専門家のプロフィールは、編集、削除、追加が可能である。この専門家の例としては、各種専門家が含まれ、薬剤師(漢方薬剤師、認定漢方薬剤師)、管理栄養士、野菜マイスター、料理専門家・シェフ、薬膳料理専門家などが含まれる。専門家のプロフィール項目としては、「名前」(氏名(漢字、フリガナ、外国人の場合は、英語等でも可)、所属、タグ(資格、追加リクエスト)、資格は専門家を表す情報を意味する。薬剤師、漢方薬剤師、認定漢方薬剤師、管理栄養士、野菜マイスター、料理専門家・シェフ、薬膳料理専門家などの情報を資格として入力する。他の専門家を適宜追加しても良い。
図3は、本実施形態における健康管理システムの機能ブロック図である。
健康管理システム13は、健康診断管理部14と、従業員カルテ15と、ストレスチェック管理部16と、長時間労働管理部17と、産業医面談記録部18と、報告書作成支援部19と、健康管理ダッシュボード部20と、オンラインカウンセリング連携部21とを有している。
<実施形態 作用:ハードウェア的構成>
図6に示すように、オンラインカウンセリングシステムの計算機の構成は、CPU22と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ23と、D-RAM等の主メモリ24と、インターフェース25とから構成されている。不揮発性メモリ23には専門家プロフィール作成管理プログラム、専門家紹介・選択表示プログラム、患者登録プログラム、予約受付管理プログラム、食薬カウンセリングメニュー管理プログラム、食薬カウンセリング処理プログラム、食薬カウンセリング回答プログラム、電子カルテ記録プログラム、購入決済管理プログラム、健康管理システム連携プログラム、AI自動提案プログラム等のプログラムが格納されている。
<実施形態 作用:ハードウェア的構成>
図7に示すように、健康管理システムの計算機の構成は、CPU32と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ33と、D-RAM等の主メモリ34と、インターフェース35とから構成されている。不揮発性メモリ33には健康診断管理プログラム、ストレスチェック管理プログラム、長時間労働管理プログラム、産業医面談記録プログラム、報告書作成支援プログラム、ダッシュボードプログラム(健康管理ダッシュボードプログラム)、オンラインカウンセリング連携プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、健診データ、従業員カルテデータ、ストレスチェック結果データ、長時間労働データ、産業医面談記録データ、ダッシュボードデータ(健康管理ダッシュボードデータ)、オンラインカウンセリング連携データなどがある。
上述したオンラインカウンセリングシステム1は、詳細には、図8に示すようなハードウェアにより構成される。
すなわち、オンラインカウンセリングシステム1は、オンラインカウンセリングサーバ51と、患者端末52a,52b,・・・,52n、インターネットやモバイル携帯ネットワーク(3G,4G、5G)などのネットワーク53と、専門家端末54a,54b,・・・,54n、管理者端末55とから構成される。オンラインカウンセリングサーバ51は、クラウド上に設置しても良く、サービス運営会社内に設置しても良い。クラウド上にサーバ51を仮想サーバとして設置した場合は、全国どこからでもアクセスでき、患者端末52a,52bや専門家端末54a,54bのOS(オペレーティングシステム)の影響を受けないので、使い勝手が良い。
オンラインカウンセリングのカウンセラーである専門家について説明する。専門家選択メニュー例を図15に示す。例えば、図15に示すように、A専門家からJ専門家までいる場合、A専門家、B専門家、C専門家が薬剤師(薬剤師の国家資格を有する者)であるとき、薬剤師の専門家は医薬品やサプリメントのオンラインカウンセリングを行える。また、D専門家、E専門家が漢方薬剤師(ここでは、薬剤師の国家資格を有し、漢方薬に詳しい者をいう)であるとき、OTC医薬品やサプリメントに加えて、漢方薬のオンラインカウンセリングが行える。また、それ以外の専門家としては、医薬品の登録販売者の資格がある人や認定漢方薬剤師も専門家として、専門家登録を認める。ただし、医薬品の登録販売者の場合は、図17に示すように、法律の制限により第2類医薬品、指定第2類医薬品、第3類医薬品のオンラインカウンセリングしかできない。一般用医薬品のうち、第1類医薬品は法律の制限により薬剤師でないと販売できないからである。専門家の資格によってオンラインカウンセリングの担当メニューが異なる。認定漢方薬剤師の場合は、薬剤師の一部で漢方薬の専門家でもあるので、医薬品と漢方薬のオンラインカウンセリングを認める。
