JP2022072005A - Inner window - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、内窓に関する。詳しくは、二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓に関する。 This disclosure relates to an inner window. More specifically, the present invention relates to an inner window arranged on the indoor side of the outer window in a double-glazed window.
従来、建物の開口部に、内窓と外窓とが二重に設けられて構成される二重窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。二重窓は、窓を二重にすることで、断熱性能を高めることができると共に、防音性を高くすることができる。二重窓は、新築時に外窓と内窓とを同時に設けることや、既設の窓の屋内側に、リフォームにより内窓を追加することで設けることもできる。 Conventionally, there is known a double-glazed window in which an inner window and an outer window are doubly provided at an opening of a building (see, for example, Patent Document 1). The double-glazed window can improve the heat insulating performance and the soundproofing property by making the window double. Double-glazed windows can be installed at the same time as an outer window and an inner window at the time of new construction, or by adding an inner window by remodeling to the indoor side of the existing window.
屋内側に配置される内窓は、上枠を有する枠体と、枠体内に配置される障子と、を有する。上枠には、下方に突出する下方突出レールが形成されている。障子の上端部には、上枠の下方突出レールを収容するレール収容ガイドが形成されている。上枠の下方突出レールが、障子のレール収容ガイドに収容されてガイドされることで、障子は、枠体内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。 The inner window arranged on the indoor side has a frame body having an upper frame and a shoji screen arranged in the frame body. The upper frame is formed with a downward projecting rail that projects downward. At the upper end of the shoji, a rail accommodating guide for accommodating the downward protruding rail of the upper frame is formed. The downward protruding rail of the upper frame is accommodated and guided by the rail accommodating guide of the shoji, so that the shoji can slide and move in the left-right direction in the finding direction inside the frame.
内窓は、リフォームにより、既存の窓の内側に追加で取り付ける場合がある。この場合、施工時の調整不足・経年劣化による取付面の変形等により、上枠の下方突出レールと障子のレール収容ガイドとの掛かりが少なくなり、障子が脱落し、内窓の障子が倒れてしまう可能性がある。そのため、内窓の障子の脱落に対する対策が望まれている。 The inner window may be additionally installed inside the existing window by remodeling. In this case, due to insufficient adjustment during construction, deformation of the mounting surface due to deterioration over time, etc., the hook between the lower protruding rail of the upper frame and the rail accommodation guide of the shoji is reduced, the shoji falls off, and the shoji of the inner window collapses. There is a possibility that it will end up. Therefore, it is desired to take measures against the falling off of the shoji screen of the inner window.
本開示は、障子の脱落を防止できる内窓を提供することを目的とする。 The present disclosure is intended to provide an inner window capable of preventing the shoji from falling off.
本開示は、外窓の屋内側に配置される内窓であって、上枠を有する枠体と、前記枠体内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子と、を備え、前記上枠は、下方に突出する下方突出レールを有し、前記障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して該障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部と、該障子におけるスライド移動の移動方向の端部の上端に設けられ上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して該障子の振れを抑制する振れ止め部材と、を有し、前記振れ止め部材は、上方に突出する突出部を有する、内窓に関する。 The present disclosure is an inner window arranged on the indoor side of an outer window, comprising a frame having an upper frame and a shoji screen arranged inside the frame and slidable in the lateral direction, and the upper frame. Has a downward projecting rail that projects downward, and the shoji is a rail accommodating that opens upward and accommodates at least a part of the downward projecting rail to guide the lateral sliding movement of the shoji. A guide portion and a steady rest member provided at the upper end of the end portion of the sliding movement of the shoji in the moving direction and opened upward and accommodating at least a part of the downward protruding rail to suppress the runout of the shoji. The steady rest member relates to an inner window having an upwardly projecting portion.
