JP2022061573A - ネットワークシステム、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新サーバと通信するように設定変更されたクライアント端末と、旧サーバとの通信を可能にする。【解決手段】ネットワークシステム14は、非運用サーバ12のアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバ11のアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信する第1ネットワーク装置141と、当該パケットを迂回経路と直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う第2ネットワーク装置142と、迂回経路において、クライアント端末13が送信したパケットの宛先情報を運用サーバ11のアドレス情報に変換し、運用サーバ11が送信したパケットの送信元情報を非運用サーバ12のアドレス情報に変換する第3ネットワーク装置143と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明はネットワークシステム、通信システム、及び通信方法に関する。
クライアント端末の数が多い場合、サーバの入れ替えに伴う設定変更に時間を要する場合がある。このような場合、通信システム内には、設定変更後のクライアント端末と、設定変更前のクライアント端末の両方が存在することとなる。設定変更前のクライアント端末は、古いサーバ(以下、旧サーバと称する)と通信することができるが、設定変更後のクライアント端末は、旧サーバと通信することができない。したがって、設定変更後のクライアント端末は、新しいサーバ(以下、新サーバと称する)の運用が開始されるまで、サーバと通信することができない状態となる。
尚、特許文献1は、アプリケーションの更新管理を行う更新管理システムに関する技術を開示している。不具合が発生した場合には、旧サーバへの切り戻しが実行される。
国際公開第2015/146355号
上記のように、新サーバと通信するように設定変更を行ったクライアント端末は、新サーバの運用が開始するまで旧サーバと通信することができないという問題があった。
本開示は、このような問題を解決するためになされたたものである。すなわち、新サーバと通信するように設定変更されたクライアント端末と、旧サーバとの通信を可能にするネットワークシステム、通信システム、及び通信方法を提供することを目的とする。
本開示にかかるネットワークシステムは、クライアント端末が送信したパケットを中継する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信する第1のネットワーク装置と、
前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、当該パケットを前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う第2のネットワーク装置と、
前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する第3のネットワーク装置と、を備える。
本開示にかかる通信システムは、
運用サーバと、
クライアント端末と、
ネットワークシステムと、
を備え、
前記ネットワークシステムは、
前記クライアント端末が送信したパケットを転送する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、前記運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信する第1のネットワーク装置と、
前記運用サーバが送信したパケットを転送する際、当該パケットを前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う第2のネットワーク装置と、
前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する第3のネットワーク装置と、を備える、ものである。
本開示にかかる通信方法は、
クライアント端末が送信したパケットを転送する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信し、
前記運用サーバが送信したパケットを転送する際、前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行い、
前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する、ものである。
本開示によると、新サーバと通信するように設定変更されたクライアント端末と、旧サーバとの通信を可能にするネットワークシステム、通信システム、及び通信方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施形態1にかかる通信システム1の構成を示すブロック図である。通信システム1は、運用サーバ11と、非運用サーバ12と、クライアント端末13と、ネットワークシステム14とを備えている。
