JP2022098879A - 商品提供装置、商品提供方法およびプログラム - Google Patents

商品提供装置、商品提供方法およびプログラム Download PDF

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Yuki Tsuruoka
隼輔 津田
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Abstract

【課題】 施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制する。【解決手段】 商品提供装置は、商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定する特定部と、前記特定した扉の周囲の人数を検知する検知部と、検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する指示部と、を備える。【選択図】 図7

Description

本開示は、商品提供装置等に関する。
コンビニエンスストアでは、顧客から注文を受けた店員が、カウンタ内に設置された什器からタバコを取り出して販売している。このためタバコの誤注文または誤認が発生すると店員の工数が増加することになる。
カウンタの外に什器を設置し、顧客が什器からタバコを取り出してカウンタで精算することで店員の工数を低減する形態も考えられる。その場合、タバコの盗難や未成年者への販売を防止するために、タバコを収容する什器に施錠可能な扉を設け、顧客の身分や年齢を確認してから解錠する必要がある。
特開2006-243972号公報 特開2004-152165号公報
一方で、扉を施錠して商品を収容する什器であっても、解錠して扉が開いている隙に顧客以外の他者が什器から商品を持ち出すおそれがある。
本開示の目的の1つは、施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制する商品提供装置等を提供することにある。
本開示の商品提供装置は、商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定する特定手段と、
前記特定した扉の周囲の人数を検知する検知手段と、
検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する指示手段と、を備える。
本開示の商品提供方法は、商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定し、
前記特定した扉の周囲の人数を検知し、
検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する。
本開示のプログラムは、商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定し、
前記特定した扉の周囲の人数を検知し、
検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する、ことをコンピュータに実行させる。
プログラムは、コンピュータが読み書き可能な非一時的な記録媒体に格納されていてもよい。
本開示の商品提供装置等によれば、施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制することができる。
第1実施形態に係る商品提供システムの例を示す図である。 第1実施形態に係る商品提供システムの構成の例を示すブロック図である。 什器における扉の配置の例を示す図である。 什器のロック機構の例を示す図である。 第1実施形態に係る情報端末の構成の例を示すブロック図である。 情報端末の表示例を示す図である。 第1実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。 商品と什器の扉の関係を示す商品配置データを示す図である。 特定した扉の周囲の人数を検知する例を示す図である。 特定した扉の周囲の人数を検知する他の例を示す図である。 第1実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。 商品提供装置の動作の変形例を示すフローチャートである。 商品提供装置の動作の他の変形例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。 第4実施形態に係る情報表示装置の構成の例を示すブロック図である。 顧客商品情報の表示画面の例を示す図である。 第4実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る商品提供システムについて図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る商品提供システムの例を示す図である。商品提供システムは、例えば、コンビニエンスストア等の店舗に設置される。図1に示す商品提供システムは、商品提供装置10、什器20、情報端末30、センサ40を備える。
什器20は、顧客51に提供する商品を収容する収容区画を備える。什器20には、扉を施錠するためのロック機構が設置されている。什器20は、商品提供装置10と通信する通信部(図示せず)を備えてもよい。顧客51が指定した商品の扉は、解錠条件を満たすと商品提供装置10からの指示によって解錠される。
情報端末30は、例えば、アプリケーションで所定の機能が実行されるスマートフォンである。情報端末30の画面には、什器20で提供される商品が選択可能に表示される。顧客51が指定した商品の情報(商品情報)は情報端末30から商品提供装置10に送られる。
センサ40は、什器20の扉の周囲をセンシングする。センサ40は、例えば、撮像カメラ、測距センサである。センサ40は、例えば、什器20の上方の天井又は壁、あるいは、什器20に設置される。センサ40は、センサデータを商品提供装置10に送る。
