JP2022077328A - 制御装置、制御システム、および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械の可動部をより精度よく所望の領域に移動させる。【解決手段】可動部を有する作業機械を制御する制御装置(10)であって、可動部を移動先の領域まで移動させるよう、作業機械を制御する移動制御部(11)と、センサの検出値を参照して、移動先の領域と可動部との位置関係を検出することにより、可動部の位置を補正するよう作業機械を制御する補正制御部(12)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、可動部を有する作業機械を制御する技術に関する。
可動部を有する作業機械を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、地ならし機の可動部を可動させるよう制御する技術が記載されている。
特開2000-136549号公報
特許文献1に記載の技術においては、制御における各種の誤差に起因して、地ならし機の可動部の位置が所望の領域からずれることがある、という問題があった。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、作業機械の可動部をより精度よく所望の領域に移動させる技術を提供することである。
本発明の一態様に係る制御装置は、可動部を有する作業機械を制御する制御装置であって、前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、を備える。
本発明の一態様に係る制御システムは、可動部を有する作業機械を制御する制御装置と、センサとを含む制御システムであって、前記制御装置が、前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、前記センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、を備える。
本発明の一態様に係る制御方法は、可動部を有する作業機械を制御装置が制御する制御方法であって、前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御すること、および、センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御すること、を含む。
本発明の一態様によれば、作業機械の可動部をより精度よく所望の領域に移動させることができる。
本発明の例示的実施形態1に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態1に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態1に係る制御方法の流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態2に係る制御方法の流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態2における制御方法の具体例を示す模式図である。 本発明の例示的実施形態3に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の例示的実施形態3に係る制御方法の流れを示すフロー図である。 本発明の例示的実施形態3における制御方法の具体例を示す模式図である。 本発明の各例示的実施形態における制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
〔例示的実施形態1〕
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
<制御システムの構成>
本例示的実施形態に係る制御システム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、制御システム1の構成を示すブロック図である。制御システム1は、可動部を有する作業機械を制御するシステムである。図1に示すように、制御システム1は、制御装置10と、センサEとを含む。制御装置10は、センサEの検出値を取得可能にセンサEに接続される。例えば、制御装置10は、センサEに有線接続されていてもよい。有線接続の具体例としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)、又は、シリアル通信等が挙げられる。また、例えば、制御装置10は、ネットワークを介してセンサEに接続されてもよい。この場合、ネットワークの具体例としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網、モバイルデータ通信網(3G、LTE:Long Term Evolution、4G、5G、ローカル5G等)、又は、これらのネットワークの組み合わせが挙げられる。ただし、制御装置10およびセンサEを接続する構成は、これらに限定されない。また、例えば、制御装置10は、ネットワークを介して作業機械を制御する。ネットワークの具体例としては、上述した通りであるが、これらに限られない。
(制御装置の構成)
本例示的実施形態に係る制御装置10の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、制御装置10の構成を示すブロック図である。制御装置10は、可動部を有する作業機械を制御する装置である。図2に示すように、制御装置10は、移動制御部11と、補正制御部12とを含む。なお、移動制御部11は、本例示的実施形態において移動制御手段を実現する構成である。補正制御部12は、本例示的実施形態において補正制御手段を実現する構成である。
移動制御部11は、可動部を移動先の領域まで移動させるよう、作業機械を制御する。具体的には、移動制御部11は、作業機械に搭載されたコントローラに対して、可動部を移動先の領域まで移動させるための動作制御信号を送信する。そのような動作制御信号の生成処理および送信処理については、対象となる作業機械に応じた公知の技術を採用可能である。
補正制御部12は、センサEの検出値を参照して、移動先の領域と可動部との位置関係を検出することにより、可動部の位置を補正するよう作業機械を制御する。具体的には、補正制御部12は、移動先の領域と可動部との位置関係が所定条件を満たしていない場合に、当該位置関係が所定条件を満たすように、可動部の位置を補正する制御を行う。所定条件としては、空間における2つの領域間の位置関係を判定するための各種の条件を採用可能である。
例えば、補正制御部12は、移動先の領域と可動部との位置関係として、移動先の領域における目標位置と、実際の可動部の位置との差分を算出する。また、補正制御部12は、当該差分が所定範囲外である場合に、可動部の位置を補正すると判定する。この場合、補正制御部12は、当該差分が所定範囲内となるよう、可動部の位置を補正する。ただし、移動先の領域と可動部との位置関係を判定するための条件、および、可動部の位置を補正する処理は、これらに限られない。
(センサの構成)
センサEは、移動先の領域と可動部との位置関係を検出するためのセンサである。具体的には、センサEは、移動先の領域を含む空間を走査する2次元又は3次元のセンサを含んでもよい。例えば、センサEの具体例としては、カメラ(例えば、デプスカメラ、ステレオカメラ、ToF(Time-of-Flight)カメラ等)、レーザセンサ(例えば、2DLiDAR、3DLiDAR等)、又はレーダセンサ等が挙げられるが、これらに限られない。
<制御方法の流れ>
以上のように構成された制御システム1において、制御装置10は、制御方法S1を実行する。制御方法S1の流れについて、図3を参照して説明する。図3は、制御方法S1の流れを示すフロー図である。図3に示すように、制御方法S1は、ステップS11と、ステップS12とを含む。
(ステップS11)
ステップS11において、移動制御部11は、可動部を移動先の領域まで移動させるよう、作業機械を制御する。
(ステップS12)
ステップS12において、補正制御部12は、センサEの検出値を参照して、移動先の領域と可動部との位置関係を検出することにより、可動部の位置を補正するよう作業機械を制御する。
<本例示的実施形態の効果>
