JP2022101274A - 移動体、制御方法および制御プログラム - Google Patents

移動体、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周囲環境の変化が少なくても、自己位置の推定精度を向上させること。【解決手段】例えば、移動体は、レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサ124と、センサ124を用いて移動体の自己位置及び周囲地図を推定する推定部128dと、レーザ光線の照射方向を変更可能なようにセンサ124を支持する支持部125と、推定部128dの推定精度の低下を抑える方向へレーザ光線の照射方向を能動的に傾けるように、支持部125を制御する支持制御部128gと、を備える。【選択図】図3

Description

本出願は、移動体、制御方法および制御プログラムに関する。
移動体には、例えば、移動体の自己位置を推定し、自己位置に基づいて自律移動するものがある。例えば、特許文献1には、フレーム毎に取得された点群から、平面を形成する点群を平面点群としてフレーム毎に抽出し、平面点群により形成される平面の位置をフレーム毎に特定し、所定のフレームにおいて特定された平面の位置と、次のフレームにおいて特定された平面の位置との関係からフレーム間の移動体の並進ベクトル及び回転行列を算出し、フレーム間の移動体の並進ベクトル及び回転行列をフレーム毎に順次算出して、移動体の軌跡を推定することが開示されている。
特開2017-3363号公報
例えば、移動している周囲環境が変化しない場合、従来の移動体は、センサの測定結果に基づいて推定する自己位置の精度が低下する。このため、従来の移動体は、周囲環境の変化が少なくても、自己位置の推定精度を向上させることに改善の余地があった。
態様の1つに係る移動体は、レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、前記センサを用いて移動体の自己位置及び周囲地図を推定する推定部と、前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、前記推定部の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御する支持制御部と、を備える。
態様の1つに係る制御方法は、レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、を備える移動体の制御方法であって、前記センサを用いて前記移動体の自己位置及び周囲地図を推定すること、前記自己位置及び前記周囲地図の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御すること、を含む。
態様の1つに係る制御プログラムは、レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、を備える移動体の制御プログラムであって、コンピュータに、前記センサを用いて前記移動体の自己位置及び周囲地図を推定させ、前記自己位置及び前記周囲地図の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御させることを含む。
図1は、実施形態に係る移動体の概要を説明するための図である。 図2は、実施形態に係る移動体が有する構成の一例を示す図である。 図3は、図2に示す制御ユニットの機能構成の一例を示す図である。 図4は、自己位置の確からしさを示す誤差楕円の一例を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る移動体が照射方向を傾ける一例を説明するための図である。 図6は、実施形態に係る移動体100が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
本出願に係る移動体等を実施するための複数の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。なお、以下の実施形態に係る移動体の説明は、本発明にかかる制御方法および制御プログラムの一実施形態の説明を兼ねる。
図1は、実施形態に係る移動体の概要を説明するための図である。図1に示す移動体100は、例えば、自律して飛行可能な飛翔体である。飛翔体は、例えば、ドローン、飛行機等を含む。本開示では、移動体100は、飛翔体である場合について説明するが、これに限定されない。例えば、移動体100は、自律移動可能な車両、ロボット等を含む。
