JP2022063243A - 低吸油性食品素材、及びその利用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】穀物由来であり、穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む、穀粉に混合して用いるための、食品素材を提供する。この食品素材は、乾物換算で3.0%以上のアラビノキシランを含む。本発明を適用して得られたパン粉は、吸油性が低く、外観や食感に優れている。
【選択図】なし
Description
[1] 穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む、穀粉を含む食品の吸油を抑制するために用いられる、食品素材。
[2] 乾物換算で3.0%以上のアラビノキシランを含む、1に記載の食品素材。
[3] 硬質小麦由来である、1又は2に記載の食品素材。
[4] 下記を原材料として含む、食品:
穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材、及び穀粉。
[5] 原材料に穀粉を含む流動性がない生地を製造される食品に対し、原材料の穀粉に対する穀粉から分離した食品素材の置換割合が1~40%であり、水分調整により流動性がない生地に調製して製造される、4に記載の食品。
[6] 原材料の穀粉を含む流動性がある生地を用いて製造される食品に対し、原材料の穀粉に対する穀粉から分離した食品素材の置換割合が1~100%であり、水分調整により流動性がある生地に調製して製造される、4に記載の食品。
[7] 5及び6に記載の生地で被覆して製造される、食品。
[8] パンを細断したもの又はパン粉である、4又は5に記載の食品。
[9] 8に記載のパンを細断したもの又はパン粉を使用した、食品。
[10] 下記の工程を含む、穀粉を含む食品の製造方法:
(1) 穀物由来であり、穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材を準備し、
(2) 食品素材と穀粉を混合し、
(3) 混合物を油を用いて調理する。
[11] 細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を有効成分として含む、吸油抑制剤。
[12] 穀粉を含む食品の吸油を抑制する方法であって、
細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を、穀粉に混合する工程を含む、方法。
(原材料穀物)
本発明の食品素材は穀物を原材料とする。本発明の食品素材の原材料として用いる穀物の例として、小麦、ライ麦、大麦、オーツ麦、ライ小麦、ハトムギ、そば、コーンが挙げられる。本発明の食品素材の原材料は、これらから選択される複数の穀物の組み合わせであってもよい。穀物は、本発明の食品素材を製造するための原材料として用いるに際しては、穀粉として用いるとよい。本発明の食品素材は、穀粉から分離したものである。
本発明の食品素材は、細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む。
本発明の食品素材は、細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含むため、穀物(イネ科植物)細胞壁の主要マトリックス成分の一つであるアラビノキシランを含む。食品素材中のアラビノキシラン含量は、原材料にも拠るが、乾物換算で3.0%以上であり、4.0%以上であることがより好ましく、5.5%以上であることがさらに好ましく、7.0%以上であることがさらに好ましい。なお、本発明に関し、食品素材、複合体、不溶性画分、及びそれらに含まれる澱粉等の成分の量及び含量をいうときは、特に記載した場合を除き、乾物に換算した場合の値(水分量0%の乾燥質量に基づく値)として示している。