本例示的実施形態において、移動制御部11が可動部を移動先の領域まで移動させ、補正制御部12が、移動先の領域と可動部との位置関係を検出することにより、可動部の位置を補正する。その結果、本例示的実施形態は、可動部をより精度よく移動先の領域に移動させることができる。
〔例示的実施形態2〕
本発明の第2の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
<制御システムの構成>
本例示的実施形態に係る制御システム1Aの構成について、図4を参照して説明する。図4は、制御システム1Aの構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御システム1Aは、制御装置10Aと、三次元センサE5、E6とを含む。制御システム1Aは、バックホウ8を制御するシステムである。より具体的には、制御システム1Aは、バックホウ8を、掬い取った土砂OBJを運搬してダンプトラック9に積み込むよう制御するシステムである。制御装置10Aは、ネットワークN1を介して、三次元センサE5、E6およびバックホウ8のコントローラ830と通信可能に接続される。ネットワークN1は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又は、これらのネットワークの組み合わせである。ただし、ネットワークN1の構成はこれらに限定されない。なお、制御装置10Aは、バックホウ8に搭載されていてもよい。
ここで、バックホウ8は、特許請求の範囲に記載した「可動部を有する作業機械」の一例を構成する。また、土砂OBJは、特許請求の範囲に記載した移動対象物の一例を構成する。土砂OBJを運搬することは、特許請求の範囲に記載した「移動対象物を移動する」ことの一例である。また、バックホウ8が有するバケット824は、特許請求の範囲に記載した「可動部」に含まれる「移動対象物を前記領域まで移動させる器具」の一例を構成する。また、ダンプトラック9の積込対象エリア910は、特許請求の範囲に記載した「移動先の領域」の一例を構成する。バケット824を積込対象エリア910まで移動させることは、特許請求の範囲に記載した「可動部を移動先の領域まで移動する」ことの一例である。
(バックホウの構成)
制御システム1Aの制御対象であるバックホウ8の構成について説明する。バックホウ8は、制御装置10Aによる制御に従って動作する。図4に示すように、バックホウ8は、走行部810と、走行部810に取り付けられた可動部820と、コントローラ830とを含む。また、バックホウ8は、センサE1~E4を搭載する。
走行部810は、バックホウ8の前進、後進、右折、左折を可能とする走行部である。走行部810は、例えば無限軌道ベルトを用いて走行する。可動部820は、旋回部821と、旋回部821に取り付けられたブーム822と、ブーム822の先端部に取り付けられたアーム823と、アーム823の先端部に取り付けられたバケット824と、を含む。
旋回部821は、走行部810の上で、図の紙面に垂直な平面内での旋回が可能である。なお、バックホウ8が水平な地面にある場合は、図4の紙面に垂直な平面は水平面となるため、以下ではこの面を便宜的に「水平面」と称する。ブーム822は、ブーム軸822Aを中心に、水平面に略垂直な平面内で往復旋回が可能である。アーム823は、ブーム822と同じ旋回面で、アーム軸823Aを中心に往復旋回が可能である。バケット824は、アーム823の旋回面と同じ旋回面で、バケット軸824Aを中心に往復旋回が可能である。可動部820の各部が旋回することにより、バックホウ8の姿勢が変化する。なお、可動部820の各部とは、旋回部821、ブーム822、アーム823、およびバケット824を指す。
センサE1~E4は、バックホウ8に搭載されるセンサ群である。センサE1~E4は、それぞれ、バックホウ8の姿勢を検出する。センサE1~E4は、特許請求の範囲に記載した第2センサの一例である。バックホウ8の姿勢は、例えば、可動部820の各部の旋回角度によって変化する。この例では、センサE1~E4のそれぞれは、旋回部821、ブーム822、アーム823、またはバケット824の旋回角度を検出するセンサである。
具体的には、センサE1は、旋回部821の旋回角度を検出する、例えばジャイロセンサである。また、センサE1は、旋回部821を旋回させるモータの回転数を検出するエンコーダでもよい。センサE2は、ブーム822の水平面からの角度を検出する傾斜センサ又はジャイロセンサである。センサE2は、ブーム822を旋回させる油圧シリンダのロッドの移動距離を検出するエンコーダでもよい。センサE3は、アーム823の、ブーム822に対する角度を検出する、例えば傾斜センサ、ジャイロセンサ、又はエンコーダである。センサE4は、バケット824の、アーム823に対する角度を検出する、例えば傾斜センサ、ジャイロセンサ、又はエンコーダである。なお、センサE2~E4は、それぞれ、バックホウ8の外部に設置されてもよいし、内部に設置されてもよい。外部に設置される場合、センサE2~E4は、それぞれ、傾斜センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、ストロークセンサ、又はエンコーダ等である。また、内部に設置される場合、センサE2~E4は、それぞれ、圧力センサ、流量センサ、シリンダセンサ、油圧センサ、又はストロークセンサ等である。ただし、センサE1~E4それぞれの種類は、これに限られない。また、センサE1~E4の搭載位置は、図示の位置に限られない。
コントローラ830は、プロセッサ、メモリおよび通信インタフェース(何れも不図示)を有する。コントローラ830は、メモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、センサE1~E5の検出値を取得し、取得した検出値を、通信インタフェースを介して制御装置10Aに送信する。なお、センサE1~E5の検出値は、コントローラ830が取得して制御装置10Aに送信する代わりに、制御装置10Aが直接取得してもよい。また、コントローラ830は、メモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、通信インタフェースを介して制御装置10Aから受信した動作制御信号にしたがって、バックホウ8の各部を制御する。
例えば、コントローラ830は、動作制御信号にしたがって、旋回部821、ブーム822、アーム823、およびバケット824の一部または全部を旋回させる。例えば、旋回部821、ブーム822、およびアーム823の一部または全部を旋回させた場合、バケット824の位置が変化し、バケット824が移動する。また、例えば、バケット824を旋回させた場合、バケット824は、土砂OBJを掬い取る動作、積み込む動作、又は放土する動作(掬い取った土砂OBJをバケット824から降ろす動作)を行う。
(ダンプトラックの構成)
バックホウ8が運搬する土砂OBJの積込み先であるダンプトラック9の構成について説明する。図4に示すように、ダンプトラック9は、積込対象エリア910を有する。積込対象エリア910は、例えば、ベッセルである。土砂OBJは、積込対象エリア910の上部でバケット824から放土されると、積込対象エリア910に積み込まれる。
(三次元センサの構成)
三次元センサE5は、バックホウ8の周辺環境を検出するセンサである。具体的には、三次元センサE5は、掘削エリアを含む空間SP2内の対象物を三次元的に検出するセンサである。以降、三次元センサE5を、単にセンサE5と記載する場合もある。空間SP2には、対象物として、例えば、土砂OBJが含まれる。また、土砂OBJの掘削時には、空間SP2には、対象物として、さらにバケット824が含まれる。
三次元センサE6は、積込対象エリア910を含む空間SP1内の対象物を三次元的に検出するセンサである。三次元センサE6は、特許請求の範囲に記載した第1センサの一例である。以降、三次元センサE6を、単にセンサE6と記載する場合もある。空間SP1には、対象物として、例えば、積込対象エリア910を構成するベッセルが含まれる。また、積込対象エリア910に既に積み込まれた土砂OBJがある場合、空間SP1には、対象物として、さらに土砂OBJが含まれる。また、バケット824の移動制御が終了している場合、空間SP1には、対象物として、さらにバケット824が含まれる。
