JP2022085598A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の回路規模を小さくする。【解決手段】表示装置(20)は第1の画像信号を入力する入力部(201)と、第1の解像度から第2の解像度に低減し、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理部(202)と、第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部(203)と、第2の画像信号の解像度を第2の解像度から第1の解像度に復元する解像度復元処理部(204)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は表示装置に関する。
近年、出力装置は3840×2160の画素の画像データを1フレームとし、フレームレートが120Hzである画像信号(4K×2K×120Hzの画像信号)などの高解像度かつハイフレームレートのHDR(High Dynamic Range)信号に対応してきている。
これに伴い、高解像度かつハイフレームレートのHDR信号に対応する表示装置が求められてきている。
特許文献1には、高解像度かつハイフレームレートの画像信号を低解像度の画像信号にダウンスケーリングするダウンスケーリング部と、画像信号の輝度に基づき、表示部の輝度を制御するハイダイナミックレンジ処理部とを有する表示装置が記載されている。
特開2017-3756号公報
上述のような先行技術では、高解像度かつハイフレームレートの画像信号に基づき、ハイダイナミックレンジ処理を行い、高精細な画像を表示可能であるが、表示装置の回路規模が大きくなるという問題があった。
本発明の一態様は、表示装置の回路規模を小さくすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、第1の画像信号を入力する入力部と、前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第2の画像信号の少なくとも一方を入力する入力部と、前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、当該第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第1のモードと、前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第2のモードと、のいずれかに表示装置の動作モードを切り替える切替部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第3の画像信号の少なくとも一方を入力した入力部と、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号、および、前記入力部を入力した前記第3の画像信号の少なくとも一方にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第3の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、表示装置の回路規模を小さくすることができる。
実施形態1に係る表示システム1の構成を示すブロック図である。 実施形態1に関わる表示装置の外観を示す概略図である。 実施形態1に係る表示システム1の制御方法を示すフローチャートである。 実施形態2に係る表示システム1Xの構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る表示システム1Xの制御方法を示すフローチャートである。 実施形態3に係る表示システム1Yの構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る表示システム1Yの制御方法を示すフローチャートである。 実施形態4に係る表示システム1Zの構成を示すブロック図である。 実施形態4に係る表示システム1Zの制御方法を示すフローチャートである。
<実施形態1>
〔表示システム1〕
以下、図1~3を用いて、実施形態1に係る表示システム1および表示システム1の制御方法を説明する。
図1は、実施形態1に係る表示システム1の構成を示すブロック図である。図2は、実施形態1に係る表示装置20の外観を示す概略図である。図1のように、表示システム1は、出力装置10と、表示装置20と、を備えている。
[出力装置10]
出力装置10は、画像信号を出力する装置である。出力装置10としては、例えば、ゲーム装置およびパーソナルコンピュータなどが挙げられる。
図1のように、出力装置10は、出力部101を備えている。
(出力部101)
出力部101は、表示装置20の入力部201に第1の画像信号を出力する出力処理を行う。例えば、出力部101は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface、登録商標)を介して出力処理を行う。
[表示装置20]
表示装置20は、画像信号を表示する装置である。図2のように、表示装置20としては、例えば、テレビなどが挙げられる。
図1のように、表示装置20は、入力部201と、解像度低減処理部202と、ハイダイナミックレンジ処理部203と、解像度復元処理部204と、表示部205と、を備えている。
(入力部201)
入力部201は、外部の出力装置10の出力部101から第1の画像信号を入力する入力処理を行う。すなわち、入力部201は、出力部101から第1の画像信号の入力を受け付け、第1の画像信号を取得する。例えば、入力部201は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface、登録商標)を介して入力処理を行う。
(解像度低減処理部202)
解像度低減処理部202は、入力部201が第1の画像信号を入力した場合、第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う。
第1の画像信号としては、例えば、4K×2K×120Hzの画像信号など、高解像度かつハイフレームレートの画像信号が挙げられる。第2の画像信号としては、例えば、3840×1080の画素からなる画像データを1フレームとし、フレームレートが120Hzである画像信号(4K×1K×120Hzの画像信号)などが挙げられる。
