JP2022085467A - 管理システム、造形管理システム、管理方法およびプログラム - Google Patents

管理システム、造形管理システム、管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】造形システムを構成する機器に依存せずに、造形プロセスを実行する機器の状態を管理することを目的とする。【解決手段】立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器(例えば、造形システム7を構成する機器)を管理する管理システムであって、管理システムは、機器の動作を制御する制御装置30と、制御装置30と通信ネットワーク5を介して通信可能な管理装置10,10aを備え、機器の動作に関する機器データを取得し、取得された機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、機器の状態を決定する。【選択図】図18

Description

本開示内容は、管理システム、造形管理システム、管理方法およびプログラムに関する。
近年、金型を用いずに立体造形物を生成するシステムとして、立体造形装置等の機器を用いた造形システムが知られている(例えば、特許文献1)。
立体造形物の造形プロセスにおいて、完成品としての立体造形物を得るためには、造形もしくは焼結、または塗装等の後加工等の処理を行うための異なる用途の機器を使用する必要がある。そこで、造形システムの管理者にとって、造形プロセスを円滑に実行させるために、造形プロセスを構成する機器の状態を集中管理するニーズが存在する。
しかしながら、従来の方法では、造形システムを構成する機器によって機器の仕様または機能等が異なるため、造形プロセスを構成する機器に依存せずに、造形プロセスを実行する機器の状態を管理することが困難であるという課題があった。
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器を管理する管理システムであって、前記機器の動作に関する機器データを取得する機器データ取得手段と、取得された前記機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、前記機器の状態を決定する状態決定手段と、を備える管理システムである。
本発明によれば、造形システムを構成する機器に依存せずに、造形プロセスを実行する機器の状態を管理することができるという効果を奏する。
造形管理システムの全体構成の一例を示す図である。 造形システムの構成の一例を示す図である。 造形システムの構成の別の例を示す図である。 管理装置および通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 管理装置の機能構成の一例を示す図である。 システム管理テーブルの一例を示す概略図である。 機器管理テーブルの一例を示す概念図である。 プロセス管理テーブルの一例を示す概略図である。 プロセス状態管理テーブルの一例を示す概念図である。 機器データ管理テーブルの一例を示す概念図である。 造形管理システムの機能構成の一例を示す図である。 条件情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 管理装置における造形プロセスの決定処理の一例を示すシーケンス図である。 造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の一例を示すシーケンス図である。 機器状態の監視処理の一例を示すフローチャートである。 (A)~(E)機器データの一例を説明するための図である。 (A)(B)機器状態の決定処理の一例を概略的に説明するための図である。 造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の一例を示すシーケンス図である。 管理装置の機能構成の変形例を示す図である。 造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の変形例を示すシーケンス図である。 造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の変形例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
●実施形態●
●造形管理システムの概略
まず、図1を用いて、実施形態に係る造形管理システムの構成の概略について説明する。図1は、造形管理システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示されている造形管理システム1は、立体造形物を生成する処理を行う造形システム7の状態を集中管理することができるシステムである。
図1に示されているように、造形管理システム1は、管理装置10並びに複数の拠点(拠点A、拠点B)のそれぞれに位置する造形システム7(7A,7B)、制御装置30(30A,30B)および通信端末90(90A,90B)を含む。造形管理システム1を構成する管理装置10、制御装置30および通信端末90は、通信ネットワーク5を介して通信することができる。通信ネットワーク5は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク5には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)またはLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。
管理装置10は、各拠点に位置する造形システム7の情報を管理するためのサーバコンピュータである。図1に示されているように、管理装置10の管理下には、複数の造形システム7が存在し、管理装置10は、複数の造形システム7のそれぞれの稼働状態等を集中管理する。なお、管理装置10は、一台のサーバコンピュータによって構成されてもよく、複数のサーバコンピュータによって構成されてもよい。
造形システム7は、立体造形物を生成するための複数の機器によって構成されるシステムである。また、造形システム7は、機器ごとにそれぞれ制御装置30が接続されている。制御装置30は、造形システム7を構成する機器を制御するエッジデバイスである。制御装置30は、例えば、接続された機器の動作や機器の変化を読み取る。ここで、機器の動作とは、機器が稼働している状態だけでなく、機器が稼働していない状態も含む。
なお、図1は、二つの拠点(拠点A、拠点B)に位置する造形システム7が管理装置10によって管理されている例を示すが、造形管理システム1は、一拠点または三拠点以上の造形システム7が管理装置10で管理されている構成であってもよい。さらに、造形管理システム1は、一つの拠点に複数の造形システム7が存在する構成であってもよい。ここで、管理装置10と制御装置30は、立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する造形システム7および造形プロセスを構成する機器を管理する管理システムを構成する。
通信端末90は、各拠点において造形処理を行う作業者によって使用されるノートPC等のコンピュータである。通信端末90は、アプリケーションプログラムを用いて、3Dデータを解析し変換することによって、立体対象物を生成するための造形データを生成する。なお、通信端末90は、ノートPCに限られず、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはウェアラブル端末等であってもよい。
ここで、図2および図3を用いて、造形システム7の構成について説明する。図2および図3は、造形システムの構成の一例を示す図である。造形システム7は、用途の異なる複数の機器によって構成され、造形プロセスに含まれる各工程をそれぞれの機器を用いて実行することで、立体造形物を生成する。ここで、立体造形物は、造形システム7における造形プロセスにおける完成品となる造形物である。
図2に示されている造形システム7は、立体造形装置、乾燥装置、粉体除去装置、検査装置、焼結装置、後工程装置、検査装置、搬送装置およびリサイクル装置を含む。造形システム7を構成するこれらの装置は、立体造形物を生成するための機器の一例である。図2は、バインダージェッティング方式(粉体積層造形法)により立体造形物を生成する造形システムの例を示す。
図2の例において、立体造形装置は、例えば、粉体(粉末)造形装置であり、粉体(粉末)を用いた積層体の造形処理を行う。立体造形装置は、造形処理として、粉体供給・平坦化による粉体層を形成する工程および粉体層に造形液を吐出する工程を必要な回数繰り返すことにより、粉体層上に新たな粉体層が積層されて形成された積層体を形成する。この積層体は、立体造形装置によって処理された対象物となる。
また、図2に示されている造形システム7は、立体造形装置によって処理された対象物(積層体)に対する乾燥装置を用いた溶媒乾燥処理を行う。そして、造形システム7は、粉体除去装置により積層体の余剰粉体の除去を行い、再度乾燥装置による溶媒乾燥処理を行う。