商品提供装置10は、什器20に収容された商品のうち顧客51が指定した商品の扉を、解錠条件に基づき解錠する。解錠条件は、例えば、顧客51の指定した商品が収容された扉の周囲の人数が1人である。商品提供装置10は、扉の周囲をセンシングするセンサ40が出力したセンサデータに基づき、扉の周囲の人数を検知する。商品提供装置10は、例えば、ソフトウエアで所定の機能が実行されるコンピュータである。
図2は、第1実施形態に係る商品提供システムの構成の例を示すブロック図である。
商品提供システムは、商品提供装置10と什器20を備える。商品提供装置10は、什器20、情報端末30、センサ40と通信可能に接続される。商品提供装置10は、ネットワーク(図示せず)を介して什器20、情報端末30、センサ40と接続されていもよい。
(什器)
図3は、什器における扉の配置の例を示す図である。図3(a)は、12個の扉21が設けられた什器20の例である。図3(a)の什器20は、A列からD列までの収容区画が3段重ねられ12個の扉21が設けられている。図3(a)の什器20の扉21は、例えば、扉A1、扉C2として識別される。
図3(b)は、4個の扉21が設けられた什器20の例である。図3(b)に示す什器20は、A列からD列までの4つの扉21が設けられている。図3(b)の什器20の扉21は、例えば、扉A、扉B、扉C、扉Dとして識別される。図3(c)は、観音開きの扉が2つ設けられた什器20の例である。図3(c)に示す什器20は、A列とB列の2つの収容区画に分けられている。図3(c)の什器の扉21は、扉A、扉Bとして識別される。図3(c)の観音開きの扉は、左右同時に開閉可能であるとする。
なお、扉21を識別する情報は、図3(a)に示す扉21の列と段の組合せ、図3(b)、(c)に示す列に限られるものではない。収容区画の扉に対して一意に識別可能な情報が付与されるのであれば他でもよい。
図4は、什器のロック機構の例を示す図である。図4に示すロック機構22は、扉21間の什器20の筐体に設置される。ロック機構22は、扉21側に設けられた錠受221に錠222が嵌ることで扉21をロックする。錠222は、カム223と接合され駆動部224の回転方向に応じて解錠又は施錠する。駆動部224は、商品提供装置10からの解錠指示を受けて施錠された扉21を解錠する。また、扉21が閉じられているときに、駆動部224は、商品提供装置10からの施錠指示を受けて解錠された扉21を施錠する。なお、図4に示すロック機構は、電磁ロック型でもよく他の型であってもよい。
扉21の開閉は、扉21の開閉を検出する開閉センサ(図示せず)によって検出される。開閉センサの検出結果は、什器20から商品提供装置10に送信される。商品提供装置10は、扉21が閉じられたことを示す検出結果(閉信号)を開閉センサから受けた後、什器20に施錠指示する。
なお、什器20は、商品提供装置10からの施錠指示を受信することなく、扉21を施錠してもよい。例えば、ロック機構22が、開閉センサから閉信号を受けて扉21を施錠してもよい。このとき、什器20から開いた扉21が施錠されたことを商品提供装置10に通知することが好ましい。
(情報端末)
情報端末30は、什器20で提供される商品を表示し、顧客51が指定した商品に関連する商品情報を商品提供装置10に送る。
第1実施形態に係る情報端末について図面を用いて説明する。図5は、第1実施形態に係る情報端末の構成の例を示すブロック図である。図5の情報端末30は、表示制御部31、取得部32を備える。また、情報端末30は通信部(図示せず)を備える。
表示制御部31は、例えば、タッチパネル33に什器20で提供される商品を選択可能に表示する。図6は、第1実施形態に係る情報端末の表示例を示す図である。図6に示す商品の例はタバコである。図6では、4つのタバコの銘柄W、X、Y、Zが表示されている。スクロールバー34を上下に動かすことで他のタバコの銘柄がタッチパネル33に表示される。表示制御部31は、タッチパネル33で顧客51が選択した銘柄を選択表示35として表示する。選択表示35の状態で決定ボタン36が押されると、表示制御部31は、選択表示の商品を顧客が指定した商品として取得部32に送る。
取得部32は、指定された商品に関連する商品情報を取得する。商品ごとの商品情報は、情報端末30の記憶部(図示せず)に記憶されているものとする。商品情報は、商品を識別する商品IDを含む。商品IDは、例えば、商品名又は商品コードである。商品IDは、一意に商品を識別できる情報であれば他でもよい。商品情報は、商品属性を含んでいてもよい。商品属性は、例えば、商品の数である。取得部32は、通信部を介して商品情報を商品提供装置10に送る。
取得部32は、商品情報の他に顧客情報を商品提供装置10に送信してもよい。例えば、取得部32は、商品情報とともに顧客情報を商品提供装置10に送信する。あるいは、商品情報は、顧客情報を含んでもよい。顧客情報は、顧客を識別する顧客IDを含む。顧客IDは、例えば、会員番号、免許証番号などである。顧客情報は、顧客属性を含んでいてもよい。顧客属性は、例えば、氏名、年齢、住所などを含む。表示制御部31は、商品情報と顧客情報を2次元コードで表示して、商品提供装置10に読み取らせてもよい。
なお、什器20が提供する商品がタバコなどの年齢確認商品の場合、情報端末30は、情報端末30の操作者が所定の年齢以上であることの年齢確証を得た後に、什器20の商品を画面に表示する、あるいは、商品情報を商品提供装置10に送る。情報端末30は、例えば、情報端末30を操作する顧客の生体情報又は身分証明情報を用いて年齢確認可能なサーバに問合せすることで年齢確証を取得してもよい。
(商品提供装置)
第1実施形態の商品提供装置について図面を用いて説明する。図7は、第1実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。図7において、商品提供装置10は、特定部11、検知部12、指示部13を備える。また、商品提供装置10は、通信部(図示せず)を備える。通信部は、什器20、情報端末30、センサ40と通信し、商品情報、センサデータなどを受信し、解錠指示などを送信する。
