JP2022078389A - 債券実勢価格から計算される株式の理論価格と実勢価格を比較してデータを提供して表示する理論株価推定比較システム。 - Google Patents
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Abstract
Description
期間とは、本件の場合、オプション取引の残存期間のこと。
原資産価格とは、オプション取引のもとになる商品(株式や債券)を原資産といい、その価格を原資産価格という。
原資産利回りとは、原資産の利回りのことで、利回り(年利回り)は、投資金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のことを指している。
短期金利(安全利子率)とは、無リスク資産に投資した場合に得られるリターンを指し、短期国債の金利(利回り)が用いられることが多い。無リスク資産とは金融機関への預貯金や国債など元本が保証されている資産を意味する。
ボラティリティ(予想変動率)とは、本件はヒストリカルボラティティーを使用し、過去のデータに基づいて算出した変動率のことをいう。これは、過去一定期間の原資産価格(株式、為替、債券、コモディティなど)の変化率の平均値から求められ、統計学でいう標準偏差にあたる。
以下の条件の株式オプション取引の理論を利用する。まず最初に株式信用リスクを設定して、そこから逆算して、変数であるプレミアムと株価の均衡点を計算し、株価を求める。
取引条件
「具体例」
株価:120円
種類:プット
株数:1億株
期間:1年
ストライク価格:120円(At The Money)
ノックイン価格:1円(デフォルト時を想定)
行使方法:アメリカンタイプ
デフォルト時決済額:120億円
(厳密には11,900,000,000円)
プレミアム:6億円
デフォルト確率 6億円/120億円
「一般式」
株価 E
種類 プット
株数 X株
期間 1年
ストライクプライス E
ノックイン価格 1円
行使方法 アメリカンタイプ
デフォルト時決済金額 EX
プレミアム P
デフォルト確率 P/EX(信用リスク)
プットオプションとは、オプション取引で、ある商品を将来のある期日までに、その時の市場価格に関係なくあらかじめ決められた特定の価格(権利行使価格)で売る権利を売買する取引のこと。
ノックインオプションとは、原資産価格がバリア価格に達すると同時に発生するオプション。バリアオプションの一つで、あるバリア価格を設定し、現資産価格が満期までの間にその価格に達しない場合にはオプションが発生しない。
この発明で使用する金融技術は、プットオプションの売却とノックインオプションである。これらは既に市場で取引されている一般的な金融取引であり、計算理論や計算システムは確立している。私の発明は、プットオプションのストライクプライスを株価Eに設定し、ノックインオプションのノックインプライスを1円に設定することにより、株価から株式の信用リスクを算定する発明である。既存技術を用い、取引の設定条件を工夫しただけであり、本件発明は全く問題なく実現できることは、専門家なら明白なのである。本発明の株価から株式の信用リスクを算定方法は、世界初の発明であり、外部機関が提供する信用リスクと比較して投資判断の材料を提供するなどのビジネスモデルも世界初である。
プットオプションの売却にノックインオプションを付けるオプション料の計算は、2項モデルを用いる。
2項モデルの理論や計算方法の説明は、参考文献にある金融大学の有馬秀次先生が説明しています。その中で、2項モデルは、アメリカンタイプ、エキゾチックの計算ができると書かれています。参考文献にあるiFinancenite,にて、エキゾチックの一つにノックインオプションが含まれると説明されています。従って、私の発明に使用する金融技術である、アメリカンタイプのプットオプションと、ノックインオプションは、理論や計算方法は確立されています。
参考文献の野村証券のHPに他社株償還条項付債という商品が紹介されていて、ノックインプット売り型の商品の説明がされています。これは、私の発明で使用されているノックインオプション付きプットオプション売りと、同じ技術が使用されています。すなわち、私の発明の技術は、既に商品として存在しており、計算理論や計算システムは確立していて、理論的、技術的には問題ないことが証明されています。
企業の株式が取引される取引所から前記債券を発行した企業の実勢株価を取得する実勢株価取得手段と、
前記債券価格手段で取得した前記債券の売買価格を基に、前記債券を発行した企業の理論株価を推定する理論株価推定手段と、
前記実勢株価取得手段で取得した前記実勢株価、前記理論株価推定手段で推測した前記理論株価を比較可能なようにデータ化する比較データ加工手段と、
前記比較データ加工手段が加工した前記比較データをネットワークへ出力する比較データ出力手段と、
前記比較データ出力手段が出力した前記比較データを取得し表示する比較データ取得表示手段と、
を備えることを特徴とする理論株価推定比較システム。
取引目的は次のようなものである。各債券の価格(金利)と対応する株式の価格(理論価格)は等しい価値になる。例えば、債券保有者が債券価格下落ヘッジをしたい場合、債券を売れば簡単であるが、債券を保有しつつ、私が提案する市場の理論株式を売却してもヘッジできる。理論株式を売却する方法だと、ヘッジ割合を機動的に決められるし、元に戻したい場合も、理論株式を買い戻せば簡単にできる。保有債券のクレジットリスクヘッジに使えるわけで、クレジットデリバティブと原理は同じである。クレジットデリバティブの場合、マクロヘッジになるが、この場合、各債券に対応したミクロヘッジが可能である。反対に保有債券を増やしたい場合も、理論株式を買えば可能である。レバレッジ取引が可能で、クレジットデリバティブと原理は同じである。
また、単純にリスクテイクをして収益を獲得したい場合、理論株式の売買がクレジットリスクの売買となる。
債券と株式の価格差に着目したアービトラージも可能である。この場合、現物株式と債券価格から計算された理論株式のスプレッドに着目した売買をすることになる。一般的なアービトラージは、スプレッドが縮まる方向の取引をするが、相場観次第では、反対取引も可能である。
iFinancenite,
野村証券HP他社株償還条項付債
Claims (1)
- ネットワークを介して各取引所からのデータを基に企業株価の実勢価格と理論価格との比較データを提供する理論株価推定比較システムであって、
企業の債券が取引される取引所から債券の売買価格を取得する債券価格手段と、
企業の株式が取引される取引所から前記債券を発行した企業の実勢株価を取得する実勢株価取得手段と、
前記債券価格手段で取得した前記債券の売買価格を基に、前記債券を発行した企業の理論株価を推定する理論株価推定手段と、
前記実勢株価取得手段で取得した前記実勢株価、前記理論株価推定手段で推測した前記理論株価を比較可能なようにデータ化する比較データ加工手段と、
前記比較データ加工手段が加工した前記比較データをネットワークへ出力する比較データ出力手段と、
前記比較データ出力手段が出力した前記比較データを取得し表示する比較データ取得表示手段と、
を備えることを特徴とする理論株価推定比較システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004280365A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Quants Research Kk | 株価算出装置、株価算出方法および株価算出プログラム |
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JP2008159012A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-07-10 | Hitoshi Ishii | ▲1▼株価から信用リスクの算出▲2▼株式と債券を交換する理論値の算出▲3▼日経平均などの株価指数と債券価格(金利)を交換する理論値の算出▲4▼為替レートと債券価格(金利)を交換する理論値の算出 |
-
2020
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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[ONLINE], JPN6020042084, 1 November 2010 (2010-11-01), ISSN: 0004383054 * |
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