JP2022085519A - 電力増幅回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上することのできる電力増幅回路を提供すること。【解決手段】電力増幅回路10は、無線周波数信号を増幅する増幅部と、増幅部に隣接して設けられ、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する少なくとも一つのトランジスタ11411を有する加熱部114と、トランジスタ11411に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、通過電流を増加させる制御回路112と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電力増幅回路に関する。
携帯端末などの移動体での通信においては、無線周波数(Radio Frequency:RF)信号を増幅する電力増幅回路が用いられる。RF信号を効率よく増幅するための制御方法として、エンベロープトラッキング(Envelope Tracking:ET)制御や、アベレージパワートラッキング(Average Power Tracking:APT)制御が知られている。ET制御やAPT制御は、無線周波数信号の振幅に応じて変動する電源電圧を用いて電力を増幅する制御である。
無線周波数信号振幅と電源電圧の相関関係は制御ICにおいて設定されている。電源電圧は、例えば、最大で約5.5Vに達するよう設定されている。
電源電圧がトランジスタに供給される電力増幅回路において、電力増幅回路の外部の温度である環境温度が、ある温度範囲(例えば-30℃から85℃)において、出力負荷変動時を含めてトランジスタが破壊しないことが求められている。
特許文献1には、トランジスタの破壊を防止するために、トランジスタの出力とグランドとの間に複数のダイオードの直列接続よりなるクランプ回路が設けられていることが示されている。クランプ回路は、出力信号の電圧振幅が過大になった場合に、各ダイオードがオンとなり、所定の閾値以上の電圧増加を抑制する機能を有する。
しかし、環境温度が低温(例えば、-30℃)である場合、電源電圧の最大値(例えば、5.5V以下)で、出力負荷変動時に出力段のトランジスタが破壊してしまう問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上することのできる電力増幅回路を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電力増幅回路は、無線周波数信号を増幅する増幅部と、増幅部に隣接して設けられ、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する少なくとも一つの加熱素子を有する加熱部と、加熱素子に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、通過電流を増加させる制御回路と、を備える。
本発明の他の一側面に係る電力増幅回路は、無線周波数信号を増幅して出力し、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する出力トランジスタと、出力トランジスタにバイアス電流又は電圧を供給するバイアス回路部と、バイアス回路部に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、バイアス電流又は電圧を増加させる制御回路と、を備える。
本発明によれば、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上することのできる電力増幅回路を提供することができる。
第1実施形態について説明する。図1には第1実施形態に係る電力増幅回路10の回路図が示される。電力増幅回路10は、増幅回路100と、クランプ回路111と、加熱部114と、制御回路112とを備える。
増幅回路100は、トランジスタ101、出力トランジスタ102、バイアス回路103,104、整合回路105,110、キャパシタ106,107、インダクタ108,109及び抵抗素子1036,1046を備える。
トランジスタ101は、ベースが整合回路105及びキャパシタ106を通じて、入力端Pinに接続される。また、トランジスタ101のベースにはバイアス回路103からバイアス電流又は電圧が供給される。トランジスタ101のコレクタには、インダクタ108を通じて電源電圧Vccが供給される。トランジスタ101のエミッタは接地に接続される。トランジスタ101は、入力端Pinを通じて入力される無線周波数信号を増幅して出力トランジスタ102のベースに出力する。
出力トランジスタ102は、ベースがキャパシタ107を通じて、トランジスタ101のコレクタに接続される。また、出力トランジスタ102のベースにはバイアス回路104からバイアス電流又は電圧が供給される。出力トランジスタ102のコレクタには、インダクタ109を通じて電源電圧Vccが供給される。トランジスタ101のエミッタは接地に接続される。出力トランジスタ102は、トランジスタ101からの信号を増幅し、コレクタから整合回路110を通じて出力端子Poutに出力信号を出力する。
バイアス回路103は、トランジスタ1031,1032,1033及び抵抗素子1034,1035を有する。
トランジスタ1031は、ベースが抵抗素子115に接続され、コレクタが電源に接続され、エミッタが抵抗素子1036に接続される。トランジスタ1031は、制御入力端BC1から供給され、抵抗素子1034を流れる制御電流に基づいてベースに供給される電流によって、オン状態とオフ状態が切り替わる。トランジスタ1031は、オン状態となると、バイアス電流又は電圧を出力する。
トランジスタ1032は、ダイオード接続されたトランジスタであり、コレクタが抵抗素子1034及びトランジスタ1031のベースに接続され、エミッタがトランジスタ1033のコレクタに接続される。トランジスタ1032は、コレクタに流れる電流に基づき、トランジスタ1033のコレクタに電流を出力する。
トランジスタ1033は、ダイオード接続されたトランジスタであり、コレクタがトランジスタ1032のエミッタに接続され、エミッタが抵抗素子1035を通じて接地に接続される。トランジスタ1033は、トランジスタ1032からの電流に基づいて、エミッタから電流を出力する。
抵抗素子1034及び抵抗素子1035は、制御電流に基づく所定の電圧降下を生じさせるために設けられる。
