JP2022086412A - 設置場所推定装置、異常検知システム、照明制御システム、設置場所推定方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによる入力を必要とせずに照明装置の設置場所を取得する。【解決手段】第1サーバ2は、稼働データ取得部200と、稼働履歴DB240と、設置場所推定部202とを備える。稼働データ取得部200は、照明装置4から照明装置4の稼働状態を示す稼働データを取得する。稼働履歴DB240は、取得された稼働データを逐次記憶する。設置場所推定部202は、稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、照明装置4の設置場所を推定する。【選択図】図5
Description
本開示は、設置場所推定装置、異常検知システム、照明制御システム、設置場所推定方法及びプログラムに関する。
従来、高齢者の安否を遠隔監視する技術について様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握する安否確認システムについて記載されている。
この安否確認システムでは、クラウドサーバが、見守り対象者の家庭における照明装置の点灯/ 消灯を監視し、蓄積したデータ(照明装置の点灯/消灯履歴) に基づく継続点灯時間、継続消灯時間等により見守り対象者の行動を把握して安否確認を行い、その結果を見守り者が所持する外部端末へメッセージ送信する。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、見守り者(見守り対象者の別居家族、ケアマネージャー、介護士等)は、各照明装置の設置場所(居間、トイレ、浴室等)をスマートフォンを介した操作によりクラウドサーバに設定登録する必要があり、煩雑な作業を強いられる。また、見守り者が誤った入力を行った場合、適切な見守りが実施できないという問題がある。
本開示は、上記問題を解決するためになされたものであり、ユーザによる入力を必要とせずに照明装置の設置場所を取得することが可能な設置場所推定装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る設置場所推定装置は、
照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得する稼働データ取得手段と、
前記取得された稼働データを逐次記憶する稼働履歴記憶手段と、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段と、を備える。
照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得する稼働データ取得手段と、
前記取得された稼働データを逐次記憶する稼働履歴記憶手段と、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段と、を備える。
本開示によれば、ユーザによる入力を必要とせずに照明装置の設置場所を取得することが可能となる。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本開示の実施形態1における異常検知システム1の全体構成を示す図である。異常検知システム1は、住宅Hの居住者(以下、対象者という。)の見守りに関するシステムであり、より詳細には、対象者の異常な行動を検知するシステムである。異常検知システム1は、第1サーバ2と、第2サーバ3と、各住宅に設置される、複数の照明装置4及びGW5と、対象者の関係者に所持される端末装置6とを備える。
図1は、本開示の実施形態1における異常検知システム1の全体構成を示す図である。異常検知システム1は、住宅Hの居住者(以下、対象者という。)の見守りに関するシステムであり、より詳細には、対象者の異常な行動を検知するシステムである。異常検知システム1は、第1サーバ2と、第2サーバ3と、各住宅に設置される、複数の照明装置4及びGW5と、対象者の関係者に所持される端末装置6とを備える。
<第1サーバ2>
第1サーバ2は、本開示に係る設置場所推定装置の一例である。第1サーバ2は、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用される、いわゆるクラウドサーバであり、インターネット等の広域ネットワークNに接続される。第1サーバ2は、図2に示すように、通信インタフェース20と、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、補助記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。
第1サーバ2は、本開示に係る設置場所推定装置の一例である。第1サーバ2は、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用される、いわゆるクラウドサーバであり、インターネット等の広域ネットワークNに接続される。第1サーバ2は、図2に示すように、通信インタフェース20と、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、補助記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。
通信インタフェース20は、広域ネットワークNを介して他の装置と通信するためのハードウェアである。CPU21は、第1サーバ2を統括的に制御する。CPU21によって実現される第1サーバ2の機能の詳細については後述する。ROM22は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM23は、CPU21の作業領域として使用される。
補助記憶装置24は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置24には、各照明装置4の設置場所を推定するためのプログラム(設置場所推定プログラム)を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
上記の設置場所推定プログラム及び設置場所推定プログラムを更新するための更新プログラムは、何れも、他のサーバから第1サーバ2にダウンロードすることができ、また、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、HDD、SSD(Solid State Drive)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
<第2サーバ3>
第2サーバ3は、第1サーバ2と同様、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用されるクラウドサーバであり、広域ネットワークNに接続される。第2サーバ3は、図3に示すように、通信インタフェース30と、CPU31と、ROM32と、RAM33と、補助記憶装置34とを備える。これらの構成部は、バス35を介して相互に接続される。
