JP2022100437A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022100437A
JP2022100437A JP2020214397A JP2020214397A JP2022100437A JP 2022100437 A JP2022100437 A JP 2022100437A JP 2020214397 A JP2020214397 A JP 2020214397A JP 2020214397 A JP2020214397 A JP 2020214397A JP 2022100437 A JP2022100437 A JP 2022100437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
schedule
articles
robot
picking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020214397A
Other languages
English (en)
Inventor
秀隆 小島
Hidetaka Kojima
琢磨 赤木
Takuma Akagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2020214397A priority Critical patent/JP2022100437A/ja
Publication of JP2022100437A publication Critical patent/JP2022100437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ロボット及び係員の手作業による物品処理の効率化を図ることができる情報処理装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、取得部、生成部、及び出力部を備える。前記取得部は、形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得する。前記生成部は、前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する。前記出力部は、前記物品処理スケジュールを出力する。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システムに関する。
近年、物流の配送拠点では荷物等の物品の取扱量が増加しており、物品の区分又は搬送に関する様々な効率化が図られている。その一つとして、人手を介さず物品を搬送する自動搬送車及び物品をピッキングするピッキングロボット等の導入が進められている。例えば、自動搬送車は、物品を収容した棚の下に潜り込み、棚を持ち上げて、棚とともに物品を目的位置へ搬送し、ピッキングロボットは、搬送される棚から物品をピッキングする。
特開2019-137543号公報
例えば、配送拠点では、形状の異なる様々な物品がピッキングされる。これら物品には、その形状や重量等により、ロボット処理に適合する物品(以下、適合物品)だけでなく、ロボット処理に適合しない物品(以下、不適合物品)も含まれる。不適合物品は、係員の手作業に託される。即ち、配送拠点では、ロボット処理と係員の手作業が混在する。係員の配置には人件費等が発生するため、係員の配置を抑制したいという要望もあるが、係員配置をゼロにすることは難しい。また、係員を配置した場合には、係員を活用したいという要望もある。
本発明の目的は、ロボット及び係員の手作業による物品処理の効率化を図ることができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システムを提供することである。
実施形態に係る情報処理装置は、取得部、生成部、及び出力部を備える。前記取得部は、形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得する。前記生成部は、前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する。前記出力部は、前記物品処理スケジュールを出力する。
図1は、実施形態に係る制御システムの適用例を示す図である。 図2は、実施形態に係る制御システムの一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るスケジュール管理装置の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係るピッキングロボット制御装置の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係るAGV制御装置の一例を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係るAGVの一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係るピッキングロボットの一例を示すブロック図である。 図8は、実施形態に係る制御システムによる情報処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る表示装置に表示される物品処理スケジュールの第1の表示例を示す図である。 図10は、実施形態に係る表示装置に表示される物品処理スケジュールの第2の表示例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る制御システムの適用例を示す図である。
図1に示すように、制御システムは、例えば、各種物品を保管する倉庫等に適用可能であり、複数のピッキングステーション(ピッキングエリア)P1~P4、複数の搬送車7、複数のAGV棚8、ピッキングロボット11、及び表示装置12等を備える。なお、本実施形態では、搬送車7をAGV(automated guided vehicle)7と表記する。
例えば、全てのピッキングステーションP1~P4には、ピッキングロボット11及び表示装置12が設置される。この場合、全てのピッキングステーションP1~P4において、ピッキングロボット11を稼働しピッキングロボット11により物品を処理することもできるし、ピッキングロボット11の稼働を停止して係員13を配置し係員13が物品を処理することもできる。係員13は、表示装置12に表示される物品処理スケジュール等を目視確認して物品を処理することができる。なお、表示装置12は、係員13に割り当てられた無線通信端末であってもよい。
また、全てピッキングステーションP1~P4に表示装置12を設置し、一部のピッキングステーションにピッキングロボット11を設置するようにしてもよい。この場合、ピッキングロボット11が設置されていないピッキングステーションは、係員13用のピッキングステーションとして利用される。なお、ピッキングロボット11が設置されているピッキングステーションは、ピッキングロボット11用及び係員13用の何れのピッキングステーションとしても利用可能である。
なお、制御システムは、複数のカメラを備えてもよい。また、複数のカメラのうちの1又は数台を固定式カメラとし、残りを移動式カメラとしてもよい。固定式カメラは、例えば天井、壁面、及びピッキングステーションP1~P4に対する上面と側面等に固定されたカメラであり、倉庫全体及び倉庫内で処理される物品を撮影し、撮影データをリアルタイムに出力する。撮影データは、撮影日時データ(撮影時刻含む)及び撮影画像データを含む。撮影画像データは、静止画データ及び動画データである。また、固定式カメラは、上位管理装置1からの撮影制御信号に基づき上下左右に回動してもよい。固定式カメラが、上下左右に回動することにより、広範囲に倉庫内を監視することができる。