運用サーバ11は、現在運用されているサーバであり、旧サーバとも呼ぶ。非運用サーバ12は、サーバ入れ替え後の新サーバであり、まだ運用が開始されていない。クライアント端末13は、携帯電話端末、PC(Personal Computer)等の通信端末である。複数のクライアント端末13の一部は、非運用サーバ12と通信するように設定変更が行われていない。また、複数のクライアント端末13のうちの一部は、非運用サーバ12と通信するように設定変更が行われている。
運用サーバ11と、設定変更前のクライアント端末13とは、ネットワークシステム14を介して互いに通信可能である。一方、非運用サーバ12の運用が開始されていないため、設定変更後のクライアント端末13は、非運用サーバ12と通信することはできない。後述するように、設定変更後のクライアント端末13は、ネットワークシステム14により運用サーバ11と通信することができる。
ネットワークシステム14は、第1ネットワーク装置141と、第2ネットワーク装置142と、第3ネットワーク装置143とを備えている。なお、図1のネットワークシステム14は、適宜省略されており、第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、及び第3ネットワーク装置143以外のスイッチ、ルータ等が設けられてもよい。
第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、及び第3ネットワーク装置143のそれぞれは、中継機能を有している。第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、及び第3ネットワーク装置143は、例えば、ルータであってもよく、ファイアウォールであってもよく、計算機であってもよい。また、第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、及び第3ネットワーク装置143のそれぞれは、計算機の機能として実現されていてもよく、例えば、仮想ルータであってもよい。また、第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、及び第3ネットワーク装置143のそれぞれは、複数のハードウェアの組み合わせであってもよい。
第1ネットワーク装置141と第2ネットワーク装置142とを接続する経路は、2つ存在している。第3ネットワーク装置143を経由する経路を迂回経路と呼び、第3ネットワーク装置143を経由しない経路を直接経路と呼ぶ。
第1ネットワーク装置141は、クライアント端末が送信したパケットを中継する際、非運用サーバ12のアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回しない直接経路に送信する。すなわち、第1ネットワーク装置141は、非運用サーバ12のアドレス情報を宛先情報とするパケットを、第3ネットワーク装置143に転送する。また、第1ネットワーク装置141は、運用サーバ11のアドレス情報を宛先情報とするパケットを、第2ネットワーク装置142に転送する。
第2ネットワーク装置142は、運用サーバ11が送信したパケットを中継する際、当該パケットを迂回経路と直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う。行きのパケットとは、クライアント端末13から運用サーバ11に送信されるパケットであり、戻りのパケットとは、運用サーバ11からクライアント端末13に送信されるパケットである。
ルート識別情報は、パケットが迂回経路を通るべきか否かを示す情報であり、パケットのヘッダに含まれる任意のフィールドをルート識別情報として用いることができる。第2ネットワーク装置142は、例えば、ルート識別情報が第3ネットワーク装置143により設定された所定値である場合、当該パケットを迂回経路に送信し、それ以外の場合は当該パケットを直接経路に送信してもよい。
また、第2ネットワーク装置142は、運用サーバ11が送信したパケットを迂回経路及び直接経路のいずれか一方に送信し、送信したパケットをコピーして他方に送信してもよい。すなわち、第2ネットワーク装置142は、ポートミラーリングを行うことにより、パケットを迂回経路及び直接経路の両方に送信してもよい。2つのパケットを受信したクライアント端末13は、送信元情報が正しく設定されたパケットに応答し、他方を無視する。これにより、クライアント端末13と運用サーバ11との間の通信が成立する。
また、第2ネットワーク装置142は、特定の通信の場合には、パケットを迂回経路及び直接経路の両方に送信し、それ以外の場合には、ルート識別情報に基づいてパケットを迂回経路及び直接経路のいずれか一方に送信してもよい。例えば、第2ネットワーク装置142は、サーバ側から行われる通信の場合には、パケットを迂回経路及び直接経路の両方に送信してもよい。
第3ネットワーク装置143は、迂回経路において、クライアント端末13が送信したパケットの宛先情報を、運用サーバ11のアドレス情報に変換し、運用サーバ11が送信したパケットの送信元情報を、非運用サーバ12のアドレス情報に変換する。すなわち、第3ネットワーク装置143は、NAT(Network Address Transformation)を行う装置である。
