JP2022067151A - 検査情報管理装置及び検査情報管理方法 - Google Patents

検査情報管理装置及び検査情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの抗体検査結果を管理し、当該検査結果を有効活用することが可能な検査情報管理装置を提供する。【解決手段】検査情報管理装置1は、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する装置である。検査情報管理装置1は、施設端末200から対象ユーザーの健康状態に関する情報の要求を受け付ける要求受け付け部と、対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定部と、対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を施設端末200に向けて出力する判定結果出力部と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、検査情報管理装置及び検査情報管理方法に係り、特に、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理装置及び検査情報管理方法に関する。
近年、ウイルス感染症(特に新型コロナウイルス感染症)に向けた感染防止対策として「抗体検査」を受けることが行われている。
抗体検査の目的として、抗体検査の結果、抗体陽性であれば、(1)過去に新型コロナウイルスに罹患していたこと、(2)免疫力を獲得し十分な抗体量を有していれば、一定の期間において他人への感染力はなくなっている(弱くなっている)こと、(3)自分自身が再び感染するリスクが低下していること等を確認することができる。
そうしたなかで、ウイルス感染の拡大を防止しながら社会、経済活動を進展させるべく、抗体検査結果の情報を有効に利用するためのサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の感染情報管理システムでは、「旅行者(旅行者端末)」と、「通知先(通知先端末)」とそれぞれ連携し、旅行者から旅行者の旅行スケジュールを取得する手段と、旅行者の感染症検査の結果を対応付けて取得する手段と、感染症検査の結果を通知先に対して通知する手段と、を備えていることが開示されている。
上記構成により、感染症に感染した旅行者に関する情報を適切に管理することができる。
また、抗体検査結果を利用したサービスではないものの、特許文献2に記載の運転者検査システムでは、運転者の呼気中のアルコール濃度を測定し、測定結果を送信する「運転者端末」と、運転者端末から受信した測定結果に基づいて運転者が運転可能であるか否かを判断する「検査事業者サーバー」と、検査事業者サーバーから受信した運転の遂行可否の判断結果を表示する「管理者端末」と、から構成されるシステムが開示されている。
上記構成により、アルコールを摂取した運転者による運転職務の遂行を効果的に防止することができる。
特開2009-31887号公報 特開2005-296252号公報
そうしたなかで、抗体検査結果の情報をより有効に活用するために、特許文献1の発明のように抗体検査結果の情報をそのまま提供先へ提供するのではなく、抗体検査結果に基づいて得られる有効な情報を提供先へ提供することが可能な新規のシステムが求められていた。
また、抗体検査結果だけでなく、その他の検査結果(例えば、抗原検査や遺伝子検査の結果、ワクチン接種の結果)や生体情報(例えば、体温)の測定結果との組み合わせから得られる有効な情報を提供することが可能な新規のシステムが求められていた。
さらに、抗体検査結果を含む各種検査結果の情報は個人情報に該当するため、当該検査結果の情報を適切に管理するとともに、当該検査結果の情報を適切に提供先へ提供することが可能なシステムが求められていた。具体的には、本人なりすましによる不正使用の防止や、検査結果の改ざん防止を図ることが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理し、当該抗体検査結果の情報を有効に活用することが可能な新規の検査情報管理装置及び検査情報管理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、抗体検査結果、あるいは抗体検査結果を含む各種の検査・測定結果から得られる有効な情報を提供先へ提供することが可能な検査情報管理装置及び検査情報管理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ユーザーの抗体検査結果の情報を適切に管理し、適切に提供先へ提供することが可能な検査情報管理装置及び検査情報管理方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の検査情報管理装置によれば、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理装置であって、対象ユーザーの健康状態に関する情報を要求する要求データを受け付ける要求受け付け部と、前記対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定部と、前記対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す判定結果データを出力する判定結果出力部と、を備えていること、により解決される。
上記構成により、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理し、当該抗体検査結果の情報を有効に活用することが可能な検査情報管理装置を実現することができる。
詳しく述べると、上記検査情報管理装置であれば、対象ユーザーの健康状態に関する情報提供の要求を受け付けて、対象ユーザーの「抗体検査結果」から対象ユーザーの健康状態を判定し、当該判定結果の内容を提供先へ提供することができる。
このとき、前記対象ユーザーの生体情報の測定結果を示す測定結果データを取得する測定結果取得部をさらに備え、前記健康状態判定部は、予め取得した前記対象ユーザーの抗体検査結果と、新たに取得した前記対象ユーザーの生体情報の測定結果とに基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定すると良い。
上記構成により、予め取得した「抗体検査結果」と、新たに取得した「生体情報の測定結果」とから対象ユーザーの健康状態を総合的に判定することができ、より詳細な判定結果の内容を提供先へ提供することができる。
このとき、前記健康状態判定部は、予め取得した前記対象ユーザーの抗体検査結果と、抗体検査日から経過した経過日数と、新たに取得した前記対象ユーザーの生体情報の測定結果とに基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定すると良い。
上記構成により、抗体検査日からの経過日数をさらに考慮して対象ユーザーの健康状態を判定することができ、より精度の高い判定結果の内容を提供することができる。
このとき、前記測定結果取得部は、前記対象ユーザーの体温の測定結果を取得し、前記判定結果出力部は、前記対象ユーザーの健康状態の良否結果と、前記対象ユーザーの抗体の有無及び/又は抗体量に基づいたコメントとを含む前記判定結果の内容を出力すると良い。
上記構成により、例えば、予め検査した「抗体検査結果」と、当日に測定した「体温の測定結果」とから対象ユーザーの健康状態を判定し、対象ユーザーの健康状態の良否結果と、対象ユーザーの抗体量に基づいたコメントとを含む具体的な判定結果の内容を提供することができる。
