JP2022089248A - チャンネル決定装置、チャンネル決定システム、チャンネル決定方法およびプログラム - Google Patents

チャンネル決定装置、チャンネル決定システム、チャンネル決定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用されるチャンネルの偏りに起因した通信速度の低下を抑制できるチャンネル決定装置、チャンネル決定システム、チャンネル決定方法およびプログラムを提供する。【解決手段】クラウドサーバ2は、制御装置1それぞれの影響度係数を算出する影響度係数算出部216と、制御装置1それぞれの自己使用率と、制御装置1それぞれの周囲混雑度と、影響度係数と、に基づいて、制御装置1それぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部219と、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部220と、複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する選出部223と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、チャンネル決定装置、チャンネル決定システム、チャンネル決定方法およびプログラムに関する。
自装置の無線通信エリア内の他のアクセスポイントが使用する通信チャンネルおよび疑似電波密度に基づいて、他のアクセスポイントが使用する通信チャンネルと異なる通信チャンネルを選択して無線端末と通信するアクセスポイントが提案されている(例えば特許文献1参照)。ここで、アクセスポイントは、他のアクセスポイントから送信されたビーコンを受信し、受信したビーコンに含まれる情報に基づいて、自装置の無線通信エリアと重複する無線通信エリアを有するアクセスポイントのうち自装置と同じ通信チャンネルを使用するアクセスポイントの数を特定する。そして、アクセスポイントは、特定したアクセスポイントの数から予め設定された複数の通信チャンネルそれぞれの疑似電波密度を算出する。
特開2006-005603号公報
ところで、特許文献1に記載されたアクセスポイントの場合、自装置の無線通信エリアと重複する他の複数のアクセスポイントとともに使用される場合、複数の通信チャンネルそれぞれの使用率を十分に均一化することができない場合がある。この場合、使用率が極端に高い通信チャンネルが発生し、その通信チャンネルを使用するアクセスポイントと無線端末との間での通信速度が大きく低下してしまう虞がある。
本開示は、上記事由に鑑みてなされたものであり、使用されるチャンネルの偏りに起因した通信速度の低下を抑制できるチャンネル決定装置、チャンネル決定システム、チャンネル決定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係るチャンネル決定装置は、
予め設定された複数のチャンネルの中から複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルを決定するチャンネル決定装置であって、
前記複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する影響度係数算出部と、
前記複数のアクセスポイントそれぞれの前記複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、前記複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる前記複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前記影響度係数と、に基づいて、前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部と、
前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部と、
前記複数種類のチャンネルの組合せの中から前記最大値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出する選出部と、を備える。
本開示によれば、チャンネル使用率算出部が、複数のアクセスポイントそれぞれの自己使用率、周囲混雑度および影響度係数に基づいて、複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出する。そして、最大値算出部が、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出し、選出部が、複数種類のチャンネルの組合せの中から、チャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する。これにより、複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルの組合せを、各チャンネルの使用率が均一且つ低くなるように設定することができるので、使用されるチャンネルの偏りに起因した通信速度の低下を抑制できる。
本開示の実施の形態に係るチャンネル決定システムの使用状態を示す図 実施の形態に係るチャンネル決定システムのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図 (A)は実施の形態に係る影響度係数記憶部が記憶する情報の一例を示す図、(B)は実施の形態に係る周囲混雑度記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態に係る自己使用率記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態に係るチャンネル組合せ記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態に係るチャンネル決定システムの動作を示すシーケンス図 実施の形態に係るチャンネル決定システムの動作を示すシーケンス図 実施の形態に係るクラウドサーバが実行するチャンネル決定処理の流れの一例を示すフローチャート (A)は制御装置が設置される領域の一例を示す図、(B)は実施の形態に係るクラウドサーバの動作説明図 実施の形態に係るクラウドサーバが実行するチャンネル決定処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態に係るチャンネル組合せ記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態に係るクラウドサーバが実行するチャンネル選出処理の流れの一例を示すフローチャート 変形例に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図
以下、本開示の実施の形態に係るチャンネル決定装置およびチャンネル決定システムについて、添付図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係るチャンネル決定装置は、予め設定された複数のチャンネルの中から複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルを決定する。このチャンネル決定装置は、複数のアクセスポイントそれぞれについて、複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する影響度係数算出部と、複数のアクセスポイントそれぞれの複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前述の影響度係数と、に基づいて、複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部と、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部と、複数種類のチャンネルの組合せの中から、前述の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する選出部と、を備える。