特定部11は、商品を収容する什器20の施錠可能な複数の扉21のうち、顧客51が指定した商品を示す商品情報に基づき、顧客51が指定した商品を取り出す扉を特定する。特定部11は、例えば、受信した商品情報を用いて、記憶部(図示せず)に記憶された商品配置データを参照し什器20の指定された商品の扉を特定する。特定部11は、特定した扉の扉IDを検知部12、指示部13に送る。
図8は、商品と什器の扉の関係を示す商品配置データを示す図である。図8の説明では、扉ID(Identification)は、図3(a)の什器20の列と段の例を用いる。また、商品はタバコの例を用いる。図8(a)は、タバコの銘柄と扉IDが1対1の例である。図8(a)に示すデータシートの場合、扉21の収容区画ごとに異なる銘柄のタバコが収容される。
図8(b)は、タバコの銘柄と扉IDが多対多の例である。図8(b)に示すデータシートによれば、扉A1の収容区画に銘柄Wと銘柄Sのタバコが収容され、さらに扉A2の収容区画に扉A1と同じ銘柄のタバコが収容される。タバコの銘柄と什器20の扉21の対応は、1対多あるいは、多対1であってもよい。
検知部12は、特定部11が特定した扉の周囲の人数を検知する。例えば、検知部12は、特定の扉の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉の周囲の人数を検知する。センサ40は、例えば、撮像カメラ、測距センサである。
図9は、特定した扉の周囲の人数を検知する例を示す図である。図9(a)は、扉23と顧客51及び他者52の位置を什器20の正面から見る図である。図9(b)は、扉23と顧客51及び他者52の位置を什器20の上方から見る図である。扉23は、特定部11が特定した扉、すなわち、顧客51が指定した商品が収容された扉である。
検知部12は、センサ40からのセンサデータに基づき、扉23の周囲となるセンサ領域41内の人数を検知する。図9において、検知部12は、扉23の周囲で検知した人数は1人とする検知結果を指示部13に送る。他者52は什器20の前にいるが、特定の扉23の周囲となるセンサ領域41の外にいるため、検知結果の人数としてカウントされない。
図10は、特定した扉の周囲の人数を検知する他の例を示す図である。図10(a)は、扉23と顧客51及び他者52の位置を什器20の正面から見る図であり、図10(b)は、扉23と顧客51及び他者52の位置を什器20の上方から見る図である。扉23は、特定部11が特定した扉である。図10において、検知部12は、扉23の周囲で検知した人数は2人とする検知結果を指示部13に送る。
センサ40が撮像カメラで、センサデータが画像データである場合、検知部12は、画像認識技術を用いて画像データから扉23の周囲の人数を検知する。例えば、検知部12は、人認識、顔認識技術を用いて人数を検知する。画像中の人の頭の数、あるいは、手腕の数で人数を検知してもよい。センサ40が測距センサで、センサデータが測距データである場合、検知部12は、人と人以外(例えば床)の距離の差異から扉23の周囲における人数を検知する。
指示部13は、検知した人数が複数の場合、特定した扉23の施錠を維持し(解錠を指示せず)、検知した人数が1人の場合、特定した扉23の解錠を指示する。また、指示部13は、検知した人数が0人の場合、特定した扉23の施錠を維持する(解錠を指示せず)。指示部13は、扉IDを什器20に送ることで、特定した扉23の解錠を指示する。
次に、第1実施形態に係る商品提供装置10の動作について図面を用いて説明する。図11は、第1実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。
情報端末30は、什器20に収容された商品を表示する。顧客51は、表示された商品の中から商品を指定して商品を決定する。情報端末30は、指定された商品に関連する商品情報を商品提供装置10に送信する。
商品提供装置10は、商品情報を受信すると、特定部11は、商品情報に含まれる商品IDに基づき、什器20における顧客51が指定した商品の扉を特定する(ステップS11)。特定部11は、特定した扉23の扉IDを検知部12、指示部13に送る。
検知部12は、特定した扉23の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉23の周囲の人数を検知する(ステップS12)。検知部12は、検知結果を指示部13に送る。
指示部13は、検知した人数が1人でない場合(ステップS13のNo)、例えば、複数の場合、特定した扉23の施錠を維持する(解錠を指示しない)(ステップS15)。指示部13は、検知した人数が1人の場合(ステップS13のYes)、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。指示部13は、例えば、特定した扉23の扉IDを什器20に送って解錠を指示する。什器20は、解錠を指示された扉を扉IDで特定してロックを解錠する。
(変形例)
商品提供装置10は、什器20に組み込まれてもよい。例えば、什器20の収容区画の一部に商品提供装置10が配置されてもよい。また、情報端末30は、顧客51の保持する端末でなくてもよい。情報端末30は店舗端末として商品提供装置10に組み込まれてよい。
上述の例では、指示部13は、特定した扉23の周囲(例えば、図8(b)に示すセンサ領域41)に顧客51と他者52の2名が存在する場合、扉23の施錠を維持したままにする。一方で、一律にセンサ領域41で複数の人を検知して扉23の施錠を維持すると商品の提供に支障をきたすケースがある。
第1のケースとして、例えば、センサ領域41内で検知した複数の人のうち、顧客51以外の他者52は、センサ領域41を単に移動する人の場合がある。