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた内窓1におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。図面において、屋外側を「OUTSIDE」と記載し、屋内側を「INSIDE」と記載する。
Hereinafter, one embodiment of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. In the present specification, the "finding direction" means the surface direction of the glass in the
本実施形態の内窓1は、二重窓のうちの屋内側の窓を構成する。二重窓は、建物の壁に形成された開口部に納められる。二重窓は、建物の開口部に設けられた枠部に外窓(図示せず)を設置し、外窓の屋内側に内窓1を設置することで、二重の窓となる。
The
外窓(図示せず)は、二重窓のうちの屋外側の窓を構成する。外窓は、内窓1よりも屋外側に配置される。外窓は、いわゆる引き違い窓であり、図示を省略するが、方形状に枠組みされた窓枠内に、内障子と外障子とを開閉可能に嵌め込んで構成される。
The outer window (not shown) constitutes the window on the outdoor side of the double-glazed windows. The outer window is arranged on the outdoor side of the
内窓1は、外窓の屋内側に配置される。本実施形態においては、例えば、内窓1は、外窓が取り付けられた後において、リフォームにより、外窓の屋内側に設置される。なお、二重窓は、リフォームにより内窓を外窓の屋内側に追加して設ける場合に限られず、新築時に外窓と内窓とを同時に設けてもよい。
The
内窓1は、いわゆる引き違い窓であり、図1及び図2に示すように、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に開閉可能に配置された内障子3(障子)及び外障子4(障子)と、を備える。
The
窓枠2の内側には、内障子3及び外障子4が組み付けられる。窓枠2は、いずれも長尺状の上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24により矩形に枠組みされている。窓枠2は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂枠で構成される。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、例えば額縁部材(図示省略)の内周面にそれぞれ固定される。
Inside the
上枠21は、図1に示すように、窓枠2の上部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。上枠21は、図2に示すように、上枠上面板部211と、内障子用上枠下方突出レール212(下方突出レール)と、外障子用上枠下方突出レール213(下方突出レール)と、上枠屋内側下方延出壁部214と、を有する。
As shown in FIG. 1, the
上枠上面板部211は、上枠21の上部に配置され、見込方向に延びる板状に形成される。
The upper frame upper
内障子用上枠下方突出レール212は、上枠上面板部211の屋内側の下面から下方に突出する。外障子用上枠下方突出レール213は、上枠上面板部211の外窓側(屋外側)の下面から下方に突出する。内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、断面形状が縦長の長方形状に形成される。内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、見付方向の左右方向(横方向)に延びて形成され、上枠21の長手方向の全域に亘って形成される。
The upper frame downward projecting
内障子3は、内障子用上枠下方突出レール212が、内障子3の上端部に形成された上部レールガイド312(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。外障子4は、外障子用上枠下方突出レール213が、外障子4の上端部に形成された上部レールガイド412(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。
The
上枠屋内側下方延出壁部214は、内障子3の屋内側に配置され、上枠上面板部211における屋内側の見込方向の端部から、下方に所定長さ延出する。本実施形態においては、上枠屋内側下方延出壁部214の下端部214aは、内障子用上枠下方突出レール212の下端部212a及び外障子用上枠下方突出レール213の下端部213aよりも上方側に位置する。
The lower extending
下枠22は、図1に示すように、窓枠2の下部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。下枠22は、図2に示すように、内障子用下部レール221と、外障子用下部レール222と、を有する。
As shown in FIG. 1, the
内障子用下部レール221は、下枠22の屋内側の上面において、上方に立設される。内障子用下部レール221には、内障子3の下框32の下端部に配置された戸車321が係合する。これにより、内障子3が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
The
外障子用下部レール222は、下枠22の外窓側(屋外側)の上面において、上方に立設される。外障子用下部レール222には、外障子4の下框42の下端部に配置された戸車421が係合する。これにより、外障子4が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