本実施の形態に係るチャンネル決定システムは、例えば図1に示すように、集合住宅の各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1と、制御装置1と局所ネットワークNW2および広域ネットワークNW1を介して通信可能なクラウドサーバ2と、を備える。各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1は、各部屋に配置された無線通信機能を有する機器3と無線通信可能であり、各部屋S11、S12、・・・、S33において無線LAN(Local Area Network)を構築している。ここで、各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1と機器3とは、1つのチャンネルを使用して通信する。各制御装置1から発信される電波は、それが設置された部屋(例えば部屋S22)以外の他の部屋(例えば部屋S11、S12、S13、S21、S23、S31、S32、S33)に到達している。即ち、各制御装置1の無線通信エリアは、それが設置された部屋以外の他の部屋にまで広がっている。このため、例えば部屋S11、S12、S13、S21、S23、S31、S32、S33に設置された制御装置1A1、1A2、1A3、1B1、1B3、1C1、1C2、1C3が、部屋S22に設置された制御装置1B2が使用するチャンネルと同じチャンネルを使用して機器3と通信すると、ビジー状態が発生して通信速度が低下してしまうことがある。局所ネットワークNW2は、有線LANであり、ルータ8および回線終端装置9を介して広域ネットワークNW1に接続されている。広域ネットワークNW1は、例えばインターネットであり、クラウドサーバ2と、集合住宅の各部屋S11、S12、・・・、S33の配置および制御装置1を管理する管理サーバ4と、に接続されている。管理サーバ4は、例えば集合住宅の管理者が所有する端末装置(図示せず)から広域ネットワークNW1を介して部屋マップ情報を構築するための各種情報を取得すると、取得した情報に基づいて、集合住宅の各部屋S11、S12、・・・、S33の配置を示す部屋マップ情報を生成する。そして、管理サーバ4は、生成した部屋マップ情報をクラウドサーバ2へ送信する。また、管理サーバ4は、例えば集合住宅の各部屋S11、S12、・・・、S33に制御装置1を設置した利用者が所有する端末装置(図示せず)から広域ネットワークNW1を介して制御装置1のSSID情報と制御装置1が設置された部屋の部屋識別情報とを取得すると、そのSSID情報と部屋識別情報とを含むアクセスポイント位置情報(以下、「AP位置情報」と称する。)を生成する。そして、管理サーバ4は、生成したAP位置情報をクラウドサーバ2へ送信する。
機器3は、パーソナルコンピュータ、EchonetLite規格に適合した通信プロトコルで通信する機能を有する電気機器等であり、それぞれ、制御装置1との間で無線通信するための無線モジュール(図示せず)を備える。
制御装置1は、例えば各部屋S11、S12、・・・、S33内に配置された機器3を制御し、機器3との無線通信を行うアクセスポイントとして機能する。制御装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、無線モジュール106と、有線通信インタフェース(以下、「有線通信I/F」と称する。)107と、を備える。主記憶部102は、揮発性メモリから構成され、CPU101の作業領域として使用される。補助記憶部103は、ROM(Read Only Memory)、ストレージ等の不揮発性メモリを有し、制御装置1の動作を制御するための制御プログラム、コンテンツ情報等を記憶する。無線モジュール106は、機器3との間で通信リンクを確立して無線通信を行う。無線モジュール106は、無線信号を生成する信号生成回路とアンテナとアンテナで受信した無線信号を復調する復調回路とを有し、例えばIEEE802.11a,b,g,n等の通信プロトコルで通信する。有線通信I/F107は、局所ネットワークNW2に接続されており、例えばイーサネット(登録商標)規格に適合した通信プロトコルで通信する。
制御装置1では、CPU101が、補助記憶部103が記憶する制御プログラムを主記憶部102に読み込んで実行することにより、図3に示すように、ビーコン情報取得部111、アクセスポイント識別情報抽出部(以下、「AP識別情報抽出部」と称する。)112と、電波強度取得部113と、ビジー状態検出部114と、発生割合算出部115と、通信制御部116と、使用率算出部117と、アクセスポイント情報生成部(以下、「AP情報生成部」と称する。)118と、アクセスポイント情報送信部(以下、「AP情報送信部」)119と、チャンネル情報取得部120、判定部121およびチャンネル更新要求部122として機能する。また、図2に示す補助記憶部103は、図3に示すように、自装置の周囲に配置された制御装置1に関する情報を記憶する周囲アクセスポイント情報記憶部(以下、「周囲AP情報記憶部」と称する。)131と、発生割合記憶部132と、使用率記憶部133と、チャンネル記憶部134と、を有する。
発生割合記憶部132は、予め設定された基準時間内にビジー状態が発生する割合を示すビジー発生割合情報を記憶する。使用率記憶部133は、複数のチャンネルそれぞれについての自装置の使用率を示す自己使用率情報を記憶する。チャンネル記憶部134は、自装置に割り当てられたチャンネルを示すチャンネル情報を記憶する。
ビーコン情報取得部111は、無線モジュール106が周囲の他の制御装置1から発信されたビーコンを受信すると、受信したビーコンを復調して得られるビーコン情報を無線モジュール105から取得する。AP識別情報取得部112は、ビーコン情報に含まれるビーコンの送信元の制御装置1を識別するアクセスポイント識別情報(以下、「AP識別情報」と称する。)を抽出する。そして、AP識別情報取得部112は、抽出したAP識別情報を周囲AP情報記憶部131に記憶させる。電波強度取得部113は、無線モジュール105がビーコンを受信する際の受信強度に基づいて求められたビーコンの送信元の制御装置1から発信された電波の自装置における電波強度を示す電波強度情報を取得する。そして、電波強度取得部113は、取得した電波強度情報を周囲AP情報記憶部131に記憶させる。
通信制御部116は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)の通信プロトコルで、無線モジュール106を介した機器3との通信を制御する。通信制御部116は、制御装置1が、チャンネル記憶部134が記憶するチャンネルを使用して機器3と通信するように制御する。また、通信制御部116は、予め設定された基準時間毎に、自装置によりチャンネル記憶部134が記憶するチャンネルが使用されている自己使用期間の長さを検出し、検出した自己使用期間の長さを示す情報を使用率算出部117に通知する。
ビジー状態検出部114は、キャリアセンスを実行することにより、前述の基準時間毎に、自装置と同一のチャンネルを他の制御装置1が使用しているビジー状態が発生しているビジー状態期間の長さを検出するとともに、自装置と同一のチャンネルを使用している他の制御装置1のSSIDを検出する。そして、ビジー状態検出部114は、検出したビジー状態期間の長さを示す情報を発生割合算出部115に通知する。発生割合算出部115は、予め設定されたビジー発生割合判定時期が到来すると、ビジー状態検出部114から通知されるビジー状態期間の長さを示す情報に基づいて、前述の基準時間当たりにおけるビジー発生割合を算出する。このビジー発生割合判定時期は、前述の基準時間毎に到来し、前述の基準時間当たりのビジー発生割合に基づいて、クラウドサーバ2に対してチャンネルの更新を要求するか否かを判定する時期である。そして、発生割合算出部115は、算出したビジー発生割合を示すビジー発生割合情報を発生割合記憶部132に記憶させる。
使用率算出部117は、通信制御部116から通知される自己使用期間の長さを示す情報に基づいて、前述の基準時間当たりにおける自装置によるチャンネル記憶部134が記憶するチャンネルの使用率を算出する。そして、使用率算出部117は、算出した使用率を示す自己使用率情報を使用率記憶部133に記憶させる。AP情報生成部118は、周囲AP情報記憶部131が記憶する他の制御装置1のSSID情報、電波強度情報と、使用率記憶部133が記憶する使用率情報と、を取得し、取得した他の制御装置1のSSID情報、電波強度情報および使用率情報を含むAP情報を生成する。そして、AP情報送信部119は、AP情報生成部118により生成されたAP情報をクラウドサーバ2へ送信する。チャンネル情報取得部120は、クラウドサーバ2から送信される複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを示すチャンネル情報を取得し、取得したチャンネル情報に基づいて自装置が使用するチャンネルを特定し、特定したチャンネルを示す情報をチャンネル記憶部134に記憶させる。