次に、造形システム7は、検査装置を用いた品質保証検査を経た後、焼結装置を用いた脱脂・焼結処理を行う。脱脂・焼結処理は、例えば、純アルミニウムまたはアルミ合金材料から成るグリーン体を脱脂・焼結炉にて、樹脂の熱分解温度以上で加熱することで、グリーン体中の樹脂成分を脱脂する。脱脂工程に引き続き、より高温にて、加熱保持する焼結工程を経ることで、グリーン体(グリーン成形体とも称する)が一体化された純アルミニウムまたはアルミ合金材料の成形物(焼結体)を得ることができる。この焼結体は、焼結装置によって処理された対象物となる。なお、脱脂処理と焼結処理は,同一の機器を用いて連続して実行されてもよいし,別々の機器を用いて実行されてもよい。
さらに、造形システム7は、焼結装置を用いて処理された対象物(焼結体)に対して、後加工装置を用いた後加工処理を行う。後加工処理は、例えば、対象物に対する塗装または研磨等の処理である。そして、造形システム7は、後加工された処理に対する検査装置を用いた品質保証検査を行うことで、完成品となる立体造形物を生成することができる。なお、造形システム7を構成する搬送装置は、各機器の間を、処理対象物を各機器の間で搬送させるための機器である。さらに、造形システム7は、造形プロセスにおいて発生した余剰粉等を再利用(リサイクル)するためのリサイクル装置を備える。
また、造形システム7を構成する機器は、複数の処理を一台の機器で実行するような構成も考えられる。図3の例は、図2に示されている造形、溶媒乾燥、余剰粉除去および脱脂・焼結等の処理を実行可能な立体造形装置を用いた例である。図3に示されている造形システムでは、例えば、造形、溶媒乾燥、余剰粉除去および脱脂・焼結等の処理を含めて造形処理として実行される。ここで、造形システム7は、少なくとも所定の造形方式に基づく対象物の造形処理を行う工程と、造形処理によって処理された対象物に対する後加工を行う後加工処理の工程を含む。さらに、造形システム7は、造形方式によって用途の異なる機器によって構成され、造形方式によって実行される造形プロセスも異なる。図2および図3では、バインダージェッティング方式(粉体積層造形法)を用いる例を示したが、造形システム7における造形方式はこれに限られない。
立体造形を行うための造形方式は、例えば、熱溶解積層方式であるFFF(Fused Filament Fabrication、熱溶解フィラメント製造法)、粉末焼結積層造形方式であるSLS(Selective Laser Sintering、レーザ焼結法)もしくはSLM(Selective Laser Melting)、MJ(Material Jetting、マテリアルジェッティング)、EBM(Electron Beam Melting、電子ビーム溶解法)、または光造形方式であるSLA(Stereolithography Apparatus)もしくはDLP(Digital Light Processing)等が挙げられる。
このように、造形システム7は、用途の異なる複数の機器を用いて、対応する造形方式の造形プロセスを実行することで、立体造形物を生成することができる。
ここで、造形システムを構成する機器は、機器ごとに用途、仕様または機能等が異なる。造形システムを構成する機器は、例えば、処理可能なサイズ、DRY/WET等の処理方法、造形精度等の品質または処理速度等の機能が機器ごとに異なる。また、造形システム7を構成する機器は、機器ごとに製造会社が異なることがあるため、管理装置と連携するための必要な情報を取得できないことがある。すなわち、従来の造形システムでは、造形システムを構成する機器によって機器の仕様または機能等が異なるため、市場に存在する様々な専門的な処理を行う機器に依存せずに、機器を集中管理することが困難であるという課題があった。
そこで、造形管理システム1は、造形システム7を構成する機器のそれぞれに対して、管理装置10と通信可能な制御装置30(30a~30i)が接続されている。制御装置30は、管理装置10からの指示による機器の制御もしくは通信、または機器の操作画面もしくは機器の動作を撮影することによる機器の監視を行い、機器の動作に関する機器データを取得する。制御装置30は、取得された機器データを用いて、機器の状態変化を検知し、管理装置10による管理対象の機器のそれぞれに対して統一した判断基準を用いて、機器の状態を決定する。そして、造形管理システム1は、制御装置30から管理装置10に対して、決定した機器の状態を送信することで、管理装置10でそれぞれの機器の状態を管理する。
これにより、造形管理システム1は、制御装置30を用いて機器を監視することで、造形システム7を構成する機器が備える機能に依存せずに、造形システム7を構成する各機器の状態を管理することができる。例えば、造形管理システム1は、機器が外部との通信手段を有していない場合であっても、制御装置30を用いて管理装置10と各種データの通信を行うことで、機器と管理装置10をリアルタイムに連携させることができる。
●ハードウエア構成
続いて、図4および図5を用いて、実施形態に係る造形管理システムを構成する装置または端末のハードウエア構成を説明する。なお、図4および図5に示されているハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
○管理装置のハードウエア構成○
まず、図4を用いて、管理装置10のハードウエア構成を説明する。図4は、管理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。管理装置10の各ハードウエア構成は、100番台の符号で示されている。管理装置10は、コンピュータによって構築されており、図4に示されているように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HD(Hard Disk)104、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ105、ディスプレイ106、外部機器接続I/F(Interface)108、ネットワークI/F109、バスライン110、キーボード111、ポインティングデバイス112、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ114、およびメディアI/F116を備えている。
CPU101は、管理装置10全体の動作を制御する。CPU101は、ROM102またはHD104等に格納された、プログラムもしくはデータをRAM103上に読み出し、処理を実行することで、管理装置10の各機能を実現する演算装置である。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する不揮発性のメモリである。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される揮発性のメモリである。HD104は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ105は、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ106は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する。なお、ディスプレイ106は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F108は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリまたはプリンタ等である。ネットワークI/F109は、通信ネットワーク5を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン110は、図4に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、またはカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード111およびポインティングデバイス112のみならず、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。なお、着脱可能な記録媒体は、DVD-RWに限らず、DVD-RまたはBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等の記録メディア115に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
○通信端末のハードウエア構成○
図4は、通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。通信端末90の各ハードウエア構成は、括弧内の900番台の符号で示されている。通信端末90は、コンピュータによって構築されており、図4に示されているように、管理装置10と同様の構成を備えているため、各ハードウエア構成の説明を省略する。
○制御装置のハードウエア構成○
図5は、制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。制御装置30は、制御装置30の処理または動作を制御するコンピュータ300を備える。
コンピュータ300は、CPU301、ROM302、RAM303、HD304、HDDコントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F307、ネットワークI/F308、バスライン310、キーボード311、ポインティングデバイス312、およびメディアI/F314を備えている。
