JP2022070637A - vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、前輪と後輪とを有する車両に関する。 The present invention relates to a vehicle having front wheels and rear wheels.
この種の車両として、従来、折り畳み可能に構成されるとともに、折り畳んだ状態で起立させて運搬するように構成された電動車両が知られている(例えば特許文献1参照)。また、折り畳み可能に構成された自転車も知られている(例えば特許文献2参照)。 As a vehicle of this type, there is conventionally known an electric vehicle configured to be foldable and to be erected and transported in a folded state (see, for example, Patent Document 1). A foldable bicycle is also known (see, for example, Patent Document 2).
しかしながら、上記特許文献1記載の車両では、ユーザが車両を折り畳んで運搬等する際に、車輪に手や衣服等が触れて汚れてしまうおそれがある。一方、上記特許文献2記載の自転車は、折り畳み状態の自転車全体にシートカバーを被せるように構成される。このため、大型のシートカバーを別途準備する必要があり、シートカバーの管理が面倒である。
However, in the vehicle described in
本発明の一態様は、走行姿勢と非走行姿勢とに姿勢変更可能に構成された車両であって、前輪および後輪と、前輪および後輪の少なくとも一方の車輪の周方向の第1領域と第2領域とを有する外周面のうち、走行姿勢において第1領域を覆い、かつ、第2領域を露出するように設けられたフェンダーと、非走行姿勢において第2領域を覆うように設けられるカバー部と、を備える。 One aspect of the present invention is a vehicle configured to be able to change its posture between a running posture and a non-running posture, and has a front wheel and a rear wheel, and a first region in the circumferential direction of at least one of the front wheel and the rear wheel. Of the outer peripheral surfaces having the second region, a fender provided so as to cover the first region in the running posture and expose the second region, and a cover provided so as to cover the second region in the non-running posture. It is equipped with a department.
本発明によれば、大型のシートカバー等を別途準備することなく、車両の運搬等をする際に、車輪に手や衣服等が触れて汚れることを防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent the wheels from being soiled by touching the wheels when the vehicle is transported or the like without separately preparing a large seat cover or the like.
以下、図1A~図11を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両は、単一の前輪と左右一対の後輪とを有する三輪車両であり、ユーザが立位姿勢で乗車可能に構成される。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1A to 11. The vehicle according to the embodiment of the present invention is a three-wheeled vehicle having a single front wheel and a pair of left and right rear wheels, and is configured so that the user can ride in a standing posture.
図1A,図1Bは、それぞれ本発明の実施形態に係る車両100の全体構成を示す斜視図であり、車両利用時における車両100の走行姿勢、すなわち走行可能な姿勢を示す。なお、走行不能な姿勢を非走行姿勢と呼ぶ。以下では、図示のように車両100の前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。図1Aは、車両100を左斜め前方から見た図であり、図1Bは、車両100を斜め後方から見た図である。
1A and 1B are perspective views showing the overall configuration of the
図1A,図1Bに示すように、車両100は、前輪1および後輪2と、車両100の骨格を構成するフレームFLとを有し、車両100の左右方向の中心を通る中心線CL1(図1B)を基準にして全体が左右対称に構成される。より詳しくは、前輪1は、中心線CL1に沿って配置され、左右の後輪2は中心線CL1を挟んで左右対称位置に配置される。前輪1は後輪2と同径である。なお、前輪1は後輪2よりも小径または大径であってもよい。フレームFLは、前輪1から後輪2にかけて延在するメインフレーム10と前輪1の上方に立設された縦フレーム20とを有する。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