この場合、解像度低減処理部202は、公知のダウンスケーリングの方法によって、第1の画像信号の垂直解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う。
解像度低減処理を行うことにより、第1の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部の回路規模より解像度低減処理部202、ハイダイナミックレンジ処理部203および解像度復元処理部204の回路規模のほうが小さくなる。これにより、第1の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う場合よりも、表示装置20の回路規模を小さくすることができる。
(ハイダイナミックレンジ処理部203)
ハイダイナミックレンジ処理部203は、解像度低減処理が行われた第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う。例えば、ハイダイナミックレンジ処理部203は、解像度低減処理が行われた第2の画像信号における被写体のダイナミックレンジを拡大するハイダイナミックレンジ処理を行う。これにより、ハイライト部分の白飛びおよび暗部階調部分の黒つぶれを防止することができる。
ハイダイナミックレンジ処理としては、例えば、PQ(Perceptual Quan tization)などの絶対輝度方式およびHLG(Hybrid log gamma)方式などの相対輝度方式のハイダイナミックレンジ処理が挙げられる。
PQ方式のハイダイナミックレンジ処理は、画像信号が表す画像の輝度を絶対輝度によって扱い、画像信号により表される画像の輝度を表示装置20の最大輝度以下となるように調整する。
HLG方式のハイダイナミックレンジ処理は、画像信号が表す画像の輝度を黒と白との間の相対的な値で扱い、画像信号により表される画像の基準白レベルの輝度を、SDR信号の基準輝度に対応させる。
ハイダイナミックレンジ処理部203は、PQ方式のハイダイナミックレンジ処理を行うことが好ましい。これにより、第1の画像信号が4K×2K×120Hzの画像信号などの高解像度かつハイフレームレートのHDR信号である場合、本来のHDR信号が持つ高コントラスト感、煌めき感および高輝度感を維持しながら画像信号を表示できる。
(解像度復元処理部204)
解像度復元処理部204は、ハイダイナミックレンジ処理が行われた第2の画像信号の解像度を第2の解像度から第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う。
例えば、解像度復元処理部204は公知のアップスケーリングの方法によって第2の画像信号の垂直解像度を第2の解像度から第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う。
(表示部205)
表示部205は、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する。
〔表示システム1の制御方法〕
次に、図3を用いて、実施形態1に係る表示システム1の制御方法を説明する。図3は、実施形態1に係る表示システム1の制御方法を示すフローチャートである。
(ステップS101)
表示システム1における出力装置10の出力部101は、表示システム1における表示装置20の入力部201に第1の画像信号を出力する出力処理を行う。
(ステップS102)
表示装置20の入力部201は、出力装置10の出力部101から第1の画像信号を入力する入力処理を行う。
(ステップS103)
表示装置20の解像度低減処理部202は、第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う。
(ステップS104)
表示装置20のハイダイナミックレンジ処理部203は、解像度低減処理が行われた第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う。
(ステップS105)
表示装置20の解像度復元処理部204は、ハイダイナミックレンジ処理が行われた第2の画像信号の解像度を第2の解像度から第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う。
(ステップS106)
表示装置20の表示部205は、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する表示処理を行う。
〔変形例〕
表示装置20は、上述の部材以外にも部材をさらに備えていてもよい。例えば、表示装置20は、ハイダイナミックレンジ処理が行われた第2の画像信号における、ノイズ、シャープネス、色域変換、ガンマ値およびホワイトバランスの少なくとも1つを調整する処理を行う調整部(不図示)を備えていてもよい。また、表示装置20は、MEMC(Motion Estimation / Motion Compensation)などの隣接境界処理を行う隣接境界処理部(不図示)を備えていてもよい。
<実施形態2>
本発明に係る表示システムは、実施形態2に係る表示システム1Xのように、表示装置20Xが、表示装置の動作モードを切り替えてもよい。
以下、図4および5を用いて、実施形態2に係る表示システム1Xを説明する。なお、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔表示システム1X〕
図4は、実施形態2に係る表示システム1Xの構成を示すブロック図である。図4のように、表示システム1Xは、実施形態1における表示装置20の代わりに、表示装置20Xを備えている。この点以外は、実施形態2に係る表示システム1Xは、実施形態1に係る表示システム1と同様の構成である。
[表示装置20X]
表示装置20Xは、実施形態1における表示部205の代わりに205Xを備え、切替部206をさらに備えている。この点以外は、表示装置20Xは、実施形態1に係る表示装置20と同様の構成である。
(切替部206)
切替部206は、第1のモードと、第2のモードとのいずれかに表示装置20Xの動作モードを切り替える切替処理を行う。