CPU301は、制御装置30全体の動作を制御する。CPU301は、ROM302またはHD304等に格納された、プログラムもしくはデータをRAM303上に読み出し、処理を実行することで、制御装置30の各機能を実現する演算装置である。ROM302は、IPL等のCPU301の駆動に用いられるプログラムまたはデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性のメモリである。HD304は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ305は、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ306は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する。なお、ディスプレイ106は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F307は、造形システム7を構成する各種機器を接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F308は、通信ネットワーク5を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン310は、図5に示されているCPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
また、キーボード311は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス312は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、またはカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード311およびポインティングデバイス312のみならず、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。メディアI/F314は、フラッシュメモリ等の記録メディア313に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
さらに、制御装置30は、カメラユニット320、センサユニット330、アクチュエータ340、および可動アーム350が備えている。カメラユニット320は、所定のカメラを備えた撮影手段である。センサユニット330は、機器の動作を検知するための各種センサ装置を備える。アクチュエータ340は、CPU301からの命令に基づき、可動アーム350を変形させる。可動アーム350は、制御装置30に接続されている機器に対する付加的動作を可能とする動作手段を有している。可動アーム350は、例えば、先端に部品等の物体を掴むためのハンドが動作手段として備えられている。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内または国外へ提供されることができる。例えば、管理システムは、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る管理方法を実現する。
●機能構成
続いて、図6乃至図13を用いて、実施形態に係る造形管理システムの機能構成について説明する。図6は、管理装置の機能構成の一例を示す図である。図12は、造形管理システムの機能構成の一例を示す図である。なお、図6および図12は、図1に示されている装置または端末のうち、後述の処理または動作に関連しているものを示す。
○管理装置の機能構成○
まず、図6を用いて、管理装置10の機能構成について説明する。管理装置10は、送受信部11、判断部12、システム管理部13、機器管理部14、プロセス情報生成部15、機器特定部16、機器データ管理部17、状態管理部18、プロセス状態決定部21および記憶・読出部19を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開された管理装置用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能または手段である。また、管理装置10は、図4に示されているROM102、RAM103およびHD104によって構築される記憶部1000を有している。
送受信部11は、主に、ネットワークI/F109に対するCPU101の処理によって実現され、通信ネットワーク5を介して、他の装置または端末との間で各種データまたは情報の送受信を行う。
判断部12は、CPU101の処理によって実現され、各種判断を行う。システム管理部13は、主に、CPU101の処理によって実現され、各拠点に位置する造形システム7を管理する。
機器管理部14は、主に、CPU101の処理によって実現され、造形システム7を構成する機器を管理する。
プロセス情報生成部15は、主に、CPU101の処理によって実現され、造形システム7によって実行される造形プロセスを示すプロセス情報を生成する。
機器特定部16は、CPU101の処理によって実現され、プロセス情報生成部15によって生成されたプロセス情報に示されている造形プロセスを実行する機器を特定する。
機器データ管理部17は、主に、CPU101の処理によって実現され、造形システム7を構成する機器の動作に関する機器データを管理する。機器データは、例えば、機器または機器によって処理された対象物が撮影された画像データである。機器が撮影された画像データには、例えば、機器の操作パネル等の操作画面、または機器の操作ボタン等の操作手段等が示されている。
状態管理部18は、主に、CPU101の処理によって実現され、造形システム7を構成する機器の状態を造形プロセスごとに管理する。
プロセス状態決定部21は、主に、CPU101の処理によって実現され、造形プロセスの少なくとも一工程を実行する機器の状態に応じて、造形プロセスの状態を示すプロセス状態を決定する。
記憶・読出部19は、主に、CPU101の処理によって実現され、記憶部1000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部1000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
○システム管理テーブル
図7は、システム管理テーブルの一例を示す概念図である。システム管理テーブルは、造形システム7に関する情報を示すシステム情報を管理する。記憶部1000には、図7に示されているシステム管理テーブルによって構成されているシステム管理DB1001が構築されている。このシステム管理テーブルは、造形システム7を識別するシステムIDおよびシステム名、造形システム7の造形方式を示す方式情報、造形システム7の設置位置を示す位置情報並びに造形システム7が利用可能か否かを示す利用情報が関連づけられたシステム情報を管理している。
このうち、方式情報は、造形システム7を構成する機器の用途に応じた造形方式を示す。また、位置情報は、造形システム7が設置された拠点を識別する情報を示す。なお、位置情報は、造形システム7の位置を示す緯度および経度の情報であってもよい。さらに、利用情報は、利用可能な造形システム7には「有効」のフラグが関連づけられており、利用できない造形システム7には「無効」のフラグが関連づけれている。造形システム7が利用できない場合は、例えば、造形システム7が使用中もしくはメンテナンス中、または造形システム7を構成する機器のいずれかが異常発生中である場合等である。
管理装置10は、用途または設置位置等で機器を造形システム7としてグループ分けした場合であっても、図7に示されているようなシステム管理テーブルを用いて、造形システム単位で複数の造形システム7を管理することができる。そのため、管理装置10は、例えば、保守担当者の担当エリアまたはメンテナンス対応等に応じたグループ管理を柔軟に行うことができる。また、管理装置10は、造形システム7ごとに利用可否をそれぞれ管理することで、例えば、保守担当者の担当エリア、メンテナンス向けのグループ管理、部品交換等の対応時に、造形システム7の利用可否をリアルタイムで反映することができる。
○機器管理テーブル
図8は、機器管理テーブルの一例を示す概念図である。機器管理テーブルは、造形システム7を構成する機器に関する情報を示す機器情報を管理する。記憶部1000には、図8に示されている機器管理テーブルによって構成されている機器管理DB1002が構築されている。この機器管理テーブルは、造形システム7を識別するシステムIDごとに、造形システム7を構成する機器を識別する機器IDおよび機器名、機器の用途を示す用途情報、機器の稼働状態を示す稼働状態情報並びに機器に接続された制御装置30を識別する制御装置IDが関連づけられた機器情報を管理している。
このうち、用途情報は、造形プロセスのうち、機器が実行する処理の用途を示す。処理の用途は、例えば、図2に示されているような造形、溶媒乾燥(乾燥)、余剰粉除去(粉体除去)、品質保証、脱脂、焼結または後加工等である。また、機器ID「D004」に関連づけられた用途情報にように、複数の用途の処理を実行可能な機器には、複数の用途が関連づけられる。また、稼働状態情報は、処理中、待機中、メンテナンス中、または故障もしくは停止等の異常検知等の機器の稼働状態を示す。
