JP2022070330A - Window structure - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、窓構造に関するものである。 The present invention relates to a window structure.
住宅などの建物には窓が設けられている。このような窓は、建物の壁部に取付けられる。壁部の屋内側の部分には、窓の外観意匠を構成する窓額縁が設置される。窓額縁は、上下の横枠材と、左右の縦枠材とを組合わせた矩形状のものとされている(例えば、特許文献1参照)。 Windows are provided in buildings such as houses. Such windows are mounted on the walls of the building. On the indoor side of the wall, a window frame that constitutes the exterior design of the window is installed. The window frame has a rectangular shape in which the upper and lower horizontal frame members and the left and right vertical frame members are combined (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上記した住宅の窓の構造(窓構造)には、以下のような問題があった。
即ち、これまで、窓額縁を構成する横枠材の外側面と内壁面材との間には、例えば、調整用の継部材を介在させるようにしていた。このように、横枠材の外側面と内壁面材との間に継部材を介在させた場合、壁部に対する横枠材の取付構造が複雑になるなどしていた。
However, the above-mentioned housing window structure (window structure) has the following problems.
That is, until now, for example, a joint member for adjustment has been interposed between the outer surface of the horizontal frame material constituting the window frame and the inner wall surface material. As described above, when the joint member is interposed between the outer surface of the horizontal frame material and the inner wall surface material, the mounting structure of the horizontal frame material to the wall portion becomes complicated.
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。 Therefore, the main object of the present invention is to contribute to the improvement of the above-mentioned problems.
上記課題に対して、本発明は、
上下の横枠材と、左右の縦枠材とを矩形状に組合わせて形成された窓額縁を、壁部に取付ける窓構造であって、
前記横枠材の外側面には、前記壁部を構成する内壁面材の裏面に当接される裏当材が立設され、
前記内壁面材は、端部が前記横枠材の外側面に直接突き当たる、または、近接するように設置され、裏面が前記裏当材に当接された状態で、前記壁部を構成する内壁窓横木桟に、前記裏当材と一緒に共締めされていることを特徴とする。
In response to the above problems, the present invention
It is a window structure in which a window frame formed by combining upper and lower horizontal frame materials and left and right vertical frame materials in a rectangular shape is attached to a wall portion.
On the outer surface of the horizontal frame material, a backing material that comes into contact with the back surface of the inner wall surface material constituting the wall portion is erected.
The inner wall surface is installed so that the end portion directly abuts or is close to the outer surface of the horizontal frame member, and the back surface thereof is in contact with the back material. It is characterized in that it is fastened together with the backing material to the window crosspiece.
本発明によれば、上記構成によって、窓額縁を構成する横枠材の外側面と内壁面材との間の継部材をなくして、窓構造を改善することなどができる。 According to the present invention, according to the above configuration, it is possible to improve the window structure by eliminating the joint member between the outer surface of the horizontal frame member constituting the window frame and the inner wall surface member.
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図14は、この実施の形態を説明するためのものである。
Hereinafter, the present embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 14 are for explaining this embodiment.
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。 <Structure> Hereinafter, the configuration of this embodiment will be described.