AGV7は、AGV制御装置からの制御信号に基づき動作する。例えば、AGV7は、指定された位置へ向かって走行し、指定された積み込み位置のAGV棚8を持ち上げて、指定された積み降ろし位置へ向かって走行し、指定された積み降ろし位置でAGV棚8を降ろす。或いは、AGV7は、指定された位置へ向かって走行し、指定された積み込み位置で物品が積み込まれ、指定された積み降ろし位置へ向かって走行し、指定された積み降ろし位置で物品が積み降ろされる。
AGV棚8は、物品を収容する棚である。例えば、AGV棚8は、四本の支柱で直立し、棚下の高さは(床面から棚底までの高さ)、AGV7の高さよりも高い。これにより、AGV7は、AGV棚8の棚下に潜り込むことができる。棚下に潜り込んだAGV7は、プッシャーにより床面から支柱の先端が数センチ離れる程度にAGV棚8を持ち上げて、AGV棚8を持ち上げた状態で走行する。このようにしてAGV7は、AGV棚8を搬送する。
また、AGV棚8には、固定式カメラ又は移動式カメラ等で読み取り可能な棚識別情報が貼り付けられている。物品にも、固定式カメラ又は移動式カメラ等で読み取り可能な物品識別情報が貼り付けられている。例えば、棚識別情報及び物品識別情報は、バーコードや二次元コードである。なお、制御システムは、固定式カメラ又は移動式カメラとは別に、これら棚識別情報及び物品識別情報を読み取る複数のリーダを備えてもよい。
ピッキングステーションP1~P4は、AGV7により搬送されたAGV棚8を受け入れる。ピッキングステーションP1~P4で受け入れられたAGV棚8には、物品が収容されており、ピッキングロボット11による物品処理が指定されている場合には、ピッキングロボット11は、AGV棚8に収容された物品を把持(グリップ)してピッキングする。係員13による物品処理が指定されている場合には、配置された係員13は、手作業により、AGV棚8に収容された物品を把持してピッキングする。また、ピッキングステーションP1~P4に対応して設けられる表示装置12は、物品処理スケジュールに加えて、係員13のピッキング作業を支援する情報、例えば処理対象となる物品の画像及び物品識別情報を表示する。係員13は、表示装置12の表示内容を目視確認して、物品をピッキングする。
図2は、実施形態に係る制御システムの一例を示すブロック図である。
図2に示すように、制御システムは、上位管理装置1、スケジュール管理装置(情報処理装置)2、ピッキングロボット制御装置3、AGV制御装置4、スイッチ5、無線LANアクセスポイント6、AGV7、充電ステーション9、ピッキングロボット11、表示装置12、及びピッキングステーションP1~P4を備える。
上位管理装置1は、倉庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)と呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。上位管理装置1は、倉庫内に保管される全ての物品に関する物品管理情報を記憶する。また、上位管理装置1は、倉庫内に配置される全てのAGV棚8に関する棚管理情報を記憶してもよい。例えば、物品管理情報に含まれる1レコードは、物品種別情報、物品識別情報、及び物品特性情報を含む。従って、物品管理情報に基づき、物品種別情報により特定される種別に該当する物品であって、物品識別情報により特定される物品が、どのような特性か特定される。
物品特性情報は、形状の異なる複数の物品に関する情報であり、1以上の特性要素を含む。特性要素は、物品の3サイズ(幅、奥行き、高さ)、3D画像(3D外形データ)、重量、把持ポイント、把持方法(吸着又はピンチ等)、包装状態(簡易包装又は段ボール包装)、属性(壊れ物又は非壊れ物等)、及びロボット処理適否情報等である。物品特性情報は、上位管理装置1から送信される物品管理情報に含まれている。或いは、スケジュール管理装置2が物品特性情報を生成し、データを保持してもよい。物品特性情報の生成については後に詳しく説明する。
上位管理装置1は、物品管理情報を出力する。また、上位管理装置1が、棚管理情報を記憶している場合には、この棚管理情報も出力する。また、上位管理装置1は、外部のオーダシステムから送信されるオーダーリストに基づきピッキングリストを出力する。オーダーリストは、指定日時、及び複数のオーダー物品に対応する物品識別情報を含む。ピッキングリストは、オーダーリストの指定日時で絞り込まれたオーダー物品に対応する物品識別情報を含む。また、上位管理装置1は、ロボットと係員の少なくとも一方の稼働情報を出力する。
稼働情報は、ロボットの台数、ロボットの処理能力、及び係員の勤務スケジュール等の少なくとも一つを含む。例えば、ロボットの処理能力は、基準となる物品(所定サイズ且つ所定重量の物品)を単位時間あたりに処理する能力であり、固定値ではなく可変値でもよい。例えば、ロボットの処理能力は、ある程度の強度を有する物品(段ボール包装又は非壊れ物)の処理に利用される高速モードに対応する第1の処理能力、及びある程度の強度を有さない物品(簡易包装又は壊れ物)の処理に利用される低速モードに対応する第2の処理能力を含む。また、第1の処理能力で指定される把持力(吸着力又はピンチ圧力)は、第2の処理能力で指定される把持力より高い値に設定され、第1の処理能力で指定されるアーム動作速度は、第2の処理能力で指定されるアーム動作速度より速い値に設定される。係員の勤務スケジュールは、係員の人数と各係員の労働時間を含む。
スケジュール管理装置2は、倉庫実行システム(WES:Warehouse Execution System)と呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。スケジュール管理装置2は、上位管理装置1からの物品管理情報及びピッキングリストを取得し、これらを記憶する。また、スケジュール管理装置は、外部装置から提供される棚管理情報、又は上位管理装置1から提供される棚管理情報を記憶する。棚管理情報は、棚識別情報及び棚収容位置情報を記憶し、さらに、棚識別情報が対応付けられた倉庫内のマップデータを含む。棚管理情報に基づき、倉庫内の棚の位置が特定される。また、スケジュール管理装置2は、物品管理情報、棚管理情報、及びピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成し、物品処理スケジュールを出力する。例えば、スケジュール管理装置2は、ロボットと係員の少なくとも一方の稼働情報を取得し、物品管理情報、棚管理情報、ピッキングリスト、及び稼働情報に基づき、物品処理スケジュールを生成する。
例えば、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力に基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する。また、スケジュール管理装置2は、物品管理情報の物品特性情報から得られる適合物品に関する情報に基づき、適合物品のうちロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュールを生成し、係員に処理させる残り物品(不適合物品と適合物品のうち係員に処理させる物品)に関する第2の物品処理スケジュールを生成する。
また、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれる係員の勤務スケジュールに基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する。
さらに、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力及び係員の勤務スケジュールに基づき、単位時間あたりの物品の処理数を最大化する第1及び第2の物品処理スケジュールを生成してもよい。
