JP2022088868A - 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム - Google Patents

水中玉外し装置及び水中玉外しシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2022088868A
JP2022088868A JP2020200977A JP2020200977A JP2022088868A JP 2022088868 A JP2022088868 A JP 2022088868A JP 2020200977 A JP2020200977 A JP 2020200977A JP 2020200977 A JP2020200977 A JP 2020200977A JP 2022088868 A JP2022088868 A JP 2022088868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underwater
pin
locking pin
ball
command information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020200977A
Other languages
English (en)
Inventor
孝義 沼崎
Takayoshi Numazaki
裕作 青山
Yusaku Aoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2020200977A priority Critical patent/JP2022088868A/ja
Publication of JP2022088868A publication Critical patent/JP2022088868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

Figure 2022088868000001
【課題】水中で遠隔操作による玉外し作業を効率よく実施することである。
【解決手段】水中構造物を吊り下げる玉掛ワイヤーの玉外しを水中で行う水中玉外し装置であって、前記玉掛ワイヤーが着脱自在に装着される係止ピン、及び該係止ピンが差込まれる貫通孔を有するピン保持板、を備える玉外し機構と、前記ピン保持板に対して前記係止ピンを抜き差しする方向に移動させるピン稼働ユニットと、を備え、前記ピン稼働ユニットが、前記係止ピンと平行に配置され、ボールねじを備える伸縮装置と、該伸縮装置の一端と前記係止ピンとを連結する連結部材とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、水中構造物を吊り下げる玉掛ワイヤーの水中玉外し装置及び水中玉外しシステムに関する。
従来より、作業船上のクレーン等から吊り下げたワイヤーが装着された消波ブロックや洗堀防止材等を水底に着底させたのち、ワイヤーを掛け外す玉外し作業は、潜水士が水中で手作業により行っている。玉外し作業では、波に起因する作業船の上下動がワイヤーに伝わるため、着底させた消波ブロックから上下動するワイヤーを取り外す作業が煩雑となりやすい。
このため、例えば特許文献1では、被覆ブロックを吊り下げるワイヤーの途中に浮体を設けることで、浮体の下方に位置するワイヤーに作業船の上下動が伝わることを防止し、潜水士による玉外し作業の効率を向上させている。しかし、吊荷の種類によっては作業中に荷崩れを生じる恐れがあるため、潜水士が吊荷に近接して手作業で行う玉外し作業は、安全性に課題がある。
このような中、海上や地上で玉外し作業を遠隔操作により実施可能な装置は、様々な開発が進められている。例えば、特許文献2では、クレーンのワイヤーと玉掛け用ワイヤーロープとの間に、油圧シリンダにより可動する可動ピンを備えた遠隔玉外し装置を設置している。この場合、可動ピンに玉掛け用ワイヤーロープの一端を装着するとともに、他端を重量物に設置し、クレーンにより重量物を所望の位置に据え付ける。こののち、油圧制御装置を介して可動ピンの位置を切り替えて、可動ピンから玉掛け用ワイヤーロープの一端を外す。これにより玉外し作業が終了し、重量物は所望の位置に残置され遠隔玉外し装置はクレーンにより撤去回収される。
また、特許文献3では、クレーン側の吊りチェーンと鉄骨(吊荷)との間に建て起こし及び玉外し装置を設置している。建て起こし及び玉外し装置は、ハウジングから吊り下げたワイヤーに吊り部材を備え、この吊り部材に空圧シリンダの動作で着脱するピンを設けている。空圧シリンダは無線操作で制御可能となっており、ピンを鉄骨に設けた吊りピースの開口に貫通させて吊り部材に装着した状態で、クレーンにて鉄骨を所望の位置に据え付ける。こののち、無線操作によりピンを吊り部材から取り外すことで玉外し作業が終了し、鉄骨が所望の位置に残置され、建て起こし及び遠隔玉外し装置はクレーンにより撤去回収される。
特開2017-7845号公報 特開2014-118237号公報 実開平7-23776号公報
