JP2022083178A - 支援システム、支援装置、支援方法及び支援プログラム - Google Patents

支援システム、支援装置、支援方法及び支援プログラム Download PDF

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Takayuki Mizunari
秀揮 西田
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Abstract

【課題】工場等から排出される廃棄物を、サステナビリティを考慮して処理委託先を選択することができる支援システム、支援装置、支援方法及び支援プログラムを提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、廃棄物を排出する排出ユーザと廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援システムが提供される。この支援システムは、廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備える。廃棄物情報取得部は、排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成される。情報管理部は、廃棄物情報を管理するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、支援システム、支援装置、支援方法及び支援プログラムに関する。
工場等で排出される廃棄物の多くは、処理委託先に委託されて処理される。このような委託先の候補は、過去の取引等の経緯等によって一定の業者に限定されることが多いが、処理コスト等の観点から、多数の業者を比較検討場合がある。
そこで、例えば特許文献1には、廃棄物排出者が、排出する廃棄物の物性、発生量、売却価格及び発生量の推移計画を運営サーバに登録し、再資源化実行者が、要求する物性、所要量、現在購入価格及び購入量推移計画を運営サーバに登録し、これらの登録情報から廃棄物排出者と再資源化実行者との間のマッチングサービスを提案する。このようなサービスによれば、廃棄物排出者は、廃棄物を双方の希望に近い価格で販売や処理することができる。
特開2006-201846号公報
ところで、近年、環境負荷の抑制等の観点から、廃棄物を資源化することが期待されている。例えば、工場等から排出される汚泥は、火力発電やバイオマス発電の燃料等として資源化されて用いられている。この例においては、火力発電とバイオマス発電とでは発電効率は異なるし、また火力発電でも汚泥の組成や発電を行う設備によって発電効率は異なる。しかしながら、廃棄物を排出した者は、その廃棄物を処理するに際してどの程度環境負荷が与えるものか知ることができない。
特に、近年では、事業者による事業にはサステナビリティ(持続可能性)が要求されている。したがって、廃棄物を排出する際に、単に処理コストが低いことのみで処理委託先を選択するのではなく、上述した発電効率等からサステナビリティを考慮して処理委託先を選択することに一定の需要がある。
本発明では上記事情に鑑み、工場等から排出される廃棄物を、サステナビリティを考慮して処理委託先を選択することができる支援システム、支援装置、支援方法及び支援プログラムを提供することとした。
本発明の一態様によれば、廃棄物を排出する排出ユーザと廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援システムが提供される。この支援システムは、廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備える。廃棄物情報取得部は、排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成される。情報管理部は、廃棄物情報を管理するように構成される。
具体的には、次に記載の各態様で提供されてもよい。
廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援装置であって、廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備え、前記廃棄物情報取得部は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成され、前記情報管理部は、前記廃棄物情報を管理するように構成される支援装置。
前記支援装置において、前記廃棄物パラメータは、前記廃棄物の組成、物性、量、引渡時期及び引渡場所からなる群から選択される1以上を含む支援装置。
前記支援装置において、処理関連情報取得部をさらに備え、前記処理関連情報取得部は、前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又は前記評価に影響を及ぼす処理パラメータを含む処理関連情報を取得するように構成される支援装置。
前記支援装置において、予測部をさらに備え、前記予測部は、前記廃棄物情報及び前記処理関連情報に基づき、前記廃棄物を前記処理ユーザが処理した場合の結果を予測する支援装置。
