JP2022095453A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放送局が、自己の撮像装置が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かに応じて適切に動作することができる撮像装置を提供する。【解決手段】放送使用判定部251は、自己の撮像装置100が被写体を撮影して放送局に送信する撮影画像信号の撮影画像より特徴点を抽出し、放送局が放送中の画像信号を自己の撮像装置100に送信したリターン画像信号のリターン画像より特徴点を抽出し、リターン画像より抽出された特徴点群が、撮影画像より抽出された特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かに基づいて、撮影画像信号が放送局による放送で使用中であるか否かを判定する。装置設定部252は、放送使用判定部251が放送局による放送で撮影画像信号を使用中であると判定したとき、自己の撮像装置100の設定または状態の変更を不許可に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
例えば中継現場に配置されている撮像装置が、被写体を撮影した画像信号を、ネットワークを介して放送局に送信することがある。放送局は、受信した画像信号を放送する。このとき、放送局は、放送中の画像信号をリターン画像信号としてネットワークを介して撮像装置に送信する(特許文献1参照)。撮像装置がリターン画像信号を受信してモニタに表示することにより、撮影者は、放送局が、自己の撮像装置が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かを確認することができる。
特許第4738251号公報 特開平7-231183号公報
撮像装置は、放送局が、自己の撮像装置が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かに応じて適切に動作することが望まれる。本発明は、放送局が、自己の撮像装置が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かに応じて適切に動作することができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、自己の撮像装置が被写体を撮影して放送局に送信する撮影画像信号の撮影画像より特徴点を抽出し、放送局が放送中の画像信号を前記自己の撮像装置に送信したリターン画像信号のリターン画像より特徴点を抽出し、前記リターン画像より抽出された特徴点群が、前記撮影画像より抽出された特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かに基づいて、前記撮影画像信号が前記放送局による放送で使用中であるか否かを判定する放送使用判定部と、前記放送使用判定部が前記放送局による放送で前記撮影画像信号を使用中であると判定したとき、前記自己の撮像装置の設定または状態の変更を不許可に設定する装置設定部とを備える撮像装置を提供する。
本発明は、放送使用判定部が、自己の撮像装置が被写体を撮影して放送局に送信する撮影画像信号の撮影画像より特徴点を抽出し、前記放送使用判定部が、放送局が放送中の画像信号を前記自己の撮像装置に送信したリターン画像信号のリターン画像より特徴点を抽出し、前記放送使用判定部が、前記リターン画像より抽出された特徴点群が、前記撮影画像より抽出された特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かに基づいて、前記撮影画像信号が前記放送局による放送で使用中であるか否かを判定し、前記放送使用判定部が前記放送局による放送で前記撮影画像信号を使用中であると判定したとき、装置設定部が前記自己の撮像装置の設定または状態の変更を不許可に設定する撮像装置の制御方法を提供する。
本発明の撮像装置及び撮像装置の制御方法によれば、放送局が、自己の撮像装置が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かに応じて適切に動作することができる。
中継現場に配置されている撮像装置が、被写体を撮影した撮影画像信号を放送局に送信する様子を示す概念図である。 第1~第4、第6~第10実施形態の撮像装置を示すブロック図である。 第1実施形態の撮像装置の動作及び第1実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 中継現場に配置されている撮像装置による撮影画像が放送で使用中であるときに、モニタに表示される画像の一例を示す図である。 中継現場に配置されている撮像装置による撮影画像が放送で使用中であるときに、撮像装置の設定変更を不許可としている状態を示す図である。 第2実施形態の撮像装置の動作及び第2実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 中継現場に配置されている撮像装置による撮影画像が他の撮像装置による撮影画像に子画面として重畳されて放送されている状態を示す概念図である。 第3実施形態の撮像装置の動作及び第3実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 撮像装置による撮影画像における特徴点群を示す概念図である。 放送局からのリターン画像における特徴点群を示す概念図である。 第4実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第4実施形態の撮像装置の動作及び第4実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 第4実施形態で実行される警告の処理の第1の例を示す図である。 第4実施形態で実行される警告の処理の第2の例を示す図である。 第5実施形態の撮像装置を示す部分ブロック図である。 第5実施形態の撮像装置の動作及び第5実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 中継現場に配置されている撮像装置による撮影画像が放送されていない状態を示す概念図である。 第6実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第6実施形態の撮像装置の動作及び第6実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 第7実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第7実施形態の撮像装置の動作及び第7実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 第8実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第8実施形態の撮像装置の動作及び第8実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 第9実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第9実施形態の撮像装置の動作及び第9実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。 中継現場に配置されている撮像装置に放送局から第1のリターン画像信号と第2のリターン画像信号とが送信される状態を示す概念図である。 第10実施形態の撮像装置における制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第10実施形態の撮像装置の動作及び第10実施形態の撮像装置の制御方法による処理を示すフローチャートである。
