JP2022102408A - ディーゼルエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】さらなる鋭意研究により、渦流が促進されてより燃焼効率に優れるように改善されるIDI型(副室型)のディーゼルエンジンを提供する【解決手段】主燃焼室と、主燃焼室から偏心した箇所に設けられる副室6が噴孔9を介して連通され、噴孔9は、主噴孔15と、主噴孔15の両脇に配置される一対の副噴孔17,17とが連なる複葉形状の孔に形成され、副噴孔17は、噴孔9の軸心p方向視又はピストンの軸心方向視における一対の副噴孔17,17が並ぶ配列方向の長さD2が、配列方向に交差する方向の長さt2よりも長い横長形状の孔に設定されているディーゼルエンジン。【選択図】図4

Description

本発明は、主燃焼室に噴孔を介して連なる副室が設けられた構造のディーゼルエンジに関するものである。
主燃焼室(主室)の他に副燃焼室(副室)を設けたディーゼルエンジン、即ち副室(IDI:Indirect Injection)式ディーゼルエンジンは、副室内に燃料を噴射して着火させ、副室の燃焼ガスが噴孔(絞り)を通じて主室内に噴出して燃焼が完了する。IDIでは、燃焼室表面積が大きいため、絞り損失と熱損失が大きいという弱点があるため、近年では直噴(DI:Direct Injection)式ディーゼルエンジンに置き換えられてきている。
しかしながら、IDIは、限られた副室内で燃料を噴射するので、火炎の流速を高くできて低圧の噴射弁でも確実に着火できる良さがある。また、副室内は空気量が少なく燃焼圧と燃焼温度が低いため、DIに比べて、ディーゼルノックが発生しづらく、NOx生成量が少ないという利点もある。従って、IDIは低速型のエンジンに適したシステムであることから、農機や建機、発電機、或いは後進国向けの各種産業機器などには、まだまだニーズがあると考えられる。
IDI型のディーゼルエンジンにおいては、実質的に燃焼室となる副室での渦流を如何に効率よく発生させるかが重要なポイントである。例えば、特許文献1において、渦流を弱めることなく始動性の改善が可能となる技術が開示されている。
特開2010-180744号公報
本発明の目的は、さらなる鋭意研究により、渦流が促進されてより燃焼効率に優れるように改善されるIDI型(副室型)のディーゼルエンジンを提供する点にある。
本発明は、ディーゼルエンジンにおいて、
主燃焼室と、前記主燃焼室から偏心した箇所に設けられる副室とが噴孔を介して連通され、
前記噴孔は、主噴孔と、前記主噴孔の両脇に配置される一対の副噴孔とが連なる複葉形状の孔に形成され、
前記副噴孔は、前記噴孔の軸心方向視又はピストンの軸心方向視における前記一対の副噴孔が並ぶ配列方向の長さが、前記配列方向に交差する方向の長さよりも長い横長形状の孔に設定されていることを特徴とする。
前記副噴孔の形状は、長円又は角丸長方形に設定されていると好都合であり、また、前記副噴孔における対向する辺どうしが互いに平行となる直線形状部の長さが、前記副噴孔の前記配列方向長さの40%~70%となる範囲に設定されるとさらに好都合である。
本発明に関して、上述した構成(手段)以外の特徴構成や手段ついては、請求項4~9を参照のこと。
本発明によれば、噴孔は、一対の横長形状の副噴孔を主噴孔の両脇に備える形状の孔に形成されているので、噴孔内の幅方向(一対の副噴孔が並ぶ配列方向)に空気の流れが発生され、平均渦流が強められる。流速の大きな主流(渦流)の回転力を妨げる副室内での外周側(壁面近く)の速度が高められ、摩擦損失が低減されるようになる。
換言すれば、一対の円形状の副噴孔を主噴孔の両脇に備える従来品に比べて、ピストンの軸心方向視で一対の副噴孔が並ぶ配列方向における副噴孔の壁面から主噴孔の中心までの距離が長くなる。これにより、噴孔内の空気流の大部分を占める主噴孔内の空気流の流速が従来品よりも速くなる。