また、第3ネットワーク装置143は、クライアント端末13が送信したパケットの宛先情報を変換する際に、パケットのヘッダに含まれているルート識別情報を所定値に設定してもよい。第2ネットワーク装置142は、ルート識別情報が所定値であるか否かに応じて、戻りパケットを行きパケットと同じ経路を通るように中継することができる。
したがって、設定変更後のクライアント端末が送信したパケットは、宛先情報が変換されて、運用サーバ11に送信される。そして、運用サーバ11が設定変更後のクライアント端末に送信したパケットの少なくとも一方は、送信元情報が非運用サーバ12に変換されるため、設定変更後のクライアント端末が応答可能となる。
尚、設定変更前のクライアント端末が送信したパケットは、宛先情報が変換されない。そして、運用サーバ11が設定変更前のクラアント端末に送信したパケットの少なくとも一方は、送信元情報が変換されないため、設定変更前のクライアント端末は応答可能である。
よって、実施形態1にかかるネットワークシステム14によると、設定変更されたクライアント端末と、旧サーバとの通信が可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は実施形態1の具体例であり、プレシデンス値に基づいてパケットを直接経路及び迂回経路のいずれか一方に送信する。図2は、実施形態2にかかる通信システム1aの構成を示す構成図である。
通信システム1aは、クライアント端末13と、運用サーバ11a及び11bと、新サーバ12a及び12bと、ネットワークシステム14aとを備えている。クライアント端末13は、車両に搭載された車載端末であってもよい。運用サーバ11a及び11bの新サーバ12a及び12bへの移行が行われているが、新サーバ12a及び12bは運用が開始されていない。なお、図2では、クライアント端末の数が2台、運用サーバの数が2台、新サーバの数が2台の場合を示されているが、クライアント端末等の数はこれに限定されない。
クライアント端末13の一部(第1クライアント端末131と呼ぶ)は、新サーバ12a及び12bと通信するように設定変更されており、新サーバ12a又は12bのIPアドレス以外を送信元情報とするパケットは無視するように設定されている。また、クライアント端末13の一部(第2クライアント端末132と呼ぶ)は、まだ設定変更が行われておらず、運用サーバ11a又は11bのIPアドレス以外を送信元情報とするパケットは無視するように設定されている。第1クライアント端末131のIPアドレスは、「A1」である。第2クライアント端末132のIPアドレスは、「A2」である。運用サーバ11aのIPアドレスは、「C1」である。運用サーバ11bのIPアドレスは、「C2」である。新サーバ12aのIPアドレスは、「C3」である。新サーバ12bのIPアドレスは、「C4」である。
ネットワークシステム14aは、第1ネットワーク装置141と第2ネットワーク装置142と第3ネットワーク装置143と、L2スイッチ144とを備えている。なお、ネットワークシステム14aは、ルータ、スイッチ等をさらに備えていてもよい。ネットワークシステム14aは、運用サーバ11a及び11bが、クライアント端末13等と通信するための経路をさらに備えていてもよい。
第1ネットワーク装置141、第2ネットワーク装置142、第3ネットワーク装置のそれぞれは、例えばルータであるが、パケットの中継機能を有していればルータでなくてもよく、例えば、ファイアウォールであってもよく、仮想ルータであってもよい。第1ネットワーク装置141及び第2ネットワーク装置142は、ポリシーベースルーティングを行う機能を有しており、ポリシーに基づいてパケットを迂回経路又は直接経路に送信する。
第1ネットワーク装置141は、ポート141a、141b、及び141cを備えている。ポート141aは、第1クライアント端末131及び第2クライアント端末132が送信したパケットを受信する。ポート141aのIPアドレスは、「B1」である。ポート141bは、第2ネットワーク装置142と接続されている。ポート141bのIPアドレスは、「B2」である。ポート141cは、第3ネットワーク装置143と接続されており、IPアドレスは「B3」である。
第1ネットワーク装置141は、パケットの中継機能を有している。第1ネットワーク装置は、第1クライアント端末131が送信したパケットを、第3ネットワーク装置143に送信し、第2クライアント端末132が送信したパケットを、第2ネットワーク装置142に送信する。すなわち、第1ネットワーク装置141は、第1クライアント端末131が送信したパケットを迂回経路に送信し、第2クライアント端末が送信したパケットを直接経路に送信する。第1ネットワーク装置141は、新サーバ12a又は12bのIPアドレスを宛先情報とするパケットを、第3ネットワーク装置143に送信するように設定されていてもよい。
第2ネットワーク装置142は、ポート142a、142b、及び142cを備えている。ポート142aは、第1ネットワーク装置141と接続されており、IPアドレスは「B4」である。ポート142bは、第3ネットワーク装置143と接続されており、IPアドレスは「B5」である。ポート142cは、レイヤ2スイッチ144と接続されており、IPアドレスは「B6」である。