第2サーバ3は、第1サーバ2と同様、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用されるクラウドサーバであり、広域ネットワークNに接続される。第2サーバ3は、図3に示すように、通信インタフェース30と、CPU31と、ROM32と、RAM33と、補助記憶装置34とを備える。これらの構成部は、バス35を介して相互に接続される。
通信インタフェース30は、広域ネットワークNを介して他の装置と通信するためのハードウェアである。CPU31は、第2サーバ3を統括的に制御する。CPU31によって実現される第2サーバ3の機能の詳細については後述する。ROM32は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM33は、CPU31の作業領域として使用される。
補助記憶装置34は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置34には、対象者の異常な行動を検知するためのプログラム(以下、異常検知プログラムという。)を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
上記の異常検知プログラム及び異常検知プログラムを更新するための更新プログラムは、何れも、他のサーバから第2サーバ3にダウンロードすることができ、また、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
<照明装置4>
照明装置4は、本開示に係る照明装置の一例である。照明装置4は、何れも図示しないが、LED(light emitting diode)、マイクロコンピュータ、インバータ制御回路、無線通信インタフェース等を備え、設置された場所(例えば、浴室、トイレ、寝室、居間等)の照明を行う装置である。照明装置4は、対応するスイッチあるいは対応する照明リモコンをユーザが操作することによって、点灯又は消灯し、点灯時には、指定された出力レベルで照明を行う。
照明装置4は、本開示に係る照明装置の一例である。照明装置4は、何れも図示しないが、LED(light emitting diode)、マイクロコンピュータ、インバータ制御回路、無線通信インタフェース等を備え、設置された場所(例えば、浴室、トイレ、寝室、居間等)の照明を行う装置である。照明装置4は、対応するスイッチあるいは対応する照明リモコンをユーザが操作することによって、点灯又は消灯し、点灯時には、指定された出力レベルで照明を行う。
また、照明装置4は、稼働状態に変更が生じると、自装置の機器ID(identification)と、現在の稼働状態を示す情報と、現在の日時を示すタイムスタンプとが含まれた稼働データをGW5を介して第1サーバ2にアップロードする。機器IDは、例えば、当該照明装置4のシリアル番号である。稼働状態を示す情報は、点灯又は消灯を示す情報である。GW5は、ブロードバンドルータとしての機能を有するゲートウェイである。
<端末装置6>
端末装置6は、対象者の関係者によって所持される電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスである。対象者の関係者には、例えば、対象者の親族、高齢者の見守りサービスを運営する会社の担当者、対象者が居住する建物(本実施形態では住宅H)を管理する会社の担当者等が含まれる。
端末装置6は、対象者の関係者によって所持される電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスである。対象者の関係者には、例えば、対象者の親族、高齢者の見守りサービスを運営する会社の担当者、対象者が居住する建物(本実施形態では住宅H)を管理する会社の担当者等が含まれる。
図4に示すように、端末装置6は、ディスプレイ60と、操作受付部61と、通信インタフェース62と、CPU63と、ROM64と、RAM65と、補助記憶装置66とを備える。これらの構成部は、バス67を介して相互に接続される。
ディスプレイ60は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。ディスプレイ60は、CPU63の制御の下、ユーザ(ここでは対象者の関係者)の操作に応じた各種の画面等を表示する。
操作受付部61は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の1つ以上の入力デバイスを含んで構成され、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作に係る信号をCPU63に送出する。
通信インタフェース62は、広域ネットワークNを介して他の装置と通信するためのハードウェアである。CPU63は、端末装置6を統括的に制御する。ROM64は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM65は、CPU63の作業領域として使用される。
補助記憶装置66は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ等を含んで構成される。補助記憶装置66には、異常検知システム1によって提供されるサービスを受けるためのアプリケーションプログラム(以下、異常検知アプリという。)を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
異常検知アプリ及び異常検知アプリを更新するための更新プログラムは、何れも、第1サーバ2、第2サーバ3又はその他のサーバから端末装置6にダウンロードすることができ、また、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
<第1サーバ2及び第2サーバ3の機能構成>
図5は、第1サーバ2及び第2サーバ3の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、第1サーバ2は、稼働データ取得部200と、稼働パターン登録部201と、設置場所推定部202とを備える。第1サーバ2のこれらの機能部は、CPU21が補助記憶装置24に記憶されている上述した設置場所推定プログラムを実行することで実現される。
図5は、第1サーバ2及び第2サーバ3の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、第1サーバ2は、稼働データ取得部200と、稼働パターン登録部201と、設置場所推定部202とを備える。第1サーバ2のこれらの機能部は、CPU21が補助記憶装置24に記憶されている上述した設置場所推定プログラムを実行することで実現される。
