JP2022079242A

JP2022079242A - 小物収容器

Info

Publication number: JP2022079242A
Application number: JP2020190319A
Authority: JP
Inventors: 龍志渡邊; Tatsushi Watanabe
Original assignee: Toa Industry Co Ltd.
Current assignee: Toa Industry Co Ltd.
Priority date: 2020-11-16
Filing date: 2020-11-16
Publication date: 2022-05-26

Abstract

【課題】内部に収納した小物等を除菌できる光源を内部に配置できる小物収容器を提供する。【解決手段】内部空間部２２を有する容器本体２０を備え、容器本体２０は、平面上に載置できる底面部３０と、底面部３０から上方に連続し内部空間部２２の一方の側壁を形成する第１側面部３１と、底面部３０から上方に連続し第１側面部３１と対向して内部空間部２２の他方の側壁を形成する第２側面部３３と、第２側面部３３の上端部に連続し内部空間部２２の上部を覆う天面部３５と、を有し、第１側面部３１または第２側面部３３は、光源部２４を内部空間部２２に向かうように収納する光源収納部４０を有する。【選択図】図３

Description

特許法第３０条第２項適用申請有り２０２０年１０月１日東亜産業総合カタログ２０２０１０月号を頒布

本発明は、小物を入れることのできる持ち運び可能な小物収容器であって、内部を除菌するための光源を収納できる小物収容器に関する。

小物等を収納できる収納部において、内部に紫外線を照射する光源を設けて、収納した小物等の除菌を行うことのできるものが知られている。収納部には、紫外線を照射する光源の他、オゾン発生装置などを設けることもできる。このような収納部を有するボックスとして、例えば特許文献１に挙げるものがある。

特開２００３－２４４１９号公報

特許文献１に挙げるような従来の除菌を行う収納部は、据置するものが一般的であり、小物等を収納して持ち運ぶバッグなどの小物収容器において、内部の除菌を行うものは知られていない。持ち運び可能な小物収容器に除菌するための光源を配置できれば、持ち運び中などに手軽に除菌を行うことができ、利便性が高い。

本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、内部に収納した小物等を除菌できる光源を内部に配置できる小物収容器を提供することを目的とする。

前記課題を解決するため、本発明に係る小物収容器は、内部空間部を有する容器本体を備え、
前記容器本体は、平面上に載置できる底面部と、
前記底面部から上方に連続し前記内部空間部の一方の側壁を形成する第１側面部と、
前記底面部から上方に連続し前記第１側面部と対向して前記内部空間部の他方の側壁を形成する第２側面部と、
前記第２側面部の上端部に連続し前記内部空間部の上部を覆う天面部と、を有し、
前記第１側面部または前記第２側面部は、光源部を前記内部空間部に向かうように収納する光源収納部を有する。

前記第２側面部は上下方向中間部に折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部は、折れ曲がることで前記底面部と前記天面部とが面一状となる位置に形成されており、前記光源収納部は、前記第１側面部に設けられるようにしてもよい。

前記容器本体は、電源部を収納できる電源収納部を有し、前記光源収納部には紫外線を発生する光源部が設けられ、前記電源収納部には前記光源部に接続される電源部が収納されるようにしてもよい。

前記容器本体は、前記内部空間部に面する内面に紫外線を反射する材料を有するようにしてもよい。

前記容器本体は、前記内部空間部に面する内面に収納ポケットを有し、前記収納ポケットは、紫外線を透過する材料で形成されているようにしてもよい。

本発明に係る小物収容器によれば、内部空間部に収納した小物等に対して、光源収納部に収納した光源部から光を照射し、除菌を行うことができる。

本実施形態における小物収容器の斜視図である。小物収容器を図１と反対側から見た斜視図である。小物収容器を開いた状態の斜視図である。小物収容器を開いた状態の底面側から見た斜視図である。

本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態の小物収容器１０は、内部に小物等を収納することができるバッグとして構成されている。

図１、２に示すように、小物収容器１０は、容器本体２０を有している。容器本体２０は、平面上に載置できる底面部３０と、底面部３０と略同形状で平面状の天面部３５とを有している。底面部３０と天面部３５との間には、底面部３０から上方に連続する第１側面部３１と、第１側面部３１と対向する第２側面部３３とが設けられる。第１側面部３１は、両側部が緩やかにカーブし、第２側面部３３に連続している。容器本体２０は硬質の材料で形成されており、平面上に底面部３０を載置することで自立できる。

第１側面部３１には、容器本体２０を開くためのファスナー部３７が設けられる。ファスナー部３７は、第１側面部３１の両側部から上部にかけて連続している。第１側面部３１と天面部３５はファスナー部３７で分断されており、天面部３５は第２側面部３３と連続している。

第２側面部３３は、上下方向の中央部に水平な折り曲げ部３４を有している。第２側面部３３は、折り曲げ部３４で折り曲げることができる。また、第２側面部３３には、下部にスイッチ２８が配置されている。折り曲げ部３４で折り曲げた後に、第１側面部３１と第２側面部３３は、図示しない磁石により相互に接して固定される。