メインフレーム10は、前輪1の上方から後方に延在する前フレーム11と、前フレーム11に連なり後輪2にかけて延在する後フレーム12とを有する。前フレーム11は、前輪1の外周面に沿って前輪1の上方から後方にかけて略円弧状に形成された、前輪1よりも左右方向幅広の円弧部111と、円弧部111の後端部から略水平に(厳密には後方にかけて緩やかな下り勾配で傾斜して)後方に延在する平板部112とを有する。円弧部111の前端部には、上下方向に貫通した略円筒形状のパイプ支持部113が設けられる。
The
縦フレーム20は、上端部が下端部よりも後方に位置するように軸線CL2(図1A)に沿って傾斜して延在する略円筒形状の縦パイプ21を有する。縦パイプ21は、パイプ支持部113を貫通してメインフレーム10の前端部に軸線CL2を中心に回転可能に支持される。縦パイプ21の上端部には、ハンドル23が取り付けられ、下端部にはフロントフォーク24が固定される。
The
前輪1の回転軸1aは、左右一対のフロントフォーク24により回転可能に支持される。前輪1は、ハンドル23の回動操作(操舵)により転舵される。ハンドル23は左右方向に略直線状に延在するバーハンドルであり、ハンドル23の左右両端部には、ユーザによって把持される樹脂製ないしゴム製のグリップ23aが設けられる。左右一対のフロントフォーク24の内側には、前輪1の上方から後方にかけて、前輪1の周囲を覆うように略円弧状のフロントフェンダー(単にフェンダーとも呼ぶ)25が配置される。フェンダー25は、縦パイプ21の下端部またはフロントフォーク24により支持される。フェンダー25の破損を防止するため、フェンダー25は、その前端部が前輪1の前端部よりも後方に位置するように設けられる。
The
詳細な図示は省略するが、前輪1の内側には、走行モータ4(インホイールモータ)と、ブレーキユニット5とが収納される。例えば左側に走行モータ4が、右側にブレーキユニット5がそれぞれ配置される。車両100は、走行モータ4の駆動により走行する電動車両として構成される。ブレーキユニット5は、例えばドラムブレーキを構成するドラムブレーキユニットとして構成される。なお、後輪2にも同様にブレーキユニット5が設けられる。これらブレーキユニット5は、ハンドル23のグリップ23aの前方に設けられたブレーキレバー23bの操作により作動し、前輪1および後輪2に制動力が付与される。なお、電動機としての走行モータ4は前輪1でなく後輪2内、または前輪1と後輪2の双方に設けられてもよい。これにより、車両100の牽引能力や登坂能力を向上することができる。
Although detailed illustration is omitted, the traveling motor 4 (in-wheel motor) and the
縦パイプ21の後面には、ホルダを介して縦長形状のバッテリ6が支持される。バッテリ6は、走行モータ4に供給される電力が蓄えられるリチウムイオン電池などの二次電池であり、バッテリ6は縦フレーム20内を通る電力線を介して走行モータ4に接続される。バッテリ6から走行モータ4に供給される電力は、不図示の電力制御ユニットにより制御される。なお、バッテリ6は縦パイプ21の内部に配置されてもよく、メインフレーム10等、他の構造部材の周辺に配置されてもよい。
A vertically
図示は省略するが、ハンドル23には、メイン電源のオンオフを指令するスタータスイッチや右左折を報知するウィンカースイッチ、走行指令を入力するアクセルレバーなどが、ユーザにより操作可能に設けられる。バッテリ残容量や設定車速等の車両情報を表示する表示部を設けることもできる。ハンドル23の下方には、ウィンカースイッチの操作により点滅する左右一対のウィンカーランプ26が設けられる。縦パイプ21の上端部には前照灯27が設けられる。
Although not shown, the
図1Bに示すように、後フレーム12は、平板部112と略平行に、すなわち前方がやや上り勾配で傾斜して前後方向に延在する略円筒形状の中央フレーム121と、中央フレーム121の左右側面にそれぞれ接合され、左右方向に略水平に延在する略板状の左右一対の支持フレーム122とを有する。左右の支持フレーム122の上面には、前後方向に延在する左右一対のサイドフレーム、より詳しくは車幅方向内側の内サイドフレーム123と車幅方向外側の外サイドフレーム124とがそれぞれ接合される。
As shown in FIG. 1B, the
右側の内サイドフレーム123と外サイドフレーム124との間に右側の後輪2が配置され、右側の後輪2の回転軸2aはこれらサイドフレーム123,124により回転可能に支持される。同様に、左側の内サイドフレーム123と外サイドフレーム124との間に左側の後輪2が配置され、左側の後輪2の回転軸2aはこれらサイドフレーム123,124により回転可能に支持される。
The right
中央フレーム121の左右両側には、前後方向および左右方向に延在する平面視略矩形状の板材であるステップ(足置き)13がそれぞれ配置される。左右のステップ13は、それぞれサイドフレーム123,124上に配置され、サイドフレーム123,124により支持される。左右のステップ13は、立位姿勢のユーザPSが両足を載せる載置部を構成し、ステップ13の上面(載置面)は、路面と平行な水平面として構成される。ステップ13は、ユーザの足裏全体が載置可能なようにその前後方向の長さと左右方向の幅とが規定される。
Steps (foot rests) 13, which are substantially rectangular plates extending in the front-rear direction and the left-right direction, are arranged on the left and right sides of the
左右のステップ13の後方には、後輪2の前方から上方にかけて後輪2の周囲を覆うようにそれぞれリアフェンダー(単にフェンダーとも呼ぶ)14が配置される。フェンダー14は、後輪2の上方かつ後方に突設された左右一対のスタンド15により支持される。右側のフェンダー14の右端面から左側のフェンダー14の左端面までの長さは、ハンドル23の右端部から左端部までの長さよりも短く、車両100の最大幅はハンドル23によって規定される。
Behind the left and
左右のフェンダー14の間には、連結プレート16が介装される。連結プレート16は、左右方向に延在し、その左右両端部はフェンダー14に固定される。連結プレート16の後面の左右方向中央部には、ブレーキユニット5の作動時に点灯するブレーキランプ17が設けられる。左右のフェンダー14の後端部には、ウィンカースイッチの操作により点滅する左右一対のウィンカーランプ18が設けられる。
