JP2022077427A - Information processing device and controlling method and program for the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。 The present invention relates to an information processing apparatus, a control method and a program of the information processing apparatus.
特許文献１は、乗員によって手動操作される操作部材に内蔵された静電容量センサの出力に基づいて車両用搭載機器を操作する閾値を校正することを開示している。 Patent Document 1 discloses that the threshold value for operating a vehicle-mounted device is calibrated based on the output of a capacitance sensor built in an operating member manually operated by an occupant.
しかしながら、特許文献１に記載の技術では、ダイヤルなどの機械式スイッチと操作部材とが近傍に配置されているような場合には、機械式スイッチの操作中に、操作部材に触れてしまうことがあり、乗員の誤操作につながる可能性がある。 However, in the technique described in Patent Document 1, when a mechanical switch such as a dial and an operating member are arranged in the vicinity, the operating member may be touched during the operation of the mechanical switch. Yes, it may lead to erroneous operation by the occupants.
本発明は、上記課題の認識を契機として為されたものであり、乗員の誤操作を低減するための技術を提供することを目的とする。 The present invention has been made with the recognition of the above problems as an opportunity, and an object of the present invention is to provide a technique for reducing erroneous operation by an occupant.
本発明の一つの側面は情報処理装置に係り、前記情報処理装置は、
車両の乗員からの操作を受け付ける機械式スイッチと、
前記機械式スイッチに隣接して配置され、前記乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有する入力受付手段と、
前記静電容量センサの接触感度を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記機械式スイッチの操作が検知されたことに応じて、前記接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更し、
前記接触感度が前記第１の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなったことに応じて、前記接触感度を前記基準感度よりも高い第２の感度に変更する
ことを特徴とする。
One aspect of the present invention relates to an information processing device, and the information processing device is
A mechanical switch that accepts operations from vehicle occupants,
An input receiving means arranged adjacent to the mechanical switch and having a capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant.
A control means for controlling the contact sensitivity of the capacitance sensor is provided.
The control means is
In response to the detection of the operation of the mechanical switch, the contact sensitivity is changed to the first sensitivity lower than the reference sensitivity.
After the contact sensitivity is changed to the first sensitivity, the contact sensitivity is changed to a second sensitivity higher than the reference sensitivity in response to the fact that the operation of the mechanical switch is no longer detected. It is a feature.
本発明によれば、乗員の誤操作を低減することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to reduce erroneous operation by the occupant.
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。 Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the accompanying drawings. It should be noted that the following embodiments do not limit the invention according to the claims, and not all combinations of features described in the embodiments are essential to the invention. Two or more of the plurality of features described in the embodiments may be arbitrarily combined. In addition, the same or similar configuration will be given the same reference number, and duplicated explanations will be omitted.
（第１実施形態）
図１（ａ）は、実施形態に係る車両１０の一例を示す図である。図１（ｂ）は、車両１０が備える情報処理装置１００の機能構成の一例を示す図である。
(First Embodiment)
FIG. 1A is a diagram showing an example of a
情報処理装置１００は、制御部１０１、記憶部１０２、通信部１０３、表示部１０４、入力受付部１０５、機械式スイッチ１０６、マイク１０７、車内カメラ１０８を備えている。ただし、表示部１０４、入力受付部１０５、機械式スイッチ１０６、マイク１０７、車内カメラ１０８の少なくとも何れかは必ずしも情報処理装置１００に含まれていなくてもよい。
The
制御部１０１は例えばＣＰＵであり、記憶部１０２に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて情報処理装置１００の全体を制御することで、情報処理装置１００の各機能を実現する。なお、情報処理装置１００がＣＰＵとは異なる１以上の専用のハードウェアを有し、ＣＰＵによる処理の少なくとも一部を専用のハードウェアが実行してもよい。専用のハードウェアの例としては、ＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）などがある。
The
記憶部１０２は、ＲＯＭ、ＲＡＭ、及び／又はハードディスクドライブである。ＲＯＭには、変更を必要としないプログラムなどが格納される。ＲＡＭは、ハードディスクドライブから供給されるプログラムやデータ、及び、通信部１０３を介して外部から供給されるデータなどを一時記憶する。ハードディスクドライブは、画像データや音声データなどの種々のデータを記憶する。
The
通信部１０３は、情報処理装置１００が外部装置と通信する際に用いられる。通信部１０３はアンテナを備えており、外部装置と無線通信することができる。
The