○プロセス管理テーブル
図9は、プロセス管理テーブルの一例を示す概念図である。プロセス管理テーブルは、立体造形物を生成するための造形プロセスを示すプロセス情報を管理する。記憶部1000には、図9に示されているプロセス管理テーブルによって構成されているプロセス管理DB1003が構築されている。このプロセス管理テーブルは、造形プロセスを識別するプロセスIDごとに、造形プロセスを実行する処理の順序(No.)、処理の用途を示す処理用途情報、処理を実行する機器を識別する機器ID、機器の状態を示す機器状態情報、機器によって処理の進捗状況を示す進捗情報が関連づけられたプロセス情報を管理している。
このうち、機器状態情報は、制御装置30によって決定されたそれぞれの機器の状態を示す。また、進捗情報は、処理が完了した機器には「完了」のフラグが関連づけられており、処理を実行中の機器には「処理中」のフラグが関連づけれている。図9に示されているプロセス情報は、プロセスID「P001」の造形プロセスにおいて、処理順序がNo..1とNo.2の処理を実行する機器が特定されており、No.2の機器(機器ID「D011」)による処理が実行中である状態を示す。
○プロセス状態管理テーブル
図10は、プロセス状態管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部1000には、図10に示されているプロセス状態管理テーブルによって構成されているプロセス状態管理DB1004が構築されている。このプロセス状態管理テーブルは、造形プロセスを識別するプロセスID、造形プロセスを実行する造形システム7を識別するシステムIDおよび造形プロセスの状態を示すプロセス状態情報を関連づけて管理している。このうち、プロセス状態情報は、実行中の造形プロセスには「造形中」のフラグが関連づけられており、完了した造形プロセスには「完了」のフラグが関連づけれている。
○機器データ管理テーブル
図11は、機器データ管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部1000には、図11に示されている機器データ管理テーブルによって構成されている機器データ管理DB1005が構築されている。この機器データ管理テーブルは、造形プロセスを識別するプロセスIDごとに、造形プロセスを実行する処理の順序(No.)、処理の用途を示す処理用途情報、処理を実行する機器に接続された制御装置30を識別する制御装置ID、および制御装置30に接続された機器の動作に関する機器データを関連づけて管理している。
○制御装置の機能構成○
次に、図12を用いて、制御装置30の機能構成について説明する。制御装置30は、送受信部31、受付部32、表示制御部33、判断部34、監視制御部35、機器データ取得部36、状態変化検知部37、状態決定部38、通信部41および記憶・読出部39を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303上に展開された制御装置用プログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能または手段である。また、制御装置30は、図5に示されているROM302、RAM303およびHD304によって構築される記憶部3000を有している。
送受信部31は、主に、ネットワークI/F308に対するCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク5を介して、他の装置または端末との間で各種データまたは情報の送受信を行う。
受付部32は、主に、キーボード311またはポインティングデバイス312に対するCPU301の処理によって実現され、利用者から各種の選択または入力を受け付ける。表示制御部33は、主に、CPU301の処理によって実現され、ディスプレイ306等の表示部に各種画面を表示させる。判断部34は、CPU301の処理によって実現され、各種判断を行う。
監視制御部35は、主に、CPU301の処理によって実現され、造形システム7を構成する機器に対する監視制御を行う。監視制御部35は、例えば、カメラユニット320を用いて、機器または機器によって生成される対象物の撮影処理を行う。また、監視制御部35は、例えば、センサユニット330を構成する所定のセンサ装置による検知結果であるセンシングデータを取得する。さらに、監視制御部35は、アクチュエータ340を介して可動アーム350を変形させたり可動アーム350の向きを変更させたりすることで、可動アーム350の操作による機器の制御を行う。
機器データ取得部36は、主に、CPU301の処理によって実現され、機器の動作に関する機器データを取得する。機器データ取得部36は、例えば、カメラユニット320によって機器が撮影された画像データを、機器データとして取得する。また、機器データ取得部36は、例えば、機器から送信された各種データを、通信部41で受信することで、機器データを受信する。
状態変化検知部37は、主に、CPU301の処理によって実現され、機器データ取得部36によって取得された機器データに応じて、機器の状態変化を検知する。
状態決定部38は、主に、CPU301の処理によって実現され、機器データ取得部36によって取得された機器データおよび管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、制御装置30に接続された機器の状態を決定する。基準状態は、管理装置10における管理対象の機器の状態として割り当てられる状態情報である。また、基準データは、機器が基準状態のいずれの状態かと判断するための判断基準となるデータである。状態決定部38は、管理装置10における管理対象の機器に対して、統一した基準である基準状態に基づく状態決定を行う。
通信部41は、外部機器接続I/F307に対するCPU301の処理によって実現され、制御装置30に接続されている機器から各種データまたは情報の入力を受け付ける。
記憶・読出部39は、主に、CPU301の処理によって実現され、記憶部3000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
○条件情報管理テーブル
図13は、条件情報管理テーブルの一例を示す概念図である。条件情報管理テーブルは、機器の状態を決定するための条件を示す条件情報を管理する。記憶部3000には、図13に示されている条件情報管理テーブルによって構成されている条件情報管理DB3001が構築されている。この条件情報管理テーブルは、管理対象の機器の基準状態を示す基準状態情報および基準状態に対応する教師データを示す基準データが関連づけられた条件情報を管理している。
このうち、基準状態情報は、管理装置10において統一して管理される機器の基準状態を示す。基準状態は、例えば、待機、造形中、削除、搬入、搬出および余熱である。また、基準データは、それぞれの基準状態の判断基準となる画像データまたはバイナリデータ(文字列)である。状態決定部38は、条件情報管理DB3001に示されている基準状態のうちの少なくとも一つの状態を、機器の状態として決定する。なお、基準データは、条件情報管理DB3001に予め設定されているデータであってもよいし、管理装置10による機器管理を継続しながら学習して更新されてもよい。また、基準データは、制御装置30が取得した機器データに基づく学習によって更新されてもよい。
ここで、「待機」とは、機器の処理が実行されていない状態である。また、「造形中」とは、機器による立体造形物を生成するための処理が行われている状態である。さらに、「削除」とは、機器の一例である粉末除去装置等の余剰粉除去処理において、生成する立体造形物における不要な材料である余剰粉等を除去(削除)している状態である。なお、「削除」には、造形方式によっては、立体造形物における不要な箇所(材料)の切削等をしている状態も含まれる。また、「搬入」は、機器による処理対象となる処理対象物の搬入が行われている状態である。この処理対象物は、立体造形物を生成するための原料、または前工程によって処理された対象物である。さらに、「搬出」は、機器によって処理された対象物の搬入が行われている状態である。また、「余熱」とは、機器の一例である焼結装置等の脱脂・焼結処理において、所定の温度までの加熱が行われている状態である。なお、基準状態は、これらに限られず、管理装置10における管理対象の造形システム7の種類等に応じて適宜修正・変更されてもよい。
○通信端末の機能構成○
次に、図12を用いて、通信端末90の機能構成について説明する。通信端末90は、送受信部91、受付部92および表示制御部93を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD904からRAM903上に展開された通信端末用プログラムに従ったCPU901からの命令によって動作することで実現される機能または手段である。
送受信部91は、主に、ネットワークI/F909に対するCPU901の処理によって実現され、通信ネットワーク5を介して、他の装置または端末との間で各種データまたは情報の送受信を行う。
受付部92は、主に、キーボード911またはポインティングデバイス912に対するCPU901の処理によって実現され、利用者から各種の選択または入力を受け付ける。