本発明の食品素材に含まれる複合体は、澱粉を含み、粒数としては小粒子澱粉を多く含み、細胞壁断片表面を覆っている澱粉の面積の多くを占める。不溶性画分中の小粒子澱粉の含量(小粒子澱粉質量/澱粉質量)は、原材料にも拠るが、乾物換算で40%以下であり、30%以下である場合があり、20%以下である場合があり、15%以下である場合がある。澱粉含量は、当業者によく知られた種々の方法により、測定することができる。なお、通常の小麦粉の小粒子澱粉含量は10%以下である。強力粉で7%以下、超強力粉で3%以下である。不溶性画分中の小粒子澱粉の含量は、当業者であれば適切な方法を用いて測定・算出することができる。例えば、本明細書の実施例の項で説明した方法を用いてもよい。
本発明の食品素材は、種々の形態であり得る。例えば、分離直後の水分を含む生の状態、懸濁物、乾燥物、凍結物、凍結乾燥物等であり得る。
本発明の食品素材は、上述のとおり、小麦粉からのグルテン及び澱粉の製造において副生される、小麦澱粉の乳濁液から、細胞壁断片と比較的小粒子の澱粉の複合体を含む画分として、製造することができる。
穀粉に対し、1/2~2/3倍量の水を加え、混錬して生地を製造し;得られた生地を5~50倍量の水で洗浄してグルテンを取り出し;
グルテンを取り出した残りの液を比重により分離して沈殿画分を得て;そして
得られた沈殿画分において、ふすま層より上の層を回収する。
本発明の食品素材は、様々な食品の原材料として、穀粉に混合して用いることができる。また本発明の食品素材は、穀粉を含む様々な食品の吸油を抑制するために用いることができる。
本発明はまた、下記を原材料として含む、食品を提供する。
・穀物由来であり、穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材、及び穀粉。
本発明に関し、食品とは、特に記載した場合を除き、固形物のみならず、液状のもの、例えばスープ、飲料及びドリンク剤を含む。また、特に記載した場合を除き、ヒトを対象としたもののみならず、非ヒト動物を対象としたもの、例えば飼料及びペットフードを含む。さらに、食品は、特に記載した場合を除き、一般食品、健康食品、サプリメント、保健機能食品(特定保健用食品(通称:トクホ)、栄養機能食品、機能性表示食品)を含み、また治療食(治療の目的を果たすもの。医師が食事箋を出し、それに従い栄養士等が作成した献立に基づいて調理されたもの。)、食事療法食、成分調整食、減塩食、介護食、減カロリー食、ダイエット食を含む。
本発明の食品素材を含む食品は、穀粉を含む。穀粉の例として、小麦粉、ライ麦粉、大麦(モチ大麦)粉、オーツ麦粉、そば粉、コーンミール、米粉、大豆粉が挙げられ、芋類の粉や木の実の粉も含む。穀粉は、これらから選択される複数の穀物の組み合わせであってもよい。
本発明の食品素材はグルテンとの相互作用により吸油を抑えることから、本発明の食品の好ましい態様の一つは、原材料穀粉としてグルテンを含む穀粉を原材料として用いる食品である。グルテンを含む穀粉の例の一つは、小麦粉を多く含む穀粉であり、例えば、小麦粉を50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%以上、さらに好ましくは100%含有する穀粉である。小麦粉は、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉、デュラム粉、全粒粉であってもよい。
食品素材と穀粉を原材料として含む本発明の食品において、穀粉に対する食品素材の置換割合は、吸油を抑えるために有効な量であれば、特に限定されない。穀粉に対する食品素材の置換割合(乾物換算)は、例えば、1%以上とすることができ、2%以上であってもよく、3%以上であってもよく、5%以上であってもよい。通常、強力粉(乾物重量)に対して加水率が60%~70%で調製された流動性がない生地を用いて製造されるパン、パンを裁断したもの又はパン粉に用いる場合は、置換割合は1~20%とすることができ、1~10%とすることが好ましく、2~8%とすることがより好ましい。このような範囲であれば、十分に吸油が抑えられ、かつパンとしての体積も無添加の場合に比較して大きく低下することがないからである。また、通常、芋類の粉(乾物重量)に対して加水率が200%~250%で調製された流動性がない生地を用いて製造されるマッシュポテトに用いる場合は、置換割合は1~40%とすることができ、1~20%とすることが好ましく、5~20%とすることがより好ましい。このような範囲であれば、フライしたときに十分に吸油が抑えられるからである。