JP2022082063A - 発光装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】柱状部の中央に注入される電流量を増やすことができる発光装置を提供する。【解決手段】柱状部は、第1半導体層と、第2半導体層と、前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、を有し、前記柱状部は、前記第1半導体層と前記発光層との積層方向における第1位置で、第1径を有し、前記積層方向における第2位置で、第2径を有し、前記積層方向における第3位置で、第3径を有し、前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、前記第2位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、の間であり、前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい、発光装置。【選択図】図2
Description
本発明は、発光装置およびプロジェクターに関する。
半導体レーザーは、高輝度の次世代光源として期待されている。中でも、ナノコラムを適用した半導体レーザーは、ナノコラムによるフォトニック結晶の効果によって、狭放射角で高出力の発光が実現できると期待されている。
例えば特許文献1には、c面とファセット面とを有する複数のナノコラムが記載されている。
上記のようなナノコラムを備えた発光装置において、例えば、発光層のウェル層としてInGaN層を成長させる場合、InGaN層は、柱状部の中央に選択的に成長される傾向にある。そのため、柱状部の中央に注入される電流量を増やすことが望まれている。
本発明に係る発光装置の一態様は、
柱状部を有する積層体を有し、
前記柱状部は、
第1半導体層と、
前記第1半導体層と導電型の異なる第2半導体層と、
前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、
を有し、
前記柱状部は、
前記第1半導体層と前記発光層との積層方向における第1位置で、第1径を有し、
前記積層方向における第2位置で、第2径を有し、
前記積層方向における第3位置で、第3径を有し、
前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第2位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、の間であり、
前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい。
柱状部を有する積層体を有し、
前記柱状部は、
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前記柱状部は、
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前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
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前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、
前記発光装置の一態様を有する。
前記発光装置の一態様を有する。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 発光装置
まず、本実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す断面図である。
まず、本実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す断面図である。
発光装置100は、図1に示すように、例えば、基板10と、積層体20と、第1電極40と、第2電極42と、を有している。
基板10は、例えば、Si基板、GaN基板、サファイア基板、SiC基板などである。
積層体20は、基板10に設けられている。図示の例では、積層体20は、基板10上に設けられている。積層体20は、例えば、バッファー層22と、柱状部30と、を有している。
本明細書では、積層体20の積層方向(以下、単に「積層方向」ともいう)において、発光層34を基準とした場合、発光層34から第2半導体層38に向かう方向を「上」とし、発光層34から第1半導体層32に向かう方向を「下」として説明する。また、積層方向と直交する方向を「面内方向」ともいう。また、「積層体20の積層方向」とは、柱状部30の第1半導体層32と発光層34との積層方向のことである。
バッファー層22は、基板10上に設けられている。バッファー層22は、n型の半導体層である。バッファー層22は、例えば、Siがドープされたn型のGaN層、AlN層などである。バッファー層22がGaN層またはAlN層であれば、バッファー層22を低温で成膜することができる。バッファー層22を設けることにより、柱状部30と基板10と格子定数の差に起因して、柱状部30に歪が生じることを抑制することができる。なお、柱状部30と基板10との格子定数の差が小さい場合には、バッファー層22は、設けられていなくてもよい。この場合、柱状部30は、直接、基板10から突出している。