また、第2サーバ3は、正常モデル生成部300と、異常検知部301と、通知部302とを備える。第2サーバ3のこれらの機能部は、CPU31が補助記憶装置34に記憶されている上述した異常検知プログラムを実行することで実現される。
第1サーバ2において、稼働データ取得部200は、本開示に係る稼働データ取得手段の一例である。稼働データ取得部200は、各対象者の住宅Hに設置された各照明装置4から送られてくる上述の稼働データを受信して取得する。稼働データ取得部200は、取得した稼働データに当該送信元のGW5のIP(Internet Protocol)アドレスを付加したレコードを稼働履歴DB240に登録する(図6参照)。
稼働履歴DB240は、本開示に係る稼働履歴記憶手段の一例である。稼働履歴DB240は、各照明装置4から送られてきた稼働データを逐次記憶するデータベースであり、補助記憶装置24に記憶される。
稼働パターン登録部201は、第1サーバ2に入力された、場所(浴室、トイレ、寝室、居間等)毎の稼働パターンを稼働パターンDB241に登録する。稼働パターンとは、予め作成された、照明装置の一般的な稼働傾向を示すデータである。図7に場所毎の稼働パターンの一例を示す。図7において、「点灯時間」とは、点灯が継続している時間、即ち、点灯し続けている時間を意味する。稼働パターンDB241は、場所毎の稼働パターンを記憶するデータベースであり、補助記憶装置24に記憶される。
例えば、ユーザ(第1サーバ2の関係者)は、第1サーバ2が備える図示しない操作受付部(例えば、キーボード、マウス、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の1つ以上の入力デバイスを含んで構成される。)を介した操作によって、場所毎の稼働パターンを第1サーバ2に入力することができる。
また、ユーザは、第1サーバ2が備える図示しない外部メモリインタフェースに、場所毎の稼働パターンが記憶された、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等の記録媒体を装着することで、場所毎の稼働パターンを第1サーバ2に入力することができる。あるいは、第1サーバ2は、他のサーバ等の装置との有線又は無線通信により場所毎の稼働パターンを取得してもよい。
設置場所推定部202は、本開示に係る設置場所推定手段の一例である。設置場所推定部202は、稼働履歴DB240に記憶されている稼働データの履歴と、稼働パターンDB241に記憶されている場所毎の稼働パターンとに基づいて、各対象者の住宅Hに設置されている各照明装置4の設置場所を推定する。図8は、設置場所推定部202によって実行される設置場所推定処理の手順を示すフローチャートである。設置場所推定部202は、毎日の予め定めた時刻(例えば午前0時)になると、対象者毎(換言すると住宅H毎)に、以下の設置場所推定処理を開始する。
(ステップS101)
設置場所推定部202は、稼働履歴DB240から、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4について、予め定めた遡及期間前から前日までの1日分の稼働データの履歴をそれぞれ順次読み出す。遡及期間は例えば30~90日である。
設置場所推定部202は、稼働履歴DB240から、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4について、予め定めた遡及期間前から前日までの1日分の稼働データの履歴をそれぞれ順次読み出す。遡及期間は例えば30~90日である。
(ステップS102)
設置場所推定部202は、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4から推定対象となる照明装置4を1つずつ選択する。そして、稼働パターンDB241から場所毎の稼働パターンを読み出し、推定対象として選択した照明装置4の1日分の稼働データの履歴と、読み出した場所毎の稼働パターンとを参照し、該当する項目が最も多い稼働パターンの場所に1ポイント加算する(図9参照)。
設置場所推定部202は、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4から推定対象となる照明装置4を1つずつ選択する。そして、稼働パターンDB241から場所毎の稼働パターンを読み出し、推定対象として選択した照明装置4の1日分の稼働データの履歴と、読み出した場所毎の稼働パターンとを参照し、該当する項目が最も多い稼働パターンの場所に1ポイント加算する(図9参照)。
(ステップS103)
設置場所推定部202は、ステップS102で選択していない照明装置4が存在するか否かを判定する。選択していない照明装置4が存在する場合(判定結果;YES)、設置場所推定部202の処理は、ステップS102に戻る。一方、選択していない照明装置4が存在しない場合(判定結果;NO)、設置場所推定部202の処理は、ステップS104に移行する。
設置場所推定部202は、ステップS102で選択していない照明装置4が存在するか否かを判定する。選択していない照明装置4が存在する場合(判定結果;YES)、設置場所推定部202の処理は、ステップS102に戻る。一方、選択していない照明装置4が存在しない場合(判定結果;NO)、設置場所推定部202の処理は、ステップS104に移行する。
(ステップS104)
設置場所推定部202は、ステップS101で読み出していない稼働データの履歴が存在するか否かを判定する。読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(判定結果;YES)、設置場所推定部202の処理は、ステップS101に戻る。一方、読み出していない稼働データの履歴が存在しない場合(判定結果;NO)、設置場所推定部202の処理は、ステップS105に移行する。
設置場所推定部202は、ステップS101で読み出していない稼働データの履歴が存在するか否かを判定する。読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(判定結果;YES)、設置場所推定部202の処理は、ステップS101に戻る。一方、読み出していない稼働データの履歴が存在しない場合(判定結果;NO)、設置場所推定部202の処理は、ステップS105に移行する。
(ステップS105)
設置場所推定部202は、当該対象者の住宅Hにおける各照明装置4について、最もポイントが高い場所を当該照明装置4の設置場所と決定する。設置場所推定部202は、決定した結果を設置場所DB242に反映する(図10参照)。設置場所DB242は、各対象者の住宅Hに設置されている各照明装置4の推定された設置場所を示すデータを記憶するデータベースであり、補助記憶装置24に記憶される。