第2ネットワーク装置142は、パケットの中継機能を有している。第2ネットワーク装置142は、運用サーバ11a又は11bが送信したパケットを、レイヤ2スイッチ144を介して受信し、IPヘッダのToS(Type of Service)フィールドに含まれるプレシデンス値が、例えば、「7」になっているか否かを判定する。そして、第2ネットワーク装置142は、プレシデンス値が「7」のパケットは、第3ネットワーク装置143に送信し、それ以外のパケットは第1ネットワーク装置141に送信する。したがって、プレシデンス値が「7」のパケットは迂回経路に送信され、それ以外のパケットは直接径路に送信される。尚、第2ネットワーク装置142は、レイヤ3スイッチであってもよい。
プレシデンス値は、後述するように、第3ネットワーク装置143によって「7」に設定される。なお、第2ネットワーク装置142は、プレシデンス値以外の識別情報を用いてパケットの振り分けを行ってもよい。パケットの振り分けには、識別情報を用いた任意の判定条件が用いられてよい。
第3ネットワーク装置143は、ポート143a及び143bを備えている。ポート143aは、第1ネットワーク装置141と接続されており、IPアドレスは「B7」である。ポート143bは、第3ネットワーク装置143と接続されており、IPアドレスは「B8」である。
第3ネットワーク装置143は、第1クライアント端末131が送信したパケットの宛先情報を、運用サーバ11a又は11bのIPアドレスに変換し、パケットのヘッダに含まれているプレシデンス値を「7」に設定する。また、第3ネットワーク装置143は、運用サーバ11a又は11bが送信したパケットの送信元情報を、新サーバ12a又は12bのIPアドレスに変換する。
レイヤ2スイッチ144は、運用サーバ11a及び11bと接続されている。また、レイヤ2スイッチ144には、運用開始前の新サーバ12a及び12bが接続されていてもよい。
次に、ネットワークシステム14aの動作について説明する。まず、第1クライアント端末131が、新サーバ12aにパケットを送信した場合について説明する。送信されたパケットは、まず、第1ネットワーク装置141により第3ネットワーク装置143に送信される。次に、第3ネットワーク装置143が、パケットの宛先情報を運用サーバ11aのアドレス情報に変換し、ヘッダのプレシデンス値を「7」に設定する。そして、当該パケットは、第2ネットワーク装置142及びレイヤ2スイッチ144を経由して運用サーバ11aに送信される。
そして、運用サーバ11aが送信した応答パケットは、L2スイッチ144を介して第2ネットワーク装置142に送信される。第2ネットワーク装置142は、応答パケットのプレシデンス値が「7」となっていることから、当該応答パケットを第3ネットワーク装置143に送信する。第3ネットワーク装置143は、応答パケットの送信元情報を変換して第1ネットワーク装置141に送信する。第1ネットワーク装置141は、応答パケットを第1クライアント端末131に送信する。応答パケットの送信元情報が新サーバ12aのアドレス情報となっているため、第1クライアント端末131は、通信を行うことができる。
次に、第2クライアント端末132が、運用サーバ11aにパケットを送信した場合について説明する。送信されたパケットは、第1ネットワーク装置141により、第2ネットワーク装置142に送信され、L2スイッチ144を介して運用サーバ11aに送信される。運用サーバ11aが送信した応答パケットはプレシデンス値が書き換えられていないことから、第2ネットワーク装置142は、応答パケットを第1ネットワーク装置141に送信する。そして、第1ネットワーク装置141は、応答パケットを第2クライアント端末132に送信する。以上の動作により、第2クライアント端末132は、運用サーバ11aと通信を行うことが可能となる。
このように、ネットワークシステム14aは、第1クライアント端末131が送信したパケットの宛先情報を運用サーバのアドレス情報に変換し、運用サーバ11が送信した応答パケットの送信元情報を新サーバ12のアドレス情報に変換する。したがって、新サーバ12と通信するように設定されている第1クライアント端末131は、運用サーバ11との通信を成立させることができる。なお、第2クライアント端末132が送信したパケット、及びその応答パケットは、アドレス変換がされないため、第2クライアント端末と運用サーバとの通信に影響を与えることはない。
なお、第2ネットワーク装置142が、応答パケットを、第1ネットワーク装置141と第3ネットワーク装置143の両方に送信した場合にも通信を成立させることが可能である。このような場合、2つの応答パケットが、クライアント端末13に送信されることとなる。一方、実施形態2にかかるネットワークシステム14aは、応答パケットを1つだけ送信するため、通信量を低減できる。このことは、クライアント端末13が無線通信を行う場合に有利となる。また、これにより、クライアント端末の処理負担が低減される。
(実施形態3)
実施形態3も、実施形態2と同様に、実施形態1の具体例である。実施形態3にかかるネットワークシステム14bは、運用サーバ11が送信したパケットを、第1ネットワーク装置141と第3ネットワーク装置143の両方に送信する。