以下、各実施形態の撮像装置及び撮像装置の制御方法について、添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、中継現場(撮影現場)に配置されている撮像装置が、被写体を撮影した撮影画像信号を、ネットワークを介して放送局に送信する様子を示す概念図である。図1において、撮影者110は、中継現場において撮像装置100によって被写体であるレポータ120を動画撮影している。撮像装置100が生成した撮影画像信号はネットワーク200を介して放送局300へと送信される。撮影画像V100は、放送局300に送信される撮影画像信号の1フレームを示している。ネットワーク200は典型的にはインターネットである。
放送局300内に設置されているスイッチャは、撮像装置100より送信された撮影画像信号を受信する。スイッチャは、放送局300内に配置されている撮像装置が被写体を撮影した撮影画像信号、または他の中継現場に配置されている撮像装置が被写体を撮影した撮影画像信号を受信することがある。スイッチャは、受信した複数の撮影画像信号のうち、選択した撮影画像信号をテレビジョン信号として放送する。
電波塔350は、放送局300から供給されたテレビジョン信号に基づく電波を送信する。家庭に設置されているテレビジョン受像機400は、アンテナ450で受信した電波に基づき、テレビジョン信号を画像表示する。スイッチャが撮像装置100より送信された撮影画像信号を選択すれば、テレビジョン受像機400には、撮影画像V100と同じ画像が表示される。
なお、撮影画像V100は放送局300でテロップの重畳等の加工が施されることがあり、テレビジョン受像機400に表示される画像と撮影画像V100とは完全に同じとは限らない。理解を容易にするため、図1では、撮影画像V100を送信するタイミングと、テレビジョン受像機400が画像を表示するタイミングとのずれを無視し、撮影画像V100とテレビジョン受像機400に表示される画像とを同じ画像としている。
放送局300は、放送中の画像信号をリターン画像信号としてネットワーク200を介して撮像装置100に送信する。リターン画像V300は、放送局300から撮像装置100に送信されるリターン画像信号の1フレームを示している。ここでも、理解を容易にするため、撮影画像V100とリターン画像V300との時間的なずれを無視し、撮影画像V100とリターン画像V300とを同じ画像としている。
撮像装置100が後述するモニタにリターン画像信号を表示することにより、撮影者110は、撮像装置100が撮影している被写体(レポータ120)の画像信号を放送しているか否かを確認することができる。
図2は、撮像装置100の具体的な構成例を示す。撮像装置100の各部はバス20によって互いに接続されている。レンズ11は、被写体からの光を撮像素子12に入射させる。レンズ11は複数枚のレンズを含むことがある。レンズ11は、レンズ11を撮像装置100の筐体から取り外すための取り外しボタン11Bを有する。取り外しボタン11Bはロック機構を有し、制御部25はロック機構によるロックを働かせ、ロックを解除することができるように構成されている。取り外しボタン11Bが押されたとき、制御部25にはその旨が伝達されるように構成されていてもよい。
撮像素子12は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)である。撮像素子12は、被写体を撮像することによって撮影画像信号を生成して、画像処理部15に供給する。
バッテリ13は、撮像装置100の各部に電力を供給する。バッテリ13は、バッテリ13を撮像装置100の筐体から取り外すための取り外しボタン13Bを有する。取り外しボタン13Bはロック機構を有し、制御部25はロック機構によるロックを働かせ、ロックを解除することができるように構成されている。取り外しボタン13Bが押されたとき、制御部25にはその旨が伝達されるように構成されている。
レンズ11の取り外しボタン11B及びバッテリ13の取り外しボタン13Bのロック機構と、ロック機構によるロックを働かせたりロックを解除したりする構成としては、特許文献2に記載されているような構成を採用することができる。特許文献2に記載されているロック機構以外の任意のロック機構を、レンズ11の取り外しボタン11B及びバッテリ13の取り外しボタン13Bのロック機構として採用可能である。
温度計24は、撮像装置100の内部の温度を計測する。ファン14は、制御部25による指示に基づいて回転し、撮像装置100を冷却する。
画像処理部15には、撮影画像信号の他に、通信部19が放送局300から受信したリターン画像信号が供給される。画像処理部15は、撮影画像信号及びリターン画像信号を処理してモニタ21に供給する。モニタ21は、撮影画像及びリターン画像を表示する。モニタ21はタッチパネルで構成されている。記録再生部17は、画像処理部15で処理された撮影画像信号を記録媒体170に記録することがある。記録媒体170は、一例としてフラッシュメモリで構成されたメモリカードである。
マイクロホン22及びスピーカ23は撮像装置100に内蔵されている。マイクロホン22は、撮影者110が放送局300のディレクタ等のスタッフに音声を送信するために設けられている。スピーカ23は、スタッフから送信された音声を撮影者110が聞くために設けられている。マイクロホン22及びスピーカ23は、撮影者110が放送局300のスタッフと通話する通話部を構成する。
マイクロホン22が収音した音声の音声信号は、音声処理部16で処理される。通信部19は、マイクロホン22からの音声信号を放送局300へと送信する。音声処理部16は通信部19が放送局300から受信した音声信号を受信して処理し、スピーカ23に供給する。
図1に示すように、レポータ120はマイクロホン122を所持して話している。マイクロホン122は外部入力端子26と接続されて、レポータ120が発した音声の音声信号が撮像装置100に供給されてもよいし、無線にて撮像装置100に供給されてもよい。音声処理部16は、マイクロホン22が収音した音声の音声信号を処理する。記録再生部17は、音声処理部16で処理された音声信号を記録媒体170に記録することがある。