住宅などの建物1には窓2が設けられている。このような窓2は、建物1の壁部6に取付けられる。壁部6の屋内側の部分には、窓2の外観意匠を構成する窓額縁5が設置される。窓額縁5は、上下の横枠材3(または、上枠、下枠)と、左右の縦枠材4(または、左枠、右枠)とを組合わせた矩形状のものとされる。
A
なお、以下の説明では、壁部6と面直な方向を、壁部6の内外方向Xとし、内外方向Xに対して直交する二方向をそれぞれ左右方向Y、上下方向Zとする。左右方向Yは壁部6の面に沿った水平方向、上下方向Zは、鉛直上下に向いた方向である。
In the following description, the direction perpendicular to the
図1は窓2を取付ける建物1の壁部6の様子を示している。
FIG. 1 shows the state of the
建物1は、どのような構造のものであっても良い。窓2は、主に、屋外と屋内との両方に面した壁部6に設けられる。窓2は、壁部6に形成した開口部11に設置される。
The
壁部6は、建物1の側面を構成する縦の面(壁)である。壁部6の屋内側の部分は、少なくとも床面(FL)から天井(CL)までの高さを有している。屋内側は、壁部6の屋内に面した側のことである。屋外側は、壁部6の屋外に面した側のことである。壁部6の屋内側の面には、石膏ボードなどの内壁面材12が取付けられる。内壁面材12の表面には、最終的な仕上げが施される。最終的な仕上げは、例えば、壁紙、漆喰塗り、タイル貼り、石貼りなどとすることができる。
The
図では、開口部11は、壁部6の高さ方向の中間部の位置(真中よりも上側)に設けられている。開口部11の左右には、規格寸法のままの大きさの内壁面材12が取付けられている。開口部11の上下には、開口部11に合わせて丁度良い大きさに切断した内壁面材12が取付けられている。そして、内壁面材12どうしの合わせ目などには、表面の凹凸をなくして、例えば、仕上用の壁紙をきれいに貼れるようにするためのパテ塗り作業が行われる。太い破線は、内壁面材12どうしの合わせ目に施工されるパテ塗り部13を示している。
In the figure, the
図2は、内壁面材12を付ける前の壁部6の様子を示している。
FIG. 2 shows the state of the
壁部6は、パネル14などによって構成することができ、内壁面材12を取付ける前のパネル14は、上下の横枠部材15と左右の縦枠部材16とからなる矩形状の木枠17と、木枠17の内部に適宜取付けられた補強用の横桟18および縦桟19を備えている。
The
開口部11は、木枠17の内部に上下に間隔を有して設置された一対の内壁窓横木桟21の間に形成される。内壁窓横木桟21は、横桟18の一部を構成するものとして木枠17の内部に設けられる。内壁窓横木桟21の延設方向の端部とパネル14の縦枠部材16との間には、必要に応じて、段差吸収用のスペーサ23が設けられる。また、内壁窓横木桟21の上下には、縦桟19として内壁窓縦木桟22が適宜設置される。
The
図3は、窓2の周辺を拡大した壁部6の縦断面図である。
FIG. 3 is a vertical cross-sectional view of the
壁部6の屋外側の面には、外壁材25が取付けられている。開口部11の屋外側には、窓サッシ26(サッシ枠およびサッシ窓)が取付けられる。そして、開口部11の(窓サッシ26よりも)屋内側に、上記した窓額縁5が取付けられる。窓額縁5は、上記したように、上下の横枠材3と、左右の縦枠材4とを矩形状に組合わせて形成されたものとなっている。窓サッシ26のサッシ枠と窓額縁5とは、壁部6の内外方向Xの中間部で連結され、ネジなどの締結固定部材28で固定されている。
An
横枠材3は、左右方向Yに対してほぼ水平に延びる横向きの長尺材である。上下の横枠材3は、互いに上下に間隔を有して平行に設置される。
The
縦枠材4は、ほぼ上下方向Zに延びる縦向きの長尺材である。左右の縦枠材4は、互いに左右に間隔を有して平行に設置される。
The
窓額縁5は、窓2の屋内側の外観意匠を構成するための木製の化粧枠である。窓額縁5は、縦枠材4の上下端部の内側に、横枠材3の左右端部を横から直接当接して、縦枠材4の上下端部と横枠材3の左右端部とをネジなどの締結固定部材27(図4)で、外側から横方向に直接締結固定することによって一体化されて、矩形状に組み立てられる。ただし、窓額縁5は、横枠材3の左右端部の内側に、縦枠材4の上下端部を上下に直接当接して、横枠材3の左右端部と縦枠材4の上下端部とをネジなどの締結固定部材27で、外側から縦方向に直接締結固定するようにしても良い。
The
上記のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えることができる。 In contrast to the above basic configuration, in this embodiment, the following configuration can be provided.