すなわち、「抗体検査結果」と「当日の検温結果」を組みわせることで、対象ユーザーの抗体の有無、抗体を有する場合の抗体量に基づいた健康状態に関する良否結果と、専門的なアドバイスとをそれぞれ提供することができる。
このとき、前記要求受け付け部は、対象施設によって用いられる施設端末から前記要求データを受け付けることとし、前記判定結果出力部は、前記判定結果データを前記施設端末に向けて出力することとし、前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる前記対象施設の利用可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力すると良い。
上記構成により、対象施設からの要求を受け付けて、対象ユーザーによる対象施設の利用可否の判定結果を対象施設へ提供することができる。そのため、対象ユーザー及び対象施設向けに抗体検査結果を有効活用したサービスを提供することができる。
このとき、前記健康状態判定部は、少なくとも2回にわたって前記対象ユーザーの健康状態を判定することとし、前記判定結果出力部は、最初の前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる対象施設の予約可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力し、かつ、最後の前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる対象施設の利用可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力すると良い。
上記構成により、対象ユーザーが旅行やイベント等を予約し、当日参加するにあたって、将来の参加時期を見越しながら対象ユーザーの健康状態を判定し、当該判定結果を提供することができる。
このとき、前記対象ユーザーの健康状態に関する情報を提供するための提供用コードを生成し、前記提供用コードを、前記対象ユーザーによって用いられるユーザー端末に向けて送信する提供用コード送信部をさらに備え、前記要求受け付け部は、前記ユーザー端末を通じて前記提供用コードを読み取った対象施設の施設端末から、前記要求データを受け付けることとし、前記判定結果出力部は、前記判定結果データを前記施設端末に向けて出力すると良い。
上記構成により、ユーザーの抗体検査結果の情報を適切に管理し、対象施設からの要求を受け付けて、ユーザーの抗体検査結果に基づくユーザーの個人情報を適切に提供先へ提供することができる。具体的には、本人なりすましによる不正使用の防止、検査結果の改ざんの防止を促すことができる。なお、改ざん防止のためにブロックチェーン技術を併せて利用するとより好ましい。
また上記構成により、ユーザーが対象施設を利用するときに、ユーザー端末上で上記「提供用コード」を提示するだけのシンプルな方法で、ユーザー自身の健康状態の良否の判定結果を対象施設へ提供することができる。また、検査情報管理装置が、対象ユーザーの検査結果(判定結果)を証明した上で、対象施設へ提供することができる。
また前記課題は、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理方法であって、コンピュータが、対象ユーザーの健康状態に関する情報を要求する要求データを受け付ける要求受け付け工程と、前記対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定工程と、前記対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す判定結果データを出力する判定結果出力工程部と、を実行すること、によっても解決される。
本発明の検査情報管理装置及び検査情報管理方法によれば、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理し、当該抗体検査結果の情報を有効に活用することが可能となる。
また、抗体検査結果、あるいは抗体検査結果を含む各種の検査・測定結果から得られる有効な情報を提供先へ提供することが可能となる。
また、ユーザーの抗体検査結果の情報を適切に管理し、適切に提供先へ提供することが可能となる。
本実施形態の検査情報管理システム全体の構成図である。 検査情報管理システムのハード構成図である。 検査情報管理システムのソフト構成図である。 抗体検査結果データの一例を示す図である。 抗体検査結果データの一例を示す図である。 抗体検査結果データの一例を示す図である。 判定データ(検査経過日数30日以内)の一例を示す図である。 判定データ(検査経過日数90日以上)の一例を示す図である。 判定結果データの一例を示す図である。 検査情報管理方法を示す処理フロー図である。 図7Aの続きとなる処理フロー図である。 以下、第2実施形態の判定データの一例を示す図である。 判定データの一例を示す図である。 検査情報管理方法を示す処理フロー図である。 図9Aの続きとなる処理フロー図である。
以下、本発明の実施形態について図1-図9A、Bを参照して説明する。
本実施形態は、ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理装置であって、対象施設(施設端末)から対象ユーザーの健康状態に関する情報の要求を受け付ける要求受け付け部と、対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定部と、対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を対象施設(施設端末)に向けて出力する判定結果出力部と、を備えていることを主な特徴とする発明に関するものである。
なお、本実施形態では、新型コロナウイルスの抗体検査を想定して説明することとする。
本実施形態の検査情報管理システムS全体の構成を図1に示す。
検査情報管理システムSは、ユーザーの抗体検査結果を含む検査結果の情報を管理する検査情報管理装置1と、検査情報管理装置1とネットワークを通じてそれぞれ接続され、ユーザーが使用するユーザー端末100と、施設が利用する施設端末200と、から主に構成されている。
検査情報管理システムSは、主に検査情報管理装置1(検査情報管理会社)と、ユーザー端末100(抗体検査を受診したユーザー)と、施設端末200(ユーザーが利用する施設)とがそれぞれ連携し、抗体検査結果を含む検査結果の情報を有効に活用するためのシステムである。
「検査結果」とは、抗体検査結果のほか、抗原検査、PCR検査、遺伝子検査(DNA検査、RNA検査)、ワクチン等、ユーザーの健康状態に関わる各種の検査結果を含むものである。
「施設」とは、ユーザーが社会生活を営む際に利用されるものであって、例えば、企業、学校、教育施設、医療機関、イベント施設(イベント会場)、宿泊施設、空港等の各種設備を含むものである。なお、本実施形態では、ユーザーの勤め先となる企業を想定して説明することとする。
検査情報管理装置1は、図2に示すように、ユーザー端末100、施設端末200とデータ通信を行うサーバー(例えば、クラウドサーバー)であって、ユーザー登録したユーザー(ユーザー端末100)から抗体検査の「検査申込(検査申込データ)」を受け付けて、ユーザー端末100に向けて「抗体検査結果(抗体検査結果データ)」を出力するソフトウェアサービスを提供するものである。そして、登録した施設(施設端末200)から対象ユーザーの健康状態に関する情報提供の「要求(要求データ)」を受け付けて、抗体検査結果から対象ユーザーの健康状態を判定し、当該判定結果(判定結果データ)を出力するソフトウェアサービスを提供するものである。