スケジュール管理装置2は、ピッキングロボットによる物品のピッキングを制御するピッキングロボット制御装置3(第1の制御装置)に対して第1の物品処理スケジュールを出力する。また、スケジュール管理装置2は、AGV7(第1の搬送車)によりロボットのピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、AGV7(第1の搬送車)の搬送を制御するAGV制御装置4(第2の制御装置)に対して第1の物品処理スケジュールを出力する。また、スケジュール管理装置2は、AGV7(第2の搬送車)により係員のピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、AGV7(第2の搬送車)の搬送を制御するAGV制御装置4に対して第2の物品処理スケジュールを出力する。
なお、上記説明では、上位管理装置1から送信される物品管理情報に、物品特性情報が含まれるケースについて説明したが、スケジュール管理装置2が、物品特性情報を生成してもよい。例えば、一部又は全部の特性要素が、手動又は自動でスケジュール管理装置2へ入力され、スケジュール管理装置2は、入力される特性要素に基づき物品特性情報を生成する。
例えば、倉庫内への物品の受け入れ又は検品処理等のタイミングで、係員は、物品をデータ入力装置の所定位置へセットする。データ入力装置は、物品の重量及び3D画像を取得し、3D画像から3サイズ等を取得し、取得された3サイズ、重量、及び3D画像をスケジュール管理装置2へ入力する。また、係員は、3D画像を目視確認し、データ入力装置のGUI(Graphical User Interface)等を介して、把持ポイントの中心点を指定する。データ入力装置は、指定された把持ポイント(中心点)の物品画像上の座標を取得し、また、把持ポイントの数も取得する。同様に、係員は、3D画像を目視確認し、データ入力装置のGUI等を介して、把持方法、包装状態、属性、ロボット処理適否情報等を指定する。データ入力装置は、指定された情報を取得する。データ入力装置は、取得した情報をスケジュール管理装置2へ入力する。或いは、データ入力装置は、3D画像を解析し、解析結果に基づき把持ポイント、把持方法、包装状態、属性、及びロボット処理適否情報等を検出してもよい。
また、物品入庫のタイミング等で、LRF(Laser Range Finder)が物品のサイズを計測し、計測されたサイズをスケジュール管理装置2へ入力するようにしてもよい。また、AGV7が、AGV棚8をピッキングステーションP1等へ搬送し、ピッキングロボット11が、AGV7により搬送されたAGV棚8を対象として物品のピッキングを試行し、試行結果から特性要素を取得し、特性要素をスケジュール管理装置2へ入力するようにしてもよい。例えば、実際のピッキング作業が停止している時間帯に、ピッキングロボット11が、物品のピッキングを試行し、ピッキングに成功した場合と失敗した場合の試行結果に基づきロボット処理適否情報を取得し、ロボット処理適否情報をスケジュール管理装置2へ入力するようにしてもよい。他にも、ピッキングロボット11のアームに重量センサを設け、ピッキングロボット11が、物品のピッキングを試行する中で、物品の重量を測定し、測定された重量をスケジュール管理装置2へ入力するようにしてもよい。
ピッキングロボット制御装置3は、倉庫制御システム(WCS:Warehouse Control System)と呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。ピッキングロボット制御装置3は、ピッキングロボット11に対して、第1の物品処理スケジュールに基づく制御信号を出力し、ピッキングロボット11による物品のピッキングを制御する。
AGV制御装置4も、倉庫制御システムと呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。AGV制御装置4は、AGV7に対して、第1の物品処理スケジュールに基づく制御信号を出力し、AGV7による物品の搬送を制御する。
充電ステーション9は、電力出力部を備え、また、AGV7は、電力入力部及びバッテリーを備える。充電ステーション9は、電力出力部から出力される電力をAGV7へ供給する。AGV7は、電力入力部を介して入力される電力をバッテリーに供給する。例えば、電力出力部の床面からの高さは、AGV7の電力入力部の床面からの高さと同一である。AGV7は、AGV制御装置4からの制御に基づき充電ステーション9の電力出力部に対応する位置まで走行し、電力入力部を電力出力部に接続し、電力供給を受ける。なお、電力入力部と電力出力部の接続は、接触又は非接触の何れでも良い。
無線LANアクセスポイント6は、AGV7、及び充電ステーション9等の通信デバイスとデータを送受信する。また、制御システムが、固定式カメラ及び移動式カメラを備える場合は、これら固定式カメラ及び移動式カメラとデータを送受信する。また、スイッチ5は、受信したデータの宛先を選択して、選択した宛先にデータを送信する。
図3は、実施形態に係るスケジュール管理装置の一例を示すブロック図である。
スケジュール管理装置2は、1又は複数のコンピュータにより構成される。例えば、スケジュール管理装置2は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、補助記憶デバイス24、及び通信インタフェース25を備える。
プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)等であり、物品処理スケジュールの生成に必要な演算等を行うコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、ROM22等に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部211、生成部212、及び出力部213等の各部の機能を実現する。なお、取得部211、生成部212、及び出力部213等は、プロセッサ21がプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。
取得部211は、形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報、棚管理情報、及び複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得する。また、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、及びピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する。出力部213は、物品処理スケジュールを出力する。例えば、出力部213は、通信インタフェース25を介して、表示装置12に対して、物品処理スケジュールを表示するための表示情報を出力する。
ROM22は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM22は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM23は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス24は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス24は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ21での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。例えば、補助記憶デバイス24は、物品管理情報、棚管理情報、及びピッキングリスト等を記憶する。
なお、ROM22に上記のプログラムが記憶された状態で、スケジュール管理装置2が譲渡されてもよいし、上記のプログラムを記憶しない状態で、スケジュール管理装置2が譲渡されてもよい。後者の場合、スケジュール管理装置2は、光ディスク又は半導体メモリのようなリムーバブルな記憶媒体に記憶された上記のプログラムを読み取り、読み取ったプログラムを補助記憶デバイス24へ書き込む。又は、スケジュール管理装置2は、ネットワークなどを介して上記のプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを補助記憶デバイス24へ書き込む。
