JP2022094483A - Spout and bag container with spout - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スパウトに関し、特に、内容液の液漏れ防止機構を備えるスパウトに関する。 The present invention relates to a spout, and more particularly to a spout having a liquid leakage prevention mechanism for the content liquid.
上記技術分野において、特許文献1には、包装袋から容器へ内容物を注ぐ際に、傾けた包装袋から内容物が勢いよく飛び出すのを防止するために、内容物の注出方向へのみ変位可能な可動弁(逆止弁)を備えた流路形成部材(スパウト)が開示されている。 In the above technical field, Patent Document 1 states that when the contents are poured from the packaging bag to the container, the contents are displaced only in the pouring direction of the contents in order to prevent the contents from vigorously popping out from the tilted packaging bag. A flow path forming member (spout) with a possible movable valve (check valve) is disclosed.
上記特許文献1に記載のスパウトでは、被詰替え容器に内容液を充填するために、袋容器を持ち上げて傾けた瞬間から、内容液が流れ出てしまう。そのため、袋容器をうまく移動させられない場合には、被詰替え容器を内容液で汚してしまう可能性があった。また、ユーザが、袋容器の胴部を強く握った場合も、内容液が袋容器から溢れ出てしまうこととなり、同様に、周りを汚してしまう可能性があった。 In the spout described in Patent Document 1, the content liquid flows out from the moment the bag container is lifted and tilted in order to fill the refill container with the content liquid. Therefore, if the bag container cannot be moved properly, the refillable container may be contaminated with the content liquid. Further, even when the user strongly grips the body of the bag container, the content liquid overflows from the bag container, and there is a possibility that the surroundings are similarly contaminated.
したがって、本発明は、被詰替え容器の内容液を詰め替える際に、袋容器からの液漏れを防止できるスパウトに関する。 Therefore, the present invention relates to a spout that can prevent liquid leakage from the bag container when refilling the content liquid of the refillable container.
本発明は、内容液が収容される容器に取り付けられ、前記内容液の流路を形成し、前記内容液の液漏れ防止機構を備えるスパウトであって、前記液漏れ防止機構は、加えられる圧力に応じて前記内容液の注出方向とは反対方向へ変位して、前記内容液の流路を形成する可動弁と、前記注出方向に対して、前記可動弁の上方に配置され、前記可動弁が変位しない場合、前記流路を遮断するリング部と、を有し、加えられる前記圧力は、前記スパウトの外部から前記可動弁に加えられる圧力である、スパウトに関する。 The present invention is a spout that is attached to a container in which a content liquid is housed, forms a flow path for the content liquid, and has a liquid leakage prevention mechanism for the content liquid, wherein the liquid leakage prevention mechanism is a pressure applied. A movable valve that is displaced in a direction opposite to the pouring direction of the content liquid according to the above to form a flow path of the content liquid, and is arranged above the movable valve with respect to the pouring direction. With respect to the spout, which has a ring portion that shuts off the flow path when the movable valve is not displaced, the applied pressure is the pressure applied to the movable valve from outside the spout.
本発明のスパウトによれば、内容液の詰め替え時の液漏れを防ぐことができる。 According to the spout of the present invention, it is possible to prevent liquid leakage when refilling the content liquid.