オンラインカウンセリングサーバ51のデータ蓄積部(データベース)には、商品ごとに分類された新品マスターデータが蓄積されている。この蓄積データの一例を、図18、図21、図22、図23、図24に示す。図18の例では、生活習慣病改善薬の分類例を示す。図18は、動脈硬化症予防薬、高コレステロール血症改善薬、関節痛・腰痛緩和薬、禁煙補助薬、口腔咽喉薬、皮膚の保護剤、便秘症状緩和剤、液体絆創膏、しみ(肝班に限る)改善薬、消毒液、栄養剤、漢方薬などに分類分けされている。分類された薬(医薬品)の横にある「詳細ボタン」を押下すると、具体的な商品一覧が表示される。この一覧から専門家から患者に提案する薬を選択し、専門家端末から患者端末に表示させることができる。専門家独自におススメ医薬品データを作成しておき、専門家端末から選択表示させても良い。
本実施形態のオンラインカウンセリング実施の概念図を図19に示す。
本実施形態のオンラインカウンセリングシステムは、生活習慣病や慢性疾患の疾病の度合いが軽度の患者を対象としており、疾病が重度の場合、すなわち医師の診療(診察)による治療が必要な場合は、オンラインカウンセリングシステムを通じて病院、歯科医院等を患者に紹介する機能を備えても良い。
実施形態1の患者用携帯端末は、スマートフォン、タブレットPC、タッチ入力コンピュータ、タッチパネルディスプレイを接続した各種コンピュータ、クライアントサーバ型のコンピュータシステム、クラウドコンピュータと各種コンピュータ端末とをネットワークを介して構成されるネットワーク上で実現できる。
<実施形態 作用:ハードウェア的構成>
図13に示すように、携帯端末52の計算機の構成は、CPU71と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ72と、D-RAM等の主メモリ73と、ディスプレイ77と、ソフトウェアキーボード78と、通信インターフェース76と、カメラ74と、マイク79と、スピーカ75とを有し、システムバスに接続されている。携帯端末によるアクセスは、3G、4G、5Gモバイル無線ネットワークサービスや、WIFI無線接続など、通信環境に応じて適宜選択的にネットワーク接続される。
<実施形態 作用:ハードウェア的構成>
図14に示すように、専門家端末54の計算機の構成は、CPU81と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ82と、D-RAM等の主メモリ83と、商品コンテンツ等を蓄積してディスク84(ハードディスク、シリコンディスク等)と、ディスプレイ90と、キーボード91と、マウス92と、ネットワークインターフェース89と、プリンタ93と、USBインターフェース85と、カメラ86と、スピーカ87と、マイク88を有し、システムバスに接続されている。
<実施形態 オンラインカウンセリングの具体例 専門家が薬剤師>
また、上述したOTC医薬品提案(ステップ252)、サプリ(サプリメント)提案(ステップ253)、食品(食材)提案(ステップ254)、レシピ提案(ステップ255)などは全ステップを有している必要はなく、患者の症状に合わせて一部の提案ステップを適宜選択しても良い。さらに、各種提案ステップはこの順番に関係なく、順番を変更して適用することができるように構成しても良い。
本発明者は、食材、サプリメント、医薬品など健康に役立つものを「食薬」としますが、毎日とる(摂取する)食習慣を体に良いものを選択することを推奨している。このような食薬の食薬カウンセリングには、OTC医薬品(漢方、西洋医学の薬)、サプリメント、食材、レシピ、簡易検査キット(提案)なども含まれる。
AI自動提案部12は、図28に示すように、患者データ取得部125と、患者別電子カルテデータベース、患者別健康診断データベース127と、食薬ルール1,2,3,・・・からなる食薬ルール群128と、AI解析部129と、専門家自動提案部130と、食薬自動提案部131を有している。
図38から図41に症状別の患者に対するオンラインカウンセリング結果を示す。図38から図41中、評価ポイント欄の「-」の意味は、服用しなかったので、評価しないということを示す。
また、患者の症状に関係なく、「サプリ」、「食品(食事)」、「医薬品」に関する評価を10段階評価を行い、評価ポイントを付けてスコア評価を行っても良い。
症状別に痛風トータルスコア平均で評価しても良い。サプリ「-」、食品(食事)「17ポイント」、医薬品漢方「8ポイント」、西洋医学の薬「14」の平均をとる。薬剤師の専門家は、その評価結果から推奨対処法として、一番目食事、二番目西洋医学の薬、三番目漢方などを提案することができる。患者の症状×服用による分析評価としては、患者が痛風でロキソプロフェンを服用したとする。日医工の医薬品は1~10の10段階評価のうち、評価ポイント10となり、沢井製薬の医薬品が評価ポイントが8となった。薬剤師の専門家は、その評価結果から痛風に対するロキソプロフェンの推奨メーカーとして、日医工を提案することができる。