前記支援装置において、評価部をさらに備え、前記評価部は、前記処理ユーザが複数存在する場合及び/又は前記処理の手段が複数存在する場合に、前記廃棄物を前記処理ユーザが処理した場合の結果に基づき、複数の前記処理ユーザ及び/又は複数の前記処理の手段を順位付けする支援装置。
前記支援装置において、前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理は、前記廃棄物の資源化である支援装置。
前記支援装置において、前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理は、前記廃棄物の燃料化である支援装置。
廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援方法であって、廃棄物情報取得工程と、情報管理工程とを備え、前記廃棄物情報取得工程は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得し、前記情報管理工程は、前記廃棄物情報を管理する支援方法。
廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援プログラムであって、コンピュータを、廃棄物情報取得部、処理関連情報取得部及び情報管理部として機能させ、前記廃棄物情報取得部は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成され、前記情報管理部は、前記廃棄物情報を管理するように構成される支援プログラム。
もちろん、この限りではない。
本実施形態に係る支援システムを示す概略図である。 本実施形態に係る支援装置の機能構成を示す概略図である。 本実施形態に係る支援装置のハードウェア構成を示す概略図である。 本実施形態に係る支援方法のフローチャート図である。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態中に示した各構成要素は、互いに組み合わせ可能である。
本実施形態のソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
<支援システム>
本実施形態に係る支援システムは、廃棄物を排出する排出ユーザと廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援システムである。この支援システムは、廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備えるものである。ここで、廃棄物情報取得部は、排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成されるものである。また、情報管理部は、廃棄物情報及び処理関連情報を管理するように構成されるものである。
また、必須の構成ではないが、本実施形態に係る評価システムは、出力部、廃棄物情報測定部及び処理関連情報測定部のうち、1又は2以上を備えてもよい。なお、以下で説明する図1には、これら全てを備える評価システムについて主として説明する。
ここで、「廃棄物」とは、排出ユーザUより排出され、処理ユーザUにより処理されるものをいう。廃棄物は、固形状のものに限られず、液状、粉末状、ゲル状等あらゆる形状であってよい。具体的に、廃棄物としては、特に限定されず、例えば製紙工場や自動車工場の湿式塗装ブース等の廃水、廃油、グリストラップ、メタン発酵残渣、使用済み紙おむつ、食品廃棄物、廃食材プラスチックの端材、木材端材、農作物残渣、清掃廃水、汚泥、スカム、スラッジ、残飯、し尿等の有機廃棄物、メッキ液等の廃水、金属端材、ばいじん(飛灰)、主灰等の無機廃棄物が挙げられる。
ここで、「処理」とは、廃棄物に対して施す何らかの操作をいう。処理としては、例えば燃料や他の原料等への転換による有用化又は有毒な物質の除去や無毒な物質への転換による無害化が挙げられる。
〔評価システムの機能的構成〕
図1は、本実施形態に係る評価システムの概略図である。この評価システム1は、評価装置2と、出力装置3と、廃棄物情報測定装置4と、処理関連情報測定装置5とを備える。
このうち、評価装置2は、評価システム1における評価のための情報処理を制御するものである。図2は、本実施形態に係る評価装置の機能構成を示す概略模式図である。この図2に示すように、本実施形態に係る支援装置2は、廃棄物情報取得部21と、情報管理部22と、処理関連情報取得部23と、検索指示取得部24と、検索実行部25と、予測部26と、評価部27とを備える。なお、出力装置3は、出力部の一例である。また、廃棄物情報測定装置4は、廃棄物情報測定部の一例であり、処理関連情報測定装置5は、処理関連情報測定部の一例であるが、以下では特に区別せず説明する。
〔支援システムの機能〕
以下、支援システム1の各部の機能について具体的に説明する。
[廃棄物情報取得部]
廃棄物情報取得部21は、排出ユーザUが排出する廃棄物に関する廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成されるものである。