[第1実施形態]
次に本発明の第1実施形態に係るスパウトについて、図1~図11を参照して説明する。まず、図1~図6を参照して、スパウト20について説明する。
[First Embodiment]
Next, the spout according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 11. First, the
スパウト20は、図1及び図2に示すように、基部20a、雄ネジ部20b、筒部20c及び開口部20dを有する。筒部20cは、基部20aから注出方向22へ向けて立設する円筒形状の部材であり、スパウト20の胴部に相当する。筒部20cの外周面の注出方向22の下流側には、2条の雄ネジ部20bが設けられているが、条数はこれには限定されない。スパウト20は、例えば、袋状の容器(袋容器)の注出部分に取り付けられ、袋状の容器に収容された内容液などを注出するための流路を形成する部材である。開口部20dは、内容液の注出口となっており、筒部20cの注出方向の最下流の位置に設けられ、外部に向かって開放されている。内容液は、筒部20cの内側の空間を通過し、開口部20dから注出方向22へ注出される。基部20aは、袋状の容器の天面部側に配置され、例えば、天面部の表側フィルムと裏側フィルムとの間に挿入されて、固定される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、スパウト20の外周面には、雄ネジ部20bが設けられており、オーバーキャップの内周面に設けられた雌ネジ部が、雄ネジ部20bと噛み合って、スパウト20に蓋がされる。つまり、オーバーキャップは、スパウト20に螺着され、スパウト20の注出口に密着して、封止する封止面部を有する部材であり、注出口を開放したり、塞いだりするために用いられる部材である。容器内に収容された内容液を使用する場合には、オーバーキャップを外して、内容液を注出する。内容液の注出が終了したら、オーバーキャップを閉めてスパウト20の注出口を塞ぐ。
Further, a
スパウト20は、液漏れ防止機構21を有している。つまり、スパウト20は、袋状の容器に収容されている内容液の流路上に、液漏れ防止用の機構を有している。そして、液漏れ防止機構21は、可動弁21aおよびリング部21bを有する。
The
可動弁21aおよびリング部21bは、ホルダ27の内部に収容される。ホルダ27は、天面部(開口天板部)が開放されており、底面部の一部に貫通した円形の穴部が設けられた筒状の部材である(図3等参照)。ホルダ27の内部の内側底面部の上に可動弁21aが載置される。そして、可動弁21aの上にリング部21bが載置される。つまり、可動弁21aおよびリング部21bは、ホルダ27の底面部側から、可動弁21a、リング部21bの順に配置される。
The
また、ホルダ27は、内周面の少なくとも一部に、リング部21bを所定位置に位置決めするフランジ部27aを有している。フランジ部27aは、リング部21bに対して、吐出方向側に設けられており、これにより、リング部21bが吐出方向側に移動しないように規制している。そして、フランジ部27aは、ホルダ27の内周面の表面からホルダ27の半径方向に向けて飛び出した出っ張り部分であり、断面視で、アーチ形状(円弧の一部の形状)をした盛り上がり部分である。フランジ部27aは、ホルダ27の底面部から、可動弁21aおよびリング部21bの厚みの合計分の高さ位置に設けられている。フランジ部27aをこのような高さ位置に設けることにより、可動弁21aおよびリング部21bがホルダ27の内部に隙間なく収容される。ここで、可動弁21aおよびリング部21bの外径は、ホルダ27の内径と同じかそれよりも小さい。
Further, the
そして、ホルダ27の内部において、リング部21bは、フランジ部27aの直下に配置されている。フランジ部27aの直下に配置することにより、スパウト20に振動などが加えられた場合や、スパウト20が逆さまになった場合であっても、リング部21bが、ホルダ27の内部で動いたり、位置がずれたりしなくなる。つまり、リング部21bが、ホルダ27の内部で動こうとすると、フランジ部27aに引っ掛かって、リング部21bの動きが制限される。そして、リング部21bの動きが制限されることにより、間接的に、可動弁21aのホルダ27の内部における動きも制限される。
Inside the
