JP2022101043A - Tape cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジに関するものである。 The present invention relates to a tape cartridge mounted on a tape printing apparatus.
従来、特許文献1が開示するように、ラベルテープと、ラベルテープを送るプラテンローラーと、ラベルテープおよびプラテンローラーを収容したカートリッジケースとを備えたテープカートリッジが知られている。ラベルテープは、テープ本体と、テープ本体の第1辺部から第1方向に突出した検出対象部とを備えている。検出対象部は、装置本体に備えられた光センサーにより検出される。
Conventionally, as disclosed in
従来のテープカートリッジにおいて、プラテンローラーの周面に沿ってラベルテープが湾曲した位置で、検出対象部の第1方向の端部である検出先端部と接触する接触部を備えた場合に、検出先端部が接触部と接触することで、検出対象部がプラテンローラーとカートリッジケースとの間に入り込むようにして折れ曲がるおそれがある。 In the conventional tape cartridge, when the label tape is curved along the peripheral surface of the platen roller and has a contact portion that comes into contact with the detection tip portion, which is the end portion in the first direction of the detection target portion, the detection tip is provided. When the portion comes into contact with the contact portion, the detection target portion may be bent so as to enter between the platen roller and the cartridge case.
本発明のテープカートリッジは、サーマルヘッドと、検出部と、を備えたテープ印刷装置に装着されるテープカートリッジであって、テープ本体と、テープ本体においてテープ本体の幅方向の一方である第1方向に位置する第1辺部から第1方向に突出し、検出部により検出される検出凸部と、を有するテープ状部材と、サーマルヘッドとの間でテープ状部材を挟持するプラテンローラーと、テープ状部材およびプラテンローラーを収容したカートリッジケースと、を備え、カートリッジケースは、プラテンローラーの周面に沿ってテープ状部材が湾曲した位置において、検出凸部の第1方向の端部である検出先端部と接触する接触部、を有し、プラテンローラーは、テープ本体と接触するローラー本体と、ローラー本体に対して第1方向に設けられ、ローラー本体よりも外径が小さい小径部と、小径部に対して第1方向に設けられ、カートリッジケースと係合した軸係合部と、を含むローラー軸と、小径部の径方向外側に設けられた円環状部材と、を有する。 The tape cartridge of the present invention is a tape cartridge mounted on a tape printing apparatus including a thermal head and a detection unit, and is a tape main body and a first direction which is one of the width directions of the tape main body in the tape main body. A platen roller having a detection convex portion that protrudes in the first direction from the first side portion located at the position of the platen and is detected by the detection portion, a platen roller that sandwiches the tape-like member between the thermal head, and a tape-like portion. A cartridge case containing the member and the platen roller is provided, and the cartridge case is a detection tip portion which is an end portion of the detection convex portion in the first direction at a position where the tape-shaped member is curved along the peripheral surface of the platen roller. The platen roller has a contact portion that comes into contact with the tape body, and the platen roller is provided in the roller body that contacts the tape body and the small diameter portion that is provided in the first direction with respect to the roller body and has an outer diameter smaller than that of the roller body. On the other hand, it has a shaft engaging portion provided in the first direction and engaged with the cartridge case, a roller shaft including the roller shaft, and an annular member provided on the radially outer side of the small diameter portion.
