JP2022094560A - カテーテルコネクタ - Google Patents

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Hirotaka Okada
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Abstract

【課題】採取ポートを介して治療用カテーテル及びガイドワイヤをよりスムーズに挿入し得るカテーテルコネクタを提供する。【解決手段】カテーテルコネクタ1の主管部2は、直線状の第1通路7を有する第1管状部3と、直線状の第2通路8を有する第2管状部4と、中間曲がり通路9を有する中間曲がり部5と、中間曲がり部の曲がりの外側に設けられた採取ポート6とを備える。第1通路と第2通路とは、それらの軸線A1,A2が中間曲がり通路の曲がりの内側から見て鈍角をなすように配置され、採取ポートは、第1通路の軸線と同軸状に配置され、第1通路に直線状に連通する直線状の連絡通路12と、連絡通路の第1通路とは反対側にそれと同軸状に配置された自己封止弁13とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、医療用器具に関するものであり、特に医療の分野において人や動物の体内に挿入されるカテーテルと他の管状部材とを接続するためのカテーテルコネクタに関する。
一般に、患者の体内に貯留した血液や組織浸出液等の液体を体外に誘導して排出する、ドレナージと呼ばれる排液処理において、患者の体内に挿入した排液カテーテルと排液バッグに接続された吸引チューブとは、コネクタを用いて接続されている。
この種のコネクタとして、排液カテーテルを二股に分岐させて一方を排液バッグに、他方を吸引器等に接続するようにしたものや、更に、注射器で排液を吸引したり薬液等を体内に注入するための分岐管を追加して三股にしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2020-185200号公報
医療の現場では、ドレナージを行っている患者の体内に薬剤を注入するために、排液カテーテルを通して治療用カテーテルを挿入する場合がある。しかしながら、上述した特許文献1に記載のコネクタは、薬剤注入用の注射器を接続する第一分岐管が、直線状の主管に関して斜めに、25度以上45度以下の角度をもって屈曲している。
そのため、第一分岐管から挿入した治療用カテーテル及びそれを誘導するためのガイドワイヤは、先ず、それぞれ先端が主管内面に斜めに突き当たって抵抗を受ける。更に強制的に主管内に進めると、治療用カテーテル及びガイドワイヤは、主管及び第一分岐管内で湾曲し、その湾曲部分が主管及び第一分岐管の内面に摺接して抵抗を受けるため、スムーズに患者の体内へ挿入できない虞がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、患者の体内に挿入した排液カテーテルと排液バッグに接続された吸引チューブとを接続するカテーテルコネクタであって、吸引チューブを取り外すことなく排液を採取したり体内に治療用カテーテルを挿入するための採取ポートを備え、前記採取ポートを介して治療用カテーテル及びそれを誘導するためのガイドワイヤをよりスムーズに挿入し得るカテーテルコネクタを提供することにある。
本発明のカテーテルコネクタは、一端部にカテーテルを接続し、他端部に管状部材を接続する主管部からなり、
前記主管部は、前記カテーテルを接続する前記一端部に開口する直線状の第1通路を有する第1管状部と、前記管状部材を接続する前記他端部に開口する直線状の第2通路を有する第2管状部と、所定の曲がりを有する中間曲がり通路を有し、前記第1管状部と前記第2管状部とを連結する中間曲がり部と、前記中間曲がり部の前記曲がりの外側に設けられた採取ポートと、を備え、
前記第1通路と前記第2通路とは、それらの軸線が前記中間曲がり通路の前記曲がりの内側から見て鈍角をなすように配置され、前記中間曲がり通路により接続されて、前記カテーテルと前記管状部材との間で液体を流通可能な液体流通路を形成し、
