JP2022083698A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体をより好適な条件で撮像可能とする。【解決手段】検出部202は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像から、被写体として撮像された人物の身体に対応する人体領域と、当該人物の顔に対応する顔領域とを検出する。判定部203は、顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域が検出されたか否かを判定する。調整部204は、上記別の人物の人体領域が検出された場合に、検出された顔領域と人体領域とに基づき、撮像装置110の撮像条件を調整し、上記別の人物の人体領域が検出されなかった場合には、検出された顔領域に基づき、撮像装置110の撮像条件を調整する。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年では、画像解析技術の発展に伴い、画像中に被写体として撮像された人物の顔に相当する領域(以下、「顔領域」とも称する)や、当該人物の上半身や全身等のような身体に相当する領域(以下、「人体領域」とも称する)を検出する技術も提案されている。このような技術を利用することで、例えば、撮像された画像からの顔領域や人体領域の検出結果に基づき、露出等の撮像条件を調整することが可能となり、ひいては、撮像される画像の画質を調整することも可能となる。例えば、特許文献1には、顔領域や人体領域の検出結果に基づき露出量を調整することで、顔領域を適正な露出で撮像可能とする技術の一例が開示されている。
特開2015-130615号公報
一方で、撮像環境によっては被写体として撮像されている人物の顔領域と人体領域との双方を必ずしも検出できるとは限らない。そのため、例えば、顔領域の検出結果に基づき露出等の撮像条件の調整が行われたとしても、顔領域が検出されなかった被写体については適切な条件で撮像されない場合がある。
本発明は上記の問題を鑑み、被写体をより好適な条件で撮像可能とすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、撮像手段による撮像結果に応じた画像から、被写体として撮像された人物の身体に対応する人体領域と、当該人物の顔に対応する顔領域とを検出する検出手段と、前記顔領域が検出された人物の身体に対応する第1の人体領域とは異なる第2の人体領域が検出されたか否かを判定する判定手段と、前記撮像手段の撮像条件を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記第2の人体領域が検出された場合に、検出された前記顔領域と前記人体領域とに基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整し、前記第2の人体領域が検出されなかった場合に、検出された前記顔領域に基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整することを特徴とする。
本発明によれば、被写体をより好適な条件で撮像することが可能となる。
情報処理システムのシステム構成の一例を示した図である。 情報処理装置の機能構成の一例を示したブロック図である。 撮像装置の撮像条件の制御の一例について説明するための図である。 情報処理装置の処理の一例を示したフローチャートである。 情報処理装置の処理の他の一例を示したフローチャートである。 情報処理装置の処理の他の一例を示したフローチャートである。 情報処理装置の処理の他の一例を示したフローチャートである。 撮像装置の撮像条件の制御の他の一例について説明するための図である。 情報処理装置の処理の他の一例を示したフローチャートである。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<システム構成>
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、情報処理装置100と、撮像装置110と、記録装置120とを含む。情報処理装置100、撮像装置110、及び記録装置120は、ネットワーク140を介して相互に接続されている。
なお、ネットワーク140の種別については特に限定はされない。例えば、ネットワーク140は、ETHERNET(登録商標)等の通信規格に準拠するルータ、スイッチ、及びケーブル等の通信機器により実現され得る。また、ネットワーク140は、インターネット、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、WAN(Wide Area Network)等として実現されてもよい。
撮像装置110は、被写体を撮像し、当該撮像の結果に応じて画像データを生成する。撮像装置110は、撮像結果に応じて生成した画像データと、当該撮像が行われた時刻(以下、「撮像時刻」とも称する)に関する情報と、当該撮像装置110を識別する識別情報とを関連付けて、所定の出力先に出力する。当該出力先としては、例えば、情報処理装置100や記録装置120等のような、ネットワーク140を介して撮像装置110に接続された外部装置が挙げられる。なお、以降では、説明を簡単にするために撮像装置110が1つであるものとするが、必ずしも本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、本実施形態に係る情報処理システムは、複数の撮像装置110を含んでもよい。
記録装置120は、各種データを記憶する記憶領域として利用される装置を模式的に示している。具体的な一例として、記録装置120は、撮像装置110からネットワーク140を介して画像データ、撮像時刻に関する情報、及び識別情報の出力を受け、これらのデータを関連付けて記憶する。
また、記録装置120は、記憶したデータ(例えば、上記画像データ、撮像時刻に関する情報、及び識別情報等)を、ネットワーク140を介して他の装置(例えば、情報処理装置100)に送信してもよい。
情報処理装置100は、詳細を別途後述する本実施形態に係る情報処理機能の実現に係る各種処理を実行する。情報処理装置100は、例えば、当該情報処理機能を実現するためのプログラムがインストールされた情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータやサーバ等)により実現され得る。
情報処理装置100には、各種情報を表示することで当該情報をユーザに提示するための表示装置130が接続されていてもよい。
表示装置130は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等により実現され、情報処理装置100による情報処理(例えば、詳細を別途後述する処理)の実行結果や、撮像装置110による撮像結果に応じた画像等が表示される。
表示装置130は、例えば、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)等の通信規格に準拠したケーブルを介して情報処理装置100に接続されてもよい。
表示装置130が、表示手段の一例に相当する。
なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、情報処理装置100、記録装置120、及び表示装置130のうち少なくとも2以上が一体的に構成されていてもよい。また、他の一例として、情報処理装置100に相当する構成が、複数の情報処理装置が協働することにより実現されてもよい。また、情報処理装置100と撮像装置110とが一体的に構成されていてもよい。この場合には、例えば、当該撮像装置110が、別途詳細を後述する情報処理装置100の機能を有していてもよい。