表示制御部93は、主に、CPU901の処理によって実現され、ディスプレイ906に、各種画像または文字等を表示させる。表示制御部93は、例えば、Webブラウザまたは専用のアプリケーションを用いて、各種表示画面をディスプレイ306に表示させる。
●実施形態の処理または動作
○造形プロセスの決定○
続いて、図14乃至図19を用いて、実施形態に係る造形管理システムの処理または動作について説明する。まず、図14を用いて、管理装置10における造形システム7を用いた造形プロセスの決定処理について説明する。図14は、管理装置における造形プロセスの決定処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、通信端末90の送受信部91は、管理装置10に対して、作業者による所定の入力操作等によって受け付けられた造形情報を送信する(ステップS11)。この造形情報は、生成する立体造形物の形状を示す造形データ、生成する立体造形物の造形方式を示す方式情報および造形プロセスを実行させる造形システム7の設置位置を示す位置情報を含む。このうち、造形データは、例えば、3D-CADまたは3DCG等を用いた立体形状のモデルデータ(例えば、STL(Stereolithography)データ)である。なお、造形情報は、造形プロセスにおける造形条件を含んでもよい。造形条件は、例えば、ノズル温度、下面温度(ビルドプレート)、環境温度(空気、チャンバー内)、ノズル移動速度、材料吐出速度、ツールパス(ノズルの軌跡の描き方)、積層厚(1層の高さ)、材料物性値(ヤング率、ポアソン比、剛性(横弾性係数)、線膨張係数、密度、比熱、熱伝導率など)等である。これにより、管理装置10の送受信部11は、通信端末90から送信された造形情報を受信する。
次に、管理装置10のシステム管理部13は、ステップS11で受信された造形情報に基づく立体造形物を生成するための造形プロセスを実行させる造形システム7を特定する(ステップS12)。具体的には、システム管理部13は、受信された方式情報および位置情報を検索キーとしてシステム管理DB1001(図7参照)を検索することで、受信された方式情報および位置情報と同じ方式情報および位置情報の組に関連づけられたシステム情報を読み出し、造形システム7を一意に特定する。
次に、プロセス情報生成部15は、ステップS12によって特定された造形システム7によって実行させる造形プロセスを示すプロセス情報を生成する(ステップS13)。具体的には、プロセス情報生成部15は、プロセス情報として、特定された造形システム7の造形方式に応じた処理を実行させるように、処理(用途)を順番に設定する。なお、ステップS13において、プロセス情報生成部15は、用途(処理)の順番の設定のみを行い、この段階でのプロセス情報には、処理を実行する機器の情報は含まれない。プロセス情報生成部15は、生成したプロセス情報を、記憶・読出部19を介してプロセス管理DB1003(図9参照)に記憶させる。
次に、状態管理部18は、ステップS13で生成されたプロセス情報に対応する造形プロセスの状態を示すプロセス状態を、記憶・読出部19を介してプロセス状態管理DB1004(図10参照)に記憶させる(ステップS14)。具体的には、状態管理部18は、ステップS13で生成されたプロセス情報に対応するプロセスIDおよびシステムIDに関連づけて、「処理中」のプロセス状態を記憶させる。
このように、管理装置10は、通信端末90から送信された造形情報に応じて、対象となる立体造形物を生成するための造形プロセスを決定して管理することができる。
○機器の状態管理○
ここで、図15乃至図19を用いて、造形システム7を構成する機器の状態管理について説明する。図15は、造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、管理装置10の機器特定部16は、ステップS13で生成されたプロセス情報に示されている処理を実行させる機器を特定する(ステップS21)。具体的には、機器特定部16は、プロセス情報に示されている処理のうち、最初の処理(No.1)を実行する機器を特定する。図9の例の場合、機器特定部16は、最初の処理である「造形」用途の機器として、機器ID「D003」の機器を特定する。
次に、機器管理部14は、ステップS21で特定された機器の稼働状態を更新する(ステップS22)。具体的には、機器管理部14は、機器管理DB1002(図8参照)に記憶されている機器情報のうち、機器特定部16で特定された機器に関連づけられた稼働状態情報を、「待機中」から「処理中」に更新する。
次に、送受信部11は、ステップS21で特定された機器に接続された制御装置30に対して、造形プロセスの処理開始要求を送信する(ステップS23)。この処理開始要求は、ステップS11で受信された造形データを含む。また、送信先の制御装置30は、機器管理DB1002に記憶されている機器情報において、ステップS21で特定された機器の機器IDに関連づけられた制御装置IDに対応する制御装置である。これにより、制御装置30の送受信部31は、管理装置10から送信された処理開始要求を受信する。
次に、制御装置30の通信部41は、接続された機器に対して、管理装置10から送信された処理開始要求を送信(転送)する(ステップS24)。なお、機器に対する処理開始要求は、管理装置10から制御装置30を経由して送信される構成に限られず、機器が備える所定の操作手段を介して機器に直接入力される構成であってもよい。
造形システム7を構成する機器は、要求された処理を実行する(ステップS25)。この場合、機器の一例である立体造形装置は、例えば、受信した処理開始要求に含まれる造形データを用いて、立体造形物を生成するための造形プロセスの一工程である対象物の造形処理を実行する。そして、制御装置30は、ステップS25で処理を実行する機器に対する状態監視処理を実行する(ステップS26)。
○機器状態監視
ここで、図16乃至図18を用いて、制御装置30における機器状態の監視処理の一例を詳細に説明する。図16は、機器状態の監視処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置30の受付部32は、作業者によるキーボード311等に対する入力に応じて、所定の制御要求の入力を受け付ける(ステップS41)。この制御要求は、例えば、カメラユニット320に対する撮影指示または可動アーム350に対する動作制御等である。そして、監視制御部35は、ステップS41で受け付けられた制御要求に応じて、所定の制御を実行する(ステップS42)。なお、監視制御部35による制御の実行のトリガーは、ステップS41における入力の受付に限られず、監視制御部35は、予め定められた所定のタイミングで、所定の制御を自動的に実行してもよい。
次に、機器データ取得部36は、監視制御部35による制御結果として、機器の動作に関する機器データを取得する(ステップS43)。そして、状態変化検知部37は、ステップS43で取得された機器データに基づいて、機器の状態変化を検知する(ステップS44)。具体的には、状態変化検知部37は、随時取得された機器データを比較することで、機器の状態変化を検知する。状態変化検知部37は、例えば、機器の操作画面が撮影された画像データを比較することにより、操作画面の変化を状態変化として検知する。また、状態変化検知部37は、例えば、機器の操作ボタン等の操作手段が撮影された画像データを用いて、操作手段の変化を状態変化として検知する。さらに、状態変化検知部37は、例えば、機器から送信されたデータ(例えば、バイナリデータ)を通信部41によって受信し、受信されたデータに基づいて機器の状態変化を検知する。
状態変化検知部37は、機器の状態変化が検知された場合(ステップS44のYES)、処理をステップS45へ移行させる。一方で、状態変化検知部37は、機器の状態変化が検知されない場合(ステップS44のNO)、ステップS42からの処理を繰り返す。
次に、状態決定部38は、ステップS44で機器の状態変化が検知された場合、状態変化が検知された機器の状態を決定する(ステップS45)。具体的には、状態決定部38は、条件情報管理DB3001(図13参照)に記憶された条件情報を参照し、ステップS43で取得された機器データおよび条件情報に含まれる基準データを用いて、機器の状態を決定する。
ここで、図17および図18を用いて、機器状態の決定処理を詳細に説明する。図17は、機器データの一例を説明するための図である。図17は、機器データの一例である、それぞれの各機器に備えられた操作パネル等の操作画面の画像データの例を説明する。制御装置30は、機器の操作画面を、カメラユニット320を用いて撮影することで、操作画面の画像データを機器データとして取得する。
図17(A)は、機器が待機中と判断した場合の表示例であり、図17(B)は、機器が造形中と判断した場合の表示例であり、図17(C)は、機器が削除と判断した場合の表示例である。また、図17(D)は、機器が待機中と判断した場合の表示例であり、図17(E)は、機器が補充中と判断した場合の表示例である。
図17(A)~(C)に示されている機器データは、例えば、条件情報管理DB3001に記憶された基準状態と同様の判断基準で、機器側で状態判断された場合のデータである。この場合、状態決定部38は、取得された画像データに示されている操作画面が示す状態を、機器の状態として決定する。具体的には、制御装置30は、図17(A)~(C)に示す画像データと同様の画像データを基準データとして記憶しており、状態決定部38は、取得された画像データと同様の画像データ(基準データ)に関連づけられた基準状態を、機器の状態として決定する。