抵抗素子1036は、トランジスタ1031のコレクタとトランジスタ101のベースとの間に設けられる。抵抗素子1036は、トランジスタ1031からのバイアス電流に基づく所定の電圧降下を生じさせるために設けられる。
バイアス回路104は、トランジスタ1041,1042,1043及び抵抗素子1044,1045を有する。バイアス回路104の各素子は、バイアス回路103と同様の接続関係にある。バイアス回路104は、出力トランジスタ102のベースにバイアス電流又は電圧を供給する。また、抵抗素子1046は、トランジスタ1041からのバイアス電流に基づく所定の電圧降下を生じさせるために設けられる。
整合回路105は、入力端Pinとキャパシタ106との間に設けられる。整合回路105は、入力端Pinとトランジスタ101のベースとの間のインピーダンスを整合させる。
キャパシタ106は、整合回路105とトランジスタ101のベースとの間に設けられる。キャパシタ106は、トランジスタ101に入力される信号の直流成分をカットする機能を有する。
キャパシタ107は、トランジスタ101のコレクタと出力トランジスタ102のベースとの間に設けられる。キャパシタ107は、出力トランジスタ102に入力される信号の直流成分をカットする機能を有する。
インダクタ108は、トランジスタ101のコレクタと電源電圧Vccを供給する電源ラインとの間に設けられる。インダクタ109は、トランジスタ101のコレクタと電源電圧Vccを供給する電源ラインとの間に設けられる。インダクタ108,109はそれぞれチョークインダクタとして機能する。
整合回路110は、出力トランジスタ102のコレクタと出力端子Poutとの間のインピーダンスを整合させる。
クランプ回路111は、ダイオード1111からダイオード1116までを有する。ダイオード1111からダイオード1116は、相互に直列に接続される。クランプ回路は、出力信号の電圧振幅が過大になった場合に、各ダイオードがオンとなり、所定の閾値以上の電圧増加を抑制する機能を有する。
加熱部114は、トランジスタ11411からトランジスタ11417、トランジスタ11421からトランジスタ11427及び抵抗素子11431から抵抗素子11437を備える。
トランジスタ11411(単位トランジスタ)は、ベースが後述の制御回路に接続される。トランジスタ11411には、制御回路から制御電圧が供給される。トランジスタ11411のコレクタは電源電圧Vccを供給する電源ラインに接続される。トランジスタ11411は、制御電圧に基づいてトランジスタ11411を流れる通過電流を出力する。
トランジスタ11421は、ダイオード接続されたトランジスタであり、コレクタがトランジスタ11411のエミッタに接続される。トランジスタ11421のエミッタは、抵抗素子11431を通じて接地に接続される。
トランジスタ11412からトランジスタ11417には、トランジスタ11411と同様に、制御回路112から制御電圧が供給される。トランジスタ11422からトランジスタ11427及び抵抗素子11432から抵抗素子11437は、トランジスタ11421及び抵抗素子11431と同様に接続される。
制御回路112は、基準電圧生成回路1120と、制御トランジスタ部1130とを備える。基準電圧生成回路1120は、トランジスタ1121,1122及び抵抗素子1123,1124,1125,1126を有する。
基準電圧生成回路1120は、カレントミラー回路であって、出力電圧(基準電圧)Vrefの温度依存性が小さい性質を持つ。
制御トランジスタ部1130は、制御トランジスタ1131及び抵抗素子1132,1133を有する。制御トランジスタ1131のコレクタは抵抗素子1132を通じて電源電圧Vbatが供給される。制御トランジスタ1131のエミッタは、抵抗素子1133を通じて接地に接続される。制御トランジスタ1131のベースには、基準電圧生成回路1120から基準電圧Vrefが供給される。制御トランジスタ1131のコレクタはトランジスタ11411からトランジスタ11417のベースに接続され、各ベースに制御電圧Vcontを供給する。
制御回路112に設けられる各トランジスタはバイポーラトランジスタであるが、それらが電界効果トランジスタ(FET)であってもよい。その場合、エミッタ、コレクタ、ベースは、FETのソース、ドレイン、ゲートに置き換えられる。制御回路は、電力増幅器本体と同じ半導体チップ上に配置されていてもよく、同じ半導体モジュール上の異なる半導体チップ上に配置されていてもよい。
温度が低下した場合の制御回路112及び加熱部114の動作について説明する。基準電圧生成回路1120から出力される基準電圧Vrefは環境温度にほとんど依存しない。一方、制御トランジスタ1131のオン電圧すなわちベースエミッタ間電圧は、環境温度の低下と共に増加する。よって、制御トランジスタ1131と抵抗素子1132を流れる電流Icは環境温度の低下に伴って減少する。電流Icの減少によって抵抗素子1132における電圧降下が減少するため、トランジスタ11411からトランジスタ11417のベースに印加される制御電圧Vcontは上昇する。
環境温度の低下に伴って、トランジスタ11411,11421のベース-エミッタ間電圧も環境温度の低下と共に増加する。ここで、環境温度の低下による制御トランジスタ1131のオン電圧の増加量がトランジスタ11411,11421におけるオン電圧の増加量の合計を上回るように、抵抗素子1132の抵抗値及び電流icの電流量を設定することにより、トランジスタ11411,11421に流れる電流が環境温度の低下により増加する。
図2には、トランジスタ11411からトランジスタ11417を流れる電流の合計である電流Ihと、電源電圧Vccとの積、すなわち、トランジスタ11411からトランジスタ11417及びトランジスタ11421からトランジスタ11427で発生する総自己発熱量と環境温度Taとの関係が示される。環境温度Taの上昇と共に総自己発熱量は低下し、約10℃でゼロとなっている。
このように発熱するトランジスタ11411からトランジスタ11417及びトランジスタ11421からトランジスタ11427は、環境温度が低下した場合に、自己発熱しダイオード1111からダイオード1116を加熱する。
図3を参照して、加熱部とクランプ回路のレイアウトについて説明する。ダイオード1111からダイオード1116は、それぞれの長手方向を同じ方向に向けて、長手方向と直交する方向に所定の間隔を空けてチップ301に設けられている。