通信インタフェース25は、上位管理装置1から物品管理情報、棚管理情報、及びピッキングリストを受信する。また、通信インタフェース25は、物品処理スケジュールを外部へ送信する。例えば、通信インタフェース25は、ピッキングロボット制御装置3及びAGV制御装置4に対して、ピッキングロボット11に処理させる物品の第1の物品処理スケジュールを送信する。また、通信インタフェース25は、AGV制御装置4に対して、係員13に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを送信する。さらに、通信インタフェース25は、表示装置12に対して、第1及び第2の物品処理スケジュールを表示するための表示情報を送信する。
図4は、実施形態に係るピッキングロボット制御装置の一例を示すブロック図である。
ピッキングロボット制御装置3は、1又は複数のコンピュータにより構成される。例えば、ピッキングロボット制御装置3は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、補助記憶デバイス34、及び通信インタフェース35を備える。
プロセッサ31は、CPU等であり、ピッキングロボット11の制御に必要な演算等を行うコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ31は、ROM32等に記憶されたプログラムを実行することにより、ピッキングロボット11の制御を実現する。
ROM32は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM32は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM33は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM33は、プロセッサ31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス34は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス34は、プロセッサ31が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ31での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
通信インタフェース35は、スケジュール管理装置2から第1の物品処理スケジュールを受信し、ピッキングロボット11に対して制御信号を送信する。
図5は、実施形態に係るAGV制御装置の一例を示すブロック図である。
AGV制御装置4は、1又は複数のコンピュータにより構成される。例えば、AGV制御装置4は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、及び通信インタフェース45を備える。
プロセッサ41は、CPU等であり、AGV7の制御に必要な演算等を行うコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ41は、ROM42等に記憶されたプログラムを実行することにより、AGV7の制御を実現する。
ROM42は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM42は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM43は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM43は、プロセッサ41が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス44は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス44は、プロセッサ41が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ41での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
通信インタフェース45は、スケジュール管理装置2から第1の物品処理スケジュールを受信し、AGV7に対して制御信号を送信する。
図6は、実施形態に係るAGVの一例を示すブロック図である。
AGV7は、プロセッサ71、ROM72、RAM73、補助記憶デバイス74、通信インタフェース75、駆動部76、センサ77、バッテリー78、充電機構79、及びタイヤ70などを備える。
プロセッサ71は、CPU等であり、加速、減速、停止、方向転換、及びAGV棚8の積み降ろし等の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ71は、AGV制御装置4からの制御信号に基づき、ROM72等に記憶されたプログラムを実行することにより、駆動信号を生成し出力する。
例えば、AGV制御装置4は、AGV7を現在位置から第1の位置(目的のAGV棚8の位置)へ移動させて第1の位置から第2の位置(目的のピッキングステーションP1又はP2の位置)へ移動させて、第2の位置から第1の位置へ移動する(戻る)ための制御信号を送信する。プロセッサ71は、AGV制御装置4から送信される制御信号に応じた駆動信号を出力する。これにより、AGV7は、現在位置から第1の位置へ移動し、第1の位置から第2の位置へ移動し、第2の位置から第1の位置へ移動する。また、プロセッサ71は、AGV制御装置4から送信される制御信号に含まれるAGV棚8の積み降ろし指示に応じた駆動信号を出力する。これにより、AGV7は、プッシャーPUによりAGV棚8を持ち上げたり、持ち上げたAGV棚8を降ろしたりする。
ROM72は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM72は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM73は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM73は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス74は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス74は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ71での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
通信インタフェース75は、AGV制御装置4から制御信号を受信する。
駆動部76は、モータ等であり、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転又は停止する。モータの動力は、タイヤ70に伝達され、また、モータの動力は、操舵機構に伝達される。このようなモータからの動力により、AGV7は、目的位置へ移動する。また、AGV7がAGV棚8下に潜り込んだ状態で、駆動部76は、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転(順回転)し、このモータからの動力によりプッシャーが上昇しAGV棚8が持ち上げられる。また、AGV7が目的位置に到達した後、駆動部76は、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転(逆回転)し、このモータからの動力によりプッシャーが下降しAGV棚8が床面に降ろされる。