表示部１０４は、例えば液晶ディスプレイで構成され、ユーザ（乗員）が情報処理装置１００を操作するためのＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）などを表示する。表示部１０４は、例えばタッチパネルで構成され、ユーザによる操作を受けて各種の指示を入力することができるように、ユーザが操作可能な範囲に配置されている。表示部１０４はタッチパネルであり、ユーザからの接触操作を検知するための静電容量センサを有する。
The
入力受付部１０５は、機械式スイッチ１０６に隣接して配置され、乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有するタッチパネルである。この静電容量センサによる検知結果に基づいて入力を検知することができ、ユーザによる操作を受けて各種の指示を入力することができる。
The
機械式スイッチ１０６は、例えば所定の軸を中心としてユーザが把持する把持部が回転するダイヤル式スイッチであり、ユーザによる操作を受けて各種の数値などを変更したり、選択肢を切り替えたりすることができる。入力受付部１０５が有する静電容量センサは、機械式スイッチ１０６の把持部によって囲まれており且つ所定の軸の延長線上に配置されている。
The
マイク１０７は、車両１０の乗員の発話などを収音する音声入力受付部として機能する。マイク１０７により収集された音声は制御部１０１により解析されて、解析結果に応じた処理が実行される。車内カメラ１０８は、車両１０の内部を撮影するカメラである。車内カメラ１０８により撮影された画像は制御部１０１により解析されて、解析結果に応じた処理が実行される。
The
続いて、図２（ａ）及び図２（ｂ）を参照して、本発明の一実施形態に係る表示部１０４、入力受付部１０５及び機械式スイッチ１０６の構成を詳述する。表示部１０４は、例えば運転席と助手席の間の車両前方に配置される。入力受付部１０５及び機械式スイッチ１０６は、例えば運転席と助手席の間であって、表示部１０４の下方に配置される。
Subsequently, with reference to FIGS. 2A and 2B, the configurations of the
図２（ａ）に示す例では、表示部１０４は、ホームボタン、バックボタン２０２、音量増加ボタン２０３、音量減少ボタン２０４、オーディオボタン２０５、空調ボタン２０６１～２０６４、風量減少ボタン２０７１、風量増加ボタン２０７２、風量ゲージ２０７３、ＣＬＩＭＡＴＥボタン２０８、空調オン／オフボタン２０９などを表示している。
In the example shown in FIG. 2A, the
ホームボタン２０１は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、現在の表示画面をホーム画面に遷移させる。バックボタン２０２は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、一つ前の画面に戻したり、操作をキャンセルして一つ前の状態に戻したりする。音量増加ボタン２０３は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、音楽や機械音声などが流れている場合にその音量を大きくする。音量減少ボタン２０４、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、音楽や機械音声などが流れている場合にその音量を小さくする。オーディオボタン２０５は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、オーディオ機能を立ち上げる。
The
空調ボタン２０６１～２０６４は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、その表示内容に従った空調動作に切り替える。風量減少ボタン２０７１は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、空調の風量を減少させる。風量増加ボタン２０７２は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、空調の風量を増加させる。風量ゲージ２０７３は、現在の風量を表示する。図示の例では７段階の風量の強さで４番目の強さであることを示している。空調オン／オフボタン２０９は、乗員の手２００での押下（タッチ）に応じて、空調のオン／オフを切り替える。
The air-
なお、空調ボタン２０６１～２０６４、風量減少ボタン２０７１、風量増加ボタン２０７２、風量ゲージ２０７３などが表示されている領域の表示内容は、乗員が手２００でＣＬＩＭＡＴＥボタン２０８を押下（タッチ）したことに応じて表示される。
The display contents of the area where the
続いて、図２（ｂ）を参照しながら、本発明の一実施形態に係る入力受付部１０５及び機械式スイッチ１０６について説明する。乗員は円形状のダイヤルスイッチである機械式スイッチ１０６を把持して、矢印２５１又は矢印２５２の方向に自在に回転させることができる。この回転操作により、例えば、空調の設定温度を切り替えたり、音量の大きさを切り替えたりすることができる。例えば、空調の設定温度を切り替える場合、タッチパネルとして機能する入力受付部１０５に現在の設定温度を表示する。そして、機械式スイッチ１０６の操作により所望の設定温度を選択する。例えば入力受付部１０５に表示されている現在の設定温度が２６度であり、所望の設定温度が２４度である場合には、矢印２５１の方向に機械式スイッチ１０６を２度分回転させることにより、表示される温度が２６度、２５度、２４度と順に変化する。そして、所望の設定温度となった場合、乗員がタッチパネルとして機能する入力受付部１０５の表面を押下（タッチ）することで、設定が反映される。
Subsequently, the
なお、図示の例では、矢印２５１の方向に機械式スイッチ１０６を最大限回し、冷房の効き目を最大にするための表示例を示しており、図示の例では「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」と表示されている。この表示状態のときに、入力受付部１０５の表面を押下（タッチ）することで、冷房の効き目を最大するための処理が行われる。具体的には、設定温度を最低値に変更し、空調の風量を最高に変更する。さらに、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合には、自動的に閉める動作を実行してもよい。
In the illustrated example, a display example for maximizing the cooling effect by turning the
なお、入力受付部１０５の表面には、他にも様々な情報を表示することができる。その一例を図３（ａ）乃至図３（ｄ）に示す。図３（ａ）は、図２（ｂ）の「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」の反対である「ＭＡＸ ＨＯＴ」を示している。矢印２５２の方向に機械式スイッチ１０６を最大限回し、暖房の効き目を最大にするための表示例である。この表示状態のときに、入力受付部１０５の表面を押下（タッチ）することで、暖房の効き目を最大するための処理が行われる。具体的には、設定温度を最高値に変更し、空調の風量を最高に変更する。さらに、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合には、自動的に閉める動作を実行してもよい。
In addition, various other information can be displayed on the surface of the
図３（ｂ）は、入力受付部１０５の表面に「ＳＴＯＰ」を表示している。この表示状態のときに、入力受付部１０５の表面を押下（タッチ）することで、実行中の処理を中止（キャンセル）することができる。図３（ｃ）は、前述した設定温度の表示例である。図示の例では、２４．５度が表示されている。前述した例では、機械式スイッチ１０６の１目盛り分のダイヤル操作により１度ずつ設定温度を変更することを説明したが、１目盛り分のダイヤル操作により０．５度刻みで設定温度を変更してもよい。図３（ｄ）は、入力受付部１０５の表面に現在の時刻を示すためのアナログ時計の表示例である。例えばＣＬＩＭＡＴＥボタン２０８が押下される前の通常の状態のときに時計を表示するようにしてもよい。また、入力受付部１０５の表面は、図示の例に限らず、他にも様々な情報を表示可能であってもよい。
In FIG. 3B, "STOP" is displayed on the surface of the
＜処理＞
次に、図４のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置１００が実施する処理の手順の一例を説明する。
<Processing>
Next, an example of the processing procedure performed by the
Ｓ４０１において、制御部１０１は、機械式スイッチ１０６が乗員により操作されているか否かを判定する。機械式スイッチ１０６が操作中であると判定された場合、Ｓ４０２へ進む。一方、機械式スイッチ１０６が操作中ではないと判定された場合、待機する。
In S401, the