なお、抗体検査の申込受付については、検査情報管理会社(検査情報管理装置1)が直接受け付けても良いし、専用の医院を通じて受け付けることとしても良い。あるいは、上記施設を通じて受け付けることとしても良い。
抗体検査の実施についても、専用の検査実施会社が抗体検査を行い、抗体検査結果を取得することとしても良い。
施設(施設端末200)へ対象ユーザーの判定結果を提供する際には、予め対象ユーザーの明示的な同意を受け取った上で提供することとしても良い。
ユーザー端末100は、ユーザーによって操作される情報端末であって、具体的には、スマートフォン、タブレット端末、PC等のコンピュータである。
ユーザー端末100は、検査情報管理装置1と接続され、検査情報管理装置1からソフトウェアサービスの提供を受けるものである。
具体的には、まず、ユーザーによるユーザー登録情報の入力又は選択を受け付けて、検査情報管理装置1に向けて「ユーザー登録データ」を送信し、検査情報管理装置1からユーザーを識別するための「ユーザー識別データ(ユーザーID、IDパスワード)」を受信する。そして、抗体検査の申込情報の入力又は選択を受け付けて、検査情報管理装置1に向けて「検査申込データ」を送信する。その後、検査情報管理装置1によって管理された専用ウェブサイトにアクセスし、ユーザーログインすることで、「抗体検査結果データ」を表示画面に表示することができる。
なお、「抗体検査結果データ」には、ユーザーの抗体検査結果の情報のほか、ユーザーの健康状態に関する情報を提供するための「提供用コード」が含まれている。
そして、ユーザーが対象施設を利用するにあたって、健康状態の良否の判定を得るために、ユーザー端末100の表示部に抗体検査結果及び「提供用コード」を表示する。
当該提供用コードは、施設端末200によって読み取られる。
施設端末200は、施設(施設担当者)によって操作される情報端末であって、具体的には、タブレット端末、スマートフォン、PC等のコンピュータである。好ましくは、体温測定及び顔認証機能付きのタブレット端末(入退室管理装置)であると良い。
施設端末200は、検査情報管理装置1及びユーザー端末100と接続され、検査情報管理装置1からソフトウェアサービスの提供を受けるものである。
具体的には、まず、施設担当者による施設登録情報の入力又は選択を受け付けて、検査情報管理装置1に向けて「施設登録データ」を送信し、検査情報管理装置1から施設を識別するための「施設識別データ(施設ID、IDパスワード、認証キー)」を受信する。
そして、施設の利用を希望する対象ユーザー(ユーザー端末100)から提示された「提供用コード」を専用アプリで読み取り、ユーザーの健康状態に関する情報提供を要求する「要求データ」を検査情報管理装置1に向けて送信する。このとき、対象ユーザーの生体情報を測定し、当該測定結果を併せて送信しても良い。
なお、「要求データ」には、上記「提供用コード」を読み取ることで得られる、対象ユーザーを特定するための「ワンタイムパスワード」と、施設を認証するための「認証キー」との情報が含まれている。
そして、追って検査情報管理装置1から、対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す「判定結果データ」を受信する。
なお、「判定結果データ」には、対象ユーザーの健康状態の良否結果と、対象ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいたコメントとが含まれている。
上記システム構成によって、ユーザーが対象施設を利用するときに、ユーザーの抗体検査結果の情報を有効に活用することができる。
具体的には、ユーザーが対象施設を利用するときに、ユーザー端末上で上記「提供用コード」を提示するだけのシンプルな方法で、ユーザー自身の健康状態の良否(すなわち、対象施設の利用可否)の判定結果を、ユーザーが施設(施設端末)を通じて得ることができる。
<検査情報管理システムのハード構成>
検査情報管理装置1は、図2に示すように、データの演算・制御処理装置としてのCPUと、記憶装置としてのROM、RAM、及びHDD(SSD)と、ホームネットワーク又はインターネットを通じて情報データの送受信を行う通信用インタフェースと、を有するコンピュータである。
また、検査情報管理装置1は、所定の書式で表示される文字又は画像の情報を表示する表示装置と、CPUに所定の指令を入力するとき入力操作される入力装置と、外付けハードディスク等の記憶媒体装置と、文字又は画像の情報を出力する印刷装置と、をさらに有している。
なお、ユーザー端末100及び施設端末200についても同様のハード構成を備えている。
検査情報管理装置1のROM、HDD、及び外部記憶装置には、図3に示すように、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、検査情報管理プログラムが記憶されており、これらプログラムがCPUによって実行されることにより、検査情報管理装置1の機能が発揮されることになる。
<検査情報管理システムのソフト構成>
検査情報管理装置1は、図3に示すように、機能面から説明すると、「ユーザー識別データ」、「施設識別データ」、「抗体検査結果データ」、「判定データ」のほか、各種プログラム及び各種データを記憶しておく記憶部10と、ユーザー端末100とのデータ通信におけるユーザー登録受付部20と、検査結果取得部21と、検査結果出力部22と、提供用コード送信部23と、施設端末200とのデータ通信における施設登録受付部30と、要求受け付け部40と、測定結果取得部41と、施設認証部42と、健康状態判定部43と、判定結果出力部44と、を主な構成要素として備えている。
これらは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信用インタフェース、及び各種プログラム等によって構成されている。
ユーザー端末100は、各種プログラム(各種データ)を記憶しておく記憶部110と、「ユーザー登録データ」や「検査申込データ」を送信するデータ送信部111と、「ユーザー識別データ」や「抗体検査結果データ」を受信するデータ受信部112と、抗体検査結果及び提供用コードの内容を表示する表示部113と、を主な構成要素として備えている。
施設端末200は、各種プログラム(各種データ)を記憶しておく記憶部210と、「施設登録データ」や「要求データ」を送信するデータ送信部211と、「施設識別データ」や「判定結果データ」を受信するデータ受信部212と、ユーザー端末100に表示された提供用コードを読み取ることで、ユーザー本人であることを確認する本人確認部213と、ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を表示する表示部214と、を主な構成要素として備えている。
なお、ユーザー本人であることの確認として、施設端末200に接続されたカメラが提供用コードを読み取ることで、本人確認部213が、当該提供用コードに含まれる暗号化データ(ワンタイムパスワード)から、ユーザー本人であるか否かを確認する。
記憶部10に記憶される「抗体検査結果データ」は、図4A-Cに示すように、ユーザーの抗体検査結果の内容を示すデータであって、ユーザー毎に作成されるものである。
ユーザー(ユーザー端末100)が専用ウェブサイトにアクセスすることで、対象ユーザーの「抗体検査結果データ」がユーザー端末100の表示画面に表示されることになる。
図4A-Cに示す「抗体検査結果データ」には、対象ユーザーの「抗体検査結果」の情報のほか、対象ユーザーの健康状態に関する情報を提供先へ提供するための「提供用コード」の情報が含まれている。
ここで「提供用コード」とは、例えば2次元バーコード(あるいは数値)であって、対象ユーザーを特定するための「ワンタイムパスワード」を光学的に読み取るためのマークである。