(1)図3(~図5)に示すように、
横枠材3の外側面3aには、壁部6を構成する内壁面材12の裏面12aに当接される裏当材33が立設される。
内壁面材12は、端部12bが横枠材3の外側面3aに直接突き当たる、または、(端部12bが横枠材3の外側面3aに)近接するように設置され、裏面12aが裏当材33に当接された状態で、壁部6を構成する内壁窓横木桟21に、裏当材33と一緒に共締めされている。
(1) As shown in FIG. 3 (to FIG. 5)
On the
The inner
ここで、横枠材3の外側面3aは、横枠材3における窓額縁5の外周側に向いた面のことである。具体的には、上側の横枠材3(上枠材)の上面、下側の横枠材3(下枠材)の下面が、横枠材3の外側面3aとなる。
Here, the
内壁面材12は、窓額縁5の上下に位置して、開口部11に合わせて丁度良い大きさに切断されて取付けられる石膏ボードのことである。具体的には、上側の横枠材3の上側に設置される石膏ボード、下側の横枠材3の下側に設置される石膏ボードが、この場合の内壁面材12を指している。
The inner
裏面12aは、内壁面材12の屋外側に向いた面のことである。内壁面材12の屋外側の面の端部12b周辺が、裏当材33に当接される裏面12aの部分となる。
The
裏面12aの位置は、内壁面材12を壁部6に正しく設置したときの内壁面材12の裏面12aの内外方向Xの位置を規定する基準位置である。
The position of the
裏当材33は、内壁面材12の裏面12aを当てることで、内壁面材12の内外方向Xの位置出しを行うと共に、内壁面材12を固定するための受部材となる。裏当材33は、横枠材3の外側面3aに対しほぼ垂直となるように横枠材3の外側面3aから外方(上方または下方)へ向けて立設される。裏当材33には、内壁面材12よりも薄手で強度の高い合板を使うのが好ましい。裏当材33の両面には、内壁面材12と内壁窓横木桟21とがそれぞれ当接される。裏当材33は、内壁面材12の端部12bによってほぼ全体が覆い隠される。
By hitting the
端部12bは、内壁面材12の上下の端部12bのうちの、横枠材3側の端部12bである。具体的には、端部12bは、上側の内壁面材12の下端部、下側の内壁面材12の上端部となる。内壁面材12の横枠材3側の端部12bは、裏当材33を覆い隠すように横枠材3の側へ延びて、横枠材3の外側面3aとほぼ平行なほぼ水平の縁部となる。
The
直接突き当たるように設置されるとは、内壁面材12の横枠材3側の端部12bが、横枠材3の外側面3aに対し、介在するものがない状態で、隙間なく直接当接(線接触)されることである。
When installed so as to directly abut against each other, the
近接するように設置されるとは、内壁面材12の横枠材3側の端部12bが、横枠材3の外側面3aに対し、介在するものがない状態で、若干の隙間を有して対向されることである。若干の隙間は、目視では気にならない程度、または、パテ塗り作業などによって後から埋めることができる程度の大きさの隙間である。
When installed so as to be close to each other, the
内壁窓横木桟21は、開口部11を形成する上下一対の横桟18である。開口部11に窓額縁5を設置したときに、内壁窓横木桟21は、窓額縁5の上下に位置される。内壁窓横木桟21には、窓額縁5の上側に位置する内壁窓横木桟21(内壁上窓横木桟)、窓額縁5の下側に位置する内壁窓横木桟21(内壁下窓横木桟)がある。
The inner wall
共締めは、同じネジなどの締結固定部材36を用いて、内壁面材12と裏当材33とを内壁窓横木桟21に同時に固定することである。締結固定部材36は、内外方向X方向に順番に重ね合わさせた内壁面材12と裏当材33と内壁窓横木桟21とに対し壁部6の外側(屋内側から屋外側へ向けて)からほぼ水平に取付けられる。
Co-tightening is to simultaneously fix the inner
(2)横枠材3の外側面3aには、裏当材33の基端部33aが入る凹部42が形成されるようにしても良い。
裏当材33は、凹部42に基端部33aを嵌合した状態で、横枠材3の外側面3aから外方へ突出されても良い。
(2) The
The
ここで、基端部33aは、裏当材33の横枠材3側の端部であり、裏当材33の横枠材3に対する付根となる部分のことである。具体的には、基端部33aは、上側の横枠材3の上に設けられる裏当材33の下端部、下側の横枠材3の下に設けられる裏当材33の上端部となる。
Here, the
凹部42は、横枠材3の外側面3aに、横枠材3の延設方向(左右方向Y)に沿って連続的に形成した溝とすることができる。凹部42の溝は、裏当材33の厚み43(内外方向Xの寸法)とほぼ等しい一定の幅で、一定の深さに形成される。凹部42の深さは、横枠材3の厚み(上下方向Zの寸法)の半分程度以下とされる。凹部42を形成するために、横枠材3は、既存のものよりも厚手のものを使用するのが好ましい。裏当材33の基端部33aは、凹部42に対し、隙間なく、グラ付かない状態で強固に挿入固定される。