例えば、三次元センサE5、E6は、三次元レーザスキャナによって構成される。この場合、三次元センサE5、E6は、空間SP2、SP1内の各対象物にレーザ光線を照射することにより対象物の立体形状を計測する。計測データは、例えば、三次元空間の点群データにより表される。各点群データは、3次元座標、色情報、反射率等を含む。ただし、三次元センサE6は、三次元レーザスキャナに限られない。例えば、三次元センサE5、E6の具体例としては、カメラ(例えば、デプスカメラ、ステレオカメラ、ToF(Time-of-Flight)カメラ等)、レーザセンサ(例えば、3DLiDAR等)、又はレーダセンサ等が挙げられるが、これらに限られない。
(制御装置の構成)
本例示的実施形態に係る制御装置10Aの詳細な構成について説明する。図4に示すように、制御装置10Aは、制御部110Aと、記憶部120Aと、通信部130Aとを含む。制御部110Aは、移動制御部11Aと、補正制御部12Aと、姿勢推定部13Aと、目標位置決定部14Aとを含む。各部の詳細については後述する。記憶部120Aは、判定ルールR1を格納する。通信部130Aは、制御部110Aの制御の基に、バックホウ8のコントローラ830および三次元センサE6と通信を行う。以降、制御部110Aが通信部130Aを制御してデータを送受信することを、単に、制御部110Aがデータを送受信する、とも記載する。
(判定ルールR1)
判定ルールR1は、バケット824の位置を補正するか否かを判定するために参照されるルールである。具体的には、判定ルールR1は、積込対象エリア910における目標位置と、実際のバケット824の位置との差分が所定範囲外である場合に、バケット824の位置を補正するとのルールである。
(移動制御部)
移動制御部11Aは、センサE1~E6の一部又は全部の各検出値を参照して、バケット824を積込対象エリア910まで移動させるよう、バックホウ8を制御する。ここで、センサE1~E4は、前述したように、特許請求の範囲に記載した第2センサの一例であり、バックホウ8の姿勢を検出するセンサである。つまり、移動制御部11Aは、バックホウ8の姿勢を検出するセンサE1~E4の検出値を少なくとも参照して、バケット824を積込対象エリア910まで移動させるよう、バックホウ8を制御する。なお、移動制御部11Aは、本例示的実施形態において移動制御手段を実現する構成である。
(補正制御部)
補正制御部12Aは、三次元センサE6の検出値を参照して、積込対象エリア910とバケット824との位置関係を検出する。また、補正制御部12Aは、検出した位置関係に基づいて、バケット824の位置を補正するようバックホウ8を制御する。ここで、三次元センサE6は、前述したように、特許請求の範囲に記載した第1センサの一例である。なお、補正制御部12Aは、本例示的実施形態において補正制御手段を実現する構成である。
具体的には、補正制御部12Aは、判定ルールR1にしたがって、バケット824の位置を補正するか否かを判定する。すなわち、補正制御部12Aは、積込対象エリア910とバケット824との位置関係として、積込対象エリア910における目標位置と、実際のバケット824の位置との差分を算出する。また、補正制御部12Aは、当該差分が所定範囲外である場合に、バケット824の位置を補正すると判定する。この場合、補正制御部12Aは、当該差分が所定範囲内となるよう、バケット824の位置を補正する。
(姿勢推定部)
姿勢推定部13Aは、センサE1~E6の一部又は全部の各検出値を参照して、バックホウ8の姿勢を推定する。例えば、姿勢推定部13Aは、バックホウ8の姿勢として、可動部820の各部の現在の旋回角度、およびバケット824の位置等を推定する。以降、姿勢推定部13Aが推定したバケット824の姿勢を、推定姿勢とも記載する。
(目標位置決定部)
目標位置決定部14Aは、センサE1~E6の一部又は全部の各検出値を参照して、積込対象エリア910における目標位置を決定する。目標位置とは、積込対象エリア910においてバケット824の移動先の目標となる位置である。換言すると、目標位置とは、土砂OBJを積み込む動作を行うべき位置である。例えば、目標位置決定部14Aは、三次元センサE6の検出値を参照することにより、積込対象エリア910における土砂OBJの堆積状況に応じて、目標位置を決定する。
<制御方法の流れ>
以上のように構成された制御システム1Aにおいて、制御装置10Aは、制御方法S1Aを実行する。制御方法S1Aの流れについて、図5を参照して説明する。図5は、制御方法S1Aの流れを示すフロー図である。図5に示すように、制御方法S1Aは、ステップS101~S109を含む。
(ステップS101)
ステップS101において、目標位置決定部14Aは、センサE1~E6の一部又は全部の各検出値を参照して、積込対象エリア910における目標位置を決定する。目標位置を決定する処理の具体例については後述する。
(ステップS102)
ステップS102において、移動制御部11Aは、バケット824を目標位置まで移動させる。具体的には、移動制御部11Aは、バケット824の推定姿勢を参照して、バケット824を目標位置まで移動させるための動作制御信号を生成する。ここで、バケット824の推定姿勢は、姿勢推定部13AがセンサE1~E6の一部または全部の各検出値を参照して推定したものである。また、目標位置は、目標位置決定部14AがセンサE1~E6の一部または全部の各検出値を参照して推定したものである。換言すると、移動制御部11Aは、センサE1~E6の一部または全部の各検出値に基づく推定姿勢および目標位置を参照して、バケット824を目標位置まで移動させるための動作制御信号を生成する。動作制御信号は、バックホウ8の姿勢を変化させるための動作制御信号であり、例えば、可動部820の各部を旋回させるべき旋回方向および旋回量を含む。また、移動制御部11Aは、生成した動作制御信号を、バックホウ8のコントローラ830に送信する。これにより、バックホウ8は、受信した動作制御信号にしたがって、バケット824を移動させる動作を行う。
(ステップS103)
ステップS103において、移動制御部11Aは、バックホウ8の移動動作が終了したか否かを判断する。具体的には、例えば、移動制御部11Aは、バックホウ8のコントローラ830から、ステップS102で送信した動作制御信号に基づく移動動作が終了したことを示す情報を受信した場合に、移動動作が終了したと判断してもよい。ステップS103の処理は、Yesと判断されるまで繰り返し実行される。
(ステップS104)
ステップS103でYesと判断された場合、ステップS104において、補正制御部12Aは、積込対象エリア910における目標位置を示す情報を取得する。ここでは、補正制御部12Aは、ステップS101で決定された目標位置を示す情報を取得する。
(ステップS105)
ステップS105において、補正制御部12Aは、三次元センサE6の検出値を参照して、バケット824の実際の位置を示す情報を取得する。具体的には、補正制御部12Aは、三次元センサE6が生成した点群データのうち、バケット824の三次元形状を示す点群データを特定することにより、バケット824の実際の位置を示す情報を取得する。なお、補正制御部12Aは、バケット824の三次元形状の特徴に基づいて、バケット824の三次元形状を示す点群データを特定してもよい。
(ステップS106)
ステップS106において、補正制御部12Aは、積込対象エリア910とバケット824との位置関係を検出する。具体的には、補正制御部12Aは、目標位置とバケット824の実際の位置との差分を算出する。例えば、補正制御部12Aは、積込対象エリア910を上面視した平面において、目標位置およびバケット824の実際の位置との差分を算出してもよい。
(ステップS107)
ステップS107において、補正制御部12Aは、算出した差分が所定範囲内であるか否かを判断する。当該ステップにおいてYesと判断した場合、制御装置10Aは、制御方法S1Aを終了する。
(ステップS108)
ステップS107においてNoと判断した場合、ステップS108において、補正制御部12Aは、算出した差分に基づいて、バケット824の位置の補正方向および補正量を決定する。
(ステップS109)
ステップS109において、補正制御部12Aは、決定した補正方向および補正量に基づいて、バケット824の位置を補正するための動作制御信号を生成する。動作制御信号は、バックホウ8の姿勢を変化させるための動作制御信号であり、例えば、可動部820の各部を旋回させるべき旋回方向および旋回量を含む。補正制御部12Aは、生成した動作制御信号を、バックホウ8のコントローラ830に送信する。これにより、バックホウ8は、受信した動作制御信号にしたがって、バケット824の位置を補正する動作を行う。すなわち、バックホウ8は、バケット824の位置を補正するために、バケット824を移動させる動作を行う。以降、補正制御部12Aは、ステップS105からの処理を繰り返す。