第1のモードは、解像度低減処理、ハイダイナミックレンジ処理および解像度復元処理を行い、第2の画像信号を表示部205に表示させる動作モードである。第2のモードは、解像度低減処理、ハイダイナミックレンジ処理および解像度復元処理のいずれの処理も行わず、第1の画像信号を表示部205に表示させる動作モードである。
切替部206は、第1の画像信号の種類および出力装置10の種類の少なくとも一方に応じて、動作モードを切り替えてもよい。
ところで、4K×2K×120Hzなどの高解像度かつハイフレームレートの画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う場合には、当該画像信号に解像度低減処理を行うことが好ましい。特に、当該画像信号にPQ方式のハイダイナミックレンジ処理を行う場合には、表示装置20XのSоC(System-on-a-Chip)の処理能力の関係で、当該画像信号に解像度低減処理を行うことが好ましい。その場合、例えば、4K×2K×120Hzの画像信号から4K×1K×120Hzの画像信号などに垂直解像度を低減することが好ましい。
一方、解像度低減処理を行うと、本来高解像度で表示されるべきパーソナルコンピュータからSDR信号(例えば写真などの静止画像の信号)が入力された場合、垂直解像度が半分になるなど解像度が低減され、本来の高解像度の信号を正確に表示できない。
また、SоCの処理能力を考慮し、解像度を低減することなく画像信号を表示させるには、ハイダイナミックレンジ処理を行うことができない。
ここで、出力装置10がゲーム装置である場合、本来のHDR信号が持つ高コントラスト感、煌めき感および高輝度感を維持しながら画像信号を表示することが求められる。また、出力装置10が4K×2K×120Hzなどの高解像度かつハイフレームレートの画像信号に対応する場合、ハイフレームレートの画像信号を表示することが求められる。
逆に、出力装置10がパーソナルコンピュータである場合、本来のSDR信号(例えば、静止画像の信号)が持つ高解像度を維持しながら画像信号を表示することが求められる。そのため、出力装置10がパーソナルコンピュータである場合、高コントラスト感、煌めき感、高輝度感、高階調感およびハイフレームレートを維持することは求められていない。
そのため、切替部206が動作モードを切り替えることによって、第1の画像信号が持つ本来の特性を生かした画像信号を表示させることができる。
〔切替部206による切替例〕
以下、切替部206による動作モードの切替例を説明する。
(切替部206による切替例1)
切替部206は、第1の画像信号がHDR信号である場合に、動作モードを第1のモードに切り替え、第1の画像信号がSDR信号である場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。
例えば、切替部206は、第1の画像信号がHDR信号である場合、出力装置10がゲーム装置であると判定し、動作モードを第1のモードに切り替えてもよい。これにより、本来のHDR信号が持つ高コントラスト感、煌めき感、高輝度感、高階調感およびハイフレームレートを再現した画像信号を表示させることができる。
また、切替部206は、第1の画像信号がSDR信号である場合、出力装置10がパーソナルコンピュータであると判定し、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。これにより、本来のSDR信号が持つ高解像度を落とすことなく、高精細な静止画像の画像信号を表示させることができる。
(切替部206による切替例2)
切替部206は、出力装置10がゲーム装置である場合に、動作モードを第1のモードに切り替え、出力装置10がパーソナルコンピュータである場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。
このように、第1の画像信号ではなく、出力装置10に応じて動作モードを切り替えた場合も、結果として、第1の画像信号に応じて動作モードを切り替えた場合と同様に、第1の画像信号が持つ本来の特性を生かした画像信号を表示させることができる。
(表示部205X)
表示部205Xは、切替部206が第1のモードに動作モードを切り替える場合、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する。表示部205Xは、切替部206が第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。
〔表示システム1Xの制御方法〕
次に、図5を用いて、実施形態2に係る表示システム1Xの制御方法を説明する。図5は、実施形態2に係る表示システム1Xの制御方法を示すフローチャートである。図5のステップS201、S202およびS204~S206は、図3のステップS101およびS102~S104と同様であるため、ここではその説明を省略する。
(ステップS203)
表示システム1における表示装置20Xの切替部206は、第1のモードと、第2のモードとのいずれかに表示装置20Xの動作モードを切り替える切替処理を行う。
切替部206が第1のモードに動作モードを切り替える場合(ステップS203のYES)、ステップS204に進む。切替部206が、第1のモードに動作モードを切り替えない場合(ステップS203のNO)、すなわち、第2のモードに動作モードを切り替える場合、ステップS204~206を省略し、ステップS207に進む。
(ステップS207)
表示装置20Xの表示部205Xは、切替部206が第1のモードに動作モードを切り替える場合、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する。表示部205Xは、切替部206が第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。
〔変形例〕
上述の例では、切替部206は、第1の画像信号の種類および出力装置10の種類の少なくとも一方に応じて、動作モードを切り替えている。ただし、本実施形態では、ユーザの操作に応じて、動作モードを切り替えてもよい。
例えば、切替部206は、表示部205Xを介してユーザの操作を受け付け、動作モードを切り替えてもよい。より具体的には、切替部206は、表示部205Xに表示されたメニュー上でユーザが選択した動作モードに切り替えてもよい。これにより、ユーザにとって所望の画像信号を表示させることができる。