以下、添付の図面を参照して、テープカートリッジの一実施形態であるテープカートリッジ101について説明する。テープカートリッジ101は、テープ印刷装置1に着脱可能に装着される。なお、以下では、各図に示したXYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
Hereinafter, the
[テープカートリッジ]
図1および図2に示すように、テープカートリッジ101は、プラテンローラー103と、テープコア105と、繰出しコア107と、巻取りコア109と、これらを収容したカートリッジケース111とを備えている。
[Tape cartridge]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
テープコア105には、テープ状部材113が巻回されている。テープコア105にテープ状部材113が巻回されたものを、テープロール115という。なお、テープ状部材113の両面のうち、テープロール115において外側となる面を、第1テープ面113aといい、テープロール115において内側となる面を、第2テープ面113bという(図10参照)。
A tape-
繰出しコア107には、インクリボン117が巻回されている。繰出しコア107から繰り出されたインクリボン117は、巻取りコア109に巻き取られる。プラテンローラー103は、テープ印刷装置1に備えられたサーマルヘッド13(図4参照)との間で挟持したテープ状部材113およびインクリボン117を送る。カートリッジケース111には、サーマルヘッド13およびヘッドカバー15が挿通するヘッド挿通孔119が、Z方向に貫通して設けられている。カートリッジケース111の-X方向の面には、カートリッジ側テープ排出口121が設けられている。カートリッジ側テープ排出口121からは、テープロール115から繰り出されたテープ状部材113が排出される。また、カートリッジケース111の+Z方向の面には、プラテンローラー103の近傍に位置して、検出開口123が設けられている。検出開口123は、テープ印刷装置1に備えられた検出部11(図4参照)が位置する箇所である。
An
[テープ状部材]
図3に示すように、テープ状部材113は、複数のラベル部125と、台紙テープ127とを備えている。
[Tape-like member]
As shown in FIG. 3, the tape-
複数のラベル部125は、X方向すなわちテープ状部材113の長さ方向に略等間隔に並ぶように、台紙テープ127の第1テープ面113aに剥離可能に貼付されている。ラベル部125には、テープ印刷装置1により印刷画像が印刷される。なお、ラベル部125の形状は、角丸四角形であるが、これに限定されず、例えば、円形でもよく、楕円形でもよいし、多角形や、これらを組み合わせた形状でもよい。
The plurality of
台紙テープ127は、テープ本体129と、複数の検出凸部131とを備えている。
The
テープ本体129は、帯状に形成されている。テープ本体129においてテープ本体129の幅方向すなわちテープ状部材113の幅方向に位置する両辺部のうち、+Z方向に位置する辺部を第1辺部133といい、-Z方向に位置する辺部を第2辺部135という。複数のラベル部125は、台紙テープ127のうち、テープ本体129に貼付されている。
The
検出凸部131は、第1辺部133から+Z方向に突出している。検出凸部131は、テープ状部材113の長さ方向に長い略長方形状に形成されている。複数の検出凸部131は、テープ状部材113の長さ方向に略等間隔に並ぶように、設けられている。検出凸部131は、検出部11により検出される部位であり、ラベル部125と一対一に対応している。すなわち、検出凸部131は、テープ状部材113の長さ方向において、対応するラベル部125に対し、所定の位置に設けられている。テープ印刷装置1は、検出凸部131の検出結果に基づいて、検出した検出凸部131に対応するラベル部125に対し、印刷画像を印刷する。
The detection convex
なお、検出凸部131の+Z方向の端部を、検出先端部137という。また、テープ状部材113の-X方向の端部を、第1検出対象部139といい、テープ状部材113の+X方向の端部を、第2検出対象部141という。すなわち、テープ状部材113の長さ方向における検出凸部131の両端部のうち、テープ状部材113の繰出し先端部に近い方の端部を、第1検出対象部139といい、テープ状部材113の繰出し先端部から遠い方の端部を、第2検出対象部141という。
The end portion of the detection convex
テープ状部材113の幅方向におけるテープ状部材113の寸法である第1テープ寸法L1は、特に限定されないが、例えば54mmである。テープ状部材113の幅方向におけるテープ本体129の寸法である第2テープ寸法L2は、特に限定されないが、例えば50mmである。テープ状部材113の幅方向における検出凸部131の寸法である第3テープ寸法L3は、特に限定されないが、例えば4mmである。
The first tape dimension L 1 , which is the dimension of the tape-
[テープ印刷装置]
図4に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5とを備えている。装置ケース3は、略直方体状に形成されている。装置ケース3の+Z方向の面には、カートリッジ装着部7が設けられている。カートリッジ装着部7は、+Z方向が開放された凹状に形成されている。カートリッジ装着部7には、テープカートリッジ101が着脱可能に装着される。