The
なお、縦枠材4については、図6に示すように、縦枠材4の外側面4a(窓額縁5の外周側へ向いた面)に対して、同様の凹部45を形成している。そして、凹部45に継部材46の基端部46aを嵌合して、継部材46を縦枠材4の外側面4aから外方(左右方向Y)へ突出させるようにしている。継部材46は、内壁面材12とほぼ同じ厚みに形成されて、窓額縁5の両側に設置される内壁面材12の側面に対してほぼ面一状態で突き合わせられる。
As for the
横枠材3、縦枠材4は、例えば、MDF材などの中密度繊維板で形成される。中密度繊維板は、木材や植物繊維を原料とした人工的な木材であり、繊維密度が高い分、硬くて頑丈な部材となる。MDF材の表面には化粧シート49が貼り付けられる。継部材46には、建築用の耐力面材が使用される。
The
(3)図3(~図5)に示すように、
横枠材3は矩形断面の帯板材51とされても良い。
矩形断面の帯板材51とされた横枠材3の屋内側の端面3cは、内壁面材12(の屋内側の面)よりも屋内側へ突出した状態(突出部52、図3)で、屋内側に露出されても良い。
(3) As shown in FIG. 3 (to FIG. 5)
The
The
ここで、矩形断面は、外側面3aと、内側面3bと、屋内側の端面3c(内端面)と、屋外側の端面3d(外端面)との4つの辺を有する長方形の断面形状のことである。
Here, the rectangular cross section is a rectangular cross-sectional shape having four sides of an
外側面3aと内側面3bは、互いに平行で同じ長さに形成される。屋内側の端面3cと屋外側の端面3dは、互いに平行で同じ長さに形成される。
The
内側面3bは、横枠材3における窓額縁5の内周側に向いた面のことである。具体的には、上側の横枠材3の下面、下側の横枠材3の上面が、横枠材3の内側面3bとなる。
The
なお、矩形断面の横枠材3は、必要な場合には、コーナー部分に面取部3eを設けても良い。面取部3eは、例えば、内側面3bと、屋内側の端面3cおよび、屋外側の端面3dとの間のコーナー部分に設けられている。
If necessary, the
帯板材51は、細長い帯状の板のことである。帯板材51としての横枠材3は、平らな面を上下に向けて、左右方向Yへほぼ水平に延ばされる。横枠材3は、一定の幅(内外方向Xの寸法)および一定の厚み(上下方向Zの寸法)を有して、窓2の幅とほぼ同じ長さ(左右方向Yの寸法)に延設される。
The
縦枠材4についても、縦枠材4を横枠材3と同様に帯板材51としても良い。帯板材51としての縦枠材4は、平らな面を左右に向けて、上下方向Zへ延ばされる。縦枠材4は、一定の幅(内外方向Xの寸法)および一定の厚み(左右方向Yの寸法)を有して、窓2の高さとほぼ同じ長さ(上下方向Zの寸法)に延設される。
As for the
屋内側の端面3cは、横枠材3の屋内側に向いた面のことである。屋内側の端面3cは、窓額縁5の化粧面になる。同様に、縦枠材4の屋内側の端面も、窓額縁5の化粧面となる。
The
(4)図7に示すように、
内壁窓横木桟21は、裏当材33の厚み43の分だけ壁部6の内外方向Xの幅63が狭くなっていても良い。
内壁窓横木桟21は、壁部6を構成する内壁窓縦木桟22に対し、屋内側に裏当材33の厚み43の分の段差部64を有して取付けられても良い。
(4) As shown in FIG. 7,
In the inner
The inner
ここで、厚み43は、裏当材33の内外方向Xの寸法のことである。幅63は、内壁窓横木桟21の内外方向Xの寸法のことである。
Here, the
内壁窓縦木桟22は、開口部11を形成する内壁窓横木桟21の上下に位置して、内壁窓横木桟21を上下方向Zに支える縦桟19である。内壁窓縦木桟22は、上側の内壁窓横木桟21(内壁上窓横木桟)の上側、下側の内壁窓横木桟21(内壁下窓横木桟)の下側に、適宜設置される。内壁窓縦木桟22の内外方向Xの寸法は、内壁窓横木桟21の幅63と、裏当材33の厚み43との和とほぼ同じとされる。
The inner wall window
幅63が狭くとは、内壁窓縦木桟22または既存の内壁窓横木桟21A(図11)と比べて、内壁窓横木桟21の幅63が、裏当材33の厚み43の分だけ狭くなっていることである。
The
段差部64は、内壁窓横木桟21の屋内側の面21aが、内壁窓縦木桟22の屋内側の面22aよりも屋外側に引っ込むことによって、屋内側に形成される。なお、内壁窓横木桟21の屋外側の面21bと内壁窓縦木桟22の屋外側の面22bとの間(の丸で囲んだ部分A)は、面一状態とされる。
The
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。 <Action> The action of this example will be described below.
