JP2022094449A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる、検査において発生したシステムの異常の原因追究の精度を向上させることが可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する管理手段と、前記システムにおける一連の処理記録のうち、前記管理部が管理する少なくとも1つ以上のセクションに関連する処理記録を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、医用画像診断装置を用いた検査において、医用画像診断装置の動作や医用画像の表示等に通常と異なる点がある場合、操作者はサービスセンタに連絡し、原因の解明や医用画像診断装置の修理等を受ける。例えば、サービスセンタは、医用画像診断装置の所在する病院から送信された医用画像診断装置の処理記録(ログ)に基づいて原因を追究する。検査において生じた異常の原因の追究を容易にすることができる医用画像診断装置を提供するために、実施形態の医用画像診断装置は、検知部と、受付部と、取得部と、送信部とを備える。検知部は、所定の入力操作を検知する。受付部は、医用画像診断装置における構成要素を指定する指定操作を受け付ける。取得部は、医用画像診断装置における処理記録のうち、検知部が所定の入力操作を検知した時間を含む所定時間の処理記録を取得する。送信部は、取得部が取得した処理記録、所定の入力操作を検知した時間の情報、及び、指定操作によって指定された構成要素の情報を、サービスセンタに送信することが開示されている。
特開2018-33797号
しかしながら、特許文献1の解決策では、所定時間内に異常発生に関わる処理が開始され、終了するとは限らないため、必要なログが所定の入力操作を検知した時間を含む所定時間のログに含まれないことがある。加えて、ユーザの操作による異常検知を想定していることから、通知と異常発生の時間差を考慮する必要もあり、必要な処理記録の収集が行えずに、ユーザが行う異常の原因追究の精度が落ちることがある。
単純に所定時間をシステムの運用にとって十分な長さにすることは対策の一つではあるが、収集した処理記録の中に不必要なものが混じることでユーザの原因追究の精度が落ち、かつ記憶装置の容量も多く必要になる懸念がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザによる、検査において発生したシステムの異常の原因追究の精度を向上させることが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本発明に係る情報処理装置は、システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する管理手段と、前記システムにおける一連の処理記録のうち、前記管理部が管理する少なくとも1つ以上のセクションに関連する処理記録を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによる、検査において発生したシステムの異常の原因追究の精度を向上させることができる。
放射線撮影システムの構成の一例を示すブロック図 情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図 セクションの持つ情報と情報の一例を示す表 セクションの関連付けを行う手順の一例を示すフローチャート セクションに関連付けされたログの一例を示す表 特定のセクションに関連付けされたログを抽出した結果の一例を示す表 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャート ユーザの操作とセクションの区切りの一例を示すシーケンス図
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決部に必須のものとは限らない。
また、以下では、例えば、検査において放射線撮影システムの構成要素に発生した不具合や不調、あるいは検査において操作者が感じた不具合や不調、違和感等を、異常と記載する。
また、以下で述べるログは放射線撮影システムの出力する処理記録の一例である。
[実施形態1]
図1~6を参照して、本発明の実施形態による情報処理システムの構成および動作について説明する。図1は本発明の実施形態1における情報処理装置13が含まれる放射線撮影システムの構成の一例10の構成例を示す図である。本実施形態において、情報処理装置13は、放射線撮影システムの構成の一例10の構成要素である。
放射線撮影システム10は、放射線撮影装置14、放射線を照射するための放射線発生装置11、放射線発生装置11を制御する発生制御装置12、発生制御装置12および放射線撮影装置14を制御する情報処理装置13を含む。
情報処理装置13は、コンピュータ(プロセッサ)と、該コンピュータに提供するプログラムを格納したメモリとによって構成されうる。また、情報処理装置13は、放射線撮影システム10のユーザインタフェースとして機能してもよい。この場合、情報処理装置13は、例えば、ユーザが放射線画像を取得するための撮影の条件を入力するための入力部(不図示)や、入力した情報を確認するためのディスプレイなどの表示部(不図示)を含みうる。