判定部121は、発生割合記憶部132が記憶するビジー発生割合情報が示すビジー発生割合が予め設定された基準ビジー発生割合以上となったか否かを判定する。そして、チャンネル更新要求部122は、判定部121によりビジー発生割合が基準ビジー発生割合以上になったと判定されると、クラウドサーバ2に対して制御装置1が使用するチャンネルを更新するよう要求するチャンネル更新要求情報をクラウドサーバ2へ送信する。
図2に戻って、クラウドサーバ2は、予め設定された複数のチャンネルの中から複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルを決定するチャンネル決定装置として機能し、CPU201と、主記憶部202と、補助記憶部203と、計時部207と、広域通信部208と、各部を接続するバス209と、を備える。主記憶部202は、揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として使用される。補助記憶部203は、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリを有し、クラウドサーバ2の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。計時部207は、例えばRTC(Real Time Clock)である。広域通信部208は、モデム、ゲートウェイ等を有し、広域ネットワークNW1に接続されている。
クラウドサーバ2では、CPU201が、補助記憶部203が記憶するプログラムを主記憶部202に読み込んで実行することにより、図4に示すように、部屋マップ取得部211、アクセスポイント位置情報取得部(以下、「AP位置情報取得部」と称する。)212、アクセスポイント情報取得部(以下、「AP情報取得部」と称する。)213、AP識別情報抽出部214、電波強度抽出部215、影響度係数算出部216、周囲混雑度算出部217、自己使用率抽出部218、チャンネル使用率算出部219、最大値算出部220、平均値算出部221、標準偏差算出部222、選出部223、チャンネル情報送信部224およびチャンネル更新要求取得部225として機能する。また、図2に示す補助記憶部203は、図4に示すように、アクセスポイント位置情報記憶部(以下、「AP位置情報記憶部」と称する。)231と、影響度係数記憶部232と、周囲混雑度記憶部233と、自己使用率記憶部234と、チャンネル情報記憶部235と、を有する。更に、図2に示す主記憶部202には、図4に示すように、チャンネル組合せ記憶部241が設けられている。AP位置情報記憶部231は、集合住宅における各部屋S11、S12、・・・、S33それぞれに位置と、各部屋S11、S12、・・・、S33それぞれに設置された制御装置1のSSID情報と、を対応づけて記憶する。
影響度係数記憶部232は、例えば図5(A)に示すように、一の部屋に設置された制御装置1への他の部屋に設置された制御装置1の通信状態に対する他の制御装置1の通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を、その影響度係数に対応する一の部屋を識別する部屋識別情報および他の制御装置1が設置された部屋を識別する部屋識別情報と、影響度係数を識別する係数識別情報と、の組合せに対応づけて記憶する。周囲混雑度記憶部233は、例えば図5(B)に示すように、複数の制御装置1それぞれについて、予め設定された複数のチャンネル(図5(B)では4チャンネル)それぞれに対応する周囲混雑度情報を、制御装置1のAP識別情報に対応づけて記憶する。自己使用率記憶部234は、例えば図6に示すように、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルを示す使用チャンネル情報と、複数の制御装置1自体によるそのチャンネルの使用率を示す自己使用率情報と、を、複数の制御装置1それぞれのAP識別情報に対応づけて記憶する。
チャンネル組合せ記憶部241は、例えば図7に示すように、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せそれぞれに対応するチャンネル使用率、チャンネル使用率平均値、チャンネル使用率標準偏差およびチャンネル使用率最大値を示す情報を、チャンネルの組合せに対応づけて一時的に記憶する。ここで、「チャンネル組合せ」は、部屋S11、S12、・・・、S33それぞれに設置された制御装置1(1A1、1A2、・・・、1C3)が使用するチャンネルの組合せを表す。また、「チャンネル使用率」は、部屋S11、S12、・・・、S33それぞれに設置された制御装置1(1A1、1A2、・・・、1C3)における各チャンネルのチャンネル使用率を表す。
図4に戻って、部屋マップ取得部211は、管理サーバ4から部屋マップ情報を取得すると、取得した部屋マップ情報をAP位置情報記憶部231に記憶させる。AP位置情報取得部212は、管理サーバ4から制御装置1のSSID情報と制御装置1が設置された部屋S11、S12、・・・、S33の部屋識別情報とを含むAP位置情報を取得すると、取得したAP位置情報をAP位置情報記憶部231に記憶させる。
AP情報取得部213は、制御装置1から送信されるAP情報を取得し、取得したAP情報をAP識別情報抽出部214、電波強度抽出部215および自己使用率抽出部218に通知する。ここで、AP情報取得部213は、計時部207により計時される時刻に基づいて予め設定されたチャンネル更新時期が到来したと判定すると、複数の制御装置1に対してAP情報の送信を要求するAP情報要求情報を複数の制御装置1へ送信することにより、複数の制御装置1からAP情報を取得する。また、AP情報取得部213は、チャンネル更新要求取得部225から、複数の制御装置1が使用するチャンネルの組合せの更新を要求するチャンネル更新要求情報が通知されると、前述のAP情報要求情報を複数の制御装置1へ送信することによりAP情報を取得する。
AP識別情報抽出部214は、AP情報に含まれる制御装置1のSSID情報を抽出し、抽出したSSID情報を影響度係数算出部216に通知する。電波強度抽出部215は、AP情報に含まれる電波強度情報を抽出し、抽出した電波強度情報を影響度係数算出部216に通知する。影響度係数算出部216は、複数の制御装置1それぞれについて、複数の制御装置1それぞれの通信状態に対する他の制御装置1の通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する。具体的には、影響度係数算出部216は、複数の制御装置1それぞれについて、電波強度情報が示す他の制御装置1それぞれから到来する電波の電波強度に基づいて、影響度係数を算出する。影響度係数算出部216は、例えば複数の制御装置1それぞれについて、他の制御装置1から到来する電波の電波強度が予め設定された基準電波強度以上であれば影響度係数を「1.0」とし、基準電波強度未満であれば影響度係数を「0」とする。
自己使用率抽出部218は、AP情報に含まれる自己使用率情報を抽出し、抽出した自己使用率情報を自己使用率記憶部234に記憶させる。周囲混雑度算出部217は、他の制御装置1による予め設定された複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度を算出する。具体的には、周囲混雑度算出部217は、他の制御装置1について、複数のチャンネルそれぞれの自己使用率と影響度係数との積を算出し、算出した積の総和を周囲混雑度として算出する。周囲混雑度算出部217は、算出した周囲混雑度を示す周囲混雑度情報を周囲混雑度記憶部233に記憶させる。
チャンネル使用率算出部219は、複数のアクセスポイントそれぞれの自己使用率と、複数のアクセスポイントそれぞれにおける周囲混雑度と、に基づいて、複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出する。具体的には、チャンネル使用率算出部219は、周囲混雑度記憶部233が記憶する周囲混雑度情報と、自己使用率記憶部234が記憶する自己使用率情報と、を参照して、複数の制御装置1それぞれについて、周囲混雑度と自己使用率との和に相当する値をチャンネル使用率として算出する。そして、チャンネル使用率算出部219は、算出したチャンネル使用率を示すチャンネル使用率情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。