A connecting
図1Aに示すように、メインフレーム10の前フレーム11と後フレーム12とは、揺動部30を介して連結される。すなわち、前フレーム11は、後フレーム12に対し揺動部30を介して左右方向揺動可能に連結される。揺動部30は、前フレーム11の平板部112の底面に固定されたナイトハルトゴムばね31を有する。
As shown in FIG. 1A, the
図2は、揺動部30に設けられるナイトハルトゴムばね31の概略構成を示す図である。図2に示すように、ナイトハルトゴムばね31は、平板部112の底面に固定された断面略矩形枠状のケース311に内蔵される。ケース311内には、後フレーム12の中央フレーム121と一体に設けられ、中央フレーム121の中心線CL3に沿って延在するシャフト312が配置される。なお、中央フレーム121の前端部をシャフト312として用いてもよい。ナイトハルトゴムばね31は、シャフト312と一体に回転可能なようにシャフト312にスプライン結合された略菱形のカムブロック313と、カムブロック313の凹状に形成された各面に対向して配置されたゴムローラ314とを有する。
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of a
図2は、前フレーム11が揺動していない初期状態であり、このとき図1A,図1Bに示すように縦フレーム20は傾斜せず、車両100は基準姿勢である。この初期状態からケース311にトルクが作用して、ケース311が中心線CL3を中心に回動すると、ケース311とカムブロック313との間でゴムローラ314が押圧されて弾性変形し、ゴムローラ314が楕円になる。このとき、前フレーム11が縦フレーム20とともに揺動し、車両100は傾斜姿勢となる。この場合、ケース311の回転角が大きくなるに従い、ケース311に対する回転抵抗は大きくなる。ケース311に作用するトルクが0になると、ゴムローラ314は、弾性力により元の形状に復帰し、前フレーム11は基準姿勢に戻る。
FIG. 2 shows an initial state in which the
このようにメインフレーム10の前フレーム11を、揺動部30を介して揺動可能に設けることで、立位姿勢で車両100に乗車するユーザは車両100を左右方向に容易に旋回することができる。例えば、ユーザは車両100を左右方向に旋回するとき、膝および足首を軽く曲げて上半身を左右に傾ける。これにより、後フレーム12と一体のステップ13が水平に保たれたまま、ステップ13に両足を載せた安定した姿勢で、前フレーム11と一体に縦フレーム20を揺動させ、前輪1を左右に傾斜させることができる。その結果、車両100をスムーズに旋回させることができ、旋回性が向上する。
By providing the
また、揺動部30にナイトハルトゴムばね31が設けられることで、基準姿勢から前フレーム11を左右に揺動させた際に、前フレーム11に復元力が作用し、前フレーム11の揺動を良好に抑えることができる。なお、ナイトハルトゴムばね31ではなく、コイルばね等の弾性部材により、前フレーム11に復元力を作用させるようにしてもよい。すなわち、ダンパ部材の構成はナイトハルトゴムばね31に限らない。
Further, since the
図示は省略するが、立位姿勢のユーザの自重によりステップ13に作用する荷重点(足裏から作用する荷重の中心点)は、平面視で前輪1の接地点と左右一対の後輪2のそれぞれの接地点とを結ぶ三角形の領域内に位置する。これにより、走行中および停車中のいずれにおいても、ユーザは車両100に安定した姿勢で乗車することができる。
Although not shown, the load point acting on
本実施形態に係る車両100は、折り畳み可能に設けられる。より詳しくは、図1Aに示すように、縦パイプ21には、パイプ支持部113よりも上方において、縦パイプ21の上部(上パイプ部211と呼ぶ)を縦パイプ21の下部(下パイプ部212と呼ぶ)に対して後方に回動可能に支持する回動支持部40が設けられる。
The
図3は、回動支持部40の概略構成を示す図である。図3に示すように、上パイプ部211の下端部には後方に向けてブラケット211aが突設され、ブラケット211aは、下パイプ部212の上端部の後端部に、左右方向に延在するピン41を支点にして前後方向に回動可能に支持される。さらに上パイプ部211の下端部には、ブラケット211aの上方における後端部に、左右方向に延在するピン42を支点にして前後方向に回動可能にレバー43が支持される。レバー43の下端部には、左右方向に延在するピン44を支点にして前後方向に延在するロッド45の後端部が連結される。ロッド45は、上パイプ部211の下端部と下パイプ部212の上端部との間を前後方向に移動可能に設けられる。
FIG. 3 is a diagram showing a schematic configuration of the
ロッド45の前端部には、下パイプ部212の上端部の前面に設けられた係合凹部212aに係合する凸部45aが後方に向けて突設される。図3に実線で示すように、レバー43が上パイプ部211の後面に接近するように上方に回動された初期状態では、ロッド45が後方に引動され、凸部45aが係合凹部212aに係合する。このとき、ピン41を支点にした上パイプ部211の後方への回動が阻止される(ロック状態)。このため、縦パイプ21は、図1Aの軸線CL2に沿った立設状態で固定され、車両100は走行姿勢となる。
At the front end of the
この回動ロック状態から、図3に二点鎖線で示すように、レバー43が下方(矢印A方向)に回動操作されると、ピン44が前方に移動し、ロッド45が前方に押動される。これにより、ロッド45の凸部45aと係合凹部212aとの係合が解除される(アンロック状態)。その結果、ピン41を支点にして上パイプ部211が後方(矢印B方向)に回動可能となり、車両100を折り畳み姿勢とすることができる。
From this rotation locked state, as shown by the alternate long and short dash line in FIG. 3, when the