また、トランジスタ11411からトランジスタ11417及びトランジスタ11421からトランジスタ11427が、チップ301に設けられる。各トランジスタは、例えばトランジスタ11411におけるように、ベース3011、エミッタ3012、コレクタ3013を有する。また、トランジスタ11421についても同様に、ベース3021、エミッタ3022,コレクタ3023を有する。トランジスタ11411とトランジスタ11421とは対になり、それぞれの長手方向を同じ方向に向けて配列される。トランジスタ11412とトランジスタ11422等の他の対についても同様に、ダイオード1111からダイオード1116の各配列の隙間と両端に、それらの長手方向をダイオード1111からダイオード1116の長手方向と同じ方向を向けて配置されている。
図1の回路接続に対応する各素子のノード間の接続も示されている。端子V1からは、電源電圧Vccが供給される。端子B1からは制御電圧Vcontが供給される。端子C1は、出力トランジスタ102と整合回路110の間に接続され、端子C1を通じて出力信号が出力される。ダイオード1111からダイオード1116には、出力に応じた電圧が印加される。
トランジスタ11411からトランジスタ11417及びトランジスタ11421からトランジスタ11427は、環境温度が低下した場合に、自己発熱しダイオード1111からダイオード1116を加熱する。ダイオード1111からダイオード1116が加熱されることにより、環境温度の低下によって、各ダイオードのオン電圧が増加しないようにできる。各ダイオードのオン電圧が増加しないようにすることで、クランプ回路がオンになる電圧を一定以下にすることができ、環境温度低下時の出力トランジスタ102の破壊を回避することができる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態以降では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態ごとには逐次言及しない。
図4は、第2実施形態に係る電力増幅回路10Aの回路図である。第1実施形態に係る電力増幅回路10とは、加熱部の構成及び制御回路の構成の一部が異なる。
電力増幅回路10Aでは、加熱部は、抵抗素子4021から4027を有する。各抵抗素子は、電源電圧Vccを供給する電源ラインと、後述のトランジスタ401のコレクタとの間に並列に接続されるように設けられる。
電力増幅回路10Aでは、制御トランジスタ部1130Aは、実施例1の制御トランジスタ部1130の構成に加えてトランジスタ401,4134及び抵抗素子403、4135をさらに備える。
トランジスタ401はコレクタが抵抗素子4021から4027に接続され、エミッタは抵抗素子403を通じて接地に接続され、ベースがトランジスタ4134のエミッタに接続される。
トランジスタ4134は、ベースが制御トランジスタ1131のコレクタに接続され、コレクタが電源電圧Vbatを供給する電源ラインに接続され、エミッタが抵抗素子4135及びトランジスタ401に接続される。トランジスタ4134のエミッタは抵抗素子4135を通じて接地に接続される。
電力増幅回路10Aにおいて、温度低下が発生した場合の動作について説明する。温度低下が発生すると、電力増幅回路10における説明と同様に、制御トランジスタ1131を流れる電流Icの低下が起こる。これにより、トランジスタ4134のベース電圧が上昇し、トランジスタ4134を流れる電流が増加する。これにより、抵抗素子4135における電圧降下が増加するためトランジスタ401のベースの電圧は上昇する。これにより、トランジスタ401を流れる電流Ihが増加する。電流Ihが流れることによって、抵抗素子4021から4027が発熱し、ダイオード1111から1116を加熱する。
図5は、電力増幅回路10Aの素子の配置を説明する図である。図3と同様にダイオード1111から1116が設けられている。図5では、抵抗素子4021から4027がダイオード1111から1116に隣接して設けられる。また、ベース5011、エミッタ5012、コレクタ5013を有するトランジスタ401が、長手方向が各抵抗素子の配列方向に沿うように設けられる。各素子のノード間の接続も示されている。
抵抗素子4021から4027を設けて加熱を行うようにすることで、温度低下時のダイオードのオン電圧の低下を抑制できる。また、電力増幅回路10Aでは、電力増幅回路10における加熱素子よりも小さい面積に各抵抗素子を形成できるため、電力増幅回路が設けられるチップのサイズと製造コストをより低く抑えることができる。
第3実施形態について説明する。図6は第3実施形態に係る電力増幅回路10Bの回路図である。電力増幅回路10Bは、制御回路の構成が電力増幅回路10と異なる。
電力増幅回路10Bにおける制御回路601は、A/D変換回路6011(温度取得部)、メモリ部6012、電圧生成部6013を有する。また、制御回路601は、温度センサ602に接続される。
A/D変換回路6011は、環境温度を測定する温度センサ602からのアナログ信号としての温度信号を、デジタル信号に変換する。
メモリ部6012には、デジタル信号に変換された温度信号に基づく制御電圧Vcontが定められる制御テーブル60121が記憶される。
電圧生成部6013は、トランジスタ11411から11417の各ベースに接続される。電圧生成部6013は、制御テーブル60121に基づいて、制御電圧Vcontを出力する。
温度低下時の電力増幅回路10Bの動作について説明する。温度センサ602から、A/D変換回路6011に温度信号が送信される。環境温度が低下した場合、電圧生成部6013は、デジタル信号に変換された温度信号及び制御テーブル60121に基づいて、トランジスタ11411から11417の各ベースに供給される制御電圧Vcontが増加するように電圧を発生する。
図7には、図2と同様に、電流Ihと、電源電圧Vccとの積、すなわち、総自己発熱量と環境温度Taとの関係が示される。環境温度Taの上昇と共に総自己発熱量は低下し、約10℃でゼロとなっている。図7の関係は、総自己発熱量の変化の仕方がデジタル信号に基づく離散的な変化をする点で図2の関係とは異なる。
電力増幅回路10Bでは、デジタル信号を用いた制御を行うことで、制御の精度を、アナログ信号を用いる場合より高くでき、消費電力をより低減できる。