特許文献2及び3のような海上や地上で玉外し作業を遠隔操作により実施可能な装置は、そのまま水中で採用しようとすると、様々な課題を生じる。具体的には、特許文献2のように油圧シリンダを用いる装置では、不慮の事態によりオイルが漏出し環境汚染を生じる恐れがある。このため、河川や海域で実施される工事では、その使用が制限される場合が多い。また、特許文献3のような空圧シリンダを利用する装置は水中で使用すると、水圧がかかることに起因して誤動作が生じやすいだけでなく、地上で実施する場合と比較して大きな動力が必要となる。このため、エア供給用のコンプレッサーが必要になる等、動力源を含めた全体設備が過大なものとなりやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、水中で遠隔操作による玉外し作業を効率よく実施することである。
かかる目的を達成するため、本発明の水中玉外し装置は、水中構造物を吊り下げる玉掛ワイヤーの玉外しを水中で行う水中玉外し装置であって、前記玉掛ワイヤーが着脱自在に装着される係止ピン、及び該係止ピンが差込まれる貫通孔を有するピン保持板、を備える玉外し機構と、前記ピン保持板に対して前記係止ピンを抜き差しする方向に移動させるピン稼働ユニットと、を備え、前記ピン稼働ユニットが、前記係止ピンと平行に配置され、ボールねじを備える伸縮装置と、該伸縮装置の一端と前記係止ピンとを連結する連結部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の水中玉外し装置によれば、ピン保持板に対して係止ピンを抜き差しする方向に移動させるピン稼働ユニットに、ボールねじを備える伸縮装置を採用する。これにより、伸縮装置が水圧による誤作動を生じることなく、玉掛ワイヤーを装着した係止ピンを、ピン保持板に対して抜き差しすることができる。したがって、伸縮装置を操作するのみで、水中に据え付けた水中構造物に対する玉掛ワイヤーの玉外し作業を、確実に実施することが可能となる。
また、ボールねじを備えた伸縮装置は、油圧式の伸縮装置を用いる場合に懸念されるオイル漏れといった環境に悪影響を与える事態も生じないため、河川工事や海中工事にも採用することが可能となる。
さらに、ボールねじを備える伸縮装置を有線もしくは無線で制御する設備を設けることにより、水中作業員は玉外し作業を遠隔操作により実施することもでき、安全性及び作業生産性の向上を図ることが可能となる。
本発明の水中玉外しシステムは、本発明の水中玉外し装置と水中音響通信設備とを備えた水中玉外しシステムであって、前記伸縮装置に対する指令情報を音波として発信する指令情報発信装置と、該指令情報発信装置から前記音波として発信された前記指令情報を受信し、該指令情報に基づいて前記伸縮装置を制御する機械制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の水中玉外しシステムによれば、水中音響通信設備を利用することから、水質等に依存することなく様々な水環境の作業現場であっても、伸縮装置を安定して制御し、玉外し作業を実施することができる。したがって、ダイバー等の水中作業員は、水中玉外し装置との間に一定距離を保持しつつ安全に作業を実施することが可能となる。
また、音波の周波数帯域を可聴域の範囲内に設定すれば、水中作業員は濁度の高い水中であっても、玉外し作業を実施中であることを音波で認識することが可能となる。また、一般に水中音響通信で使用される超音波を使用する場合と比較して、ドップラーシフトと称される送波器と受波器との間で生じる相対的な速度差に起因して周波数帯域が変化する現象や、マルチパスフェージングと称される音波の受信強度が変動する現象の影響を、最小限にとどめることができる。したがって、安定した状態で水中音響通信設備による玉外し作業を水中で実施することが可能となる。
本発明によれば、玉掛ワイヤーを装着した係止ピンをピン保持板に対して抜き差しする方向に移動させるピン稼働ユニットに、ボールねじを備える伸縮装置を採用することから、簡略な構成でありながら、水中で遠隔操作による玉外し作業を効率よく実施することが可能となる。
本発明の実施の形態における水中玉外し装置を利用して水中構造物を吊持する様子を示す図である。 本発明の実施の形態における水中玉外し装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における水中玉外し装置の側面図である。 本発明の実施の形態における水中玉外し装置の平面図である。 本発明の実施の形態におけるボールねじ機構を備えた伸縮装置の一事例を示す図である。 本発明の実施の形態における伸縮装置と係止ピンの挙動を示す図ある。 本発明の実施の形態における制御ユニットと抜差し状態確認センサを示す図である。 本発明の実施の形態における水中玉掛けシステムの概略を示す図である。 本発明の実施の形態における水中音響通信設備の概略を示す図である。
本発明は、玉掛ワイヤーが装着された水中構造物を水中に設置もしくは水底に着底させたのち、水中で遠隔操作により玉外し作業を実施可能な装置及びシステムであり、海洋や河川もしくは湖沼等、いずれの水環境においても採用可能である。また、水中構造物も、捨石などの洗堀防止材、根固めブロックや消波ブロック(例えば、テトラポッド(登録商標))などのコンクリートブロック等、いずれに採用することも可能である。
本実施の形態では、水中吊荷旋回装置を利用して海中土木工事のうちの1つである消波ブロックの据付け工事を実施する場合を事例に挙げ、図1~図9を参照しつつ水中玉外し装置及び水中玉外しシステムの詳細を、以下に説明する。