通信部19は、被写体を動画撮影しているときの撮影画像信号及び音声信号を放送局300へと送信する。
加速度センサ18は撮像装置100の加速度を検出して、検出した加速度を制御部25に供給する。第1実施形態においては加速度センサ18を省略してもよい。
制御部25は、機能的な構成として、放送使用判定部251、装置設定部252、及び表示制御部253を有する。制御部25は、マイクロコンピュータまたはマイクロプロセッサで構成することができる。
図3に示すフローチャートを用いて、第1実施形態の撮像装置100の動作、第1実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図3において、制御部25は、ステップS11にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS12にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS13にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。送信画像とは、撮像装置100が放送局300に送信した撮影画像信号の画像である。制御部25は、送信画像とリターン画像との双方を解析することにより、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定することが可能である。制御部25は、送信画像とリターン画像とをパターンマッチングさせて両者が一致するか否かを判定してもよい。制御部25は、送信画像及びリターン画像の画像ヒストグラムを生成し、画像ヒストグラムがほぼ一致するか否かで両者が一致するか否かを判定してもよい。
即ち、放送使用判定部251は、自己の撮像装置100が被写体を撮影して放送局300に送信する撮影画像信号が放送局300による放送で使用中であるか否かを判定する。
ステップS13にてリターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(装置設定部252)は、ステップS14にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定する。レンズ11及びバッテリ13の交換は、撮像装置100の状態の変更に相当する。リターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25(装置設定部252)は、ステップS15にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を許可に設定する。
図3では図示を省略しているが、ステップS13にてリターン画像に送信画像が含まれていれば、制御部25(表示制御部253)は、モニタ21に表示されている撮影画像に、撮像装置100による撮影画像が放送で使用中である旨を表示するのがよい。
制御部25は、ステップS16にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS11に戻し、ステップS11以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図4は、リターン画像に送信画像が含まれており、撮像装置100による撮影画像が放送で使用中であると判定される場合に、モニタ21に表示される画像の一例を示している。画像処理部15は、モニタ21に、撮影画像V100にリターン画像V300を縮小した縮小リターン画像V300sを子画面として重畳した画像を表示する。表示制御部253は、例えばモニタ21の右上角部近傍に、撮影画像V100が放送で使用中である旨を示す「放送使用中」なる文字を含む付加情報231を表示する。
表示制御部253は、撮影画像V100が放送で使用中であるか否かにかかわらず、例えばモニタ21の左下角部近傍に設定メニューボタン232を表示する。撮像装置100の設定メニューがモニタ21に表示されていない状態で撮影者110が設定メニューボタン232に触れると、表示制御部253は、図5に示すように、モニタ21に設定メニュー233を表示する。設定メニュー233がモニタ21に表示されている状態で撮影者110が設定メニューボタン232に触れると、表示制御部253は設定メニュー233を消去する。
図5に示す例では、設定メニュー233は、撮影画像信号を圧縮符号化する際の圧縮符号化方式と、圧縮符号化する際のビットレートとを選択するメニューである。一例として、設定メニュー233は、H.264とH.265とを選択するメニューと、ビットレートを670kpbs、1240kbps、3200kpbs、4600kbpsから選択するメニューとを含む。
撮像装置100は、圧縮符号化方式としてH.264、ビットレートとして1240kbpsを選択して撮影画像信号を生成しているとする。撮像装置100による撮影画像が放送で使用中であるとき、制御部25(装置設定部252)は圧縮符号化方式及びビットレートの設定の変更を不許可に設定する。図5においては、選択中のH.264と、H.264に対応する1240kbps以外は全て非アクティブの状態とされており、設定を変更することができない。
第1実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、放送局300が、撮像装置100が撮影している被写体の画像信号を放送しているか否かに応じて適切に動作することができる。具体的には、撮像装置100が撮影している被写体の画像信号が放送中であれば、レンズ11の交換及びバッテリ13の交換ができない。よって、撮影者110が誤ってレンズ11またはバッテリ13を交換して撮像装置100の状態を変更することにより、放送中の画像信号が途切れてしまうことを回避することができる。
また、撮像装置100が撮影している被写体の画像信号が放送中であれば、圧縮符号化方式またはビットレートの設定を変更することができない。よって、撮影者110が誤ってそのいずれかの設定を変更して撮像装置100の設定を変更することにより、放送中の画像がフリーズすることを回避することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第2実施形態においても加速度センサ18は省略可能である。第1実施形態においては、撮影画像V100とリターン画像V300との時間的なずれを無視しているが、実際には、両者は時間的にわずかにずれている。第2実施形態は、撮影画像V100とリターン画像V300とが時間的にずれていたとしても、誤判定少なく、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定するように構成している。
図6に示すフローチャートを用いて、第2実施形態の撮像装置100の動作、第2実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図6において、制御部25は、ステップS21にて、所定時間を設定する。所定時間とは、同じフレームである撮影画像V100とリターン画像V300との時間的にずれに相当する時間である。