排出ユーザUは、かかる支援システムを使用するユーザのうち廃棄物を排出するユーザである。なお、ある廃棄物を排出するのは他社に委託等する一方、別の廃棄物を受け入れて処理する場合等には、排出ユーザUと処理ユーザUとが同一の人格となることはあり得る。また、排出ユーザU及び処理ユーザUはいずれも、自然人であってもよいし、法人であってもよい。また、排出ユーザU及び処理ユーザUの少なくともいずれかが法人である場合、それらの業種は製造業に限定されるものではなく、林業、農業、建設業、卸業、小売業等であってもよい。さらに、排出ユーザU及び処理ユーザUの少なくともいずれかが法人である場合、それらから排出される廃棄物は、事業活動から直接的に生じたもの(例えば林業における端材等)のみならず、間接的に生じたもの(例えば清掃の廃水や残飯(飲食店以外、飲食店の場合直接的に生じたものとなる)、し尿等)であってもよい。また、1つの支援システム1について、排出ユーザU及び処理ユーザUは、それぞれ単数が利用しても複数利用してもよいが、両者とも複数利用すると利用者が増加するごとに、両者の希望に合致する取引先が見つけやすくなる点でネットワークの経済性が得られる。
なお、本明細書において、「委託等」とは、委託、請負、廃棄物の売買等を含むものであり、その具体的な契約形態や所有権の移転の形態については限定されず、排出ユーザUが、処理ユーザUに廃棄物を引き渡し、処理ユーザUがそれを有用化又は無害化するため契約全般をいう。
排出ユーザUが排出する廃棄物に関する廃棄物パラメータとしては、廃棄物の組成、物性、熱量(カロリー)等の廃棄物そのものの特性パラメータのみならず、量(個数、質量等)、引渡時期、引渡場所等の廃棄物の取引に関する条件パラメータが挙げられる。これらは1つを単独で用いてもよいが、廃棄物パラメータとしては、例えば廃棄物の組成、物性、量、引渡時期及び引渡場所からなる群から選択される1以上を含むことが好ましく、これら全てを含むことがより好ましい。一実施形態において、量(個数、質量等)及び組成を少なくとも用い、さらに他の廃棄物パラメータを用いることが好ましい。
なお、廃棄物パラメータには、取引金額(希望金額を含む)は含まれないが、後述する情報管理部22は、取引金額情報を管理してもよい。
なお、一定の製品を製造しておりかつ一定の組成や量等の廃棄物が得られる場合等、組成や量等を予測可能な場合やAI等を用いて予測可能な場合には、廃棄物パラメータとして実際の量ではなく、予測量を用いてもよい。
廃棄物パラメータは、定量的なものであっても、定性的なものであってもよく、また段階ごとにランク分けしたものであってもよい。
排出ユーザUが自ら廃棄物情報を測定して入力するか、又は後述する廃棄物情報測定装置4を用いて廃棄物情報を測定して入力するか、若しくは廃棄物情報測定装置4と廃棄物情報取得部21との間で通信する等して、廃棄物情報を廃棄物情報取得部21に取得させてもよい。
[情報管理部]
情報管理部22は、廃棄物情報を管理するように構成されるものである。
具体的に、情報管理部22は、廃棄物情報(必要な場合には、さらに取引金額情報も)を、少なくとも排出ユーザU(又はそのID)と関連付けて管理する。また、後述する処理関連情報取得部23を設ける場合、情報管理部22は、処理関連情報(必要な場合には、さらに取引金額情報も)を、少なくとも処理ユーザU(又はそのID)と関連付けて管理する。これらの情報の管理方法としては、特に限定されないが、具体的に、ハードウェア構成上、後述する記憶部に記憶するように構成することが好ましい。
[処理関連情報取得部]
必須の構成ではないが、支援システム1及び支援装置2は、処理関連情報取得部23をさらに備える。この処理関連情報取得部23は、例えば処理ユーザUが行う廃棄物の処理に影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又はその評価に影響を及ぼす処理パラメータを含む処理関連情報を取得するように構成されるものである。
処理ユーザUは、かかる支援システム1を使用するユーザのうち排出ユーザUから排出された廃棄物を処理するユーザである。この処理ユーザUが行う廃棄物の処理は、廃棄物の資源化であってもよいし、廃棄物の燃料化であってもよい。ここで「廃棄物の資源化」とは、廃棄物を同様又は異なる用途で有用化するものである。廃棄物の資源化の具体例としては、例えば有機廃水若しくはその残渣、廃プラ、木くず若しくは食品残渣等の燃料化、廃プラの再生プラ化、古紙の再生紙化又は金属の再利用等が挙げられる。
処理パラメータは、処理ユーザUが行う廃棄物の処理に影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関するものである。この評価パラメータのうち、環境の観点からの評価、社会の観点からの評価及び企業統治の観点からの評価としては、例えばESGスコア等で評価することができる。なお、ESGスコアの評価機関は、FTSE、MSCI、Sustainalytics等があるが、ESGスコアとしては、特に限定されず、いずれの機関のスコアを用いることもできる。また、持続可能な開発目標の観点からの評価としては、例えばSDGsスコアを用いて評価してもよいし、定性的に評価してもよい。