ファスナー部３７を開き、第２側面部３３を折り曲げて、第２側面部３３の折り曲げ部３４より上部と天面部３５とを下方に折り返すことで、内部空間部２２を開放状とし、容器本体２０を開くことができる。図３に示すように、容器本体２０の内部には、小物等を収納できる内部空間部２２が形成されている。第１側面部３１は、内部空間部２２の一方の側壁を形成し、第２側面部３３は、内部空間部２２の他方の側壁を形成する。底面部３０は、内部空間部２２の底壁を形成して、内部空間部２２の下方を覆っている。また、天面部３５は、内部空間部２２の上壁を形成して、内部空間部２２の上方を覆っている。

第１側面部３１の内面には、上部にカード等を収納可能な収納ポケット４４が形成されている。また、第２側面部３３の内面にも、収納ポケット４４が形成されている。

第１側面部３１の内面の下部には、光源部２４を収納可能な光源収納部４０と、光源部２４に電源を供給する電源部２６を収納可能な電源収納部４２とが形成されている。光源部２４は、除菌性を有する紫外線を発生することができる。光源収納部４０は、光源部２４を内部空間部２２に向かうように収納することができる。このため、光源収納部４０に収納された光源部２４は、内部空間部２２に向かって紫外線を照射することができる。

光源部２４は、電源部２６およびスイッチ２８と接続されている。スイッチ２８の操作により、光源部２４のオン・オフを行うことができる。電源部２６は、乾電池または充電池で構成できるが、繰り返し充電して使用できる充電池の方がより好ましい。

容器本体２０の内部空間部２２に面する内面は、紫外線を反射する素材で形成された内張材４６で覆われている。容器本体２０を閉じた状態で光源部２４から紫外線を照射した際に、内張材４６によって紫外線を反射することで、内部空間部２２の全体に紫外線を到達させることができ、内部空間部２２に収納された小物等の除菌を行うことができる。

また、収納ポケット４４は、紫外線を透過する材料で形成されている。これにより、収納ポケット４４に収納した物についても、光源部２４からの紫外線を到達させることができ、除菌を行うことができる。

日常的に持ち運ぶスマートフォンやカード類、小銭、日用品などは、頻繁に手で触れるため、細菌などが付着している可能性があるが、このような小物類を内部空間部２２に収納して容器本体２０を閉じ、光源部２４をオンにすることで、小物類を持ち歩いている間に除菌を行うことができ、利便性の高いバッグとすることができる。

図４に示すように、第２側面部３３の折り曲げ部３４は、第２側面部３３を折り曲げることで、底面部３０と天面部３５とが面一状となる位置に形成されている。このため、容器本体２０を開いて折り曲げ部３４で第２側面部３３を折り曲げることにより、いずれも平面状の底面部３０と天面部３５とが平面上に接地する。このため、容器本体２０を平面上に安定的に載置することができる。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的範囲において様々に適用され得る。前述の実施形態では、容器本体２０の外面にスイッチ２８を設けているが、これに代えて容器本体２０の開閉を検出する検出スイッチを設け、容器本体２０が閉じたことを検出スイッチで検出したら、光源部２４をオンにし、容器本体２０が開いたことを検出スイッチで検出したら、光源部２４をオフにするようにしてもよい。また、光源部２４は、紫外線を発生するものに限られず、除菌作用のある光を発生することができればよい。

１０小物収容器
２０容器本体
２２内部空間部
２４光源部
２６電源部
２８スイッチ
３０底面部
３１第１側面部
３３第２側面部
３４折り曲げ部
３５天面部
３７ファスナー部
４０光源収容部
４２電源収容部
４４収納ポケット
４６内張材

Claims

内部空間部を有する容器本体を備え、
前記容器本体は、平面上に載置できる底面部と、
前記底面部から上方に連続し前記内部空間部の一方の側壁を形成する第１側面部と、
前記底面部から上方に連続し前記第１側面部と対向して前記内部空間部の他方の側壁を形成する第２側面部と、
前記第２側面部の上端部に連続し前記内部空間部の上部を覆う天面部と、を有し、
前記第１側面部または前記第２側面部は、光源部を前記内部空間部に向かうように収納する光源収納部を有する小物収容器。
前記第２側面部は上下方向中間部に折り曲げ部を有し、
前記折り曲げ部は、折れ曲がることで前記底面部と前記天面部とが面一状となる位置に形成されており、
前記光源収納部は、前記第１側面部に設けられる請求項１に記載の小物収容器。
前記容器本体は、電源部を収納できる電源収納部を有し、
前記光源収納部には紫外線を発生する光源部が設けられ、前記電源収納部には前記光源部に接続される電源部が収納される請求項１または２に記載の小物収容器。
前記容器本体は、前記内部空間部に面する内面に紫外線を反射する材料を有する請求項３に記載の小物収容器。
前記容器本体は、前記内部空間部に面する内面に収納ポケットを有し、
前記収納ポケットは、紫外線を透過する材料で形成されている請求項３または４に記載の小物収容器。