次に、ホルダ27は、図1及び図3に示すように、鍵爪脚部27bを有している。鍵爪脚部27bは、ホルダ27の外側底面部からホルダ27の外側に向けて突出した、細長い棒状の部材であり、ホルダ27の底面部とは反対側(鉛直方向下方)の先端部分に鍵爪が設けられている部材である。そして、ホルダ27が、スパウト20の底面部に設けられた穴部に挿通されると、鍵爪脚部27bの鍵爪部分が、スパウト20の基部20aの外側底面部分に引っ掛かるように係止され、ホルダ27が、スパウト20の内部に固定される。このように、鍵爪脚部27bが、スパウト20に係止されると、注出方向22にホルダ27を引っ張る力に対しては、鍵爪が抵抗するので、ホルダ27がスパウト20から外れないようになっている。なお、ここでは、鍵爪脚部27bは、外側底面部に等間隔に3本設けられた例で説明をしたが、鍵爪脚部27bの本数はこれには限定されない。
Next, the
可動弁21aは、図4に示すように、中央弁体21c、接続支持部21d及び周縁部21eを有する。可動弁21aは、所定厚みの円形形状の部材である。中央弁体21cは、円形形状の可動弁21aの中央部分に配置され、周囲を周縁部21eに取り囲まれる円形形状の部材であり、周縁部21eよりも薄い部材である。また、周縁部21eは、円環形状の部材である。中央弁体21cは、可動弁21aに加えられる圧力に応じて、内容液の注出方向22とは反対方向23へ変位する。中央弁体21cが変位することにより、図1(b)に示すように内容液の流路24が形成される。中央弁体21cと周縁部21eとは、後述する接続支持部21dにより接続されているが、中央弁体21cと周縁部21eとの間には、隙間が形成されている(図4参照)。この隙間は、中央弁体21cが変位していない状態では、リング部21bにより塞がれる(図1等参照)。
As shown in FIG. 4, the
ここで、可動弁21aの中央弁体21cに加えられる圧力は、スパウト20の外部から中央弁体21cに加えられる正圧25または袋状の容器の内部から中央弁体21cに加えられる負圧26である。中央弁体21cに加えられる正圧25は、例えば、中央弁体21cを物理的に反対方向23へ押す力である。正圧25は、例えば、棒状の部材やユーザの指などで中央弁体21cを押すことにより加えられる圧力である。また、中央弁体21cに加えられる負圧26は、例えば、袋状の容器に設けられた、内部の圧力を低減させる排気機構などにより、加えられる圧力(言い換えれば、中央弁体21cを押す大気圧)である。
Here, the pressure applied to the
図4に示したように、リング部21bは、中央に穴部を有するドーナツ状の部材である。中央弁体21cに圧力が加えられていない状態(中央弁体21cが、変位しない状態)では、流路24を遮断する部材である。すなわち、ホルダ27の内部において、内容液の注出方向22に対して、上流側に可動弁21aが配置され、下流側にリング部21bが配置される。そのため、可動弁21aに圧力が加えられていない状態では、リング部21bの遮断部21fが、中央弁体21cと周縁部21eとの間に形成される隙間の直上に位置して、隙間を閉塞するので、流路24(内容液の注出)が遮断される。
As shown in FIG. 4, the
中央弁体21cは、3本の接続支持部21dにより、可動弁21aの周縁部21eと接続されている(図4等参照)。接続支持部21dは、細長く薄い棒状の部材であり、Z字形状をしている。そして、接続支持部21dは、一端が中央弁体21cに接続され、他端が周縁部21eに接続されることにより、中央弁体21cと周縁部21eとを接続している。
The
中央弁体21cに圧力が加えられると、中央弁体21cは、反対方向23へ向けて、加えられた圧力に応じた量だけ変位する。中央弁体21cが変位することにより、中央弁体21cと周縁部21eとの間に、内容液が流れる流路24が形成される。つまり、中央弁体21cと周縁部21eとの間には、接続支持部21dが設けられているが、接続支持部21dが存在しない部分には、隙間が形成されており、この隙間により流路24の一部が形成される。
When pressure is applied to the