そこで、検知部12は、検知した人数に移動する人が含まれる場合、検知結果として検知した人数に付加情報を追加して送る。検知部12は、例えば、センサデータが映像である場合、画像解析技術を用いて、映像内の移動体を人と認定して移動体の数を移動する人数とする。付加情報は、検知した人数から移動する人数を引いた人数が1人であるときに追加される。指示部13は、検知結果に付加情報が含まれる場合、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示する。
図12は、商品提供装置の動作の変形例を示すフローチャートである。商品提供装置10は、商品情報を受信すると、特定部11は、商品情報に含まれる商品IDに基づき、什器20における顧客51が指定した商品の扉を特定する(ステップS11)。特定部11は、特定した扉23の扉IDを検知部12、指示部13に送る。
検知部12は、特定した扉23の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉23の周囲の人数を検知する(ステップS12)。検知部12は、検知した人数が複数の場合、その中で移動する人の人数を検知する。検知部12は、検知した人数から移動する人数を引いた人数が1人であるときに付加情報を生成し、検知した人数に付加情報を追加して指示部13に送る。
指示部13は、検知した人数が1人でない場合(ステップS13のNo)、検知結果に移動する人を考慮した付加情報が追加されているか確認する。付加情報が追加されていない場合(ステップS16AのNo)、特定した扉23の施錠を維持する(ステップS15)。付加情報が追加されている場合(ステップS16AのYes)、指示部13は、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。
また、指示部13は、検知した人数が1人の場合(ステップS13のYes)、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。指示部13は、例えば、特定した扉23の扉IDを什器20に送って解錠を指示する。什器20は、解錠を指示された扉を扉IDで特定してロックを解錠する。
なお、検知部12と指示部13の動作は、上記の例に限られない。例えば、検知部12は、検知した人数から移動する人数を引いた人数を付加情報として追加する。指示部13は、検知結果に追加された付加情報の人数が1人である場合、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示するようにしてもよい。あるいは、検知部12は、検知した人数と移動する人数を付加情報として追加し、指示部13は、検知した人数から移動する人数を減算した人数が1人であるとき、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示するようにしてもよい。
また、第2のケースとして、例えば、センサ領域41内で検知した複数の人のうち、顧客51以外の他者52は、顧客51が連れた子供の場合がある。
そこで、検知部12は、検知した人数に子供が含まれる場合、検知結果として検知した人数に子供情報を追加して送る。検知部12は、例えば、センサデータが画像である場合、顔認識技術に基づく年齢推定を用いて画像中の子供の人数を検知する。あるいは、センサデータが測距データの場合、検知した人の身長を推定し所定身長以下を子供として人数を検知する。子供情報は、検知した人数から子供の人数を引いた人数が1人であるときに追加される。指示部13は、検知結果に子供情報が含まれる場合、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示する。
図13は、商品提供装置の動作の他の変形例を示すフローチャートである。商品提供装置10は、商品情報を受信すると、特定部11は、商品情報に含まれる商品IDに基づき、什器20における顧客51が指定した商品の扉を特定する(ステップS11)。特定部11は、特定した扉23の扉IDを検知部12、指示部13に送る。
検知部12は、特定した扉23の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉23の周囲の人数を検知する(ステップS12)。検知部12は、検知した人数が複数の場合、その中で移動する人の人数を検知する。検知部12は、検知した人数から子供の人数を引いた人数が1人であるときに子供情報を生成し、検知した人数に子供情報を追加して指示部13に送る。
指示部13は、検知した人数が1人でない場合(ステップS13のNo)、検知結果に移動する人を考慮した子供情報が追加されているか確認する。子供情報が追加されていない場合(ステップS16BのNo)、特定した扉23の施錠を維持する(ステップS15)。子供情報が追加されている場合(ステップS16BのYes)、指示部13は、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。
また、指示部13は、検知した人数が1人の場合(ステップS13のYes)、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。指示部13は、例えば、特定した扉23の扉IDを什器20に送って解錠を指示する。什器20は、解錠を指示された扉を扉IDで特定してロックを解錠する。
検知部12と指示部13の動作は、上記の例に限られない。例えば、検知部12は、検知した人数から子供の人数を引いた人数を付加情報として追加する。指示部13は、検知結果に追加された付加情報の人数が1人であるとき、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示するようにしてもよい。あるいは、検知部12は、検知した人数と子供の人数を付加情報として追加し、指示部13は、検知した人数から子供の人数を減算した人数が1人であるとき、検知した人数が複数人でも特定した扉23の解錠を指示するようにしてもよい。