図4は、折り畳み姿勢の車両100の全体構成を示す斜視図である。なお、図4の前後方向、左右方向および上下方向の各方向は、図1A,図1Bに示した方向と一致する。折り畳み姿勢は、車両100の非走行姿勢に含まれる。図4に示すように、折り畳み姿勢においては、上パイプ部211が回動支持部40を支点にして最大に後方に回動され、上パイプ部211とメインフレーム10(前フレーム11、後フレーム12)とが略平行になる。より厳密には、上パイプ部211は左右の後輪2の間に挿入され、上パイプ部211の先端部(図4の後端部)は基端部(ピン41)よりも下方に位置し、上パイプ部211は、後方にかけて緩やかな下り勾配で傾斜する。
FIG. 4 is a perspective view showing the overall configuration of the
このとき、左右のグリップ23aは左右のフェンダー14の上面にそれぞれ当接する。これにより、折り畳み姿勢においてグリップ23aが汚れることを防止することができる。また、車両100を折り畳み姿勢にするときは、ユーザがグリップ23aを把持してハンドル23をフェンダー14の近傍まで移動させるが、後輪2はフェンダー14で覆われている。このため、車両100を折り畳み姿勢にする際に、ユーザの手が後輪2の表面に触れることを防止することができる。なお、図示は省略するが、折り畳み姿勢のハンドル23は、フック部材や結束バンド等により、フェンダー14、スタンド15または連結プレート16に結合される。
At this time, the left and
前輪1の上方には、取っ手114が配置される。取っ手114は、左右方向に延在するグリップ部114aと、グリップ部114aの左右両端部から後方に延在する左右一対のステイ114bとを有し、全体が平面視略コ字状を呈する。ステイ114bの後端部は、前フレーム11の前端部の左右側面にボルトなどにより固定される。折り畳み姿勢とされた車両100は、取っ手114を把持して前輪1側を上方に持ち上げることで、後輪2を支点にして立ち上がり、起立姿勢とすることができる。
A
図5は、起立姿勢の車両100の全体構成を示す斜視図である。なお、図5の前後方向、左右方向および上下方向の各方向は、図1A,図1Bに示した方向と一致する。起立姿勢は、車両100の非走行姿勢に含まれる。また、起立姿勢では車両100が折り畳まれた状態であり、起立姿勢は折り畳み姿勢に含まれる。図5に示すように、起立姿勢においては、左右の後輪2と、後輪2の後方の左右のスタンド15の先端部(接地部151)とが地面Gに接地し、車両100は4点支持で起立する。このとき、メインフレーム10は略鉛直方向に立設し、前輪1は後輪2の鉛直上方に位置する。一方、縦フレーム20は、メインフレーム10の後方に位置し、車両100の重心は後輪2の接地位置よりも後方にある。したがって、図示のように後輪2の後方にスタンド15が突出して設けることで、車両100を安定して起立姿勢に保持することができる。
FIG. 5 is a perspective view showing the overall configuration of the
車両100を運搬する場合、ユーザは、起立姿勢の車両100の取っ手114を把持し、後輪2を支点にして車両100を前方(矢印A方向)に傾ける。これにより、スタンド15の接地部151が地面Gから離れ、ユーザは、後輪2を転がしながら車両100を容易に前方に運搬することができる。
When transporting the
ところで、車両100を運搬するために取っ手114を把持すると、ユーザの手が前輪1に触れて、ユーザの手が汚れるおそれがある。あるいは、車両100が起立姿勢のまま保持されると、前輪1にユーザの手や物(衣服等)が触れて汚れるおそれがある。これを防止するために、車両全体あるいは前輪全体を覆うようなシートカバーを別途設けると、シートカバーを別途管理する必要があり、管理が面倒である。そこで、本実施形態では、前輪1の周囲を必要に応じて容易に覆うことができるよう、以下のようにカバーを構成する。
By the way, when the
以下では、図5に示すように、前輪1の外周面の領域のうち、フェンダー25により覆われる領域を第1領域AR1と呼び、外部に露出する領域を第2領域AR2と呼ぶ。第1領域AR1は、起立姿勢において後方から下方にかけての領域であり、第2領域AR2は、前方から上方にかけての領域である。
Hereinafter, as shown in FIG. 5, among the regions of the outer peripheral surface of the
図6は、フェンダー25の概略構成を示す縦断面図であり、前輪1の回転軸1aから径方向に延びる切断面に沿った断面図である。なお、図6では、縦パイプ21やフロントフォーク24、前フレーム11等の図示を省略する。図6に示すように、断面略円弧状のフェンダー25の左右両端部には、径方向内側かつ左右方向内側に向けてガイド25aが突設される。フェンダー25の径方向内側かつガイド25aの内側領域には、フェンダー25の内周面およびガイド25aに沿って移動可能にカバー250が設けられる。
FIG. 6 is a vertical cross-sectional view showing a schematic configuration of the
カバー250は、樹脂材により構成された径方向外側および内側の外カバー251および内カバー252を有する。外カバー251と内カバー252とは、それぞれフェンダー25に対応して略円弧状に形成されるとともに、フェンダー25と周方向ほぼ同一長さを呈する。フェンダー25とカバー250には、フェンダー25に対する外カバー251のスライド移動および外カバー251に対する内カバー252のスライド移動を制限するための左右一対のストッパSP1,SP2が設けられる。図7は、ストッパSP1,SP2の概略構成を示す図6のVII-VII線に沿った断面図である。
The
図6,図7に示すように、フェンダー25の内周面には、左右2箇所のストッパSP1の位置に、それぞれ回転軸1aを中心とした周方向に沿ってガイド溝25bが設けられる。ガイド溝25bは、フェンダー25の周方向一端部(図5の起立姿勢における上端部)における制限部25cに至るまで形成される。外カバー251の外周面の周方向一端部には、ガイド溝25bに挿入される突起部251aが設けられる。図7に示すように、ストッパSP1は突起部251aと制限部25cとを有し、突起部251aが制限部25cに当接することで、フェンダー25に対する外カバー251の周方向一方側の移動が制限される。
As shown in FIGS. 6 and 7, guide