The
左右の縦枠23,24は、図1に示すように、上枠21及び下枠22の見付方向の左右方向の両端部において上下方向に延びる。左右の縦枠23,24は、窓枠2の側部を構成する。
As shown in FIG. 1, the left and right
内障子3及び外障子4は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向の左右方向(横方向)にスライド移動可能に構成されることで、窓枠2の開口部が閉鎖又は開放される、いわゆる引き違い窓を構成する。
Both the
内障子3は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框31、下框32および左右の縦框である召内框33,戸先框34により矩形に枠組みされた框体35と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36と、を含んで構成される。外障子4は、いずれも長尺状の上框41、下框42および左右の縦框である召外框43,戸先框44により矩形に枠組みされた框体45と、框体45内に嵌め込まれて固定されたガラス46と、を含んで構成される。
As shown in FIG. 1, the
框体35,45は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂框体で構成される。ガラス36,46は、本実施形態においては、例えば、2層ガラスで構成される。内障子3の召内框33の見込面には、戸締り用のクレセント錠331が設けられている。
The
下框32,42の内部の下部には、図2に示すように、戸車321,421が設けられる。戸車321,421の見付方向の左右方向への移動は、内障子用下部レール221,外障子用下部レール222によりガイドされる。
As shown in FIG. 2,
上框31,41は、図2に示すように、下部に形成される下部ガラス溝311,411と、上部に形成される上部レールガイド312,412(レール収容ガイド部)と、を有する。下部ガラス溝311,411は、下方に開放する溝状に形成される。下部ガラス溝311,411には、ガラス36,46の上端部が配置される。
As shown in FIG. 2, the
上部レールガイド312,412は、上方に向けて開放する。上部レールガイド312,412には、内障子用上枠下方突出レール212の下部側及び外障子用上枠下方突出レール213の下部側が収容(配置)される。上部レールガイド312,412は、内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213の少なくとも一部を収容して、内障子3,外障子4の左右方向(横方向)へのスライド移動をガイドする。
The upper rail guides 312 and 412 open upward. The upper rail guides 312 and 412 accommodate (arrange) the lower side of the upper frame lower protruding
上部レールガイド312,412の上端の開口縁には、見込方向に離間して配置される一対の気密材51が設けられている。気密材51は、上枠21の内障子用上枠下方突出レール212又は外障子用上枠下方突出レール213の側面に当接する。
A pair of
図1及び図3に示すように、内障子3の召内框33の上部、内障子3の戸先框34の上部、外障子4の召外框43及び戸先框44の上部には、それぞれ、振れ止め部材6が配置される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the upper part of the
振れ止め部材6について説明する。以下の説明においては、内障子3の召内框33の上部に配置される振れ止め部材6の詳細について説明する。内障子3の戸先框34の上部に配置される振れ止め部材6の構成は、内障子3の召内框33の上部に配置される振れ止め部材6を左右の向きを反対にした構成と同様であるため、その説明を省略する。外障子4の戸先框44の上部及び召外框43の上部に配置される振れ止め部材6の構成は、内障子3の戸先框34の上部及び召内框33の上部に配置される振れ止め部材6の構成と同様であるため、その説明を省略する。
The
図4及び図5に示すように、内障子3の召内框33の上部に配置される振れ止め部材6は、内障子3の召内框33の上部に形成される上方に向けて開放する開口37に配置される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
振れ止め部材6は、内障子3のスライド移動の移動方向の端部の上端に設けられる。振れ止め部材6は、上方に向けて開放すると共に内障子用上枠下方突出レール212の少なくとも一部を収容して内障子3の振れを抑制する。
The
図4及び図5に示すように、振れ止め部材6は、上方が開放して形成される断面視U字状の振れ止め部材本体61と、板状の係合パッキン板63(図5参照)と、を有する。振れ止め部材本体61と係合パッキン板63とは、一体で形成される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
振れ止め部材本体61は、召内框33の開口37内に配置される。振れ止め部材本体61は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412(レール収容ガイド部)との掛かりが少なくなった場合に、上枠21の上枠屋内側下方延出壁部の下方において外部に一部が露出される。振れ止め部材本体61は、全部が警告表示色の材料で形成された一体成形の部品により構成される。本実施形態においては、振れ止め部材本体61の警告表示色は、周囲の部材の色とは異なる色であって、目立つ色である。例えば、振れ止め部材本体61は、警告表示色としての赤色の材料で一体成形された部品により構成される。