バッファー層22上には、柱状部30を形成するためのマスク層50が設けられている。マスク層50は、例えば、チタン層、酸化チタン層、シリコン層、酸化シリコン層などである。
柱状部30は、バッファー層22上に設けられている。柱状部30は、バッファー層22から上方に突出した柱状の形状を有している。言い換えれば、柱状部30は、バッファー層22を介して基板10から突出している。柱状部30は、例えば、ナノコラム、ナノワイヤー、ナノロッド、ナノピラーとも呼ばれる。柱状部30の平面形状は、例えば、正
六角形などの多角形、円である。
六角形などの多角形、円である。
柱状部30の径は、例えば、50nm以上500nm以下である。柱状部30の径を500nm以下とすることによって、高品質な結晶の発光層34を得ることができ、かつ、発光層34に内在する歪を低減することができる。これにより、発光層34で発生する光を高い効率で増幅することができる。
なお、「柱状部の径」とは、柱状部30の平面形状が円の場合は、直径であり、柱状部30の平面形状が円ではない形状の場合は、最小包含円の直径である。例えば、柱状部30の径は、柱状部30の平面形状が多角形の場合、該多角形を内部に含む最小の円の直径であり、柱状部30の平面形状が楕円の場合、該楕円を内部に含む最小の円の直径である。このことは、以下に示す「ウェル層の径」についても同様である。
柱状部30は、複数設けられている。隣り合う柱状部30の間隔は、例えば、1nm以上500nm以下である。複数の柱状部30は、積層方向からみて、所定の方向に所定のピッチで配列されている。複数の柱状部30は、例えば、三角格子状に配置されている。なお、複数の柱状部30の配置は、特に限定されず、正方格子状に配置されていてもよい。複数の柱状部30は、フォトニック結晶の効果を発現することができる。
なお、「柱状部のピッチ」とは、所定の方向に沿って隣り合う柱状部30の中心間の距離である。「柱状部の中心」とは、柱状部30の平面形状が円の場合は、該円の中心であり、柱状部30の平面形状が円ではない形状の場合は、最小包含円の中心である。例えば、柱状部30の中心は、柱状部30の平面形状が多角形の場合、該多角形を内部に含む最小の円の中心であり、柱状部30の平面形状が楕円の場合、該楕円を内部に含む最小の円の中心である。
ここで、図2は、柱状部30を模式的に示す断面図である。柱状部30は、図1および図2に示すように、例えば、第1半導体層32と、発光層34と、電子ブロック層(EBL:Electron Blocking Layer)37と、第2半導体層38と、を有している。
第1半導体層32は、バッファー層22上に設けられている。第1半導体層32は、基板10と発光層34との間に設けられている。第1半導体層32は、例えば、Siがドープされたn型のGaN層である。第1半導体層32の厚さは、例えば、100nm以上である。第1半導体層32の厚さを100nm以上とすることによって、発光層34に生じる貫通欠陥を低減することができる。
第1半導体層32は、図2に示すように、c面2と、ファセット面4と、を有している。c面2は、例えば、基板10の上面と平行である。ファセット面4は、c面2に対して傾斜している。図示の例では、第1半導体層32は、c面2およびファセット面4において、発光層34と接している。
発光層34は、第1半導体層32上に設けられている。発光層34は、第1半導体層32と第2半導体層38との間に設けられている。発光層34は、電流が注入されることで光を発生させる。発光層34は、c面2と、ファセット面4と、を有している。図示の例では、発光層34は、c面2およびファセット面4において、電子ブロック層37と接している。発光層34は、例えば、ウェル層35と、バリア層36と、を有している。
発光層34のウェル層35は、例えば、積層方向に沿って、複数設けられている。図示の例では、ウェル層35は、5つ設けられ、第1半導体層32側から、ウェル層35a,35b,35c,35d,35eの順で並んでいる。ウェル層35a,35b,35cは
、柱状部30の側壁6と接していない。ウェル層35d,35eは、柱状部30の側壁6と接している。ウェル層35の厚さは、例えば、10nm以下であり、好ましくは2nm程度である。ウェル層35は、c面2を有している。ウェル層35の材質は、例えば、i型のInGaN層である。
、柱状部30の側壁6と接していない。ウェル層35d,35eは、柱状部30の側壁6と接している。ウェル層35の厚さは、例えば、10nm以下であり、好ましくは2nm程度である。ウェル層35は、c面2を有している。ウェル層35の材質は、例えば、i型のInGaN層である。
発光層34のバリア層36は、複数設けられている。バリア層36は、一対のウェル層35の間に設けられている。さらに、バリア層36は、ウェル層35eと電子ブロック層37との間に設けられている。バリア層36は、発光層34のc面2およびファセット面4を構成している。バリア層36の材質は、例えば、i型のGaN層である。