設置場所推定部202は、当該対象者の住宅Hにおける各照明装置4について、最もポイントが高い場所を当該照明装置4の設置場所と決定する。設置場所推定部202は、決定した結果を設置場所DB242に反映する(図10参照)。設置場所DB242は、各対象者の住宅Hに設置されている各照明装置4の推定された設置場所を示すデータを記憶するデータベースであり、補助記憶装置24に記憶される。
図5に戻り、第2サーバ3において、正常モデル生成部300は、本開示に係る正常モデル生成手段の一例である。正常モデル生成部300は、各対象者の住宅Hに設置される各照明装置4の正常な稼働モデル(以下、正常モデルと略称する。)を生成する。正常モデルは、予め定めた期間(例えば30~90日)における時間帯毎(本実施形態では30分毎)の点灯実績を示したデータである。図11は、正常モデル生成部300によって実行される正常モデル生成処理の手順を示すフローチャートである。正常モデル生成部300は、毎日の予め定めた時刻(例えば午前0時)になると、対象者毎(換言すると住宅H毎)に、以下の正常モデル生成処理を開始する。
(ステップS201)
正常モデル生成部300は、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4から、正常モデルの生成対象となる照明装置4を1つずつ選択する。
正常モデル生成部300は、当該対象者の住宅Hにおける全ての照明装置4から、正常モデルの生成対象となる照明装置4を1つずつ選択する。
(ステップS202)
正常モデル生成部300は、第1サーバ2の稼働履歴DB240から、選択した照明装置4について、予め定めた遡及期間前から前日までの1日分の稼働データの履歴を順次読み出す。遡及期間は例えば30~90日である。
正常モデル生成部300は、第1サーバ2の稼働履歴DB240から、選択した照明装置4について、予め定めた遡及期間前から前日までの1日分の稼働データの履歴を順次読み出す。遡及期間は例えば30~90日である。
(ステップS203)
正常モデル生成部300は、当該稼働データの履歴を参照して、当該照明装置4が点灯していた時間帯を取得する。そして、当該照明装置4に対応する仮正常モデルにおいて、取得した時間帯と同一の時間帯に1ポイント加算する。仮正常モデルは、照明装置4毎に用意されており、正常モデル生成処理の開始時では、全時間帯のポイントが0クリアされている。
正常モデル生成部300は、当該稼働データの履歴を参照して、当該照明装置4が点灯していた時間帯を取得する。そして、当該照明装置4に対応する仮正常モデルにおいて、取得した時間帯と同一の時間帯に1ポイント加算する。仮正常モデルは、照明装置4毎に用意されており、正常モデル生成処理の開始時では、全時間帯のポイントが0クリアされている。
(ステップS204)
正常モデル生成部300は、ステップS202で読み出していない稼働データの履歴が存在するか否かを判定する。読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(判定結果;YES)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS202に戻る。一方、読み出していない稼働データの履歴が存在しない場合(判定結果;NO)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS205に移行する。
正常モデル生成部300は、ステップS202で読み出していない稼働データの履歴が存在するか否かを判定する。読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(判定結果;YES)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS202に戻る。一方、読み出していない稼働データの履歴が存在しない場合(判定結果;NO)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS205に移行する。
(ステップS205)
正常モデル生成部300は、ステップS201で選択していない照明装置4が存在するか否かを判定する。選択していない照明装置4が存在する場合(判定結果;YES)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS201に戻る。一方、選択していない照明装置4が存在しない場合(判定結果;NO)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS206に移行する。
正常モデル生成部300は、ステップS201で選択していない照明装置4が存在するか否かを判定する。選択していない照明装置4が存在する場合(判定結果;YES)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS201に戻る。一方、選択していない照明装置4が存在しない場合(判定結果;NO)、正常モデル生成部300の処理は、ステップS206に移行する。
(ステップS206)
正常モデル生成部300は、各照明装置4に対応する仮正常モデルを当該照明装置4に対応する正常モデルとして正常モデルDB340に反映する(図12参照)。正常モデルDB340は、各対象者の住宅Hに設置されている各照明装置4の正常モデルを示すデータを記憶するデータベースであり、補助記憶装置34に記憶される。なお、本実施形態では、正常モデルにおける時間帯の間隔は30分であるが、必要とする粒度、演算性能等によって、例えば1分、10分、1時間等、適切な間隔に適宜変更され得る。
正常モデル生成部300は、各照明装置4に対応する仮正常モデルを当該照明装置4に対応する正常モデルとして正常モデルDB340に反映する(図12参照)。正常モデルDB340は、各対象者の住宅Hに設置されている各照明装置4の正常モデルを示すデータを記憶するデータベースであり、補助記憶装置34に記憶される。なお、本実施形態では、正常モデルにおける時間帯の間隔は30分であるが、必要とする粒度、演算性能等によって、例えば1分、10分、1時間等、適切な間隔に適宜変更され得る。
図5に戻り、異常検知部301は、本開示に係る異常検知手段の一例であり、各対象者の異常な行動を検知する。本実施形態では、異常検知部301は、対象者の認知症の兆候が見られる行動を検知する。図13は、異常検知部301によって実行される異常検知処理の手順を示すフローチャートである。異常検知部301は、各対象者について、予め定めた周期(例えば30分周期)で以下の異常検知処理を実行する。
(ステップS301)
異常検知部301は、第1サーバ2の設置場所DB242及び稼働履歴DB240を参照して、当該対象者の住宅Hの浴室に設置されている照明装置4の新たな稼働データが追加されたか否かを判定する。浴室に設置されている照明装置4の稼働データが追加されていない場合(判定結果;NO)、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。一方、浴室に設置されている照明装置4の稼働データが追加されている場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS302に移行する。