前記採取ポートは、前記第1通路の軸線と同軸状に配置され、前記第1通路に直線状に連通する直線状の連絡通路と、前記連絡通路の前記第1通路とは反対側に、前記連絡通路と同軸状に配置された自己封止弁とを有することを特徴とする。
或る実施形態において、前記採取ポートの外形は、第1管状部の軸線から半径方向に見て、第1管状部の外郭を越えないように形成されている。
別の実施形態において、前記採取ポートの外形は、第1管状部の軸線方向に見て、第2管状部の外郭を越えないように形成されている。
或る実施形態において、前記連絡通路は、中間曲がり通路よりも小径に形成されている。
別の実施形態において、前記連絡通路は、第1通路よりも小径に形成され、第1通路の軸線に関して中間曲がり部の曲がりの外側寄りに配置される。
更に別の実施形態において、前記連絡通路は、第1通路から第2通路に向けて中間曲がり通路の曲がりが始まる位置付近に配置されている。
また、或る実施形態において、前記中間曲がり通路の曲がりは弧状の湾曲形状である。
別の実施形態において、前記中間曲がり通路の曲がりは、1つ又は複数の屈曲点を有する屈曲形状である。
或る実施形態において、前記カテーテルは、患者の体内に挿入される排液カテーテルであり、前記管状部材は、排液バッグに接続される吸引チューブであり、排液カテーテルと吸引チューブとを接続してドレナージのための閉鎖回路を形成するカテーテルコネクタである。
別の実施形態において、前記自己封止弁は、外部からカテーテル及びそれを案内するためのガイドワイヤを連絡通路及び前1通路を通して排液カテーテルに挿入抜去可能に設けられる。
本発明のカテーテルコネクタは、第1通路と第2通路とを中間曲がり通路によって接続し、採取ポートを中間曲がり部の曲がりの外側に設け、第1通路に連通する連絡通路を該第1通路と同軸状に配置することによって、主管部にカテーテル及び管状部材を接続したままの状態で、採取ポートから連絡通路を通してカテーテルやガイドワイヤ等の医療器具を第1通路に直線的に挿入し、抜去することができる。
本発明による第1実施形態のカテーテルコネクタを示す側面図である。 図1のカテーテルコネクタの縦断面図である。 図1のカテーテルコネクタを採取ポートの側から見た端面図である。 本発明による第2実施形態のカテーテルコネクタを示す側面図である。 図4のカテーテルコネクタの縦断面図である。 図4のカテーテルコネクタを採取ポートの側から見た端面図である。 本発明による第2実施形態のカテーテルコネクタを示す側面図である。 図7のカテーテルコネクタの縦断面図である。 図7のカテーテルコネクタを採取ポートの側から見た端面図である。 本発明による第2実施形態のカテーテルコネクタを示す側面図である。 図10のカテーテルコネクタの縦断面図である。 図10のカテーテルコネクタを採取ポートの側から見た端面図である。
以下に、本発明によるカテーテルコネクタの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ、詳細に説明する。尚、添付図面において、本明細書全体を通して同一又は類似の構成要素には、同様の参照符号を付して表すこととする。
本実施形態のカテーテルコネクタは、患者の体内に貯留した血液や組織浸出液等の液体を体外に誘導して排出するドレナージにおいて、患者の体内に挿入した排液カテーテルと排液バッグに接続された吸引チューブとを接続するためのものである。本明細書において、「患者」には、医療の治療を受ける対象となる人及び動物の双方が含まれる。
図1~図3は、本発明によるカテーテルコネクタの第1実施形態を示している。第1実施形態のカテーテルコネクタ1は、全体として両端部2a,2bに開口を有する筒状体からなる主管部2を備える。主管部2は、直線状の第1管状部3及び第2管状部4と、略全体が湾曲した中間曲がり部5とから構成される。第1管状部3の開口端部には、排液カテーテルCの端部が接続され、第2管状部4の開口端部には、排液バッグ(図示せず)に接続された吸引チューブTの端部が接続される。中間曲がり部5は、第1管状部3と第2管状部4との間に配置されて、それらを連結する。更に主管部2には、採取ポート6が中間曲がり部5に設けられている。