最大値算出部220は、チャンネル組合せ記憶部241が記憶するチャンネル使用率情報を参照して、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出する。そして、最大値算出部220は、算出したチャンネル使用率の最大値を示す最大値情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。平均値算出部221は、チャンネル組合せ記憶部241が記憶するチャンネル使用率情報を参照して、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の平均値を算出する。そして、平均値算出部221は、算出した平均値を示す平均値情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。標準偏差算出部222は、チャンネル組合せ記憶部241が記憶するチャンネル使用率情報を参照して、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の標準偏差を算出する。そして、標準偏差算出部222は、算出した標準偏差を示す標準偏差情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。
選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する。また、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中にチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定すると、その複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せを選出する。更に、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中にチャンネル使用率の最大値が最小且つチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定すると、その複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の標準偏差が最小となる少なくとも1つのチャンネルの組合せを選出し、選出したチャンネルの組合せの中から1つのチャンネルの組合せを選出する。そして、選出部223は、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。
チャンネル情報送信部224は、チャンネル情報記憶部235が記憶する複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを示すチャンネル情報を、複数の制御装置1へ送信する。チャンネル更新要求取得部225は、制御装置1から前述のチャンネル更新要求情報を取得すると、取得したチャンネル更新要求情報をAP情報取得部213に通知する。
次に、本実施の形態に係るチャンネル決定システムの動作について図8および図9を参照しながら説明する。まず、図8に示すように、例えば集合住宅の管理者が、自らが所有する端末装置を介して集合住宅の部屋マップ情報をクラウドサーバ2に登録する操作を行ったとする。この場合、部屋マップ情報を構築するための各種情報が、管理者が所有する端末装置から管理サーバ4へ送信される。このとき、管理サーバ4は、管理者の端末装置から取得した情報に基づいて、集合住宅の各部屋S11、S12、・・・、S33の配置を示す部屋マップ情報を生成する(ステップS1)。次に、生成された部屋マップ情報が、管理サーバ4からクラウドサーバ2へ送信される(ステップS2)。このとき、クラウドサーバ2は、管理サーバ4から取得した部屋マップ情報をAP位置情報記憶部231に記憶させる。また、例えば部屋S11、S12、・・・、S33に制御装置1を設置した利用者が、自らが所有する端末装置を介して設置した制御装置1の位置を登録する操作、即ち、設置した制御装置1のSSID情報と設置した部屋S11、S12、・・・、S33の部屋識別情報とを対応付ける操作を行ったとする。この場合、制御装置1のSSID情報と制御装置1が設置された部屋の部屋識別情報とが、利用者が所有する端末装置から管理サーバ4へ送信される。このとき、管理サーバ4は、利用者の端末装置から取得した制御装置1のSSID情報と制御装置1が設置された部屋の部屋識別情報とを含むAP位置情報を生成する(ステップS3)。続いて、生成されたAP位置情報が、管理サーバ4からクラウドサーバ2へ送信される(ステップS4)。
その後、予め設定されたチャンネル更新時期が到来すると、前述のAP情報要求情報が、クラウドサーバ2から複数の制御装置1へ送信される(ステップS5)。一方、制御装置1は、AP情報要求情報を取得すると、周囲の他の制御装置1から発信されたビーコンを復調して得られるビーコン情報を取得する(ステップS6)。次に、制御装置1は、ビーコン情報に含まれるビーコンの送信元の制御装置1を識別するAP識別情報を抽出する(ステップS7)。ここで、制御装置1は、抽出したAP識別情報を周囲AP情報記憶部131に記憶させる。続いて、制御装置1は、ビーコンの送信元の制御装置1から発信された電波の自装置における電波強度を示す電波強度情報を取得する(ステップS8)。ここで、制御装置1は、取得した電波強度情報を周囲AP情報記憶部131に記憶させる。
その後、制御装置1は、前述の基準時間毎に、自装置がチャンネルを使用している自己使用期間の長さを検出し、検出した自己使用期間の長さに基づいて、前述の基準時間当たりにおける自装置によるチャンネルの自己使用率を算出する(ステップS9)。ここで、制御装置1は、算出した自己使用率を示す自己使用率情報を使用率記憶部133に記憶させる。次に、制御装置1は、周囲AP情報記憶部131が記憶する他の制御装置1のSSID情報、電波強度情報と、使用率記憶部133が記憶する使用率情報と、を取得し、取得した他の制御装置1のSSID情報、電波強度情報および使用率情報を含むAP情報を生成する(ステップS10)。続いて、生成されたAP情報が、制御装置1からクラウドサーバ2へ送信される(ステップS11)。
一方、クラウドサーバ2は、制御装置1からAP情報を取得すると、AP情報に含まれる制御装置1のSSID情報を抽出する(ステップS12)。その後、クラウドサーバ2は、AP情報に含まれる電波強度情報を抽出する(ステップS13)。次に、クラウドサーバ2は、AP情報に含まれる自己使用率情報を抽出する(ステップS14)。ここで、クラウドサーバ2は、抽出した自己使用率情報を自己使用率記憶部234に記憶させる。
続いて、クラウドサーバ2は、複数の制御装置1それぞれについて、前述の電波強度情報が示す他の制御装置1それぞれから到来する電波の電波強度に基づいて、影響度係数を算出する(ステップS15)。その後、クラウドサーバ2は、他の制御装置1について、複数のチャンネルそれぞれの自己使用率と影響度係数との積を算出し、算出した積の総和を周囲混雑度として算出する(ステップS16)。ここで、クラウドサーバ2は、算出した周囲混雑度を示す周囲混雑度情報を周囲混雑度記憶部233に記憶させる。次に、クラウドサーバ2は、複数のアクセスポイントそれぞれの自己使用率と、複数の制御装置1それぞれにおける周囲混雑度と、に基づいて、複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出する(ステップS17)。
その後、クラウドサーバ2は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出する(ステップS18)。次に、クラウドサーバ2は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の平均値を算出する(ステップS19)。続いて、クラウドサーバ2は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の標準偏差を算出する(ステップS20)。その後、クラウドサーバ2は、図9に示すように、複数種類のチャンネルの組合せの中にチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定するとともに(ステップS21)、その複数のチャンネルの組合せの中にチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定したとする(ステップS22)。この場合、クラウドサーバ2は、チャンネル使用率の最大値が最小且つチャンネル使用率の平均値が最小となる複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の標準偏差が最小となる少なくとも1つのチャンネルの組合せを選出する。そして、クラウドサーバ2は、選出したチャンネルの組合せの中から1つのチャンネルの組合せを選出する(ステップS23)。ここで、クラウドサーバ2は、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。次に、チャンネル情報記憶部235が記憶するチャンネル情報が、クラウドサーバ2から制御装置1へ送信される(ステップS24)。一方、制御装置1は、クラウドサーバ2から送信されたチャンネル情報を取得すると、取得したチャンネル情報に基づいて自装置が使用するチャンネルを更新する(ステップS25)。