図6、図7に示すように、外カバー251の内周面には、左右2箇所のストッパSP2の位置に、それぞれ回転軸1aを中心とした周方向に沿ってガイド溝251bが設けられる。ガイド溝251bは、外カバー251の周方向一端部の制限部251cに至るまで形成される。内カバー252の外周面の周方向一端部には、ガイド溝251bに挿入される突起部252aが設けられる。図7に示すように、ストッパSP2は突起部252aと制限部251cとを有し、突起部252aが制限部251cに当接することで、外カバー251に対する内カバー252の周方向一方側の移動が制限される。
As shown in FIGS. 6 and 7, guide
図8は、カバー250の動作を説明する図であり、起立姿勢におけるフェンダー25とカバー250の構成を概略的に示す側面図である。図8に示すように、フェンダー25は、周方向所定範囲にわたって設けられる。より詳しくは、フェンダー25は、90°より大きく180°より小さい所定範囲の角度(例えば120°程度)にわたって設けられる。
FIG. 8 is a diagram illustrating the operation of the
図8に二点鎖線で示すように、車両100が起立姿勢にされた直後は、走行姿勢(図1A)におけるのと同様、カバー250はフェンダー25の内側に格納される。したがって、カバー250は、フェンダー25と同様、前輪1の外周面の第1領域AR1を覆い、カバー250の周方向一端部および他端部は、いずれもフェンダー25の周方向端部よりも周方向内側に位置する。この状態では、前輪1の第2領域AR2、すなわち前輪1の前方および上方が露出する。この場合のカバー250の位置を、第1位置P1と呼ぶ。
As shown by the two-dot chain line in FIG. 8, immediately after the
この状態から、ユーザはフェンダー25の内側のカバー250の先端部を把持して、カバー250を、フェンダー25からを引っ張り出す。例えば内カバー252の内周面の先端部に設けられた凹部252bに指を引っ掛けて、カバー250を周方向(矢印A方向)に引っ張る。カバー250が周方向に最大に引っ張られると、図7に示すように、外カバー251の突起部251aがフェンダー25の制限部25cに当接し、内カバー252の突起部252aが外カバー251の制限部251cに当接する。
From this state, the user grips the tip of the
これにより、図8に示すように、カバー250の周方向の移動がストッパSP1,SP2により制限されながら、フェンダー25の周方向外側における前輪1の外周面の第2領域AR2を覆う位置まで、カバー250を最大に引っ張り出すことができる。その結果、前輪1の周方向全域を、フェンダー25とカバー250とにより覆うことができる。この場合のカバー250の位置を、第2位置P2と呼ぶ。なお、図示は省略するが、フェンダー25の端部に内カバー252の先端部が連結される連結部253を設け、連結部253を介してカバー250を第2位置P2に固定するようにしてもよい。
As a result, as shown in FIG. 8, the
以上のように、フェンダー25の内側にスライド可能に伸縮式のカバー250を設け、前輪1の周方向全域を覆うように構成することで、前輪1に手や衣服等が触れることなく、取っ手114を把持して車両100を容易に運搬することができる。なお、車両100を走行姿勢とするために、カバー250を第2位置P2から第1位置P1に移動する場合には、カバー250を押し込んでフェンダー25の内側にスライド移動させればよい。
As described above, the slidable
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態に係る車両は、走行姿勢と非走行姿勢(折り畳み姿勢、起立姿勢)とに姿勢変更可能に構成される(図1A,図4,図5)。この車両100は、前輪1および後輪2と、前輪1の周方向の第1領域AR1と第2領域AR2とを有する外周面のうち、走行姿勢において第1領域AR1を覆い、かつ、第2領域AR2を露出するように設けられたフェンダー25と、非走行姿勢において第2領域AR2を覆うように設けられるカバー250と、を備える(図6~図8)。
According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The vehicle according to the present embodiment is configured so that the posture can be changed into a running posture and a non-running posture (folding posture, standing posture) (FIGS. 1A, 4 and 5). The
これにより、例えば起立姿勢において、前輪1の周方向全域をフェンダー25とカバー250とで覆うことができる。したがって、ユーザは起立姿勢の車両100の前輪1に誤って手や衣服等を触れることなく、車両100を容易に運搬することができ、車両100の取り扱いが容易である。カバー250は、フェンダー25と一体に設けられるので、カバー250の管理が容易である。すなわち、例えばカバー250を車両100の別部材として設けると、カバーを別途管理する必要があり、面倒であるが、本実施形態では、そのような管理が不要である。
Thereby, for example, in the standing posture, the entire circumferential direction of the
(2)非走行姿勢は、後輪2が接地され、かつ、前輪1が後輪2の上方に配置された、車両100を運搬可能な運搬姿勢、すなわち図5の起立姿勢から車両100を矢印A方向に傾けて、スタンド15の接地部151を地面Gから浮かせた状態の姿勢を含む(図5)。カバー250は、運搬姿勢において第2領域AR2を覆うように設けられる。これにより、車両100の運搬時に前輪1が露出することを防ぐことができる。
(2) In the non-traveling posture, the
(3)車両100は、前輪1および後輪2を回転可能に支持するフレームFLと、フレームFLに設けられるとともに、フェンダー25の径方向外側に配置され、車両100の運搬時にユーザにより把持される取っ手114と、をさらに備える(図1A,図5)。このように前輪1の近傍に取っ手114が設けられると、取っ手114を把持して車両100を運搬する際に、ユーザの手や衣服等が前輪1に触れやすいが、カバー250を設けることで、前輪1に手や衣服等が触れることを確実に防止できる。