また、通常、穀粉の乾物質量に対する加水率が80%以上、より特定すると薄力粉に対して加水率が150%~200%で調製された流動性がある生地を用いて製造される天ぷら衣、バッター等の食品材料のコーティング材に用いる場合は、置換割合は1%以上であってもよく、5~100%であってもよく、5~40%としてもよく、10~30%としてもよい。また、通常、小麦粉等に対して加水率が一般に20%~60%で調製された流動性がない生地からなる、麺、又は餃子の皮等の麺帯に用いる場合は、置換割合は3~40%とすることができ、4~35%とすることが好ましく、5%超30%以下とすることがより好ましく、6~25%以下とすることがさらに好ましい。このような範囲であれば、十分に吸油が抑えられるからである。本発明の食品素材は、加水率が比較的大きいために油調すると通常は吸油が多くなると考えられる食品に対して、穀粉の1%以上を、好ましくは5%以上を置換することで良好に吸油を抑えることができる。なお、本発明に関し、穀類に対する食品素材の置換割合をいうときは、特に記載した場合を除き、穀粉(乾物換算)100部において置き換えた食品素材(乾物換算)の割合をいい、例えば穀粉(乾物換算)100gのうち、5gを食品素材(乾物換算)に置換した場合(穀粉95gに対して食品素材を5g用いた場合)は、5%と計算される。
本発明の食品は、複合体に由来するアラビノキシランを含む。食品がパン、パンを裁断したもの又はパン粉であって、穀粉としてアラビノキシラン含量が比較的低い小麦粉(例えば、市販の、輸入小麦を原材料とする強力粉。アラビノキシラン含量は約1.6%)を用いた場合は、穀粉あたり1.7%以上、好ましくは1.9%以上、より好ましくは2.2%以上、さらに好ましくは3.0%以上、アラビノキシランを含有しうる。また同様に食品がパン、パンを裁断したもの又はパン粉であって、穀粉としてアラビノキシラン含量が比較的高い小麦粉(例えば、ゆめちからを原材料とする強力粉。アラビノキシラン含量は約2.1%)を用いた場合は、穀粉あたり2.2%以上、好ましくは2.4%以上、より好ましくは2.5%以上、さらに好ましくは2.6%以上、アラビノキシランを含有しうる。
本発明の食品は、下記の工程を含む、製造方法により製造することができる:
(1) 穀物由来であり、穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材を準備し、
(2) 食品素材と穀粉を混合する。
この製造方法は、さらに下記の工程を含んでもよい。
(3) 混合物を、必要に応じ原材料を加えた上で、油を用いて調理する。
本発明は、本発明のパン粉を使用した食品を提供する。パン粉を使用した食品の例として、フライ、フライ調理しないフライ用食品(ノンフライ食品)が挙げられ、具体的には、カツ(例えば、トンカツ、チキンカツ、ビーフカツ、メンチカツ、魚フライ、エビフライ、カキフライ、ホタテフライ)、等が挙げられる。このような食品は、パン粉を含む衣が軽くサクサクした食感であり、また剣立ちに優れた外観を有しうる。本発明はまた、本発明の食品素材を衣等の油に触れる外表面に含む食品を提供する。このような食品の例として、天ぷら、本発明の食品素材を使用したバッターを用いたフライ食品、フリッター、ドーナツ、アメリカンドッグ(フレンチドッグ、ホットドッグ、コーンドッグということもある。)が挙げられる。
本発明の食品には、添加される食品素材が目的の効果を発揮しうる限り、食品素材及び穀粉以外の他の原材料を配合することができる。他の原材料は、例えば食品がパン、パンを裁断したもの又はパン粉である場合、水、パン酵母、油脂、所望により前述の増粘多糖類及びその他の製パン原料を混合・混捏する工程を含むが、その他の製パン原料として、通常、パン類の製造に用いられるもの、例えばサワー種、ルバン種等の各種発酵種;イーストフード;砂糖、ブドウ糖、果糖、転化糖、水あめ、麦芽糖、乳糖等の糖類;卵又は卵粉;脱脂粉乳、全脂粉乳、チーズ粉末、ヨーグルト粉末、ホエー粉末などの乳製品;ショートニングやバター、マーガリンやその他の動植物油等の油脂類;小麦タンパク質、乳化剤;膨張剤;増粘剤;甘味料;香料;着色料;アスコルビン酸;食塩等の無機塩類;グルコシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ等の酵素類;食物繊維を適宜使用することができる。