また、制御装置1は、予め設定されたビジー発生割合判定時期が到来すると、前述の基準時間当たりのビジー発生割合を算出する(ステップS26)。ここで、制御装置1は、キャリアセンスを実行することにより、前述の基準時間毎にビジー状態期間の長さを検出する。そして、制御装置1は、検出したビジー状態期間の長さに基づいて、他の制御装置1についてのビジー発生割合を算出する。ここで、制御装置1は、算出したビジー発生割合を示すビジー発生割合情報を発生割合記憶部132に記憶させる。そして、制御装置1は、ビジー発生割合R1が予め設定された基準ビジー発生割合以上であると判定したとする(ステップS27)。この場合、前述のチャンネル更新要求情報が、制御装置1からクラウドサーバ2へ送信される(ステップS28)。一方、クラウドサーバ2は、制御装置1が送信したチャンネル更新要求情報を取得すると、前述のAP情報要求情報が、クラウドサーバ2から複数の制御装置1へ送信される(ステップS5)。その後、ステップS6以降の一連の処理が実行される。
次に、本実施の形態に係るクラウドサーバ2が実行するチャンネル決定処理について図10から図13を参照しながら説明する。このチャンネル決定処理は、例えばクラウドサーバ2へ電源が投入された状態でチャンネル決定処理を実行するプログラムが起動したことを契機として開始される。まず、部屋マップ取得部211は、管理サーバ4から部屋マップ情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。部屋マップ取得部211は、部屋マップ情報を取得してないと判定すると(ステップS101:No)、後述するステップS103の処理が実行される。一方、部屋マップ取得部211は、管理サーバ4から部屋マップ情報を取得したと判定すると(ステップS101:Yes)、取得した部屋マップ情報をAP位置情報記憶部231に記憶させる(ステップS102)。次に、AP位置情報取得部212は、管理サーバ4から制御装置1のSSID情報と制御装置1が設置された部屋S11、S12、・・・、S33の部屋識別情報とを含むAP位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS103)。AP位置情報取得部212が、AP位置情報を取得していないと判定すると(ステップS103:No)、後述するステップS105の処理が実行される。一方、AP位置情報取得部212は、管理サーバ4からAP位置情報を取得したと判定すると(ステップS103:Yes)、取得したAP位置情報をAP位置情報記憶部231に記憶させる(ステップS104)。
続いて、AP情報取得部213は、計時部207により計時される時刻に基づいて、予め設定されたチャンネル更新時期が到来したか否かを判定する(ステップS105)。AP情報取得部213は、予め設定されたチャンネル更新時期が到来したか否かを判定する(ステップS105)。AP情報取得部213が、チャンネル更新時期が到来したと判定する(ステップS105:Yes)、後述のステップS107の処理が実行される。一方、AP情報取得部213が、未だチャンネル更新時期が到来していないと判定する(ステップS105:No)、チャンネル更新要求取得部225が、制御装置1から送信されたチャンネル更新要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS106)。チャンネル更新要求取得部225が、チャンネル更新要求情報を取得していないと判定すると(ステップS106:No)、再びステップS101の処理が実行される。
一方、チャンネル更新要求取得部225は、チャンネル更新要求情報を取得したと判定すると(ステップS106:Yes)、取得したチャンネル更新要求情報をAP情報取得部213に通知する。そして、AP情報取得部213は、前述のAP情報要求情報を複数の制御装置1へ送信することにより(ステップS107)、制御装置1から送信されるAP情報を取得する(ステップS108)。ここで、AP情報取得部213は、取得したAP情報をAP識別情報抽出部214、電波強度抽出部215および自己使用率抽出部218に通知する。その後、AP識別情報抽出部214は、AP情報に含まれる制御装置1のSSID情報を抽出する(ステップS109)。ここで、AP識別情報抽出部214は、抽出したSSID情報を影響度係数算出部216に通知する。次に、電波強度抽出部215は、AP情報に含まれる電波強度情報を抽出する(ステップS110)。ここで、電波強度抽出部215は、抽出した電波強度情報を影響度係数算出部216に通知する。続いて、自己使用率抽出部218は、AP情報に含まれる自己使用率情報を抽出する(ステップS111)。ここで、自己使用率抽出部218は、抽出した自己使用率情報を自己使用率記憶部234に記憶させる。
その後、影響度係数算出部216は、複数の制御装置1それぞれについて、影響度係数を算出する(ステップS112)。ここで、例えば図11(A)に示すように、4つ部屋S11、S12、S21、S22それぞれに、SSID11、SSID12、SSID21、SSID22が付与された制御装置1が設置されているとする。そして、部屋S11、S12、S21、S22に設置された制御装置1において、他の制御装置1から到来する電波強度が例えば図11(B)に示すような状態であるとする。なお、図11(B)において「電波強度」は、「SSID」の欄に表されたSSIDが付与された制御装置1において、「周囲のAPのSSID」の欄に表されたSSIDが付与された他の制御装置1から到来する電波強度を表している。ここで、影響度係数算出部216が、他の制御装置1から到来する電波の電波強度が基準電波強度以上であれば影響度係数を「1.0」とし、基準電波強度未満であれば影響度係数を「0」とするとともに、基準電波強度が、「-60dBm」に設定されているとする。この場合、2つの制御装置1の組合せそれぞれに対応する影響度係数は、図11(B)の「影響度係数」の欄に示すようになる。そして、影響度係数算出部216は、算出した各影響度係数に対して、例えば図11(B)の「係数識別情報」の欄に示すような係数識別情報を付与する。
次に、図12に示すように、周囲混雑度算出部217は、他の制御装置1について、複数のチャンネルそれぞれの自己使用率と影響度係数との積を算出し、算出した積の総和を周囲混雑度として算出する(ステップS113)。周囲混雑度算出部217は、算出した周囲混雑度を示す周囲混雑度情報を周囲混雑度記憶部233に記憶させる。続いて、チャンネル使用率算出部219は、複数のアクセスポイントそれぞれの自己使用率と、複数のアクセスポイントそれぞれにおける周囲混雑度と、影響度係数と、に基づいて、複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出する(ステップS114)。