実施形態2では、クライアント端末13が通信を開始する場合について説明したが、運用サーバ11a又は11bから通信が開始される場合がある。このような通信を、サーバきっかけの通信とも呼ぶ。また、クライアント端末から開始される通信のことを、クライアントきっかけの通信とも呼ぶ。
実施形態2によると、サーバ側から通信が開始された場合、第2ネットワーク装置142は、宛先が第1クライアント端末131であるか第2クライアント端末132であるか判定することができないため、通信を成立させることができない。ネットワークシステム14bは、このような場合にも通信を成立させることが可能である。
図3は、実施形態3にかかる通信システム1b、及びネットワークシステム14bの構成を示すブロック図である。以下では、図2と異なる点を中心に説明する。第2ネットワーク装置142は、ポート142dをさらに備えている。また、第3ネットワーク装置143は、ポート143cをさらに備えている。ポート143cのIPアドレスは、「B9」である。また、後述するように、ポート143c及び141bは、仮想IPアドレスが設定されている。仮想IPアドレスは、「D1」である。
第2ネットワーク装置142は、ポート142aから送信したパケットのコピーを、ポート142dから送信するように設定されている。ここで、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)技術が使用されており、ポート141b及び143cには同一の仮想IPアドレス「D1」が設定されている。また、ポート142cは、ミラーリングを行うポートであるため、IPアドレスが設定されない。同一のパケットを送信するため、ポート141bとポート143cには同一のMAC(Media Access Control)アドレスが設定される必要がある。そのため、ネットワークシステム14bは、VRRPを使用している。
次に、ネットワークシステム14bの動作について説明する。まず、運用サーバ11aが、第1クライアント端末131にパケットを送信した場合について説明する。第2ネットワーク装置142は、当該パケットを第1ネットワーク装置141に送信し、そのコピーを第3ネットワーク装置143に送信する。第3ネットワーク装置143は、パケットの送信元情報を変換し、第1ネットワーク装置141に送信する。第1クライアント端末131は、第1ネットワーク装置141から2つのパケットを受信し、送信元情報が変換されたパケットに対して応答し、送信元情報が変換されていないパケットは無視する。したがって、運用サーバ11は、第1クライアント端末131と通信を成立させることができる。
次に、運用サーバ11aが、第2クライアント端末132にパケットを送信する場合について説明する。第2ネットワーク装置142は、当該パケットを第1ネットワーク装置141に送信し、そのコピーを第3ネットワーク装置143に送信する。第3ネットワーク装置143は、パケットの送信元情報を変換し、第1ネットワーク装置141に送信する。第2クライアント端末132は、第1ネットワーク装置141から2つのパケットを受信し、送信元情報が変換されていないパケットに対して応答し、送信元情報が変換されたパケットは無視する。したがって、運用サーバ11は、第2クライアント端末132との通信を成立させることができる。
このように、ネットワークシステム14bは、サーバ移行の際に、サーバきっかけの通信を成立させることができる。また、ネットワークシステム14bは、実施形態2と同様に、クライアントきっかけの通信を成立させることもできる。このような場合、クライアント端末13は、受信した2つのパケットのうちの一方のみに応答してもよい。
また、ネットワークシステム14bにおいて、実施形態2と同様にルート識別情報の設定が行われてもよい。このような場合、実施形態2と同様に、第2ネットワーク装置142は、プレシデンス値が所定の条件を満たす場合に、パケットを第3ネットワーク装置143に送信し、それ以外の場合にパケットを第1ネットワーク装置141に送信することとなる。
ここで、第2ネットワーク装置142は、サーバきっかけの通信の場合にはパケットのミラーリングを行い、クライアントきっかけの通信の場合にはパケットのミラーリングを行わないように動作してもよい。このような場合、クライアントきっかけの通信において、パケットが2つ送信されないことから通信量及び処理負荷を軽減できる。第2ネットワーク装置142は、例えば、サーバきっかけの通信の種類に応じて、条件付きのポートミラーリングを行うように設定されていてもよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1、1a、1b 通信システム
11、11a、11b 運用サーバ
12、12a、12b 非運用サーバ(新サーバ)
13 クライアント端末
131 第1クライアント端末
132 第2クライアント端末
14、14a、14b ネットワークシステム
141 第1ネットワーク装置
142 第2ネットワーク装置
143 第3ネットワーク装置
144 レイヤ2スイッチ
141a、141b、141c、142a、142b、142c、142d、143a、143b、143c ポート

Claims (8)