センサ77は、複数の反射センサである。各反射センサは、AGV7の周囲に取り付けられる。各反射センサは、レーザ光を照射し、レーザ光を照射してからレーザ光が物体で反射して戻るまでの時間を検出し、検出された時間に基づき物体までの距離を検知し、検知信号をプロセッサ71へ通知する。プロセッサ71は、センサ77からの検知信号に基づき、AGV7の走行を制御する制御信号を出力する。例えば、プロセッサ71は、センサ77からの検知信号に基づき、物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。なお、センサ77以外に、カメラを備え、カメラが、周辺を撮影し撮影画像をプロセッサ71へ出力してもよい。この場合、プロセッサ71は、撮影画像を解析し、物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。
バッテリー78は、駆動部76等に必要な電力を供給する。充電機構79は、充電ステーション9とバッテリー78とを接続する機構であり、バッテリー78は、充電機構79を介して充電ステーション9から供給される電力により充電される。
図7は、実施形態に係るピッキングロボットの一例を示すブロック図である。
ピッキングロボット11は、プロセッサ111、ROM112、RAM113、補助記憶デバイス114、通信インタフェース115、駆動部116、センサ117、バッテリー118、充電機構119、及びアーム110などを備える。
プロセッサ111は、CPU等であり、ピッキングの動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ111は、ピッキングロボット制御装置3からの制御信号に基づき、ROM112等に記憶されたプログラムを実行することにより、駆動信号を生成し出力する。
ROM112は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM112は、プロセッサ111が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM113は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM113は、プロセッサ111が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス114は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス114は、プロセッサ111が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ111での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
通信インタフェース115は、ピッキングロボット制御装置3から制御信号を受信する。
駆動部116は、モータ等であり、プロセッサ111から出力される駆動信号に基づきモータを回転又は停止する。モータの動力により、アーム110などが物品受け取り位置に移動し、物品受け取り位置の物品を把持して、物品受け渡し位置に移動し、物品受け渡し位置に物品を置く。
センサ117は、複数の反射センサである。各反射センサは、ピッキングロボット11の周囲に取り付けられる。各反射センサは、レーザ光を照射し、レーザ光を照射してからレーザ光が物体で反射して戻るまでの時間を検出し、検出された時間に基づき物体までの距離を検知し、検知信号をプロセッサ111へ通知する。プロセッサ111は、センサ117からの検知信号に基づき、アーム110が周囲の物体に衝突しないように、アーム110の移動を制御する制御信号を出力する。
図8は、実施形態に係る制御システムによる情報処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、スケジュール管理装置2の取得部211は、通信インタフェース25を介して、上位管理装置1から送信される物品管理情報及びピッキングリストを取得する(ST1)。さらに、取得部211は、上位管理装置1から送信される棚管理情報を取得したり、稼働情報を取得したりする。
生成部212は、物品管理情報に含まれる物品特性情報に基づき適合物品、及び不適合物品を検出する(ST2)。生成部212は、物品特性情報に対して、ロボット処理適否情報として検出結果を追記する。なお、生成部212は、1つの条件に基づき適合物品を検出してもよいし、複数の条件の組み合わせに基づき適合物品を検出してもよい。
生成部212は、重量を条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、物品特性情報に含まれる物品重量と、稼働情報に含まれるロボットの処理能力が示す許容最大重量とを比較し、物品重量が許容最大重量以下であれば適合物品として検出し、それ以外は不適合物品として検出する。
また、生成部212は、サイズを条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、物品特性情報に含まれる物品サイズ(3サイズの合計)と、稼働情報に含まれるロボットの処理能力が示す許容最大サイズ(3サイズの合計)とを比較し、物品サイズが許容最大サイズ以下であれば適合物品として検出し、それ以外は不適合物品として検出する。
また、生成部212は、把持ポイントを条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、物品特性情報に含まれる物品把持ポイントが1以上のポイント数を示す場合、つまり把持ポイントが検出されている場合に適合物品として検出し、1以上のポイント数を示さない場合、つまり把持ポイントが検出されていない場合に不適合物品として検出する。また、把持ポイントは、各ポイントに対応する物品画像上の座標を含む。ピッキングロボット制御装置3は、スケジュール管理装置2から出力される物品特性情報に含まれる把持ポイントに基づき、把持ポイントの数と位置を認識し、ピッキングロボット11によるピッキングを制御する。
また、生成部212は、把持方法を条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、物品特性情報に含まれる物品把持方法と、稼働情報に含まれるロボットの処理能力が示す許容把持方法とを比較し、物品把持方法が許容把持方法に含まれれば適合物品として検出し、それ以外は不適合物品として検出する。
また、生成部212は、包装状態を条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、物品特性情報に含まれる物品包装状態と、稼働情報に含まれるロボットの処理能力が示す許容包装状態とを比較し、物品包装状態が許容包装状態に含まれれば適合物品として検出し、それ以外は不適合物品として検出する。ロボットの処理能力が示す許容包装状態が、簡易包装及び段ボール包装の両方を含む場合は、物品が簡易包装及び段ボール包装の何れでも、適合物品となる。ロボットの処理能力が示す許容包装状態が、簡易方向を含まず段ボール包装を含む場合は、物品が段ボール包装であれば適合物品となるが、物品が簡易包装であれば不適合物品となる。
また、生成部212は、ロボットの処理能力及び属性を条件として、適合物品を検出する。例えば、生成部212は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力に第1の処理能力が指定されている場合、物品特性情報に含まれる属性が非壊れ物を示す物品を不適合物品として検出する。生成部212は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力に第2の処理能力が指定されている場合、物品特性情報に含まれる属性が非壊れ物を示す物品を適合物品として検出する。