なお、本実施例では、抗体検査結果データの中に「抗体検査結果」及び「提供用コード」の内容が共に含まれているが、「提供用コード」を独立した別データ(提供用コードデータ)として作成しても良い。
図4Aの本実施例を見ると、抗体検査結果の情報として、検査結果「陽性」と、検査結果に基づく検査コメントとが出力表示されている。
また、検査ID「***」、IgM結果「陽性」、IgM抗体量「10.0(Unit)」、IgG結果「陽性」、IgG抗体量「5.0(Unit)」、検査日「2020/7/10」及びユーザーの本人画像の情報が出力表示されている。なお、本人確認のために、本人画像のほか、性別、生年月日(年齢)の情報が含まれていても良い。
ここで「IgM」、「IgG」は、それぞれ抗体(免疫グロブリン)の主要な5つのクラスの中の一つである
「IgM」は、ウイルスや病原体(抗原)が侵入したときに最初に産生される抗体であり、抗原に対して一次免疫応答を示し、補体を活性化するものである。血中におけるIgMを測定することで、ウイルス感染しているか否かを判断することができる。
「IgG」は、抗原に感染したときに初期段階で産生される抗体であり、上記5つのクラスの中で血中における総抗体量が最も多く、感染防御の中心的な働きを持つものである。血中におけるIgGを測定することで、IgG抗体が陽性であった場合には、既に抗体を保有しており過去にウイルス感染していた可能性が高いことを判断できる。
「IgM」、「IgG」の抗体量は、所定の単位Unitを用いて数値化されている。
そのほか、図4Bの本実施例を見ると、抗体検査結果の情報として、検査結果「不明」と、検査結果に基づく検査コメントとが出力表示されている。
図4Cの本実施例を見ると、抗体検査結果の情報として、検査結果「陰性」と、検査結果に基づく検査コメントとが出力表示されている。
なお、図4A-Cに示すように、抗体検査結果データの内容が検査結果毎に異なる表示態様で表示されている。詳しく述べると、検査結果毎に異なる色の表示態様で表示されている。例えば図4Aの「陽性」の場合には緑色、図4Bの「不明」の場合には黄色、図4Cの「陰性」の場合には赤色で表示されている。
なお、異なる色の表示態様で表示するほか、異なる模様の表示態様で表示しても良く、区別可能な表示態様で適宜表示することが可能である。
「判定データ」は、図5A、Bに示すように、ユーザーの抗体検査結果と、抗体検査日から経過した検査経過日数と、当日の体温の測定結果との対応関係から、ユーザーの健康状態を判定するための判定表を示すテーブルデータである。
当該判定データを参照することで、ユーザーの健康状態を判定する機能を利用することができる。
図5A、Bに示す「判定データ」には、抗体検査結果として「陽性(IgG抗体量:2.1unit以上)」と、「不明(IgG抗体量:1.3以上2.0以下)」と、「陰性(IgG抗体量:1.2以下)」との3種類に区分されている。
また、抗体検査日からの検査経過日数として図5Aに示す「30日以内」と、「30日超え90日未満」と、図5Bに示す「90日以上」との3種類に区分されている。なお、「30日超え90日未満」の場合については図示を省略している。
さらに、当日の体温の測定結果として「平熱状態」と、「発熱状態」との2種類に区分されている。なお、「発熱状態」とは、例えば体温が37.5度以上である状態を示す。
そして、これら対応関係の組み合わせから、ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」と、ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とが導き出される。
図5A、Bの本実施例では、ユーザーが対象施設となる企業へ出社するケースを想定している。
例えば、ユーザーの抗体検査結果「陽性」、検査経過日数「30日以内」、当日の体温の測定結果「平熱状態」の場合には、対象施設の利用可否について「出社OK」、コメントについて「過去に感染した可能性が高いため、暫くは感染しづらいです」との回答内容が導き出されることになる。
また例えば、ユーザーの抗体検査結果「陰性」、検査経過日数「90日以上」、当日の体温の測定結果「発熱状態」の場合には、対象施設の利用可否について「出社NG」、コメントについて「抗体が少ないため、感染の可能性があります。暫く出社を見合わせて下さい」との回答内容が導き出される。
「判定結果データ」は、図6に示すように、ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示すデータであって、ユーザー毎に作成されるものである。
当該判定結果データは、対象施設(施設端末200)から対象ユーザーの健康状態に関する情報の要求を受け付けて検査情報管理装置1が作成するデータであって、施設端末200に向けて出力される出力データである。
出力された判定結果データは、施設端末200の表示画面に表示されることになる。
図6に示す「判定結果データ」には、対象ユーザーの「抗体検査結果」と、抗体検査結果が対象ユーザーのものであることを証明する「証明結果」と、対象ユーザーによる対象施設の「利用可否の結果」と、抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」との情報が含まれている。
ここで「証明結果」とは、本人なりすましによる不正使用の防止、検査結果の改ざんの防止を促すために、検査情報管理装置1が検査結果の所有者を証明したものである。
「利用可否の結果」とは、対象ユーザーの健康状態の良否結果に基づいて判断される内容である。
図6の本実施例を見ると、抗体検査結果として、検査ID「***」、IgM結果「陽性」、IgM抗体量「10.0(Unit)」、IgG結果「陽性」、IgG抗体量「5.0(Unit)」、検査日「2020/7/10」及び本人画像の情報が出力表示されている。なお、本人確認のために、性別、生年月日(年齢)の情報が含まれていても良い。
また、証明結果として「検査結果が証明されました」が出力表示されている。
さらに、利用可否の結果として「出社OK」、コメントとして「過去に感染した可能性が高いため、暫くは感染しづらいです」が出力表示されている。
なお、図6に示す判定結果データの表示内容は、検査情報管理装置1によって生成されているが、検査情報管理装置1から得られた判定結果の情報に基づいて施設端末200が生成するものであっても良い。
ユーザー登録受付部20は、図2に示すように、ユーザー端末100から「ユーザー登録データ」を受け付けるものであって、当該ユーザー登録データは、ユーザー毎に分類されて記憶部10に記憶される。
ユーザー登録データには、例えば、ユーザーの氏名、生年月日、メールアドレス、本人画像等の個人情報が含まれている。そのほか、必要に応じて、ユーザーが過去に受けたことがある各種の検査結果(遺伝子検査等)の情報が含まれていても良い。
なお、ユーザー登録を受け付けた後、ユーザー登録受付部20は、ユーザー端末100に向けて図2に示す「ユーザー識別データ」を送信する。
検査結果取得部21は、図4A-Cに示す「抗体検査結果データ」を取得するものであって、当該抗体検査結果データは、ユーザー毎に分類されて記憶部10に記憶される。
詳しく述べると、検査結果取得部21は、ユーザー端末100から抗体検査の「検査申込データ」を受け付けて、専用の検査実施会社を通じて抗体検査を行う。そして、「抗体検査結果データ」を取得する。
検査結果出力部22は、図2に示すように、ユーザー端末100に向けて「抗体検査結果データ」を出力するものである。
また、提供用コード送信部23は、ユーザーの健康状態に関する情報を提供するための「提供用コード」を生成し、当該提供用コードをユーザー端末100に向けて出力するものである。