The steady rest member
振れ止め部材本体61は、上方が開放するU字部材621と、一対の上部板622,622(上板部)と、取付部623と、端部板状部624と、一対の上方突出部625と、を有する。
The steady rest member
U字部材621は、見込方向に沿って切断した場合の断面形状が、上方に向けて開放する断面視U字状に形成される。U字部材621は、召内框33の上端部において、内障子3の見付方向に沿って配置される。U字部材621は、U字状に窪んだ部分が召内框33の見付方向に沿って延びて形成される。
The
一対の上部板622,622は、それぞれ、U字部材621における内障子3の見込方向の両側の上端から見込方向の外側に延びる。一対の上部板622,622は、それぞれ、召内框33の上端の上面に配置される。
Each of the pair of
一対の上方突出部625は、それぞれ、U字部材621の上面から上方に突出して立設される。一対の上方突出部625は、屋外側の第1突出部625と、屋内側の第2突出部625と、を有する。上方突出部625は、見込方向に厚さを有すると共に左右方向に所定長さ延びる。一対の上方突出部625は、振れ止め部材6のU字の開放する一対の上端のうち屋内側の部分及び屋外側の部分から上方に突出する。一対の上方突出部625の上端部625aの位置は、内障子3の上端の位置よりも所定高さ上部側に位置する。
Each of the pair of upward projecting
一対の上方突出部625の上端部625aの位置は、経年劣化などで、窓枠2の内障子用上枠下方突出レール212と内障子3との掛かりが少なくなったとしても、一対の上方突出部625の上端部625aが内障子3に引っ掛かって、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる位置が設定される。
The position of the
そのため、経年劣化などで、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、一対の上方突出部625は、上枠21の上枠屋内側下方延出壁部214や内障子用上枠下方突出レール212に引っ掛かりやすく、内障子3が窓枠2から外れることを防止できる。
Therefore, even if the hanging of the
取付部623は、U字部材621の見付方向の奥側においてU字部材621の下方に突出する。振れ止め部材本体61は、召内框33の上端に配置された状態で、取付部623が、ネジ64により、内障子3の上框31に固定される。
The mounting
端部板状部624は、U字部材621の見付方向の手前側においてU字部材621の端面に配置される。端部板状部624は、U字部材621の見付方向の手前側の端面において下方に延出する延出板624aを有する。端部板状部624は、板状凸部624bを有する。板状凸部624bは、召内框33の見付方向の外側の見込面において上端に形成される凹部332に引っ掛かるように厚みを有する。板状凸部624bの厚み部分は、召内框33の凹部332の厚み部分に引っ掛かる。
The end plate-shaped
端部板状部624の延出板624aには、内障子3の見付方向に貫通する振れ止め部材貫通穴624cが形成される。
The
振れ止め部材貫通穴624cは、振れ止め部材6を内障子3の召内框33の上端に配置した状態で、振れ止め部材6を内障子3の上框31に固定する場合に、ネジ64が貫通して通される。振れ止め部材貫通穴624cには、カバー部材65が取り付けられる。
The steady rest member through
振れ止め部材本体61は、底面部611と、U字状の下部において見込方向の間隔が同じ間隔で上方に延びる一対の垂直面部612と、U字状の上部において下方側から上方側に向かうに従って見込方向の中央に向かって見込方向の間隔が狭くなるように傾斜する一対の傾斜面部613と、を有する。
The steady rest member
係合パッキン板63は、板状に形成され、内障子3の見付方向の左右方向の外側の端部に配置される。係合パッキン板63は、振れ止め部材本体61の見付方向の左右方向の外側の端部の端面に取り付けられている。係合パッキン板63は、例えば、樹脂材料で形成される。係合パッキン板63は、上部において下方に窪む凹部631が形成される。凹部631には、内障子用上枠下方突出レール212の下部が配置される。
The engaging
係合パッキン板63には、凹部631におけるU字状の縁において、内障子用上枠下方突出レール212が接触する。これにより、内障子3が見付方向の左右方向に移動する際に、内障子用上枠下方突出レール212が係合パッキン板63に接触しながら移動することで、係合パッキン板63は、気密部材として機能する。
The engaging
振れ止め部材6には、振れ止め部材本体61の一対の垂直面部612又は一対の傾斜面部613の間に内障子用上枠下方突出レール212が配置されることで、内障子3が窓枠2内を見付け方向にスライド移動する際において、内障子3の屋内外方向の移動が規制され、内障子3と窓枠2とのガタつきが抑制される。
In the
次に、内窓1の施工手順について説明する。内窓1の施工時において、内障子3及び外障子4を窓枠2に組み込む場合について説明する。内障子3及び外障子4を、窓枠2内に、いわゆるケンドン式にて組み込んで建て込む。
Next, the construction procedure of the
