JP2022061737A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装体を覆うフィルムなどの副資材を使用しないことで、その分、包材コストが上がらず、また、その副資材の分の設備スペースを必要とせず、設備コストが上がらないともに、店頭展示時などにおいて、一旦開封されたか否かが一目で判別できる包装体を提供する。【解決手段】箱体と蓋体とからなり、箱体は、正面板と背面板と左右側面板と底面板とからなり上面に開口部を有し、蓋体は、背面板の上辺部に折り目を介して連接され、開口部を覆う天面板と、天面板の前辺部に折り目を介して連接される前垂れ板部を有し、正面板に切り取り線が設けられることで分離領域を有し、閉封状態において、分離領域の一部が前垂れ板部からはみ出るように、正面板と前垂れ板部とが分離領域の一部を含んだ領域で貼着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された包装体に関する。
従来、前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された包装体において、改ざん防止効果のある包装体が存在する。
例えば、特許文献1には、タングリッドボックス(前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された内装箱)がフィルムシートにより包み込まれる旨が記載されている。開封時に接着されたフィルムシートを外すとフィルム切れなどを起こすことで開封状態である痕跡が残され、改ざん防止効果が発揮され得る。
また、特許文献2には、タングリッド型パック(前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された包装体)のタングリッドとボックスの間で、ボックスの前壁と側壁との間の角に、タングリッドとボックスを分離可能に接続された切り取り線が設けられている旨が記載されている。開封時にこの切り取り線によりタングリッドをボックスから切り取ると、切り取り線がボックスに破断線として残るため、この破断線が開封状態である痕跡となり、改ざん防止効果が発揮され得る。
特許第3131405号公報 特許第4242843号公報
上記特許文献1においては、前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された内装箱自体には改ざん防止機能がなく、その内装箱をフィルムシートにより包み込むことにより、バージン性を担保しているが、内装箱に使用する例えば紙などの部材以外に、フィルム部材も必要とするため、その分包材コストが上がる。また、フィルム包装機やフィルムトンネルが必要であるため、その分、設備スペースを要する、設備コストが上がる、などの問題がある。
特許文献2においては、前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された包装体自体に改ざん防止機能があるが、開封状態の痕跡は包装体の側面でかつ破断線であるため、店頭展示時などにおいて、一旦開封されたか否かが一目で判別しにくい。
そこで、本発明は、包装体を覆うフィルムなどの副資材を使用しないことで、その分、包材コストが上がらず、また、その副資材の分の設備スペースを必要とせず、設備コストが上がらないともに、店頭展示時などにおいて、一旦開封されたか否かが一目で判別できる包装体を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、箱体と蓋体とからなり、前記箱体は、正面板と背面板と左右側面板と底面板とからなり上面に開口部を有し、前記蓋体は、前記背面板の上辺部に折り目を介して連接され、前記開口部を覆う天面板と、前記天面板の前辺部に折り目を介して連接される前垂れ板部を有し、前記正面板に切り取り線が設けられることで分離領域を有し、閉封状態において、前記分離領域の一部が前記前垂れ板部からはみ出るように、前記正面板と前記前垂れ板部とが分離領域の一部を含んだ領域で貼着されている、ことを特徴
とする包装体である。
請求項2に記載の発明は、前記正面板と前記前垂れ板部とは、前記分離領域内で切り取り線に被らない部分のみにより貼着されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装体である。
請求項3に記載の発明は、前記正面板に、前記前垂れ板部の下先端部を差し込み可能なスリットを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の包装体である。