一方で、図17(D)、(E)に示されている機器データは、例えば、条件情報管理DB3001に記憶された基準状態と同様の判断基準で、機器側で状態判断された場合のデータである。造形システム7を構成する機器は、それぞれ状態の判断基準または操作画面の表示形態等が異なる。例えば、図17(D)に示されている操作画面では、基準状態と比較して表示されている状態の項目が少なくなっており、図17(E)に示されている操作画面では、基準状態には存在しない補充中の項目が含まれている。この場合、状態決定部38は、ステップS43で取得された画像データに示されている機器側で判断された状態とは異なる状態を、機器の状態を決定する。
図18は、機器状態の決定処理の一例を概略的に説明するための図である。図18(A)は、図17(D)に示されている操作画面を表示している機器の動作状態を示す。図18(A)に示されている機器は、例えば、機器が待機状態となり、処理された対象物の搬出が行われている状態である。この場合、状態決定部38は、操作画面が撮影された画像データ、並びに処理された対象物を含む機器全体の周囲が撮影された画像データを用いて、機器の状態を決定する。この例では、状態決定部38は、「搬出」を機器の状態として決定する。
このように、制御装置30は、機器データ取得部36によって取得された複数の機器データを用いて、機器の状態を決定する。制御装置30は、図18(A)に示されている処理を行う場合、機器状態の決定の判断基準として用いる複数の画像データの組を、基準データとして条件情報管理DB3001に記憶している。
また、図18(B)は、図17(D)に示されている操作画面を表示している機器の動作状態を示す。図18(B)に示されている機器は、例えば、機器が造形中に、立体造形物を生成するための原料等の補充が行われている状態である。この場合、状態決定部38は、操作画面が撮影された画像データおよび画像データに示されている状態に対する基準状態への変換条件を用いて、機器の状態を決定する。この例では、状態決定部38は、「造形中」を機器の状態として決定する。
このように、制御装置30は、機器データ取得部36によって取得された機器データと基準状態への変換条件を用いて、機器の状態を決定する。制御装置30は、図18(B)に示されている処理を行う場合、機器状態の決定の判断基準として用いる画像データと変換条件の組を、基準データとして条件情報管理DB3001に記憶している。
なお、状態決定部38による機器状態の決定方法は、図17および図18に示されている例に限られず、例えば、機器の操作ボタン等の操作手段が撮影された画像データ、または機器から送信されたバイナリデータ等を用いて、機器の状態を決定する構成であってもよい。制御装置30は、このような画像データ、バイナリデータまたは変換条件を基準データとして基準状態に関連づけて条件情報管理DB3001に記憶しておくことで、機器の動作に関する各種の機器データを用いて機器の状態を決定することができる。なお、基準データとして情報量が多いという観点で画像データを用いることがより好ましい。バイナリデータは、予め決まった内容のデータしかやりとりすることができず、データ量にも制限があるため、常に画像データと同じ情報量での判断を行うことが困難である。一方で、画像データは、情報量の制約がなく、撮影された被写体の情報を画像データとして取り扱うことができ、機器の状態を決定するための工程の簡素化、および精度を向上させることができる。
そして、送受信部31は、管理装置10に対して、決定された機器の状態を示す機器状態通知を送信する(ステップS46)。そして、制御装置30は、機器が実行する処理が完了した場合(ステップS47のYES)、処理を終了する。一方で、制御装置30は、機器の処理が完了していない場合(ステップS47のNO)、ステップS42からの処理を繰り返す。
このように、制御装置30は、機器から取得された機器データと記憶された基準データを用いて、接続される機器ごとの差異を解消した機器状態の決定を行うことができる。
図15に戻り、制御装置30の送受信部31は、管理装置10に対して、機器の状態を示す機器状態通知を送信する(ステップS27)。この機器状態通知は、ステップS43で取得された機器データおよび機器の状態を示す機器状態情報を含む。これにより、管理装置10の送受信部11は、制御装置30から送信された機器状態通知を受信する。なお、機器状態通知に含まれる機器データには、機器データ取得部36によって機器データが取得された時刻または状態決定部38により機器データを用いて状態決定処理が行われた時刻を示す時間情報が付与されている。
次に、管理装置10の状態管理部18は、ステップS27で受信された機器状態情報に基づいて、プロセス管理DB1003(図9参照)に記憶された機器状態を更新する(ステップS28)。具体的には、状態管理部18は、プロセス管理DB1003に記憶されているプロセス情報のうち、受信された機器状態情報に対応する機器の機器IDが関連づけられたプロセス情報が示す機器状態を更新する。この場合、状態管理部18は、機器ID「D003」に関連づけられた機器状態を「処理中」から「完了」に更新する。
また、機器データ管理部17は、ステップS27で受信された機器データを、機器データを送信した制御装置30の制御装置IDに関連づけて機器データ管理DB1005(図11参照)に記憶させる(ステップS29)。機器データ管理部17は、制御装置30から送信された機器データを、機器データに付与された時間情報に基づいて時系列に記憶して管理する。
次に、判断部12は、ステップS23で送信した処理開始要求に係る処理の完了可否を判断する(ステップS30)。機器管理部14は、ステップS30で処理が完了したと判断された場合、機器管理DB1002に記憶された機器の稼働状態を更新する(ステップS31)。具体的には、機器管理部14は、機器管理DB1002に記憶されている機器情報のうち、処理開始要求の送信先の機器に関連づけられた稼働状態情報を、「処理中」から「待機中」に更新する。
管理装置10は、ステップS30で実行中の処理(処理順序「No.1」の機器(例えば、第1の機器))が完了したと判断した場合、プロセス情報に示されている次の処理(処理順序「No..2」の機器(例えば、第2の機器))を実行するため、ステップS21からの処理を繰り返す。このように、管理装置10は、機器(例えば、第1の機器)による処理が完了したタイミングで、次の処理を要求する機器(例えば、第2の機器)を特定することで、リアルタイムの稼働状態に応じた機器の有効利用を行うことができる。
そして、管理装置10は、ステップS13で生成されたプロセス情報に示されている全ての処理が完了した場合、プロセス状態管理DB1004に記憶されている造形プロセスの状態を更新する(ステップS32)。具体的には、プロセス状態決定部21は、ステップS27で受信された機器状態情報に応じて、造形プロセスの状態を決定する。この場合、プロセス状態決定部21は、例えば、プロセス管理DB1003に記憶されているプロセス情報のうち、全ての進捗状況が「完了」になった場合、造形プロセスの状態を「完了」として決定する。そして、状態管理部18は、プロセス状態管理DB1004(図10参照)に記憶されている処理が完了した造形プロセスのプロセスIDに関連づけられたプロセス状態を、「造形中」から「完了」に更新する。
このように、管理装置10は、基準状態に基づいて制御装置30によって決定された機器の状態を制御装置30から取得することで、造形プロセスを実行する機器の状態および造形システム7の状態を適切に管理することができる。また、管理装置10は、機器の状態が適切に管理することによって、造形プロセスを実行させる機器を特定する場合に、それぞれの機器の空き時間を効率良く活用することができる。
さらに、造形管理システム1は、所定の処理を実行している機器の故障または停止等による異常発生の管理も行うことできる。図19は、造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の一例を示すシーケンス図である。図19に示されている処理は、図16のステップS42において、状態変化検知部37が状態変化として機器の異常発生を検知した場合の処理の一例である。
制御装置30の状態変化検知部37は、機器データ取得部36によって取得された操作画面もしくは操作手段が撮影された画像データ、または機器から送信されたバイナリデータ等を用いて、機器の異常発生を検知する(ステップS51)。この場合、制御装置30は、機器に対して、処理を停止される制御をおこなってもよい。そして、制御装置30の送受信部31は、管理装置10に対して、機器の異常状態を示す稼働状態情報を送信する(ステップS52)。これにより、管理装置10の送受信部11は、制御装置30から送信された稼働状態情報を受信する。
そして、管理装置10の機器管理部14は、ステップS52で受信された稼働状態情報に基づいて、機器管理DB1002(図8参照)に記憶された機器の稼働状態を更新する(ステップS53)。具体的には、機器管理部14は、機器管理DB1002に記憶されている機器情報のうち、処理開始要求の送信先の機器に関連づけられた稼働状態情報を、「処理中」から「異常検知」に更新する。