外障子4をケンドン式で窓枠2に組み込む場合には、外障子4の上部を内窓1の窓枠2の内部側に傾けて、外障子4を徐々に立てながら、上方側に持ち上げて、外障子4の上部レールガイド412を上枠21の外障子用上枠下方突出レール213に挿入して、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、外障子4の戸車321を下枠22の外障子用下部レール222に挿入する。内障子3をケンドン式で窓枠2に組み込む場合には、内障子3の上部を内窓1の窓枠2の内部側に傾けて、内障子3を徐々に立てながら、上方側に持ち上げて、内障子3の上部レールガイド312を上枠21の内障子用上枠下方突出レール212に挿入して、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、内障子3の戸車321を下枠22の内障子用下部レール221に挿入する。
When the
その後、内障子3の上端の左右方向の端部において、振れ止め部材6を、内障子3と上枠21の内障子用上枠下方突出レール212との掛かりが適正になるよう調整を行う。外障子4の上端の左右方向の端部において、振れ止め部材6を、外障子4と上枠21の外障子用上枠下方突出レール213との掛かりが適正になるよう調整を行う。
After that, at the left-right end of the upper end of the
これにより、経年劣化などで、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、上下方向移動板71は、上枠21の上枠屋内側下方延出壁部214や内障子用上枠下方突出レール212に引っ掛かりやすく、内障子3が倒れることを防止できる。また、警告表示色の材料で形成された一体成形の振れ止め部材本体61の一部が外部に露出した場合に、障子(内障子3,外障子4)の掛かりが少なくなったことを外部に知らせることができる。
As a result, even if the hanging of the
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の内窓1は、窓枠2内に配置され横方向にスライド移動可能な障子(内障子3,外障子4)と、を備え、上枠21は、下方に突出する下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)を有し、障子(内障子3,外障子4)は、上方に向けて開放すると共に下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の少なくとも一部を収容して障子(内障子3,外障子4)の横方向へのスライド移動をガイドする上部レールガイド312,412と、障子(内障子3,外障子4)におけるスライド移動の移動方向の端部の上端に設けられ上方に向けて開放すると共に下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の少なくとも一部を収容して障子(内障子3,外障子4)の振れを抑制する振れ止め部材6と、を有し、振れ止め部材6は、上方に突出する上方突出部625を有する。
According to this embodiment, the following effects are achieved. The
そのため、経年劣化などで、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、上方突出部625は、上枠21の上枠屋内側下方延出壁部214や下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)に引っ掛かりやすく、障子(内障子3,外障子4)が倒れることを防止できる。
Therefore, even if the hooking of the
本実施形態においては、上方突出部625は、見込方向に厚さを有すると共に横方向に延びる板状に形成される。これにより、上方突出部625を板状に形成することで、簡易な構成で、障子(内障子3,外障子4)が倒れることを防止できる。
In the present embodiment, the
本実施形態においては、振れ止め部材6は、見込方向に沿って切断した場合の断面形状が上方に向けて開放する断面視U字状に形成され、上方突出部625は、振れ止め部材6のU字の開放する一対の上端のうち一方側及び他方側から上方に突出する一対の上方突出部625である。これにより、経年劣化などで、内障子3の掛かりが少なくなったとしても、一対の上方突出部625を、窓枠2の下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)を挟んで配置できるため、障子(内障子3,外障子4)が屋内側及び屋外側のいずれにも倒れることを防止できる。
In the present embodiment, the
本実施形態においては、上枠21は、屋内側において下方に延出する上枠屋内側下方延出壁部214を有し、振れ止め部材6は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)とレール収容ガイド部との掛かりが少なくなった場合に、上枠屋内側下方延出壁部214の下方において外部に一部が露出される振れ止め部材本体61を有し、振れ止め部材本体61は、警告表示色の材料で形成された部品により構成される。これにより、振れ止め部材本体61を障子(内障子3,外障子4)のスライド移動の移動方向の端部の上端に設けるだけで、振れ止め部材本体61の表面に警告表示のラインを印刷することなどせずに、振れ止め部材本体61の一部が外部に露出した場合に、障子(内障子3,外障子4)の掛かりが少なくなったことを外部に知らせることができる。
In the present embodiment, the
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。 The present disclosure is not limited to the above embodiment, and modifications, improvements, etc. to the extent that the object of the present disclosure can be achieved are included in the present disclosure.