<制御方法の具体例>
制御方法S1Aの具体例について、図6を参照して説明する。図6は、制御方法S1Aの具体例を示す模式図である。図6は、上面視したダンプトラック9を模式的に示している。
図6において、バケット824-1およびアーム823-1は、補正制御部12Aが検出した実際のバケット824およびアーム823を模式的に示す。中心線L1は、ダンプトラック9を上面視した平面(ここでは、水平面と称する)に投影されたバケット824-1の中心線である。ここで、バケット824の中心線とは、水平面においてバケット824の幅方向の中心を通る直線である。なお、バケット824の幅方向とは、水平面においてバケット824の旋回方向に直交する方向である。つまり、バケット824の中心線は、バケット824の旋回方向に伸びる直線である。本具体例では、バケット824-1の位置を、中心線L1を用いて表す。
また、中心線L2は、目標位置決定部14Aが決定した目標位置の一例である。換言すると、本具体例では、目標位置を、中心線L2を用いて表す。中心線L2は、水平面に投影された積込対象エリア910の中心線であり、バケット824-1の中心線L1が配置されることが期待される目標位置である。バケット824-2およびアーム823-2は、目標位置にあることが期待されるバケット824およびアーム823を模式的に示す。以降、バケット824-1および824-2を特に区別して説明する必要がない場合には、各々をバケット824と記載することもある。
この例では、目標位置決定部14Aは、センサE1~E6の一部又は全部の各検出値を参照して、積込対象エリア910の中心線L2を目標位置として決定する。積込対象エリア910の中心線L2は、水平面において積込対象エリア910の幅方向の中心を通る直線である。なお、積込対象エリア910の幅方向とは、水平面においてダンプトラック9の前進・後進方向に垂直な方向である。つまり、積込対象エリア910の中心線は、当該前進・後進方向に伸びる直線である。なお、図6では、中心線L1およびL2が平行であるものとして記載されているが、これらが平行であることを限定するものではない。
また、中心線L2aおよびL2bは、目標位置に対して許容されるバケット824-1の位置の所定範囲を示す。換言すると、中心線L1が中心線L2aからL2bまでの範囲に含まれていれば、バケット824-1の位置は目標位置に対して許容される範囲内である。例えば、中心線L2aおよびL2bは、中心線L2を幅方向に+dおよび-dだけ平行移動させた線であってもよい。この場合、+dおよび-dは、所定範囲の下限および上限を規定する閾値である。なお、中心線L2aおよびL2bは、中心線L2を平行移動させた線に限られない。例えば、中心線L2aおよびL2bは、中心線L2を、基準点を中心として+dθおよび-dθだけ回転させた線であってもよい。この場合、+dθおよび-dθは、所定範囲の下限および上限を規定する閾値である。
補正制御部12Aは、実際のバケット824-1の位置と目標位置との差分として、中心線L1およびL2の差分を求める。例えば、補正制御部12Aは、中心線L1およびL2の差分として、中心線L1およびL2のなす角度を求めてもよい。また、例えば、補正制御部12Aは、バケット824-1および824-2の各先端部における中心線L1およびL2の間の距離を求めてもよい。補正制御部12Aは、中心線L1およびL2の差分が所定範囲内でない場合には、所定範囲内となるようバケット824-1の位置を補正する制御を行う。具体的には、補正制御部12Aは、バケット824-1の位置を補正するために、可動部820の姿勢を変化させる。例えば、補正制御部12Aは、当該差分を所定範囲内とするために可動部820の各部を旋回させるべき旋回方向および旋回量を算出する。図6に示す矢印ARは、補正制御部12Aが決定した旋回方向および旋回量を模式的に示す。また、補正制御部12Aは、算出した旋回方向および旋回量に基づき動作制御信号を生成し、バックホウ8に送信する。
また、補正制御部12Aは、送信した動作制御信号に対応するバックホウ8の動作が終了すると、再度、三次元センサE6の検出値を参照して、実際のバケット824-1を検出し、その中心線L1を求める。そして、補正制御部12Aは、中心線L1および中心線L2の差分が所定範囲内となるまで、動作制御信号を生成してバックホウ8に送信し、再度差分を求める処理を繰り返す。これにより、バケット824の位置が補正される。
(差分を算出する処理のバリエーション)
なお、本具体例では、補正制御部12Aは、各バケット824の中心線L1およびL2を用いて、上述した差分を算出する例について説明した。これに限らず、補正制御部12Aは、水平面に投影されたバケット824の領域の中心点および積込対象エリア910の中心点を用いて、当該差分を算出してもよい。この場合、補正制御部12Aは、バケット824-1の実際の中心点と、目標位置である積込対象エリア910の中心点との距離を算出してもよい。この場合、所定範囲として、0以上閾値d以下の範囲が定められる。なお、補正制御部12Aは、中心線または中心点に限らず、その他の情報を用いて当該差分を算出してもよい。
<本例示的実施形態の効果>
本例示的実施形態は、バックホウ8のバケット824をより精度よく積込対象エリア910に移動させることができる。以下、その理由について詳細に説明する。
本例示的実施形態では、移動制御部11Aが、バケット824を積込対象エリア910まで移動させ、補正制御部12Aが、積込対象エリア910における目標位置と実際のバケット824の位置との差分が所定範囲内となるようバケット824の位置を補正する。これにより、移動制御部11Aが参照するセンサE1~E6の検出値に、内部的要因又は外部環境要因などによる測定誤差が含まれていたとしても、補正後の実際のバケット824の位置は、目標位置により近づくからである。さらに、本例示的実施形態では、補正制御部12Aが、バケット824の位置を補正する制御を行った後、再度バケット824の実際の位置を検出し、目標位置とバケット824の実際の位置との差分が所定範囲内となるまで、バケット824の位置を補正する処理を繰り返す。これにより、実際のバケット824は、目標位置に基づく所定範囲内の領域により精度よく移動するからである。
〔例示的実施形態3〕
本発明の第3の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
<制御システムの構成>
本例示的実施形態に係る制御システム1Bの構成について、図7を参照して説明する。図4は、制御システム1Bの構成を示すブロック図である。図7に示すように、制御システム1Bは、例示的実施形態2に係る制御システム1Aとほぼ同様に構成されるが、制御装置10Aに替えて制御装置10Bを備える点が異なる。その他の点については、制御システム1Aと同様に構成される。
(制御装置の構成)
本例示的実施形態に係る制御装置10Bの詳細な構成について説明する。図7に示すように、制御装置10Bは、制御部110Bと、記憶部120Bと、通信部130Aとを含む。制御部110Bは、移動制御部11Aと、補正制御部12Bと、姿勢推定部13Aと、目標位置決定部14Aとを含む。記憶部120Bは、例示的実施形態2における判定ルールR1に代えて判定ルールR2を記憶する。以下では、判定ルールR2および補正制御部12Bの詳細について説明する。その他の構成については、例示的実施形態2と同様である。
(判定ルールR2)
判定ルールR2は、バケット824の位置を補正するか否かを判定するためのルールである。具体的には、判定ルールR2は、バケット824全体が積込対象エリア910に含まれない場合に、バケット824の位置を補正するとのルールである。
(補正制御部)
補正制御部12Bは、例示的実施形態2における補正制御部12Aに対して、積込対象エリア910とバケット824との位置関係を検出する処理の詳細が異なる。その他の点については、補正制御部12Aと同様に構成される。