異常検知部301は、第1サーバ2の設置場所DB242及び稼働履歴DB240を参照して、当該対象者の住宅Hの浴室に設置されている照明装置4の新たな稼働データが追加されたか否かを判定する。浴室に設置されている照明装置4の稼働データが追加されていない場合(判定結果;NO)、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。一方、浴室に設置されている照明装置4の稼働データが追加されている場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS302に移行する。
(ステップS302)
異常検知部301は、正常モデルDB340から当該照明装置4に対応する正常モデルを読み出す。
異常検知部301は、正常モデルDB340から当該照明装置4に対応する正常モデルを読み出す。
(ステップS303)
異常検知部301は、当該稼働データにおけるタイムスタンプの時間帯が、当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致するか否かを判定する。当該タイムスタンプの時間帯が当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致しない場合(判定結果;NO)、異常検知部301の処理は、ステップS304に移行する。一方、当該タイムスタンプの時間帯が当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致する場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS305に移行する。
異常検知部301は、当該稼働データにおけるタイムスタンプの時間帯が、当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致するか否かを判定する。当該タイムスタンプの時間帯が当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致しない場合(判定結果;NO)、異常検知部301の処理は、ステップS304に移行する。一方、当該タイムスタンプの時間帯が当該正常モデルにおける最もポイントが高い時間帯と一致する場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS305に移行する。
(ステップS304)
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタをインクリメントする。その後、異常検知部301の処理は、ステップS306に移行する。
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタをインクリメントする。その後、異常検知部301の処理は、ステップS306に移行する。
(ステップS305)
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタをリセットする。その後、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタをリセットする。その後、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。
(ステップS306)
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタの値が予め定めた閾値を超えているか否かを判定する。閾値は例えば5である。なお、閾値は、異常を検知するまでの時間の短さ、外れ値への耐性等に応じて調整することができる。例えば、誤検知を防止する観点から閾値を10に設定してもよいし、できるだけ早い段階で異常を検知する観点から閾値を1に設定してもよい。当該異常カウンタの値が閾値を超えていない場合(判定結果;NO)、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。一方、当該異常カウンタの値が閾値を超えている場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS307に移行する。
異常検知部301は、当該対象者に対応する異常カウンタの値が予め定めた閾値を超えているか否かを判定する。閾値は例えば5である。なお、閾値は、異常を検知するまでの時間の短さ、外れ値への耐性等に応じて調整することができる。例えば、誤検知を防止する観点から閾値を10に設定してもよいし、できるだけ早い段階で異常を検知する観点から閾値を1に設定してもよい。当該異常カウンタの値が閾値を超えていない場合(判定結果;NO)、異常検知部301は、本周期の異常検知処理を終了する。一方、当該異常カウンタの値が閾値を超えている場合(判定結果;YES)、異常検知部301の処理は、ステップS307に移行する。
(ステップS307)
異常検知部301は、当該対象者の行動に異常があると判定し、本周期の異常検知処理を終了する。
異常検知部301は、当該対象者の行動に異常があると判定し、本周期の異常検知処理を終了する。
図5に戻り、通知部302は、本開示に係る通知手段の一例である。通知部302は、異常検知部301によって当該対象者の行動の異常が検知された場合、その旨を示す異常通知を当該対象者の関係者(当該対象者の親族、高齢者の見守りサービスを運営する会社の担当者、当該対象者の住宅Hを管理する会社の担当者等)が所持する端末装置6へ発報する。かかる異常通知の発報を受けた端末装置6は、図14に示すような通知画面を表示する。
以上説明したように、本実施形態の異常検知システム1によれば、第1サーバ2は、見守り対象者が居住する住宅Hに設置された各照明装置4からアップロードされる稼働データの履歴と、予め登録された場所毎の稼働パターンとに基づいて各照明装置4の設置場所を推定する。このため、ユーザによる入力を必要とせずに照明装置4の設置場所を取得することができ、適切な見守りを実施することが可能になる。
(変形例1)
第1サーバ2は、各照明装置4の設置場所の推定結果を端末装置6又は図示しない他の端末装置を介して対象者又は当該対象者の関係者に通知してもよい。さらに、第1サーバ2は、対象者又は当該対象者の関係者から、推定した照明装置4の設置場所の訂正を端末装置6又は他の端末装置を介して受け付けるようにしてもよい。
第1サーバ2は、各照明装置4の設置場所の推定結果を端末装置6又は図示しない他の端末装置を介して対象者又は当該対象者の関係者に通知してもよい。さらに、第1サーバ2は、対象者又は当該対象者の関係者から、推定した照明装置4の設置場所の訂正を端末装置6又は他の端末装置を介して受け付けるようにしてもよい。