<実施形態3>
実施形態2に係る表示システム1Xでは、第1の画像信号の解像度を変換している。ただし、本発明に係る表示システムは、実施形態3に係る表示システム1Yのように、第1の画像信号の解像度の代わりに、第1の画像信号のフレームレートを変換してもよい。
以下、図6および7を用いて、実施形態3に係る表示システム1Yを説明する。なお、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔表示システム1Y〕
図6は、実施形態3に係る表示システム1Yの構成を示すブロック図である。図6のように、表示システム1Yは、実施形態2における出力装置10と、表示装置20Xと、の代わりに、出力装置10Yと、表示装置20Yとを備えている。この点以外は、実施形態3に係る表示システム1Yは、実施形態2に係る表示システム1Xと同様の構成である。
[出力装置10Y]
出力装置10Yは、実施形態2における出力部101の代わりに出力部101Yを備え、制御部102をさらに備えている。この点以外は、出力装置10Yは、実施形態2に係る出力装置10と同様の構成である。
(出力部101Y)
出力部101Yは、表示装置20Yの入力部201Yに、第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第3の画像信号(第2の画像信号)の少なくとも一方を出力する出力処理を行う。具体的には、出力部101Yは、第1の画像を出力する第1の出力処理および第3の画像を出力する第2の出力処理の少なくとも一方を行う。
第1の画像信号としては、上述の実施形態と同様に、例えば、4K×2K×120Hzの画像信号などが挙げられる。第3の画像信号としては、例えば、3840×2160の画素からなる画像データを1フレームとし、フレームレートが60Hzである画像信号(4K×2K×60Hzの画像信号)などが挙げられる。
また、出力部101Yは、表示装置20Yの入力部201Yから、4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号に非対応であることを示すEDID(Extended Display Identification Data)を受信する受信処理を行う。
ここで、「4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号に非対応」とは、表示装置20Yが当該第1の画像信号にハイダイナミックレンジ処理およびフレームレート変換処理を行えないことを指す。また、出力装置10Yが、4K×2K×120Hzの画像信号などの本来のHDR信号を、そのまま第1の画像信号として出力することができないことを指す。
(制御部102)
制御部102は、出力部101Yが入力部201Yから第1の画像信号に非対応であることを示すEDIDを受信する受信処理を行った場合、出力部101Yが出力する画像信号を第1の画像信号から第3の画像信号に変更する変更処理を行う。
[表示装置20Y]
表示装置20Yは、実施形態2における入力部201と、解像度低減処理部202と、ハイダイナミックレンジ処理部203と、解像度復元処理部204と、切替部206と、表示部205Xと、を備えていない。
その代わりに、表示装置20Yは、入力部201Yと、ハイダイナミックレンジ処理部203Yと、フレームレート変換処理部207と、切替部206Yと、表示部205Yと、を備えている。この点以外は、表示装置20Yは、実施形態2に係る表示装置20Xと同様の構成である。
(入力部201Y)
入力部201Yは、第1の画像信号のおよび第3の画像信号の少なくとも一方を入力する入力処理を行う。具体的には、入力部201Yは、第1の画像信号を入力する第1の入力処理および第3の画像信号を入力する第2の入力処理の少なくとも一方を行う。
また、入力部201Yは、出力装置10Yの出力部101Yから4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号を入力した場合、当該画像信号に非対応であることを示すEDIDを出力装置10Yの出力部101Yに送信する送信処理を行う。
(ハイダイナミックレンジ処理部203Y)
ハイダイナミックレンジ処理部203Yは、入力部201Yが第3の画像信号を入力した場合、第3の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う。
(フレームレート変換処理部207)
フレームレート変換処理部207は、ハイダイナミックレンジ処理が行われた第3の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、第2のフレームレートを第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行う。
(切替部206Y)
切替部206Yは、第2のモード(第1のモード)と、第3のモード(第2のモード)と、のいずれかに表示装置20Yの動作モードを切り替える切替処理を行う。
第2のモードは、入力部201Yが第1の画像信号を入力した場合、いずれの処理も行わず、第1の画像信号を表示部205に表示させる動作モードである。ここでは、いずれの処理とは、ハイダイナミックレンジ処理ならびに第1およびフレームレート変換処理のことを指す。
第3のモードは、入力部201Yが第3の画像信号を入力した場合、ハイダイナミックレンジ処理およびフレームレート変換処理を行い、第3の画像信号を表示部205に表示させる動作モードである。
切替部206Yは、第1の画像信号の種類および出力装置10Yの種類の少なくとも一方に応じて、動作モードを切り替えてもよい。
切替部206Yが、動作モードを切り替えることによって、第1の画像信号が持つ本来の特性を生かした画像信号を表示させることができる。
〔切替部206Yによる切替例〕
以下、切替部206Yによる動作モードの切替例を説明する。
(切替部206Yによる切替例1)
切替部206Yは、第1の画像信号がSDR信号である場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。また、第1の画像信号が本来のHDR信号でない画像信号である場合に、動作モードを第3のモードに切り替えてもよい。