具体的には、補正制御部12Bは、判定ルールR2にしたがって、バケット824の位置を補正するか否かを判定する。すなわち、補正制御部12Bは、積込対象エリア910とバケット824との位置関係として、バケット824と積込対象エリア910との包含関係を検出する。また、補正制御部12Bは、バケット824全体が積込対象エリア910に含まれない場合、つまり、バケット824の少なくとも一部が積込対象エリア910外にある場合に、バケット824の位置を補正すると判定する。この場合、補正制御部12Bは、バケット824が積込対象エリア910に含まれるよう、バケット824の位置を補正する。ここで、バケット824は、特許請求の範囲に記載した「可動部の少なくとも所定部分」の一例である。なお、補正制御部12Bは、本例示的実施形態において補正制御手段を実現する構成である。
<制御方法の流れ>
以上のように構成された制御システム1Bにおいて、制御装置10Bは、制御方法S1Bを実行する。制御方法S1Bの流れについて、図8を参照して説明する。図8は、制御方法S1Bの流れを示すフロー図である。図8に示すように、制御方法S1Bは、ステップS101~S103、S204、S105、S206~S207、S108~S109を含む。以下では、ステップS204、S105、S206およびS207について説明する。その他のステップについては、制御方法S1Aにおいて説明した通りである。
(ステップS204)
ステップS103でYesと判断された場合、ステップS204において、補正制御部12Bは、三次元センサE6の検出値を参照して、積込対象エリア910の位置を示す情報を取得する。具体的には、補正制御部12Bは、三次元センサE6が生成した点群データのうち、積込対象エリア910の三次元形状を示す点群データを特定することにより、積込対象エリア910の位置を示す情報を取得する。なお、補正制御部12Bは、積込対象エリア910の三次元形状の特徴に基づいて、積込対象エリア910の三次元形状を示す点群データを特定してもよい。
(ステップS105)
ステップS105において、補正制御部12Bは、三次元センサE6の検出値を参照して、バケット824の実際の位置を示す情報を取得する。当該ステップの処理の詳細については例示的実施形態2において説明した通りである。
(ステップS206)
ステップS206において、補正制御部12Bは、積込対象エリア910とバケット824との包含関係を検出する。
(ステップS207)
ステップS207において、補正制御部12Bは、ステップS206の検出結果に基づいて、バケット824全体が積込対象エリア910に含まれるか否かを判断する。ステップS207においてNoと判断した場合、補正制御部12Bは、例示的実施形態2と同様にステップS108~S109を実行し、バケット824の位置を補正する制御を行う。ステップS207においてYesと判断した場合、制御装置10Bは、制御方法S1Bを終了する。
<制御方法の具体例>
制御方法S1Bの具体例について、図9を参照して説明する。図9は、制御方法S1Bの具体例を示す模式図である。図9は、上面視したダンプトラック9を模式的に示す。
図9において、バケット824-1およびアーム823-1は、補正制御部12Bが検出した実際のバケット824およびアーム823を模式的に示す。領域A1は、ダンプトラック9を上面視したときの平面(ここでは、水平面と称する)に投影されたバケット824-1の領域である。領域A2は、水平面に投影された積込対象エリア910の領域である。補正制御部12Bは、領域A1全体が領域A2に含まれているか否かを判断する。補正制御部12Bは、領域A1全体が領域A2に含まれていない場合(すなわち、領域A1の少なくとも一部が領域A2外にある場合)には、領域A1全体が領域A2に含まれるよう、バケット824-1の位置を補正する制御を行う。図9に示す矢印ARは、補正制御部12Bが決定した旋回方向および旋回量を模式的に示す。補正制御部12Bが、バケット824-1の位置を補正するために可動部820の姿勢を変化させる制御の詳細については、例示的実施形態2の具体例において説明した通りである。
また、補正制御部12Bは、バケット824-1の位置を補正するための動作制御信号に対応するバックホウ8の動作が終了すると、再度バケット824-1を検出して領域A1およびA2の包含関係を検出する。そして、補正制御部12Bは、領域A1全体が領域A2に含まれるまで、動作制御信号を生成してバックホウ8に送信し、再度包含関係を検出する処理を繰り返す。これにより、バケット824の位置が補正される。
<本例示的実施形態の効果>
本例示的実施形態は、バックホウ8のバケット824をより精度よく積込対象エリア910に移動させることができる。以下、その理由について詳細に説明する。
本例示的実施形態では、移動制御部11Aが、バケット824を積込対象エリア910まで移動させ、補正制御部12Bが、バケット824全体が積込対象エリア910に含まれるようバケット824の位置を補正する。これにより、移動制御部11Aが参照するセンサE1~E6の検出値に、内部的要因又は外部環境要因などによる測定誤差が含まれていたとしても、補正後の実際のバケット824の位置は、積込対象エリア910により充分に含まれるからである。さらに、本例示的実施形態では、補正制御部12Bが、バケット824の位置を補正する制御を行った後、再度バケット824の実際の位置を検出し、バケット824全体が積込対象エリア910に含まれるまで、バケット824の位置を補正する処理を繰り返す。これにより、バケット824全体が、積込対象エリア910内により精度よく移動するからである。
また、他の理由について説明する。本例示的実施形態においては、補正制御部12Bが、三次元センサE6のみの検出値を参照して積込対象エリア910およびバケット824の位置関係を検出する。このため、センサE1~E6の検出値に基づき決定した目標位置自体が、実空間における目標位置に対する誤差を含んでいたとしても、当該誤差を補正することができるからである。
〔その他の変形例〕
<補正制御部の変形例>
上述した例示的実施形態2又は3において、補正制御部12A、12Bは、動作制御信号を生成するためのテーブルを参照して動作制御信号を生成するとともに、補正後のバケット824の位置を参照して当該テーブルを修正してもよい。この場合、記憶部120A、120Bは、当該テーブルを記憶する。
例えば、当該テーブルは、バケット824の位置の補正量と、可動部820の各部の旋回量とを関連付けた情報を含む。補正制御部12A、12Bは、当該テーブルを参照して、バケット824の補正量に関連付けられた可動部820の各部の旋回量を用いて動作制御信号を生成する。また、補正制御部12A、12Bは、当該動作制御信号を用いてバケット824の位置を補正する制御を行った後、当該動作制御信号が意図した補正後の位置と、補正後に検出したバケット824の実際の位置との差分を検出する。また、補正制御部12A、12Bは、検出した差分に基づいて、当該テーブルを修正する。例えば、バケット824の補正量1センチメートルに対して、ブーム822の旋回量αが関連付けられている例について説明する。補正制御部12A、12Bは、バケット824を1センチメートル移動させるために、当該テーブルを参照してブーム822を旋回量αだけ旋回させる動作制御信号を生成する。このとき、当該動作制御信号をバックホウ8に送信した結果、バケット824が、実際には1センチメートルを超えて移動したとする。この場合、補正制御部12A、12Bは、当該テーブルにおいて、バケット824の補正量1センチメートルに関連付けられた旋回量を、αより小さい値に修正する。
<補正制御部が用いるセンサの変形例>
上述した例示的実施形態2又は3において、補正制御部12A、12Bは、バケット824の位置を補正するために用いるセンサとして、移動制御部11Aが用いるセンサE1~E6の何れかであるセンサE6を用いる例について説明した。これに限らず、補正制御部12A、12Bは、移動制御部11Aが用いるセンサ群とは異なるセンサを用いてバケット824の位置を補正してもよい。
また、上述した例示的実施形態2又は3において、補正制御部12A、12Bは、三次元センサE6の代わりに二次元センサを用いてもよい。二次元センサの一例としては、周囲を撮像して二次元画像を生成するカメラが挙げられる。この場合、カメラは、積込対象エリア910を上方から撮像した二次元画像である撮像画像を生成する。この場合、補正制御部12A、12Bは、撮像画像において、バケット824および積込対象エリア910の位置関係を検出する。
<位置関係を検出する面の変形例>