発生制御装置12は、放射線発生装置11による放射線の照射を制御する。発生制御装置12は、例えば、曝射スイッチを有し、曝射スイッチがユーザによってオンされることに応じて放射線発生装置11に放射線を放射させるとともに、放射線が放射されるタイミングを示す情報を情報処理装置13に通知してもよい。また、発生制御装置12は、情報処理装置13からの指令に応じて放射線発生装置11に放射線を放射させてもよい。
放射線撮影装置14は、複数の画素を含む画素アレイを備える。複数の画素のそれぞれは、入射する放射線を電気信号(例えば、電荷)に変換する変換部と、変換部をリセットするリセット部と、変換部で生成された画像用信号を保持するためのサンプルホールド回路と、を含む。それぞれの画素は、放射線を直接に電気信号に変換するように構成されてもよいし、放射線を可視光などの光に変換した後に、変換された光を電気信号に変換するように構成されてもよい。後者においては、放射線を光に変換するためのシンチレータが利用されうる。シンチレータは、画素アレイを構成する複数の画素によって共有されうる。
図1に示される構成例において、放射線撮影装置14と情報処理装置13とは、互いに独立した形で配されているが、情報処理装置13の機能の全部または一部が、放射線撮影装置14に組み込まれていてもよい。また、放射線撮影装置14の機能の一部が、情報処理装置13に組み込まれていてもよい。
図2は、本発明の実施形態1における、情報処理装置13の構成例を示すブロック図である。本実施形態において、セクション管理部103は、1つ以上のセクションを、後述するセクション一覧表301に管理する。すなわち、システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する。
セクションとは、システムへの一連のユーザの操作を分割し、その境界を開始条件、終了条件として、システムの動作と結び付けたものであり、異常が発生した際にその原因が含まれうる範囲と考えてよい。システムの動作には繰り返しが幾重にも含まれている。この繰り返しの一つ一つをシステムの一連の処理と呼ぶ。すなわち、セクション管理部103は、システムにおける一連の処理記録のうち、関連する処理を1つのセクションとして管理する。より具体的には、システムにおける一連の処理記録のうち、ユーザによる操作により生じた第1の処理から、第1の処理の次にユーザの指示により開始される第2の処理までの一連の処理を1つのセクションとして管理する。
ここでシステムの動作の繰り返しの例を挙げる。
情報処理装置13は、表示装置に表示されている画像に対して、ユーザが画像処理を加える指示を出すケースがある。ここでは、システムは次のような動作を続けて行う。
一例として、ユーザからの画像処理のパラメータのうちの一つであるエッジ強調処理の入力を数値で受け付けて入力値とする。次に、入力値がエッジ強調処理のパラメータとして有効な値の条件を満たしているか(整数であるか、最小値以上、かつ最大値以下であるか)を判断し、有効であれば入力値をパラメータに設定して、エッジ強調を含めた画像処理を実行し、結果を表示装置の画面の中に表示する。
このように、システムへの何らかの入力を契機に、いくつかの所定の動作を続けて行い、その結果を出力するまでが、繰り返されるシステムの一連の処理である。
別の例では、放射線画像撮影を行う撮影処理をユーザが指示するケースがある。ここでは、システムは次のような動作を続けて行う。ユーザの操作により、撮影画面に遷移すると、情報処理装置13は放射線撮影装置14との通信を行い、撮影に必要な撮影モードなどの情報を渡す。次に、発生制御装置12との通信を行い、撮影に必要な管電圧などのプロトコル情報を渡す。放射線撮影装置14、発生制御装置12からの撮影準備完了の通信が情報処理装置13に届くと、情報処理装置13は撮影の準備を完了したとして、ユーザに通知する。ユーザが発生制御装置12に対して撮影の操作を行うと、放射線発生装置11が放射線を放ち、被写体15を通過した放射線を放射線撮影装置14が捉えることで、放射線画像を得る。放射線撮影装置14は情報処理装置13に撮影した放射線画像を送信し、情報処理装置13は受信した放射線画像に所定の画像処理を施したものを表示装置に表示する。ここまでが、撮影ごとに繰り返されるシステムの一連の処理である。
別の例では、情報処理装置13の起動を行う際のログイン処理を行うケースがある。情報処理装置13は、ユーザ名およびパスワードの入力を受け付ける画面を表示し、ユーザが値を入力するまで待ち、ユーザが値を入力した場合には、その値を受けて付けて入力値とする。データベースに入力値と同一のユーザ名およびパスワードのデータが存在するかを検索し、結果があればログイン完了として、次の検査情報の入力画面へ遷移する。結果が無ければ、もう一度元のユーザ名およびパスワードを受け付ける画面を表示して入力を待つ、といった繰り返しの動作をシステムの一連の処理と呼ぶ。
