JP2022082491A - たたむことが可能な靴の踵部 - Google Patents

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】靴の靴底に受けられるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部が提供される。【解決手段】たたむことが可能な靴の踵部100は、第1の端120と第2の端121とを有する支持部材101、第1の端120と第2の端121とを有する実質的にu字形の持ち上げ部材102、支持部材101および持ち上げ部材102によって形成され、自然な位置を有する角度、支持部材101の第1の端122と持ち上げ部材102の第1の端122とを回転可能に接続する第1のヒンジ、ならびに支持部材の第2の端121と持ち上げ部材102の第2の端とを回転可能に接続する第2のヒンジを特徴とする。第1のヒンジおよび第2のヒンジは、角度の自然な位置を保持するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明の分野およびその実施形態は、とりわけ、モカシン、スニーカ、礼装用靴、ハイ・ヒール靴、および/またはサンダルなどの靴の靴底へと受けられ、これへと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部に関する。
紐靴は、紐のないローファおよびサンダルよりも大きい足の支持および保護を提供する。紐靴に対する足の出し入れには、より大きな労力を要する。靴紐を解くことなく手早く靴を外すと、靴の後部に対してダメージを与え、その構造的完全性を経時的に壊すことになる。
本発明は、紐靴の後部における内部ばね支持を提供し、このばねは、上げられた構成で靴後部を付勢する。靴を履くまたは脱ぐとき、靴の後部を押し下げることは、ばねの力に打ち勝ち、靴後部を低下させ、足の出し入れを簡単にする。一旦、靴を履いたり外したりすると、靴後部に対する下向きの力がやみ、ばねが復元し、靴後部が上がる。
関連技術のレビュー:
(特許文献1)は、上部プレートと踵部の本体との間の改善された接着を提供するため、改善された通気システムを踵部に提供するため、靴に対する踵部の取り付けを改善するため、および新規な強化された踵部を提供するための、ラバー製踵部に関する。
(特許文献2)は、たたまれたオーバーシューズが格納される区画を露出させるために開かれることが可能である移動可能な扉または壁を有する靴の踵部に関する。本発明の1つの形式では、オーバーシューズは、動作位置にあるときオーバーシューズを靴の上に保つために区画内の1つの端で係合された靴底を有する。
(特許文献3)は、ブーツ、靴などの足カバーに関する。より詳細には、(特許文献3)は、ぴったりとした快適なフィッティングを保証する手段をもつブーツおよび靴を提供することに関係し、前記手段は、カウンタ・エリア内に配置された拡張可能なベローズを概して備える。
(特許文献4)は、ほとんどの態様において代表的な靴に類似したキャンプ靴に関する。しかしながら、ナップサックに詰めて運ぶことを簡単にするために、たとえば、この靴は、それが靴の靴底と適合するように平らに折りたたまれ、したがって、疎な空間が典型的には非常に貴重である荷物内に容易にしまわれ、運ばれることができるようにする構造特徴を有する。構造特徴は、剛性のヒール・カウンタと、前記ヒール・カウンタに柔軟に取り付けられた踵部支持と、前記踵部支持に柔軟に取り付けられた甲革足首支持のペアと、前記甲革足首支持および前記ヒール・カウンタに柔軟に取り付けられた下部足首支持のペアとを含む。
(特許文献5)は、可撓性の甲革材料から形成された甲革と可撓性の靴底材料から形成された靴底とを含み、靴底は、履き物の品物の体積を減少させるために、それ自体の上へ丸められる、折りたたまれる、またはたたまれる、履き物の品物に関する。次いで、たたまれた状態の履き物の品物は、容器内にパッケージ収納されることが可能である。この容器は、便利な都市エリア内で自動販売機によって分配されることが可能である。
(特許文献6)は、着脱可能な踵部と、着脱可能なプラットフォームと、いくつかの実施形態では1つまたは複数の着脱可能なストラップとを有する靴に関する。着脱可能な靴は、あるタイプの踵部の別のタイプとの置き換えと、いくつかの靴では、1つまたは複数のストラップの、ストラップの代替スタイルまたは色による置き換えとを許可することによって、同じ靴底を用いた設計における柔軟性を提供する。踵部およびストラップの置き換え可能性またはモジュール性は、小型の格納も許可し、これは、旅行中に望ましい。プラットフォームの除去可能性は、靴が異なる高さに対して調整することを可能にする。加えて、いくつかの実施形態は、格納または旅行のために靴がさらに小さいサイズにまでたたまれることを許可するために靴底に形成された1つまたは複数のヒンジを有する。