具体的に、処理パラメータとしては、特に限定されないが、例えば廃棄物を原料として得られる製品の量、品質、エネルギー(電気、熱等)生成量、副産物の環境負荷、副産物の廃棄費用、廃棄物処理に要する他原料使用量、廃棄物処理に要する処理剤使用量、廃棄物処理に要する添加剤使用量、廃棄物処理に要する水使用量、廃棄物処理に要する稼働装置、廃棄物処理に要する装置稼働時間、廃棄物処理に要するエネルギー(電気、熱等)使用量、廃棄物処理により発生するCO排出量、廃棄物処理により発生するNOx・SOx排出量、廃棄物処理により発生する物流量、廃棄物処理により変化する生産効率、廃棄物処理により発生する作業員の必要人数、廃棄物処理により発生する作業員の操作の危険性等のうち1又は2以上である。
この場合、処理ユーザUは、例えば後述する検索実行部25の検索結果を見て、処理を希望する廃棄物が存在する場合には、処理ユーザUがその廃棄物を処理した場合の処理パラメータを算出し、処理関連情報取得部23に取得させる。その結果を後述する出力部3から出力する。
一方、処理パラメータとしては、例えば廃棄物単位量あたりの、棄物を原料として得られる製品の量、品質、エネルギー(電気、熱等)生成量、副産物の環境負荷、副産物の廃棄費用、廃棄物処理に要する他原料使用量、廃棄物処理に要する処理剤使用量、廃棄物処理に要する添加剤使用量、廃棄物処理に要する水使用量、廃棄物処理に要する稼働装置、廃棄物処理に要する装置稼働時間、廃棄物処理に要するエネルギー(電気、熱等)使用量、廃棄物処理により発生するCO排出量、廃棄物処理により発生するNOx・SOx排出量、廃棄物処理により発生する物流量、廃棄物処理により変化する生産効率、廃棄物処理により発生する作業員の必要人数、廃棄物処理により発生する作業員の操作の危険性等のうち1又は2以上であってもよい。この場合において、例えば演算部(図示せず。)を設けて、廃棄物全量(又は処理希望量が一部の場合、その一部の量)あたりの処理パラメータを算出して用いてもよい。なお、廃棄物単位量あたりの処理パラメータは、事前(例えばかかる評価システム1の登録時等、後述する検索実行部25による廃棄物の検索より前)に処理ユーザUが登録しておいてもよいし、後述する検索実行部25による廃棄物の検索を行った際に、かかる評価システム1から入力を求める等して、入力させてもよい。また、上述の例では、処理パラメータは、廃棄物単位量あたりのものとして説明したが、処理パラメータは、廃棄物単位量あたりのものに限られず、例えば排出ユーザUの廃棄物情報と合わせる等して、廃棄物全量(又は処理希望量が一部の場合、その一部の量)あたりの処理パラメータが算出できればどのようなものであっても上述したことと同様にして用いることができる。
なお、処理パラメータには、取引金額や廃棄物処理により発生する物流費用等金銭に関する情報については含まれないが、処理パラメータとともにこれらの金銭に関わる情報を、処理関連情報とともに用いることできる。また、処理可能量、処理可能時期、廃棄物の引取可能時期、引取可能場所等評価パラメータ及び/又は処理パラメータ以外の情報を処理関連情報とともに用いてもよい。なお、取引金額等の金銭としては、排出ユーザU及び処理ユーザUのいずれもが、金銭を受け取ることも、支払うこともある。
処理パラメータは、定量的なものであっても、定性的なものであってもよく、関数(特に廃棄物情報のいずれかとの関数)であってもよく、また段階ごとにランク分けしたものであってもよい。
なお、過去の実績等から、廃棄物情報のいずれかと、処理パラメータの関係が関数化されている場合やAI等を用いて処理パラメータを予測可能な場合等には、処理パラメータとして予測値を用いてもよい。
[検索指示取得部]
必須の構成ではないが、支援システム1及び支援装置2は、検索指示取得部24をさらに備える。この検索指示取得部24は、排出ユーザUからの、自らの廃棄物を処理する処理ユーザUについての検索(処理ユーザ検索)の指示及び/又は処理ユーザUからの、自ら行う処理を施す廃棄物を排出する排出ユーザUについての検索(排出ユーザ検索)の指示を取得する。
なお、排出ユーザUや処理ユーザUからの指示は、特に限定されないが、マウスやキーボード等の受付部(図示せず)にて受付けてもよい。
検索指示の受付項目としては、特に限定されないが、例えば処理ユーザ検索の場合、廃棄物を原料として得られる製品の量、品質、エネルギー(電気、熱等)生成量、副産物の環境負荷、副産物の廃棄費用、他原料使用量、処理剤使用量、添加剤使用量、水使用量、稼働装置、装置稼働時間、エネルギー(電気、熱等)使用量、CO排出量、NOx・SOx排出量、物流量、物流費用、生産量、生産効率、作業員の必要人数、作業員の操作の危険性、取引金額、処理可能量、処理可能時期、廃棄物の引取可能時期、引取可能な場所等であってよい。
検索指示の受付項目としては、特に限定されないが、例えば排出ユーザ検索の場合、廃棄物の組成、物性、取引金額、引渡希望量、引渡希望時期、引渡可能場所、等の廃棄物であってよい。
検索指示の受付項目が数値である場合には、閾値(上限値、下限値)を受け付けてもよい。この場合、後述する検索実行部25では、この範囲に合致する排出ユーザUや処理ユーザUを抽出する。