また、情報処理装置100による情報処理の結果に応じた情報や、撮像装置110による撮像結果に応じた画像の表示方法は、表示装置130に表示させる方法に限定はされない。例えば、ネットワーク140を介して情報処理装置100に接続されたスマートフォンやタブレット端末等のモバイル端末のディスプレイ等に、上記情報処理の結果に応じた情報や、上記画像が表示されてもよい。
また、情報処理装置100による情報処理の結果に応じた情報が、他の処理の入力として利用されてもよい。具体的な一例として、情報処理装置100による情報処理の結果が、当該情報処理装置100と同一筐体内、またはネットワーク140を介して接続された他の筐体内に設けられた画像解析装置に入力されてもよい。なお、当該画像解析装置としては、例えば、入力された画像(例えば、撮像装置110による撮像結果に応じた画像)中から、被写体として撮像された人物を検出する処理(例えば、あらかじめ登録された人物を検出する顔認証処理)等を実行する装置が挙げられる。
<機能構成>
図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成の一例について説明する。情報処理装置100は、通信部200と、記憶部201と、検出部202と、判定部203と、調整部204と、出力制御部205とを含む。
なお、図2に示す各機能は、例えば、図10を参照して別途後述するCPU(Central Processing Unit)1000とROM(Read Only Memory)1020とを用いて実現され得る。この場合には、例えば、情報処理装置100のROM1020に格納されたコンピュータプログラムを情報処理装置100のCPU1000が実行することにより、図2に示す機能が実現される。
また、図10を参照して別途後述するRAM(Random Access Memory)1010とHDD(Hard Disk Drive)1030を構成に加えて、図2に示す各機能が実現されてもよい。具体的な一例として、ROM1020に格納されたコンピュータプログラムが、より高速なRAM1010に展開され、CPU1000がRAM1010から当該コンピュータプログラムを読み込むような構成が適用されてもよい。また、より容量の大きなHDD1030にコンピュータプログラムが格納され、当該コンピュータプログラムのうちの実行の対象となる部分がRAM1010に展開されてもよい。
通信部200は、図10を参照して別途後述するネットワークI/F(Interface)1040によって実現される。通信部200は、ネットワーク140を介して他の装置(例えば、撮像装置110や記録装置120等)と通信を行う。具体的な一例として、通信部200は、撮像装置110から撮像結果に応じた画像データを受信してもよい。また、通信部200は、撮像装置110の動作の制御に係る制御コマンドを当該撮像装置110に送信してもよい。当該制御コマンドには、例えば、撮像装置110に対する画像の撮像に係る指示に係るコマンド、撮像装置110から露出補正値等の撮像条件に関する情報を取得するためのコマンド、撮像装置110に露出補正値等の撮像条件を設定するコマンド等が含まれ得る。
記憶部201は、図10を参照して別途後述するRAM1010やHDD1030等によって実現される。記憶部201は、情報処理装置100による情報処理に関連する各種情報やデータを記憶する。具体的な一例として、後述する検出部202が、画像中から被写体として撮像された人物の顔や身体の検出を行う際にパターンマッチングを行うためのパターン(例えば、顔の特徴や身体の特徴に対応するパターン)等のデータがHDD1030に記憶されてもよい。また、データを利用した処理の高速化を図るために、HDD1030に記憶されたデータ(例えば、上記に例示したパターン等)のうち、処理の対象となるデータがRAM1010に展開されてもよい。
検出部202は、画像中に被写体として撮像された人物に対応する領域を検出する。具体的な一例として、検出部202は、対象となる画像(例えば、撮像装置110や記録装置120から取得された画像)中から、人物の顔に対応する顔領域や、人物の身体に対応する人体領域を検出してもよい。なお、画像中からの顔領域や人体領域の検出には既知の方法を適用することが可能であるため、当該検出の方法については詳細な説明は省略する。
判定部203は、検出部202による顔領域や人体領域の検出結果に基づき各種判定を行う。
例えば、判定部203は、検出部202により顔領域が検出された人物の身体に対応する人体領域とは異なる他の人体領域が検出されたか否かを判定してもよい。この場合には、例えば、判定部203は、顔領域の数よりも人体領域の数が多い場合に、上記他の人体領域が検出されたと判定してもよい。また、他の一例として、判定部203は、顔領域と人体領域との間における位置や大きさに関する関係に基づき、共通の人物に対応する顔領域と人体領域とを紐付けてもよい。そのうえで、判定部203は、顔領域の紐付けが行われなかった人体領域が存在する場合に、上記他の人体領域が検出されたと判定してもよい。
なお、検出された一連の人体領域のうち、顔領域と共通の人物に対応する人体領域が「第1の人体領域」の一例に相当し、共通の人物に対応する顔領域が検出されていない人体領域(すなわち、上記他の人体領域)が「第2の人体領域」の一例に相当する。
調整部204は、撮像装置110の撮像条件を調整する。例えば、調整部204は、判定部203による判定結果に基づき、撮像装置110の撮像条件を調整してもよい。具体的な一例として、調整部204は、顔領域が検出された人物の身体に対応する人体領域とは異なる他の人体領域が検出された場合に、顔領域と人体領域(特に、当該他の人体領域)との双方に基づいて、撮像装置110の撮像条件を調整してもよい。また、調整部204は、上記他の人体領域が検出されなかった場合には、顔領域に基づいて、撮像装置110の撮像条件を調整してもよい。このような制御が適用されることで、例えば、撮像装置110による撮像結果に応じた画像の画質を、被写体として撮像された人物がより判別しやすくなるように調整することも可能となる。
出力制御部205は、所望の出力先(例えば、記録装置120や表示装置130等)への各種データ(例えば、画像データ)の出力を制御する。例えば、出力制御部205は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像データが所定の出力先に出力されるように制御してもよい。具体的な一例として、撮像装置110は、調整部204による撮像条件の調整を受けた撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを表示装置130に出力してもよい。これにより、撮像条件の調整に伴い画質が調整された撮像画像が表示装置130に表示される。
なお、出力制御部205が各種データ(例えば、画像データ)を出力する出力先は上記に例示した出力先には限定されない。例えば、出力制御部205は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを、他の情報処理装置(例えば、画像処理機能を有する情報処理装置)や、情報処理装置100にて実行されうるプログラム(例えば、画像処理プログラム)に出力してもよい。このような制御が適用されることで、例えば、撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを、顔認証等の画像解析に利用することも可能となる。