従って、副噴孔を従来品よりも横に長い形状として、複葉形状の噴孔の形状を全体として扁平化させることにより、副室での渦流(タンブル)が強化され、圧縮空気と噴射燃料との混合が促進されて、燃費改善やスモーク低減に寄与できる効果が得られるようになる。
その結果、主に副噴孔の形状や大きさを見直しての噴孔の工夫により、渦流が促進されてより燃焼効率に優れるようになって、燃費向上やスモーク低減が図れるように改善されたIDI型(副室型)のディーゼルエンジンを提供することができる。
産業用ディーゼルエンジンの副室付近の構造を示す要部の断面図 副室形成用の口金を示し、(A)は断面図、(B)は底面図 (A)は通常実施例による口金の平面図、(B)は本発明の第1実施例による口金の平面図 本発明による口金を示し、(A)は第2実施例の平面図、(B)は第3実施例の平面図 (A)は図2の口金を副噴孔で切った断面図、(B)は噴孔の軸心方向における底面側から見た口金の斜視図 五つ葉形状の噴孔を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は底面図 通常実施例及び第1~第3実施例の噴孔による効果のデータを示す図表
以下に、本発明によるディーゼルエンジンの実施の形態を、農用トラクタなどに適用される産業用ディーゼルエンジンの場合について、図面を参照しながら説明する。
図1に過流式の産業用ディーゼルエンジンの副室周辺部の断面図が示されている。1はシリンダ(シリンダブロック)、2はシリンダヘッド、3はインジェクタ、4はグロープラグ、5は主燃焼室(主室)、6は副室(副燃焼室)、7は副室形成用の口金、8はピストン、9は口金7に形成された噴孔、10はウォータジャケット(冷却水の通路)、19はガスケットである。なお、ピストンの圧縮上死点においては主燃焼室5の体積は殆どないため、副室6が実質的に燃焼室である、といってもよい。
シリンダヘッド2にはインジェクタ3が貫通装備され、インジェクタ3の先端噴射部3aが副室6に臨むように配置されている。副室6は、シリンダ1内に形成される主燃焼室5に、その主燃焼室5の偏心箇所に設けられる噴孔9を介して連通されている。噴孔9は、副室6の壁面(内周面)hの略接線方向で、かつ、主燃焼室5の中央部(ピストン8の軸心8P)に向かう傾斜孔に形成されている。インジェクタ3は、先端噴射部3aからの噴射燃料が噴孔9に向かう状態となるように配置されている。
図1に示されるように、シリンダヘッド2におけるピストン8の軸心8Pからシリンダ周壁側に偏心した位置に、シリンダ1に開口する状態の副室形成穴2Aが形成され、副室形成穴2Aには副室形成用の口金(チャンバー)7が収容されている。副室形成穴2Aは、シリンダヘッド2の主燃焼室5に臨むヘッド底面2aから順に、大径の開口部12と、小径の胴部収容部13と、胴部収容部13よりも奥に位置する空洞部14とを有して構成されている。
開口部12には、カップ状に形成された口金7の底部7Aが収容されている。胴部収容部13は、口金7の胴部7Bが収容される箇所であって開口部12よりも小径である。空洞部14は半球よりも少し大きい略半球形に凹んだ箇所に形成され、胴部収容部13とは段付き面(符記省略)で繋がる構成とされている。
図1~図3(A)に示されるように、口金7は、円柱状の胴部7Bと底部7Aとを含んだ段付円柱状の金具で形成されている。底部7Aは胴部7Bの一端側を胴部7Bの外径よりも大径で周方向に張り出たフランジ状の部位として形成されている。胴部7Bの他端側には、胴部7Bの上端面から半球よりも少し小さい略半球形の副室形成用凹部11が形成されている。