発光層34は、例えば、ウェル層35およびバリア層36からなるMQW(multiple quantum wel1)構造を有している。ウェル層35およびバリア層36は、例えば、発光層34での発光波長の25%以下の周期構造を有している。
なお、ウェル層35およびバリア層36の数は、特に限定されない。図示はしないが、発光層34は、例えば、ウェル層35を1つだけ有していてもよい。この場合、発光層34は、SQW(single quantum wel1)構造を有している。また、発光層34と第1半導体層32との間にOCL(Optical Confinement Layer)が設けられていてもよい。
電子ブロック層37は、発光層34上に設けられている。電子ブロック層37は、発光層34と第2半導体層38との間に設けられている。電子ブロック層37は、例えば、p型のAlGaN層である。電子ブロック層37がAlGaN層の場合、Alの原子濃度は、例えば、5at%以上25at%以下である。電子ブロック層37の厚さは、例えば、20nm以下である。電子ブロック層37は、電子が第2半導体層38に漏れることを防ぐことができる。なお、電子ブロック層37は、AlGaN層およびGaN層からなる多層構造を有していてもよい。電子ブロック層37は、c面2と、ファセット面4と、を有している。図示の例では、電子ブロック層37は、c面2およびファセット面4において、第2半導体層38と接している。
第2半導体層38は、電子ブロック層37上に設けられている。第2半導体層38は、第1半導体層32と導電型の異なる層である。第2半導体層38は、例えば、Mgがドープされたp型のGaN層などである。第2半導体層38は、c面2と、ファセット面4と、を有している。図示の例では、第2半導体層38は、c面2およびファセット面4において、第2電極42と接している。第1半導体層32および第2半導体層38は、発光層34に光を閉じ込める機能を有するクラッド層である。
柱状部30は、図2に示すように、積層方向において、発光層34の第1位置P1で第1径D1を有し、発光層34の第2位置P2で第2径D2を有し、発光層34の第3位置P3で第3径D3を有する。位置P1,P2,P3は、面内方向からみて、発光層34と重なる位置である。
第1位置P1は、積層方向において、発光層34の第1半導体層32側の端34aと、発光層34の第2半導体層38側の端34bと、の間の位置である。積層方向において、第2位置P2は、第1位置P1よりも第1半導体層32側の位置である。すなわち、第2位置P2は、積層方向において、発光層34の第1半導体層32側の端34aと、第1位置P1と、の間の位置である。第3位置P3は、第1位置P1よりも第2半導体層38側の位置である。すなわち、第3位置P3は、積層方向において、発光層34の第2半導体層38側の端34bと、第1位置P1と、の間の位置である。第1位置P1は、第2位置P2と第3位置P3との間の位置である。また、積層方向において、第1半導体層32の基板10と反対側の端は、第1位置P1よりも基板側に位置し、かつ、第2位置P2より
も基板10と反対側、すなわち第2半導体層38側に位置している。すなわち、積層方向において、第1半導体層32の基板10と反対側の端は、第1位置P1と第2位置P2の間に位置している。
も基板10と反対側、すなわち第2半導体層38側に位置している。すなわち、積層方向において、第1半導体層32の基板10と反対側の端は、第1位置P1と第2位置P2の間に位置している。
第1径D1は、第2径D2および第3径D3よりも小さい。図示の例では、第1径D1は、柱状部30の発光層34における最小の径である。第2径D2は、柱状部30の、第1位置P1よりも第1半導体層32側の部分において、最大の径である。言い換えれば、第2位置P2は、柱状部30が、第1位置P1と発光層34の第1半導体層32側の端34aとの間における最大の径を有する位置である。第3径D3は、柱状部30の、第1位置P1よりも第2半導体層38側の部分において、最大の径である。言い換えれば、第3位置P3は、柱状部30が、第1位置P1と発光層34の第2半導体層38側の端34bとの間における最大の径を有する位置である。第3径D3は、例えば第2径D2と同じであってもよい。柱状部30は、側壁6に凹部8が設けられている。柱状部30は、第1位置P1において括れた形状を有している。すなわち、柱状部30は、発光層34の第1半導体層32側の端34aと、発光層34の第2半導体層38側の端34bと、の間において括れた形状を有している。また、第3径D3は、第2径D2より大きくてもよい。
複数のウェル層35のうち第1ウェル層35aは、第4径D4を有している。第4径D4は、第1径D1よりも小さい。複数のウェル層35のうち第2ウェル層35dは、第5径D5を有している。第5径D5は、第1径D1よりも大きい。第5径D5は、例えば、第3径D3と同じである。図示の例では、第1ウェル層35aは、積層方向において、第1位置P1に位置している。第2ウェル層35dは、積層方向において、第3位置P3に位置している。