小麦粉350gに蒸留水を小麦粉の種類に応じて適量(165mL~200mL)を添加し、イズミ電動製麺器 こね工房 IPM500で5分間捏ね上げて生地を作成した。この生地3個を、約5Lの水で洗浄し、生グルテンを取り出した残りの洗液を静置し、上澄み上部の濁りが薄い部分を除去し、残りを4000rpm.で5分間遠心分離した。沈殿画分のうち、底の大粒子澱粉層の上のふすま層よりも上の層を回収し、不溶性画分とし、以下の実験で用いた。不溶性画分の大部分を占める白い層は白粕に相当する。不溶性画分は生及び冷凍解凍、凍結乾燥などの乾燥物の状態のいずれも使用できる。また得られた生及び冷凍解凍、乾燥物の状態の不溶性画分を水に懸濁して強く撹拌するなどの操作で、細胞壁断片に結合している澱粉の一部を剥がし、懸濁液を静置後に上澄みを除去して沈殿画分を回収する工程を実施することにより、細胞壁断片に結合している澱粉の量を減らした複合体を使用しても良い。
大麦粉500gに蒸留水を大麦粉の種類に応じて適量(240mL~260mL)を添加し、イズミ電動製麺器 こね工房 IPM500で5分間捏ね上げて生地を作成した。この生地を約6Lの水に懸濁分散し、よく撹拌した後に静置し、十分吸水をさせた後に上澄み上部の濁りが薄い部分を除去した。残りを再度懸濁させて4000rpm.で5分間遠心分離した。上澄みを捨てて蒸留水を遠心管に添加して懸濁し、4000rpm.で5分間遠心分離した。沈殿画分のうち、底の大粒子澱粉層の上の層(小麦粉の場合のふすま層の上に相当する部分)を回収し、不溶性画分とし、以下の実験で用いた。
(製パン、パン粉の作製)
製パン材料の配合を下表に示した。小麦粉200g、砂糖10g、食塩4g、ショートニング10g、イースト4g、L-アスコルビン酸0.02gとし、加水は配合によって最適な量とした。下表には加水量として不溶性画分の水分量+蒸留水の量を示す。小麦粉には強力粉(カメリヤ、日清製粉)を用い、不溶性画分は凍結解凍及び生の状態で材料に置換添加した。砂糖は三井製糖製のグラニュー糖,食塩は塩事業センターの精製塩,ショートニングはカネカ製のスノーライト,イーストは日本甜菜製糖製のレギュラーイースト,L-アスコルビン酸は和光純薬製の特級試薬を使用した。加水量は、小麦粉のファリノグラフでのミキシングテストで500B.U.を示す加水量を基本とし、実際のミキシング時の生地形成を確認しながら決定した。
吸油率の測定は全国パン粉工業協同組合連合会によるパン粉の吸油率簡易測定法を用いた。生パン粉の粒度は4メッシュパス6.5メッシュオンのものを用いた。フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、4.5g秤量したパン粉を茶こしに入れ、このセットを複数同時に2分間油揚げ後、3分間空中で茶こしのまま油切りをした。油切りしたパン粉をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、余分な油を取り除き、正確にパン粉の質量を測定した。
た。
[(油揚後パン粉質量(g)-パン粉乾燥質量(g))/乾燥前パン粉質量(g)]×100=含水試料吸油率(%)
1)Yamauchi, H., Nishio, Z., Takata, K., Oda, Y., Yamaki, K., Ishida, N. and Miura, H. (2001) The bread-making quality of a domestic flour blended with an extra strong flour and staling of the bread made from the blended flour, Food Sci. Technol. Res., 7, 120-125
2)新高橋幸資、山辺重雄 編. ポケット 食品・調理実験辞典 (2016)、p.97
3)森孝夫. 食品加工学実験書(2003)、p.22
(製パン、パン粉の作製)