(3) The
(4)カバー250は、第2領域AR2を露出する第1位置P1から第2領域AR2を覆う第2位置P2までフェンダー25に周方向にスライド可能に設けられる(図6~図8)。すなわち、カバー250はスライド部材として構成される。これにより、簡易な構成で、カバー250を第1位置P1から第2位置P2に容易に移動することができる。カバー250を第2位置に移動した場合には、フェンダー25とともに前輪1の全周を覆うことができる。
(4) The
上記実施形態は、種々の形態に変更することができる。以下、いくつかの変形例について説明する。上記実施形態では、外カバー251と内カバー252とによりカバー250を構成した。すなわち、径方向に積層された伸縮可能な一対のスライド部材によりカバー250を構成したが、径方向に積層された伸縮可能な3個以上のスライド部材によりカバー部を構成してもよい。フェンダー25の角度は180°より大きくてもよく、この場合には、単一のスライド部材によりカバー部を構成してもよい。
The above embodiment can be changed to various forms. Hereinafter, some modification examples will be described. In the above embodiment, the
上記実施形態では、カバー250の周方向の移動を制限するストッパSP1,SP2を周方向2箇所に設けたが、周方向1箇所または周方向3か所以上に設けてもよい。上記実施形態では、フェンダー25とカバー250とにより前輪1の全周を覆うようにしたが、全周ではなく手や衣服等が触れやすい一部の領域をカバー部で覆うようにしてもよい。フェンダー25の径方向内側でなく径方向外側に、スライド可能なカバー部を設けるようにしてもよい。
In the above embodiment, the stoppers SP1 and SP2 that limit the movement of the
上記実施形態では、フェンダー25に沿ってカバー250を第1位置P1から第2位置P2に移動して、前輪1の外周面の第2領域AR2を覆うようにしたが、フェンダー自体を移動して第2領域AR2を覆うようにしてもよい。以下、この点について、図9A,図9Bおよび図10を用いて説明する。図9Aおよび図9Bは、それぞれ走行姿勢および起立姿勢における前輪1の周囲の概略構成を示す側面図である。
In the above embodiment, the
図9Aに示すように、フェンダー25は、前輪1の外周面に対向して円弧状に形成された円弧部254と、前輪1の回転軸1aの周囲に設けられたディスク部255と、前輪1の左右両側において、円弧部254とディスク部255とを接続する連結部256とを有する。連結部256は、例えば周方向2箇所に設けられる。
As shown in FIG. 9A, the
ディスク部255は、前輪1のホイール1bの左右方向両側に配置される。左右のディスク部255のうち、少なくとも一方のディスク部(例えば左側のディスク部)255には、互いに所定角度(例えば180°程度)だけ隔てて周方向2箇所にロック孔255a,255bが設けられる。すなわち、第1ロック孔255aと第2ロック孔255bとが設けられる。走行姿勢では、第1ロック孔255aにロックピン257が嵌合される。
The
図10は、図9AのX-X線に沿った断面図である。図10に示すように、ディスク部255は、軸受け259を介して回転軸1aに対し相対回転可能に支持される。これにより、フロントフォーク24に対するフェンダー25の相対位置を変更可能である。ロックピン257は、フロントフォーク24に左右方向にスライド可能に支持される。より詳しくは、ロックピン257は、大径部257aと、フロントフォーク24を貫通する小径部257bとを有し、小径部257bにストッパ257cが一体に取り付けられる。
FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 9A. As shown in FIG. 10, the
フロントフォーク24の右面には凹部24aが設けられ、凹部24aにストッパ257cが収容可能に配置される。凹部24aには、凹部24aの底面とストッパ257cの端面とに当接してばね(例えばコイルばね)258が収容される。これにより、ロックピン257はばね258により常時右方に付勢され、ロックピン257が第1ロック孔255aに嵌合される。その結果、フロントフォーク24に対するフェンダー25の相対位置が、走行姿勢において図9Aに示す第1位置P1に固定される。なお、第1位置P1では、フェンダー25の円弧部254の周方向一端部254a(前端部)は前輪1の前端部よりも後方に位置する。このため、走行時にフェンダー25の前端部が損傷することを抑制できる。
A
起立姿勢においては、ユーザは、ばね258の付勢力に抗してロックピン257を左方に引動し、ロックピン257を第1ロック孔255aから離脱する。次いで、図9Bに示す第2位置P2まで回転軸1aを中心にしてフェンダー25を回転し、ばね258の付勢力により第2ロック孔255bにロックピン257を嵌合する。これにより、起立姿勢においてフェンダー25を第2位置P2に固定することができる。
In the standing position, the user pulls the
フェンダー25が第2位置P2に位置するとき、フェンダー25の円弧部254の周方向一端部254a(下端部)は、前輪1の最前部よりも後方に位置し、円弧部254の周方向他端部254b(上端部)は、前輪1の最上部よりも下方に位置する。これにより、前輪1の外周面の前方から上方にかけての第2領域AR2の全体がフェンダー25により覆われる。このため、ユーザは前輪1に手や物が触れることなく、車両100を容易に運搬できる。
When the
このように図9A,図9B,図10に示す変形例では、車両100が、第1領域AR1を覆い、かつ、第2領域AR2を露出する第1位置P1から、第2領域AR2を覆い、かつ、第1領域AR1を露出する第2位置P2にかけて、フェンダー25を周方向に移動可能に支持する支持部(フェンダー支持部)、すなわちロック孔255a,255bが設けられたディスク部255やロックピン257等を備える。そして、第2領域AR2を覆うカバー部は、第2位置P2に位置するフェンダー25により構成される。これにより、カバー部を別途設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに、カバー部の管理も不要である。