一例として、制御部25は、次のようにして所定時間を設定することができる。制御部25は、放送局300にICMP(Internet Control Message Protocol)に基づくPing要求を送り、Ping要求を送ったタイミングからPing応答を受信するタイミングまでの時間に補正係数を乗算して最大遅延時間を求める。制御部25は、最大遅延時間を所定時間として設定する。
制御部25は、ステップS22にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS23にて、撮影画像信号を記録媒体170に記録するよう記録再生部17を制御する。制御部25は、ステップS24にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25は、ステップS25にて、リターン画像に送信画像(撮影画像)が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25は、ステップS27にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定する。リターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25は、ステップS26にて、リターン画像に、記録媒体170に記録されている上記の所定時間前までのいずれかの送信画像(撮影画像)が含まれているか否かを判定する。
上記の所定時間が10フレームの時間であるとすると、制御部25は、リターン画像の判定しようとするフレームと、記録媒体170に記録されている10フレーム前までのいずれかのフレームとが一致するか否かを判定すればよい。
ステップS26にて、リターン画像に、記録媒体170に記録されている所定時間前までのいずれかの送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25は、ステップS27にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定する。リターン画像に、記録媒体170に記録されている所定時間前までのいずれかの送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25は、ステップS28にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を許可に設定する。
制御部25は、ステップS29にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS22に戻し、ステップS22以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
第2実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて、撮影画像V100とリターン画像V300とが時間的にずれていたとしても、誤判定少なく、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第3実施形態においても加速度センサ18は省略可能である。図1においては、放送局300が、撮像装置100が生成した撮影画像信号のフレームをそのまま放送している例を示している。放送局300が、他の撮像装置が被写体を撮影した撮影画像信号のフレーム内に、撮像装置100が生成した撮影画像信号のフレームを縮小して子画面として重畳して放送する場合がある。
図7において、放送局300は、放送局300内に配置されている撮像装置が被写体を撮影した撮影画像信号のフレーム内に、撮像装置100が生成した撮影画像信号のフレームを縮小して子画面として重畳したテレビジョン信号を放送している。よって、放送局300は、撮影画像V100を縮小した縮小撮影画像V100sを子画面として重畳したリターン画像V300を撮像装置100に送信する。
図8に示すフローチャートを用いて、第3実施形態の撮像装置100の動作、第3実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図8において、制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS31にて、撮影画像の特徴点を抽出し、抽出した特徴点群を記録媒体170または図示していないRAMに記録する。制御部25は、撮影画像信号の各フレームにおいて撮影画像の特徴点を抽出する。
図9は、制御部25が撮影画像V100で抽出した特徴点群を概念的に示している。黒丸は特徴点を示す。制御部25は、輝度がフレーム内で大きく変化する箇所または被写体の角の部分を特徴点として抽出する。
制御部25は、ステップS32にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS33にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS34にて、リターン画像の特徴点を抽出し、抽出した特徴点群を記録媒体170または図示していないRAMに記録する。制御部25は、リターン画像の各フレームにおいてリターン画像の特徴点を抽出する。
図10は、制御部25がリターン画像V300で抽出した特徴点群を概念的に示している。黒丸は特徴点を示す。制御部25は、輝度がフレーム内で大きく変化する箇所または被写体の角の部分を特徴点として抽出する。
制御部25は、ステップS35にて、リターン画像の特徴点群が送信画像の特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かを判定する。リターン画像の特徴点群が送信画像の特徴点群と相似形の特徴点群を含めば(YES)、制御部25は、ステップS36にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定する。リターン画像の特徴点群が送信画像の特徴点群と相似形の特徴点群を含んでいなければ(NO)、制御部25は、ステップS37にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を許可に設定する。
制御部25は、ステップS38にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS31に戻し、ステップS31以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
第3実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて次の効果を奏する。撮像装置100が生成した撮影画像信号がそのまま放送されず、他の撮影画像信号のフレーム内に子画面として重畳されて放送される場合であっても、レンズ11またはバッテリ13の交換、及び撮像装置100の設定変更に起因する不具合を回避することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第4実施形態においては加速度センサ18を必要とする。放送局300が、撮像装置100が生成した撮影画像信号を放送しているとき、撮影者110が撮像装置100を急激に動かすと視聴者は不快に感じる。第4実施形態は、撮影者110が撮像装置100を急激に動かすことを防止して、視聴者が不快に感じることを回避する。