(特許文献7)は、可撓性の甲革材料から形成された甲革と可撓性の靴底材料から形成された靴底とを含み、靴底は、履き物の品物の体積を減少させるために、それ自体の上へ丸められる、折りたたまれる、またはたたまれる、履き物の品物に関する。次いで、たたまれた状態の履き物の品物は、容器内にパッケージ収納されることが可能である。この容器は、便利な都市エリア内で自動販売機によって分配されることが可能である。
(特許文献8)は、靴底と、靴底に取り付けられたたたむことが可能な甲革とを含む靴に関する。甲革は、着用者の足の足指および先端部の周りに着用されることになるつま革部分と、着用者の踵部に隣接して着用されることになる踵部分と、着用者の足の側面に隣接して着用されることになるつま革部分と踵部分との間に提供される側面部分と、挿入物とを含み、1つ以上の挿入物は、甲革の各側面部分と踵部分との間に提供される。挿入物は、着用されていないときに甲革のつま革部分、側面部分、および踵部分が靴底上にたたむことを許可するために容易に折りたたまれることが可能である薄い可撓性材料から作製される。
(特許文献9)は、改善された拡張可能な靴に関し、内側アセンブリが開示される。拡張可能な靴は、外殻を含み、調整可能な内側アセンブリは、外殻の中に配置される。内側アセンブリは、第1のボード部分と、互いと重複係合する第2のボード部分と、第1のボード部分の、第2のボード部分に対する位置を調整する制御部とを有する。照らされた視覚化ウィンドウは、内側アセンブリに視覚化ウィンドウを提供する。内側アセンブリは、靴サイズが調整されると調整された靴のサイズが決定され得るように、視覚化ウィンドウを通してサイズマーキングを含むことがある。
(特許文献10)は、踵部が調整可能な靴の靴表面と踵部とを備える踵部が調整可能な靴のペアに関し、各踵部内の下部端は、折りたたみ可能な踵部に折りたたみによって接続され、折りたたみの甲革端における折りたたみ可能な踵部の甲革表面には、複数の母ボタンが提供され、折りたたみの下部端における折りたたみ可能な踵部の甲革表面には、複数の子ボタンが提供され、母ボタンおよび子ボタンは、互いと反対に並べられる。踵部が調整可能な靴は、構造に関して小型で独創的であり、機能に関して実用的であるなどの特性を有し、それによって、必要に応じて踵部の高さを任意選択で調整することが可能であり、ユーザを、踵部の高い靴を着用する心地が良いことに至らせる。
(特許文献11)は、折りたたみ可能な踵部の高い靴のペアに関し、これは、靴本体を備え、各靴本体の後部部品には、接続ブロックが提供され、各接続ブロックの前部部品は、回旋シャフトを通して踵部とヒンジ結合され、固定デバイスは、各踵部と対応する接続ブロックとの間に並べられ、互いとマッチングされた磁石は、各靴底の中間部品および対応する踵部の前部部品の上にそれぞれ並べられるという点で特徴づけられる。折りたたみ可能な踵部の高い靴は、構造に関して単純であり、使用するのに好都合であり、折りたたみ可能であり、踵部の高い靴のペアならびに踵部の低い靴のペアと見なされることが可能であり、種々の機会に適している。
(特許文献12)は、折りたたみ式で踵部が高く、踵部が低い、二重目的の靴に関する。詳細に、この靴は、2つの折りたたみ式踵部は、踵部の前部端と後部端とに分割されるという点で特徴づけられる。後部端および後部端接合は、後部端の縁の上にヒンジを置くことによってリンクされる。さらに、上記の構造に基づいて踵部の後部端を折りたたむことによるいくつかの機会における踵部の低い靴に対する需要は、満たされることが可能であり、したがって、実用新案の目的を果たす。
種々のシステムおよび方法論が当技術分野で知られている。しかしながら、構造および動作の手段は、本開示とは実質的に異なる。他の発明は、本開示によって教示されるすべての問題を解決しない。本発明の1つ以上の実施形態は、以下の図面において提示され、本明細書においてより詳細に説明される。
米国特許第2,198,228号明細書 米国特許第3,174,234号明細書 米国特許第3,431,658号明細書 米国特許第6,298,583号明細書 米国特許第7,168,190号明細書 米国特許第7,578,075号明細書 米国特許第8,020,320号明細書 米国特許出願公開第2002/0129519号明細書 米国特許出願公開第2005/0050772号明細書 中国実用新案第201860884号明細書 中国実用新案第202514680号明細書 中国実用新案第2862772号明細書