上述した例示的実施形態2又は3において、補正制御部12A、12Bは、「バケット824と積込対象エリア910との位置関係」として、水平面における位置関係を検出する例について説明した。ただし、「バケット824と積込対象エリア910との位置関係」は、水平面における位置関係に限らない。例えば、補正制御部12A、12Bは、水平面以外の面において当該位置関係を判断してもよい。水平面以外の面とは、例えば、垂直面であってもよい。この場合、補正制御部12A、12Bは、バケット824の位置を垂直方向において補正することが可能となる。また、補正制御部12A、12Bは、水平面および垂直面においてそれぞれ当該位置関係を判断し、各判断結果を総合してバケット824の位置を補正する制御を行ってもよい。この場合、補正制御部12A、12Bは、バケット824の位置を、水平方向および垂直方向において補正することが可能となる。また、補正制御部12A、12Bは、三次元空間において当該位置関係を判断してもよい。この場合、補正制御部12A、12Bは、バケット824の位置を、三次元的に補正することができる。
<作業機械の変形例>
上述した各例示的実施形態において、作業機械として、ロボットまたは建設機械を適用可能である。例えば、例示的実施形態2および3において、バックホウ8の代わりに、クレーンを適用してもよい。この場合、各例示的実施形態において、バケット824の代わりにフックを適用することができる。また、この場合、積込対象エリア910の代わりに、フックを用いて移動する移動対象物の移動先の領域を適用する。なお、作業機械は、クレーンに限られず、その他の建設機械、又は、その他のロボットであってもよい。
また、上述した各例示的実施形態において、コントローラ(830)は、作業機械(バックホウ8)に搭載されることに限らず、作業機械(バックホウ8)の外部に設置されていてもよい。この場合、移動制御部11(11A、11B)は、作業機械(バックホウ8)の外部に設置されたコントローラ(830)に対して動作制御信号を送信する。当該コントローラ(830)は、受信した動作制御信号にしたがって、作業機械(バックホウ8)の可動部(バケット824)を移動させる移動機構の駆動部を、無線通信により制御する。また、コントローラ(830)が、作業機械から遠隔地(例えば、クラウド上)に設置されている場合、コントローラ(830)は、中継装置を介して当該駆動部を制御する。この場合、中継装置は、当該駆動部を無線通信により制御可能な場所(例えば、作業機械の周辺、作業敷地内等)に設置される。
また、上述した各例示的実施形態において、作業機械(バックホウ8)は、コントローラに代えて、または、加えて、操作部(操作レバー等)と、操作部に取り付けられた操作部駆動装置(アタッチメント等)とを有していてもよい。ここで、操作部は、可動部(バケット824)を移動させるためのオペレータによる操作を受け付ける。また、操作部駆動装置は、オペレータの代わりに操作部を駆動する装置である。
この場合、移動制御部11(11A)は、コントローラ(830)に動作制御信号を送信することに代えて、または、加えて、操作部駆動装置に動作制御信号を送信することにより、作業機械を制御する。これにより、各例示的実施形態は、オペレータが搭乗可能な作業機械(バックホウ8)を制御対象とすることが可能となる。
また、上述した各例示的実施形態において、移動制御部11(11A)は、オペレータの操作に基づいて、作業機械(バックホウ8)を制御するための動作制御信号を生成してもよい。この場合、移動制御部11(11A)は、補正制御部12(12A、12B)を構成するコンピュータとは物理的に異なる場所に設置された他のコンピュータによって構成されてもよい。これにより、オペレータは、遠隔から作業機械(バックホウ8)の可動部(バケット824)を移動させる操作を行うことが可能である。この場合、各例示的実施形態は、オペレータが移動させた可動部(バケット824)の位置を、より精度よく移動先の領域(積込対象エリア910)に移動させることができる。
また、上述した例示的実施形態2、3において、移動制御部11Aは、センサE1~E6の検出値を参照することなく、バケット824を積込対象エリア910まで移動させるよう制御を行ってもよい。例えば、積込対象エリア910における目標位置が予め定められている場合がある。この場合、移動制御部11Aは、センサE1~E6の各検出値に基づく推定姿勢を参照することなく、定められた目標位置までバケット824を移動させるための動作制御信号を生成可能である。このような動作制御信号は、可動部820の各部について所定の旋回方向および旋回量を含む。移動制御部11Aは、例えば、このような動作制御信号を、定められた目標位置までの過去の制御結果に基づいて生成すればよい。この場合、例示的実施形態2、3において、バックホウ8は、必ずしもセンサE1~E4を搭載していなくてもよい。また、制御装置10A、10Bは、必ずしも姿勢推定部13Aおよび目標位置決定部14Aを含んでいなくてもよい。
また、上述した例示的実施形態2、3において、センサE5は、バックホウ8に搭載されてもよい。また、センサE5は、空間SP2に含まれる対象物を検出可能なその他の場所に設置されていてもよい。例えば、センサE5は、掘削エリアを俯瞰できる位置(一例として、天井、柱等)に設置されてもよい。また、空間SP2における土砂OBJの掘削による形状変化が小さい場合、センサE5は、必ずしも設置されていなくてもよい。また、センサE5は、バックホウ8の周辺環境を検出するセンサであればよく、三次元センサに限られない。また、センサE5は、走行部810の走行を制御するために用いられてもよい。
また、上述した例示的実施形態2、3において、バックホウ8には、走行部810の走行を制御するための他のセンサが搭載されていてもよい。他のセンサは、例えば、バックホウ8の進行方向を撮像するカメラ、ToF、レーザセンサ、又はレーダセンサであってもよい。であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御装置10、10A、10Bの一部又は全部の機能は、集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置10、10A、10Bは、例えば、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータによって実現される。このようなコンピュータの一例(以下、コンピュータCと記載する)を図10に示す。コンピュータCは、少なくとも1つのプロセッサC1と、少なくとも1つのメモリC2と、を備えている。メモリC2には、コンピュータCを制御装置10、10A、10Bとして動作させるためのプログラムPが記録されている。コンピュータCにおいて、プロセッサC1は、プログラムPをメモリC2から読み取って実行することにより、制御装置10、10A、10Bの各機能が実現される。
プロセッサC1としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)、FPU(Floating point number Processing Unit)、PPU(Physics Processing Unit)、マイクロコントローラ、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。メモリC2としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。
なお、コンピュータCは、プログラムPを実行時に展開したり、各種データを一時的に記憶したりするためのRAM(Random Access Memory)を更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、他の装置との間でデータを送受信するための通信インタフェースを更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、キーボードやマウス、ディスプレイやプリンタなどの入出力機器を接続するための入出力インタフェースを更に備えていてもよい。
また、プログラムPは、コンピュータCが読み取り可能な、一時的でない有形の記録媒体Mに記録することができる。このような記録媒体Mとしては、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、又はプログラマブルな論理回路などを用いることができる。コンピュータCは、このような記録媒体Mを介してプログラムPを取得することができる。また、プログラムPは、伝送媒体を介して伝送することができる。このような伝送媒体としては、例えば、通信ネットワーク、又は放送波などを用いることができる。コンピュータCは、このような伝送媒体を介してプログラムPを取得することもできる。