なお、生成部212が、物品特性情報の少なくとも一部を生成してもよい。この場合、生成部212で生成される物品特性情報は、上位管理装置1から送信される物品管理情報に含まれない。例えば、取得部211は、3D計測スタンドと呼ばれる計測器で撮影された3D画像データ(物品識別情報を含む)を取得する。生成部212は、取得された3D画像データを解析し、物品識別情報に対応する解析結果を生成し、解析結果から物品特性情報の少なくとも一部を生成する。生成される物品特性情報は、物品の3サイズ、把持ポイントの数、把持ポイントの位置、把持方法、包装状態、属性等を含む。
また、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、及びピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する(ST3)。又は、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、稼働情報、及びピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する。
例えば、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、ピッキングリスト、及び稼働情報に含まれるロボットの処理能力に基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する(ST3)。さらに、生成部212は、適合物品のうちロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュールを生成し、不適合物品と適合物品のうち係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成するようにしてもよい(ST3)。つまり、第1の物品処理スケジュールは、全ての適合物品に関するスケジュールとは限らず、一部の適合物品に関するスケジュールであってもよい。このように、生成部212は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力を参照することにより、ロボットの処理能力を優先的に活用し、物品を処理するスケジュールを生成することができる。
或いは、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、ピッキングリスト、及び稼働情報に含まれる係員の勤務スケジュールに基づき、第1及び第2の物品処理スケジュールを生成してもよい(ST3)。このように、生成部212は、稼働情報に含まれる係員の勤務スケジュールを参照することにより、係員の処理能力を優先的に活用し、物品を処理するスケジュールを生成することができる。
或いは、生成部212は、物品管理情報、棚管理情報、ピッキングリスト、及び稼働情報に含まれるロボットの処理能力並びに係員の勤務スケジュールに基づき、単位時間あたりの物品の処理数を最大化する第1及び第2の物品処理スケジュールを生成する(ST3)。例えば、1台のピッキングロボット11の処理能力が一人の係員13の処理能力より高い場合、ピッキングロボット11による処理を優先的に割り当て、係員13による処理を最小限に割り当てる。つまり、係員13の処理を不適合物品に限定して割り当て、ピッキングロボット11の処理を全ての適合物品に割り当てる。逆に、一人の係員13の処理能力が1台のピッキングロボット11の処理能力より高い場合、係員13の処理を不適合物品だけでなく適合物品にも拡大して割り当て、ピッキングロボット11の処理を一部の適合物品に限定して割り当てる。
出力部213は、生成された物品処理スケジュールを出力する(ST4)。例えば、出力部213は、通信インタフェース25を介して、ピッキングロボット制御装置3に対して、第1の物品処理スケジュールを出力する(ST4)。また、出力部213は、通信インタフェース25を介して、AGV制御装置4に対して、AGV7(第1の搬送車)によりロボットのピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、第1の物品処理スケジュールを出力する(ST4)。また、出力部213は、通信インタフェース25を介して、AGV制御装置4に対して、AGV7(第2の搬送車)により係員のピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、第2の物品処理スケジュールを出力する(ST4)。さらに、出力部213は、ピッキングステーションP1~P4に対応して設置される表示装置12に対して、第1及び第2の物品処理スケジュールを表示するための表示情報を出力する(ST4)。表示装置12は、表示情報に基づき、第1及び第2の物品処理スケジュールを表示する。さらに、出力部213は、通信インタフェース25を介して、ピッキングロボット制御装置3に対して、物品管理情報を出力するようにしてもよい。物品管理情報は、物品特性情報を含み、物品特性情報は、把持ポイント等を含む。ピッキングロボット制御装置3は、把持ポイント等に基づき、把持ポイントの数と位置を認識し、ピッキングロボット11によるピッキングを制御する。
AGV制御装置4は、第1の物品処理スケジュールを受信し、第1の物品処理スケジュールで指定される物品、即ち、ピッキングロボット11に処理させる物品を収納したAGV棚8をAGV7でピッキングロボット11用に割り当てられたピッキングステーションへ搬送させる。また、AGV制御装置4は、第2の物品処理スケジュールを受信し、第2の物品処理スケジュールで指定される物品、即ち、係員13に処理させる物品を収納したAGV棚8をAGV7で係員13用に割り当てられたピッキングステーションへ搬送させる。
図9は、実施形態に係る表示装置に表示される物品処理スケジュールの第1の表示例を示す図である。図9は、ピッキングロボットによる処理を係員による処理より優先した物品処理スケジュールの表示例である。
例えば、図9に示すように、係員13は、限られた時間の勤務で不適合物品をピッキングし、それ以外は、ピッキングロボット11がフル稼働する。ピッキングロボット11による処理が難しい不適合物品に対応しつつ、人件費を抑制する効果が得られる。
図10は、実施形態に係る表示装置に表示される物品処理スケジュールの第2の表示例を示す図である。図10は、係員による処理をピッキングロボットによる処理より優先した物品処理スケジュールの表示例である。
例えば、係員13の勤務スケジュールが定まっている場合、勤務時間帯には係員13を最大限稼働させ、それ以外の時間帯ではピッキングロボット11を最大限稼働させる。図10に示すように、勤務時間帯(例えば日中)に係員13は不適合物品及び適合物品の一部をピッキングし、それ以外(例えば夜間)は、ピッキングロボット11がフル稼働で適合物品をピッキングする。
なお、上記説明では、上位管理装置1が物品特徴情報を提供するケースと、生成部212が3D画像データ等から物品特徴情報を生成するケースについて説明したが、これらに限定されるものではない。例えば、ピッキングロボット制御装置3は、ピッキングロボット11による所定物品の把持を制御し、所定物品の把持結果を出力する。把持結果は、把持に成功したこと、又は把持に失敗したことが含まれる。スケジュール管理装置2の取得部211は、所定物品の把持結果を取得する。生成部212は、所定物品の把持結果から所定物品がロボット処理に適合する適合物品として相応しいか否かを学習し、学習結果に基づき所定物品を適合物品とする、又は不適合物品とする。例えば、所定物品の把持成功率が基準値以上の場合に所定物品を適合物品と判定し、基準値未満の場合に不適合物品と判定する。このように、実際の処理結果を利用することにより、適合物品又は非適合物品の判定精度を高めることができる。