<撮像条件の制御>
図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100による撮像装置110の撮像条件の制御について概要を説明する。
まず、図3(a)について説明する。図3(a)に示す画像300は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像の一例を示している。画像300の画像データは、例えば、撮像装置110から情報処理装置100に対してネットワーク140を介して送信されてもよいし、記録装置120に記憶された後に情報処理装置100により当該記録装置120から読み出されてもよい。
画像300には、被写体として人物301及び302が撮像されている。なお、画像300では、人物302の撮像結果には太陽の逆光の影響により白とびが生じている。
具体的には、先に人物301が撮像装置110の画角内に入り、逆光により暗くなっている人物301の顔領域にあわせて露出補正が行われた後に、人物302が画角内に入り背景の太陽の間近に立つと、ハレーションによる白とびで顔が見えにくくなる場合がある。これにより、人物301については検出部202により人体領域303及び顔領域305が検出されているのに対して、人物302については人体領域304が検出されているものの顔領域については検出されていない。
このような状況下で、検出された顔領域305のみが露出補正に利用されると、人物302の顔が検出されず、結果として人物302の判別が困難な状態の画像が撮像される場合がある。
ここで、判定部203は、検出された顔領域305に対応する人物301とは別の人物の人体領域が検出されたか否かを判定する。
例えば、図3(a)に示す例では、顔領域の数が顔領域305の1つであるのに対して、人体領域の数については人体領域303及び304の2つである。そのため、判定部203は、顔領域の数よりも人体領域の数が多いことから、検出された顔領域に対応する人物とは別の人物の人体領域が検出されたと判定してもよい。
また、他の一例として、判定部203は、顔領域と人体領域との間の位置関係に基づき、顔領域に対応する人物とは別の人物の人体領域が検出されたか否かを判定してもよい。具体的な一例として、判定部203は、顔領域305と人体領域303とが互いに近傍に位置する(例えば、距離が閾値以下である)ため、これらの領域を共通の人物に対応する領域として紐付ける。これに対して、人体領域304については、近傍に位置する顔領域が検出されておらず、共通の人物に対応する顔領域の紐付けが行われないこととなる。このように、共通の人物に対応する顔領域が紐付けられていない人体領域が存在する場合に、判定部203は、検出された顔領域に対応する人物とは別の人物の人体領域が検出されたと判定してもよい。
なお、顔領域と人体領域との紐付けに係る条件については、必ずしも上記に例示したこれらの領域間の距離に関する条件には限定されない。具体的な一例として、判定部203は、顔領域の少なくとも一部が人体領域に含まれる場合に、当該顔領域と当該人体領域とを共通の人物に対応する領域として紐付けてもよい。また、判定部203は、顔領域が人体領域よりも小さいことを条件として、当該顔領域と当該人体領域とを共通の人物に対応する領域として紐付けてもよい。また、判定部203は、顔領域と人体領域との紐付けに係る条件として、複数の条件(例えば、上記に例示した複数の条件)の組み合わせを適用してもよい。
次いで、調整部204は、判定部203により検出された顔領域に対応する人物とは別の人物の人体領域が検出されたと判定された場合に、検出された顔領域と人体領域との双方の情報に基づき、撮像装置110の撮像条件の調整を行う。このとき、調整部204は、少なくとも検出された顔領域に対応する人物とは別の人物の人体領域を、撮像装置110の撮像条件の調整に利用してもよい。
図3(a)に示す例の場合には、例えば、調整部204は、人体領域304が明るすぎるため、より暗く撮像されるように露出補正を行ってもよい。また、この際に調整部204が、顔領域305の明るさも考慮して露出補正を行うことで、撮像条件の調整に伴い顔領域305が検出されなくなる事態の発生が防止されることがより望ましい。具体的な一例として、調整部204は、顔領域内の平均輝度値と、人物領域内の平均輝度値とをさらに平均した輝度値が、あらかじめ設定されている目標輝度値となるように露出補正を行ってもよい。
また、人体領域は、顔以外の部分の領域が当該顔の領域よりも多くの部分を占める場合が多い。そのため、例えば、調整部204は、人体領域から顔領域の位置を推定することで、推定した顔領域の平均輝度値を撮像条件の調整に利用してもよい。具体的な一例として、調整部204は、人体領域において顔領域と推定される領域の水平位置を当該人体領域における水平位置の中央80%とし、当該顔領域と推定される領域の垂直位置を当該人体領域における垂直位置の上部90%から60%と定めてもよい。
また、調整部204は、既に検出されている顔領域が撮像条件の調整に伴い検出されなくなる事態の発生を防ぐために、顔領域の平均輝度値の方に重みを付けて、撮像条件の調整に利用する輝度値の算出を行ってもよい。
なお、上記では撮像条件の調整の一例として露出補正の例について説明したが、調整の対象となる撮像条件は必ずしも露出に限定されない。具体的な一例として、シャッタースピード、絞り、ゲイン等の露出に関連する要素が直接調整されてもよいし、フォーカスやホワイトバランス等が調整の対象とされてもよい。より具体的には、顔領域が検出されている人物とは別の人物の人体領域がより好適な態様で撮像されるように調整することが可能であれば、調整の対象とされる撮像条件の種別については特に限定されない。
次いで、図3(b)について説明する。図3(b)は、調整部204による撮像条件の調子が行われた後に、撮像装置110による撮像結果に応じた画像の一例を示している。具体的には、図3(b)に示す画像310では、調整部204により人物302に対応する人体領域304の明るさを考慮して露出補正が行われ、当該人物302の顔領域311についても検出が可能な状態となっている。
<処理>
図4~図6を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100の処理の一例について説明する。
まず、図4について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置100が処理対象となる画像データを取得してから所定の出力先に画像データを出力するまでの処理の流れの一例を示したフローチャートである。
S401において、通信部200は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを取得する。なお、当該画像データの取得元については特に限定はされない。例えば、通信部200は、撮像装置110から当該撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを取得してもよい。また、他の一例として、通信部200は、撮像装置110による撮像結果に応じて生成されて記録装置120に記憶された画像データを当該記録装置120から取得してもよい。
S402において、検出部202は、処理対象となる画像(すなわち、S401において取得された画像データが示す画像)から人体領域を検出する。人体領域としては、全身の領域に限らず、例えば、上半身、バストアップ、または頭部から肩までのΩ形状等の領域であってもよい。なお、画像中の人体領域を検出することが可能であれば、その方法は特に限定はされない。