[Tape printing device]
As shown in FIG. 4, the
装置ケース3の-X方向の面には、装置側テープ排出口9が設けられている。装置側テープ排出口9からは、カートリッジ装着部7に装着されたテープカートリッジ101から繰り出されたテープ状部材113が排出される。
A device-side
装着部カバー5は、装置ケース3の+Y方向の端部に回動可能に取り付けられており、カートリッジ装着部7を開閉する。装着部カバー5の内面には、検出部11が設けられている。検出部11は、カートリッジ装着部7にテープカートリッジ101が装着され、装着部カバー5が閉められると、カートリッジケース111の検出開口123に進入し、検出開口123から露出した検出凸部131を検出する。検出部11としては、例えば、発光素子と受光素子とを備えたフォトインターラプターを用いることができる。
The mounting
カートリッジ装着部7には、サーマルヘッド13と、ヘッドカバー15とが設けられている。サーマルヘッド13は、発熱素子(図示省略)を備え、テープ状部材113のラベル部125に印刷を行う。ヘッドカバー15は、サーマルヘッド13を部分的に覆っている。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部7に装着されると、ヘッド挿通孔119にサーマルヘッド13およびヘッドカバー15が挿入される。また、カートリッジ装着部7の底面からは、プラテン軸17と、繰出し軸19と、巻取り軸21とが、+Z方向に突出している。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部7に装着されると、プラテン軸17、繰出し軸19および巻取り軸21が、それぞれ、プラテンローラー103、繰出しコア107および巻取りコア109に挿入される。これにより、図示省略した送りモーターの回転が、プラテンローラー103、繰出しコア107および巻取りコア109に伝達可能となる。
The
カートリッジ装着部7と装置側テープ排出口9との間には、カッター23が設けられている。カッター23は、図示省略したカッターモーターを駆動源として、テープ状部材113を切断する。
A
テープカートリッジ101がカートリッジ装着部7に装着された後、装着部カバー5が閉められると、ヘッド移動機構(図示省略)により、サーマルヘッド13がプラテンローラー103に向かって移動する。これにより、サーマルヘッド13とプラテンローラー103との間に、テープ状部材113およびインクリボン117が挟持される。すなわち、サーマルヘッド13がプラテンローラー103を受けとしてテープ状部材113を加圧する。この状態で、テープ印刷装置1は、テープ印刷装置1への文字等の入力操作により生成された印刷データ、或いはテープ印刷装置1がパソコンなどの外部装置から受信した印刷データ、に基づいて、印刷処理を行う。
When the mounting
すなわち、テープ印刷装置1は、送りモーターによりプラテンローラー103および巻取りコア109を回転させることで、テープ状部材113をテープロール115から繰り出して装置側テープ排出口9に向けて送ると共に、インクリボン117を繰出しコア107から巻取りコア109に送る。このとき、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド13を発熱させることにより、印刷データに基づく印刷画像をラベル部125に印刷する。また、テープ印刷装置1は、カッターモーターによりカッター23を作動させることで、印刷済みのラベル部125の後方すなわち印刷済みのラベル部125に対して+X方向の位置で、台紙テープ127を切断する。なお、テープ印刷装置1は、送りモーターによりプラテンローラー103および繰出しコア107を回転させることで、テープ状部材113をカートリッジケース111内に引き戻すと共に、インクリボン117を繰出しコア107に巻き戻すことも可能である。
That is, the
テープ印刷装置1は、これらの印刷処理を、検出部11による検出凸部131の検出結果に基づいて行う。すなわち、テープ印刷装置1は、検出凸部131の第1検出対象部139を検出した後、テープ状部材113を所定の寸法送った位置から、ラベル部125に対して印刷を開始する。また、テープ印刷装置1は、検出凸部131の第2検出対象部141を検出した後、テープ状部材113を所定の寸法送った位置で、台紙テープ127を切断する。
The
[カートリッジケース]
カートリッジケース111は、第1ケース143と、第2ケース145とを備えている(図1参照)。第1ケース143と第2ケース145とは、分離可能に組み合わされている。テープカートリッジ101は、装着時に、第1ケース143が手前側すなわち+Z方向となり、第2ケース145が奥側すなわち-Z方向となる姿勢で、カートリッジ装着部7に装着される。
[Cartridge case]
The
図5に示すように、第2ケース145は、第2ベース壁部147と、第2ベース壁部147の周縁部から+Z方向に突出した第2周壁部149とを備えている。
As shown in FIG. 5, the
第2周壁部149には、後述する第2ヘッド開口159の-X方向且つ+Y方向の角部近傍に位置して、第2排出口151が設けられている。第2排出口151は、Z方向に長いスリット状に形成されている。
The second