(変形例2)
第1サーバ2の設置場所推定部202は、場所毎の稼働パターンのみならず、複数の照明装置4における稼働状態の変化の連関性を加味して、設置場所を推定してもよい。例えば、ある照明装置4が消灯した後、短時間で他の照明装置4が点灯した場合、前者の照明装置4の設置場所が玄関であり、後者の照明装置4の設置場所が居間である可能性が高く、また、入浴時間帯であれば、前者の照明装置4の設置場所が洗面所であり、後者の照明装置4の設置場所が浴室である可能性が高いといえる。
第1サーバ2の設置場所推定部202は、場所毎の稼働パターンのみならず、複数の照明装置4における稼働状態の変化の連関性を加味して、設置場所を推定してもよい。例えば、ある照明装置4が消灯した後、短時間で他の照明装置4が点灯した場合、前者の照明装置4の設置場所が玄関であり、後者の照明装置4の設置場所が居間である可能性が高く、また、入浴時間帯であれば、前者の照明装置4の設置場所が洗面所であり、後者の照明装置4の設置場所が浴室である可能性が高いといえる。
また、設置場所推定部202は、通常において、ある場所を利用する可能性が極めて低い時間帯に稼働実績がある照明装置4については、当該場所を当該照明装置4の設置場所の候補から除外してもよい。例えば、深夜時間帯に稼働実績のある照明装置4については、浴室及び玄関を当該照明装置4の設置場所の候補から除外してもよい。このようにすることで、推定精度の向上が図れる。
(変形例3)
各照明装置4は、周期的に稼働データを第1サーバ2にアップロードしてもよい。
各照明装置4は、周期的に稼働データを第1サーバ2にアップロードしてもよい。
(変形例4)
各照明装置4が第1サーバ2にアップロードする稼働データに、出力レベル、消費電力値等のデータがさらに含まれるようにしてもよい。この場合、第1サーバ2及び第2サーバ3は、出力レベルが予め定めた下限レベルより低い照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。同様に、第1サーバ2及び第2サーバ3は、消費電力値が予め定めた下限値より小さい照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。
各照明装置4が第1サーバ2にアップロードする稼働データに、出力レベル、消費電力値等のデータがさらに含まれるようにしてもよい。この場合、第1サーバ2及び第2サーバ3は、出力レベルが予め定めた下限レベルより低い照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。同様に、第1サーバ2及び第2サーバ3は、消費電力値が予め定めた下限値より小さい照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。
(変形例5)
第1サーバ2の設置場所推定部202が実行する設置場所推定処理(図8参照)において、読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(ステップS104;YES)であっても、際だってポイントが高い場所がある照明装置4については、設置場所推定処理のループを抜けて、当該場所を当該照明装置4の設置場所として決定してもよい。
第1サーバ2の設置場所推定部202が実行する設置場所推定処理(図8参照)において、読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(ステップS104;YES)であっても、際だってポイントが高い場所がある照明装置4については、設置場所推定処理のループを抜けて、当該場所を当該照明装置4の設置場所として決定してもよい。
(変形例6)
第2サーバ3の異常検知部301は、図13で示す異常検知処理のロジックのみならず、様々なロジックで対象者の異常な行動を検知してもよい。例えば、異常検知部301は、浴室の照明装置4の点灯時間が予め定めた浴室使用上限時間(例えば2時間)を超えている場合又はトイレの照明装置4の点灯時間が予め定めたトイレ使用上限時間(例えば1時間)を超えている場合、当該対象者の行動に異常があると判定してもよい。また、例えば、異常検知部301は、浴室の照明装置4の消灯期間(消灯が継続している期間)が予め定めた浴室未使用上限期間(例えば3日)を超えている場合又はトイレの照明装置4の消灯期間が予め定めたトイレ未使用上限期間(例えば1日)を超えている場合、当該対象者の行動に異常があると判定してもよい。
第2サーバ3の異常検知部301は、図13で示す異常検知処理のロジックのみならず、様々なロジックで対象者の異常な行動を検知してもよい。例えば、異常検知部301は、浴室の照明装置4の点灯時間が予め定めた浴室使用上限時間(例えば2時間)を超えている場合又はトイレの照明装置4の点灯時間が予め定めたトイレ使用上限時間(例えば1時間)を超えている場合、当該対象者の行動に異常があると判定してもよい。また、例えば、異常検知部301は、浴室の照明装置4の消灯期間(消灯が継続している期間)が予め定めた浴室未使用上限期間(例えば3日)を超えている場合又はトイレの照明装置4の消灯期間が予め定めたトイレ未使用上限期間(例えば1日)を超えている場合、当該対象者の行動に異常があると判定してもよい。
(変形例7)
第1サーバ2と第2サーバ3との間の通信が、広域ネットワークNではなく、LAN(Local Area Network)を介して行われる構成であってもよい。
第1サーバ2と第2サーバ3との間の通信が、広域ネットワークNではなく、LAN(Local Area Network)を介して行われる構成であってもよい。
(変形例8)
第1サーバ2及び第2サーバ3の機能部(図5参照)が、1台のサーバで実現されるようにしてもよいし、3台以上のサーバで実現されるようにしてもよい。
第1サーバ2及び第2サーバ3の機能部(図5参照)が、1台のサーバで実現されるようにしてもよいし、3台以上のサーバで実現されるようにしてもよい。
上記の各変形例に係る技術思想は、それぞれ単独で実現されてもよいし、適宜組み合わされて実現されてもよい。
(実施形態2)
続いて、本開示の実施形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、本開示の実施形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15は、本開示の実施形態2における照明制御システム7の全体構成を示す図である。照明制御システム7は、建物の照明を制御するシステムであり、第1サーバ2と、第3サーバ8と、各建物(本例では、オフィスビルB)に設置される複数の照明装置4及びGW5とを備える。
<第3サーバ8>