図2に示すように、第1管状部3は、排液カテーテルCを接続する主管部2の端部2aに開口する直線状の第1通路7を有する。第2管状部4は、吸引チューブTを接続する主管部2の端部2bに開口する直線状の第2通路8を有する。中間曲がり部5は、第1管状部3の第1通路7と第2管状部4の第2通路8とを接続する中間曲がり通路9を有する。第1通路7と中間曲がり通路9と第2通路8は、この順に連結されて、主管部2の端部2aの開口と端部2bの開口との間で、患者の体内から排出される液体を排液カテーテルCから吸引チューブTへと流通可能な液体流通路10を形成する。
第1通路7及び第2通路8は、それぞれ第1管状部3及び第2管状部4に関して同軸に設けられている。中間曲がり通路9は、第1通路7の軸線A1と第2通路8の軸線A2とが、中間曲がり部5の湾曲の内側から見たときに鈍角をなす角度θで交差するように湾曲している。中間曲がり通路9の湾曲は、その軸線に沿って曲率が一定であっても、一定でなくてもよい。このように湾曲した中間曲がり通路9で第1通路7と第2通路8とを接続することによって、液体流通路10は、排液カテーテルCからの液体を、主管部2の端部2aの開口から端部2bの開口に向けて、中間曲がり通路9において実質的に停滞させることなく、円滑に流通させることができる。
採取ポート6は、図1及び図2に示すように、中間曲がり部5の湾曲の外側に一体に設けられている。採取ポート6は、中間曲がり部5から第1管状部3とは正反対の向きに延出する筒状部11と、筒状部11の内部に設けられた連絡通路12とを備える。連絡通路12は、図示するように、その軸線A6を第1通路7の軸線A1と同軸位置に配置し、その内端で第1通路7と同軸に連通するように形成される。連絡通路12は、第1通路7、第2通路8及び中間曲がり通路9よりも小径に形成するのが好ましい。
採取ポート6は、図1及び図2に示すように、中間曲がり部5の湾曲の外側に一体に設けられている。採取ポート6は、中間曲がり部5から第1管状部3とは正反対の向きに延出する筒状部11と、筒状部11の内部に設けられた直線状の連絡通路12とを備える。連絡通路12は、図示するように、その軸線A6を第1通路7の軸線A1と同軸位置に配置し、その内端が、第1通路7側から見て中間曲がり通路9が曲がり始める位置近くで、中間曲がり通路9に接続している。これにより、連絡通路12は、中間曲がり通路9の一部を通して第1通路7と同軸に連通するように形成される。
連絡通路12は、第1通路7、第2通路8及び中間曲がり通路9よりも小径に形成することが好ましい。それにより、連絡通路12の容積をより小さくすることができるので、第1通路7から中間曲がり通路9を介して第2通路8へ流れる排液カテーテルCからの液体が連絡通路12内に溜まり難く、またその中に溜まる量を少なくすることができる。更に、連絡通路12は、第1通路7から第2通路8への液体のスムーズな流れを阻害する抵抗となり得るが、その虞を小さくすることができる。
連絡通路12の外端即ち第1通路7とは反対側の端部には、自己封止弁13が装着されている。自己封止弁13は、外部から連絡通路12を通して第1通路7内に治療用カテーテル及びそれを誘導するためのガイドワイヤを導入するためのものである。本実施形態において、自己封止弁13は、治療用カテーテル及びガイドワイヤを挿通させる中心位置が、連絡通路12と同軸上に即ち第1通路7内と同軸上に配置されている。
自己封止弁13には、治療用カテーテル及びガイドワイヤの貫通を許容し、かつ治療用カテーテル及びガイドワイヤが引き抜かれると自己封止する従来公知の様々な弁構造を用いることができる。このような弁構造として、例えば平板状の弾性体に、治療用カテーテル及びガイドワイヤの挿入・抜去に伴って開閉するスリットを設けたものや、重合体等からなるエラストマープラグ、自己シール隔膜、又は機械式の弁構造を有するものが広く知られている。
採取ポート6は、図1及び図2に示すように、第1管状部3の軸線方向A1に沿う長さ方向Xに、筒状部11から突出する自己封止弁13を含む外端が、第2管状部4側の端部2bよりも第1管状部3側に位置するように設けられている。また、第1管状部3の軸線方向A1に直交しかつ第2管状部4の軸線方向A2に角度θで交差する高さ方向Yには、採取ポート6の上端即ち筒状部11の上端が、第1管状部3の上端と同じ高さに設けられている。更に、図3に示すように、第1管状部3の軸線方向A1及び第2管状部4の軸線方向A2に直交する幅方向Zには、筒状部11の両側端が第1管状部3の両側端よりも内側に配置されている。