第2ベース壁部147には、第2プラテン係合穴153(図12参照)と、第2繰出しコア係合穴155と、第2巻取りコア係合穴157とが設けられている。第2プラテン係合穴153、第2繰出しコア係合穴155および第2巻取りコア係合穴157には、それぞれ、プラテンローラー103の-Z方向の端部すなわち後述する第2軸係合部233、繰出しコア107の-Z方向の端部および巻取りコア109の-Z方向の端部、が係合している。第2プラテン係合穴153は、テープ状部材113の引込みに伴うプラテンローラー103の引込方向への移動を許容するように、引込方向に長い略長円形に形成されている。なお、引込方向とは、+X方向と+Y方向との間の方向である。また、第2ベース壁部147には、第2ヘッド開口159が設けられている。第2ヘッド開口159は、ヘッド挿通孔119の-Z方向の端部である。
The second
第2ベース壁部147からは、第2テープコア軸163と、リボンガイド壁165と、引込防止部167とが、+Z方向に突出している。
From the second
第2テープコア軸163は、テープコア105に挿入される。リボンガイド壁165は、第2ヘッド開口159の縁部に設けられている。リボンガイド壁165は、繰出しコア107からプラテンローラー103へ送られるインクリボン117の送りをガイドする。
The second
引込防止部167は、プラテンローラー103に対して、テープ状部材113を挟んで+X方向に位置している。引込防止部167は、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部7に装着されていない状態で、テープ状部材113がカートリッジケース111内に引き込まれたときに、テープ状部材113の引込みに伴って引込方向に移動したプラテンローラー103との間で、テープ状部材113を挟持する。これにより、テープ状部材113の先端が、カートリッジケース111内に引き込まれることを抑制することができる。
The pull-in
図6および図7に示すように、第1ケース143は、第1ベース壁部173と、第1ベース壁部173の周縁部から-Z方向に突出した第1周壁部175とを備えている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
第1周壁部175には、後述する第1ヘッド開口185の-X方向且つ+Y方向の角部近傍に位置して、第1排出口177が設けられている。第1排出口177は、Z方向に長いスリット状に形成されている。第1排出口177は、第2排出口151と合致して、カートリッジ側テープ排出口121を構成している。
The first
第1ベース壁部173には、第1プラテン係合穴179と、第1繰出しコア係合凸部181と、第1巻取りコア係合穴183とが設けられている。第1プラテン係合穴179、第1繰出しコア係合凸部181および第1巻取りコア係合穴183には、それぞれ、プラテンローラー103の+Z方向の端部すなわち後述する第1軸係合部231、繰出しコア107の+Z方向の端部および巻取りコア109の+Z方向の端部、が係合している。第1プラテン係合穴179は、第2プラテン係合穴153と同様に、テープ状部材113の引込みに伴うプラテンローラー103の引込方向への移動を許容するように、引込方向に長い略長円形に形成されている。また、第1ベース壁部173には、第1ヘッド開口185が設けられている。第1ヘッド開口185は、ヘッド挿通孔119の+Z方向の端部である。
The first
さらに、第1ベース壁部173には、第1プラテン係合穴179に対して+X方向に位置して、上記の検出開口123が設けられている。
Further, the first
ここで、第1ベース壁部173のうち、検出開口123と第1排出口177との間の部位を、中間部位187という。中間部位187は、第1プラテン係合穴179と第1ヘッド開口185との間の部位でもある。中間部位187の内面、すなわち-Z方向の面は、接触部189として機能する。
Here, in the first
接触部189は、テープ状部材113がテープロール115からカートリッジ側テープ排出口121へ送られるときに、検出凸部131の検出先端部137と接触する(図12参照)。検出先端部137が接触部189と接触することで、テープ状部材113が+Z方向へ斜行或いは蛇行することが抑制される。
The
接触部189は、傾斜部191と、平坦部193とを備えている。傾斜部191は、接触部189の+X方向の端部に設けられており、検出開口123の縁部に相当する。傾斜部191は、傾斜部191の-X方向の端部が、傾斜部191の+X方向の端部に比べ、-Z方向に位置するように、傾斜している。傾斜部191は、テープ状部材113がテープロール115からカートリッジ側テープ排出口121へ送られるときに、検出開口123を通過した検出凸部131を平坦部193へガイドする。これにより、検出開口123を通過した検出凸部131が、検出開口123の+X方向の縁部に引っ掛かることが抑制される。平坦部193は、傾斜部191と第1排出口177との間に設けられ、XY平面に平行な平面状に形成されている。傾斜部191から平坦部193へ送られた検出凸部131は、検出先端部137が平坦部193と接触した状態で、カートリッジ側テープ排出口121へ送られる。
The
なお、第1ベース壁部173の内面すなわち-Z方向の面において、接触部189と第1プラテン係合穴179の周縁部との間には、ケース段部194が設けられている。すなわち、接触部189は、第1プラテン係合穴179の周縁部に比べて、-Z方向に位置している。
A