図8は、本実施例の窓構造と既存の窓構造とを対比した図である(左側が本実施例、右側が比較例)。 FIG. 8 is a diagram comparing the window structure of the present embodiment with the existing window structure (the left side is the present embodiment and the right side is the comparative example).
既存の窓構造は、図9~図14の比較例に示すようになっている(主に図11参照)。既存の窓構造は、以下の通りである。 The existing window structure is as shown in the comparative examples of FIGS. 9 to 14 (mainly see FIG. 11). The existing window structure is as follows.
1)横枠材3の外側面3aには、壁部6を構成する内壁面材12と面一に連なる位置に内壁面材12と繋ぐための継部材71が立設されている。
内壁面材12と継部材71は、裏面12aが壁部6を構成する内壁窓横木桟21Aに対してそれぞれ当接された状態で、内壁窓横木桟21Aに、個別に取付けられている。継部材46は、内壁面材12とほぼ同じ厚み72のものとされる。
1) On the
The inner
これにより、横枠材3の外側面3aと内壁面材12との間には継部材46が介在されるので、その分、壁部6に対する横枠材3の取付構造が複雑になる。そして、継部材46を設置するのに余分な工数がかかり、継部材46の設置に伴う付帯作業(例えば、継部材46と内壁面材12との間に、窓2に特有の継ぎ目が生じ、この継ぎ目に対するパテ塗り作業、パテ塗り部13A、図9)が増えることになるので、作業性が悪い。
As a result, the
また、内壁面材12と継部材71とを内壁窓横木桟21Aにそれぞれ個別に取付けるために、内壁窓横木桟21Aは、上下に二箇所分の取付代を確保する必要が生じるので、内壁窓横木桟21Aは、高さ寸法73Aが大きくなる。即ち、内壁窓横木桟21Aは、本実施例の内壁窓横木桟21の高さ寸法73よりも高さ寸法73Aが大きなものとなっている(内壁窓横木桟21Aの高さ寸法73A>内壁窓横木桟21の高さ寸法73)。
Further, in order to individually attach the inner
そして、内壁面材12と継部材71とを上下に並べて内壁窓横木桟21Aにそれぞれ個別に取付けることで、内壁窓横木桟21Aに対する内壁面材12および継部材71の取付位置が、横枠材3から離れることになる。そのため、内壁窓横木桟21Aは、本実施例の内壁窓横木桟21よりも横枠材3から離して設置する必要が生じる(内壁窓横木桟21の離間距離74A>内壁窓横木桟21の離間距離74)。
Then, by arranging the inner
2)横枠材3の屋内側の端面3cには、外側面3a側(上下方向Z)へ張り出すフランジ部81が一体に設けられている。
横枠材3の外側面3aには、フランジ部81に対し、継部材71の厚み72分の内外方向Xの隙間を有して押え板82が当接固定されている。
そして、継部材71は、基端部71aをフランジ部81と押え板82との間に挟着された状態で、横枠材3の外側面3aから外方へ突出されている。
2) A
A
The
これにより、横枠材3は、L字状部材83となる。そして、横枠材3の外側面3aに対する継部材71の設置に、フランジ部81と押え板82とが必要になり、継部材71の設置のための構造、部材構成などが複雑になる。
As a result, the
なお、図12に示すように、窓額縁5は、縦枠材4の上下端部の内側に、横枠材3および押え板82の左右端部を横から直接当接して、縦枠材4の上下端部と押え板82の左右端部とをネジなどの締結固定部材27で、外側から横方向に直接締結固定して組み立てるようにしている。
As shown in FIG. 12, the
また、縦枠材4についても、図14に示すように、屋内側の端部に外側面側(左右方向Y)へ張り出すフランジ部84が一体に設けられることで、縦枠材4は、ほぼL字状部材83とされている。
Further, as for the
3)横枠材3は、屋内側の端面3cにフランジ部81を有するL字断面の部材(L字状部材83)とされている。
横枠材3は、屋内側の端面3cおよびフランジ部81が、継部材71および内壁面材12(の屋内側の面)よりも屋内側へ突出した状態で、屋内側に露出されている。
3) The
The
これにより、横枠材3の屋内側の端面3cおよびフランジ部81が窓額縁5の化粧面となるので、フランジ部81の分だけ窓額縁5の見付け寸法(表面側から見た寸法)が大きくなる。
As a result, the
4)内壁窓横木桟21Aは、内壁窓縦木桟22と壁部6の内外方向Xの幅63Aが等しく形成されて、屋内側、屋外側共に互いに面一となっている。
4) The inner
これにより、内壁窓横木桟21Aは内外方向Xの幅63Aが、この実施例の内壁窓横木桟21の内外方向Xの幅63よりも大きくなる(内壁窓横木桟21Aの幅63A>内壁窓横木桟21の幅63)。
As a result, the
このような既存の窓構造には、様々な箇所に改善の余地がある。 There is room for improvement in various parts of such an existing window structure.
