JP2022085182A - サンダルの靴底及びサンダル - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、靴底からアッパーが剥離することを抑制できるサンダルの靴底及びサンダルを提供することを課題とする。【解決手段】本発明の一態様は、着用者のつま先側を下方から支持するつま先部と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部と、上記つま先部及び踵部の間に位置する中間部とを有する本体、及び上記本体の周縁に立設されている周壁を備え、上記周壁の外面に、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる接着用の凹部が設けられており、上記凹部の下端が、少なくとも一部で上記本体に至っているサンダルの靴底である。上記中間部及び踵部の境界部分を含む領域に、上記凹部の幅が上記周壁の高さよりも大きく、かつ上記凹部の幅と上記周壁の高さとの差が前方から後方に向けて漸増する拡幅部が設けられているのが好ましい。【選択図】図1
Description
本発明はサンダルの靴底及びサンダルに関する。
通気性の良い手軽な靴として、サンダルが広く使用されている。サンダルは、一般的にアッパー(甲皮)が小さく、革靴やスニーカーシューズのように靴底の全周でアッパーが結合されていない。このため、アッパーが靴底から比較的剥離しやすく、アッパーと靴底との結合を強くすることが求められている。
靴底体の上表面の周端縁から立ち上がった結合側壁に複数の紐孔を穿孔し、上記靴底体に嵌入結合する靴アッパー体の下部に上記紐孔と合致する位置に下段紐孔を穿孔すると共に、上記嵌入結合状態で、結合側壁から露出する位置に上段紐孔を穿孔し、上下の紐孔に編み紐を通して編込む靴の製造方法が発案されている(特開2017-56064号公報)。この靴の製造方法によれば、紐孔に順番に編み紐を通すことで靴底体と靴アッパー体とを直接、何物も介さずに固定できるため、製造作業が簡単になると共に履き心地に優れた靴を製造できるとされている。
上記公報所載の靴では、何らかの理由によって編み紐が切断した場合、着用者が歩行をすることで編み紐が紐孔から順次外れて上記靴アッパー体が上記靴底体から剥離し、歩行が困難になるおそれがあり、さらには上記着用者が転倒等するおそれがある。着用者の安全のため、靴底とアッパーとの結合を確実にして靴底からアッパーが剥離することを抑制することが求められている。
上述のような事情に鑑みて、本発明は、靴底からアッパーが剥離することを抑制できるサンダルの靴底及びサンダルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、着用者のつま先側を下方から支持するつま先部と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部と、上記つま先部及び踵部の間に位置する中間部とを有する本体、及び上記本体の周縁に立設されている周壁を備え、上記周壁の外面に、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる接着用の凹部が設けられており、上記凹部の下端が、少なくとも一部で上記本体に至っているサンダルの靴底である。
当該サンダルの靴底は、本体の周縁に立設されている周壁を備える。この周壁の外面には、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる接着用の凹部が設けられ、この凹部の下端は少なくとも一部で上記本体に至っている。従って、上記凹部の下端が上記本体に至っている部分では、高さ方向で、当該靴底と当該靴底に結合されるアッパーとの接着面を比較的大きくでき、当該靴底と上記アッパーとの結合力を向上できる。凹部の下端が上記本体に至っている部分は、比較的広い面で上記アッパーと当接するため、歩行によるずれ応力を緩和でき、当該靴底と上記アッパーとの結合力を維持しやすい。このため、当該サンダルの靴底から上記アッパーが剥離することを抑制できる。