セクションによる管理が必要な理由としては、以下の理由が挙げられる。システムに異常が発生した場合の多くにおいて、異常の原因はこのシステムの一連の動作の中にある。このため原因調査のためにログを参照する場合には、システムの一連の動作を区切ったセクション毎に関連付けられるログのうち、異常が発生した時点を含むセクションに関連付けられたログを参照すればよい。加えて、ユーザが異常の発生を判断することも、このセクション管理が必要な理由となる。あるシステムの一連の動作の終了は、システムの判断だけでなく、その結果を受けたユーザの「異常ではない」という判断が必要である。ユーザの判断は、次の操作の実行という形で表現される。このため繰り返しの起点となるユーザの一連の操作の開始から、次の処理を開始するユーザの操作までを一つのセクションとして設定する。なお、システムの一連の動作がユーザの操作に関わらず完了する場合には、セクションの終了条件はシステムの一連の動作の終了に一致させてよい。
セクション管理部103は、ログ出力部102から出力するログの内容を通知され、その内容がセッション一覧の開始状態を満たしているか、終了条件を満たしているかを判断する。そして開始条件を満たし、かつ終了条件を満たしていないセクションを、開始中のセクションとして、後述するセクション状態表302に記憶する。
ログ出力部102は、情報処理装置13にて行う処理のログを、セクション管理部103へ通知する。続いてのセクション管理部103の持つセクション状態302に基づいて、システムのログをセクションと関連付けて記憶装置106に記憶する。この関連付けは、セクションIDを、ログの文字列の一部に埋め込んでもよいし、記憶装置の保存先フォルダの名称やファイルの名称に埋め込んでもよい。
異常検知部105は、システムの動作中に異常が発生した場合にそれを検知し、ログ抽出部104に通知を行う。異常検知部105は、ユーザインタフェースを具備していてもよい。
ログ抽出部104は、異常検知部105より通知を受けると、異常発生時点で開始中のセクション、つまり異常の原因が含まれるセクションに関連付けられたログを抽出し、記憶装置106(記憶部)へ記憶する。すなわち、ログ抽出部105は、異常検知手段が異常と検知した処理を含むセクションに含まれる処理記録を抽出する抽出手段の一例に相当する。また、ログ抽出部105は、異常検知手段が異常と検知した処理を含むセクションの開始時点から終了時点までの処理記録を抽出する抽出手段の一例に相当する。さらに、抽出した処理記録を記憶部に記憶する記憶手段の一例に相当する。
記憶装置106は、システムが出力するログを記憶する媒体であり形式は問わない。また記憶装置106とシステムとの接続形態はシステムへの内蔵に限定するものではなく、ネットワークを介しての接続であってもよい。
異常が起こった際の記憶装置106上のログを参照することによって、異常発生原因となるユーザの操作に伴うシステムの動作の開始から、異常発生までのログが同一のセクションとして抽出されており、原因追究のための調査の精度を向上させることができる。
図3は、セクション管理部103に記憶されるセクションの一例である。セクション管理部103は、セクション一覧301および、セクション状態302の2つの表を持つ。303および304は、302の別例である。
セクション一覧301は、セクション固有の名称の他に、その開始条件、終了条件、採番済IDを含む。名称はセクションの開始条件、終了条件を特定するためのキーとして用いる。また、採番するIDと組み合わせて、セクションIDを作成するために使用する。開始条件は、システムが出力する特定のログを示し、ログとの一致判断が可能な表現方法で記述される。終了条件は、開始条件と同じく特定のログとの一致判断がされる。あるセクションの開始条件と終了条件の間に別のセクションの開始条件、または終了条件のいずれか、もしくは両方が挟まれるようにログが出力されてもよい。なお、いずれかのセクションの開始条件をも満たす前、および全てのセクションの終了条件を満たした後のログは、いずれのセクションにも含まれないログとなる。いずれのセクションにも含まれないログは、異常の原因を含まないと考えることができ、のちに調査対象としないことで異常の原因追究の精度を向上させることができる。
採番済IDは、セクション開始条件が満たされた時にセクション管理部103が作成するセクションIDに使用するIDであり、セクション管理部103が使用する都度加算することで、セクションIDが重複するセクションが複数開始されることを防ぐ。
例えば、詳しくは後述するが、画像の撮影処理が複数回行われる場合、すなわち、セクションCの処理が繰り返し行われる場合、一度目に撮影が行われる場合の採番済みIDはC001となり、二度目に撮影が行われる場合の採番済みIDはC002となる。
セクション状態302、303および304は、開始されているセクションが開始された順に記憶されている表である。いずれも一時的な状態の例であり、それぞれに含まれるセクションは一例である。セクション管理部103は、ログ出力部102から出力するログを通知されることで、セクションが開始されたと判断した場合はセクション番号とセクション開始の日時をこの表に記憶し、セクションが終了したと判断した場合は、この表から該当するセクションIDのセクションを削除する。