一般に、本発明は、以下の利益および目標と、言及されていない他の利益および目標を付与するのに成功する。
本発明の目的は、靴を容易に履くための手段を提供することである。
本発明の目的は、靴の踵部および後部部分をたたむやり方を別々に提供することである。
本発明の目的は、靴の機能を増加させることである。
本発明およびその実施形態は、とりわけ、モカシン、スニーカ、礼装用靴、ハイ・ヒール靴、および/またはサンダルなどの靴の靴底へと受けられ、これへと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部に関する。
本発明の第1の実施形態は、靴を説明する。この靴は、靴の靴底における第1の場所において受けられるように構成された第1の部材と、靴の靴底における第2の場所において受けられるように構成された第2の部材とを備える。第1の場所は、第2の場所とは異なる。第1の部材および第2の部材の各々は、布材料またはファブリック材料を含むことが諒解されるべきである。靴は、靴の靴底へと受けられ、これへと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部も備える。
たたむことが可能な靴の踵部は、支持部材と、持ち上げ部材と、第1のヒンジと、第2のヒンジとを備える。支持部材は、第2の端の反対側に配置された第1の端を有する。支持部材の第2の端は、支持構造を備える。支持構造は、支持部材の第2の端に対して支持を提供するように構成される。
持ち上げ部材は、第2の端の反対側に配置された第1の端を有する。持ち上げ部材の第1の端は、丸い曲線部を有し、突出部を備える。突出部は、持ち上げ部材によって持ち上げられている靴の一部分に対して支持を提供するように構成される。持ち上げ部材の第1の端は、チューブ部分によって受けられる。チューブ部分は、シリコーン材料を含む。さらに、持ち上げ部材の第2の端は、支持構造を備える。
角度は、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端との間に形成される。持ち上げ部材が、力の適用なしに拡張位置にあるとき、角度は30度であることが諒解されるべきである。さらに、第1のヒンジは、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端とを回転可能に接続する。第2のヒンジは、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端とを回転可能に接続する。例では、第1のヒンジおよび第2のヒンジの各々は、トーションばねを備える。
第1のヒンジは、第1の筒状部分によって受けられ、次いで、靴の靴底における第1の場所において第1の部材の頂部に受けられる。第2のヒンジは、第2の筒状部分によって受けられ、次いで、靴の靴底における第2の場所において第2の部材の頂部に受けられる。例では、第1の筒状部分および第2の筒状部分の各々は、プラスチック材料を含む。第1のヒンジおよび第2のヒンジの各々は、角度を形成するように構成される。
本発明の第2の実施形態は、靴を説明する。この靴は、靴の靴底における第1の場所において受けられるように構成された第1の部材と、靴の靴底における第2の場所において受けられるように構成された第2の部材とを備える。第1の場所は、第2の場所とは異なる。さらに、第1の部材および第2の部材の各々は、布材料またはファブリック材料を含む。
靴は、靴の靴底へと受けられ、これへと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部も備える。たたむことが可能な靴の踵部は、支持部材と、持ち上げ部材と、角度と、第1のヒンジと、第2のヒンジとを備える。支持部材は、第2の端の反対側に配置された第1の端を有する。持ち上げ部材は、第2の端の反対側に配置された第1の端を有する。持ち上げ部材の第1の端は、丸い曲線部を有し、突出部を備える。突出部は、持ち上げ部材によって持ち上げられている靴の一部分に対して支持を提供するように構成される。さらに、持ち上げ部材の第1の端はチューブ部分によって受けられ、このチューブ部分は、シリコーン材料を含む。