上記中間部及び踵部の境界部分を含む領域に、上記凹部の幅が上記周壁の高さよりも大きく、かつ上記凹部の幅と上記周壁の高さとの差が前方から後方に向けて漸増する拡幅部が設けられていることが好ましい。歩行時では、着用者の足における甲の足首側の部分が上記アッパーを引き上げ、このアッパーに引っ張られることで、当該靴底が、上記着用者の足裏から大きく離間することなく、引き上げられる。この際、上記中間部及び踵部の境界を含む領域に、上記アッパーを当該靴底から剥離するような応力が比較的大きくかかる。当該サンダルの靴底は、上記中間部及び踵部の境界を含む領域で、上記凹部の幅と上記周壁の高さとの差が前方から後方に向けて漸増して接着面を大きくしているため、上記領域における上記アッパーと当該靴底との結合力をより向上でき、当該サンダルの靴底から上記アッパーが剥離することをより抑制できる。
上記周壁の高さが、上記つま先部より上記踵部で大きく、上記中間部で上記つま先部から上記踵部に向けて漸増するのが好ましい。このようにすることで、上記中間部及び踵部の境界を含む領域の接着面をより大きくできる。このため、上記領域における上記アッパーと当該靴底との結合力をさらに向上でき、当該サンダルの靴底から上記アッパーが剥離することをさらに抑制できる。
上記接着面がシボを有するのが好ましい。このようにすることで、上記接着面における接着剤の塗布面積を大きくして上記アッパーと当該靴底との結合力をよりさらに向上でき、当該サンダルの靴底から上記アッパーが剥離することをよりさらに抑制できる。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の一態様は、靴底と、この靴底に一部が結合されているアッパーとを備えるサンダルであって、上記靴底が、着用者のつま先側を下方から支持するつま先部と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部と、上記つま先部及び踵部の間に位置する中間部とを有する本体、及び上記本体の周縁に立設されている周壁を備え、上記周壁の外面に、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる凹部が設けられており、上記凹部の下端が、少なくとも一部で上記本体に至っており、上記アッパーが、上記凹部に接着されている。
当該サンダルは、上記サンダルの靴底にアッパーが結合されているため、上記サンダルの靴底から上記アッパーが剥離することが抑制され、歩行が容易で安全性が比較的高い。
なお、「前後」、「上下」とは、当該サンダルの底面が水平面に接地した状態における平面視で、当該サンダルの靴底の長手方向で、「前」はつま先側、「後」はその逆の方向であり、当該サンダルの靴底の上面と上記底面との厚み方向で、「下」は上記底面側、「上」はその逆の方向である。また、「内面」とは、着用者の足と対向する側の面であり、「外面」とは、その逆の面である。
以上のように、本発明のサンダルの靴底及びサンダルは、靴底からアッパーが剥離することを抑制できる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[サンダル]
当該サンダル1は、図1~3で示すように、靴底2と、この靴底2に一部が結合されているアッパー3とを主に備える。当該サンダル1は、中底、中敷きを有してもよい。なお、図では、左右一組のサンダルのうち、右足用のサンダルのみを示している。
当該サンダル1は、図1~3で示すように、靴底2と、この靴底2に一部が結合されているアッパー3とを主に備える。当該サンダル1は、中底、中敷きを有してもよい。なお、図では、左右一組のサンダルのうち、右足用のサンダルのみを示している。
〔靴底〕
靴底2は、所定の厚みを有し、着用者の足裏に当接する上面21と、地面、床などに当接する底面22と、側面23とを有する本体2a、及びこの本体2aの周縁に立設されている周壁2bを備える。なお、当該サンダル1の靴底2は、本発明の一態様である。
靴底2は、所定の厚みを有し、着用者の足裏に当接する上面21と、地面、床などに当接する底面22と、側面23とを有する本体2a、及びこの本体2aの周縁に立設されている周壁2bを備える。なお、当該サンダル1の靴底2は、本発明の一態様である。
(本体)
本体2aは、図4~5で示すように、着用者のつま先側を下方から支持するつま先部24と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部25と、つま先部24及び踵部25の間に位置する中間部26とを有する。具体的には、本体2aは、平面視で、趾骨を主に支持するように形成されるつま先部24と、踵骨を主に支持するように形成される踵部25と、つま先部24及び踵部25に隣接し、中足骨、舟状骨等を含むように形成される中間部26とからなる。