図11に示すように、制御部25は、機能的な構成として警告処理部254を有する。警告処理部254には後述する制限値が予め保持されているか、制御部25が制限値を設定する。
図12に示すフローチャートを用いて、第4実施形態の撮像装置100の動作、第4実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図12において、制御部25は、ステップS41にて、撮像装置100に加わることを許容する加速度センサ18の検出値の制限値を設定する。
制御部25は、ステップS42にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS43にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS44にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25は処理をステップS47に移行させる。
ステップS44にてリターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(警告処理部254)は、ステップS45にて、加速度センサ18の検出値が制限値を超えているか否かを判定する。加速度センサ18の検出値が制限値を超えていなければ(NO)、制御部25は処理をステップS47に移行させる。加速度センサ18の検出値が制限値を超えていれば(YES)、制御部25(警告処理部254)は、ステップS46にて、警告の処理を実行して処理をステップS47に移行させる。
制御部25は、ステップS47にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS42に戻し、ステップS42以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図12においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定するのがよい。
図13Aは、ステップS46における警告の処理の第1の例を示している。警告処理部254は、加速度センサ18の検出値が制限値を超えているとき、付加情報231を点滅させるよう表示制御部253を制御する。図13Bは、ステップS46における警告の処理の第2の例を示している。警告処理部254は、加速度センサ18の検出値が制限値を超えているとき、モニタ21に例えば「カメラを動かさないでください」なる文字を含む警告情報234を表示するよう表示制御部253を制御する。
<第5実施形態>
第5実施形態の撮像装置100は、図14に示すように構成される。撮像装置100は、バッテリを装着するスロットを複数備え、複数のバッテリを使用可能な場合がある。図14において、図示が省略されている部分は図2と同様の構成である。第5実施形態において加速度センサ18は省略可能である。
図14において、撮像装置100は、スロット1及び2よりなる2つのスロットを備える。スロット1にはバッテリ131が装着され、スロット2はバッテリ132が装着されている。バッテリ131及び132は、バッテリ131及び132を撮像装置100の筐体から取り外すための取り外しボタン13Bを有する。バッテリ131または132は、撮像装置100の各部に電力を供給する。
制御部25は、バッテリ131及び132の電力の残量を取得する残量取得部255と、バッテリ131及び132の取り外しボタン13Bが操作されたか否かを判定するボタン操作判定部256を有する。
図15に示すフローチャートを用いて、第5実施形態の撮像装置100の動作、第5実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図15において、制御部25は、ステップS51にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS52にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS53にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(残量取得部255)は、ステップS54にて、各バッテリ(バッテリ131及び132)の電力の残量を取得する。バッテリ131及び132が電力の残量を計測して出力する回路基板を内蔵するバッテリであれば、制御部25はバッテリ131及び132から残量を取得すればよい。そのような回路基板を内蔵しないバッテリであれば、制御部25はバッテリ131及び132から供給される電圧値に基づいて残量を測定してもよい。
制御部25(装置設定部252)は、ステップS55にて、残量最大のバッテリの交換を不許可、残量最大のバッテリ以外のバッテリの交換を許可に設定する。制御部25(ボタン操作判定部256)は、ステップS56にて、残量最大のバッテリの取り外しボタン13Bが操作されたか否かを判定する。残量最大のバッテリの取り外しボタン13Bが操作されれば(YES)、制御部25(表示制御部253)は、ステップS57にて、交換可能なバッテリをモニタ21に表示して、処理をステップS59に移行させる。
一方、ステップS53にてリターン画像に送信画像が含まれていければ(NO)、制御部25(装置設定部252)は、ステップS58にて、全てのバッテリの交換を許可に設定して、処理をステップS59に移行させる。ステップS56にて残量最大のバッテリの取り外しボタン13Bが操作されなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS59に移行させる。
制御部25は、ステップS59にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS51に戻し、ステップS51以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図15においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更とレンズ11の交換を不許可に設定するのがよい。
第5実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて次の効果を奏する。リターン画像に送信画像が含まれていなければ、いずれのバッテリも交換することができる。リターン画像に送信画像が含まれている場合であっても、残量最大のバッテリ以外のバッテリを交換することができる。よって、第5実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、長時間の撮影が可能となる。