本来のHDR信号でない画像信号としては、例えば、4K×2K×60Hzの画像信号のフレーム間に画像が内挿され、4K×2K×120Hzの画像信号に変換された画像信号などが挙げられる。
以下、切替部206Yが動作モードを第3のモードに切り替える切替例をより詳細に説明する。
ここでは、入力部201Yが、出力部101Yから、4K×2K×60Hzの画像信号が4K×2K×120Hzの画像信号に変換された本来のHDR信号でない画像信号である第1の画像信号を入力した場合について説明する。
この場合、入力部201Yは、当該画像信号に非対応であることを示すEDIDを出力装置10Yの出力部101Yに送信する送信処理を行う。また、切替部206Yは、動作モードを第3のモードに切り替える。
次に、出力装置10Yの制御部102は、出力部101Yが入力部201Yから第1の画像信号に非対応であることを示すEDIDを受信する受信処理を行った場合、出力部101Yが出力する画像信号を第1の画像信号から第3の画像信号に変更する。
このように、切替部206Yが第3のモードに切り替えることにより、第1の画像信号の解像度を落とすことなく、ハイダイナミックレンジ処理およびフレームレート変換処理が行われた第3の画像信号を表示させることができる。
(切替部206Yによる切替例2)
切替部206Yは、出力装置10Yがパーソナルコンピュータである場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。また、切替部206Yは、出力装置10Yが4K×2K×120Hzの画像信号に非対応のゲーム装置である場合、本来のHDR信号を出力できないとみなし、動作モードを第3のモードに切り替えてもよい。
このようなゲーム装置は、例えば、4K×2K×60Hzの画像信号のフレーム間に画像が内挿され、4K×2K×120Hzの画像信号に変換された画像信号など、本来のHDR信号でない画像信号を表示装置20Yに出力する。
このように、第1の画像信号ではなく、出力装置10Yに応じて動作モードを切り替えた場合も、結果として、第1の画像信号に応じて動作モードを切り替えた場合と同様に、第1の画像信号が持つ本来の特性を生かした画像信号を表示させることができる。
(表示部205Y)
表示部205Yは、切替部206Yが、第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。表示部205Yは、切替部206Yが、第3のモードに動作モードを切り替える場合、フレームレート変換処理が行われた第3の画像信号を表示する。
〔表示システム1Yの制御方法〕
次に、図7を用いて、実施形態3に係る表示システム1Yの制御方法を説明する。図7は、実施形態3に係る表示システム1Yの制御方法を示すフローチャートである。
(ステップS301)
表示システム1Yにおける出力装置10Yの出力部101Yは、表示システム1Yにおける表示装置20Yの入力部201Yに、第1の画像信号を出力する第1の出力処理を行う。
(ステップS302)
表示装置20Yの入力部201Yは、第1の画像信号を入力する第1の入力処理を行う。
(ステップS303)
表示装置20Yの切替部206Yは、第2のモードと、第3のモードとのいずれかに表示装置20Yの動作モードを切り替える切替処理を行う。
切替部206Yが第3のモードに動作モードを切り替える場合(ステップS303のYES)、ステップS304に進む。切替部206Yが、第3のモードに動作モードを切り替えない場合(ステップS303のNO)、すなわち、第2のモードに動作モードを切り替える場合、ステップS304~S310を省略し、ステップS311に進む。
(ステップS304)
表示装置20Yの入力部201Yは、出力部101Yから4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号を入力した場合、当該画像信号に非対応であることを示すEDIDを出力装置10Yの出力部101Yに送信する送信処理を行う。
(ステップS305)
出力装置10Yの出力部101Yは、表示装置20Yの入力部201Yから、4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号に非対応であることを示すEDIDを受信する受信処理を行う。
(ステップS306)
出力装置10Yの制御部102は、出力部101Yが受信処理を行った場合、出力部101Yが出力する画像信号を第1の画像信号から第3の画像信号に変更する変更処理を行う。
(ステップS307)
出力装置10Yの出力部101Yは、表示装置20Yの入力部201Yに、第3の画像信号を出力する第2の出力処理を行う。
(ステップS308)
表示装置20Yの入力部201Yは、出力装置10Yの出力部101Yから、第3の画像信号を入力する第2の入力処理を行う。
(ステップS309)
表示装置20Yのハイダイナミックレンジ処理部203Yは、入力部201Yを入力した第3の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行う。
(ステップS310)
表示装置20Yのフレームレート変換処理部207は、ハイダイナミックレンジ処理が行われた第3の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、第2のフレームレートを第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行う。
(ステップS311)
表示装置20Yの表示部205Yは、切替部206Yが第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。表示部205Yは、切替部206Yが、第3のモードに動作モードを切り替える場合、フレームレート変換処理が行われた第3の画像信号を表示する。
〔変形例〕
上述の例では、表示装置20Zは4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号に非対応である。ただし、本実施形態では、表示装置20Zは4K×2K×120Hzの画像信号などの第1の画像信号に対応していてもよい。