なお、本実施例では図4A-Cに示すように、「抗体検査結果データ」の中に「提供用コード」の内容が含まれた形で出力されている。
施設登録受付部30は、図2に示すように、施設端末200から「施設登録データ」を受け付けるものであって、当該施設登録データは、施設毎に分類されて記憶部10に記憶される。
施設登録データには、例えば、施設の名称、住所、事業内容、メールアドレス等の施設情報が含まれている。
なお、施設登録を受け付けた後、検査情報管理装置1は、施設端末200に向けて図2に示す「施設識別データ」を送信する。
要求受け付け部40は、対象ユーザーの健康状態に関する情報を要求する「要求データ」を施設端末200から受け付けるものである。
詳しく述べると、図2に示すように、ユーザー端末100を通じて「提供用コード」を読み取った対象施設の施設端末200から、当該要求データを受け付けることになる。
「要求データ」には、対象ユーザーを特定するための「ワンタイムパスワード」と、施設を認証するための「認証キー」との情報が含まれている。
測定結果取得部41は、対象ユーザーの生体情報の測定結果を示す「測定結果データ」を施設端末200から取得するものである。
詳しく述べると、対象ユーザーの当日の体温の測定結果を示す「測定結果データ」を「要求データ」とともに施設端末200から取得する。データ取得後は、対象ユーザーの登録情報、抗体検査結果の情報とそれぞれ紐づけて記憶部10に記憶されると好ましい。
なお、本実施例では体温の測定結果としているが、血圧、脈拍数、心拍数等の生体情報であっても良いし、これら生体情報を組み合わせたものであっても良い。
なお、測定結果データには、体温測定結果のほか、体温測定日の情報が含まれていると良い。
施設認証部42は、施設端末200から送信される「要求データ」から、対象施設が予め登録されている施設であることを認証する。
詳しく述べると、図2に示すように、上記要求データに含まれる「認証キー」が実際に存在するキーであることを認証する。また、上記要求データに含まれる「ワンタイムパスワード」から対象ユーザーを特定する。
健康状態判定部43は、予め取得した対象ユーザーの抗体検査結果と、新たに取得した対象ユーザーの体温の測定結果とに基づいて、対象ユーザーの健康状態を判定する。
詳しく述べると、図5A、Bに示す「判定データ」を参照して、抗体検査結果と、抗体検査日から経過した経過日数と、当日の体温の測定結果とから、対象ユーザーの健康状態を判定することになる。
判定結果出力部44は、対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す「判定結果データ」を作成し、当該判定結果データを施設端末200に向けて出力する。
詳しく述べると、図5A、Bに示すように、対象ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」と、対象ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とを含む判定内容を作成し、当該判定内容を示す「判定結果データ」を施設端末200に向けて出力する。
なお、出力された上記判定結果データは、施設端末200の表示画面に表示されることになる。その結果、対象施設の担当者が、対象施設を訪れた対象ユーザーの健康状態を把握することができ、対象ユーザーの利用可否について判断することができる。
<検査情報管理方法>
次に、検査情報管理システムS(検査情報管理装置1)で実行される検査情報管理プログラム(検査情報管理方法)の主な処理について、図7A、Bに基づいて説明する。
本実施形態に係る上記プログラムは、記憶部10を備えた検査情報管理装置1の機能的な構成要素として、上述した記憶部10と、ユーザー登録受付部20と、検査結果取得部21と、検査結果出力部22と、提供用コード送信部23と、施設登録受付部30と、要求受け付け部40と、測定結果取得部41と、施設認証部42と、健康状態判定部43と、判定結果出力部44と、を実現させるために各種プログラムを集約させたユーティリティプログラムであって、検査情報管理装置1のCPUがこの検査情報管理プログラムを実行する。
なお、上記プログラムは、例えば、検査情報管理装置1の運営者から運営開始の操作を受け付けて実行されるものである。
図7Aに示す処理フローは、主にユーザーの登録、ユーザーの抗体検査結果の取得及び管理、そして施設の登録に関する処理を説明している。
図7Aから続く図7Bに示す処理フローは、主にユーザーの抗体検査結果に基づいてユーザーの健康状態を判定し、当該判定内容を出力する処理を説明している。
図7A、Bに示す「検査情報管理フロー」では、まず、ユーザー登録受付部20が、ユーザー端末100から図2に示す「ユーザー登録データ」を受け付けるステップS1から始まる。
ユーザー登録を受け付けた後、ユーザー登録受付部20は、ユーザー端末100に向けて図2に示す「ユーザー識別データ(ユーザーID、IDパスワード)」を送信する(ステップS2)。
上記処理によって、ユーザー端末100は、検査情報管理装置1からソフトウェアサービスを受けるためのユーザーID、IDパスワードを受信する。
次に、ステップS3で、検査結果取得部21は、ユーザー端末100から抗体検査の「検査申込データ」を受け付ける。
検査申込を受け付けた後、検査結果取得部21は、専用の査実施会社を通じて図4A-Cに示す「抗体検査結果データ」を取得する(ステップS4)。
次に、ステップS5で、検査結果出力部22(提供用コード送信部23)が、図2に示すように、ユーザー端末100に向けて「抗体検査結果データ」を出力する。
「抗体検査結果データ」には、ユーザーの抗体検査結果の情報と、ユーザーの健康状態に関する情報を提供するための「提供用コード(2次元バーコード)」とが含まれている。
上記処理によって、ユーザー端末100は、検査情報管理装置1によって管理された専用ウェブサイトにアクセスし、ユーザーログインすることで、「抗体検査結果データ」を表示画面に表示することができる。
次に、ステップS6で、施設登録受付部30が、施設端末200から図2に示す「施設登録データ」を受け付ける。
施設登録を受け付けた後、施設登録受付部30は、施設端末200に向けて図2に示す「施設識別データ(施設ID、IDパスワード、認証キー)」を送信する(ステップS7)。
上記処理によって、施設端末200は、検査情報管理装置1からソフトウェアサービスを受けるための施設ID、IDパスワード、認証キーを受信する。
上記処理フローにおいて、ステップS1~S5における処理と、ステップS6~S7における処理の順番については逆になっても良いし、同じタイミングとなっても良い。
次に、図7Bに示すステップS8で、要求受け付け部40が、施設端末200から図2に示す「要求データ」を受け付ける。
具体的な状況を説明すると、まず、勤め先となる企業に出社したユーザーが、健康状態の良否の判定を得るために、ユーザー端末100の表示部に「抗体検査結果データ」及び「提供用コード」を表示する。施設端末200は、ユーザー端末100に表示された「提供用コード」を専用アプリで読み取って、対象ユーザーを特定するための「ワンタイムパスワード」を受け取る。そして、当該ワンタイムパスワード及び施設の認証キーの情報が含まれた図2に示す「要求データ」を検査情報管理装置1に向けて送信する。
次に、ステップS9で、測定結果取得部41が、施設端末200からユーザーの当日の体温の測定結果を示す「測定結果データ」を取得する。
なお、検査情報管理装置1は、施設端末200から「要求データ」とともに「測定結果データ」を取得することとしても良い。すなわち、上記ステップS8とステップS9を同じタイミングとしても良い。