実施例1と同様の製パン方法とした。製パン材料の配合を下表に示す。小麦粉200g,砂糖10g,食塩4g,ショートニング10g,イースト4g,L-アスコルビン酸0.02gとし加水は配合によって最適な量とした。下表には加水量として不溶性画分の水分量+蒸留水の量を示す。小麦粉には強力粉(カメリヤ、日清製粉)を用い、不溶性画分は凍結解凍及び生の状態で材料に置換添加した(下表参照)。砂糖は三井製糖製のグラニュー糖,食塩は塩事業センターの精製塩,ショートニングはカネカ製のスノーライト,イーストは日本甜菜製糖製のレギュラーイースト,L-アスコルビン酸は和光純薬製の特級試薬を使用した。
吸油率の測定は全国パン粉工業協同組合連合会によるパン粉の吸油率簡易測定法を用いた。生パン粉の粒度は4メッシュパス6.5メッシュオンのものを用いた。
4)長澤幸一 et al.(2011) 超強力小麦「ゆめちから」を使用したパン粉の吸油率. 日本食品科学工学会大会講演集, 58;100
(不溶性画分からの小粒子澱粉画分の分離回収)
不溶性画分50g(水分75%)を500mLビーカーに取り、蒸留水を約300mL添加し、スターラーで強く撹拌させた後に静置し、上澄み上層を回収した。これを5組用意し操作を20回繰り返した。上澄み上層は遠心分離(4000rpm. 5分)をし、沈殿画分を回収し、凍結乾燥した。
上記残渣を50mLの遠沈管に入れ、適量の蒸留水を加えて、ホモジナイザー(T18 ULTRA-TURRAX (IKA))で強く撹拌(12000rpm.)し、静置し、上澄み上層を取り除いた。これを10回繰り返し、細胞壁断片画分を回収し、凍結乾燥した。
製パン方法は実施例1と同様とした。製パン材料の配合を下表に示す。小麦粉200g,砂糖10g,食塩4g,ショートニング10g,イースト4g,L-アスコルビン酸0.02gとし、加水は配合によって最適な量とした。下表には加水量として不溶性画分の水分量+蒸留水の量を示す。小麦粉には強力粉(カメリヤ、日清製粉)を用い、不溶性画分は凍結解凍及び生の状態で材料に置換添加した。砂糖は三井製糖製のグラニュー糖,食塩は塩事業センターの精製塩,ショートニングはカネカ製のスノーライト,イーストは日本甜菜製糖製のレギュラーイースト,L-アスコルビン酸は和光純薬製の特級試薬を使用した。
吸油率の測定は全国パン粉工業協同組合連合会によるパン粉の吸油率簡易測定法を用いた。生パン粉の粒度は4メッシュパス6.5メッシュオンのものを用いた。
小粒子澱粉画分、細胞壁断片画分、及び不溶性画分の電子顕微鏡(卓上電子顕微鏡 TM3000(日立ハイテク))写真を図1~3に示した。
図4に、生パン粉の気泡壁の電子顕微鏡写真(強力粉 不溶性画分無添加 ×1000)を示した。図5に、不溶性画分(凍結解凍)を添加して製造した生パン粉の気泡壁の電子顕微鏡写真(強力粉+白粕5% ×1000)を示した。不溶性画分の小粒子澱粉と細胞壁断片からなる複合体が、大粒子を取り囲むように分布している構造が認められる。図6は、図5において不溶性画分由来の小粒子澱粉と細胞壁断片からなる複合体の箇所を示した。点線で示した箇所は、不溶性画分由来の小粒子澱粉の集合体があり、細胞壁断片が認められる部分である。
不溶性画分及び小麦粉について、澱粉及びアラビノキシラン含量を求めた。アラビノキシラン含量は、アラビノース、キシロースの含量測定値から、脱水縮合を考慮し、計算により求めた。なおアラビノース、キシロースの測定は、日本食品分析センターに依頼した。
澱粉含量(g/100g)=グルコース含量(g/100g)×0.9
白粕中の澱粉に占める10μm以下の小粒子澱粉粒数の百分率、及び10μmより大きい大粒子澱粉粒数の百分率は、各不溶性画分の電顕写真2枚から粒子数を数えて求めた平均値。
澱粉に占める10μm以下の小粒子澱粉、及び10μmより大きい大粒子澱粉の質量の百分率は、参考文献より小粒子澱粉の平均粒径3.4μmと大粒子澱粉の平均粒径25.1μmとし、大粒子澱粉の半径が小粒子澱粉の約7.4倍と算出した。電子顕微鏡写真から大粒子澱粉の厚さが小粒子澱粉の粒径の1.49倍であることから、大粒子澱粉の体積は小粒子澱粉の体積の81.1倍となる。この体積比を質量比として小粒子澱粉:大粒子澱粉=1:81.1(質量比)と試算した。
電子顕微鏡写真から数えた粒子数をそれぞれの質量比に乗じて、白粕中の澱粉に占める10μm以下の小粒子澱粉の質量の百分率及び10μmより大きい大粒子澱粉の質量の百分率(%)を求めた。