その後、最大値算出部220は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出する(ステップS115)。ここで、最大値算出部220は、算出したチャンネル使用率の最大値を示す最大値情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。次に、平均値算出部221は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の平均値を算出する(ステップS116)。ここで、平均値算出部221は、算出した平均値を示す平均値情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。続いて、標準偏差算出部222は、複数のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の標準偏差を算出する(ステップS117)。ここで、標準偏差算出部222は、算出した標準偏差を示す標準偏差情報を、複数種類のチャンネルの組合せに対応づけてチャンネル組合せ記憶部241に記憶させる。ここで、例えば図11(A)に示すように、4つ部屋S11、S12、S21、S22それぞれに、SSID11、SSID12、SSID13、SSID14が付与された制御装置1が設置されており、2つの制御装置1の組合せそれぞれに対応する影響度係数が、図11(B)に示すように設定されているとする。この場合、各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1それぞれの自己使用率が、全て「10%」であるとすると、各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1が使用するチャンネルの組合せそれぞれに対応するチャンネル使用率、その平均値、その標準偏差並びにその最大値は、図13に示すような値となる。
その後、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中から1つのチャンネルの組合せを選出するチャンネル選出処理を実行する(ステップS118)。ここで、チャンネル選出処理の詳細について図14を参照しながら説明する。まず、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する(ステップS201)。例えば図13に示す例の場合、選出部223は、部屋S11、S12、S21、S22に設置された制御装置1が、それぞれ、チャンネルCHa、チャンネルCHb、チャンネルCHb、チャンネルCHaを使用する組合せと、チャンネルCHb、チャンネルCHa、チャンネルCHa、チャンネルCHbを使用する組合せと、を選出する。図14に戻って、次に、選出部223は、選出したチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在するか否かを判定する(ステップS202)。ここで、選出部223は、選出したチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せが1つだけ存在すると判定すると(ステップS202:No)、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。そして、図12に示す後述のステップS119の処理が行われる。一方、図14に示すように、選出部223が、選出したチャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定すると(ステップS202:Yes)、その複数種類のチャンネルの組合せの中からチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せを選出する(ステップS203)。続いて、選出部223は、選出したチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在するか否かを判定する(ステップS204)。ここで、選出部223が、選出したチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せが1つだけ存在すると判定すると(ステップS204:No)、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。そして、図12に示す後述のステップS119の処理が行われる。一方、図14に示すように、選出部223は、選出したチャンネル使用率の平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定すると(ステップS204:Yes)、チャンネル使用率の標準偏差が最小となる少なくとも1つのチャンネルの組合せを選出する(ステップS205)。その後、選出部223は、選出したチャンネル使用率の標準偏差が最小となるチャンネルの組合せが複数存在するか否かを判定する(ステップS206)。ここで、選出部223が、選出したチャンネル使用率の標準偏差が最小となるチャンネルの組合せが1つだけ存在すると判定すると(ステップS206:No)、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。そして、図12に示す後述のステップS119の処理が行われる。一方、図14に示すように、選出部223は、選出したチャンネル使用率の標準偏差が最小となるチャンネルの組合せが複数存在すると判定すると(ステップS206:Yes)、選出したチャンネルの組合せの中から1つのチャンネルの組合せを選出する(ステップS207)。そして、選出部223は、選出したチャンネルの組合せを示すチャンネル情報をチャンネル情報記憶部235に記憶させる。
図12に戻って、次に、チャンネル情報送信部224は、チャンネル情報記憶部235が記憶する複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを示すチャンネル情報を、複数の制御装置1へ送信する(ステップS119)。続いて、再びステップS101の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るクラウドサーバ2によれば、チャンネル使用率算出部219が、複数の制御装置1それぞれの自己使用率、周囲混雑度および影響度係数に基づいて、複数の制御装置1それぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出する。そして、最大値算出部220が、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の最大値を算出し、選出部223が、複数種類のチャンネルの組合せの中から、チャンネル使用率の最大値が最小となるチャンネルの組合せを選出する。これにより、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを、各チャンネルの使用率が均一且つ低くなるように設定することができるので、使用されるチャンネルの偏りに起因した通信速度の低下を抑制できる。
ところで、図1に示すように、9つの部屋S11、S12、・・・、S33に設置された9つの制御装置1がそれぞれの無線通信エリアが互いに干渉するような状態で配置されている場合、複数の制御装置1は、それぞれ、ビジー発生割合に基づいて、最適なチャンネルを選択する。例えば、アクセスポイントが、通信プロトコルIEEE802.11bを採用する場合、中心周波数が5MHz程度間隔に設定され且つ周波数帯域幅が22MHzである14のチャンネルのうち、周波数帯域が重複しない4つのチャンネルのうちのいずれか1つを使用して通信を行うのが一般的である。この場合、図1に示すように、無線通信エリアが互いに干渉するように設置された9つの制御装置1が、4つのチャンネルを用いて通信を行う場合、制御装置1の数がチャンネル数よりも多いため、複数の制御装置1の使用するチャンネルが4つのチャンネルのいずれか1つに集中してしまい、そのチャンネルを使用する制御装置1の通信速度が低下しまうことがある。これに対して、本実施の形態に係るクラウドサーバ2は、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを、各チャンネルの使用率が均一且つ低くなるように設定することができるので、9つの制御装置1が使用するチャンネルが1つのチャンネルに集中することを抑制して4つのチャンネルに分散させることができる。従って、1つのチャンネルへの各チャンネルの使用率を低下させることができるので、その分、各制御装置1の通信速度の低下を抑制できる。
また、本実施の形態に係るクラウドサーバ2は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の平均値を算出する平均値算出部221を備える。そして、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中に最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在する場合、最大値が最小且つ平均値が最小となるチャンネルの組合せを選出する。これにより、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを、各チャンネルの使用率の平均値が低くなるように設定することができるので、その分、各チャンネルにおけるビジー状態の発生を抑制でき通信速度の低下を抑制できる。