副室6は、空洞部14と副室形成用凹部11とで構成され、噴孔9は、副室形成用凹部11と主燃焼室5とを連通させる部位として底部7Aから胴部7Bにかけて形成されている。つまり、シリンダヘッド2における主燃焼室5に隣り合う状態でシリンダヘッド壁2bに嵌着される口金7には、副室6を形成するための副室形成用凹部11が形成される胴部7Bと、噴孔9とが形成されている。
図2及び図3(A)に示されるように、球形(卵球形、まゆ形)の副室6側の開口である上開口部9A及びシリンダ側の開口である下開口部9Bを有する噴孔9は、中央の主噴孔15と、その両脇に張り出し形成された一対の副噴孔17,17とを備え、ピストン軸心8Pの方向視で三つ葉形状(複葉形状の一例)を呈する複合孔に形成されている。
図1に示されるように、副室6から噴孔9を通って主燃焼室5へ噴出するのは燃焼気流w(図1に仮想線で示す矢印)であり、ピストン8の上昇移動による圧縮工程時には、主燃焼室5から噴孔9を通って副室6へ圧縮された空気流(圧縮空気流)eが流れ込む。副室6に流れ込む空気流eにより、副室6ではその壁面hに沿って流れる縦向きの渦流(タンブル)uが生じる構成とされている。
次に、副室6での渦流uを促進させる構造について説明する。図3(A)や図5に示されるように、副噴孔17は、噴孔9の軸心(噴孔軸心)pの方向視(又はピストン8の軸心8P方向視)における一対の副噴孔17,17が並ぶ配列方向〔図3(A)の矢印kの方向〕の長さである副噴孔長さD(D)が、配列方向に交差する方向の長さである縦方向長さt(t)よりも長いD>t(D>t)横長形状の孔、即ち長円又は角丸長方形の副噴孔17,17に設定されている。なお、本明細書においては、図3~4における上下方向(矢印kで示す方向)を、上述した「配列方向」と呼ぶほか、「横方向」とも呼ぶ。また、「縦方向」とは、上述した通り、「横方向」に交差する方向であればよく、「横方向」と直交する方向に限らない。
図3及び図4は、噴孔9のピストン8の軸心8P方向視における横方向長さL~L(L)と、主噴孔15の幅、即ち、一対の副噴孔17,17と交わる箇所における主噴孔15の幅W~W(W)と、各副噴孔17の副噴孔長さD~D(D)とを示している。図3(A)は、主噴孔15の幅Wと横方向長さLとが一般的な比率を採る通常実施例の噴孔9を示している。図3(B)及び図4(A),(B)は、本発明の第1~第3実施例による噴孔9であって、副噴孔17の長さ(横方向長さLに対応じた方向の長さ)が、通常実施例のものよりも長められている。
図3(A)に示される通常実施例では、横方向長さLに対する一対の副噴孔17,17の配列長さ2D(2×D)の比率である通常長さ率τ=2D/L=(L-W)/L=0.4~0.45(0.4≦τ≦0.45)に設定されている。図3(B)に示される第1実施例では、第1長さ率τ=2D/L=(L-W)/L=0.53~0.54(0.53≦τ≦0.54)に設定されている。
同様に、図4(A)に示される第2実施例では、第2長さ率τ/L=(L-W)/L=0.59~0.60(0.59≦τ≦0.60)に設定され、図4(B)に示される第3実施例では、第3長さ率τ/L=(L-W)/L=0.57~80.57≦τ≦0.58)に設定されている。
なお、通常実施例及び第1~3実施例によるそれぞれの噴孔9の断面積(上開口部9Aの面積)は、全て等しい値に設定されている。つまり、噴孔9の面積は、直線形状部16の長さの範囲の如何に拘らず一定である、及び/又は、副噴孔17の配列方向長さD(D~D)の範囲の如何に拘らず一定であるが、これらには限らない。
つまり、副噴孔17の長さD(D~D)又は長さ率τ(τ~τ)が大になれば、その分主噴孔15の幅W(W~W)は狭くなる関係にある。噴孔9の横方向長さL(L~L)に対する一対の副噴孔17,17の配列方向長さ2D(2×D~D)の割合が50%~65%に、好ましくは53%~60%に設定されている。各実施例における縦方向長さt(t~t)は、互いに同じであってもよいが、通常実施例t<第1実施例t<第2実施例t<第3実施例t、となるなど、互いに異なっていてもよい。