第1ベース壁部173からは、第1テープコア軸195と、ガイド部197とが、-Z方向に突出している。
From the first
第1テープコア軸195は、テープコア105に挿入される。すなわち、第1テープコア軸195は、上記の第2テープコア軸163と同軸上に設けられている。
The first
ガイド部197は、プラテンローラー103に対して、テープ状部材113を挟んで+X方向に位置している。ガイド部197は、テープロール115とプラテンローラー103との間で、テープ状部材113の送りをガイドする。
The
[プラテンローラー]
図8および図9に示すように、プラテンローラー103は、ローラー軸221と、ローラー本体223と、円環状部材225とを備えている。
[Platen roller]
As shown in FIGS. 8 and 9, the
ローラー軸221は、略円筒状に形成されており、例えば樹脂で構成されている。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部7に装着されると、ローラー軸221内にプラテン軸17が挿入され、ローラー軸221がプラテン軸17と係合する。
The
ローラー軸221は、ローラー取付部227と、小径部229と、第1軸係合部231と、第2軸係合部233とを備えている。
The
ローラー取付部227は、略円筒状に形成されている。ローラー取付部227の径方向外側には、ローラー本体223が取り付けられている。
The
小径部229は、ローラー取付部227に対して+Z方向に設けられている。すなわち、小径部229は、ローラー本体223と第1ベース壁部173との間に設けられている。小径部229は、ローラー本体223よりも外径が小さい略短円筒状に形成されている。小径部229の径方向外側には、円環状部材225が取り付けられている。
The
第1軸係合部231は、小径部229に対して+Z方向に設けられている。第1軸係合部231は、小径部229よりも外径が小さい略短円筒状に形成されている。第1軸係合部231は、第1プラテン係合穴179と係合している。
The first
第2軸係合部233は、ローラー取付部227に対して-Z方向に設けられている。第2軸係合部233は、ローラー取付部227よりも外径が小さい略短円筒状に形成されている。第2軸係合部233は、第2プラテン係合穴153と係合している。
The second
ローラー本体223は、略円筒状に形成されており、ゴム等の弾性材料で構成されている。ローラー本体223は、台紙テープ127のうち、テープ本体129と接触する。ローラー本体223は、ローラー取付部227の径方向外側に取り付けられている。ローラー本体223は、ローラー取付部227をローラー本体223内に圧入するようにして、ローラー取付部227に取り付けられる。このため、ローラー本体223は、ローラー軸221と一体に回転可能である。なお、Z方向におけるローラー本体223の寸法であるローラー寸法L4は、Z方向におけるテープ本体129の寸法である上記の第2テープ寸法L2と略等しく、例えば50mmである。
The
円環状部材225は、略短円筒状に形成されており、例えば樹脂で構成されている。円環状部材225は、Z方向において、台紙テープ127のうち、検出凸部131と対応する位置に設けられている(図12参照)。円環状部材225は、詳細は後述するが、検出凸部131がローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むことを阻止する。円環状部材225は、ローラー本体223と第1ベース壁部173との間で、小径部229の径方向外側に取り付けられている(図10参照)。円環状部材225は、小径部229を円環状部材225内に圧入するようにして、小径部229に取り付けられる。このため、円環状部材225は、ローラー軸221と一体に回転可能である。なお、Z方向における円環状部材225の寸法である円環寸法L5は、Z方向における検出凸部131の寸法である上記の第3テープ寸法L3と略等しく、例えば4mmである。
The
円環状部材225の+Z方向の端部であるローラー端部235は、検出凸部131の+Z方向の端部である検出先端部137よりも、+Z方向に位置している(図11参照)。なお、サーマルヘッド13の+Z方向の端部は、円環状部材225の-Z方向の端部と、円環状部材225の+Z方向の端部すなわちローラー端部235と、の間に位置している。
The
図10に示すように、テープ状部材113は、+Z方向から見たときに、テープロール115とカートリッジ側テープ排出口121との間において、略「S」字状に湾曲する。すなわち、テープ状部材113は、ガイド部197の周面に沿って、第2テープ面113bが凸となって湾曲する。また、テープ状部材113は、プラテンローラー103の周面に沿って、第1テープ面113aが凸となって湾曲する。
As shown in FIG. 10, the tape-shaped
ここで、上記の接触部189は、プラテンローラー103の周面に沿ってテープ状部材113が湾曲した位置において、検出先端部137と接触する(図12参照)。すなわち、検出凸部131は、プラテンローラー103を通過するときに、プラテンローラー103の周面に沿って湾曲した状態で、その先端部である検出先端部137が接触部189と接触する。
Here, the