なお、制御回路601は、電力増幅回路10Bと異なる半導体チップ上に配置してもよいし、同じ半導体チップ上に配置してもよい。温度センサ602は、電力増幅回路10Bと同じ半導体チップ上に配置してもよいし、異なる半導体チップ上に配置してもよいし、半導体チップが設けられる携帯端末の所定の位置に配置してもよい。
第4実施形態について説明する。図8には、第4実施形態に係る電力増幅回路10Cの回路図が示される。電力増幅回路10Cは、加熱部による加熱対象が、電力増幅回路10とは異なる。具体的には、電力増幅回路10Cでは、加熱部は、電力増幅回路10Cの出力信号を出力するトランジスタを加熱する。
電力増幅回路10Cは、出力信号を出力する出力トランジスタ80211から80217を有する。出力トランジスタ80211から80217は互いに並列に接続される。出力トランジスタ80211から80217の各トランジスタのベースは、キャパシタ80221から80227を通じてトランジスタ101に接続される。また、出力トランジスタ80211から80217の各トランジスタのベースは、抵抗素子80231から80237を通じてバイアス回路104に接続される。
電力増幅回路10Cでは、加熱部は、トランジスタ81411から81418を有する。トランジスタ81411から81418はそれぞれ抵抗素子81431から81438を通じて、エミッタが接地に接続される。トランジスタ81411から81418のベースには、制御トランジスタ部1130Cから制御電圧Vcontが供給される。
電力増幅回路10Cにおいて、温度低下が発生した場合の動作について説明する。温度低下が発生すると、電力増幅回路10における説明と同様に、制御トランジスタ1131を流れる電流Icの低下が起こる。トランジスタ81411から81418のベース電圧が上昇し、トランジスタ81411から81418に通過電流が流れる。これにより、トランジスタ81411から81418が発熱し、出力トランジスタ80211から80217を加熱する。
温度低下が発生した場合、常温の場合と比較して、格子振動の影響が少なくなる。よって、より低い電界で出力トランジスタ80211から80217において、ある電圧値になると大電流が流れるアバランシェ現象が生じやすくなる。アバランシェ現象によって、より低い電源電圧Vccでの出力トランジスタ80211から80217の破壊につながる。
電力増幅回路10Cでは、出力トランジスタ80211から80217を加熱することで、出力トランジスタ80211から80217の接合温度を上昇させ、アバランシェ現象を起こりにくくすることで、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上させることができる。
図9を参照して、電力増幅回路10Cのレイアウトについて説明する。出力トランジスタ80211から80217は、それぞれの長手方向を同じ方向に向けて、長手方向と直交する方向に所定の間隔を空けてチップ901に設けられている。各トランジスタは、例えば出力トランジスタ80211におけるように、ベース9011、エミッタ9012、コレクタ9013を有する。
トランジスタ81411から81418が、チップ901に設けられる。各トランジスタは、例えばトランジスタ81411におけるように、ベース9021、エミッタ9022、コレクタ9023を有する。トランジスタ81411から81418は、出力トランジスタ80211から80217の各配列の隙間と両端に、それらの長手方向を出力トランジスタ80211から80217と同じ方向を向けて配置されている。
図8の回路接続に対応する各素子のノード間の接続も示されている。端子B2には、バイアス回路104からバイアス電流又は電圧が供給される。端子D1には、ドライバ段として機能するトランジスタ101からの信号が供給される。端子C1は、出力端子Pout側に接続され、端子C1を通じて出力信号が出力される。
第5実施形態について説明する。図10は第5実施形態に係る電力増幅回路10Dの回路図である。電力増幅回路10Dは、制御回路の構成を、図6の場合と同様に、制御回路601及び温度センサ602によって置き換えたものである。
温度低下時の電力増幅回路10Dの動作について説明する。温度センサ602から、A/D変換回路6011に温度信号が送信される。環境温度が低下した場合、電圧生成部6013は、デジタル信号に変換された温度信号及び制御テーブル60121に基づいて、トランジスタ81411から81418の各ベースに供給される制御電圧Vcontが増加するように電圧を発生する。
電力増幅回路10Dでは、デジタル信号を用いた制御を行うことで、制御の精度を、アナログ信号を用いる場合より高くでき、消費電力をより低減できる。
第6実施形態について説明する。図11には第6実施形態に係る電力増幅回路10Eの回路図が示される。
電力増幅回路10Eでは、増幅回路は、トランジスタ101、出力トランジスタ102、バイアス回路103,整合回路105,110、キャパシタ106,107、インダクタ108,109及び抵抗素子1036,11051、11052を備える。電力増幅回路10Eにおける増幅回路は、バイアス回路104及び抵抗素子1037を有しない点で電力増幅回路10における回路と異なる。また、電力増幅回路10Eは、バイアス回路1101とバイアス回路1102とを有する。電力増幅回路10Eでは、バイアス回路1101,1102がバイアス回路部である。
バイアス回路1101(第1バイアス回路)は、基準電圧生成回路11102と、制御トランジスタ部11101とを有する。基準電圧生成回路11102は、トランジスタ11011,11012及び抵抗素子11013,11014,11015,11016を有する。基準電圧生成回路11102は、カレントミラー回路であって、基準電圧Vrefの温度依存性が小さい性質を持つ。基準電圧生成回路11102には、抵抗素子11013を通じて、電源電圧VB1が供給される。
制御トランジスタ部11101は、トランジスタ11017,11021及び抵抗素子11018,11019を有する。トランジスタ11017のコレクタは抵抗素子11018を通じて電源電圧Vbatが供給される。トランジスタ11017のエミッタは、抵抗素子11019を通じて接地に接続される。トランジスタ11017のベースには、基準電圧生成回路11102から基準電圧Vrefが供給される。トランジスタ11017のコレクタはトランジスタ11021のベースに制御電圧Vcontを供給するように接続される。