第1ウェル層35aと第1位置P1との間の距離L1は、第2ウェル層35dと第1位置P1との間の距離L2よりも小さい。図示の例では、距離L1は、ゼロである。第4径D4は、第1径D1に対して、例えば、50%以上100%未満である。図示の例では、ウェル層35bの径は、ウェル層35aの径よりも大きい。ウェル層35cの径は、ウェル層35bの径よりも大きい。ウェル層35d,35eの径は、ウェル層35cの径よりも大きい。
発光装置100では、p型の第2半導体層38、不純物がドープされていないi型の発光層34、およびn型の第1半導体層32により、pinダイオードが構成される。発光装置100では、第1電極40と第2電極42との間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加すると、発光層34に電流が注入されて発光層34において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。発光層34で発生した光は、面内方向に伝搬し、複数の柱状部30によるフォトニック結晶の効果により定在波を形成して、発光層34で利得を受けてレーザー発振する。そして、発光装置100は、+1次回折光および-1次回折光をレーザー光として、積層方向に出射する。
なお、図示はしないが、基板10とバッファー層22との間、または基板10の下に反射層が設けられていてもよい。反射層は、例えば、DBR(Distributed Bragg Reflector)層である。反射層は、例えば、AlInN層とGaN層との積層構造、AlGaN層とGaN層との積層構造、AlN層とGaN層との積層構造を有している。反射層によって、発光層34において発生した光を反射させることができ、発光装置100は、第2電極42側からのみ光を出射することができる。
第1電極40は、図1に示すように、バッファー層22上に設けられている。バッファー層22は、第1電極40とオーミックコンタクトしていてもよい。第1電極40は、第1半導体層32と電気的に接続されている。図示の例では、第1電極40は、バッファー
層22を介して、第1半導体層32と電気的に接続されている。第1電極40は、発光層34に電流を注入するための一方の電極である。第1電極40としては、例えば、バッファー層22側から、Cr層、Ni層、Au層の順序で積層したものなどを用いる。
層22を介して、第1半導体層32と電気的に接続されている。第1電極40は、発光層34に電流を注入するための一方の電極である。第1電極40としては、例えば、バッファー層22側から、Cr層、Ni層、Au層の順序で積層したものなどを用いる。
第2電極42は、第2半導体層38上に設けられている。第2電極42は、第2半導体層38と電気的に接続されている。第2半導体層38は、第2電極42とオーミックコンタクトしていてもよい。第2電極42は、発光層34に電流を注入するための他方の電極である。第2電極42としては、例えば、ITO(indium tin oxide)などを用いる。
発光装置100は、例えば、以下の作用効果を奏することができる。
発光装置100では、柱状部30は、第1半導体層32と発光層34との積層方向における第1位置P1で、第1径D1を有し、積層方向における第2位置P2で、第2径D2を有し、積層方向における第3位置P3で、第3径D3を有し、前記第1位置P1は、積層方向において、発光層34の第1半導体層32側の端34aと、発光層34の第2半導体層38側の端34bと、の間であり、第2位置P2は、積層方向において、第1位置P1と、発光層34の第1半導体層32側の端34aと、の間であり、第3位置P3は、積層方向において、第1位置P1と、発光層34の第2半導体層38側の端34bと、の間であり、第1径D1は、第2径D2および第3径D3よりも小さい。そのため、発光装置100では、例えば、第1径D1が第2径D2および第3径D3と同じ場合に比べて、第1位置P1において、発光層34のウェル層35と側壁6との間の空間を狭くすることができる。これにより、第1位置P1において、電流を狭窄させることができ、ウェル層35が位置する柱状部30の中央に注入される電流量を増やすことができる。その結果、発光特性を向上させることができる。
例えば図3に示すように、第1径D1が第2径D2および第3径D3と同じ場合、黒色の矢印に示すように、最も第1半導体層1032側に位置するウェル層1035に注入されない電子が存在する。特に有効質量の小さい電子は、拡散され易く、ウェル層1035の横を通って正孔と再結合が起こり、電流が無駄となり易い。
なお、図3は、第1参考例に示す柱状部1030を模式的に示す断面図である。柱状部1030は、第1半導体層1032と、発光層1034と、第2半導体層1038と、を有している。発光層1034は、ウェル層1035と、バリア層1036と、を有している。また、図3および後述する図4では、電子の流れを黒色の矢印で示し、正孔の流れを白色の矢印で示している。
発光装置100では、発光層34は、c面2と、ファセット面4と、を有する。そのため、発光装置100では、発光層がc面を有さずにファセット面を有している場合に比べて、正孔の集中を抑制することができる。これにより、ウェル層35における電子と正孔との再結合の確率を高めることができる。さらに、発光層34において、発光する発光位置と、光を閉じ込める光閉じ込め位置と、を調整し易い。