第3サーバ8は、第1サーバ2と同様、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用されるクラウドサーバであり広域ネットワークNに接続される。第3サーバ8は、図16に示すように、通信インタフェース80と、CPU81と、ROM82と、RAM83と、補助記憶装置84とを備える。これらの構成部は、バス85を介して相互に接続される。
第3サーバ8は、第1サーバ2と同様、照明装置4のメーカ、販売会社等によって設置及び運用されるクラウドサーバであり広域ネットワークNに接続される。第3サーバ8は、図16に示すように、通信インタフェース80と、CPU81と、ROM82と、RAM83と、補助記憶装置84とを備える。これらの構成部は、バス85を介して相互に接続される。
通信インタフェース80は、広域ネットワークNを介して他の装置と通信するためのハードウェアである。CPU81は、第3サーバ8を統括的に制御する。CPU81によって実現される第3サーバ8の機能の詳細については後述する。ROM82は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM83は、CPU81の作業領域として使用される。
補助記憶装置84は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置84には、オフィスビルの照明を制御するためのプログラム(以下、照明制御プログラムという。)を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
上記の照明制御プログラム及び照明制御プログラムを更新するための更新プログラムは、何れも、他のサーバから第3サーバ8にダウンロードすることができ、また、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
<第1サーバ2及び第3サーバ8の機能構成>
図17は、第1サーバ2及び第3サーバ8の機能構成を示すブロック図である。本実施形態における第1サーバ2の機能は実施形態1と同様である。ただし、本実施形態の第1サーバ2において、稼働パターンDB241には、オフィスビルBにおける場所(居室、会議室、廊下等)毎の稼働パターン(図18参照)が記憶され、設置場所推定部202は、各オフィスビルBに設置されている各照明装置4の設置場所を推定する。
図17は、第1サーバ2及び第3サーバ8の機能構成を示すブロック図である。本実施形態における第1サーバ2の機能は実施形態1と同様である。ただし、本実施形態の第1サーバ2において、稼働パターンDB241には、オフィスビルBにおける場所(居室、会議室、廊下等)毎の稼働パターン(図18参照)が記憶され、設置場所推定部202は、各オフィスビルBに設置されている各照明装置4の設置場所を推定する。
図17に示すように、第3サーバ8は、制御パターン登録部800と、照明制御部801とを備える。第3サーバ8のこれらの機能部は、CPU81が補助記憶装置84に記憶されている上述した照明制御プログラムを実行することで実現される。
制御パターン登録部800は、第3サーバ8に入力された、場所(居室、会議室、廊下等)毎の制御パターンを制御パターンDB840に登録する。制御パターンとは、予め作成された、効率的な照明を行うための照明装置4に対する制御内容を示すデータである。図19に場所毎の制御パターンの一例を示す。制御パターンDB840は、場所毎の制御パターンを記憶するデータベースであり、補助記憶装置84に記憶される。
例えば、ユーザ(第3サーバ8の関係者)は、第3サーバ8が備える図示しない操作受付部(例えば、キーボード、マウス、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の1つ以上の入力デバイスを含んで構成される。)を介した操作によって、場所毎の制御パターンを第3サーバ8に入力することができる。
また、ユーザは、第3サーバ8が備える図示しない外部メモリインタフェースに、場所毎の制御パターンが記憶された、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等の記録媒体を装着することで、場所毎の制御パターンを第3サーバ8に入力することができる。あるいは、第3サーバ8は、他のサーバ等の装置との有線又は無線通信により場所毎の制御パターンを取得してもよい。
照明制御部801は、本開示に係る照明制御手段の一例である。照明制御部801は、各オフィスビルBに設置されている各照明装置4の点灯時における出力レベルを制御する。詳細には、照明制御部801は、第1サーバ2の設置場所DB242から各照明装置4の設置場所を取得し、取得した設置場所に対応する制御パターンに基づいて、当該照明装置4の出力レベルを調整するための制御データを生成し、生成した制御データを当該照明装置4に送信する。
以上説明したように、本実施形態の照明制御システム7によれば、第1サーバ2は、オフィスビルBに設置された各照明装置4からアップロードされる稼働データの履歴と、予め登録された場所毎の稼働パターンとに基づいて各照明装置4の設置場所を推定する。このため、ユーザ(例えば、オフィスビルBのオーナ、管理担当者等)による入力を必要とせずに照明装置4の設置場所を取得することができ、場所毎の制御パターンに応じた効率的な照明制御を実施することが可能になる。その結果、照明装置4の消費電力量の低減化が図れる。
(変形例1)
第1サーバ2は、各照明装置4の設置場所の推定結果を図示しない端末装置を介してユーザ(例えば、オフィスビルBのオーナ、管理担当者等)に通知してもよい。さらに、第1サーバ2は、当該ユーザから、推定した照明装置4の設置場所の訂正を上記の端末装置を介して受け付けるようにしてもよい。
第1サーバ2は、各照明装置4の設置場所の推定結果を図示しない端末装置を介してユーザ(例えば、オフィスビルBのオーナ、管理担当者等)に通知してもよい。さらに、第1サーバ2は、当該ユーザから、推定した照明装置4の設置場所の訂正を上記の端末装置を介して受け付けるようにしてもよい。
(変形例2)
第1サーバ2の設置場所推定部202は、場所毎の稼働パターンのみならず、複数の照明装置4における稼働状態の変化の連関性を加味して、設置場所を推定してもよい。
第1サーバ2の設置場所推定部202は、場所毎の稼働パターンのみならず、複数の照明装置4における稼働状態の変化の連関性を加味して、設置場所を推定してもよい。
また、設置場所推定部202は、通常において、ある場所を利用する可能性が極めて低い時間帯に稼働実績がある照明装置4については、当該場所を当該照明装置4の設置場所の候補から除外してもよい。
(変形例3)
各照明装置4は、周期的に稼働データを第1サーバ2にアップロードしてもよい。
(変形例3)
各照明装置4は、周期的に稼働データを第1サーバ2にアップロードしてもよい。
(変形例4)