図1で示すように、起重機船4に搭載されたクレーン4aのワイヤー4bには、水中吊荷旋回装置3を介して吊り治具5が水平姿勢で吊り下げられ、この吊り治具5に消波ブロックBが吊持されている。
水中吊荷旋回装置3は、海底に消波ブロックBを据付けるにあたり、吊持状態のコンクリートブロックBの旋回による方向転換や姿勢保持等の姿勢制御、及び位置決め時の微調整等を水中にて行うための装置である。このような水中吊荷旋回装置3には、外殻3aの下面に吊りワイヤー3bが装着されて、吊り治具5を吊持している。なお、水中吊荷旋回装置3による姿勢制御の原理については、特許第5970946号公報を参照されたい。
吊り治具5はH形鋼よりなり、図2で示すように、下フランジ5aの一端側近傍に玉掛ワイヤー6が直接設置され、他端側近傍に水中玉外し装置1が設置されている。玉掛ワイヤー6は、吊り治具5に直接連結される一方の端部に係止アイ6aが形成されるとともに他方の端部に被係止アイ6bが形成され、この被係止アイ6bが水中玉外し装置1に装着される。したがって、図1で示すように、玉掛ワイヤー6が掛けまわされた消波ブロックBが所定位置に着底したのち、水中玉外し装置1と被係止アイ6bとの連結を解除すると、消波ブロックBから玉掛ワイヤー6を掛け外すことができる。
≪≪水中玉外し装置≫≫
水中玉外し装置1は、図3の側面図で示すように、玉外し機構10、抜差し状態確認センサ20、及び制御ユニット30と、これらを収納するゲージ40を備えている。ゲージ40は、略長方体のフレーム41に金網42を設置することにより形成しているが、その形状はこれに限定されるものではない。
≪玉外し機構≫
玉外し機構10は、図3で示すように、被取付部11と、一対のピン保持板12と、係止ピン13と、ピン稼働ユニット14とを備えている。
被取付部11は、倒伏姿勢の接合鋼板111と、その上面に設置された起立鋼板112とによりなる略T字形状に形成されている。そして、接合鋼板111はゲージ40の天井部に配置され、起立鋼板112は、ゲージ40から上方に突出するように配置されている。起立鋼板112は、吊り治具5の下フランジ5aに設けた一対の装置取付部5cの間に挿入され、連結ピン5dを介してこれらに連結されている。また、接合鋼板111にはその下面に、一対のピン保持板12が起立鋼板112と平行な姿勢で所定の間隔を設けて設置されている。
一対のピン保持板12は、図3及び図4の平面図で示すように、各々に対向する貫通孔121が設けられている。これら貫通孔121に、ガイド筒131に沿って移動する係止ピン13が抜き差し自在に挿入されている。なお、図3~図6では、紙面右側を引抜き側とし、紙面左側を差込み側と称している。
係止ピン13は、金属製の長尺な棒状部材よりなり、一対のピン保持板12の間に配置された玉掛ワイヤー6の被係止アイ6bが装着される。ガイド筒131は、一対のピン保持板12のうち係止ピン13の引抜き側に位置するピン保持板12aの外方に、貫通孔121と同軸に接続されている。そして、係止ピン13を抜き差しする方向へ移動させる動作は、ピン稼働ユニット14により実施される。
ピン稼働ユニット14は、図4で示すように、伸縮装置15と、伸縮装置15の一端に接続されるカップリング16と、カップリング16を介して伸縮装置15に接続される水中モーター17と、伸縮装置15に設置される連結部材18と、を備えている。
伸縮装置15は、係止ピン13の抜き差し方向と平行に伸縮するよう配置され、水中での使用に適した機構を有するものであれば、電動式やボールねじによる伸縮装置等、いずれを採用してもよい。
なお、水中での使用に不適な機構としては、例えば、油圧駆動及び空圧駆動による伸縮機構が挙げられる。油圧駆動による伸縮機構は、オイル漏れといった環境に悪影響を与える事態を生じる可能性があり、河川や海中での使用に不適である。また、空圧駆動による伸縮機構は、水中で使用すると水圧による誤作動を生じる可能性があるだけでなく、エア供給用のコンプレッサー等を別途準備する必要があり、付帯設備が過大となりやすく水中での使用に適しているとはいえない。
以下に、水中での使用に好適な伸縮機構としてボールねじを事例に挙げ、ボールねじを用いた伸縮装置15の一例を、図5を参照しつつ説明する。
伸縮装置15は、ねじシャフト151と、ボールナット1521と、ボールナット1521を内装した中空ロッド152と、ねじシャフト151及び中空ロッド152を収納する保護筒153を備えている。
ねじシャフト151は、軸中心の回転を自在にした状態で、基端側の軸部1512が保護筒153内に設けられたセンタライザ1531に支持されている。また、中間部から先端側に向けて形成されたねじ部1511に、中空ロッド152の内方に備えられたボールナット1521が螺合されている。このような構成を有するねじシャフト151の回転は、水中モーター17の動力供給により行われる。
水中モーター17は、出力軸171がねじシャフト151に対して交差する姿勢で設けられている。このため、ねじシャフト151の軸部1512と水中モーター17の出力軸171は、直交軸もしくは食違い軸の動力伝達が可能なカップリング16を介して接続されている。