例えば図4に示すように、発光層2034がc面を有さずにファセット面2004を有している場合、第1半導体層2032側からの電子は、有効質量が小さく拡散し易いが、第2半導体層2038側からの正孔は、有効質量が大きいため、ファセット面2004の頂点付近に集中する。そのため、ウェル層2035における電子と正孔との再結合の確率が少なくなる。これに対し、発光装置100では、発光層34は、c面2を有しているため、正孔の集中を抑制することができ、ウェル層35における電子と正孔との再結合の確率を高めることができる。
さらに、図4に示すように、発光層2034がc面を有さずにファセット面2004を有している場合から構成されている場合、ファセット面2004の頂点付近が極小的な発光位置となり、発光位置と光閉じ込め位置との関係がずれてくる可能性が高い。これに対し、発光装置100では、発光層34は、c面2を有しているため、ウェル層35における発光位置が面内方向に広がっており、発光位置と光閉じ込め位置とを調整し易い。
なお、図4は、第2参考例に示す柱状部2030を模式的に示す断面図である。柱状部2030は、第1半導体層2032と、発光層2034と、第2半導体層2038と、を有している。発光層2034は、ウェル層2035と、バリア層2036と、を有している。
発光装置100では、発光層34は、第1径D1よりも径が小さい第1ウェル層35aと、第1径D1よりも径が大きい第2ウェル層35dと、を有し、第1ウェル層35aと第1位置P1との間の距離L1は、第2ウェル層35dと第1位置P1との間の距離L2よりも小さい。そのため、発光装置100では、例えば、第1ウェル層35aの横を電子が通過したとしても、通過した電子を、第2ウェル層35dで正孔と再結合させることができる。
なお、発光装置100は、レーザーに限らず、LED(Light Emitting Diode)であってもよい。
2. 発光装置の製造方法
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図5に示すように、基板10上に、バッファー層22をエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などが挙げられる。
次に、バッファー層22上に、マスク層50を形成する。マスク層50は、例えば、電子ビーム蒸着法やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などによる成膜、およびパターニングによって形成される。パターニングは、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。
図1に示すように、マスク層50をマスクとしてバッファー層22上に、第1半導体層32、発光層34、電子ブロック層37、および第2半導体層38を、この順でエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD法、MBE法などが挙げられる。
第1半導体層32および第2半導体層38のエピタキシャル成長では、例えば、成膜温度700℃以上1000℃以下で、Ga原子、およびRF(Radio Frequency)プラズマを用いたN原子やNH3ガスを供給する。Ga原子およびN原子の供給方向は、特に限定されず、同時供給であってもよいし、交互供給であってもよいし、交互供給の後に同時供給を行ってもよいし、同時供給の後に交互供給を行ってもよい。Ga原子およびN原子の供給は、ドーパントを照射しながら行われる。
発光層34のエピタキシャル成長では、例えば、GaN層の成長には、Gaの流量比に対するInの流量比RIn/Gaを、5%以上100%以下とする。InGaN層の成長時には、流量比RIn/Gaを、100%以上500%以下とする。上記のように流量比
RIn/Gaを調整することにより、発光波長を所望の波長に合わせつつ、柱状部30の径を小さくさせることができる。
RIn/Gaを調整することにより、発光波長を所望の波長に合わせつつ、柱状部30の径を小さくさせることができる。
ここで、図6は、柱状部の断面TEM(Transmission Electron Microscope)像である。流量比RIn/Gaを調整することにより、図6に示すように、柱状部の径を小さくできることがわかった。
次に、図1に示すように、バッファー層22上に第1電極40を形成し、第2半導体層38上に第2電極42を形成する。第1電極40および第2電極42は、例えば、真空蒸着法などにより形成される。なお、第1電極40および第2電極42の形成順序は、特に限定されない。
以上の工程により、発光装置100を製造することができる。
3. 発光装置の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図7は、本実施形態の変形例に係る発光装置200を模式的に示す断面図である。以下、本実施形態の変形例に係る発光装置200において、上述した本実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態の変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図7は、本実施形態の変形例に係る発光装置200を模式的に示す断面図である。以下、本実施形態の変形例に係る発光装置200において、上述した本実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置200では、図7に示すように、隣り合う柱状部30の間に光伝搬層60が設けられている点において、上述した発光装置100と異なる。発光層34で発光した光は、光伝搬層60を通って面内方向に伝搬する。