例えば、前記実施形態においては、振れ止め部材6において上方突出部625を見込方向の両方に設けたが、これに限定されない。上方突出部625を見込方向の一方にのみ設けてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
前記実施形態においては、上方突出部625と振れ止め部材6とを一体で構成したが、これに限定されない。上方突出部625と振れ止め部材6とを別体で構成してもよい。
In the above embodiment, the
前記実施形態においては、振れ止め部材本体61を、警告表示色の材料で形成された部品により構成したが、これに限定されない。振れ止め部材本体61を、表面が警告表示色に着色された部品により構成してもよい。
In the above embodiment, the steady rest member
前記実施形態においては、振れ止め部材本体61を、全部が警告表示色の材料で形成された一体成形の部品により構成したが、これに限定されない。振れ止め部材本体61のうち、上部板622(上板部)及び上方突出部625(突出部)のいずれか一方又は両方を、警告表示色の材料で形成された部品若しくは警告表示色に着色された部品で構成してもよい。
In the above embodiment, the steady rest member
前記実施形態においては、内窓1の窓枠2を樹脂製の枠で構成したが、これに限定されない。内窓1の窓枠を、例えば、金属製の枠で構成してもよい。
In the above embodiment, the
1 内窓、2 窓枠(枠体)、3 内障子(障子)、4 外障子(障子)、6 振れ止め部材、21 上枠、61 振れ止め部材本体、212 内障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、213 外障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、214 上枠屋内側下方延出壁部(下方延出板)、312,412 上部レールガイド(レール収容ガイド部)、625 上方突出部(突出部、第1突出部、第2突出部)、622 上部板(上板部) 1 Inner window, 2 Window frame (frame body), 3 Inner shoji (shoji), 4 Outer shoji (shoji), 6 Anti-sway member, 21 Upper frame, 61 Anti-sway member body, 212 Upper frame downward protruding rail for inner shoji (Downward protruding rail), 213 Upper frame downward protruding rail for shoji (downward protruding rail), 214 Upper frame indoor side downward extending wall part (downward extending plate), 312, 412 Upper rail guide (rail accommodating guide part) , 625 Upper protrusion (projection, first protrusion, second protrusion), 622 Upper plate (upper plate)
Claims (5)
上枠を有する枠体と、
前記枠体内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子と、を備え、
前記上枠は、下方に突出する下方突出レールを有し、
前記障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して該障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部と、該障子におけるスライド移動の移動方向の端部の上端に設けられ上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して該障子の振れを抑制する振れ止め部材と、を有し、
前記振れ止め部材は、上方に突出する突出部を有する、内窓。 It is an inner window placed on the indoor side of the outer window.
A frame body with an upper frame and
It is equipped with a shoji that is placed inside the frame and can be slid laterally.
The upper frame has a downward projecting rail that projects downward, and the upper frame has a downward projecting rail.
The shoji has a rail accommodating guide portion that opens upward and accommodates at least a part of the downward projecting rail to guide the lateral slide movement of the shoji, and a rail accommodating guide portion in the moving direction of the slide movement in the shoji. It has a steady rest member provided at the upper end of the end portion, which opens upward and accommodates at least a part of the downward protruding rail to suppress the runout of the shoji.
The steady rest member is an inner window having a protrusion protruding upward.
前記突出部は、前記振れ止め部材のU字の開放する一対の上端のうち一方側の上端から上方に突出する第1突出部及び他方側の上端から上方に突出する第2突出部の少なくともいずれかを有する、請求項1又は2に記載の内窓。 The steady rest member is formed in a U-shape in cross-sectional view in which the cross-sectional shape when cut along the prospective direction opens upward.
The protrusion is at least one of a first protrusion that protrudes upward from the upper end of one side and a second protrusion that protrudes upward from the upper end of the other side of the pair of open upper ends of the U-shape of the steady rest member. The inner window according to claim 1 or 2, which has a sill.
前記振れ止め部材は、前記下方突出レールと前記レール収容ガイド部との掛かりが少なくなった場合に、前記下方延出板の下方において外部に一部が露出される振れ止め部材本体を有し、
前記振れ止め部材本体は、少なくとも一部又は全部が、警告表示色の材料で形成若しくは警告表示色に着色された部品により構成される、請求項1~3のいずれかに記載の内窓。 The upper frame has a downward extending plate extending downward on the indoor side.
The steady rest member has a steady rest member main body whose part is exposed to the outside below the downward extension plate when the engagement between the downward protruding rail and the rail accommodating guide portion is reduced.
The inner window according to any one of claims 1 to 3, wherein the steady rest member main body is formed of at least a part or a whole of a part made of a material having a warning display color or colored with a warning display color.
前記上板部及び前記突出部のいずれか一方又は両方は、警告表示色の材料で形成若しくは警告表示色に着色されている、請求項4に記載の内窓。 The steady rest member main body has an upper plate portion arranged on the upper side and the protruding portion protruding upward from the upper plate portion.
The inner window according to claim 4, wherein either or both of the upper plate portion and the protruding portion are formed of a material having a warning display color or colored in a warning display color.
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