開始されているセクションの有無、セクションIDを知るにはこの表を参照する。
図4のフローチャートを参照して、実施形態1における情報処理システムが実施するログ出力処理の手順を説明する。
(S401:セクション開始か)
まず、ステップS401において、ログ出力部102は、セクション管理部103に対してシステムの動作のログを通知する。
そして、セクション管理部103は、通知されたログに対し、セクションの開始条件が満たされたかの判断を行う。セクションの開始条件を満たしている場合(S401/Yes)、ステップS402へ工程を進める。一方、セクションの開始条件を満たしていない場合(S401/No)、ステップS403に工程を進める。
(S402:セクション開始中とするセクションIDを作成する)
続いて、ステップS402において、セクション管理部103が、そのセクションが開始中であると記憶し、セクションのIDを採番する。
(S403:いずれのセクション中か)
続いて、ステップS403において、ログ出力部102は、現在いずれかのセクションが開始されているかを、セクション状態302を参照して判断を行う。いずれかのセクション中であった場合(S403/Yes)、ステップS404へ工程を進める。一方、いずれかのセクション中でない場合(S403/No)、ステップS405へ工程を進める。
(S404:ログにセクションIDを附番して関連付ける)
続いて、ステップS404において、ログ出力部102は、ログにセクションのIDを附番することでセクションと関連付けを行う。
(S405:セクション終了か)
続いて、ステップS405において、セクション管理部103が、前述のログが現在開始中のセクションの終了条件を満たすかの判断を行う。セクションの終了条件が満たされた場合(S405/Yes)、ステップS406へ工程を進める。一方、セクションの終了条件が満たされない場合(S405/No)、ステップS407へ工程を進める。
(S406:セクション開始中でないとする)
続いて、ステップS406において、セクション管理部103が、開始中の該当セクションを開始中でないとしてセクション状況302を更新する。
(S407:ログを出力する)
その後、ステップS407において、ログ出力部102がログを記憶装置に出力し、ログ出力処理を終了する。
図4から図9を参照して、実施形態1における情報処理システムが実施するログ出力内容について、具体例を挙げて説明する。
この情報処理システムの動作ステップを図7に示す。システムは、セキュリティ管理のためのログイン処理、放射線撮影を伴う検査のための検査情報入力処理、放射線撮影を行う撮影処理、撮影した画像に対する追加の画像処理を行う画像処理操作処理を行う。次に撮影を継続するかの判断を行い、継続する場合は撮影処理に遷移する。継続しない場合は検査を継続するかの判断を行い、継続する場合は検査情報入力へ遷移し、継続しない場合はシステムを終了する。
図8(a)(b)を用いてセクションを区切る手法について説明する。
ステップS900にてシステムが起動した後に行われるログイン処理は、ユーザのログイン入力(ステップS902)と、ログイン判定(ステップS903)処理が主になるため、ログイン画面の表示から、ログイン入力完了(ステップS904)するまでをセクションAとして区切る。検査情報入力処理も同様である。撮影処理はユーザの操作は撮影操作(ステップS912)のみであり、続けて画像処理(ステップS916)が実行される。撮影処理部109が、画像処理の結果の撮影画像を表示(ステップS911)することでシステムの撮影処理の動作は完了するが、ユーザの操作を基準にシステム動作の区切りを捉えると、撮影した画像の表示結果に異常がないことを確認(ステップS920)し、必要な検討を行った後で、次の画像の撮影操作(ステップS926)を実行(または検査を終了)した時点で撮影処理は終了となる。このため撮影準備完了(ステップS921)から次の撮影操作の実行(ステップS926)までをセクションとして区切る。
なお、これらのセクションを区切る方法は、例えば、ユーザが任意の区間で区切ってもよいし、予めログイン処理に関するセクションなどのように処理毎に区切られていてもよい。また、予め区切られたセクションをユーザが任意に変更可能な構成でもよい。
次に、図5を用いてログ出力の一例を用いて説明する。既にシステムは起動し、ログイン入力完了のログ501が出力される状況とする。
セクション管理部103は、図3にあるセクション一覧301および、セクション状態302を記憶している。セクション一覧301には名称A、B、C、Dの4つのセクションが記憶されており、それぞれに、開始条件、終了条件、採番済IDが設定されている。
セクションAはユーザの操作のうち、システムの操作を開始するためのセキュリティ処理(ログイン処理)についての一連の操作の開始から終了までを区切ったものである。