トランジスタ11021は、コレクタに電源電圧Vbatが供給される。トランジスタ11021のエミッタは、抵抗素子11051を通じて出力トランジスタ102のベースに接続される。トランジスタ11021は、ベースに供給される制御電圧Vcontに基づいて、出力トランジスタ102のベースにバイアス電流I1(第1バイアス電流)を供給する。
バイアス回路1102(第2バイアス回路)は、基準電圧生成回路11103と、トランジスタ11041とを有する。基準電圧生成回路11103は、トランジスタ11031,11032,11033,11034及び抵抗素子11035,11036,11037,11038を有する。基準電圧生成回路11103は、トランジスタ11041にベース電圧を供給する。基準電圧生成回路11103は、カレントミラー回路であって、出力電流の温度依存性の小さいバイアス回路である。
トランジスタ11041は、基準電圧生成回路11103からの電圧に基づいて、出力トランジスタ102にバイアス電流I1を出力する。
バイアス回路1101,1102に接続される出力トランジスタ102のコレクタに流れるアイドル電流Iqは、出力トランジスタ102の電流利得をβとして、Iq=β(I1+I2)となる。
温度が低下した場合の電力増幅回路10Eの動作について説明する。基準電圧生成回路11102から出力される基準電圧Vrefは環境温度にほとんど依存しない。一方、トランジスタ11017のオン電圧すなわちベースエミッタ間電圧は、環境温度の低下と共に増加する。よって、トランジスタ11017と抵抗素子11018を流れる電流Icは環境温度の低下に伴って減少する。
電流Icの減少によって抵抗素子11018における電圧降下が減少するため、トランジスタ11021に印加される制御電圧Vcontは上昇する。制御電圧Vcontが上昇すると、バイアス電流I1が増加する。
一方で、バイアス回路1102から供給されるバイアス電流I2(第2バイアス電流)は環境温度にほとんど依存しない。
図12には、バイアス回路1101からのアイドル電流βI1、バイアス回路1102からのアイドル電流βI2及び、両者の合計であるIqと環境温度Taとの関係が示される。βI1は、上記動作によって環境温度Taの上昇と共にバイアス電流I1が減少するため、約10℃でゼロとなっている。βI2は環境温度Taによっては変化せず一定となっている。よって、IqはTaの上昇と共に減少し、約10℃以上で一定値に収束する。
図13を参照して、電力増幅回路10Eにおける、出力トランジスタ102のIqの時間変化を説明する。図13では横軸は時刻、縦軸はアイドル電流及び送信電力である。アイドル電流は実線で示される。また送信電力は破線で示される。
電力増幅回路10Eの動作方式はFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)方式である。よって、図13に示されるように送信電力は連続して出力されることとなり、出力トランジスタ102は連続して増幅動作を行う。環境温度Taに応じて、Iqは連続的にある値β(I1+I2)となるように設定されている。
すなわち、低温環境の場合、バイアス電流I1を増加させることで、Iqを連続的に常温と比較して増加させる。これにより、電力増幅回路10Eの動作をA級動作に近付け、電力付加効率を低下させ、自己発熱を増加させている。一方、温度の上昇と共にIqが一定の低値βI2に収束するように設定して、自己発熱を低減している。これにより、環境温度Taが一定以上の場合、アイドル電流の量を一定にしている。
バイアス回路1101,1102の各トランジスタはバイポーラトランジスタであるが、それらが電界効果トランジスタ(FET)であってもよい。その場合、エミッタ、コレクタ、ベースは、FETのソース、ドレイン、ゲートに置き換えられる。
電力増幅回路10Eでは、加熱専用のトランジスタを配置する必要がない。そのため、トランジスタが配置される領域の専有面積を小さくでき、製造コストを低減できる。
第7実施形態について説明する。図14には第7実施形態に係る電力増幅回路10Fの回路図が示される。
電力増幅回路10Fは、電力増幅回路10Eに、ベースバンドIC1401、制御部1402、スイッチ14031,14032,14041,14042をさらに設けた回路である。ベースバンドIC1401、制御部1402、スイッチ14031,14032,14041,14042がバイアス選択回路1400の要素である。電力増幅回路10Fは、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式による通信のための増幅を行う。
ベースバンドIC1401は、TDD方式における通信が、信号の増幅が必要な送信スロットであるか、信号の増幅が必要でない受信タイムスロットであるかを示す信号を出力する。
制御部1402は、ベースバンドIC1401からの信号に基づいて、スイッチ14031,14032,14041,14042のオンオフを切り替える信号を出力する。
スイッチ14031は、バイアス回路1101と電源電圧VB1を供給する電源ラインとの接続を切り替える。スイッチ14032は、バイアス回路1101と接地との接続を切り替える。すなわち、スイッチ14031及びスイッチ14032によって、バイアス回路1101のオンオフを切り替えることができる。
スイッチ14041は、バイアス回路1102と電源電圧VB2を供給する電源ラインとの接続を切り替える。スイッチ14042は、バイアス回路1102と接地との接続を切り替える。すなわち、スイッチ14041及びスイッチ14042によって、バイアス回路1102のオンオフを切り替えることができる。
電力増幅回路10Fでは、スイッチ14031,14032,14041,14042のオンオフを制御することにより、バイアス回路1101又はバイアス回路1102の一方のみを動作させる。
スイッチ14031,14032,14041,14042は、例えば電界効果トランジスタによって構成される。なお、スイッチ14031,14032,14041,14042及び制御部1402は、電力増幅回路10Fと同じ半導体チップ上に集積化されてもよいし、電力増幅回路10Fと別の半導体チップ上に集積されてもよい。
図15には、電力増幅回路10Fにおける、バイアス回路1101からのアイドル電流βI1、バイアス回路1102からのアイドル電流βI2と環境温度Taとの関係が示される。βI1は、上記動作によって環境温度Taの上昇と共にバイアス電流I1が減少するため、約10℃でゼロとなっている。βI2は環境温度Taによっては変化せず一定となっている。