光伝搬層60は、マスク層50上に設けられている。光伝搬層60は、基板10と第2電極42との間に設けられている。光伝搬層60は、例えば、第1層62と、第2層64と、第3層66と、を有している。
第1層62は、マスク層50上に設けられている。第1層62は、基板10と第2層64との間に設けられている。第1層62は、隣り合う柱状部30の第1半導体層32の間に設けられている。第1層62は、例えば、SiO2層である。
第2層64は、第1層62上に設けられている。第2層64は、第1層62と第3層66との間に設けられている。第2層64は、隣り合う柱状部30の発光層34の間に設けられている。第2層64は、積層方向において、第1位置P1に位置している。第2層64は、ウェル層35の側方に設けられている。第2層64の屈折率は、第1層62および第3層66の屈折率よりも高く、発光層34の屈折率よりも小さい。第2層64は、例えば、SiN層、SiON層である。
第3層66は、第2層64上に設けられている。第3層66は、第2層64と第2電極42との間に設けられている。第3層66は、隣り合う柱状部30の第2半導体層38の間に設けられている。第3層66は、例えば、SiO2層である。
光伝搬層60は、柱状部30を形成した後に、例えば、CVD法、スピンコート法などによって形成される。その後、第2半導体層38が露出するように、光伝搬層60をエッチングする。エッチングは、ウェットエッチングでもよいし、ドライエッチングでもよいが、第2半導体層38へのダメージを考慮すると、ウェットエッチングが好ましい。
発光装置200では、隣り合う柱状部30の発光層34の間に、第1層62および第3
層66よりも屈折率の高い第2層64が設けられ、第2層64は、積層方向において、第1位置P1に位置している。そのため、発光装置200では、第1位置P1で柱状部30の径が小さくなることによって面内方向の平均屈折率が小さくなった分を、第2層64によって補うことができる。
層66よりも屈折率の高い第2層64が設けられ、第2層64は、積層方向において、第1位置P1に位置している。そのため、発光装置200では、第1位置P1で柱状部30の径が小さくなることによって面内方向の平均屈折率が小さくなった分を、第2層64によって補うことができる。
4. プロジェクター
次に、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す図である。
次に、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す図である。
プロジェクター900は、例えば、光源として、発光装置100を有している。
プロジェクター900は、図示しない筐体と、筐体内に備えられている赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ出射する赤色光源100R、緑色光源100G、青色光源100Bと、を有している。なお、便宜上、図8では、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bを簡略化している。
プロジェクター900は、さらに、筐体内に備えられている、第1光学素子902Rと、第2光学素子902Gと、第3光学素子902Bと、第1光変調装置904Rと、第2光変調装置904Gと、第3光変調装置904Bと、投射装置908と、を有している。第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bは、例えば、透過型の液晶ライトバルブである。投射装置908は、例えば、投射レンズである。
赤色光源100Rから出射された光は、第1光学素子902Rに入射する。赤色光源100Rから出射された光は、第1光学素子902Rによって集光される。なお、第1光学素子902Rは、集光以外の機能を有していてもよい。後述する第2光学素子902Gおよび第3光学素子902Bについても同様である。
第1光学素子902Rによって集光された光は、第1光変調装置904Rに入射する。第1光変調装置904Rは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第1光変調装置904Rによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
緑色光源100Gから出射された光は、第2光学素子902Gに入射する。緑色光源100Gから出射された光は、第2光学素子902Gによって集光される。
第2光学素子902Gによって集光された光は、第2光変調装置904Gに入射する。第2光変調装置904Gは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第2光変調装置904Gによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