このように採取ポート6は、その外郭が、長さ方向X、高さ方向Y及び幅方向Zにおいて、第1管状部3、第2管状部4及び中間曲がり部5の最外郭を画定する外郭線1x,1y,1zの範囲内に収容されるので、主管部2から突出する外形を小さくすることができる。更に、カテーテルコネクタ1全体の小型化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、第1管状部3は、その外周に排液カテーテルCの端部を嵌挿し易くするために、全体が端部2aに向けてやや先細に形成されている。第1管状部3の外周面には、断面三角形の周方向の突条14aを複数個軸線方向A1に沿って連続して形成した係合部14が設けられている。これにより、排液カテーテルCの端部は、第1管状部3に嵌挿した後、外側から締付バンド等の適当な締付具で係合部14に加圧して抜け止めし、カテーテルコネクタ1に液密に固定することができる。
第2管状部4は、端部2bから軸線方向A2に所定長さの範囲を他の部分よりも幾分太く形成して、ソケット部15が設けられている。第2通路8も、ソケット部15に対応する長さ範囲が、他の部分よりも幾分大径に形成されている。吸引チューブTは、その端部に比較的硬質のプラグが装着されており、前記プラグをソケット部15内に挿着することによって、カテーテルコネクタ1に液密に固定することができる。例えば、吸引チューブTの前記プラグは、ソケット部15内にねじ込み式に接続することができる。
このようにカテーテルコネクタ1に排液カテーテルCと吸引チューブTとを接続した状態で、図1及び図2に想像線で示すガイドワイヤGWを外部から採取ポート6を通して挿入する。ガイドワイヤGWは、上述したように自己封止弁13及び連絡通路12が第1通路7と同軸に設けられているので、第1通路7内を直線状にスムーズに貫通させ、排液カテーテルCを通して患者の体内に案内することができる。更に、使用者は、第1管状部3に関して斜めに配設された第2管状部4側を手で容易に保持することができ、それによってガイドワイヤGWを水平に挿入・抜去することができるので、作業をより容易に行うことができる。
更に、このようにしてカテーテルコネクタ1を通して留置したガイドワイヤGWを用いて、治療用カテーテル(図示せず)を外部から採取ポート6を通して挿入することができる。この場合も、前記治療用カテーテルは、第1通路7内を直線状にスムーズに貫通し、排液カテーテルCを通して患者の体内に案内される。使用者は、同様に第2管状部4側を手で保持することによって、前記治療用カテーテルをガイドワイヤGWに沿って水平に挿入・抜去することができ、作業をより容易に行うことができる。
図4~図6は、本発明によるカテーテルコネクタの第2実施形態を示している。第2実施形態のカテーテルコネクタ21は、採取ポート6の筒状部22の外形を、図1~図3の筒状部11よりも小型化した点において、第1実施形態のカテーテルコネクタ1と異なる。具体的には、第1実施形態と同寸法の自己封止弁13を装着しながら、図6に示すように、筒状部22の高さ方向Y及び幅方向Zの寸法を第1実施形態の筒状部11よりも小さくすることができる。筒状部22の外径は、連絡通路12の内径及び/又は自己封止弁13の寸法に対応して、小さくすることができる。これにより、治療用カテーテル及びガイドワイヤを容易かつスムーズに挿入、抜去できるという本発明の特徴を確保しつつ、カテーテルコネクタ21をより小型化することができる。
図7~図9は、本発明によるカテーテルコネクタの第3実施形態を示している。第3実施形態のカテーテルコネクタ31は、高さ方向Yに採取ポート6の筒状部32の上端位置を第1管状部3の上端と同じ高さに維持しつつ、連絡通路33の軸線A6を第1通路7の軸線A1に対して上方へ少しずらした点において、第1実施形態のカテーテルコネクタ1と異なる。別言すれば、連絡通路33は、第1通路7の軸線A1に関して中間曲がり部5の湾曲の外側寄りに配置されている。これにより、第1実施形態と同寸法の自己封止弁13を装着しながら、図7及び図8に示すように、採取ポート6の長さ方向Xの寸法を短くし、かつ図9に示すように、幅方向Zの寸法を小さくすることができる。