Ｓ４０２において、制御部１０１は、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更する。これにより、機械式スイッチ１０６の操作中に誤って入力受付部１０５の表示面を押下（タッチ）してしまい、操作選択中の項目が誤って決定されてしまう可能性を低減することができる。接触感度の変更方法の詳細については後述する。
In S402, the
Ｓ４０３において、制御部１０１は、機械式スイッチ１０６の操作が停止したか否かを判定する。本実施形態では、機械式スイッチ１０６の操作が検知されなくなったことを電気的に検知することで操作が停止したと判定する。操作が停止したと判定された場合、Ｓ４０４へ進む。操作が停止していないと判定された場合、待機する。
In S403, the
Ｓ４０４において、制御部１０１は、操作が停止してから所定時間が経過したか否かを判定する。ここでの所定時間は例えば０．５秒とすることができる。所定時間が経過したと判定された場合、Ｓ４０５へ進む。一方、所定時間が経過していないと判定された場合、Ｓ４０３に戻る。操作が停止された状態のままであれば、Ｓ４０３でＹｅｓとなり、再びＳ４０４に遷移することになる。
In S404, the
Ｓ４０５において、制御部１０１は、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を基準感度よりも高い第２の感度に変更する。操作が停止してから時間が経過したということは、乗員がこれ以上操作する必要がなく、現在の入力受付部１０５の表示内容を選択したいと推測される。そのため、接触感度を高くすることで、入力受付部１０５の表面の押下（タッチ）を検出しやすくすることができる。従って、乗員の意図を反映しやすくすることができる。
In S405, the
Ｓ４０６において、制御部１０１は、入力受付部１０５が操作されたか否か、つまり、乗員により入力受付部１０５の表示面が押下（タッチ）されたか否かを判定する。入力受付部１０５が操作されたと判定された場合、Ｓ４０７へ進む。一方、入力受付部１０５が操作されていないと判定された場合、Ｓ４０８へ進む。
In S406, the
Ｓ４０７において、制御部１０１は、入力受付部１０５の操作に対応する処理を実行する。例えば、図２（ｂ）に示すように、「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」が決定された場合、冷房の効き目を最大するための処理が行われる。具体的には、設定温度を最低値に変更し、空調の風量を最高に変更する。さらに、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合には、自動的に閉める動作を実行する。
In S407, the
Ｓ４０８において、制御部１０１は、入力受付部１０５が操作されない状態において、機械式スイッチ１０６が停止してから第２の所定時間が経過したか否かを判定する。第２の所定時間は、例えば５秒とすることができる。第２の所定時間が経過したと判定された場合、Ｓ４０７へ進む。一歩、第２の所定時間が経過していないと判定された場合、Ｓ４０６に戻る。
In S408, the
Ｓ４０９において、制御部１０１は、処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が含まれるか否かを判定する。ここで、所定の駆動時間以上を必要とする動作とは、例えば、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合に自動的に閉める動作である。設定温度の変更や空調の風量の変更する処理とともに、窓やサンルーフの開閉動作なども自動的に行うような場合、Ｓ４０９でＹｅｓとなる。処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が含まれると判定された場合、Ｓ４１０へ進む。一方、処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が含まれない場合、Ｓ４１４へ進む。
In S409, the
Ｓ４１０において、制御部１０１は、現在実行中の処理の中止を受け付けるためのボタンを入力受付部１０５の表示面に表示する。これは例えば図３（ｂ）に示した「ＳＴＯＰ」ボタンであってもよい。これにより、乗員が処理をキャンセルしたい場合に、その意図を反映して処理を中止することが容易になる。
In S410, the
Ｓ４１１において、制御部１０１は、処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が駆動中であるか否かを判定する。例えば、窓やサンルーフの開閉動作などが実行中であるか否かを判定する。動作が駆動中であると判定された場合、Ｓ４１２へ進む。一方、動作が完了した場合（例えば窓やサンルーフの開閉動作が完了した場合）、Ｓ４１４へ進む。
In S411, the
Ｓ４１２において、制御部１０１は、入力受付部１０５の表示面を介して、乗員により現在実行中の処理の中止が指示されたか否かを判定する。処理の中止が指示されたと判定された場合、Ｓ４１３へ進む。一方、処理の中止が指示されていないと判定された場合、Ｓ４１１に戻る。
In S412, the
Ｓ４１３において、制御部１０１は、現在実行中の処理を中止する。例えば、「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」の指示を反映するための処理を中止する。
In S413, the
Ｓ４１４において、制御部１０１は、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を基準感度に変更する（すなわち、通常状態に戻す）。以上で図４の一連の処理が終了する。
In S414, the
＜接触感度の変更方法＞
ここで、図４の処理で説明した、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度の変更方法の詳細について、図６（ａ）乃至図６（ｃ）及び図７を参照して説明する。
<How to change the contact sensitivity>
Here, the details of the method of changing the contact sensitivity of the capacitance sensor included in the
まず、図６（ａ）乃至図６（ｃ）は、本実施形態に係る入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を接触検知領域の面積を変更する例を説明するための図である。
First, FIGS. 6A to 6C are diagrams for explaining an example in which the contact sensitivity of the capacitance sensor included in the
図６（ａ）では、入力受付部１０５の表示面において、点線６０１で囲まれた円形領域内部に乗員の手２００が接触すると、接触したと判定する。これにより、広い面積で接触を検知することが可能となるため、接触感度を高くすることができる。図６（ｂ）では、入力受付部１０５の表示面において、点線６０２で囲まれた円形領域内部に乗員の手２００が接触すると、接触したと判定する。図６（ａ）の例よりも接触検知領域が狭くなっている。図６（ｃ）では、力受付部１０５の表示面において、点線６０３で囲まれた円形領域内部に乗員の手２００が接触すると、接触したと判定する。図６（ｂ）の例よりも接触検知領域がさらに狭くなっている。
In FIG. 6A, when the occupant's
このように、接触検知領域の面積の大小を変更することにより、静電容量センサの接触感度を変更することができる。例えば、図６（ｂ）の例を基準感度とし、図６（ａ）の例を、基準感度よりも高い第２の感度とし、図６（ｃ）の例を、基準感度よりも低い第１の感度とすることができる。なお、接触感度は図示の例のように３段階である必要はなく、さらに段階を分けて構成してもよい。 In this way, the contact sensitivity of the capacitance sensor can be changed by changing the size of the area of the contact detection region. For example, the example of FIG. 6B is the reference sensitivity, the example of FIG. 6A is the second sensitivity higher than the reference sensitivity, and the example of FIG. 6C is the first sensitivity lower than the reference sensitivity. Can be the sensitivity of. The contact sensitivity does not have to be in three stages as in the illustrated example, and may be further divided into stages.