カップリング16は、ねじシャフト151の軸部1512と水中モーター17の出力軸171とをいわゆる食違い軸となるよう配置している場合には、ウォームギアを備えればよい。具体的には、水中モーター17の出力軸171にウォーム161を接続するとともに、ねじシャフト151の軸部1512にウォームホイル162を接続する。こうすると、水中モーター17の出力軸171からねじシャフト151の軸部1512へ、動力をスムーズに伝達させることができる。
なお、両者が直交軸の関係にある場合には、ストレートベベルギヤやスパイラルベベルギヤ等、適宜適切なギヤを採用すればよい。このように、両者を食違い軸もしくは直交軸の関係に配置することで、これらを直列に配置する場合と比較して、ゲージ40の横幅を短小化することができ、水中玉外し装置1全体のスリム化を図ることが可能となる。
これらウォーム161とウォームホイル162は、防水性及び耐圧性の高いハウジング163に収納されている。また、ハウジング163には、上述した伸縮装置15の保護筒153が固定され、保護筒153とこれから出没する中空ロッド152もハウジング163と同様に、高い防水性と耐圧性を備えている。
上述のカップリング16は、図3で示すように、ゲージ40の天井部より垂下された支持柱164に固定された状態で、係止ピン13の差込み側に配置されている。これにより、伸縮装置15は、カップリング16に接続されたねじシャフト151が差込み側に配置され、中空ロッド152が引抜き側に配置される。そして、この中空ロッド152に連結部材18が接続される。
連結部材18は、図4で示すように中空ロッド152と前述の係止ピン13とに直交して設けられて両者を連結している。したがって、図6(b)で示すように、玉掛ワイヤー6が装着された係止ピン13を、一対のピン保持板12の貫通孔121から引抜きたい場合には、中空ロッド152が引抜き側へ移動するようねじシャフト151を回転させて伸縮装置15を伸長させる。これにより、図6(a)で示すように、係止ピン13は一対のピン保持板12及び玉掛ワイヤー6から引抜かれて、玉外し作業が終了する。
一方、図6(a)で示すように係止ピン13を、一対のピン保持板12の貫通孔121及びこれらの間に配置された玉掛ワイヤー6に差込みたい場合には、中空ロッド152が差込み側へ移動するようねじシャフト151を逆回転させて伸縮装置15を短縮させる。これにより、図6(b)で示すように、係止ピン13は一対のピン保持板12及び玉掛ワイヤー6に差し込まれる。このような抜差し状態を、遠隔者にも認知できるようゲージ40内に抜差し状態確認センサ20を設けている。
≪抜差し状態確認センサ≫
抜差し状態確認センサ20は、一対のピン保持板12に対する係止ピン13の位置を検知するセンサであり、図3及び図4で示すように、差込み検知センサ21と、引抜き検知センサ22とを備え、設置治具23を介して所望の位置に設置される。
差込み検知センサ21は、一対のピン保持板12のうち、係止ピン13の差込み側に位置するピン保持板12bの外方側であって、貫通孔121の直上に設けている。また、引抜き検知センサ22は、一対のピン保持板12から引抜かれた状態の係止ピン13における、引抜き側の端部の直上に設けている。これらは、アングル材よりなる設置治具23を介して取りつけているが、設置治具23の形状はいずれでもよく、また取り付けに設置治具23を用いなくてもよい。
これら差込み検知センサ21及び引抜き検知センサ22には、非接触型の磁気近接センサーを採用している。磁気近接センサーは、コイルから発生させた磁界に金属が近づくことによるインピーダンスの変化を検知する、広く一般に使用されているセンサである。このため、係止ピン13の材料に金属を採用している。
これらゲージ40に配置される抜差し状態確認センサ20は、水中モーター17とともに制御ユニット30に接続されている。なお、抜差し状態確認センサ20は、これに限定されるものではなく、係止ピン13を水中で検知可能なセンサであれば、他のセンサを採用することも可能である。
≪制御ユニット≫
制御ユニット30は、図3及ぶ図7で示すようにゲージ40内に設置されており、モータードライバー31と、バッテリー32と、これらを収納する防水性の耐圧容器33とを備えている。
耐圧容器33は、その外表面に接続パネル331が設置されており、図7で示すように、モータードライバー31及びバッテリー32と、抜差し状態確認センサ20及び水中モーター17とを接続するセンサ用ジャック331a及びモーター用ジャック331bを備えている。また、接続パネル331には、抜差し状態確認センサ20が係止ピン13を検出した際に点灯する引抜き検知ライト331c、差込み検知ライト331dが設けられている。なお、これらはいずれもLEDライトを採用している。
これにより、水中モーター17はモータードライバー31によって制御されて伸縮装置15を作動させる。そして、伸縮装置15を作動することによって、係止ピン13が貫通孔121から引抜かれた場合には、この係止ピン13を引抜き検知センサ22が検知し、引抜き検知ライト331cを点滅させる。
一方、係止ピン13が貫通孔121に差込まれた場合には、この係止ピン13を差込み検知センサ21が検知し、差込み検知ライト331dを点滅させる。なお、引抜き検知ライト331c及び差込み検知ライト331dは、耐圧容器33の接続パネル331だけでなく、ゲージ40の外側などの水中作業員Dや水上作業員Sが視認しやすい位置に配置してもよい。