移動体100は、本体110と、複数の回転翼150と、複数の脚部170と、カメラ190と、を備える。図1に示す一例では、複数の回転翼150は、4つである場合について説明するが、これに限定されない。移動体100は、飛行中ではないとき、脚部170を接地させた状態で待機する。
移動体100は、LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)124を備える。LiDAR124は、例えば、パルス状に発光するレーザ光を照射し、該レーザ光の反射光を測定して対象の距離、方向等を測定する。移動体100は、LiDAR124のレーザ光を水平方向へ照射させ、対象で反射した反射光を測定し、対象の距離、方向等を測定する。
移動体100は、例えば、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)の手法により、LiDAR124の測定結果を用いて、移動体100の自己位置及び周囲地図を推定する。周囲地図は、例えば、点群データで周辺の地図が表現できる。点群データは、3次元座標と色との情報を有する。移動体100は、推定した周囲地図と移動体100の移動量とに基づいて、推定した自己位置の尤度を推定する。自己位置の尤度は、移動体100が移動するほど小さくなる特性を有する。つまり、自己位置の尤度が大きいということは、自己位置が良く推定できていることに対応し、自己位置の尤度が小さくなるということは、誤差楕円(分散)が大きくなるということとしてよい。
図1に示す一例では、移動体100は、建物1000の内部を飛行している。建物1000は、床1010と、床1010に設けられた壁1020と、床1010に対向する天井1030と、を有する。建物1000は、床1010と壁1020と天井1030とで、移動体100が飛行可能な空間2000を形成している。
場面ST1では、移動体100は、空間2000における高度H1を飛行している状態で、LiDAR124がレーザ光を照射方向L1へ照射し、該レーザ光が壁1020で反射した反射光を測定して対象の距離、方向等を測定する。照射方向L1は、例えば、床1010に対して水平な水平方向である。その後、移動体100は、高度H2に上昇した状態で、LiDAR124によって照射方向L1にレーザ光を照射し、該レーザ光が壁1020で反射した反射光を測定して対象の距離、方向等を測定する。この場合、移動体100は、高度H1及び高度H2で、類似した壁1020を示す点群データをLiDAR124によって計測する。このため、移動体100は、高度H1及び高度H2の点群データに変化がないため、高度の変化を推定することができない。これにより、移動体100は、移動方向Mの自己位置及び周囲地図の推定精度が低下する可能性がある。
本開示では、場面ST2に示すように、移動体100は、LiDAR124を照射方向L1から照射方向L2へ変更している。移動体100は、空間2000における高度H1を飛行している状態で、LiDAR124がレーザ光を照射方向L2に照射している。照射方向L2は、例えば、照射方向L1と交わり、床1010と壁1020との角付近の特徴的な領域へ移動体100から向かう方向となっている。LiDAR124が照射したレーザ光は、床1010から床1010と壁1020との間の角付近までの特徴領域を照射している。移動体100は、反射した反射光を測定して対象の距離、方向等を測定する。この場合、移動体100は、高度H1及び高度H2で、床1010から壁1020へ変化した点群データを得ることができる。これにより、移動体100は、周囲環境の変化が少ない場所を移動する場合に、LiDAR124の照射方向を変更することで、点群データの変化量に基づいて移動体100の高度の変化を推定することができる。その結果、移動体100は、周囲環境の影響を抑制し、推定した高度の変化と実施に移動した結果とに基づく自己位置の推定精度を向上させることができる。
図2は、実施形態に係る移動体100が有する構成の一例を示す図である。図2に示すように、移動体100の本体110は、通信部121と、撮影制御部122と、動力制御部123と、LiDAR124と、ジンバル125と、IMU(Intertial Measurement Unit)126と、記憶部127と、制御ユニット128と、を備える。制御ユニット128は、通信部121、撮影制御部122、動力制御部123、LiDAR124、ジンバル125、IMU126、記憶部127等と電気的に接続されている。
通信部121は、移動体100の外部の通信装置との間で各種データのやり取りに関する通信を実行できる。通信部121は、GPS衛星からの所定の周波数帯の電波信号を受信できる。通信部121は、受信した電波信号の復調処理を行って、処理後の信号を制御ユニット128に送出できる。