支持部材の第2の端および持ち上げ部材の第2の端の各々は、支持構造を備える。支持構造は、支持部材の第2の端に対して支持を提供するように構成される。さらに、支持部材および持ち上げ部材の各々は、4つ以上の側面をもつ外周を備える。
角度は、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端との間に形成される。持ち上げ部材が、力の適用なしに拡張位置にあるとき、角度は30度である。たたむことが可能な靴の踵部が圧縮されたとき、角度は、0度の方へ動く。
第1のヒンジは、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端とを回転可能に接続する。第2のヒンジは、支持部材の第2の端と持ち上げ部材の第2の端とを回転可能に接続する。第1のヒンジおよび第2のヒンジの各々が、前記角度を形成するように構成される。いくつかの例では、第1のヒンジおよび第2のヒンジの各々は、ヒンジばねを備える。
さらに、第1のヒンジは、第1の筒状部分によって受けられ、次いで、第1のヒンジは、靴の靴底における第1の場所において第1の部材の頂部に受けられる。第2のヒンジは、第2の筒状部分によって受けられ、次いで、第2のヒンジは、靴の靴底における第2の場所において第2の部材の頂部に受けられる。さらに、第1の筒状部分および第2の筒状部分の各々は、プラスチック材料を含む。
いくつかの例では、支持部材、持ち上げ部材、第1のヒンジ、および第2のヒンジの各々は、単一の連続した材料から構築される。他の例では、支持部材、持ち上げ部材、第1のヒンジ、および第2のヒンジの各々は、複数のウェーブスプリングから構築される。
女性の礼装用靴と一体化されたときの、本発明の一実施形態の斜視図。 カジュアルな靴と一体化されたときの、本発明の代替実施形態の斜視図。 靴と一体化されたときの、本発明のさらに別の代替実施形態の底面斜視図。 本発明の好ましい一実施形態のレンダリングの斜視図。 図4に示される実施形態のコールアウト図。 本発明のスライダの一実施形態の斜視図。 本発明のスライダの一実施形態の斜視図。 本発明の基部の一実施形態の斜視図。 本発明の基部の一実施形態の斜視図。 本発明のバーの一実施形態の斜視図。 一体化部材の一実施形態の斜視図。 本発明の一実施形態のチューブ部分、第1の筒状部分、および第2の筒状部分の斜視図。 本発明の一実施形態のチューブ部分、第1の筒状部分、および第2の筒状部分の斜視図。 本発明の一実施形態の第1の筒状部分および第2の筒状部分の斜視図。 本発明の一実施形態の第1の部材および第2の部材の斜視図。 本発明の一実施形態の靴の靴底における第1の場所において受けられた第1の部材および靴の靴底における第2の場所において受けられた第2の部材の斜視図。 本発明の一実施形態の靴の靴底に受けられたたたむことが可能な靴の踵部の斜視図。 本発明の一実施形態の靴の靴底に受けられたたたむことが可能な靴の踵部の斜視図。
ここで、本発明の好ましい実施形態が、図面を参照しながら説明される。種々の図における同一の要素は、同じ参照番号で識別される。
ここで、本発明の各実施形態に対して参照が詳細に行われる。そのような実施形態は本発明の解説によって提供されるが、本発明は、それに限定されることは意図されていない。実際、当業者は、本明細書を読み、それに対して種々の修正形態および変形形態が行われることが可能な本図面を見ると、諒解するであろう。
図1を参照すると、本発明の一実施形態が図示されている。ここでは、たたむことが可能な靴の踵部100は、支持部材101、持ち上げ部材102、および角度103を特徴とする。支持部材101は、第2の端121の反対側に配置された第1の端120を有する。図1に図示されるように、支持部材101の第1の端120は、丸い曲線部を有する。一実施形態によれば、支持部材101は、支持部材101の第2の端121にまたがって延び、支持部材101に対して追加の支持を提供するように構成された図1の支持構造116をさらに含む。描かれるように、支持部材101および支持構造116は靴の靴底123に置かれることが諒解されるべきである。本発明は、本明細書において明示的に説明されない様々なタイプの靴の中でもとりわけ、モカシン、スニーカ、礼装用靴、ハイ・ヒール靴、またはサンダルなどの任意のタイプの靴へと一体化されてよいことが諒解されるべきである。さらに、本発明は、本発明のサイズを変えることによって靴のすべてのサイズに対応することができる。本発明は、大人の靴だけでなく子供の靴において使用するのに適している。