本実施形態とは異なり、小径部229の径方向外側に円環状部材225が設けられていない構成では、検出先端部137が接触部189と接触したときに、検出凸部131に対してテープ状部材113の幅方向の荷重が加わる。そのため、プラテンローラー103の周面に沿って湾曲した検出凸部131が、湾曲の内側となる小径部229に向かって、すなわちローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むようにして、折れ曲がるおそれがある。検出凸部131が折れ曲がると、折れ曲がった検出凸部131がカートリッジ側テープ排出口121の縁部に引っ掛かり、テープ状部材113がカートリッジ側テープ排出口121から排出されない、などの不具合が生じる。
Unlike the present embodiment, in the configuration in which the
これに対し、本実施形態では、ローラー本体223と第1ベース壁部173との間に位置する小径部229の径方向外側に円環状部材225が設けられていることで、検出先端部137が接触部189と接触したときに、検出凸部131が、小径部229に向かって、すなわちローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むようにして、折れ曲がることが抑制される。すなわち、小径部229の径方向外側に設けられた円環状部材225が、検出凸部131がローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むようにして折れ曲がることを阻止する。したがって、検出凸部131がカートリッジ側テープ排出口121の縁部に引っ掛かることを抑制することができる。
On the other hand, in the present embodiment, the
円環状部材225の外径は、ローラー本体223の外径よりも小さい。すなわち、ローラー本体223の外径を、ローラー外径D、円環状部材225の外径を、円環外径dとすると、円環外径dは、ローラー外径Dよりも小さい。より具体的には、ローラー外径Dから円環外径dを引いた差分である直径差(D-d)は、0.8mm以上1.5mm以下であることが好ましい。直径差(D-d)が0.8mm以上あることで、サーマルヘッド13がローラー本体223を受けとしてテープ状部材113を加圧したときに、ローラー本体223が弾性変形したとしても、サーマルヘッド13が円環状部材225と接触することを効果的に抑制することができる。そのため、テープ状部材113に対するサーマルヘッド13の加圧力が減少することを抑制することができ、その結果、ラベル部125に印刷された印刷画像の印刷濃度が低下することを抑制することができる。また、直径差(D-d)が1.5mm以下であることで、検出凸部131がローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むようにして折れ曲がることを効果的に抑制することができる。
The outer diameter of the
ローラー本体223と円環状部材225との間には、隙間が設けられている(図9参照)。すなわち、ローラー本体223と円環状部材225とは、接触していない。このため、サーマルヘッド13がローラー本体223を受けとしてテープ状部材113を加圧したときに、ローラー本体223が+Z方向へ弾性変形することができる。すなわち、ローラー本体223に対して+Z方向に設けられた円環状部材225が、ローラー本体223の+Z方向への弾性変形を妨げてしまうことを抑制することができる。これにより、サーマルヘッド13がローラー本体223を受けとしてテープ状部材113を適切に加圧することができる。
A gap is provided between the
円環状部材225は、上述したように、ローラー本体223と共に、ローラー軸221と一体に回転可能である。すなわち、円環状部材225は、ローラー本体223と一体に回転可能である。これにより、テープ状部材113が送られるとき、すなわちローラー本体223が回転するときに、検出凸部131が円環状部材225と接触したとしても、円環状部材225も接触しているため、その接触により検出凸部131が折れ曲がることを抑制することができる。
As described above, the
以上のように、本実施形態のテープカートリッジ101によれば、ローラー本体223と第1ベース壁部173との間に位置する小径部229の径方向外側に円環状部材225が設けられていることで、検出凸部131がローラー本体223と第1ベース壁部173との間に入り込むようにして折れ曲がることを抑制することができる。
As described above, according to the
[その他の変形例]
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。また、実施形態や変形例を、それぞれ組み合わせた構成でもよい。
[Other variants]
Needless to say, the present invention is not limited to the above embodiment, and various configurations can be adopted without departing from the spirit. For example, the above embodiment can be changed to the following form in addition to the above. Further, the configuration may be a combination of embodiments and modifications.