撮影制御部122は、カメラ190を用いた画像の撮影を制御する。撮影制御部122による制御は、カメラ190の撮影方向の制御を含む。カメラ190は、例えば、単眼カメラ、赤外線カメラ、Depthカメラ等を用いることができる。カメラ190は、撮影の方向を変更可能なように、ジンバル等を介して本体110に設けられている。撮影制御部122は、カメラ190から取得した画像情報を制御ユニット128に提供できる。
動力制御部123は、複数のモータ140の駆動力を制御する。複数のモータ140は、移動体100bの回転翼150を回転させる。複数のモータ140は、複数の回転翼150の回転数を制御する。動力制御部123は、制御ユニット128の制御により、モータ140を回転させることで、移動体100の上昇、下降、飛行等を実現する。本実施形態では、移動体100は、4つの回転翼150を4つのモータ140で駆動させる場合について説明するが、これに限定されない。
LiDAR124は、上述したように、パルス状に発光するレーザ光を照射し、該レーザ光の反射光を測定して対象の距離、方向等を測定する。LiDAR124は、例えば、移動体100の機首が向く方向へレーザ光線を照射可能なように、本体110に設けられている。LiDAR124は、測定した結果を制御ユニット128に供給する。
ジンバル125は、本体110に設けられ、レーザ光線の照射方向を変更可能なようにLiDAR124を支持する支持機構である。ジンバル125は、図示しないモータの回転により、水平方向に沿った軸を中心に円弧運動させることで、LiDAR124の照射方向を本体110の上下方向における所望の方向へ向かせた状態で支持できる。ジンバル125は、本体110の水平方向を基準の照射方向となるように、LiDAR124を支持できる。ジンバル125は、制御ユニット128が要求した照射方向となるように、LiDAR124の支持角度を変更できる。ジンバル125は、LiDAR124を本体110の上下方向及び左右方向に円弧運動可能な構成について説明するが、これに限定されない。
本実施形態では、移動体100は、ジンバル125を支持部として備える場合について説明するが、これに限定されない。例えば、支持部は、LiDAR124の照射方向L1の角度が調整可能であれば、本体110に形成した回転支持機構等であってもよい。
IMU126は、移動体100の動きをセンシングする。IMU126は、例えば、3軸ジャイロセンサ、3軸加速度センサ等を有し、検出した3次元の角速度、加速度等を示す慣性情報を制御ユニット128に供給する。
記憶部127は、プログラム及びデータを記憶できる。記憶部127は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的な記憶媒体を含んでよい。記憶部127は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部127は、RAMなどの一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
記憶部127は、制御プログラム127a、制御用データ127b、自己位置データ127c及び点群データ127dを記憶できる。制御プログラム127aは、移動体100の各種動作に関する処理を実現するための機能をそれぞれ提供できる。制御プログラム127aは、移動体100の飛行制御に関する各種機能を提供できる。飛行制御に関する機能は、LiDAR124の測定結果に基づいてモータ140の駆動力を制御するための機能を含む。制御プログラム127aは、例えば、LiDAR124、IMU126等の測定結果に基づいて、移動体100の自己位置及び周囲地図を推定するための機能を提供できる。
制御用データ127bは、移動体100の各種動作に関する処理を実行するために参照されるデータを含む。制御用データ127bは、例えば、移動体100の移動予定ルート、推定した自己位置等のデータを含む。自己位置データ127cは、例えば、移動体100の自己位置を時系列順に示したデータを含む。点群データ127dは、LiDAR124の測定結果とSLAMの手法とを用いて推定した周囲地図を示す点群のデータを含む。点群データ127dは、例えば、複数の点により移動体100の周囲地図を示している。