請求項4に記載の発明は、前記蓋体は、蓋左側面形成部と蓋右側面形成部を有し、前記蓋左側面形成部は、前記天面板の左辺部に折り目を介して連接される蓋左側面第1貼着片と、前記蓋左側面第1貼着片の上辺部に折り目を介して連接される蓋左側面第2貼着片を有し、前記蓋右側面形成部は、前記天面板の右辺部に折り目を介して連接される蓋右側面第1貼着片と、前記蓋右側面第1貼着片の上辺部に折り目を介して連接される蓋右側面第2貼着片を有し、前記蓋左側面第1貼着片の上辺部と前記左側面板の前辺部とを合わせるようにして、前記蓋左側面第1貼着片と前記左側面板、および、前記蓋左側面第2貼着片と前記正面板とがそれぞれ貼着され、前記蓋右側面第1貼着片の上辺部と前記右側面板の前辺部とを合わせるようにして、前記蓋右側面第1貼着片と前記右側面板、および、前記蓋右側面第2貼着片と前記正面板とがそれぞれ貼着されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の包装体である。
請求項5に記載の発明は、前記正面板の上辺部に折り目を介して連接される開封補助片を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の包装体である。
本発明の包装体は、初めて開封する時に蓋体を箱体から持ち上げると同時に分離領域が箱体の正面板から分離されることで、一旦開封した際の痕跡を残す構造であり、包装体自体に改ざん防止機能を持たせることが可能となる。よって、包装体を覆うフィルムなどの副資材を使用しないことで、その分、包材コストが上がらない。また、上記フィルムなどの副資材の分の設備スペースを必要とせず、設備コストが上がらない。
また、上記改ざん防止効果を発揮する分離領域は、閉封状態において、店頭展示時などで目立つ正面板に前垂れ板部から一部がはみ出た状態で設けられており、一旦開封した際の痕跡が目立つため、一旦開封されたか否かが一目で判別できる。
一実施形態に係る包装体を閉封した状態の斜視図である。 一実施形態に係る包装体に開封した状態の斜視図である。 一実施形態に係る包装体のブランクの一例である。
以下、必要に応じて図面を参照して、本発明の実施形態の例について説明する。
図1は、一実施形態に係る包装体100を閉封した状態の斜視図である。図2は、一実施形態に係る包装体100を開封した状態の斜視図である。図3は、一実施形態に係る包装体100のブランク200の一例である。
図1、2に示されるように、一実施形態に係る包装体100は、箱体20と蓋体10とからなる。箱体20は図2に示されるように上面に開口部21を有し、蓋体10は、箱体20に連接され、その開口部21を覆う天面板12と、天面板12の前辺部に連接される
前垂れ板部11を有する。開封時は前垂れ板部11を箱体20から持ち上げた後に、天面板12を箱体20に連接されたまま開口部21から離すことで開口され、内容物を取り出すことが可能で、かつ再封できる包装体100である。包装体100に収納される内容物(図示せず)は、例えば、菓子、チーズなどの食品や医薬品などである。本発明の包装体100は、後述するように、改ざん防止効果を発揮する箱体20の分離領域24と蓋体10とをホットメルト接着剤により圧着するため、内容物は、包装体100内寸に対するクリアランスが少なくなる物であることが好ましい。包装体100内寸に対するクリアランスが多い場合、包装体100を構成する紙が逃げて圧着することができないためである。
一実施形態に係る包装体100の具体的構造を図3で示されるブランク200の一例も用いて以下に説明する。図3で示されるブランク200は、内容物と反対側の外面を上に向けた状態である。
一実施形態に係る包装体100のブランク200の材料は、紙である。箱体20は、正面板22と背面板28と左右側面板29、30と底面板40とからなる。左側面板29は正面板22の左辺部と背面板28の左辺部のそれぞれの折り目d、cを介して連接され、右側面板30は背面板28の右辺部の折り目bを介して連接されている。右側面板30の前辺部に折り目aを介して側面板貼着片31を有する。
底面板40は、正面板22の下辺部に折り目hを介して連接される正面下フラップ41と、背面板28の下辺部に折り目fを介して連接される背面下フラップ42と、左側面板29の下辺部に折り目gを介して連接される左側面下フラップ43と、右側面板30の下辺部に折り目eを介して連接される右側面下フラップ44とからなる。