接続支持部21dは、弾性機能を有する部材(可撓性部材)であり、円弧と円弧の一端から周縁部21eへ向けて延設される直線及び円弧の他端から中央弁体21cへ向けて延設される直線とを組み合わせた形状となっている。このように、接続支持部21dのうち、周縁部21eに接続される部分(一端側の直線部分)と、中央弁体21cに接続される部分(他端側の直線部分)とを離して配置することにより、接続支持部21d全体としての変位量を大きくすることができる。なお、接続支持部21dの形状は、ここに示した形状には限定されず、中央弁体21cと周縁部21eとを接続でき、中央弁体21cを支持できる形状であればいずれの形状であってもよい。例えば、周縁部21eを4等分した位置のそれぞれから中央弁体21cの中心に向かって延設される4本の直線からなる形状であってもよい。中央弁体21cは、接続支持部21dの弾性領域の範囲内で変位する。接続支持部21dは、中央弁体21cに圧力が加えられて変位すると、中央弁体21cの変位に引きずられる形で、弾性変形を起こし、中央弁体21cを支持しつつ、中央弁体21cの可動範囲を制限する。中央弁体21cに加えられている圧力が取り除かれると、接続支持部21dの弾性力により、中央弁体21cは、元の位置へと復帰する。つまり、中央弁体21cは、注出方向22へ向けて移動し、最終的に、元の位置へと戻る。ここで、中央弁体21cの変位量(可動域)の観点から、接続支持部21dの形状は、図4に示した円弧と2つの直線とを組み合わせた形状が、変位量を大きくすることができるので有利である。
The
中央弁体21cが、接続支持部21dの弾性領域の範囲以上、つまり、弾性限界を超える変位を起こすと、接続支持部21dは、塑性変形により、元の位置に戻り難くなる。中央弁体21c、接続支持部21dおよび周縁部21eは、いずれも同じ材質の部材から形成されても、接続支持部21dは弾性部材で形成され、中央弁体21cおよび周縁部21eは、その他の部材で形成されてもよい。
When the
また、図6に示したように、ホルダ27を有しないスパウト20であってもよい。つまり、図6に示したスパウト20では、液漏れ防止機構21は、可動弁21a及びリング部21bとからなっており、可動弁21aが、上述したように変位することにより、内容液の詰め替え時の液漏れを防止することができる。
Further, as shown in FIG. 6, the
次に、図7~図11を参照して、スパウト20が取り付けられる容器、スパウト20の使用方法等について説明する。スパウト20が取り付けられる容器28の一例として、図7に示したように、自立するスタンディングパウチ28aや、パウチそのものがボトルとして機能するボトル形状パウチ28b、段ボールケース等の外装容器の内部に、液体等が充填されたプラスチック製の内装容器を収容して使用するバッグインボックス(BIB)28cなどのフィルム容器であって、容器胴部が変形可能な容器28がある。これらの容器28の場合、スパウト20は、フィルムに溶着等で取り付けられる。そして、例えば、スタンディングパウチ28aやボトル形状パウチ28bの場合、オーバーキャップを開けた状態で、ユーザが、胴部を握ると意図せずに内容液があふれる。同様に、オーバーキャップを開けた状態で、ユーザが、内容液を被詰替え容器に移し替えるために、容器を倒立状態にすると、想定した以上の内容液が流れ出ることがある。スパウト20をこれらの容器に取り付けると、容器内部から注出方向22へ向かう圧力が働いても、可動弁21aの中央弁体21cは、変位しないため、流路24は遮断されたままとなる。したがって、スパウト20をこれらの容器に取り付けて使用すると、意図せず内容液が溢れ出たり、想定した以上の内容液が流れ出たりしない。また、この他にも、スパウト20は、紙パック28dに取り付けてもよい。いずれの容器においても、スパウト20は、点線で示した、各容器の注出部に取り付けられて、使用される。
Next, with reference to FIGS. 7 to 11, a container to which the
次に、図8および図9を参照して、スパウト20の使用場面について説明する。スパウト20を取り付けた容器に収容された内容液が、詰め替えられる被詰替え容器29は、例えば、洗剤用ボトルや、シャンプー用ボトル、ボディーソープ用ボトル、化粧水や乳液などの化粧品用ボトルなどであってもよく、これらには限定されない。
Next, a usage situation of the
そして、被詰替え容器29の注出部29aには、中栓29bが取り付けられている。図9に示すように、中栓29bは、円形の筒状部材であり、底面部には、中心から放射状に伸びる6本の棒状部材が設けられ、中心から鉛直上方に向けて伸びる棒状の部材である弁体開放用部材29cが設けられている。中栓29bは、被詰替え容器29の詰め替え時に取り付けられ、それ以外の時には、必要に応じて取り外される。被詰替え容器29に充填された内容液は、放射状に伸びる棒状部材の隙間から注出される。また、被詰替え容器29の胴部の形状は、直方体形状となっているが、胴部の形状はいずれの形状であってもよい。