ログイン処理のセクションAは、システムが起動してログインのためのユーザインタフェースが表示された時点から開始される。このログイン処理のセクションは、ユーザがログインIDおよびパスワードを入力し、ログインボタンを押下した後、システムが入力された値を判断して、ログインを受け付け、ログインが正常に完了したと判断すると終了となる。これにより、もしログイン処理のセクション中に異常が発生した場合、ログインのためのユーザインタフェースが表示された時点からの全てのログが抽出され、原因追究のための調査に使用することができる。
セクションBは検査情報入力画面の表示から、ユーザの入力が行われ、撮影画面へ画面遷移を完了するまでのセクションである。セクションBではデータベースの参照による検査情報の取得、この後の撮影に使用する画像処理パラメータの選択などのユーザ操作が行われる。このため、異常の発生はデータベースのアクセスや画面インターフェイスの操作の組み合わせやタイミングによる潜在的な障害が異常の原因となることが多い。このセクションBで異常が発生した場合は、セクションBが開始されている間のログに、ユーザの操作やデータベースの動作、画面表示の命令のログが含まれていることを利用して、原因追究のための調査に使用することができる。
セクションCは撮影画面において発生制御装置12および放射線撮影装置14との通信制御を経て、情報処理装置13が撮影準備完了の状態になった時点から開始されるセクションであり、ユーザの操作による撮影処理を経て、撮影画像に対する画像処理を行い、情報処理装置13に表示されるまでをセクションとしている。
セクションCの中途で異常が発生した場合、撮影準備完了以降の撮影処理、画像処理の全てのログが抽出され、原因追究の調査に使用することができる。
ここで、図5を用いて図4の処理の流れを改めて説明する。
図5は、既にログイン画面が表示された状況であるため、セクション状態302には、開始中のセクションとして、セクションA001が記憶されている。
まず、ログ出力部102がログ501をセクション管理部103に通知すると、ステップS401にてセクション管理部103が、図4にある通りセクションの開始条件に一致するかの判断ステップを行う。判断結果はセクション一覧301を参照し、ログ501に一致する開始条件が無いことから否となりS403に工程が進む。
続いて、ログ出力部102は、セクションの開始中かの判断ステップS403を行う。セクション状態302を参照し、セクションA001が開始中であることから判断結果は是となりステップS404に分岐し、このログ501をセクションA001と関連付ける。続いてログ出力部102がセクション管理部103にセクション終了条件の判断を指示する。
セクション管理部103は、セクションの終了条件に一致するかの判断ステップS405を行う。判断ステップS406ではセクション管理部103がセクション状態302を参照して、開始中のセクションA001を取得し、その終了条件をセクション一覧301から取得してログ501と比較する。セクションAの終了条件「ログイン入力完了」とログ501が一致することから、セクションA001は終了したとして、セクション状態302から削除する。
さらに、ログ出力部102がログ502をセクション管理部103に通知すると、判断ステップS401において、セクション管理部103は、ログ502「撮影準備完了」がセクションの開始条件に一致するかを判断し、セクション一覧301上のセクションCの開始条件に一致することから、S402に進み、セクションC001を作成し、セクション状態302に追加する。
続いてログ出力部102は、判断ステップS403においてセクションC001の開始中と判断し、ステップS404においてログ出力部102はログ502をセクションC001と関連付ける。
さらに、ログ出力部102はログ503をセクション管理部103に通知し、判断ステップS402において、セクション管理部103がセクションC002を開始中のセクションとして、セクション状態に追加する(セクション状態303)。続いてログ出力部102が判断ステップS404にて、セクション状態303を参照し、開始中のセクションがC001、およびC002と二つあるため、ステップS405にて二つのセクションC001、C002をログ503に関連付ける。
さらに、ログ出力部102はログ504をセクション管理部103に通知する。判断ステップS401において、セクション管理部103は判断結果を否とし、ステップS403へと進める。判断ステップS403において、ログ出力部102はセクション状態303を参照し、開始中のセクションがセクションC001およびセクションC002であるため、ステップS404に分岐する。ステップS404にてログ出力部102がセクションC001およびセクションC002をログ504に関連付ける。続いて判断ステップS405において、セクション管理部103がセクションC001を開始中のセクションでないと判断しステップS406へ分岐する。ステップS406にてセクション状態303からセクションC001を削除する。
次に、図5に示すセクションに関連付けされたログが出力された状態で、システムの異常が通知された場合について説明する。