蓋体10は、背面板28の上辺部に折り目iを介して連接される天面板12と、天面板12の前辺部に折り目kを介して連接される前垂れ板部11と、天面板12の左辺部に折り目lを介して連接される蓋左側面形成部13と、天面板12の右辺部に折り目mを介して連接される蓋右側面形成部14を有する。前垂れ板部11は、図1に示されるように下辺部が下側円弧状(図3のブランク200では上側円弧状)となっており、再封した際にその下先端部は後述する正面板22のスリット27に差し込み可能となる。前垂れ板部11の下辺部の形状は、再封した際にその下先端部が後述する正面板22のスリット27に差し込み可能であれば、下側円弧状に限られない。
蓋左側面形成部13は、天面板12の左辺部に折り目lを介して連接される蓋左側面第1貼着片13Aと、蓋左側面第1貼着片13Aの上辺部に折り目nを介して連接される蓋左側面第2貼着片13Bを有する。蓋右側面形成部14は、天面板12の右辺部に折り目mを介して連接される蓋右側面第1貼着片14Aと、蓋右側面第1貼着片14Aの上辺部に折り目oを介して連接される蓋右側面第2貼着片14Bを有する。
正面板22は、切り取り線23が設けられることで分離領域24を有する。この分離領域24は、図1に示されるように、閉封状態において、前垂れ板部11から一部はみ出るように分離領域24の一部を含んだ領域で前垂れ板部11と貼着されている。一旦開封すると、図2に示されるように、前垂れ板部11に分離領域24が貼着された状態で分離領域24は切り取り線23により切り取られることで一旦開封した際の痕跡となる。分離領域24は、例えば2つ設けられており、その間の下部に、前垂れ板部11の下先端部を差し込み可能な、上側円弧状のスリット27を有する。第一実施形態に係る包装体100の分離領域24は2つ設けられているが、閉封時に前垂れ板部11から一部はみ出た状態で前垂れ板部11と貼着されていれば1つでも、また3つ以上でもよい。この分離領域24は第一実施形態に係る包装体100のように、スリット27の中心に対して左右対称に設けられていることで、例えば店頭展示時などに一旦開封した際の痕跡がより目立つととも
に外観がよい。なお、図3においては、前垂れ板部11の下先端部をより差し込みやすくするために、上側円弧状のスリット27の中心から上側に縦直線状の短いスリット27が設けられている。ここで、閉封時または閉封状態とは、封を一度も開けずに完全に封がされている状態である。
切り取り線23は、分離領域24を容易に分離できるようにするために、例えば不連続な切れ目で構成されている。図2や3で示されるように、その分離がより確実にスムーズに進むようにするために、切り取り線23の縦線部分は切れ目それぞれの上側が分離領域24の外側上向き斜めの切れ目とする。また、切り取り線23の上部横線部分の一部にもカットされていない部分を有する。切り取り線23は、カット部分の寸法がカットされていない部分に比べて十分に長く形成されている。
また、図2や3に示されるように、正面板22の上辺部に折り目jを介して連接される開封補助片26を有する。包装体100への組み立て時に、開封補助片26は正面板22との間の折り目jを谷折りに折り曲げられ、再封後に蓋体10を持ち上げて再度開ける際に、この開封補助片26がバネのような役割を持ち、前垂れ板部11が正面板22から離れやすく、開けやすくなる。
図3に示されるブランク200を包装体100に組み立てる方法の一例を以下に説明する。
例えば、側面板貼着片31、右側面板30、背面板28、左側面板29、正面板22のそれぞれの間の折り目a、b、c、d、蓋左側面第1貼着片13Aと蓋左側面第2貼着片13Bの間の折り目n、および蓋右側面第1貼着片14Aと蓋右側面第2貼着片14Bの間の折り目oをそれぞれ山折りに折り曲げる。正面板22と開封補助片26の間の折り目jは谷折りに折り曲げる。蓋左側面第1貼着片13Aの上辺部と左側面板29の前辺部とを合わせるようにして、蓋左側面第1貼着片13Aと左側面板29、および、蓋左側面第2貼着片13Bと正面板22とをそれぞれ貼着する。蓋右側面第1貼着片14Aの上辺部と右側面板30の前辺部とを合わせるようにして、蓋右側面第1貼着片14Aと右側面板30、および、蓋右側面第2貼着片14Bと正面板22とをそれぞれ貼着する。側面板貼着片31の外面を正面板22の右端内面に貼着する。
正面板22と左側面板29とに貼着された上記蓋左側面形成部13、および、正面板22と右側面板30とに貼着された上記蓋右側面形成部14により、正面板22が補強されるため、初めて開封する時に前垂れ板部11を持ち上げた際に正面板22全体が前垂れ板部11に引っ張られて、貼着された前垂れ板部11と正面板22の分離領域24とが剥がれることを防ぐことが可能となる。よって、始めて開封する時に前垂れ板部11を持ち上げた際に、前垂れ板部11と正面板22の分離領域24との間の貼着を維持した状態で切り取り線23に沿って分離領域24を切り取ることができる。