図16を参照して、電力増幅回路10Fにおける、出力トランジスタ102のIqの時間変化を説明する。図16では横軸は時刻、縦軸はアイドル電流及び送信電力である。アイドル電流は実線で示される。また送信電力は破線で示される。
電力増幅回路10Fの動作方式はTDD方式である。よって、図16に示されるように送信電力は送信タイムスロットT1,T2において出力されることとなり、出力トランジスタ102は送信タイムスロットT1,T2においてのみ増幅動作を行う。一方、受信タイムスロットR1では、送信電力は出力されないので出力トランジスタ102は増幅動作を行わない。
制御部1402は、送信タイムスロットT1,T2においては、バイアス回路1102からバイアス電流I2を供給する。制御部1402は、受信タイムスロットR1においては、バイアス回路1101からバイアス電流I1を供給する。
すなわち、環境温度が低い場合にバイアス電流I1を出力するバイアス回路から、増幅動作してない受信タイムスロットR1において、出力トランジスタ102に環境温度に伴う大きな電流を流して自己発熱させることにより出力トランジスタ102を加熱している。これにより、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上することができる。
さらに、TDD方式の場合に、送信時には、出力信号による発熱を行い、受信時に、送信時より大きいバイアス電流を出力トランジスタ102に供給することで、送信及び受信のいずれのタイミングにおいてもバイアス電流I1及びバイアス電流I2を供給する場合と比較して、高効率に出力トランジスタ102を加熱できる。
第8実施形態について説明する。図17には第8実施形態に係る電力増幅回路10Gの回路図が示される。
電力増幅回路10Gでは、増幅回路は、電力増幅回路10と同様に、トランジスタ101、出力トランジスタ102、バイアス回路103,104、整合回路105,110、キャパシタ106,107、インダクタ108,109及び抵抗素子1036,1046を有する。電力増幅回路10Gでは、バイアス回路104がバイアス回路部である。電力増幅回路10Gは、制御回路1701、温度センサ1702、ベースバンドIC1703、を有する。
制御回路1701は、A/D変換回路17011、メモリ部17012、電圧生成部17014を有する。また、制御回路1701は、温度センサ1702に接続される。
A/D変換回路17011は、環境温度を測定する温度センサ1702からのアナログ信号としての温度信号を、デジタル信号に変換する。
メモリ部17012には、ベースバンドIC1703からの信号及びデジタル信号に変換された温度信号に基づく制御電圧Vcontが定められる制御テーブル17013が記憶される。
電圧生成部17014は、バイアス回路104の端子BC2に接続される。電圧生成部17014は、制御テーブル17013に基づいて、制御電圧Vcontを出力する。
制御回路1701には、ベースバンドIC1703から、送信タイムスロットと受信タイムスロットとを区別する信号が入力される。また、制御回路1701には、温度センサ1702により環境温度がアナログ信号として測定されて入力される。温度信号はA/D変換回路17011により、デジタル信号に変換される。ベースバンドIC1703からの信号及びデジタル信号に変換された温度信号がメモリ部17012に送信される。メモリ部17012に保存されている制御テーブル17013に基づいて、電圧生成部17014が出力する電圧が決定される。電圧生成部17014は、決定された電圧に基づいて、バイアス回路104に電圧を供給する。
電圧生成部17014は、環境温度が低温である場合に、受信タイムスロットにおけるアイドル電流が、送信タイムスロットにおけるアイドル電流よりも高くなるように、出力トランジスタ102にバイアス電流を供給する。
電力増幅回路10Gによると、出力トランジスタ102を流れるアイドル電流を環境温度に基づいて制御する回路がデジタル制御回路であるため、アナログ回路の場合制御の精度を高くでき、消費電力をより低減できる。
第9実施形態について説明する。図18には第9実施形態に係る電力増幅回路10Hの回路図が示される。電力増幅回路10Hは、ダイオード1111等を加熱する構成と出力トランジスタ80211等を加熱する構成を組み合わせたものである。これにより、より低温の環境における出力段トランジスタの破壊耐圧を改善することができる。
第10実施形態について説明する。図19には第10実施形態に係る電力増幅回路10Iの回路図が示される。電力増幅回路10Iは、ダイオード1111等を加熱する構成と出力トランジスタ102をアイドル電流によって加熱する構成を組み合わせたものである。これにより、より低温の環境における出力段トランジスタの破壊耐圧を改善することができる。また、加熱専用のトランジスタを配置する必要がない。そのため、出力段トランジスタの専有面積を小さくでき、製造コストを低減できる効果もある。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。電力増幅回路10では、無線周波数信号を増幅する増幅部と、増幅部に隣接して設けられ、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する少なくとも一つのトランジスタ11411を有する加熱部114と、トランジスタ11411に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、通過電流を増加させる制御回路112と、を備える。
これにより、環境温度が所定の閾値以下の場合に、トランジスタ11411を動作させることで、増幅部の素子を加熱することができ、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上させることができる。また、環境温度が極度の低温時のみ、加熱のためにトランジスタ11411へ電流を流すため、携帯端末の消費電力が増大することはない。そのため、極端な低温環境で連続的に使用しない限り、バッテリの保持時間が極端に短くなることを防ぐこともできる。
また、電力増幅回路10では、制御回路112は、環境温度の低下に伴い増加する制御電圧Vcontを生成する基準電圧生成回路1120と、制御トランジスタ部1130とを備える。