例として、日付時刻「20201005081812.600」に表示された撮影画像を見たユーザが画像の異常に気付き、異常通知操作を情報処理装置13のユーザインタフェースに対して行ったと仮定する。すなわち、図5に示すログのうち、ログ504以降はいまだ出力されていない時点である。
異常が発生すると、異常検知部105からログ抽出部104が通知を受け、異常に関わるログの抽出を開始する。ログ抽出部104はセクション状態304を参照し、開始中のセクションが、セクションC001およびセクションC002であることと、先に開始しているセクションC001の開始時間が「20201005081536.475」であることを得る。続いて出力されているログの日付時刻が、セクションC001の開始時間「20201005081536.475」以降となるログを参照し、それらのうちでセクションC001およびセクションC002と関連付けられているログを抽出する。
次に、図6を用いてログの抽出結果について説明する。
図6は、セクションC001およびセクションC002に関連付けられたログが抽出された結果である。抽出結果は、予め指定された記憶装置106に記憶され、異常の原因調査に際して参照することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、システム動作中に異常が発生した場合のセクション単位に区切られた処理記録のうちから該当セクションのログを取得して調査することで、異常に関連するシステム動作の開始時点から終了時点までの範囲のログを取得することができ、異常の原因追究の精度を向上させることが可能となる。
またセクションC001とC002のように同時に複数のセクションを開始されている状態にすることで、複数の処理が平行して処理されるような情報処理装置においても、原因調査の際に関連するセクションのログを取得することができ、異常の原因追究の精度を向上させることが可能となる。
[実施形態2]
図2、図3及び図7を参照して、本発明の実施形態による情報処理システムの構成および動作について説明する。図2は、本発明の実施形態2における、情報処理装置13の構成例を示すブロック図である。情報処理装置13は、ユーザに起動時のセキュリティチェックのための入力を受け付け、システムの実行を許可するログイン処理部107を持ち、検査に関連する情報の入力を受け付け、検査終了までの間保持しておく検査情報処理部108を持ち、画像の撮影を行い、撮影された画像に対して、ユーザが任意の画像処理を行うことを受け付ける撮影処理部109を持つ。またログイン処理部107、検査情報処理部108、撮影処理部109はログ出力部102に接続し、動作のログを出力する。情報処理装置13は図7に示すステップを踏む処理を持っている。情報処理装置13に含まれるセクション管理部103は、図3のセクション一覧301に示すようにセクションを記憶している。
ユーザが情報処理システムを起動し、ログイン処理を終えるまでは、システムの出力するログはセクションAに関連付けられる。システムは起動されると以下のログをこのセクションAにIDを付与したセクションA001に関連付けて記憶する。一つ目は起動された各装置のバージョン情報や起動時のセルフチェック結果である。二つ目に誤入力内容や回数を含む入力内容を暗号化したログイン情報を記憶する。三つ目に入力を行ったユーザの入力時の顔画像をインターフェイスが内蔵した光学カメラにて取得した映像情報を記憶する。
次にユーザは検査の情報を入力し、検査を開始する操作を行う。システムが撮影画面に遷移するとセクションBは終了し、撮影の準備が開始される。撮影の準備が完了するとセクションCが開始される。続けて撮影が行われると、システムは以下のようなログを、IDを付与したセクションC001に関連付けて記憶する。一つ目は発生制御装置との通信の記録である。二つ目は放射線撮影装置との通信の記録である。三つ目は放射線画像撮影装置の内部で行う、画像処理の入出力パラメータ、入力画像、中間画像、出力画像である。
撮影画像が放射線画像撮影装置に表示された後、ユーザが追加の画像処理を指示するとセクションDが開始し、以降の操作はセクションD001にも関連付けられる。ユーザは表示された画像に、任意の画像処理を加えたり、任意の幾何変換を加えたり、また重畳する図形や文字を設定したりすることができる。この間システムは、以下のようなログをセクションD001に関連付けて記憶する。一つ目はユーザが押下および、入力したパラメータの内容である。二つ目はユーザのマウス操作と結果の座標、キーボードの操作の記録である。セクションC001およびセクションD001は、次の撮影が開始された時点で終了する。
これらのセクションには予め保存期限を定めてもよい。例えば、本実施形態では、ユーザが開始したセクションB001に関連付けられた操作が終了し、次のセクションBの一連の処理であるセクションB002が開始した時点で、セクションB001に関連付けられたログを削除する。また、例えば、セクションA001に関連付けられた操作が終了し、セクションB001が開始した場合に、セクションA001に関連付けられたログを削除する。