10μm以下の小粒子澱粉(%)及び10μmより大きい大粒子澱粉(%)は、白粕の澱粉含量と上記澱粉に占める10μm以下の小粒子澱粉の質量の百分率及び10μmより大きい大粒子澱粉の質量の百分率(%)から求めた。
参考文献 高橋ら「小麦澱粉粒径の相違によるアミログラムの変化について」澱粉工業学会誌 第5巻 第2号 20-26(1957)
(揚げ玉の作製)
50mlの遠沈管に小麦粉2gと蒸留水を入れ、均一になるまで小麦粉を分散させてバッターを作製した。不溶性画分(白粕)を添加する際は20%~70%を置換添加した。蒸留水の加水量は小麦粉に対して200%を基本とし、バッターの粘性に応じて加水率を調整した。フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、1ml用のマイクロピペットを用いてバッターをあらかじめ油中に設置している茶こしの中へ20秒間滴下した。180℃で3分間揚げた後に、3分間空中で茶こしのまま油切りをした。油切りした揚げ玉をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、余分な油を取り除き回収した。
揚げ玉の吸油率の測定は脂肪抽出装置(FOSS)を用いてソックスレー抽出法で行い、粗脂肪含量から吸油率を求めた。
市販強力粉由来の不溶性画分(白粕)の凍結乾燥物に蒸留水を添加しバッターを作製した。バッターの粘性が市販薄力粉と同等になるように加水率は300%とした。フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、1ml用のマイクロピペットを用いてバッターをあらかじめ油中に設置している茶こしの中へ20秒間滴下した。180℃で3分間揚げた後に、3分間空中で茶こしのまま油切りをした。油切りした揚げ玉をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、余分な油を取り除き回収した。
揚げ玉の吸油率の測定は脂肪抽出装置(FOSS)を用いてソックスレー抽出法で行い、粗脂肪含量から吸油率を求めた。
(揚げ餃子の皮の作製)
市販餃子の皮(餃子の皮 なま、セブンプレミアム)1枚6gの表面(両面)に「ゆめちから」由来の不溶性画分1g(白粕、水分78.4%)及びこの不溶性画分に「ゆめちから」の小麦粉を25%混合したペースト1g(白粕43%添加(乾物換算))をそれぞれ均一に薄く塗布し、30分間静置した。フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、あらかじめ油中に設置している金網へ餃子の皮3枚を入れ、2.5分間揚げた後に、3分間空中で金網のまま油切りをした。油切りした餃子の皮をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、裏返しにしてさらに15分間放置して余分な油を取り除き回収した。
揚げ餃子の皮の吸油率の測定は脂肪抽出装置(FOSS)を用いてソックスレー抽出法で行い、粗脂肪含量から吸油率を求めた。
(餃子の皮の作製)
揚げ餃子の皮を作製するための麺帯の配合を下表に示した。小麦粉50g(強力粉25g、薄力粉25g)、食塩0.75gとし、加水は配合によって吸水状態、生地形成を確認しながら最適な量とした。下表に配合を示す。小麦粉には強力粉(カメリヤ、日清製粉)及び薄力粉(フラワー、日清製粉)を等量ブレンドしたものを用い(タンパク質含量10%)、不溶性画分(白粕に相当)は「ゆめちから」3等粉由来のものを用い、凍結解凍及び凍結乾燥のものを材料に置換添加した。不溶性画分(赤粕)は「みのりのちから」3等粉由来のものを用い、凍結解凍の状態で材料に置換添加した。食塩は塩事業センターの精製塩を使用した。
フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、あらかじめ油中に設置している金網へ餃子の皮を一組分同時に入れ、油中に沈めた状態で3.5分間揚げた後に、3分間空中で金網のまま油切りをした。油切りした餃子の皮をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、裏返しにしてさらに15分間放置して余分な油を取り除き回収した。
揚げ餃子の皮の吸油率の測定は脂肪抽出装置(FOSS)を用いてソックスレー抽出法で行い、粗脂肪含量から吸油率を求めた。