具体的な一例として、所謂パターンマッチングを利用することで画像中から人体領域が検出されてもよい。この場合には、例えば、所定の記憶領域(例えば、記憶部201等)に保持された人物の身体の特徴に対応するパターンに類似する特徴部分を処理対象となる画像から抽出することで、人体領域が検出されてもよい。なお、パターンマッチングで使用されるパターンとしては、例えば、統計学習を利用して作成されたパターン(識別器)が用いられてもよい。
また、他の一例として、パターンマッチング以外の方法で人体領域の検出が行われてもよい。具体的な一例として、画像中における局所領域内の輝度勾配に基づき被写体の検出(換言すると、人体領域の検出)が行われてもよい。
このように、処理対象となる画像中からの人体領域の検出方法については限定されず、機械学習をベースとした検出方法や、距離情報に基づく検出方法等のように、種々の方法を採用することが可能である。
S403において、検出部202は、処理対象となる画像から顔領域を検出する。顔領域としては、例えば、顔全体が含まれ、かつ背景は毛髪のような顔以外の要素が可能な限り含まれない領域である方が、別途後述する撮像条件の制御に係る精度をより向上させる効果が期待できる。なお、顔領域の検出方法については、S402における人体領域の検出の場合と同様に、種々の検出方法を採用することが可能である。
S404において、判定部203は、S403において検出された顔領域と対応する人体領域とは別の人体領域(すなわち、顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域)がS402において検出されたか否かを判定する。なお、同判定に係る処理の具体的な一例については、図5及び図6を参照して別途後述する。
情報処理装置100は、S404において、検出された顔領域と対応する人体領域とは別の人体領域が検出されたと判定した場合には、処理をS405に進める。
これに対して、情報処理装置100は、S404において、検出された顔領域と対応する人体領域とは別の人体領域が検出されていないと判定した場合には、処理をS406に進める。
S405において、調整部204は、S403において検出された顔領域と、S402において検出された人体領域との双方に基づいて、撮像装置110の撮像条件の調整に係る調整値を決定する。なお、以降の説明では、便宜上、撮像条件の調整として露出補正が行われる場合に着目して説明する。ただし、露出補正に限らず、例えば、シャッタースピード、絞り、ゲイン等の露出に関連する要素が直接調整されてもよいし、フォーカスやホワイトバランス等の調整が行われてもよい。
調整部204は、例えば、顔領域及び人体領域における輝度値の平均値を算出し、当該平均値があらかじめ設定された適切な輝度値(換言すると、目標輝度値)となるように露出補正値を決定する。具体的な一例として、調整部204は、変化させる輝度値のベクトル量と露出補正値のベクトル量とが統計的に対応付けられたテーブルをあらかじめ保持しておき、当該テーブルに基づき、変化させる輝度値のベクトル量から露出補正値を決定してもよい。
もちろん、上記はあくまで一例であり、上記輝度値の平均値があらかじめ設定された適切な輝度値となるように露出補正値を決定することが可能であれば、その方法は特に限定はされない。具体的な一例として、露出補正と上記輝度値の平均値の取得とを繰り返し実行することで、当該輝度値の平均値をあらかじめ設定された適切な輝度値に徐々に合わせこむ方法を適用することも可能である。
S406において、調整部204は、S403において検出された顔領域に基づいて、撮像装置110の撮像条件の調整に係る調整値(露出補正値)を決定する。なお、S406の処理については、当該調整値の決定に顔領域が利用され、人体領域については利用されないものの、画像中の領域を利用した調整値の決定に係る方法についてはS405と実質的に同様のため、詳細な説明は省略する。
S407において、調整部204は、通信部200を介して撮像装置110と通信を行うことで、S405またはS406において決定された露出補正値(換言すると、撮像条件の調整値)を当該撮像装置110に設定する。これにより、撮像装置110の露出が、設定された露出補正値に基づき制御される。
なお、S402及びS403において人体領域及び顔領域が検出されなかった場合には、露出補正を行う対象が存在しないため、その時点で処理が終了されてもよい。
また、S402において人体領域が検出され、S403において顔領域が検出されなかった場合には、当該人体領域に基づき露出の補正が行われればよい。
また、撮像装置110の撮像条件の調整が行われた場合には、改めて顔領域の検出が行われ、検出された顔領域に基づき当該撮像条件の調整が改めて実行されてもよい。このような制御が適用されることで、より人物である確証の高い被写体が、より好適な態様で判別可能となるように撮像画像の画質を調整することも可能となる。
次いで、図5について説明する。図5は、顔領域が検出された人物とは別の人物に対応する人体領域が検出されたか否かの判定に係る処理の一例を示したフローチャートである。なお、図4と同様の符号が付された処理については、図4において当該符号が付された処理と実質的に同様である。そのため、以降では、図5に示す処理について、特に図4に示す例と異なる部分に着目して説明し、図4に示す例と実質的に同様の処理については詳細な説明を省略するものとする。
まず、S401~S403の処理については、図4に示す例と実質的に同様であり、同処理により、処理対象となる画像データの取得が行われ、当該画像データに対応する画像からの人体領域及び顔領域の検出が行われる。
S501において、判定部203は、S402において検出された人体領域の数が、S403において検出された顔領域の数よりも多いか否かを判定する。
情報処理装置100は、S501において検出され人体領域の数が検出された顔領域の数よりも多いと判定した場合には、処理をS405に進める。
これに対して、情報処理装置100は、S501において検出され人体領域の数が検出された顔領域の数以下であると判定した場合には、処理をS406に進める。
なお、S405~S407の処理については、図4に示す例と実質的に同様であり、S501における判定結果に応じて露出補正値が決定され、当該露出補正値に応じて露出補正が実行される。
次いで、図6について説明する。図6は、顔領域が検出された人物とは別の人物に対応する人体領域が検出されたか否かの判定に係る処理の他の一例を示したフローチャートである。なお、図4と同様の符号が付された処理については、図4において当該符号が付された処理と実質的に同様である。そのため、以降では、図6に示す処理について、特に図4に示す例と異なる部分に着目して説明し、図4に示す例と実質的に同様の処理については詳細な説明を省略するものとする。
まず、S401~S403の処理については、図4に示す例と実質的に同様であり、同処理により、処理対象となる画像データの取得が行われ、当該画像データに対応する画像からの人体領域及び顔領域の検出が行われる。
S601において、判定部203は、S403において検出された顔領域と、S402において検出された人体領域のうち当該顔領域と共通の人物に対応する人体領域との紐付けを行う。
具体的な一例として、判定部203は、人体領域の一部分(例えば、中心等)と、顔領域の一部分(例えば、中心等)との間の距離が閾値以下である場合に、当該人体領域と当該顔領域とを共通の人物に対応する領域として紐付けてもよい。
また、他の一例として、判定部203は、顔領域の少なくとも一部が人体領域に含まれる場合に、当該人体領域と当該顔領域とを共通の人物に対応する領域として紐付けてもよい。