本体2aは、図4~5で示すように、着用者のつま先側を下方から支持するつま先部24と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部25と、つま先部24及び踵部25の間に位置する中間部26とを有する。具体的には、本体2aは、平面視で、趾骨を主に支持するように形成されるつま先部24と、踵骨を主に支持するように形成される踵部25と、つま先部24及び踵部25に隣接し、中足骨、舟状骨等を含むように形成される中間部26とからなる。
靴底2の材質としては、特に限定されるものではなく、靴の型崩れの抑制、履き心地等から適宜選択されればよく、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、アクリロニトリル-ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴムを採用することができる。
つま先部24、踵部25及び中間部26における底面22から上面21までの厚みとしては、特に限定されるものではなく、同一の厚みとしてもよいが、踵部25の厚みがつま先部24の厚みより大きく、中間部26の厚みがつま先部24から踵部25に向けて漸増するのが好ましい。このようにすることで、履き心地が良く、歩行が容易なサンダル1にできる。
中間部26は、第一中足骨骨頭部から踵骨にかけて形成される内側縦アーチ、第五中足骨骨頭部から踵骨にかけて形成される外側縦アーチ、上記第一中足骨骨頭部及び第五中足骨骨頭部の間で形成される横アーチの少なくとも一つを支持するような立体的形状に形成されているとよい。このようにすることで、中間部26が中足骨等を支持して着用者の体重による圧力を分散することができ、履き心地に優れ、疲れにくいサンダル1とすることができる。当該サンダル1が、中底、中敷きのいずれか一方又は双方を有する場合は、上記中底又は中敷きが上記立体的形状を有してもよい。
(周壁)
周壁2bは、本体2aの周縁に立設されている。周壁2bの外面には、周壁2bの上端を幅方向の一端として本体2aの周縁に沿って伸びる接着用の凹部27が設けられている。凹部27の下端は、少なくとも一部で本体2aに至っている。具体的には、周壁2bの内面は、本体2aの上面21の縁部から立ち上がるように形成される。周壁2bの外面は、本体2aの側面23から連続するように形成され、後述するアッパー3との結合部分に、接着用の凹部27が形成される。この凹部27は、本体2aの側面23の一部にも形成される。
周壁2bは、本体2aの周縁に立設されている。周壁2bの外面には、周壁2bの上端を幅方向の一端として本体2aの周縁に沿って伸びる接着用の凹部27が設けられている。凹部27の下端は、少なくとも一部で本体2aに至っている。具体的には、周壁2bの内面は、本体2aの上面21の縁部から立ち上がるように形成される。周壁2bの外面は、本体2aの側面23から連続するように形成され、後述するアッパー3との結合部分に、接着用の凹部27が形成される。この凹部27は、本体2aの側面23の一部にも形成される。
周壁2bは、本体2aの全ての周縁に形成されてもよく、部分的にアッパー3との結合部分にのみ形成されてもよい。
本体2aの上面21は、周壁2bに対して凹状となる。当該サンダル靴1に中底、中敷きが用いられる場合は、上面21と周壁2bとの上記凹状部分が、中底、中敷きを収容するように構成されるとよい。
凹部27は、周壁2bのアッパー3と結合される部分に形成される。凹部27は、アッパー3と結合される形状に形成されることが好ましい。凹部27は、周壁2bの一部の厚みを小さくして形成される。つまり、周壁2bは、薄肉部を有する。具体的には、周壁2bの内面を平坦に形成し、周壁2bの外面は、本体2aの側面23に連続するように形成しつつ凹部27の部分は、周壁2bの内面からの厚みが小さくなるように形成される。このようにすることで、凹部27にアッパー3を結合した際に、この結合部分におけるアッパー3の外面と靴底2の側面23とを略面一にすることができ、デザイン性に優れたサンダル1にできる。
凹部27がシボを有することが好ましい。このようにすることで、凹部27の表面積を大きくして接着剤の塗布量を多くすることができ、靴底2とアッパー3との結合力をより向上できる。シボの形状としては、凹部27の表面に凹凸が形成されるものであれば特に限定されるものでなく、例えば、凹部27の表面に略矩形の凹部分を複数形成し、凹部27の表面が、上記略矩形の凹部分に対して相対的に、格子状の凸部分となるように形成したシボとすることができる。