なお、検知部12は、商品を指定した顧客51の顔情報と、特定した扉の周囲の人の顔情報に基づいて、特定された扉23の周囲にいる人に顧客51が含まれるか検知してもよい。顧客51の顔情報は、例えば、顔情報を含む身分証明証(例えば、免許証など)、顔情報を記憶したデータベースとリンクした2次元コード、センサ40の画像データ、情報端末30に設けられた撮像センサなどから取得してもよい。
情報端末30が、店舗端末として商品提供装置10に組み込まれている場合、什器20で提供される商品の選択は、商品提供装置10で行われる。このとき、商品の選択のために商品提供装置の前にいる人が、什器20の商品を指定した顧客として認識可能になる。例えば、図1に示す商品提供装置10の上方に追加されたセンサで商品提供装置10の前が撮影されたセンサデータと、センサ40で什器20の前が撮影されたセンサデータによって、検知部12は、商品提供装置10と什器20の前にいる人物を検知し追跡できる。検知部12は、商品を指定した顧客が什器20のどの扉の前にいるか判断することで、商品と取り出す扉の前にいる人が商品を指定した顧客であることが担保される。
なお、商品の選択のために商品提供装置10の前にいる人が、什器20の商品を指定した顧客であるかの認識は、情報端末30が商品提供装置10に組み込まれていなくても実現できる。例えば、顧客51は、情報端末30に表示した2次元コードを読み込ませるために商品提供装置10の前へ行く。このとき商品提供装置10は、カメラの画像から2次元コードを読み取る直前に商品提供装置の前にいる人を商品を指定した顧客として特定できる。すなわち、2次元コードの読み取りのために商品提供装置10の前に立つという行為をトリガとして商品を指定した顧客が特定される。これにより、商品提供装置10は、顧客情報などの個人情報の取得を抑制して、商品を指定した顧客と特定された扉の前にいる顧客が同じであるかを確認できるというメリットがある。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態によれば、施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制することができる。その理由は、特定部11が顧客が指定した商品を取り出す扉を特定し、検知部12が特定した扉23の周囲の人数を検知する。指示部13が検知した人数が複数の場合、特定した扉23の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、特定した扉23の解錠を指示するからである。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態に係る商品提供装置について図面を用いて説明する。第2実施形態に係る商品提供装置10は、什器20の扉の施錠又は解錠に関する状況を顧客51に報知する機能を有する。
図14は、第2実施形態による商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。第2実施形態に係る商品提供装置10は、第1の実施形態に係る商品提供装置10の構成に更に報知部14を備える。以下、第2実施形態の報知部14について主に説明し、第1の実施形態に係る商品提供装置10と同様の構成については説明を省略する。
報知部14は、什器20の扉の施錠又は解錠に関する状況情報を顧客51に報知する。報知する方式は、音声、音、画像表示、点灯/点滅などである。扉の施錠、解錠に関する状況とは、例えば、顧客51が指定した扉を解錠するか否かである。報知部14は扉を解錠できない理由を報知してもよい。報知部14は、指示部13の指示に基づき、例えば、「扉を解錠します」、「周囲に複数の人がいると扉は解錠しません」、「扉を閉めてください」などと音声、又は画像表示で顧客51に報知する。報知部14は、情報端末30に状況情報を通信部を介して送信してもよい。報知部14は、特定部11、検知部12、指示部13からのエラー信号を受付けて、扉の施錠、解錠に関する状況情報の他に商品提供装置10のエラー情報を顧客51又は店員に報知してもよい。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態によれば、顧客51は扉が解錠されない場合、その原因を知ることができる。その理由は、報知部14が什器20の扉の解錠に関する状況情報を報知するからである。
また、第2実施形態によれば、第1の実施形態と同様に施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制することができる。
<第3実施形態>
本開示の第3実施形態に係る商品提供装置について図面を用いて説明する。第3実施形態に係る商品提供装置10は、第1実施形態のように什器20の特定の扉23の周囲の人数によって扉の解錠を制御する第1モード(通常モード)と、特定の扉23の周囲の人数が複数であっても注意喚起の後に扉を解錠する第2モード(注意喚起モード)を備える。第3実施形態に係る商品提供装置10は、第1モードと第2モードを切り替え可能に運用される。
図15は、第3実施形態による商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。第3実施形態に係る商品提供装置10は、第2の実施形態に係る商品提供装置10の構成に更に切替部15を備える。以下、第3実施形態の指示部13、報知部14、切替部15について主に説明し、第1の実施形態に係る商品提供装置10の他の構成については説明を省略する。
切替部15は、第1モード(通常モード)と第2モード(注意喚起モード)を切り替える。切替部15は、例えば、モードを選択するセレクタ(図示せず)である。セレクタは物理スイッチでもよく、ソフトウエアによるソフトスイッチで構成されてもよい。第1モードでは、指示部13は、什器20の特定の扉23の周囲の人数によって扉23の解錠を制御する。第2モードでは、指示部13は、特定の扉23の周囲の人数が複数であっても注意喚起の後に扉23を解錠する。