この場合、例えば、フレームレート変換処理部207は、第1の画像信号のフレーム間の画像を間引き、第1のフレームレートを第2のフレームレートに低減し、第1の画像信号を第3の画像信号に変換するフレームレート低減処理をさらに行ってもよい。
これにより、フレームレート低減処理が行われた第3の画像信号に上述のハイダイナミックレンジ処理、フレームレート変換処理の順で各処理を行うことにより、出力装置10Yと表示装置20Yとのやり取りを減らし、効率的に各処理を行うことができる。
<実施形態4>
本発明に係る表示システムは、実施形態2に係る表示システム1Xの部材と、実施形態3に係る表示システム1Yの部材とを併せ持ち、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードとのいずれかに表示装置の動作モードを切り替えてもよい。
以下、図8および9を用いて、実施形態4に係る表示システム1Zを説明する。なお、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔表示システム1Z〕
図8は、実施形態4に係る表示システム1Zの構成を示すブロック図である。図8のように、表示システム1Zは、実施形態3における表示装置20Yの代わりに、表示装置20Zを備えている。この点以外は、実施形態4に係る表示システム1Zは、実施形態3に係る表示システム1Yと同様の構成である。
[表示装置20Z]
表示装置20Zは、実施形態3におけるハイダイナミックレンジ処理部203Yと、切替部206Yと、表示部205Yと、の代わりに、ハイダイナミックレンジ処理部203Zと、切替部206Zと、表示部205Zと、を備えている。
また、表示装置20Zは、解像度低減処理部202と、解像度復元処理部204と、をさらに備えている。これらの点以外は、表示装置20Zは、実施形態3に係る表示装置20Yと同様の構成である。
(ハイダイナミックレンジ処理部203Z)
ハイダイナミックレンジ処理部203Zは、解像度低減処理が行われた第2の画像信号、および、入力部201Yが入力した第3の画像信号の少なくとも一方にハイダイナミックレンジ処理を行う。
(切替部206Z)
切替部206Zは、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、のいずれかに表示装置20Zの動作モードを切り替える切替処理を行う。
第1のモードは、入力部201Yが第1の画像信号を入力した場合、解像度低減処理、ハイダイナミックレンジ処理および解像度復元処理を行い、第2の画像信号を表示部205Zに表示させる動作モードである。
第2のモードは、入力部201Yが第1の画像信号を入力した場合、いずれの処理も行わず、第1の画像信号を表示部205Zに表示させる動作モードである。ここでは、いずれの処理とは、解像度低減処理、ハイダイナミックレンジ処理、解像度復元処理ならびに第1およびフレームレート変換処理を指す。
第3のモードは、入力部201Yが第3の画像信号を入力した場合、ハイダイナミックレンジ処理およびフレームレート変換処理を行い、第3の画像信号を表示部205Zに表示させる動作モードである。
一例として、切替部206Zは、ユーザの操作に応じて、動作モードを切り替えてもよい。
例えば、切替部206Zは、表示部205Zを介してユーザの操作を受け付け、動作モードを切り替えてもよい。より具体的には、切替部206Zは、表示部205Xのメニュー上に第1のモード、第2のモードおよび第3のモードを選択肢として表示させ、ユーザが選択した動作モードに切り替えてもよい。これにより、ユーザにとって所望の画像信号を表示させることができる。
(表示部205Z)
表示部205Zは、切替部206Zが、第1のモードに動作モードを切り替える場合、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する。表示部205Zは、切替部206Zが、第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。表示部205Zは、切替部206Zが、第3のモードに動作モードを切り替える場合、フレームレート変換処理が行われた第3の画像信号を表示する。
〔表示システム1Zの制御方法〕
次に、図9を用いて、実施形態4に係る表示システム1Zの制御方法を説明する。図9は、実施形態4に係る表示システム1Zの制御方法を示すフローチャートである。
図9のステップS401、S402およびS409~S415は、図7のステップS301、S302およびS304~S310と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、図9のステップS404~406は、図3のステップS103~S105と同様であるため、ここではその説明を省略する。
(ステップS403)
切替部206Zは、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、のいずれかに表示装置20Zの動作モードを切り替える切替処理を行う。
切替部206Zが、第1のモードに動作モードを切り替える場合(ステップS403のYES)、ステップS404に進む。切替部206Zが、第1のモードに動作モードを切り替えない場合(ステップS403のNO)、ステップS408に進む。
(ステップS407)
表示部205Zは、切替部206Zが、第1のモードに動作モードを切り替える場合、解像度復元処理が行われた第2の画像信号を表示する。表示部205Zは、切替部206Zが、第2のモードに動作モードを切り替える場合、いずれの処理も行われていない第1の画像信号を表示する。表示部205Zは、切替部206Zが、第3のモードに動作モードを切り替える場合、フレームレート変換処理が行われた第3の画像信号を表示する。
(ステップS408)
切替部206Zが、第3のモードに動作モードを切り替えない場合(ステップS408のNO)、すなわち、第2のモードに動作モードを切り替える場合、ステップS409~S415を省略し、ステップS407に進む。
〔変形例〕
上述の例では、切替部206Zは、ユーザの操作に応じて、動作モードを切り替えている。ただし、本実施形態では、切替部206Zは、第1の画像信号の種類および出力装置10Yの種類の少なくとも一方に応じて、動作モードを切り替えてもよい。