As described above, in the modification shown in FIGS. 9A, 9B, and 10, the
前輪1を覆うカバー部を着脱可能に設けてもよい。図11は、その一例を概略的に示す前輪1の周囲の構成を示す側面図である。なお、図11は、車両100の起立姿勢に対応する。図11において、フェンダー25は鉄などの磁性体により構成される。縦パイプ21も磁性体により構成される。なお、フェンダー25の周方向両端部のみが磁性体により構成されてもよい。
A cover portion that covers the
カバー部は、可撓性を有する略帯状の防水シート50により構成され、フェンダー25の周方向一端部および他端部には、防水シート50が取り付けられる取付部25A,25Bが設けられる。より詳しくは、防水シート50の長手方向の両端部にはそれぞれ永久磁石51が装着され、永久磁石51を介して防水シート50がフェンダー25の外周面に取り付けられる。防水シート50の幅は前輪1の幅とほぼ等しい。
The cover portion is composed of a substantially strip-shaped
これにより、前輪1の外周面の全体をフェンダー25と防水シート50とにより覆うことができ、車両100の運搬時にユーザの手や衣服等が前輪1に触れることを防止できる。防水シート50は永久磁石51を有するので、防水シート50の着脱が容易である。走行姿勢時に、フェンダー25から取り外された防水シート50は、縦パイプ21の周囲に巻回し、磁力により縦パイプ21にくっつけた状態で保持することができる。これにより、防水シート50の管理が容易である。なお、走行姿勢において、防水シート50を車両100の他の位置に装着するようにしてもよい。
As a result, the entire outer peripheral surface of the
このように図11の変形例では、前輪1の外周面の第2領域AR2を覆う帯状の防水シート50によりカバー部を構成するとともに、フェンダー25の周方向一端部および他端部に、それぞれ防水シート50の周方向一端部および他端部が取り付けられる取付部25A,25Bが設けられる。これにより、簡易な構成で、車両100の運搬時に前輪1が露出することを防止できる。
As described above, in the modified example of FIG. 11, the cover portion is formed by the band-shaped
なお、フェンダー25の外周面ではなく内周面に取付部を設け、カバー部をフェンダーの内周面に取り付けるようにしてもよい。防水シート50の両端部に永久磁石を設けるのではなく、フェンダー25の両端部(取付部)に例えば係合部を設け、係合部を介してシート部材を取付可能としてもよい。したがって、シート部材の構成は上述したものに限らない。
It should be noted that the mounting portion may be provided on the inner peripheral surface of the
上記実施形態では、非走行姿勢としての起立姿勢において、後輪2の上方に前輪1が配置されるようにしたが、非走行姿勢の形態はこれに限らない。例えば前輪1の上方に後輪2が配置されるような姿勢とされてもよい。上記実施形態では、縦パイプ21に回動支持部40を設け、縦パイプ21を回動可能に構成したが、車両100を他の位置で折り畳み可能に構成してもよい。上記実施形態では、フェンダー25の径方向外側に配置されるようにフレームFL(メインフレーム10)の端部に取っ手114を設けたが、フレームに設けられる把持部の構成は上述したものに限らない。
In the above embodiment, the
上記実施形態および変形例では、前輪1の周囲に、非走行姿勢において第2領域AR2を覆うようにカバー250(図8)、フェンダー25(図9B)、防水シート50(図11)等のカバー部を設けるようにしたが、前輪1に代えて後輪2の周囲に、または前輪1と後輪2の両方にカバー部を設けるようにしてもよい。すなわち、前輪および後輪の少なくとも一方の車輪の外周面の第2領域を覆うようにカバー部を設けてもよい。なお、後輪の周囲にカバー部を設けることは、非走行姿勢において前輪を接地した状態で前輪の上方に後輪を配置するような姿勢とされるときに、特に有効である。
In the above embodiment and the modified example, a cover 250 (FIG. 8), a fender 25 (FIG. 9B), a waterproof sheet 50 (FIG. 11), and the like are covered around the
上記実施形態では、単一の前輪1と左右一対の後輪2とを有するように車両100を構成したが、単一の前輪と単一の後輪、あるいは一対の前輪と単一の後輪とを有するように車両を構成することもできる。なお、単一の前輪には、例えば1か所に設けられた一対の前輪、すなわちペア前輪も含まれる。
In the above embodiment, the
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。 The above description is merely an example, and the present invention is not limited to the above-described embodiments and modifications as long as the features of the present invention are not impaired. It is also possible to arbitrarily combine one or a plurality of the above-described embodiments and the modified examples, and it is also possible to combine the modified examples.