  1. クライアント端末が送信したパケットを中継する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信する第1のネットワーク装置と、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、当該パケットを前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う第2のネットワーク装置と、
    前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する第3のネットワーク装置と、
    を備えたネットワークシステム。
  2. 前記第3のネットワーク装置は、
    前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットのヘッダに含まれる前記ルート識別情報を所定値に設定し、
    前記第2のネットワーク装置は、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、前記ルート識別情報が前記所定値である場合は当該パケットを前記迂回経路に送信し、それ以外の場合は当該パケットを前記直接経路に送信する、
    請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記第2のネットワーク装置は、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、当該パケットを前記迂回経路及び前記直接経路のいずれか一方に送信し、送信したパケットをコピーして他方に送信する、
    請求項1または2のいずれかに記載のネットワークシステム。
  4. 前記第2のネットワーク装置は、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)技術を用いることにより、前記迂回経路と前記直接経路の両方に同一のパケットを送信する、
    請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 運用サーバと、
    クライアント端末と、
    ネットワークシステムと、
    を備え、
    前記ネットワークシステムは、
    前記クライアント端末が送信したパケットを転送する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、前記運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信する第1のネットワーク装置と、
    前記運用サーバが送信したパケットを転送する際、当該パケットを前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行う第2のネットワーク装置と、
    前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する第3のネットワーク装置と、を備える、
    通信システム。
  6. 前記第3のネットワーク装置は、
    前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットのヘッダに含まれる前記ルート識別情報を所定値に設定し、
    前記第2のネットワーク装置は、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、前記ルート識別情報が前記所定値である場合は当該パケットを前記迂回経路に送信し、それ以外の場合は当該パケットを前記直接経路に送信する、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. クライアント端末が送信したパケットを転送する際、非運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは迂回経路に送信し、運用サーバのアドレス情報を宛先情報とするパケットは直接経路に送信し、
    前記運用サーバが送信したパケットを転送する際、前記迂回経路と前記直接経路の両方に送信する処理、及び、当該パケットに付与されているルート識別情報に基づいて、行きのパケットと戻りのパケットの経路が同じになるように当該パケットを送信する処理の少なくともいずれか一方を行い、
    前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットの宛先情報を前記運用サーバのアドレス情報に変換し、前記運用サーバが送信したパケットの送信元情報を前記非運用サーバのアドレス情報に変換する、
    通信方法。
  8. 前記迂回経路において、前記クライアント端末が送信したパケットのヘッダに含まれる前記ルート識別情報を所定値に設定し、
    前記運用サーバが送信したパケットを中継する際、前記ルート識別情報が前記所定値である場合は当該パケットを前記迂回経路に送信し、それ以外の場合は当該パケットを前記直接経路に送信する、
    請求項7に記載の通信方法。
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