図1の持ち上げ部材102は、第2の端121の反対側に配置された第1の端122を有する。持ち上げ部材102の第1の端122は、丸い曲線部を有し、突出部117A(図1の)および117B(図3の)を備える。突出部117A(図1の)および117B(図3の)は、持ち上げ部材102の第1の端122に固定され、持ち上げ部材102の第1の端122から支持構造116の方へ外に突き出すように構成される。突出部117A(図1の)および117B(図3の)は、実質的に平らなまたは平らな表面を提供するように構成され、突出部117A(図1の)、117B(図3の)、および117C(図4の)が、持ち上げ部材102によって持ち上げられている靴の一部分に対して支持を提供することを許可する。持ち上げ部材102の第2の端121は、支持構造116を備える。
ここで、図1では、たたむことが可能な靴の踵部100は、自然な位置で図示されている。持ち上げ部材102の上部における圧縮荷重の適用時、持ち上げ部材102のアームは、加重が適用されると下向き方向に回転し、支持部材101は、靴の底部インソール表面に対して付勢され、本質的に動かない。好ましくは、本発明は、人の手が、持ち上げ部材102を含有する靴後部に対して圧迫し、これを圧縮することによって動作する。
図2を参照すると、本発明の別の実施形態が図示されている。図示のように、たたむことが可能な靴の踵部100は、第1のヒンジ104と、第2のヒンジ105とも含む。ここで、第1のヒンジ104および第2のヒンジ105は、そのような復元可能な靴後部圧縮を可能にするために靴の中に置かれ、トーションばねである。具体的には、第1のヒンジ104および第2のヒンジ105は、図16に図示されるように、靴の靴底123に置かれる。
第1のヒンジ104は、支持部材101の第2の端121と持ち上げ部材102の第2の端121とを回転可能に接続する。第2のヒンジ105は、支持部材101の第2の端121と持ち上げ部材102の第2の端121とを回転可能に接続する。第1のヒンジ104および第2のヒンジ105の各々は、持ち上げ部材102が力の適用なしに拡張位置にあるとき、支持部材101の第2の端121と持ち上げ部材102の第2の端121との間の角度103(図1の)を形成するように構成される。そのような拡張位置は、圧縮されない位置である。上記で解説されたように、好ましい角度(たとえば、図1の角度103)は30度である。
たたむことが可能な靴の踵部100がたたまれるまたは圧縮されると、角度103は、0度の方へ動く。支持部材101は、靴のインソールに沿って踵部の方へ延びる。持ち上げ部材102は、上へトーションばねから靴後部の上部にある場所へ角度がつく。持ち上げ部材102の下向き回転は、トーションばねを圧縮させる。持ち上げ部材102からの圧縮荷重の除去は、トーションばね復元を開始する。
持ち上げ部材102は、その元の位置へ上向きに回転し、靴後部を十分に延ばす。この点に関して、靴後部を製作するための過度に可撓性がある材料の使用は、ひび割れまたは他のモードの材料破損を経験することのない複数の圧縮および復元サイクルを可能にする。
図3を参照すると、本発明の代替実施形態が図示されている。ここで、本発明は、支持部材101、持ち上げ部材102、および突出部117B(図3の)を特徴とする。図示されることが可能であるように、支持部材101は、本明細書で図示される構成などの、様々な構成を有することが可能である。支持部材101の形状を変えることによって、支持部材101のサイズおよび形状を変えることが可能であり、異なるサイズおよびスタイルの靴に合わせるためのサイズ調整をできるようにする。
図4を参照すると、本発明の別の代替実施形態が図示されている。ここでは、たたむことが可能な靴の踵部100は、持ち上げ部材102および一体化部材107を特徴とする。図4の一体化部材107は、持ち上げ部材102の第1の端122の上に置かれる。この実施形態では、本発明は、「上」位置および「下」位置という2つの位置を有する。この実施形態は、何らかの力が持ち上げ部材102に及ぼされるまで、それがどちらの位置であろうとも保持する。これが起きると、ボールペンのクリックと同様に、たたむことが可能な靴の踵部100は第2の位置にシフトする。
図5を参照すると、本発明は、バー106、スライダ108、一体化部材107、基部111、第1のばね114、および第2のばね115を特徴とする。この図は、この特定の実施形態がどのように機能するかを図示する。具体的には、力が持ち上げ部材102に適用されると、持ち上げ部材102は、一体化部材107を作動させる。そこから、一体化部材107は、バー106がスライダ108の切れ込みに沿って進むようにスライダ108を押す。これらの切れ込みは、スライダ108とつながるバー106の端が切れ込みに沿って反時計回りに動くように構成される。第1のばね114は、スライダ108をバー106の一体化された端の方へ強制移動させる。ユーザが本発明の位置をトグルすることを望むとき、ユーザは、このプロセスを始めさせるには持ち上げ部材102に力を及ぼしさえすればよい。