これにより、水中作業員Dや水上作業員Sは図1で示すように、水中玉外し装置1の遠隔にいながら、係止ピン13の抜差し状態を確認することが可能となる。そして、差込み検知センサ21及び引抜き検知センサ22は係止ピン13を検知すると、検知信号をモータードライバー31に送信する。検知信号を受信したモータードライバー31は、水中モーター17を停止させる。
また、接続パネル331には、図7で示すように、電源用ジャック331eが設けられている。電源用ジャック135eに電源プラグ34を装着すると電源スイッチが入り、水中玉外し装置1が使用可能となる。また、電源プラグ34を取り外して充電ケーブル(図示せず)を装着すると、バッテリー32を充電することができる。なお、水中玉外し装置1を使用しないときには、ダミープラグ(不図示)を装着しておく。
さらに、接続パネル331には、有線コントローラ用ジャック331fとこれに装着される有線コントローラ35が設置されている。有線コントローラ35は、水中モーター17を手動で操作する際に用いるものであり、その形態はいずれでもよいが、例えば、ハンドル351を右に切ると水中モーター17が正回転し、左に切ると逆回転するよう設定しておく。これにより、伸縮装置15を伸縮させて、係止ピン13を抜き差し方向に適宜移動させることが可能となる。
このように水中玉外し装置1は、有線通信により操作することも可能であるが、無線通信設備を組み合わせて操作することも可能である。以下に、水中音響通信技術を利用する場合を事例に挙げ、水中玉外し装置1と水中音響通信設備とを組み合わせた水中玉外しシステムについて説明する。
≪≪水中玉外しシステム≫≫
水中玉外しシステム100は、図8及び図9で示すように、上述した水中玉外し装置1と水中音響通信設備2とを備える。水中音響通信設備2は、水上作業員Sが水中玉外し装置1に対する指令情報Mを音波として発信する指令情報発信装置50と、この音波を受信し、指令情報Mに基づいて水中玉外し装置1を制御する機械制御装置60と、を備える。
以下に、指令情報発信装置50と機械制御装置60の概略を説明するが、詳細は特願2019-192086号を参照されたい。なお、本実施の形態において、指令情報Mとは、「伸長」及び「短縮」である。「伸長」は係止ピン13を一対のピン保持板12の貫通孔121から引抜くべく伸縮装置15を伸長させる指令であり、「短縮」は係止ピン13を一対のピン保持板12の貫通孔121へ差込むべく伸縮装置15を短縮させる指令である。
≪指令情報発信装置≫
指令情報発信装置50は、図9で示すように、指令入力部51、発振部52、搬送波選択部53、変調部54、アンプ55、及び送波器56を備える。
指令入力部51は、水上作業員Sもしくは水中作業員Dが、水中玉外し装置1における伸縮装置15の動作指令を入力する入力部を備えている。入力部には、「伸長」及び「短縮」の少なくとも2つの動作指令ボタンが設けられている。水上作業員Sもしくは水中作業員Dは、これら動作指令ボタンを適宜選択することにより、伸縮装置15の動作指令を入力する。また、指令入力部51は、入力された動作指令をデジタル信号化してベースバンド信号となる指令情報Mに変換し変調部54に出力する。
一方、発振部52は、搬送波Cとして使用する基準波Wを複数作成し、これらを搬送波選択部53に出力する。搬送波選択部53は、複数の基準波Wの中から搬送波Cとして使用するものを2つ以上選択し、無線接続または有線接続された変調部54に出力する。
変調部54は、搬送波選択部53から入力された2つ以上の搬送波C各々に、指令入力部51から入力された指令情報Mを混合するいわゆる変調を行って、周波数帯域の異なる複数の変調波Mwを形成する。こうして形成された複数の変調波Mwを、無線接続または有線接続されたアンプ55に出力する。なお、変調方式は、搬送波Cの周波数及び振幅を変化させることなく、位相を変化させることで変調するBPSK(2値位相偏移変調)方式を採用する。
上記の構成により、変調部54から出力された同一の指令信号Mを搬送する複数の変調波Mwは、アンプ55で増幅されたのちに、送波専用トランスデューサである送波器56によりD/A変換されて、音波として海中に発信される。なお、水上作業員Sが指令情報発信装置50を操作する場合、送波器56は気中にあってもよいし、図8で示すように水中に吊り下げてもよい。
これら海中に発信される複数種類の音波は、それぞれ時間差を設けて発信してもよいし、全てを合成して同時に発信してもよい。なお、送波器56より発信される音波は、変調波MwをD/A変換したものであり、変調波Mwは、搬送波CをBPSK方式で変調したものであるから、その周波数帯域は、搬送波Cと同じ周波数帯域となる。
≪機械制御装置≫
一方、機械制御装置60は、図3で示すように、水中玉外し装置1の耐圧容器33に設けられており、その構成は、図9で示すように、受波器61、周波数ダイバーシティ部62、アンプ63、復調部64、及び制御部65を備える。
受波器61は、海中の様々な音波を集音し、A/D変換して入力電気信号Ms’とする受波専用トランスデューサであり、本実施の形態では、可聴域に対応可能なハイドロフォンを採用している。これら受波器61で集音する音波は、送波器56から発信された、複数の変調波Mwに基づく複数種類の音波である。このような受波器61は、図8で示すように、ゲージ40に複数設けられており、その位置や数量は音波を受信しやすい位置であればいずれでもよい。