以上説明した制御システムによれば、ロボット及び係員の手作業による物品処理の効率化を図ることができる。例えば、スケジュール管理装置2は、物品管理情報及びピッキングリストを取得し、物品管理情報及びピッキングリスト等に基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成し、物品処理スケジュールを出力する。例えば、ピッキングステーションP1~P4等に配置された表示装置12は、物品処理スケジュールを表示し、物品処理スケジュールをリコメンドする。また、スケジュール管理装置2が、表示装置を備え、この表示装置が、物品処理スケジュールを表示し、物品処理スケジュールをリコメンドしてもよい。管理者は、リコメンドされる物品処理スケジュールに沿って、係員の勤務スケジュールを立てることができる。また、係員は、物品処理スケジュールに沿って実際のピッキング作業を進めることができる。
また、スケジュール管理装置2は、物品管理情報及びピッキングリスト等に基づき、日単位又は週単位で、第1及び第2の物品処理スケジュールを生成するようにしてもよい。これにより、管理者は、第2の物品処理スケジュールに沿って、日単位又は週単位の係員の勤務スケジュールを立てることができる。また、スケジュール管理装置2は、物品管理情報及びピッキングリスト等に基づき、人件費を最小化し、ピッキングロボットの稼働率を最大化するような第1及び第2の物品処理スケジュールを生成するようにしてもよい。これにより、人件費を抑えることができる。また、スケジュール管理装置2は、物品管理情報及びピッキングリスト等に基づき、不適合物品のピッキング作業を所定の時間帯に集中させる第2の物品処理スケジュールを生成することもできる。これにより、管理者が、所定の時間帯に集中して係員を確保するための勤務スケジュールを組むことができ、その結果、係員の労働力を効率良く使うことができる。
また、スケジュール管理装置2は、ロボットと係員の少なくとも一方の稼働情報を取得し、稼働情報に基づき、物品処理スケジュールを生成する。スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力に基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する。例えば、ロボットの処理能力で、高速モードに対応する第1の処理能力が指定されている場合、スケジュール管理装置2は、第1の処理能力での処理に相応しい物品、即ち、ある程度の強度を有する物品を適合物品として選択し、第1の物品処理スケジュールを生成し、それ以外の物品を不適合物品として選択し、第2の物品処理スケジュールを生成する。ロボットの処理能力で、低速モードに対応する第2の処理能力が指定されている場合、スケジュール管理装置2は、第2の処理能力での処理に相応しい物品、即ち、ある程度の強度を有さない物品を適合物品として選択し、第1の物品処理スケジュールを生成し、それ以外の物品を不適合物品として選択し、第2の物品処理スケジュールを生成する。このように、スケジュール管理装置2は、動的な第1及び第2の物品処理スケジュールを生成することができ、柔軟な物品処理を実現する。
また、スケジュール管理装置2は、物品特性情報に基づきロボット処理に適合する適合物品を検出し、稼働情報に基づき適合物品のうちロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュールを生成する。つまり、適合物品の全てをロボットに処理させるとは限らない。稼働情報に基づき、より効率的な第1の物品処理スケジュールが生成される。例えば、稼働情報のロボット処理能力で、低速モードに対応する第2の処理能力が指定され、且つ稼働情報の係員の勤務スケジュールで比較的多くの出勤が見込まれる場合、壊れやすい物品や簡易包装の物品を係員が処理した方が早ければ、ロボットに処理させる物品の数を抑えて、係員に処理させる物品の数を増やす。
また、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれる係員の勤務スケジュールに基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する。例えば、スケジュール管理装置は、係員の勤務が日中に集中している場合に、日中の係員対応で不適合物品を処理し、夜間のロボット対応で適合物品を処理するようなスケジュールを生成する。
また、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力及び係員の勤務スケジュールに基づき、単位時間あたりの物品の処理数を最大化する第1及び第2の物品処理スケジュールを生成する。表示装置12等は、第1及び第2の物品処理スケジュールを表示しリコメンドする。第2の物品処理スケジュールを見て、係員の勤務スケジュールを決めることにより、配置される人員の最適化を図ることができる。
また、スケジュール管理装置2は、稼働情報に含まれるロボットの処理能力、係員の勤務スケジュール、及び係員の人件費(日中と夜間の人件費)に基づき、物品あたりの処理コストを最小化する第1及び第2の物品処理スケジュールを生成する。表示装置12等は、第1及び第2の物品処理スケジュールを表示しリコメンドする。第2の物品処理スケジュールを見て、係員の勤務スケジュールを決めることにより、人件費の削減を図ることができる。
また、スケジュール管理装置2は、物品特性情報に含まれる包装状態に基づき、ピッキングロボット11に対してモードを指定するようにしてもよい。例えば、スケジュール管理装置2は、簡易包装の物品を処理する場合に、ピッキングロボット11に対して低速モードを指定し、段ボール包装の物品を処理する場合に、ピッキングロボット11に対して高速モードを指定する。また、スケジュール管理装置2は、物品特性情報に含まれる属性に基づき、ピッキングロボット11に対してモードを指定するようにしてもよい。例えば、スケジュール管理装置2は、壊れ物の物品を処理する場合に、ピッキングロボット11に対して低速モードを指定し、非壊れ物の物品を処理する場合に、ピッキングロボット11に対して高速モードを指定する。物品の包装状態や属性に応じたモードで処理することにより、効率化を図るとともに、物品の包装や物品自体の破損を防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…上位管理装置
2…スケジュール管理装置
3…ピッキングロボット制御装置
4…AGV制御装置
5…スイッチ
6…アクセスポイント
7…AGV
8…AGV棚
9…充電ステーション
11…ピッキングロボット
12…表示装置
13…係員
21…プロセッサ
24…補助記憶デバイス
25…通信インタフェース
31…プロセッサ
34…補助記憶デバイス
35…通信インタフェース
41…プロセッサ
44…補助記憶デバイス
45…通信インタフェース
70…タイヤ
71…プロセッサ
74…補助記憶デバイス
75…通信インタフェース
76…駆動部
77…センサ
78…バッテリー
79…充電機構
110…アーム
111…プロセッサ
114…補助記憶デバイス
115…通信インタフェース
116…駆動部
117…センサ
118…バッテリー
119…充電機構
211…取得部
212…生成部
213…出力部
P1~P4…ピッキングステーション

Claims (17)

  1. 形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得する取得部と、
    前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する生成部と、
    前記物品処理スケジュールを出力する出力部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記取得部は、ロボットと係員の少なくとも一方の稼働情報を取得し、
    前記生成部は、前記稼働情報に基づき、前記物品処理スケジュールを生成する、請求項1の情報処理装置。