報知部14は、扉23を解錠する前に注意喚起を報知する。報知部14は、例えば、「周囲に人がいるか確認してください」と報知する。報知部14は、例えば、音響装置、又は表示装置である。解錠前の注意喚起により、顧客51は扉23の周囲に他者52が存在する可能性を意識できる。顧客51は周囲を確認することで安全を確認する、又は、他者52を牽制することになり、扉23の解錠後に他者52に不意を突かれることもなくなる。
次に第3実施形態の商品提供装置の動作について図面を用いて説明する。図16は、第3実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。
切替部15は、第1モード又は第2モードのモード選択を受付ける。切替部15は、受付けたモード選択を指示部13に送る。
商品情報を受信すると、特定部11は、商品情報に含まれる商品IDに基づき、什器20における顧客51が指定した商品の扉を特定する(ステップS11)。特定部11は、特定した扉23の扉IDを検知部12、指示部13に送る。
検知部12は、特定した扉23の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉23の周囲の人数を検知する(ステップS12)。検知部12は、検知した人数が複数の場合、その中で移動する人の人数を検知する。検知部12は、検知した人数を指示部13に送る。
指示部13は、検知した人数が1人でなく(ステップS13のNo)、かつ、モードが第1モードの場合(ステップS16BのNo)、特定した扉23の施錠を維持する(ステップS15)。モードが第2モードの場合(ステップS16BのYes)、指示部13は、報知部14に注意喚起を指示して、報知部14は注意喚起を報知する。注意喚起が報知された後、指示部13は、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。
また、指示部13は、検知した人数が1人の場合(ステップS13のYes)、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。指示部13は、例えば、特定した扉23の扉IDを什器20に送って解錠を指示する。什器20は、解錠を指示された扉を扉IDで特定してロックを解錠する。
切替部15は、例えば、什器20、店舗サーバ、店舗レジなど他の装置にあってもよい。その場合、切替部15は、他の装置からモード選択を受付けるインタフェースとして機能する。報知部14は、例えば、什器20に設置されてもよく、その場合、什器20に報知の指示を送るインタフェースとして機能する。第3実施形態の商品提供装置10は、第1モード(通常モード)の他に第2モード(注意喚起モード)を有するが、これに限られず他のモードを有してもよい。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態によれば、店舗の混雑具合、又は、店員の数など、店舗の状況に応じて扉を解錠する条件を変えることができる。その理由は、指示部13が第1の実施形態に示すような通常モードの他に、特定の扉23の周囲の人数が複数であっても注意喚起の後に扉を解錠する注意喚起モードで什器20の扉の解錠を制御するからである。例えば、昼間、店員の数が多いときは注意喚起モードで商品提供装置10を運用し、夜間、店員の数が減るときは通常モードで商品提供装置10を運用することができる。
第3実施形態によれば、第1の実施形態と同様に施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制することができる。
<第4実施形態>
本開示の第4実施形態に係る商品提供装置について図面を用いて説明する。第4実施形態に係る商品提供装置10は、扉が解錠されて取り出された商品の数と顧客51を関連付けて情報表示装置に通知する。情報表示装置は、例えば、店舗装置である。店舗装置は、例えば、商品登録装置、精算装置、店舗レジ、店舗サーバなどである。
図17は、第4実施形態に係る商品提供装置の構成の例を示すブロック図である。第4実施形態に係る商品提供装置10は、第1の実施形態に係る商品提供装置10の構成に更に商品計数部16、生成部17を備える。また、第4実施形態の商品提供装置10は、通信部(図示せず)を備えてもよい。通信部は、情報端末30からの商品情報、顧客情報を受信し、センサ40からのセンサデータを受信する。
なお、情報端末30から商品提供装置10への商品情報又は顧客情報の伝送は、通信部を介した通信に限られない。例えば、情報端末30の表示制御手段31が、商品情報又は顧客情報を2次元コードで表示して、商品提供装置10に接続されたセンサで当該2次元コードを読み取ってもよい。
以下、第4実施形態の商品計数部16、生成部17について主に説明し、第1の実施形態に係る商品提供装置10の他の構成については説明を省略する。
商品計数部16は、扉が解錠された什器20から取り出された商品の数を計数する。センサ40が撮像センサで、センサデータが映像データの場合、商品計数部16は、映像データを画像解析して取り出された商品の数を計数する。商品計数部16は、取り出された商品の数を生成部17に送る。
なお、商品の数を計数する手法はこれに限られない。センサ40が収容区画内に設けられた測距センサで、センサデータが測距データの場合、商品計数部16は、収容区画の商品の高さの変化値に基づき取り出された商品の数を計数してもよい。
あるいは、扉ごとの収容区画に設定された重量センサから、商品計数部16が収容区画における商品全体の重量データ(センサデータ)を取得し、解錠した扉における重量データの変化と商品1つの重量に基づき、取り出された商品の数を計数してもよい。
または、タバコ什器で見られるようなスプリングによる商品押出機構を什器20が有する場合、商品計数部16は、商品押出機構が商品を押し出す押し出し位置の情報を取得して、押し出し位置と商品の数との関係から、取り出された商品の数を計数してもよい。