An
そして、ユーザは、スパウト20が取り付けられたボトル形状パウチ28bの胴部を把持して持ち上げ、ボトル形状パウチ28bを徐々に傾けながら、底面部が天面部よりも高い位置となるようにする。そして、スパウト20を中栓29bの弁体開放用部材29cに近づけ、スパウト20の内部に弁体開放用部材29cが入り込むように、スパウト20をさらに中栓29bに近づける。スパウト20を中栓29bに近づけると、弁体開放用部材29cが、スパウト20の可動弁21aの中央弁体21cに接触し、中央弁体21cを中に押し込むようになる。このように、弁体開放用部材29cにより、中央弁体21cが押し込まれると、中央弁体21cが変位し、流路24が形成され、ボトル形状パウチ28bに収容された内容液が、スパウト20から流れ出てくる。ユーザは、ボトル形状パウチ28bに収容された内容液の全て、または、必要な量を被詰替え容器29に充填したら、スパウト20を中栓29bから遠ざければ、弁体開放用部材29cにより中央弁体21cに加えられていた圧力が取り除かれ、中央弁体21cが元の位置に復帰し、中央弁体21cとリング部21bとにより、流路24が閉塞され、内容液の流出が止まる。したがって、ユーザは、液漏れを心配することなく、内容液の詰替え作業を簡易、迅速に行うことができる。
Then, the user grips and lifts the body portion of the bottle-shaped
また、スパウト20は、図10に示した、被詰替え容器30の内容液の詰め替えにも使用できる。被詰替え容器30は、洗濯機や食器洗い機などに装填され、使用される容器である。被詰替え容器30は、天面部に設けられた、天面表面部から一段低く、窪んでいる凹部の凹底面部に図8および図9で説明した中栓29bが取り付けられた構造をしている。スパウト20の使用方法は、図8および図9に示した例と同様であるので、詳細は省略する。
The
次に、図11を参照して、図8~図10を参照して説明した弁体開放用部材29cとは異なる中央弁体21cを変位させる部材について説明する。図11(a)に示したように、トリガー式ディスペンサー31を容器28に取り付けてもよい。トリガー式ディスペンサー31には、ディップチューブ31aが取り付けらており、これが、図8~図10に示した弁体開放用部材29cと同じ役割を果たす。すなわち、スパウト20が取り付けられた容器28にトリガー式ディスペンサー31を装着すると、ディップチューブ31aが、中央弁体21cを反対方向23へと押しやり、中央弁体21cを変位させるため、流路24が形成される。パウチ内の内容液は、押しやられた中央弁体21cを超えて液位が上がり、ディップチューブ31aの先端が、液位に達することとなる。そして、ユーザが、トリガー式ディスペンサーのトリガーを引くと内容液がディップチューブ31aから吸い上げられ、噴霧される。このように、パウチ内の内容液が吸い取られても、空気はパウチ内に侵入しないため、内容液が吸い取られるにつれて、パウチは萎んで行き、内容液の液位は、大きく変化しない。同様に、図11(b)に示したように、レバー式ディスペンサー32を容器28に取り付けて使用することもできる。トリガー式ディスペンサー31と同様に、レバー式ディスペンサー32に取り付けられたディップチューブ32aが、中央弁体21cを反対方向へ押しやり、中央弁体21cを変位させるため、流路24が形成され、内容液が噴霧される。
Next, with reference to FIG. 11, a member that displaces the
本実施形態によれば、スパウトの内部に可動弁とリング部とを含む液漏れ防止機構を設けたので、簡易な構成で、液漏れを確実に防止できる。 According to the present embodiment, since the liquid leakage prevention mechanism including the movable valve and the ring portion is provided inside the spout, the liquid leakage can be reliably prevented with a simple configuration.