次に、副噴孔17における対向する辺どうしが互いに平行となる直線形状部16の長さであるストレート部長さs(s~s)の副噴孔17の配列方向長さD(D~D)に対する割合(s/D)を直線率α(α~α)とする。図3(A)に示される通常実施例では、通常直線率α=s/D=0.35~0.38(0.35≦α≦0.38)に設定されている。図3(B)に示される第1実施例では、第1直線率α=s/D=0.42~0.45(0.42≦α≦0.45)に設定されている。
同様に、図4(A)に示される第2実施例では、第2直線率α=s/D=0.51~0.54(0.51≦α≦0.54)に設定されており、図4(B)に示される第3実施例では、第3直線率α=s/D=0.61~0.64(0.61≦α≦0.64)に設定されている。つまり、副噴孔17における対向する辺どうしが互いに平行となる直線形状部16の長さ、即ちストレート部長さs(s~s)が、副噴孔17の配列方向長さD(D~D)の40%~65%となる範囲に設定されている。
なお、図4(A)などに示されるように、副室形成用凹部11が凹球面であること、及び噴孔軸心pが水平(又は垂直)に対して傾斜していることから、口金7の平面図では両脇の副噴孔17,17は配列方向kに対して傾いた長孔に見える。従って、その傾いた方向の長さを傾き方向長さD’(D’~D’)とし、この傾き方向長さD’(D’~D’)の配列方向長さL(L~L)に対する割合いとして、前述の長さ率τ(τ~τ)を論じることも可能である。
図5(A),(B)に示されるように、図1~図3(A)に示される噴孔9は、水平に対して角度θ〔図2(A)や図5(A)参照〕で傾いた傾斜孔で、噴孔軸心pの方向視において、左右対称でやや下拡がり(ピストン側拡がり)する複葉形状の孔であり〔図5(B)参照〕、副噴孔17自体もやや下拡がりする孔に形成されている〔図5(A)参照〕。
〔作用効果について〕
噴孔9内の空気流e(図1参照)は、壁面から離れるほど摩擦損失が小さくなるので、壁面から離れるほど流速が速くなる。副噴孔17の一対を主噴孔15の両脇に備える噴孔9内においては、副噴孔17内よりも、ピストン8の軸心8P方向視で壁面から中心までの距離が長くなる主噴孔15内の方が、空気流eの流速は速くなる。
例えば、本発明の通常実施例〔図3(A)参照〕では、噴孔9が、横長形状(D>t)の副噴孔17の一対を主噴孔15の両脇に備える形状のものとされている。このため、円形状の副噴孔の一対を主噴孔の両脇に備える従来品に比べて、噴孔9内の幅方向(配列方向:矢印k)における副噴孔17の壁面から主噴孔15の中心までの距離が長くなる。これにより、噴孔9内の空気流eの大部分を占める主噴孔15内の空気流eの流速が従来品よりも速くなる。その結果、副室6での渦流(タンブル)uが強化され、圧縮空気と噴射燃料との混合が促進されて、燃費改善やスモーク低減に寄与できる効果が得られるようになる。
なお、次のように言うこともできる。即ち、主噴孔15の両脇に横長形状の副噴孔17を有する噴孔9内の幅方向に空気の流れが発生され、平均渦流が強められる。流速の大きな主流(渦流u)の回転力を妨げる副室6内での外周側(壁面h近く)の速度が高められ、摩擦損失が低減されるようになる。
通常実施例及び第1~第3実施例における解析結果による効果(改善度合い)が図7に示されている。図7は、流体解析に基づくデータの比較であり、噴孔9内の空気流eに対する摩擦損失と、副室6内に流入する空気流eにより発生する渦流uの平均流速(タンブル流速)と、について、通常実施例を100とし、第1~3実施例を通常実施例に対する相対値として、示している。この図7からは、第1~第3実施例のいずれにおいても通常実施例に比べて改善されており、特に実施例2のものが最も優れた効果を奏することが示されている。