制御ユニット128は、1又は複数の演算装置を含む。演算装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、およびコプロセッサを含むが、これらに限定されない。制御ユニット128は、制御プログラム127aを演算装置(コンピュータ)に実行させることにより、移動体100の各種動作に関する処理を実現する。制御ユニット128は、制御プログラム127aにより提供される機能の少なくとも1部を専用のIC(Integrated Circuit)により実現してもよい。
制御ユニット128は、制御プログラム127aを実行することで、推定した自己位置に基づく移動体100の飛行(移動)を制御する。制御ユニット128は、動力制御部123を制御することで、移動体100の飛行を実現する。
図3は、図2に示す制御ユニット128の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、移動体100の制御ユニット128は、姿勢取得部128a、点群取得部128b、慣性取得部128c、推定部128d、尤度特定部128e、決定部128f及び支持制御部128gを有する。制御ユニット128は、制御プログラム127aを実行することで、姿勢取得部128a、点群取得部128b、慣性取得部128c、推定部128d、尤度特定部128e、決定部128f、支持制御部128g等の機能部として機能する。
姿勢取得部128aは、ジンバル125の姿勢を示す姿勢情報を取得する。姿勢取得部128aは、例えば、ジンバル125を回転させるモータのエンコーダ、制御結果等に基づいて、ジンバルの姿勢、すなわちジンバルが支持している状態を示す生成情報を取得する。姿勢取得部128aは、取得した姿勢情報を推定部128dに供給する。
点群取得部128bは、LiDAR124が測定した3次元座標値、色等の情報を有する点群データ127dを取得する。点群取得部128bは、取得した点群データ127dを時系列順に記憶部127に記憶する。点群取得部128Bは、取得した点群データ127dを推定部128dに供給する。
慣性取得部128cは、IMU126が測定した3次元の角速度、加速度等を示す慣性情報を取得し、記憶部127に記憶する。慣性取得部128cは、取得した慣性情報を推定部128dに供給する。
推定部128dは、点群データ127d、慣性情報等に基づいて、移動体100の最新の自己位置及び周囲地図を推定する。例えば、推定部128dは、SLAMの手法を用いて、移動体100の自己位置及び周囲地図を推定する。推定部128dは、推定した結果を決定部128fに供給する。
尤度特定部128eは、推定部128dが推定した自己位置と過去の自己位置データ127C、移動計画等とを比較して、自己位置推定の尤度を特定する。尤度特定部128eは、例えば、公知のカルマンフィルタ等を用いて、移動体100が所定の確率で存在する領域を計算した誤差楕円300を特定する。
図4は、自己位置の確からしさを示す誤差楕円300の一例を説明するための図である。図4に示すように、移動体100は、高度H1及び高度H2で、類似した壁1020を示す点群データ127dをLiDAR124によって計測するため、高度H1及び高度H2の点群データ127dの変化が十分に得られない。この場合、尤度特定部128eは、自己位置の確からしさを示す誤差楕円300が高度H1の場合よりも高度H2の場合の方が大きくなり、移動方向Mが長い誤差楕円300を含む尤度を特定する。尤度特定部128eは、特定した尤度を決定部128fに供給する。
決定部128fは、自己位置推定の尤度に基づいて、LiDAR124の照射方向L1を傾ける方向を決定する。決定部128fは、誤差楕円300が閾値よりも大きくなると、照射方向L1を傾ける方向及び角度を決定する。決定部128fは、例えば、基準となる照射方向L1から照射方向L2へ傾ける方向及び角度を決定する。決定部128fは、自己位置推定の誤差方向に基づいて、照射方向L1を傾ける方向及び角度を決定する。決定部128fは、決定した照射方向L1を傾ける方向及び角度を支持制御部128gに供給する。
図5は、実施形態に係る移動体100が照射方向L1を傾ける一例を説明するための図である。図5に示すように、場面ST11では、移動体100は、高度H1から高度H2までの移動方向Mに移動(上昇)している。この場合、自己位置推定の尤度は、自己位置及び周囲地図の推定に必要な点群データ127dの変化が十分に得られないため、自己位置の確からしさを示す誤差楕円300が移動量に応じて小さくなる。すなわち、自己位置推定の尤度は、誤差方向が移動方向Mに長い誤差楕円300を有する。これにより、決定部128fは、LiDAR124の照射方向L1を、移動方向Mである上下方向410において、傾ける方向を決定する。図5に示す一例では、決定部128fは、建物1000の特徴である床1010、天井1030等に向かう方向及び角度を、自己位置、点群データ127d等に基づいて決定する。決定部128fは、移動体100の自己位置に基づいて、点群データ127dから自己位置の周囲の特徴領域を特定し、自己位置から該特徴領域に向かう方向及び角度を計算し、計算結果に基づいて傾ける方向を決定する。