〔付記事項1〕
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項2〕
上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得る。ただし、本発明は、以下の記載する態様に限定されるものではない。
(付記1)
可動部を有する作業機械を制御する制御装置であって、
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
を備えた、制御装置。
上記の構成により、可動部をより精度よく移動先の領域に移動させることができる。その理由は、移動制御手段が可動部を移動先の領域まで移動させる制御を行った後、可動部の実際の位置が所望の領域からずれる場合があっても、補正制御手段が、移動先の領域と可動部との位置関係を検出することにより、可動部の位置を補正するからである。
(付記2)
前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、付記1に記載の制御装置。
上記の構成により、可動部および移動先の領域の位置関係を三次元的に検出することができるため、可動部をさらに精度よく移動先の領域に移動させることができる。
(付記3)
前記移動制御手段は、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照して、前記可動部を前記領域まで移動させるよう前記作業機械を制御し、
前記補正制御手段は、前記第1センサの検出値を参照して、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する、付記2に記載の制御装置。
上記の構成により、移動制御に用いられる第2センサの検出値に測定誤差が含まれていたとしても、可動部を精度よく移動先の領域に移動させることができる。
(付記4)
前記補正制御手段は、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、付記1から3の何れか1つに記載の制御装置。
上記の構成により、可動部の位置を目標位置により近づけることができる。
(付記5)
前記補正制御手段は、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、付記1から3の何れか1つに記載の制御装置。
上記の構成により、可動部の少なくとも所定部分が移動先の領域に含まれる確実性を高めることができる。
(付記6)
前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、付記1から5の何れか1つに記載の制御装置。
上記の構成により、移動対象物を移動先の領域までより確実に移動させることができる。
(付記7)
前記作業機械は、姿勢を変化させることにより前記可動部を移動する構成を有し、
前記補正制御手段は、前記可動部の位置を補正するために前記姿勢を変化させるよう前記作業機械を制御する、付記1から付記6の何れか1つに記載の制御装置。
上記の構成により、可動部の位置を補正するよう作業機械の姿勢を制御することができる。
(付記8)
可動部を有する作業機械を制御する制御装置と、センサとを含む制御システムであって、
前記制御装置が、
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
前記センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
を備えた、制御システム。
上記の構成により、付記1と同様の効果を奏する。
(付記9)
前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、付記8に記載の制御システム。
上記の構成により、付記2と同様の効果を奏する。
(付記10)
前記移動制御手段は、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照して、前記可動部を前記領域まで移動させるよう前記作業機械を制御し、
前記補正制御手段は、前記第1センサの検出値を参照して、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する、付記9に記載の制御システム。
上記の構成により、付記3と同様の効果を奏する。
(付記11)
前記補正制御手段は、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、付記8から10の何れか1つに記載の制御システム。
上記の構成により、付記4と同様の効果を奏する。
(付記12)
前記補正制御手段は、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、付記8から10の何れか1つに記載の制御システム。
上記の構成により、付記5と同様の効果を奏する。
(付記13)
前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、付記8から12の何れか1つに記載の制御システム。
上記の構成により、付記6と同様の効果を奏する。
(付記14)
前記作業機械は、姿勢を変化させることにより前記可動部を移動する構成を有し、
前記補正制御手段は、前記可動部の位置を補正するために前記姿勢を変化させるよう前記作業機械を制御する、付記8から付記13の何れか1つに記載の制御システム。
上記の構成により、付記7と同様の効果を奏する。
(付記15)
可動部を有する作業機械を制御する制御方法であって、
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御すること、および、
センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御すること、
を含む、制御方法。
上記の構成により、付記1と同様の効果を奏する。
(付記16)
前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、付記15に記載の制御方法。
上記の構成により、付記2と同様の効果を奏する。
(付記17)
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう前記作業機械を制御するために、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照し、
前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御するために、前記第1センサの検出値を参照する、付記16に記載の制御方法。
上記の構成により、付記3と同様の効果を奏する。
(付記18)
前記センサの検出値を参照して、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、付記15から17の何れか1つに記載の制御方法。
上記の構成により、付記4と同様の効果を奏する。
(付記19)
前記センサの検出値を参照して、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、付記15から17の何れか1つに記載の制御方法。
上記の構成により、付記5と同様の効果を奏する。
(付記20)
前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、付記15から付記19の何れか1つに記載の制御方法。
上記の構成により、付記6と同様の効果を奏する。
(付記21)
前記作業機械は、姿勢を変化させることにより前記可動部を移動する構成を有し、
前記補正制御手段は、前記可動部の位置を補正するために前記姿勢を変化させるよう前記作業機械を制御する、付記15から付記20の何れか1つに記載の制御方法。
上記の構成により、付記7と同様の効果を奏する。
(付記22)
コンピュータを、可動部を有する作業機械を制御する制御装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
として機能させるプログラム。
上記の構成により、付記1と同様の効果を奏する。