第3実施形態では、連絡通路33及び自己封止弁13が、第1通路7と同軸でなくなるが、軸線A6は以前として軸線A1と平行で、その上方への位置ずれ量は比較的小さいから、実質的に第1通路7と同軸状に配置されているということができる。従って、治療用カテーテル及びガイドワイヤを容易かつスムーズに挿入、抜去できるという本発明の特徴を確保しつつ、カテーテルコネクタ31をより小型化することができる。
更に、連絡通路33も、採取ポート6の長さ方向Xの寸法に対応して長さ方向Xに短くなり、その容積も減少するので、第1通路7から第2通路8へ流れる液体が溜まり難く、またその中に溜まる量を少なくなる。連絡通路33が第1通路7から第2通路8への液体の流れを阻害する抵抗となる虞がより小さくなる。
図10~図12は、本発明によるカテーテルコネクタの第4実施形態を示している。第4実施形態のカテーテルコネクタ41は、第1乃至第3実施形態の自己封止弁13よりも大きな寸法の自己封止弁42を採取ポート6に設けた点において、上記各実施形態のカテーテルコネクタ1,21,31と異なる。採取ポート6の筒状部43は、その上端位置を高さ方向Yに第1管状部3の上端と同じ高さに維持しつつ、大型の自己封止弁42を配置するために、連絡通路44の軸線A6を第1通路7の軸線A1に対して上方へ少しずらすと共に、長さ方向Xの寸法を第1実施形態のそれよりも幾分長くしている。更に、筒状部43は、図12に示すように、幅方向Zの寸法を第1管状部3のそれと同じ寸法に設定している。
これによって、連絡通路44及び自己封止弁42が、第1通路7と同軸でなくなるが、軸線A6は軸線A1と平行で、その上方への位置ずれ量は比較的小さいから、実質的に第1通路7と同軸状に配置されているということができる。更に、採取ポート6の寸法は、第1乃至第3実施形態よりも大きくなるが、その外郭は、第1管状部3、第2管状部4及び中間曲がり部5の外郭線1x,1y,1zの範囲内に収容されている。従って、治療用カテーテル及びガイドワイヤを容易かつスムーズに挿入、抜去できるという本発明の特徴を確保しつつ、カテーテルコネクタ41を小型化することができる。
上記各実施形態では、中間曲がり部5及び中間曲がり通路9を、弧状に曲がる湾曲形状に形成したが、別の実施形態では、中間曲がり部5及び/又は中間曲がり通路9が、直線状部分と直線状部分とを角度をつけて曲げた屈曲形状に形成される。中間曲がり部5及び中間曲がり通路9の双方を屈曲形状にする場合だけでなく、中間曲がり部5を屈曲形状にかつ中間曲がり通路9を湾曲形状に、又は逆に中間曲がり部5を湾曲形状にかつ中間曲がり通路9を屈曲形状にすることもできる。
特に中間曲がり通路9は、液体の第1通路7から第2通路8へのスムーズな流れを確保し得る限り、様々な屈曲形状にすることができる。例えば、屈曲形状の直線状部分は、緩やかな弧状に湾曲した形状であってもよい。また、直線状部分と直線状部分とつなぐ屈曲点の数は、1つ又は複数であってよい。
また、第1通路7の軸線A1と第2通路8の軸線A2とがなす角度θの鈍角は、特定の角度又は角度範囲に限定されない。角度θは、中間曲がり通路9において第1通路7から第2通路8へと液体のスムーズな流れが確保され、採取ポート6を中間曲がり部5の曲がりの外側に配設できる限り、様々に設定することができる。
上記各実施形態において、主管部2は、第1,第2管状部3,4、中間曲がり部5及び採取ポート6の筒状部11が、例えばプラスチック材料で一体に成形されている。別の実施形態では、第1,第2管状部3,4及び中間曲がり部5を1個の部材として一体に成形し、採取ポート6の筒状部11を別個の部材として形成することができる。この場合、筒状部11に自己封止弁13を装着した採取ポート6を、中間曲がり部5に形成した開口部内に嵌合させ、接着剤等で固定することによって一体化する。
以上、本発明を好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その技術的範囲において、様々な変更又は変形を加えて実施し得ることは言うまでもない。例えば、本発明のカテーテルコネクタは、ドレナージ以外の目的又は用途において、患者の体内に挿入されるカテーテルと他の管状部材とを接続するために使用することができる。