<第6実施形態>
第6実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第6実施形態において加速度センサ18は省略可能である。図16に示すように、放送局300は、放送局300内に配置されている撮像装置が被写体を撮影した撮影画像信号を放送し、撮像装置100が生成した撮影画像信号を放送していない。このとき、撮影画像V100とリターン画像V300とは異なる。
図17に示すように、制御部25は、機能的な構成として画質調整部257を有する。図17において、図示が省略されている部分は図2と同様の構成である。
図18に示すフローチャートを用いて、第6実施形態の撮像装置100の動作、第6実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図16において、制御部25は、ステップS61にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS62にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS63にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(画質調整部257)は、ステップS64にて、撮影画像の画質を調整して処理をステップS65に移行させる。制御部25は、撮影画像の明るさをリターン画像の明るさに合わせるように画質を調整する。制御部25は、さらに、撮影画像の彩度をリターン画像の彩度に合わせるように画質を調整するのがよい。
ステップS63にてリターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS65に移行させる。
図18においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定するのがよい。
制御部25は、ステップS65にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS61に戻し、ステップS61以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
第6実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて、撮像装置100が生成した撮影画像と他の撮像装置が生成した撮影画像との画質をほぼ一致させることができる。よって、放送局300が複数の撮像装置が生成した撮影画像を切り替えて放送するときに視聴者に違和感を与えにくくすることができる。
<第7実施形態>
第7実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第7実施形態において加速度センサ18は省略可能である。第7実施形態は、撮像装置100が消費する消費電力を削減する。図19に示すように、制御部25は、機能的な構成として残量取得部255と電力モード設定部258を有する。
図20に示すフローチャートを用いて、第7実施形態の撮像装置100の動作、第7実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図20において、制御部25は、ステップS71にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS72にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS73にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(電力モード設定部258)は、ステップS74にて、通常電力モードに設定して、処理をステップS78に移行させる。通常電力モードとは、一例として、モニタ21の明るさを通常の明るさとするモードである。
ステップS73にてリターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25(残量取得部255)は、ステップS75にて、バッテリ13の電力の残量を取得する。続けて、制御部25は、ステップS76にて、バッテリ13の電力の残量が所定値以下であるか否かを判定する。バッテリ13の電力の残量が所定値以下でなければ(NO)、制御部25は処理をステップS74に移行させる。
ステップS76にてバッテリ13の電力の残量が所定値以下であれば(YES)、制御部25(電力モード設定部258)は、ステップS77にて、省電力モードに設定して、処理をステップS78に移行させる。省電力モードとは、一例として、モニタ21の明るさを通常の明るさより暗くするモードである。
制御部25は、ステップS78にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS71に戻し、ステップS71以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図20においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定するのがよい。
第7実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて次の効果を奏する。撮像装置100が生成した撮影画像信号が放送されていないときにモニタ21の明るさを暗くすることにより、撮像装置100の消費電力を削減することができる。
図20においては、バッテリ13の電力の残量が所定値以下であるときに撮像装置100を省電力モードに設定しているが、バッテリ13の電力の残量にかかわらず、撮像装置100を省電力モードに設定してもよい。この場合、ステップS76における所定値を0とすれば、バッテリ13の電力の残量にかかわらず、撮像装置100を省電力モードに設定することができる。また、ステップS75及びS76を省略してもよい。
<第8実施形態>
第8実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第8実施形態において加速度センサ18は省略可能である。第8実施形態は、撮像装置100から放送局300に送信する音声信号に、マイクロホン22及びスピーカ23よりなる通話部による撮影者110と放送局300のスタッフとの通話がノイズとして重畳することを防止する。第8実施形態において、中継現場には、撮像装置100以外に追加的に使用されることがある第2の撮像装置が存在することがある。
図21に示すように、制御部25は、機能的な構成として通話設定部259と装置追加設定部2510とを有する。
図22に示すフローチャートを用いて、第8実施形態の撮像装置100の動作、第8実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図22において、制御部25(装置追加設定部2510)は、ステップS81にて、図示していない操作部による設定に基づき、第2の撮像装置の使用の有無を設定する。