検索指示の受付項目が数値でない場合には、キーワードを受け付けてもよい。この場合、後述する検索実行部25では、このキーワードに合致する説明を設けている排出ユーザUや処理ユーザUを抽出する。
[検索実行部]
必須の構成ではないが、支援システム1及び支援装置2は、検索実行部25をさらに備える。この検索実行部25は、排出ユーザUからの処理ユーザ検索の指示や、処理ユーザUからの廃棄ユーザ検索の指示に基づいて検索を実行する。具体的な検索の方法については、上述したとおりである。
[予測部]
必須の構成ではないが、支援システム1及び支援装置2は、予測部26をさらに備える。この評価部26は、廃棄物情報及び処理情報に基づき、廃棄物を処理ユーザUが処理した場合の結果を予測するものである。
具体的に、廃棄物を処理ユーザUが処理した場合の結果(予測の対象)としては、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価、それらの評価に影響を及ぼす各種パラメータ、取引金額等であってよい。これらは1つを単独で用いても、複数を組み合わせて用いてもよい。
なお、予測部が予測する結果は、上述した処理関連情報とは異なるものであり、処理関連情報を用いてさらに予測するものをいう。例えば、廃棄物を発電に用いる場合において、それによって生じた発電量を処理関連情報として処理ユーザUから取得した場合、予測する結果は、これとは異なる指標、例えばESGスコアのうちのEスコアであってよい。ただし、ユーザや処理手段ごとに、取得する処理関連情報は異なっていてもよく、例えば他の処理ユーザU’からは、処理関連情報としてESGスコアのうちのEスコアを直接取得してもよい。
また、同様に、廃棄物を発電に用いる場合において、それによって生じた廃棄物の組成と発電量の関数を処理関連情報として処理ユーザUから取得した場合、予測する結果は、発電量の関数であってもよい。
[評価部]
必須の構成ではないが、支援システム1及び支援装置2は、評価部27をさらに備える。この評価部27は、処理ユーザUが複数存在する場合及び/又は処理の手段が複数存在する場合に、上述の予測部26で予測した、廃棄物を処理ユーザUが処理した場合の結果に基づき、複数の処理ユーザU及び/又は複数の処理の手段を順位付けしてもよい。
順位付けの手段としては、特に限定されないが、廃棄物を処理ユーザが処理した場合の結果が定量的な数値である場合、その大小で順位付けすればよい。また複数の定量的な結果で順位付けを行う場合、順位付けの方法については特に限定されず、一つのパラメータで順位付けしてもよく、複数のパラメータを重み付けして順位付けしてもよい。
また、評価部27は、予測部26で予測した、廃棄物を処理ユーザUが処理した場合の結果の代わりに、処理ユーザUが予測した、廃棄物を処理ユーザUが処理した場合の結果(予測結果)に基づき、複数の処理ユーザU及び/又は複数の処理の手段を順位付けしてもよい。なお、この場合において、予測結果は、処理関連情報として、処理関連情報取得部23が取得してもよいし、別途、予測結果取得部(図示せず。)を設けてそこで取得してもよい。なお、予測結果としては、上述した予測部26が予測する結果と同様のものであってよい。
[出力部]
出力部3は、演算部で演算した結果、検索実行部25で検索した結果、予測部26で予測した結果及び評価部27で順位付けした結果のうち1以上の結果を出力するように構成されるものである。
出力部3による出力表示としては、特に限定されないが、これらの結果は、排出ユーザUや処理ユーザUの名称(又はそのID)をはじめとする各種項目のうち、必要なものを表示して一覧性を高めてもよい。また、表示・非表示を検索した排出ユーザUや処理ユーザUがこれらの表示項目を選択してもよい。また、検索した排出ユーザUや処理ユーザUが、結果を各種項目の大小でソートできるようにしてもよい。
出力部3としては、特に限定されるものではなく、例えばディスプレイ等を用いることができる。なお、本実施形態において、出力部3は、評価装置2と別の装置として説明したが、評価装置2の一部を構成するものであってもよい。
なお、繰り返しになるが、出力部3は必須の構成ではなく、排出ユーザUや処理ユーザUが支援システム1や支援装置を用いる場合には、インターネット等のネットワークを介して接続している装置に接続されたディスプレイ等(排出ユーザUや処理ユーザUが所有する)で出力して代替しよい。
[廃棄物情報測定部]
必須の構成ではないが、支援システム1は、廃棄物情報測定部4をさらに備える。この廃棄物情報測定部4は、排出ユーザが排出する廃棄物に関する廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成されるものである。
具体的な測定装置としては、測定すべき廃棄物パラメータの内容により適宜装置、センサを選択することができる。例えば、廃棄物としての廃液について、pHを測定する場合にはpH計を用いればよいし、SS濃度を測定する場合にはSS濃度計を用いればよいし、BOD濃度を測定する場合にはBOD濃度計を用いればよいし、ORPを測定する場合にはORP計を用いればよい。また、例えば廃棄物の量であれば、重量計を用いればよい。
[処理関連情報測定部]