(揚げ餃子の皮の作製)
実施例8と同じ小麦粉の配合で作製した麺帯から調製した餃子の皮に対し、同じ小麦粉の配合の麺帯を内層に、不溶性画分を置換添加した配合で作製した麺帯を外層に用いた3層構造の麺帯から調整した餃子の皮の吸油性を比較した。揚げ餃子の皮を作製するための麺帯の配合を下表に示した。小麦粉による麺帯の配合は、小麦粉50g(強力粉25g、薄力粉25g)、食塩0.75gとし、加水は配合によって吸水状態、生地形成を確認しながら最適な量とした。小麦粉には強力粉(カメリヤ、日清製粉)及び薄力粉(フラワー、日清製粉)を等量ブレンドしたものを用いた(タンパク質含量10%)。不溶性画分(凍結乾燥、白粕に相当)は「ゆめちから」3等粉由来のものを用い、小麦粉に対し20%及び30%置換添加した。ベースとなる小麦粉には強力粉と薄力粉を等量ブレンドしたものと超強力粉(ゆめちから100、江別製粉)を用いた。超強力粉のタンパク質含量は13.5%であるため、不溶性画分20%、30%の置換添加した際に減少するタンパク質含量(グルテン形成能)を補い、生地のタンパク質含量を比較の小麦粉に近似した10%前後に調製するために使用した。食塩は塩事業センターの精製塩を使用した。
フライヤーに2.6Lのサラダオイル(日清オイリオ社製)を入れ、180℃に調温し、あらかじめ油中に設置している金網へ餃子の皮を一組分同時に入れ、油中に沈めた状態で3.5分間揚げた後に、3分間空中で金網のまま油切りをした。油切りした餃子の皮をキムタオル上に均一に広げ、15分間放置し、裏返しにしてさらに15分間放置して余分な油を取り除き回収した。
揚げ餃子の皮の吸油率の測定は脂肪抽出装置(FOSS)を用いてソックスレー抽出法で行い、粗脂肪含量から吸油率を求めた。
本発明は、グルテン及び小麦澱粉の工業生産において副生する、ほとんど利用されていない不溶性画分を有効利用するものであり、グルテン及び小麦澱粉の製造においてもメリットがある。
本発明により、良食感、良外観、及び低吸油性のパン粉が製造でき、パン粉、及びフライ食品の製造において有用である。また、フライ食品を製造する際に、油の消費が減らせるメリットがある。
Claims (12)
- 穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む、穀粉を含む食品の吸油を抑制するために用いられる、食品素材。
- 乾物換算で3.0%以上のアラビノキシランを含む、請求項1に記載の食品素材。
- 硬質小麦由来である、請求項1又は2に記載の食品素材。
- 下記を原材料として含む、食品:
穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材、及び穀粉。 - 原材料に穀粉を含む流動性がない生地を用いて製造される食品に対し、原材料の穀粉に対する穀粉から分離した食品素材の置換割合が1~40%であり、水分調整により流動性がない生地に調製して製造される、請求項4に記載の食品。
- 原材料に穀粉を含む流動性がある生地を用いて製造される食品に対し、原材料の穀粉に対する穀粉から分離した食品素材の置換割合が5%以上であり、水分調整により流動性がある生地に調製して製造される、請求項4に記載の食品。
- 請求項5及び請求項6に記載の生地で被覆して製造される、食品。
- パンを細断したもの又はパン粉である、請求項4又は5に記載の食品。
- 請求項8に記載のパンを細断したもの又はパン粉を使用した、食品。
- 下記の工程を含む、穀粉を含む食品の製造方法:
(1) 穀物由来であり、穀粉から分離した細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を含む食品素材を準備し、
(2) 食品素材と穀粉を混合し、
(3) 混合物を油を用いて調理する。 - 細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を有効成分として含む、吸油抑制剤。
- 穀粉を含む食品の吸油を抑制する方法であって、
細胞壁断片に澱粉が結合している複合体を、穀粉に混合する工程を含む、方法。
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