このように、造形管理システム1は、造形プロセスの実行中の機器に異常が発生した場合であっても、制御装置30から管理装置10への通知を行うことで、機器の異常発生を管理装置10で把握することができる。
●造形管理システムの変形例
続いて、図20乃至図22を用いて、造形管理システム1の変形例について説明する。なお、上記の実施形態と同一の構成および同一の機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。変形例に係る造形管理システムは、上述の機器状態の監視処理の一部の処理を、管理装置10aで実行する。管理装置10aは、制御装置30から送信されて機器データ管理DB1005(図11参照)に管理された機器データを用いて、造形プロセスを実行する機器の状態を決定する。
図20は、管理装置の機能構成の変形例を示す図である。図20に示されている管理装置10aは、図6に示されている管理装置10の構成に加えて、状態変化検知部22および状態決定部23を含む。状態変化検知部22および状態決定部23は、状態変化検知部37および状態決定部38と同様の構成を有する。また、送受信部11は、制御装置30から送信された機器データを取得する機器データ取得部としての機能を担う。
さらに、管理装置10aは、記憶部1000に構築されている条件情報管理DB1006を備える。条件情報管理DBは、図13に示されている条件情報管理テーブルによって構成されている。
次に、図21および図22を用いて、造形管理システム1における機器状態の管理処理の変形例について説明する。図21および図22は、造形管理システムにおける機器の状態の管理処理の変形例を示すシーケンス図である。なお、ステップS101~ステップS105の処理は、図15のステップS21~ステップS25の処理と同様であるため説明を省略する。また、ステップS106~S108の処理は、図16のステップS41~ステップS43の処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS109において、制御装置30の送受信部31は、管理装置10aに対して、ステップS108で取得された機器データを送信する(ステップS109)。これにより、管理装置10aの送受信部11は、制御装置30から送信された機器データを受信することで、機器データを取得する。
次に、管理装置10aの機器データ管理部17は、ステップS109で受信された機器データを、器データを送信した制御装置30の制御装置IDに関連づけて機器データ管理DB1005(図11参照)に記憶させる(ステップS110。この場合、機器データ管理部17は、ステップS29と同様に、制御装置30から送信された機器データを、機器データに付与された時間情報に基づいて時系列に記憶して管理する。
次に、状態変化検知部22は、ステップS109で取得された機器データに基づいて、機器の状態変化を検知する(ステップS111)。具体的には、状態変化検知部22は、制御装置30から随時送信された機器データを比較することで、機器の状態変化を検知する。状態変化検知部22による状態変化の検知方法は、ステップS44の処理と同様である。状態決定部38は、ステップS111で機器の状態変化が検知された場合、状態変化が検知された機器の状態を決定する(ステップS112)。状態決定部38による機器状態の決定方法は、ステップS45の処理と同様である。
次に、状態管理部18は、ステップS112で決定された機器状態に基づいて、プロセス管理DB1003(図9参照)に記憶された機器状態を更新する(ステップS113)。具体的には、状態管理部18は、プロセス管理DB1003に記憶されているプロセス情報のうち、決定された機器状態に対応する機器の機器IDが関連づけられたプロセス情報が示す機器状態を更新する。この場合、状態管理部18は、例えば、機器ID「D003」に関連づけられた機器状態を「処理中」から「完了」に更新する。
次に、判断部12は、ステップS103で送信した処理開始要求に係る処理の完了可否を判断する(ステップS114)。機器管理部14は、ステップS114で処理が完了したと判断された場合、機器管理DB1002(図8参照)に記憶された機器の稼働状態を更新する(ステップS115)。具体的には、機器管理部14は、機器管理DB1002に記憶されている機器情報のうち、処理開始要求の送信先の機器に関連づけられた稼働状態情報を、「処理中」から「待機中」に更新する。
管理装置10aは、ステップS114で実行中の処理(処理順序「No.1」の処理)が完了したと判断した場合、プロセス情報に示されている次の処理(処理順序「No..2」の処理)を実行するため、ステップS101からの処理を繰り返す。
そして、管理装置10aは、ステップS13で生成されたプロセス情報に示されている全ての処理が完了した場合、プロセス状態管理DB1004(図10参照)に記憶されている造形プロセスの状態を更新する(ステップS116)。具体的には、プロセス状態決定部21は、ステップS112で決定された機器状態に応じて、造形プロセスの状態を決定する。この場合、プロセス状態決定部21は、例えば、プロセス管理DB1003に記憶されているプロセス情報のうち、全ての進捗状況が「完了」になった場合、造形プロセスの状態を「完了」として決定する。そして、状態管理部18は、プロセス状態管理DB1004に記憶されている処理が完了した造形プロセスのプロセスIDに関連づけられたプロセス状態を、「造形中」から「完了」に更新する。
このように、変形例に係る造形管理システムは、管理装置10aにより、制御装置30から取得された機器データと基準データを用いてそれぞれの機器の状態を決定することで、上述の実施形態と同様に、造形プロセスを実行する機器の状態を適切に管理することができる。
●実施形態の効果
以上説明したように、造形管理システム1は、機器の動作に関する機器データと管理対象の機器で統一した判断基準となる基準データとを用いて機器の状態を決定し、決定した機器の状態を管理装置10で管理することで、機器に依存せずに機器の状態管理を行うことができる。
また、造形管理システム1は、機器に接続された制御装置30を介して、機器データを管理装置10へ送信することで、機器が外部との通信手段を有していない場合であっても、機器と管理装置10をリアルタイムに連携させることができる。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る管理システムは、立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器(例えば、造形システム7を構成する機器)を管理する管理システムであって、機器の動作に関する機器データを取得し、取得された機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、機器の状態を決定する。これにより、管理システムは、造形システム7を構成する機器に依存せずに、造形プロセスを実行する機器の状態を管理することができる。
また、本発明の一実施形態に係る管理システムは、機器の動作を制御する制御装置30と、制御装置30と通信ネットワーク5を介して通信可能な管理装置10と、を備える。制御装置30は、機器の動作に関する機器データを取得する機器データ取得部36(機器データ取得手段の一例)と、取得された機器データおよび管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、機器の状態を決定する状態決定部38(状態決定手段の一例)と、状態決定部38によって決定された機器の状態を示す機器状態情報を、管理装置10へ送信する送受信部31(送信手段の一例)と、を備える。また、管理装置10は、制御装置30から送信された機器状態情報に示されている機器の状態を、造形プロセスごとに管理する状態管理部18(状態管理手段の一例)を備える。これにより、管理システムは、機器が外部との通信手段を有していない場合であっても、制御装置30を用いて管理装置10と各種データの通信を行うことで、機器と管理装置10をリアルタイムに連携させることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る管理システムは、機器の動作を制御する制御装置30と、制御装置30と通信ネットワーク5を介して通信可能な管理装置10aと、を備える。制御装置30は、機器の動作に関する機器データを管理装置10aへ送信する送受信部31(送信手段の一例)を備える。また、管理装置10aは、制御装置30から送信された機器データを取得する送受信部11(機器データ取得手段の一例)と、取得された機器データおよび管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、機器の状態を決定する状態決定部23(状態決定手段の一例)と、状態決定部23によって決定された機器の状態を、造形プロセスごとに管理する状態管理部18(状態管理手段の一例)と、を備える。これにより、管理システムは、管理装置10aにより、制御装置30から取得された機器データと基準データを用いてそれぞれの機器の状態を決定することで、、造形プロセスを実行する機器の状態を適切に管理することができる。