一例として、切替部206Zは、第1の画像信号がHDR信号である場合に、動作モードを第1のモードに切り替えてもよい。切替部206Zは、第1の画像信号がSDR信号である場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。また、切替部206Zは、第1の画像信号が本来のHDR信号でない場合に、動作モードを第3のモードに切り替えてもよい。
別の一例として、切替部206Zは、出力装置10が4K×2K×120Hzの画像信号に対応したゲーム装置である場合に、動作モードを第1のモードに切り替えてもよい。切替部206Zは、出力装置10がパーソナルコンピュータである場合に、動作モードを第2のモードに切り替えてもよい。また、切替部206Zは、出力装置10Yが4K×2K×120Hzの画像信号に非対応のゲーム装置である場合、本来のHDR信号を出力できないとみなし、動作モードを第3のモードに切り替えてもよい。
このように、第1の画像信号が高解像度かつハイフレームレートの画像信号である場合でも、切替部206Zが、動作モードを3つのモードのいずれかに切り替えることによって第1の画像信号が持つ本来の特性をより生かした画像信号を表示させることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
表示システム1、1X、1Yおよび1Zの制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、表示システム1、1X、1Yおよび1Zは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置は、第1の画像信号を入力する入力部と、前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、を備えている。
本発明の態様2に係る表示装置は、上記態様1において、前記第1の画像信号は4K×2K×120Hzの信号であり、前記第2の画像信号は4K×1K×120Hzの信号であってもよい。
本発明の態様3に係る表示装置は、上記態様1または2において、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第1のモードと、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第2のモードと、のいずれかに前記表示装置の動作モードを切り替える切替部をさらに備えていてもよい。
本発明の態様4に係る表示装置は、上記態様3において、前記入力部は、外部の出力装置から前記第1の画像信号を入力し、前記切替部は、前記第1の画像信号の種類および前記出力装置の種類の少なくとも一方に応じて、前記動作モードを切り替えてもよい。
本発明の態様5に係る表示装置は、上記態様4において、前記切替部は、前記第1の画像信号がHDR信号である場合に、前記動作モードを前記第1のモードに切り替え、前記第1の画像信号がSDR信号である場合に、前記動作モードを前記第2のモードに切り替えてもよい。
本発明の態様6に係る表示装置は、上記態様4において、前記切替部は、前記出力装置がゲーム装置である場合に、前記動作モードを前記第1のモードに切り替え、前記出力装置がパーソナルコンピュータである場合に、前記動作モードを前記第2のモードに切り替えてもよい。
本発明の態様7に係る表示装置は、第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第2の画像信号の少なくとも一方を入力する入力部と、前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、当該第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第1のモードと、前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第2のモードと、のいずれかに表示装置の動作モードを切り替える切替部と、を備えている。
本発明の態様8に係る表示装置は、上記態様7において、前記第1の画像信号は4K×2K×120Hzの信号であり、前記第2の画像信号は4K×2K×60Hzの信号であってもよい。
本発明の態様9に係る表示装置は、第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第3の画像信号の少なくとも一方を入力する入力部と、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号、および、前記入力部を入力した前記第3の画像信号の少なくとも一方にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第3の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、を備えている。
本発明の態様10に係る表示装置は、上記態様9において、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第1のモードと、前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理、前記解像度復元処理および前記フレームレート変換処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第2のモードと、前記入力部が前記第3の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理を行い、前記第3の画像信号を表示する第3のモードと、のいずれかに表示装置の動作モードを切り替える切替部をさらに備えていてもよい。
本発明の態様11に係る表示装置は、上記態様10において、前記切替部は、ユーザの操作に応じて、前記動作モードを切り替えてもよい。
本発明の各態様に係る表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにて実現させる表示装置の表示制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1X、1Y、1Z 表示システム
10、10Y 出力装置
20、20X、20Y、20Z 表示装置
101、101Y 出力部