1,21,31,41 カテーテルコネクタ
2 主管部
3 第1管状部
4 第2管状部
5 中間曲がり部
6 採取ポート
7 第1通路
8 第2通路
9 中間曲がり通路
10 液体流通路
12,33,44 連絡通路
13,42 自己封止弁


Claims (10)

  1. 一端部にカテーテルを接続し、他端部に管状部材を接続する主管部からなり、
    前記主管部は、
    前記カテーテルを接続する前記一端部に開口する直線状の第1通路を有する第1管状部と、
    前記管状部材を接続する前記他端部に開口する直線状の第2通路を有する第2管状部と、
    所定の曲がりを有する中間曲がり通路を有し、前記第1管状部と前記第2管状部とを連結する中間曲がり部と、
    前記中間曲がり部の前記曲がりの外側に設けられた採取ポートと、を備え、
    前記第1通路と前記第2通路とは、それらの軸線が前記中間曲がり通路の前記曲がりの内側から見て鈍角をなすように配置され、前記中間曲がり通路により接続されて、前記カテーテルと前記管状部材との間で液体を流通可能な液体流通路を形成し、
    前記採取ポートは、
    前記第1通路の軸線と同軸状に配置され、前記第1通路に直線状に連通する直線状の連絡通路と、
    前記連絡通路の前記第1通路とは反対側に、前記連絡通路と同軸状に配置された自己封止弁とを有することを特徴とするカテーテルコネクタ。
  2. 前記採取ポートの外形は、前記第1管状部の軸線から半径方向に見て、前記第1管状部の外郭を越えないように形成されている、請求項1に記載のカテーテルコネクタ。
  3. 前記採取ポートの外形は、前記第1管状部の軸線方向に見て、前記第2管状部の外郭を越えないように形成されている、請求項1又は請求項2に記載のカテーテルコネクタ。
  4. 前記連絡通路は、前記中間曲がり通路よりも小径に形成されている、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  5. 前記連絡通路は、前記第1通路よりも小径に形成され、前記第1通路の軸線に関して前記中間曲がり部の曲がりの外側寄りに配置される、請求項1から請求項4の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  6. 前記連絡通路は、前記第1通路から前記第2通路に向けて前記中間曲がり通路の前記曲がりが始まる位置付近に配置されている、請求項1から請求項5の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  7. 前記中間曲がり通路の前記曲がりは弧状の湾曲形状である、請求項1から請求項6の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  8. 前記中間曲がり通路の前記曲がりは、1つ又は複数の屈曲点を有する屈曲形状である、請求項1から請求項6の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  9. 前記カテーテルは、患者の体内に挿入される排液カテーテルであり、前記管状部材は、排液バッグに接続される吸引チューブであり、前記排液カテーテルと前記吸引チューブとを接続してドレナージのための閉鎖回路を形成する、請求項1から請求項8の何れか一項に記載のカテーテルコネクタ。
  10. 前記自己封止弁は、外部からカテーテル及びそれを案内するためのガイドワイヤを前記連絡通路及び前記第1通路を通して前記排液カテーテルに挿入抜去可能に設けられる、請求項9に記載のカテーテルコネクタ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048540A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 日本ゼオン株式会社 体液還流デバイス

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