周波数ダイバーシティ部62は、指令情報発信装置50の搬送波選択部53で選択された複数の搬送波C各々の搬送波周波数帯域、及び搬送波C各々の高調波の周波数帯域を利用して、入力された入力電気信号Ms’の質を連続的に解析する。なお、高調波とは、基本周波数の波形に対し、その整数倍の周波数の波形をいう。入力電気信号Ms’のうち、搬送波Cもしくはその高調波に由来するものとして最も信頼できる信号を、変調波Mwもしくはその高調波に相当する処理済電気信号Msとして抽出し、有線接続もしくは無線接続されたアンプ63に出力する。
アンプ63は、変調波Mwもしくはその高調波に相当する処理済電気信号Msを増幅して、有線接続もしくは無線接続された復調部64に出力する。復調部64は、増幅された処理済電気信号Msを復調し、指令情報発信装置50の指令入力部51で入力された動作指令に係る指令情報Mを取得して制御部25に出力する。制御部65は、復調部64で抽出された指令情報Mをモータードライバー31に制御信号として送信する。
上記のとおり、水中玉外しシステム100は、水中音響通信設備2を利用して、指令情報発信装置50に入力された水中玉外し装置1の伸縮装置15に対する水上作業員Sもしくは海中作業員Dの動作指令を指令情報Mとして海中に発信する。また、これを機械制御装置60で受信することにより、伸縮装置15の動作を指令情報Mに基づいて制御することが可能となる。
本実施の形態では、可聴域内(一般に、20Hzから20kHzの間)の範囲から3種類(2kHz、2.25kHz、2.5kHz)を搬送波選択部53で選択し、これらを利用して同一の指令信号Mを音波として海中に発信している。このように、音波の周波数帯域を可聴域の範囲内に設定すると、水中作業員Dは濁度の高い水中であっても玉外し作業を実施中であることを音波で認識することが可能となる。
また、一般に水中音響通信で使用される超音波を使用する場合と比較して、ドップラーシフトと称される送波器と受波器との間で生じる相対的な速度差に起因して周波数帯域が変化する現象や、マルチパスフェージングと称される音波の受信強度が変動する現象の影響を、最小限にとどめることができる。
さらに、可聴域内の範囲から3種類を選択し、これらを利用して同一の指令信号Mを音波として海中に発信するから、音波を受信する際には、上記のドップラーシフトやマルチパスフェージングといった様々な現象や、水中雑音等による影響の最も少ないものを選択して受信し、指令情報Mを得ることができる。したがって、通信安定性をより向上することが可能となる。
≪≪水中玉外しシステムを用いたコンクリートブロックの据え付け方法≫≫
上記の構成を有する水中玉外しシステム100を用いて、消波ブロックBを海底に据付ける方法の具体的な手順を、以下に説明する。
水中玉外し装置1の制御ユニット30に設けたバッテリー32をあらかじめ充電したのち、図7で示すように、制御ユニット30の接続パネル331に設けた電源用ジャック331eに電源プラグ34を装着する。
これと前後して、起重機船4に搭載されたクレーン4aのワイヤー4bに吊り下げられた水中吊荷旋回装置3に吊り治具5を吊持させる。また、図2で示すように、吊り治具5の下フランジ5aにおける一端側に係止アイ6aを介して玉掛ワイヤー6を連結するとともに、他端側に水中玉外し装置1を設置する。また、玉掛ワイヤー6を地上に載置した消波ブロックBに掛けまわし、玉掛ワイヤー6の被係止アイ6bを、図6(a)で示すように、玉外し機構10に設けた一対のピン保持板12の間に配置する。
こののち、図6(b)で示すように、玉掛ワイヤー6の被係止アイ6bを係止ピン13に装着する。これらの作業は地上または船上で行われるため、有線コントローラ35を用いて操作する場合を例示すると、まず、被係止アイ6bを一対のピン保持板12の間に配置する。次に、有線コントローラ35のハンドル351を右または左に切る(伸縮装置15を短縮させる側)。
すると、有線コントローラ35からモータードライバー31に制御信号が送信され、水中モーター17の動力供給により伸縮装置15が短縮する。これにより、連結部材18を介して伸縮装置15に連結された係止ピン13が、一対のピン保持板12の貫通孔121に差込まれる側へ移動するため、図6(b)で示すように、玉掛ワイヤー6は係止ピン13に装着される。
また、係止ピン13が一対のピン保持板12の貫通孔121に差込まれると、差込み検知センサ21が係止ピン13を検知し、検知信号を差込み検知ライト331dとモータードライバー31に送信する。これにより、差込み検知ライト331dが点灯して係止ピン13が差込まれたことを報知されるとともに、モータードライバー31は水中モーター17を停止させて、伸縮装置15の短縮動作を停止させる。
こののち、クレーン4aで水中吊荷旋回装置3及び吊り治具5を吊り上げつつ、消波ブロックBを安定した状態で揚重できることを確認したうえで、クレーン4aを操作して消波ブロックBを揚重しながら海中の所望の位置に吊り下ろす。また、水中吊荷旋回装置3を利用して消波ブロックBの向き及び姿勢を調整したのち、消波ブロックBを海底に据え付ける。