必須の構成ではないが、支援システム1は、処理関連情報測定部5をさらに備える。この処理関連情報測定部5は、処理ユーザが行う廃棄物の処理に影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又は評価に影響を及ぼす処理パラメータを含む処理関連情報を取得するように構成されるものである。
具体的な測定装置としては、測定すべき廃棄物パラメータの内容により適宜装置、センサを選択することができる。例えば、発電量であれば発電量メータを用いればよい。
このような支援システム1及び支援装置2を用いたマッチングの方法について説明する。
一実施形態においては、廃棄ユーザUが、廃棄物情報を事前に支援システム1及び支援装置2に提供し、その廃棄物情報又はこの廃棄物情報が支援システム1及び支援装置2により加工された加工情報を閲覧した処理ユーザUが、処理関連情報を支援システム1及び支援装置2に提供する。支援システム1及び支援装置2は、このような処理関連情報又はこの処理関連情報が支援システム1及び支援装置2により加工された加工情報を、全て廃棄ユーザUに提供する。この際、処理ユーザUと連絡する手段(支援システム1及び支援装置2が提供する、プラットフォームのようなものであってもよい)や、連絡先を提供してもよい。
また、一実施形態においては、廃棄ユーザUが、廃棄物情報を事前に支援システム1及び支援装置2に提供する。この時点で、事前に登録された処理ユーザUの処理関連情報又はこの処理関連情報が支援システム1及び支援装置2により加工された加工情報と照らし合わせ、廃棄ユーザUの条件に適合するか、または廃棄ユーザUの条件に適合度合いが近い処理ユーザUを特定し、処理ユーザUと連絡する手段(支援システム1及び支援装置2が提供する、プラットフォームのようなものであってもよい)や、連絡先を提供してもよい。
〔応用例:有機廃水を排出する業者〕
以下、支援システム1及び支援装置2を用いた有機廃水処理の排出ユーザUと処理ユーザUのマッチングについて具体的に説明する。なお、支援システム1及び支援装置2の提供者は、支援システム1及び支援装置2の提供に加えて、排出ユーザUに対し、排出する有機廃水の各種分析装置の貸与と管理も行っている。
排出ユーザUが排出した有機廃水については、そのまま(濃厚廃水)の状態で、pH計によってpHを、SS濃度計によってSS濃度を、BOD濃度計によってBOD濃度を、ORP計によってORPをそれぞれ測定する。なお、この濃厚廃水は、そのまま使用してもよいし、水抜けを向上させる場合には古紙を添加して燃料として使用する。
一方、濃厚廃水に対して生物処理を施して得られた廃水についても、pH計によってpHを、SS濃度計によってSS濃度を、BOD濃度計によってBOD濃度を、ORP計によってORPをそれぞれ測定する。次いで、凝集・沈殿処理を施して得られた廃水については、放流前に、廃水中の凝集状態を測定する。沈殿物(汚泥)については、吸光度・光散乱強度計によって吸光度・光散乱強度を測定した後、古紙を添加して水抜けを向上させ、脱水機で脱水して脱水ケーキを得る。脱水ケーキについては、水分計によって水分量を、カロリー計によってカロリーをそれぞれ測定する。
以上で述べた各計器で測定した情報は、支援システム1及び支援装置2の廃棄物情報取得部21に送信され、情報管理部22で管理される。ここで、濃厚廃水は、例えば発電業者が燃料として利用することができる。また、脱水ケーキは固形燃料化業者が固形燃料の原料として利用することができる。すなわち、発電業者や固形燃料化業者は、このような廃棄物の取引において、処理ユーザUである。
支援システム1及び支援装置2は、排出ユーザUが排出した有機廃水に関する情報、すなわち上述した各計器が測定した廃棄物情報を、処理ユーザUとしての発電業者や固形燃料化業者に開示する。
処理ユーザUとしての発電業者や固形燃料化業者では、この情報を基に自社が処理可能か判断し、自社の処理能力を算出するか、又は処理した場合の結果等を予測したりする等して処理関連情報としてのグリーン電力発電量を得る。次いで、このグリーン電力発電量は、支援システム1及び支援装置2の処理関連情報取得部23に送信される。なお、グリーン電力発電量と合わせて、処理に伴う有機廃水の買取額(又は処理費用)も、処理関連情報取得部23に送信される。これらグリーン電力発電量及び買取額の情報は、情報管理部22で管理されるとともに、排出ユーザUに通知される。また、排出ユーザUに通知する際に、グリーン電力発電量の情報からESGスコアのEスコアが計算され、このEスコアも排出ユーザUに通知される。
このようにして通知を受けた排出ユーザUは、買取額と、グリーン電力発電量と、Eスコアから、廃棄物を処理する業者を選択する。
〔評価システムのハードウェア構成〕
図3は、本実施形態に係る評価装置2のハードウェア構成を示す概略図である。図3に示されるように、評価装置2は、通信部61と、記憶部62と、制御部63とを有し、これらの構成要素が評価装置2の内部において通信バス64を介して電気的に接続されている。以下、これらの構成要素についてさらに説明する。