図6A、図6B、図7A、図7B、図8、および図9はそれぞれ、スライダ108、基部111、バー106、および一体化部材107の詳細図を描く。図7Aおよび図7Bに図示されるように、基部111は、スライドするチャンバ112と、一体化穴113とを特徴とする。
好ましい一実施形態では、異なるタイプのばねが、外側靴層と内側靴層との間に設置されてよい。金属延長部(鋼など)のペアが持ち上げ部材102に接続される。上記で論じられたのと同様にして、持ち上げ部材102に対する圧縮荷重の適用が持ち上げ部材102の屈曲をもたらし、持ち上げ部材102が支持部材101の方へ下がることを可能にする。圧縮荷重の除去は、持ち上げ部材102の復元と、持ち上げ部材102の自然な位置への上昇とを可能にする。
別の好ましい実施形態では、持ち上げ部材102は、亜鉛メッキ鋼、ステンレス鋼、またはNylon(登録商標)6/6ガラス強化もしくはABSガラス強化などのそのような複合材料などの材料から製作されてよい。持ち上げ部材102の利用は、撓曲特性および復元特性を、永久的に変形するであろう鋼延長部ではなく持ち上げ部材102を製作するために使用される材料に集中させる。異なるサイズにされた持ち上げ部材102および支持部材101の取り換えは、異なるサイズまたはスタイルの靴への容易な適応を可能にする。引っ張りばね設計は、長期の動作および構造の安定性を与える。
いくつかの他の実施形態では、本発明は、リボンばねを用いて構築される。ばねは、好ましくは、二重ループへと構成された中実の平らな部材からなる。下部または基部ループは、靴の踵部エリア内のインソールに沿って延び、甲革ループは、靴後部の上部の方へ延びる。2つの実質的にU字形のセグメントは、2つのループを接続し、本発明の第1のヒンジおよび第2のヒンジとして働く。ばね鋼または複合物(Nylon(登録商標)6/6またはABSガラス強化)は、リボンばねを製作するのに適した材料である。
他の実施形態では、本発明は、二重ループへと構成された管状部材を利用するチューブばねを用いて構築される。靴のインソールの後部に沿って延びる下部または基部ループと、靴後部の上部の方へ延びる甲革ループ。2つの実質的にu字形のセグメントは、2つのループを接続し、本発明の第1のヒンジおよび第2のヒンジとして働く。Nylon(登録商標)6/6またはABSガラス強化などの複合材料は、チューブばねの製作に適している。
さらに他の実施形態では、本発明は、延長可能なループ部分によって接続され、支持部材101および持ち上げ部材として働く、ばね鋼または複合材料の2つのU字形部材からなる。
他の例では、図13および図14に描かれるように、本発明は、靴の靴底123における第1の場所125において受けられるように構成された第1の部材127と、靴の靴底123における第2の場所126において受けられるように構成された第2の部材128も備えることがある。第1の場所125は第2の場所126とは異なることが諒解されるべきである。さらに、例では、第1の部材127および第2の部材128の各々は、とりわけ本明細書において明示的にリストされない、布材料またはファブリック材料を含む。いくつかの例では、描かれるように、第1の部材127および第2の部材128の各々は、形状が矩形であってよい。しかしながら、第1の部材127および第2の部材128の各々の形状は、そのようなものに限定されないことが諒解されるべきである。
本発明は、形状が筒状であり、その中に配置された開口を備える、チューブ部分129も含んでよい。チューブ部分129の開口は、図10および図11に図示されるように、持ち上げ部材102の第1の端122を受けるように構成される。チューブ部分129の形状はそのようなものに限定されず、他の形状も企図されることが諒解されるべきである。例では、チューブ部分129は、本明細書においてとりわけ明示的にリストされない、シリコーン材料を含んでよい。いくつかの例では、チューブ部分129は、チューブ部分129を一緒に形成する2つの構成要素(たとえば、第1の構成要素129Aおよび第2の構成要素129B)を備えてよい。