制御トランジスタ部1130は、基準電圧生成回路1120から、温度変化の影響が小さい基準電圧Vrefを供給される。制御トランジスタ部1130は、環境温度の低下に伴い増加する制御電圧Vcontを生成する制御トランジスタ1131を有する。制御トランジスタ1131を用いて、加熱部に供給される制御電圧を制御し、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上させることができる。
電力増幅回路10Bは、温度センサから環境温度に応じた温度信号が供給されるA/D変換回路6011、を備え、電圧生成部6013は、温度信号に基づいて、制御電圧Vcontを生成する。これにより、デジタル信号に基づいて、加熱素子の加熱を制御できるので、より精度よく加熱を行うことができる。
電力増幅回路10では、加熱素子は、制御電圧Vcontに基づいて通過電流を出力するトランジスタ11411である。これにより、制御電圧Vcontに基づく発熱量を、トランジスタ11411による電流増幅によって行うことで確保することができ、増幅部を十分加熱できる。
また、電力増幅回路10Aでは、加熱素子は、制御電圧Vcontに基づく通過電流が通過する抵抗素子4021である。電力増幅回路10Aでは、電力増幅回路10における加熱素子よりも小さい面積に各抵抗素子を形成できるため、電力増幅回路が設けられるチップのサイズと製造コストをより低く抑えることができる。
また、電力増幅回路10は、互いに交差する第1方向及び第2方向により規定される平面に平行な主面を有するチップ301をさらに備え、増幅部は、無線周波数信号が増幅された出力信号を出力する増幅回路100と、増幅回路の出力と接地との間に設けられ、増幅回路側にアノードが接続され、接地側にカソードが接続され、相互に直列に接続されてチップ301に設けられるダイオード1111を有するクランプ回路111と、を備え、トランジスタ11411は、ダイオード1111に隣接してチップ301に設けられる。 これにより、トランジスタ11411は、環境温度が低下した場合に、自己発熱しダイオード1111からダイオード1116を加熱する。ダイオード1111からダイオード1116が加熱されることにより、環境温度の低下によって、各ダイオードのオン電圧が低下しないようにできる。各ダイオードのオン電圧が低下しないようにすることで、クランプ回路がオンになる電圧を確保することができ、環境温度低下時の出力トランジスタ102の破壊を回避することができる。
電力増幅回路10Cでは、互いに交差する第1方向及び第2方向により規定される平面に平行な主面を有するチップ901、をさらに備え、増幅部は、チップ901に設けられる出力トランジスタ80211を有し、トランジスタ81411は、出力トランジスタ80211に隣接して前記チップに設けられる。
温度低下が発生した場合、トランジスタ81411が出力トランジスタ80211を加熱することで、出力トランジスタ80211の接合温度を上昇させ、アバランシェ現象を起こりにくくすることで、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上させることができる。
電力増幅回路10Eは、無線周波数信号を増幅して出力し、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する出力トランジスタ102と、出力トランジスタ102にバイアス電流又は電圧を供給するバイアス回路1101,1102を備える。バイアス回路1101は、環境温度が所定の閾値以下の場合に、バイアス電流又は電圧を増加させる制御回路11101と、温度変化に依存しない基準電圧を生成する電圧生成部11102と、を備える。出力トランジスタ102は、制御電圧の増加に伴い通過電流が増加する。
これにより、低温時に出力トランジスタ102のアイドル電流を増加させ、出力トランジスタ102を加熱することができる。出力トランジスタ102の接合温度を上昇させ、アバランシェ現象を起こりにくくすることで、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上させることができる。
電力増幅回路10Fは、バイアス回路1101とバイアス回路1102とを有し、バイアス回路1101又はバイアス回路1102が、出力トランジスタ102にバイアス電流又は電圧を供給するように供給状態を切り替えるバイアス選択回路1400、をさらに備える、電力増幅回路。これにより、温度状態に応じてバイアス回路1101とバイアス回路1102との接続を切り替えることができるため、適切に出力トランジスタ102を加熱できる。
電力増幅回路10Fでは、無線周波数信号は、時分割複信方式の送信タイムスロットにおける送信信号であり、制御信号は、タイミングが前記送信タイムスロットにあるか前記時分割複信方式の受信タイムスロットにあるかを示す信号であり、バイアス選択回路1400は、タイミングが受信タイムスロットにある場合、出力トランジスタ102に、バイアス回路1101からバイアス電流I1を供給し、タイミングが送信タイムスロットにある場合、出力トランジスタ102に、バイアス回路1102からバイアス電流I2を供給する。
環境温度が低い場合にバイアス電流I1を出力するバイアス回路から、増幅動作してない受信タイムスロットR1において、出力トランジスタ102に環境温度に伴う大きな電流を流して自己発熱させることにより出力トランジスタ102を加熱している。これにより、低温の温度環境にあるトランジスタの耐圧性を向上することができる。さらに、TDD方式の場合に、送信時には、出力信号による発熱を行い、受信時に、送信時より大きいバイアス電流を出力トランジスタ102に供給することで、送信及び受信のいずれのタイミングにおいてもバイアス電流I1及びバイアス電流I2を供給する場合と比較して、高効率に出力トランジスタ102を加熱できる。
電力増幅回路10Gでは、温度センサから環境温度に応じた温度信号が供給されるA/D変換回路17011、を備え、電圧生成部17014は、温度信号に基づいて、制御電圧を生成する。これにより、デジタル信号に基づいて、出力トランジスタ102のアイドル電流を制御できるので、より精度よく加熱を行うことができる。