通信部61は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいが、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めることができる。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。これにより評価装置2と通信可能な他の機器との間で情報や命令のやりとりが実行される。
記憶部62は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えばソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、または、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施され得る。また、記憶部62は、これらの組合せであってもよい。また、記憶部62は、後述する制御部63が読み出し可能な各種のプログラムを記憶している。
制御部63は、評価装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。この制御部26は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit:CPU、図示せず。)である。制御部63は、記憶部62に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、評価装置2に係る種々の機能を実現するものである。すなわち、ソフトウェア(記憶部62に記憶されている。)による情報処理がハードウェア(制御部63)によって具体的に実現されることで、図3に示されるように、制御部63における各機能部として実行され得る。なお、図3においては、単一の制御部63として表記されているが、実際はこれに限るものではなく、機能ごとに複数の制御部63を有するように構成してもよく、また、単一の制御部と複数の制御部を組合せてもよい。
以上のような評価システム1及び評価装置2によれば、排出ユーザU及び処理ユーザUが取引先を一定に限定されることなく広範に選択肢を設けることができる。これにより、互いにより適切な条件を提示する取引先を選択することができる。
特に、廃棄物を発電燃料に用いる場合には、燃料を単独で用いても高い発電効率が得られず、複数種の廃棄物や非廃棄物燃料をブレンドして用いている。廃棄物の性状が変わるとこのブレンド比も変わり得るが、このような評価システム1及び評価装置2を用いれば、処理ユーザUとしての発電事業者は、適切なブレンド比を達成できる量だけ排出ユーザUから廃棄物を調達することができる。また、他の排出ユーザUからそのブレンド相手の廃棄物を調達する等、安定した廃棄物の授受、また、柔軟な廃棄物の授受も可能となる。このような柔軟な廃棄物の授受は、工業団地等の地域一体として製造業を行っている地域等で特に有効に働き、地産地消の環境負荷の低減が達成されると考えられる。
また、評価システム1及び評価装置2は、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又は前記評価に影響を及ぼす処理パラメータを保持しているため、排出ユーザUは、この情報に基づいて取引先を決定することができ、排出ユーザUひいてはその取引先でもある処理ユーザUの社会的な持続可能性への貢献を高めることができる。
さらに、評価システム1及び評価装置2を、センサ等の製造会社が運用すれば、廃棄物情報や処理関連情報をセンサで連続的に回収し、それらの情報を用いることで環境負荷を低減させて、社会貢献に寄与することもできる。センサ会社にとっても、顧客との関係がセンサを販売するのみの関係にとどまらず、顧客との間で継続的な関係が生まれ得る。
<評価方法>
本実施形態に係る支援方法は、廃棄物を排出する排出ユーザと廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援方法である。支援方法は、廃棄物情報取得工程と、処理関連情報取得工程と、情報管理工程とを備える。このうち、廃棄物情報取得工程は、排出ユーザが排出する廃棄物に関する廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得する工程である。処理関連情報取得工程は、処理ユーザが行う廃棄物の処理に影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又は評価に影響を及ぼす処理パラメータを含む処理関連情報を取得する工程である。情報管理工程は、廃棄物情報及び処理関連情報を管理する工程である。
図4は、本実施形態に係る支援方法のフローチャート図である。図4に示すとおり、本実施形態に係る支援方法においては、廃棄物情報を取得する(廃棄物情報取得工程S1)とともに、処理関連情報を取得して(処理関連情報取得工程S2)、これらを入力情報として、廃棄物情報及び処理関連情報を管理する(情報管理工程S3)。
なお、本実施形態に係る評価方法は、廃棄物情報測定工程及び処理関連情報測定工程を設けてもよい。これらはそれぞれ、廃棄物情報測定部及び処理関連情報測定部の動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。
<支援プログラム>