また、本発明の一実施形態に係る管理システムにおいて、管理装置10,10aは、通信端末90からの要求に応じて、造形プロセスを示すプロセス情報を生成するプロセス情報生成部15(プロセス情報生成手段の一例)と、生成されたプロセス情報に示されている造形プロセスに応じて、当該造形プロセスを実行する機器を特定する機器特定部16(機器特定手段の一例)と、を備える。また、造形プロセスは、第1の機器および第2の機器によって実行されるプロセスであり、機器特定部16は、第1の機器による処理が完了した場合に、第2の機器を特定する。これにより、管理システムは、、第1の機器による処理が完了したタイミングで、次の処理を要求する第2の機器を特定することで、リアルタイムの稼働状態に応じて、機器の空き時間を効率良く活用することができる。
●補足●
上記で説明した実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、並びに上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)および従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上記で説明した実施形態の各種テーブルは、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよく、関連づけられている各項目のデータを機械学習にて分類付けすることで、テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり,コンピュータが,データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを、事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し,新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習および深層学習のいずれかの方法でもよく、さらに、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
これまで本発明の一実施形態に係る管理システム、造形管理システム、管理方法およびプログラムについて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更または削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 造形管理システム
5 通信ネットワーク
7 造形システム
10 管理装置
11 送受信部(機器データ取得手段の一例)
15 プロセス情報生成部(プロセス情報生成手段の一例)
16 機器特定部(機器特定手段の一例)
17 機器データ管理部(機器データ管理手段の一例)
18 状態管理部(状態管理手段の一例)
21 プロセス状態決定部(プロセス状態決定手段の一例)
22 状態変化検知部(状態変化検知手段の一例)
23 状態決定部(状態決定手段の一例)
30 制御装置
31 送受信部(送信手段の一例)
36 機器データ取得部(機器データ取得手段の一例)
37 状態変化検知部(状態変化検知手段の一例)
38 状態管理部(状態管理手段の一例)
90 通信端末
特表2019-514744号公報

Claims (16)

  1. 立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器を管理する管理システムであって、
    前記機器の動作に関する機器データを取得する機器データ取得手段と、
    取得された前記機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、前記機器の状態を決定する状態決定手段と、
    を備える管理システム。
  2. 請求項1に記載の管理システムであって、更に、
    取得された前記機器データに基づいて、前記機器の状態変化を検知する状態変化検知手段と、
    前記状態決定手段は、前記状態変化検知手段による前記状態変化の検知に応じて、前記機器の状態を決定する管理システム。
  3. 前記基準状態は、待機、造形中、削除、搬入、搬出および余熱であり、
    前記状態決定手段は、前記基準状態のうちの少なくとも一つの状態を、前記機器の状態として決定する請求項2に記載の管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管理システムであって、
    前記機器の動作を制御する制御装置と、前記制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な管理装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記機器データ取得手段と、前記状態決定手段と、
    前記状態決定手段によって決定された前記機器の状態を示す機器状態情報を、前記管理装置へ送信する送信手段と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記制御装置から送信された前記機器状態情報に示されている前記機器の状態を、前記造形プロセスごとに管理する状態管理手段を備える管理システム。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管理システムであって、
    前記機器の動作を制御する制御装置と、前記制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な管理装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記機器データを、前記管理装置へ送信する送信手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記制御装置から送信された前記機器データを取得する前記機器データ取得手段と、
    前記状態決定手段と、
    前記状態決定手段によって決定された前記機器の状態を、前記造形プロセスごとに管理する状態管理手段と、
    を備える管理システム。
  6. 請求項4または5に記載の管理システムであって、
    前記管理装置は、更に、
    通信端末からの要求に応じて、前記造形プロセスを示すプロセス情報を生成するプロセス情報生成手段と、
    生成された前記プロセス情報に示されている前記造形プロセスに応じて、当該造形プロセスを実行する前記機器を特定する機器特定手段と、
    を備える管理システム。
  7. 前記造形プロセスは、第1の機器および第2の機器によって実行されるプロセスであり、
    前記機器特定手段は、前記第1の機器による処理が完了した場合に、前記第2の機器を特定する請求項6に記載の管理システム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の管理システムであって、
    前記管理装置は、更に、
    前記状態決定手段によって決定された前記機器の状態に応じて、前記造形プロセスの状態を決定するプロセス状態決定手段を備え、
    前記状態管理手段は、前記機器の状態および前記造形プロセスの状態を管理する管理システム。
  9. 前記造形プロセスの状態は、造形中または待機中である請求項8に記載の管理システム。
  10. 前記状態管理手段は、複数の造形システムを構成する前記機器の状態、および当該複数の造形システムにおいて実行される前記造形プロセスの状態を管理する請求項8または9に記載の管理システム。
  11. 請求項4乃至10のいずれか一項に記載の管理システムであって、
    前記管理システムは、更に、
    前記機器データ取得手段によって取得された機器データを時系列で管理する機器データ管理手段を備える管理システム。
  12. 前記機器データは、前記機器または前記機器によって処理された対象物が撮影された画像データである請求項1乃至11のいずれか一項に記載の管理システム。
  13. 前記造形プロセスは、少なくとも対象物を造形する造形処理と、前記造形処理によって造形された前記対象物に対する後加工を行う後加工処理と、を含む請求項1乃至12のいずれか一項に記載の管理システム。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の管理システムと、
    前記造形プロセスを実行する前記機器によって構成される造形システムと、
    を備える造形管理システム。
  15. 立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器を管理する管理システムが実行する管理方法であって、
    前記機器の動作に関する機器データを取得する機器データ取得ステップと、
    取得された前記機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、前記機器の状態を決定する状態決定ステップと、
    を実行する管理方法。
  16. 立体造形物を生成するための造形プロセスを実行する機器を管理する管理システムに、
    前記機器の動作に関する機器データを取得する機器データ取得ステップと、
    取得された前記機器データ、および管理対象となる機器の基準状態に対応する基準データを用いて、前記機器の状態を決定する状態決定ステップと、
    を実行させるプログラム。
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