次に、図７は、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度と、接触判定閾値との関係を示す図である。接触判定閾値とは、検知された静電容量の値が、その値以上となったことに応じて接触を検知するための閾値である。接触判定閾値を高くすると、その値に相当する大きな静電容量が検知されない限り接触したと判定されないことから接触感度は低くなる。反対に、接触判定閾値を低くすると、その値に相当する小さな静電容量が検知されただけで接触したと判定されることから接触感度は高くなる。図示の例で、接触判定閾値が第１の値の場合に接触感度が「高」、第２の値の場合に「中」、第３の値の場合に「低」となる。例えば、接触判定閾値を第２の値に設定することで接触感度を基準感度とすると、第１の値に変更することで接触感度を基準感度よりも低い第１の感度とし、第３の値に変更することで接触感度を基準感度よりも高い第２の感度とすることができる。
Next, FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the contact sensitivity of the capacitance sensor of the
以上、図６（ａ）乃至図６（ｃ）及び図７を参照して、本実施形態に係る静電容量センサの接触感度の変更方法の一例を説明したが、これらの例に限定されるものではない。他の方法で感度を変更するようにしてもよい。 Although the method of changing the contact sensitivity of the capacitance sensor according to the present embodiment has been described above with reference to FIGS. 6 (a) to 6 (c) and FIG. 7, the present invention is limited to these examples. It's not a thing. The sensitivity may be changed by other methods.
以上説明したように、本実施形態では、機械式スイッチ１０６の操作が検知されたことに応じて、乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有する入力受付部１０５の接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更する。そして、接触感度が第１の感度に変更された後、機械式スイッチ１０６の操作が検知されなくなったことに応じて、接触感度を基準感度よりも高い第２の感度に変更する。
As described above, in the present embodiment, in response to the detection of the operation of the
これにより、機械式スイッチに近接して入力受付部が設けられているような場合であっても、乗員が機械式スイッチを操作している際に入力受付部を誤操作してしまう可能性を低減することが可能となる。 This reduces the possibility that the occupant will erroneously operate the input reception unit while operating the mechanical switch, even if the input reception unit is provided close to the mechanical switch. It becomes possible to do.
[変形例]
第１実施形態では、機械式スイッチ１０６の操作に応じて、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を下げる処理を行ったが、必ずしもこの例に限定されない。例えば、制御部１０１は、車内カメラ１０８により撮影された画像を解析して、乗員の手２００の挙動を監視し、手２００が機械式スイッチ１０６の配置位置に近づいてきたことに基づいて、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を下げてもよい。例えば、手２００と機械式スイッチ１０６との距離が所定距離以下になったことを契機として処理を行うことができる。なお、機械式スイッチ１０６が実際に操作され、その操作が停止した後、静電容量センサの接触感度を上げる処理（Ｓ４０５）については図４と同様のタイミングで行ってもよい。
[Modification example]
In the first embodiment, the process of lowering the contact sensitivity of the capacitance sensor of the
また、制御部１０１は、車内カメラ１０８により撮影された画像を解析して、乗員の手２００の挙動を監視し、手２００が、運転席に着座している乗員の手であるか、助手席に着座している別の乗員の手であるかを判定してもよい。そして、手２００が機械式スイッチ１０６の配置位置に近づいてきたことに基づいて、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を下げる際に、どちらの席の乗員の手かに応じて下げ方を変更してもよい。例えば、助手席の乗員が機械式スイッチ１０６を操作する場合、車両１０の運転は行わないため、運転席の乗員よりも操作に集中することができる。従って、運転席の乗員が操作する場合よりも、接触感度を少し高めにしてもよい。これにより、誤操作を低減しつつも、状況に応じて操作性を向上させることが可能となる。
Further, the
また、制御部１０１は、入力受付部１０５の表示面の明度を接触感度に基づいて変更してもよい。例えば、制御部１０１は、接触感度が基準感度よりも低い第１の感度である場合、接触感度が基準感度よりも高い第２の感度である場合よりも、明度を高く変更してもよい。図４の処理において、接触感度が基準感度よりも低い第１の感度である場合は、機械式スイッチ１０６が操作中であることから、入力受付部１０５の表示面が乗員の手で隠れることがあるため明度を高くする。これにより、表示内容を見やすくすることができる。
Further, the
（第２実施形態）
第１実施形態では、機械式スイッチの操作を例に説明を行ったが、乗員からの音声入力に従って、一部の処理を実行することも可能である。本実施形態では、乗員からの音声入力に従って、実行したい処理を選択する例を説明する。
(Second Embodiment)
In the first embodiment, the operation of the mechanical switch has been described as an example, but it is also possible to execute a part of the processing according to the voice input from the occupant. In this embodiment, an example of selecting a process to be executed according to a voice input from an occupant will be described.