本実施形態に係る支援プログラムは、廃棄物を排出する排出ユーザと廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援プログラムである。具体的に、この支援プログラムは、コンピュータを、廃棄物情報取得部、処理関連情報取得部及び情報管理部として機能させるものである。廃棄物情報取得部、処理関連情報取得部及び情報管理部については上述したので、ここでの説明は省略する。
本発明は、以上の実施形態には何ら制限されず、適宜変更を加えて実施することができる。
1 評価システム
2 評価装置
21 廃棄物情報取得部
22 情報管理部
23 処理関連情報取得部
24 検索指示取得部
25 検索実行部
26 予測部
27 評価部
3 出力装置又は出力部
4 廃棄物情報測定部又は廃棄物情報測定装置
5 処理関連情報測定部又は処理関連情報測定装置
61 通信部
62 記憶部
63 制御部
64 通信バス
排出ユーザ
処理ユーザ

Claims (10)

  1. 廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援システムであって、
    廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備え、
    前記廃棄物情報取得部は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成され、
    前記情報管理部は、前記廃棄物情報を管理するように構成される
    支援システム。
  2. 廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援装置であって、
    廃棄物情報取得部と、情報管理部とを備え、
    前記廃棄物情報取得部は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成され、
    前記情報管理部は、前記廃棄物情報を管理するように構成される
    支援装置。
  3. 請求項2に記載の支援装置において、
    前記廃棄物パラメータは、前記廃棄物の組成、物性、量、引渡時期及び引渡場所からなる群から選択される1以上を含む
    支援装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の支援装置において、
    処理関連情報取得部をさらに備え、
    前記処理関連情報取得部は、前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理影響を受ける、環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に関する評価パラメータ及び/又は前記評価に影響を及ぼす処理パラメータを含む処理関連情報を取得するように構成される
    支援装置。
  5. 請求項4に記載の支援装置において、
    予測部をさらに備え、
    前記予測部は、前記廃棄物情報及び前記処理関連情報に基づき、前記廃棄物を前記処理ユーザが処理した場合の結果を予測する
    支援装置。
  6. 請求項5に記載の支援装置において、
    評価部をさらに備え、
    前記評価部は、前記処理ユーザが複数存在する場合及び/又は前記処理の手段が複数存在する場合に、前記廃棄物を前記処理ユーザが処理した場合の結果に基づき、複数の前記処理ユーザ及び/又は複数の前記処理の手段を順位付けする
    支援装置。
  7. 請求項2~請求項6のいずれか1項に記載の支援装置において、
    前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理は、前記廃棄物の資源化である
    支援装置。
  8. 請求項2~請求項6のいずれか1項に記載の支援装置において、
    前記処理ユーザが行う前記廃棄物の処理は、前記廃棄物の燃料化である
    支援装置。
  9. 廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援方法であって、
    廃棄物情報取得工程と、情報管理工程とを備え、
    前記廃棄物情報取得工程は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得し、
    前記情報管理工程は、前記廃棄物情報を管理する
    支援方法。
  10. 廃棄物を排出する排出ユーザと前記廃棄物を処理する処理ユーザのマッチングの支援プログラムであって、
    コンピュータを、廃棄物情報取得部、処理関連情報取得部及び情報管理部として機能させ、
    前記廃棄物情報取得部は、前記排出ユーザが排出する廃棄物の処理において、前記廃棄物が有し、かつ環境、社会、企業統治及び持続可能な開発目標からなる群から選択される1以上の評価に影響を及ぼす廃棄物パラメータを含む廃棄物情報を取得するように構成され、
    前記情報管理部は、前記廃棄物情報を管理するように構成される
    支援プログラム。
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