電力増幅回路10Gでは、無線周波数信号は、時分割複信方式の送信タイムスロットにおける送信信号であり、制御信号は、タイミングが前記送信タイムスロットにあるか前記時分割複信方式の受信タイムスロットにあるかを示す信号であり、制御回路1701は、タイミングが受信タイムスロットにある場合、出力トランジスタ102に、バイアス回路1101からバイアス電流I1を供給し、タイミングが送信タイムスロットにある場合、出力トランジスタ102に、バイアス回路1102からバイアス電流I2を供給する。これにより、高効率に出力トランジスタ102を加熱できる。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I…電力増幅回路、100…増幅回路、111…クランプ回路、112…制御回路、114…加熱部、301,901…チップ、1101,1102…バイアス回路、1400…バイアス選択回路
Claims (15)
- 無線周波数信号を増幅する増幅部と、
前記増幅部に隣接して設けられ、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する少なくとも一つの加熱素子を有する加熱部と、
前記加熱素子に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、前記通過電流を増加させる制御回路と、を備える電力増幅回路。 - 請求項1に記載の電力増幅回路であって、
前記制御回路は、前記環境温度の低下に伴い増加する制御電圧を生成する制御電圧生成部、を備え、
前記少なくとも一つの加熱素子では、前記制御電圧の増加に伴い前記通過電流が増加する電力増幅回路。 - 請求項2に記載の電力増幅回路であって、
前記制御電圧生成部は、
基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
ベースに前記基準電圧が供給され、前記環境温度及び前記基準電圧に基づいて、前記環境温度の低下に伴い増加する制御電圧を出力する制御トランジスタを含む制御トランジスタ部と、を備える電力増幅回路。 - 請求項2に記載の電力増幅回路であって、
前記制御電圧生成部は、
温度センサから前記環境温度に応じた温度信号が供給される温度取得部、を備え、
前記制御電圧生成部は、前記温度信号に基づいて、前記制御電圧を生成する電力増幅回路。 - 請求項3又は4のいずれか一項に記載の電力増幅回路であって、
前記加熱素子は、前記制御電圧に基づいて前記通過電流を出力する単位トランジスタである電力増幅回路。 - 請求項3又は4のいずれか一項に記載の電力増幅回路であって、
前記加熱素子は、前記制御電圧に基づく前記通過電流が通過する抵抗素子である電力増幅回路。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の電力増幅回路であって、
互いに交差する第1方向及び第2方向により規定される平面に平行な主面を有するチップ、をさらに備え、
前記増幅部は、
前記無線周波数信号が増幅された出力信号を出力する増幅回路と、
前記増幅回路の出力と接地との間に設けられ、前記増幅回路側にアノードが接続され、前記接地側にカソードが接続され、相互に直列に接続されて前記チップに設けられる少なくとも一つのダイオードを有するクランプ回路と、を備え、
前記加熱素子は、前記ダイオードに隣接して前記チップに設けられる電力増幅回路。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の電力増幅回路であって、
互いに交差する第1方向及び第2方向により規定される平面に平行な主面を有するチップ、をさらに備え、
前記増幅部は、前記チップに設けられる少なくとも一つの出力トランジスタを有し、
前記少なくとも一つの加熱素子は、前記少なくとも一つの出力トランジスタに隣接して前記チップに設けられる電力増幅回路。 - 無線周波数信号を増幅して出力し、通過電流の増加に伴い発熱量が増加する出力トランジスタと、
前記出力トランジスタにバイアス電流又は電圧を供給するバイアス回路部と、
前記バイアス回路部に接続され、環境温度が所定の閾値以下の場合に、前記バイアス電流又は電圧を増加させる制御回路と、を備える電力増幅回路。 - 請求項9に記載の電力増幅回路であって、
前記制御回路は、前記環境温度の低下に伴い増加する制御電圧を生成する制御電圧生成部、を備え、
前記出力トランジスタは、前記制御電圧の増加に伴い前記通過電流が増加する電力増幅回路。 - 請求項10に記載の電力増幅回路であって、
前記制御電圧生成部は、
基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、
ベースに前記基準電圧が供給され、前記環境温度及び前記基準電圧に基づいて、前記環境温度の低下に伴い増加する制御電圧を出力する制御トランジスタを含む制御トランジスタ部と、を備える、電力増幅回路。 - 請求項11に記載の電力増幅回路であって、
前記バイアス回路部は、第1バイアス回路と第2バイアス回路とを有し、
前記第1バイアス回路又は前記第2バイアス回路が、前記出力トランジスタに前記バイアス電流又は電圧を供給するように、制御信号に基づいて供給状態を切り替えるバイアス選択回路、をさらに備える、電力増幅回路。 - 請求項12に記載の電力増幅回路であって、
前記無線周波数信号は、時分割複信方式の送信タイムスロットにおける送信信号であり、
前記制御信号は、タイミングが前記送信タイムスロットにあるか前記時分割複信方式の受信タイムスロットにあるかを示す信号であり、
前記バイアス選択回路は、
前記タイミングが前記受信タイムスロットにある場合、前記出力トランジスタに、前記第1バイアス回路から前記バイアス電流又は電圧を供給し、
前記タイミングが前記送信タイムスロットにある場合、前記出力トランジスタに、前記第2バイアス回路から前記バイアス電流又は電圧を供給する、電力増幅回路。 - 請求項12に記載の電力増幅回路であって、
前記制御電圧生成部は、
温度センサから前記環境温度に応じた温度信号が供給される温度取得部、を備え、
前記制御電圧生成部は、前記温度信号に基づいて、前記制御電圧を生成する電力増幅回路。 - 請求項14に記載の電力増幅回路であって、
前記無線周波数信号は、時分割複信方式の送信タイムスロットにおける送信信号であり、
前記制御信号は、タイミングが前記送信タイムスロットにあるか前記時分割複信方式の受信タイムスロットにあるかを示す信号であり、
前記制御電圧生成部は、
前記タイミングが前記受信タイムスロットにある場合、前記出力トランジスタに、第1バイアス電流又は電圧を供給し、
前記タイミングが前記送信タイムスロットにある場合、前記出力トランジスタに、前記第1バイアス電流又は電圧より小さい第2バイアス電流又は電圧を供給する、電力増幅回路。
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