なお、本実施形態に係る車両１０及び情報処理装置１００の構成は第１実施形態で説明した構成と同様であるため、説明を省略する。
Since the configurations of the
＜処理＞
図５のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置１００が実施する処理の手順の一例を説明する。なお、図５において、図４と同一の参照符号を付したステップは図４の処理と同様であるため、ここでは主に差異点を説明する。
<Processing>
An example of the procedure of the process carried out by the
Ｓ５０１において、制御部１０１は、車両１０の内部の音声を収集するマイク１０７による収音結果を解析し、トリガワードが認識されたか否かを判定する。ここで、トリガワードとは、システムを起動するためのキーワードであり、例えば「ＯＫ Ｈｏｎｄａ」などである。トリガワードが認識されたと判定された場合、システムを起動するとともに、Ｓ５０２へ進む。一方、トリガワードが認識されていない場合、待機する。
In S501, the
Ｓ５０２において、制御部１０１は、実行すべき処理に対応するワードが認識されたか否かを判定する。例えば、オーディオ使用中に「音量を上げて」、「音量を下げて」といった指示を行うためのワードであったり、空調使用中に「風量を上げて」、「風量を下げて」といった指示を行うためのワードであったりする。また、最大限冷やしたいときには「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」というワード、最大限暖かくしたいときには「ＭＡＣ ＨＯＴ」というワードであってもよい。さらに、空調の設定温度を変更したい場合に「２５度」というワードを直接発話してもよい。実行すべき処理に対応するワードが認識されたと判定された場合、Ｓ４０５へ進む。一方、実行すべき処理に対応するワードが認識されたと判定された場合、認識されるまで待機する。
In S502, the
Ｓ４０６において入力受付部１０５が操作されていないと判定された場合、本実施形態ではＳ５０３へ進む。
If it is determined in S406 that the
Ｓ５０３において、制御部１０１は、入力受付部１０５が操作されない状態において、第３の所定時間が経過したか否かを判定する。第３の所定時間は、例えば３秒とすることができる。第３の所定時間が経過したと判定された場合、Ｓ４０７へ進む。一歩、第３の所定時間が経過していないと判定された場合、Ｓ４０６に戻る。
In S503, the
Ｓ４０７において、制御部１０１は、Ｓ５０２で認識されたワードに対応する処理を実行する。例えば、「音量を上げて」というワードであれば、音量を所定量上げる処理を行う。「風量を上げて」というワードであれば、空調の風量を所定量上げる処理を行う。また、「ＭＡＸ ＣＯＯＬ」というワードであれば、冷房の効き目を最大するための処理が行われる。具体的には、設定温度を最低値に変更し、空調の風量を最高に変更する。さらに、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合には、自動的に閉める動作を実行する。「ＭＡＸ ＨＯＴ」というワードであれば、暖房の効き目を最大するための処理が行われる。具体的には、設定温度を最高値に変更し、空調の風量を最高に変更する。さらに、車両１０の窓やサンルーフが開いている場合には、自動的に閉める動作を実行する。
In S407, the
以降の処理は、図４と同様であるため、説明を省略する。以上で図５の一連の処理が終了する。 Since the subsequent processing is the same as that in FIG. 4, the description thereof will be omitted. This completes the series of processes shown in FIG.
本実施形態では、車両１０の乗員からの音声入力を用いて、第１実施形態で説明した機械式スイッチ１０６を用いた選択操作を実行し、入力受付部１０５の表示面を押下（タッチ）することで選択を決定する例を説明した。
In the present embodiment, the selection operation using the
[変形例]
なお、マイク１０７を介した音声入力と、機械式スイッチ１０６を介した入力とは同時に動作可能であることから、指示が競合することがある。指示が競合した場合には、音声入力よりも機械式スイッチ１０６の入力を優先してもよい。
[Modification example]
Since the voice input via the
なお、図５のＳ４０５においては、入力受付部１０５が有する静電容量センサの接触感度を基準感度よりも高い第２の感度に変更する処理が行われるが、この処理とともにさらに、表示部１０４が有する静電容量センサの接触感度をより高い値に変更してもよい。接触感度の変更方法は第１実施形態で説明した方法と同様である。これにより、乗員からの押下（タッチ）操作が期待されるときに、表示部１０４及び入力受付部１０５の両方の操作性を向上させることができる。
In S405 of FIG. 5, a process of changing the contact sensitivity of the capacitance sensor of the
また、表示部１０４が有する静電容量センサの接触感度の変更は、第１実施形態の図４のＳ４０５の処理においても同様に行ってもよい。すなわち、図５のように音声入力をトリガとした処理ではなく、図４のように機械式スイッチ１０６の操作をトリガとした処理の場合にも、表示部１０４が有する静電容量センサの接触感度をより高い値に変更してもよい。
Further, the contact sensitivity of the capacitance sensor included in the
＜その他の実施形態＞
また、各実施形態で説明された１以上の機能を実現するプログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給され、該システム又は装置のコンピュータにおける１以上のプロセッサは、このプログラムを読み出して実行することができる。このような態様によっても本発明は実現可能である。
<Other embodiments>
Also, a program that implements one or more functions described in each embodiment is supplied to the system or device via a network or storage medium, and one or more processors in the computer of the system or device reads this program. Can be executed. The present invention can also be realized by such an aspect.
＜実施形態のまとめ＞
第１の態様による情報処理装置（例えば１００）は、
車両（例えば１０）の乗員からの操作を受け付ける機械式スイッチ（例えば１０６）と、
前記機械式スイッチに隣接して配置され、前記乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有する入力受付手段（例えば１０５）と、
前記静電容量センサの接触感度を制御する制御手段（例えば１０１）と、を備え、
前記制御手段は、
前記機械式スイッチの操作が検知されたことに応じて、前記接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更し（例えばＳ４０１－Ｓ４０２）、
前記接触感度が前記第１の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなったことに応じて、前記接触感度を前記基準感度よりも高い第２の感度に変更する（例えばＳ４０３－Ｓ４０５）。
<Summary of embodiments>
The information processing device (for example, 100) according to the first aspect is
A mechanical switch (eg 106) that accepts operations from the occupants of the vehicle (eg 10),
An input receiving means (for example, 105) arranged adjacent to the mechanical switch and having a capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant, and an input receiving means (for example, 105).
A control means (for example, 101) for controlling the contact sensitivity of the capacitance sensor is provided.
The control means is
In response to the detection of the operation of the mechanical switch, the contact sensitivity is changed to a first sensitivity lower than the reference sensitivity (for example, S401-S402).
After the contact sensitivity is changed to the first sensitivity, the contact sensitivity is changed to a second sensitivity higher than the reference sensitivity in response to the fact that the operation of the mechanical switch is no longer detected (for example). S403-S405).
これにより、機械式スイッチに近接して入力受付部が設けられているような場合であっても、乗員が機械式スイッチを操作している際に入力受付部を誤操作してしまう可能性を低減することが可能となる。 This reduces the possibility that the occupant will erroneously operate the input reception unit while operating the mechanical switch, even if the input reception unit is provided close to the mechanical switch. It becomes possible to do.