左側面下フラップ43と左側面板29の間の折り目gおよび右側面下フラップ44と右側面板30の間の折り目eをそれぞれ山折りに折り曲げた後、背面下フラップ42と背面板28の間の折り目fを山折りに折り曲げ、正面下フラップ41と正面板22の間の折り目hを山折りに折り曲げて、背面下フラップ42の外面に正面下フラップ41の内面を貼着することで、底面板40が形成される。
下記の天面板12と前垂れ板部11とからなる蓋体10で箱体20を閉じる前に、開口部21より内容部が充填される。
天面板12と背面板28の間の折り目iおよび天面板12と前垂れ板部11の間の折り
目kをそれぞれ山折りに折り曲げ、天面板12で開口部21を覆い、正面板22と前垂れ板部11とを貼着する。この閉封状態において、分離領域24の一部が前垂れ板部11からはみ出るように、正面板22と前垂れ板部11とが分離領域24の一部を含んだ領域で貼着されている。正面板22と前垂れ板部11との貼着は、初めて開封した際に剥がれて分離領域24が分離されず改ざん防止効果が発揮されない状態にならないように、ホットメルト接着剤により圧着されることが好ましい。
正面板22と前垂れ板部11とは、分離領域24内で切り取り線23に被らない部分のみにより貼着されていることが好ましい。図3においては、例えば、正面板22と前垂れ板部11とは、正面板22と前垂れ板部11との貼着部50のみにより貼着されている。このように正面板22と前垂れ板部11とを貼着することで、包装体100を初めて開封した際に、正面板22の分離領域24のみが前垂れ板部11に貼着された状態で切り取り線23によって切り取られて分離領域24が正面板22から分離される。内容物の一部を取り出した後、正面板22は分離領域24以外の部分は切り取られずに残っているため、取り出さずに残した内容物は分離領域24以外の部分で露出せずに収納された状態で再封することができ、内容物の品質保護を維持できる。また、再封後に前垂れ板部11を持ち上げて再度開けた際の外観も良い。貼着において使用される接着剤は、正面板22、前垂れ板部11、またはその両方に設けられる。
第一実施形態に係る包装体100の開封方法および再封方法について以下に説明する。
包装体100を初めて開封する際は、前垂れ板部11の下先端部をつまんで持ち上げると、図2に示されるように、正面板22の分離領域24のみが前垂れ板部11に貼着された状態で切り取り線23によって切り取られて分離領域24が正面板22から分離される。分離領域24が正面板22から分離されることで正面板22に孔25が開き、一旦開封したことを容易に確認することができる。また、正面板22から切り取られた分離領域24が前垂れ板部11の下端からはみ出ていることにより、店頭展示時などにおいては、一旦開封した際の痕跡が目立つため、一旦開封されたか否かが一目で判別できる。よって、店頭展示時などで悪意に包装体100が開封された場合に、その開封有無がより判断し易く、改ざん防止効果が発揮される。
このように、包装体100自体に改ざん防止機能を持たせることが可能となる。よって、改ざん防止のために包装体100を覆うフィルムなどの副資材を使用しないことで、その分、包材コストが上がらない。また、上記フィルムなどの副資材の分の設備スペースを必要とせず、設備コストが上がらない。なお、本発明の包装体100は、前垂れ板部を有する蓋体が箱体に連接された既存の包装体の構造の微修正とホットメルト接着剤を塗布する位置のみ変更すれば製造することができるため、その意味でも新規設備導入を必要とせず、既存設備の改造で対応可能である。
分離領域24が前垂れ板部11に貼着された状態で前垂れ板部11が正面板22から持ち上げられた後、蓋左側面第1貼着片13Aと左側面板29、および、蓋左側面第2貼着片13Bと正面板22とがそれぞれ貼着されたまま、天面板12と蓋左側面形成部13の間の折り目lの部分で、天面板12と蓋左側面形成部13とが分断される。また、蓋右側面第1貼着片14Aと右側面板30、および、蓋右側面第2貼着片14Bと正面板22とがそれぞれ貼着されたまま、天面板12と蓋右側面形成部14の間の折り目mの部分で、天面板12と蓋右側面形成部14とが分断される。天面板12が開口部21から離れて開口され、内容物を取り出すことができる。内容物の一部を取り出した後、残りの内容物を収納させたまま再封する場合は、前垂れ板部11を正面板22の方に下げることにより天面板12で開口部21が再び覆われ、前垂れ板部11の下先端部を正面板22のスリット27に差し込んで再封する。