消波ブロックBの着底を確認したのち、水中作業員Dは指令情報発信装置50の指令入力部51において動作指令ボタンの「伸長」を操作し、「伸長」の指令情報を機械制御装置60に向けて音波として発信する。
「伸長」の指令情報を機械制御装置60が取得すると、制御部65からモータードライバー31に制御信号が送信され、水中モーター17の動力供給により伸縮装置15が伸長する。これにより、連結部材18を介して伸縮装置15に連結された係止ピン13が、一対のピン保持板12の貫通孔121から引抜かれる側へ移動するため、図6(a)で示すように、玉掛ワイヤー6は係止ピン13から掛け外される。
こうして、玉外し作業を終えたのち、玉掛ワイヤー6、吊り治具5及び水中吊荷旋回装置3をクレーン4aにて吊り上げ撤去する。このような作業をすべての消波ブロックBを海底に据え付けるまで繰り返し実施する。
上記のとおり、水中玉外し装置1によれば、伸縮装置15が水圧による誤作動を生じることなく、玉掛ワイヤー6を装着した係止ピン13を、一対のピン保持板12に対して抜き差しすることができる。したがって、伸縮装置15を操作するのみで、水中に据え付けた消波ブロックBに対する玉掛ワイヤー6の玉外し作業を、水中で確実に実施することが可能となる。
また、上記の水中玉外しシステム100によれば、水中音響通信設備2を利用することから、水質等に依存することなく様々な水環境の作業現場であっても、伸縮装置15を安定して制御し、玉外し作業を実施することができる。したがって、水中作業員Dは、水中玉外し装置1との間に一定距離を保持しつつ安全に作業を実施することが可能となる。また、音波の周波数帯域を可聴域の範囲内に設定することから、水中作業員Dは濁度の高い水中であっても、玉外し作業を実施中であることを音波で認識することが可能となる。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、水中玉外しシステム100に水中音響通信設備2とを備える構成とし、水中音響通信技術を用いた遠隔操作により水中玉外し装置1を制御したが、例えば、可視光を利用した可視光通信技術を採用してもよい。水中での可視光通信技術については、例えば、特許第5970946号を参照されたい。
また、本実施の形態では、一対のピン保持板12に対する係止ピン13の抜差し状態を、抜差し状態確認センサ20を用いて検知した。しかし、これに限定されるものではなく、水中モーター17の作動時間や回転量(数)により係止ピン13の状態を検知してもよい。また、水中モーター17には、作動安定性を確保するべく圧力補償器を備えてもよい。
さらに、本実施の形態では、係止ピン13の抜差し状態を抜差し状態確認センサ20で確認し、その情報を視覚認識できるよう引抜き検知ライト331c及び差込み検知ライト331dで報知したが、これに限定されるものではなく、例えば聴覚認識させる装置を採用してもよい。
1 水中玉外し装置
2 水中音響通信設備
3 水中吊荷旋回装置
3a 外殻
3b 吊りワイヤー
4 起重機船
4a クレーン
4b ワイヤー
5 吊り治具
5a 下フランジ
5b 上フランジ
5c 一対の装置取付部
5d 連結ピン
6 玉掛ワイヤー
6a 係止アイ
6b 被係止アイ
10 玉外し機構
11 被取付部
111 接合鋼板
112 起立鋼板
12 一対のピン保持板
121 貫通孔
13 係止ピン
131 ガイド筒
14 ピン稼働ユニット
15 伸縮装置
151 ねじシャフト
1511 ねじ部
1512 軸部
152 中空ロッド
1521 ボールナット
153 保護筒
1531 センタライザ
16 カップリング
161 ウォーム
162 ウォームホイル
163 ハウジング
164 支持柱
17 水中モーター
171 出力軸
18 連結部材
20 抜差し状態確認センサ
21 差込み検知センサ
22 引抜き検知センサ
23 設置治具
30 制御ユニット
31 モータードライバー
32 バッテリー
33 耐圧容器
331 接続パネル
331a センサ用ジャック
331b モーター用ジャック
331c 引抜き検知ライト
331d 差込み検知ライト
331e 電源用ジャック
331f 有線コントローラ用ジャック
331g 音響通信用ジャック
34 電源プラグ
35 有線コントローラ
351 ハンドル
40 ゲージ
41 フレーム
42 金網
50 指令情報発信装置
51 指令入力部
52 発振部
53 搬送波選択部
54 変調部
55 アンプ
56 送波器
60 機械制御装置
61 受波器
62 周波数ダイバーシティ部
63 アンプ
64 復調部
65 制御部
B 消波ブロック(水中構造物)
C 搬送波
M 指令情報
W 基準波
Mw 変調波
Ms’ 入力電気信号
Ms 処理済電気信号
S 水上作業員
D 水中作業員

Claims (2)

  1. 水中構造物を吊り下げる玉掛ワイヤーの玉外しを水中で行う水中玉外し装置であって、
    前記玉掛ワイヤーが着脱自在に装着される係止ピン、及び該係止ピンが差込まれる貫通孔を有するピン保持板、を備える玉外し機構と、
    前記ピン保持板に対して前記係止ピンを抜き差しする方向に移動させるピン稼働ユニットと、を備え、
    前記ピン稼働ユニットが、
    前記係止ピンと平行に配置され、ボールねじを備える伸縮装置と、