これは、本実施形態に係る情報処理システムにおいては、検査を開始した後、異常が発生せずに検査を終了し次の検査を開始することができた場合、前者の検査のログが異常の原因追究のための調査対象から除外することができることを表す。また、セクションC001が終了すると、セクションC001に関連付けられたログを削除することで、最も新しい撮影処理以前の撮影処理のログは、異常の原因追究のための調査対象から除外することができることを表している。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、セクションの開始をユーザのシステムへの操作の開始として、かつセクションが終了したことをユーザによる操作が異常なく終了したとして捉えることができるようにセクションを区切ることで、終了したセクションが関連付けられたログは、その後の異常に関わらないと判断して削除することができる。異常の原因追究に関わらないログを削除することで、ログを均等に残すよりも大きいログを保存することができるようになり、ログを保存する記憶装置の容量をその後異常が発生する可能性があるセクションのログの記憶に充てることが可能になる。

Claims (14)

  1. システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する管理手段と、
    前記システムにおける一連の処理記録のうち、前記管理部が管理する少なくとも1つ以上のセクションに関連する処理記録を抽出する抽出手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理手段は、前記システムにおける一連の処理記録のうち、関連する処理を1つのセクションとして管理することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記管理手段は、前記システムにおける一連の処理記録のうち、ユーザによる操作により生じた第1の処理から、前記第1の処理の次にユーザの指示により開始される第2の処理までの一連の処理を1つのセクションとして管理することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記システムにおいて行われる処理の異常を検知する異常検知手段をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記異常検知手段が異常と検知した処理を含むセクションに含まれる処理記録を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出手段は、前記異常検知手段が異常と検知した処理を含むセクションの開始時点から終了時点までの処理記録を抽出することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記異常検知手段は、ユーザからの指示に基づいて異常を検知することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記管理手段は、同一のセクションにおいて繰り返される一連の処理について、異なるIDを付与して管理することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記管理手段は、同一のセクションにおいて繰り返される一連の処理であり、第1の一連の処理よりも後に開始された第2の一連の処理に対して、第2の一連の処理の方が後に開始されたことを示すIDを付与して管理することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記管理手段は、前記第2の一連の処理が開始された場合に、前記第1の一連の処理の処理記録を削除することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記管理手段は、第1のセクションの後に行われる第2のセクションの処理が開始された場合に、前記第1のセクションに含まれる処理記録を削除することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記抽出手段により抽出した処理記録を記憶部に記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する管理手段と、
    前記システムにおける一連の処理記録のうち、前記管理部が管理する少なくとも1つ以上のセクションに関連する処理記録を抽出する抽出手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  13. システムにおいて行われる一連の処理を複数の区間に区切り、セクションとして管理する管理工程と、
    前記システムにおける一連の処理記録のうち、前記管理部が管理する少なくとも1つ以上のセクションに関連する処理記録を抽出する抽出工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  14. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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