  3. 前記生成部は、前記稼働情報に含まれるロボットの処理能力に基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する、請求項2の情報処理装置。
  4. 前記生成部は、前記物品管理情報に含まれる物品特性情報に基づきロボット処理に適合する適合物品及び適合しない不適合物品を検出し、前記稼働情報に基づき前記適合物品のうちロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び前記不適合物品と前記適合物品のうち係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する、請求項2の情報処理装置。
  5. 前記生成部は、前記稼働情報に含まれる係員の勤務スケジュールに基づき、ロボットに処理させる物品の第1の物品処理スケジュール、及び係員に処理させる物品の第2の物品処理スケジュールを生成する、請求項2の情報処理装置。
  6. 前記生成部は、前記稼働情報に含まれるロボットの処理能力及び係員の勤務スケジュールに基づき、単位時間あたりの物品の処理数を最大化する前記第1及び第2の物品処理スケジュールを生成する、請求項3乃至5の何れか一つの情報処理装置。
  7. 前記出力部は、ロボットによる物品のピッキングを制御する第1の制御装置に対して前記第1の物品処理スケジュールを出力する、請求項3乃至6の何れか一つの情報処理装置。
  8. 前記出力部は、第1の搬送車によりロボットのピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、前記第1の搬送車の搬送を制御する第2の制御装置に対して前記第1の物品処理スケジュールを出力する、請求項3乃至7の何れか一つの情報処理装置。
  9. 前記出力部は、第2の搬送車により係員のピッキングエリアに向けて物品を搬送させるために、前記第2の搬送車の搬送を制御する第2の制御装置に対して前記第2の物品処理スケジュールを出力する、請求項3乃至8の何れか一つの情報処理装置。
  10. 前記出力部は、前記第1及び第2の物品処理スケジュールを表示するための表示情報を表示装置へ出力する、請求項3乃至9の何れか一つ情報処理装置。
  11. 前記物品管理情報は、物品のサイズ及び重量の少なくとも一つを含む、請求項1乃至10の何れか一つの情報処理装置。
  12. 前記物品管理情報は、物品の把持ポイント及び把持方法の少なくとも一つを含む、請求項1乃至11の何れか一つの情報処理装置。
  13. 前記物品管理情報は、物品の包装状態を含む、請求項1乃至12の何れか一つの情報処理装置。
  14. 前記生成部は、物品を含む画像データの解析結果から物品特性情報を生成し、前記物品特性情報に基づきロボット処理に適合する適合物品を検出する、請求項4の情報処理装置。
  15. 形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得し、
    前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成し、
    前記物品処理スケジュールを出力する、情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得する手順と、
    前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成する手順と、
    前記物品処理スケジュールを出力する手順と、を実行させるためのプログラム。
  17. 形状の異なる複数の物品に関する物品管理情報及び前記複数の物品に関するピッキング対象を示すピッキングリストを取得し、前記物品管理情報及び前記ピッキングリストに基づき、ロボットと係員による物品のピッキングに関する物品処理スケジュールを生成し、前記物品処理スケジュールを出力する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からの前記物品処理スケジュールに基づき、ロボットによる物品の把持を制御する第1の制御装置と、
    前記情報処理装置からの前記物品処理スケジュールに基づき、搬送車による前記ロボットに向けた物品の搬送を制御する第2の制御装置と、
    を備える制御システム。
JP2020214397A 2020-12-24 2020-12-24 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム Pending JP2022100437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214397A JP2022100437A (ja) 2020-12-24 2020-12-24 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214397A JP2022100437A (ja) 2020-12-24 2020-12-24 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022100437A true JP2022100437A (ja) 2022-07-06

Family

ID=82271491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020214397A Pending JP2022100437A (ja) 2020-12-24 2020-12-24 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022100437A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7118123B2 (ja) 在庫管理
US10671088B2 (en) Communication of information regarding a robot using an optical identifier
US10265871B2 (en) Collaborative inventory monitoring
US10122995B2 (en) Systems and methods for generating and displaying a 3D model of items in a warehouse
CN111328408B (zh) 形状信息生成设备、控制设备、装卸设备、物流系统、程序和控制方法
JP2022100437A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び制御システム
JP2023180072A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム
WO2023234298A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、システム、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP7353064B2 (ja) 配達物収容体
US20230381822A1 (en) Information processing device, information processing method, computer-readable storage medium, and system
TW202319946A (zh) 學習資料的生成裝置及學習資料的生成方法、以及使用學習資料的機械學習裝置及機械學習方法
JP2024041556A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20230105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231024