(付記23)
前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、付記22に記載のプログラム。
上記の構成により、付記2と同様の効果を奏する。
(付記24)
前記移動制御手段は、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照して、前記可動部を前記領域まで移動させるよう前記作業機械を制御し、
前記補正制御手段は、前記第1センサの検出値を参照して、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する、付記23に記載のプログラム。
上記の構成により、付記3と同様の効果を奏する。
(付記25)
前記補正制御手段は、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、付記22から24の何れか1つに記載のプログラム。
上記の構成により、付記4と同様の効果を奏する。
(付記26)
前記補正制御手段は、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、付記22から24の何れか1つに記載のプログラム。
上記の構成により、付記5と同様の効果を奏する。
(付記27)
前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、付記22から26の何れか1つに記載のプログラム。
上記の構成により、付記6と同様の効果を奏する。
(付記28)
前記作業機械は、姿勢を変化させることにより前記可動部を移動する構成を有し、
前記補正制御手段は、前記可動部の位置を補正するために前記姿勢を変化させるよう前記作業機械を制御する、付記22から付記27の何れか1つに記載のプログラム。
上記の構成により、付記7と同様の効果を奏する。
(付記29)
コンピュータを、可動部を有する作業機械を制御する制御装置として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体。
(付記30)
少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御処理と、センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御処理と、を実行する制御装置。
なお、この制御装置は、更にメモリを備えていてもよく、このメモリには、前記移動制御処理と、前記補正制御処理と、を前記プロセッサに実行させるためのプログラムが記憶されていてもよい。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な一時的でない有形の記録媒体に記録されていてもよい。
1、1A、1B 制御システム
10、10A、10B 制御装置
11、11A 移動制御部
12、12A、12B 補正制御部
13A 姿勢推定部
14A 目標位置決定部
110A、110B 制御部
120A、120B 記憶部
130A 通信部
820 可動部
824 バケット
910 積込対象エリア(移動先の領域)

Claims (18)

  1. 可動部を有する作業機械を制御する制御装置であって、
    前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
    センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
    を備えた、制御装置。
  2. 前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記移動制御手段は、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照して、前記可動部を前記領域まで移動させるよう前記作業機械を制御し、
    前記補正制御手段は、前記第1センサの検出値を参照して、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記補正制御手段は、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項1から3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記補正制御手段は、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項1から3の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、請求項1から5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 可動部を有する作業機械を制御する制御装置と、センサとを含む制御システムであって、
    前記制御装置が、
    前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御する移動制御手段と、
    前記センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する補正制御手段と、
    を備えた、制御システム。
  8. 前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、請求項7に記載の制御システム。
  9. 前記移動制御手段は、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照して、前記可動部を前記領域まで移動させるよう前記作業機械を制御し、
    前記補正制御手段は、前記第1センサの検出値を参照して、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御する、請求項8に記載の制御システム。
  10. 前記補正制御手段は、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項7から9の何れか1項に記載の制御システム。
  11. 前記補正制御手段は、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項7から9の何れか1項に記載の制御システム。
  12. 前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、請求項7から11の何れか1項に記載の制御システム。
  13. 可動部を有する作業機械を制御する制御方法であって、
    前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう、前記作業機械を制御すること、および、
    センサの検出値を参照して、前記領域と前記可動部との位置関係を検出することにより、前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御すること、
    を含む、制御方法。
  14. 前記センサは、前記領域を含む空間内の対象物を三次元的に検出する第1センサを含む、請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記可動部を移動先の領域まで移動させるよう前記作業機械を制御するために、前記作業機械の姿勢を検出する第2センサの検出値を参照し、
    前記可動部の位置を補正するよう前記作業機械を制御するために、前記第1センサの検出値を参照する、請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記センサの検出値を参照して、前記領域における目標位置と前記可動部の位置との差分が所定範囲内となるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項13から15の何れか1項に記載の制御方法。
  17. 前記センサの検出値を参照して、前記可動部の少なくとも所定部分が前記領域に含まれるよう、前記可動部の位置を補正する、請求項13から15の何れか1項に記載の制御方法。
  18. 前記可動部は、移動対象物を前記領域まで移動させる器具を含む、請求項13から請求項17の何れか1項に記載の制御方法。

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