もちろん、上記はあくまで一例であり、共通の人物に対応する顔領域と人体領域とを紐付けることが可能であれば、当該紐付けに係る条件については特に限定はされない。また顔領域と人体領域との紐付けに係る条件として、複数の条件の組み合わせが適用されてもよい。
また、顔領域と紐付けられた人体領域については、顔領域と紐付けられていない人体領域と区別可能であることが望ましい。具体的な一例として、顔領域と紐付けられた人体領域に対して所定のフラグが立てられることで、当該フラグに基づき、当該人体領域が、顔領域と紐付けられていない人体領域と区別されてもよい。
S602において、判定部203は、S601において顔領域に紐付けられなかった人体領域が存在するか否かを判定する。
情報処理装置100は、S602において顔領域に紐付けられなかった人体領域が存在すると判定した場合には、処理をS603に進める。
これに対して、情報処理装置100は、S602において顔領域に紐付けられなかった人体領域が存在しないと判定した場合には、処理をS406に進める。
なお、S406~S407の処理については、図4に示す例と実質的に同様であり、S602における判定結果に応じて露出補正値が決定され、当該露出補正値に応じて露出補正が実行される。
S603において、調整部204は、S601において顔領域に紐付けられなかった人体領域と、S403において検出された顔領域とに基づいて露出補正値を決定する。具体的な一例として、調整部204は、S601において顔領域に紐付けられなかった人体領域の輝度値と、SS403において検出された一連の顔領域それぞれの輝度値との平均値が、あらかじめ設定された適切な輝度値となるように露出補正値を決定してもよい。なお、露出補正値の具体的な決定方法については、上記平均値が使用される点を除けば、S405の処理と実質的に同様である。
上記制御が適用されることで、露出補正値の決定に利用される人体領域が、顔領域に紐付けられなかった人体領域に限定されるため、当該露出補正値に対して、顔領域に紐付けられなかった人体領域に関する情報がより反映されやすくなる。そのため、顔領域が検出されていない人物に対応する領域の画質の調整に係る比重がより大きくなるように露出補正が行われるため、当該人物がより好適な態様で判別可能となるように撮像画像の画質を調整することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置100に依れば、顔領域が検出されている人物とは別の人物の人体領域が検出されている場合に、検出された顔領域及び人体領域の双方に基づき、撮像装置110の撮像条件が調整される。このような構成が適用されることで、例えば、白とびや黒つぶれ等により判別が困難な人物についても、より好適な態様で判別が可能となる撮像画像を得ることが可能となる。
このような特性から、本実施形態に係る情報処理装置100に依れば、より多くの人物の明るさが好適な態様で調整された撮像画像を得ることが可能となる。また、当初は顔領域が検出されなかった人物についても、上記撮像条件の制御により顔領域を検出することが可能となるため、より好適なフォーカスを得ることも可能となる。また、被写体として撮像される一連の人物それぞれの顔領域を検出することが可能となるため、例えば、顔認証システム等において、認証対象を見逃すといった事態の発生を防止する効果も期待できる。
<変形例>
続いて、本実施形態に係る情報処理装置100の変形例について説明する。
(変形例1)
まず、変形例1に係る情報処理装置100について以下に説明する。前述した実施形態では、顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域が検出された場合に、人体領域と顔領域との双方に基づいて撮像条件の調整を行うことで、撮像画像の画質の調整が行われていた。
一方で、例えば、顔が視認可能な人物に注目している状況下では、人体領域を考慮して撮像条件の調整が行われたとしても、当該人体領域に対応する人物が撮像装置110に対して背を向けている場合等のように、当該人物が注目している被写体ではない場合もある。また、他の一例として、検出部202の誤検出により、人物ではない物体の領域が人体領域として検出されるような状況も想定され得る。このような状況下では、例えば、注目していない被写体(例えば、人物以外の物体等)がより判別可能となるように撮像条件の調整が行われ、撮像画像全体として好適な画質調整の結果を得ることが困難な場合もある。
そこで、本変形例では、顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域の検出に伴い、顔領域と人体領域との双方に基づいて撮像条件の調整が行われた結果、新たな顔領域が検出されなかった場合における制御の一例について説明する。具体的には、本変形例では、顔領域と人体領域との双方に基づいて撮像条件の調整が行われた結果、新たな顔領域が検出されなかった場合には、人体領域を利用せずに顔領域に基づき撮像条件の調整が行われるように、撮像条件の調整に係る処理が切り替えられる。以降では、本変形例に係る情報処理装置100について、特に前述した実施形態と異なる部分に着目して説明する。
本変形例に係る調整部204は、判定部203により顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域が検出されたと判定された場合には、人体領域と顔領域との双方に基づき撮像条件の調整を行うことで、撮像画像の画質の調整を試みる。その後に、顔領域の検出が再度行われ、前回検出された顔領域とは別の顔領域が検出されなかった場合には、人体領域が利用されずに、検出された顔領域に基づき撮像条件の調整が行われる。一方で、再度の顔領域の検出が行われた結果、前回検出された顔領域とは別の顔領域が検出された場合には、新たに検出された顔領域も含めた一連の顔領域に基づき撮像条件の調整が行われる。
ここで、図7を参照して、本変形例に係る情報処理装置100の処理の一例について説明する。図7は、撮像条件の調整後に新たな顔領域が検出されなかった場合に、人体領域が利用されずに、検出された顔領域に基づき撮像条件の調整が行われる場合の処理の一例を示したフローチャートである。なお、図4と同様の符号が付された処理については、図4において当該符号が付された処理と実質的に同様である。そのため、以降では、図7に示す処理について、特に図4に示す例と異なる部分に着目して説明し、図4に示す例と実質的に同様の処理については詳細な説明を省略するものとする。
まず、S401~S405の処理については、図4に示す例と実質的に同様である。すなわち、処理対象となる画像データの取得が行われ、当該画像データに対応する画像からの人体領域及び顔領域の検出が行われる。そのうえで、検出された顔領域と対応する人体領域とは別の人体領域が検出された場合には、顔領域と人体領域との双方に基づき露出補正値の決定が行われる。
そして、S701において、調整部204は、通信部200を介して撮像装置110と通信を行うことで、S405において決定された露出補正値(換言すると、撮像条件の調整値)を当該撮像装置110に設定する。これにより、撮像装置110の露出が、設定された露出補正値に基づき制御される。
S702において、調整部204は、通信部200を介して撮像装置110と通信を行うことで、当該撮像装置110による撮像結果に応じた画像データを取得する。
S703において、調整部204は、検出部202に対して、S702において取得した画像データが示す画像からの顔領域の検出を依頼する。この依頼を受けて、検出部202は、当該画像から顔領域を検出する。