第２の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなってから所定時間が経過したことに応じて、前記接触感度を前記第２の感度に変更する（例えばＳ４０３－Ｓ４０５）。
In the information processing apparatus according to the second aspect,
The control means changes the contact sensitivity to the second sensitivity according to the elapse of a predetermined time after the operation of the mechanical switch is no longer detected (for example, S403-S405).
これにより、機械式スイッチの操作中に入力受付部の誤操作を抑制しつつ、機械式スイッチの操作が完了した後に入力受付部の操作性を向上させることができる。 As a result, it is possible to improve the operability of the input receiving unit after the operation of the mechanical switch is completed, while suppressing the erroneous operation of the input receiving unit during the operation of the mechanical switch.
第３の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記接触感度が前記第２の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなってから第２の所定時間が経過したことに応じて、前記機械式スイッチで受け付けられた操作に対応する処理を実行する（例えばＳ４０６－Ｓ４０８）。
In the information processing apparatus according to the third aspect,
The control means is the mechanical switch according to the lapse of a second predetermined time after the operation of the mechanical switch is no longer detected after the contact sensitivity is changed to the second sensitivity. The process corresponding to the accepted operation is executed (for example, S406-S408).
これにより、機械式スイッチの操作で選択した内容は、乗員の意図を反映した内容である可能性が高いが、ハンドル操作など運転操作を行う必要があり、入力受付部１０６を用いた決定操作ができないような場合に、選択された内容を自動的に反映することが可能となる。
As a result, it is highly possible that the content selected by operating the mechanical switch reflects the intention of the occupant, but it is necessary to perform driving operations such as steering wheel operation, and the decision operation using the
第４の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記処理を実行するとともに、前記接触感度を前記基準感度に変更する（例えばＳ４１４）。
In the information processing apparatus according to the fourth aspect,
The control means executes the process and changes the contact sensitivity to the reference sensitivity (for example, S414).
これにより、機械式スイッチ及び入力受付部の操作が行われない通常の状態において、接触感度を基準感度に戻すことが可能となる。 This makes it possible to return the contact sensitivity to the reference sensitivity in a normal state in which the mechanical switch and the input receiving unit are not operated.
第５の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、
前記処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が含まれるか否かを判定し（例えばＳ４０９）、
前記処理に前記所定の駆動時間以上を必要とする前記動作が含まれると判定された場合、前記接触感度を前記第２の感度に維持する（例えばＳ４０９でＹｅｓ以降）。
In the information processing apparatus according to the fifth aspect,
The control means is
It is determined whether or not the process includes an operation that requires a predetermined drive time or longer (for example, S409).
When it is determined that the processing includes the operation requiring the predetermined driving time or more, the contact sensitivity is maintained at the second sensitivity (for example, Yes or later in S409).
これにより、所定の駆動時間以上を必要とする動作の実行中において乗員からの入力操作の操作性を向上させることができる。 This makes it possible to improve the operability of the input operation from the occupant during the execution of the operation requiring a predetermined driving time or longer.
第６の態様による情報処理装置では、
前記制御手段はさらに、前記処理に前記所定の駆動時間以上を必要とする前記動作が含まれると判定された場合、前記処理の中止の入力を受け付けるためのボタン（例えば図３（ｂ）のＳＴＯＰボタン）を前記入力受付手段に表示させる（例えばＳ４１０）。
In the information processing apparatus according to the sixth aspect,
Further, when it is determined that the processing includes the operation requiring the predetermined driving time or more, the control means further receives a button for accepting an input for canceling the processing (for example, STOP in FIG. 3B). The button) is displayed on the input receiving means (for example, S410).
これにより、途中で処理を中止したい場合に、乗員の意図を反映して処理の中止を行うことができる。 As a result, when it is desired to cancel the processing in the middle, the processing can be canceled by reflecting the intention of the occupant.
第７の態様による情報処理装置では、
前記乗員から所定の音声入力を受け付ける音声入力手段（例えば１０７）をさらに備え、
前記制御手段は、前記所定の音声入力に基づいて前記接触感度を前記基準感度から前記第２の感度に変更する（例えばＳ５０２－Ｓ５０３）。
In the information processing apparatus according to the seventh aspect,
Further equipped with a voice input means (for example, 107) for receiving a predetermined voice input from the occupant,
The control means changes the contact sensitivity from the reference sensitivity to the second sensitivity based on the predetermined voice input (for example, S502-S503).
これにより、乗員の意図を音声で情報処理装置に伝達することができるとともに、入力受付部を操作して伝達した意図に対応する処理の実行を決定する際に、操作性を向上させることができる。 As a result, the intention of the occupant can be transmitted to the information processing apparatus by voice, and the operability can be improved when the input receiving unit is operated to determine the execution of the process corresponding to the transmitted intention. ..
第８の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記所定の音声入力が受け付けられてから第３の所定時間（例えば３秒）が経過したことに応じて、前記機械式スイッチで受け付けられた操作に対応する処理を実行し（例えばＳ５０３）、
前記第３の所定時間（例えば３秒）は前記第２の所定時間（例えば５秒）よりも短い。
In the information processing apparatus according to the eighth aspect,
The control means executes a process corresponding to the operation accepted by the mechanical switch in response to the elapse of a third predetermined time (for example, 3 seconds) after the predetermined voice input is received (for example, 3 seconds). For example, S503),
The third predetermined time (for example, 3 seconds) is shorter than the second predetermined time (for example, 5 seconds).
これにより、機械式スイッチを介した入力よりも、音声を介した入力のほうが乗員の意図が明確であると考えられるため、早期に乗員の意図を反映することが可能となる。 As a result, it is considered that the intention of the occupant is clearer in the input via voice than in the input via the mechanical switch, so that the intention of the occupant can be reflected at an early stage.