青色光源100Bから出射された光は、第3光学素子902Bに入射する。青色光源100Bから出射された光は、第3光学素子902Bによって集光される。
第3光学素子902Bによって集光された光は、第3光変調装置904Bに入射する。第3光変調装置904Bは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第3光変調装置904Bによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
また、プロジェクター900は、第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、
および第3光変調装置904Bから出射された光を合成して投射装置908に導くクロスダイクロイックプリズム906を有することができる。
および第3光変調装置904Bから出射された光を合成して投射装置908に導くクロスダイクロイックプリズム906を有することができる。
第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム906に入射する。クロスダイクロイックプリズム906は、4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は、投射装置908によりスクリーン910上に投射され、拡大された画像が表示される。
なお、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bは、発光装置100を映像の画素として画像情報に応じて制御することで、第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bを用いずに、直接的に映像を形成してもよい。そして、投射装置908は、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bによって形成された映像を、拡大してスクリーン910に投射してもよい。
また、上記の例では、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いてもよいし、反射型のライトバルブを用いてもよい。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micro Mirror Device)が挙げられる。また、投射装置の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
また、光源を、光源からの光をスクリーン上で走査させることにより、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置である走査手段を有するような走査型の画像表示装置の光源装置にも適用することが可能である。
上述した実施形態に係る発光装置は、プロジェクター以外にも用いることが可能である。プロジェクター以外の用途には、例えば、屋内外の照明、ディスプレイのバックライト、レーザープリンター、テレビ、テレビのバックライト、イメージャー、スキャナー、車載用ライト、光を用いるセンシング機器、通信機器等の光源がある。また、上述した実施形態に係る発光装置は、微小な発光素子をアレイ状に配置して画像表示させるLEDディスプレイの発光素子にも適用することができる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成、例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態および変形例から以下の内容が導き出される。
発光装置の一態様は、
柱状部を有する積層体を有し、
前記柱状部は、
第1半導体層と、
前記第1半導体層と導電型の異なる第2半導体層と、
前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、
を有し、
前記柱状部は、
前記第1半導体層と前記発光層との積層方向における第1位置で、第1径を有し、
前記積層方向における第2位置で、第2径を有し、
前記積層方向における第3位置で、第3径を有し、
前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第2位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、の間であり、
前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい。
柱状部を有する積層体を有し、
前記柱状部は、
第1半導体層と、
前記第1半導体層と導電型の異なる第2半導体層と、
前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、
を有し、
前記柱状部は、
前記第1半導体層と前記発光層との積層方向における第1位置で、第1径を有し、
前記積層方向における第2位置で、第2径を有し、
前記積層方向における第3位置で、第3径を有し、