生成部17は、顧客情報、商品情報、取り出された商品の数を関連付けた顧客商品情報を生成する。生成部17は、通信部を介して生成した顧客商品情報を情報表示装置に送る。
顧客情報には、商品を指定した顧客と什器20の扉の前に立つ人を紐付けた情報が含まれてもよい。商品を指定した顧客は、例えば、情報端末30が表示した2次元バーコードを読み取った顧客情報に含まれる顧客IDを用いることができる。什器20の扉の前に立つ人は、センサ40で撮影した顔画像を用いることができる。なお、事前に登録することなく、顧客が商品を指定する際に個人を特定する情報を商品提供装置10が取得してもよい。例えば、顧客の服装の種類、色又は柄、あるいは、それらの組合せなどである。
図18は、第4実施形態に係る情報表示装置の構成の例を示すブロック図である。情報表示装置60は、表示制御部61、通信部62を備える。通信部62は、商品提供装置10からの顧客商品情報を受信する。
表示制御部61は、顧客商品情報に基づき、顧客51が取り出した商品とその数と、取り出した顧客51に関連する情報を画面に表示するように表示制御する。商品を取り出した顧客51は、顧客商品情報に含まれる顧客情報に基づいて画面表示される。顧客51が取り出した商品とその数は、顧客商品情報に含まれる商品情報と取り出された商品の数に基づいて画面表示される。
図19は、顧客商品情報の表示画面の例を示す図である。図19に示す表示画面64は、第1表示領域65、第2表示領域66、第3表示領域67を有する。第1表示領域65には、顧客51の顔画像、顧客の会員番号などが表示される。第2表示領域66には、商品の画像(例えば、銘柄画像)、商品名、取り出された商品の数が表示される。第3表示領域67には、確認ボタン68が表示される。表示制御部61は、確認ボタン68が押されると表示画面64を別の表示に切り替える。
次に第4実施形態の商品提供装置の動作について図面を用いて説明する。図20は、第4実施形態に係る商品提供装置の動作の例を示すフローチャートである。
情報端末30からの商品情報と顧客情報を通信部が受信する。通信部は、商品情報と顧客情報をそれぞれ特定部11と生成部17に送る。特定部11は商品情報を取得し、生成部17は、顧客情報を取得する(ステップS31)。
商品情報を受信すると、特定部11は、商品情報に含まれる商品IDに基づき、什器20における顧客51が指定した商品の扉を特定する(ステップS11)。特定部11は、特定した扉23の扉IDを検知部12、指示部13に送る。さらに特定部11は、商品情報を指示部13に送る。
検知部12は、特定した扉23の周囲をセンシングするセンサ40からのセンサデータを取得し、特定した扉23の周囲の人数を検知する(ステップS12)。検知部12は、検知した人数が複数の場合、その中で移動する人の人数を検知する。検知部12は、検知した人数を指示部13に送る。
指示部13は、検知した人数が1人でない場合(ステップS13のNo)、特定した扉23の施錠を維持する(ステップS15)。また、指示部13は、検知した人数が1人の場合(ステップS13のYes)、特定した扉23の解錠を指示する(ステップS14)。指示部13は、例えば、特定した扉23の扉IDを什器20に送って解錠を指示する。什器20は、解錠を指示された扉を扉IDで特定してロックを解錠する。
扉23が解錠され商品が取り出されると、商品計数部16は、扉が解錠された什器20から取り出された商品の数を計数する(ステップS32)。例えば、センサ40が撮像センサで、センサデータが映像データの場合、商品計数部16は、映像データを画像解析して取り出された商品の数を計数する。商品計数部16は、取り出された商品の数を生成部17に送る。
生成部17は、顧客情報と商品情報と取り出された商品の数を関連付けて顧客商品情報を生成する(ステップS33)。生成部17は、生成された顧客商品情報を通信部を介して情報表示装置60に通知する。通知を受けた情報表示装置60は、顧客商品情報に基づいて、商品を取り出した顧客51と、取り出された商品とその数を画面に表示する。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態によれば、店舗関係者は、顧客51が什器20から取り出した商品とその数を知ることができる。その理由は、商品計数部16は、扉が解錠された什器20から取り出された商品の数を計数し、生成部17が顧客情報と商品情報と取り出された商品の数を関連付けて顧客商品情報を生成するからである。
情報表示装置60に通知される顧客商品情報は、例えば、顧客51が、什器20から取り出した商品を誤りなく精算するかの確認に利用される。具体的には、情報表示装置60が店舗レジである場合、顧客51が取り出した商品とその数が店舗レジの表示画面に表示される。店舗レジの店員は、店舗レジの画面に表示された商品の数と、会計時に顧客51が置いた商品の数を確認し、相違があれば顧客51に問合せできる。
第4実施形態によれば、第1の実施形態と同様に施錠可能な什器に収容される商品が解錠後に盗難されることを抑制することができる。
(ハードウエア構成)
図21は、コンピュータのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。各実施形態において、商品提供装置10における各構成要素の一部又は全部は、例えば、図21に示すコンピュータ70とプログラムとの任意の組み合わせを用いて実現することも可能である。コンピュータ70は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU71
・ROM72
・RAM7
・プログラム74および他のデータを格納する記憶装置75
・記録媒体76の読み書きを行うドライブ装置77
・通信インターフェース78
・データの入出力を行う入出力インターフェース79