さらに、例では、図10、図11、図12、および図15に描かれるように、本発明は、第1の筒状部分130と、第2の筒状部分131も含んでよい。第1の筒状部分130および第2の筒状部分131の各々は、その中に配置された開口を備える。さらに、第1の筒状部分130および第2の筒状部分131の各々は、とりわけ本明細書において明示的にリストされないプラスチック材料を備える。
最初に、第1のヒンジ104は、第1の筒状部分130の開口によって受けられ、第2のヒンジ105は、第2の筒状部分131の開口によって受けられる。次に、たたむことが可能な靴の踵部100の第1の部分(たとえば、第1の筒状部分130によって受けられた第1のヒンジ104)は、第1の部材127の上の第1の場所125において靴の靴底123に受けられる。次いで、たたむことが可能な靴の踵部100の第2の部分(たとえば、第2の筒状部分131によって受けられる第2のヒンジ105)は、次いで、第2の部材128の上の第2の場所126において靴の靴底123に受けられる。そうすることは、たたむことが可能な靴の踵部100を靴の靴底123へと固定する。
本発明の種々の実施形態の説明は、例示の目的で提示されるが、網羅的であることまたは開示される実施形態に限定されることは意図されていない。多くの修正形態および変形形態は、説明された実施形態の範囲および趣旨から逸脱することなく当業者に明らかである。本明細書において使用される用語は、実施形態の原理、市場において見出された技術に対する実用的な適用もしくは技術的な改善を最も良く解説するため、または他者または当業者が本明細書で開示される実施形態を理解することを可能とするために選ばれた。
本開示またはその実施形態の要素を紹介するとき、「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」という冠詞は、要素のうちの1つまたは複数があることを意味することが意図される。同様に、「別の」という形容詞は、要素を紹介するために使用されるとき、1つまたは複数の要素を意味することが意図される。「含む(including)」および「有する(having)」という用語は、リストされた要素以外の追加の要素があってよいように包括的であることが意図される。
本発明は、ある程度の特殊性をもって説明されているが、本開示は例示によってのみ行われ、部品の構造および並びの詳細における多数の変更は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使われ得ることが理解されるべきである。

Claims (20)

  1. 靴であって、
    靴の靴底における第1の場所において受けられるように構成された第1の部材と、
    前記靴の前記靴底における第2の場所において受けられるように構成された第2の部材であって、前記第1の場所は前記第2の場所とは異なる、第2の部材と、
    前記靴の前記靴底へと受けられ、該靴底へと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部と、を備え、前記踵部は、
    第2の端の反対側に配置された第1の端を有する支持部材と、
    第2の端の反対側に配置された第1の端を有する持ち上げ部材であって、
    前記持ち上げ部材の前記第1の端は、丸い曲線部を有し、突出部を備えており、
    前記持ち上げ部材の前記第1の端はチューブ部分によって受けられる、持ち上げ部材と、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端との間に形成された角度と、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端とを回転可能に接続する第1のヒンジであって、
    前記第1のヒンジは第1の筒状部分によって受けられ、
    前記第1のヒンジは、前記靴の前記靴底における前記第1の場所において前記第1の部材の頂部に受けられる、第1のヒンジと、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端とを回転可能に接続する第2のヒンジであって、
    前記第2のヒンジは第2の筒状部分によって受けられ、
    前記第2のヒンジは、前記靴の前記靴底における前記第2の場所において前記第2の部材の頂部に受けられ、
    前記第1のヒンジおよび前記第2のヒンジの各々は、前記角度を形成するように構成される、第2のヒンジと、を備える、靴。
  2. 前記第1の部材および前記第2の部材の各々が布材料またはファブリック材料を含む、請求項1に記載の靴。