    該伸縮装置の一端と前記係止ピンとを連結する連結部材と、を備えることを特徴とする水中玉外し装置。
  2. 請求項1に記載の水中玉外し装置と水中音響通信設備とを備えた水中玉外しシステムであって、
    前記伸縮装置に対する指令情報を音波として発信する指令情報発信装置と、
    該指令情報発信装置から前記音波として発信された前記指令情報を受信し、該指令情報に基づいて前記伸縮装置を制御する機械制御装置と、を備えることを特徴とする水中玉外しシステム。
JP2020200977A 2020-12-03 2020-12-03 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム Pending JP2022088868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020200977A JP2022088868A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020200977A JP2022088868A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022088868A true JP2022088868A (ja) 2022-06-15

Family

ID=81988127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020200977A Pending JP2022088868A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022088868A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101194072B (zh) 将桩打入水下底层的方法和设备
CN107351999B (zh) 一种深潜器布放回收系统及布放回收方法
EP2420439B1 (en) Method for lowering an object to an underwater installation site using a ROV
US3990377A (en) Self-propelled machine for sea-bed work
EP1080006B1 (en) Apparatus and method for deploying an object or a load on the seabed
BE1025697B1 (nl) Inrichting en werkwijze voor het aanbrengen van een secundaire constructie aan een offshore primaire constructie
EP3257738B1 (en) Method for installing a subsea cable
CN107953975B (zh) 船用机械臂止荡机构
CN107521639A (zh) 一种深潜器布放回收对接锁紧装置及对接锁紧方法
CN103449315B (zh) 克令吊升降装置
EP2748061B1 (en) Workstation for transporting equipment to an underwater position
CN112224344A (zh) 一种潜水器吊放系统
CN101786496B (zh) 深水定向钻孔及钢缆回拖装置
JP2022088868A (ja) 水中玉外し装置及び水中玉外しシステム
JP6200150B2 (ja) 遠隔玉外し装置
US20230070015A1 (en) Method and Hoisting Yoke for Taking Up an Elongate Object
KR20220166560A (ko) 충돌방지부를 구비한 수중무인 탐사기 진회수장치
JPH11180393A (ja) 潜水機システム
GB2222190A (en) Installing large, heavy structures on the sea bottom
CN213735444U (zh) 一种潜水器吊放系统
KR101630245B1 (ko) 복수 케이블 로봇을 이용한 수중에서의 중량물 이동 시스템
CA1212100A (en) Method of installing, levelling and securing a subsea template
AU776123B2 (en) Stabilizing means for a remotely operated underwater vehicle
CN117028863A (zh) 一种海底管道变形缺陷测绘系统以及方法
RU154835U1 (ru) Шахта корабельная для размещения в мосту судна катамаранного типа с нижним дистанционным надводным закрытием для осуществления спуска и подъема подводных аппаратов

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231117