S704において、調整部204は、S403において検出されていなかった顔領域(換言すると、撮像条件の調整前に検出されなかった顔領域)が、S703において新たに検出されたか否かを判定する。
なお、S403において検出されていなかった顔領域が、S703において新たに検出されたか否かを判定することが可能であれば、その方法は特に限定はされない。
例えば、調整部204は、S403において検出された顔領域の数よりも、S703において検出された顔領域の数が多い場合に、新たに顔領域が検出されたと判定してもよい。
また、他の一例として、調整部204は、S403において検出された顔領域と、S703において検出された顔領域との紐付けを行うことで、新たに顔領域が検出されたか否かを判定してもよい。この場合には、調整部204は、例えば、S403において検出された顔領域の位置と、S703において検出された顔領域の位置とが近い場合に、同一の顔領域として紐付けを行ってもよい。そのうえで、調整部204は、紐付けが行われなかった顔領域がある場合に、新たに顔領域が検出されたと判定してもよい。
また、他の一例として、調整部204は、検出された顔領域に基づき顔認証を行うことで、S403において検出された顔領域と、S703において検出された顔領域との紐付けを行ってもよい。この場合には、S403において検出された顔領域と、S703において検出された顔領域との間で、同一人物の顔領域であると認識された2つの顔領域が紐付けられることとなる。そのうえで、調整部204は、紐付けが行われなかった顔領域がある場合に、新たに顔領域が検出されたと判定してもよい。
情報処理装置100は、S704において新たに顔領域が検出されなかったと判定した場合には、処理をS406に進める。S406において、調整部204は、S403において検出された顔領域に基づき露出補正値を決定する。この場合には、続くS407の処理において、当該露出補正値に基づき撮像装置110の露出補正が行われる。
具体的には、新たに顔領域が検出されなかったということは、S701における露出補正において考慮した人体領域は、人物の後ろ姿や人物ではない物体のように、注目している被写体には該当しなかったとものと認識することが可能である。そのため、調整部204は、当該人体領域を露出補正値の決定に係る利用対象から除外し、顔領域に基づき露出補正値を決定している。
一方で、情報処理装置100は、S704において新たに顔領域が検出されたと判定した場合には、処理をS705に進める。S705において、調整部204は、新たに検出された顔領域も含めた一連の顔領域に基づき露出補正値を決定する。そして、続くS407の処理において、当該露出補正値に基づき撮像装置110の露出補正が行われる。これにより、S403の処理が実行された時点では検出されていなかった顔領域に対応する人物についても、より好適な態様で判別可能となるように撮像装置110の露出を調整することが可能となる。
なお、S704において新たな顔領域が検出されたと判定された場合には、S405において決定された露出補正値が適正値であるものとして、S407の処理が実行されずに、S701における露出補正の結果(撮像条件の調整結果)が維持されてもよい。
以上説明したように、本変形例に係る情報処理装置100に依れば、顔領域と人体領域との双方に基づき撮像条件の調整が行われた結果、新たな顔領域が検出されなかった場合には、人体領域が利用されずに顔領域に基づき撮像条件の調整が行われる。これにより、例えば、撮像条件の調整に利用した人体領域が、人物の後ろ姿や人物以外の物体のように注目している被写体ではない場合に、注目している被写体がより好適な態様で判別可能な撮像画像が得られるように、改めて撮像条件を調整することが可能となる。換言すると、本変形例に係る情報処理装置100に依れば、注目していない被写体がより判別可能となるように撮像条件の調整が行われることで、撮像画像全体として好適な画質調整の結果を得ることが困難となる事態の発生を防止することが可能となる。
(変形例2)
次いで、変形例2に係る情報処理装置100について以下に説明する。本変形例では、人体領域の誤検出が生じた場合に、検出された一連の人体領域の候補のうち、誤検出された人体領域をフィルタリングする場合の一例について説明する。
本変形例に係る判定部203は、顔領域と紐付けられた人体領域のサイズに関する情報を所定の記憶領域(例えば、後述するRAM1010等)に記憶させる。なお、人体領域のサイズに関する情報としては、例えば、画像中における人体領域の横幅及び高さのうち少なくともいずれかに関する情報を利用することが可能である。また、他の一例として、人体領域の対角線の長さに関する情報が、当該人体領域のサイズに関する情報として利用されてもよい。もちろん、これらはあくまで一例であり、各人体領域のサイズを評価することが可能な情報であれば、人体領域のサイズに関する情報として利用される情報の種別は特に限定はされない。
また、本変形例に係る検出部202は、人体領域の検出を行う際に、判定部203により所定の記憶領域に記憶された人体領域のサイズに関する情報に基づき、検出した領域のフィルタリングを行う。具体的な一例として、検出部202は、人体領域のサイズに関する情報のうち最大となるサイズよりも大きいサイズの領域(人体領域の候補)については、人体領域としての検出の対象から除外してもよい。同様に、検出部202は、人体領域のサイズに関する情報のうち最小となるサイズよりも小さいサイズの領域(人体領域の候補)については、人体領域としての検出の対象から除外してもよい。
ここで、図8を参照して、本変形例に係る情報処理装置100による撮像装置110の撮像条件の制御について概要を説明する。図8に示す画像800は、撮像装置110による撮像結果に応じた画像の一例を示している。画像800の画像データは、例えば、撮像装置110から情報処理装置100に対してネットワーク140を介して送信されてもよいし、記録装置120に記憶された後に情報処理装置100により当該記録装置120から読み出されてもよい。
画像800には、被写体として人物801及び802が撮像されている。検出部202は、人物801に対応する領域として人体領域803及び顔領域807を検出し、人物802に対応する領域として人体領域804及び顔領域808を検出している。この際に、判定部203は、人体領域803と顔領域807とは互いに近傍に位置し、人体領域803中に顔領域807が含まれるため、人体領域803と顔領域807とを共通の人物に対応する領域として紐付ける。同様にして、判定部203は、人体領域804と顔領域808とについても共通の人物に対応する領域として紐付ける。
判定部203は、顔領域に対して共通の人物に対応する領域として紐付けられた一連の人体領域(例えば、図8に示す人体領域803及び804)それぞれのサイズに関する情報を所定の記憶領域(例えば、RAM1010等)に記憶させる。その際に、判定部203は、過去に当該記憶領域に情報が蓄積された一連の人体領域それぞれとの間でサイズの比較を行い、最大の人体領域のサイズと、最小の人体領域のサイズとを算出しておいてもよい。
なお、上記記憶領域に記憶させる人体領域のサイズに関する情報としては、少なくとも最大の人体領域のサイズと最小の人体領域のサイズとのそれぞれに関する情報が含まれていればよく、他の情報については上記記憶領域へ記憶させる対象から除外されてもよい。この場合には、判定部203は、顔領域と紐付けられた新たな人体領域が検出された際に、当該人体領域のサイズが、記憶領域に記憶されている最大の人体領域のサイズよりも大きい場合には、記憶領域に記憶されている最大の人体領域のサイズを更新すればよい。同様に、判定部203は、新たに検出された人体領域のサイズが、記憶領域に記憶されている最小の人体領域のサイズよりも小さい場合には、記憶領域に記憶されている最小の人体領域のサイズを更新すればよい。