前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第2位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、の間であり、
前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい。
この発光装置によれば、柱状部の中央に注入される電流量を増やすことができる。その結果、発光特性を向上させることができる。
発光装置の一態様において、
前記発光層は、c面と、ファセット面と、を有してもよい。
前記発光層は、c面と、ファセット面と、を有してもよい。
この発光装置によれば、発光層がc面を有さずにファセット面を有している場合に比べて、正孔の集中を抑制することができ、発光層のウェル層における電子と正孔との再結合の確率を高めることができる。さらに、発光層において、発光する発光位置と、光を閉じ込める光閉じ込め位置と、を調整し易い。
発光装置の一態様において、
前記発光層は、
前記第1径よりも径が小さい第1ウェル層と、
前記第1径よりも径が大きい第2ウェル層と、
を有し、
前記第1ウェル層と前記第1位置との間の距離は、前記第2ウェル層と前記第1位置との間の距離よりも小さくてもよい。
前記発光層は、
前記第1径よりも径が小さい第1ウェル層と、
前記第1径よりも径が大きい第2ウェル層と、
を有し、
前記第1ウェル層と前記第1位置との間の距離は、前記第2ウェル層と前記第1位置との間の距離よりも小さくてもよい。
この発光装置によれば、例えば、第1ウェル層の横を電子が通過したとしても、通過した電子を、第2ウェル層で正孔と再結合させることができる。
プロジェクターの一態様は、
前記発光装置の一態様を有する。
前記発光装置の一態様を有する。
2…c面、4…ファセット面、6…側壁、8…凹部、10…基板、20…積層体、22…バッファー層、30…柱状部、32…第1半導体層、34…発光層、34a,34b…端、35,35a,35b,35c,35d,35e…ウェル層、36…バリア層、37…電子ブロック層、38…第2半導体層、40…第1電極、42…第2電極、50…マスク層、60…光伝搬層、62…第1層、64…第2層、66…第3層、100…発光装置、100R…赤色光源、100G…緑色光源、100B…青色光源、200…発光装置、900…プロジェクター、902R…第1光学素子、902G…第2光学素子、902B…第3光学素子、904R…第1光変調装置、904G…第2光変調装置、904B…第3
光変調装置、906…クロスダイクロイックプリズム、908…投射装置、910…スクリーン、1000…発光装置、1030…柱状部、1032…第1半導体層、1034…発光層、1035…ウェル層、1036…バリア層、1038…第2半導体層、2000…発光装置、2004…ファセット面、2030…柱状部、2032…第1半導体層、2034…発光層、2035…ウェル層、2036…バリア層、2038…第2半導体層
光変調装置、906…クロスダイクロイックプリズム、908…投射装置、910…スクリーン、1000…発光装置、1030…柱状部、1032…第1半導体層、1034…発光層、1035…ウェル層、1036…バリア層、1038…第2半導体層、2000…発光装置、2004…ファセット面、2030…柱状部、2032…第1半導体層、2034…発光層、2035…ウェル層、2036…バリア層、2038…第2半導体層
Claims (4)
- 柱状部を有する積層体を有し、
前記柱状部は、
第1半導体層と、
前記第1半導体層と導電型の異なる第2半導体層と、
前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に設けられた発光層と、
を有し、
前記柱状部は、
前記第1半導体層と前記発光層との積層方向における第1位置で、第1径を有し、
前記積層方向における第2位置で、第2径を有し、
前記積層方向における第3位置で、第3径を有し、
前記第1位置は、前記積層方向において、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第2位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第1半導体層側の端と、の間であり、
前記第3位置は、前記積層方向において、前記第1位置と、前記発光層の前記第2半導体層側の端と、の間であり、
前記第1径は、前記第2径および前記第3径よりも小さい、発光装置。 - 請求項1において、
前記発光層は、c面と、ファセット面と、を有する、発光装置。 - 請求項1または2において、
前記発光層は、
前記第1径よりも径が小さい第1ウェル層と、
前記第1径よりも径が大きい第2ウェル層と、
を有し、
前記第1ウェル層と前記第1位置との間の距離は、前記第2ウェル層と前記第1位置との間の距離よりも小さい、発光装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光装置を有する、プロジェクター。
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