円環状部材225は、ローラー本体223と別体に形成された構成に限定されず、ローラー本体223と一体に形成された構成でもよい。
The
円環状部材225は、ローラー本体223と一体に回転可能な構成に限定されない。すなわち、円環状部材225は、ローラー本体223が回転するときに、回転しない構成でもよい。
The
テープカートリッジ101は、インクリボン117を収納した構成に限定されるものではない。インクリボン117は、例えば、テープカートリッジ101とは別のリボンカートリッジに収納された構成でもよい。さらに、テープカートリッジ101は、テープ状部材113として例えば感熱紙を用いることで、インクリボン117を用いずにテープ状部材113に印刷可能とした構成でもよい。
The
[付記]
以下、テープカートリッジについて付記する。
テープカートリッジは、サーマルヘッドと、検出部と、を備えたテープ印刷装置に装着されるテープカートリッジであって、テープ本体と、テープ本体においてテープ本体の幅方向の一方である第1方向に位置する第1辺部から第1方向に突出し、検出部により検出される検出凸部と、を有するテープ状部材と、サーマルヘッドとの間でテープ状部材を挟持するプラテンローラーと、テープ状部材およびプラテンローラーを収容したカートリッジケースと、を備え、カートリッジケースは、プラテンローラーの周面に沿ってテープ状部材が湾曲した位置において、検出凸部の第1方向の端部である検出先端部と接触する接触部、を有し、プラテンローラーは、テープ本体と接触するローラー本体と、ローラー本体に対して第1方向に設けられ、ローラー本体よりも外径が小さい小径部と、小径部に対して第1方向に設けられ、カートリッジケースと係合した軸係合部と、を含むローラー軸と、小径部の径方向外側に設けられた円環状部材と、を有する。
[Additional Notes]
The tape cartridge will be described below.
The tape cartridge is a tape cartridge mounted on a tape printing device including a thermal head and a detection unit, and is located in the tape body and the first direction of the tape body, which is one of the width directions of the tape body. A platen roller that projects from the first side portion in the first direction and has a detection convex portion that is detected by the detection unit, a platen roller that sandwiches the tape-like member between the thermal head, a tape-like member, and a platen. A cartridge case containing a roller is provided, and the cartridge case comes into contact with a detection tip portion, which is an end portion of the detection convex portion in the first direction, at a position where the tape-shaped member is curved along the peripheral surface of the platen roller. The platen roller has a contact portion, and the platen roller is provided in the first direction with respect to the roller main body in contact with the tape main body, a small diameter portion having an outer diameter smaller than that of the roller main body, and a small diameter portion with respect to the small diameter portion. It has a shaft engaging portion provided in one direction and engaged with the cartridge case, a roller shaft including the roller shaft, and an annular member provided on the radially outer side of the small diameter portion.
この構成によれば、ローラー本体とカートリッジケースとの間に位置する小径部の径方向外側に円環状部材が設けられていることで、検出凸部がローラー本体とカートリッジケースとの間に入り込むようにして折れ曲がることを抑制することができる。 According to this configuration, the annular member is provided on the radial outer side of the small diameter portion located between the roller main body and the cartridge case, so that the detection convex portion enters between the roller main body and the cartridge case. It is possible to prevent bending.
この場合、円環状部材の外径は、ローラー本体の外径よりも小さいことが好ましい。 In this case, the outer diameter of the annular member is preferably smaller than the outer diameter of the roller body.
この構成によれば、サーマルヘッドがローラー本体を受けとしてテープ状部材を加圧したときに、サーマルヘッドが円環状部材と接触することを抑制することができる。これにより、テープ状部材に対するサーマルヘッドの加圧力が減少することを抑制することができ、その結果、テープ状部材に印刷された印刷画像の印刷濃度が低下することを抑制することができる。 According to this configuration, when the thermal head receives the roller body and pressurizes the tape-shaped member, it is possible to prevent the thermal head from coming into contact with the annular member. As a result, it is possible to suppress a decrease in the pressing force of the thermal head on the tape-shaped member, and as a result, it is possible to suppress a decrease in the print density of the printed image printed on the tape-shaped member.
この場合、ローラー本体の直径から円環状部材の直径を引いた差分である直径差は、0.8mm以上1.5mm以下であることが好ましい。 In this case, the diameter difference, which is the difference obtained by subtracting the diameter of the annular member from the diameter of the roller body, is preferably 0.8 mm or more and 1.5 mm or less.
この構成によれば、直径差が0.8mm以上であることで、サーマルヘッドがローラー本体を受けとしてテープ状部材を加圧したときに、サーマルヘッドが円環状部材と接触することを効果的に抑制することができる。また、直径差が1.5mm以下であることで、検出凸部がローラー本体とカートリッジケースとの間に入り込むようにして折れ曲がることを効果的に抑制することができる。 According to this configuration, when the diameter difference is 0.8 mm or more, when the thermal head receives the roller body and pressurizes the tape-shaped member, the thermal head effectively contacts the annular member. It can be suppressed. Further, when the diameter difference is 1.5 mm or less, it is possible to effectively suppress the detection convex portion from being bent so as to enter between the roller main body and the cartridge case.