次に、ステップS10で、施設認証部42が、施設端末200から送信された「要求データ」から、対象施設が予め登録されている施設であることを認証する。
詳しく述べると、施設認証部42は、上記要求データに含まれる「認証キー」が実際に存在するキーであることを認証する。送信された認証キーが存在しないと判断した場合には、この時点で施設端末200に向けて「認証エラー」を出力する。
また、施設認証部42は、上記要求データに含まれる「ワンタイムパスワード」から対象ユーザーを特定する。
次に、ステップS11で、健康状態判定部43が、図5A、Bに示す「判定データ」を参照して、予め取得した対象ユーザーの「抗体検査結果」と、抗体検査日から経過した「経過日数」と、新たに取得した対象ユーザーの「体温の測定結果」とから、対象ユーザーの健康状態を判定する。
次に、ステップS12で、判定結果出力部44が、図6に示す「判定結果データ」を作成し、当該判定結果データを施設端末200に向けて出力する(ステップS13)。
詳しく述べると、判定結果出力部44は、対象ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」と、対象ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とを含む判定内容を作成し、当該判定内容を示す「判定結果データ」を出力する。
なお、出力された上記判定結果データは、施設端末200の表示画面に出力されることになる。
具体的な状況を説明すると、企業の入場ゲートにおいて担当者が、施設端末200の表示画面に出力された「判定結果データ」の内容を確認し、出社した対象ユーザーの健康状態を把握することができる。例えば、抗体検査結果が証明され、出社OKの判定結果が示されていた場合には、担当者が対象ユーザーの出社を許可することになる。また、対象ユーザーにコメント内容を伝えることもできる。
上記ステップS1からステップS12を経て、図7A、Bのプロセスを終了する。
上記の検査情報管理プログラムの処理フローにより、ユーザーの抗体検査結果の情報を適切に管理し、適切に提供先へ提供することが可能となる。
また、抗体検査結果だけでなく、その他の検査・測定結果との組み合わせから得られる有効な情報を提供することが可能となる。
上記実施形態では、ユーザーが対象施設となる企業へ出社し、当該ユーザーによる企業への出社可否の判定結果を提供するケースを想定して説明しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、ユーザーが対象施設となるイベント施設(イベント会場)へ行き、当該ユーザーによるイベント施設への入場可否の判定結果を提供するケース等であっても良い。
<検査情報管理装置の第2実施形態>
次に、検査情報管理装置の第2実施形態について説明する。
なお、上述した検査情報管理装置1と重複する内容は説明を省略する。
第2実施形態の検査情報管理装置1(記憶部10)は、図8A、Bに示す「判定データ」を記憶している。
当該判定データは、対象施設の予約時及び利用時において、ユーザーの健康状態を判定するための判定表を示すテーブルデータである。すなわち、予約時における判定表と、当日の利用時における判定表とが含まれたテーブルデータとなっている。
図8A、Bの本実施例では、ユーザーがイベント施設(イベント)を事前予約し、イベント施設を当日利用する(イベントに当日参加する)にあたって、当該ユーザーによるイベント施設の予約、利用可否(イベントの予約、参加可否)の判定結果を提供するケースを想定している。
例えば、図8Aの予約可否について、ユーザーの抗体検査結果「陽性」、検査経過日数「30日以内」であれば、予約時の体温の測定結果「発熱状態」の場合であっても、対象施設の予約可否について「予約OK」との回答内容が導き出される。
そして、図8Bの利用可否について、ユーザーの抗体検査結果「陽性」、検査経過日数「30日以内」、当日の体温の測定結果「平熱状態」の場合であれば、対象施設の利用可否について「参加OK」との回答内容が導き出される。
次に、第2実施形態の検査情報管理プログラム(検査情報管理方法)の主な処理について、図9A、Bに基づいて説明する。
なお、ステップS1からステップS7については、図7Aの処理フローと同様であるため省略する。
図9Aに示すステップS8´で、要求受け付け部40が、施設端末200から「要求データ」を受け付ける。
具体的な状況を説明すると、まず、イベント施設のイベント予約をしたいユーザーが、ユーザー端末100を通じてイベントの予約申込を行う。予約申込の際には、予め検査情報管理装置1によって管理された専用ウェブサイトにアクセスし、ユーザー本人を特定するための「ワンタイムパスワード」を取得し、予約申込情報として入力する。また、予約時の体温の測定結果も併せて送信する。予約申込を受け付けた施設端末200は、対象ユーザーの健康状態に関する情報を問い合わせるべく、専用アプリを通じて上記ワンタイムパスワード及び施設の認証キーの情報が含まれた「要求データ」を検査情報管理装置1に向けて送信する。
次に、ステップS9´で、測定結果取得部41が、施設端末200からユーザーの当日の体温の測定結果を示す「測定結果データ」をさらに取得する。
そして、ステップS10´で、施設認証部42が、施設端末200から送信された「要求データ」から、対象施設が予め登録されている施設であることを認証する。
そして、ステップS11´で、施設認証部42が、ユーザーの抗体検結果の情報を対象施設へ提供することに同意するか否かについて確認する。すなわち、同意確認データをユーザー端末100に向けて送信する。
なお、同意確認の問合せを受けたユーザーは、ユーザー端末100を通じて問合せの回答を行う。すなわち、回答データを検査情報管理装置1に向けて送信する。
次に、ステップS12´で、施設認証部42がユーザー端末100から情報提供に同意する旨の回答データを取得した場合には、健康状態判定部43が、図8A、Bに示す「判定データ」を参照して、対象ユーザーの健康状態を判定する(ステップS13´)。
そして、ステップS14´で、判定結果出力部44が、「判定結果データ」を作成し、当該判定結果データを施設端末200に向けて出力する。
詳しく述べると、判定結果出力部44は、対象ユーザーによる「対象施設の予約可否の結果」と、対象ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とを含む判定内容を作成し、当該判定内容を出力する。
なお、出力された上記判定結果データは、施設端末200の表示画面に出力されることになり、イベント施設の担当者が判定結果の内容を確認し、対象ユーザーによる予約を確定し(あるいは拒否し)、対象ユーザーへお知らせする。
対象ユーザーによる予約が確定した場合には、図9Bに示す処理フローに進む。
次に、図9Bに示すステップS15´で、要求受け付け部40が、施設端末200から2回目又は2回目以降の「要求データ」を受け付ける。
具体的な状況を説明すると、まず、イベント予約を確定したユーザーが、イベント当日にイベント施設の参加可否の判定を得るために、ユーザー端末100の表示部に「提供用コード」を表示する。施設端末200は、ユーザー端末100に表示された「提供用コード」を専用アプリで読み取って、対象ユーザーを特定するための「ワンタイムパスワード」を受け取る。そして、当該ワンタイムパスワード及び施設の認証キーの情報が含まれた「要求データ」を検査情報管理装置1に向けて送信する。
そして、ステップS16´で、測定結果取得部41が、施設端末200からユーザーの当日の体温の測定結果を示す「測定結果データ」も併せて取得する。