本願の各実施形態における商品提供装置10、情報端末30、情報表示装置60の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム74をCPU71が取得して実行することで実現される。商品提供装置10の各構成要素の機能を実現するプログラム74は、例えば、予め記憶装置75やRAM73に格納されており、必要に応じてCPU71が読み出す。なお、プログラム74は、通信ネットワークを介してCPU71に供給されてもよいし、予め記録媒体76に格納されており、ドライブ装置77が当該プログラムを読み出してCPU61に供給してもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、商品提供装置10は、構成要素毎にそれぞれ別個のコンピュータ70とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、商品提供装置10が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータ70とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、商品提供装置10の各構成要素の一部又は全部は、その他の汎用または専用の回路、プロセッサ等やこれらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。
商品提供装置10の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
商品提供装置10の各構成要素の一部又は全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合には、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、コンピュータや回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された構成、動作、処理を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上、本実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 商品提供装置
11 特定部
12 検知部
13 指示部
20 什器
21 扉
22 ロック機構
221 錠受
222 錠
223 カム
224 駆動部
30 情報端末
31 表示制御部
32 取得部
33 タッチパネル
34 スクロールバー
35 選択表示
36 決定ボタン
40 センサ
41 センサ領域
51 顧客
52 他者
60 情報表示装置
61 表示制御部
62 通信部
70 コンピュータ

Claims (11)

  1. 商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定する特定手段と、
    前記特定した扉の周囲の人数を検知する検知手段と、
    検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する指示手段と、
    を備える商品提供装置。
  2. 前記指示手段は、前記検知した人数が複数であって、前記検知した人数のうち移動する人数を引いた人数が1人である場合、前記特定した扉の解錠を指示する、
    請求項1に記載の商品提供装置。
  3. 前記指示手段は、前記検知した人数が複数であって、前記検知した人数のうち子供の数を引いた人数が1人である場合、前記特定した扉の解錠を指示する、
    請求項1に記載の商品提供装置。
  4. 前記扉の施錠又は解錠に関する状況情報を報知する報知手段を、更に備える
    請求項1から3の何れか1つに記載の商品提供装置。
  5. 前記検知手段が前記特定した扉を解錠する制御モードである第1モードと第2モードを切り替える切替手段を、更に備え、
    前記第1モードは、前記特定した扉の周囲の人数によって前記特定した扉を解錠し、前記第2モードは、前記特定した扉の周囲の人数が複数であっても注意喚起の後に前記特定の扉を解錠する、
    請求項1から4の何れか1つに記載の商品提供装置。
  6. 前記顧客によって取り出された商品の数を計数する商品計数手段と、
    前記顧客、前記取り出された商品とその数を関連付けした顧客商品情報を生成する生成手段を、更に備える、
    請求項1から5の何れか1つに記載の商品提供装置。
  7. 前記顧客商品情報に基づき、前記顧客と前記取り出された商品とその数を画面に表示する商品登録装置又は店舗レジに対して、生成された前記顧客商品情報を通知する、
    請求項6に記載の商品提供装置。
  8. 前記検知手段は、前記顧客の顔情報と、前記特定した扉の周囲の人の顔情報に基づいて、前記特定した扉の周囲にいる人に前記顧客が含まれるかを検知する、
    請求項1から7の何れか1つに記載の商品提供装置。
  9. 請求項1から8の何れか1つに記載の商品提供装置を備える什器。
  10. 商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定し、
    前記特定した扉の周囲の人数を検知し、
    検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する、
    制御方法。
  11. 商品を収容する什器の施錠可能な複数の扉のうち、顧客が指定した商品を示す商品情報に基づき、前記顧客が指定した商品を取り出す扉を特定し、
    前記特定した扉の周囲の人数を検知し、
    検知した人数が複数の場合、前記特定した扉の施錠を維持し、検知した人数が1人の場合、前記特定した扉の解錠を指示する、
    ことをコンピュータに実行させるプログラム。
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