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。 <Effect> According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(効果 1)窓構造は、横枠材3の外側面3aに裏当材33を立設し、内壁面材12の端部12bを横枠材3の外側面3aに直接突き当てるか、または、(横枠材3の外側面3aに)近接するように設置し、内壁面材12の裏面12aを裏当材33に当接した状態で、内壁面材12と裏当材33とを内壁窓横木桟21に共締めしても良い。
(Effect 1) In the window structure, the
これにより、壁部6に対する横枠材3の取付構造が簡略化され、また、内壁面材12が裏当材33によって内外方向Xに位置決めされることから、これまで横枠材3の外側面3aと内壁面材12との間に、位置調整用に、内壁面材12と面一状態で介在設置していた継部材71(図11)がいらなくなるので、継部材71および継部材71の設置に要する部材(押え板82)の削減および構造(フランジ部81)の簡略化、継部材71の設置工数の削減、継部材71の設置に伴う付帯作業(例えば、継部材71と内壁面材12との間に生じる窓2に特有の継ぎ目に対するパテ塗り作業、パテ塗り部13A、図9)の削減を図ることができる。
This simplifies the mounting structure of the
また、継部材71がなくなって、内壁面材12と裏当材33とを内壁窓横木桟21に一箇所で固定(共締め)できるようにしたことから、内壁窓縦木桟22は、継部材71と内壁面材12とをそれぞれ個別に取付けるための二箇所分の取付代を持たせる必要がなくなるので、その分、内壁窓縦木桟22の高さ寸法73を小さくすることができる。
Further, since the
しかも、内壁面材12と裏当材33とを重ね合わせて内壁窓横木桟21に共締めすることで、内壁窓横木桟21に対する内壁面材12および裏当材33の取付位置を横枠材3に近付けられるので、内壁窓横木桟21を横枠材3により近い位置に設置することが可能になる。内壁窓横木桟21を横枠材3により近付けて設置することで、内壁面材12と裏当材33とを共締めするビスを内壁窓横木桟21へ確実に打ち込むことができるようになる。
Moreover, by superimposing the inner
(効果 2)窓構造は、横枠材3の外側面3aに凹部42を形成して、凹部42に基端部33aを嵌合した状態で裏当材33を横枠材3の外側面3aから外方へ突出させても良い。これにより、裏当材33を横枠材3の外側面3aに対して直接設置することができるようになり、裏当材33の設置の容易化、裏当材33の設置に要する部材の削減などを得ることができる。そして、裏当材33を設けることで、これまで横枠材3の外側面3aと内壁面材12との間に介在設置していた継部材71をなくすことができるため、上記したように、継部材71を設置(挟着保持)するための構造、継部材71および継部材71の設置に用いる部材(押え板82)および形状(フランジ部81)を不要化して、部材構成を簡略化することなどができる。
(Effect 2) In the window structure, a
(効果 3)窓構造は、横枠材3を矩形断面の帯板材51として、横枠材3の屋内側の端面3cを内壁面材12(の屋内側の面)よりも屋内側へ突出した状態にして露出させても良い。これにより、横枠材3の屋内側に露出する端面3cにフランジ部81がなくなって、フランジ部81のない端面3cそのものが窓額縁5の化粧面となる分だけ、窓額縁5の見付け寸法のスリム化を得ることができる。また、窓額縁5の見付け寸法のスリム化を図りつつ、フランジ部81の寸法を超えない範囲内で横枠材3の厚み(上下方向Zの寸法)を大きくすることができるので、横枠材3全体の強度を上げることができる。
(Effect 3) In the window structure, the
(効果 4)窓構造は、内壁窓縦木桟22の幅63を狭くして、内壁窓横木桟21との間に屋内側の段差部64を設けても良い。これにより、内壁窓横木桟21を小型化すると共に、内壁窓横木桟21との段差部64に裏当材33を収容保持することができる。そして、横枠材3の外側面3aに裏当材33を設けた場合でも、裏当材33が邪魔にならないように裏当材33を壁部6内に収めることができる。
(Effect 4) In the window structure, the
2 窓
3 横枠材
3a 外側面
3c 端面
4 縦枠材
5 窓額縁
6 壁部
12 内壁面材
12a 裏面
12b 端部
21 内壁窓横木桟
22 内壁窓縦木桟
33 裏当材
33a 基端部
42 凹部
43 厚み
51 帯板材
63 幅
64 段差部
X 内外方向
Y 左右方向
Z 上下方向
2
Claims (4)
前記横枠材の外側面には、前記壁部を構成する内壁面材の裏面に当接される裏当材が立設され、
前記内壁面材は、端部が前記横枠材の外側面に直接突き当たる、または、近接するように設置され、裏面が前記裏当材に当接された状態で、前記壁部を構成する内壁窓横木桟に、前記裏当材と一緒に共締めされていることを特徴とする窓構造。 It is a window structure in which a window frame formed by combining upper and lower horizontal frame materials and left and right vertical frame materials in a rectangular shape is attached to a wall portion.
On the outer surface of the horizontal frame material, a backing material that comes into contact with the back surface of the inner wall surface material constituting the wall portion is erected.