1 前輪、2 後輪、10 メインフレーム、25 フェンダー、250 カバー、50 防水シート、100 車両、114 取っ手、255 ディスク部、257 ロックピン、FL フレーム、AR1 第1領域、AR2 第2領域、P1 第1位置、P2 第2位置 1 front wheel, 2 rear wheel, 10 main frame, 25 fender, 250 cover, 50 tarpaulin, 100 vehicle, 114 handle, 255 disk part, 257 lock pin, FL frame, AR1 1st area, AR2 2nd area, P1 1st 1st position, P2 2nd position
Claims (6)
前輪および後輪と、
前記前輪および前記後輪の少なくとも一方の車輪の周方向の第1領域と第2領域とを有する外周面のうち、前記走行姿勢において前記第1領域を覆い、かつ、前記第2領域を露出するように設けられたフェンダーと、
前記非走行姿勢において前記第2領域を覆うように設けられるカバー部と、を備えることを特徴とする車両。 It is a vehicle configured so that the posture can be changed between a running posture and a non-running posture.
Front and rear wheels,
Of the outer peripheral surfaces having the first region and the second region in the circumferential direction of at least one of the front wheel and the rear wheel, the first region is covered and the second region is exposed in the traveling posture. With the fender provided like
A vehicle including a cover portion provided so as to cover the second region in the non-traveling posture.
前記非走行姿勢は、前記前輪および前記後輪のいずれか一方の車輪が接地され、かつ、いずれか他方の車輪が前記一方の車輪の上方に配置された、前記車両を運搬可能な運搬姿勢を含み、
前記カバー部は、前記運搬姿勢において前記第2領域を覆うように設けられることを特徴とする車両。 In the vehicle according to claim 1,
The non-running posture is a transport posture in which one of the front wheels and the rear wheels is grounded and the other wheel is arranged above the one wheel so that the vehicle can be carried. Including
The vehicle is characterized in that the cover portion is provided so as to cover the second region in the transport posture.
前記前輪および前記後輪を回転可能に支持するフレームと、
前記フレームに設けられるとともに、前記フェンダーの径方向外側に配置され、前記車両の運搬時にユーザにより把持される把持部と、をさらに備えることを特徴とする車両。 In the vehicle according to claim 2.
A frame that rotatably supports the front wheels and the rear wheels,
A vehicle provided on the frame and further provided with a grip portion which is arranged on the radial outer side of the fender and is gripped by a user when the vehicle is transported.
前記カバー部は、前記第2領域を露出する第1位置から前記第2領域を覆う第2位置まで前記フェンダーに周方向にスライド可能に設けられたスライド部材であることを特徴とする車両。 In the vehicle according to any one of claims 1 to 3,
The vehicle is characterized in that the cover portion is a slide member provided on the fender so as to be slidable in the circumferential direction from a first position that exposes the second region to a second position that covers the second region.
前記第1領域を覆い、かつ、前記第2領域を露出する第1位置から、前記第2領域を覆い、かつ、前記第1領域を露出する第2位置にかけて、前記フェンダーを周方向に移動可能に支持するフェンダー支持部をさらに備え、
前記カバー部は、前記第2位置に位置する前記フェンダーにより構成されることを特徴とする車両。 In the vehicle according to any one of claims 1 to 3,
The fender can be moved in the circumferential direction from the first position that covers the first region and exposes the second region to the second position that covers the second region and exposes the first region. Further equipped with a fender support to support the
The vehicle is characterized in that the cover portion is composed of the fender located at the second position.
前記カバー部は、前記車輪の外周面の前記第2領域を覆う帯状のシート部材であり、
前記フェンダーは、周方向一端部および他端部に、それぞれ前記シート部材の一端部および他端部が取り付けられる取付部を有することを特徴とする車両。 In the vehicle according to any one of claims 1 to 3,
The cover portion is a band-shaped seat member that covers the second region on the outer peripheral surface of the wheel.
The vehicle is characterized in that the fender has a mounting portion to which one end and the other end of the seat member are attached to one end and the other end in the circumferential direction, respectively.
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