場面ST12では、移動体100は、高度H3を一定とし、位置P1から位置P2までの移動方向MHに水平移動している。この場合、自己位置推定の尤度は、自己位置及び周囲地図の推定に必要な点群データ127dの変化が十分に得られないため、自己位置の確からしさを示す誤差楕円300が、水平方向における移動量に応じて小さくなる。すなわち、自己位置推定の尤度は、誤差方向が移動方向MHに長い誤差楕円300を有する。これにより、決定部128fは、LiDAR124の照射方向L1を、移動方向MHである水平方向420において、傾ける方向を決定する。図5に示す一例では、決定部128fは、建物1000の特徴である壁1020、床1010上の特徴物等に向かう方向及び角度を、自己位置、点群データ127d等に基づいて決定する。
なお、図5に示す一例では、決定部128fは、上下方向410または水平方向420において照射方向L1を傾ける方向を決定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、決定部128fは、移動体100が斜め上方向または斜め下方向へ移動している場合、上下方向410及び水平方向420において、照射方向L1を傾ける方向を決定してもよい。
図3に戻り、支持制御部128gは、推定部128dの推定精度の低下を抑える方向へ、レーザ光線の照射方向L1を能動的に傾けるように、ジンバル125を制御する。支持制御部128gは、決定部128fが決定した照射方向L1を傾ける方向及び角度に基づいて、LiDAR124の照射方向L1が傾ける方向となるように、ジンバル125を制御する。支持制御部128gは、LiDAR124を支持しているジンバル125の角度が傾ける方向となるように、ジンバル125を回転させることで、LiDAR124の照射方向L1を変更する。
以上、本実施形態に係る移動体100の機能構成例について説明した。なお、図2及び図3を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る移動体100の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る移動体100の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
図6は、実施形態に係る移動体100が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理手順は、移動体100の制御ユニット128が制御プログラム127aを実行することによって実現される。図6に示す処理手順は、制御ユニット128によって繰り返し実行される。
図6に示すように、移動体100の制御ユニット128は、ジンバル125の姿勢情報を取得する(ステップS101)。例えば、制御ユニット128は、ジンバル125のエンコーダ、制御結果等を用いて、現在のジンバル125が支持しているLiDAR124の角度を識別可能な姿勢情報を取得する。制御ユニット128は、取得した姿勢情報を記憶部127に記憶すると、処理をステップS102に進める。
制御ユニット128は、IMU126から慣性情報を取得する(ステップS102)。例えば、制御ユニット128は、IMU126が計測した移動体100の3次元の角速度、加速度等を示す慣性情報を取得する。制御ユニット128は、取得した慣性情報を記憶部127に記憶すると、処理をステップS103に進める。
制御ユニット128は、LiDAR124の測定結果に基づいて、自己位置及び周囲地図を推定する(ステップS103)。例えば、制御ユニット128は、SLAMの手法を用いて、LiDAR124の測定結果に基づく移動体100の自己位置及び周囲地図を推定する。制御ユニット128は、推定した自己位置を記憶部127の自己位置データ127eに反映する。制御ユニット128は、推定した周囲地図を記憶部127の点群データ127dに反映する。制御ユニット128は、ステップS103の処理が終了すると、処理をステップS104に進める。
制御ユニット128は、自己位置推定の尤度を特定する(ステップS104)。例えば、制御ユニット128は、推定した自己位置と過去の自己位置データ127C、移動計画等とを比較して、自己位置推定の尤度を特定する。制御ユニット128は、上述したように、公知のカルマンフィルタ等を用いて、移動体100が所定の確率で存在する領域を計算した誤差楕円300を特定する。制御ユニット128は、特定した自己位置推定の尤度を記憶部127に記憶すると、処理をステップS105に進める。