第９の態様による情報処理装置では、
前記機械式スイッチは、所定の軸を中心として前記乗員が把持する把持部が回転するダイヤル式スイッチであり（例えば図２（ｂ））、
前記入力受付手段は、前記静電容量センサが前記把持部に囲まれており且つ前記所定の軸の延長線上に配置されているタッチパネルである（例えば図２（ｂ））。
In the information processing apparatus according to the ninth aspect,
The mechanical switch is a dial-type switch in which the grip portion gripped by the occupant rotates around a predetermined axis (for example, FIG. 2 (b)).
The input receiving means is a touch panel in which the capacitance sensor is surrounded by the grip portion and is arranged on an extension line of the predetermined axis (for example, FIG. 2B).
これにより、ダイヤル式スイッチを把持して回転させるとともに、近傍に配置されたタッチパネルを容易に操作することが可能となる。 This makes it possible to grip and rotate the dial-type switch and easily operate the touch panel arranged in the vicinity.
第１０の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記タッチパネルの明度を前記接触感度に基づいて変更する。
In the information processing apparatus according to the tenth aspect,
The control means changes the brightness of the touch panel based on the contact sensitivity.
これにより、例えば機械式スイッチの操作中には接触感度が低く変更されるが、乗員の手によりタッチパネルが隠れてしまうような状況下で明度を通常よりも高く変更することで視認性を向上させることができる。また、例えば機械式スイッチの操作が完了したら接触感度が高く変更されるが、そのような場合には機械式スイッチの把持もなされていないため、明度を通常の明度に戻したり、通常よりも低く変更したりすることで、過度に明るい光が目に入ることを防ぐことができる。 As a result, for example, the contact sensitivity is changed to a lower level while operating the mechanical switch, but the visibility is improved by changing the brightness to a higher level than usual in a situation where the touch panel is hidden by the occupant's hand. be able to. Also, for example, when the operation of the mechanical switch is completed, the contact sensitivity is changed to high, but in such a case, since the mechanical switch is not gripped, the brightness is returned to the normal brightness or lower than usual. By changing it, it is possible to prevent excessively bright light from entering the eyes.
第１１の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記接触感度が前記第１の感度である場合、前記接触感度が前記第２の感度である場合よりも、前記明度を高く変更する。
In the information processing apparatus according to the eleventh aspect,
The control means changes the brightness higher when the contact sensitivity is the first sensitivity than when the contact sensitivity is the second sensitivity.
これにより、例えば機械式スイッチの操作中には接触感度が低く変更されるが、乗員の手によりタッチパネルが隠れてしまうような状況下で明度を通常よりも高く変更することで視認性を向上させることができる。 As a result, for example, the contact sensitivity is changed to a lower level while operating the mechanical switch, but the visibility is improved by changing the brightness to a higher level than usual in a situation where the touch panel is hidden by the occupant's hand. be able to.
第１２の態様による情報処理装置では、
前記乗員が操作可能な範囲に配置され、前記乗員からの接触操作を検知するための第２の静電容量センサを有する表示手段（例えば１０４）をさらに備え、
前記制御手段は、前記所定の音声入力に基づいて前記第２の静電容量センサの接触感度を基準感度よりも高い値に変更する。
In the information processing apparatus according to the twelfth aspect,
Further provided with a display means (eg 104) that is located within an operable range of the occupant and has a second capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant.
The control means changes the contact sensitivity of the second capacitance sensor to a value higher than the reference sensitivity based on the predetermined voice input.
これにより、入力受付部と表示部との両方において、乗員の操作を受け付けやすくすることができるため、乗員の操作性を向上させることができる。 As a result, both the input receiving unit and the display unit can easily accept the operation of the occupant, so that the operability of the occupant can be improved.
第１３の態様による情報処理装置では、
前記機械式スイッチの操作を検知する検知手段をさらに備える。
In the information processing apparatus according to the thirteenth aspect,
Further, a detection means for detecting the operation of the mechanical switch is provided.
これにより、機械式スイッチが操作中であるか否かを検知することが可能となる。 This makes it possible to detect whether or not the mechanical switch is in operation.
第１４の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記静電容量センサの静電容量の接触判定閾値を変更することにより、前記静電容量センサの接触感度を変更する（例えば図７）。
In the information processing apparatus according to the fourteenth aspect,
The control means changes the contact sensitivity of the capacitance sensor by changing the contact determination threshold value of the capacitance of the capacitance sensor (for example, FIG. 7).
これにより、閾値制御で容易に接触感度を変更することが可能となる。 This makes it possible to easily change the contact sensitivity by controlling the threshold value.
第１５の態様による情報処理装置では、
前記制御手段は、前記静電容量センサの検知領域を変更することにより、前記静電容量センサの接触感度を変更する（例えば図６（ａ）乃至図６（ｃ））。
In the information processing apparatus according to the fifteenth aspect,
The control means changes the contact sensitivity of the capacitance sensor by changing the detection area of the capacitance sensor (for example, FIGS. 6 (a) to 6 (c)).
これにより、領域変更で容易に接触感度を変更することが可能となる。 This makes it possible to easily change the contact sensitivity by changing the area.
第１６の態様による情報処理装置の制御方法では、
車両の乗員からの操作を受け付ける機械式スイッチ（例えば１０６）と、前記機械式スイッチに隣接して配置され、前記乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有する入力受付手段（例えば１０５）と、を備える情報処理装置（例えば１００）の制御方法であって、
前記静電容量センサの接触感度を制御する制御工程を有し、
前記制御工程では、
前記機械式スイッチの操作が検知されたことに応じて、前記接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更し（例えばＳ４０１－Ｓ４０２）、
前記接触感度が前記第１の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなったことに応じて、前記接触感度を前記基準感度よりも高い第２の感度に変更する（例えばＳ４０３－Ｓ４０５）。
In the control method of the information processing apparatus according to the sixteenth aspect,
An input receiving means (for example, 106) having a mechanical switch (for example, 106) that receives an operation from a vehicle occupant and a capacitance sensor that is arranged adjacent to the mechanical switch and has a capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant. 105) and a control method for an information processing apparatus (for example, 100) including the above.
It has a control process for controlling the contact sensitivity of the capacitance sensor.