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るスパウト40について、図12および図13を用いて説明する。本実施形態に係るスパウト40は、上記第1実施形態と比べると、位置規制部41をさらに有する点で異なる。
[Second Embodiment]
Next, the
スパウト40は、位置規制部41をさらに備える。位置規制部41は、ホルダ27の内部において、ホルダ27の底面部の直上に配置される部材である。つまり、ホルダ27の内部において、底面部側から、位置規制部41、可動弁21a、リング部21bの順にそれぞれの部材が配置された構造となっている。
The
位置規制部41は、リング状の部材であり、図13に示すように、位置規制部41の内周面から半径方向内側(リングの中心)に向けて4本の規制アーム部41aが延設されている。規制アーム部41aの上面部の内周面とは反対側の先端部分には突起部41bが設けられ、突起部41bは、注出方向22に向けて突出している。突起部41bは、直方体形状をしており、天面部の4辺がそれぞれ面取りされている。そして、位置規制部41を側面視すると、突起部41bは、リング状の位置規制部41の上面部から注出方向22に向けて飛び出している。突起部41bの高さを変えることで、中央弁体21cの変位量を制御できる。なお、位置規制部41が、規制アーム部41aを4本有する例を図示したが、規制アーム部41aの本数はこれには限定されず、1~3本、5本以上であってもよい。
The
そして、可動弁21aの中央弁体21cに圧力が加えられると、中央弁体21cは、図12(b)に示したように、注出方向22とは反対方向(正圧25又は負圧26が加えられる方向)へ変位する。しかしながら、中央弁体21cが注出方向22とは反対方向へ変位すると、位置規制部41の突起部41bと接触し、それ以上変位できなくなる。これにより、中央弁体21cが、注出方向22とは反対方向へ変位し過ぎることによる、接続支持部21dの破断を防止できる。すなわち、位置規制部41を設けたことにより、中央弁体21cは、接続支持部21dの弾性領域の範囲内で変位する。
Then, when pressure is applied to the
本実施形態によれば、中央弁体が、接続支持部の弾性限界を超えて変位することがないので、液漏れ防止機構が破損することがなく、確実に液漏れを防止できる。 According to the present embodiment, since the central valve body is not displaced beyond the elastic limit of the connection support portion, the liquid leakage prevention mechanism is not damaged and the liquid leakage can be reliably prevented.
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るスパウトについて、図14および図15を用いて説明する。本実施形態に係るスパウトは、上記第1実施形態および第2実施形態と比べると、ホルダに位置規制部が設けられている点で異なる。
[Third Embodiment]
Next, the spout according to the third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 14 and 15. The spout according to the present embodiment is different from the first embodiment and the second embodiment in that the holder is provided with a position restricting portion.
スパウト50は、ホルダ57を備える。ホルダ57は、スパウト50の内部に収容され、可動弁21aおよびリング部21bを保持する部材である。ホルダ57は、位置規制部57aを有する。位置規制部57aは、ホルダ57の内側底面部に設けられた穴部の外周に沿って等間隔に設けられている。位置規制部57aは、ホルダ57の内側底面部の表面から、注出方向22に向けて突出した突起(出っ張り)である。位置規制部57aの突起の高さを変えることにより、中央弁体21cの変位量を制御できる。
The
そして、可動弁21aの中央弁体21cに圧力が加えられると、中央弁体21cは、図14(b)に示したように、注出方向22とは反対方向へ変位する。しかしながら、中央弁体21cが注出方向22とは反対方向へ変位すると、位置規制部57aと接触し、それ以上変位できなくなる。これにより、中央弁体21cが、注出方向22とは反対方向へ変位し過ぎることによる、接続支持部21dの塑性変形で、元の位置に戻り難くなることを防止できる。すなわち、位置規制部57aを設けたことにより、中央弁体21cは、接続支持部21dの弾性領域の範囲内で変位する。
Then, when pressure is applied to the
本実施形態によれば、より簡易な構成で中央弁体の変位量を制御することができ、接続支持部の破断を効果的に防止できる。 According to this embodiment, the displacement amount of the central valve body can be controlled with a simpler configuration, and the breakage of the connection support portion can be effectively prevented.