201、201Y 入力部
202 解像度低減処理部
203、203Y、203Z ハイダイナミックレンジ処理部
204 解像度復元処理部
205、205X、205Y、205Z 表示部
206、206Y、206Z 切替部
207 フレームレート変換処理部

Claims (11)

  1. 第1の画像信号を入力する入力部と、
    前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、
    前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、
    前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の画像信号は4K×2K×120Hzの信号であり、前記第2の画像信号は4K×1K×120Hzの信号であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第1のモードと、
    前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第2のモードと、
    のいずれかに前記表示装置の動作モードを切り替える切替部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記入力部は、外部の出力装置から前記第1の画像信号を入力し、
    前記切替部は、前記第1の画像信号の種類および前記出力装置の種類の少なくとも一方に応じて、前記動作モードを切り替えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記切替部は、
    前記第1の画像信号がHDR信号である場合に、前記動作モードを前記第1のモードに切り替え、
    前記第1の画像信号がSDR信号である場合に、前記動作モードを前記第2のモードに切り替えることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記切替部は、
    前記出力装置がゲーム装置である場合に、前記動作モードを前記第1のモードに切り替え、
    前記出力装置がパーソナルコンピュータである場合に、前記動作モードを前記第2のモードに切り替えることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第2の画像信号の少なくとも一方を入力する入力部と、
    前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、当該第2の画像信号にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、
    前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、
    前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第1のモードと、
    前記入力部が前記第2の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第2のモードと、のいずれかに表示装置の動作モードを切り替える切替部と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  8. 前記第1の画像信号は4K×2K×120Hzの信号であり、前記第2の画像信号は4K×2K×60Hzの信号であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 第1のフレームレートを有する第1の画像信号、および、当該第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートを有する第3の画像信号の少なくとも一方を入力する入力部と、
    前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記第1の画像信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に低減し、前記第1の画像信号を第2の画像信号に変換する解像度低減処理を行う解像度低減処理部と、
    前記解像度低減処理が行われた前記第2の画像信号、および、前記入力部が入力した前記第3の画像信号の少なくとも一方にハイダイナミックレンジ処理を行うハイダイナミックレンジ処理部と、
    前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第2の画像信号の解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に復元する解像度復元処理を行う解像度復元処理部と、
    前記ハイダイナミックレンジ処理が行われた前記第3の画像信号のフレーム間に画像を内挿し、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートに変換するフレームレート変換処理を行うフレームレート変換処理部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記解像度復元処理を行い、前記第2の画像信号を表示する第1のモードと、
    前記入力部が前記第1の画像信号を入力した場合、前記解像度低減処理、前記ハイダイナミックレンジ処理、前記解像度復元処理および前記フレームレート変換処理のいずれの処理も行わず、前記第1の画像信号を表示する第2のモードと、
    前記入力部が前記第3の画像信号を入力した場合、前記ハイダイナミックレンジ処理および前記フレームレート変換処理を行い、前記第3の画像信号を表示する第3のモードと、のいずれかに表示装置の動作モードを切り替える切替部をさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記切替部は、ユーザの操作に応じて、前記動作モードを切り替えることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
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