In the control step,
In response to the detection of the operation of the mechanical switch, the contact sensitivity is changed to a first sensitivity lower than the reference sensitivity (for example, S401-S402).
After the contact sensitivity is changed to the first sensitivity, the contact sensitivity is changed to a second sensitivity higher than the reference sensitivity in response to the fact that the operation of the mechanical switch is no longer detected (for example). S403-S405).
これにより、機械式スイッチに近接して入力受付部が設けられているような場合であっても、乗員が機械式スイッチを操作している際に入力受付部を誤操作してしまう可能性を低減することが可能となる。 This reduces the possibility that the occupant will erroneously operate the input reception unit while operating the mechanical switch, even if the input reception unit is provided close to the mechanical switch. It becomes possible to do.
第１７の態様によるプログラムは、
コンピュータを、第１の態様乃至第１５の態様の何れかによる情報処理装置として機能させるためのプログラムである。
The program according to the seventeenth aspect is
It is a program for making a computer function as an information processing apparatus according to any one of 1st aspect to 15th aspect.
これにより、情報処理装置の処理をコンピュータにより実行することが可能となる。 This makes it possible for the computer to execute the processing of the information processing apparatus.
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。 The invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist of the invention.
１０：車両、１００：情報処理装置、１０１：制御部、１０２：記憶部、１０３：通信部、１０４：表示部、１０５：入力受付部、１０６：機械式スイッチ、１０７：マイク、１０８：車内カメラ 10: Vehicle, 100: Information processing device, 101: Control unit, 102: Storage unit, 103: Communication unit, 104: Display unit, 105: Input reception unit, 106: Mechanical switch, 107: Microphone, 108: In-vehicle camera
Claims (17)
前記機械式スイッチに隣接して配置され、前記乗員からの接触操作を検知するための静電容量センサを有する入力受付手段と、
前記静電容量センサの接触感度を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記機械式スイッチの操作が検知されたことに応じて、前記接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更し、
前記接触感度が前記第１の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなったことに応じて、前記接触感度を前記基準感度よりも高い第２の感度に変更する
ことを特徴とする情報処理装置。 A mechanical switch that accepts operations from vehicle occupants,
An input receiving means arranged adjacent to the mechanical switch and having a capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant.
A control means for controlling the contact sensitivity of the capacitance sensor is provided.
The control means is
In response to the detection of the operation of the mechanical switch, the contact sensitivity is changed to the first sensitivity lower than the reference sensitivity.
After the contact sensitivity is changed to the first sensitivity, the contact sensitivity is changed to a second sensitivity higher than the reference sensitivity in response to the fact that the operation of the mechanical switch is no longer detected. An information processing device that features it.
前記処理に所定の駆動時間以上を必要とする動作が含まれるか否かを判定し、
前記処理に前記所定の駆動時間以上を必要とする前記動作が含まれると判定された場合、前記接触感度を前記第２の感度に維持することを特徴とする請求項３又は４に記載の情報処理装置。 The control means is
It is determined whether or not the process includes an operation that requires a predetermined drive time or longer.
The information according to claim 3 or 4, wherein when it is determined that the processing includes the operation requiring the predetermined driving time or more, the contact sensitivity is maintained at the second sensitivity. Processing equipment.
前記制御手段は、前記所定の音声入力に基づいて前記接触感度を前記基準感度から前記第２の感度に変更することを特徴とする請求項３乃至６の何れか１項に記載の情報処理装置。 Further equipped with a voice input means for receiving a predetermined voice input from the occupant,
The information processing apparatus according to any one of claims 3 to 6, wherein the control means changes the contact sensitivity from the reference sensitivity to the second sensitivity based on the predetermined voice input. ..
前記第３の所定時間は前記第２の所定時間よりも短いことを特徴とする請求項７に記載の情報処理装置。 The control means executes a process corresponding to the operation accepted by the mechanical switch in response to the elapse of a third predetermined time after the predetermined voice input is received.
The information processing apparatus according to claim 7, wherein the third predetermined time is shorter than the second predetermined time.
前記入力受付手段は、前記静電容量センサが前記把持部に囲まれており且つ前記所定の軸の延長線上に配置されているタッチパネルである
ことを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載の情報処理装置。 The mechanical switch is a dial-type switch in which the grip portion gripped by the occupant rotates around a predetermined axis.
One of claims 1 to 8, wherein the input receiving means is a touch panel in which the capacitance sensor is surrounded by the grip portion and is arranged on an extension line of the predetermined axis. The information processing device described in the section.
前記制御手段は、前記所定の音声入力に基づいて前記第２の静電容量センサの接触感度を基準感度よりも高い値に変更することを特徴とする請求項７又は８に記載の情報処理装置。 Further provided with display means arranged within an operable range of the occupant and having a second capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant.
The information processing apparatus according to claim 7 or 8, wherein the control means changes the contact sensitivity of the second capacitance sensor to a value higher than the reference sensitivity based on the predetermined voice input. ..
前記静電容量センサの接触感度を制御する制御工程を有し、
前記制御工程では、
前記機械式スイッチの操作が検知されたことに応じて、前記接触感度を基準感度よりも低い第１の感度に変更し、
前記接触感度が前記第１の感度に変更された後、前記機械式スイッチの操作が検知されなくなったことに応じて、前記接触感度を前記基準感度よりも高い第２の感度に変更する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。 Information processing including a mechanical switch that receives an operation from a vehicle occupant and an input receiving means that is arranged adjacent to the mechanical switch and has a capacitance sensor for detecting a contact operation from the occupant. It ’s a device control method.
It has a control process for controlling the contact sensitivity of the capacitance sensor.
In the control step,
In response to the detection of the operation of the mechanical switch, the contact sensitivity is changed to the first sensitivity lower than the reference sensitivity.
After the contact sensitivity is changed to the first sensitivity, the contact sensitivity is changed to a second sensitivity higher than the reference sensitivity in response to the fact that the operation of the mechanical switch is no longer detected. A characteristic method of controlling an information processing device.
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