更に、本実施の形態に係るクラウドサーバ2は、複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、チャンネル使用率の標準偏差を算出する標準偏差算出部222を備える。そして、選出部223は、複数種類のチャンネルの組合せの中に最大値が最小且つ平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在する場合、最大値が最小、前記平均値が最小且つ標準偏差が最小となる少なくとも1つのチャンネルの組合せの中から1つのチャンネルの組合せを選出する。これにより、複数の制御装置1それぞれが使用するチャンネルの組合せを、各チャンネルの使用率のばらつきが小さくなるように設定することができるので、その分、各チャンネルにおける通信速度のばらつきを抑制できる。
また、本実施の形態に係る影響度係数算出部216は、複数のアクセスポイントそれぞれについて、他のアクセスポイントから発信される電波の電波強度に基づいて、影響度係数を算出する。これにより、影響度係数を精度良く算出することができる。
更に、本実施の形態に係る制御装置1は、ビジー発生割合が前述の基準ビジー発生割合以上となったか否かを判定する判定部121と、ビジー発生割合が基準ビジー発生割合以上になったと判定されると、前述のチャンネル更新要求情報をクラウドサーバ2へ送信するチャンネル更新要求部122と、を備える。そして、チャンネル更新要求取得部225が、チャンネル更新要求情報を取得すると、AP情報取得部213が、複数の制御装置1からAP情報を取得し、影響度係数算出部216が、AP情報に含まれるSSID情報および電波強度情報に基づいて、影響度係数を算出する。これにより、制御装置1においてビジー発生頻度が高くなり通信速度が低下したときに直ぐに使用チャンネルを更新してビジー発生頻度を低下させることができるので、通信速度が低下した状態が継続してしまうことを抑制できる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、図15に示すクラウドサーバ2002のように、影響度係数算出部2216が、部屋マップ情報が示す部屋S11、S12、・・・、S33の配置と、各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1のSSID情報と、に基づいて、影響度係数を算出するものであってもよい。ここで、影響度係数算出部2216は、例えば、複数の制御装置1それぞれについて、上下左右に接する部屋に設置された他の制御装置1に対応する影響度係数を「1」に設定し、斜めに位置する部屋に設置された他の制御装置1についてはそこから到来する電波の電波強度が十分低く影響が少ないとして影響度係数を「0」に設定するようにしてもよい。なお、影響度係数算出部2216は、上下左右に接する部屋に設置された他の制御装置1に対応する影響度係数についてその部屋との間に介在する壁の材質または厚さを示す情報に基づいて、0よりも大きく且つ1未満の値に設定してもよい。
また、影響度係数算出部2216は、影響度係数を算出する対象となる制御装置1が設置された部屋から見て、上下左右方向に位置し、影響度係数算出対象の制御装置1が設置された部屋との間に2つ以上の部屋が介在した部屋に設置された他の制御装置1に対応する影響度係数を「0」に設定してもよい。更に、影響度係数算出部2216は、影響度係数算出対象の制御装置1が設置された部屋から見て、上下左右方向に位置し、算出対象の制御装置1が設置された部屋との間に部屋が1つだけ介在した部屋に設置された他の制御装置1に対応する影響度係数については、部屋マップ情報に基づいて、2つの部屋の間の距離が予め設定された基準距離未満であれば影響度係数を「1」に設定し、基準距離以上であれば影響度係数を「0.5」に設定するようにしてもよい。
本構成によれば、影響度係数算出部2216が、電波強度情報を用いずに影響度係数を算出することができるので、実施の形態で説明した電波強度抽出部215が不要となり、その分、クラウドサーバ2における処理負荷が軽減されるという利点がある。
実施の形態では、影響度係数算出部216が、他の制御装置1から到来する電波の電波強度が基準電波強度以上であれば影響度係数を「1.0」とし、基準電波強度未満であれば影響度係数を「0」とする例について説明した。但し、これに限らず、影響度係数算出部216が、他の制御装置1から到来する電波の電波強度と複数種類の基準電波強度とを比較することにより影響度係数を算出するものであってもよい。例えば、影響度係数算出部216が、他の制御装置1から到来する電波の電波強度が予め設定された第1基準電波強度以上であれば影響度係数を「1.0」とし、第1基準電波強度未満且つ第1基準電波強度よりも小さい第2基準電波強度以上であれば影響度係数を「0.5」とし、第2基準電波強度未満であれば影響度係数を「0」としてもよい。
実施の形態では、ルータ8および回線終端装置9が、図1に示すように、各部屋S11、S12、・・・、S33と広域ネットワークNW1との間の局所ネットワークNW2に1つだけ接続されている、即ち、集合住宅全体で1つずつ設けられている例について説明した。但し、これに限らず、ルータおよび回線終端装置が、それぞれ、各部屋S11、S12、・・・、S33毎に1つずつ設けられているものであってもよい。この場合、各ルータは、各部屋S11、S12、・・・、S33内に独立して設けられていてもよいし、各部屋S11、S12、・・・、S33に設置された制御装置1内に設けられていてもよい。そして、各ルータが、広域ネットワークNW1に直接接続されていてもよい。
また、本開示に係る制御装置1、クラウドサーバ2の各種機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。この場合、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、プログラムを、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータに読み込んでインストールすることにより、前述の各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。そして、各機能をOS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合には、OS以外の部分のみを記録媒体に格納してもよい。
さらに、搬送波に各プログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS,Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して当該プログラムを配信してもよい。そして、これらのプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前述の処理を実行できるようにしてもよい。
本開示は、集合住宅内に設置されたアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルの最適化を行うシステムとして好適である。
1 制御装置、2,2002 クラウドサーバ、3 機器、4 管理サーバ、8 ルータ、9 回線終端装置、101,201 CPU、102,202 主記憶部、103,203 補助記憶部、106 無線モジュール、107 有線通信インタフェース、109,209 バス、111 ビーコン情報取得部、112 AP識別情報記憶部、113 電波強度取得部、114 ビジー状態検出部、115 発生割合算出部、116 通信制御部、117 使用率算出部、118 AP情報生成部、119 AP情報送信部、120 チャンネル情報取得部、121 判定部、122 チャンネル更新要求部、131 周囲AP情報記憶部、132 発生割合記憶部、133 使用率記憶部、134 チャンネル記憶部、207 計時部、208 広域通信部、211 部屋マップ取得部、212 AP位置情報取得部、213 AP情報取得部、214 AP識別情報抽出部、215 電波強度抽出部、216,2216 影響度係数算出部、217 周囲混雑度算出部、218 自己使用率抽出部、219 チャンネル使用率算出部、220 最大値算出部、221 平均値算出部、222 標準偏差算出部、223 選出部、224 チャンネル情報送信部、225 チャンネル更新要求取得部、231 AP位置情報記憶部、232 影響度係数記憶部、233 周囲混雑度記憶部、234 自己使用率記憶部、235 チャンネル情報記憶部、241 チャンネル組合せ記憶部、NW1 広域ネットワーク、NW2 局所ネットワーク