〔別実施形態〕
図6(A),(B),(C)に示されるように、主噴孔15と各副噴孔17との間に小さな孔である補助噴孔18を設けた五つ葉形状(複葉形状の一例)を呈する噴孔9を有するディーゼルエンジンでもよい。各補助噴孔18は、その左右両端は主噴孔15と副噴孔17に張り出ていて形状としての輪郭は欠如されており、対向する一対の湾曲面(符記省略)よりなる小判形のような形状に見えている。
この五つの円筒形状の主噴孔15、副噴孔17、及び補助噴孔18による五つ葉形状の噴孔9により、副室6での流速の大きな主流(渦流u)の回転力を妨げる外周側の速度(渦流の速度)が高められ、主流の流速向上と摩擦損失の低減作用が得られる。補助噴孔18,18の噴孔径や配置を変更設定することにより、副室6での渦流uの強さをコントロールすることが可能になる。即ち、副室6での噴射燃料と空気との混合促進による燃費向上やスモーク低減の効果を、補助噴孔18の径や配置のチューニングにより、任意にコントロールして設定することができる。
〔その他の実施例など〕
副噴孔17の横に長い形状は、長楕円や台形など、長円や角丸長方形以外の形であっても良い。
2 シリンダヘッド
2b シリンダ壁
5 主燃焼室
6 副室
7 口金
7B 胴部
8 ピストン
8P 軸心(ピストン軸心)
9 噴孔
11 副室形成用凹部
15 主噴孔
16 直線形状部
17 副噴孔
D 配列方向の長さ
L 横方向長さ(配列方向の長さ)
p 軸心(噴孔の軸心)
t 縦方向長さ(配列方向に交差する方向の長さ)
s ストレート部長さ(直線形状部の長さ)

Claims (9)

  1. 主燃焼室と、前記主燃焼室から偏心した箇所に設けられる副室とが噴孔を介して連通され、
    前記噴孔は、主噴孔と、前記主噴孔の両脇に配置される一対の副噴孔とが連なる複葉形状の孔に形成され、
    前記副噴孔は、前記噴孔の軸心方向視又はピストンの軸心方向視における前記一対の副噴孔が並ぶ配列方向の長さが、前記配列方向に交差する方向の長さよりも長い横長形状の孔に設定されているディーゼルエンジン。
  2. 前記副噴孔の形状は、長円又は角丸長方形に設定されている請求項1に記載のディーゼルエンジン。
  3. 前記副噴孔における対向する辺どうしが互いに平行となる直線形状部の長さが、前記副噴孔の前記配列方向長さの40%~70%となる範囲に設定されている請求項2に記載のディーゼルエンジン。
  4. 前記噴孔の面積は、前記直線形状部の長さの範囲の如何に拘らず一定である請求項3に記載のディーゼルエンジン。
  5. 前記噴孔の前記配列方向での長さに対する一対の前記副噴孔の前記配列方向での長さの割合が50%~65%に設定されている請求項1~4の何れか一項に記載のディーゼルエンジン。
  6. 前記噴孔の面積は、前記副噴孔の前記配列方向長さの範囲の如何に拘らず一定である請求項5に記載のディーゼルエンジン。
  7. 前記噴孔は、前記副室から前記主燃焼室の中央部に向かう傾斜孔に形成されている請求項1~6何れか一項に記載のディーゼルエンジン。
  8. 前記副室の横から見た形状が球形又は卵球形となるように設定されている請求項1~5の何れか一項に記載のディーゼルエンジン。
  9. シリンダヘッドにおける前記主燃焼室に隣り合う状態でシリンダ壁に嵌着される口金が設けられ、
    前記口金に、前記副室を形成するための副室形成用凹部が形成される胴部と、前記噴孔とが形成されている請求項1~8の何れか一項に記載のディーゼルエンジン。
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