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたスパウトも、本発明の範疇に含まれる。 Although the present invention has been described above with reference to the embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments and can be appropriately modified. Various modifications that can be understood by those skilled in the art can be made to the structure and details of the present invention within the scope of the present invention. In addition, spouts in which different features contained in each embodiment are combined are also included in the scope of the present invention.
20 スパウト
20a 基部
20b 雄ネジ部
20c 筒部
20d 開口部
21 液漏れ防止機構
21a 可動弁
21b リング部
21c 中央弁体
21d 接続支持部
21e 周縁部
21f 遮断部
22 注出方向
23 反対方向
24 流路
25 正圧
26 負圧
27 ホルダ
27a フランジ部
27b 鍵爪脚部
28 容器
28a スタンディングパウチ
28b ボトル形状パウチ
28c バッグインボックス
28d 紙パック
29 被詰替え容器
29a 注出部
29b 中栓
29c 弁体開放用部材
30 被詰替え容器
31 トリガー式ディスペンサー
31a ディップチューブ
32 レバー式ディスペンサー
32a ディップチューブ
40 スパウト
40a 基部
40b 雄ネジ部
41 位置規制部
41a 規制アーム部
41b 突起部
50 スパウト
57 ホルダ
57a 位置規制部
20
Claims (8)
前記液漏れ防止機構は、
加えられる圧力に応じて前記内容液の注出方向とは反対方向へ変位して、前記内容液の流路を形成する可動弁と、
前記注出方向に対して、前記可動弁よりも下流側に配置され、前記圧力が加えられず前記可動弁が変位しない場合、前記可動弁と共に前記内容液の注出を遮断するリング部と、
を有し、
加えられる前記圧力は、前記スパウトの外部から前記可動弁に加えられる圧力である、スパウト。 A spout that is attached to a container that houses the content liquid, forms a flow path for the content liquid, and has a liquid leakage prevention mechanism for the content liquid.
The liquid leakage prevention mechanism is
A movable valve that is displaced in the direction opposite to the pouring direction of the content liquid according to the applied pressure to form a flow path of the content liquid.
A ring portion arranged on the downstream side of the movable valve with respect to the pouring direction and blocking the pouring of the content liquid together with the movable valve when the pressure is not applied and the movable valve is not displaced.
Have,
The pressure applied is a pressure applied to the movable valve from the outside of the spout, the spout.
前記圧力に応じて、前記反対方向へ変位する中央弁体と、
前記中央弁体を取り囲むように配置された周縁部と、
前記中央弁体と前記周縁部とを接続し、前記中央弁体を支持する少なくとも1つの接続支持部と、
を有し、
前記流路は、前記中央弁体が変位することにより、前記中央弁体と前記周縁部との間に形成され、
前記中央弁体は、前記接続支持部の弾性領域の範囲内で変位する、請求項1に記載のスパウト。 The movable valve is
A central valve body that displaces in the opposite direction in response to the pressure,
A peripheral portion arranged so as to surround the central valve body, and
At least one connection support portion that connects the central valve body and the peripheral portion and supports the central valve body, and
Have,
The flow path is formed between the central valve body and the peripheral portion due to the displacement of the central valve body.
The spout according to claim 1, wherein the central valve body is displaced within the elastic region of the connection support.
The bag container with a spout according to claim 7, wherein the bag container is a standing pouch, a bottle-shaped pouch, a bag-in-box, or a paper pack.
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