The inner wall surface is installed so that the end portion directly abuts or is close to the outer surface of the horizontal frame member, and the back surface thereof is in contact with the back material. A window structure characterized in that it is fastened together with the backing material to the window crosspiece.
前記横枠材の外側面には、前記裏当材の基端部が入る凹部が形成され、
前記裏当材は、前記凹部に前記基端部を嵌合した状態で、前記横枠材の外側面から外方へ突出されていることを特徴とする窓構造。 The window structure according to claim 1.
A recess into which the base end portion of the backing material is inserted is formed on the outer surface of the horizontal frame material.
The backing material is a window structure characterized in that the base end portion is fitted into the recess and is projected outward from the outer surface of the horizontal frame material.
前記横枠材は矩形断面の帯板材とされ、
矩形断面の前記帯板材とされた前記横枠材の屋内側の端面は、前記内壁面材よりも屋内側へ突出した状態で、屋内側に露出されていることを特徴とする窓構造。 The window structure according to claim 1 or 2.
The horizontal frame material is a strip material having a rectangular cross section.
A window structure characterized in that an indoor end surface of the horizontal frame material having a rectangular cross section as the strip material is exposed to the indoor side in a state of protruding indoor from the inner wall surface material.
前記内壁窓横木桟は、前記裏当材の厚みの分だけ前記壁部の内外方向の幅が狭くなっており、
前記壁部を構成する内壁窓縦木桟に対し、屋内側に前記裏当材の厚みの分の段差部を有して取付けられていることを特徴とする窓構造。 The window structure according to any one of claims 1 to 3.
The width of the inner wall window crosspiece in the inner and outer directions is narrowed by the thickness of the backing material.
A window structure characterized in that it is attached to an inner wall window vertical wooden crosspiece constituting the wall portion with a stepped portion corresponding to the thickness of the backing material on the indoor side.
Priority Applications (1)
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JP2020179340A JP2022070330A (en) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | Window structure |
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JP2020179340A JP2022070330A (en) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | Window structure |
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JP2020179340A Pending JP2022070330A (en) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | Window structure |
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2020
- 2020-10-27 JP JP2020179340A patent/JP2022070330A/en active Pending
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