この場合、ローラー本体と円環状部材との間には、隙間が設けられていることが好ましい。 In this case, it is preferable that a gap is provided between the roller body and the annular member.
この構成によれば、サーマルヘッドがローラー本体を受けとしてテープ状部材を加圧したときに、ローラー本体が第1方向へ変形することができる。これにより、サーマルヘッドがローラー本体を受けとしてテープ状部材を適切に加圧することができる。 According to this configuration, when the thermal head receives the roller body and pressurizes the tape-shaped member, the roller body can be deformed in the first direction. As a result, the thermal head can receive the roller body and appropriately pressurize the tape-shaped member.
この場合、円環状部材は、ローラー本体と一体に回転可能であることが好ましい。 In this case, it is preferable that the annular member can rotate integrally with the roller body.
この構成によれば、テープ状部材が送られるとき、すなわちローラー本体が回転するときに、検出凸部が円環状部材と接触したとしても、円環状部材も回転しているため、その接触により検出凸部が折れ曲がることを抑制することができる。 According to this configuration, even if the detection convex portion comes into contact with the annular member when the tape-shaped member is fed, that is, when the roller body rotates, the annular member also rotates, so that the contact is detected. It is possible to prevent the convex portion from bending.
1…テープ印刷装置、11…検出部、13…サーマルヘッド、101…テープカートリッジ、103…プラテンローラー、111…カートリッジケース、113…テープ状部材、129…テープ本体、131…検出凸部、137…検出先端部、189…接触部、221…ローラー軸、223…ローラー本体、225…円環状部材、229…小径部、231…第1軸係合部、D…ローラー外径、d…円環外径。 1 ... Tape printing device, 11 ... Detection unit, 13 ... Thermal head, 101 ... Tape cartridge, 103 ... Platen roller, 111 ... Cartridge case, 113 ... Tape-like member, 129 ... Tape body, 131 ... Detection convex part, 137 ... Detection tip part, 189 ... contact part, 221 ... roller shaft, 223 ... roller body, 225 ... annular member, 229 ... small diameter part, 231 ... first shaft engaging part, D ... roller outer diameter, d ... outer ring Diameter.
Claims (5)
テープ本体と、前記テープ本体において前記テープ本体の幅方向の一方である第1方向に位置する第1辺部から前記第1方向に突出し、前記検出部により検出される検出凸部と、を有するテープ状部材と、
前記サーマルヘッドとの間で前記テープ状部材を挟持するプラテンローラーと、
前記テープ状部材および前記プラテンローラーを収容したカートリッジケースと、を備え、
前記カートリッジケースは、前記プラテンローラーの周面に沿って前記テープ状部材が湾曲した位置において、前記検出凸部の前記第1方向の端部である検出先端部と接触する接触部、を有し、
前記プラテンローラーは、
前記テープ本体と接触するローラー本体と、
前記ローラー本体に対して前記第1方向に設けられ、前記ローラー本体よりも外径が小さい小径部と、前記小径部に対して前記第1方向に設けられ、前記カートリッジケースと係合した軸係合部と、を含むローラー軸と、
前記小径部の径方向外側に設けられた円環状部材と、
を有することを特徴とするテープカートリッジ。 A tape cartridge mounted on a tape printing apparatus equipped with a thermal head and a detection unit.
It has a tape main body and a detection convex portion that protrudes in the first direction from a first side portion located in the first direction, which is one of the width directions of the tape main body, and is detected by the detection portion. With tape-shaped members,
A platen roller that sandwiches the tape-shaped member between the thermal head and the platen roller,
A cartridge case containing the tape-shaped member and the platen roller is provided.
The cartridge case has a contact portion that comes into contact with a detection tip portion that is an end portion of the detection convex portion in the first direction at a position where the tape-shaped member is curved along the peripheral surface of the platen roller. ,
The platen roller is
The roller body that comes into contact with the tape body and
A small diameter portion provided in the first direction with respect to the roller body and having an outer diameter smaller than that of the roller body, and a shaft engagement provided in the first direction with respect to the small diameter portion and engaged with the cartridge case. With the joint, including the roller shaft,
An annular member provided on the radial outer side of the small diameter portion and
A tape cartridge characterized by having.
Priority Applications (2)
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