次に、ステップS17´で、施設認証部42が、施設端末200から送信された「要求データ」から、対象施設が予め登録されている施設であることを認証する。
そして、ステップS18´で、健康状態判定部43が、図8A、Bに示す「判定データ」を参照して、対象ユーザーの健康状態を判定する。
そして、ステップS19´で、判定結果出力部44が、対象ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」と、対象ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とを含む判定内容を作成し、当該判定内容を出力する。
出力された上記判定結果データは、施設端末200の表示画面に出力される。
具体的な状況を説明すると、イベント施設の担当者が、施設端末200の表示画面に出力された「判定結果データ」の内容を確認し、対象ユーザーの健康状態を把握することができる。例えば、参加OKの判定結果であれば、担当者が対象ユーザーの参加を許可する。また、対象ユーザーにコメント内容を伝えることもできる。
上記ステップS8´からステップS19´を経て、図9A、Bのプロセスを終了する。
上記の検査情報管理プログラムの処理フローによっても、ユーザーの抗体検査結果の情報を適切に管理し、適切に提供先へ提供することが可能となる。
上記実施形態では、ユーザーがイベント施設(イベント)を予約し、イベントに当日参加するにあたって、イベントの予約、参加可否の判定結果を提供するケースを想定しているが、特に限定されることなく、旅行の予約、参加のケースであっても良いし、宿泊施設の予約、参加のケース等であっても良い。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図5A、Bに示すように、健康状態判定部43が、予め取得したユーザーの「抗体検査結果」と、新たに取得したユーザーの「体温の測定結果」とに基づいて、ユーザーの健康状態を判定しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、ユーザーの当日の体温の測定結果が得られない場合には、ユーザーの抗体検査結果のみから、ユーザーの健康状態を判定しても良い。あるいは、抗体検査結果から得られる判定までを行い、図5A、Bに示す平熱状態、発熱状態それぞれの場合の判定結果を施設端末200へ出力することとし、施設(施設端末200)に最終判定を委ねても良い。
また例えば、抗体検査結果と、その他の検査結果(例えば、抗原検査やPCR検査、遺伝子検査の結果、ワクチン接種の結果)との組み合わせから、ユーザーの健康状態を判定しても良い。
具体的には、遺伝子検査結果があれば、ウイルス感染したときにユーザーが重症化し易い遺伝子型を持っているか否か等の遺伝子情報も考慮することができる。
また、BCG等の所定のワクチンを接種した結果があれば、所定のウイルス感染症に対する免疫を獲得しているものとして考慮することができる。
また、ウイルス感染した場合にウイルス潜伏期間を考慮しながらPCR検査、抗原検査、抗体検査の各検査結果を利用することで、より精度の高い判定結果を得ることができる。ウイルス潜伏期間としては、例えば、発症前の時期、発症後であってPCR検査が陽性になり易い時期、PCR検査が陰性になり易く、抗体検査が陽性になり易い時期等に区分けすることができる。
さらに例えば、抗体検査結果と、その他の検査結果と、風邪等の症状の情報、ウイルス感染者との濃厚接触情報、海外渡航歴の情報等との組み合わせから、ユーザーの健康状態を判定しても良い。
上記実施形態では、図5A、Bに示すように、健康状態判定部43が、抗体検査結果のうちIgG抗体量(unit)の結果からユーザーの健康状態を判定しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、IgG抗体量とIgM抗体量の両方の結果から判定しても良いし、IgM抗体量の結果から判定しても良い。
上記実施形態では、図6に示すように、判定結果出力部44が、ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」と、ユーザーの抗体の有無及び抗体量に基づいた「コメント」とを含む判定内容を作成しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、ユーザーによる「対象施設の利用可否の結果」まで判定するのではなく、単純にユーザーの「健康状態の良否」を判定することでとどめても良い。また、上記「コメント」を作成しなくても良い。
また例えば、図6に示す判定結果の内容に、対象施設の名称及び住所、判定結果の作成日時の情報を追加しても良い。そうすることで、対象ユーザーの施設利用履歴を残すことができ、ウイルス感染経路情報として利用することもできる。なお、ウイルス感染経路情報を好適に管理するために、他の対象施設の施設利用履歴も紐づけて記憶しておくと好ましい。
上記実施形態では、図6に示すように、判定結果出力部44が、ユーザーのIgG抗体の有無及びIgG抗体量に基づいた「コメント」を作成しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、IgG抗体の有無のみに基づいたコメントであっても良いし、IgG抗体の代わりにIgM抗体の有無のみに基づいたコメントであっても良い。
また例えば、IgG抗体、IgM抗体以外の抗体(免疫グロブリン)の有無に基づいたコメントであっても良いし、それぞれの抗体の有無及び抗体量の組み合わせに基づいたコメントであっても良い。
上記実施形態では、図7Bに示すように、施設端末200が、ユーザー端末100に表示された「提供用コード」を読み取ったことをトリガーとして、ユーザーの健康状態に関する情報を要求する「要求データ」を検査情報管理装置1に向けて送信しているが、上記トリガーに限定されることなく変更可能である。
例えば、ユーザーが企業へ出社するケースを考える。このとき、企業がICカード式勤怠管理システムを導入しているならば、ユーザーが入場ゲートでICカードを読み取らせたことをトリガーとして、施設端末200が上記「要求データ」を検査情報管理装置1へ送信することとしても良い。すなわち、施設端末200が「要求データ」を送信するトリガーとしては、個々のケースに応じてカスタマイズしても良い。
なお、上記場合には、施設端末200がユーザーIDと、ユーザーのICカードとを予め紐づけておき、ユーザー毎に管理しておく必要がある。そのため、企業とユーザーの間で抗体検査結果の情報を共有する取り決めが予め交わされていると良い。
上記実施形態では、図7Bに示すように、施設端末200が、検査情報管理装置1に向けて「要求データ」を送信し、ユーザーの健康状態に関する判定内容を都度取得する構成となっているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、対象施設(施設端末200)が、対象ユーザーの合意の上で、対象ユーザーの抗体検査結果及び判定結果の内容を予め取得し、管理するものであっても良い。そうすれば、その都度、施設端末200が検査情報管理装置1にアクセスする必要がなくなり、例えば所定のタイミング毎に検査情報管理装置1へアクセスし、対象ユーザーの抗体検査結果、判定結果の情報を更新すれば良いことになる。
上記構成であれば、医療施設においてウイルス感染症の疑いがある患者と接触する対象者の選定に応用することができる。具体的には、事前に合意の上で候補者全員に抗体検査を受診させる。医療施設(施設端末200)が各候補者の抗体検査結果を取得し、管理する。抗体検査結果から抗体量が高いヒトを優先して対象者にアサインすることができる。
また、海外出張においてウイルス感染リスクの低い対象者の選定に応用することができる。具体的には、上記ケースと同様であって抗体量が高いヒトを優先して対象者にアサインすることができる。