凹部27の下端は、少なくとも一部で本体2aに至っている。すなわち、凹部27の少なくとも一部は、周壁2bから連続して本体2aの側面23の一部にも形成される。このようにすることで、周壁2bにのみ凹部27を設けてアッパー3と靴底2とを接着するサンダルに比べて接着する面を大きくできる。このため、当該サンダル1は、アッパー3と靴底2との結合力に優れ、靴底2からアッパー3が剥離することを抑制できる。
中間部26及び踵部25の境界部分を含む領域で、凹部27の幅が周壁2bの高さよりも大きく、かつ凹部27の幅と周壁2bの高さとの差が前方から後方に向けて漸増する拡幅部が設けられるのが好ましい。凹部27の上端(周壁2bの上端)から凹部27の下端までの高さを均一にすると、アッパー3と靴底2との結合力は、いずれの箇所においても略同一になる。一方で、歩行時においてサンダル1が受ける応力は均一ではなく、中間部26及び踵部25の境界を含む領域に比較的大きな応力がかかる。具体的には、歩行時では、着用者の足における甲の足首に近い部分、つまり、上記甲の最も高い部分がアッパー3の甲部分を引き上げるため、このアッパー3の甲部分に比較的大きな力がかかる。このため、アッパー3と靴底2との結合部分のうち、上記甲の最も高い部分に対応する上記領域の結合部分に、アッパー3を靴底2から剥離するような応力が大きくかかる。凹部27に上記拡幅部を設けることで、上記領域における凹部27を高さ方向に大きくすることができ、上記領域における接着する面をより大きくできる。従って、当該サンダル1は、上記領域における上記結合力をより向上でき、靴底2からアッパー3が剥離することをより抑制できる。
上記拡幅部以外の領域における凹部27の下端は、上面21と略同一の高さであることが好ましく、本体2aの底面23に侵出しないように上面21より下方に位置することがより好ましい。すなわち、アッパー3と靴底2との結合部分における周壁2bの外面の全部を凹部27にすることが好ましい。また、周壁2bの外面の全部に加えて、アッパー3と靴底2との結合部分における靴底2の側面23にも凹部27が形成されることが好ましい。このようにすることで、上記拡幅部以外の領域における上記結合力を十分なものとすることができる。
踵部25における凹部27の下端は、上記拡幅部における凹部27の下端が連続するように構成されてもよいが、本体2aに至っていないことがさらに好ましい。換言すれば、中間部26及び踵部25の境界を含む領域で、凹部27の下端は、上記拡幅部を構成している本体2aに至っている下段部分と、後方側(踵部25側)で本体2aに至っていない上段部分とを含む段部を有するのがさらに好ましい。このようにすることで、視覚的に本体2aの踵部25が強調されるため、デザイン性に優れたサンダル1にできる。
周壁2bの高さが、つま先部24より踵部25で大きく、中間部26でつま先部24から踵部25に向かって漸増するのが好ましい。このようにすることで、中間部26及び踵部25の境界を含む領域における上記接着面をさらに大きくすることができる。
〔アッパー〕
アッパー3は、少なくとも足の甲の一部を覆うように、1又は複数のシート状のものから形成され、下部に靴底2の周壁2bと結合する結合部分を有する。
アッパー3は、少なくとも足の甲の一部を覆うように、1又は複数のシート状のものから形成され、下部に靴底2の周壁2bと結合する結合部分を有する。
アッパー3の材質としては、特に限定されるものでなく、皮革、合成皮革、織布、合成樹脂等を採用することができる。皮革、織布等の場合には所定の形状に裁断されたシート状のものを結合し或いは型押等により所望の形状に形成される。合成樹脂等の場合には成型等により所望の形状に形成される。
周壁2bとアッパー3の上記結合部分とが縫合されることが好ましい。つまり、靴底2とアッパー3とが、接着剤による接着と、縫合用紐Sによる縫合とで結合されることが好ましい。このようにすることで、靴底2とアッパー3との結合力をさらに向上できる。また、サンダル1が側面に縫合用紐Sのステッチを有することで、デザイン性に優れたサンダル1にできる。当該サンダル1は、仮に縫合用紐Sが切断などした場合でも、上記接着剤による上記結合力に優れるため、靴底2からアッパー3が剥離することを抑制できる。