制御部25は、ステップS82にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS83にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS84にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。
ステップS84にてリターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(通話設定部259)は、ステップS85にて、通話部をオフして、処理をステップS88に移行させる。通話部をオフするとは、マイクロホン22及びスピーカ23を動作不可とすることである。なお、撮影者110がイヤホンまたはヘッドホンを装着している場合には、イヤホンまたはヘッドホンを動作不可とする必要はない。
ステップS84にてリターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25(装置追加設定部2510)は、ステップS86にて、第2の撮像装置が使用される状態に設定されているか否かを判定する。第2の撮像装置が使用される状態に設定されてれいば(YES)、制御部25は処理をステップS85に移行させる。第2の撮像装置が使用されるとき、ステップS85にて通話部をオフするのは、第2の撮像装置が使用されている場合に、撮像装置100の通話部による通話が第2の撮像装置が送信する音声信号にノイズとして重畳することがあるからである。
ステップS86にて第2の撮像装置が使用される状態に設定されていなければ(NO)、制御部25は、ステップS87にて、通話部をオンして、処理をステップS88に移行させる。通話部をオンするとは、マイクロホン22及びスピーカ23を動作可とすることである。通話部をオンすることにより、撮影者110は放送局300のスタッフと通話することが可能となる。
制御部25は、ステップS88にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS82に戻し、ステップS82以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図22においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定するのがよい。
第8実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて、放送局300に送信される音声信号にノイズが重畳することを防止することができる。
<第9実施形態>
第9実施形態の撮像装置100は、図2に示すように構成される。第9実施形態において加速度センサ18は省略可能である。第9実施形態は、ファン14の回転数を制御する。図23に示すように、制御部25は、機能的な構成として温度取得部2511とファン回転モード設定部2512を有する。
図24に示すフローチャートを用いて、第9実施形態の撮像装置100の動作、第9実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図24において、制御部25は、ステップS91にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS92にて、放送局300から送信されたリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS93にて、リターン画像に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(ファン回転モード設定部2512)は、ステップS94にて、ファン14の回転数を比較的低回転とする低回転モードに設定して、処理をステップS98に移行させる。ファン14を低回転モードで回転させることにより、マイクロホン122がファン14の音が収音して放送局300に送信される音声信号にノイズが入ることを低減することができる。
ステップS93にてリターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25(温度取得部2511)は、ステップS95にて、温度計24が計測した撮像装置100の内部の温度を取得する。続けて、制御部25(温度取得部2511)は、ステップS96にて、撮像装置100の内部の温度が所定の温度以上であるか否かを判定する。撮像装置100の内部の温度が所定の温度以上でなければ(NO)、制御部25は処理をステップS94に移行させる。
ステップS96にて撮像装置100の内部の温度が所定の温度以上であれば(YES)、制御部25(ファン回転モード設定部2512)は、ステップS97にて、ファン14の回転数を比較的高回転とする高回転モードに設定して、処理をステップS98に移行させる。
制御部25は、ステップS98にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS91に戻し、ステップS91以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
図24においては図示を省略しているが、リターン画像に送信画像が含まれているときに、制御部25(装置設定部252)は、撮像装置100の設定変更、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定するのがよい。
第9実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて、撮像装置100が生成した撮影画像信号及びマイクロホン122が収音した音声信号が放送されているときに、ファン14の音がノイズとして音声信号に入ることを低減することができる。
<第10実施形態>
図25は、図1と同様に、撮影者110が、撮像装置100によって被写体であるレポータ120を撮影した撮影画像信号を、ネットワーク200を介して放送局300に送信する様子を示す概念図である。第10実施形態において、放送局300は、放送中の画像信号を、第1のリターン画像信号及び第2のリターン画像信号としてネットワーク200を介して撮像装置100に送信する。
第1のリターン画像信号は圧縮率が比較的低いリターン画像信号である。第1のリターン画像信号は比較的高画質のリターン画像信号であってもよい。例えば、第1のリターン画像信号は、放送局300が放送中の画像信号を圧縮符号化方式としてH.264で圧縮符号化したリターン画像信号である。第2のリターン画像信号は圧縮率が比較的高いリターン画像信号である。第2のリターン画像信号は比較的低画質のリターン画像信号であってもよい。例えば、第2のリターン画像信号は、放送局300が放送中の画像信号を圧縮符号化方式としてH.265で圧縮符号化したリターン画像信号である。
第1のリターン画像V300Hは、放送局300から撮像装置100に送信される第1のリターン画像信号の1フレームを示している。第2のリターン画像V300Lは、放送局300から撮像装置100に送信される第2のリターン画像信号の1フレームを示している。