また、企業での社員の席決め、宿泊施設での顧客の部屋決めにおいて企業、宿泊施設がリスク管理しながら対象者を選定することができる。
上記実施形態では、図2に示すように、検査情報管理装置1と、ユーザー端末100と、施設端末200とがそれぞれ連携し、ユーザーの抗体検査結果の情報を有効活用するためのシステムとなっているが、特に限定されなくても良い。
例えば、検査情報管理装置1と施設端末200が2者連携するシステムであっても良いし、検査情報管理装置1とユーザー端末100が2者連携するシステムであっても良い。あるいは、検査情報管理装置1のみで完結させるシステムとなっていても良い。
上記実施形態では、図8A、Bに示すように、健康状態判定部43が、予約時、利用時の計2回にわたってユーザーの健康状態を判定しているが、特に限定されることなく、例えば3回以上判定することとしても良い。
すなわち、ユーザーが予約する時期が比較的早い場合には、1回目の予約時に予約NGの判定結果となった場合であっても、2回目の予約時に予約OKの判定結果が得られれば、ユーザーが当日にイベント参加することが可能となる。
上記実施形態では、判定結果出力部44が、図5A、B、図8A、Bに示す「判定データ」を参照して、ユーザーによる「対象施設の予約/利用可否の結果」を判定しているが、個々の対象施設に対応させて判定方法をカスタマイズすることが可能である。
例えば、発熱状態の場合には原則として出社・参加NGとしているが、変更可能である。すなわち、抗体が「陽性」であって、比較的軽微な「発熱状態」であった場合には、他の検査・測定結果との組み合わせ次第では、「出社・参加OK」とする判定があっても良い。
また例えば、予約時と利用時の間隔が比較的短い場合、すなわち2週間よりも短い場合には、抗体が「陽性」、「発熱状態」の場合であっても「予約NG」とする判定をしても良い。
上記実施形態では、検査情報管理装置1が読み取り可能な記録媒体に検査情報管理プログラムが記憶されており、検査情報管理装置1が当該プログラムを読み出して実行することによって処理が実行される。ここで検査情報管理装置1が読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。
また、この検査情報管理プログラムを通信回線によって不図示のサーバー端末に配信し、この配信を受けたサーバー端末自身が、映像処理装置として機能し、当該プログラムを実行するように構成しても良い。
上記実施形態では、主として本発明に係る検査情報管理装置及び検査情報管理方法に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 検査情報管理システム
1 検査情報管理装置
10 記憶部
20 ユーザー登録受付部
21 検査結果取得部
22 検査結果出力部
23 提供用コード送信部
30 施設登録受付部
40 要求受け付け部
41 測定結果取得部
42 施設認証部
43 健康状態判定部
44 判定結果出力部
100 ユーザー端末
110 記憶部
111 データ送信部
112 データ受信部
113 表示部
200 施設端末
210 記憶部
211 データ送信部
212 データ受信部
213 本人確認部
214 表示部

Claims (8)

  1. ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理装置であって、
    対象ユーザーの健康状態に関する情報を要求する要求データを受け付ける要求受け付け部と、
    前記対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定部と、
    前記対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す判定結果データを出力する判定結果出力部と、を備えていることを特徴とする検査情報管理装置。
  2. 前記対象ユーザーの生体情報の測定結果を示す測定結果データを取得する測定結果取得部をさらに備え、
    前記健康状態判定部は、予め取得した前記対象ユーザーの抗体検査結果と、新たに取得した前記対象ユーザーの生体情報の測定結果とに基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の検査情報管理装置。
  3. 前記健康状態判定部は、予め取得した前記対象ユーザーの抗体検査結果と、抗体検査日から経過した経過日数と、新たに取得した前記対象ユーザーの生体情報の測定結果とに基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定することを特徴とする請求項2に記載の検査情報管理装置。
  4. 前記測定結果取得部は、前記対象ユーザーの体温の測定結果を取得し、
    前記判定結果出力部は、前記対象ユーザーの健康状態の良否結果と、前記対象ユーザーの抗体の有無及び/又は抗体量に基づいたコメントとを含む前記判定結果の内容を出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の検査情報管理装置。
  5. 前記要求受け付け部は、対象施設によって用いられる施設端末から前記要求データを受け付けることとし、
    前記判定結果出力部は、
    前記判定結果データを前記施設端末に向けて出力することとし、
    前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる前記対象施設の利用可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検査情報管理装置。
  6. 前記健康状態判定部は、少なくとも2回にわたって前記対象ユーザーの健康状態を判定することとし、
    前記判定結果出力部は、
    最初の前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる対象施設の予約可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力し、かつ、
    最後の前記判定結果データとして前記対象ユーザーによる対象施設の利用可否の結果を含む前記判定結果の内容を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検査情報管理装置。
  7. 前記対象ユーザーの健康状態に関する情報を提供するための提供用コードを生成し、前記提供用コードを、前記対象ユーザーによって用いられるユーザー端末に向けて送信する提供用コード送信部をさらに備え、
    前記要求受け付け部は、前記ユーザー端末を通じて前記提供用コードを読み取った対象施設の施設端末から、前記要求データを受け付けることとし、
    前記判定結果出力部は、前記判定結果データを前記施設端末に向けて出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の検査情報管理装置。
  8. ユーザーの抗体検査結果の情報を管理する検査情報管理方法であって、
    コンピュータが、
    対象ユーザーの健康状態に関する情報を要求する要求データを受け付ける要求受け付け工程と、
    前記対象ユーザーの抗体検査結果に基づいて、前記対象ユーザーの健康状態を判定する健康状態判定工程と、
    前記対象ユーザーの健康状態に関する判定結果の内容を示す判定結果データを出力する判定結果出力工程部と、を実行することを特徴とする検査情報管理方法。
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