Claims (8)

  1. 予め設定された複数のチャンネルの中から複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルを決定するチャンネル決定装置であって、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する影響度係数算出部と、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれの前記複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、前記複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる前記複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前記影響度係数と、に基づいて、前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部と、
    前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部と、
    前記複数種類のチャンネルの組合せの中から前記最大値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出する選出部と、を備える、
    チャンネル決定装置。
  2. 前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の平均値を算出する平均値算出部を更に備え、
    前記選出部は、前記複数種類のチャンネルの組合せの中に前記最大値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在する場合、前記最大値が最小且つ前記平均値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出する、
    請求項1に記載のチャンネル決定装置。
  3. 前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の標準偏差を算出する標準偏差算出部を更に備え、
    前記選出部は、前記複数種類のチャンネルの組合せの中に前記最大値が最小且つ前記平均値が最小となるチャンネルの組合せが複数存在する場合、前記最大値が最小、前記平均値が最小且つ前記標準偏差が最小となる少なくとも1つの前記チャンネルの組合せの中から1つの前記チャンネルの組合せを選出する、
    請求項2に記載のチャンネル決定装置。
  4. 前記影響度係数算出部は、前記複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれから発信される電波の電波強度に基づいて、前記影響度係数を算出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のチャンネル決定装置。
  5. 複数のアクセスポイントと、
    予め設定された複数のチャンネルの中から前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルを決定するチャンネル決定装置と、を備え、
    前記チャンネル決定装置は、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する影響度係数算出部と、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれの前記複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、前記複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる前記複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前記影響度係数と、に基づいて、前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部と、
    前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部と、
    前記複数種類のチャンネルの組合せの中から前記最大値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出する選出部と、を有する、
    チャンネル決定システム。
  6. 前記複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つのアクセスポイントは、
    ビジー状態の発生割合であるビジー発生割合を算出する発生割合算出部と、
    前記ビジー発生割合が予め設定された基準ビジー発生割合以上となったか否かを判定する判定部と、
    前記ビジー発生割合が前記基準ビジー発生割合以上になったと判定されると、前記チャンネル決定装置に対して前記複数のアクセスポイントが使用するチャンネルを更新するよう要求するチャンネル更新要求情報を前記チャンネル決定装置へ送信するチャンネル更新要求部と、を有し、
    前記チャンネル決定装置は、
    前記チャンネル更新要求情報を取得するチャンネル更新要求取得部を更に有し、
    前記チャンネル更新要求取得部が前記チャンネル更新要求情報を取得すると、前記影響度係数算出部は、前記影響度係数を算出し、前記チャンネル使用率算出部は、前記チャンネル使用率を算出する、
    請求項5に記載のチャンネル決定システム。
  7. チャンネル決定装置が、予め設定された複数のチャンネルの中から複数のアクセスポイントそれぞれが使用するチャンネルを決定するチャンネル決定方法であって、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出するステップと、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれの前記複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、前記複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる前記複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前記影響度係数と、に基づいて、前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するステップと、
    前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の最大値を算出するステップと、
    前記複数種類のチャンネルの組合せの中から前記最大値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出するステップと、を含む、
    チャンネル決定方法。
  8. コンピュータを、
    複数のアクセスポイントそれぞれについて、前記複数のアクセスポイントそれぞれの通信状態に対する他のアクセスポイントの通信状態による影響の度合いを示す影響度係数を算出する影響度係数算出部、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれの予め設定された複数のチャンネルそれぞれの使用率を示す自己使用率と、前記複数のアクセスポイントそれぞれにおける他のアクセスポイントによる前記複数のチャンネルそれぞれの使用状況を反映した周囲混雑度と、前記影響度係数と、に基づいて、前記複数のアクセスポイントそれぞれが使用しうる複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記複数のチャンネルそれぞれのチャンネル使用率を算出するチャンネル使用率算出部、
    前記複数種類のチャンネルの組合せそれぞれについて、前記チャンネル使用率の最大値を算出する最大値算出部、
    前記複数種類のチャンネルの組合せの中から前記最大値が最小となる前記チャンネルの組合せを選出する選出部、
    として機能させるためのプログラム。
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