図26に示すように、制御部25は、機能的な構成としてリターン画像受信判定部2513を有する。
図27に示すフローチャートを用いて、第10実施形態の撮像装置100の動作、第10実施形態の撮像装置100で実行される撮像装置の制御方法による処理を説明する。図27において、制御部25は、ステップS101にて、撮影画像信号を送信するよう撮像装置100を制御する。制御部25は、ステップS102にて、放送局300から送信された第1及び第2のリターン画像信号を受信するよう撮像装置100を制御する。
制御部25(リターン画像受信判定部2513)は、ステップS103にて、第1のリターン画像が途切れたか否かを判定する。第1のリターン画像が途切れていなければ(NO)、制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS104にて、第1のリターン画像に基づいて、リターン画像に送信画像が含まれているかを解析して、処理をステップS107に移行させる。
ステップS103にて第1のリターン画像が途切れていれば(YES)、制御部25(リターン画像受信判定部2513)は、ステップS105にて、第2のリターン画像が途切れたか否かを判定する。第2のリターン画像が途切れていなければ(NO)、制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS106にて、第2のリターン画像に基づいて、リターン画像に送信画像が含まれているかを解析して、処理をステップS107に移行させる。
制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS107にて、リターン画像(第1のリターン画像または第2のリターン画像)に送信画像が含まれているか否かを判定する。リターン画像に送信画像が含まれていれば(YES)、制御部25(装置設定部252)は、ステップS108にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を不許可に設定して、処理をステップS111に移行させる。リターン画像に送信画像が含まれていなければ(NO)、制御部25(装置設定部252)は、ステップS109にて、撮像装置100の設定変更と、レンズ11及びバッテリ13の交換を許可に設定して、処理をステップS111に移行させる。
ステップS105にて第2のリターン画像が途切れていれば(YES)、制御部25(放送使用判定部251)は、ステップS110にて、第1及び第2のリターン画像が途切れる前の、リターン画像に送信画像が含まれているか否かの判定結果を維持して、処理をステップS111に移行させる。
制御部25は、ステップS111にて、撮像装置100の電源がオフされたか否かを判定する。電源がオフされなければ(NO)、制御部25は、処理をステップS101に戻し、ステップS101以降の処理を繰り返す。電源がオフされれば(YES)、制御部25は処理を終了させる。
第10実施形態の撮像装置100及び撮像装置の制御方法によれば、第1実施形態が奏する効果に加えて次の効果を奏する。ネットワーク200の状態が不安定で第1のリターン画像が途切れたとしても、第2のリターン画像は第1のリターン画像よりも圧縮率が高いため途切れにくい。よって、第2のリターン画像を用いて、撮像装置100による撮影画像が放送で使用中であるか否かを判定することができる。
さらに、第1及び第2のリターン画像が途切れたとしても、制御部25は、第1及び第2のリターン画像が途切れる前の、リターン画像に送信画像が含まれているか否かの判定結果を維持することができる。
本発明は以上説明した第1~第10実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。第1~第10実施形態は、任意に組み合わせが可能である。
11 レンズ
11B,13B 取り外しボタン
12 撮像素子
13,131,132 バッテリ
14 ファン
15 画像処理部
16 音声処理部
17 記録再生部
18 加速度センサ
19 通信部
20 バス
21 モニタ
22,122 マイクロホン
23 スピーカ
24 温度計
25 制御部
26 外部入力端子
100 撮像装置
110 撮影者
120 レポータ
170 記録媒体
200 ネットワーク
251 放送使用判定部
252 装置設定部
253 表示制御部
254 警告処理部
255 残量取得部
256 ボタン操作判定部
257 画質調整部
258 電力モード設定部
259 通話設定部
300 放送局
2510 装置追加設定部
2511 温度取得部
2512 ファン回転モード設定部
2513 リターン画像受信判定部

Claims (4)

  1. 自己の撮像装置が被写体を撮影して放送局に送信する撮影画像信号の撮影画像より特徴点を抽出し、放送局が放送中の画像信号を前記自己の撮像装置に送信したリターン画像信号のリターン画像より特徴点を抽出し、前記リターン画像より抽出された特徴点群が、前記撮影画像より抽出された特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かに基づいて、前記撮影画像信号が前記放送局による放送で使用中であるか否かを判定する放送使用判定部と、
    前記放送使用判定部が前記放送局による放送で前記撮影画像信号を使用中であると判定したとき、前記自己の撮像装置の設定または状態の変更を不許可に設定する装置設定部と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記装置設定部は、前記撮影画像信号を生成するときの圧縮符号化方式と圧縮符号化する際のビットレートとの設定変更を不許可に設定する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記装置設定部は、前記自己の撮像装置が備えるレンズ及びバッテリの交換を不許可に設定する請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 放送使用判定部が、自己の撮像装置が被写体を撮影して放送局に送信する撮影画像信号の撮影画像より特徴点を抽出し、
    前記放送使用判定部が、放送局が放送中の画像信号を前記自己の撮像装置に送信したリターン画像信号のリターン画像より特徴点を抽出し、
    前記放送使用判定部が、前記リターン画像より抽出された特徴点群が、前記撮影画像より抽出された特徴点群と相似形の特徴点群を含むか否かに基づいて、前記撮影画像信号が前記放送局による放送で使用中であるか否かを判定し、
    前記放送使用判定部が前記放送局による放送で前記撮影画像信号を使用中であると判定したとき、装置設定部が前記自己の撮像装置の設定または状態の変更を不許可に設定する
    撮像装置の制御方法。
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