各照明装置4が第1サーバ2にアップロードする稼働データに、出力レベル、消費電力値等のデータがさらに含まれるようにしてもよい。この場合、第1サーバ2は、出力レベルが予め定めた下限レベルより低い照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。同様に、第1サーバ2は、消費電力値が予め定めた下限値より小さい照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。
各照明装置4が第1サーバ2にアップロードする稼働データに、出力レベル、消費電力値等のデータがさらに含まれるようにしてもよい。この場合、第1サーバ2は、出力レベルが予め定めた下限レベルより低い照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。同様に、第1サーバ2は、消費電力値が予め定めた下限値より小さい照明装置4については、消灯中とみなしてもよい。
(変形例5)
第1サーバ2の設置場所推定部202が実行する設置場所推定処理(図8参照)において、読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(ステップS104;YES)であっても、際だってポイントが高い場所がある照明装置4については、設置場所推定処理のループを抜けて、当該場所を当該照明装置4の設置場所として決定してもよい。
第1サーバ2の設置場所推定部202が実行する設置場所推定処理(図8参照)において、読み出していない稼働データの履歴が存在する場合(ステップS104;YES)であっても、際だってポイントが高い場所がある照明装置4については、設置場所推定処理のループを抜けて、当該場所を当該照明装置4の設置場所として決定してもよい。
(変形例6)
第3サーバ8の制御パターンDB840において、場所毎に季節に応じた複数種類の制御パターンが記憶されるようにしてもよいし、場所毎に平日用、土日祝日用の制御パターンが記憶されるようにしてもよい。
第3サーバ8の制御パターンDB840において、場所毎に季節に応じた複数種類の制御パターンが記憶されるようにしてもよいし、場所毎に平日用、土日祝日用の制御パターンが記憶されるようにしてもよい。
(変形例7)
第1サーバ2と第3サーバ8との間の通信が、広域ネットワークNではなく、LANを介して行われる構成であってもよい。
第1サーバ2と第3サーバ8との間の通信が、広域ネットワークNではなく、LANを介して行われる構成であってもよい。
(変形例8)
第1サーバ2及び第3サーバ8の機能部(図17参照)が、1台のサーバで実現されるようにしてもよいし、3台以上のサーバで実現されるようにしてもよい。
第1サーバ2及び第3サーバ8の機能部(図17参照)が、1台のサーバで実現されるようにしてもよいし、3台以上のサーバで実現されるようにしてもよい。
実施形態2の上記の各変形例に係る技術思想は、それぞれ単独で実現されてもよいし、適宜組み合わされて実現されてもよい。
本開示は、上記の各実施形態及びその変形例に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、第1サーバ2の機能部(図5参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよいし、第2サーバ3の機能部(図5参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよいし、第3サーバ8の機能部(図17参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
1 異常検知システム、2 第1サーバ、3 第2サーバ、4 照明装置、5 GW、6 端末装置、7 照明制御システム、8 第3サーバ、20,30,62,80 通信インタフェース、21,31,63,81 CPU、22,32,64,82 ROM、23,33,65,83 RAM、24,34,66,84 補助記憶装置、25,35,67,85 バス、60 ディスプレイ、61 操作受付部、200 稼働データ取得部、201 稼働パターン登録部、202 設置場所推定部、240 稼働履歴DB、241 稼働パターンDB、242 設置場所DB、300 正常モデル生成部、301 異常検知部、302 通知部、340 正常モデルDB、800 制御パターン登録部、801 照明制御部、840 制御パターンDB
Claims (6)
- 照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得する稼働データ取得手段と、
前記取得された稼働データを逐次記憶する稼働履歴記憶手段と、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段と、を備える、設置場所推定装置。 - 照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得する稼働データ取得手段と、
前記取得された稼働データを逐次記憶する稼働履歴記憶手段と、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段と、
前記稼働データの履歴に基づいて、前記照明装置の正常な稼働モデルを生成する正常モデル生成手段と、
前記照明装置の設置場所と、前記稼働データの履歴と、前記稼働モデルとに基づいて、対象者の異常な行動を検知する異常検知手段と、を備える、異常検知システム。 - 前記対象者の異常な行動が検知された場合、その旨を当該対象者の関係者に通知する、通知手段をさらに備える、請求項2に記載の異常検知システム。
- 照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得する稼働データ取得手段と、
前記取得された稼働データを逐次記憶する稼働履歴記憶手段と、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段と、
前記照明装置の設置場所と、予め定められた場所毎の制御パターンとに基づいて、前記照明装置を制御する照明制御手段と、を備える、照明制御システム。 - 照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得し、
前記取得した稼働データを稼働履歴記憶手段に逐次保存し、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する、設置場所推定方法。 - コンピュータを、
照明装置から当該照明装置の稼働状態を示す稼働データを取得し、稼働履歴記憶手段に逐次保存する稼働データ取得手段、
前記稼働データの履歴と、予め定められた場所毎の稼働パターンとに基づいて、当該照明装置の設置場所を推定する設置場所推定手段、として機能させる、プログラム。
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