上記縫合は、少なくとも靴底2とアッパー3とが結合されている部分における周壁2bにされる。周壁2bを本体2aの全ての周縁に形成し、靴底2とアッパー3との結合部分として使用されない周壁2bにも上記縫合がされることが好ましい。具体的には、本体2aの縁部の全周に形成した周壁2bを一周するように上記縫合がされることが好ましい。このようにすることで、上記縫合を一つの工程で完了することができ、サンダル1を容易に生産できる。靴底2とアッパー3との上記結合部分が複数あり、この複数の結合部分それぞれに上記縫合をする場合、上記縫合の工程を複数回行う必要が生じ、サンダル1の生産が煩雑になるおそれがある。
アッパー3は、一部を開放可能にする留具31を有するのが好ましい。このようにすることで、着用者がサンダル1を容易に着脱できる。留具31としては、特に限定されるものでなく公知の留具を用いることができ、例えば、点ファスナー、線ファスナー、面ファスナー等を用いることができる。
[利点]
当該サンダル1は、靴底2が、本体2aの周縁に立設されている周壁2bを備え、この周壁2bの外面に、下端の少なくとも一部が本体2aに至っている接着用の凹部が設けられている。このため、アッパー3と靴底2とを接着する面を大きくして結合力を向上でき、靴底2からアッパー3が剥離することを抑制できる。
当該サンダル1は、靴底2が、本体2aの周縁に立設されている周壁2bを備え、この周壁2bの外面に、下端の少なくとも一部が本体2aに至っている接着用の凹部が設けられている。このため、アッパー3と靴底2とを接着する面を大きくして結合力を向上でき、靴底2からアッパー3が剥離することを抑制できる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上述の靴底2は、サンダル用の靴底として説明したが、スニーカーシューズ等の靴に用いることも可能である。
上述のアッパー3は踵部分を有するもので説明したが、アッパーが、踵部分を有するものでない場合、周壁2bは、踵部25の一部でアッパー3と結合される部分にのみ形成してもよく、踵部25の縁部の全てに形成されてもよい。具体的には、周壁2bは、少なくとも踵部25の前方側(中間部26側)でアッパー3の一部と結合されるように形成されていればよい。
本発明のサンダルの靴底及びサンダルは、女性用及び男性用の外履き靴として好適に利用できる。
1 サンダル
2 靴底
2a 本体
2b 周壁
21 上面
22 底面
23 側面
24 つま先部
25 踵部
26 中間部
27 凹部
3 アッパー
31 留具
2 靴底
2a 本体
2b 周壁
21 上面
22 底面
23 側面
24 つま先部
25 踵部
26 中間部
27 凹部
3 アッパー
31 留具
Claims (5)
- 着用者のつま先側を下方から支持するつま先部と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部と、上記つま先部及び踵部の間に位置する中間部とを有する本体、及び
上記本体の周縁に立設されている周壁
を備え、
上記周壁の外面に、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる接着用の凹部が設けられており、
上記凹部の下端が、少なくとも一部で上記本体に至っているサンダルの靴底。 - 上記中間部及び踵部の境界部分を含む領域に、上記凹部の幅が上記周壁の高さよりも大きく、かつ上記凹部の幅と上記周壁の高さとの差が前方から後方に向けて漸増する拡幅部が設けられている請求項1に記載のサンダルの靴底。
- 上記周壁の高さが、上記つま先部より上記踵部で大きく、上記中間部で上記つま先部から上記踵部に向けて漸増する請求項1又は請求項2に記載のサンダルの靴底。
- 上記接着面がシボを有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサンダルの靴底。
- 靴底と、この靴底に一部が結合されているアッパーとを備えるサンダルであって、
上記靴底が、
着用者のつま先側を下方から支持するつま先部と、上記着用者の踵を下方から支持する踵部と、上記つま先部及び踵部の間に位置する中間部とを有する本体、及び
上記本体の周縁に立設されている周壁
を備え、
上記周壁の外面に、上記周壁の上端を幅方向の一端として上記本体の周縁に沿って伸びる凹部が設けられており、
上記凹部の下端が、少なくとも一部で上記本体に至っており、
上記アッパーが、上記凹部に接着されているサンダル。
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Legal Events
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