制御ユニット128は、誤差楕円300が閾値を超えたか否かを判定する(ステップS105)。例えば、制御ユニット128は、誤差楕円300の大きさを求め、該大きさが予め設定された判定用の閾値を超えている場合に、誤差楕円300が閾値を超えたと判定する。制御ユニット128は、誤差楕円300が閾値を超えたと判定した場合(ステップS105でYes)、処理をステップS106に進める。
制御ユニット128は、自己位置推定の尤度に基づいて、推定精度の低下を抑制するように照射方向L1を傾ける方向を決定する(ステップS106)。例えば、制御ユニット128は、自己位置推定の尤度の誤差楕円300が示す誤差方向に、照射方向L1を傾ける方向及び角度を決定する。制御ユニット128は、決定した傾ける方向及び角度を記憶部127に記憶すると、処理をステップS107に進める。
制御ユニット128は、傾ける方向に対応したジンバル125の角度を計算する(ステップS107)。例えば、制御ユニット128は、LiDAR124の照射方向L1が傾ける方向となるように、LiDAR124を支持するジンバル125の角度をテーブル、算出プログラム等を用いて計算する。制御ユニット128は、計算したジンバル125の角度を記憶部127に記憶すると、処理をステップS108に進める。
制御ユニット128は、傾ける方向となるようにジンバル125の角度を制御する(ステップS108)。例えば、制御ユニット128は、計算した角度となるようにジンバル125を回転させることで、ジンバル125の角度を変更する。これにより、LiDAR124は、照射方向L1を傾ける方向に変更される。制御ユニット128は、ステップS108の処理が終了すると、図6に示す処理手順を終了させる。
また、制御ユニット128は、誤差楕円300が閾値を超えていないと判定した場合(ステップS105でNo)、処理をステップS109に進める。制御ユニット128は、LiDAR124の照射方向L1を変更しているか否かを判定する(ステップS109)。例えば、制御ユニット128は、ジンバル125が照射方向L1とは異なる方向を向くようにLiDAR124を支持している場合に、LiDAR124の照射方向L1を変更していると判定する。制御ユニット128は、LiDAR124の照射方向L1を変更していないと判定した場合(ステップS109でNo)、図6に示す処理手順を終了させる。
また、制御ユニット128は、LiDAR124の照射方向L1を変更していると判定した場合(ステップS109でYes)、処理をステップS110に進める。制御ユニット128は、傾ける方向から照射方向L1へ戻すように、ジンバル125の角度を制御する(ステップS110)。例えば、制御ユニット128は、基準の照射方向L1へ戻すようにジンバル125を回転させることで、ジンバル125の角度を変更する。これにより、LiDAR124は、傾ける方向から照射方向L1へ変更される。制御ユニット128は、ステップS110の処理が終了すると、図6に示す処理手順を終了させる。
以上により、上述した移動体100は、推定部128dの推定精度の低下を抑える方向へレーザ光線の照射方向L1を能動的に傾けるように、ジンバル125を制御することができる。これにより、移動体100は、周囲環境の変化が少なくても、LiDAR124の照射方向L1を推定精度の低下を抑える方向へ変更するので、LiDAR124を用いた自己位置及び周囲地図を推定精度の低下を抑制することができる。その結果、移動体100は、自己位置及び周囲地図の推定精度の低下を抑制することで、移動体100の安全性の低下を抑制することができる。
移動体100は、自己位置推定の尤度に基づいて、照射方向L1を傾ける方向を決定し、LiDAR124の照射方向L1が傾ける方向となるようにジンバル125を制御することができる。これにより、移動体100は、自己位置推定の尤度に応じてLiDAR124を傾けることができるので、LiDAR124を用いた自己位置及び周囲地図を推定精度の低下を抑制することができる。その結果、移動体100は、自己位置推定の尤度に応じた方向に対して自己位置推定の結果が退化しにくくなるため、移動体にとって重要な自己位置推定を向上させることができる。