また、図8に示す例では、検出部202は、領域805及び806を人体領域として誤って検出している。具体的には、領域805は、木が人物の身体として誤検出された領域に相当する。また、領域806についても、人物ではない物体を人物の身体として誤検出された領域に相当する。このような状況下では、前述した実施形態や変形例1に係る情報処理装置100は、顔領域が検出された人物とは別の人物の人体領域として検出した領域805及び806についても考慮のうえで、撮像装置110の撮像条件の調整を行うこととなる。このような制御が行われることで、例えば、領域805及び806に基づく撮像条件の調整が、人物801及び802の撮像結果にも影響を及ぼし、結果として撮像画像中の当該人物801及び802の領域の画質の向上が阻害される場合がある。
以上のような状況を鑑み、本変形例に係る情報処理装置100は、所定の記憶領域(例えば、記憶部201等)に記憶されている過去に検出された人体領域のサイズと比較を行い、当該比較の結果に応じて撮像条件の調整に利用する領域のフィルタンリングを行う。
具体的な一例として、図8に示す例において、便宜上、人体領域803が、過去に検出された人体領域のうちサイズが最大の人体領域であるものとする。この場合には、顔領域との紐付けが行われていない領域805は、過去に検出された最大のサイズの人体領域803よりもサイズが大きいため、撮像条件の調整への利用対象から除外される。
また、他の一例として、図8に示す例において、便宜上、人体領域804が、過去に検出された人体領域のうちサイズが最小の人体領域であるものとする。この場合には、顔領域との紐付けが行われていない領域806は、過去に検出された最小のサイズの人体領域804よりもサイズが小さいため、撮像条件の調整への利用対象から除外される。
なお、複数の領域間におけるサイズの比較方法については特に限定はされない。具体的な一例として、複数の領域間におけるサイズの比較方法として、各領域の横幅または高さの比較が適用されてもよいし、横幅及び高さの双方の比較が適用されてもよい。また、他の一例として、複数の領域間におけるサイズの比較方法として、各領域の対角線の長さの比較が適用されてもよい。また、複数の領域間の比較に際し、過去に検出された最大の人体領域のサイズよりも閾値以上大きい場合、または、過去に検出された最小の人体領域のサイズよりも閾値以上小さい場合に、比較対象の領域が撮像条件の調整への利用対象から除外されてもよい。
次いで、図9を参照して、本変形例に係る情報処理装置100の処理の一例について説明する。図9は、検出された領域のサイズに応じて、誤検出された人体領域のフィルタリングが行われる場合の処理の一例を示したフローチャートである。なお、図4と同様の符号が付された処理については、図4において当該符号が付された処理と実質的に同様である。そのため、以降では、図9に示す処理について、特に図4に示す例と異なる部分に着目して説明し、図4に示す例と実質的に同様の処理については詳細な説明を省略するものとする。
まず、S401~S402の処理については、図4に示す例と実質的に同様である。すなわち、処理対象となる画像データの取得が行われ、当該画像データに対応する画像からの人体領域の検出が行われる。
S901において、検出部202は、過去に所定の記憶領域に情報が蓄積された人体領域との間でサイズの比較を行い、当該比較の結果に応じてS402において検出された人体領域のフィルタリングを行う。
具体的には、検出部202は、S402において検出された人体領域のうち、過去に検出された最大の人体領域のサイズよりも大きい人体領域については、人体領域として検出されなかったものとする。同様に、検出部202は、S402において検出された人体領域のうち、過去に検出された最小の人体領域のサイズよりも小さい人体領域については、人体領域として検出されなかったものとする。
なお、前述したように、複数の領域間におけるサイズの比較方法については特に限定はされない。
次いで、S403及びS601の処理が実行される。なお、S403の処理については、図4に示す例と実質的に同様である。また、S601の処理については、図6に示す例と実質的に同様である。すなわち、S403において顔領域の検出が行われ、S601において検出された顔領域に対して当該顔領域と共通の人物に対応する人体領域が紐付けられる。
S902において、判定部203は、S601において顔領域と紐付けられた人体領域のサイズに関する情報を所定の記憶領域(例えば、RAM1010等)に記憶させる。
なお、S902において上記記憶領域に記憶された情報については、図9に示す一連の処理が改めて実行された際に、S901において過去に検出された人体領域に関する情報として使用されることとなる。
また、記憶領域に記憶される人体領域のサイズに関する情報については、少なくとも最大の人体領域のサイズと最小の人体領域のサイズとのそれぞれに関する情報が含まれていれば、他の情報については当該記憶領域へ記憶させる対象から除外されてもよい。この場合には、判定部203は、顔領域と紐付けられた人体領域のサイズが、記憶領域に記憶されている最大の人体領域のサイズよりも大きい場合には、記憶領域に記憶されている最大の人体領域のサイズを更新すればよい。同様に、判定部203は、顔領域と紐付けられた人体領域のサイズが、記憶領域に記憶されている最小の人体領域のサイズよりも小さい場合には、記憶領域に記憶されている最小の人体領域のサイズを更新すればよい。
以降におけるS602~S603、S406、及びS407の処理については、図6を参照して説明した例と実質的に同様である。なお、本変形例では、S602の処理において、顔領域に紐付けられなかった人体領域のうち、過去に検出された人体領域のサイズを逸脱するような領域がS901の処理により判定の対象から除外されることとなる。
以上説明したように、本変形例に係る情報処理装置100に依れば、過去に検出された人体領域のサイズに関する情報に基づき、新たに検出された人体領域の中から、人体領域のサイズを逸脱する領域を撮像条件の調整の利用対象から除外することが可能となる。これにより、本変形例に係る情報処理装置100に依れば、人体領域の誤検出が生じた場合においても、誤検出された領域が撮像条件の調整に利用されることによる、撮像画像中の人物の領域の画質の向上が阻害される事態の発生を防止することが可能となる。
<ハードウェア構成>
図10を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。なお、以降に説明するハードウェア構成については、記録装置120や撮像装置110のハードウェア構成としても同様に適用することが可能である。
情報処理装置100は、CPU1000と、RAM1010と、ROM1020と、HDD10130と、ネットワークI/F1040とを含む。CPU1000、RAM1010、ROM1020、HDD10130、及びネットワークI/F1040のそれぞれは、バス1050を介して相互に接続される。
CPU1000は、情報処理装置100の各種動作を制御する中央演算装置である。例えば、CPU1000は、情報処理装置100全体の動作を制御してもよい。
RAM1010は、CPU1000の主記憶メモリであり、ワークエリア又は各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。また、RAM1010は、例えば、フレームメモリとして機能してもよいし、バッファメモリとして機能してもよい。