再封後に再び開ける際は、前垂れ板部11の下先端部を正面板22のスリット27から抜き出して、前垂れ板部11を正面板22から持ち上げる。この時、正面板22の上辺部に谷折りの折り目jを介して連接される開封補助片26がバネのような役割を持ち、前垂れ板部11が正面板22から離れやすく、開けやすくなる。前垂れ板部11を正面板22から持ち上げた後、天面板12が開口部21から離れて開口され、残りの内容物を取り出すことができる。
以上の通り、本発明の包装体は、初めて開封する時に蓋体を箱体から持ち上げると同時に分離領域が箱体の正面板から分離されることで、一旦開封した際の痕跡を残す構造であり、包装体自体に改ざん防止機能を持たせることが可能となる。よって、包装体を覆うフィルムなどの副資材を使用しないことで、その分、包材コストが上がらない。また、上記フィルムなどの副資材の分の設備スペースを必要とせず、設備コストが上がらない。
また、上記改ざん防止効果を発揮する分離領域は、閉封状態において、店頭展示時などで目立つ正面板に前垂れ板部から一部がはみ出た状態で設けられており、一旦開封した際の痕跡が目立つため、一旦開封されたか否かが一目で判別できる。
10・・・蓋体
11・・・前垂れ板部
12・・・天面板
13・・・蓋左側面形成部
13A・・・蓋左側面第1貼着片
13B・・・蓋左側面第2貼着片
14・・・蓋右側面形成部
14A・・・蓋右側面第1貼着片
14B・・・蓋右側面第2貼着片
20・・・箱体
21・・・開口部
22・・・正面板
23・・・切り取り線
24・・・分離領域
25・・・孔
26・・・開封補助片
27・・・スリット
28・・・背面板
29・・・左側面板
30・・・右側面板
31・・・側面板貼着片
40・・・底面板
41・・・正面下フラップ
42・・・背面下フラップ
43・・・左側面下フラップ
44・・・右側面下フラップ
a、b、c、d、e、f、g、h、I、j、k、l、m、n、o・・・折り目
50・・・正面板と前垂れ板部との貼着部
100・・・包装体
200・・・ブランク

Claims (5)

  1. 箱体と蓋体とからなり、
    前記箱体は、正面板と背面板と左右側面板と底面板とからなり上面に開口部を有し、
    前記蓋体は、前記背面板の上辺部に折り目を介して連接され、前記開口部を覆う天面板と、前記天面板の前辺部に折り目を介して連接される前垂れ板部を有し、
    前記正面板に切り取り線が設けられることで分離領域を有し、閉封状態において、前記分離領域の一部が前記前垂れ板部からはみ出るように、前記正面板と前記前垂れ板部とが分離領域の一部を含んだ領域で貼着されている、ことを特徴とする包装体。
  2. 前記正面板と前記前垂れ板部とは、前記分離領域内で切り取り線に被らない部分のみにより貼着されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記正面板に、前記前垂れ板部の下先端部を差し込み可能なスリットを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記蓋体は、蓋左側面形成部と蓋右側面形成部を有し、
    前記蓋左側面形成部は、前記天面板の左辺部に折り目を介して連接される蓋左側面第1貼着片と、前記蓋左側面第1貼着片の上辺部に折り目を介して連接される蓋左側面第2貼着片を有し、
    前記蓋右側面形成部は、前記天面板の右辺部に折り目を介して連接される蓋右側面第1貼着片と、前記蓋右側面第1貼着片の上辺部に折り目を介して連接される蓋右側面第2貼着片を有し、
    前記蓋左側面第1貼着片の上辺部と前記左側面板の前辺部とを合わせるようにして、前記蓋左側面第1貼着片と前記左側面板、および、前記蓋左側面第2貼着片と前記正面板とがそれぞれ貼着され、
    前記蓋右側面第1貼着片の上辺部と前記右側面板の前辺部とを合わせるようにして、前記蓋右側面第1貼着片と前記右側面板、および、前記蓋右側面第2貼着片と前記正面板とがそれぞれ貼着されていることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれかに記載の包装体。
  5. 前記正面板の上辺部に折り目を介して連接される開封補助片を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の包装体。
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