他の類似品比較の分析評価の例としては、「ロキソプロフェン」の類似品として、上記のような10段階評価において、日医工が評価ポイント10、沢井製薬が評価ポイント8となった。薬剤師の専門家は、その評価結果から「ロキソプロフェン」を製造しているメーカーである日医工を推奨メーカーとして提案することができる。
専門家は、患者から図35に示した免疫力低下度チェックシートのチェック結果を入手しておく。
例えば、患者が気力がない、寝不足が続いている、風邪を引きやすく、長引きやすい、ちょっとした傷が化膿するにチェックされていたとする。
専門家は、患者の免疫力が低下していると、オンラインカウンセリングを行い、免疫力向上食品を提案する。
2 専門家プロフィール作成管理部
3 専門家紹介・選択表示部
4 患者登録部
5 予約受付管理部
6 食薬カウンセリングメニュー管理部
7 食薬カウンセリング処理部
8 食薬カウンセリング回答部
9 電子カルテ記録部
10 購入決済管理部
11 健康管理システム連携部
12 AI自動提案部
13 健康管理システム
21 オンラインカウンセリング連携部
食薬カウンセリング結果をもとに患者端末に対して回答し、スコア評価に応じて前記カウンセリングサーバに登録された食材、サプリメント、OTC医薬品(漢方薬、西洋医薬の薬)を選択的に自動提案する(請求項1対応)。
(a)体を動かすために十分栄養をとる、
(b)腸内の細菌が健やかに過ごせるように食事をとる、
(c)炎症を起こすような食事を控える、
(d)炎症を抑えるような食事をとる、
Claims (9)
- オンラインカウンセリングを受ける患者用の患者端末と、少なくとも薬剤師を含む専門家用の専門家端末とをリアルタイムに通信可能に接続され、患者へのOTC医薬品の服薬カウンセリングを行うオンラインカウンセリングシステムにおいて、
サプリメント等の食品カウンセリングを行う手段を有し、
患者の健康診断データを取得し、取得した患者の健康診断データを参照して上記服薬カウンセリング及び食品カウンセリングを行うことを特徴とするオンラインカウンセリングシステム。 - 前記食品カウンセリングには、食材、レシピ、簡易検査キットなどを含むことを特徴とする請求項1記載のオンラインカウンセリングシステム。
- 前記患者の健康診断データの取得は、医院を含む健康診断検査機関、簡易検査キットの検査結果、外部の健康管理システム等を通して、又は患者から直接行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のオンラインカウンセリングシステム。
- 更に、健康管理システムとの連携を行うオンラインカウンセリング連携手段を有し、
前記オンラインカウンセリング連携手段を介して患者の健康診断データを取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載のオンラインカウンセリングシステム。 - 更に、食薬ルールに基づく食薬カウンセリングを行う食薬カウンセリング手段を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一に記載のオンラインカウンセリングシステム。
- 前記食薬カウンセリングには、OTC医薬品(漢方、西洋医学の薬)、サプリメント、食材、レシピ、簡易検査キットを含むことを特徴とする請求項5記載のオンラインカウンセリングシステム。
- 食薬ルールに基づくAI解析手段と、上記AI解析手段により食薬カウンセリング結果を利用して食薬レシピの自動提案を行う食薬レシピ自動提案手段を有することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のオンラインカウンセリングシステム。
- 上記患者のカウンセリングカルテ(履歴)と上記AI解析手段の解析結果に基づいて定期的な専門家の自動提案及び食薬レシピの自動提案を行うことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一に記載のオンラインカウンセリングシステム。
- オンラインカウンセリングを受ける患者用の患者端末と、少なくとも薬剤師を含む専門家用の専門家端末とをリアルタイムに通信可能に接続され、患者へのOTC医薬品の服薬カウンセリングを行うオンラインカウンセリングシステムにおけるオンラインカウンセリング方法において、
医院を含む健康診断検査機関、簡易検査キットの検査結果、外部の健康管理システム等を通して、又は患者から直接に患者の健康診断データを取得し、取得した患者の健康診断データを参照して上記服薬カウンセリング及びサプリメント等の食品カウンセリングを行うことを特徴とするオンラインカウンセリング方法。
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