ROM1020は、CPU1000が情報処理装置100の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。
HDD1030は、各種データ(例えば、画像データ等)や各種プログラムを記憶する。なお、HDD1030に替えて、SSD(Solid State Drive)に代表される不揮発性メモリ等のような他の補助記録装置が適用されてもよい。
ネットワークI/F1040は、ネットワークを介して、TCP/IPやHTTP等のような所定の通信プロトコルに従い、外部の装置と通信を行う。なお、ネットワークI/F1040として適用されるデバイスや、通信に使用される通信プロトコル等については、ネットワークの種別に応じて適宜変更されてもよい。
なお、上述した実施形態及び各種変形例では、CPU1000が各種処理を実行する場合の一例について説明したが、本実施形態に係る情報処理装置100の構成を限定するものではない。
例えば、上述した例においてCPU1000が実行していた処理のうち、一部の処理が専用のハードウェアによって実行される構成が適用されてよい。より具体的な一例として、表示装置130にGUI(Graphical User Interface)や各種画像を表示する処理が、GPU(Graphics Processing Unit)により実行されてもよい。また、ROM1020からプログラムコードを読み出してRAM1010に展開する処理が、転送装置として機能するDMA(Direct Memory Access)により実行されてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、情報処理装置100の各部は、図10に示すハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより実現されてもよい。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲は限定的に解釈されるものではない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱しない範囲において、様々な形で実施することができる。例えば、各実施形態を組み合わせたものも本明細書の開示内容に含まれる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 情報処理装置
202 検出部
203 判定部
204 調整部

Claims (10)

  1. 撮像手段による撮像結果に応じた画像から、被写体として撮像された人物の身体に対応する人体領域と、当該人物の顔に対応する顔領域とを検出する検出手段と、
    前記顔領域が検出された人物の身体に対応する第1の人体領域とは異なる第2の人体領域が検出されたか否かを判定する判定手段と、
    前記撮像手段の撮像条件を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、
    前記第2の人体領域が検出された場合に、検出された前記顔領域と前記人体領域とに基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整し、
    前記第2の人体領域が検出されなかった場合に、検出された前記顔領域に基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記調整手段は、前記第2の人体領域が検出された場合に、検出された前記顔領域と、当該第2の人体領域を少なくとも含む検出された前記人体領域と、に基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、検出された前記人体領域の数が、検出された前記顔領域の数よりも多い場合に、前記第2の人体領域が検出されたと判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記顔領域と前記人体領域との間の距離が閾値以下であることと、
    前記顔領域の少なくとも一部が前記人体領域に含まれることと、
    の少なくともいずれかの条件を満たす場合に、当該条件を満たす当該顔領域と当該人体領域とを関連付け、
    前記顔領域が関連付けられなかった前記人体領域が存在する場合に、前記第2の人体領域が検出されたと判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記撮像条件が調整された場合に、改めて前記顔領域の検出を行い、
    前記調整手段は、
    前記撮像条件の調整前に検出されなかった前記顔領域が、当該撮像条件の調整後に検出された場合には、当該撮像条件の調整結果を維持し、
    前記撮像条件の調整前に検出されなかった前記顔領域が、当該撮像条件の調整後に検出されなかった場合には、当該撮像条件の調整前に検出された前記顔領域に基づき、改めて当該撮像条件を調整する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段は、検出された前記顔領域及び前記人体領域に基づき前記撮像条件の調整が行われた場合には、改めて前記顔領域の検出を行い、
    前記調整手段は、前記撮像条件の調整前に検出されなかった前記顔領域が、当該撮像条件の調整後に検出された場合には、当該顔領域に基づき改めて当該撮像条件を調整する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記検出手段は、前記画像から検出された前記人体領域の候補のサイズが所定の条件を満たしていない場合に、当該候補を前記人体領域としての検出の対象から除外する
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 検出された前記人体領域に関する情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記検出手段は、前記画像から検出された前記人体領域の候補のサイズが、前記記憶手段に情報が記憶された一連の前記人体領域のうちサイズが最大の人体領域よりも大きい場合、または、当該一連の前記人体領域のうちサイズが最小の人体領域よりも小さい場合に、当該候補を前記人体領域としての検出の対象から除外する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    撮像手段による撮像結果に応じた画像から、被写体として撮像された人物の身体に対応する人体領域と、当該人物の顔に対応する顔領域とを検出する検出ステップと、
    前記顔領域が検出された人物の身体に対応する第1の人体領域とは異なる第2の人体領域が検出されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記撮像手段の撮像条件を調整する調整ステップと、
    を含み、
    前記調整ステップは、
    前記第2の人体領域が検出された場合に、検出された前記顔領域と前記人体領域とに基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整し、
    前記第2の人体領域が検出されなかった場合に、検出された前記顔領域に基づき、前記撮像手段の撮像条件を調整する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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