移動体100は、自己位置推定の誤差方向に基づいて、照射方向L1を傾ける方向を決定することができる。これにより、移動体100は、自己位置推定の誤差方向、すなわち移動体100の移動方向に照射方向L1を傾けることができるので、LiDAR124が照射するレーザ光線の方向を変化させることができる。その結果、移動体100は、自己位置推定の誤差方向に対して自己位置推定の結果が退化しにくくなるため、移動体にとって重要な自己位置推定を向上させることができる。
移動体100は、周囲地図が示す特徴領域の方向に基づいて、照射方向L1を傾ける方向を決定することができる。これにより、移動体100は、LiDAR124によって周囲環境の特徴領域を測定できるので、LiDAR124を用いた自己位置及び周囲地図を推定精度の低下を抑制することができる。その結果、移動体100は、自己位置及び周囲地図の推定精度を向上させることができるので、移動体100の安全性の向上に貢献することができる。
例えば、移動体100が飛翔体である場合、ビル街などにおいては垂直方向に同じ地形が現れるため、LiDAR124からの情報では高度の推定結果が低下すると、高度推定の精度が著しく低下する。また、移動体100は、周囲地図の推定に対しても、高度方向に歪んだ周囲地図となり、精度が低下する。これに対し、実施形態に係る移動体100は、LiDAR124の照射方向L1を移動方向へ変更可能なので、LiDAR124を用いた自己位置及び周囲地図を推定精度の低下を抑制することができる。その結果、移動体100は、自己位置及び周囲地図の推定精度を向上させることができるので、飛翔体の安全性の向上に貢献することができる。このような効果は、自律移動可能な車両、ロボット等でも同様に得ることができる。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
100 移動体
110 本体
121 通信部
122 撮影制御部
123 動力制御部
124 LiDAR(センサ)
125 ジンバル(支持部)
126 IMU
127 記憶部
127a 制御プログラム
127b 制御用データ
127c 自己位置データ
127d 点群データ
128 制御ユニット
128a 姿勢取得部
128b 点群取得部
128c 慣性取得部
128d 推定部
128e 尤度特定部
128f 決定部
128g 支持制御部

Claims (7)

  1. レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、
    前記センサを用いて移動体の自己位置及び周囲地図を推定する推定部と、
    前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、
    前記推定部の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御する支持制御部と、
    を備える移動体。
  2. 請求項1に記載の移動体において、
    自己位置推定の尤度に基づいて、前記照射方向を傾ける方向を決定する決定部をさらに備え、
    前記支持制御部は、前記センサの前記照射方向が前記傾ける方向となるように前記支持部を制御する、移動体。
  3. 請求項2に記載の移動体において、
    前記決定部は、前記自己位置推定の誤差方向に基づいて、前記傾ける方向を決定する、移動体。
  4. 請求項3に記載の移動体において、
    前記決定部は、前記周囲地図が示す特徴領域の方向に基づいて前記傾ける方向を決定する、移動体。
  5. 請求項4に記載の移動体において、
    前記移動体は、飛翔体である、移動体。
  6. レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、を備える移動体の制御方法であって、
    前記センサを用いて前記移動体の自己位置及び周囲地図を推定すること、
    前記自己位置及び前記周囲地図の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御すること、
    を含む制御方法。
  7. レーザ光線を照射して反射した反射光に基づいて距離を測定するセンサと、前記レーザ光線の照射方向を変更可能なように前記センサを支持する支持部と、を備える移動体の制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記センサを用いて前記移動体の自己位置及び周囲地図を推定させ、
    前記自己位置及び前記周囲地図の推定精度の低下を抑える方向へ前記レーザ光線の前記照射方向を能動的に傾けるように、前記支持部を制御させる、制御プログラム。
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