  3. 前記チューブ部分がシリコーン材料を含む、請求項1に記載の靴。
  4. 前記第1の筒状部分および前記第2の筒状部分の各々がプラスチック材料を含む、請求項1に記載の靴。
  5. 前記支持部材の前記第2の端が支持構造を備える、請求項1に記載の靴。
  6. 前記支持構造が、前記支持部材の前記第2の端に対して支持を提供するように構成される、請求項5に記載の靴。
  7. 前記突出部が、前記持ち上げ部材によって持ち上げられている前記靴の一部分に対して支持を提供するように構成される、請求項1に記載の靴。
  8. 前記持ち上げ部材の前記第2の端が支持構造を備える、請求項1に記載の靴。
  9. 前記持ち上げ部材が、力の適用なしに拡張位置にあるとき、前記角度が30度である、請求項1に記載の靴。
  10. 前記第1のヒンジおよび前記第2のヒンジの各々がトーションばねを備える、請求項1に記載の靴。
  11. 靴であって、
    靴の靴底における第1の場所において受けられるように構成された第1の部材と、
    前記靴の前記靴底における第2の場所において受けられるように構成された第2の部材であって、
    前記第1の場所が前記第2の場所とは異なり、
    前記第1の部材および前記第2の部材の各々が布材料またはファブリック材料を含む、第2の部材と、
    前記靴の前記靴底へと受けられ、該靴底へと一体化されるように構成された、たたむことが可能な靴の踵部と、を備え、前記踵部は、
    第2の端の反対側に配置された第1の端を有する支持部材と、
    第2の端の反対側に配置された第1の端を有する持ち上げ部材であって、
    前記持ち上げ部材の前記第1の端は、丸い曲線部を有し、突出部を備えており、
    前記突出部が、前記持ち上げ部材によって持ち上げられている前記靴の一部分に対して支持を提供するように構成され、
    前記持ち上げ部材の前記第1の端はチューブ部分によって受けられ、
    前記チューブ部分がシリコーン材料を含む、持ち上げ部材と、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端との間に形成された角度と、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端とを回転可能に接続する第1のヒンジであって、
    前記第1のヒンジは第1の筒状部分によって受けられ、
    前記第1のヒンジは、前記靴の前記靴底における前記第1の場所において前記第1の部材の頂部に受けられる、第1のヒンジと、
    前記支持部材の前記第2の端と前記持ち上げ部材の前記第2の端とを回転可能に接続する第2のヒンジであって、
    前記第2のヒンジは第2の筒状部分によって受けられ、
    前記第2のヒンジは、前記靴の前記靴底における前記第2の場所において前記第2の部材の頂部に受けられ、
    前記第1のヒンジおよび前記第2のヒンジの各々は、前記角度を形成するように構成され、
    前記第1の筒状部分および前記第2の筒状部分の各々がプラスチック材料を含む、第2のヒンジと、を備える、靴。
  12. 前記支持部材の前記第2の端および前記持ち上げ部材の前記第2の端の各々が支持構造を備える、請求項11に記載の靴。
  13. 前記支持構造が、前記支持部材の前記第2の端に対して支持を提供するように構成される、請求項12に記載の靴。
  14. 前記持ち上げ部材が、力の適用なしに拡張位置にあるとき、前記角度が30度である、請求項11に記載の靴。
  15. 前記たたむことが可能な靴の踵部が圧縮されたとき、前記角度は0度の方へ動く、請求項11に記載の靴。
  16. 前記第1のヒンジおよび前記第2のヒンジの各々はヒンジばねを備える、請求項11に記載の靴。
  17. 前記支持部材および前記持ち上げ部材の各々は、4つ以上の側面をもつ外周を備える、請求項11に記載の靴。
  18. 前記支持部材、前記持ち上げ部材、前記第1のヒンジ、および前記第2のヒンジの各々は、単一の連続した材料から構築される、請求項11に記載の靴。
  19. 前記支持部材、前記持ち上げ部材、前記第1のヒンジ、および前記第2のヒンジの各々が、複数のウェーブスプリングから構築される、請求項11に記載の靴。
  20. 前記靴が、モカシン、スニーカ、礼装用靴、ハイ・ヒール靴、およびサンダルからなる群から選択される、請求項11に記載の靴。
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